![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
2017年2月27日21時1分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月27日22時28分に共同通信から、2月27日22時30分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後3時55分ごろ、岩手県奥州市江刺区のため池にワカサギ釣りに出かけた同市水沢区の無職STさん(71)の家族から、「家に戻ってこない」と119番通報があった。
警察によると、池に張った氷に7~8m幅の穴が開いており、周囲に釣り道具や椅子、氷に穴を開ける器具などが残されていた。
池の近くには、3台の車がとまっていたという。
警察によると、ほかに、いずれも水沢区在住で農業TYさん(73)、農業SYさん(73)、無職TMさん(88)と連絡が取れなくなっており、4人が転落した可能性があるとみて調べている。
池は、近くの民家から約300m離れた山林の中にあり、直径約100m、水面を覆う氷の厚さは約5cm、水深は5~6mあるという。
出典
『池の氷に穴、ワカサギ釣りの4人転落か 岩手・奥州』
http://www.asahi.com/articles/ASK2W64R3K2WUJUB00F.html
『池の氷割れ4人転落か、岩手 釣りの男性ら不明』
https://this.kiji.is/208913341654402548?c=39546741839462401
『ワカサギ釣りの4人が行方不明…池に落ちたか』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170227-OYT1T50119.html
2月28日15時47分にNHK盛岡からは、4人が死亡していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察と消防が捜索した結果、28日朝、池の中から4人が見つかり、死亡が確認された。
盛岡地方気象台によると、事故があった奥州市江刺愛宕の、事故前日26日の最低気温は氷点下0度2分、最高気温は6度8分で、平年より2℃から4℃近く高くなっていた。
出典
『わかさぎ釣り 4人死亡を確認』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044291311.html?t=1488316112023
3月1日10時53分に産経新聞からは、このため池はワカサギ釣りの「穴場」だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月1日付で岩手日報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
このため池は、冬場はほとんど訪れる人がいない場所だが、ごく一部の愛好家がワカサギ釣りを楽しんでいた“穴場”だったという。
一方で、「昔からのため池で、何も規制はされていなかった」という。
県内の漁業関係者は、遊漁者らの放流などで安全管理が不十分な漁場が拡大している可能性を指摘。
同ため池を管理する藤里北部溜池用水組合は、今後、釣りを禁止する方針だ。
同組合によると、同ため池は近くの山から流れる沢をせき止め、江戸時代後期に築かれた。
ワカサギが生息していた原因は不明だが、盛岡市内丸の県内水面漁連の伊藤専務理事は、「何らかの形で繁殖させる行為がなければ、ため池にワカサギはいないはずだ。遊漁者が放流したことも考えられる」と指摘する。
出典
『ワカサギ釣り4人転落 「氷割れる」周囲から警告 釣りの穴場、規制なく 岩手・奥州市』
http://www.sankei.com/affairs/news/170301/afr1703010006-n1.html
『事故現場は今後釣り禁止へ 奥州、釣り人4人死亡』
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20170301_1
2月28日15時47分にNHK盛岡からは、わかさぎ釣りを行う際の安全対策等に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、これから春が近づき、暖かい日が多くなって氷が解けやすくなることから、安全管理者がいない場所での釣りを控えたり、万が一転落しても水中に沈まないようライフジャケットを着用したりするよう、注意を呼びかけている。
岩手県内のわかさぎ釣りの名所として知られる盛岡市郊外、岩洞湖の漁業協同組合の理事によると、岩洞湖では安全確保のため、氷の厚さが15cm以上にならないとわかさぎ釣りを解禁しないと取り決めているという。
また1日2回、氷の厚みが十分か、氷に大きな穴や割れている箇所はないかを複数の態勢で確認して回り、危険な場所はロープで囲って看板で注意を呼びかけたり、ブログで知らせたりしているという。
この理事は、事故があったため池のような、監視や管理がない場所でのわかさぎ釣りは、基本的には勧められないとしている。
その上で、仮に氷の上に乗る場合は、あらかじめ自分の体重と同じ重さの荷物を氷の上に載せて滑らせるなどして強度を確かめ、氷が割れた場合も想定して、ロープなどの装備を用意する必要があると話していた。
この理事は、「わかさぎ釣りは、誰が見ても大丈夫だという場所で楽しんでほしい」と話している。
出典
『わかさぎ釣りは安全な場所で』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044291321.html?t=1488316234043
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
3月1日19時48分にNHK北海道NEWS WEBから、北海道における安全対策例が、下記趣旨でネット配信されていた。
道内は2日も気温の高い状態が続く見込みで、氷の上でわかさぎ釣りをする場合は注意が必要だ。
先月28日、岩手県奥州市にあるため池で池に張った氷が割れて、わかさぎ釣りに行った男性4人が転落し死亡した。
わかさぎ釣りをする場所は大きく分けて2つあり、管理されている釣り場と管理されていない釣り場に分けられ、注意が必要だ。
管理されている釣り場は、道内では網走市の網走湖や道北の幌加内町の朱鞠内湖などに代表され、地元の観光協会や漁協などが氷の厚さを計測するなどし、氷の状況に応じて釣りができる期間を決めている。
このうち網走湖では、氷の厚さをチェックしたり、指定された区域外で釣りをしないように呼びかけたりするなど、安全対策を行っている。
ワカサギ釣り会場を管理する網走市観光協会によると、毎日数回程度、担当者が湖の上で氷の厚さを測っているという。
現在、氷の厚さは70cmほどあるが、気温が上がり、氷が緩み始めるこの時期は、特に念入りにチェックしているという。
網走市観光協会では、指定された区域以外は氷が薄くなっている所があることから、区域外で釣りをしないように呼びかけているということで、観光協会の井上専務理事は、「氷の厚さが15cm以下になると湖での釣りは出来ません。これから次第に氷が薄くなるので、こまめに計測するようにしています」と話している。
一方、氷の厚さの計測などの安全対策が行われていない釣り場もある。
釣り場を管理する漁協や釣具店などによると、わかさぎ釣りができる氷の厚さは地域によって大きく異なり、雪が多く降る場所では、氷に雪が含まれるため氷が柔らかくなりやすいとされる一方、雪が少なく気温が低い場所では、氷は硬くなりやすいとされているという。
出典
『寒気緩む ワカサギ釣りに注意』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170301/4314411.html
2017年3月1日18時55分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月1日20時53分に共同通信から、2月28日11時41分にgooニュース(新潟放送)からも、同趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
新潟県新発田(しばた)市にある新潟製油(新潟市)が管理する休止中の油井からガスと油が噴き出し、県は1日までに、周囲にオイルフェンスを設置して油の回収作業を始めた。
消防によると、2月27日午後3時20分ごろ、「川に油が浮いている」と住民が119番通報。
消防が調べたところ、新発田市中田町1丁目にある「新潟製油新発田鉱山」の油井からガスや油が噴き出していた。
辺りは田園地帯で、1日もガスが「シューシュー」と音を立て、油の臭いが充満。
作業員が地面にたまった油などを回収していた。
経産省によると、この油井は平成17年3月まで、石油の採掘に使用していた。
経産省の担当者は、「長期間使わなかったため油井が詰まり、地下の圧力が高まったのではないか。バルブが腐食し噴き出した可能性がある」と説明している。
新潟製油の原社長(81)によると、昭和20年ごろに開発された。
原社長は「近隣住民に迷惑を掛けている。できる限り被害を食い止めたい」と話している。
現場周辺はかつての新発田油田で、地下には当時、原油採掘に使われていた井戸が残されているという。
出典
『休止中の油井からガス、油 新潟・新発田』
http://www.sankei.com/life/news/170301/lif1703010073-n1.html
『休止中の油井からガスと油が噴出 新潟・新発田』
https://this.kiji.is/209622640895772150?c=39546741839462401
『新発田でガスと原油噴出』
http://news.goo.ne.jp/article/bsn/region/bsn-kennai20170228-7685018.html
2017年2月26日23時12分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後7時半ごろ、東京都港区六本木6丁目のホテル「G」6階のステーキレストラン「O」から出火、消防によると、厨房の天井約10m2と排気ダクトが燃えた。
客や店員やホテルの利用者ら、合わせて約200人が避難した。
警察によると、オーブンの上にある排気ダクト付近から出火したとみられるという。
出典
『ホテルGの飲食店から出火 200人避難』
http://www.asahi.com/articles/ASK2V72S9K2VUTIL023.html
2月26日22時37分に毎日新聞からは、オーブンから出火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後7時半ごろ、東京都港区六本木6丁目の商業施設「六本木ヒルズ」内にあるホテル「G」の6階にあるステーキ店のオーブンから出火し、ダクトに延焼した。
東京消防庁によると、利用客ら200人程度が避難したが、けがをした人はいない。
ポンプ車など10台以上が出動した。
ホテルによると、1階から6階にかけてレストランやバーがあり、6階にはステーキ店のほかにすし店も入っている。
ロビーでは、避難した人たちにホテル側が椅子を用意、飲み物を配るなどして対応した。
出典
『火災 ホテルGで利用客200人避難 六本木』
http://mainichi.jp/articles/20170227/k00/00m/040/057000c
(ブログ者コメント)
高級店であれば、ダクト内部の清掃も定期的にしっかりやっているような気がするのだが・・・。
2017年2月27日15時55分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月27日18時9分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京消防庁の府中消防署朝日出張所(東京都府中市朝日町3丁目)で、今月、消防副士長の男性(23)が訓練中に死亡していたことが、警察や同庁への取材で分かった。
警察などによると、26日午後3時45分ごろ、出張所の敷地内にある高さ約7mの訓練棟で、副士長が地上から高さ約4mの付近で宙づりになっているのを別の隊員が見つけた。
副士長の首には訓練用のロープが絡まっており、病院に搬送後、死亡が確認された。
窒息死とみられている。
同僚は「日頃から訓練に熱心だった」と話しているということで、警察は、訓練中に誤って宙づりになったとみて調べている。
出典
『消防隊員、訓練中に死亡 地上4メートルで宙づり』
http://www.asahi.com/articles/ASK2W516NK2WUTIL027.html
『首にロープ絡まり“宙づり”…訓練中の消防士が死亡』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000095284.html
(ブログ者コメント)
テレビ朝日の映像によれば、当該訓練棟は重量鉄骨の骨組みだけの施設で、3階まで階段で上がれるようになっている。
そして、その2階部分の鉄骨や手すりなどには、訓練で使うのだろうか、様々なロープなどが括りつけられている。
2017年2月26日19時48分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月26日21時52分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前11時ごろ、東京都府中市の京王線分倍河原駅で、同市の中学2年の男子生徒(14)がホームから転落した。
警察などによると、進入してきた特急列車の車両の一部が男子生徒の上を通過したが、男子生徒はとっさに、線路の枕木と車両の隙間(幅約1.4m、高さ約40cm)でうつぶせになって電車を避け、無事だった。
警察によると、友人と2人でホーム上を歩いていた男子生徒が、誤って1.2m下の線路に転落。
一緒にいた友人は、「話しながら歩いていたら、急に落ちてしまった」と話しているという。
京王電鉄によると、時速55kmで進入しようとしていた特急列車が、約75m手前で急ブレーキ。
列車は減速したが、先頭車両の一部が男子生徒の上を通過。
しかし、電車とは接触しなかったという。
男子生徒にけがはなく、駆け付けた駅員らに「大丈夫です」と話したが、検査のため、病院に搬送された。
男子生徒は、「足の治療をした後で、つまずいてしまった」と話したという。
出典
『中学生が線路に転落 特急下のすき間に入り無事 京王線』
http://www.asahi.com/articles/ASK2V67H5K2VUTIL020.html
『40cmすき間にうつぶせ、線路転落の中2無事』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170226-OYT1T50105.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
〇たまたま数週間ほど前のテレビで、芸能人?がレールの隙間に横たわり、その上を車輪と車軸だけの模擬列車?が通る実験?を行っていたシーンを見かけた。
その芸能人?は、たしか、「背中に当たった」などと言っていた。
やはり、体格によって、助かる場合とそうでない場合がありそうだ。
気になって調べてみると、以下の情報が見つかった。
上記記事では、今回事例の隙間高さは40cm。
一方、下記記事では、一般的な値として20cmちょっと。
数字に差はあるが、ご参考まで。
(2014.08.01 乗りものニュース 鉄道ライター 恵知仁氏)
列車にひかれそうになったものの、線路と車両の隙間に入り込み九死に一生を得たという事例がしばしばあります。
その隙間、どれぐらいの大きさなのでしょうか。
アメリカで、女性が線路を歩いていたら列車が接近。
線路へうつぶせになったところ、女性に接触することなくその上を列車が通過、危機一髪の生還を果たしたというトラブルを、2014年7月30日(水)、NHKが伝えました。
このように、列車にひかれそうになったものの、線路へ寝そべって助かったという事例は、日本でもしばしば発生しています。
2013年6月17日には、兵庫県のJR神戸駅で、列車がホームに進入する直前、男性がホームから転落。
運転士が非常ブレーキをかけますが間に合わず、男性の転落場所を通り過ぎて、列車は停止しました。
しかし幸いにも、転落した男性は線路と車両の隙間に入り込み、軽傷で済んでいます。
このような場合に明暗を分ける「線路と車両の隙間」。
メタボリックな方はそれに期待するのは難しいと思われますが、では、はたしてどれくらいの体格なら、それで助かる可能性があるのでしょうか。
線路から車両までどれぐらいの隙間があるのか、計算してみたいと思います。
鉄道車両の最低地上高は、国土交通省の「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」によって、基準が示されています。
・・・・・・・
線路と車両の隙間は、レールが低いローカル線を除けば200mmほどあることになります。
中肉中背の体格であれば、男性でも精一杯地面にへばりつけば、助かる可能性がありそうです。
眼前を、それも数mm単位の眼前を列車が通過していくと思うと、想像しただけで恐ろしいですけれども。
線路に転落することのないよう、ホームの端を歩かないなど、くれぐれもお気をつけください。
万が一、転落したとしても、線路にへばりつくのではなく、ホーム下の退避スペースなどへ逃げるべきです。
※ここに挙げた数値は、線路と車両に必ずそれだけの隙間があるというものではありません。
ひとつの目安であり、レールの摩耗や線路の種類などによって、数値は多少変わります。
出典
『命を救う「線路と車両の隙間」 どの体格までOK?』
https://trafficnews.jp/post/35779/
〇一方、ブログ者の手持ち資料(安全工学講座5 人身災害、海文堂)によれば、平均的な体形の人の身長との比率で示した、うつぶせ状態での作業域高さは、上げた頭のトップまで22.4%。
仮に今回の中学生の身長が160cmだったとすれば、トップまで36cm。
当然、頭は下げていただろうから、それ以下。
40cmの隙間であれば、かろうじて助かることになる。
2017年2月27日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月27日6時27分にNHKさいたまからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後3時5分ごろ、熊谷市末広4丁目の自動車金属部品加工会社「リケン熊谷事業所」の工場内で、エンジン部分の金属加工をしていた会社員の男性(38)=加須市=がプレス機に頭部を挟まれ、死亡した。
警察によると、大人の腹の高さほどの位置にあるスペースに金属部品を入れプレス作業をしていた男性が、何らかの原因で挟まれたとみられる。
同日は午前8時ごろから会社の同僚15人と一緒に休日出勤し、ふだんは6人から7人で行う金属部品のプレス作業を1人で行っていたという。
男性の姿が見えないことを不審に思った同僚男性が様子を見に行ったところ、機械のそばで倒れているのを見つけたという。
同僚男性から話を聞いた男性警備員が、「工場内で男性が頭部から出血して倒れている」と119番した。
警察は、男性が死亡した原因や会社側の安全対策が十分だったかどうかなどについて調べている。
出典
『プレス機に頭部挟まれ、金属加工中の男性死亡 別の社員が発見/熊谷』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/02/28/01_.html
『部品工場で作業中の男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106053401.html?t=1488227721303
一方、2月27日付で会社のHPに、下記趣旨の記事が新着情報として掲載されていた。
1.発生日時:2017年2月26日(日)午前10時頃
2.発生場所:熊谷事業所焼結部品粉末成形工程
出典
『弊社熊谷事業所社員の労働災害事故(死亡事故)について』
http://www.riken.co.jp/upload/261VFHG-newsja_content-002.pdf
2017年2月27日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月27日9時11分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前9時半ごろ、小諸市丁の市動物園のライオン舎内で、飼育員の女性(22)が雌ライオンのナナ(15歳)に喉や顎、右脚などをかまれた。
女性は佐久市内の病院に運ばれ、警察によると重傷だが意識はあり、命に別条はないという。
小諸市は同園を閉鎖し、警察や保健所が原因を調べている。
市は、原因究明や対策見直しが終わるまで、当面、休園にする。
市によると、午前9時半ごろ、来園者の女性が「ライオンに人がかまれている」と、離れた場所にいた男性飼育員に伝えた。
男性飼育員が駆け付けると、女性はライオン舎の「屋外展示場」の床にあおむけに倒れ、右脚をかまれていた。
その後、ナナは女性を引きずって屋外展示場奥の動物通路に移動。
男性飼育員と、続いて駆け付けた男性主任の2人で、ホースで放水してナナを引き離し、女性を救出した。
市によると、女性は救出後、当時の状況を「よく覚えていない」と話したという。
市総務課や経済部によると、女性は2015年4月から市の嘱託職員として同園に勤務し、現在はライオンの担当飼育員2人のうちの1人。
通常、世話は単独でしている。
女性は、ナナとの“付き合い”は約2年になる。
「ナナは女性にとても懐いていた」と動物園関係者はいう。
市によると、ライオン舎のチェック表には、26日午前9時25分、女性がライオン舎に入ったと記してあるが、作業内容は現時点で不明。
同7時25〜50分にも女性はライオン舎に入り、子宮内膜炎の薬を肉に混ぜてナナに与えていたという。
ナナは04年11月に雄のカイと共に多摩動物公園(東京都)から譲り受け、14年4月のカイの死後は小諸市動物園で唯一のライオンだった。
作家の村上春樹さんがウェブサイトや著書でナナについてつづったことから広く知られ、人気者だった。
出典
『ライオンにかまれ重傷 小諸市動物園の飼育員』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170227/KT170226FTI090018000.php
『「なぜ、ナナが突然…」ライオンが飼育員襲う 関係者に衝撃 小諸市動物園』
http://www.sankei.com/affairs/news/170227/afr1702270005-n1.html
2月27日19時33分に毎日新聞からは、市は管理体制を改めるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は27日、これまで1人で行っていたライオンの世話を、同日から2人態勢に改めたと明らかにした。
飼育員レベルで備えていた手引なども、園として明確なマニュアル化を図る考えを示した。
市によると、園全体の飼育マニュアルがあるほか、ライオン用は、飼育員の手引と扉施錠などのチェック表がある。
27日からはそれを基に、2人で獣舎に入り、ダブルチェックする態勢を取っている。
出典
『小諸市動物園 ライオンの世話を2人態勢に 飼育員重傷で』
http://mainichi.jp/articles/20170228/k00/00m/040/046000c
2月28日13時19分に読売新聞からは、事故当時の状況に関するやや詳しい下記趣旨の記事が、ライオン舎の見取り図付きでネット配信されていた。
2月27日8時1分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
飼育員が屋外のおりに出るために使う通路の鉄の引き戸(図中扉C)が、女性が見つかった際、開いた状態だったことが、27日、市の調査でわかった。
市は同日、報道陣に対し、おりなどを公開したが、「扉が開いていた理由が想像できない」としている。
同園では、飼育員がおりや寝床を掃除する際などには、通路側から鉄格子の引き戸(扉A)や鉄板の上下開閉式の電動扉(扉B)を操作して開け、ライオンが移動したことを確認した上で扉を締めて施錠し、隔離することになっていた。
だが、発見時には、扉Aは全開、Bは半開きの状態だったほか、ライオンを寝床に隔離した後に飼育員がおりの中に入るための扉Cについても全開だったという。
女性は、ナナにおりの中から扉AとBの間まで引きずられ、別の飼育員がナナに水をかけて救助しようとしたが、再びおりの中まで引きずられたとみられている。
事故直後、鍵は寝床側の扉の近くや出入り口近くの通路に落ちているのが見つかった。
市によると、女性は26日朝、ナナをおりに移し、一人で寝床の清掃をする予定だったとみられる。
だが、その後の調査で、清掃用具は使用した形跡がなかった。
一方、女性は同日午前7時25分頃にライオン舎に入り、約2週間前に子宮内膜症と診断されたナナのために、薬を肉に混ぜて与えていたことが確認されている。
事故後には、最初に女性が発見された場所の近くで、採尿用スポイトも見つかった。
警察は女性の回復を待ち、事故当時の状況を確認する。
出典
『おりへの扉、開いた状態…ライオン飼育員重傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170228-OYT1T50050.html
『ライオン飼育員、寝床の扉まで引きずられたか』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170226-OYT1T50143.html?from=ycont_navr_os
2017年2月25日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
松戸市の機械式立体駐車場で、2012年、車を載せるパレットの下敷きになり、男性会社員(当時31歳)が死亡した事故をめぐり、駐車場に安全上の欠陥があったとして、会社員の両親が駐車場の所有会社と機械を操作した男性らに、計8000万円の損害賠償を求めた訴訟で、地裁松戸支部は、24日、男性の過失を認めて、約1800万円の支払いを命じた。
八木裁判長は判決で、「人がいないことを確かめる注意義務があったのに、操作前に確認が不十分だった」として、男性の過失を認定。
駐車場を借りていた男性の勤務先と連帯して賠償額を支払うよう命じた。
所有会社については、「駐車場の照度は基準を満たし、人がいないか確認できた。壁に囲まれて立ち入る可能性は極めて低く、安全性を欠いているとは言えない」として、過失を認めなかった。
会社員の両親は訴訟で、「侵入防止のための柵を設置せず、照明も暗かった」と主張していた。
判決によると、死亡した会社員は、12年6月30日未明、飲酒後に隣のビルの塀を乗り越えて駐車場に入り、動き出したパレットの下敷きになった。
当時の状況が2012年7月1日15時57分に千葉日報から、下記趣旨でネット配信されていた。
30日午前0時40分ごろ、松戸市本町の立体駐車場1階で、30歳ぐらいの男性が床と車庫フレームの底に挟まれた状態で倒れているのを駐車場メンテナンス会社の男性が見つけ、110番通報した。
警察と消防が現場に駆け付け、男性は現場で死亡が確認された。
警察は男性の身元確認を急ぐとともに、事件と事故の両面で調べている。
死亡男性は、契約者ではないとみられる。
出典
『挟まれ男性死亡 松戸、立体駐車場で』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/88738
(ブログ者コメント)
最近は目にしないが、本ブログでは過去に同種事例2件を紹介している。
2011年9月3日掲載
2011年9月2日 東大阪市の立体駐車場で3階から降りてきた昇降台と床の間に挟まれて死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/706/
2011年3月2日掲載、4月15日転載
2011年3月1日 千葉市の可動式駐車場でスイッチを押したところ別人が挟まれて重傷
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/157/
それにしても、まさか人がいるとは思わない場所。
今回の駐車場がどうだったかは分からないが、仮に「人がいないことを確認してから操作のこと」といった注意表示があったとしても、操作回数の多い人ほど、どうせ誰もいないのだから・・・などという気になってしまうのかもしれない。
2017年2月21日15時12分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北電力は21日、秋田県能代市の能代火力発電所1号機が自動停止したと発表した。
停止は20日夜で、排ガスに含まれる硫黄酸化物を除去する装置に不具合が生じたのが原因。
2号機は通常運転しており、当面の電力供給に影響はないとしている。
東北電力によると、20日午後7時ごろ、装置内の配管の圧力が上昇していることを知らせる警報が鳴り、自動停止した。
平成27年9~11月の点検では、異常はなかったという。
詳しい原因の調査や復旧を進める。
出典
『秋田・能代火力が自動停止 排ガス装置に不具合』
http://www.sankei.com/life/news/170221/lif1702210043-n1.html
2017年2月25日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からは、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北電力は23日、自動停止していた能代火力発電所1号機のトラブルの原因が分かり、同日午後7時から3日ぶりに運転を再開したと発表した。
秋田支店によると、1号機は排ガス中の硫黄酸化物を取り除く装置に異常が見つかり、自動停止した。
原因は、硫黄酸化物を除去した後の排ガスを煙突から排出するためのファンに大量のほこりが付き、排ガスの流量が変化したためだと説明している。
外部に硫黄酸化物は漏れていないという。
2017年2月26日2時34分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月25日22時20分に朝日新聞から、2月26日9時23分にNHK東海NEWS WEBから、2月26日18時14分にCBCニュースから、2月27日12時42分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後5時すぎ、愛知県西尾市の安藤川沿いで、農水管内部で男性3人が倒れているのが発見され、病院へ搬送後、一人の男性の死亡が確認された。
警察によると、事故があったのは西尾市小島町の安藤川沿いの農業用水を流す農水管の内部で、さび止めの塗装作業中に男性3人が倒れていたのを現場監督の男性が発見し、119番通報した。
3人は病院へ搬送されたが、名古屋市南区の自営業Iさん(男性、61歳)の死亡が確認された。
他に49歳の男性が意識不明の重体で搬送されたが、その後、会話ができるまで回復したという。
もう一人の49歳の会社員は、意識がもうろうとしているが、軽傷という。
警察などによると、農水管は直径約1mで、地下から垂直に突き出して地面の1.5mほど上で直角に曲り、そばにある川の上を渡る構造で、3人は垂直部分の地下3mのあたりで倒れていたという
警察によると、消防隊が送水管に入った時、中でシンナーのようなにおいがしていたという。
県の西三河農林水産事務所によると、近くにとめてあった工事用車両の荷台に有機溶剤の「トルエン」が含まれる塗料の缶が置いてあり、塗装に使われた疑いがあるという。
県では、有機溶剤は揮発性が高く吸い込むと有害なことから、換気がしにくい今回の送水管の工事では使わないよう、発注の仕様書で指示していたという。
警察は、事故の原因や安全管理に問題がなかったかなどを調べている。
出典
『農水管内でさび止め塗装 1人死亡1人重体』
http://www.news24.jp/articles/2017/02/26/07355107.html
『さび止め塗装作業中、3人倒れ1人死亡 愛知・西尾』
http://www.asahi.com/articles/ASK2T6DGBK2TOIPE00Q.html
『送水管で倒れ1人死亡1人重体』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170226/4246501.html
『愛知・西尾の送水管作業事故で実況見分』
https://hicbc.com/smart/news/detail.asp?cl=c&id=00042F6D
『揮発性高い有機溶剤で塗装か』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170227/4264151.html
2月25日23時18分に読売新聞からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
3人は、同日午前8時半から、管の中でさび止めのための塗装作業をしていた。
発見時、地中2~3mの管の底部に折り重なるように倒れており、救急隊員らが約2時間半かけて順次ロープで引き上げ、病院に搬送した。
管の中は、強いシンナー臭がしたという。
3人とも、作業が終わる時間にもかかわらず姿が見えないことから、現場監督の男性が管の中をのぞいたところ、倒れているのを見つけたという。
出典
『農業用水管で塗装作業中、男性3人が死傷…愛知』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170225-OYT1T50095.html
2月26日0時16分に中日新聞からも、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
警察によると、3人は南区の同じ塗装店に勤務。Iさんが代表を務めている。
25日午前8時半ごろに作業を始め、現場監督は、しばらくして別の仕事のため、その場を離れた。
監督が戻った時、3人がいなかったため管の中に入ると、中で折り重なるように倒れていたという。
塗装作業は、愛知県西三河農林水産事務所が発注した。
作業は、水を抜いた状態で行われていた。
出典
『農水管塗装中に1人死亡 西尾、1人重体』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017022590195655.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像を見ると、空気呼吸器を装着した消防隊員が、川の上を渡っている配管部から配管内部に入っていた。
作業員の方も、同じところから配管内部に入ったと思われる。
とすれば、直径1mの狭い管の中、それも配管内に入ったところから4~5mほど下に立ち下がったそのような窮屈な場所で、3人が一緒に作業していたとは考え難い。
1人が中毒で倒れ、助けに行った人も次々と・・・という可能性も考えられる。
2017年2月25日19時2分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前11時ごろ、岐阜県本巣市のビル建材の製造工場で、従業員の男性(53)が、ほかの従業員2人とともに、工場から屋外にコンクリート製のL字型の外壁板を移動させる作業をしていた。
外壁板は、クレーンでつり上げられる形で外に移され、クレーンから外され、地上に降ろされた直後に、近くで作業の指示をしていた男性に倒れた。
男性は下敷きとなり、頭を強く打って死亡したという。
外壁板は、高さが約4m、幅が約3mで重さが7トンあるということで、警察が事故の原因を調べている。
出典
『作業中の事故相次ぐ 2人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170225/4241581.html
2月26日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、外壁板からワイヤーを外す作業を終えた後、外壁板が倒れたという。
(ブログ者コメント)
映像を見ると、門型クレーンを使って移動させていた模様。
2017年2月25日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月25日18時11分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前7時50分ごろ、秋田市向浜1丁目のN社(本社東京)の木工ボード工場で「工場内で火花が何かに引火して爆発した」と、従業員から119番があった。
男性従業員(54)が顔や両手首などにやけどを負い重傷。意識はあり、命には別状ないという。
消火活動に当たった25歳と39歳の消防隊員2人も、軽いやけどなどを負った。
火は工場内の木質チップなどに延焼し、約7時間半後にほぼ消し止められた。
警察と消防によると、木工ボード工場内の人がいない建物に設置された火花検知器が反応したため駆け付けた複数の従業員が、工場南側で製造機械の一部から火が出ているのを発見。
消火栓などで初期消火に当たったところ、急速に燃え広がり、爆発が起きたという。
工場は外周約250mの範囲で壁と窓ガラスが破損。
消防は、工場内で出た火が空中に舞う細かい木くずに引火して粉じん爆発が発生した可能性が高いとみている。
出典
『新秋木工業「工場内で爆発」 1人けが、秋田市向浜』
http://www.sakigake.jp/news/article/20170225AK0004/
『木板製造工場 粉じん爆発か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6014238441.html?t=1488053314767
2月26日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
木片やサイロに延焼して、爆発が起きた。
爆発があったのは、木片を固めて板を作る工場。
(ブログ者コメント)
報道から考えると、初期消火で使った水あるいは消火器噴射?の勢いで床などにたまっていた木くずが舞い上がり、それに火がついて粉じん爆発が起きたのかもしれない。
(2017年3月11日 修正1 ;追記)
2017年3月26日付の秋田魁新報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
同社によると、同市向浜には工場が2棟ある。
木工ボード工場は西側に位置し、乾燥させたチップを板の形に成形してプレスし、製品化している。
工程は全自動で、24時間稼働。
従業員は別室でモニターから稼働状況に異常がないか監視している。
当時は10数人が勤務していた。
2017年2月25日22時22分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月25日19時2分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前7時ごろ、愛知県東海市横須賀町にある産業廃棄物の処理工場で、会社員のIさん(男性、57歳)=岐阜県下呂市=が全身を強く打ち、病院に搬送されたが、間もなく死亡した。
警察は、作業中だったクレーンと衝突したとみて調べる。
警察によるとIさんは、トラックの荷台で鉄くずをクレーンで下ろす作業の補助をしていた。
クレーンを運転していた男性従業員が、男性の姿が見えないことに気付いて作業を中断、倒れているIさんを見つけた。
出典
『愛知の産廃処理工場 作業中の男性死亡』
http://www.sankei.com/west/news/170225/wst1702250072-n1.html
『作業中の事故相次ぐ 2人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170225/4241581.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像には、アーム先端に丸い磁石がついたパワーショベルのような重機が映っていた。
クレーンではなく、それがぶつかったのかもしれない。
2017年2月24日22時50分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月25日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県御殿場市の陸上自衛隊東富士演習場で、2010年、野焼き作業中に男性3人が死亡した事故で、業務上過失致死の罪に問われた元東富士入会組合長のW(76)と同組合事務局長のK(59)の両被告=いずれも同市=に対する判決が、24日、静岡地裁沼津支部であった。
斎藤裁判長は、W被告に禁錮1年執行猶予3年(求刑禁錮1年)、K被告に禁錮10カ月執行猶予3年(同10カ月)を言い渡した。
判決によると、野焼きは同年3月20日、同組合を含む4組合が実施し、地元住民らが参加。
k1さん(当時37)、k2さん(同33)、iさん(同32)が、強風にあおられた火に巻かれて焼死した。
W被告は作業の総責任者、K被告は統制本部の責任者だった。
争点は、両被告が今回の事故を予見できたか、対策をとる義務があったかという点だった。
判決では、野焼き作業では火災の延長や拡大などの危険から、作業員の安全を確保できる幅のある「防火帯」から着火して、焼け跡を背に進行するなど、避難場所を確保しながら作業を進めないと危険が及ぶ恐れがあったとした。
事故が起きた現場の幅は約4.7mで、防火帯にはなり得ないものだったと指摘。
防火帯外からの着火の禁止などの措置が現場で取られていれば、事故は確実に防げていたと言及。
両被告は、前年度の実施計画を漫然と踏襲し、作業担当責任者との間で、防火帯以外からの着火禁止などについて、周知徹底することを怠ったとした。
さらに「作業員らの安全確保は、野焼きの主催者が負う最も基本的な注意義務」として、「(両被告が)安易に前例を踏襲し、安全確保に留意するよう抽象的に求めるだけで、具体的な事故防止対策は作業班など地元に丸投げしていた」と指摘した。
弁護側は、「事故は、突如発生した猛烈な風のためで、予想できなかった」と反論したが、判決は「猛烈な風が吹いたとしても、防火帯外の場所からの着火を禁じ、現場作業員に周知徹底していれば、今回の結果は発生しなかった」と結論づけた。
弁護側はまた、野焼きについて「3000ヘクタールの広大な地域で1000人超が実施する作業で、安全確保は現場作業班に委ねざるを得ない」とし、両被告の無罪を主張していた。
両被告は即日控訴した。
総務省消防庁によると、野焼きなどの火入れが原因の林野火災は、2012~16年に1105件起き、この間、19人が死亡している。
今月19日には山口県美祢市の秋吉台で、山焼きの火入れをしていた男性(48)が焼死した。
野焼きは範囲が広大で、作業に当たる人数も多い。
進め方も、前例や個々の経験に頼る面があり、捜査関係者は「事故が起きても、特定の誰かに刑事責任を求めるのはなかなか難しい」と指摘する。
今回のように起訴された例は珍しいという。
09年3月、大分県由布市で野焼き作業をしていた住民ら4人が死亡した事故では、実施主体の役員10人が過失致死容疑で書類送検され、10年3月に9人が起訴猶予処分、事故で死亡した1人は不起訴処分になっている。
御殿場市では、事故後、市の「火入れ条例」を改正。
火入れの実施を、風速などを測る計器を使ってデータに基づいて判断するようにし、あらかじめ草刈りをして作る防火帯の幅を、従来の倍の「20m以上」に広げることを義務づけた。
出典
『元組合長らに有罪判決 野焼き3人死亡事故 静岡』
http://digital.asahi.com/articles/ASK2Q7SFQK2QUTPB016.html?rm=705
2月25日付で中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
斎藤裁判長は判決で、両被告が野焼きの実施計画を企画・立案する責任者であり、作業員の安全を確保する注意義務を負う立場にあったと認定。
「防火帯以外での着火を禁止する義務があった」と判断した。
その上で、死亡した3人の作業場所が、防火帯の基準に満たなかった点を強調。
両被告が適切な安全教育などを行わずに事故につながったとし、安全教育がなければ作業員の生命・身体に危険が及ぶのは「いわば常識」と述べ、事故の予見可能性も認めた。
一方で、検察側と弁護側で意見が対立した、3人が巻かれた炎の火元は特定せずに、「被害者らの着火した炎か、隣の作業班の炎」と述べるにとどめた。
判決によると、両被告は、野焼きの計画段階で防火帯以外での着火禁止の周知など十分な安全策を取らず、10年3月20日の東富士演習場の野焼きで3人に漫然と着火作業をさせ、焼死させた。
<解説>
陸自東富士演習場での野焼き事故をめぐり、実施団体「東富士入会組合」の元組合長と事務局長を有罪とした静岡地裁沼津支部の判決。
主催者が格別な措置を講じずに現場の適切な判断を期待するのは許されないと、現場への安全教育の徹底を、実施団体の義務と認定した。
全国で相次ぐ野焼き事故の防止に、一石を投じる内容になった。
弁護側の話では、野焼き事故で実施団体の役員が起訴された例は、「調べた限りない」という。
大分県で2009年に4人が死亡した事故では、実施団体の10人が過失致死容疑で書類送検されたが、大分地検は、起訴猶予や不起訴とした。
静岡地検沼津支部の起訴は、踏み込んだ判断だったといえる。
背景には、事故直後から「現場の責任」を主張する組合側に対し、法廷で真相を確かめたいという遺族の感情があったとみられる。
公判では、証人の一人として、同規模の野焼きを行う山口・秋吉台の実施団体の関係者が出廷。
組合と同様に「最終的な安全確保は実施団体の指示でなく、現場の判断に多くを委ねている」と語った。
その秋吉台で、今月、野焼き中に男性1人が死亡する事故が起きた。
今回の判決は、実施団体が大きな責任を有するという判断を示した。
東富士入会組合にとどまらず、各地の実施団体に安全対策の徹底を迫っている。
出典
『東富士野焼き焼死 有罪』
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20170225/CK2017022502000064.html
2017年2月24日20時21分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
LEDの信号機が雪の付着で見えにくくなる問題を解消する目的で進められている研究の発表会が、青森市で開かれた。
発表会では、まず、主催した青森県警の西澤交通部長が挨拶し、「信号に着雪があると事故や渋滞の原因になる。対策を進めて、青森だけでなく日本全体の安全につながる研究にしてほしい」と述べた。
このあと、LED信号機に雪が付着する問題をテーマに研究を進めている機関や大学が、それぞれの成果を報告した。
このうち、地方独立行政法人・青森県産業技術センターの工業総合研究所の担当者は、各企業が開発中のLED信号機の表面に付ける透明なカバー5種類の、雪の付着具合を比較した実験結果を説明した。
そのうえで、熱や振動、それに水をはじく素材など、複数の技術を併用したカバーの開発が望まれることを指摘した。
LED信号機には、「色が識別しやすい」、「省エネ効果がある」などのメリットがあり、全国的に普及が進んでいて、青森県内でも4割以上を占めるようになっている。
しかし、熱を発しないことなどから雪が付着しやすく、雪国では事故の要因になるおそれがあるとして、企業や研究機関が問題を解消するための製品開発を進めている。
出典
『LED信号の雪付着 研究発表』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6084163161.html?t=1487969195064
(ブログ者コメント)
調べてみると、この問題は以前から報じられていた。
以下は、2016年3月5日付で河北新報からネット配信されていた記事。
記事中、雪でライトが真っ白になっている信号機の写真が掲載されている。
着雪で信号の色が見えない-。
安全な交通を阻害しかねない深刻な事態が、青森県内などで発生している。
表面温度が上がらない発光ダイオード(LED)信号機の本格導入で、着雪が解消されない例が増えているためだ。
同県警は大学などと連携し、新しい信号機を研究中。
新年度には公募企業と共同開発に着手し、2017年3月以降の実用化を目指す。
LED信号機は1995年、試験的な導入が始まり、青森県内では既に4割以上が取り換えられた。
表面温度は、旧来の電球式が通常約40℃、点灯時約70℃に対し、LEDは常に20℃前後。
付着した雪が溶けず、県警には「信号機が見えない」などの苦情が寄せられ、警察官がブラシで除去しているのが現状だ。
県警は14年4月、県など5機関と勉強会を開催。
15年度から約2500万円の予算を計上して、研究・開発に当たっている。
これまでに関東学院大(横浜市)などが、雪の付着しない塗料や信号機に付属させる金属ヒーター、振動システムなどの研究に取り組んできた。
今後は実用化に向け、連携に参加する企業を県内を中心に公募し、製品開発を進める予定だ。
県警交通企画課の工藤交通行政官は、「東北の他県など、同じような問題を抱える自治体にも応用できると思う。コストの低い製品を開発できるよう努めたい」と話す。
出典
『<LED信号>着雪で色見えない…解決策探る』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160305_23010.html
2017年2月24日6時3分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察庁は、2017年度から全国の車両用信号機を小型化する方針を固めた。
素子を密集させたLEDライトを使い、明るさを保ったまま、ライトの直径を、現在の30cmから25cmにする。
小型化によって、1基当たりの製造コストが約17%低減されるという。
信号機の大きさが変更されるのは、1968年以来、49年ぶり。
将来的には、全国の約126万基全てを新型に切り替える。
信号機のライトの直径について、道路交通法施行規則は20~45cmと規定している。
同庁は、1968年に、標準仕様として30cmを採用。
各都道府県は、原則、標準仕様に従って信号機を設置してきた。
同庁は、2014年から低コスト化の検討を開始。
委託を受けたメーカーが、LEDライトの素子の配置密度を高めることで、明るさを保ったまま小型化したライトを開発した。
・・・・・・・
( 残り299文字は有料)
出典
『信号機、LEDで小型化…明るさ保ちコスト削減』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170224-OYT1T50015.html
(ブログ者コメント)
「将来的には、全国の約126万基全てを新型に切り替える。」と報じられている件、まだ使える信号機を新型に切り替えるのは、コストダウンという大目的に反する。
老朽化などで更新する都度、切り替えていく・・・ということだろうか?
2017年2月24日8時54分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月23日20時39分にNHK山形からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
米沢市教育委員会は、23日、市内の中学校で小麦粉アレルギーを持つ男子生徒2人が給食を食べて呼吸が荒くなるなどのアレルギー症状を起こしていたと明らかにした。
小麦粉が含まれるルーを使ったドライカレーが原因。
対象生徒の保護者や学校に事前配布する献立の成分分析表に、小麦粉使用を記載するのを、学校栄養士が忘れていたという。
2人は、治療薬の注射や服用で、翌日には回復した。
市議会市政協議会で報告した。
男子生徒2人は、今月15日の給食後に発症。
このうち1年の1人は、体育館で遊んでいたところ、体のかゆみを訴えた。
処方薬を飲んでも改善せず、呼吸が荒くなったため、養護教諭が本人持参の緊急補助治療薬「エピペン」を打ち、救急搬送。
一晩入院し、回復した。
2年の生徒は、食後1時間ほどして、腹痛などを訴えて嘔吐。
保護者と帰宅し、処方されていた薬を服用して落ち着いた。
市内中学校の給食は、小学校で調理して配食する方式。
この日の献立のドライカレーは、当初、カレー粉のみの使用となっていたが、配食を担当する小学校では、先月18日の打ち合わせで、とろみを出すためカレールーの追加を決定。
学校栄養士が成分分析表に項目を追加しないまま、同20日に保護者や中学校に配られた。
市教委の聞き取りに対し、学校栄養士は「失念していた」と話したという。
協議会で佐藤教育指導部長は、「命に関わる重大な事態。危機意識が欠けていた」と述べた。
市教委は17日に臨時の校長会議を開いており、意識向上の指導、小中学校間の情報共有の徹底を確認した。
山形県教育委員会によると、県内の学校給食で今年度、アレルギーと疑われる症状を訴えたのは、小学校と中学校でそれぞれ3人のあわせて6人で、今回の米沢市のケースを含めると8人になるという。
このうち、米沢市以外の6人は、いずれも保護者と本人が把握していなかったアレルギーの食材を食べて症状を訴えたケースだという。
6人とも病院に運ばれ治療をうけたが、いまは通常通り学校に通っているという。
出典
『米沢・中学生2人、給食でアレルギー症状 成分表に記載忘れ』
http://yamagata-np.jp/news/201702/24/kj_2017022400570.php
『給食でアレルギー症状1人搬送』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6024178781.html?t=1487880611617
2017年2月24日18時15分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日朝、JR越後線の新潟市の踏切でレールの一部が切れているのが見つかり、一部の区間で上下線とも、最大で4時間にわたって運転を見合わせた。
レールが切れるトラブルはあまりないということで、JRが原因を調べている。
24日午前6時半ごろ、JR越後線の線路内の一部の信号が切り替わらないトラブルが起き、JRが調査したところ、新潟市の内野と新潟大学前の間の踏切でレールが切れているのが見つかった。
JRによると、線路の継ぎ目ではない鉄でできたレール1本が切れ、およそ1cmの隙間ができていたという。
この結果、線路上の信号機に電気が送れなくなり、越後線は一部区間で上下線とも最大で4時間にわたって運転を見合わせ、一万人近い乗客に影響が出た。
JRによると、線路の点検は今月17日に行われ、その際、異常は見つからず、始発などの運行にも影響はなかったという。
JR東日本新潟支社は、「多くの方にご迷惑をおかけし申し訳ございません。今後、調査を進め、原因を明らかにしていきます」としている。
出典
『JR越後線でレールが切れる』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034203802.html?t=1487969625703
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。