2021年1月10日19時54分にNHK島根から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
冬型の気圧配置が続き、ここ数日は気温が下がって水道管が凍結するおそれがあることから、その対策として夜間、水道の水を出しっぱなしにしていたという人もいたかと思います。
しかし、県内の地域によっては、こうした対策が原因とみられる思わぬ事態が起きています。
「凍結防止のために水を出すことなどにより、配水池の水が減少し、一部の地域で水が出にくくなっています」
10日夕方、出雲市がホームページに掲載したメッセージです。
加えて「少量の水を出しっぱなしにすることや、融雪のための水の使用などを控えていただき、節水にご協力いただきますようお願いします」とも呼びかけています。
水道管を凍結させないための方法の1つとして、夜間、少量の水を出しっぱなしにするという方法があります。
しかし、出雲市はなぜ、こうした呼びかけを行ったのか。
出雲市上下水道局によると、市の中心部では今月8日から1日の水道の使用量が通常に比べて10%ほど増えていて、とくに深夜から朝にかけて使用量が増えているということです。
実は、こうした呼びかけ、出雲市のほか、大田市も行っています。
水道の使用量が増えた理由について出雲市上下水道局では、水道管の凍結を防ぐために気温の下がる夜間などに水を蛇口から出したままにしている人がいるのではないかと見ています。
出雲市の中には、水源を配水池に頼る地域があります。
水の使用量が増えたことで配水池の水位が下がっているというのです。
寒波が去って気温が今後上昇しても、配水池の水位が上がるには1週間ほどかかるということで、出雲市上下水道局では「水が潤沢にあるわけではないので、水道管が凍結しないよう水を出したままにするのは控え、布やタオルを水道管に巻くなどの方法で凍結防止してほしい」呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20210110/4030007442.html
※上記報道の2日前には、島根県内で水道凍結トラブルが相次いでいるという、下記趣旨の記事が配信されていた。
(1月8日18時44分 NHK島根)
厳しい寒さの影響で島根県内では水道管の凍結が相次ぎ、工事業者が対応に追われていました。
このうち水道工事などを請け負う松江市の業者には、8日朝から水やお湯が出なくなったとの電話が相次ぎ、現場での対応に追われました。
このうち水道管が凍結し、7日夜から風呂場と洗面台の水やお湯が使えなくなった松江市の住宅では、水道管や屋外に突き出ているバルブの周辺などをドライヤーを使って、温めていました。
8日の松江市は最高気温がマイナス0.6度までしか上がらず、業者によりますと、日中の気温が上がらないと水道管の凍結を取り除くことが難しく、作業が長引くケースもあるということです。
この住宅では、これ以上の凍結を防ぐため、屋外の水道管などに新しい保温材を巻き付けて対処していました。
作業を頼んだ女性は「一生懸命作業してくれてうれしかったです。これからは、凍結させないように自分自身で気をつけたいと思います」と話していました。
また、凍結が原因とみられるトラブルに見舞われた松江市内の福祉施設では、作業員が凍結していると思われる水道と受水槽をつなぐパイプにドライヤーをあてたり、ぬるま湯をかけたりしていました。
「シンセイ技研」の森山係長は、水道管の凍結を防ぐポイントとして、「水道管に布やタオルを巻きつけ、さらに、その上からビニール袋などを巻いてもらうと、凍結を防ぐことができると思います」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20210108/4030007422.html
※一方、中津市では凍結による水漏れが多発して給水制限する事態になっていた。
(1月9日11時31分 NHK大分)
中津市によりますと、厳しい冷え込みの影響で住宅の水道管が凍結して破損し、水が漏れる被害が市内各地で相次いでいます。
市では、この状況が続けば断水につながるおそれがあるとして、8日午後10時すぎから中津市中心部を含む中津地域と三光地域の一部の合わせておよそ2万8000世帯を対象に給水制限を行っています。
このため、市内の広い範囲で水が出にくい状態となっています。
水道管の修理が進められていますが、給水制限を解除する見通しは立っていないということです。
市では、上下水道部の庁舎や市役所の本庁舎など合わせて7か所で給水を行っています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20210109/5070008779.html
(ブログ者コメント)
〇7日前後から全国的に大寒波に見舞われ、一部の地域では自衛隊に除雪要請したほどだった。
〇水道管にドライヤーを当てている場面も放映されていたが、凍っている管の端から溶かしていかないと、破裂する恐れがある。
2021年1月10日5時1分にYAHOOニュース(徳島新聞)から下記趣旨の記事が、当該遊具の写真付きでネット配信されていた。
徳島県板野町那東の県立公園「あすたむらんど徳島」で昨年12月29日、県外の60代男性が遊具から転落して死亡していたことが9日、分かった。
県や公園の指定管理者は事故を公表していない。
指定管理者によると、事故は12月29日午後4時半ごろ、ジャングルジムと滑り台を組み合わせた「わんぱく砦(とりで)」で発生した。
娘と遊んでいた男性が、2階に上がる階段から地上に転落したとみられる。
男性は全身を強く打って病院へ運ばれ、同日死亡した。
目撃者はいない。
公園では30日、指定管理者が遊具を閉鎖して安全点検を行い、問題がなかったとして31日に利用を再開した。
死亡事故を受け、掲示板などで注意喚起する予定はないという。
県の担当者は「結果として人が亡くなったことは非常に残念だが、県や指定管理者の施設運営に不備や瑕疵(かし)があったわけではない。公表を望まない遺族の意思を最優先しており、指定管理者が公表しなかったのは妥当な判断」とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/363a08583ef7e2d332fb9a661dad25a1f3f90af9
2021年1月12日8時11分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省千曲川河川事務所は10日、2019年10月の台風19号で決壊した長野市長沼地区の堤防について、地質の影響で須坂市側の右岸や上流部より地盤が沈下していたほか、堤防自体も他の場所に比べて、決壊原因とされる「越水」に弱かったとの認識を示した。
この日、長沼小学校体育館で開かれた住民集会で、同事務所が明らかにした。
同事務所によると、決壊現場付近の堤防は地盤が粘性土で周囲より沈下していた。
被災前の調査で、計画高は約5センチ上回っていたが、右岸より約40センチ、500メートル上流部より約12センチ低く、越水した量が、他の地点より多かったという。
その上で、決壊現場付近には住宅地から堤防に上がる坂道などが設置され、断面が変化して「弱部」になっていたと説明。
再び決壊するリスクを軽減するため、復旧工事では堤防を計画高より約90センチ盛り土し、コンクリートブロックで堤防を補強した後に坂道などを設置するとした。
一方、国などが進めている「緊急治水対策プロジェクト」を巡っては、中野市の立ヶ花狭窄(きょうさく)部の掘削工事を予定通り、来月から始めるとの方針を示した。
さらに、計画通りに27年度末までにプロジェクトが完了すれば、台風19号と同等の豪雨でも決壊現場付近では堤防高より約1・2メートル低い水位で水が流れるとの試算も初めて公表した。
地元はこれまで堤防のかさ上げを求めてきたが、集会後、柳見沢・地区復興対策企画委員長は、「具体的な数字を出してもらえたので、この数字を基に再度住民の意見をまとめて、安心して住める長沼の復旧を進めたい」とした。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210110-OYT1T50283/
1月10日16時30分に長野朝日放送からは、桜堤が途切れた場所ゆえ堤防が弱かったことも一因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2019年の台風19号で甚大な被害を受けた長野市長沼地区で、堤防決壊の理由について千曲川河川事務所が住民に説明。
地盤の沈下により堤防が低くかったこと、「桜堤」が途切れる場所で堤防の弱いことが原因。
https://www.abn-tv.co.jp/news-abn/?detail=00030709
(ブログ者コメント)
この堤防決壊により、新幹線車両基地が浸水するなど、多大の被害が出た。
当時の報道は本ブログでも何件か紹介スミ。
以下は、紹介した報道(10月18日付 信濃毎日新聞)に掲載されていた浸水被害地図。
2021年1月9日6時12分にYAHOOニュース(文春オンライン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
『「死んだふり10分後、立ったら顔を殴られ重傷」山中で熊と遭遇したときの最善の対処法とは?』
下肢が食害された「戸沢村3人殺人事件」の衝撃』という記事も
ネット配信されていたが、類似記事紹介スミにつき、当該記事は
この記事の末尾で冒頭部分のみ紹介する。
2020年のクマによる被害は4月~10月の間に限っても132人。
環境省のデータによると、過去最悪となった2019年の157人に迫るペースとなっている。
山中に立ち入るにあたって、誰もがクマとの遭遇に無自覚ではいられないのが現状だといえるだろう。
ときに人を襲い、殺害してしまうこともあるクマ。
もしも遭遇した場合はどのような対処をとれば、最悪の事態を逃れられるのだろうか。
日本ツキノワグマ研究所理事長を務める米田一彦氏による著書『 熊が人を襲うとき 』より、誰もができる最善の対処法を引用し、紹介する。(全2回の2回目)
◇◇◇
【死んだ振りは有効だ】
『明治43年9月17日、栃木県塩谷郡で鉱物調査中の男性(55)が寝ているクマと遭遇、手、額に重傷。「死人の真似」をした。』 読売新聞(1910・9・20)
この日、クマ事故で初めて「死んだ振り」の対応をした人が紙面に現われた。
子牛ほどのクマと遭遇して、言い伝え通りに死人の真似をしたそうだ。
そうする以外にないほど重傷で、防御体勢をとったと思われる。
『大正15年5月6日、福島県湯本村二岐温泉で、男性4人(68、67、60、58)が親子3頭のクマと遭遇、一斉に「地面に伏せ」無傷。』 読売新聞(1926・5・16)
敵と遭遇したら発見されないように「地に伏せる」ことはあるが、死んだ振りをして、クマをやり過ごした面白さを記者が捉えたのだろう。
温泉の湯煙に酔ったようなおじさんたちが揃って地面に伏せた。
微苦笑を誘われる記事だ。
「死んだ振り」、「死んだ真似」、「寝たまね」、「死人を装い」と、文字になっているものは80人いる。
「伏せた」と発言している人も、女性を中心に85人いる。
これは、女性が無意識に顔を守るために取った行動と思われる。
女性ではクマに遭遇して動転し、気絶状態で地面に寝そべる例が多数ある。
(1)基本型
『31年10月5日、福井県加戸村で、水汲みの男性( 58 )が遭遇、「死んだ真似」をしたら、同人の肩を二、三度叩き、無傷。』 朝日新聞(1931・10・9)
クマの大出没年だった昭和6年(31年)に3件の「死人を装う」、「死んだ真似」事故が見られる。
このころにはクマに遭遇したときの対応のひとつになっていたようだ。
同人の肩を三度まで叩いたのは、通り過ぎるときに当たったのではないか。
『59年10月17日、福井県大野市で、農作業中の女性(51)が遭遇「死んだ真似」。クマは同人の後頭部を叩いて通り過ぎて軽傷。』 福井新聞(1959・10・18)
「後頭部を叩いた」は、通り過ぎるとき、爪でも当たったのではないか。
「死んだ真似」という用語は戦後期に日本海側に限定的に使用されている。
【クマのささやき】
53年10月5日付けの福井新聞に、この秋のクマ大出没を受けた特集記事に「クマ報道での名文中の名文」が載っている。
『クマと出くわしたら騒いだりせず、付近の窪地へ素早く伏せ、とくに顔を地面に、へばりつき静かに息を殺しているとクマは一応、背中を、なでる程度で危害を加えず、しばらくすると行き過ぎると言われている。これを「クマのささやき」という。』
私も一貫して、この文章の論旨と同じ言い方で対処法を勧めている。
最初の小さなクマの手出しが「ささやき」で、その後、被害者がどういう対応を取るかで重大事故へと拡大するか、その軽減法を私は近年の事故例から探っている。
「クマのささやき」は、どこかに原典があるのだろうか。
誰が言ったのだろう。
(2)監視型
『53年10月23日、長野県永田村で男性(34)がキノコ採り中、後ろから突然に襲われて重傷、咄嗟に身を伏せて死んだ振りをした。クマは20分間ほど、周りを歩き続けて去った。』 信濃毎日新聞(1953・10・24)
このように、受傷して死んだ振りをし、10分後、20分後、30分後に見回したら、クマの姿が消えていた例が18人ある。
『76年4月28日、滋賀県木之本町でワラビ採り中の女性(66)が親子3頭と遭遇、死んだふり10分後、立ったら顔を殴られ重傷。』 読売新聞(1976・4・29)
前2例の死んだ振りは、その後の様子が異なる。
後者のように襲われて小さな被害を受けて死んだ振りをし、その体勢を5分、10 分、1時間と続けた後、立ちあがって逃げようとすると、ガツンと殴られて重傷に変じた事故が22人もある。
《クマは死んだ振りをした人を遠くから長時間、監視して
いる》――米田
監視後にクマが去った人が18人あった。
立つと、ガツンとやられたのが22人。
待つべきか、立つべきか、難しい問題だ。
後者は「遺体を守って24時間、蟠踞」の類型なのだ。
こんなときは「クマの攻撃性が低い段階なので追い払う」爆竹が役立つだろう。
(3)核心例
次例は、この項の最も核心的な事例だ。
『86年6月5日、山形県大蔵村で営林作業中の男性(58)がクマと遭遇し、背を向けて逃げると襲われると思い、斜め方向に走った。前に転び死んだ振り。クマの息吹が聞こえたが、去った。』 山形県庁調書
当時、私は山形県庁の担当者から話を聞いており、クマが男性の周りを歩いて様子を窺ったという。
6月の交尾期の雄グマの行動で、「雌グマかどうか情報を集めるため」近寄ったと思われる。
山形営林署管内では、クマと遭遇したら「背を向けて逃げるな」と教育されているようで、例がいくつかある。
死んだ振りをしたことで九死に一生を得たこの遭遇戦、クマと正対しつつ斜めに移動し、積極的に反撃せずに地面に倒れて静かになった男性に、クマが攻撃性を低下させたように見える。
長年山仕事で足腰を鍛えた営林署員でも、山野で走れば、転ぶ。
【死んだ振りをしている男性を恐れたクマ】
(4)躊躇い型
次の例は、時間を追って想像してもらいたい。
若いクマの攻撃生態を活写している最重要な例だ。
死んだ振りをしている男性を恐れ、攻撃を躊躇っているようだ。
『84年6月2日、岩手県遠野市で山菜採りの男性(64)がクマに足を咬まれて転倒。クマは木に登り、痛がっている男性を見下ろした。男性が逃げるとクマは飛んできて男性を引っ掻いて、また木に登った。男性は困惑し、クマと根競べに入り40分、男性は堪らず逃げ出すと、クマは木から降りてきて男性を襲い、斜面を50m、転落、クマは逃げた。首など全身、11 箇所を咬まれて全治1ヵ月の重傷。』 河北新報(1984・6・3)
《クマの強襲には柔らかく対応するべきだ》――米田
女性被害者497人中、確実に鈍器を振ったのは16人だけで、多くはごく自然に地面に伏せるので「首をガードして顔を守る」方が現実的だ。
山に不慣れな行楽客、都会人が、逃げた途端に不整地に足を取られて転び、恐怖で頭を両手で抱えるのは自然な心の動きと身体動作だ。
ナタ、カマなどで反撃し、その後で「死んだ振り」に転じても、クマの攻撃性は継続することが多く、その結果、重体、重傷など受傷程度を上げるのは不適だ。
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
【攻撃されても死んだ振りをすることで…】
・クマの一撃後に被害者が「死んだ振り」に転じた場合、クマは攻撃性を低下させている。
・クマは「強反撃には強襲」で反応してくる。
・クマは「静対応には力を弱める」習性がある。
2008年9月17日、登山家の山野井泰史氏は東京都の奥多摩で子連れのクマに襲われ、顔、腕に重傷を負った。
流石に道を究めた人だけあって、コメントが秀逸だ。
「生きているクマに触れられるなんて……貴重な体験をした」。
同氏は『岳人』12月号で事故の詳細を語っている。
最初にクマの吠え声がして、右腕を咬まれて引かれ倒され、次いで顔面を咬まれたそうだ。
なにより私が興味を覚えるのは、事故直後のこの発言だ。
『クマは鼻付近に食いついて放さなかった。これ以上抵抗するともぎ取られると思い、抵抗をやめたら力が抜けたので脱出した』
ここに被害軽減の極意があるように思える。
同氏が最後まで頑強に抵抗していたらどうなっていただろう。
もう一撃を受けていたら、より重体化したに違いない。
同じ日、北海道中標津町で男性がヒグマに顔面粉砕されて死亡しているが、こちらは小さく報道されただけだった。
『クマに襲われたカナダ人女性、「死んだふり」で命拾い』 ロイター(2010・7・29)
米モンタナ州ギャラティンのキャンプ場で28日未明、男女3人が野生のクマに襲われたが、そのうちの1人は「死んだふり」をして命拾いした。
デブ・フリールさん(58)はテント内で就寝中、痛みで目が覚め、『クマの歯が腕に食い込み、骨が折れて悲鳴を上げたらクマは、さらに歯を食い込ませてきた。それで死んだふりをして、筋肉をだらりとさせたらクマも力を抜いて、自分を離して去った』
【闘うよりも現代の高度医療に頼るべき】
繰り返しになるが、我々クマ研究家は、クマが攻撃してきたら「首を両手でカバーし、体を丸めて地面に固着することによって、重要器官を守れ」と提唱している。
頭頚部を守るために死んだ振りをするのは、現代のクマ研究者が勧めている「うつぶせ首ガード法」と同義なのだ。
人間の体の前面は加害に弱く、攻撃は背で受けて凌しのぐべきだ。
我々も怖く感じる大グマほど攻撃は短時間で終わり、悠々と森に隠れる。
闘うよりも現代の高度医療に頼るべきだ。
《クマの攻撃性が低い状態で襲われたときは、首をガードして「死んだ振り」をした方が重傷化を防ぐ。山に慣れていない一般人には適した方法だ》――米田
「死んだ振りは致命的だ、ナタで闘え」とする発言は、昭和期の医療水準の低い山間僻地で行われた手法なのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/61c5dcbd080cd34498aac1373f596be3c484f309
※以下は前編の記事。
クマ被害の事例中心で、事例の一部は本ブログでも最近紹介したばかりにつき、各段落の冒頭部分のみ紹介する。
2016年5月から6月にかけてタケノコ採りに出かけた一行がクマに襲われた「十和利山クマ襲撃事件」。
4人が死亡し、4人が重軽傷を負うなど、本州で発生した事件としては記録上最悪といっても過言ではない大きな被害をもたらした。
なぜクマはこのような凶行に及んでしまったのか。
さまざまな要因が重なるものの、なかでも大きな原因として考えられているのは、“空腹からくる強い食害意欲”によるものだ。
しかし、熊が満腹状態である場合も、決して安全だと言い切ることはできない。
空腹でなかったにもかかわらず、人を襲い、喰らった事件が記録に残されているのだ。
その事件こそ「戸沢村3人殺人事件」である。
ここでは、日本ツキノワグマ研究所理事長を務める米田一彦氏による著書『 熊が人を襲うとき 』を引用。
日本で起きたクマによるおぞましい食害事件を紹介する。
◇◇◇
【88年山形県戸沢村3人殺人事件】
十和利山クマ襲撃事件が発生するまで、クマによる死亡事故で最も衝撃的だったのは、1988年に山形県戸沢村で3件連続した食害事件だ。
発生直後と近年の三度、私は現地入りして状況を聴取している。
その後、遺体の詳細な資料も入手した。
・・・・・
【満腹でも人を襲う】
加害グマは調査の結果、年齢は4歳とされた。
体長が140㎝で体重は84㎏とされたが、写真で見るクマの死体は秋にしては体に張りがなく、疾病を思わせたが、それについての情報はない。
・・・・・
【事件が継続する地域がある】
一見して何頭ものクマが出没して事故が多発したように見えるが、クマの家族サイズ、体型などが類似していることなどから、実は同一家族系のクマが事故を起こし続けた、再犯を疑わせる例がある。
・・・・・
【多人数事故】
『94年8月31日早朝、新潟県笹神村で90分間に農作業中の男女4人が、別々に襲われ女性(72)顔に重傷、クマは大きく移動し女性(72)腕を骨折、男性(62)腕に重傷 、女性(76)腕に重傷を負わせた。』 新潟日報(1994・9・1)
・・・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/10f1512f9d49de02b711d38e85303c3d25e8e07f?page=3
(ブログ者コメント)
昨年暮れ、クマと遭遇した場合、武器の携帯で生存率は上がるという報道を紹介したが、今回の報道は、それとは逆。
相手のクマ次第ということかもしれない。
2021年1月9日19時31分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後2時20分ごろ、南会津町田島の廃業した会社の2階建ての建物内で、片づけなどの作業をしていた男性が倒れたと通報がありました。
この建物内では、男女3人が作業をしていて、このうち男性1人が意識不明の重体になっているほか、女性2人も体調不良を訴えているということで、3人とも会津若松市内の病院に搬送されました。
消防によりますと、3人は、建物内で、発電機を使って電気ストーブで暖をとりながら片づけなどの作業をしていたということで、一酸化炭素中毒の可能性があるとみて、警察や消防が詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210109/6050012958.html
2021年1月9日12時15分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道中標津町の路上で、除雪作業をしていた24歳の男性が、除雪機に手を巻き込まれて負傷する事故がありました。
事故があったのは1月9日午前7時ごろ、中標津町東16条南6丁目の歩道です。
除雪作業をしていた男性が除雪機に不具合が出たため、詰まっているものを取り除こうと扉を開け、手を差し込んだところ、動いていた刃に指を巻き込まれました。
男性は手袋をしていましたが薬指を切断したほか、中指と小指もケガをしました。
男性は除雪作業を請け負う会社で働いていて、業務中の事故だったということです。
北海道は急速に発達した低気圧の影響で各地で大雪となっていて、中標津町は8日時点で平年の倍の58センチの積雪を記録していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1474e9c416b2194909f5822e3018ca7cfc87244c
(ブログ者コメント)
9日前後は記録に残るほどのドカ雪で、他市でも除雪機使用中の巻き込まれ・下敷き事故が多発していた。
『除雪機での事故が相次ぐ』
(1月10日8時38分 NHK富山)
射水市消防本部によりますと10日午前6時ごろ、射水市三ケにある福祉施設の敷地内で除雪作業をしていた42歳の男性が除雪機に右手を巻き込まれ、中指を切断する大けがをしたということです。
意識はあるということです。
県内では除雪作業中の事故が相次いでいて、9日も、射水市の県道で除雪作業にあたっていた24歳の男性が右手の指を巻き込まれる大けがをしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210110/3060006342.html
『新潟の除雪中死亡は4人に 上越で87歳女性が除雪機に足巻き込まれる』
(1月11日 19時10分 毎日新聞)
上越地方を中心に記録的な雪になっている新潟県で、10日午後から11日までに除雪中に4人が死亡した。
いずれも1人で作業中だった。
2メートル超の積雪がある上越市では、頸城区の無職の女性(87)が10日午後5時半ごろ、手押し式の除雪機に足を巻き込まれ、出血性ショックで死亡した。
新潟市秋葉区の農業の男性(84)や三条市の無職の男性(66)、同市の会社員の男性(64)も、屋根の雪下ろし中の転落や、落雪に巻き込まれるなどして死亡した。
https://mainichi.jp/articles/20210111/k00/00m/040/118000c
『除雪機に上半身を巻き込まれ70代男性が重傷 北海道深川市』
(1月12日21時5分 YAHOOニュース;北海道放送)
12日午後0時半すぎ、深川市深川町で、自分の所有する牧場の除雪作業をしていた西原さん(男性、70歳)が、除雪機のドリル上の羽根=オーガに、上半身を巻き込まれました。
西原さんは、左腕を骨折するなどの重傷です。
西原さんは午前10時から除雪作業をしていましたが、近くで、別の作業をしていた西原さんの息子が、西原さんの「オーイ」という呼びかけで事故に気付き、消防に通報したということです。
警察は、事故の原因を調べています。
深川では、先月も69歳の男性が除雪機の下敷きになる事故があり、男性は死亡しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7179bb7dc8cf84b2c944b74c633e183906afac1
一方、今月3日には柏崎市で、除雪機使用中の父親が目を離した隙に9歳男児が巻き込まれて死亡している。(本ブログ紹介スミ)
結構多い除雪機使用中の事故。
そこで、一冬でどの程度、除雪機関連の事故が起きているものか調べたところ、2018年11月~2019年3月までの間、北国の12道県で54件、その前の2017年度には98件起きていたということだった。(昨冬の情報は見つからなかった)
『除雪機の事故に注意 昨冬54件、ひかれて死亡も』
(2019年11月13日 18時59分 朝日新聞)
降雪が本格化するのを前に、消費者庁は13日、手押し式除雪機の安全な使用を呼びかけた。
昨冬は54件の事故が発生。
除雪機の安全装置を固定して働かないようにするのはやめるよう求めている。
除雪機による事故は昨年11月から今年3月、北海道、青森、岩手、秋田、山形、福島、新潟、富山、石川、福井、長野、鳥取の12道県で54件あり、2人が死亡、22人が重傷を負った。
投雪口に手を入れてけがをしたり、除雪機にひかれて死亡したりした例があった。
2017年度には98件の事故が発生。
8人が死亡、51人が重傷を負った。
除雪機には手を離すと自動で停止する安全装置がついているが、作業しやすいよう、ひもで縛るなどして固定する人がいる。
そのため安全装置が働かずに事故につながった例もあった。
同庁は、
▽定期点検を行い、安全装置が正常に動くか確認する
▽エンジンをかけたまま投雪口などに手を近づけないようにし、雪が詰まった場合はエンジンを止めて雪かき棒を使う
▽移動中や収納中、後進時にも気をつける
などの注意も呼びかけている。
https://www.asahi.com/articles/ASMCF5R8HMCFUTFL00L.html
2021年1月8日10時32分にYAHOOニュース(47NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
クマの人里への相次ぐ出没を受け、対策が模索されている。
餌となるドングリを各地から集め、山にまく自然保護団体の取り組みには各地から支援が集まっているが、専門家は生態系への悪影響を危惧し、自粛を求める。
ふるさと納税を活用し、ドングリの苗木の植栽に乗り出す自治体も出てきた。
【クマの命を守る】
一般社団法人日本ヴィーガン協会(兵庫県)は2020年10月、千葉市や神戸市などのカフェや雑貨店でドングリを回収し、山に届ける事業「どんぐりすてーしょん」を立ち上げた。
事業に寄付を募るクラウドファンディングは開始2日目に目標額の20万円が集まり、終了時には5倍に達した。
協会によると、各地から届いたドングリは800キロを超える。
北陸などの山間部へ運び、地元の人や動物保護団体の協力でクマの通り道やえさ場に置いた。
協会の三宅K子代表理事(58)は、「保育園児たちが集めてくれた例もあった。子どもが公園で拾えるような気軽さが大きな反響につながったのかもしれない」とみる。
人に近づく個体は殺処分される場合もあり、「あくまでクマの命を守るための緊急の措置。殺処分にショックを受ける人に希望を与えたい」と語る。
【逆効果】
ただ、各地で集めたドングリを人為的にまく行為は、その土地の生態系を乱す危険をはらむ。
森林総合研究所(茨城県)が11年に作成した「広葉樹の種苗の移動に関する遺伝的ガイドライン」によると、天然の樹木は長い時間をかけて気候変動に対応し、分布域を変えるなどしており、「人為的にかく乱すると、集団や種の衰退につながることがある」という。
ガイドの作成に関わった同研究所の松本M子研究員は、「樹木の成長は年月がかかり、影響が見えにくいため、顕在化した時には手遅れとなっている恐れがある。予防的な措置の観点で、樹種はなるべく移動すべきでない」と指摘する。
動物関連の書籍やテレビ番組を多数監修する「どうぶつ科学コミュニケーター」の大渕Mさん(38)も、「人が実を運ぶと、クマが人のにおいを学んでしまう。個体数が山の本来の収容力を超える恐れもある。結果として、人里への出没が増えて逆効果になりかねない」と警鐘を鳴らす。
ゾウムシなどがドングリに寄生していれば、虫が拡散してしまうリスクもある。
大渕さんは「共生や寄生、食物連鎖といった複雑な関係性の上に多様な生物が存在している。クマを救いたい気持ちは理解できるが、生態系全体を考慮する必要がある」と強調する。
環境省によると、20年4月~11月のクマによる人身被害は151人と、過去最悪ペースだった。
餌となるドングリが2年連続で不作の地域が多く、冬眠前に農作物を求めて人里へ来たとみられる。
同省は、▽カキやクリなどの農作物や生ごみを放置しない、▽鈴など音の出る物を携帯し、クマに人の存在を知らせる、といった対策を呼び掛けている。
【共存を目指して】
クマは本来なら人を避けて森の深くで暮らしている動物だが、急に遭遇した場合は驚いて攻撃してくることがある。
学習能力が高く、人の食べ物の味を覚えると、強く執着する習性もある。
クマの生息地や目撃情報があった場所には近づかない、万一出会ってしまった場合は刺激しないようゆっくり後退する、といった適切な行動が求められる。
「痛ましい事故を避け、クマと共存できる道を探りたい」。
石川県小松市は昨年11月、えさ場の整備や森林保全の資金を募るふるさと納税のコースを新設した。
寄付は好調で、12月下旬には目標額を超えた。
同市ではクマの出没が例年の5倍を超え、住宅街で女性が頭をひっかかれる事故も発生。
消防や警察が警戒に当たったり、クマよけの柵を設けたりといった措置を講じてきたが、根本的な解決には、クマが餌に困らない自然環境をつくることが重要だと考えたという。
ふるさと納税で寄せられた資金で、クヌギなどドングリの実を付ける苗木を育て、えさ場として整備する計画だ。
植栽には年月がかかり、出没を防ぐ特効薬とは言えないが、「長期的な視点に立ち、クマが自力で餌にありつける豊かな森をつくりたい。専門家のアドバイスを受けながら生態系に配慮して取り組んでいく」(担当者)としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c0b2cac0fb49345432730916276e283e7a30a8b
(ブログ者コメント)
ブログ者も以前から、山奥にドングリを撒けばクマも人里には降りてこなくなるだろうに・・・と思っていたのだが、そう簡単な話しではなさそうだ。
2021年1月8日12時19分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前0時ごろ、苫小牧市真砂町の出光興産北海道製油所で、原油から灯油、軽油などを分離させる常圧蒸留装置から火が出ているのを従業員が発見し、119番した。
火は約2時間半後に消し止められた。
20代の男性従業員1人が右手に軽いやけどを負った。
苫小牧署などによると、8日正午現在、装置は停止しており、復旧のめどは立っていない。
同署は常圧蒸留装置から漏れ出した油に火が付いたとみて調べている。
同製油所は、灯油などの製品の在庫は十分にあることから「出荷体制に影響はない」としている。
同製油所は道内唯一の製油所。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/499106/
2021年1月7日17時56分にNHK栃木から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後2時半ごろ、佐野市富岡町で「強風でソーラーパネルが倒れて車が下敷きになっている」と警察に通報がありました。
警察や消防によりますと、高さ10メートルほどの支柱の上に設置された大型のソーラーパネルが落下して、ほぼ真下にある駐車場に止めてあった普通乗用車2台とバイク1台が下敷きになりました。
下敷きになった乗用車のうち1台には、50代の女性1人が乗っていて、一時、車内に閉じ込められましたが、警察によりますと、まもなく救助されて病院に運ばれ、命に別状はないということです。
ソーラーパネルは長さ10メートル四方の大きさで、落下の際に近くのアパートに接触したとみられ、建物の一部が破損しましたが、住人にけがはないということです。
現場はJR佐野駅から東に2キロほど離れた住宅などが広がる地域で、気象庁の観測によりますと、佐野市では午後2時前に1月の最大瞬間風速としては最も強い20.6メートルの非常に強い風が吹いていました。
警察と消防が現場の状況などを調べています。
栃木県内では7日午後、JR宇都宮線が倒木のため一時、運転を見合わせるなど、強風の影響が出ています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20210107/1090008590.html
(ブログ者コメント)
〇倒壊前の写真がないか、グーグルアースを含め調べてみたが、見つからなかった。
支柱の高さとパネルの大きさから考えると、支柱にもたれかかるように取り付けられていたのかもしれない。
〇7日は爆弾低気圧の影響で、全国的に風が強かった。
2021年1月7日17時9分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前11時すぎ、長野県の佐久平駅と軽井沢駅の間を走行していた上りの北陸新幹線かがやき508号の車掌が、7号車の車内にもやのようなものがかかっていることに気がつき、軽井沢駅の手前で緊急停止しました。
乗客およそ100人が乗っていましたが、体調不良などを訴えた人はおらず、軽井沢駅で後続の新幹線に乗りかえたということです。
この影響で北陸新幹線はおよそ20分にわたって上下線で運転を見合わせました。
JRによりますと、火災や車両の異常は確認されず、原因は特定できませんでしたが、当時、現場の周辺では強風の影響で砂ぼこりが舞っていたということです。
長野地方気象台によりますと、軽井沢町では午前11時12分に16.2メートルの最大瞬間風速を観測していました。
北陸新幹線は、強風の影響で7日午後にも長野駅と富山駅の間で一時、運転を見合わせ、ダイヤが乱れました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20210107/1010016566.html
(ブログ者コメント)
外気の取り入れ口にはフィルターが設置されているはず。
それが破れでもしたのだろうか?
2021年1月6日11時0分に産経新聞から下記趣旨の記事が、実験時の写真付きでネット配信されていた。
全国の火災を出火原因別にみると「たばこ」がトップで、乾燥する冬場などは特に気をつけたいところ。
だが岡山市では少し事情が異なり、ここ3年連続でトップは「たき火」だ。
岡山県が農業が盛んなことが背景にある。
こうした状況を受け、同市消防局は初めて啓発動画を作成。
さらに防火教室などでは、もし衣服に火がついたとき、地面に倒れ込み、左右に転がって火を消して-と呼びかけている。
【5件に1件】
下草についた火が風にあおられ、煙とともに広がる。
火は納屋の壁に見立てた木の板やマネキンの着た衣服にも燃え移った。
同市消防局が実際に起きた火災の再現実験を行い、撮影した映像だ。
12月22日、動画投稿サイトのユーチューブで公開を始めた。
同市では平成29年~令和元年の3年間、火災原因のトップはたき火。
このうち元年は、火災の発生件数200件中、たき火は40件で、5件に1件の割合だった。
令和2年も11月末現在で全体の件数162件(速報値)の火災のうち、たき火は37件(同)を占めている。
全国の傾向とは違っていて、消防白書によると、平成30年の全国の出火件数3万7981件のうち、出火原因のトップは3414件で、たばこ。
たき火は3095件で、その次だった。
岡山でたき火が原因の火災が多いのは、田畑の多さと瀬戸内地方の乾燥した気候によるとみられる。
県南部では江戸時代から稲作地帯が形成され、近代の明治38年~昭和38年の長期にわたる児島湾の干拓で水田はさらに拡大した。
現在も郊外を中心に田畑が広がっており、草刈りをした後にわらや枯れ草をまとめて燃やすのは、冬場によく見られる光景だ。
【ストップ ドロップ アンド ロール】
同市消防局によると、失火は高齢の農業従事者が起こす傾向がある。
「慣れているのか、中にはたき火をしたまま現場を離れて食事に行ってしまう人もいた」と担当者。
いったん燃え広がった火を制御することは難しい。
同市消防局では、火元を離れず、水を入れたバケツなど消火の準備を行い、周りに燃えやすいものがないかを確認することを、予防策として求めている。
また、すぐに通報ができるよう、たき火をする際は携帯電話を所持しておくことも呼びかけている。
一方、この機会に推奨しているのが、衣服に火がついたときの対処法。
衣服に火がついたとき、焦って走るとかえって火が広がってしまう上、直立状態だと火が頭に延焼し、頭部や気道をやけどする恐れがある。
そこで、地面に倒れ込み、顔を手で覆って左右に転がり、火を地面に押し付けて消すという。
1980年代に米国で火災予防教育として始まったとされる「ストップ ドロップ アンド ロール(Stop Drop and Roll)」という手法で、国内でも各自治体で啓発が進んでいる。
岡山市では「横文字だと高齢者にはなじみが薄い」として、この名称は使っていないが、地域の防火教室などで手法を奨励。
担当者は「今後、より分かりやすく広報啓発を進めたい」としている。
https://www.sankei.com/west/news/210106/wst2101060002-n1.html
(ブログ者コメント)
以下は岡山市が発信しているユーチューブ映像(5分38秒)
実験映像以外、過去のデータでは風速2m程度のおだやかな風の時の事例が一番多かったなど、専門家のインタビュー解説もある。
https://www.youtube.com/watch?v=u2GqQARbJlk
2021年1月6日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道・北見労働基準監督署は、令和2年6月に発生した死亡労働災害に関連して、造材業のT(北海道北見市)と同社専務を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で釧路地検北見支部に書類送検した。
労働者に立木の伐倒作業を行わせる際、植物の「つる」を取り除かせなかった疑い。
労災は、北見市内の伐採現場で発生したもの。
つるの絡んだ立木を伐倒する際、つるを除去しなかった結果、立木とともにつるが絡んでいた別の立木が倒れて来て労働者に接触している。
https://www.rodo.co.jp/column/99814/
※事故発生当時の報道は下記参照。
(2020年6月19日19時31分 北海道新聞)
29日午前11時ごろ、北見市留辺蘂町丸山の山林で、伐採作業をしていた同市西富町3、会社員伊藤さん(男性、72歳)が木の下敷きになっているのを同僚が見つけ、119番した。
伊藤さんは搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は心破裂。
北見署によると、伊藤さんは同僚2人と山林に入り、チェーンソーで作業中だった。
下敷きとなった木は高さ10メートル以上、直径17センチほどのカラマツ。
伊藤さんが伐採していた隣の木で、2本の木はツタで絡み合っていた。
同署は下敷きになった原因を調べている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/435512
(ブログ者コメント)
同じようなサイズの立木同士がツルで絡み合っていたとしたら、伐採した木が倒れないことも予想されるので、事前にツルは除去していたのではないだろうか?
ツルで絡み合っていることに気付かなかった?
気付いてはいたが、伐採した木が倒れる時にツルは切れるだろうと思っていた?
それとも・・・。
2021年1月5日17時3分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1年で満月が最も大きく見える現象「スーパームーン」の起きる日は、通常の満月や新月のころと比べても海岸浸食が大きく、全日平均比では浸食の程度が約5割増大するとの分析結果を、港湾空港技術研究所(神奈川県横須賀市)の研究チームが発表した。
チームは「スーパームーンの影響を考慮した海岸管理が必要だ」と指摘する。
米国の地球物理学連合の学術誌「ジオフィジカル・リサーチ・レターズ」に論文が掲載された。
スーパームーンは、楕円(だえん)軌道を周回している月が地球に最接近する時(近地点)と、満月のタイミングが重なった時に起きる現象。
月が地球から最も遠い時と比べて、直径が約14%大きく見える。
チームは茨城県神栖市の波崎海岸で1986~2010年、日ごとの砂浜の地形変化データを解析した。
その結果、一日の満潮と干潮の潮位差が大きくなる大潮が起こる満月や新月の日は、海岸線が全日平均と比べて平均37センチ後退していたのに対し、スーパームーンの日は47センチ後退していた。
波の条件が同じだったと仮定すると、スーパームーンの日は、全日平均より浸食の程度が49%増大していたという。
チームによると、スーパームーンの時は満潮時に海面水位が非常に高くなり、海岸線付近の地下水位も上昇する。
一旦上昇した地下水位は引き潮の際にもなかなか下がらないため、砂浜の表面に地下水がにじみ出て、より浸食されやすくなると考えられるという。
欧米では、スーパームーンの時に起こるような大きな潮の満ち引きは「キングタイド」と呼ばれ、島国などで浸水リスクが高まることが知られている。
チームの伴野雅之・港湾空港技術研究所主任研究官(海岸工学)は、「台風などによる高波・高潮が予測される日にスーパームーンが重なる場合は、浸水への備えに加え、浸食リスクにも注意することが必要だ」と話す
https://mainichi.jp/articles/20210105/k00/00m/040/126000c
1月11日6時39分にNHK神奈川からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
月が地球に接近しいつもより明るく輝いて見える「スーパームーン」と呼ばれる現象の際、干満の差が大きくなることで海岸の地形の変化に影響を与えていることが、神奈川県横須賀市にある研究所の調査で初めて確認されました。
「スーパームーン」は、月が地球にもっとも接近し、みかけの直径がおよそ14%大きく、明るさでは30%程度輝きが増して見える現象です。
横須賀市にある「港湾空港技術研究所」がスーパームーンと潮の満ち干の関係を茨城県の海岸で20年以上観測し42回分のデータを解析した結果、平均で、ひと晩に海岸線が通常のおよそ1.5倍浸食されることが確認されたということです。
また、干満の差は大潮と比べても平均で13センチほど大きかったということです。
スーパームーンの地形に与える変化が実際の観測で確認されたのはこれが初めてだということで、研究グループの伴野雅之主任研究官は、「天体現象として注目されがちだが、海岸線が浸食されるリスクが高まる現象でもあることに注意が必要だ」と指摘しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20210111/1050012637.html
2020年12月27日に掲載した第3報がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第4報修正4として掲載します。
第3報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11283/
(2021年1月12日 修正4 ;追記)
2021年1月5日9時21分に読売新聞からは、間違えた成分の容器と本来の成分の容器は同じ棚の上下に並べて置かれていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
本来入れるべき有効成分の容器と混入した成分の容器が、同じ棚の上下に並べて置かれていたことが、同社関係者への取材でわかった。
用途の異なる原料がごく近くで保管されていたことになり、関係者は「ヒューマンエラーを起こしやすい状態だった」と危険性を指摘している。
同社によると、有効成分を入れていたのは「高さ1メートル弱の大きな紙製のドラム缶」、睡眠導入剤成分は「小さく平たい缶」と、大きさや形が全く異なっていた。
同社は「一般的な感覚では間違えないレベル」と説明しており、同社が設置した調査委員会が取り違えの経緯を調べている。
同社は4日、問題の薬を処方された患者の人数を、これまでの364人から344人に修正した。
処方された人のうち、実際に服用した人が324人だったことも判明。
服用して健康被害を訴えた人は207人、交通事故に遭った人は22人となった。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210105-OYT1T50146/
(2021年1月28日 修正5 ;追記)
2021年1月24日5時0分に読売新聞から、成分を2度に分けて投入するという裏手順書が10数年前からあり、今回、2度目に投入する時に成分を間違えたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
※修正4の記事中、裏マニュアルがあったらしいとも紹介していたが、当該記述は削除した。
この薬について、国の承認とは異なる製造手順を記した「裏手順書」が十数年前から製造現場で使われていたことが、関係者への取材でわかった。
県は、違法な手順による製造が常態化し、健康被害につながった事態を重く見て、医薬品医療機器法に基づき、同社に対し業務停止命令を出す方向で検討している。
関係者によると、国が承認した手順書では、薬の主成分を全て1回で入れることになっているが、「裏手順書」では2度に分けて入れると記載されていた。
錠剤を固まりやすくするためとみられ、製造現場で十数年前から採用されていたという。
問題の薬では、従業員が主成分を2度目に入れようとして、睡眠導入剤成分と取り違えていた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210124-OYT1T50015/
一方、1月27日19時23分にNHK福井からは、保管状況の写真を入手したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
NHKが入手した、会社が関係者への説明の際に使用した写真によりますと、主成分が入った円筒型の容器と睡眠導入剤の成分が入った直方体の容器は、同じ棚の下と上の至近距離で保管されていた状況がわかります。
・・・・・
県は、厚生労働省と協議した上で、2月上旬にも過去最長となる116日間の業務停止命令を出す方針です。
この問題で、会社が、別の20種類あまりの薬について承認された規格に適合していなかったなどとして自主回収する方針を決めたことが分かりました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20210127/3050007049.html
(2021年2月11日 修正6 ;追記)
2021年2月9日19時8分にNHK福井からは、過去最長となる業務停止命令が出されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は、K化工に対し、法令順守の意識が欠如し、品質管理の体制に重大な問題があるとして、9日付けで、過去最長となる116日間の業務停止命令を出しました。
あわせて、役職員の教育や品質管理の体制の見直しなどを命じる業務改善命令も出し、改善が確認されるまで製品の出荷の再開を認めないとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20210209/3050007169.html
2月9日22時6分に産経新聞westからは、経営陣も法令違反の実態を把握していたが、修正申請すると承認されるまで製造できなくなるため修正しなかったなど、など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
問題をきっかけに、同社では承認外の工程で製造する法令違反が180製品以上確認された。
県は、経営陣もこうした実態を黙認していたと認定している。
小林社長は、総括製造販売責任者を務めた平成17年から、承認外の工程がある実態を認識していたと説明。
このころ、製造承認書と実際の工程を照合するよう行政側からの通達があったが、社内で確認を進めると、多くの製品で承認書と齟齬(そご)が生じていた。
だが、適切な対応を取らずに製造は継続された。
実際の工程に合わせるための承認には時間がかかり、申請しても承認されるまで製造できないためだった。
小林社長は「振り返れば、供給中止すべきだった。(薬の供給は)患者の生命に直結しているため、一気にやめることができない」と釈明した。
だが、常態化した承認外の作業が、混入による健康被害という重大な問題に発展。
対応の遅れについて、小林社長は、「後発薬の需要が増えたために人員を増やしてきたが、十分に教育ができなかった」と述べた。
県は、「経営層が法令違反を把握していながら、改善策を講じなかった点が最大の課題だ」と結論付けた。
https://www.sankei.com/affairs/news/210209/afr2102090031-n1.html
2月10日5時0分に読売新聞からは、販路拡大中だったため製造を止められなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小林社長によると、不正の把握は製造責任者だった2005~07年頃。
厚生労働省が承認していない工程が記された「裏手順書」や、立ち入り調査に備えて虚偽の製造記録を記した帳簿(二重帳簿)の存在を知ったという。
すぐに正せなかった理由について「会社が販路を拡大しており、一度に大量の製造は止められなかった」と説明。
「数年かけて(改めよう)と思ったが、判断は大きな誤りだった」とうなだれた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210209-OYT1T50268/
2月9日19時8分にNHK福井からは、会社が急成長してきた状況に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
K化工は,あわら市に本社を置き、昭和36年に設立されました。
厚生労働省が使用を推進している価格が安い後発医薬品、いわゆるジェネリックの研究・開発や、289の製品の製造や販売を行っています。
現在、あわら市には、本社のほか今回の睡眠導入剤の成分の混入が起きた「矢地第一工場」をはじめ、工場や研究施設などあわせて7つの施設があり、このうち3つの工場や施設は、この10年間のうちに新設されています。
今年度の従業員数は796人で、平成21年度の210人から、この10年あまりでおよそ3.8倍に増えています。
小林社長が去年11月、機関誌に寄稿した文章には、「医薬品市場で後発医薬品使用促進の追い風を実感したのは、やはり政府が医療機関・調剤薬局に対して使用のインセンティブを設けた02年度の診療報酬・調剤報酬改定以降です。その頃の当社の売上高は、わずか30億円程度でしたが、継続した政府の後押しもあって10倍以上の370億円に伸ばすことができました」とあり、国がジェネリックの使用を促進する中で、会社が大きく成長してきたことがつづられています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20210209/3050007170.html
2月10日12時43分にNHK福井からは、ジェネリック協会から除名されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本ジェネリック製薬協会は、「法律に対して重大な違反を犯した」として、K化工を8日付けで協会から除名しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20210210/3050007176.html
2月11日9時6分にYAHOOニュース(日刊ゲンダイDIGITAL)からは、親会社のオリックスがサポート中など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
K化工の株式の過半数を保有し、資本・業務提携しているオリックスは1月20日、福井新聞の取材に「出資者として誠に遺憾。K化工が社会的な責任を少しでも早く全うすることができるように、最大限のサポートを行っている」とコメントした。
・・・・
小林代表取締役社長は創業家の3代目である。
創業者は小林S。
配置薬を売る「富山の薬売り」で、戦後の1946年に配置薬を製造する小林製薬所を創業した。
61年、K化工を設立、医療用医薬品に進出した。
・・・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/d49aea251bbe99bd00b583325f22a9c2e6304b3a
2021年1月5日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡労働基準監督署は、液体窒素を用いる冷凍車に酸素濃度測定器具を設置していなかったとして、運送業のK運輸㈲(静岡県焼津市)と同社専務取締役を、安全衛生法第22条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで静岡地検に書類送検した。
冷凍車の荷台に入った労働者が急性窒息で死亡している。
災害は令和2年5月17日、取引先の事業場内で発生した。
労働者は1人で冷凍車内に液体窒素を充てんする作業に従事していた。
本来は酸素欠乏症を防ぐため、荷台の扉を全開にしてしばらく換気したうえ、測定器で酸素濃度を確認してから車内に入らなければならならない。
労働者は扉を半開きにするのみで十分な換気をせず、そのまま乗り込んで倒れたものとみている。
酸素欠乏症等防止規則第4条では、…
https://www.rodo.co.jp/column/99744/
(ブログ者コメント)
酸欠則4条の条文は下記。
(測定器具)
第四条 事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させるときは、前条第一項の規定による測定を行うため必要な測定器具を備え、又は容易に利用できるような措置を講じておかなければならない。
https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-2/hor1-2-35-2-0.htm
2021年1月8日10時26分にNHK岩手から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月5日、医薬品製造会社「Sファーマ」の金ケ崎工場で、およそ10トンのジクロロメタンを貯蔵していたタンクのメモリがゼロになっているのを作業員が見つけました。
ジクロロメタンは工場では洗浄剤として使用されていて、雪の重みでタンクのバルブがゆるみ、敷地内に漏洩したとみられています。
ジクロロメタンは発がん性がある有害物質で、敷地外の河川などにも流出したおそれがあることから6日、工場から岩手県に通報があったということです。
工場のそばには北上川に合流する2つの河川があり、通報を受けた県が河川管理者の国などと水質調査を行いましたが、水質の汚濁はみられず、数値の異常もなかったということです。
また、これまでに、異臭や健康被害などの情報も寄せられていないということです。
県では、工場の敷地外に流出した可能性は低いとみていますが、念のため、水質や周囲の環境への影響について当面の間、調査を行うことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20210108/6040009607.html
1月6日23時4分に産経新聞からは、タンク上部からの落雪が原因だったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岩手県などは6日、医薬品製造「Sファーマ」の金ケ崎工場(金ケ崎町)のタンクから、有害物質のジクロロメタンが最大で約10トン漏れたと発表した。
けが人はいない。
同社は、工場敷地外への流出は確認されていないとしている。
同社によると、5日午後に従業員が発見。
タンク上部からの落雪で、バルブが緩んだのが原因の可能性があるという。
県は付近の川やため池の水質調査をしている。
https://www.sankei.com/affairs/news/210106/afr2101060015-n1.html
1月10日19時35分にNHK北海道からは、拡散防止対策を進めるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
Sファーマによりますと、今月5日、金ケ崎町の工場で、屋外にあるジクロロメタンを貯蔵していたタンクの排出弁が開き、およそ15キロリットル漏れ出したということです。
発見したときに、排出弁が半分ほど開き、タンクの上部に雪が積もっていたことから、会社では雪が落ちてバルブがゆるんだとみています。
ジクロロメタンは発がん性がある有害物質で、会社が漏れ出した現場付近の土壌水を調べたところ、8日になって、高濃度のジクロロメタンが検出されたということです。
工場周辺への影響については、県や国が7日に、周辺の河川7か所で水質調査を行ったところ、いずれも基準値を下回りました。
また、会社が周辺の井戸水を15か所を調べたところ、9日の時点では、ジクロロメタンは検出されていません。
ただ、会社では、工場から半径1.2キロの住民や企業に対して、念のため、地下水を飲料に使わないよう要請し、飲料水を提供したということです。
今後、県や国とともに水質や周囲の環境への影響について調査を続け、漏れ出したジクロロメタンが拡散しないよう対策を進めることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20210110/6040009633.html
(ブログ者コメント)
〇落雪で弁が半分ほど開いたという点から考えると、コックバルブが使われていて、レバーが真横になると閉、真下になると開、という状態だったのかもしれない。
水道蛇口のレバーであれば、下に押すと水が止まるので、上から物が落ちてきても出っ放しになることはないのだが・・・。
それにしても、万一の事態に備え、なぜキャップを取り付けていなかったのだろうか?
〇ジクロロメタンは地下浸透力が強い物質ゆえ、早期に土壌汚染拡散防止対策がとられるものと思われる。
2021年1月4日20時22分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後3時すぎ、守山市荒見町の中古車販売店の駐車場で、市内に住み、この店を経営する田家さん(男性、42歳)が運転するフォークリフトに、いずれも田家さんの娘で小学5年生の姉(10)と1年生の妹(6)がひかれて病院に搬送され、妹はおよそ1時間後に死亡が確認されました。
姉も大けがをして病院で手当てを受けていますが、意識はあり、命に別状はないということです。
警察によりますと、田家さんは4日は休みだったということで、「娘たちをフォークリフトの荷物を載せる部分に乗せて走行して遊ばせていたら2人が落ちてしまった」と話しているということです。
警察が当時の状況をさらに詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20210104/2060006596.html
1月4日17時18分にYAHOOニュース(京都新聞)からは、姉妹をフォーク部分に乗せて旋回して遊ばせていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
守山署によると、父親は「姉妹をフォークリフトのフォーク部分に乗せ、旋回して遊ばせていたところ、振り落としてひいてしまった」などと話しているという。
同社はこの日、休業日だったという。
現場は守山北中の西側にある住宅地。
https://news.yahoo.co.jp/articles/86a5d71dd5035f0be71ba6b980c9fdbf82eae247
1月4日21時50分に読売新聞からは、妹は頭を強く打って死亡したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後3時15分頃、滋賀県守山市荒見町の中古車販売会社駐車場で、市内の小学生の姉妹2人が、父親(42)の運転するフォークリフトにひかれた。
2人は病院に搬送されたが、小学1年の妹(6)が頭を強く打って死亡。
同5年の姉(10)が脚などに重傷を負った。
県警守山署によると、同社はこの日、休業日で、経営者の父親が2人と遊びに来ていた。
父親がフォークリフトの荷物を積載するフォーク部分に2人を乗せて旋回させていたところ、2人が振り落とされ、ひかれたという。
同署が事故当時の状況を詳しく調べている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210104-OYT1T50172/
2021年1月3日9時0分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都府亀岡市で1日、全国初のプラスチック製レジ袋提供禁止条例が施行された。
市内全ての小売店が対象となり、有料でも提供が禁じられた。
代わりの紙袋を提供する場合も有料が義務付けられた。
元日から営業している全国チェーン店をはじめ、各店舗が条例に沿った対応を始めた。
市環境政策課によると、客とのトラブルの相談などは寄せられていないという。
「手さげ紙袋が有料になりました」。
1日朝、同市千代川町のマクドナルド9号線千代川店の店内やドライブスルーのブースに、条例に合わせた対応を伝える看板やポップがお目見えした。
全国約2900店舗の中で市内3店舗のみの対応で、接客クルーは客に有料の紙袋の要否を尋ねた上で、購入量に合わせ10円か20円の紙袋を提案した。
訪れた大学生(21)=青森県弘前市=は、「環境問題を見据えた大切な取り組み。これまで無料のレジ袋をたくさんもらっていたが、極力もらわないようにする」と、条例に理解を示していた。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/460224
1月5日9時46分にNHK京都からは、事業者には紙袋購入支援制度がある、違反した事業者名は公表されるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都府亀岡市は、市内のすべての小売店でプラスチック製レジ袋の提供を全面的に禁止する全国で初めての条例を、今月から施行しました。
「保津川下り」の観光で知られる亀岡市が今月1日から施行した全国初の条例では、市内のスーパーやコンビニを含むすべての小売店がプラスチック製レジ袋を提供することを、有料であっても禁止しています。
紙袋についても無料での提供を禁止し、事業者への支援策として紙袋を安く仕入れることができる制度を合わせて設けています。
亀岡市は、ことし6月からは、違反が報告された事業者に対し立ち入り調査を実施し、事業者名の公表や改善勧告などを行うことにしています。
また、市民に対しても買い物にはできるだけマイバッグを持参するよう協力を求め、プラスチックごみの大幅な削減を目指すことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20210105/2010008987.html
(ブログ者コメント)
〇対象となるのは、店で購入した商品を持ち運ぶための持ち手がついている袋。(6/7ページ)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000702290.pdf
〇ご覧になった方も多いと思うが、本件、新年早々の「ガイアの夜明け」でも取り上げられていた。
2020年1月4日0時34分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県警は3日、大雪による事故で3人が死亡したと発表した。
同日午後1時20分頃、柏崎市の住宅兼会社の駐車場で、この家に住む男児(9)が手押し式の除雪機に巻き込まれ、脳挫傷で死亡した。
発表によると、男児は父親らが除雪作業をしているそばで雪遊びをしていた。
父親が除雪機のエンジンをかけたまま数分間、目を離した際に巻き込まれたという。
・・・・・
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210103-OYT1T50260/
1月4日12時4分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、父親らは別の作業をしていたなど下記趣旨の記事が、当該除雪機の写真付きでネット配信されていた。
3日午後1時すぎ、柏崎市宮之窪の住宅兼会社事務所の駐車場で、この家に住む小学3年生の9歳の男の子が除雪機に巻き込まれ死亡しました。
警察によりますと、当時、会社を経営する父親と従業員が除雪機のエンジンをつけたまま別の作業をしていたところ、雪遊びをしていた男の子が除雪機に近づき、巻き込まれたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c0be5269ee8159d98fb1f144a99b84eb4dd0195
1月3日18時33分にNHK新潟からは、右腕などを巻き込まれたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後1時20分ごろ、柏崎市内の会社を兼ねた住宅の敷地内で、9歳の男の子が除雪機に巻き込まれました。
警察の調べによりますと、男の子は右腕などを巻き込まれ、病院に運ばれて手当てを受けていましたが、その後、死亡しました。
3日は男の子の父親が除雪機を使って敷地内の除雪作業を行っていたということで、警察は事故の詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210103/1030015081.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。