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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021430657分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

視聴者からの疑問や悩み、暮らしの中のハテナ?を調査する「HBCもんすけ調査隊」。

去年10月に伝えた、地下鉄真駒内駅の「乱横断」。
その後も多くの乱横断の現場について情報が寄せられ、調査してきました。  

「今、私のすぐ横を通り抜けていきました、そしてもう1人、車の前を通っていきます」(去年10月の調査員リポート)  

歩行者が横断歩道ではないところを渡る、いわゆる「乱横断」。
去年10月、地下鉄真駒内駅前の様子を、もんすけ調査隊で放送したところ、さらに多くの乱横断ポイントについて情報が寄せられました。  

「もみじ台地区でも、地域住民による乱横断が多い。住民が車道を当たり前のように横断しています」(50代女性)  

さっそく、現場へと向かうと…  
「私たちが乗っている車、その目の前を渡っていく人がいます」(調査員リポート)  

札幌市厚別区、もみじ台団地の目の前にあるのが「もみじ台北7丁目」バスの停留所です。  

「団地から出てきた人が、横断歩道を渡って、あちらのバス停まで行くためには、100メートル以上先にある交差点まで遠回りをしないといけません」(調査員リポート)  

この区画の南北の長さは、およそ260メートル。
そのちょうど中間にバス停があるため、横断歩道を通るためには100メートル以上先にある、南北どちらかの信号まで遠回りしなくてはいけません。

そのため…  
「手前から車が来ていますが、いま渡り切りました」「携帯を見ながら渡っていますね、これはちょっと危ないかもしれません」(調査員リポート)  

午前8時からおよそ1時間取材した結果、乱横断した人は25人いました。  

「危ないんだけど、こっちのほうが近いから」(横断した人)  
「近道したくなる気持ちはわかるけれど」(近所の人)  

そして札幌には、さらに多くの人が乱横断する場所が…  

「JR発寒中央駅の乱横断も見過ごせないと思います。いずれ事故が起きるんじゃないかと心配です」(調査員リポート)  

札幌市西区発寒のJR発寒中央駅前。  
ここは駅から出てきた人の乱横断が多いポイント。  
「左右を確認していますが、わずかに車が切れたタイミングで横断歩道のないところを渡っていきます」「横断歩道ではないところを急ぎ足で渡っていきました」(調査員リポート)  

午後5時から、およそ1時間観察したところ、63人が乱横断していました。  

「(渡ったことは)あります。車が来ていなかったら行っちゃうかもしれない」(調査員リポート)  

そもそも40メートルほど進めば横断歩道がありますが…なぜこの場所で乱横断するのでしょうか?

実は、道路を渡った先には、スーパーやドラッグストアがあり、横断歩道まで遠回りしたくない人が乱横断するようになったと考えられます。  

かつてこの場所は、駅もなく野球場があるだけでした。  

しかし、1986年に発寒中央駅が作られ、10年ほど前にスーパーやドラッグストアができました。

こうした町の変化が乱横断の現場を生むのです。  

札幌市はおととし、駅の出口前に防護チェーンを設置しましたが、乱横断は解消されていません。




もみじ台と発寒、ふたつの乱横断の現場。  

警察に確認したところ、どちらの現場も150メートル以内に信号があるなど、基準を満たさないため、信号は設置できず、バス停が近くにあるため、横断歩道の設置もできません。  

解決策はないのでしょうか?
専門家に聞きました。  

「(乱横断をなくすことはできる?) なかなか無くすということは出来ないので、そういう場所をどうコントロールしていくかが課題になっている」(北海道大学大学院工学研究院・萩原亨教授)  

一度習慣づいた歩行者の行動は変えられない…
であれば、その場所では横断する人がいるという前提で、ドライバー側が意識を変えていく必要があると話します。  

「ハードルは高いが、それをやっていかないと、ますます高齢者も増えるし、道路の使い方としてこういうところは歩行者優先をもっと定着させていくべきではと思う」(北海道大学大学院工学研究院・萩原亨教授)

https://news.yahoo.co.jp/articles/ecfb56820e096669ff69f24581914b8a73c5c18a 

 

 (2021年5月8日 修正1;追記)

202157650分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、真駒内駅前では再開発計画に伴い、車は駅前を迂回させる案が検討されているという、下記趣旨のフォロー記事がネット配信されていた。

札幌で多発する乱横断。

去年10月に取り上げた現場を再び調査すると、街づくりから解決しようとする計画が進んでいました。

・・・

信号や横断歩道をつけてほしいところですが…
警察の指針では最寄りの信号と150メートル以内の場所やバス停のそばには信号や横断歩道を新たにつくることはできません。  

解決策はないのか?

調査すると、街自体を作り変える、ある計画が進んでいるとの情報が。

乱横断が多発する地下鉄真駒内駅前、実はこのエリアで再開発の計画が進んでいます。

住民からは、駐停車する車の多さや降車スペースの少なさとともに、乱横断の歩行者が多いことが課題として上がっていました。

現在、検討中の案の中で、それらを解消する計画のひとつが…  

「歩行者動線を優先する、そういうかたちの配置の案」
(北海道大学大学院工学研究院・萩原亨教授)

計画案では、駅前を走る平岸通のうち、真駒内駅前の交差点より南側の道路をなくして、車は回り道する格好に。
その代わり、駅前には広場を作ります。
駐停車や乱横断など、地域の交通課題をまとめて無くすのが狙いです。  

「(乱横断で)渡っている方は怖いと思っていると思いますし、車のドライバーの方も歩行者がいて怖いと思っていると思う。そういう状況を解決するためには、街づくりというのが一番の処方箋だと思う」
(北海道大学大学院工学研究院・萩原亨教授)  

高度成長時代、歩行者よりも車が優先されてきた街づくり。

人口減少や高齢化が進むなか、乱横断をなくすためにも、歩行者優先の街づくりに変えていくことが大切だと語ります。  

「道路というのは別に車だけのものではなくて、歩行者の方、地域の方の大事なインフラですので、車に少しご遠慮いただいて、どこでも横断できるエリアを作っていく、そういった仕組みがこれからもっともっと増えるといいなと思います」
(北海道大学大学院工学研究院・萩原亨教授)









https://news.yahoo.co.jp/articles/133adac120ec344308e0403e4a94a38a8db77f19
 

 

 

 

 

 

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20214282135分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、タコ滑り台の写真付きでネット配信されていた。

公園にある「タコの滑り台」は、著作物として保護されるべき芸術品かどうか――。
この点が争われた著作権侵害訴訟の判決が28日、東京地裁であった。

裁判長が示した判断とは……。

原告は、タコの足がスライダーや階段状になっている滑り台を1970年代に開発したデザイン会社(東京都)。

被告の遊具製作会社(同)が、これとよく似た滑り台を許可なく都内の公園に計2台作ったことが著作権の侵害にあたるとして、約430万円の損害賠償を求めていた。

訴訟のなかで原告側は、タコの胴体を空洞にするなど工夫を凝らした点をふまえ、「不思議さ、楽しさを体感してもらうため彫刻家として創作した」と指摘。
誰でも製作できるものでなく「職人の芸術的なセンス」が不可欠だと訴えた。

被告の遊具製作会社は、安全確保のために改修されたり、色彩が大幅に変更されたりし、「一般の人は美的な鑑賞対象より遊具として評価している」と主張した。

国分隆文裁判長は、この日、滑り台の頭や足、空洞、赤い外観について「タコを連想させ、子供たちに親しみやすさを感じさせる遊具としての機能だ」と指摘。

そのうえで、「遊具の性質の域を出るものではない。美術品とは認められない」と、著作権の侵害にあたらないと判断して、原告側の訴えを退けた。

原告のデザイン会社は、タコの滑り台約200台を全国に設置している。
敗訴した同社は判決後の取材に「タコで始まり、タコで終わる人生だと思っている。判決は受け入れられない」と回答。
控訴する方針という。

https://www.asahi.com/articles/ASP4X6V2BP4XUTIL06J.html

 

(ブログ者コメント)

〇著作権法では、著作物の定義を「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」と定めている。
今回の東京地裁の判決は、この定義に沿ったものだと思われる。

〇原告の会社、こういったトラブルを避けるため、最初に製作した時点で、意匠登録しておくという発想はなかったのだろうか?(登録できなかったのかもしれないが・・・)
意匠制度の概要については、以下の特許庁HP参照。
https://www.jpo.go.jp/system/design/gaiyo/seidogaiyo/torokugaiyo/index.html  

〇類似事例として思い出した大和郡山市の金魚電話ボックスは、一審判決をくつがえし、高裁で著作物と認められている。

2021114185分 毎日新聞;写真付き

奈良県大和郡山市で商店街が設置したオブジェ「金魚電話ボックス」を巡り、現代美術作家が著作権を侵害されたとして、330万円の賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は14日、請求を棄却した1審判決を変更し、商店街側に55万円の賠償とオブジェの廃棄を命じた。

山田陽三裁判長は、作家の作品を無断で複製したとして著作権侵害を認め、作家の逆転勝訴を言い渡した。

作家は福島県いわき市在住の山本さん(64)。
電話ボックスの水槽で金魚が泳ぎ、水に浮かぶ受話器から気泡が出る作品「メッセージ」を2000年までに発表した。

金魚の産地として知られる大和郡山市の商店街は14年、これと似たオブジェを街頭に設置したが、山本さんから抗議を受けて18年に撤去した。

197月の奈良地裁判決は、電話ボックスで金魚が泳ぐという作品の発想は著作権法で保護される「表現」とは言えないとして、著作権侵害を否定した。

高裁判決は、気泡が出る受話器について「非日常的な情景で鑑賞者に強い印象を与える」と指摘。
作品全体としても「山本さんの個性が発揮されている」として、著作権法の保護対象になると判断した。

判決後、大阪市内で記者会見した山本さんは「作品をまねされて不快な思いをしていた作家は他にも多数いるはずで、一つの指標になる判決だ」と評価した。

商店街側は今後、対応を検討するという。

https://mainichi.jp/articles/20210114/k00/00m/040/113000c

 

(2021年8月28日 修正1 ;追記)

金魚案件に関し、2021827180分にNHK奈良からは、最高裁で2審の判決が確定したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

商店街側が上告していましたが、最高裁判所第2小法廷の草野耕一 裁判長は、27日までに退ける決定をし、山本さんの訴えを認めた2審の判決が確定しました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20210827/2050008225.html 

 

  

 

 

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2021427日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がイメージ図付きでネット配信されていた。

3年前の秋、東京都内のある私立中学で、2年の男子生徒が3階の窓から転落する事故が起きた。

男子生徒は半年間の闘病の末に死亡。
14歳だった。

文部科学省の指針に基づく「詳細調査」に相当する調査が実施されたが、国には提出されず、教訓として共有されていなかった。

学校側が作成した事故報告書によると、現場となったのは校舎3階。
窓枠から室内にせり出したスペース(奥行き16センチ、床からの高さ72・5センチ)があった。

男子生徒は、この部分に上がって歩いていて、中腰になった際、バランスを崩して窓から転落。
約7・2メートル下の1階中庭テラス(コンクリートのタイル製)に落ち、意識不明の重体で都内の病院に運ばれた。

当時、窓は全開だったが、遮光カーテンが引かれ、室内からは窓の状況が分からない状態だった。

転落防止の観点から、窓には16センチしか開かないようにするためのストッパーが設置されていたが、壊されて機能していなかった。

男子生徒は頭を強く打ち、頭蓋骨(ずがいこつ)を外して脳にメスを入れる手術を繰り返した。
意識は戻らない。
髄膜炎や水頭症も発症。
それでも、医師と看護師による懸命の治療で命をつないだ。

事故から約1週間が過ぎ、父のスマートフォンに当時の校長から電話が入った。
「(事故は)防げたかどうか分からない」。

無責任な態度に言葉を失い、両親は学校側の面会の申し出を一切断った。

事故は本当に、防げないものだったのだろうか――。
両親は息子の死後、その問いと向き合い続けた。

学校は事故直後から経緯を調査。
事故から3カ月後、詳細な調査内容をまとめ、両親に示した。

その報告書によると、この学校では10年にも窓から生徒が転落する事故があり、生徒が骨折した。

この際は旧校舎で、この事故をきっかけに、現校舎には、窓が全開にならないようストッパーを取り付けていた。

だが、生徒のいたずらでストッパーが解除される事案が相次ぎ、事故前から教諭たちも問題視していた。

男子生徒の事故が起きる5カ月前の18年5月下旬、他の窓のストッパーが解除されているのを、男子生徒の担任教諭が発見。

この教諭が生徒たちに対し、過去の事故に触れ、「厳しく注意を行った」という。

その後、点検を重ね、男子生徒の事故直前の10月上旬にも、全担任教諭が全教室の窓について、ストッパーが正常か目視で点検していた。

さらに毎日の教室清掃時にも、担任教諭が窓の開閉と目視によってストッパーが利くかを確認してきたという。

ただ、調査の結果、現場となった窓のストッパーが壊されているかどうかは、一見しただけでは分からない状態だった。

一方で、生徒たちへのヒアリングで、ストッパーが壊されていたり、ストッパーが利かずに窓が全開になったりすることを認識している生徒がいたことが分かった。

つまり、学校側が行っていた点検は、十分に機能していなかった可能性が高い。

こうした経緯がありながら、初めて両親に示された報告書では、事故の発生との因果関係には触れず、「ストッパーの解除が発見された際に注意を行ったが、何が起こるか分からない万一の事態に対し、予見と検討が至らなかった点につき深く反省する」と記すにとどまった。

学校側の責任を避けるような言及に、両親は「このままでは終われない」と感じた。

報告書が出た後も、両親は学校に対し、粘り強く事故原因の分析を再考するよう要求。
その結果、事故から9カ月後の報告書では、事故原因は「ストッパーが壊れている状態」にあり、「その危険性が浸透していなかった」「中学生目線でリスク管理をすべきだったのかもしれない」と記された。

「防げたかどうか分からない」という事故直後の当時の校長の発言についても、文書上で「非常に残酷で無責任な言葉」だったと謝罪した。

報告書の取り扱いにも問題があった。

文科省が16年に「詳細報告書」を蓄積する指針を出したにもかかわらず、提出されていなかったのだ。

指針では、詳細調査は私立校の場合、「必要に応じて都道府県等担当課が支援・助言を行う」と定めている。

学校側弁護士は「調査結果を提出するか否かは都の助言を踏まえるもので、都にイニシアチブがある」と述べ、教頭は都から「調査を報告する必要はないと聞いた」と説明する。

取材に対し、都は個別の事案について詳細を明らかにしていない。

そもそも、国は指針で、詳細調査の実施を「望ましいもの」とするにとどめ、提出も義務とはしていない。

こうした中途半端な検証体制について、男子生徒の母は「ヒヤリハット(重大事故につながる可能性がある小さな事故)の積み重ねが、命を失う事故になる。二度と同じような事故が起きないよう、調査結果の共有を義務づけてほしい」と求める。

https://mainichi.jp/articles/20210427/ddm/003/040/085000c 

 

 

 

 

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2021427日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

福岡東労働基準監督署は、クレーンで吊り上げた台に労働者を搭乗させたとして、金属製品製造業のY工業㈱(熊本県八代市)と同社現場代理人を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで福岡地検に書類送検した。

労働者が高さ10メートルから墜落し、骨盤と左かかとを骨折している。

災害は令和2年8月1日、福岡市内の工場増設工事現場で発生した。

労働者は高さ10メートル地点の工場内にミキサーを搬入するため、移動式クレーンに吊り上げた台に乗り込んだ。

台が建物にかかった反動で傾き、ミキサーごと落下している。

同労基署によると、違反の理由として「ミキサーを建物内に運び込むためには人力が必要だった。経済的理由から足場を組むのを怠ってしまった」と話しているという。

https://www.rodo.co.jp/column/104196/ 

 

 

 

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202142885分にNHK四国から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日午後5時40分ごろ、今治市大西町の造船会社で、建造中の貨物船の通路の塗装作業をしていた今治市に住む中国人技能実習生、楊さん(40)が船底で倒れているのを同僚の男性が見つけて、会社を通じて消防に通報しました。

楊さんは頭などを強く打っていて、その後、死亡が確認されました。

警察によりますと、楊さんが倒れていた場所の15メートル以上、上には、通路からはしごを使って下に降りるための通用口があります。

楊さんは通路の塗装作業を1人で行っていたということで、警察では、作業体制など当時の状況について造船会社から話を聞くなどして死亡した原因などを調べています。

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20210428/8000009468.html

 

(2021年8月14日 修正1 ;追記)

20218131741分に産経新聞からは、通路の開口部から転落したと受け取れる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

今治労働基準監督署(愛媛県今治市)は13日、建造中の船舶で、転落の恐れがある区域に立ち入りを禁止する措置を講じなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いで今治市の塗装会社「I塗装有限会社」と同社代表取締役(41)を書類送検した。

塗装作業の中国人技能実習生=当時(40)=が約10~15メートル下の貨物スペースに転落し、死亡した。

書類送検容疑は4月27日、今治市大西町新町の造船所内で通路床面の開口部に転落の危険があったのに立ち入りを禁止していなかった疑い。

https://www.sankei.com/article/20210813-GYMGXFXXTJMJRPDUJB57FBYKLY/

 

 

 

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2021429日付で毎日新聞東京版から下記趣旨の記事が、イメージ図付きでネット配信されていた。

27日午後3時ごろ、宮城県白石市の市立白石第一小学校で、校庭に設置されていた防球ネットの支柱が折れ、同小6年の松野さん(11)=白石市長町=ら男子児童2人を直撃した。

松野さんは病院に運ばれたが、頭などを強く打ち、死亡が確認された。
一緒にいた別の児童も、あごの骨を折る大けがをした。

県警白石署などによると、建物などにボールが当たるのを防ぐネットを支える柱2本のうち1本が根元から折れ、児童が下敷きになった。

支柱は木製で重さ約40キロ、直径約17センチ、高さ約6メートル。

事故があったのは放課後で、男子児童6~7人が防球ネットに寄りかかったり、引っ張ったりして遊んでいた。

当時、校庭に教職員はおらず、児童が支柱をどけた後、職員室にいた教諭を通じて救急車を呼んだ。

松野さんの死因は、外傷性くも膜下出血だった。

市教育委員会によると、防球ネットがいつから校庭にあり、誰が設置したかなどは不明。

生涯スポーツや少年野球の練習などで使われていたという。

市教委は年に1度、業者に依頼して市内の学校に設置された遊具の安全点検をしているが、事故が起きた支柱は点検の対象外だった。

教職員が月に1度目視などで点検し、今月12日に確認したときは異常がなかったという。

白石署が詳しい事故の経緯を調べている。

28日に記者会見した市教委の半沢教育長は、「安心安全であるべき学校で、あってはならない事故が起きた。児童への指導が足りなかったと言わざるをえない」と謝罪した。

https://mainichi.jp/articles/20210429/ddm/041/040/041000c 

 

4281844分にNHK東北からは、子供たちが引っ張った方向に柱が倒れたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

市教委は「子どもたちが引っ張った方向に柱が倒れたと推察される」としています。

白石市の小学校で起きた事故を受けて、県教育委員会は、県立学校と県内のすべての市町村の教育委員会に対して、学校の校庭にあるポールや柱を含む施設や設備について、安全かどうか点検するよう求める通知を出しました。

また、仙台市教育委員会も、学校の敷地内にあるネットを支える柱が安全かどうかを点検するよう、市立のすべての小中学校などに通知を出しました。

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20210428/6000014592.html

 

428204分に朝日新聞からは、遊具は業者に依頼して点検していたが、この柱は教職員が目視や触って点検していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

折れた支柱は留め具などで固定はされていなかった。

このネットの設置記録は学校に残っていないという。

市教委は、学校の遊具に対しては年1回の点検を業者に依頼しているものの、このネットは対象外だった。

学校の教員が毎月1回、目視したり触ったりして点検していたが、今月12日の点検時に異常は確認できなかったという。

https://www.asahi.com/articles/ASP4X3T3BP4XUTIL00C.html

 

4281949分にYAHOOニュース(仙台放送)からは、柱は遊具と違うので、そこに落とし穴があったのかもしれないと教育長が述べたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

白石市教育委員会 半沢教育長
「遊具は基本的には、ものを使って遊ぶためにあるので目が届くが、防球ネットはブランコや滑り台のように、それを使って遊ぶことが目的ではないことから落とし穴があったかもしれない」

https://news.yahoo.co.jp/articles/d6ea512d41316469a56986ca4889249b64596657 

 

4291933分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、ネットは3132年前に設置されたものだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

学校の卒業生によりますと、このネットは1989年に設置されたとみられることが取材で分かりました。  

「31年か32年ぐらい前、私が小学6年生の時。平成元年くらいの時にできたと思う。当時は白いネットで登ってはいけないという注意を(学校から)受けた記憶がある」(小学校の卒業生)  

左は1989年5月に行われた運動会の写真です。
この時は、まだネットはありません。
一方の右側、同じ年の9月に撮影された修学旅行の出発式の写真ではネットが確認できます。  
「サッカーゴールに見立ててシュートを打ったり、(当時)そのような遊び方をした」(小学校の卒業生)



https://news.yahoo.co.jp/articles/e3f1971f4a266cfbf3b7e429e6fce3848b2fd0dd

 

430620分にYAHOOニュース(河北新報)からは、工事用のネットだったかもと推測する卒業生もいるという下記趣旨の記事が、割と鮮明な工事時の写真付きでネット配信されていた。

倒れた防球ネットの支柱は32年前の1989年に設置された可能性があることが29日、分かった。

89年設置の根拠は当時の卒業アルバム。
5月の運動会の写真には支柱が写っていないが、9月の修学旅行の出発式と見られる写真には工事の足場を組んだ体育館の手前に木製支柱が少なくとも2本写っている。

当時のネットは現在の防球ネットとは色や目の大きさが異なる。  

卒業生の男性は「何のために設置したかを知らされた記憶はないが、新しいネットだった。最初はスポーツ用でなく、工事の資材や車両を守るように設置されたのでないか」と推測する。  

半沢市教育長は時期特定の意義を「木製の物が(経年変化で)どうなるのか、時期を調べることが学校防災に役立つ」と説明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/79e2d5861bb81cb037c67457811b1bab63e322af 

 

(ブログ者コメント)

〇何らかの目的で設置したものは、その目的を終えた後は遅滞なく撤去すべき・・・そういった教訓事例のようにも感じた。

〇この事例の横展開対応として、名古屋市では注意喚起文書が配布されたという記事もネット配信されていた。

国や県などからの指示を待つことなく、他市の事例を横展開対応しているところもあるということで紹介する。

428215分 NHK東海)

27日、宮城県白石市の小学校で、校庭のネットを支える長さ6メートルの木製の柱が折れて男子児童2人にぶつかり、このうち1人が死亡しました。

この事故を受けて、名古屋市教育委員会は28日夕方、名古屋市立の小中学校や高校などに注意喚起の文書を送りました。

文書では、それぞれの校内に宮城の学校と同じような木製の柱がないかを確認することや、木製の柱や樹木などの腐食が進んでいないかなどを日常的に点検するよう求めています。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20210428/3000016440.html

 

(2021年5月26日 修正1 ;追記)

20215251327分に産経新聞からは、事故を受け文科省は倒壊落下恐れのある学校設備を総点検するよう具体例を挙げて全国の教委に通知したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

文部科学省は25日、宮城県白石市立小で防球ネットの木製支柱が折れて小6男児が死亡した事故を受け、倒壊や落下の恐れがある学校設備を総点検するよう全国の教育委員会に通知した。

教職員の目視で安全性が判断できない場合は専門業者に依頼するようにも明記した。

通知では、防球ネット以外の点検対象を具体的に例示。

児童生徒が触ったりぶら下がったりする可能性がある設備として、国旗掲揚のポールやバスケットゴール、フジ棚などを挙げた。

校舎内のスピーカーや天井からつり下げているテレビは落下の恐れがあるため、接合部分に腐食がないか確認するよう求めた。 

https://www.sankei.com/affairs/news/210525/afr2105250007-n1.html

 

(2021年10月15日 修正2 ;追記)

202110141829分にNHK東北からは、専門的な知識を持った人材の活用などを提言した報告書が答申されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

白石市は、再発防止策などを検討する調査委員会を設置し、建築士や大学院の教授など5人の委員が議論を重ねた結果、14日、報告書を市に答申しました。

それによりますと、支柱が折れた防球ネットは、平成元年7月に設けられたことは分かったものの、誰が設置したかは不明で、学校や地域の危険性に対する意識も低く、安全管理が不十分だったとしています。

さらに、設置の目的や経緯が記録されず、木の腐食への認識が欠けていたため、教育委員会による指導も不十分で、学校の教職員による目視程度の点検になっていたと指摘しました。

その上で、提言として、構造や材質の劣化など専門的な知識を持った人材を活用し、行政の支援の在り方も含めて、点検方法を改善することや、施設の設置目的や用途を明確にし、耐用年数を踏まえながら管理することなどを求めています。

答申を受け、白石市教育委員会は、今月中に具体的な対策を決めたいとしています。

調査委員会の委員長を務めた宮城教育大学教職大学院の本図愛実教授は、「今回示した再発防止策を講じていれば、十分防げた事故だと判断した。真摯に反省をし、安全で安心な教育環境を子どもたちに提供してほしい」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20211014/6000016618.html

 

101560分にYAHOOニュース(河北新報)からは、報告書では不十分だった安全管理として4つの要因を列挙したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

有識者でつくる事故調査委員会は14日、「事故原因は学校などの不十分な安全管理」とする報告書を市教委に答申した。

調査委は、不十分な安全管理について「支柱設置の目的や経緯の記録がなく、劣化への認識が欠如していた」などと、四つの要因を列挙。

そのうち、防球ネットがサッカーゴールとして利用され、児童が日常的に支柱やネットに寄り掛かっていたことに関しては「等閑視(とうかんし)されてきた」と指摘した。

再発防止策では、
「多元的な視点による点検と改善」
「(設置物の)用途の明確化と登録」
「(点検内容や項目の)重点化」
を提言した。

具体的には、施設老朽化や自然災害の大規模化を念頭に、「前年度踏襲の安全点検計画や方法のままでよいはずがない」と、日常的な改善の必要性を強調した。

宮城教育大教職大学院教授の本図愛実委員長は、「支柱は風景と化して倒れないものと思われていた。30年間、登録や引き継ぎがされなかったのが問題」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5f23aadef1258dab21a7ac0932714f65bde059e7 

 

10141923分にYAHOOニュース(東北放送)からは、ネットの支柱はもともとNTTから贈られた電柱だったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

報告書によると、防球ネットは、1989年7月4日、NTT大河原電報電話局から贈られた電柱を学外のスポーツ団体が設置したものとみられます。

また、事故原因については、「支柱の設置時期や経緯が記録されておらず、支柱に多数の亀裂がありながら劣化という認識が欠如していた。」、「学校で月に一度、点検がされていたが目視で確認する程度だった」などとし、学校などの不十分な安全管理が事故を招いたと結論付けました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6d92d4eebf4ec3981b66c1cd0148be70063f56db 

 

10141818分にYAHOOニュース(東北放送)からは、ネットの設置者は不明、報告書では設備の登録制度を作ることも提言されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

答申書では、防球ネットは1989年に設置されたとしたものの、設置者は不明としました。

そして、ネット設置の記録がなく、正確な設置時期や耐用年数が把握されていなかったことや、学校が行っていた安全点検が不十分だったことなどが事故の要因と指摘しました。

そのうえで再発防止策として、設備の登録制度を作り、耐用年数や使用方法などを明確化することや、教職員だけでなく、専門家なども入れ、点検を行うことなどを示しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/135563b48f6dbe885cef65509a02debe238515eb

 

(2022年2月18日 修正3 ;追記)

2022211181分にYAHOOニュース(FNN PRIME:仙台放送)からは、校長と主幹教諭が書類送検された、校長らは古い木柱だとは思っていたが危険性は認識していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(前回紹介した内容より詳しい新報道があったので、前記事を差し替えた)

警察は、この事故について202223日、小学校の男性校長(60歳)と校舎の安全管理や点検方法を指導する立場の男性の主幹教諭(57歳)の2人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。

警察によると、校長と主幹教諭は事故を防ぐ注意義務があったにも関わらず、必要な点検や、防球ネット付近で遊ぶことを禁止するといった児童への指導を怠り、放置したことで2人を死傷させた疑いがもたれている。

警察によると、2人は「古い木柱だとは思っていたが、倒壊という具体的な危険性は認識しておらず、具体的な点検方法などを指示していなかった」という趣旨の話をしているという。

亡くなった松野さんが眠る白石市内のお墓。
事故の発生から9カ月となった127日。
月命日に墓前で手を合わせる男性校長の姿があった。

男性校長:
「毎月、お墓には職員が学年ごとに、自宅には教育委員会と学校が伺っている

記者:
毎月どんな思いで

男性校長:
「『再発防止に努めて学校もやっています』と松野君にお話ししている。二度と同じようなことを起こさないと、学校職員、精一杯やっているところ」

遺族は仙台放送の取材に、 「校長と主幹教諭に一定の責任はあると思うが、それよりも長年見過ごされてきたことに問題がある。二度とこのようなことが起きないようにすることが一番大切」 とコメントしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/881dae7ef7c2a44a1a4456a6022844726baf79ab 

 

2141945分にYAHOOニュース(東北放送)からは、台帳を使った点検が教職員によって行われたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を受け、再発防止のため点検項目などを記した台帳を使って、市内の小学校で遊具などの安全点検が行われました。  

14日は、宮城県白石市の白川小学校で教職員8人が手分けして校庭の遊具や校舎内の備品などに危険がないか確認しました。

点検では、市教委が各学校に整備を進めている学校施設や設備を一覧化した台帳を初めて活用し、複数の職員が設備を確認して、記録をつけました。









https://news.yahoo.co.jp/articles/bd7acd713caa3bcbc2c5f2788a5724acafa82569 

 

2141916分にYAHOOニュース(ミヤギテレビ)からは、市は来年度から学校安全委員会を設置するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

白石市の山田裕一市長は14日の定例会見で、来年度から学校の危険箇所を見直す学校安全委員会の設置や専門家による施設の点検などを強化することを明らかにした。

白石市は去年11月に再発防止策をまとめ、学校設備の設置時期や使用頻度などを台帳をもとに電子化し、学校と白石市が老朽化をダブルチェックしている。



https://news.yahoo.co.jp/articles/df5664797ac9bd73612cc9de2329b5a41764c544

 

 

 

 

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2021428746分にYAHOOニュース(沖縄タイムス)から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

27日午前1015分ごろ、沖縄県本部町山川の本部港渡久地地区の山川漁港で、出航しようとしたプレジャーボートが何らかの原因で爆発し炎上した。

乗っていた5080代の男女5人が、やけどや骨折などの重傷を負ったが、命に別条はない。

■爆発したのは…  

名護海上保安署などによると、観光のため来県していた静岡県の60代の男性船長と、知人の男女4人が乗ったボートが沖に出ようと約10メートル航行したところ、何らかの原因で船体後方部分の燃料庫付近が爆発したという。

船長の男性がドクターヘリで本島南部の病院へ、他の4人が本島北部の病院へ救急搬送された。  

爆発したのはプレジャーボート「クマサン007」(最大搭載人員15人、3トン、長さ738メートル)。

衝撃で70代の男性2人が海上に飛ばされ、残された船長含む3人は、さらなる爆発を避けるため、船長の判断で海へ飛び込んだという。

5人はライフジャケットを着用していた。  

同署は、付近にたばこや花火など燃焼物がないことから、電気系統のトラブルを視野に原因を詳しく調べている。

マリン事業者の有志らが同日夕、クレーンを使って沈没したボートを引き上げ、撤去した。  

運輸安全委員会は同日、船舶事故調査官3人を沖縄に派遣することを決めた。
28
日以降に現地調査する方針。  

■目撃者の証言は…  

「ドーン」。
本部町の山川漁港に、打ち上げ花火のような大きな爆発音が響いた。

釣りを楽しもうと同港を訪れていた比嘉さん(21)と崎原さん(21=いずれも西原町=がすさまじい爆発音に振り返ると、海上の船体から炎と黒煙が立ち上っていた。  

船の周囲には投げ出された乗員らが浮かんでおり、2人は近くにいた数人と救助に急いだ。

救助された乗員らはそれぞれ手や足、腰に痛みを訴え、船長の男性はやけどを負い、足の広範囲が赤く腫れていた。  

消防車やドクターヘリ、警察車両などが駆け付け、辺りは一時騒然となった。

崎原さんは「原因が気になるが、全員の命に別条がなくてほっとした」と安心した様子だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d21f444c7fd45cedfa0f79cf7ccc0ea26c78b137

 

427200分にYAHOOニュース(沖縄テレビ)からは、岸壁から離れエンジンをかけたところ爆発したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

仲宗根記者
「本部町山川の港です。爆発したボートはこの船着き場からおよそ50メートルほど離れたところにあって、海面から船の底のみが見えている状態です」

27日午前10時過ぎ、本部町山川の港で「小型船が爆発した」と消防に通報がありました。

プレジャーボートには男女5人が乗っていて、やけどや骨折の疑いで全員病院に運ばれ、命に別条はないということです。

警察によりますと船の関係者は、「プレジャーボートが岸壁から離れてエンジンをかけたところ突然爆発した」などと話しているということです。

海上保安庁は今夜の満潮にあわせて船を引き揚げ、爆発の原因などを調べることにしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/becc11e52c8f08ca0e74a13a5fb9a5da5be43a01?source=rss

 

4281044分にYAHOOニュース(琉球新報)からは、ガソリンが漏れていた可能性も考えられるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5人は骨折や、やけどなどのけがを負い、うち4人は重傷。
全員意識があり、生命に別条はないという。

火災発生時に港にいた崎原さんは、「(出港前に船を)港から海に下ろした人は『エンジンをかけた時に爆発した。ガソリンが漏れていたのではないか』と言っていた」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/143e4a4b09c5263c96b7d002470a6409b8aacd45

 

(2023年4月28日 修正1 ;追記)

20234271046分に産経新聞からは、前年に工事した燃料ホースの接続部分が固定不良で緩んだらしい、船長は事故前の点検で燃料タンク区画を確認していなかったなどとする調査報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

令和3年4月、プレジャーボートが爆発して5人が骨折ややけどの重傷を負った事故で、運輸安全委員会は27日、船底の区画に燃料のガソリンと可燃性ガスが漏れていたのに船長が気付かなかったと推定する調査報告書を公表した。

報告書によると、ボートは2年に燃料ホースを延伸する工事をしていた。

ホースを固定する支えがなく、航行中の振動などで接続部分が緩み、隙間ができた可能性がある。

一方で焼損が激しく、詳細は明らかにできなかった。

船長は事故前の点検で燃料タンクのある区画を確認していなかった。

https://www.sankei.com/article/20230427-47IAQWOVMRI25EQMBQUHANKAU4/ 

 

427123分にYAHOOニュース(沖縄タイムス)からは、ホースとタンクを接続するクランプが緩んでいたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

船長が出航前に船首側の点検口を確認しておらず、ガス漏れに気付かなかったとみられる。

前方の船底区画にある耐油ホースと燃料油タンク接続部の「ホースクランプ」(接続部の固定に使うパーツ)が緩み、そこから漏れ出たと推定されるが、焼損の激しさから明らかにできなかった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/71ba0711c0580832a5b183c472acbd96fba03c11 

 

4271029分にNHK沖縄からは、ボートを陸から海に降ろす際に船体が傾き、船底に漏れていた可燃性ガスが広がったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

国の運輸安全委員会が27日、調査報告書を公表しました。

それによりますと、当時、燃料タンクとつながるホースの接続部分が緩み、船底に燃料や可燃性ガスが漏れ出ていた可能性があるとしています。

その上で、陸上からボートを海に降ろす際、船体が傾いた影響で可燃性ガスが広がり、バッテリー付近で発生した火花が引火して爆発が起きた可能性が考えられると指摘しています。

一方、ホースの接続部分が緩んだことについては、焼損が著しく、詳細を明らかにすることができなかったということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20230427/5090022934.htm 

 

 

  

 

 

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2021427638分にNHK香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

26日午後11時30分ごろ、香川県綾川町にあるプラスチック加工会社・「R産業」の工場から、「従業員がプラスチック粉砕機の中に入っている」と、警察に通報がありました。

警察によりますと、人が粉砕機に巻き込まれて死亡し、巻き込まれたのは勤務中の従業員2人のうちの1人の男性従業員と見られるということです。

プラスチック粉砕機は、高さ2メートル、幅1メートルの大きさで、男性従業員は、プラスチックを粉砕機に流すベルトコンベアなどを清掃していたところ、動いていた粉砕機に何らかの原因で落ちた可能性があるということです。

警察は身元の特定を進めるとともに、もう1人の従業員から話を聞くなどして事故の原因を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20210427/8030009878.html

 

(ブログ者コメント)

〇以下はネットで探した写真。
産廃収集運搬リサイクル会社の模様。

〇住所&業態から考えると、過去に同様の死亡事故を起こしている会社かもしれない。

2016107日掲載
2016929日 香川県綾川町のプラスチック加工工場でプラス
 チック
粉砕機を掃除中、粉砕機に巻き込まれて死亡』https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6352/ 

 

 

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202142777分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

26日午後10時ごろ、日高市にある「太平洋セメント埼玉工場」で「爆発音がした」とか「近くで車が燃えている」と警察や消防に通報が相次ぎました。

警察によりますと、工場にある自家発電用のボイラーが爆発したということで、直後に隣接するパチンコ店の駐車場に止まっていた車1台と、近くの林が燃える火災が起きましたが、およそ1時間半後に消し止められました。

周辺にはコンクリートの破片のようなものが散乱し、車およそ20台のガラスが割れるなどの被害も出たということです。
けが人はいませんでした。

太平洋セメントの担当者によりますと、工場では石炭などを利用して自家発電を行っていたということで、警察は爆発によって熱源が飛散し周辺で火災が起きたとみて、被害の状況や爆発の原因を詳しく調べることにしています。





https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20210427/1100011364.html

 

4271923分にNHK首都圏からは、爆発直前に異変はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

太平洋セメントによりますと、当時従業員10人あまりがいたということですが、これまでの警察の調べで、周辺の住民なども含めてけが人はいないということです。

工場によりますと、自家発電装置は木くずを加工したチップと石炭をボイラーで燃やして水を温め、水蒸気でタービンを回して発電するしくみで、平成8年に稼働し年に2回修繕が行われていたということです。

当時、作業員が別の建物で遠隔で管理していたほか、定期的にパトロールを行っていましたが、爆発の直前にボイラーに異変はなかったということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20210427/1100011370.html 

 

 

 

 

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2021428131分にYAHOOニュース(朝鮮日報 日本語版)から下記趣旨の記事が、イメージ図付きでネット配信されていた。

忠清南道唐津市内の海水浴場のテントで、一酸化炭素中毒死したものと見られる夫婦の遺体が発見された。

忠清南道警察庁と消防当局によると、26日午後140分ごろ、唐津市石門面の海水浴場近くのテントで、Aさん(61)夫妻が死亡しているのが発見された。

警察は「23日にキャンプに出発した両親が帰ってこない」というAさんの子どもの通報を受け、携帯電話の位置追跡によって2人を発見した。  

警察と119救急隊が現場に到着した時、Aさん夫婦のテントでは、ブタンガスで水を加熱する方式の温水マットのスイッチが入っている状態だったという。

テントは外側のテントと内側のテントの二重になっていたが、外側と内側のテントの間の空間に、ブタンガスボンベにつながったボイラー装置があった。

警察関係者は「テントは出入口などがすべて閉まっていて、事実上密閉された状態だった」と話す。

テントの中では夫婦が飼っていたペットの犬1匹も死んでいた。  

警察と消防当局は、Aさん夫婦がブタンガスの燃焼で発生した一酸化炭素により中毒になり、窒息したものと見ている。

燃料が不完全燃焼する際に発生する一酸化炭素は、色やにおいがない「沈黙の殺人ガス」と呼ばれている。

牧園大学消防安全学部のチェ・ジン教授は「体内の一酸化炭素濃度が高くなると、血液の酸素運搬機能が下がり、呼吸困難を引き起こして、ひどい場合には窒息死につながる」と説明した。  

専門家らは「燃料を燃やして暖房する方式の装置は、窒息事故が常に発生する可能性がある。睡眠中は換気に十分注意しなければならない」と話す。

特に、車内で宿泊したり、テントの中で使用したりする場合は、必ず換気口を設けなければならないとのことだ。

警察関係者は「他殺が疑われる点はないものと思われるが、複数の可能性を閉ざさずに捜査しているところだ」と語った。

警察は、Aさん夫婦の詳しい死因を確認するため、国立科学捜査研究院に解剖を依頼した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/36712058e0a33450fa241ccd3fabab0c2a74b3d4

 

(ブログ者コメント)

わが国でもワカサギ釣りなどのテントの中で暖をとっていてCO中毒になった事例がしばしば起きており、気になった事例は本ブログにも掲載している

 

 

 

 

 

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20214261713分にYAHOOニュース(中京テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

26日午前9時半ごろ、名古屋市千種区の貸衣装店でエレベーターの修理作業中にエレベーターが落下し、1階部分で部品交換の作業をしていたベトナム国籍で愛知県稲沢市の会社員、ファンさん(30)が下敷きになりました。

警察と消防によりますと、ファンさんは約15分後に救出され病院に搬送されましたが、頭などを打っていて意識不明の重体です。  

当時、4人で作業を行っていたということで、警察が事故の原因を調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/66ab382a1c2a18213f2e294941b44902ae8635f8 

 

4261653分に読売新聞からは、荷物運搬用のエレベーターだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

26日午前9時25分頃、名古屋市千種区今池の5階建てビルで、「作業員がエレベーターの下敷きになっている」と119番があった。

消防が荷物運搬用エレベーターの下から30歳くらいの男性作業員を救助したが、男性は意識不明の重体。

愛知県警千種署によると、男性は1階で部品の交換作業中だった。

約1メートル50センチ四方のエレベーターが何らかの原因で上層階から落下したとみられ、同署が原因を調べている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210426-OYT1T50163/

 

 

 

 

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202142570分に朝日新聞から、『「まさか」に備える住まい 激震に耐えるポイントは?』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

日本列島は大きな地震に繰り返し見舞われてきた。
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人が亡くなった5年前の熊本地震では、激しい揺れで家屋が倒壊し、たくさんの人が下敷きになった。
命を守り、災害後も暮らし続けることができる住まいにするためには、どのようなことに気をつければいいのだろう。

住宅の耐震性は、どう判断すればいいのか。
目安となるのが、建てられた年代だ。

建築基準法の耐震基準は、大地震を経て改訂されてきた。

震度6程度の大地震で倒壊しないことが明確に定められたのが、19815月。
これ以前の基準を「旧耐震」、以降を「新耐震」と呼ぶ。

6434人が亡くなった95年の阪神大震災では、倒壊した建物のほとんどが旧耐震だった。

ただ、新耐震の基準を満たしていても、壁の配置が偏るなどしていると、被害が出た。

そこで20006月の改正で、壁の配置のバランスや、金物を使った接合部の固定も求められるようになった。

16年の熊本地震では、建てられた年代によって、被害に違いが出た。

激震に見舞われた益城町で木造の建物を調べた国土交通省の報告書によると、旧耐震の建物は、28%が倒壊していた。

一方、新耐震で倒壊したのは、005月までに建てられたもので9%006月以降に建てられたもので2%だった。

旧耐震の建物は耐震診断を受け、耐震性が不足していれば耐震改修が必要だ。

京都大生存圏研究所の五十田(いそだ)博教授は、「新耐震でも、005月以前に建てられた住宅は、まず所有者が安全性をチェックして」と話す。

天井裏の接合部の金物、壁のひび、屋根の割れなどを調べて確認する方法が日本建築防災協会の「新耐震木造住宅検証法」にまとめられている。
協会のウェブサイトに一般向けの情報もある。
倒壊の恐れがあるなら専門家に相談することが大切だ。

建物の構造だけでなく、建材の劣化も耐震性を左右する。
高温多湿の日本では木材が傷みやすく、「水が入らないようにして、風通しをよくすることに注意する」と五十田さん。
換気口は塞がない。
水が染み込む外壁のひびや屋根瓦の割れは早めに補修することが重要だ。

耐震性に問題があれば、改修も一手だ。

バリアフリー化を進める工事や断熱性を高めるリフォームの際に、壁に筋かいを入れたり、接合部を補強したりといった工事をすれば費用を抑えられる。

ただ、耐震基準はあくまで大地震でも建物が倒壊しないという最低限の基準だ。

命は守れても、地震後も住み続けることまでは想定されていない。

被害をより小さくするために考えられたのが、住宅品質確保促進法に基づく新築住宅の「耐震等級」だ。

00年の基準に相当する耐震性が「等級1」、その125倍を「等級2」、15倍は「等級3」と定める。

耐震等級が上がれば、地震保険料が割り引かれるといったメリットがある。

壁を増やさなくても壁を強くする工事で、耐震性を2倍にすることも可能だ。

五十田さんは、「耐震補強をしていれば、激震地でも命は助かる。耐震性を2倍にしていたら、自宅にそのまま住み続けられる」と話す。

新型コロナウイルス感染症の流行で、人が集まる避難所を避け、安全な場合は自宅にとどまる「在宅避難」が注目されている。

住宅の耐震性を高めるほかにも、家具の固定や備蓄が重要だ。

 

【揺れの周期と建物被害】

地震ではガタガタという小刻みな揺れや、ユラユラとした大きな揺れなど、さまざまな揺れが起きる。

揺れが1往復する時間を「周期」と呼び、その長さによって被害を受けやすい建物が変わってくる。

・・・・・

 

【全国に活断層】

日本列島では、どこでも大きな地震への備えが必要になる。

プレートが沈み込む海溝付近では、巨大地震が繰り返されている。

内陸でも、活断層がずれ動いて起こるタイプの地震がたびたび起きている。

活断層は全国に約2千あるとされる。
国の地震調査研究推進本部は、このうち114の主要活断層帯について地震の発生確率などを公表してきた。

・・・・・

https://digital.asahi.com/articles/ASP4R449QP4KULZU00B.html?pn=11

 

同紙からは同日120分に『新耐震でも倒壊相次いだ熊本地震 住宅再建どう進んだ』というタイトルの関連記事もネット配信されていた。

・・・・・

2階建ては地震が怖いから」。
町の中心部で平屋建ての家を再建した猿渡さん(72)は、こう話す。

震災前に住んでいたのは、1980年代後半に建てられた木造2階建ての住宅だ。
震度6強や7の揺れでも倒壊しない新耐震基準に沿って建てられたはずだった。

中古住宅を購入したため、建築時の様子やその過程はわからない。
「元々は田んぼだったと聞いている。瓦ぶきで台風には強いはずの家だったんだけど、大地震のことまでは考えていなかった」

2016414日夜、震度7の揺れが襲った。

自宅は無事だったが、その約28時間後、再び震度7の地震が発生。
2
階部分が1階を押しつぶすようにして全壊した。

最初の地震で何らかのダメージを受けていたのか、そもそも地盤に問題があったのか、倒壊の原因はわからないままだ。

近くに住む野口さん(69)も、震災前は2階建て住宅に住んでいた。

1990年に地元の工務店が建てたが、当時は「耐震基準」という言葉も知らず、気にすることもなかった。

「大地震に襲われるなんてさらさら思っていなかった。地震への備えというのはまったく頭になかった」と振り返る。

その自宅は5年前、2度目の震度7の揺れで全壊した。
家を支える柱同士をつなぐ「筋交い」をとめていた太い釘がいくつも抜けているのが見え、複数の柱も基礎から抜けていた。
同じ敷地内にあった母が住む平屋も全壊した。

工務店の社長から「わしの家もつぶれた」と聞き、問い詰めることもできなかった。

「年もとって、夫婦2人ならこれで十分」と、同じ場所に平屋を建ててから約3年が経つ。

再建時にまず考えたのは、「地震に強い家」。
大手ハウスメーカーに依頼し、盛り土だった土地の地盤工事もした。

野口さんは地震保険に加入していた。
東日本大震災の被害を報道で目にしたからだ。
自分が住む地域が被災地となり、「退職金も足したけど、保険に入っていなかったら家は建てられなかった」と振り返る。

・・・・・

工務店やリフォーム会社などでつくる「日本木造住宅耐震補強事業者協同組合」(木耐協、東京)は、「地震対策は家の耐震性を調べることから始まる」とし、専門家による「耐震診断」の必要性を強調する。

組合は先月、06年以降に手がけた耐震診断約28千件の詳細を分析。
1950
005月に着工された在来工法の木造2階、平屋建てが対象だ。

それによると、新耐震基準の816月~005月築のうち859%で現行基準を満たしておらず、「倒壊する可能性がある・高い」とされた。

00年に建築された住宅でも、今は築20年を超え、経年劣化による耐震性の低下の恐れもあるという。

組合は「この年代の住宅こそ、耐震リフォームが必要」とするが、耐震診断で補強工事の必要性がわかっても、自己負担額が予算を超え、補強工事をあきらめてしまうケースがあると指摘。

「行政には柔軟な補助制度を、事業者には年齢や予算に合わせた資金計画の提案力が求められる」と話している。

https://digital.asahi.com/articles/ASP4S7HCQP47UTIL036.html?pn=8 

 

(ブログ者コメント)

熊本地震時に新耐震基準で建てられた住宅が倒壊した状況は、本ブログでも過去に何件か情報提供している。

 

 

 

 

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2021428180分にNHK高知から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今月25日の深夜、香美市の国道でタンクローリーが崖下に転落する事故があり、積み荷の塩化亜鉛の液体1万2000リットルのうち、およそ5000リットルが周辺に流出したとみられています。

塩化亜鉛はメッキの際の洗浄剤や乾電池の電解液などに用いられる薬品で、法律で劇物に指定されています。

しかし、流出した液体は土壌にしみこんでいるうえ、中和するための消石灰を散布するなどの対応が取られていることから、県は人体に健康被害が出る可能性は低いとしています。

また、近くを流れる穴内川でも水質への影響は確認されておらず、県は現時点で遊泳を含め川の利用を制限していません。

ただ、現場周辺の地質や地下水の流れなど不明な点もあるということで、県は引き続き、魚類の生息確認や川の水質検査を行うなど、周辺の環境への影響を調べることにしています。

県環境対策課は、「すぐに影響が出るとは考えにくいが入念に調べたい。万が一、異常が確認されたら速やかに発表したい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20210428/8010011266.html

 

 

 

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2021426647分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日午後0時半ごろ、室蘭市白鳥台5丁目の路上で、近くに住む会社員の牛坂さん(男性、49歳)が駐車中のトラックを移動させる作業をしていたところ、動き出したトラックに巻き込まれました。

牛坂さんは頭や胸を強く打ち、意識不明の状態で病院に運ばれましたが、26日午前2時半ごろ、死亡が確認されました。

警察によりますと、牛坂さんは油圧式のジャッキを使ってトラックの前輪を持ち上げた際に、道路が下り坂になっていたためトラックが前に動き出し、巻き込まれたということです。

警察は事故が起きた時の詳しい状況を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210426/7000033359.html 

 

4261116分に北海道新聞からは、鍵を持っていなかったため車体前方をジャッキアップしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日午後0時35分ごろ、室蘭市白鳥台5の市道で同住所、会社員牛坂さん(49)がトラックの下敷きになっているのを通行人が見つけ、110番した。

牛坂さんは26日未明、搬送先の病院で死亡した。
室蘭署によると、死因は外傷性くも膜下出血。

トラックは牛坂さんの勤務先のものという。

現場は下り坂で、発見時トラックに人は乗っておらず、サイドブレーキもかかっていなかった。

同署は、牛坂さんがトラックの移動を求められたが、鍵を持っていなかったため、ジャッキで車体前方を持ち上げたところ、動きだしたトラックにひかれたとみて調べている。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/537362/

 

(ブログ者コメント)

〇ジャッキで前輪を持ち上げた後、どうしようとしていたのだろうか?
レッカー車で持ち上げたのなら、話しは分かるのだが・・・。

〇前輪を持ち上げた際に動き出したのはタイヤの摩擦力が半減したため・・・ということだったのだろうか?

 

 

 

 

 

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2021426日付でyoutube(KBC NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北九州市の中学校で24日夕方、体育館のバスケットゴールが落下する事故があり、部活動中の女子生徒が顔を切るけがをしました。

北九州市教育委員会によりますと、若松区の高須中学校の体育館で24日午後5時半ごろ、高さおよそ3メートルの場所に設置してある可動式バスケットゴールが、位置を変える操作中に落下しました。

ゴールは操作をしていた中学1年生の女子生徒の左目のまぶたに当たり、女子生徒は3針縫うけがをしました。

ゴールは鉄製の金具で壁に取り付けられていて、金具の溶接部分が劣化して折れたとみられています。

ゴールについては、設置された1990年以降、毎年点検をしていましたが、溶接部分の確認は点検項目に入っていませんでした。

市は、所管するすべての学校の体育館で付属設備などの緊急点検を指示する方針です。







https://www.youtube.com/watch?v=x2hC_owhytM

 

426120分に朝日新聞からは、目視点検していたのは教職員らだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

市教委は、壁にゴールを取り付けている鉄製の部品のうち、溶接部分の疲労による劣化が落下の原因とみている。

ゴールは1990年の体育館建築時から使用されており、毎年、学校の教職員らが目視で点検していたが、溶接部分は対象ではなかった。

https://www.asahi.com/articles/ASP4T7XCKP4TTIPE00L.html

 

426557分に西日本新聞からは、ゴール下でレバーを回して支柱を伸ばす際に落下したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北九州市教育委員会は25日、高須中(若松区)の体育館で24日午後5時半ごろ、バスケットボールのゴールリングが埋め込まれたボード部分が落下、バスケットボール部1年の女子生徒が左目の上部分を3針縫うけがをしたと発表した。

市教委によると、部活動で使うためゴール下でレバーを回して支柱を伸ばす際、ボードが支柱から外れて落下。

壁に当たった後にはね返って女子生徒の顔に当たったという。

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/729449/ 

 

(ブログ者コメント)

27日朝にフジテレビのモーニングショーを見ていたところ、このゴールを作った会社の人かどうかは不明だが、製造会社の人が、「こういったゴールの寿命は20~25年・・・」といった趣旨のことをしゃべっていた。

 

 (2021年7月1日 修正1 ;追記)

202163060分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、あるメーカーの取扱説明書には業者による2年に1回の点検をするよう記載されている、北九州市は一斉点検し968基の補修交換予算を17億円計上したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北九州市の市立中学校で4月、老朽化したバスケットゴールが落下し、女子生徒がけがをした事故を巡り、同市教育委員会では教職員の目視による点検だけで済ませ、メーカーなどが求める専門業者による点検を行っていなかったことが分かった。

メーカーは、「専門知識が不十分な教職員が目視で異常に気付くには無理がある」と指摘している。

事故は424日、同市若松区の高須中の体育館で発生。
バスケ部1年女子生徒が折り畳み式ゴールの下でレバーを回して支柱を伸ばす際、ゴールリングの付いたボードが支柱から外れて壁に当たった後、女子生徒の顔に当たり、左目の上を3針縫うけがをした。

ボードは大人数人でなければ持ち上げられない重さだったといい、市教委は溶接部分の劣化が原因とみている。

市教委などによると、落下したゴールの製造者は記録などが残っておらず不明だが、市内の多くの学校で体育施設機器メーカー「S社」(千葉県松戸市)のゴールが使われている。

体育施設の整備普及を図る公益財団法人「日本スポーツ施設協会」(東京)が定めた基準では、屋内用バスケゴールの点検難易度は5段階評価で45と高く、専門業者による定期的な整備が必要とされる。

S社もこの基準に従い、業者による2年に1回の点検をするよう取扱説明書に記載。

同社は、「専門の業者による点検を毎年した上で、ゴールの耐用年数は2124年」としている。

学校によると、落下したゴールは約30年間使用していた。

事故を受け、市教委では、市立の小中学校などで、業者による屋内バスケゴールの一斉点検を行ったところ、1198基のうち、968基の補修・交換が必要と判明。
市は費用の約172500万円を本年度一般会計補正予算に盛り込んだ。

市教委学校支援部施設課は、「こんなにも多くの補修・交換が必要だとは思わなかった。屋内用ゴールが落ちるとは思わず、取扱説明書を確認しなければならないという認識がなかった。協会基準も知らなかった」としている。 

 

【「予算的に難しい」事故後も業者点検進まず】

バスケットゴールのメーカーなどが求める専門業者の点検について、九州7県の県庁所在地のうち、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、宮崎の5市が、北九州市での落下事故が起こるまで実施していなかったことが、西日本新聞の取材で分かった。

文部科学省は事故を受け、全国の自治体などに、バスケゴールを含む学校設備の点検をするよう通知したが、宮崎市を除く4市では、通知後も、業者による点検は実施されていない。

北九州市では、屋外にあるバスケゴールや鉄棒などは定期的に業者点検を行っていたが、屋内用ゴールは未実施。

市教委は「雨風で腐食しやすい屋外設備と違い、老朽化に対する認識が薄かった」と釈明。

市内の中学教諭は、「外から見てねじが緩んでいるとか、昇降がスムーズに動かないとかは分かるが、内部のさびには気付けない」と打ち明ける。

文科省は5月下旬、全国の市教委などに対して、学校内の器具などで点検対象から外れているものがないかを確認し、目視点検では安全性の判断が困難な場合は業者による点検を行うよう、文書で通知した。

屋内のバスケゴールに関して、福岡、大分の2市は、これまでも業者点検を実施。

佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島の5市は、北九州市と同様、日常・定期点検は教職員が担い、異常があれば、その都度、業者が対応していたという。

業者点検や補修などについて、複数の市は「予算的になかなか難しい」(ある市教委幹部)などと弁明する。

名古屋大の内田良准教授(教育社会学)は、「そもそも(体育施設の)専門知識がなく、かつ長時間労働が問題になっている教職員が実効性のある点検をするのは難しい」と指摘。

事故の情報を全国で共有した上で、「改修や交換の予算がないのであれば、せめて業者点検だけでも行い、異常があったゴールは使用禁止にするべきだ」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/706c1add46423c8a0afb62edf4ebaac8481d79cf

 

 

 

 

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202142396分にYAHOOニュース(日刊ゲンダイ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ヘビは江戸時代までは「長虫(ながむし)」と呼ばれていたことをご存じだろうか。

日本ではヘビがそれだけ身近な存在だったということだろうが、日本に生息するヘビの中で、毒があるのはマムシ、ヤマカガシ、ハブの3種類だ。

ヤマカガシは数が減ってほとんど見られなくなったが、ハブは沖縄と奄美に生息し、マムシは九州から北海道まで広く分布している。

最近はハイキングやキャンプ、登山ブームで野山に出かける人も多いが、その前に毒ヘビの知識も知っておきたい。

長浜バイオ大学(医療情報学)の永田宏教授に聞いた。  

 

ヘビに噛まれて亡くなる人は、2019年に5人と近年では年間数人程度で、そのほぼすべてがマムシによるものだ。

毒ヘビというとハブを連想する人が多いだろうが、最近は2014年に奄美諸島で1例あっただけで、沖縄県はずっとゼロが続いている。  

マムシに噛まれる事故(マムシ咬傷)は、今ごろから9月いっぱいがシーズンで、年間1000~2000件と推定されている。

2014年に全国の救急病院・診療所9433施設を対象にしたアンケート調査(回答率47・2%)では、975例が報告され、致死率は0・8%だった。

「噛まれるのは手(指や手の甲など)と足(足首より下)に集中しており、体幹が噛まれることはめったにありません。
畑や里山での農作業中に噛まれるケースが多いのですが、マムシを捕ろうとして返り討ちに遭う人もいます。
マムシはいまでも精力剤や漢方薬の原料として売れますし、自家製のマムシ酒をつくる人もいます」

ちなみにマムシには、赤褐色のいわゆる赤マムシと、黒褐色の黒マムシがいるが、種としてはまったく同じだ。

噛まれた直後はあまり痛みを感じない場合が多いようで、「何かに噛まれたようだ」という人もいるほど。

しかし30分から1時間後には、創の周辺が腫れあがり(腫脹)、激しい痛みが襲ってくる。

 

■横紋筋融解症や急性腎不全を発症するケースも

「マムシ咬傷では、とくに腫脹の程度から重症度を5段階に分類しています。
最も軽いグレードⅠは、噛まれた周辺が赤く腫れる程度です。
救急搬送されてくる患者の多くはこの段階です。
しかしグレードにかかわらず、原則として全員がそのまま入院となります。
というのも、搬送時は比較的軽症でも、時間を追うごとに重症化することが多いからです」  

腫脹が手首ないし足首までにとどまっていればグレードⅡ。
とはいえ、たとえば手を噛まれたとすると、スキー用の手袋をはめたくらいに腫れあがる。

しかも噛まれた部位は、内出血を起こして青紫色に変色することも多く、かなり衝撃的な見た目になるという。  

さらにグレードⅢでは、肘ないし膝関節まで腫脹が広がる。

グレードⅣは一肢全体、つまり噛まれた側の腕または脚全体が腫れる状態。

そして最も重いグレードVでは、腫脹が体幹にまで達する。
右手を噛まれたとすると、腫れが右肩を超えて肩甲骨辺りにまで達するという。

「腫脹がひどいと筋肉にかかる内圧が上がり、血行不全から壊死に至る(コンパートメント症候群)ことがあるため、予防的に皮膚を切開するケースもあります(減張切開)。
腫脹のピークは、噛まれてから24~48時間後。
それを過ぎると少しずつ腫れが引いていきますが、完全に引くまでには2週間から1カ月程度を要します」  

重症化すると筋肉が溶けて(横紋筋融解症)、いわゆる血尿が出る場合がある。

「人によっては急性腎不全を起こすこともあります。
また播種性血管内凝固症候群(DIC)といって、血小板の数が減り、消化管から出血が起こり、吐血することもまれですが報告されています。
マムシ毒には血小板を凝集させる成分が含まれているため、正常な血小板が急激に減ってしまい、出血しやすくなるのです。
重症化の割合は、患者の2%前後とされています」  

噛まれたときの応急処置として、創より上流(心臓側)をベルトやタオルなどで縛って、毒の回りをできるだけ遅らせること。

アウトドア用のポイズン・リムーバーで毒を吸い出すのも効果的と言われているが、口で吸い出すのはやめたほうがいいだろう。  

まずは、なにより急いで病院に搬送することだ。

以前は「少々時間がかかっても慌てず安静を保って搬送するように」と言われていたが、いまは「走ってでも病院に急げ」に変わってきているという。

毒が広がるまでに30分から1時間かかるので、それまでに救急を受診し、初期治療を受けられれば、重症化のリスクを下げることができる。

万一、ゴルフ場などで噛まれたときは、とにかく病院に急ぐことが肝心だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1fb0c6a5fe23c4e52657e0e27320191a48dde089 

 

(ブログ者コメント)

〇マムシに噛まれた場合は走ってでも病院に行ったほうがよいという件は、本ブログで過去にも紹介スミ。
今回は、より詳しい情報を得られたので紹介する。

『[プチ昔の報道] 2015712日報道  マムシにかまれた場合の対応;病院に行くまで時間がかかる場所なら、応急処置後、走って助けを求めに行くほうが良いとの調査結果』

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5059/ 

〇関連情報調査結果、縛る場合は緩めにという、以下の情報も見つかった。

 (20150214日発行 Web医事新報) P.65

Q
マムシ,ヤマカガシにかまれたときの対処法について。

A
1]かまれた部位よりも中枢部を縛るべきか否か

現在では,局所の組織損傷を起こすような毒蛇による咬症では,緊縛によって蛇毒を局所にとどめることで損傷を大きくする危険性が高くなるため,緊縛は勧められていない。

また,患者は細いひもなどで完全に血流が止まるほど強く縛りすぎていることが多く,そのことによる悪影響も考えられる。

ただし,神経毒は吸収が速く,呼吸麻痺の危険があるため毒の吸収を遅らせる必要がある。

その場合,包帯などで骨折時のように患部の前後を含めて広く巻いて固定するクレープバンデージ法が勧められている。

マムシ咬症でも、医療機関に行くまでかなり時間がかかる場合にはこの方法が勧められるが,腫脹の広がりにより圧迫が強くなるため,ときどきチェックして調節する必要がある。

ヤマカガシ咬症でも,短時間で医療機関まで行けるようであれば,縛る必要はない。

・・・

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=3670

 

(宇部市医師会外科医会)

・・・

マムシに咬まれた場合、まず噛まれた傷口より心臓側を布などで軽く縛り安静にして下さい。
これは毒が全身に回るのを遅らせるためです。
あわてて走ったりすると毒が全身に回りやすくなります。
次に、傷口から血を絞り出すようにして毒を体外に出します。
水があれば血を絞り出しながら洗浄して下さい。
口で毒を吸い出す方法は、口付近に傷があるときには禁忌です。

・・・

http://www.yamaguchi.med.or.jp/g-med/ube/consultation/014.html 

 

 

 

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202142358分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ルネサスエレクトロニクスの那珂工場(茨城県ひたちなか市)で21日午後に発煙があり、一時、生産を停止した。

生産復旧には影響がなかったが、3月の火災からの再稼働をしてまもなくのトラブルとなった。

ルネサスに限らず、全国の工場施設での火災件数が増え続けてきた。

厳しいコスト競争にさらされる中、安全面への投資が後手に回っている。

ルネサスの那珂工場で21日に発煙が確認されたのは、3月に火災のあったN3棟の1階床下にある自動搬送台車の電源盤だった。

生産復旧に対する影響や人的被害もなく、発煙確認から約3時間後に稼働を再開した。

消防などの調べも踏まえ、ルネサスは原因を調査するが、現状では電気系統のトラブルによるものとみられる

N3棟は319日に製造ラインの一角が燃えて生産を停止し、417日に約1か月の復旧作業を経て生産を再開したばかりだった。

ルネサスによると、3月の火災は銅のメッキを施す製造装置で、過電流により配線が切れ、樹脂部分に引火した。

過電流とは、電線や器具の許容電流を超え電気が流れること。

工場では電流の許容量を大きく設け、過電流が起こりにくい設計を採用する。

ただ、電気設備に関する事故情報を分析する製品評価技術基盤機構は、「多くの電気機器を同時に使用したり、回路部品が故障したりすることで、許容以上の電流が流れることがある」とも指摘する。

総務省消防庁の担当者は、一般家庭を含む電気火災の原因として、「たこ足など、規定容量を超えた配線による過電流は、コンセントにさしたプラグの隙間のほこりから出火するトラッキングと同様に多い」と指摘する。

過電流のみの統計はないが、消防白書によると、2019年の建物火災21003件のうち、出火原因が電気機器だったのは1268件、配線器具は1180件あった。

ルネサスは過電流の発生した原因や、過電流を防ぐブレーカーが機能しなかった原因などについて「特定には時間がかかる」としている。

現場検証をしたひたちなか・東海広域事務組合消防本部(茨城県ひたちなか市)は、「(テロや放火などの)事件性は低い」とみている。

 

過電流による工場の操業停止は過去にも起きている。

新日鉄住金(現日本製鉄)の名古屋製鉄所(愛知県東海市)で14年、停電に伴って黒煙が約2時間にわたって出続けた。

その後の調査で、停電の原因は構内の発電所から電気を送る経路で想定以上の電流が流れる過電流だったことが判明している。

ルネサスに限らず、日本の製造業では工場での火災が増えている。

消防庁によると、工場・作業場の火災発生件数は19年に1803件。
15
年から増加傾向が続き、4年で1割増えている。

旭化成のグループ会社、旭化成マイクロシステムの延岡製造所(宮崎県延岡市)では、2010月に火災が発生した。

同社から調達を受けていたヤマハやJVCケンウッド、パナソニックなどの生産に支障をきたしている。

火元は4階とみられるが、鎮火まで4日間かかったことで、具体的な原因を突き止めるのは難航している。

日本製鉄でも2012月、名古屋製鉄所にある冷延工場の電解洗浄ラインで火災が発生した。

同ラインは鋼板の表面に付着した油を除去するための設備だ。

鋼板がラインを流れるなかで、ずれて設備と接触し、発火したことが火災の原因だった。

日鉄はラインの稼働を212月まで止めている。

 

工場火災が多発する原因について、MS&ADインターリスク総研の中村純一上席フェローは、「設備の老朽化と安全検査に関する技能不足がある」と指摘し、「主要な設備が更新されても(空調、電力などの)共用設備が古いままというケースも多く、火災のリスクは依然高い」と分析する。

ルネサス那珂工場の火災について、「N3棟は20年近く前にできたので対応が進んでいなかったのではないか」(ルネサスOB)との指摘もある。

柴田英利社長は19日に開いた会見で、「火災以外でも様々なBCP対策は取っていく必要がある。コストとの兼ね合いでバランスをとって進めていく」と述べ、「設備では電子系が相対的に弱い」との認識を示した。

生産復旧と同時に、再発防止対策の徹底は欠かせない。

日本の製造業は中国や韓国、台湾企業などとコスト競争を繰り広げている。

米中対立でサプライチェーン(供給網)の見直しや調達先の分散などが進められるなか、安定供給の重要性は一段と高まっている。

日本企業は相次ぐ工場火災を他人事として片付けられない。

安全投資が後手に回れば、危機は狙い澄ましたかのように訪れる。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC225HY0S1A420C2000000/?n_cid=NMAIL007_20210423_A&unlock=1 

 

(ブログ者コメント)

3月の事故では半導体の製造が逼迫し、産業界に大きな影響を与えた。
以下は、その状況を伝えた報道の一つ。

2021420853分 レスポンス)

「本当に奇跡的に生産再開を実現するところまでたどり着くことができた」。

半導体大手のルネサスエレクトロニクスの柴田英利社長は、主力工場の火災から1か月後、ネット上での記者会見を開き、取引先の自動車メーカーなどから手厚い支援を受け、想定よりも早く復旧ができたことを明らかにした。

茨城県にある那珂工場の火災は319日に発生。

火災で停止していた那珂工場については、当初目標よりも早く今月17日に一部が稼働し、生産を再開していたが、4月中に50%、5月中には元に戻る見通しだという。

那珂工場では、車の走行などを制御する半導体「マイコン」を生産。

自動車メーカー各社も復旧に向けて全面支援に乗り出した背景には、世界的に半導体がひっ迫する中、生産停止が長引けば自動車の生産計画にも影響が出ると判断したからだが、柴田社長も「通常では考えられない支援をいただいた」と重ねて強調した。

きょうの各紙にも「ルネサス半導体来月回復、那珂工場生産見通し、火災前水準に出荷は67月」(読売)や「ルネサス出荷、7月正常化」(日経)などと大きく取り上げている。

たたし、生産能力が戻っても、製品を出荷できる状態に仕上げるまでには時間がかかる。

自動車メーカーなどへの出荷量が元の水準に戻る時期は、「火災から100日前後」との当初より710日ほど遅れて67月になる見込みで、国内の自動車生産は当面綱渡りの状態が続く可能性がある。

奇跡的な復旧があたかも「美談」のようにも思われがちだが、地震などの自然災害ではない工場火災で多大な迷惑をかけたという経営責任は免れないだろう。

https://response.jp/article/2021/04/20/345137.html

 

 

 

 

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2021424838分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午後2時すぎ、東京・墨田区横網の同愛記念病院の敷地内にある建設中の新しい病棟で、6階部分の仮設の床が突然崩れ落ちました。

この事故で、6階部分で作業をしていた川崎市中原区の庄司さん(男性、48歳)が巻き込まれ、消防隊員に救出されて病院に運ばれましたが、頭などを強く打っていて、まもなく死亡しました。

警視庁によりますと、庄司さんはほかの作業員6人とともに、設計図を見ながら壁などに印をつける作業をしていて、床が崩落した際に5階部分に落ちて、鉄筋などの下敷きになったということです。

警視庁は、安全管理に問題がなかったか工事関係者から話を聞くとともに、当時の状況を詳しく調べています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210424/1000063516.html

 

4231937分に産経新聞からは、他に巻き込まれた人はいなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

本所署によると、現場では病棟を新築するため、骨組み作業をしていたとみられる。

庄司さんは6階で作業していたが、床が崩落して5階部分に落ち、鉄筋などの下敷きになった。

複数の作業員がいたが、他に巻き込まれた人はいなかった。

https://www.sankei.com/affairs/news/210423/afr2104230020-n1.html

 

4231558分にgooニュース(日テレNEWS24)からは、4m下に落ちたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警視庁などによりますと、23日午後2時すぎ、墨田区横網にある同愛記念病院の病棟の建設工事現場で、「6階の床がぬけて5階の作業員が下敷きになったかもしれない」と通報がありました。

下敷きになった人はいませんでしたが、40代の男性作業員1人が6階部分からおよそ4メートル下に転落し、意識不明の重体です。





https://news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/nation/ntv_news24-861279.html 

 

 

 

 

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202142476分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日、札幌市の小学校で、授業中に突然、黒板が落下し、教員の頭を直撃する事故がありました。
黒板が落下する事故があったのは、札幌市立厚別東小学校の4年1組の教室です。  

札幌市教育委員会によりますと、23日の午前9時半過ぎ、2時間目の授業中に、教室にあった上下にスライドする黒板が23メートルの高さから落下し、教員の後頭部を直撃しました。  

黒板が落下する大きな音が聞こえたため、隣の教室の教員が駆け付けると、後頭部を打った教員は、その場で頭をかかえてうずくまっていたということです。  

その後、後頭部を打った教員は、病院で検査を受けましたが、異常はありませんでした。  

札幌市教委は、この小学校にある、同じスライドタイプの黒板をすべて取り外したほか、市内すべての小学校に同じタイプの黒板を点検するよう伝えました。  

厚別東小学校は、来週の授業ではホワイトボードを使用する予定です。  

黒板の大きさは、縦、約1.2メートル、横、約3.6メートル、スライド幅は57センチで、事故当時、黒板は一番上までスライドされた状態でした。  

札幌市教委によりますと、黒板の一斉点検などは、ふだん行っておらず、異常の報告があった学校に限り、点検や修理を行っているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f84aa5bdf6d4316a0e7d1be29e30f6d8df7b2e7e

 

 

 

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20214221758分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

22日午後0時半ごろ、習志野市津田沼の飲食店などが入る商業ビルで「女性がマンホールの下に落ちた」と通報がありました。

警察と消防が駆けつけると、50代の女性がビルの1階部分のエレベーターホールの床にある水道設備の点検口から3メートルほど下に転落していて、すぐに救助されました。

女性は足や腕にけがをしましたが、命に別状はないということです。

警察によりますと、点検口は1メートル四方で、エレベーターを降りるとすぐ目の前にあり、ふだんはふたがしてありますが、当時は点検のために開けられていたいうことです。

点検口の近くには作業員がいたということで、警察は安全管理が適切に行われていたのかなど詳しい状況を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20210422/1080014300.html

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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