2020年12月22日21時22分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
環境省の有識者会議は22日、瀬戸内海環境保全特別措置法(瀬戸内法)の改正案について、大筋で合意した。
瀬戸内海に面する沿岸府県を中心に、下水処理場などの排水基準を緩和し、海洋生物の栄養となる窒素やリンなどの「栄養塩」について、海中での濃度を上げる計画区域を独自に指定できるようにすることなどが柱。
規制強化で水質改善が進んだことを踏まえ、規制一辺倒だった水質管理政策から転換を図る。
環境省は、2021年の通常国会に改正案を提出する方針。
現行法の対象は内陸部も含む13府県だが、改正案ではノリ養殖などが盛んな沿岸部などを念頭に、府県が計画区域を指定することを認める。
各府県で海中での濃度を上げる栄養塩の種類ごとに濃度目標値を定め、適切な水産資源の管理を目指す。
府県には、汚染状況を把握するための継続的な水質モニタリングの実施を義務付ける。
著しい水質汚染が判明した場合は、濃度上昇を防ぐ措置をとるよう求める。
高度成長期に工場排水が原因で瀬戸内海では富栄養化が進み、赤潮が頻繁に発生して「死の海」とも呼ばれた。
しかし、近年では工場の排水規制などが進み、反対に栄養塩の濃度が下がる「貧栄養化」も目立つようになり、その影響でノリが色落ちしたり、漁獲量が減少したりした。
スキューバダイビングに適した透明度となるまで水質は回復したが、漁業関係者は「海がきれいになりすぎた」と指摘してきた。
ノリ養殖の盛んな兵庫県の県議会は昨年、下水処理場から排水される窒素濃度の規制を撤廃する条例改正案を可決するなど、自治体レベルで排水規制を緩和する動きが出ていた。
https://mainichi.jp/articles/20201222/k00/00m/040/177000c
(ブログ者コメント)
兵庫県が環境基準内で水質規制を緩和したという情報は、本ブログでも昨年5月に掲載スミ。
2020年12月22日18時30分にYAHOOニュース(朝日新聞)から下記趣旨の記事が、システム画面の写真付きでネット配信されていた。
ゼネコン大手の大成建設は、作業員や建設機械の位置をデジタル技術で把握して事故を防ぐ安全管理システムを開発した。
作業員が建機に近づいた頻度や建機のスピード超過なども表示でき、これらは業界で初めての取り組みという。
作業員にスマートウォッチを付けてもらい、位置を全地球測位システム(GPS)でとらえる。
立ち入り禁止エリアに入ったり重機に近づいたりしたら、専用の画面に表示。
その回数も測る。
回数が多い作業員は直接指導し、安全意識の向上を図る。
このほか、クレーン同士が近づき過ぎたり、クレーンがつり上げた荷物の下に作業員が近づいたりすると警報などで知らせるシステムもつくった。
担当者は「(事故の)リスクを軽減できれば、生産性の向上につながる。蓄積したデータはほかの現場にも応用していく」と話す。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0189f359b63061fb6dc9be6842f18c620826bc6
(ブログ者コメント)
関連情報調査結果、2年前の日付で同社HPに、当該システムを開発したという記事が掲載されていた。
なぜ、2年後に朝日新聞が報道したかは不明。
『IoTを活用した従業員作業状況の見える化ツールを開発』
(2018年7月26日 大成建設株式会社)
大成建設株式会社(社長:村田誉之)は、株式会社インフォキューブLAFLA(社長:田中健吾)の協力を得て、IoTを活用した従業員作業状況の見える化ツールを開発しました。
本ツールは、生産施設を対象として、大成建設の技術的なノウハウと、インフォキューブLAFLAのリアルタイム位置情報取得・表示技術を組み合わせて、統合情報を把握し、作業状況を考慮した動線、レイアウト設定や無駄のない作業計画立案による作業の効率化と、作業見守りによる不安全行動の抑止、熱中症等の事故防止など安全性向上を実現します。
生産労働人口の減少や従業員の高齢化が社会的な問題となる中、作業の効率化や安全性向上は生産施設においても大きな課題となっています。
近年、これらの課題に対し、施設や装置の改善だけでなく、従業員の作業状況を把握するための新しいソリューションが求められており、心拍、体温、姿勢などの身体の状態、所在、作業環境をモニタリングする様々なツールが開発されています。
しかし、従来のツールでは、生体や位置などの情報をモニタリングし、従業員の身体の状態や所在を個別に記録・分析することは可能でしたが、各取得データから作業状況などに係る複数種データを抽出し、その関連性の分析には相当の時間がかかっていました。
そこで、当社は、複数種データの統合的な分析をスピーディに実施するため、従業員の身体の状態(生体データ)、所在や作業内容(位置データ)および作業空間の環境(作業環境データ)など様々な情報を一元的に取得し、分析するツールを構築しました。
本ツールは、一つのアプリケーション上で取得した各種情報の関連性を総合的に分析することが可能となります。(図1参照)
本ツールの主な機能は以下のとおりです。
1.屋内外を行き来する従業員の位置データは、電波ビーコン(屋内)とGPS(屋外)を組み合わせて連続的に取得し、パソコンやスマート端末でリアルタイムに表示・確認することが可能です。
画面は2Dや3Dで表示可能で、スムーズな拡大・縮小、視点移動に加え、施設内での各階状況を一画面にまとめた立体表示にも対応しています。(図2、図3参照)
2.現場で取り組んでいる作業内容を細分化して、従業員が所持するスマートフォンに登録し、従業員ごとの動線解析だけでなく、滞在頻度の高いエリアや行き来が頻繁な経路と作業工程との相関を表示でき、無駄のない作業指示が可能です。(図4、図5参照)
3.生体データは、使用条件や用途によって、ウォッチタイプやシャツタイプなどの様々なバイタルセンサーを選択して取得し、常時従業員の身体の状態を把握し、管理します。
4.作業環境データは、温湿度、風向・風速、特殊ガス・酸素濃度などをセンシングで取得し、異常発生時にはアラーム発報などにより、従業員への周知を図ります。
5.従業員の生体データや位置データに異常が生じた場合には、本人および管理者へメールで通知するとともに、作業エリアに設置したカメラ等の画像で現地の様子を目視にて確認することが可能です。
本ツールによる取得データを組み合わせ、以下に示すような効果を得ることが可能です。
(図表の転載は割愛)
なお、作業環境データの取得・記録・分析に対するネットワークおよびクラウドの活用については、株式会社NTTドコモと共に検証を行い、様々な環境センサーのオンライン化、ネットワーク・クラウドのセキュリティなどについて確認済みです。
今後、当社は、生産施設において、リアルタイムに従業員の作業状況を把握するためのツールとして、作業の効率化や安全性向上の実現に向け、本ツールをお客様に提供するとともに、当社のコンサルティング業務への活用を行います。
また、位置データを取得するため、スマートフォン以外の低コストな着脱型小型・軽量の汎用通信端末の開発や、各データの高精度化を図るため、小型カメラや各種センサーによるセンシングデータのラインナップの拡充等に取り組み、更なるシステムの高付加価値化を追求します。
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2018/180726_4395.html
2020年12月22日9時16分にYAHOOニュース(PRESIDENT Online)から、ルポライターの体験取材記事が下記趣旨でネット配信されていた。
日本最大のドヤ街、大阪市西成区あいりん地区にある飯場の日雇い労働者は、どのような環境で働いているのか。
そこで働き、『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(彩図社)を出版した國友公司氏は、「15センチ角のガラス片が上から降ってきても、周りの労働者は意に介さなかった」という――。
■「訳アリ」人間が全国から集まる地下の世界
筑波大学を7年かけて卒業するも、就職できずに無職となった私が流れ着いたのは、日本最大のドヤ街、大阪市西成区あいりん地区だった。
新宿都庁前のホームレスについて書いた卒業論文を出版社の編集長に見せたことをきっかけに、「西成に潜入してルポを書かないか」と言われたのだ。
生きていくには、とにかく仕事をしなければならない。
私は、S建設という建設会社の飯場で働くことにした。
この会社だけ募集の「健康保険」の欄に丸がついており、何となく安心だったからだ。
テレビカメラが入ることはない飯場は、想像以上に壮絶であった。
飯場――。
インターネット上では「タコ部屋」とも呼ばれる。
建設現場や解体現場で働く肉体労働者たちが共同生活を送る寮のことである。
英国人女性殺人・死体遺棄事件で無期懲役となった市橋T也は、2年7カ月もの間、逃亡生活を送っていたが、彼が選んだ潜伏先もまた、西成区あいりん地区の飯場であった。
逮捕されてからすでに10年以上が経過しているが、同地区の飯場には今でもさまざまな「訳アリ」人間が全国から集まってきていた。
■いままで関わることのなかった人間たちがここに集まっている
なぜだか分からないが、自分が本当にどうしようもない――西成で一生ドカタをするしか選択肢のない――人間であるように思えてきた。
朝の四時半に起床し、五時に一階の入り口に集合する。
食堂では、岩のような手をした大柄な男や、歯が抜け腰の曲がった老人が生卵を白飯にぶっかけ、初めて持ったみたいな箸の持ち方でかき込んでいる。
ズボンに手を入れ股間をかきむしり指先の匂いを嗅ぐ男。
ポケットに両手を突っ込み、肩を揺らして歩きながら何事かわめいている男。
いままで関わることのなかった人間たちが、ここに集まっている。
世間の目が届くことのない、日の当たらない地下の世界へやってきたのだ。
新しく現場に入るということで、書類を何枚か書かされた。
これはS建設ではなく、これから行く現場のクライアントに提出する物のようだ。
安全対策に関する講習はしっかり受けたか、といったいくつかのチェック項目がある。
「よく分からないだろうけど全部チェック入れておいて」と、私の現場の班長である菊池さんに書類を渡された。
■「安全帯」の使い方すら知らないまま現場へ…
この菊池さんはS建設に入って、すでに15年以上。
その想像を絶する勤務年数ゆえに班長に抜てきされているが、日給は私と同じ一万円(内寮費が三千円)。
むしろまったく度が合っておらず、遠くの物はもちろん、近くの物もそれはそれでぼやけるという眼鏡(菊池さんは乱視なのにケチって乱視用レンズを入れなかったらしい)のせいで、周りからはボンクラ扱いされている。
「北海道出身だが、住民票がどこにあるかもう分からない」ということから分かるように、一生飯場暮らしのチケットが発行済みの菊池さん。
いつも下を向いては行き詰まった顔をしている。
講習などもちろん受けていない上に、私は高所での作業の際に自分の腰と手すりなどをつないで落下を防ぐ「安全帯」の使い方すら知らない。
こんな状態で安全に作業ができるとは到底思わなかったが、あと10分で現場に向かうというので、内容も読まず、すべてにチェックを入れた。
私は「土工」という職種になるらしい。
簡単に言うと、一番下っ端の底辺労働者ということだ。
飯場に入っている人間のほとんどが、この土工というポジションになる。
何年飯場にいるとか、そういったことは関係ない。
全員ひっくるめて底辺土工だ。
■頭上で跳ねた無数のガラス片
バンに乗り込んで約1時間、今日の現場に到着した。
老朽化で閉館したデパートらしい。
これから10日間、どんな仕事をするかさっぱり分からないが、取りあえずこの建物をぶっ壊して更地にするというのが現場の最終目標である。
ユンボで地面を掘り返すと、おびただしい数の鉄筋がぐちゃぐちゃになって飛び出してくる。
結局、こんなにぐちゃぐちゃにするのなら、こんな粗大ゴミ初めから作らなければいいのではないか。
スクラップ&ビルドばかり繰り返して、無駄なことばかりしてバカなんじゃないか。
そんなことを考えながら粉じんに水をまいていると、3階から「ガガガガガ」と耳をふさぎたくなるほどのごう音が聞こえてきた。
そんなむやみやたらに壊して大丈夫なのだろうか。
まだ壊しちゃいけない場所まで壊して一気に倒壊しないだろうか。
解体現場の作業員が下敷きになって死亡する事故をよく目にする。
今までは他人事だったが、もうそういう訳にはいかない。
ついに振動で3階部分の窓が割れたのか、「バリバリ」と音がした。
思わず上を向くと、無数のガラス片が降ってきている。
とっさに下を向くと、ヘルメットの上で無数のガラス片が跳ねた。
中には15センチ角ほどの鋭利なものもあり、ヘルメットがなければ今頃、私は脳みそを垂れ流しているだろう。
肩や腕に当たっていても切り傷では済まない。
S建設とは別のドカタ軍団、T組の一員である高見さんは、バーナーで鉄筋を切るのに夢中で、気付いていない。
その体勢だと、背中にガラス片が思い切り刺さってしまう。
「高見さん! ガラス! ガラスが上から降ってきています!」と私は叫んだ。
「気い付けえや」
高見さんはそういうと、再び鉄筋を切り始めた。
背中に刺さったらどうするの?
ヘルメットをしているとはいえ、首筋の頸(けい)動脈を切られたら、本当に死んでしまう。
私はホースを投げ出し、安全な場所へ逃げ出した。
ガラスの雨が収まると、私は高見さんの元に駆け付けた。
■安全帯をつけずに穴に落ちて死んだ作業員
「ガラスが落ちてくるなんて日常だぞ。そのためにヘルメット被っとるんやろ。解体の現場は、この業界でも一番ケガが多いんや。ある程度は覚悟持ってやらんと仕事にならんで? 」
運が悪ければ死んでもおかしくないということか。
たしかにガラス片を気にしていたのは現場で私だけ。
3階で重機を動かしている人間も、窓が割れたことにすら気付いていないだろう。
「違う現場で安全帯つけんと作業していたやつがいてな、そいつは目の前で穴に落ちて死によってん。とんだ迷惑や。兄ちゃんも気を付けや。重機に背中向けるのは殺してくれって言っているようなもんやで」
夕方を過ぎると一気に空が暗くなってきた。
ポツポツと雨が降っている上に、ジェット噴射の水が身体に跳ね返る。
ユンボが掘り返した穴の粉じんが舞わないように水をまいているのだ。
そのせいで、体中が泥だらけになってしまう。
17時になると、道具の片付けも途中のまま、定時ちょうどに帰らされた。
バンに乗り込み、タイヤの上で揺られながら、飯場の1日目が終了していった。
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
■頭の中にいる誰かと話す、2人殺した殺人鬼
飯場生活も1週間を過ぎると、訳アリとはいえ、ほかの労働者たちともだいぶ打ち解けてきた。
中でも坂本さんは、飯場の人間模様をいつも面白おかしく私に教えてくれた。
この坂本さんも、覚せい剤の密売所を襲撃し、現場に残った覚せい剤と現金400万円を奪って逃走したという過去を持つ「訳アリ」である。
「おい、アイツ見てみろ。そこでブツブツ言いながら洗濯機回しているおっさんや。アイツが人2人殺して刑務所から出てきたっていうのは有名な話や。包丁で腹からズブッと刺し殺したんやて」
現場から飯場へ戻り、一階のランドリーで作業着を洗っている私に坂本さんがそう耳打ちしてきた。
私の目の前にいるその元殺人鬼は、焦点の合わない目で頭の中にいる誰かと話しながら洗濯機に洗剤を投げ込んでいる。
元ヤクザ、薬物中毒者は飯場では基本的なステータスとなっているが、殺人はさすがにまれである。
当然ながら私も、人殺しに直接会ったのは初めての経験だ。
犯罪者の話は漏れなく面白く興味深いものであり、いつか殺人者の話も聞いてみたいものだと思っていた。
しかし、いざ目の前にすると、相手に対する興味というのがまったくもって湧いてこない。
人間というより、何か違う生き物を見ているような気がしてくる。
関わりたくない。
声を聞いただけで、こっちの寿命が縮んでしまいそうである。
この死神みたいなやつは珍しいとしても、やはり飯場には、他にも個性的な人間がギュッと集まっている。
特に、この西成のど真ん中にあるS建設は、このかいわいでも有名で、ビックリ人間の巣窟のような場所なのであった。
■十分に一回洗面台に向かっては手を洗うオヤジ
私と同じフロアに通称“手洗いハゲ”という、10分に1回洗面台に向かっては10分間手を洗い続けるというオヤジがいる。
10分間手を洗い、10分間部屋で休憩してまた手を洗うという繰り返し。
うそみたいな話だが、現場が終わって飯場に着く18時から21時くらいまで、ずっと手を洗っているのだ。
そのため、私のいるフロアは常に石けんの香りが漂い、場末の飯場とは思えない、
ソープランドのような雰囲気がある。
風呂場に入ると、まず風呂用のイスを石けんで泡だらけにする。
その後は20分ほど入念に身体を洗い(というよりも磨き上げ)、湯船に浸かり、湯から上がるとまた新しいイスを泡だらけにして、もう一度身体を磨き上げる。
トイレの個室には自分の服を持ち込みたくないようで、用を足す時は常に全裸。
仕事道具の手入れも怠らず、ヘルメットはいつも信じられないくらいにピカピカだ。
そんな手洗いハゲは、「なんでそんなに手洗うんですか?」という私の問いに、「気になるんや。疲れが取れなくて大変なんやで」と笑いながら答えてくれた。
話してみると、意外や意外にいい人で、仕事中は目をギラギラさせながら馬車馬のように動き続けるため、S建設には重宝されているという話もある。
こんな潔癖症もいるもんだなあと感心していたのもつかの間、坂本さんはこう教えてくれるのであった。
「アホ。アイツただのポン中やで。覚せい剤の幻覚で体中に虫が這(は)っているだけや」
■ユンボの先がつまんだ土工の生首
40手前の山田君は、風呂に入るたびに鏡の前でニヤニヤしていた。
エグザイルを意識しているらしく、昔は見た目がアツシそのものだったそうだ。
だが、どこでも構わずはだしで歩くなどの奇行が目立ち、訳も分からず他のドカタに顔面をボコボコに張り倒される日々。
ある日突然、「自分頭おかしいんで辞めます」と自ら宣言し、京都の精神科病院に週一で通い始めたという。
つい最近辞めた(というよりパクられた)小山君は、ちょっとしたことで相手の顔面をグーで殴るという、かなり危ないやつだ。
たとえ相手が老人でもお構いなし。
「くしゃみがうるさかった」「目が合った」くらいの理由で、いままでに4人のドカタをボコボコにした。
ついには社長に呼び出され、殴った理由を話したところ、「それやったらしゃあない」で騒動は完結。
小山君もおかしければ、それを雇う人間も頭がイっている。
「S建設も大粒ぞろいやけど、京都にあるF興業って会社もエゲつないらしい。その会社は従業員の9割が中国人。会社の前のクレーンには犬がぶら下がっとるらしいぞ。とにかく労働環境がメチャクチャで、バンバン死人が出とるらしいわ。ユンボの運転手がよそ見して手元(手伝い)やってる土工の首つまんでな、生首になってしもたんやって」
と坂本さんは言う。
まるでサークルみたいなノリで解体作業をするF興業。
また、あるときは、ユンボを運転する人間が、運転席で注射器を引っ張り出し、その場で覚せい剤を打ちながら作業に励んでいたこともあったという。
S建設もF興業も、とにかく平凡な人間という者が見当たらないのである。
壮絶な10日間は、私が目を丸くして驚いているうちに、あっという間に過ぎていってしまった。
國友 公司(くにとも・こうじ)
ライター 1992年生まれ。
筑波大学芸術専門学群在学中より、ライター活動を始める。
キナ臭いアルバイトと東南アジアでの沈没に時間を費やし、7年間かけて大学を卒業。
編集者を志すも就職活動をわずか3社で放り投げ、そのままフリーライターに。
元ヤクザ、覚せい剤中毒者、殺人犯、生活保護受給者など、訳アリな人々との現地での交流を綴った著書『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(彩図社)が、2018年の単行本刊行以来、文庫版も合わせて4万部6000部のロングセラーとなっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/075bfd41383520f5d23738e430a69964e52a5886
(ブログ者コメント)
レアケースだとは思うが、中にはこういった凄まじい現場もあるということに絶句した。
2020年12月22日4時50分にYAHOOニュース(東洋経済オンライン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2020年12月1日から2021年1月10日にかけて、鉄道28社局は、国土交通省の後援と関東鉄道協会の協賛を受け、「プラットホーム事故0運動」を実施している。
プラットホーム(以下ホーム)で起こるさまざまなトラブルと、トラブル時のリスクについて、JR東日本鉄道事業本部安全企画部安全システムグループの松村課長に話を聞いた。
■ATC区間なら列車はすぐに止まる
Q.プラットホーム事故0運動が目指すものは何ですか。
転落がないことが望ましいですが、万が一転落しても、列車と接触しなければ重大事故は避けられますので、そのために、ホーム上に設置された非常停止ボタンを活用していただきたいという思いがあります。
Q.ホームから転落した人を見て、ほかの乗客が非常停止ボタンを押した場合、どのようなプロセス・時間で列車が止まるのですか。
A.山手線、京浜東北線などのATC(自動列車制御装置)で制御されている区間では、非常停止ボタンを押せば、その直後に自動的にブレーキがかかります。
列車がホームから距離があれば、ホームに着くまでに停止します。
ATCで制御されている区間以外の線区については、運転士が直接ブレーキを操作します。
この場合は、非常停止ボタンを押した瞬間に、ホームに設置された赤いランプが点灯します。
それを運転士が目視して、非常ブレーキをかけます。
駅から離れた位置でもランプは見えるので、「あっ」と思って即ブレーキです。
タイムラグは、ほぼありません。
Q.列車がもうホームに入っているくらいでなければ、間に合うのですね。
A.間に合います。
危険だと思ったら、すぐに非常ボタンを押してください。
Q.非常停止ボタンを押すと、ものすごく大きな音が鳴ったりするのですか。
何が起こるのかわからないと、怖くて押せない場合もあると思うのです。
A.押すと、ブザーのようなビープ音が「ブー」と鳴ります。
大きな音ですが、ものすごい大音量ではないと思います。
Q.非常停止ボタンを押した後は、どのような対応が取られる
のですか。
A.ボタンが押された場合、駅事務室でどのボタンが押されたか、即時に把握されます。
社員か警備員がトランシーバーや無線機で連絡し、すぐに現場に駆けつけます。
誰も駆けつけないことはありませんので、安心してください。
Q.非常停止ボタンを押した人は、長時間拘束されるのです
か。
A.ケースバイケースですが、常識的に許容される範囲で、目撃した状況をお聞きすることになります。
駅の事務室で何時間も話を聞くことはありません。
Q.ホームからの転落以外で、非常停止ボタンが押されるケースはありますか。
A.電車やホームでの中でお客さまが倒れたり、おかしな様子のお客さまがいたりすると、押されることがあります。
転落以外でも、人の生命に関わることや危険を感じたときであれば、非常停止ボタンを押しても問題ありません。
リスクをおそれて押すことを躊躇すると、ボタンを設置した意味がありません。
故意やイタズラでなければ、押してください。
■転落検知マットとは何か
Q.非常停止ボタンは、ホーム上のみ設置されているのです
か。
A.ホーム上だけの設置です。
Q.「プラットホーム事故0運動」のホームページに「転落検知マット」という記載がありますが、これはどういったものですか。
A.ホームにはカーブがきつい場所があり、停車時にホームと車体の間隔が開いてしまうことがあります。
こうした場所にセンサーマットを設置することで、乗降時に起こった転落を検知します。
非常停止ボタンを押された場合と同じく、転落を検知したら列車が停止するプロセスが発生します。
Q.ホームからの転落は、どのようなケースで起こりやすい
のですか。
A.当社だけでなく、私鉄も含めたデータでは、ホームにおける人身障害事故の約60%がお酒に酔ったお客さまです。
転落の場合についても、お酒を召されていることが多いようです。
Q.例えば、「歩きスマホによる事故が特別に多い」といった傾向はありますか。
A.酔われている方が多いので、転落原因が確認できないケースもあります。
私も、歩きスマホによる事故が多いのではないかと推測しておりますが、事実把握まではできていません。
Q.事故が起きやすい曜日や時間帯はありますか。
A.転落自体は朝から晩まで発生はしていますが、夜はお酒を召された方が多いので、事故が多くなるようです。
曜日別には金曜日と土曜日、次いで日曜日の件数が多くなっています。
Q.年間を通してみると、何月が多いのですか?
A.忘年会シーズンだからか、12月が圧倒的に多いですね。
Q.朝ラッシュ時は混雑していても起こりにくいのですか?
A.お酒が入る時間帯が多いですね。それもあってか、月曜日は事故が少ないです。
Q.次に、ホームからの落とし物についてお聞きします。
落とし物を拾おうとしての転落や、拾うために線路に降りるというケースもあると思います。
注意すべき点はありますか。
A.物を落とさないようご注意いただきたいですし、落とし物をした場合は駅係員が対応しますので、絶対に線路に降りないようにお願いします。
Q.ホームから降りて探しに行く人はいるのですか?
A.線路に降りて落し物を取ろうとしたお客さまを見た周囲のお客さまが非常停止ボタンを押すこともあります。
自分で落とし物を取りに行く行動は非常に危険ですから、絶対にやめてください。
Q.ほかに、お客さまの問題行動はありますか。
A.酔ったお客さまがホーム上で騒いだりホームから線路に吐いたり、ホーム先端でうずくまったりすることがあります。
吐いてしまうこと自体は生理現象ですからやむをえないのですが、線路に近づくと列車にぶつかる危険があるので、避けてください。
また、酔った後にホーム上で寝てしまうお客さまがいます。
安全な場所に移動していただくお願いをすることがあります。
Q.冬に屋外で寝ると命に関わるかもしれませんから問題です
ね。
ホーム上でのトラブル発生時は、駅係員だけが対応するのですか。
清掃スタッフや売店の店員さんに声をかけてもいいのですか。
A.駅で働く方がお客さまの報告を受けて非常停止ボタンを押して、駅係員を呼びに行くよりも、お客さまに直接非常停止ボタンを押していただくほうが、緊急事態に間に合う可能性が高くなりますので、お客さまの判断でボタンを押していただければと思います。
■駅でのスマホ使用は注意が必要
Q.そのほかに利用者に伝えたいことは。
A.視覚障害のお客さまがホーム上から転落して亡くなられる事故を防ぎたいです。
Q.私は視覚障害者ガイドヘルパーなので、白いつえを持っている人は視覚障害者だと認識していますが、一般の人は、歩行をサポートするためにつえを使っている人と区別しない可能性も感じますね。
A.そうですね。
特に、ホーム上の黄色いブロックの上でお客さまが立ち止まると、視覚障害者のお客さまはその人を避けようとして、線路側に回避して、その結果転落してしまうことがあります。
歩きスマホは問題という話がありましたが、このケースは、立ち止まってスマホを触っていても発生しますので、注意してください。
Q.最後に新型コロナウィルスの影響についてですが、事故やお客様の動向は変化していますか。
A.4~5月は緊急事態宣言のためか、事故が非常に減りまし
た。
しかし、10月くらいから元に戻っている傾向を見せていますので、注意が必要だと思います。
安藤 昌季 :乗り物ライター
https://news.yahoo.co.jp/articles/178a8a4e52ff277533c4b7fb61d78da30f678bf0
(ブログ者コメント)
非常ボタンは固いという情報も過去に紹介している。
『2017年5月15日報道 踏切に設置されている非常ボタンは固くて押すのに苦労するという神奈川新聞女性記者の体験談など』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7140/
2020年12月22日0時30分にYAHOOニュース(北日本新聞)から下記趣旨の記事が、スペースライト点灯の写真付きでネット配信されていた。
北陸新幹線の新高岡駅で利用客が乗降する際に足を踏み外す事故が相次いでいることを受け、JR西日本金沢支社は21日、同駅のホームと車両の隙間に注意を促す光を点滅させる「スペースライト」を設置すると発表した。
24日から使用する。
同駅では、開業した2015年から今月15日までに26件の踏み外し事故が起きている。
東京方面行きの上り線の線路が緩やかにカーブしているため、ホームと車両に最大で18センチの隙間ができることが原因だ。
スペースライトは停車時にホームの下から隙間を照らし、利用客の注意を引いて気をつけてもらう。
これまで、山陽新幹線の新神戸駅や在来線の新大阪駅などに導入された。
新高岡駅では、上り線の乗降車口23カ所全てに設置される。
同支社は、線路への転落者を感知すると列車を緊急停車させる「転落検知マット」を今年3月に同駅に整備している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4248798058347fc1a388b71753004e664bbeb38c
2020年12月22日20時53分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
22日午前10時ごろ、名古屋市中区錦3丁目のホテルNガーデンパレスの地下駐車場付近で、「煙が上がっている」と119番通報があった。
愛知県警によると11人が病院に搬送され、男性作業員(51)が死亡、30代男性が重症。
二酸化炭素(炭酸ガス)を出す消火装置が誤作動した可能性があり、県警は業務上過失致死傷の疑いも視野に慎重に捜査する。
県警や市消防局によると、亡くなったのは岐阜市日野西2丁目の玉田さん。
11人はいずれも作業員やホテル従業員らで、宿泊客は無事だった。
現場は地下階で出入庫する立体駐車場で、前日から2基のうち1基の修理工事をしていたという。
消火装置は火災時に自動で作動するが、手動で起動もできる。
現場では火の手は確認されなかったといい、何らかの原因で誤作動したとみられる。
現場は名古屋市中心部の「錦三(きんさん)」と呼ばれる繁華街。
消防車など39台が出動し、騒然となった。
ホテルNガーデンパレスは178室、立体駐車場の収容台数は64台という。
【白っぽいガス「やばい」「逃げろ」 次々と倒れる人】
地下空間にいた作業員らは、瞬く間に充満した白い煙のような炭酸ガスに巻かれた。
「火災です、火災です」。
現場の駐車場の管理会社の70代男性従業員は、突然の警報を聞いて周囲を見渡した。
火の気はない。
誤報かと思った次の瞬間、「今から炭酸ガスを注入します」というアナウンス。
白っぽいガスが流れ込み、迫ってきた。
「やばい」「逃げろ」。
ガスに巻き込まれた作業員が床に倒れ、警報を受けて駆けつけた人も倒れた。
男性も、息苦しくなりながらも、階段で1階へ避難したという。
「警報から5、6分のことだった」と振り返った。
ホテルの車寄せ付近には大量の布が敷かれ、ぐったりと座り込む作業服姿の人や、横になったまま動かない人もいた。
ホテルの飲食店で働く女性(56)は「宿泊客と従業員はロビーに避難したが、怖かった」と話した。
【専門家「全く装置に触れずに作動するのは考えにくい」】
名古屋市消防局などによると、今回作動した消火設備は、炭酸ガスを放出し燃焼に必要な酸素の濃度を下げて消火する仕組み。
構造的に放水が届かない場合や、ボイラー室や変電室など、水を使えない施設などで使われるという。
人が窒息する危険があるため、設備は原則的には手動式。
出入り口などに設けられた操作盤のふたを開けると「ガスが出ます」といった警告音が流れる。
起動ボタンを押し、一定の時間が経って放出される。
緊急停止ボタンもある。
元東京消防庁の坂口さんは、「全く装置に触れずに作動するのは考えにくい。原因の検証が必要」と指摘する。
身近な場所にこの設備がある場合、ガス放出の警告音を聞いたら避難することが大切という。
炭酸ガスによる消火設備の事故は過去にも発生。
2013年には岐阜県美濃市の工場で作業員3人が死亡。
10年には東京・新宿のビルの地下駐車場で設備点検中の作業員が重症になった。
https://www.asahi.com/articles/ASNDQ3QNRNDQOIPE007.html
12月22日12時46分放映のNHK東海では、駐車場管理人の話しが字幕で表示されていた。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20201222/3000014394.html
12月22日19時34分に日本経済新聞からは、劣化して切れたチェーンを朝から4人で修理していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ホテルの担当者によると、駐車場はエレベーターで車を運ぶ立体式で、地下に入庫口がある。
エレベーターのチェーンが劣化して切れたため、修理していた。
愛知県警によると、玉田さんを含む4人が22日朝から作業していたという。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD223JH0S0A221C2000000
12月22日16時5分に中日新聞からは、死亡重症以外の9人は中等症や軽症とみられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
死亡した男性以外、他に30代の男性が重症で、残り9人は中等症、軽症とみられる。
搬送者にはホテル従業員も含まれているという。
https://www.chunichi.co.jp/article/174374
12月23日17時10分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、ガスの噴出口は7カ所に設置されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場の立体駐車場には、ガスの噴出口が天井や壁など7カ所に設置されていて、救急隊が到着した際、玉田さんは最上部から意識を失い落下したのか、立体駐車場の下から2段目の辺りで、他の作業員は地下1階などで倒れていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/65acd06da9c8929534c4b216b6cf0b13c7b7b3d8
12月23日18時58分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、火を使う作業があったので誤作動防止のため消火設備を止めようとして、誤って作動ボタンを押したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
玉田さんら3人は、火を使う作業があったため上層階にいましたが、誤作動を防ごうと、地下にいた作業員1人が消火設備を一時的に止めようとしたところ、誤って”作動ボタン”を押したとみられることが新たにわかりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b3f51971e895b189b769bfeb50d776238323bab
12月24日17時1分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、市は特別査察を開始した、作業時は元栓を閉めることなどを説明しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、名古屋市が特別査察を始めました。
24日は、名古屋市消防局の職員が、同様の消火設備をもつ市内のホテルで、オーナーに誤った操作を防ぐための安全管理対策や、消火ガス放出時の避難対応について説明しました。
「建物の関係者の方と作業員の方は、ここにこういう設備があるんだよ。
作業のときに万が一間違いにより放出されることがないよう、(ガスの)閉止弁を閉めることをお願いしたい」
(名古屋市中消防署・櫻井予防課長)
特別査察は市内782の施設を対象に、来年1月22日まで行われます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a81d42088f553b158590052b74befaa762c4c8d6
12月24日17時46分にYAHOOニュース(メーテレ)からは、二酸化炭素消火設備が作動した場合の対処方法などに関する下記趣旨の記事が、査察を受けた施設にある操作盤の写真付きでネット配信されていた。
特別査察の対象は、二酸化炭素ガスを放出する消火設備を設置した名古屋市内の宿泊施設や商業施設など782カ所です。
誤って消火ガスが出ることを防ぐ措置や、出た際の避難方法を指導します。
万が一、施設内にいて消火設備が作動した場合はどうすればいいのでしょうか?
「万が一、中にいて放出ボタンが押されてしまった場合は、脱出口がありますので、速やかに避難していただく。
警報が鳴ってから放出されるまでは一定の時間がありますので、その間に脱出していただく。
間違えて押した場合は、押した方は、緊急停止ボタンを押して止めていただきたいと思います」
(名古屋市消防局 予防課 渡辺さん)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddab82cceb303b70fa8e8fa767ebb20734f9c57e
(ブログ者コメント)
〇操作盤のボタン配列がどうなっていたのか、メーカー関係の情報なども含め調べてみたが、これといった情報は見つからなかった。
〇美濃市の事例は下記記事参照。
『2013年3月12日 美濃市の木材加工会社の集じん機内で木くずがくすぶり、CO2消火器で火が消えたことを確認しようと中に入った人と助けに行った人、計3人が酸欠で死亡 (修正2)』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2738/
※新宿の事例は本ブログを開設した2010年に発生しているので、
情報なし。
2020年12月20日に掲載した第2報がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第3報修正2として掲載します。
第2報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11259/
(2020年12月27日 修正2 ;追記)
2020年12月19日5時0分に読売新聞からは、K化工ではこの4年で5件の自主回収があった、過去事例の再発防止策さえキッチリとっていれば今回の事故は防げたのではないか、といった下記趣旨の社説がネット配信されていた。
・・・・・
そもそも、薬の成分を途中で補充する行為は、厚生労働省が認めた手順に反している。
一体どうなっているのか。
組織として緩んでいるとしか言いようがない。
K化工による薬の自主回収は、この4年間で5件目だ。
昨年10月には、胃潰瘍などの治療薬に発がん性物質が含まれていたことが判明した。
今回と同様、厚労省の定めた3段階の危険度で、最も重大なケースに該当している。
この時に、事実関係をしっかりと調査し、原因を究明して、再発防止に取り組んだのか。
教訓を生かしたとは到底思えない。
すでに県はK化工への立ち入り調査を行い、県警も関係者から事情を聞いている。
現場で何があり、その責任は誰にあるのか。
過去の事例も含めて、真相を明らかにしてもらいたい。
今回の薬は、新薬と同じ成分で作られ、安価で販売されるジェネリック医薬品(後発薬)だ。
日本ジェネリック製薬協会は「極めて重大な問題」と捉え、加盟各社に法令順守の徹底を求めた。
医薬品の自主回収は近年、増加傾向にある。
薬への信頼が損なわれることがないよう、新薬を扱う製薬会社も含めて、製造工程や検査体制を改めて点検し、安全の確保に努めることが大切だ。
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20201218-OYT1T50287/
12月21日18時53分に産経新聞westからは、事業の急拡大で管理体制が追い付かなかった可能性あり、会社が人的エラーの問題だと認識しているなら、そのこと自体が由々しき事態だとの見解もあるなど、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入した問題をめぐり、厚生労働省などが21日に立ち入り検査に入った製薬会社「K化工」(福井県あわら市)。
自主回収を進める同薬とは別に、同省の承認を受けていない作業手順で製造した薬があることも明らかになり、管理態勢の実態が検査の大きな焦点だ。
同社は近年、事業拡大を進めており、業界関係者は「急激な拡大に現場が追い付かず、管理が行き届いていなかったとみられても仕方がない」と指摘した。
同社はジェネリック(後発薬)製造の中堅メーカーで、先発薬よりも飲みやすくするなど,改良を加えた「付加価値製剤」の開発に注力してきた。
後発薬は、医療費軽減の観点から政府も利用を促進しており、需要は増加。
同社は製造態勢を強化し、23年の新工場完成に続き、28年に工場を増設したほか、25年には総合物流センターも整備した。
26年3月期の売上高(単体)は約277億円だったが、令和2年3月期は1・3倍超の370億円に伸びた。
ただ、製薬会社にとって、特許が切れた薬を新たに製造ラインに加えながら、安定的な供給を続けていくかが課題。
同社でも従業員数は、約6年前の約400人から796人(令和2年10月現在)と約2倍に増えたが、後発薬業界の関係者は「新たな人材の教育や業務管理も進めねばならず、生産現場の負荷は大きくなる」と説明する。
今回の睡眠導入剤が混入した経緯において、製造過程でのミスや手順違反が次々と明らかになった。
厚労省幹部は、「この件は、コンプライアンス(法令順守)やガバナンスの問題。もし会社側が従業員のヒューマンエラーと認識しているならば、そのこと自体がゆゆしき事態だ」と批判した。
https://www.sankei.com/west/news/201221/wst2012210017-n1.html
12月24日12時0分に朝日新聞からは、出荷前にサンプル検査した作業員はデータの異変に気付いて上司に報告していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出荷前の品質検査を担当した作業員が、異物混入が疑われる検査データの反応に気づいて上司に報告していたことが、関係者への取材でわかった。
同社は報告を受けながら、詳細な検査をせずに混入薬を出荷していた。
同社はこれまで、会見などで、検査データの異変は検査当時には気づかず、健康被害の報告を受けて記録を調べ直してからだとしていた。
同社によれば、出荷前の7月、厚生労働省令に基づき、ロットごとのサンプル検査を実施した。
主成分の含有量や成分がうまく溶け出すかなどを調べた際、主成分の含有量などを示す波形に、成分としては出ないはずのわずかな反応を示す波形が生じていたという。
関係者によれば、サンプル検査を担当した現場の作業員はこの検査データの異変に気づき、薬の主成分の含有量が違う可能性があると上司に報告した。
だが、その後、社内で詳細な調査は行われず、睡眠導入剤を混入させたまま9~12月に出荷した。
また、混入問題の発覚後、同社側から経過説明を受けた医療関係者の一人も、小林社長から直接、同様の説明を受けたと朝日新聞の取材に語った。
https://www.asahi.com/articles/ASNDS3HB5NDSPTIL001.html
12月25日11時42分に読売新聞からは、他の薬でも品質検査時に異常が出たものがあったが、再検査で問題なかったので異常の内容を検証せず出荷していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社は24日夜、製造・販売する高血圧の治療薬など14品目を新たに自主回収すると発表した。
同社は「(国などから)検査に不十分な点があったと指摘を受けた」としている。
同社が製造し、別の会社が販売した数品目についても、販売会社が自主回収する。
そのうちの一つで局所麻酔に使う「アネトカインゼリー2%」については、同社の品質検査で異常が検出されたが、再検査で問題がなかったため、異常を検証せずに出荷していた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201225-OYT1T50130/
12月25日11時40分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、問題となっている薬と同様、出荷前の品質検査のデータにわずかな乱れがあったほか、出荷前に再検査をしたのにその理由を示す資料が残されておらず、安全性を再確認する必要が生じたという。
同社は「社内で保管していた製品を改めて調べた結果、安全性に問題は確認されていないが、万全を期すため、自主回収することを決めた」と説明している。
https://mainichi.jp/articles/20201225/k00/00m/040/055000c
(2020年12月30日 修正3 ;追記)
2020年12月29日15時45分に朝日新聞からは、間違えたのは入社数年目の若手従業員だった、被害を訴えた人は217人になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、1報2報ともどもタイトルの被害者人数を修正した)
当時作業にあたったのは入社数年目の若手の男性従業員とみられることが、同社関係者らへの取材でわかった。
従業員は社内調査に「当時の記憶がほとんどなく、なぜ間違えたのかわからない」と説明していることも判明。
第三者委員会が原因究明に向けた調査を進めている。
同社関係者らによれば、今年7月ごろ、製造工程で本来の薬の主成分が減った代わりに睡眠導入剤成分を足したことを示す製造記録が残っており、その記録を付けたのも、この従業員だという。
従業員は今月1日に最初の健康被害の報告があった後の社内調査に対し、「何カ月も前のことで、一つひとつの工程を覚えていない」、「なぜ混入したのかわからない」などと説明したという。
同社関係者は、「ぼーっとしていたのか、無意識のうちに誤った作業をしたとしか思えない」と話す。
入社数年目だが、薬の製造工程に慣れていないわけではないとしている。
問題の薬は、31都道府県の医療機関などで364人に処方された。
同社によると27日時点で、処方された患者の6割近い217人が意識消失などの健康被害を訴え、うち37人が入院または救急搬送された。
服用の影響とみられる交通事故は23件にのぼる。
https://www.asahi.com/articles/ASNDY530NNDYPTIL003.html
2020年12月21日11時50分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
南海トラフの巨大地震など大規模な災害が発生した際にガソリンスタンドが使えなくなることを想定して、和歌山県は全国の都道府県としては初めて移動式の給油機を導入し、21日、納入式が行われました。
和歌山県が全国の都道府県として初めて導入した移動式の給油機は、タンクローリーと直接、ホースで連結させることで、中にあるガソリンを車に給油することができるもので、自由に移動させてどこにでも臨時の給油所を設置することができます。
21日は納入式が串本町で行われ、仁坂知事や町の関係者などが出席しテープカットを行いました。
そして、地元の消防本部の車両に給油しました。
県は、南海トラフの巨大地震による津波で沿岸地域のガソリンスタンドが使えなくなることを想定し、今年度、国の補助事業を活用して串本町や那智勝浦町など5か所に導入しました。
県によりますと、導入した給油機は、災害の発生時には救急車や消防車など緊急車両を対象に給油を行う計画だということです。
和歌山県災害対策課 河野課長は、「災害に備えて、今回、新しく導入された設備を活用した訓練を行うなど、日頃から防災への意識を持ち、取り組みを続けていきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20201221/2040007082.html
12月21日11時36分にYAHOOニュース(共同通信)からも、東京や徳島でも本年度中に配備する動きがあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
地震や津波などの大規模災害に備え、和歌山県は21日、移動式の給油機を導入した。
タンクローリーに直接つなげる、ガソリンスタンドの給油機のような装置。
現場周辺で広範囲に停電したり、スタンドが損壊したりしていても、救助や復旧作業に当たる緊急車両に給油できるようになる。
南海トラフ巨大地震などの災害が想定され、スタンドが沿岸部に点在し都市部から遠い県南部を中心とした5カ所に1台ずつ配備。
担当者は「燃料切れを防ぐことで、少しでも多くの人命救助につながれば」と期待する。
先進的な取り組みで、東京都や徳島県でも本年度中に配備する動きがあるという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2238288c607db1de76985f3b76b576d9b7b2c072
(ブログ者コメント)
本ブログでは昨年4月、浜松市の山間部で移動式給油機の実験が始まったという情報を紹介した。
その実験が今回の正式配備につながった、ということかもしれない。
2020年12月21日0時18分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
人里からヒグマを遠ざけることを目的に、北海道羅臼町で住民らが、ヒグマが身を潜めることの多い草やぶをなくす取り組みを行ったところ、目撃される回数が実際に減ったことがわかった。
駆除とは異なる住民主体のヒグマ対策の効果が得られた格好で、人とヒグマの新たな共生に道を開くものと注目を集めそうだ。
同町が、今月14日に釧路市で開かれた知床世界自然遺産地域科学委員会で発表した。
同町は今春、ヒグマの調査研究に取り組む公益財団法人「知床財団」(斜里町)と協力し、共生を目的に、人とヒグマのディスタンス(距離)を保つための独自の地域づくり計画を策定した。
その具体策として、人里近くの草やぶをなくすこととし、今年5月から7月にかけて、延べ176人の町民が参加して草刈りを行った。
この結果、同町内でのヒグマの目撃数は、昨年度1年間が340件だったのに対し、今年度は11月25日現在で182件となった。
同日現在で今年度は4か月以上残っているが、この間はヒグマが冬眠に入り活動が減ることから、同町は、今年度1年間の目撃数が昨年度を大きく下回るのは確実だとしている。
羅臼町産業創生課の田澤主任は、「今後も草刈りを継続的に実施し、効果の検証などを行いたい」と話している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201218-OYT1T50280/
(ブログ者コメント)
関連情報調査結果、半年前に、エサになるフキや身を隠せるササなどを刈り取ったなど、下記旨の記事が刈り取り状況の写真付きでネット配信されていた。
(2020年6月15日20時38分 NHK北海道)
知床半島の羅臼町で、住宅地にヒグマが近寄らないよう、餌となるフキや身を隠すときに使う背の高いササを、各町内会ごとに住民の手で刈り取る作業が始まりました。
羅臼町では去年、ヒグマの目撃の件数が、統計がある2007年(平成19年)以降で2番目に多い340件にのぼり、飼い犬が襲われるなどの被害も相次ぎました。
このため、ヒグマ対策に取り組む羅臼町と知床財団は、各町内会に対し、ヒグマが住宅地に近寄る原因となる草やぶを刈って取り除くよう呼び掛けていて、14日、3つの町内会で刈り取り作業をしました。
このうち礼文町南町内会では、住民や高校の教員など20人あまりが参加し、草刈機やカマなどを手に、ヒグマの餌となるフキや身を隠すときに使うササなどを丁寧に刈っていました。
礼文町南町内会会長;
「草刈りで自分たちの身を守っていきたい」
羅臼町では、17の町内会のうち、山が住宅地に近い海岸沿いを中心に10の町内会で、ヒグマ対策の草刈りを行うことにしています。
人の生活と、となりあわせに生きているヒグマたち。
両者が残念な形でぶつからないように、北海道各地で地域の人たちが始めた「できること」を取材中。
放送とweb、同時展開でお伝えしていきます。
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n1ebd9bcec56e
2020年12月23日20時40分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時半ごろ、西海市のO造船所の建造中の船内で、長崎市畝刈町の溶接工、山口さん(男性、68歳)の作業服に火がついているのを同僚が見つけ、火を消し止めました。
山口さんは全身の半分にやけどを負い、大村市内の病院に運ばれましたが、23日、亡くなったということです。
警察によりますと、山口さんは当時、ガス溶接機を使って頭上の鉄骨の溶接などをしている際、火の粉が散って作業服に火がついたと見られ、警察が詳しいいきさつを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20201223/5030010121.html
2020年12月20日16時12分にNHK秋田から。下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前5時半ごろ、大仙市大曲の市道で、大型の除雪車の前方に取り付けられた雪を押しのけるための板が、近くにいた歩行者の男性にぶつかりました。
近所の人から通報を受け、警察や消防が駆けつけましたが、男性は頭を強く打っていて、脳挫傷のため、まもなく死亡が確認されました。
現場は片側1車線の市道で、当時、30センチほどの雪が積もっていたということです。
また、除雪車の板は、縦1.4メートル、幅3.4メートルほどで、事故当時、除雪車の運転手は、道路の除雪をするため、いったん板を上にあげてバックしたあと、板を下げる操作をしたということです。
警察は、死亡したのは近くに住む高齢の男性とみて、身元の確認を進めるとともに、事故の詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20201220/6010009033.html
12月20日17時38分に読売新聞からは、当時は雪が降っていて視界が悪かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前5時25分頃、秋田県大仙市大曲の市道で、歩いていた男性に、除雪作業をしていた重機のホイールローダーが衝突。
男性は頭を強く打って死亡した。
大仙署の発表によると、重機の運転手が雪を押し出すブレードを操作中、男性に気づかず衝突させたとみられる。
同署は、亡くなったのは近所の男性とみて身元の確認を進めるとともに、事故原因を調べている。
事故当時、雪が降っていて視界が悪かったという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201220-OYT1T50168/
(ブログ者コメント)
どれくらい街灯があるか不明だが、朝の5時25分といえば、雪が降っていなくても真っ暗で視界は悪い。
一方、視界が悪かったこと以外、バックした後にブレードを下げたということで、後ろを向いたままの操作だった可能性も考えられる。
2020年12月19日15時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
東京湾などの混雑する湾内で、船舶が台風の強風で流されて衝突する事故を防ぐため、海上保安庁は船舶を湾外へ退去させたり、湾内への進入を禁じたりする勧告・命令制度を新設する方針を固めた。
来年の通常国会に、海上交通安全法の改正案提出を目指す。
海保によると、最大風速がおおむね毎秒40メートル超の台風接近時に、船舶に対して湾からの退去や湾への進入禁止を勧告し、従わなければ命令することを想定している。
空港など重要施設のある海域に近づかないことや、いかりを下ろしたまま強風に流される「走錨(そうびょう)」を起こさないため、予備のいかりを準備することなどについての勧告・命令も盛り込む。
命令に違反した場合の罰則も今後、検討する。
東京湾や伊勢湾、大阪湾など、船舶の航行が頻繁な湾に適用する。
対象船舶は、衝突した際に事故が重大化するリスクが高く、台風時に湾外にいても強風や荒波によるトラブルが生じにくい大型船とする方針だ。
海保は現在、船舶の衝突事故を防ぐ目的で、港に停泊したり、港の中を航行したりする船舶に限って、避難勧告や命令を出すことができるが、湾への出入りについては権限がない。
近年は、台風を避けるために湾内に停泊した船舶が走錨で施設などに衝突する事故が多発。
2018年9月の台風21号では、大阪湾に停泊中のタンカーが関西空港の連絡橋に衝突し、関空が一時機能不全に陥った。
昨年9月の台風15号でも、東京湾内で船舶同士や道路への衝突が4件起きた。
いずれの台風も、最大風速が毎秒40メートルを超えていた。
海保は、重要施設周辺での停泊制限や監視カメラ設置などの事故防止対策を講じてきたが、より対策を強化するため、法律に基づく新たな勧告・命令制度が必要だと判断した。
来年の台風シーズンの前に制度化したい考えだ。
◆海上交通安全法
東京湾や瀬戸内海など多数の船舶が行き来する海域について、船舶の交通ルールを定めた法律。
航路の順守や速力の制限、大型船航行時の通報義務などを規定している。
船舶交通の安全を守るための法律は、ほかに航行ルール全般を定めた海上衝突予防法、港の中に限定した港則法があり、合わせて「海上交通三法」と呼ばれる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201219-OYT1T50182/
2020年12月18日16時46分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
いわゆる「エコノミークラス症候群」を発症して亡くなった会社員の男性の遺族が、長時間座ったまま仕事を強いられたのが原因だと主張して労災認定を求めていた裁判で、2審の大阪高等裁判所は「仕事と発症との関連性は認められない」として、1審に続いて訴えを退けました。
7年前、電池メーカーに勤めていた30代の男性が出張先の香港で「エコノミークラス症候群」と呼ばれる肺塞栓症(はいそくせんしょう)を発症して亡くなったことをめぐり、男性の遺族は、長時間座ったままの仕事を強いられたことが原因だと主張して裁判を起こし、労災と認めるよう求めていました。
エコノミークラス症候群は、一般の労災の認定基準では過労死の対象の病気に含まれていませんが、公務員の労災にあたる公務災害では対象になっていて、裁判所の判断が注目されていました。
18日の2審の判決で大阪高等裁判所の志田原信三 裁判長は、「日本の疫学調査ではビジネスマンや事務職員にエコノミークラス症候群が多発しているという報告はなく、労働と発症との関連性を示すデータもない。公務災害で認定対象の病気に含まれていることをもって男性の発症も仕事が原因だとは認められない」と判断し、1審に続いて訴えを退けました。
【遺族側“不合理な判決”】
判決のあとの会見で、亡くなった男性の母親は、「息子は何日も徹夜をしていた。出張がなかったら亡くなっていないと思う。今回の2審では裁判所にわかってもらえると思っていた。悔しくて、残念です」と話していました。
また、原告代理人の李暎浩弁護士は、「労災の認定対象の病気ではないという壁がものすごく高く、医学的に仕事との関係を立証しなければ、労災として認められない。公務員だったら認められたはずで、判決の結果は不合理だ」と話していました。
【厚生労働省は】
18日の判決について、厚生労働省は、「コメントは差し控える」としています。
【官民で労災扱いに差】
過労死の認定基準で厚生労働省は、認定対象とする病気に「脳梗塞」や「心筋梗塞」など、8つを指定しています。
死因がこのいずれかの病気だった場合は、発症前1か月間の時間外労働が100時間に達するなどしていれば、業務と発症に関連性があるとして、原則、労災に認定されます。
しかし、一般に「エコノミークラス症候群」と呼ばれ、長時間、同じ姿勢を続けるうちに足にできた血の塊、「血栓」が肺の血管に達して詰まる病気、「肺塞栓症」は認定対象の病気に含まれていません。
このため労災と認定されるには、業務によって発症したことを個別に証明しなければなりません。
一方、公務員の労災にあたる公務災害の認定基準では平成7年に「エコノミークラス症候群」を認定対象の病気に加えています。
今回の裁判で原告側は、民間と公務員とで差があるのはおかしく、労災認定でも長時間労働との関連性の高い病気として扱うべきだと訴えていました。
労災認定で「エコノミークラス症候群」を対象の病気に加えるべきかどうかをめぐっては、厚生労働省によりますと、ことし7月に開かれた有識者による検討会で労災の認定基準全般の見直しが議論され、検討が続いているということです。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20201218/2000038795.html
12月17日5時0分に読売新聞からは、時間外労働時間が過労死ラインを超えていたと遺族側は訴えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
男性が死亡したのは2013年1月。
大手電池メーカー(本社・東京)で勤めており、出張先だった香港の宿泊ホテルの一室で亡くなっているのを発見された。
出張では、関西空港から約3時間かけて飛行機で渡った中国・上海や、香港に計6日間滞在。
移動には鉄道やタクシーを利用し、会議などに参加したほか、宿泊ホテルで深夜にパソコンで操作するなどした。
男性の肺や下肢には血栓(血の塊)が見つかり、死因は肺塞栓症と診断された。
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控訴審で遺族側は、深夜のパソコンの記録などから宿泊ホテルで長時間にわたって椅子に座って仕事をしていたと主張。
出張中だけでなく、死亡前2か月の時間外労働は計約245時間に及んでおり、国の過労死ラインも超えていたと訴えた。
一方、国側は「パソコンの記録は起動と終了の時間に過ぎず、長時間労働もエコノミークラス症候群発症の要因には挙げられない」と、控訴棄却を求めている。
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https://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20201216-OYTNT50114/
また、7月31日17時58分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、仕事上のストレスとプレッシャーもかかっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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【行くからには成果を残さないといけない】
男性は出張先の中国や香港で、新規取引先の開拓を求められていた。
出張前に記されたノートには「行くからには成果を残さないといけない」などと記されていて、大きなプレッシャーがかかっていることがわかる。
さらに、医師が注目したのは出張中に男性が妻と交わしたメールだ。
【出張初日のメールより】
「今日の打合わせは中国語で全く何言ってるか分かりません
でした。仕事はつらそうだけど、頑張るね。」
出張初日は前向きな言葉もみえた男性。
しかし、次の日…
【出張2日目のメールより】
「今日は最悪。少しメールしたいな。」
言葉が通じないことに、より強いストレスを感じたと綴られている。
【“わさびだけの寿司”を食べさせられ…】
このメールの翌日、会食の場で、“ある動画”が撮影された。
撮っているのは、香港で働く男性の上司だ。
男性が食べさせられているのは、わさびだけの寿司。
【会食で撮影された動画の内容】
(上司)
「わさびを、いっちゃってください。どういう反応をするか、これでおもろいかどうかで、明日からの対応は変わりますからね。」
(男性)
「ゴホゴホッ…(※わさびだけの寿司を食べて咳き込む)」
(上司)
「落ち着いたら感想を一言お願いします。」
この日、ホテルに帰った後、妻にメールを送っている。
【出張3日目のメールより】
「体調はプレッシャーと不安で慢性的な寝不足の毎日ですが、何とかやってるので心配しないで下さいね。出張来てからもずっと肩凝ってるし。体調不良まではいかないけど、しんどいね。特に精神的に。」
そして3日後、死亡しているのが見つかった。
「わさびたっぷりのお寿司を食べた時の反応によっては、明日からの対応が変わるかもしれないと。
これは業務上の評価に結びつくような言葉と受け止められても仕方がないと思います。
職務上、被災者が大変大きなストレスを感じたという風に評価できるのではないかと思います。」
(遺族の代理人 李暎浩弁護士)
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https://news.yahoo.co.jp/articles/ea585c702969b6388aad1161376d9a93e758036f?page=1
2020年12月18日20時9分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後1時半ごろ、北秋田市の森吉山Aスキー場のゲレンデで、斜面を走っていた圧雪車の荷台部分に乗っていた52歳の従業員の男性が、車両から転落したあと、キャタピラーに左足を挟まれました。
男性は市内の病院に搬送され、手当てを受けましたが、およそ2時間後に死亡しました。
事故があったのは、スキー場のゴンドラが発着する駅から400メートルほど上にある斜面で、男性はコース作りのため、ほかの従業員と圧雪車に乗り、道具を運ぶ途中だったということです。
このスキー場は、17日から今シーズンの営業を始めていますが、事故があった付近は、まだ一般に開放されてなく、このほかにけが人はいないということです。
警察は、関係者から話を聞くなどして、事故の詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20201218/6010009020.html
2020年12月18日11時48分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後8時すぎ、周南市三笹町にある「Tマテリアル」の工場で「中にある炉が爆発した」と会社の従業員から消防に通報がありました。
工場で火災などは確認されなかったということですが、警察によりますと、炉に取り付けられた、高さおよそ1メートル20センチの金属製の扉が突然開き、近くで作業をしていた作業員にぶつかったということです。
この事故で、会社の従業員で44歳、52歳の男性2人がろっ骨を折ったり頭に傷を負ったりする大ケガをしたほか、43歳の男性が頭を切るケガをしました。
警察によりますと事故当時、現場では半導体の基板となるセラミックスを製造するための炉の点検作業中で、試運転が行われていたということです。
警察は、何らかの原因で炉の中の圧力が高まり、扉が不意に開いたとみて、18日朝から現場検証を行うなどして事故の原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20201218/4060008007.html
12月18日10時52分にNHK山口からは、会社の業務内容について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「TDパワーマテリアル」のホームページによりますと、会社では電子部品などに使われる基板を製造しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20201218/4060008000.html
2020年12月17日18時52分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が現場の空撮写真付きでネット配信されていた。
17日午後1時半ごろ、東大阪市小阪1の近鉄奈良線河内小阪駅前の工事現場で、作業員の男性から「足場が崩れた」と110番があった。
布施署や同市消防局によると、工事現場を囲っていた金属製の足場が約50メートルにわたって倒れ、道路を走行中の車にぶつかった。
けが人はなかった。
同署によると、現場はビルの解体作業中で、作業員は「解体中のコンクリートの破片が接触して足場が倒れた」と話しているという。
署が詳しい原因を調べている。
https://mainichi.jp/articles/20201217/k00/00m/040/293000c
12月17日17時17分にNHK関西からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後1時半ごろ、東大阪市小阪にある団地の解体工事現場で、近くを車で通りかかった女性から、「自分の車に足場が倒れてきた」と消防に通報がありました。
消防や警察によりますと、解体中の建物の壁と、長さおよそ50メートルの金属製の足場が道路に向かって倒壊し、一部は乗用車の上に倒れかかっていたということです。
けが人はいませんでした。
警察によりますと、解体工事にあたっていた作業員は、「壁を壊す作業中に足場に当たって、崩れてしまった」などと説明しているということです。
現場は近鉄奈良線河内小阪駅からすぐ北にある団地で、警察が詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20201217/2000038736.html
12月17日15時38分にNHK関西からは、がれきが足場に当たったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、現場は団地の解体工事中で、作業員は、「壁を壊す作業中にがれきが足場に当たって、崩れてしまった」などと説明しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20201217/2000038725.html
2020年12月16日20時24分にYAHOOニュース(テレビ新潟)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ダムに転落した人を連係プレーで見事救助したとして、男性2人に16日、警察から感謝状が贈られた。
その救出劇とは…
11月17日に撮影された写真。
ぐったりとする男性を落ちないように斜面で支える男性。
手には1本のロープ。
このロープがダムに転落した男性の命を救った。
事故があったのは11月17日午後3時ごろ。
新発田市にある内ノ倉ダム湖に1台の車が転落した。
第一発見者の井浦さんは、「写真撮ってたら車がぶつかる音がして、辺りを見回したら車が落ちていたという感じです」と、当時の様子を話した。
井浦さんはすぐにダム管理事務所に駆け込み、事務所で働く斎藤さんと現場に向かった。
2人が到着したとき、男性は斜面にいて下半身が水に浸かり、ぐったりした様子だったという。
斎藤さんは事務所に戻り、ライフジャケットとロープをもって再び現場に。
自分にロープを巻き付け、斜面の上では井浦さんたち男性2人がロープを支えていたという。
斎藤さんは「手も限界で、自分が手を離したらダム湖に男性が落ちるっていうこともあった」と振り返る。
時間にして約1時間…ようやく消防が駆け付け、引き上げたという。
車に同乗していた妻は亡くなったが、男性は命に別状はないという。
斎藤さん、井浦さんの勇気ある行動に対し、警察は16日、感謝状を贈った。
斎藤さんは「奥さんが亡くなられたことはすごい残念なんですけど男性の方が助けられたってことが良かったと思います」と話した。
新発田警察署の増田署長は「迅速的確、かつ献身的な救護活動だった」と話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a76d647ed24ef3d94bc9cfcf8663db7ff29de78
12月18日9時33分に朝日新聞からは、ロープの端は木に結んだなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ダム湖に転落した80代男性を救助したとして、新潟県警新発田署は16日、男性2人に感謝状を贈った。
自分の体にロープをくくりつけて斜面を下りるという、映画さながらの救出劇だった。
感謝状を贈られたのは、県新発田地域振興局ダム管理課職員の斎藤さん(63)=新発田市=と、自動車整備士の井浦さん(41)=阿賀野市。
現場は、新発田市中心部から南東に約15キロの内の倉川上流にある内の倉ダム。
先月17日の午後3時すぎ、紅葉を撮影中、湖中に転落した車を見つけたのが井浦さんだった。
近くのダム管理事務所に車で向かい、斎藤さんを現場に案内した。
斎藤さんは木と自分の体をロープで結び、約15メートル下の湖面まで斜面を下りた。
そして、湖中の男性にもロープを巻き付けて岸に引き上げる。
その間、井浦さんは2人が転落しないよう、斜面上でロープを引っ張って支え続けた。
午後5時過ぎ、消防隊が男性を救助した。
斎藤さんは「とにかく救助しなければという一心だった」、井浦さんは「助けられて良かった」と振り返った。
増田署長は「(転落した男性には)命の危険があった。ありがとうございました」と話した。
https://www.asahi.com/articles/ASNDK7R2RNDJUOHB008.html
2020年12月16日20時12分にYAHOOニュース(ESSE online)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大掃除の季節です。
洗剤を使う機会も増えますが、なかには注意が必要なものも。
「掃除に使うことも多い、便利な酸素系漂白剤。じつは注意すべき点があるんです」というのは、ライフオーガナイザーの尾花美奈子さん。
詳しく教えていただきました。
* * * *
大掃除の季節。洗剤の注意書きはよく読んで使用しましょう
皆さんは掃除のときにどのような洗剤をお使いでしょうか。
私が使っている洗剤の1つに「酸素系漂白剤」があります。
ふきんやまな板の漂白、衣類の漂白、排水口の洗浄、洗濯槽のカビ落としなど、1つでマルチに使える便利アイテムです。
お使いの方もいらっしゃると思われますが、じつは扱う上で注意すべき点があり、私もそのことを知らずに使っていて、知ったときはとても驚きました。
そこで今回はその話をシェアしたいと思います。
●酸素系漂白剤で破裂事故?
たまたま見ていたテレビ番組で「酸素系漂白剤の破裂の危険性」について取り上げていました。
麦茶ポットをつけおき、漂白しようと水と酸素系漂白剤を入れフタをして就寝したところ、深夜に大きな音がして麦茶ポットが割れて飛び散っていたそうです。
原因はフタをして「密閉状態にしたこと」。
じつは酸素系漂白剤は少しずつ酸素を出しているらしく、密閉すると酸素がいっぱいになったときに破裂することがあるらしいのです。
なので、酸素系漂白剤を使っているときは絶対に「密閉しないこと」。
麦茶ポットが破裂するくらいの圧力がかかるので、場合によってはケガにつながることもあるかもしれません。
●読んでいなかった!きちんとあった注意書き
そのテレビ番組で「パッケージの裏の注意書きをよく読んで下さい」と説明があり、「そんなこと書いてあった?」と確認するときちんと書いてありました。
「本品は酸素系漂白剤のため、保管中少しずつ酸素を発生します。破裂防止のため製品上部に穴が空いておりますが、異常ではありません。酸素が発生するので、本品や本品を溶かした液をペットボトルやガラス容器等に密閉して保管しないでください」
「溶液を作り置きし、密封した容器に長時間放置しないでください。酸素を出し続け破裂することがあります」
小さい字で書いてあるので気づいていない方も多いと思いますが、ぜひお手持ちの漂白剤のパッケージを確認することをオススメします。
●安全性を優先させるならつめ替えない
洗剤をステキな容器につめ替えておしゃれインテリアを楽しんでいる方もいますが、メーカーからの注意に従うなら、入れ替えずにパッケージそのままで保管を。
もしパッケージが目立つと気になるなら、ボックスの中に入れて隠すように保管してはいかがでしょう。
また、「チャックつきポリ袋で、ふきんをつけおき漂白していたら泡立ってきた」とSNSに投稿された場面に出くわしたことがあり、破裂の危険について急いでコメントしたことで事なきを得ましたが、こういうときはチャックをあけるか、ボウルなど別のものを使うかした方がよさそうですね。
●注意書きはきちんと読もうという意識変化
恥ずかしながら、それまでは小さな字で書かれたことなんて面倒で読んでいなかったのですが、メーカーは消費者の安全のために表示をしてくれているのできちんと読もうと、意識が変わりました。
皆さんもご自身とご家族の安全のために、ぜひ読んでくださいね。
●教えてくれた人 【尾花美奈子さん】
ライフオーガナイザー、親・子の片づけインストラクター。
片づけが苦手なワーキングマザーやこどもの立場に立った、楽で早く片づく収納のアドバイスやセミナーを実施。
ブログ「片づけられない家族とのスマートシンプル空間」を日々更新
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f06d7e72e25207a1dff49471ea195991c87b289
2020年12月17日11時54分にCBC Newsから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県垂井町と関ケ原町にまたがる送電用の鉄塔7基が、16日から17日にかけて損傷し、最上部で鉄塔同士を結ぶ直径1.7センチほどのワイヤーが垂れ下がっているのがみつかりました。
現場は、新幹線やJR東海道線、国道21号などの真上ですが、交通機関への影響はなく、停電も発生していません。
中部電力パワーグリッドが損傷の詳しい原因を調べています。
関ケ原町では、17日明け方に最大40センチの積雪を観測しています。
https://hicbc.com/news/article/?id=0004FDD0
12月17日17時46分にSankeiBizからは、新幹線の一部に遅れが出たなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東海は17日、岐阜県内で中部電力パワーグリッドの送電鉄塔が損傷し、ワイヤが垂れ下がった影響で、東海道新幹線岐阜羽島-米原間の上下線で速度を落として運転したと明らかにした。
ダイヤに大きな乱れはないものの、一部に遅れが生じたという。
中部電力パワーグリッドによると、大雪の影響で鉄塔が損傷し、雷から設備を保護するためのワイヤが垂れ下がったとみられる。
https://www.sankeibiz.jp/business/news/201217/bsd2012171746012-n1.htm
12月17日20時15分にNHK岐阜からは、ワイヤーへの着雪が原因だったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中部電力の子会社で送配電事業を担当する「中部電力パワーグリッド」によりますと、岐阜県の西部の垂井町から関ケ原町にまたがる鉄塔のうち7基が損傷したことが、16日から17日にかけてわかりました。
並んだ鉄塔の最上部を結び雷が落ちた時に鉄塔への被害を防ぐ避雷針の役割があるワイヤーが垂れ下がったことで、傷ついたとみられています。
「中部電力パワーグリッド」は、多くの雪がワイヤーに付着し何らかの原因で垂れ下がったとみて調べるとともに復旧作業を進めています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20201217/3080005241.html
(ブログ者コメント)
〇鉄塔最上部に避雷針替わりのワイヤーが張られているとは知
らなかった。ご参考まで。
ちなみに電線着雪によるトラブルは、過去に本ブログでも
何件か紹介している。
〇16日から17日にかけて日本海側は大雪。
関越自動車道では一時、立ち往生した車が2000台以上出た
ほどだった。(別記事参照)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。