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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20206281638分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日午前8時40分ごろ、広島市中区の広島銀行新本店ビルの建設工事現場で、広島市安芸区の作業員、西村さん(男性、49歳)が地上15階の高さからおよそ70メートル下の地下2階に転落しました。


西村さんは市内の病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。


西村さんは当時、エレベーターの組み立て作業にあたっていて、地上15階に設置された足場の上で、エレベーターの上部に取り付けてあったネットを外す作業をしていたということです。


警察は、西村さんが誤って転落した労災事故と見て、安全管理に問題がなかったかなど詳しい事故の状況を調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20200628/4000008059.html

 

 

6281855分にYAHOOニュース(テレビ新広島)からは、組み立てていたエレベーターは工事用のものだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

西村さんは意識不明の状態で病院に搬送されましたが、 その後、死亡が確認されました。

 

警察によりますと、西村さんは地上15階の作業現場で 工事用エレベーターを組み立てるため転落防止用のネットを1人で取り外していたところ、 誤って約70メートル下の地下2階に転落したということです。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/5d124123cd2fb315d1959688c3ec84fbd584e9df 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、テレビ新広島の映像の1コマ

 

 

 

 

 

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散髪屋でラジオを聴いていた際、リツイート機能を作った人が反省している・・・という話題が出た。

帰宅後、本当かな?と調べてみると、ほぼ1年前、201984日付でBuzz Feed Newsから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ご参考まで。

 

クリス・ウェザレルは10年前、開発者としてTwitterのリツイートボタンを作った。

彼は今、自分の仕事を後悔しているという。

 

「弾をこめた銃を4歳児に持たせてしまったのかもしれない」。

自身が生み出したツールを使った「暴徒」を最初にTwitter上で目にしたときの思いを、ウェザレルはそう回想する。

「自分たちがしたのは、つまり、そういうことだったんだと思います」

 

ウェザレルは開発者として経験を積み、現在は共同創業者としてスタートアップの設立を進めている。

 

2009年にリツイートボタンを構築した際は、チームの中心的存在だった。

 

立ち上げから10年が経った今、リツイートはTwitterに欠かせない機能となり、とりたてて有害とも感じなくなっている。

 

だが今回、インタビューで今の気持ちを率直に語ってくれたウェザレルは、何とか策を講じなければいけないと断言した。

 

ソーシャルメディアは崩壊していて、その大きな原因がリツイートにあるからだという。

 

リツイートを見直そうとしているのは彼だけではない。

Twitterの現CEOジャック・ドーシーも、BuzzFeed Newsに同様の考えを語っている。

「すべての機能について、誘因になるもの、もたらす影響は当然考え
 ています。

リツイート機能もその一つです。

例えば、コメントをつけてリツイートする形にすれば、拡散する前によく考えるきっかけになるかもしれません」

 

ただ、リツイートにコメントを付けたとしても、Twitterの害悪をなくせるとは限らない。

リツイート機能ができた当時、プロダクトチームを統括していたジェイソン・ゴールドマンはBuzzFeed Newsに対し、今のTwitterが抱える問題の主な原因はリツイートにあると語った。

 

「最大の問題は引用リツイートです。引用リツイートは(軽々と押し込む)ダンクシュートを許してしまいます。ダンクを量産するしくみです」

 

話は10年前にさかのぼる。

 

2009年、グーグルを辞したばかりのウェザレルは、一部の業務のみを請け負うコントラクターとしてTwitterに迎えられた。

 

グーグル在籍中は、RSSリーダーとして人気を集めた今はなきGoogle Readerを世に送り出している。

 

Reader開発にあたっては、オンラインでいかに情報が拡散されるかを徹底的に調べ、その知識と実績はシリコンバレーでも知られている。

 

当時TwitterCEOだったエヴァン・ウィリアムズがリツイート機能の構築を考えた際、招かれたのがウェザレルだった。

 

Twitterがくれたチャンスに非常にわくわくしました」とウェザレルは振り返る。

リツイート機能は、当初、それまであまり光があたらなかった人の声をすくいあげるのではないかと感じたからだ。

 

それまで、リツイートはユーザーが手作業で行っていた。

広めたいツイートのテキストをコピーして、新規ツイートとしてペーストし、「RT」の表示と元ツイートのユーザー名を入れて送信する。

ユーザーのこの行動を機能として実装しようと考えたのがリツイートボタンだった。

 

当時、こうした対応は業界では標準的で、それほど深く考えずに行われていたといっていい。

 

「‘どんな内容が共有されているか’のように、より広い視点で掘り下げた疑問を誰かが指摘したのは、ほんの23回で、ほとんど検討されませんでした」とウェザレルは言う。

 

リツイートボタンがリリースされると、この機能がいかに情報を拡散する威力があるかを目の当たりにし、はっとしたという。

「意図したとおりの機能を発揮しました。ほかの機能にはない、影響力を何倍にも増幅する威力がありました」

「これは大きな変動だぞと話していましたね。当初の反応はみんな肯定的で、人間のいい面が表れていました」とウェザレル。

 

だが、リツイート機能は開発チームも予想しなかった形でTwitterを変えていった。

 

自分でコピー&ペーストしていた頃、ユーザーは自分がシェアする内容について、少なくともひと呼吸おいて考える間があった。

 

しかしリツイートボタンができると、発信するまでのわずかな摩擦は弱まった。

拡散する前に、たとえ一瞬でもあった思案は影をひそめ、衝動が先立つようになったのだ。

 

それまでのTwitterは、おおむねユーザーが楽しく集う社交の場だった。

リツイートが登場して以降、地獄の扉が開かれ、混沌が広がった。

 

 

【拡大するカオス】

 

2010年代初め、Facebookはユーザーのエンゲージメントを上げる方法を模索していた。

買収交渉に失敗して以来、FacebookはプロダクトとしてのヒントをTwitterに求めた。

 

リツイートで広く拡散されるのは魅力だ。

これに魅かれたメディア、ジャーナリスト、政治家たちがこぞってTwitterに集まった。

その存在感が顕著になったのが、2012年の米大統領選だ。

 

・・・・・

 

 

【リツイート機能の撤退はあるか】

 

2016年の荒れた大統領選後、FacebookTwitterは規約を改定した。

 

だが、次の選挙戦の火ぶたが切られた今も、やはりハラスメントや侮辱、センセーショナルに書きたてたニュースがあふれている。

なぜなら、いずれも会社として、システムの構造そのものにはほとんど手をつけていないからだ。

 

システムを回しているのは広告収入だ。

広告主は広告料を払って広告コンテンツを表示させる。

そしてその都度、いくらかシェアやリツイートがされて自然にオーディエンスが増えていくことを期待する。

 

「ここへくればおもしろい情報があると感じるユーザーが増えれば、プラットフォーム上の滞在時間も増え、ページビューも伸びます。そこにさらなる広告収入の可能性があるのです」と語るのは、大手メディア投資企業グループMでブランドセーフティを担当する業務執行副社長、ジョン・モンゴメリーだ。

 

ウェザレルも、リツイート機能がなければ各ブランドは「(プラットフォームとの)関係をそこまで重視しようとは思わないはずです。Twitterとしてはこれが大事な収入源ですから、そうなれば大変でしょう」と指摘する。

 

シェアやリツイートの機能を完全に撤退させるのは現実的ではない。

ウェザレルも、それが望ましいとは思っていない。

 

これらの機能を一律に廃止すれば、フォロワー数の多いユーザーを頼りにメッセージを拡散してもらおうとする人が出てきて、影響力のある一部ユーザーが強大な力をもつことになってしまう、と懸念する。

 

暴走するリツイートを制御するために、ウェザレルはソーシャルメディアがオーディエンス側に目を向けることを提案する。

 

数千、数万のユーザーが同じ一つの投稿をシェアしたりリツイートしたりするとき、一人ひとりはオーディエンス全体の一部になる。

悪質な投稿を常時拡散するユーザーには、リツイート機能を停止するのも一案だとウェザレルは言う。

 

YouTubeを見ればわかりますが、発信する個人個人を精査して選別するのは相当困難です。でもオーディエンス側を選別するのはそれより簡単です」

 

あるいは、一つの投稿をリツイートできる回数を制限する方法も考えられる。

Facebook本体ではないが、傘下のWhatsAppでは、この方針を実験的に取り入れている。

 

WhatsAppでは今年1月から、デマや不確実な情報の拡散に対応するため、メッセージの転送を5回までに制限した。

「転送回数の制限によって、全世界で転送されるメッセージの数は大幅に減りました」とWhatsAppは公式ブログで報告する。

「引き続きユーザーの皆様からのフィードバックに耳を傾け、拡散されるコンテンツの新たな対応策にこれからも取り組んでいきます」

 

MITのランド准教授は別の提案をする。

リンク先をクリックしなければ記事をシェアできない仕組みにすることだ。

「そうすれば衝動的にならず、落ち着くかもしれません。何よりも、実際に読んでもいない記事を広める行為は問題だと人々が気づくようになるかもしれません」

 

どんな対策を取るにしても、ウェザレルがリツイートを見る目は、かつてとは大きく変わった。

ここから得た教訓には多くの意味が含まれている――そう彼は思っている。

 

「文字どおりこう思ったときのことを覚えています。‘僕たちはみんなの手に力を持たせたんだ’と。でも今なら、少し違う言い方をします。‘まずいな、みんなの手に力を握らせてしまった’と」

 

https://www.buzzfeed.com/jp/alexkantrowitz/how-the-retweet-ruined-the-internet-1

 

 

 

 

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202066日に掲載した元記事がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第4報修正3として掲載します。

第3報は下記参照。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10729/

 

 

(2020年7月4日 修正3 ;追記)

 

2020627249分に北海道新聞から、次亜塩素酸水はコロナ対策として効果はあるが使い方には注意が必要という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

経済産業省や厚生労働省などは26日、新型コロナウイルスの消毒剤として飲食店や自治体で利用が広まった「次亜塩素酸水」について、物品の消毒に有効な塩素濃度や使い方を発表した。

 

5月末の中間報告では十分な成果を得られないとしていたが、濃度を高くし、大量に使うことで効果が得られると結論付けた。

 

次亜塩素酸水は塩酸などを電気分解して作る。

 

品薄が続くアルコール消毒液の代替品になり得るとして、経産省から委託された製品評価技術基盤機構が効果を検証していた。

 

2省と機構に消費者庁も加わった合同会見では、物品を拭き取る際の有効塩素濃度を80ppm以上と発表。

 

汚れで効果が薄まるため、表面をきれいにしてから使うことを呼び掛けた。

 

大量に掛け流して使う場合は、35ppm以上で有効とした。

 

特殊な粉と水を混ぜて作る次亜塩素酸水は、100ppm以上とした。

 

一方、アルコールのように少量では効かないため、十分な量でぬらし、20秒以上たってからきれいな布や紙で拭き取ることが必要だとした。

 

人体への影響は検証していないため、手指の消毒や空間噴霧は推奨せず、丁寧な手洗いや換気を勧める。

経産省の担当者は「空間噴霧すると健康被害が出る恐れがある」と指摘した。

 

また、塩素濃度や使用期限が明記されていない商品が多いことから、消費者には表示の確認を、事業者には適切な表示を求めた。

 

物品消毒には次亜塩素酸ナトリウムの入った「ハイター」など家庭用漂白剤や、一部の台所用洗剤の薄め液による拭き取りの有効性が証明されている。

 

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/434840/ 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

本件、NHKなど全国メディアからも報じられているが、北海道新聞の記事が一番よくまとまっていると感じたので、代表記事として紹介する。

 

 

 

 

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20206262224分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大阪大は26日、大阪府立大と大阪市立大を統合し、令和4年度に開学する新大学の名称「大阪公立大学」の英語表記が酷似するとして決定過程を批判する西尾章治郎総長のコメントをホームページに掲載した。

 

大阪公立大の英語表記は「University of Osaka」とし、大阪大(Osaka University)と区別。

 

これに対し、阪大は公表コメントで「海外でも定着している本学の名称と酷似しており、世界に羽ばたく両大学の未来に大きな障害となることは必至」などと指摘。

 

「意見交換が行われないまま決定されたことは残念でならない」とした。

 

https://www.sankei.com/west/news/200626/wst2006260036-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

英語名決定時、大阪大学英語名との酷似性に気付いた人はいなかったのだろうか?

 

民間であれば、会社名や商品名などを決める際には、すでに登録されている名前と誤解される可能性はないかなど、徹底的に調べると思うのだが・・・。 


それで思い出したのが、出光のキャッチコピー「ほっと もっと きっと」の2フレーズだけをパクった大手弁当店。  

出光側の抗議をモノともせずにつけた名前だが、あのネーミングでなければ、ここまでの大規模チェーン店に発展したかどうか・・・。 


ことほどさように大事なネーミング。 

学究の場ならこそ、もう少し慎重に決めるべきだったのでは?と感じた。

 

 

 

 

 

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20206262133分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真8枚と地図付きでネット配信されていた。

 

26日午後55分ごろ、大阪府高槻市南松原町の解体工事現場で大型のクレーン車が倒れ、アーム部分などが道路を挟んで隣接する住宅を直撃した。

直後にその住宅から出火したが、午後7時前に消し止められた。

屋内に住人の女性(29)と娘(1)がおり、娘が腕に軽傷を負った。

 

大阪府警は工事関係者から事情を聴き、業務上過失致傷容疑を視野に原因を調べる。

 

高槻署や市消防本部などによると、現場では葬儀場の解体工事が行われ、クレーン車は地中の杭をつり上げて引き抜く作業中だったという。

クレーンは長さ30メートル前後とみられる。

 

住宅は木造2階建てで、アーム部分は屋根の上からぶつかり、住居部分にめりこんだ。

女性と娘は1階の居間におり、女性は「ドーンという音がなって子どもを抱いて逃げた」と説明しているという。

 

現場は阪急京都線高槻市駅から東へ約500メートルの住宅や事業所が並ぶ一角。

周囲の住人らによると、大きな衝撃音が響き、煙や炎が上がるなど現場は一時騒然となった。

 

関西電力送配電によると、クレーンが電線に引っかかって断線した影響で、周辺の最大600軒が停電した。

 

近所に住む女性(60)は当時、ベランダで洗濯物を干していた。

「バキバキバキ」という大きな音がしてその方向を見ると、クレーン車が倒れ、煙が上がっているのが見えたという。

「少し前に自宅のすぐ前でも杭を抜く作業をしていた。その時に倒れていたらと思うと怖い」と話した。

 

https://www.asahi.com/articles/ASN6V61K5N6VPTIL02H.html 

 

 

6281814分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、杭が折れた反動で倒れたのかもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

付近の住民に向けた説明会が行われました。

 

【説明会での工事会社側の説明】

 「取れかかっていた杭が折れて、その反動でクレーンが倒れたのではないか」

 

・・・・・

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/f8625045e7d458f4fa2bd0886aa02882bf24cb9e

 

 

6281913分に産経新聞からは、地盤が緩かったのかもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日は周辺住民向けの説明会も開かれた。

 

出席した複数の住民によると、作業をしていた業者らから、クレーンが旋回した際に速度を出し過ぎたかもしれないというこれまでの説明に加え、地盤が緩かった可能性への言及があった。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200628/afr2006280021-n1.html

 

 

6291720分にYAHOOニュース(MBS NEWS)からは、当日になって急に変わった経験の浅い操縦者がクレーン工事の制限時間を5分過ぎたので焦って急旋回させた可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

事故当日の6月26日夜に開かれた住民説明会では・・・。

 

さらに工事の関係者は次のように述べました。

 「(クレーン車の操縦者が)きょうに限って急用ができて、いまの人間がやった。」(工事関係者)  

 

クレーン車の操縦を、普段のベテラン作業員ではなく、急きょ経験の浅い作業員が行っていたことがわかりました。・・・

 

工事関係者への取材で、事故に至る経緯が徐々に明らかになってきました。

 

当時、クレーン車は葬儀場の建物を固定するために使われていた「基礎杭」を抜く作業にあたっていました。

 

杭1本を抜いた後、反時計回りに旋回中に何らかの理由でスピードを出しすぎたためバランスを崩し、住宅側へ倒れたとみられています。

 

・・・・・

 

また、関係者によりますと、重機を使った作業は住民との間の取り決めで決まったということで、MBSが入手した工事の作業工程表をみると、午後5時までと明記されています。

 

しかし…  「午後5時以降は重機を動かしませんとなっているが、(事故当日は)何かものすごい音がしていて、ええ加減、言わなあかんかなと思って、その業者に。」(近所の住民)  

 

事故が起きたのは午後5時5分頃でした。

ある工事関係者は、「作業を早く終わらせるため、焦ってクレーン車の旋回スピードを上げたことが事故につながった可能性がある」と話しています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/e8c9ddb7d58becb5748378e5f8839edb294966e3

 

 

 

(2020年10月1日 修正1 ;追記)

 

20209291819分にNHK関西からは、作業手順を守らずにクレーンやアームを動かしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

茨木労働基準監督署によりますと、この工事であらかじめ定めていた作業手順では、クレーンもアームも動かさずにワイヤーを巻き上げ、くいを抜くことになっていました。


しかし、工事を実施した下請けの「N重機建設」は、クレーンを旋回させたりアームを伸ばしたりして作業を行い、その結果、バランスを崩して倒れたとみられるということです。


また、元請けの「S電建」は、安全確認のため作業日には現場を見回ることになっていましたが、この日は見回りをしていなかったということです。


このため、労働基準監督署は、2つの建設会社とそれぞれの社長を労働安全衛生法違反の疑いで29日、書類送検しました。


このうち「S電建」は、NHKの取材に対し、「詳しいことは把握しておらず、社長や弁護士に確認したい」と話しています。

 

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200929/2000035471.html

 

 

9301229分にYAHOOニュース(ABCニュース)からは、許可された工事終了時間が迫っていたため手順を飛ばしたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

6月、大阪府高槻市でクレーン車が倒れて住宅を直撃した事故で、解体工事を行っていた会社の社長らが書類送検されました。

 

労働安全衛生法違反の疑いで労働基準監督署が書類送検したのは、四條畷市のN重機建設と男性社長(79)です。

 

社長らは今年6月、高槻市の解体工事現場で、建物を支える「くい」をクレーン車で引き抜く際、本来の計画とは違う方法で作業した疑いがもたれています。

 

バランスを崩したクレーン車は住宅を直撃し、1歳の女の子が腕に軽いけがをしました。

 

社長は調べに対し、「工事の終了予定時間が迫る中、本来とるべき手順を飛ばした」という趣旨の話をしているということです。

 

労基署は他にも、事故当日に工事現場の巡視をしていなかったとして、元請け会社と、この会社の社長(49)も書類送検しています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/9b80636ea46ccace2edf59e5c3a335d1b83be9be 

 

 

 (2022年3月15日 修正2 ;追記)

2022314166分にNHK関西からは、母親はPTSDを発症していた、工程の一部を省いて作業していた、操縦士は作業を終わらせないといけないと思い焦っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

おととし6月、大阪・高槻市の建物の解体工事現場で、くいを抜く作業をしていたクレーンが倒れて近くの住宅を直撃し、中にいた当時1歳の女の子が腕に軽いけがをしたほか、母親もPTSD=心的外傷後ストレス障害を発症しました。

警察によりますと、くいを抜く際には少しずつ切断しながら作業を進めることになっていたのに、クレーン車の50代の男性操縦士はこの工程を経ずにくいを抜こうとしたということです。

クレーン車には、持ち上げるものの重さが一定以上になると警報が鳴って動きが止まる安全装置がついていましたが、この装置を切って作業していたということです。

このため警察は、14日、この操縦士を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。

調べに対して容疑を認め、「作業を終わらせないといけないと思い、焦っていた。まさかクレーンが倒れるとは思っていなかった」と話しているということです。

この事故をめぐっては、操縦士が勤務する建設会社とその経営者が、危険防止の措置を取らなかったとして、労働安全衛生法違反の罪で罰金30万円の略式命令を去年受けています。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220314/2000058863.html

 

3141738分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、アームを伸ばしすぎた、転倒前にアラームが鳴っていたが切っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察によりますと、クレーンを運転していた男性(55)が地中の杭を抜く際に、アーム部分を伸ばしすぎたなど、誤った手順で作業したことが転倒につながったということです。  

また、男性は運転経験が浅く、転倒前に誤作動を知らせる警報アラームが鳴っていましたが、切っていたということです。

男性は「作業を終えるため焦っていた」と、容疑を認めているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ff6742ec20ae8223396ab9f0853005743158c8ea

 

 

 

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20206271057分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警視庁の機動隊員がドローン(小型無人機)の定期点検中、機体のプロペラ部分で手の指を切断する大けがを負っていたことが27日、分かった。

一緒にいた別の隊員もドローンと接触し、計3人が負傷した。

操作を誤ったとみられ、同庁は詳しい状況を調べている。

 

警視庁関係者らによると、負傷した隊員は機動隊のうち災害時などに出動する特殊車両を保有する「特科車両隊」所属。

 

点検は26日午後、東京都新宿区の同隊敷地内で行われ、3人はドローンを操縦して動きなどを確認中、回転するプロペラに接触した。

 

全国の警察では、災害時の状況調査や被災者捜索、重要な行事を狙う不審ドローン対策にドローンを活用、警視庁は特に先進的な取り組みで導入を図ってきた。

 

同庁は、「当時の監督状況などを含め、状況を確認している」としている。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200627/afr2006270006-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以前から危険ではないかと感じていたドローンのプロペラ。
今回の事例を機に調べたところ、以下の報文(切断された手指モデルなどの写真付き)が見つかった。

 

『無人航空機の回転翼による切創事故を防ぐために』

(労働安全衛生総合研究所 安衛研ニュース№132 2019111日)

 

・・・・・

 

2.ドローンの回転翼の切創リスク

 

図1は、ドローンの回転翼に指が接触した場合の切創状態を実験的に確認したものです。

 

実験に使われた手指モデルは、手の形状、人骨の硬さ、腱の構成などを再現しており、一部ではありますが、血管も模擬されています。

 

図1からも分かるように、回転翼に一回接触しただけで血管は切られて出血しており、さらに、骨にも損傷が認められました。

 

ドローンの回転翼は高速で回転するため、接触すれば手指を切断する危険性があります。

 

このような切創リスクが正しく認知されていないのが現状です。

 

このような傷害を防ぐために、私達は耐切創性を有する手袋に注目しています。

 

産業用の手袋の中には、耐切創性に特化した手袋があります。

私達は、このような手袋がドローン操作に援用できないか検討しています。

 

2は、市販されている耐切創性の高い手袋を手指の簡易モデルに装着させ、ドローンの回転翼に接触させた実験結果の写真です。

 

2(a)はドローンの回転翼が接触した耐切創手袋の状態です。

明らかに切れていることが確認されます。

 

2(b)は、手指の簡易モデルですが、耐切創手袋が切れた位置と同じ箇所で黒いスジが見られます。


市販されている耐切創手袋では、ドローンの回転翼との接触による傷害を防げないことを確認したことから、私達はより高い耐切創性を有するドローン操作用の手袋の開発について検討しています。

          

3.ドローンによる撮影作業の実態調査

 

私達は、手袋の開発と並行して、ドローンによる撮影作業の実態を調査するとともに、耐切創手袋を装着した際の操作性について検証を進めています。

 

3は私達が最近現場調査した空撮作業時の一場面です。

 

操作者は、ヘルメット、保護メガネ、手袋を着用し、さらに、操作者であることが判別できるように反射材のついたビブスも着用しています。

 

安全確保のために、このような保護具を常用することが大切です。


ドローンが墜落するトラブルは多数起きており、その中には作業者、あるいは観客らが墜落したドローンと接触して負傷した事例があります1)

 

ドローンの操作者だけでなく、周囲の関係者にも保護具の着用が求められます。

 

ヘルメットと保護メガネは落下してくるドローンから、あるいは、地面に衝突して飛散する破片から頭や顔を保護するために重要です。

 

また、不意に近づいてくるドローンから身を守ろうと、とっさに手を伸ばしてしまうようなことも起こりますので、手指を回転翼から保護するために手袋の着用も必要です。


現場調査の際には、操作者に図2で示した耐切創手袋を使用してもらい、その使用感についてヒアリングしました。

 

その結果、操作端末によるタッチパネル操作があるため作業性が悪くなるが、操作性自体に作業性の低下はあまり感じないない、とのことでした。

 

ドローン操作に適した手袋の開発および普及においては、タッチパネルに対応した機能を有していることが重要であると考えます。

 

今後もドローン操作者のヒアリングを行っていくとともに、ドローンの操作者や関係者の切創事故の低下に貢献できるよう、ドローン操作に適した手袋の開発を行っていきます。

 

https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2019/132-column-1.html

 

 

 

 

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20206252339分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

大阪市が医療機関への新型コロナウイルス対策として寄付を募った「雨がっぱ」について、集まった約33万枚を市役所本庁舎の玄関ホールで保管した方法が、市火災予防条例に違反している疑いがあることが市消防局への取材で判明した。

 

条例は、雨がっぱのような合成樹脂製品を「指定可燃物」と定め、1カ所で大量保管する場合は消防当局への届け出を義務付けているが、市は無届けだった。

 

担当する市健康局は消防局から注意を受けたことを認めた上で、「条例を認識していなかった。届け出を検討する」としている。

 

医療スタッフが感染防止策として着用する医療用ガウンが不足していることを受け、松井一郎市長が4月中旬、代用品として活用する雨がっぱの提供を市民に呼びかけたところ、約33万枚が集まった。

 

市は主に市役所本庁舎1階の玄関ホールで保管を開始。

市内の病院や高齢者施設などに配布した後も、残った約15万枚の雨がっぱを同じ場所に置いていた。

 

市消防局によると、火災予防条例は合成樹脂類3トン以上を保管したり、取り扱ったりする場合は管轄の消防署長への届け出を義務付けている。

 

5月下旬に外部から指摘があり、条例違反の疑いを確認したという。

 

市健康局は注意を受け、保管場所を本庁舎から別の施設に変更したが、余った大量の雨がっぱは今も提供先が決まっておらず、消防署への届け出を検討している。

 

https://mainichi.jp/articles/20200625/k00/00m/040/206000c 

 

 

 

 

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20206251954分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

クマなどの野生動物による被害を防ぐため、集落の近くに牛を放牧する取り組みが黒部市で始まりました。

「カウベルト」と呼ばれるこの取り組みは、電気柵で囲った野原や耕作放棄地などに体の大きな牛を放すことで、クマなどが牛をおそれて人里に近づかないようにしようと、黒部市が平成19年から実施しています。


25日は山あいの阿古屋野地区に立山町の畜産農家から借り受けた2頭の和牛がトラックで運びこまれ、カウベルトを管理している市民グループが出迎えました。


まず、「くず」や「かや」の葉を与えてしばらく休ませたあと、電気柵で囲った1.8ヘクタールの野原に放されました。


牛は、さっそく元気に動き回ったり、草を食べたりしていました。


阿古屋野地区では市民グループのメンバーが期間中、牛の様子の見守りや電気柵の管理を毎日、行っていて、これまでクマが集落に入ってきたという報告は寄せられていないということです。


市民グループ「阿古屋野森づくりクラブ」の広瀬会長は、「森や自然を大事にしようという気持ちで長年続けています。ことしはクマの目撃例が多く報告されているので、カウベルトの管理にいっそう力を入れます」と話していました。


黒部市の「カウベルト」は内山地区でも実施され、いずれも10月上旬まで続けられます。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20200625/3060004826.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

以下は、映像の3コマ。 
先頭の牛は飛び跳ねるようにして草を食べに行った。

 





 

 

 

 

 

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20201930分にYAHOOニュース(テレビ山梨)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

6月20日、逮捕された男が、警察署から一時、逃走したことを受けて山梨県警の大窪本部長は、6月25日の定例会見で「あってはならないこと」と陳謝しました。

 

警察によりますと逃走したのは、住居不定無職の45歳の男で6月20日朝、タクシーに無賃乗車したとして逮捕され、甲府警察署で取り調べを受けていました。

 

しかし、午後1時頃、男は、3階の部屋で昼食を食べていた際、監視していた署員の隙を見て逃走。

警察は、緊急配備を敷いて行方を捜し、約20分後に100メートルほど離れた甲府市役所1階の男子トイレで男を発見し、確保しました。

 

県警は、監視していた20代の男性巡査長が、当直勤務明けで居眠りをしていた可能性があるとみて調べています。

 

大窪本部長は、6月25日の定例会見で、「逃走はあってはならないことで県民に不安を与えてしまい申し訳なく思っています」と陳謝しました。

 

また県警は、監視役が当直勤務明けの署員だったことから、勤務状況などを踏まえた人員配置など、再発防止の徹底を6月25日までに各警察署へ指示しました。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/c2e2070ccafe36bb9421271b773b81c5e696b193

 

 

 

 

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20206251844分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

夏に向けて出くわす機会が増えるハチ。

このハチによる死亡事故が県内で発生しました。

 

<杉村カメラマン>

「現場は草木に覆われたこちらののり面です。男性は草刈りの作業中にハチに刺されたということです」

 

警察によりますと、624日午後2時頃、小山町の国道沿いのトンネルで草刈り作業をしていた38歳の男性がおう吐し、意識がもうろうとした状態になりました。

 

<男性>

「ハチに刺された。痛い」  

男性は仲間の作業員にこう話し、心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、約2時間後に死亡しました。

 

男性の死因はハチに刺されたことによる「アナフィラキシーショック」とみられています。

 

<ふじのくに環境史ミュージアム 岸本教授>

「アナフィラキシーショックで重篤になったり、死亡したりします。

毒そのものではなく、毒によって免疫が反応して、急激に毒に対応しようとすることでショックが起きて心臓麻痺が起きて亡くなる」  

 

例年、ハチに刺されたことで死ぬ人は20人から30人ほどいて、実は野生生物の中で最も人を死に追いやっているのがハチなんです。

 

<岸本教授>

「スズメバチは大きいから毒も多くて被害も大きくなる」  

 

スズメバチは茂みの中に巣を作ることもあり、近づく際には注意が必要です。

 

今回、死亡した男性は左手の甲にハチに刺されような跡があり、刺したハチの種類は不明ですが、岸本教授はスズメバチである可能性が高いのではないかとみています。

 

<岸本教授>

「すでにかなり飛び回っているので、いまから秋口にかけては警戒が必要」  

 

人を死に追いやる殺人バチ。

もし遭遇した場合、私たちはどう対処したらいいのでしょうか?

 

<岸本教授>

「ハチは人を攻撃しようとして襲ってくるというよりは、防御のために襲ってくる。

警戒のために人の周りを飛び回るときがあるので、そのような状況になったら刺激しないように速足で立ち去る」

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e5b11806acb038cb57b646fb004260b3494c4ae

 

 

6261238分にNHK静岡からは、2週間前にも刺されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

男性は当時、長袖に長ズボンで、両手には布製の手袋をしていましたが、手の甲にはハチに刺されたような跡があり、同僚には「2週間ほど前にもハチに刺された」などと話していたという

 

静岡県養蜂協会によりますと、ハチは夏から秋にかけて繁殖期を迎えて攻撃的になるということで、山などで作業する際は肌を露出せず黒っぽい服は避けるなど、注意を呼びかけています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200626/3030007399.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇これまで漫然と耳にしていたアナフィラキシーショックだが、今回の報道でよく理解できた。

 

〇ハチに刺されて死亡したなどの情報は、2回刺されての死亡事例も含め、本ブログでも過去に何件も紹介スミ。

 

〇以下は、今回の被害現場を映した映像の1コマ。

 

 

 

 

 

 

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20191028日に掲載した第3報がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第4報修正7として掲載します。

第3報は下記参照。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10121/

 

 

(2020年7月1日 修正7 ;追記) 


2020
624177分にNHK佐賀から、当該工場の防災訓練が初公開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年8月の佐賀豪雨で大量の油が流出する事故を起こした大町町の工場で、再発防止の訓練が初めて公開され、従業員らが、新たに整備されたマニュアルに従って浸水を防ぐ資材の扱い方などを確認しました。

防災訓練が行われたのは、佐賀鉄工所の大町工場です。

去年8月の佐賀豪雨では浸水した工場から大量の油が周辺の住宅地や農地に流れ出す被害が出て、復旧作業の大きな妨げとなりました。

佐賀鉄工所は、今年度自治体や地元の消防などの立ち会いの下、10回の防災訓練を計画していますが、200人が参加して行われた6回目の訓練を初めて報道陣に公開しました。

佐賀鉄工所は、事故を踏まえて新たに水害用の対応マニュアルを作成していて、訓練は、付近の用水路がはん濫する恐れがあるとの想定で進められました。

去年油が流出した建屋の入り口付近では水の侵入を防ぐゲートの設置訓練が行われ、5人の従業員が、長さ3メートルのアルミ製の板24本を積み重ねて応急の壁を築いていきました。

また、去年は土のうを積む従来の対策で浸水を防げなかったことから、ことしは「止水シート」と呼ばれる防水性の高い資材を用意していて、従業員が据え付ける手順を確認していました。

佐賀鉄工所は、新たに油が流出した工場東側の敷地を高さおよそ2メートルのコンクリート製の壁で囲ったほか、敷地内にたまった水を排出する大型のポンプを3機設置しています。

訓練を終えたあと、取材に応じた佐賀鉄工所大町工場の江口工場長は、「きょうの訓練は昼間だが、これが夜だったり去年の豪雨のように明け方だったりした際も十分に対応できる体制を構築する必要がある」と課題が残されていることに言及しました。

その上で、去年の事故について「近隣住民や行政に多大なご迷惑をおかけした。二度と同じ事故を起こさないように、ハード面の対策だけでなく、訓練を積み重ねて改善し、事故を風化させないようにしていきたい」と話していました。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20200624/5080006041.html

 

 

 

(ブログ者コメント)  

 

〇以下は、映像の8コマ。

 















 

 

〇工場長は、「私どもがリタイアした後でも、再発防止が確実に継続
 できるよう行っていきます」とも話していた。

 


(2020年8月29日 修正8 ;追記)

 

2020828115分にNHK佐賀から、対策工事が完了したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

1年前の佐賀豪雨では大町町にある佐賀鉄工所の工場が浸水し、大量の油が周辺に流出しました。

事故のあと、佐賀鉄工所が進めてきた防水壁の建設などの対策の工事は、28日までにおおむね完了しています。

去年8月の佐賀豪雨では、大町町福母にある佐賀鉄工所の大町工場が浸水し、5万4000リットルの工業用の油が、周辺の農地や住宅に流出しました。

この工場では、平成2年の集中豪雨でも油の流出事故が起きていて、佐賀鉄工所は、再び、同じような事故を起こさないよう、工場の内外で浸水を防ぐさまざまな対策を進めています。

主なものでは、油が保管されている工場東側の敷地全体を、高さおよそ2メートルのコンクリート製の壁で囲ったほか、工場内にたまった雨水を排水する大型のポンプを設置しました。

さらに、去年の豪雨で水があふれた工場脇の用水路にセンサーを設けて監視し、水位のレベルに応じて、5段階の警戒態勢をとる防災マニュアルを新たに整備しました。

今週中には、工場西側の敷地を囲う防水壁の建設も終わり、会社は、計画していた20項目におよぶ一連の対策工事は、おおむね完了したとしています。

また、マニュアルに基づいた防災訓練をこれまでに十数回実施していて、会社では28日を「防災の日」と定めて、再発防止に向けた社員教育を行うとしています。

佐賀鉄工所は事故から1年となるのを前に、坂田社長のコメントをホームページで公表しました。

この中で、「弊社としての防災活動は一歩を踏み出したところで、これからが本格的なスタートだと認識している。従業員一丸となって災害に強い会社を構築し、信頼回復に努めていきたい」としています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20200828/5080006848.html

 

 


 
 

 

 

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20206231640分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京都内で2019年、たばこの不始末による火災の死者が35人に上り、過去10年で最多だったことが東京消防庁のまとめで判明した。

半数近くは寝たばこが原因とみられる。

 

寝たばこは炎が上がらない「無炎燃焼」になりがちで、火災に気づくのが遅れる場合があり、注意を呼びかけている。

 

同庁によると、昨年住宅火災で亡くなったのは83人(前年比17人増)だった。

4割の35人(同9人増)がたばこの不始末が原因。

うち寝たばことみられるのは16人(同9人増)だった。

 

たばこが原因の火災死者数は

2015年が16人(うち寝たばこ疑い8人)

16 11人(同3人)

17年 18人(同10人)

18年 26人(同7人)

だった。

 

寝たばこの火災は、火が布団などに引火しても炎が出ない無炎燃焼を引き起こす場合がある。

最初は煙がほとんど上がらず、火災に気付きにくい。

 

発見が遅れると、一酸化炭素(CO)中毒で体が動かず避難できないまま死亡してしまうこともあるという。

 

同庁が8畳程度の部屋で行った再現実験では、発生の約30分後には、寝ている人の口元のCO濃度が運動能力を失うほど高くなった。

 

同庁の担当者は、「特に飲酒後の寝たばこは火災に気づくのが遅れることが多い」と注意を促している。

 

https://mainichi.jp/articles/20200623/k00/00m/040/151000c 

 

 

 

 

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20206231145分にYAHOOニュース(埼玉新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

こんにゃくを喉に詰まらせた男性に対して適切な応急処置を行ったとして、埼玉県のさいたま市大宮消防署は19日、大宮区のアルバイト村田大樹さん(28)に表彰状を贈呈した。

村田さんは過去にも救命経験があり、表彰は2度目。

以前学んだ応急救命措置が、とっさの場面で生きた。

 

村田さんは5月19日午後4時15分ごろ、大宮区土手町のアパートに住む30代男性が、2階の共用廊下で苦しそうにあおむけで倒れているのを発見した。

男性は顔面蒼白(そうはく)でけいれん状態。

胸を何度もたたいていたので、喉に何か詰まらせたと判断し救急車を呼んだ。

 

すぐさま腹部を突き上げるなど「ハイムリック法」を実施すると、数秒後にゴルフボールより一回り小さいほどの玉こんにゃくが、男性の口から出てきた。

男性は次第に落ち着きを取り戻し、救急車が到着した時は会話できるまでになったという。  

 

村田さんによると、男性は自宅でこんにゃくを詰まらせ、救急車を呼ぼうと外に出たが苦しくなり、倒れたという。

「このままでは男性が死んでしまうと本当に焦った。頭が真っ白になった」と振り返る。  

 

村田さんは過去にも2度、救命経験があった。

 

中学2年生の時には、深さ1メートル50センチの水路に落ちた高齢者を仲間と一緒に救出。

 

またプールの監視員をしていた18歳の時には、溺れている男児を救った。

その時に「ハイムリック法」など救命措置を学び、今回「体が瞬時に動き、実践できた」と話す。

 

男性は病院に搬送されたがすぐに回復し、現在は良好だという。  

 

川田署長は、「少し遅れていたら心肺停止していた可能性も考えられる。迷うことなく、迅速かつ適切に救命措置を行った勇気ある行動に、心から敬意を表します」とし、表彰状を手渡した。  

 

村田さんは、「焦って心臓がはち切れるくらいバクバクしたが、瞬時に経験が生きて命を救えて良かった」と話している。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/e04b04745195a7601f77e667f8f6347a8bbd6601

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

表彰された男性は、どういう経緯で救命措置を学んだのだろうか?
  

報道からは、プール監視員になった時ではなく、溺れている男児を救命した後に学んだと読み取れるが、もしそうだったとすれば、プール運営者が事例の横展開として、溺れ以外の事故にも備えるため、監視員に学ばせたのかもしれない。

 

そうではなく、男児を救ったことを契機として、この男性が自ら学んだとすれば、尊敬に値する。

それにしても、普通の人なら1度もないであろうに、これが3回目の救命経験とは驚きだ。

 

 

 

 

 

 

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20206221556分に西日本新聞ふくおか都市圏版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7月からのプラスチック製買い物袋有料化を前に、利用者が増えているエコバッグ。


しかし、半数の人が洗ったことがなく、6割のエコバッグが汚れている-。

 

エフコープ生活協同組合(福岡県篠栗町)の調査から、こんな実態が明らかになった。

エフコープは、「こまめな洗濯を心がけて」と呼びかけている。

 

エフコープ商品検査センターが使用実態を調査した。

福岡市東区の来店客100人にアンケートしたところ、「洗ったことがない」が51%と最多で、「23カ月に1回洗う」(23%)、「月1回洗う」(18%)、「週1回洗う」(5%)、「毎日洗う」(3%)の順となった。

 

また、実際にどのくらい汚れているか店舗衛生基準を基に拭き取り検査をしたところ、菌の検出個数が10個未満の「きれい」が4割だったのに対して、1050個の「やや汚れている」が5割、50個以上の「汚れている」が1割だった。

 

洗濯の除菌効果も複数枚を使って調べたところ、1回の洗濯で、いずれのバッグからも菌がほとんど検出されなくなったことから、エフコープは「洗濯の効果は大きい」としている。

 

また、洗濯できない素材でも、アルコール系の除菌スプレーの噴霧で、効果が確認できたという。

 

エフコープは、「肉や魚、野菜はポリ袋に入れたり、冷凍食品の結露に注意したり、予備のエコバッグを準備したりして、菌の付着や増殖に注意してほしい」としている。

 

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/619240/ 

 

 

ちょっと前、202067165分にYAHOOニュース(まいどなニュース)からは、より詳細な情報が下記趣旨でネット配信されていた。

 

ツイッター上で最近、コンビニやスーパーのレジで働く人々の悲鳴に近い嘆きや怒りの声を見かけることが増えました。

来店客の「汚れたエコバッグ」が原因です。

 

<濡れたエコバッグを差し出された><異臭がした><汚いバッグに触りたくない><清潔なバッグを持ってきて>など、身につまされる内容が並びます。

 

生鮮食料品や冷えたドリンク類、冷凍食品の結露など、エコバッグに入れる商品の表面には水分がいっぱい。

お惣菜のフライ食品からパン粉の揚げかすが落ちることも。

 

このような水分や食品かすを放置すると菌が繁殖、食中毒につながる恐れもあります。

 

 

【アンケートでは衝撃の結果が…】

 

福岡県のエフコープ生活協同組合は2019年、エコバッグの汚れについて調査を実施しました。


県内店舗の中から、エフコープ舞松原店(福岡市東区)の来店者が持参したエコバッグの衛生状態についてアンケートを行いました。

 

検証したのは、普段から同組合の取り扱い商品の微生物や遺伝子の検査、施設点検などを行う「エフコープ商品検査センターりんご館」です。  

 

まず、「エコバッグを洗っていますか?」と尋ねたところ、なんと「洗ったことがない」が51%。「2、3カ月に1回洗う」23%、「月1回洗う」18%、「週1回洗う」5%、「毎日洗う」3%という結果でした。  

 

さらに、来店客のエコバッグを拭き取りし、菌の数も検査しました。

数により3段階に分類。

「菌の数0-10個・きれい」は40%、「10-50個・やや汚れている」50%、「50個以上・汚れている」10%。

6割の人のエコバッグが、「汚れている、やや汚れている」ことが判明しました。  

 

いつも持ち歩いていたエコバッグがエコどころか、菌の温床だったとは…大変ショックな結果です。

 

 

【菌を減らすには】

 

では菌を減らすにはどうしたらいいのでしょうか。

解決策はずばり「定期的に洗う習慣」が大切といいます。

 

同センターのスタッフが私物のエコバッグを使い、洗濯前後の菌の数の変化を調べると、1回の洗濯だけで菌は激減。

200個近い菌が確認できたバッグも、菌はほとんどなくなったといいます。

 

洗濯できない素材には、アルコール系の除菌スプレーを振りかけるだけでも同様の効果が出るそうです。

 

 

【担当者「水分を残さないことが大切」】

 

同センターが推奨する「菌を付着・増殖させないためのポイント」を紹介します。

 

(1)水分や肉汁に注意。肉や魚、野菜、冷凍食品はポリ袋に入れてからエコバッグに入れる。

 

(2)汚れは見た目で判断しない。定期的に洗う習慣をつける。

 

(3)洗い替えのエコバッグを用意する。洗濯の頻度が高いほどよりきれいに使用できる。  

 

さらに同組合の広報担当者からアドバイスをもらいました。

「エコバッグを衛生的に使用するためには、バッグに水分を残さないことも大切です。日ごろから天日干しをするなどして、乾燥させることを心掛けましょう」(広報部担当者)  

 

7月からレジ袋有料化が義務付けられるのを前に、エコバッグを新調する人も多いのではないでしょうか。

最近では、ざぶざぶ洗えることを前面に出したバッグも登場しています。

「洗いやすいか、しょっちゅう洗えるか、乾かしやすいか」ということも選ぶ時の基準のひとつにしてはいかがでしょうか。

 

コロナ対策の手洗いやうがいと同様に、エコバッグの洗濯も習慣づけたいですね。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/43681b057d5a3eb6484ce6f4ef5ad9f586de314b

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

この情報に接した後、全く洗っていなかったエコバッグ4袋を洗剤入りの水でつけ洗いした。

洗濯前によく見れば、そのうちの1袋は内側に点状のカビ。

その部分にはカビキラーを噴霧し、カビを除去しておいた。






 

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2020622195分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午後1時5分ごろ、後志管内ニセコ町ニセコのニセコアンヌプリ国際スキー場のリフト乗り場で床の修繕作業をしていた同管内蘭越町三和、会社員福井さん(男性、58歳)が約4メートル下の地面に転落して全身を強く打ち、間もなく死亡した。

 

倶知安署によると、リフト乗り場は鉄骨のフレームに木材を載せた構造。

 

福井さんは同僚3人と、修繕作業をしていた。

 

同署は、折れた木材が見つかっていることから、福井さんが作業中に乗った木材が折れて転落したとみて調べている。

 

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/433252/

 

 

6221952分にNHK北海道からは、材木が腐食していた可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午後1時ごろ、後志の倶知安町にある「ニセコアンヌプリ国際スキー場」で「男性が高い場所から転落してけがをしている」と消防に通報がありました。


警察によりますと、この事故で、蘭越町に住む建設会社社員の福井さん(58)が病院に搬送されましたが、約2時間半後に死亡しました。


当時、福井さんは同僚3人とリフト乗り場の床板を張り替える作業をしていて、その際、足場の材木を踏み抜いて、およそ4メートル下の山の斜面に転落したということです。


このスキー場はことし4月中旬で冬の営業が終わり、現在は来シーズンに向けて施設の修繕が行われていたということです。


警察は、足場の材木が腐食していた可能性もあると見て詳しい状況を調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200622/7000022329.html

 

 

 

 

 

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20206221019分にYAHOOニュース(琉球新報電子版)から、下記趣旨の記事が写真5枚付きで「ネット配信されていた。

 

米軍嘉手納基地を管理する第18航空団は、22日午前850分ごろ、基地内南側の中央部にある危険物質を取り扱う建物で火災が発生したと発表した。

現在も米軍の消防が消火活動中だという。

 

「火は施設内に封じ込めている」と説明しているが、大きく煙が上がって基地外から目撃されている。  

建物に規制線を張り、職員は避難しているという。

 

現時点で火災原因は不明で、負傷者は報告されていない。  

 

同基地の外からは22日午前9時ごろ、米軍嘉手納基地の南側滑走路付近の建物から黒煙が上がっている様子が確認された。

午前10時現在も煙は収まっていない。

 

米軍は滑走路を閉鎖しておらず、午前11時すぎには嘉手納基地から離発着する航空機も確認された。

 

基地周辺に住む人の中には異臭を訴える人もいた。  

 

日本側の警察や消防に連絡はない。

沖縄防衛局は事実確認中という。  

沖縄署に110番通報は特になく、現在情報を収集しているという。

 

警察などによると、同基地内で行われている工事現場で出火したとの情報が入っているという。

基地外への被害はないもよう。

日本側からの消防の出動はなく、詳細は分かっていない。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/884e686ab329008f0d2b11a3938427d201b0833e

 

 

6241754分にNHK沖縄からは、保管されていた次亜塩素酸カルシウムが消火水と反応して塩素ガスが発生したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日、嘉手納基地内にある危険物を取り扱う施設で火事があり、アメリカ軍は有毒な塩素ガスが発生したとして、基地内向けに、異常を感じた場合は医療機関を受診するよう呼びかけていました。

これについてアメリカ軍は24日、現場付近にいたおよそ100人に目やのどの痛みなどの症状が見られたものの、大半が軽症で、医療機関で手当てを受けたと発表しました。

一方、ガスは基地の中央に位置する施設から300メートル以上には広がっておらず、基地の外には流出していないという認識を示しています。

また、塩素ガスが発生した原因については、施設内で保管していた次亜塩素酸カルシウムが消火活動による水と反応したためとしています。

嘉手納町や沖縄市には、これまでに住民から健康被害を訴える連絡はないということです。

一方、アメリカ軍は、火事の原因については現在も調査中としています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20200624/5090010625.html

 

 

 

(2021年1月28日 修正1 ;追記)

 

20211271626分にNHK沖縄からは、次亜塩素酸カルシウムの保管状況が悪かったため、高温多湿な環境下で発熱し発火したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

アメリカ太平洋空軍は、この火災について報告書をまとめ、27日までに公表しました。

それによりますと、火災の当日、施設では次亜塩素酸カルシウムが保管されていましたが、包んでいた袋の劣化で漏れ出すなど、外の高温多湿な状況にさらされていたということです。

次亜塩素酸カルシウムは高温多湿な状況では発熱するため、温度や湿度の低い環境に保管する必要があるということですが、およそ20か月にわたって推奨された環境で保管されず、発熱して煙を出し火災が起きたということです。

また、アメリカ軍関係者115人と日本人の基地従業員5人が、目やのどの痛みを訴えたとしています。

この火災をめぐっては、アメリカ軍から有毒ガスの発生が伝えられたのが鎮火から4時間以上たったあとで、基地周辺の自治体が強く反発していました。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20210127/5090012994.html

 

 

128132分に琉球新報からは、処理するための梱包作業中に発熱したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

施設には33859ポンドの次亜塩素酸カルシウムが保管されていたが、包んでいた袋が劣化して漏れ出すなど、数カ月にわたり推奨される保管基準を満たしておらず、管理もずさんだったことが判明した。

次亜塩素酸カルシウムは高温多湿の状況で発熱する。

 

報告書では、火災は次亜塩素酸カルシウムを有害廃棄物処理施設へ移送するため、梱包(こんぽう)作業を行っている最中に発熱して、煙を出したことに起因すると結論付けた。

18航空団司令官のジョエル・キャリー准将は25日、周辺自治体の首長らを基地内に招き、調査結果を報告。

今後は有害物質の保管点検を強化することなどを説明したという。

 

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1263382.html

 

 

 

 

 

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20206212125分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

鹿児島県鹿屋市の小学校で虫歯予防のための「フッ化物洗口」を行った際、学校職員が誤って通常の4倍の濃度の溶液を児童に使わせていたことが分かった。

児童約120人のうち、2人がのどの違和感などを訴えたという。

 

同市では、昨年度から全小学校でフッ化物洗口を行っており、週1回、給食後などに児童が口をゆすいでいる。

溶液は、学校職員が薬剤の顆粒を水に溶かして作っている。

 

この学校では、薬剤の小袋を1・8グラム入りと7・2グラム入りの2種類使っており、5月21日に職員2人が7・2グラム入りを1・8グラム入りと勘違いして溶液を用意。

 

味の異変に気付いた児童が担任に報告して判明した。

 

学校は溶液をはき出させ、水でうがいさせたほか、気分の悪化やのどの違和感を訴えた5年生2人を保健室で休ませた。

その後、体調不良の報告はないという。

 

市教委は、「児童や保護者に申し訳ない。確認作業の徹底や改善を図り、再発防止に努める」としている。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200618-OYT1T50171/

 

 

 

 

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20206201942分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日午前11時半ごろ、高砂市の鉄工所で、重さ約1トンの鉄板がクレーンから落下し、クレーンを操縦していた男性作業員(45)の足に当たった。

右大腿骨を折る重傷。

 

高砂署によると、鉄板は長さ4・4メートル、幅2メートルで、クレーンでつるして移動中に約50センチの高さから落下したという。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202006/0013441052.shtml

 

 

 

 

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20206191917分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年11月、富山市で福祉車両と乗用車が衝突し、車いすの高齢者が死亡した事故で、検察は19日、乗用車の運転手を過失運転致死の罪で在宅起訴しました。


捜査関係者によりますと、亡くなった高齢者はシートベルトで腹部を圧迫されるなどしたため死亡したとみられるということです。

去年11月、富山市高木南の住宅街の市道でデイサービスの利用者5人を載せた福祉車両と乗用車が衝突し、福祉車両に車いすのまま乗っていた吉田さん(女性、当時94)が事故の2日後に死亡しました。


検察は乗用車を運転していた富山市の47歳の男が考え事をしていたため、ハンドル操作を誤ってセンターラインを超え、対向車と衝突したとして、過失運転致死の罪できょう、在宅起訴しました。


この事故では、福祉車両の座席や補助いすに座っていたほかの4人のお年寄りは、いずれも軽いけがでした。


一方、死亡した女性は車いすのまま乗車し、2点式と呼ばれる腰にかけるシートベルトをしていました。


捜査関係者によりますと、この事故ではシートベルトが衝撃を緩和する腰骨の部分に当たらず、腹部を圧迫したほか、上半身が不安定になって前後に激しく揺さぶられたことで死亡したとみられるということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20200619/3060004786.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関連情報調査結果、車椅子の構造にまで言及した、かなり詳しい記事が今年1月、複数の解説写真とともにNHKからネット配信されていた。

 

2020122日 NHK未来スイッチ)

 

デイサービスなどの福祉施設の車にお年寄りが車いすごと乗り込んで、送迎してもらう様子をよく見かけるようになりました。

 

でも、送迎中に起きた死亡事故の取材を進める中で、車いすメーカーの開発担当者は言いました。

「通常の車いすは、車での送迎を想定していないんです」

 

高齢化で増える車いすの送迎の安全を、もう一度考えてほしいのです。

 

 

【車いすのお年寄りだけが死亡した】

 

富山市で去年(2019)112日、デイサービスなどの福祉施設に送迎する車の事故が相次いで、車いすのお年寄り2人が亡くなりました。

 

富山市高木南でお年寄り5人を乗せて走行していて、事故に遭った送迎車です。

センターラインを超えてきた乗用車と衝突し、運転手やスタッフにけがはなく、座席にいた4人の高齢者はいずれも軽いけがでした。

車いすに乗っていた吉田さん(94)だけが亡くなったのです。

 

 

【安全対策をしていたのに】

 

吉田さんが通っていたデイサービスでは、職員が利用者を車で送迎していました。

施設で使っていた車両はリフトで車いすごと乗り降りできるもので、「3点式」のシートベルトを装着できるタイプでした。

 

しかし、亡くなった吉田さんは高齢で姿勢が前かがみだったため、3点式だとベルトが首にかかって危ないと判断され、腰の部分にだけかかる「2点式」のベルトを装着していました。

 

「私たちにできる安全対策はとっていました。

車いすの固定も職員が確認し、シートベルトの装着も付き添いの職員がしたと聞いています。

明らかな急発進や急ブレーキをしたという話も聞いていません。

私たちの車に乗っていただいていた方が事故にあわれたことは、非常にショックで申し訳ないと思っています」

 

 

【ベルトが腹部を圧迫したか】

 

なぜ車いすの吉田さんだけが亡くなったのでしょうか。

車いすの利用者が時速50キロで衝突したときの様子を再現した実験映像です。
上半身などに強い衝撃が加わることがわかります。


捜査関係者によると、吉田さんは事故の衝撃でシートベルトがずれ、胸を圧迫されたり、前後に激しく揺さぶられたりしたことで死亡したとみられています。


同じ日に起きた別の送迎車の事故でも、亡くなった男性はベルトで腹部を圧迫されていました。

 

 

【車いすとシートベルトは「相性が悪い」】

 

利用者を守るはずのシートベルトが逆に命を脅かすことにつながる理由は、車いすとの「相性の悪さ」にあります。

 

福祉車両の販売やレンタルの事業者でつくる「日本福祉車両協会」が事故のあと、送迎時の安全について講習会を開くというので取材に向かいました。

 

広島市の福祉施設で行われた講習会で、担当者は次の点を強調していました。

・シートベルトは、車の座席と同じ「3点式」が基本

・お年寄りの体の状況によっては「2点式」にならざるを得ない場合もある

・腰の部分のシートベルトは、衝突時に腹部を圧迫しないよう、腰骨にしっかりあてる

 

ここで課題があります。

車いすには「アームレスト」と呼ばれるひじ掛けがあり、この上にベルトを通すと腰骨にあたりません。

アームレストの下を通す必要がありますが、これでも不十分なのです。

 

実は、多くの車いすには、衣服の巻き込みを防ぐ「スカートガード」と呼ばれる板がついています。

これが邪魔になって、ベルトが腰骨に当たらない場合があるということです。

 

スカートガードの下を通せばいいのですが、物理的にそれができない車いすも少なくありません。

 

「車いすの送迎中の事故は後を絶ちません。

ただ、シートベルトの効果的なかけ方について、介護施設の現場の職員も悩んでいるということをよく聞きます。

その方法は車いすによって様々なので、こうした講習会を通じて、それぞれのケースでどうしたらいいのかをよく考えてくださいと伝えています」

 

 

【見過ごされてきた車いすの安全対策】

 

法律上の規制はどうなっているのでしょうか?

 

私たちが利用する車の座席では、3点式シートベルトやヘッドレストの装備や着用、さらには衝突の際の強度まで、法律で具体的に定められています。

 

一方で車いすは、シートベルトについて座席ほど細かな義務づけはありません。

ヘッドレストや車いすの強度については、なにも決まりがありません。

 

理由について国は、「車いすは利用者の身体機能などによって形状が多種多様で、一律の基準や義務を設けることは難しい」としています。

 

車いすの事故については、全国でどれぐらい起きているかの統計もありません。

車いすの送迎中の安全対策は、その難しさから見過ごされてきたともいえます。

 

 

【「車いすは車載を想定していません」 】


日常用からパラリンピックのアスリート用まで、さまざまな車いすを製作している岐阜県養老町のメーカーに取材したところ、開口一番、こう言われました。

 

「通常の車いすは日常の移動を楽にすることを前提に設計してあり、車に載せることを想定していません。

非常に危ない事ですので、できれば車載用の車いすと通常の車いすを使い分けていただけたらと思います」

 

これが車載での送迎用に開発された車いすです。

特徴は次の4点です。

シートベルトが腰骨にあたるよう穴が開いている

ヘッドレストがある

車いすを床に固定するフックをかけられる

車の座席並みに20Gの衝撃に耐えられる肉厚のパイプを使用している

 

会社では、自動車メーカーの求めに応じて、10年以上前にこの車いすを共同開発しましたが、売れるのは年間20台ほどで、あまり普及していないそうです。

 

車載用の車いすは、複数のメーカーが作っていますが、

通常の車いすに比べて重かったり、費用が高かったりする

通常の車いすを送迎で使うことの危険性が知られておらず、ニーズ自体が少ない

こうしたことから広まっていません。

 

車いすの安全について詳しい、元神奈川県立保健福祉大学講師の藤井直人さんは次のように指摘します。

「車いすのお年寄りも表に出たいのです。

車いすで車に乗って移動することにどういう危険があるか、まず情報として知ってもらうことが必要です。

そのうえで、国やメーカーが協力して送迎用の車いすの安全基準を作り、その利用を広める取り組みが必要です」

 

 

【「いつもどおり帰ってくると思っていた」】

 

富山市の事故で亡くなった吉田さんは絵を描くのが大好きで、風景画をよく描いていたといいます。

4年前に脚を悪くしてから車いすが欠かせなくなり、週3回デイサービスに送迎されてお風呂に入るのを楽しみにしていました。

事故が起きた日も家族はふだんどおり帰ってくるのを待っていました。

 

(家族)

「もう帰ってくる時間だなあと思ってたんですけど、まさか交通事故に
 あうとは思っていませんでした。

100歳まで生きるんじゃないかと思ってたんですけど、ショックです」

 

介護保険を使って車いすを利用するお年寄りは、全国で73万人に上ります。

送り出した家族のもとへ笑顔で帰ってくるために、車いすの安全対策を社会全体で考えていく時期に来ていると感じます。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/special/miraiswitch/article/article36/

 

 

 

 

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20206192022分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日正午前、横浜市中区にある横浜港の本牧ふ頭で、パナマ船籍の貨物船にクレーンを使って積み込んでいたトラック3台が、突然、少なくとも数メートル下に落下しました。


横浜海上保安部や警察によりますと、当時重さが2トンほどのトラック3台を載せたトレーラーを両端にワイヤーをかけてつり上げ、貨物船に積み込んでいたということです。


この事故で、貨物船にいた作業員2人に落下したトラックが当たり、70代くらいの男性が搬送先の病院でまもなく死亡し、71歳の男性がろっ骨を折る大けがをしました。


調べによりますと、トレーラーの両端にかけられたワイヤーの片方が外れていたということです。


海上保安部は死亡した男性の身元の確認を急ぐとともに、バランスが崩れてトラックが落下したとみて、ワイヤーの固定に問題がなかったか詳しい状況を調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20200619/1050010550.html

 

 

6192046分に読売新聞からは、2人は落ちてきたトラックの下敷きになったなど、下記趣旨の記事が岸壁から撮った写真付きでネット配信されていた。

 

19日午前11時55分頃、横浜市中区の本牧ふ頭に停泊中の貨物船で、クレーンでつり上げられていた貨物が落下し、船上で積み込み作業をしていた日本人男性2人が下敷きになった。

 

市消防局が2人を救出したが、1人は搬送先の病院で死亡し、もう1人も重傷。

横浜海上保安部が詳しい状況を調べるとともに、2人の身元を確認している。

 

横浜海保の発表では、事故が起きたのはパナマ船籍の貨物船「TIMU」(総トン数1万2630トン)。

 

乗組員は中国人とミャンマー人の計18人だが、当時は貨物の積み込みなどを請け負った日本人作業員が船上にいた。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200619-OYT1T50205/

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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