2022年11月28日10時0分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「ヒヤリハット」という言葉をご存知でしょうか。
厚生労働省兵庫労働局の資料によると、「危ないことは起こったけれど、幸い事故には至らなかった事象」を指す言葉で、危機管理において、工場などでの労働現場では強く意識されています。
Twitterでは、ごく身近で起きたヒヤリハットな体験談や教訓が拡散されており、それが実際に危険回避につながったという話があります。
ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)がご紹介します。
■子どもの「走ってくる車に触りたかった」という"謎欲求"に震える
ヒヤリとする事例の代表格に、幼い子どもの行動があります。
子どもの行動は、親から見ても謎に満ちており、予測不能。
思わず「なぜそんなことをしたがるの!? 」と言いたくなるほど、突飛な行動をとることがあります。
あるTwitterユーザーは駐車場で遭遇した子どもの「謎欲求」からヒヤリハットを体験したエピソードを投稿。
その出来事に多くの人が震えました。
駐車場で車を発進しようとしたところ、なんと見知らぬ子どもが車に向かって走り寄ってきたというのです。
ブレーキが間に合い、事なきを得ましたが、子どもに理由を聞くと「走ってくる車に触りたかったから」と。
子どものお母さんも「申し訳ない」と泣き崩れていたそうです。
この投稿には多くの反響が集まり、「育児していて『子供は死にに行く』って本当なんだなと実感する」という真に迫った声も。
また、「自分は線路の中に入ってみたかった」「感電してみたくて...」など、自分たちが子どもだった頃に持っていた「謎欲求」のエピソードも語られていました。
どれも、今生きているのが不思議と思えるほど危険な内容ばかりです。
幼児の謎欲求はマジで恐ろしいという話、「子供は死にに行く」って本当だと実感する。
■おでんの鍋からなぜか火があがる!?
ヒヤリハットの事例は、日常のちょっとした場面にも潜んでいます。
漫画で紹介されたこちらのエピソードは、非常に身近なものでした。
残り物のおでんが入ったお鍋を火にかけはじめたところ、突然、鍋底から火が大きく燃え上がりはじめたというのです。
燃えていたのは鍋ではなく「鍋敷き」。
前日の夕飯の際に使っていた鍋敷きが底に貼りついていることに気づかず、火にかけてしまったことが発火の原因でした。
幸い、火はすぐ消すことができましたが、もしもコンロから目を離していたら...
考えるだけでも恐ろしいです。
鍋敷きによる「ヒヤリハット」は結構ありがちなようで、「ちょうど一週間前にやらかした」「コルク製の鍋敷きでやらかしたことが...」などの経験談があいつぎました。
鍋に火をかけたら突然の炎上、原因は意外にも鍋の底にあった「同じことやったことある」という声も。
このように、普通の行動の中にもヒヤリハットの事例は潜んでいるものですが、実際に経験した人がTwitterに投稿することで、注意喚起につながっているのかもしれません。
【Twitterの投稿を見て危険回避につながった例】
次に紹介するのは、Twitterで拡散されていたヒヤリハット事例を読んでいたことで、危険回避につながったという話です。
「朝、これを見てなければ、僕は今日人を殺してた」
トラックドライバーのヒヤリハット話から学ぶ確認の重要性 ・・・ 漫画の内容はこうです。
あるドライバーがトラックを発進させようとしたところ、車の近くで遊ぶ子どもたちの姿がバックモニターに映っていました。
子どもに声をかけ、その場を離れさせてひと安心・・・と思いきや、車の下から謎の音が。
確認してみると、モニターに映っていた子たちとは別の子ども2人が、トラックの下に潜り込んでいたのです。
この漫画を朝に読んだというドライバーの体験が話題になりました。
休憩後にふと思い出し、冗談交じりで「ヨシッ!」と指差し確認をやってみたところ、本当に自分が運転するトラックの下に子供がいたそうです。
ドライバーはツイートで「朝、これを見てなければ僕は今日、人を殺してた・・・本当に感謝しかない、ありがとうございました」「二度と公園や広場の駐車場では休憩しない」と結んでいます。
漫画という形でエピソードをTwitterで共有し、それを読んだユーザーがいたことで、子どもたちの安全につながったのは間違いありません。
【ヒヤリハットは身近で起こると実感できる】
「まさか自分の身には起こるまい」と思ってしまいがちなヒヤリハット事象。
日常生活の中では、想像よりも多くヒヤリハットが起きているようです。
これらの体験談をTwitterで見ることで、自分ごととして危機意識を持てるようになるのかもしれません。
以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド出張版」でした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/972a46856e7681e5422e2787efb194ad9259d000
2022年11月18日17時33分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前10時半すぎ、福岡市西区吉武の県道で大型トラックの荷台から重さおよそ6トンのコンクリートが落下し、対向車線を走っていた乗用車のフロント部分に直撃しました。
警察によりますと、乗用車を運転していた60歳の女性が胸などを強く打ち、病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。
現場は片側1車線の傾斜のある急カーブで、坂を上っていたトラックがカーブを曲がっている途中で、コンクリートが落下したということです。
コンクリートは擁壁に使うL字型のもので、荷台に固定されていたかは分かっていません。
警察は、トラックの68歳の運転手から話を聞くなど、事故の原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f988d13580a42fc3b2d1221ebf5a58e89924444a
福岡市西区で11月18日、走行中のトラックの荷台から約6トンのコンクリートが落下し、対向車線を走る車に直撃しました。
同じ場所では過去に大型トレーラーなどの横転事故も起きていて、トラック協会では注意を呼びかけています。
18日に事故が起きたのは、福岡市西区吉武の、山に続く県道です。
金子カメラマン:
「車のフロント部分は大破しています」
大型トラックの荷台から重さ約6トンのコンクリートが落下し、乗用車のフロント部分に直撃しました。
警察によりますと、乗用車を運転していた60歳の女性が胸などを強く打ち、病院に搬送されましたが、命に別条はありませんでした。
今回の事故現場では、2010年にミキサー車が横転、2015年にも大型トレーラーが横転し、積み荷の砂利が散乱する事故が起きています。
21日、福岡県トラック協会に話を聞きました。
福岡県トラック協会・中嶋副会長:
「平坦な道と比較して、山道の上り下りというのは非常にカーブが多い。
カーブが多いということは、積んだ貨物が動きやすくなる。
動きやすいので、よりカーブに差し掛かったら、スピードを緩めて十分に注意するべき」
カーブが続く山道では、荷台の荷物が不安定になりやすく、チェーンなどでしっかりと固定することが重要だといいます。
さらに、車を止めて緩みなどがないか、頻繁に確認することも大切だということです。
今回の事故について警察は、コンクリートの固定状況について、道路交通法の転落等防止措置の義務違反にあたるかどうか、調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e8a11f674bf1c378dc6a16e9650b6d9018766e3
2022年11月11日16時39分にYAHOOニュース(乗りものニュース)から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
2022年11月11日(金)16時現在、圏央道内回りの八王子JCTを先頭に、青梅IC付近まで渋滞が発生しています。
一部で道路が狭くなっていることから、NEXCO中日本八王子支社がSNSで注意を呼びかけています。
八王子JCT手前のトンネルにて、上方に設置されていたJCTの案内標識にトラックの荷台の一部が接触、標識が破損してしまいました。
その撤去作業のため、車線規制が行われているのが原因です。
この前後区間はトンネルが多く、同様の標識は他にも存在。
しかし、破損したのはここだけです。
NEXCO中日本八王子支社によると、トラック側の予期せぬ事故だったといいます。
「当該のトラックは、荷台の側面全体が上方に開く“ウィングトラック”と呼ばれるものです。このウイングが何らかの原因で、走行中に開いてしまい、想定される建築限界を超えて標識に衝突しました」
標識は、走行車線側と追越車線側で分割されて一つの標識を構成していますが、破損したのは走行車線側だけです。
破損した走行車線側は撤去し、状況を確認のうえ、追越車線側は健全であれば残すといいます。
現在は鋭意、撤去作業を進めているといいますが、規制解除のめどは立っていないということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8537419f3ce2b8a867e79c0839a2224aa9b0769
2022年10月14日4時31分にYAHOOニュース(Merkmal)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【ある事業所で、半年間に3件発生】
2015年、日立物流は悩んでいた。
ある事業所において、半年間で追突事故が3件、立て続けに発生したからである。
いずれの事故においても、ドライバーは居眠りもしていなければ、脇見もしていない。
携帯電話を操作するような、ながら運転も行っていない。
もちろん、乗務前点呼において体調不良も確認されていなかった。
運送会社に限らず、タクシー会社、バス会社では、立て続けに交通事故が発生した場合、まずはドライバーへの安全教育の強化を行うことが多い。
だが、このようにドライバー自身に問題行動がなかったケースでは、安全教育を行う意味が乏しい。
どうしたら良いのか……?
悩んだ日立物流は、事故を起こしたドライバーから、さらにヒアリングをした。
すると、ひとりのドライバーは妻の闘病に悩んでおり、もうひとりのドライバーは親の介護で慢性的な精神疲労状態にあったことが分かった。
事故の原因として浮かび上がったのは、悩みごとによって運転に集中しにくい状態にあったこと、すなわち漫然運転であった。
【漫然運転の予兆を察知する難しさ】
だが、これはこれでとても悩ましい。
というのも、漫然運転を引き起こしかねないドライバーの心身の状態を、乗務前点呼において運行管理者が把握したうえで運転を控えさせることは難しいからである。
ドライバー側にしても、「今日は気持ちが落ち込んでいるので、乗務を控えさせてください」とは申告しにくいだろう。
申告されたところで、運行管理者も「それはサボりたいだけじゃないの……?」と思うかもしれない。
ドライバーに限らず、全ての働く人々は、バイオリズムの変化によって「今日は仕事に集中できていないな」と感じた経験があると思う。
多少気持ちが沈んだ程度ではなく、事故を起こしかねない状態、すなわち漫然運転をしてしまうほどバイオリズムが低下した状態を検知する仕組みはないのだろうか。
【AIドラレコで、安全な運転技能を習得】
一見、普通のドライブレコーダー(ドラレコ)と近しい姿をしたMobility Technologies社の「DRIVE CHART」。
だが、車両運行中の車外の映像を記録するだけの従来型ドラレコとは、根本的に異なった機能を備えている。
車内外のカメラで撮影したドライバーの行動、クルマの挙動を検証し、運転の3要素(認知・判断・操作)のうち、とりわけ認知と判断に対するドライバーの悪癖を指摘する役目を担うのだ。
・加速度センサーなどにより、急発進、急後退、急ブレーキ、急ハンドル、制限速度超過などの不適切な運転を検知
・GPSと連動、車両の位置情報をリアルタイムに把握することで、一時停止標識のある交差点で一時停止を行わなかった事象を検知
・車外向きカメラで撮影した画像を解析し、前車との車間距離不足を検知
・車内向きカメラで撮影した画像を解析し、ドライバーの脇見を検知
【AI導入により事故件数が3分の1に】
前回の記事「運転中のドライバーを襲う『意識不明の事故』 プロドライバーさえ防げない悲劇、その根本原因とは何か?」(2022年10月2日配信)で紹介したとおり、交通事故の9割近くは、認知と判断の誤りによって発生する。
この「誤り」というのは、交通事故が起こったタイミングでたまたま誤ってしまったというケースもあるだろうが、大半はドライバー自身が普段から行っている悪癖に起因するケースが多いだろう。
例えば、交通事故発生時における違反件数2位の「脇見運転」(13%)による交通事故を起こしてしまったドライバーは、普段から注意力が散漫で脇見運転を行っている可能性が高い。
「DRIVE CHART」は、このような認知と判断に関係するドライバーの悪癖を指摘することで、正しい運転技術を身に付けることを促す。
その効果はすさまじい。
例えば、冷凍冷蔵輸送を生業とし、約40台のトラックを抱える運送会社 低温(奈良県)では、「DRIVE CHART」を導入後、事故発生件数を3分の1まで減少させ、保険料を約600万円削減することができたという。
【心身不調で鈍る「認知」「判断」の制度】
安全な運転を目指す上で厄介なのは、運転の3要素における「認知」「判断」の精度が、その時々によって変化することだ。
筆者(坂田良平、物流ジャーナリスト)の場合、疲れてくると無意識のうちに車間距離を長くする癖がある。
無意識のうちに心身の疲れを察知し、車間距離を調整するように習慣づいており、逆に車間距離を長くとっていることに気が付き、「ああ、疲れているんだな……」と思うこともある。
これは、トラックドライバーだった頃、先輩ドライバーから「帰り道、特に長距離輸送の帰路は、疲れて反応速度が遅くなっているから、いつもよりも車間距離を長く取れ」と口酸っぱく言われた名残だと思う。
実際、これで交通事故を免れたこともある。
【漫然運転を行う心身の状態を検知】
現在では、一部の乗用車、商用車にエマージェンシー・アシスト・ストップという仕組みが導入され始めている。
これは、ステアリングが保持されていない状態を検知すると、警報を発したうえで、走行中の車線で自動的に車両を停止させる仕組みである。
だがこれは、ドライバーの体調急変が発生した後で被害を最小限に抑える仕組みであって、こういった不測の事態を事前に察知する仕組みではない。
「漫然運転を引き起こしかねないようなドライバーの心身の状態を検知することが、乗務前にできれば、交通事故を未然に防ぐことができるのではないか?」と考え、仕組み化したのが、日立物流が日立製作所や理化学研究所などと産官学連携で開発した「SSCV-Safety」である。
冒頭のエピソードをきっかけに、日立物流は、自社、グループ会社らのドライバーの協力を得て、運転中の体調と事故リスクの相関性を研究した。
2019年から2020年にかけて、4000人のデータを収集し、分析したことで、ヒヤリハット事象を起こしてしまうようなドライバーの心身の不調を、乗務前に検知する仕組みを作り上げた。
・乗務前には、体温、血中酸素濃度、血圧、自律神経を測定することで、ドライバーの体調や疲労度を把握して事故リスクを事前に予測
・運転中は、自動でヒヤリハット事象を検知・通知するクラウド型ドラレコと、ウェアラブル脈拍センサーによって、ドライバーの疲労状態を検知
日立物流グループでは、「SSCV-Safety」の実装によって、ヒヤリハット事象を94%減少させることができたという。
【交通事故は、被害者も加害者も不幸に】
前話でご紹介した、はとバスドライバーによる死亡事故(2019年12月発生。体調不良のドライバーがハイヤーに追突し、ハイヤーのドライバーが死亡)は、2022年3月、嫌疑不十分で不起訴となった。
当時、私はある大手メディアから、本事故に関する見解を求められた。
大手メディアの記者は、はとバスドライバー本人に取材を行っており、その様子を教えてくれた。
「御本人はすごくマジメな方で、今回の事故のことを深く悔いていらっしゃいます」
当時の報道でも、当人のマジメな人柄がいくつも報道されていた。
そのマジメさゆえに、多少の体調不良程度では、会社に「休ませてほしい」と報告しづらかったのかもしれない。
ことさら日本では、「しんどい」「きつい」というアラートを発することが、周囲から怠惰の証と見られてしまう傾向が高い。
だが、職業ドライバーにおいて、「しんどい」「きつい」を抱えたまま運転業務に従事することは、最悪、人の命を奪うリスクをはらんでいる。
ハイヤードライバーの命は元に戻らないし、ご遺族の心の傷は消えない。
今回紹介したような、「しんどい」「きつい」に対し、科学的な裏付けを持たせることができるソリューションが、より発展、普及することで、ひとつでも多くの悲劇を回避することができるようになることを願いたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/99e1e00aa1b6b0cb67d27998ad4b69e32fd5cf80
2022年10月9日23時30分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高速道路で爆発する車。
3連休中日のきょう9日、横浜市の東名高速で車6台を運搬するキャリアカーが炎上し、全焼しました。
車6台積むキャリアカー炎上。
爆発の瞬間、「やばい、やばい、やばい」。
路肩に止められた車が激しく燃えています。
「隣を走って大丈夫?まだガソリンが…」
慎重にその脇を通り過ぎようとした、まさにその時…。
「ボーーンッ」 「うわっ」「やばい、やばい、こわっ」
高速道路上で発生した爆発。
映像をよく見ると、爆発の直前、人影も見えます。
「熱っ熱っ」「逃げないとあの人」
別の映像では、車の連結部分で何か作業をしているような姿も確認できます。
「すごい熱だ」 (撮影者の夫)
「『あれ?あれ?』って感じでしたね。何か、人がいるみたいな感じで、トラック部分が燃えてなかったので切り離そうと頑張っていた。車内にいても熱かった。多分45℃とか50℃じゃないか。」
午前9時前、横浜市瀬谷区の東名高速下り・横浜町田インターチェンジ付近で、「キャリアカーに積んでいる車両が燃えている」と110番通報がありました。
警察によると、キャリアカーと運搬中の6台の車が全焼、運転手は逃げてけがはありませんでした。
3連休の中日に起きた車両の炎上。
東名高速の下りは現場付近でおよそ1時間通行止めになりました。
その後も車線規制が続いた影響で、一時、横浜町田インターチェンジ付近を先頭におよそ9kmの渋滞が発生しました。
【トレーラーで多発 ブレーキ火災 事故と関連は? 】
いったい、なぜ、キャリアカーに積んでいる車両が燃えてしまったのでしょうか?
トレーラーなどの整備を行っている会社に聞くと…
(坂田自動車工場 坂田社長):
「載せている車だけが燃えるということは考えづらいので、おそらくトレーラーの方の不具合で火がついて上(の車)に炎上したのではないかと思っていますね。
トレーラー(火災)は7割くらいブレーキの不具合で火が出ることが多いですね。
ブレーキがちゃんと戻らずに、かかりっぱなしになっている状態。
どこかででちょっと(ブレーキが)“引きずり”を起こして、熱を持って、火が出てしまうということはよくありますね」
国土交通省はトレーラー火災についての検証実験を行い、注意喚起しています。
「バースト後は白煙がひどくなり、タイヤ内側に炎がよく見られるようになりました」
重量のあるトレーラーなどには特有のブレーキが搭載されています。
国土交通省によれば、トレーラーの火災は85%がこうしたブレーキに関するもので、3年間で82件の火災が発生しています。
「このような火災を防ぐためには、日ごろからの点検整備や劣化する部品の定期交換などを確実に行うことが重要です」
火災の原因はブレーキだったのか?
警察は出火原因を調べています。
10月9日『サンデーステーション』より
https://news.yahoo.co.jp/articles/15a34fa8cd16325bcb9fea129716d2716663e738
2022年9月28日17時36分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
28日朝早く、愛知県豊田市の東名高速道路・豊田ジャンクションでガスボンベを積んだトラックなど3台が炎上し、1人が死亡し2人がけがをしました。
【写真を見る】東名高速にガスボンベが散乱し爆発 積載のトラックなど3台が衝突事故 1人が死亡2人けが 愛知
豊田市の東名高速道路から立ち上る黒い煙、すると大きな爆発音とともに 激しく燃え上がる炎。
取材班が現場に向かう最中にも黒い煙が立ち上り続けます。
そして現場に到着し、間もなくすると、再び大きな爆発音とともに立ち上る激しい炎が…。
爆発に至る詳細はこうです。
28日午前5時45分ごろ、豊田市鴛鴨町の東名高速道路豊田ジャンクションで「車の積み荷が燃えている」と10トントラックの運転手の男性から110番通報がありました。
男性のトラックには大量のガスボンベが積まれていて、それが荷崩れを起こし燃えているというのです。
高速道路上には火が付いたガスボンベがあちこちに。
(近所に住む人) :
「ドンっと家が揺れた感じだったので、それが2、3回して目が覚めて、外に出たら火が見えた。火は10メートルくらい上がっていた」
警察などによりますと、10トントラックに積まれていたのはLPガスのボンベ約120本。
それが荷崩れを起こし道路に散乱、ボンベのなかには液状のガスが入っていました。
愛知県の消防保安課に取材すると、ボンベが落下した衝撃で液状のガスが漏れて気体へと変わり引火した可能性も考えられます。
渋滞で前方にいた2トントラックと、さらにその前にいた大型トレーラーの合わせて3台が燃えました。
現在、警察などが詳しい爆発の原因を調べています。
燃えた3台の車両の火は約3時間後に消し止められました。
この爆発炎上事故で1人が死亡、50代の男性2人が病院に運ばれました。
警察に通報したガスボンベを積んでいたトラックの前の2トントラックの運転手と現在、連絡がとれていないということで、警察が身元の確認を進めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff68d139a6142aa10ce4be56355a1ae07fcf34c1
9月28日16時21分にYAHOOニュース(メーテレ)からは、3kmほど離れている家でもすごい爆発音が聞こえたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日、午前5時45分ごろ、豊田市の東名高速・豊田ジャンクション付近で、トラック2台とトレーラーあわせて3台が炎上しました。
警察などによりますと、トラックの荷台に積まれていた、約120本のガスボンベが道路に散乱。
ガスボンベのガスに何らかの原因で火が付き、前を走っていた別のトラックとトレーラーに引火した可能性があるとみられています。
この事故で、1人が死亡、2人がけがをしました。
ガスボンベを積んだトラックの前を走っていた別のトラックの運転手と連絡が取れていないということです。
早朝に起きた目の覚めるような爆発音は、広い範囲に鳴り響きました。
「自宅は3キロくらい離れているが、それでもすごい爆発音が聞こえた。まるで花火が上がったかのような音」(爆発音を聞いた人)
「長い間ボンボンという音が鳴っていた。振動はあった。1台ではない幅の炎が見えた」(炎上の様子を見た人)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e83e8bdbf26934b346156b1664882d4db1b06a3c
9月29日6時15分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、死傷したのは追突された側の3人だった、追突したトラックの運転手は逮捕されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故では、2トントラックの運転手とみられる男性1人が死亡し、助手席の男性(54)とトレーラーの運転手の男性(52)の2人がやけどを負う軽傷です。
警察は29日朝、ガスボンベを積んだトラックを運転していた愛知県の会社員・浅井容疑者(29)を過失運転致死傷の疑いで逮捕しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/073361d0b7f488057074cec650c7beca9c0014eb
9月29日18時38分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、ボンベと運転席の間に隙間があった、積み方にマニュアルはなく運転手任せだった、急ブレーキをかけてボンベが崩れたなど、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
警察は29日、浅井容疑者の勤務先を家宅捜索。
会社関係者によりますと、浅井容疑者らは検査のために預かっていたボンベを返却するため、静岡県に向かう途中だったということです。
なぜ、ガスボンベは道路に落下したのでしょうか。
捜査関係者によりますと、浅井容疑者は荷台に立てられたガスボンベと運転席側の壁との間に「隙間があった」と話していて、積み方に問題があったものとみられます。
当時、トラックの前を走る2台は渋滞で止まっていて、浅井容疑者は「急ブレーキをかけた」という趣旨の供述もしているということで、止まろうとした際に積んでいたガスボンベが崩れたとみられます。
この会社では普段、荷台のガスボンベはベルトで固定しているということですが、積み方にマニュアルはなく運転手に任せていて、警察が当時の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cb38626936646ec54bcbdb097e454f0083dd7ab
9月29日18時45分にNHK東海からは、ボンベは落下した直後に出火し爆発していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、トラックはおよそ120本のガスボンベを愛知県から静岡県に運搬中だったとみられていますが、浅井容疑者は調べに対し容疑を認め、「止まりきれないと思い急ブレーキをかけた。ボンベの積み方が甘かったかもしれない」という趣旨の供述をしているということです。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220929/3000025111.html
9月29日17時46分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、落下時にキャップが外れてバルブが折れた可能性もゼロではないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
調べに対し、浅井容疑者は次のように供述しているといいます。
<浅井渉容疑者> :
「止まり切れないと思って急ブレーキを踏んだ。ボンベの間に隙間があって、積み方が甘かったかもしれない」
それでは、なぜ落下したガスボンベに火がついたのでしょうか。
プロパンガスを扱う名古屋の会社「安井」で話を聞きました。(※事故を起こした会社とは無関係です)
安井の担当者:
「まず、そんなことが起きるのかなというのが最初の印象ですね。通常考えれば、火の気のないところですので」
トラックに積まれていた物と同じタイプのガスボンベ。
厚さはおよそ3センチもあり、強い衝撃が加わっても破裂することは考えにくいといいます。
安井の担当者:
「簡単に言えば、このまま倒しても何ら問題はない。地震に強い、災害に強いと言われています」
比較的弱いバルブの部分には、保護するためキャップがついていますが…。
安井の担当者:
「運搬等の際は必ずキャップを使用しまして、バルブを保護する形になっております。あくまで推測でしかないんですけれども、(落下で)キャップが外れてバルブが折れてしまう可能性はゼロではないのかなと」
警察は、ボンベの積載方法に問題があった可能性もあるとみて、詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/491f72b5dca22a6415e98a8e51e813903e4e4eab
9月28日のメーテレ映像2枚目には、左方向に向けて飛んでいくボンベが映っている。
また7枚目の映像は、右側のファイアボールが消えかかった時に左側で上ったファイアボール。
(2023年6月24日 修正1 ;追記)
2023年6月22日11時25分に読売新聞からは、急ブレーキをかけた際にロープが切れた、ボンベを荷台の前方に寄せて摘んだりする安全対策も怠っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ボンベを運搬する際の安全対策が不十分だったとして、県警は22日、トラックを運転していた同県常滑市の会社員の男(30)と、勤務先の同市のガス販売会社を、高圧ガス保安法違反容疑で名古屋地検に書類送検した。
容疑を認めているという。
発表によると、男と同社はガスボンベをトラックの荷台に積む際、ロープで確実に固定したり、荷台の前方に寄せて積んだりするなどの安全対策を怠った疑い。
捜査関係者によると、男が急ブレーキをかけた際にロープが切れ、ボンベが落下したとみられる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230622-OYT1T50088/
6月22日11時34分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、固定ベルトの締め付けが緩かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は22日、ボンベを運ぶ際に安全措置を怠ったとして、運搬していたトラックの男性運転手(30)と勤務先の常滑市の会社を高圧ガス保安法違反の疑いで書類送検しました。
男性と会社は、いずれも容疑を認めています。
警察によりますと、ガスボンベを荷台の後方に積んでいたことや、固定するベルトの締め付けが緩く、急ブレーキをかけたはずみでベルトが切れたことが落下の原因だということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbcb5cf6d820f2fa6e5d856bf99d296be9afa1c1
2022年8月31日18時24分にYAHOOニュース(FNN PRIME:新潟総合テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月6日の夜、北陸自動車道を走っていた運送トラックのドライブレコーダー映像。
トンネルに入り、しばらく走行していると、追い越し車線に中型のトラックが現れた。
すると突然、中型トラックの荷台から何かが転がり落ち、青白い火花を散らしながら、そのまま、運送トラックの前方部分に突き刺さった。
中型トラックは、そのまま走り去ってしまった。
斎藤運輸・斎藤社長:
「鉄の架台なんですよね、これ。トラックのフロントグリルに刺さったみたいな形になりますかね。荷物を何も、結束も何もしないで走っていくって考えないじゃないですか」
運送会社の社長によると、飛んできた鉄骨が刺さり、運送トラックは、完全に動けない状態に。
運転手に、幸いけがはなかったが、車を動かせるようになるまで、2時間ほどかかった。
この予期せぬ事故は、新潟・柏崎市の川内トンネル内で起きた。
斎藤運輸・斎藤社長:
「これ逆に乗用車だったらフロントガラスを突き破ってたんじゃないかという感じもする。本当に死亡事故に関わるような事故だと思う」
今回、事故に遭ったのは、大型のトラック。
フロント部分に高さがあったため、飛んできた鉄骨が、フロントガラスまで届くことはなかった。
しかし、乗用車の場合、車高が低いため、鉄骨がフロントガラスを突き破り、重大な事故につながっていた可能性もある。
斎藤運輸・斎藤社長:
「やっぱりトンネル内で、このぐらいの事故を起こせば、ものすごい音がしたと思うんですよ。あとうちの車、パッシングとクラクション鳴らしているんですよね。にもかかわらず、やっぱり走って逃げていかれたのは、ちょっと悲しいかなって思いますね」
修理には、およそ120万円がかかるという。
運送会社の社長は、「荷物を落としたトラックには、早く名乗り出てほしい」と言い、情報提供を呼びかけている。
警察は、鉄骨の固定が甘かった可能性があるとみて、当て逃げ事件として捜査している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/45bbd232c0b6a3a8e23a1d07a9a9bca66eed88f4
2022年8月8日22時44分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県長浜市で昨年10月、走行中のトレーラーからスペアタイヤを落下させ、対向車線のバイクの男性にけがをさせたとして、滋賀県警木之本署は8日までに、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、運転手の男性(57)=福井県敦賀市=を書類送検した。
また、直前の車検に不備があったとして、業務上過失傷害の疑いで、敦賀市の自動車整備工場の工場長(48)=福井県若狭町=と検査員(37)=福井市=の男性2人を書類送検した。
いずれも5日付。
トレーラーの運転手の送検容疑は昨年10月24日、長浜市木之本町大音の国道8号で、車体下に取り付けられたスペアタイヤを落下させ、衝突して転倒したバイクの男性(47)=愛知県日進市=に軽傷を負わせたとしている。
署によると、車検は同20~22日で、タイヤを固定するチェーンの劣化を見逃したとみられる。
https://www.sankei.com/article/20220808-HLQBZJDBSRIC3FA7O6JNEP5FW4/
(ブログ者コメント)
〇2017年10月18日に津山市の中国自動車道で起きた事故を受け、国交省は11月7日に大型トラックなどのスペアタイヤを3ケ月毎に点検するよう事業者に義務付けたという情報を、本ブログでは2017年11月7日に紹介している。
『2017年10月18日 岡山県津山市の中国自動車道で夜間雨天時、固定器具の破断で落ちていたスペアタイヤに乗り上げ非常駐車帯に避難中、乗り上げた後続車に突っ込まれ2人死亡 (第2報)』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7748/
今回書類送検された整備工場は、なぜチェーン劣化を見逃していたのだろう?
国交省通達を自社マニュアルに反映していなかった?
目視できない部分が劣化していた?
それとも・・・。
〇国交省からの報道発表資料は下記参照。
(平成30年6月27日)
国土交通省では、昨年10月岡山県の中国自動車道で発生した大型トラックのスペアタイヤ落下による死亡事故を受け、同年10月27日、全ての大型トラックを対象に、スペアタイヤ等を車両へ固定する構造・装置について、損傷やボルトの緩みがないか直近の定期点検等の機会を捉えて早急に点検を実施するよう、関係業界団体へ指示するとともにその徹底を図って参りました。
今般、当該点検を恒久的な対策とするため、大型トラック・大型バスに備えるスペアタイヤ及びツールボックスを新たに定期点検の対象に加えるべく、道路運送車両法(昭和26年法律第185号)に基づく「自動車点検基準」(昭和26年運輸省令第70号)を改正し、本年10月より施行します。
・・・
2022年8月11日21時13分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府堺市で8日、トラックから落ちた荷物が、走っていた対向車やバイクにぶつかる事故がありました。
ドライブレコーダーに事故の瞬間が映っていました。
8日、1台の車がゆるいカーブを進んでいると、対向車線のトラックの荷台から荷物が落下し、車を直撃しました。
さらに、対向車線を走ってきたバイクにもぶつかりました。
事故があったのは、大阪府堺市の住宅街です。
車を運転していた女性:
「すごい音でした。衝撃もすごかった。バイクの人はすごいケガで、大丈夫ですかと救急車を呼んだ」
対向車線のバイクには、親子が乗っていました。
バイクを運転していた男性:
「バイクなんで倒れこむこともできたけど、後ろに乗っている子どもにぶつかるので、(落下物を)肩で突き飛ばした。ガードレール付近まで飛ばされて、気が付いたら土の上だった」
警察によると、父親が鎖骨を折る重傷で、子どもは打撲など軽傷だということです。
ドライバーらによると、トラックの荷台から落下した荷物はポリタンクとみられています。
トラックはそのまま逃走していて、警察は行方を追っています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/da23a58510af935b3ef5bd952e7c125b5cf4a7fc
トラックに積載していたポリタンクを落下させ、後続のオートバイの運転手らにけがを負わせて逃走したとして、大阪府警南堺署は13日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、大阪市浪速区浪速西の会社員、赤嶺容疑者(男性、65歳)を逮捕した。
「ポリタンクを落下させた認識がなかったので納得できない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は8日午後0時55分ごろ、堺市南区槇塚台の市道で2トントラックを運転中、積み荷のポリタンク(縦横ともに約80センチ、高さ約100センチ、重さ約10キロ)を落下させ、ポリタンクが直撃した後続のバイクの運転手らにけがをさせるなどしたのに逃走したとしている。
同署によると、現場は片側1車線の緩やかなカーブ。
この事故でバイクに乗っていた大阪府富田林市の美容師の男性(41)が右鎖骨を折る重傷、息子の中学生(12)が左足に打撲などの軽傷を負った。
ニュースサイトで報じられた乗用車のドライブレコーダーの映像を見た会社関係者が12日、府警に相談して赤嶺容疑者が浮上した。
https://www.sankei.com/article/20220813-XE6HMXYTPFMSNGYA4LN7TX54NM/
8月14日12時12分に読売新聞からは、ひき逃げと言われても納得できないと容疑を否認しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トラックに積んでいたポリタンクを落とし、後続のバイクの運転手らにけがを負わせ、そのまま逃げたとして、大阪府警南堺署は13日、大阪市浪速区、会社員(65)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。
「落とした認識がなく、ひき逃げと言われても納得できない」と否認しているという。
南堺署によると、会社員は8日午後0時55分頃、堺市南区の市道を走行中、荷物のポリタンク(約10キロ)を落下させ、対向車や後ろを走っていたバイクに接触させ、運転手ら3人に重軽傷を負わせたにもかかわらず、そのまま逃げた疑い。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220814-OYT1T50061/
2022年4月22日18時37分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後3時15分ごろ、横浜市鶴見区の大黒ふ頭で、「車両から大量の積み荷が落下した」と通報がありました。
警察によりますと、高架の国道を走っていたトレーラーの荷台部分がおよそ10メートル下の敷地に落下し、止めてあった複数のトレーラーが下敷きになったということです。
被害を受けたトレーラーは輸出するために止められていたもので、けがをした人はいませんでした。
現場は左カーブになっていて、50代の男性運転手は調べに対し、「16トンの鉄の塊を運んでいて車両が傾いた」などと説明しているということです。
警察は、カーブを曲がる際にバランスを崩したとみて、荷物の積みかたに問題がなかったかどうかなど、詳しい状況を調べています。
被害にあった車両を管理する会社の50代の男性は、「ドーンという音がしたので駆けつけてきました。少なくとも6台が下敷きになってしまいましたが、下に人がいなくてよかったです。ここには輸出するための車を置いておくのですが、このような事故は初めてで驚いています」と話していました。
現場近くの会社に勤めているという男性は、「この場所は、主に輸出するための車や製品を置いておく場所です。今回のように、上の道路からコンテナ自体が落ちてくるという事故は聞いたことがない。かなりひどい状態で、損害も大きそうだ。私の会社でもこの場所に製品を置くことがあるので心配です」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20220422/1050016776.html
4月22日18時1分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からは、現場は片側1車線の上りカーブだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鶴見署によると、現場は片側1車線の上り左カーブ。
カーブを曲がる際にトレーラーの車体が左に傾き、荷台の鉄の塊がフェンスを突き破って、約10メートル下の駐車場に落下したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2d5e6e0d70abf061b018410fac4f732c8059be6
4月22日17時11分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、トラック本体と荷台は下に落ちず残ったままになっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後3時すぎ、横浜市鶴見区の国道357号で「荷台から荷物が落下した。カーブで傾いてかなりの量が落ちた」と、トラックを運転する50代の男性から110番通報がありました。
警察によりますと、現場はカーブ状の上り坂になっていて、運転席があるトラックの本体と荷台は下に落ちずに残ったままになっていました。
落ちた荷物はおよそ16トンあり、高さ9メートルほどから下に落ちて、止まっていたトラック3、4台に衝突しましたが、けがをした人はいませんでした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/700dc3a769f995b085eb4606d4dabcf202aa0499
(ブログ者コメント)
鉄の塊が落ちたという報道だが、映像を見る限り、落ちたのは荷台状のものだったように見受けられる。
2022年3月19日11時5分にYAHOOニュース(福井新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井県南越前町と敦賀市にまたがる北陸自動車道上り線の敦賀トンネル内で約50台の車が絡んだ2021年12月の多重事故で、福井県警高速隊は3月18日、走行中の大型トラックから燃料を流出させて人身事故を引き起こす一因にさせたとして、自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで福井市のトラック運転手の男性(61)を書類送検した。
また、運転手が勤務する福井市の物流会社の男性社長(50)=同市=と男性役員(54)=同市=を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
運転手の送検容疑は、大型トラックのメインタンクとサブタンクをつなぐビニール製のホースが経年劣化で破れやすい状態だったのに十分な点検を怠り、走行中にホースが破れ、軽油を流出させて路面を滑りやすい状態にして人身事故4件の一因とさせた疑い。
社長の送検容疑は、役員に点検整備の管理を十分にさせる必要があったのに怠った疑い。
役員の送検容疑は、運転手に十分な点検を実施させる必要があるのに怠った疑い。
高速隊によると、多重事故は21年12月17日午前10時20分ごろ発生。
送検された運転手の大型トラックがトンネルを通過した直後、別のトラックの単独事故をきっかけに後続の乗用車などが次々に衝突し、複数人がけがを負った。
少なくともトンネル内約3キロにわたって路面に軽油が漏れているのが確認された。
事故関係者への聴取やドライブレコーダーの映像などから容疑が分かった。
当時、事故に巻き込まれたドライバーから「路面が滑って止まれなかった」という趣旨の通報が10件以上寄せられていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/28f9f7ee5f0c9b9884618b492191174669659b92
※事故当時の状況は下記報道参照。
(2021年12月19日8時15分 YAHOOニュース;福井新聞)
福井県南越前町と敦賀市にまたがる北陸自動車道上り線の敦賀トンネル内で12月17日午前に発生した乗用車やトラックなど計45台が絡む多重事故で、現場から数十キロ手前の丸岡インターチェンジ(IC)-武生IC間の複数箇所で、事故直前に路面に油膜が確認されていたことが18日、中日本高速道路などへの取材で分かった。
事故に巻き込まれた運転手らは現場の路面に油のようなものがあったと話しており、福井県警は関連を調べている。
中日本高速道路金沢支社によると、17日午前9時55分ごろから事故が発生した同10時20分ごろまでの間に、北陸道上り線の利用者から「路面に油膜らしきものがある」という趣旨の通報が3件あった。
いずれも直後に社員が現地で油膜を確認し、除去したという。
何らかの原因によるオイル漏れが長い区間に及んでいた可能性もある。
県警は事故現場付近の路面数カ所から油を採取し、成分を分析するなどして原因を調べている。
多重事故は、敦賀トンネル内でトラックが壁面に衝突した後、後続で約20件の単独事故や衝突事故が起きた。
1人が重傷、5人が軽傷を負った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdc4ac3ac0e609dff308010ce55c9e2e8fab4768
2022年2月6日12時6分にYAHOOニュース(千葉日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前7時35分ごろ、八千代市勝田台南1で、トラックの荷台で作業中の男性が積み荷に挟まれ、千葉市美浜区内の病院に搬送された。
八千代署によると、首の骨を折っており、意識不明の重体。
積み荷を搬送していた東京都内の運送会社の作業員とみて、身元を確認するとともに、事故原因を調べている。
同署によると、男性はトラックの荷台で、太さ1・5センチの鉄筋を四角形に折り曲げた「溶接フープ」(縦1・2メートル、横1メートル)をおよそ10本ずつ束ねた資材の間に首を挟まれた。
積み荷は印西市に搬送する途中で、何らかの理由により八千代市でトラックを停車した際に事故が起きたとみられる。
異音に気付いた女性が110番通報した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/334b55154f842e7e4a9f6529867b5d183e5dd19a
2022年2月6日7時51分にYAHOOニュース(埼玉新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後3時45分ごろ、埼玉県吉川市須賀の工事現場前の路上で、トラックから荷物を積み降ろそうとした運転手の男性(28)が荷台と荷物の間に挟まれ、搬送先の病院で死亡が確認された。
吉川署によると、男性は2トントラックの荷台から樹脂製マットなどを積み降ろそうとしたところ、何らかの原因で荷台内の右側に立て掛けていた樹脂製マット16枚が倒れ、男性の体が荷台内の左側側面との間に挟まれた。
樹脂製マットは縦180センチ、横90センチ、厚さ1・5センチの大きさで重さは21キロ。
結束バンドでまとめていたが、事故発生後は緩んでいたという。
通行人の男性(26)が発見し、「トラックの荷台で男性が荷物に挟まれている」と119番した。
同署で事故原因などを調べている
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0fa5a798892d04e610e0aaa2c223dae37fce7b6
2022年1月23日6時59分にYAHOOニュース(埼玉新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前9時50分ごろ、埼玉県川越市中福、K建材リサイクルセンターで、大型トラックから廃材の荷下ろし作業をしていた会社員男性(63)が、落ちてきた廃材の下敷きになった。
同僚の会社員男性が事故に気付いて119番。
男性は搬送先の病院で約1時間半後に死亡が確認された。
川越署によると、落下したのは古紙を圧縮した塊で、大きさは縦1・7メートル、横0・9メートル、高さ約1メートル、重さは約440キロ。
男性がトラックの荷台後部の扉を開けたところ、古紙の塊1個が落下し、下敷きになったとみられるという。
同署で男性の死因と事故原因を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/30c1ef0852117a486113d0ab7730ca8c7c4e89b4
2022年1月13日15時41分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前7時ごろ、二本松市西新殿の国道459号で大型トラックが左カーブを曲がる際、荷台からはみ出した鉄板が対向車線を走っていた乗用車の運転席付近に衝突しました。
乗用車はガードレールにぶつかった状態で止まっていて、運転していた51歳の男性が頭を強く打ち、病院に搬送されましたが、意識不明の重体になっています。
警察は、大型トラックを運転していた二本松市茶園2丁目の会社員、和嶋容疑者(52)を過失運転傷害の疑いで、その場で逮捕しました。
現場は山間部を走る片側1車線の国道のカーブで、和嶋容疑者は「事故を起こしたことは間違いない」と容疑を認めているということです。
警察は、鉄板がはみ出した理由など事故の詳しい原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20220113/6050016917.html
1月13日17時4分にYAHOOニュース(福島テレビ)からは、固定ワイヤーがずれていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの調べで、鉄板を固定するワイヤーがずれていたことが分かっていて、和嶋容疑者は「ワイヤーがずれていた原因はわからない」などと供述している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9f86ab2e886d0083c4826ea600bb03df11cf7f6
1月14日10時54分に福島民報からは、数枚の鉄板のうちの1枚がはみ出したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
二本松署によると、トラックの荷台には畳ほどの大きさの鉄板が数枚積まれていたが、このうち1枚がずれて荷台からはみ出ていたという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/49235ae464c1dfb0210bd33cb38efeca9381ebc7
2022年1月13日19時0分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後1時45分ごろ、苫小牧市一本松町の運送会社の関係者から「従業員が大型シャーシに挟まれケガをしている」などと消防に通報がありました。
挟まれたのは同会社に勤務する28歳の男性で、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
警察などによりますと、当時、男性と同僚の2人でトレーラーをけん引する「トレーラーヘッド」と呼ばれる車両と荷台部分のシャーシを接続する作業をしていたということです。
事故の直前、接続部分に雪が積もっていたため2人で除雪作業をしていて、同僚がトレーラーヘッドを操作・運転し接続を試みたところ、雪の影響でうまくできず、男性が1人で再び除雪作業をしていたところ、同僚がトレーラーヘッドをバックさせ、間に挟まれたとみられています。
警察は、同僚男性の後方の確認不足が事故の原因とみて、業務上過失致死容疑で調べる方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c655cc24d37a9913d4fabe70b1b4105f64fb4a94
2022年1月13日0時12分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬・渋川市の国道で、走行中のダンプカーから外れたタイヤが歩道を歩いていた男性(45)を直撃し、男性は重傷を負った。
FNNは、ダンプカーから外れたタイヤが、国道を猛スピードで転がる映像を独自入手した。
車が行き交う国道17号線。
すると、右からきたダンプカーの前を猛スピードで転がっていくのは、なんと2本のタイヤ。
タイヤが外れたダンプカーは、ゆっくり止まる。
2本のタイヤは、走行中のダンプカーの左後部から外れたもので、中央分離帯を越えるなどして、うち1つが、歩道を歩いていた男性を直撃した。
12日午後0時30分ごろ、渋川市の国道17号線で、走行中のダンプカーの左後部から直径105cmのタイヤ2本が外れ、そのまま転がったタイヤが男性を直撃した。
男性は大動脈解離、肝臓損傷、肋骨を折るなどの重傷で、搬送される際は意識があったという。
警察によると、タイヤが外れたダンプカーは、砂や砂利、砕石などを運搬していて、事故が起きた際は焼き砂を積んでいたという。
警察は、ダンプカーの整備の状況を含め、事故の状況をくわしく調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cedb32f0d713c71e17cd020eb352f514e6c7837d
1月13日6時0分に上毛新聞からは、外れたのは冬用タイヤで500mほど転がったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後0時半ごろ、群馬県渋川市半田の国道17号を走行していた榛東村長岡、会社員の女性(46)の大型トラックから突然、タイヤ(直径約1メートル)2本が外れ、転がった1本が歩道を歩いていた近くのアルバイトの男性(45)にぶつかった。
男性は大動脈解離やあばら骨を折る重傷。
女性にけがはなかった。
渋川署によると、大型トラックは前輪タイヤが左右1輪ずつ、後輪が同2輪ずつ付いていた。
走行中に左側後輪の冬用タイヤ2本が外れ、1本が中央分離帯や反対車線を越え、約500メートル先の歩道まで転がり、男性に衝突したという。
現場は片側2車線で、歩道にはガードレールなどはなかった。
女性は焼き砂を運ぶ業務の途中で、同乗者はいなかった。
同署が詳しい事故原因を調べている。
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/55870
1月14日付で毎日新聞東京版からは、1本は中央分離帯がないところを通過し、もう1本は分離帯を乗り越えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
渋川署によると、タイヤはいずれも後輪で直径約1メートル。
1本は約500メートル転がり、中央分離帯がないところを通過、反対車線の歩道を歩いていた木暮さんにぶつかった。
もう1本は分離帯を乗り越え、フェンスにぶつかって止まった。
ダンプは砂を運搬中で、後輪に8本、前輪2本の計10本のタイヤがあり、脱輪後まもなく停車したとみられる。
https://mainichi.jp/articles/20220114/ddm/041/040/023000c
1月13日20時34分にYAHOOニュース(共同通信)からは、外れたタイヤはメーカーに依頼して昨年12月に交換していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ダンプカーを運行していた前橋市の運送会社社長が13日、取材に応じ、外れたのは昨年12月に交換したスタッドレスタイヤで、交換作業はタイヤメーカーに依頼したと明らかにした。
運んでいた砂の過積載や走行スピード超過などの「問題はなかった」と説明した上で、「整備の問題ではないか」との認識を示した。
会社や渋川署によると、運転手の女性(46)は12日朝に出勤。
群馬県片品村から茨城県内の工場に向け、砂を運搬中だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f609994e0e280dd16803896cf3302e2358f13ee
1月14日1時16分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、タイヤは歩行者の後ろからぶつかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
被害者の父親:
「後ろからいきなりドーンと(タイヤが)きたみたい。前に倒れて、そのまま脳しんとう起こして、本人は『記憶、完璧に飛んでる』と言ってた。」
・・・
国土交通省による、今回のダンプカーのタイヤとほぼ同じサイズのタイヤが時速60キロで走る大型トラックから外れ、人にぶつかる想定で行われた実験では、タイヤが外れ人形にぶつかると、人形はその衝撃で4メートルほど飛ばされました。
国土交通省によると、昨年度、大型車のタイヤが外れる事故は131件発生。
そのうち87件は、冬用タイヤを装着する11月~2月に集中しているということです。
・・・
13日、今回の事故とは関係のない、東京都内にある整備工場で同じサイズのタイヤを見せてもらいました。
重さを量ると90キロでした。
整備工場社長:
「このようなナットが外れると、タイヤこの2本いっぺんに脱落してはずれる形になる。トラックは荷物運んでるんで、使ってるうちに若干、緩みが出てくる可能性はあります」 定期的な点検が、対策として欠かせないといいます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4cb62f5eaa091831a22ecb1f7763eed1c64cb10
1月13日17時11分にNHK群馬からは、後輪は前輪と異なり締め付けが緩んでも運転手が気付きにくいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省によりますと、トラックなど大型車のタイヤが走行中に外れる事故は、昨年度は131件起きていて、統計を取り始めた平成16年度以降で最も多くなっています。
そのうち左後輪が外れるケースは125件と、全体の95%を占めています。
大型車の構造や積み荷の重さによって、左後輪には大きな負荷がかかるほか、前輪と異なり、後輪は締めつけが緩んでもハンドルの振動が大きくなるなどの変化があまり起こらず、運転手が気づきにくいことが要因とみられるということです。
一方、昨年度の事故のうち、65%にあたる87件は冬用タイヤを装着する11月から2月までの冬場に集中しているほか、58%にあたる76件はタイヤ交換をしたあと1か月以内に発生しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20220113/1060011095.html
1月14日18時24分にNHK群馬からは、タイヤ交換後は「初期なじみ」が起きるため増し締めが必要、運行前点検でハンマリングしても経験浅い運転手は緩みを見落とすことが多い、ナットマーカーが一つの対策など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自動車メーカーで作る日本自動車工業会によりますと、大型車両のタイヤ交換直後は、走行距離に伴ってナットやボルトの金属どうしがなじんで緩まる「初期なじみ」が起きるため、50キロから100キロ走ったタイミングを目安に、緩みを締め直す「増し締め」を行うことが推奨されています。
8本や10本のボルトとナットで締められている形式が多い大型車のタイヤは、1本が「初期なじみ」を起こして放置されると、そのほかに負荷がかかって緩みを生じさせ、結果的に外れる事故につながるということです。
タイヤの取り付け状態を毎日、運行前に点検することは法律上の義務になっていて、緩みはハンマーでナットを叩く音や手の感触で判断することが基本になっていますが、音の違いは気づきにくく、経験が浅い運転手の場合は見落としてしまうおそれがあるということです。
このため、国土交通省は去年4月、ナットに装着し、形の変化でナットの緩みが認識できる「ナットマーカー」を点検の手法の1つとして手引きに加えました。
国土交通省は、日々の点検で緩みの早期把握を徹底するよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20220114/1060011119.html
(ブログ者コメント)
大型タイヤの脱落は左後輪に多い、それも冬用に交換した後に・・・といった情報を本ブログでは過去に何件か掲載スミ。
今回の事例では転がるタイヤの動画もあったため、そういった事故の1例として、改めて紹介する。
一方、国交省の実験動画については、過去の記事でも紹介している。
(2022年8月5日 修正1 ;追記)
2022年8月4日13時5分に読売新聞からは、冬タイヤに交換して以降ナット緩みを点検していなかった運転手と、運転手にまかせっきりで、かつ無許可営業していた社長が書類送検された、タイヤ2本のナット10本が緩んでいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は3日、前橋市内にある運送会社の社長の男(44)を業務上過失致傷容疑で、ダンプカーを運転していた会社員の女(46)(榛東村)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)容疑で、それぞれ前橋地検に書類送検した。
発表によると、2人は法令などで定められたタイヤの点検・整備を怠り、タイヤを脱落させ、同市のアルバイト男性(45)に 肋骨骨折などの重傷を負わせた疑い。
タイヤは日常点検が義務づけられ、交換後に50~100キロ走行した際、ナットの「増し締め」などをして緩みを防がなければならない。
県警は脱落の原因について、点検不足によりナットにさびや汚れがつき、タイヤ2本のナット10個全てが緩んで外れたためと特定。
2人は、昨年12月7日に冬タイヤに交換して以降、ナットの緩みを点検せず、事故までの走行距離は約7200キロに達していた。
運送会社には「トルクレンチ」などの点検用工具がなかったという。
県警によると、運転していた女は20年以上の大型車運転歴がある。
調べに対し、社長は「経験豊富だから任せきりだった」、女は「業者がタイヤ交換をしたので大丈夫だと思った」などと話して容疑を認めている。
県警はまた、無許可で運送業を営んだとして、同社と社長を貨物自動車運送事業法違反(無許可経営)容疑などで3日に書類送検した。
社長は同日、読売新聞の取材に対し、「許可が出るまでの間も事業を続けるが、点検は徹底する」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220803-OYT1T50302/
8月3日19時47分にNHK群馬からは、事故後は被害者に対し誠心誠意対応しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、運転手は、トラックのタイヤを冬用に交換した去年12月上旬以降、ホイールを固定するナットに緩みがないかなど、法令で定める日常点検を行わずに運転を続けるなどした結果、事故を起こし、男性に大けがをさせたとして、過失運転傷害の疑いがもたれています。
また、運転手が勤務する会社の社長は、業務上の注意義務があるにも関わらず、運転手に日常点検を実施させずに車両を運行させていたほか、国土交通省の許可を得ずに大型トラックを使って運送事業を営んでいたなどとして、業務上過失傷害や貨物自動車運送事業法違反などの疑いがもたれています。
警察によりますと、運転手は調べに対し、「必要だとは知っていたが、ナットの締め直しも日常点検もしていなかった」と供述し、社長は調べに対し「車両のことは運転手に任せきりだった。事業には国土交通省の許可が必要なことも分かっていた」などと供述し、ともに、いずれの容疑についても認めているということです。
運送会社の社長はNHKの取材に対して、「被害者の方に申し訳なく、早く回復されることを祈る気持ちでいっぱいです。警察に話したことがすべてで、法に触れてしまったと思う」と話していました。
そのうえで、「運転手は大型トラックの運転歴が20年以上のベテランだったので、私は現場にあまり介入せず、点検状況をきちんと確認していなかった。現在は、ナットのずれが目視でわかるようにマーカーを引くなどして対策に当たっている。無許可経営の疑いがあると警察から指摘を受けているので、許可の申請を行うために必要な準備を進めている」と話していました。
事故にあった男性の父親はNHKの取材に対し、「運転手も社長も息子が退院する前からたびたび謝罪に来て、事故後の対応も誠心誠意行ってくれている。恨む気持ちはない」と心境を語りました。
そのうえで、「車両の日常点検をしっかりしてもらい、もっと時間に余裕をもつなどして業務にあたってほしい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20220803/1060012648.html
(ブログ者コメント)
「業者が交換したので大丈夫と思っていた」と話している件、業者から増締めの話しは出なかったのだろうか?
ブログ者は今年4月、マイカーのタイヤを交換したが、その際、100km程度走った後に増締めするので来てくださいと言われ、その通りにした。
2021年12月24日付でサンテレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前7時半ごろ、尼崎市立花町の名神高速道路上りで、走行していた貨物トラックがパンクして、そのはずみで側壁に衝突し、積んでいた長さおよそ4メートルの金属製のサッシ3本が高架下に落下しました。
サッシが落下した先は幼稚園の駐輪場でしたが、事故が発生した時間は登園前で誰もおらず、けが人はいませんでした。
貨物トラックに乗っていたのは20代の男性運転手1人だったということで、警察は男性に話を聞くなど、事故当時の詳しい状況を調べています。
https://www.youtube.com/watch?v=fWJl7x5jT6g
12月24日11時55分にYAHOOニュース(神戸新聞)からは、プラスチック製の防音壁を破って落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前7時半ごろ、兵庫県尼崎市立花町3、名神高速道路東行き車線で、軽トラックが側壁に衝突した。
はずみで軽トラックの荷台に積まれていた金属製の棒3本(長さ約4メートル)が、道路がある高架から、約5・5メートル下にある幼稚園の敷地に落下した。
敷地に人はおらず、けが人はなかった。
トラックの運転手もけがはなかった。
県警高速隊によると、金属の棒は高速道路のプラスチック製防音壁を突き破って落ちた。
園によると、敷地は送迎時間帯に自転車やバイクを置く駐輪場として利用され、園舎は道路を挟んで離れた場所にあった。
24日は休園だったが、登園時であれば、棒が落下した場所は保護者らが自転車を止めていたといい、園の職員は「(事故が起きた)7時半ごろは園児が集まり出す時間だった。きょうが休園で本当に良かった」と話していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ed8b5d85e89a52277ad7140861b1738c4bed082
12月24日11時17分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、6本積んでいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午前7時半すぎに名神高速の上り線で軽トラックが防音壁に衝突する事故がありました。
トラックは荷台に長さ4mの鉄の棒を6本積んでいましたが、そのうち2本が、約5m下にある幼稚園の敷地内に落ちたということです。
幼稚園には園児や職員などがいたということですが、鉄の棒が落ちた運動場付近には誰もおらず、けが人はいないということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c91027d79c0d9253a39e3b4dcd450058e8d87239
2021年12月17日15時12分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前6時ごろ、紀の川市桃山町市場の市道で、ダンプカーの荷台が電線に引っかかり、道路脇の電柱2本が根元から折れました。
関西電力によりますと、この影響で現場周辺で一時、746戸が停電しました。
けが人はいませんでした。
警察の調べによりますと、ダンプカーを運転していた男性は、現場近くの駐車場で、ダンプカーの荷台に貯まっていた水を荷台を傾けることで流したあと、荷台を戻しつつ走行したところ、電線に引っかかったと話しているということです。
現場は、JR和歌山線の下井阪駅から南に3キロほど離れた市道です。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20211217/2040010298.html
2021年12月14日10時53分にYAHOOニュース(千葉テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前、千葉県佐倉市の東関東自動車道・下り線で、トレーラーからの落下物に後続車3台が接触する事故があり、一時、通行止めとなりました。
警察などによりますと、13日午前9時過ぎ、佐倉市八木の東関道下り線で、3車線のうち左車線を走っていたトレーラーから約1.5メートルの重機の部品が落下し、乗用車2台が接触したほか、右車線を走っていた9トントラックが部品に乗り上げ横転し、炎上しました。
消防車など11台が出動し、火は約1時間後に消し止められました。
トラックを運転していた男性(70代)が首などの痛みを訴え、救急搬送されましたが、意識はあり、命に別状はないということです。
この事故で、東関道下り線は佐倉IC~酒々井ICまで一時、通行止めとなりましたが、午後4時すぎに全面解除されました。
当時、トレーラーは重機の部品を運搬中で、警察は男性運転手(40代)から事情を詳しく聞いています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d3d6086c1850eecb3c13896ea8fae9c559ce0df
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。