2021年6月9日19時8分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前9時10分ごろ、横浜市戸塚区のゴルフ場「戸塚カントリー倶楽部」で「高所作業車が高圧線に接触し、負傷者がいる」とゴルフ場従業員から119番があった。
神奈川県警戸塚署などによると、40代と50代の男性作業員2人が、乗っていた高所作業車のゴンドラ内で死亡しており、高圧線に接触して感電したとみられる。
同署は、業務上過失致死容疑を視野に事故原因を調べる。
同署によると、2人は東京都渋谷区の造園会社の作業員で、この日は午前7時から高所作業車で樹木の伐採作業をしていた。
午前8時10分ごろ、水まきをしていた業者がゴンドラから炎と煙が上がっているのを見てゴルフ場に連絡。
送電を止めてから救助活動をしたため、遺体の確認をしたのが約5時間後になった。
木と高圧線は離れているが、高所作業車本体とゴンドラをつなぐアームを旋回させると届く位置だった。
ゴルフ場には、死亡した2人のほか、同社の現場監督者と別の作業員2人の計3人もいたが、当時は別の場所にいたという。
現場近くにはJRの送電線もあり、JR東日本は救助作業の安全のため、同日正午ごろに送電を停止。
この影響でJR横浜線の東神奈川―八王子間で約2時間、運転を見合わせた。
上下線計27本が運休し、約1万1000人に影響した。
https://mainichi.jp/articles/20210609/k00/00m/040/122000c
6月9日19時21分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、カゴの部分は黒く変色していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
FNNのカメラが上空からとらえた事故直後の様子では、高圧電線に引っかかった高所作業車の周りには、救急隊員や消防隊員が複数人確認できる。
高圧電線の下に止まる高所作業車。
近くには、伐採された数本の木が確認できる。
作業員が乗っていたとみられるカゴの部分は焦げたように黒く変色し、激しく損傷しているように見える。
JR東日本によると、接触した高圧電線がJRの設備だったため、点検のため、送電を一時停止。
その影響で、東京と横浜市を通るJR横浜線が、9日正午から運転を見合わせたため、JR町田駅は利用客で混雑した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3c28e39610e7206d8bd185b57a309b8aca26737
6月9日16時53分にNHK神奈川からは、ゴンドラ部分にあるコントローラーで操作していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
近くには、ほかにも高圧線があったため、救出活動は付近の電気をとめてから行われ、事故からおよそ5時間後に助け出されましたが、2人はすでに死亡していたということです。
これまでの調べで、2人はけさ7時ごろからゴンドラ部分にあるコントローラーを使って高所作業車を操作し樹木の伐採を進めていて、地上の運転席は無人だったということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20210609/1050014064.html
(2022年3月13日 修正1 ;追記)
2022年3月12日5時1分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からは、事故原因は明確にならなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市のゴルフ場「戸塚カントリー倶楽部」(同市戸塚、旭区)で昨年6月、高所作業車の男性作業員2人が高圧線に接触して感電死した事故で、神奈川県警が関係者の刑事責任を問えないと結論付け、捜査を終結していたことが11日、県警への取材で分かった。
捜査関係者によると、2月中旬に捜査結果をまとめた書面を横浜地検に送付した。
県警戸塚署によると、これまで、作業車やゴンドラなど設備面について捜査したが、不備は認められなかった。
また事故当時、現場には死亡した2人以外に直接の目撃者がおらず、事故原因も明確にならなかったことなどから、関係者の過失を認定できる十分な証拠がそろわなかったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2854e00e8bdb574f0cb2d2874dfb93abb3f08e98
2021年6月8日21時50分にYAHOOニュース(石川テレビ)から、下記趣旨の記事が事故現場の写真付きでネット配信されていた。
石川県輪島市で砂浜をパワーショベルで清掃していた男性が機械ごと横転し、心肺停止の状態で発見されました。
8日午後1時45分ごろ、輪島市門前町の海岸で「男性が重機の下敷きになっている」と近くで工事をしていた作業員から消防に通報がありました。
男性は発見時、心肺停止の状態で、発見した作業員らが消防の指示に従って心臓マッサージを行いました。
心臓マッサージした人:
「指示に従ってやったんですけど、10分くらいですかね。顔も見たことある人やったんで何とか助からんかなと」
消防によりますと、男性は砂浜をパワーショベルで清掃中に機械ごと転倒し、機械に服が引っかかった状態で倒れていたということです。
男性はその後、ドクターヘリで県立中央病院に運ばれました。
現在、警察が詳しい事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd17abde1f91a32a5c78d974767add558f6be18f
2021年6月7日13時1分にYAHOOニュース(朝鮮日報)から、下記趣旨の記事が出没する野犬などの写真付きでネット配信されていた。
6日午後4時、ソウル市冠岳区の冠岳山公園入口からわずか600メートルの森の中。
体長1メートルほどの白と黄みがかった色の野犬2頭が、捕獲用の鉄製わなの回りをうろうろした後、逃げていった。
山登りに来たシン・ヨンシクさん(63)は、「二日に1回くらいのペースで冠岳山に来るが、多い時は3-5頭が道のすぐそばに立ち、人々をじっと見つめている」、「正直言って不安だ」と語った。
妻と一緒に来たハン・ヨンミンさん(58)は、「ほとんど毎日、冠岳山に来るが、多い時は2-3頭ずつで3つの群れになっているのを見た」と話した。
毎年700万人以上が訪れる冠岳山には野生化した犬が約30頭いると、ソウル市冠岳区庁では推定している。
「危険だ」、「野犬を捕まえてほしい」という苦情が、一日に多くて20件ほど区庁に寄せられるそうだ。
野犬が冠岳山の入口にも出没していることから、同区庁では山に捕獲用のわなを4つ設置している。
また、夜中や明け方にソウル大学の学生寮や教職員宿舎近くにも野犬が現れたため、捕獲用のわな6つをソウル大学キャンパス内に別途設置した。
ソウル市によると、冠岳山だけでなく、北岳山、仁王山、白蓮山などにも数十頭の野犬が生息しているという。
ソウル市内の主な山々に野生化した犬が全体でどれだけいるのかは、きちんと把握できていない。
ソウル市関係者は、「随時移動する上、あまりにも繁殖が早いため」と説明した。
最近、ペットを飼う家庭が増えているのに伴い、捨てられる動物もますます増える傾向にある。
農林畜産食品部によると、全国で昨年、捨てられるなどして救助・保護されたペットは13万401頭で、そのうち犬が73%(9万5000頭)を占めた。
消防庁関係者は、「屋外活動が頻繁な5-8月は、犬にかまれないよう細心の注意が必要だ」と話す。
特に先月22日、京畿道南楊州市内の山で野犬に首をかまれた50代の女性が出血により死亡する事故が発生、不安が募っている。
各自治体は独自に野犬捕獲に乗り出したが、効果は上がっていない。
冠岳区庁のコンパニオンアニマル・チーム関係者は、「捕獲用のわなの中に置いたエサは鳥やリスなどにすべて食べられてしまうし、学習能力がある野犬たちは、わなを避けている」と話す。
捕獲専門家らが麻酔銃で野犬を捕まえ、動物保護機関に渡す方法もある。
しかし、「動物の命も人間と同じように大切だ」という動物権に対する認識が高まり、実行できずにいる。
ある区庁関係者は、「麻酔銃を撃てば動物保護団体の抗議は避けられないし、動物保護法違反になる可能性もある」、「しかも、野犬たちにエサをやったり、わなにはまった犬を放してやったりする人もいて、困っている」と言った。
先月、50代の女性が野犬にかまれて死亡する事故があった後、捕獲された野犬についても、南楊州市庁には「犬には過ちがないから殺処分しないでほしい」「私が飼う」といった電話が相次いでいるとのことだ。
ソウル市も2016年から野生動物捕獲専門家を雇用し、麻酔銃で野犬を捕獲してきた。
ところが、2018年に麻酔銃で犬が死ぬという事故が発生すると抗議・苦情が殺到。
それ以降、行われていない。
ソウル市関係者は、「今は麻酔銃で捕獲する業者を雇うのも難しいし、捕獲するという人もいない」と語った。
犬の飼い主たちの責任意識を向上させるべきだという指摘もある。
ソウル市冠岳区で暮らすイさん(54)は、「野犬そのものよりも、犬を捨てて野犬にした個人が責任を取るべきだ。事故が発生した場合、刑事処罰も受けなければならない」と言った。
野犬を含め、捕獲された犬は、まず動物保護管理システムに登録し、10日間「飼い主を探している」という公告を出す。
飼い主が現れなければ、所有権は自治体に移ることになる。
だが、引き取る人がいなければ殺処分となる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/79d26e9489dda4ac75732188909b8be23ce27e45
※上記記事中の南楊州市事例は下記記事参照。
『野山を散歩中の女性、犬に噛まれて死亡…女性が動かなくなるまで離さず=韓国』
(2021年5月25日9時43分 YAHOOニュース;WOW! Korea、犬の写真付き)
韓国・キョンギド(京畿道)ナムヤンジュ(南楊州)市内の野山で50代の女性を攻撃して殺した大型犬が、被害女性の首筋に噛みつき、体がぐったりするまで離さなかったことが調べで分かった。
25日、警察によると、防犯カメラを分析した結果、犬は今月22日午後2時すぎ、山を散歩していた50代女性の後ろから走ってきて襲撃したという。
女性が驚いて振り返ろうとした瞬間、首に噛みついた。
そして、その女性が動かなくなるまで噛みついたままだった。
女性が動かなくなると、犬は近くの山に逃げた。
通りすがりの人が血を流して意識を失っている女性を見つけ、病院に搬送したが、息を引き取った。
女性は近くの住民ではなく、この日、知人に会いにこの地域を訪れ、一人でいる時に事故に遭ったという。
警察関係者は、「知人の証言によると、家庭菜園を一緒にやっている時に、ちょっと散歩に行ったようだ」と伝えた。
救助隊は麻酔銃を撃ち、この犬を捕獲した。
犬の体長は150cm、体重30kgほどで、サモエドと豊山犬の雑種だと専門家はみている。
捕獲された犬の首には首輪がかけられた痕跡が見つかったが、現在は捨てられたものと推定される。
事故現場付近に数十匹の犬を飼育する飼育場があり、飼育場の所有者を調べたが、自分が飼育していた犬ではないと強く否定した。
警察は飼育場との関連の可能性も排除せずに調べを進めている。
この犬は、2か月前からこの付近に出没していたという。
住民たちは警察に、「2か月前から現れ、人が呼ぶと近寄ってきて食べ物をもらったりしていた」、「そんなに荒っぽく見えないのに、人に噛みついて殺したと聞いて驚いた」と伝えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b13cf34b1d52c45f7aab698b14ec5af5cdea2daf
(ブログ者コメント)
〇山口県周南市では野犬が増え、人が噛まれる被害が出ているという記事を昨年暮れに本ブログで書いた。
その関連情報として紹介する。
〇ブログ者も10日ほど前、田園地帯をサイクリング中に野犬2匹を目撃した。
5~6年前、そこから3~4km離れた場所で野犬に出遭ったことがあったが、野犬との遭遇はそれ以来だ。
あの時は1匹・・・?2匹だったかも。記憶は薄い。
今回出遭ったのは、あの時の犬だったのだろうか?
今回も、襲ってくる素振りも見せず通り過ぎた犬だったが、カメラを向け続けていると、途中からこちらを見るようになった。
クワバラクワバラ・・・だ。
今回は早朝の団地内散歩時だ。
住宅街の道路や緑地公園内をウロウロ。
カメラを向けると、やはりこっちをじっと見るようになった。
黒い中型犬につき、怖さ半端なし。
1枚だけ撮って、すぐに犬のいないほうに歩き去った
ここ数年、皆無だったのに、1週間で2回も野犬に遭遇。
不心得飼い主が増えたのか?
放置しておくと誰かに噛みつくかもと思い、保健所のHPに写真を撮ったことなど情報提供したところ、翌日に情報確認の電話があった。
聞かれたのは目撃当時の状況と首輪の有無。
ただ、詳細な目撃場所のヒアリングや写真の送付依頼はなく、ちょっと拍子抜けだった。
2021年6月7日16時51分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前8時44分ごろ、出水市明神町の米ノ津中学校近くの用水路で、草刈り作業をしていた人から「高齢の男性が草刈り中に怪我をした」と消防に通報がありました。
消防が現場に駆けつけたところ、出水市汐見町の無職、肱黒さん(70)がすでに心肺停止の状態で、病院に搬送されましたが、およそ1時間半後に死亡が確認されました。
肱黒さんの左のひざの裏側には草刈り機によるものとみられる傷があり、死因は失血死だということです。
警察によりますと、当時、現場では7人ほどが草刈りを行っていて、肱黒さんは自ら「救急車を呼んでほしい」と周りに声をかけたということです。
また、肱黒さんはエンジン式の草刈り機を使っていましたが、消防によりますと、防具などは付けておらず、軽装だったということです。
警察は、どのようにして草刈り機の刃が肱黒さんの膝の裏にあたったのかなど、詳しい事故の原因を調べています。
【この時期は草刈り機事故が増加!】
雑草が伸びるこの時期、消費者庁は、草刈り機の事故が増える傾向にあると注意を呼びかけています。
消費者庁によりますと、エンジン式の草刈り機を使用中の事故は、報告があったものだけで、去年までの過去5年間で65件にのぼり、そのうちおよそ7割が5月から8月に集中しています。
国民生活センターがエンジン式の草刈り機による事故を再現した映像では、
▼刃の右側に障害物があたると反対方向に刃が跳ね返る現象が起こること
▼近くに人がいると誤って接触してしまう恐れがあること
▼刃に当たった石や空き缶などが勢いよく飛ぶこと
などを紹介しています。
消費者庁は事故を防ぐために、
▼作業する際には長袖・長ズボンのほかヘルメットやゴーグルを着用すること
▼周りの人と15メートルほど距離を保って作業を行うこと
▼草刈り機の点検を定期的に行うこと
などを呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20210607/5050014970.html
6月7日16時27分に南日本放送からは、左膝の裏から多量の血が出ていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前8時半すぎ、出水市明神町の用水路で、近くの草を刈っていた出水市汐見町の肱黒さん(70)が足をけがしているのに一緒に作業をしていた人が気付いて、消防に通報しました。
肱黒さんは左膝の裏から多量の血が出ていて、病院に運ばれましたが、およそ1時間半後に死亡しました。
死因は失血死とみられています。
https://www.mbc.co.jp/news/article/2021060700049571.html
(ブログ者コメント)
以下は、消費者庁HPに掲載されている事故再現映像の一部。
草刈り機をゆっくりと右方向に動かし、障害物に見立てた木の棒に刃を当てたところ、刃ははじかれるように右方向に動き、ダミー人形に当たっていた。
映像は消費者庁HPの該当記事参照。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_032/
2021年6月7日17時20分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後7時半ごろ、五泉市赤羽にあるJR磐越西線の猿和田駅と五泉駅の間にある橋を列車が通過した際、橋の下にある市道を走っていた乗用車に部品が落下し、車のフロントガラスが破損したと警察に通報がありました。
JR東日本新潟支社によりますと、落下したのは縦33センチ横23センチ、重さ2.4キロの、線路の枕木と橋げたの間に挟んで線路の高さを調節する合成樹脂でできたシート状の部品で、列車の振動で少しずつずれ、通過した際、落下したとみられるということです。
乗用車を運転していた人にケガはありませんでした。
JR東日本によりますと、列車の運行には支障はなく、磐越西線はその後も通常通り運行しています。
また、先月31日に点検した際、異常はなかったということで、今後、落下箇所を詳しく点検することにしています。
JR東日本は「同様の事象が起きぬよう点検を強化し、再発防止に努めて参ります」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210607/1030017101.html
2021年6月4日17時21分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事が治具のイラスト付きでネット配信されていた。
【磁石でピタリと吸い寄せ…“新兵器”を実演】
事故やダイヤの乱れにもつながる、線路への落とし物。
JR東日本によると、首都圏の駅でのワイヤレスイヤホンの落とし物は、2~4月の3カ月で800件近くに上るという。
ワイヤレスイヤホンを線路に落としてしまった場合、駅員がマジックハンドを使って回収してくれるが、小さな物を拾うのは大変だ。
そこでJR西日本が開発したのが、様々なアタッチメントをつけることができるマジックハンドだ。
たとえば、ワイヤレスイヤホンを拾う際に使われるのは、先端に磁石がついたアタッチメント。
磁石の部分をワイヤレスイヤホンに近付けると、吸い寄せるようにして一瞬で回収することができた。
さらに、粘着パッドのアタッチメントに切り替えると、スマートフォンなどの大きな落とし物にもピタッと貼りつき、しっかりと安定させて拾うことができるのだ。
【回収作業でダイヤに乱れは? JR東日本も開発】
アタッチメントには、他にもフックなど様々なバリエーションがあり、ICカードやお土産、靴、駅弁など、あらゆるものがこの1台で回収可能だという。
JR西日本によると、ワイヤレスイヤホンの落し物は、2019年6月には265件だったのが2021年4月には1323件と、約5倍に増えており、高価なものも多いことから、回収の依頼が増えているという。
こうしたことが開発のきっかけになったという、このマジックハンド。
磁石を使うことで線路にくっついてしまったり、携帯電話の保護カバーなどが剥がれてしまうといった懸念もあり、粘着力の強さなどを調整し、完成までには1年半かかったという。
加藤綾子キャスター:
落し物は、かなりの件数あるんですね。
これだけあると、ダイヤの乱れや、遅れてしまったりといったことはないんですか?
榎並大二郎アナウンサー:
JR西日本によりますと、回収する時間が数十秒と短いのと、回収のタイミングを運転指令所と調整しているので、ダイヤの乱れはほとんどないそうです。
ちなみにJR東日本も、池袋駅が家電メーカーに依頼してイヤホンの形に近いものだけを吸い取る掃除機のノズルを開発し、威力を発揮しているということです。
さまざまな工夫がなされていて、ありがたいです。
榎並大二郎アナウンサー:
いずれにしても、まず線路に物を落とさないようにご注意いただいて、落としてしまった場合には絶対に自分で取りに行かないように、線路に下りたりしないように、駅員さんにお願いしてください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d89b6d440142c8dbbb784fc416997c2a48aea0ac
(ブログ者コメント)
ワイヤレスイヤホンを線路に落とすケースが増えているが、小さいのでマジックハンドでは取りにくいといった記事を昨年10月に掲載した。
今回は、その関連情報として紹介する。
2021年6月4日8時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ノリの養殖などに必要な栄養分を増やすため、工場や家庭からの排水規制を緩和する改正瀬戸内海環境保全特別措置法(瀬戸内法)が3日、国会で可決、成立した。
これまで汚染物質である栄養塩(窒素、リン)の排出を減らしてきたが、海水がきれいになりすぎて生き物の栄養が不足してきたため、管理しながら流せるよう方針転換する。
同法は、1960~70年代の高度経済成長期に増えた工場・生活排水による汚染を減らすため、栄養塩などの排出総量に上限を設けて規制してきた。
その結果、水質は一部の海域を除いて大幅に改善したが、近年は栄養塩で育つ養殖ノリやワカメの色落ちが目立つようになった。
水温上昇で、栄養塩をたくさん吸収する大型の植物プランクトンが増え、競合していることも一因とされる。
改正法は、栄養塩を排出の総量規制の対象から外し、特定の海域ごとに管理しながら海に流せるようにする。
瀬戸内海に面する府県が、周辺自治体の意見を聴きながら、環境基準の範囲内で水質の目標値や測定方法などを定める。
今も栄養塩が多く赤潮が起きる海域もあるため、定期的に水質を調べ、問題があれば計画を見直す。
さらに、自然の海浜が減っていることから、海水浴や潮干狩りなどで利用しながら環境を保全する「自然海浜保全地区」に、藻場や干潟を再生したり、作ったりした場所も指定できるようにする。
https://www.asahi.com/articles/ASP634VZYP61ULBJ01C.html
(ブログ者コメント)
海が綺麗になり過ぎて・・・という記事は、これまでに何件か掲載している。
2021年6月4日7時55分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山梨県が大気中の二酸化炭素の増加を防ぐ国際的な取り組みに参加する中で、大月市は二酸化炭素を減らすため、木の枝などを炭にして地中に閉じ込める取り組みの一環として、枝などからの炭作りの視察会を3日、大月市で開きました。
県は、土の中に含まれる炭素の量を増やすことで大気中の二酸化炭素の増加を防ぐ「4パーミルイニシアチブ」という国際的な取り組みに参加しています。
3日は、この一環として、木の枝や竹を燃やしてできた炭を地面にまく取り組みを行っている大月市の施設で視察会が開かれ、市の職員や農家などがおよそ15人が訪れました。
視察では、施設を運営するNPOの担当者が、枝を燃やす時は同じくらいの太さのものを使うことや、事前に水を準備して安全管理を行うことなど作業の注意点を説明しながら、施設内のサクラの木のせんていでできた枝を大きなステンレス製のすり鉢状の装置の中で燃やし、およそ30分ほどで炭にしていました。
視察に参加した大月市農業委員会の米山会長は、「作業は自分にもできそうだと思えた。みんな興味を持つと思うので、しっかり広めたい」と話していました。
キウイフルーツ栽培農家の小宮さんは、「キウイフルーツはせんていの枝がたくさん出るが、畑が山に近いので、火を使うときの安全性などを検討していきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20210604/1040013307.html
(ブログ者コメント)
枝を燃やしてCO2を発生させているのに、なぜ大気中のCO2削減に寄与?
疑問に思い、調べたところ、そのものズバリの解説記事は見つからなかったが、どうも、下記のようなことらしい。
◇地球上の炭素は、植物⇒土壌⇒大気⇒植物というサイクルで
循環している。
植物から大気までの流れを説明すると、植物は枯れた後、
土の中で微生物などによって分解され、CO2を発生する。
◇その植物を炭の状態で土に返せば、分解されることはない
ので、炭にした分だけ大気への炭素循環量が減る。
つまり、CO2を地中に貯留したことになる。
以下は、山梨県発行のリーフレット。
『山梨県における4パーミルイニシアチブの取り組み』
https://www.pref.yamanashi.jp/nou-han/documents/4pergaiyou.pdf
以下は、当該運動には現状、13都県が参加しているという記事。
(2021年2月12日18時24分 日本経済新聞)
『農業分野の脱炭素、取り組み推進へ全国協議会発足』
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB124VP0S1A210C2000000/
以下は、1年前にネット配信されていた、かなり詳しい解説記事。
(2019年5月23日 朝日新聞)
『「4パーミル」で地球は変えられる 土の力を使った温暖化対策、世界が
注目』
https://globe.asahi.com/article/12388872
2021年6月5日16時37分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後8時ごろ、足寄町茂足寄の道道で、停電の復旧作業に交通誘導員として同行していた音更町の警備員、有田さん(男性、64歳)が行方不明になりました。
現場の脇にある湖「オンネトー」と道路の間の斜面に有田さんが持っていた誘導灯が落ちているのが見つかったことから、警察は湖に転落したおそれもあるとみて捜索を続けていました。
その結果、5日午後2時すぎ、捜索にあたっていたダイバーが深さ2.5メートルほどの湖の底に男性の遺体が沈んでいるのを見つけました。
遺体が見つかった場所は、誘導灯が落ちていた斜面の近くで、岸からは5メートルほど離れていたということです。
警察は、見つかった場所や着衣などから遺体は有田さんとみて、身元の確認を進めています。
北海道電力によりますと、現場の周辺では4日夕方から荒れた天気の影響で停電が起きていて、ショートした電線を探す作業が行われていました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210605/7000035033.html
6月5日12時30分に北海道文化放送からは、当時、現場には枝が散乱していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時現場は真っ暗なうえ、強風で枝が散乱して足場が悪く、警察は湖の側の斜面に滑落したとみて調べています。
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=20827
2021年6月5日18時11分にYAHOOニュース(北陸放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日、石川県白山市のリサイクル工場で作業員とみられる男性が古紙や段ボールを圧縮する機械に挟まれ、死亡しました。
警察などが労災死亡事故として捜査を進めています。
事故があったのは、白山市水島町のリサイクル工場「H」松任工場で、4日午前11時半ごろ、「従業員の男性が圧縮機に挟まれた」と消防に通報がありました。
男性は古紙や段ボールを圧縮する機械に挟まれていて、駆け付けた救急隊員がその場で死亡を確認しました。
警察によりますと、男性は当時1人で、工場に運び込まれた古紙や段ボールをベルトコンベアに移す作業を行っていたところ、誤って機械に巻き込まれたとみられています。
警察は、死亡したのは工場に勤務する60代の男性作業員とみて、身元の確認を進めるとともに、当時の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1486a3e03ce14e13956eb1bc73cd13f11df250ba
2021年6月3日18時14分にNHK茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本製鉄の鹿嶋市の製鉄所で去年8月、設備の配管が破断し水蒸気が作業員の全身にかかってやけどを負った事故について、鹿嶋労働基準監督署は、会社が実施すべき定期検査を行っていなかったとして、法人としての日本製鉄と設備の責任者を書類送検しました。
書類送検されたのは、法人としての日本製鉄と工場で設備の維持管理をしていた41歳の責任者です。
去年8月、鹿嶋市にある製鉄所で薄い鉄板を製造するラインでの作業中に、設備の配管の一部が破断して、30代の男性作業員が全身に水蒸気を浴びて軽いやけどを負いました。
鹿嶋労働基準監督署が調べた結果、この設備では塩酸が扱われていて、2年に1回以上の定期検査が法律で定められていたのにもかかわらず、事故の前、少なくとも2年間は実施されていなかったことが分かりました。
このため、労働基準監督署は3日、法人としての日本製鉄と設備の責任者を労働安全衛生法違反の疑いで水戸地方検察庁土浦支部に書類送検しました。
捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。
これについて日本製鉄は「捜査に全面的に協力してまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20210603/1070013289.html
(2021年9月23日 修正1 ;追記)
2021年9月22日15時59分にNHK茨城からは、会社と責任者のいずれもが不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
実施すべき定期検査を行っていなかったとして書類送検されていた法人としての日本製鉄と設備の責任者について、水戸地方検察庁は22日までに不起訴にしました。
去年8月、鹿嶋市にある製鉄所で薄い鉄板を製造するラインでの作業中に、設備の配管の一部が破断して30代の男性作業員が全身に水蒸気を浴びて軽いやけどを負いました。
この設備では塩酸が扱われていて、2年に1回以上の定期検査が法律で定められていたのにも関わらず、事故の前少なくとも2年間は実施されていなかったとして、鹿嶋労働基準監督署はことし6月、法人としての日本製鉄と工場で設備の維持管理をしていた40歳の責任者を労働安全衛生法違反の疑いで水戸地方検察庁土浦支部に書類送検していました。
水戸地方検察庁は捜査を進めた結果、21日付けでいずれについても不起訴にしました。
検察は、不起訴の理由を明らかにしていません。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20210922/1070014577.html
2021年6月3日20時19分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前10時50分ごろ、新潟市東区平和町のT興産第2工場で、「作業員がベルトコンベアに挟まって頭から血を流している」と119番通報がありました。
消防や警察が駆けつけましたが、作業員はその場で死亡が確認されました。
死亡したのは新潟市東区に住む小島さん(男性、30歳)で、警察によりますと、コンクリートの原料となる石を粉砕するためのベルトコンベアに挟まれていたということです。
作業は別の男性と2人一組で行われていましたが、男性が離れたところにあるベルトコンベアのスイッチを押して戻ってきたところ、男性が頭を挟まれていたということです。
警察が事故の原因や当時の状況を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210603/1030017061.html
6月3日20時24分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、2人はコンベアに詰まった石を取り除く作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟市の工場で男性作業員が死亡する作業事故がありました。
事故があったのは、新潟市東区にあるコンクリート砕石製造工場です。
3日午前11時前、この工場に勤務する小島さん(30)が「ベルトコンベアに挟まれた」と他の作業員から消防に通報がありました。
小島さんは頭を挟まれ、その場で死亡が確認されました。
警察によりますと、当時小島さんはベルトコンベアに詰まった石を取り除く作業をしていましたが、何らかの原因でベルトコンベアが稼働し、挟まれたということです。
この工場では、作業を2人1組で行っていますが、当時はもう1人の作業員がベルトコンベアのスイッチを操作するために作業場を離れていたということです。
警察が詳しい事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb718d9cc3a0e510e13995c181d56ba1382d5d93
2021年6月2日18時54分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今増えているノロウイルスによる感染についてです。
ノロウイルスは、おう吐や下痢などを引き起こすウイルスです。
食べ物がウイルスで汚染された場合は食中毒の原因にもなります。
感染力が非常に強いのが特徴です。
子どもや高齢者ですと重症化するおそれがあります。
例年、秋から冬にかけて流行しますが、ことしは4月と5月にも集団感染が増えています。
【感染者数の推移】
道内でのノロウイルスの集団感染件数は、ことしの4月と5月の合計がここ5年間で最も多くなっています。
▼札幌市は、ことしは4月が32件、5月が9件でした。
これに対して新型コロナウイルスの影響で幼稚園や保育所などが休みとなって極端に少なかった去年は4月が2件、5月が1件でした。
おととしが4月が2件、5月が9件でした。
平成30年は4月が8件、5月4件でした。
平成29年は4月2件、5月2件でした。
▼札幌市をのぞく道内のほかの市町村は、ことしは4月が38件、5月が46件と大幅に増えていいます。
これに対して、去年は新型コロナウイルスの影響で同じように極端に少なくて4月4件、5月が2件でした。
おととしは4月19件、5月が46件でした。
平成30年は4月が10件、5月24件でした。
平成29年は4月が24件、5月が16件でした。
去年は、新型コロナの影響で保育所や幼稚園などが休みになったことから少なくなっていますが、それ以前と比べても、ことしの4月と5月はぐんと多くなっています。
【なぜことし増加?】
なぜ、ことしは感染が増えているのでしょうか。
北海道保健福祉部の廣島技監は、「コロナの影響でアルコールを1日何回も消毒に使う方がいると思うが、実はアルコールはノロウイルスにはあまり効果がないとされている。手洗いをしないでアルコールで消毒をして十分、感染予防ができたと考えている方がいらっしゃると思う。これだけ増えているのは手洗いの不徹底が1つにあるのではないか」と分析しています。
その上で、ノロウイルスの感染対策としては、「手洗いが一番の予防策になると思う。あとは、食べ物を加熱したらノロウイルスを防ぐことができるし、トイレとかの清掃も大事になる。消毒には次亜塩素酸ナトリウムを使ってほしい」と呼びかけています。
また、同居する家族にノロウイルスの感染者が出た場合については、「患者がおう吐などした場合は、空気中に漂い、空気感染のようになる。家の中でマスクはしてないかもしれないが、誰かが吐いたのであれば、マスクをして対処することが大事だ。おう吐物や汚物を扱うときには手袋をしていただく方がいい」と述べました。
今後のノロウイルスの感染拡大の見通しについては、「7月8月の夏場になれば例年、流行は抑えられるが、6月中であれば、それほど気温が上がらないので、感染が続く可能性はある。今月いっぱいくらいまでは気を付けてもらった方がいい」と指摘しています。
【対策まとめ】
ノロウイルスの感染をどうやって防ぐのか。
最も基本となるのは、コロナ対策と同じく「手洗い」です。
特に調理前や食事前、トイレの後などは、30秒以上かけてしっかり洗いましょう。
もうひとつは食品の加熱です。
食材を中心部まで十分に加熱することで、ノロウイルスを死滅させることができます。
目安は85度から90度の温度で90秒以上となっています。
ノロウイルスに効果がある次亜塩素酸ナトリウムを消毒液に使うことも有効です。
次亜塩素酸ナトリウムは、市販されている塩素系漂白剤と水を混ぜ合わせて作れる消毒液で、調理器具などの通常の消毒は水で250倍に薄めます。
家庭内で、ノロウイルスの感染者が出てトイレやおう吐物の処理など汚染された場所を消毒する場合は50倍に薄めたものを使いましょう。
おう吐物などの処理では、使い捨てのエプロンや手袋、マスクをした上で作業する必要があります。
汚染物が飛び散らないように、消毒液をペーパータオルなどに浸してから拭き取り、作業に使ったものはビニール袋に密封した上で廃棄しましょう。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210602/7000034878.html
2021年6月1日12時31分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
駿河湾に注ぐ富士川の中下流域にたまる泥の中に、人体に影響を与えるおそれがある化学物質が含まれていると報道されたことを受け、静岡県の川勝知事は記者会見で、上流の山梨県と連携して調査を行う方針を明らかにしました。
この中で川勝知事は、「静岡新聞」が山梨県から駿河湾へと注ぐ富士川の中下流域に堆積する泥の中に、人体に影響を与えるおそれがある化学物質が含まれていると4月報じたことを受け、「重く受け止めている。生活や健康への不安を解消するため、徹底した調査が必要だ」と述べ、上流の山梨県と連携して泥と水質の調査を行う方針を明らかにしました。
具体的な調査の方法や時期などは決まっていないということですが、調査が進めば、必要に応じて富士川を管理する国土交通省や、環境省に結果を伝えるということです。
また、関連の報道で指摘されている富士川の濁りとサクラエビの不漁の関係性についても、「サクラエビの稚魚だけでなく、さまざまな生物に影響を与えているとみるのが当然だ」と述べ、因果関係を解明していく考えを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20210601/3030011743.html
※静岡新聞の4月の記事は見当たらなかったが、同紙5月18日付の記事で詳しく報じられていたので、そちらを紹介する。
『富士川汚泥、発生源は山梨 投棄の凝集剤と一致 生態系への影響深刻【サクラエビ異変 母なる富士川】』
サクラエビの主産卵場の駿河湾奥に流れ込む富士川中下流域の広範囲に堆積している粘着性の汚泥の成分が、富士川に流入する山梨県の雨畑川で採石業者が約8年にわたり不法投棄していた高分子凝集剤入りポリマー汚泥の成分と一致したことが17日、東京海洋大と静岡新聞社が協力して行った分析で判明した。
山梨県は2019年6月、行政指導で採石業者に野積みの汚泥を撤去させ、事態の幕引きを図ったが、対応の検証を迫られるのは必至だ。
研究者は、粘着性汚泥が富士川の生態系に深刻な影響を及ぼしていると指摘。
採石業者は魚毒性物質を含む複数の凝集剤を使用していたことが判明しており、サクラエビ漁師にとって、駿河湾に栄養分を運ぶ存在だった「母なる富士川」は一転、不漁との因果関係の究明が必要な事態に至った。
静岡新聞社が雨畑川と早川、富士川の約20カ所で120以上の粘着性汚泥のサンプルを採取した。
東京海洋大の榎牧子准教授(高分子化学)の研究室で高分子の粒子を抽出、光学分析などを実施し、凝集剤の主成分で石油由来のアクリルアミドポリマー(AAP)を特定した。
採石業者はアルミ加工大手日本軽金属出資のニッケイ工業。
少なくとも11年9月から約8年にわたり、不法投棄を続けていた。
榎准教授の下で高分子化学を専門とする佐藤駿佑氏(30)は、重点的に比較検討する対象を
①山梨県が19年に撤去完了を宣言した不法投棄現場付近の汚泥
②不法投棄現場から約30キロ下流の富士川本流中下流域(同県南部町)の汚泥
とした。
富士川の堆積汚泥に吸着した高分子成分を、「塩析」など、複数の過程を経て遠心分離で析出。
さらに光学的な分析を行ったところ、不法投棄現場で混ぜられたAAPが含まれる凝集剤の存在が「否定できない」結果となった。
この地域で大量のAAPを排出した事業所は、ほかに存在しないとみられる。
汚泥を実地検証した佐藤氏は、「高分子凝集剤が残留していることが強く疑われる」とした上で、「富士川の河川環境は壊滅的な状況だ」と述べた。
【「コメント控える」 日軽金】
高分子凝集剤入りポリマー汚泥を大量に不法投棄したニッケイ工業に出資する日本軽金属の蒲原製造所は、ポリマー汚泥が河川に残留していることに「新聞報道での情報しか把握できていない。コメントは差し控える」と、17日までに文書で回答した。
<メモ>アクリルアミドポリマー(AAP)
産業排水の固液分離や汚泥の脱水処理などに広く用いられる化学物質。
分子量1000万を超え、粘度が高く、紙力増強や流出した油の回収、農業や土木工事での土壌流出防止のための凝固剤などにも使われる。
毒性は不明。
分子量が70程度まで分解したアクリルアミドモノマー(単量体、AAM)は強い毒性を持ち、毒劇物取締法で劇物に指定されている。
(「サクラエビ異変」取材班)
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/902827.html
※上記記事では、採石業で凝集剤を使用していたと読み取れるが、どんな使い方をしていたのだろうか?
その点か気になり、調べたところ、以下の報道によれば、コンクリート会社から出た廃棄物を砂利業者の敷地内に不法投棄していた、ということだった。
ただ、不法投棄期間が、上記報道では8年以上だが、以下の報道では4年となっている点などが気になる。
(2020年2月22日 毎日新聞山梨版)
早川町の雨畑川沿いに産業廃棄物のコンクリート成分が含まれた汚泥が不法投棄されていた問題で、県は21日、排出元のコンクリート製造業者と受け入れた砂利採取業者の2社に対し、厳重注意と再発防止策を求める申し入れをしたと発表した。
2019年12月までに汚泥は撤去されたが、撤去量は想定の4分の1程度にとどまり、残りは河川に流出した可能性があるという。
県環境整備課によると、2社はコンクリート製造業者「共栄南部生コンクリート」(甲府市)と砂利採取業者「ニッケイ工業」(早川町)。
同課によると、コンクリート製造業者が排出した泥状のコンクリートを雨畑川沿いの敷地を管理する砂利採取業者の許可を得て、15年3月~19年4月、計633回にわたって不法投棄していた。
19年10月に県の行政指導を受けた後、両社が撤去した汚泥の量は県に提出した撤去計画の約3800立方メートルを大きく下回る約864立方メートルだった。
19年7月の不法投棄発覚後、下流域の水質調査で異常は確認されていないという。
同課の河西課長は、「一定の原状復帰はなされたが、長きにわたり河川に廃棄物が流出しており、極めて遺憾。事業者に対し猛省を促し、再発防止策の報告を求めた」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20200222/ddl/k19/040/143000c
※さらにその前、2019年7月12日に静岡新聞からは、捨てられたのは生コンを作った後の残コンだった、砂利採取会社の社長は元山梨県の治水課長だったなどの報道が地図や残コンの写真付きであったと、水源連HPに掲載されていた。(静岡新聞の記事自体は閲覧不能になっていた)
駿河湾サクラエビの不漁により、静岡、山梨両県が濁り調査を進めている山梨県早川町の雨畑川に汚泥投棄が発覚した問題で、新たに現場から約600メートル上流に大量の生コンとみられる廃棄物が投棄されていることが11日、明らかになった。
同県環境整備課が同日、現場を確認し、廃棄物処理法や河川法違反の可能性があり、近くの採石業者ニッケイ工業(東京都)が事情を知っているとみて聴取を開始した。
雨畑川は早川を経て富士川に合流し、駿河湾のサクラエビ漁場付近に流れ込む。
関係者によると、投棄されていた生コンは数千トン以上とみられ、コンクリート業者が生コンを作った際、余剰となり使われなかった「残コン」とされる。
コンクリートは強いアルカリ性を示し、下流の自然環境に悪影響を及ぼす恐れがある。
同県は12日以降に掘り返し、規模などを確定する。
関係者によると、残コンには大量の砂利がかぶせられ、周囲から見えないようカムフラージュされていた。
汚泥の不法投棄とみられる問題が発覚した前後に、同社側が覆った可能性があるという。
残コンには、工事現場でコンクリートの強度を測定する円筒形のコンクリ塊(テストピース)も交じり、納入先や工事場所などが記されていることから、生コンプラントを特定できる見通し。
山梨県環境整備課の担当者は、取材に対し「生コンは自然界にあるものではない。重くみている」とし、徹底究明する意向を示した。
<メモ>生コンクリート(生コン)
セメントに砂利と砂、水を混ぜて練ったもので、固まっていないコンクリート。
生コン車で出荷し、使われずに工場に戻された残コンは、廃棄物処理法に基づき産業廃棄物として処理するか、コンクリート製品などとしてリサイクルする必要がある。
■専門家「相当に悪質」 ニッケイ工業「指導従う」
山梨県早川町の雨畑川で11日までに、産業廃棄物の大量投棄の疑いが相次いで判明した問題。
専門家から「組織としてやっていたとすれば相当に悪質」との声が聞かれる。
関与が指摘されるニッケイ工業は行政の指導に従う姿勢を見せている。
全国の排水処理や不法投棄問題に詳しい愛知県のコンサルタント会社の担当者は、「河川への流出可能性がある場所にコンクリートを捨てていたとすれば、明らかに違法」と指摘。
「排水や廃棄物処理には経費がかかるが、生コンは小規模事業者でも気を使って処理している」とした。
静岡県内の自治体で長年、産業廃棄物行政に携わってきた別のコンサルタントは、「液状で排出され固まってしまうとすれば、相当高濃度だったと推定できる」とした上で、「片付けたからおしまいではなく、過去にさかのぼり、どのような行為が重ねられ影響はどうであったか総合的に確認し、告発や行政処分の必要性を判断すべき」と話す。
コンクリートは強いアルカリ性を示すため、「河川水のpH(ペーハー)に影響すれば、下流の生き物は死んでしまう可能性がある」と懸念した。
同社の幹部は同日、事情を聴かれた山梨県職員に対し、「全く知らなかった。社内調査を実施したい。行政の指導に従う」と述べた。
■社長は元山梨県治水課長
自社プラントの洗石の過程で出た汚泥(ヘドロ)や生コンクリート(残コン)の雨畑川への不法投棄関与が指摘されているニッケイ工業。
代表取締役の三井氏(74)は11日、取材に対し、「(いずれも)全く承知していなかった。最近は現場に行っていないので、状況が分からない」と述べた。
法人登記簿によると、三井氏は2010年9月から代表取締役を務めている。
三井氏は元山梨県職員で、治水課長を最後に退職。
日本軽金属(東京都品川区)に再就職し、同社が山梨県早川町で運用する雨畑ダムの近くに砕石プラントを持つニッケイ工業に移った。
同県ホームページなどによると、同課は河川管理に関する許認可や河川の美化、水害防止などを所管。
今回発覚した残コンの不法投棄問題を同県環境整備課とともに調べている部署。
http://suigenren.jp/news/2019/07/15/11917/
2021年4月23日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正5として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11580/
(2021年6月9日 修正5 ;追記)
2021年5月24日16時5分にYAHOOニュース(NEWSポストSEVEN)からは、則武地所が手がけていた物件はほとんどがサブリースがらみの投資用マンションだったなど、背景にも切り込んだルポライターの記事が、下記趣旨でネット配信されていた。
東京・八王子市の賃貸アパートの外階段が崩れ、住人の女性が転落しした事故は、その施工会社が間を置かずに自己破産を申請したことが非難の的となっている。
そして、他に同じような危険な物件が複数あること、短期間にずさんな工事を繰り返していたことが明るみに出てきた。
なぜ、このような危険な賃貸物件が増えてしまったのか、ライターの宮添優氏がレポートする。
・・・・・
東京都内の建設会社代表・中島孝一さん(仮名・30代)は、これまでにも数棟の則武物件の工事に関わってきたが、この一年ほどの間に、さまざまなトラブルがあったことを明かす。
「則武から入金が遅れる、入金がない、ということが相次ぐようになり、同業者と『大丈夫か』と話していたのですが、工事自体もかなり杜撰になっていました。
建物自体は則武の社員や、則武が契約している大工が担当し、水回りや外壁などを我々外部の事業者が請け負う形。
そして報道にあったように、ありえない場所に木材を使用したり、壁が曲がっていたりしたんですよ」(中島さん)
中島さん自身、あまりに酷い工事現場の様子から、則武との付き合いを考え直さなければならないと思っていたところに起きた悲劇だった。
・・・・・
「則武さんの物件のほとんどは、いわゆる投資用のアパートでした。
この数年の間に、関東エリアで100を超える物件を手がけており、もしかしたら、そのほとんどで同じような問題が起きているかもしれません」
こう話すのは、神奈川県内の建設会社幹部(50代)。
則武地所施工の物件は、いずれもデザイン性が高く、若者を中心に人気だった時期もあったと振り返る。
しかし、「投資用物件」だったからこそ、今回の問題が起きたと指摘する。
「数年前、利回りの良さから不動産投資が加熱したことがありましたよね。
でも、そんな時期も、今は昔のこと。
スルガ銀行、かぼちゃの馬車、それにレオパレスなど、投資用物件やサブリースの問題が次々に明るみに出て、業界は冷え切っていました。
則武も同じような商売をしており、結局、ボロが出たということでしょう」(建設会社幹部)
投資家オーナーが金融機関から融資をうけてアパートを買い、それを事業者にリースする。
事業者は入居者を募り、オーナーは複雑な管理業務に煩わされずにリース事業者から融資の返済金額を上回る収入が得られるというのが「サブリース」の大まかな仕組みだ。
オーナーに対し、家賃保証をうたい文句にした事業者も多かった。
当然、投資家に安定した利益をもたらすと高い人気を誇っていたが、女性用シェアハウス「かぼちゃの馬車」など、サブリース事業を展開していたスマートデイズ社が、投資家にリターンを戻せなくなり、破産した。
そもそも、入居者が思うように集まらず、オーナーの要望を押さえ込んで家賃減額を行いながら、次々に新規物件を建設していた。
その、急いで建てられた物件は、多くが杜撰な工事で建てられていた。
住む人を集められない物件を増やし続けた最後は自転車操業に陥り、結果的に建設資金を融資してもらった、つまり借金をしたオーナーが騙された、という形になった。
かつて破たんしたサブリース業者のアパート建築現場について聞いていた様子と、則武の現場は似たような雰囲気になっていたという。
「質が悪く安い物件をバンバン売って利益を上げるのが、近年の則武のスタイル。
工事現場では、杜撰な工事を見かねた関係者が社員に上申することもありましたが、『誰も損はしない』と聞き入れてくれなかったそうです」(建設会社幹部)
東京都内に住む無職・鎌田さん(男性、60代)は「則武物件」のオーナー。
知り合いの不動産屋を介し、絶対に儲かる話があると言われて紹介されたのが、則武の社員だった。
・・・・・
筆者の調べによると、「則武物件」を動画やブログ、サロンなどで紹介・販売することで「紹介料」を稼いでいるような人々も存在しており、その構造の全容も近いうちに明らかになるのかもしれない。
上記で紹介したような体験をしている建設会社、オーナーは他にも多数存在しており、今後、さらなる混乱が起きることは必至だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8977b42c0eacb4ed0a8f0d58565063eef35e8b1
6月1日11時48分にYAHOOニュース(時事ドットコム)からは、調査対象241棟中、6棟で外階段の木材に腐朽がみられたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省は1日、同社が施工した他のアパート6棟で劣化が確認されたとする調査結果をまとめた。
うち4棟は、直ちに崩落などの危険があるという。
調査したのは、同社と、同社社長らが個人名で建築確認を申請した東京都・神奈川県内の計241棟。
劣化があった6棟は鉄製の外階段を木製の踊り場が支える構造で、踊り場の木材に腐朽がみられた。
同省は6棟の所有者に対し、階段を支える柱を仮設するなど改善を指導。
同様の構造だった207棟の所有者にも、建築士などによる詳細調査を要請した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d52d2cd0ef53bbabb9203503c36853ef22e8fce
6月1日12時2分にNHK神奈川からは、241棟中、213棟で外付け階段に木材が使われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省は、この会社や関係者が手がけた東京都と神奈川県のあわせて241のアパートについて、自治体を通じて目視による調査を行いました。
その結果、事故が起きたアパートと同じように外付けの階段に木材が使われているとみられる物件が213に上ることが分かったということです。
このうち、現時点で劣化などにより危険性があると判断されたのは6つの物件で、すでに階段を支える仮設の柱を設置するなどの対策を進めているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20210601/1050013987.html
(2012年9月15日 修正6 ;追記)
2021年9月14日18時26分に読売新聞からは、国交省は木造外階段の防腐処理方法について指針を作成するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省は、木造外階段の防腐処理の方法について、指針を作成する方針を固めた。
有識者による議論を経たうえで、年内に取りまとめる。
木造の外階段は、建築基準法施行令で、防腐処理を施した場合に限って設置が認められている。
防腐処理の具体的な方法は明文化されておらず、新たに指針を作成することで、実質的な基準としたい考えだ。
指針には、一般的な薬剤塗布や防水シートの使用に加え、腐食しにくい材料を使うことやクギ穴の防水措置などを盛り込むことを想定している。
不適切な事例を明記し、注意を促すことも検討している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210914-OYT1T50175/
2021年6月1日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪・淀川労働基準監督署は、令和2年9月に発生した労働災害に関連して、産業廃棄物処理業のT社(大阪府高槻市)と同社現場責任者を、労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で大阪地検に書類送検した。
機械の運転を停止させずに刃部の調整作業を行わせた疑い。
労災は、同社の豊中プラントで発生した。
労働者が産廃処理機械に下半身を巻き込まれて大怪我を負っている。
同労基署によると、「機械はよく詰まりなどを起こしていた」といい、調整作業は定常作業だったものとみられる。
https://www.rodo.co.jp/column/106618/
2021年6月1日19時15分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ビルで窓の清掃作業をしていた男性が落下。
地上にいた男性にぶつかりました。
東京・練馬区のマンションやオフィスが混在するエリア。
1日午前10時すぎ、このビルの前の歩道に人が落ちました。
倒れていたのは2人。
いずれも、仰向けで頭が車道側だったといいます。
落ちたとみられる男性の尻の下には作業の際に座っていたものなのでしょうか、板がありました。
男性は事故の30分ほど前には、窓を拭く姿が目撃されていました。
真下にいた、もう1人の男性は口から血を流していたといいます。
警視庁によれば、下にいたのは60代の警備員。
落ちてきた作業員にぶつかったといいます。
事故直前、作業員は約6メートルの高さにいたとみられます。
2人は病院に運ばれ、いずれも軽傷だということです。
最大の疑問は作業員が落ちた原因。
目撃者によれば、このビルには事故後もロープが垂れ下がっていました。
また、落ちた板にもロープがつながっていたといいます。
警視庁は、他の作業員から話を聞くなどし、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/737fb8ba0271fd22fd7eca91bf940272d6a37a65
6月1日20時48分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、落ちた作業員はロープに吊られた足場に乗っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前、東京・練馬区のビルで窓の清掃員が転落する事故があり、地上にいた別の清掃員が巻き込まれました。
◇◇◇
ビルの前に落ちたロープとヘルメット。
近くには、プラスチック片も見られました。
警視庁によりますと、事故は1日午前10時すぎ、東京・練馬区の目白通りに面したビルで起きました。
通報した人は…。
通報した人 「窓の清掃の方がなんらかの事故で落ちて、2人ケガして倒れていた」
「(Q音とかは?)どーんという形で」
警視庁によりますと、当時、55歳の男性作業員がロープにつられた足場に乗り、2階から3階付近の窓の清掃作業をしていたところ、何らかの原因で転落。
地上で窓の清掃作業をしていたとみられる60歳の作業員と、ぶつかったということです。
通報した人 「しゃべれない感じだった。意識はなんとかある感じだったけど、最初はなかったと思います」
屋上から、灰色のロープが地上まで下がっているのが確認できます。
ロープの先には、作業員が乗っていた足場でしょうか、細い板が確認できます。
◇◇◇
およそ6メートルの高さから転落したという作業員。
ぶつかった作業員とともに病院に搬送されましたが、いずれも軽いケガだということです。
警視庁は、ロープに何らかの異常があった可能性もあるとみて、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/06cac22c01b2b4a77963b8dcd91a63bdc38a8121
6月1日19時33分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、ゴンドラの底が抜けた可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前、東京・練馬区で起きた転落事故。
その直後をとらえた画像。
歩道の周辺に警察官が集まり、周囲は、黄色い規制線が張られている。
ビルの上から垂れ下がったロープのようなものも確認できる。
現場は、西武池袋線の練馬駅から、南に300メートルほど離れた8階建てのビル。
事故は、交通量の多い場所で起きた。
警視庁によると、ゴンドラに乗り、3階付近の窓を清掃していた男性清掃員が、6メートルほど下の歩道に転落。
この時、歩道にいた、もう1人の男性清掃員とぶつかった。
目撃した人によると、ドスンという大きな音が聞こえたという。
119番通報した女性「外に出て倒れていたので、すぐ救急車に電話をしました」、「たぶん上から落ちてこられて当たって倒れてますって。意識は、『その時はないです』って」、「こちらで倒れていた方は、ちょっと唇が腫れていらっしゃって、マスクを取った時に血が出ていました」
2人は救急搬送され、転落した清掃員は骨を折る重傷、ぶつかった清掃員は意識があり、軽傷だという。
警視庁によると、清掃員は乗っていたゴンドラの底の板が外れ、そのまま板ごと落ちた可能性があるということで、くわしい事故原因を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/817a17b8f808b754d4a1486460856c461f50dc0a
(ブログ者コメント)
これまでにも何回かあったことだが、複数のメディアが、それぞれ異なる内容で情報発信していた。
いずれが正かは不明。
タイトルは、ブログ者がこんな感じだったのでは?と思った内容でつけた
2021年5月31日15時34分にYAHOOニュース(Impress Watch)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
株式会社FRONTEOは31日、建設現場向けの危険予知ソリューション「兆(きざし)KIBIT」の提供を開始したと発表した。
三井住友建設株式会社の協力を受けて開発した危険予知システムをベースに、今回、製品化されている。
「兆KIBIT」は、建設現場における災害リスクに対し注意喚起を行う危険予知AIシステム。
兆KIBITに当日の作業内容を入力すると、事前に学習させておいた過去の災害事例から、作業内容に類似した事例を関連性の高い順にスコアリングして提示することができる。
キーワード検索とは異なり、入力した言葉と事例に含まれる言葉が完全に一致していなくても、類似した意味合いで使用されている言葉があれば、AIが「関連性高」として判断してくれるという。
これを利用すると、建設現場で朝礼時に行われる危険予知(KY)活動において、スコアの高い順にその日の事故リスクを作業員に伝達し、注意を喚起できるほか、具体的な対処法も作業員に伝達可能とした。
また、経験の少ない作業や、急な作業内容変更の場合にも、想定される事故リスクを迅速に把握でき、形式的になりがちな注意喚起を、より実質的なものへと改善していけるとのことだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7bf0bee054fe88e37f3a74002d8bee890b0a12d
2021年5月31日21時39分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後1時半ごろ、上野原市の中央自動車道にある鶴川大橋で、作業員が塗装工事を行っていたところ、誤って液体の塗料が入っていた容器を倒し、こぼれた塗料が足場の養生シートの隙間から高速道路の下を走る国道に落下しました。
塗料はクリーム色で、国道に2メートルから3メートルに渡って広がったほか、これまでに、走っていた車4台に付着したことが確認されているということです。
中日本高速道路は、塗料が付着した車の所有者などに謝罪し、塗料を落とす際の料金を支払うなどの対応をとるということです。
中日本高速道路は、「地域の人をはじめ、みなさまにご迷惑をおかけして深くおわび申し上げます。安全管理を徹底し再発防止に努めます」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20210531/1040013271.html
(ブログ者コメント)
関連情報調査結果、類似トラブルは過去にも起きていた。
『高速中央環状線高松入口付近高架下への塗料飛散について』
(2020年10月20日 首都高速道路㈱HP)
https://www.shutoko.co.jp/updates/2020/data/10/20_oshirase/
『3号渋谷線(上り) 高架橋の工事足場からの塗料落下について』
(2017年05月12日 首都高速道路㈱HP)
https://www.shutoko.co.jp/updates/h29/data/05/12_shibuya/
2021年5月31日19時39分にFNN PRIME(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日、午後0時半ごろ、兵庫県立西宮今津高校の教頭から「異臭がする。においを嗅いだ生徒が気分が悪くなった」と110番通報がありました。
警察によりますと、グラウンドで持久走をしていた生徒5人が異臭を感じ、のどの痛みやめまいなどの体調不良を訴えたということです。
5人は病院に運ばれましたが、全員軽症で、命に別条はありません。
高校の近くの埋立地では、地盤を固くするためクエン酸などの液体を地中に注入する工事が行われていて、消防が調べたところ、工事現場から硫化水素が検出されました。
硫化水素の濃度は人体に影響がない程度だということで、警察は異臭の原因を詳しく調べています。
https://www.fnn.jp/articles/-/189929
5月31日17時51分に毎日新聞からは、約60人が走り終えた後、5人が異臭を訴えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前11時ごろ、兵庫県西宮市浜甲子園4の県立西宮今津高校のグラウンドで、持久走をしていた2年生の生徒たちが異臭を感じ、のどの痛みやめまいを訴えた。
男子生徒3人と女子生徒2人が病院に搬送されたが、いずれも軽症という。
甲子園署によると、3時間目の授業中に持久走のタイムを測っていた際、約60人が走り終えた後、5人が異臭を訴えた。
プラスチックが焦げるような臭いを感じた教員もいた。
市消防局などが周辺を調べたところ、高校の南約200メートルにある地盤改良の工事現場で、掘削した地面にたまったヘドロを含む液体から硫化水素を検出した。
署が異臭との関連を調べている。
https://mainichi.jp/articles/20210531/k00/00m/040/232000c
5月31日18時8分にNHK兵庫からは、生徒たちは硫黄のような臭いがすると訴えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後0時半すぎ、西宮市浜甲子園の県立西宮今津高校で、グラウンドで持久走をしていた2年生の生徒たちが「硫黄のような臭いがしてのどの痛みやめまいがする」と訴えました。
このうち男子生徒3人と女子生徒2人のあわせて5人が病院に搬送されましたが、いずれも症状は軽く、全員がすでに帰宅したということです。
警察によりますと、高校から南に300メートルほど離れた地盤改良の工事現場から、硫化水素が検出されたということです。
人体には影響がない濃度だったということで、これまでにほかに健康被害を訴える人はいないということです。
警察は、生徒たちはこの臭いをかいで気分が悪くなったとみて、硫化水素が発生したいきさつなど、原因を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20210531/2020013652.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。