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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20174282331分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日午後7時ごろ、群馬県渋川市渋川の焼き肉店「」から火が出ていると、119番通報があった。

 

警察や消防によると、店舗2階から出火し、木造2階建ての店舗約85m2が全焼。

隣接する建物2棟の一部も燃えた。

 

30代の客の男性1人が、搬送先の病院で死亡が確認された。

男性2人女性3人の客と店員の男女2人も、のどにやけどなどのけがを負った。

 

新入社員の歓迎会のため、約20人で店に来ていた男性(27)によると、肉を焼いていた七輪から火が出て、店員が消火用のスプレーで火を消そうとしたが、スプレーが出なかった。

 

そのうち、火が上部のダクトに燃え移り、一気に屋根まで炎が燃え移った。

だれかが「逃げろ」と叫び、パニックになったという。

 

現場はJR渋川駅から北西約200m。飲食店が立ち並び、一時、騒然となった。

 

出典

焼き肉店火災、1人死亡7人けが

http://www.asahi.com/articles/ASK4X6TPCK4XUHNB00S.html 

 

 

4282228分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

出火当時、店の2階にいた客によると、しちりんから火が燃え上がったということで、1階に降りる階段付近は2階から避難しようとする人たちで、一時、騒然としたという。

 

出典

飲食店火災8人搬送1人重体

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170428/3029392.html 

 

 

430日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

けが人が1人増え、店の経営者の男性(38)が重体となるなど、客と店員の男女8人が重軽傷を負った。

 

 

53日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

店には消火器があったが、使われずに被害が広がった可能性があるという。

 

 

 

(2017年5月22日 修正1 ;追記)

 

2017429日と30日付の上毛新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。

 

会社の歓迎会で2階にいた男性(27)によると、焼き網からダクトに火が移り、天井に燃え広がったという。

「『逃げろ』という声が聞こえて、客が一斉に階段に押しかけた。女性店員が消火しようとしたが、うまくいかない様子だった」と話した。

 

出火時に働いていた経営者の妻(36)によると、2階は3団体、約40人が飲食し、満席状態だった。

経営者は火災に気づき、客の安否確認のため、水をかぶって2階に向かったという。

「亡くなった方もいる。本当に申しわけない」と涙ぐんだ。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

小規模な飲食店では、従業員に対し、避難とか消火といった教育訓練は実施していないところが多いのかもしれない。

 

 

 

(2018年11月8日 修正2 ;追記)

 

20181161946分にFNN PRIMEから、火は天井の葦簀に燃え広がったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

焼き肉店を経営する男が、業務上過失致死傷の疑いで逮捕された。

 

焼き肉店経営の小野容疑者(男性、39歳)は、渋川市の焼き肉店で、天井に設置された葦簀(よしず)に焼き肉の火が燃え移る可能性があるのに撤去しなかったため、2017年4月に焼き肉の火が葦簀に燃え移る火災が起き、35歳の男性が死亡するなど、2人を死傷させた業務上過失致死傷の疑いが持たれている。

 

小野容疑者は、経費節約のため、天井を葦簀で覆うことや排気設備の工事などを自分たちで行っていたということで、調べに対し、容疑を認めている。

 

出典

『焼き肉店で火事 経営者逮捕 群馬・渋川市』

https://www.fnn.jp/posts/00404895CX 

 

 

1161714分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によると、これまでの調べで、テーブル席のしちりんから上がった炎が排気ダクトに付いていた油分に引火し、天井に燃え広がったことがわかった。


当時、店の2階では、燃えやすい「よしず」が天井一面に張られていたため、火の回りが早かったと見られていて、警察は、店の経営者の小野容疑者(39)が十分な防火対策を怠ったとして、6日、業務上過失致死傷の疑いで逮捕した。

出典

焼肉店死亡火事で経営者を逮捕

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181106/0020993.html 

 

 

 

 

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201752751分に静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

下田市の市敷根公園屋内温水プールで小学2年生の男児が脱水機に右腕を巻き込まれ、3カ所を骨折する重傷を負ったことが、1日、市などへの取材で分かった。

 

市から委託を受け、施設を管理運営する下田市振興公社によると、脱水機の自動停止装置が故障していたとみられる。

警察が、業務上過失傷害の疑いで調べている。


市や市振興公社によると、4月28日午後5時ごろ、男児が更衣室で着替え中に、作動していた脱水機の中から物を取り出そうとし、腕を巻き込まれたという。

男児は上腕部を複雑骨折するなど重傷を負い、ドクターヘリで沼津市内の病院に運ばれた。


脱水機は直径約30cm、高さ約60cmのポータブル式。

作動中でも、ふたを開けると10秒以内に自動停止する装置が付いていたが、故障で回転が止まらなかったとみられる。

 

2016年4月から、水着などの脱水用に、男女の更衣室に1機ずつ設置していた。


市振興公社は、「脱水機を撤去し、再発防止に努める」としている。男児と家族には謝罪したという。

 

出典

脱水機に腕巻き込まれ男児重傷 下田の屋内プール 

http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/355180.html 

 

 

52195分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市などによると、男児は4月28日午後5時ごろ、ふたが開いた状態で回っている脱水機に手を入れてしまったらしい。

 

脱水機は正常なら、スイッチを切るか、ふたを開けると10秒以内に停止するはずだった。

約1週間前に点検した際、止まるまでに10秒以上かかったのに、対策を取っていなかったという。

 

脱水機は、指定管理者の市振興公社が昨春に購入。

8月ごろにブレーキに不具合が見つかり、メーカーに本体を保証交換させていた。

事故のあった脱水機は、既に撤去したといい、

 

出典

下田・屋内温水プール 水着用脱水機に手を入れ小2重傷

http://mainichi.jp/articles/20170503/k00/00m/040/028000c 

 

 

 

(2017年5月19日 修正1;追記)

 

201753日付の静岡新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

「回転中に開けないように」と記したラベルを貼り、注意喚起していたという。

 

 

(ブログ者コメント)

 

脱水機の写真が掲載されていたが、全景写真につき、どの部分にラベルが貼られていたのかは確認できなかった。

蓋の部分に複数の表示があるようにも見えたので、蓋に貼られていたのかもしれない。

 

 

 

 

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2017428227分にNHK香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日正午すぎ、高松市朝日新町で水道水を飲んだ人から「水道水が塩味がする」という通報が高松市水道局に10数件、相次いで寄せられ、水道局が調べたところ、水道水から塩分が確認されたという。


通報は、すべて朝日新町から寄せられ、周辺のあわせて72軒の住宅や事業所で影響が出たという。


水道局は、近くの岸壁に停泊している船に給水する際に、水道管を誤って接続したことで海水が水道管に流れ込んだとみて、原因を詳しく調べている。


現在、海水は流入していないということで、水道局では、水道管の水を入れ替える作業や水質検査を行い、復旧を急いでいる。


朝日新町は高松港に面した埋め立て地で、工場や倉庫などが建ち並ぶ地域。

 

出典

水道管の誤接続で海水流入か

http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8033015231.html 

 

 

429日付で朝日新聞香川全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

水道局によると、停泊中の船舶がバルブ操作を誤ったのが原因という。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

各種ネット情報から推測すると、岸壁に設置された水道給水栓から消火ホースのようなホースを使って船舶内に給水していた模様。

ただ、どのようにバルブ操作を誤まれば海水逆流が起きるのか、調べた範囲では推測すらできなかった。

 

 

 

(2017年5月22日 修正1 ;追記)

 

2017429日付の四国新聞紙面に、やや具体的なトラブルの内容が下記趣旨で掲載されていた。

 

市の上下水道局が調べたところ、水道水に海水数10トンが混入しており、約70の企業などに影響があった。

 

同局によると、同町の岸壁では、四国ドック(高松市)の新造貨物船が停泊中。

 

同日は、午前10時ごろから水道給水施設を使って飲料水を船内に送ると同時に、海水を汲み上げるポンプの動作確認を行っていたが、送水管のバルブを閉め忘れたことで、海水が水道配水管に流入したという。

 

 

 

 

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2017428141分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日正午前、岡山県笠岡市の「伏越フェリー乗り場」で、笠岡市のフェリー会社「瀬戸内クルージング」が運航する「第二十一金風呂丸」が着岸しようとしたところ、船体の一部が岸壁に衝突した。


消防によると、この事故で、60代から90代の男性1人と女性6人の乗客、合わせて7人が船内で転倒するなどし、顔や足などに軽いけがをして病院で手当てを受けているという。

 

このフェリーは、笠岡市中心部にあるフェリー乗り場と、笠岡市沖にある瀬戸内海の北木島を結んでいる。


消防によると、車や乗客を乗り降りさせるため、橋を渡すように開閉する船首部分を岸壁に降ろしていたところ、コンクリート製のスロープに衝突したという。


海保によると、当時、フェリーには乗客21人と船員2人が乗っていて、フェリーの右舷側にこすれた傷のような跡が残っているほか、岸壁には長さが80cmほどの削られたような跡があるという。


気象台によると、28日の岡山県沿岸は波や風が穏やかだということで、警察などが事故の詳しい状況を調べている。

 

北木島から笠岡市内の病院に行くためフェリーに乗っていたという女性は、「急ブレーキみたいで、立っていられないほどの衝撃だった。階段を降りていた人が、フェリーが止まった瞬間に将棋倒しみたいにばたばたと倒れていた」と話していた。

 

瀬戸内クルージングのホームページよると、「第二十一金風呂丸」は定員が93人、全長34m50cm、幅10m30cmで、総トン数196トンのフェリー。

昭和61年に進水し、現在は、主に笠岡市の港と沖合の北木島を結ぶ定期航路の運航に利用されているという。

 

出典

フェリーが岸壁に衝突 乗客7人けが 岡山

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170428/k10010964831000.html 

 

 

4282148分に毎日新聞新聞からは、海に浮いていたロープがスクリューに絡まっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

運航するフェリー会社は、「着岸の際にスクリューを逆回転してブレーキを掛けようとしたが、止まらなかった」と説明。


海に浮いていたロープ(長さ約3m)がスクリューに絡まっていたという。

 

出典

岡山・フェリー事故 下船直前、階段の乗客転倒 7人負傷

http://mainichi.jp/articles/20170429/k00/00m/040/097000c 

 

 

429日付で毎日新聞岡山版からは、下記趣旨の詳細な記事がネット配信されていた。

 

降船するため階段にいた乗客らは体を投げ出され、折り重なるように倒れた。

「一瞬の出来事で、手すりをつかむこともできなかった」。負傷者は青ざめた表情で語った。

海保が、業務上過失致傷の疑いを視野に調べている。

 

フェリーは沖合の北木島(笠岡市)と伏越港を結ぶ定期船で、白石島(同市)を経由する。

島民にとって欠かせない地域の足だ。

 

この日、フェリーは午前10時半ごろに北木島を出港した。

 

事故が起きたのは午前11時45分ごろ。

当時、船内には乗客21人と船員2人がいた。

フェリーは2階部分が客室、1階部分が車や自転車用のスペースで、多くの客が降船のため1階に向かっていた。

 

同市北木島町に住む市嘱託職員の女性(76)は、階段の踊り場にいたところ、体に衝撃を受けた。「前に投げ出され、顔や胸をこすりながら約2m下まで落ちた」と振り返る。

別の階段の下にも、何人もの人がうずくまっているのが見えた。

女性は額から出血し、胸に痛みを覚えた。

救急搬送され、肋骨が折れていると診断された。

週1、2回はフェリーを使うといい、「私たちには欠かせない船。原因をはっきりさせ、安全運航をお願いしたい」と訴えた。

 

通夜に出席するために乗船していた同市北木島町の佐藤さん(84)は衝撃で頭を打ちつけたといい、左耳に貼られた白い医療用テープから血がにじんでいた。

「2階から1階に下りたところで、ドンという大きな音がして頭を打った。怖いというより何より、突然のことだった」と話した。

 

海保によると、負傷した7人は60~90代で女性6人、男性1人。

前歯が折れたり、足を打って内出血したりした人もいた。

 

また、フェリーの船首には約10cmの傷ができ、岸壁の一部が約80cm脱落した。

当時の天気は晴れで、南南西の風6mが吹いていたが、海上は平穏だったという。

 

瀬戸内クルージングの藤井会長(74)は、「ご迷惑をかけて大変申し訳ない。着岸まで着席してもらえるよう船内誘導を徹底したい」と話した。

 

出典

笠岡のフェリー衝突 「一瞬の出来事だった」 負傷者「原因究明を」

http://mainichi.jp/articles/20170429/ddl/k33/040/511000c

 

 

 

 

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20174271726分にNHK四国から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年7月、愛媛県伊予市のJR予讃線の警報機や遮断機のない踏切で、近くに住む73歳の男性が特急列車にはねられて死亡した。


この事故について、国の運輸安全委員会が調査を行い、報告書をまとめた。


このなかでは、現場の踏切について、「歩行者は、特急列車が210m先まで近づかないと確認できず、列車が踏切にさしかかるまで6秒しかない。歩行者が余裕を持って踏切を渡ることができない可能性が考えられる」と指摘している。


そのうえで、再発防止策として、警報機や遮断機の設置が望まれるとしているほか、この踏切自体を廃止することについても検討する必要があると結論づけた。


JR四国は、「調査報告書を見て、今後も協議を続けていきたい」とコメントしている。

 

出典

去年7月の踏切事故で報告書

http://www.nhk.or.jp/matsuyama-news/20170427/5912601.html 

 

 

4271637分にNHK茨城からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年9月、筑西市井上の関東鉄道常総線の踏切で、自転車に乗って横断していた小学4年生の男の子が列車にはねられて死亡した事故で、運輸安全委員会は報告書を公表した。


それによると、現場の踏切は警報機も遮断機も設置されておらず、手前の道路脇には木が立ち並び、踏切に近づかないと列車が見えない状態だったと指摘している。
このため、男の子は接近する列車に気付かないまま踏切に入った可能性があるとしている。


そのうえで、報告書では、関東鉄道常総線に45か所ある警報機と遮断機がない踏切の廃止や安全設備の設置を、鉄道会社や住民などが協議するよう求めている。


また、学校や家庭で子どもたちに対し、踏切の通行方法や注意点を継続的に指導していくことも求められると指摘している。


筑西市は、事故の起きた踏切をすでに先月で廃止し、そのほかの警報器と遮断機のない踏切も、う回路を整備して廃止する方向で住民と協議を進めている。

 

出典

常総線事故で報告書 踏切廃止も

http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1075973631.html 

 

 

 

 

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2017413日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報として掲載します。

第2報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6991/

 

 

(2017年5月6日 修正3 ;追記)

 

2017427170分にNHK栃木から、7年前の崩落後も訓練内容が見直されることはなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7年前の登山訓練の講習会で生徒を引率していた教員が、当時の状況を初めて証言した。


その時の状況について、この教員は、「無線を通じて『雪崩があった』と連絡があり、緊迫した状況になった。けが人はいなかったが、10人ほどの生徒が巻き込まれ、顔まで雪に埋まった生徒がいたり、ピッケルなどの装備が流されたりした」と話した。


また、その後の対応について、「教員どうしで集まって、雪崩があったという報告と、注意喚起が行われた。参加した生徒たちにも、雪崩に気をつけようと改めて注意した」と話した。


しかし、事故の報告は県の教育委員会には行われず、翌年以降の講習会の内容や開催場所は、特に見直されなかった。
男性は、「県の教育委員会への報告は、責任者の教員が行ったと思っていた」と述べた。

 

県が設置した事故の検証委員会は、過去の事故の教訓が生かされていないとみて、報告や引き継ぎが十分だったのか調べることにしている。

出典

登山講習7年前の雪崩後変更せず

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096070291.html 

 

 

2017427170分にNHK栃木からは、事故時の詳細な経緯について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

427日付で毎日新聞東京版朝刊からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

雪崩事故が起きるまで、どのような経緯があったのか、県による教員への聞き取り調査や生徒などへの独自の取材で、詳細が明らかになった。


3月27日は、午前中に茶臼岳への登山を行う予定だった。


しかし、当日の朝5時ごろ教員らが起床した際、15cmほどの積雪を確認。
午前6時から6時半の間に、登山経験が豊富な3人の教員が話し合って登山を中止し、かわりに雪をかき分けて進むラッセル訓練を行うことを決めた。


教員の1人は、安全と判断した根拠として、「風が弱く、15cmほどの積雪で、樹林帯の尾根なら雪崩の危険はないと思った」と話している。


そして、午前7時半に集合し、訓練の実施を決めた教員3人が、ほかの教員に、ラッセル訓練への変更や雪崩の危険箇所などを説明した。

訓練を周知された時の状況について、複数の生徒や教員はNHKの取材に対し、「朝の段階で積雪もかなりあり、本当にやるのかという声もあがっていた」と証言している。


そして、午前8時前には、5つの班に分かれて訓練が始まった。
この際、教員は生徒たちに、雪崩の危険箇所には近づかないよう説明したという。


先頭の1班は、大田原高校の生徒12人と教員2人の、あわせて14人で、ゲレンデのふもとから尾根の方向に登り始めた。
2班以降も、続々と出発した。


1班は、後続の班と徐々に距離を離し、30分ほどで尾根に到達し、一度休憩をとった。
その際、引率教員の1人は、雪崩の危険性を調べるため、生徒らに雪を掘らせて、雪の層にゆるみがないか状態を確認させたと、県の調査に対して答えている。


その後、1班は樹林帯を抜け、樹木がまばらなところに到達する。
教員の1人は、「視界は、前方からふもとまでよく見えた。風もほとんどなかった」と証言している。


教員の1人は、県の調査に対し、斜面が急になることなどから、引き返すかどうか考えたタイミングが2回あったと答えている。
このとき生徒からは、「天狗の岩」と呼ばれる岩まで進みたいという声があがり、教員は、雪の状態や天候から大丈夫だろうと判断し、岩まで行って引き返すことにしたという。


その直後、午前8時半ごろに雪崩が発生。

1、2班に加え、1班から100mほど後方に、ほぼ一緒にいた3、4班も雪崩に巻き込まれた。

「7、8m流された」と証言している3、4班の教諭もおり、全員が互いに助け合うなどして脱出したという。

中には、2mほど雪に埋まった生徒もいた。


各班を引率していた教員は、本部となっているふもとの旅館に無線で何度も呼びかけたが、応答がなく、5班の教員が旅館までおりて、警察に通報した。

現場にいた教諭や高校生は、スマートフォンを持っていたものの、「寒さで作動しなかった」と話しているという。


今回の事故で、犠牲者が出た班を引率していた教員の1人が「途中で引き返そうと考えたが、天候の状況から進めると判断した」と話していることについて、自然体験での安全管理に詳しい静岡大学の村越真教授は、「部活動は正規の教育活動ではないが、引率する以上、教員には子どもの安全を守る義務があり、そこで止めるべきだった」と話している。


一方、現場で生徒から「上に見える岩まで進みたい」という声が出ていたことについては、「学校教育では、達成感や努力で得られる喜びを重視するため、生徒から『上に行きたい』という声が出たその時に、無理やり止めるのは難しい」と指摘したうえで、「雪崩の危険は、斜面の傾斜や雪の量からある程度判断できるので、あらかじめ『ここまでで帰る』というラインを設定しておく必要があったのではないか」としている。

 


・・・・・・

 

出典

雪崩1か月 詳細な経緯明らかに

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096070301.html 

栃木・那須の雪崩 訓練目的地で発生 教諭ら「視界悪くなかった」

http://mainichi.jp/articles/20170427/ddm/041/040/105000c 

 

 

                (2/2へ続く)

 

 

 

 

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(1/2から続く)

 

429147分に読売新聞からは、2班は引き返すことを決めて戻り始めた時に雪崩に遭ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ラッセル訓練中、県立真岡高校の生徒らの2班の引率教諭が、風の異変に気づき訓練を中止して戻る判断をしたと県教育委員会に話したことが、学校関係者への取材で分かった。

 

各班がどのコースを進むかは、それぞれの引率教諭が決めていた。

 

2班は、1年生5人、2年生3人、引率教諭1人の計9人。

県立大田原高校の1班より、やや北側の斜面で訓練を行っていた。

 

複数の関係者によると、2班を引率していた教諭は、県教委の聞き取り調査に対し、「風が嫌な感じになっているから訓練を打ち切り、引き返すことを決めた。戻り始めたとき、雪崩に巻き込まれた」と話したという。

 

もっとも、聞き取り調査に対し、「風はそれほど強くなかった」などと話す参加者もいるため、県教委は引き続き、当時の状況把握に努めている。

 

出典

雪崩事故、2班は「嫌な風感じ」訓練中止の判断

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170428-OYT1T50054.html 

 

 

4271045分に産経新聞からは、地元関係者は雪崩危険のある場所だと知っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

雪崩事故の現場について、地元関係者の間では、もともと雪崩が起きやすい場所と指摘する声が多い。

専門家が注目する当日の気象条件に加え、場所としても警戒区域と認識されていたことが分かった。

地元関係者は、「何であそこに行ったんだ」と口をそろえる。

 

那須温泉ファミリースキー場もよく利用していたというスキーヤーの男性は、「那須温泉ファミリースキー場付近で雪崩といったら、あの辺りしかない。場所はすぐ想像できた」。

 

地元猟友会に加盟している70代男性も、「あの場所は雪崩が発生するところで、みんな知っていた。今は鳥獣保護区だが、昔はウサギが多く、猟も行われていた。ただ、春先は雪崩が多く、誰も足を踏み入れなかったらしい」と話す。

 

那須山岳救助隊の大高隊長(88)は、事故防止策について「立ち入り禁止しかない」と苦渋の表情。

「春先には、毎年、大小は別にして表層雪崩が起きている。あんなところは入るルートじゃない」と語った。

 

出典

地元関係者ら、口々に危険性指摘 「何であそこに行ったのか…」

http://www.sankei.com/affairs/news/170427/afr1704270008-n1.html

 

 

 

(2017年5月31日 修正4 ;追記)

 

2017527日付で下野新聞から、訓練実施の判断経緯について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

捜査関係者によると、3人は「ゲレンデの中で訓練を行おうと話し合った」などと供述しているという。

 

班を引率した副委員長、前委員長は「自分の判断で樹林帯を登り始めた。本部には連絡しなかった」などと説明。

現委員長は本部に残っていた。

 

樹林帯を抜けた斜面で副委員長は「危ないので戻ろうとした」とも説明しているというが、最終的にはさらに上部へ登り始め、雪崩が直撃したことを認めているという。

 

出典

8人死亡那須雪崩事故 「現場判断で樹林帯へ」 栃木県警に責任者ら3人供述 発生から2カ月

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20170527/2703499 

 

 

20175282250分に産経新聞からは、地元の隊長に指示を仰がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

犠牲者の出た班の引率教員が、危険を感じても地元の山岳救助隊長に助言を求めずに急斜面を登っていたことが28日、遺族への取材で分かった。

講習会では以前、天候が変化した際などは同隊長の指示を仰いでいたという。

 

遺族によると、県高等学校体育連盟登山専門部が同日、大田原高で開いた遺族や被害者への説明会で、引率教員が明らかにした。

理由について「隊長が高齢で現場に来るのが難しくなったため」などと話した。

 

この教員は登山歴が長いベテラン。

「(雪崩が起きた急斜面は)危ないと思ったが、生徒の意向も聞き、登ることを決めた。積雪は約15cmで、天候も晴れていたため大丈夫だと思った」と説明したという。

 

出典

引率教員は危険感じても助言求めず 那須、雪崩起きた斜面で

http://www.sankei.com/affairs/news/170528/afr1705280019-n1.html 

 

 

 

(2017年6月2日 修正5 ;追記)

 

201761日付で毎日新聞東京版から、足元の雪面に亀裂が入って流されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大田原高関係者によると、1班の複数の生徒は「前に(雪面の)亀裂が見えて、そこから流された」「足元あたりから崩れた」などと証言しているという。

 

雪崩の専門家であるアルプス雪崩研究所の若林隆三所長は、「樹木の少ない急斜面で、たくさんの人が衝撃を与えれば雪崩が起きる可能性は十分にある。衝撃が伝わり、ガラスのひび割れのように雪面にひびが入ったのではないか」と説明している。

 

密集した状態でラッセル訓練を実施したことで、降り固まった古い雪の上の新雪が崩れる「表層雪崩」を誘発した可能性がある。

 

出典

『栃木・那須の雪崩 「足元の雪面に亀裂」 生徒証言 訓練強行で誘発か』

https://mainichi.jp/articles/20170601/ddm/041/040/122000c 

 

 

 

 

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20174271541分にNHK茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

境町は、観光だけでなく水害の際の人命救助にも役立てようと、プロペラを使って水の上を航行する4人乗りの船を導入し、27日、進水式が行われた。


境町が導入したのは、船の後ろ側に取り付けられた直径およそ2mのプロペラを動力にして水上を進む、長さ5m余りの、座席がついた4人乗りの船。
27日は利根川の河川敷で進水式が行われ、町や消防の関係者などおよそ30人を前に、船がお披露目された。


進水式では、参加者たちが玉串をささげて船の安全を祈願したあと、試乗会が行われ、参加者たちは風を受けながら川を進み、乗り心地を確認していた。


町によると、この船は速度が時速70kmほどと速く、迫力のある観光用の乗り物として適しているほか、船の底のスクリューがないため、水害などで水中にがれきが散乱していても救助活動ができるのが特徴だという。


境町まちづくり推進課の橋本課長は、「この船をPRして、多くの人に境町に観光に訪れてもらうとともに、万が一の災害の時にも役立てたい」と話していた。


境町では、今後、船の操縦士の訓練などを行い、6月にも観光用として運航していくことにしている。


地元の消防団長を務める60代の男性は、試乗体験をしたあと、「すごく安定感がありました。水の上を旋回する性能も十分あるので、水害の時は水につかった路地の裏なども入りやすいと思います。消防団のボートは水深が浅いと使えませんが、この船は陸地でも進める力があると聞いていますので、非常に魅力を感じました。パワーもすごいですよ」と話していた。


おととしの関東・東北豪雨で、境町では町の中心部で住宅およそ500棟が水につかる被害が出て、70人余りが住宅などからボートで救助される事態となった。


国の浸水想定では、境町を流れる利根川で堤防が決壊した場合、町の面積の8割に当たる3700ヘクタールが浸水し、場所によっては、最大で5m以上の深さまで水につかるおそれがあるという。

 

出典

観光と救助に活用プロペラ船導入

http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1075874061.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

おととしの関東・東北豪雨については、本ブログでも「東日本豪雨」として何件か記事を掲載しているが、特に被害の大きかった常総市と大崎市以外は、被害報道紹介を割愛している。

 

 

 

 

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20174271126分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4271122分にNHK北九州からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

山口県下関市の沖合で、2015年9月、イカ釣り漁船が転覆し、乗組員の男性1人が行方不明になった事故で、運輸安全委員会は、27日、「船が傾いた際に漁獲物のイカが箱から流れ出し排水口を詰まらせたため、甲板に水がたまって復原力が低下した」とする調査報告書を公表した。

 

事故は同年9月1日早朝に発生。

乗組員2人のうち、50歳代の甲板員1人の行方がわからなくなった。

60歳代の男性船長は、別の船に救助された。

 

報告書は事故原因について、「漁船は風速20~30mの暴風と約2~3mの高波を受け傾いた」と指摘。

復原力が低下した船が「風や波を引き続き受けて転覆したと考えられる」と結論付けた。

 

出典

排水口にイカ、水がたまり復原力低下漁船転覆

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170427-OYT1T50057.html 

漁船転覆事故 イカが排水口塞ぐ

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025913371.html 

 

 

 

 

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2015610日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4943/

 

 

(2017年5月6日 修正1 ;追記)

 

20174271021分に朝日新聞から、調査報告書が公表されたという、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

沖縄県の那覇空港で、2015年6月、航空自衛隊のヘリコプターと民間機2機が交錯したトラブルで、国の運輸安全委員会は、27日、調査報告書を公表した。

 

ヘリの操縦士が管制官の指示内容を誤認したことや、管制官から民間機への着陸やり直しの指示が遅れたことなどがトラブルにつながったと指摘した。

 

トラブルは15年6月3日午後に発生。

ヘリが滑走路を横切り、それに気づいた離陸滑走中の全日空が急ブレーキをかけた。

その滑走路に日本トランスオーシャン航空(JTA)機が着陸し、全日空の後方約570mで止まった。

 

報告書によると、管制官が全日空に出した離陸許可を、ヘリ操縦士は自機への許可だと誤認。

管制官からの無線の一部が不明瞭で正確には聞き取れていなかったのに、内容確認をせず、周辺状況の目視も不十分だった。

 

ヘリは許可に応じる復唱をしたが、全日空機の復唱と無線が重なり、管制官にはヘリ側の声が聞こえず、誤認に気づけなかった。

 

全日空機が急ブレーキをかけたのは、離陸を中止できる規定速度ぎりぎりだった。

それから管制官がJTA機に着陸のやり直しを指示したが、同機はすでに着地、減速するためエンジンを逆噴射していた。

報告書は、「指示が時機を逸した」と指摘した。

 

再発防止のため、航空自衛隊では、機長と副操縦士が管制官との通信内容を互いに確かめることを確認。

 

国交省航空局は、管制官が「待機」を指示する際に、関連機の情報提供を徹底するよう通達を出した。

 

出典

「操縦士が管制指示誤認」 15年の那覇空港トラブル

http://www.asahi.com/articles/ASK4V059VK4TUTIL082.html 

 

 

4271630分に毎日新聞からも、同趣旨だが、やや詳しい記事がネット配信されていた。

 

那覇空港で、2015年6月、航空自衛隊のヘリが前を横切ったために滑走中の全日空機が離陸を中止したところ、その後方から日本トランスオーシャン航空(JTA)機が着陸した二重トラブルで、国の運輸安全委員会は、27日、調査報告書を公表した。

 

空自ヘリの機長が、管制官が全日空機へ出した離陸許可を自機への許可と取り違えたことなどが原因と指摘。

管制官への確認の徹底が必要と結論付けた。


このトラブルで、全日空機と後方のJTA機は、滑走路上で約570mまで接近。

大惨事につながりかねない状況だった。

 

運輸安全委によると、空自ヘリの機長(31)は、管制官から「スタンバイ(こちらが呼ぶまで待ってください)」と指示されたのを、「スタンバイデパーチャー(出発に備えるように)」と勘違いしたと分析。

 

管制官が「迅速な離陸」を伝えたのは全日空機に対してだったが、ヘリの機長がはっきりと聞き取れず、副操縦士(31)が復唱したため、自機への離陸許可と取り違えた可能性が高いとした。

 

目視でも全日空機に気付くのが遅れ、「交信を一部でも聞き取れなかった場合は、確認を求める基本的な対応が必要」と指摘した。

 

さらに報告書は、無線交信の聞き取りにくさにも言及。

無線で全日空機とヘリの復唱が重なり、出力の小さいヘリからの音声が小さかったため、管制官が機長の間違いに気付けなかった可能性があるとした。

国土交通省には、そういった無線の特性を周知するよう求めている。

 

一方、JTA機の機長(49)は、滑走路上に全日空機がいるのを確認していたが、管制官からの許可を受け、いったん着陸態勢に。

その後、着陸のやり直しを指示された時には接地の直前で、指示を認識した時にはエンジンを逆噴射しており、やり直しをしなかった。

 

報告書は、「(JTA機は)安全のため、臨機の措置をとったと考えられる」と結論づけたが、管制官に対しては、「全日空機が離陸滑走の開始が遅いと感じた時点で、JTA機に着陸やり直しの指示などをすべきだった」と、判断の遅れを指摘した。

 

このトラブルを受け空自は、機長と副操縦士の間で、管制官からの指示に認識の食い違いがある場合は、管制官に再確認することなどを徹底。

国交省は、ヘリに滑走路を横断する管制指示や許可を出さない運用を始めた。

 

 

【ことば】那覇空港の二重トラブル

 

2015年6月3日午後1時24分ごろ、新千歳行きの全日空機(乗客乗員83人)が滑走路(3000m)を離陸する直前、沖縄県・久米島経由で宮古島へ向かう7人が乗った航空自衛隊のヘリに気付き、離陸を中止。

ヘリは滑走路を横切った。

 

全日空機から離陸中止の報告を受け、管制官は着陸許可を出していた新石垣発のJTA機(乗客乗員44人)に着陸のやり直しを指示したが、そのまま全日空機がとどまる滑走路に着陸。 

けが人はいなかった。

 

出典

那覇空港トラブル 空自ヘリの勘違い指摘 安全委報告書

http://mainichi.jp/articles/20170427/k00/00e/040/167000c 

 

 

 

 

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201654日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5879/

 

 

(2017年5月5日 修正2 ;追記)

 

20174261915分に福井テレビから、不揃いの角材を積んだにもかかわらず落下防止措置を怠ったとして経営者らが起訴されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

福井地方検察庁は、26日、角材を運搬していたトラック運転手の男と当時の勤務先の会社の経営者を起訴した。

 

起訴状によると、トラックには、重さや長さが不ぞろいの角材が積まれていたにもかかわらず、落下防止策を講じる注意を怠ったとして、経営者は業務上過失致死罪に、トラックの運転手は過失運転致死罪に問われている。

 

福井地検は、事故からちょうど1年目のこの日、起訴に踏み切った。

 

出典

材落下死亡事故 トラック運転手と会社経営者を起訴~福井地検

http://www.fukui-tv.co.jp/?fukui_news=%E8%A7%92%E6%9D%90%E8%90%BD%E4%B8%8B%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%80%80%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E9%81%8B%E8%BB%A2%E6%89%8B%E3%81%A8%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E7%B5%8C%E5%96%B6%E8%80%85 

 

 

4261234分にNHK福井からは、1年後の節目にあたり積み荷固定の徹底を河川国道事務所が呼びかけたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年4月、福井市でトラックから落下した積み荷の木材が乗用車を直撃し男性が死亡した事故から、26日で1年となる。

重大な事故につながる落下物をなくそうと、福井河川国道事務所はトラックの運転手に、積み荷の固定を徹底するよう呼びかけた。


この呼びかけは、去年4月に福井市でトラックから積み荷の木材が落下し男性が死亡した事故から26日で1年となることから、福井河川国道事務所が南越前町の道の駅「河野」で行った。


呼びかけでは、職員2人がトラックの運転手にチラシを手渡して、

▽出発前には積み荷がきちんと固定されているか改めて確認する

▽積み荷をシートで覆う

など、対策の徹底を呼びかけた。


福井河川国道事務所が、昨年度、県内の国道で落下物を回収したのは合計1450件で、前の年度より約100件増えている。


チラシを受け取った運送会社の50代の男性社員は、「前の車から突然、木の板が落ちてきて危ないと感じた経験があります。積み荷をきちんと固定して、絶対に落とさないように気をつけます」と話していた。


福井河川国道事務所の村岡・保全対策官は、「人の命を奪う落下物をなくすために、運送会社やドライバーに対して注意を呼びかける活動を続けていきたい」と話していた。


福井河川国道事務所は、落下物を発見した場合には道路緊急ダイヤル「#9910」への連絡を呼びかけている。

 

出典

貨物車運転手に「積み荷固定を」

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055865151.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

「#9910」は全国共通の番号。

国交省HPには、以下の記載がある。

 

・道路の穴ぼこ、路肩の崩壊などの道路損傷、落下物や路面の汚れなど道路の異状を24時間受け付けています。

・電話番号は【#9910】で、通話料は無料です。

http://www.mlit.go.jp/road/dia/

 

 

 

(2017年6月25日 修正3; 追記)

 

20176231853分にNHK福井から、運転手は会社に入ったばかりで正しい積載方法を学んだことはなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

23日、福井地方裁判所で開かれた裁判で、検察は「運転手は事故の3か月ほど前に製材会社で働き始めたばかりで、正しい積載方法を学んだことはなかった。荷台に積み上げられた木材の高さは1m30cmを超え、長さもふぞろいだったが、ロープで1か所しか固定されていなかった。運転手は経営者に相手が待っていると言われ、配達先に向かった」と指摘した。

 

・・・・・

 

出典

落下物事故裁判 初公判 認否は?

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3053632261.html

 

 

 

 

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2017426150分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

427750分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

兵庫県立こども病院で、2005年、女性看護師が入院中の男児(当時生後7カ月)の乗ったベビーカーを転倒させて重症を負わせたとして、芦屋市の両親らが県に約3960万円の損害賠償を求めた訴訟は、26日、神戸地裁で和解が成立した。

県が解決金920万円を支払う。

 

県によると、05年9月、当時神戸市須磨区にあった同病院で、看護師がベビーカーに男児を乗せて移動中、別の患者の家族に声をかけられて手を離した間にベビーカーが転倒。

男児は頭を打ち、脳の膜に出血がたまる硬膜下血腫と診断された。

 

男児は嘔吐などの症状があり、06年6月までに4度手術。

現在も血流を確保するための管が頭に入っており、鉄棒運動などの激しい運動はできず、年1度、経過観察をしているという。

 

男児と両親が14年に県を提訴。

16年12月に神戸地裁が和解を勧告した。

 

古川・県病院事業副管理者は、「早期円満解決のため、和解することにした。このような事案が発生したことは大変申し訳ない。再発防止に努める」とコメントした。

 

出典

入院中男児、ベビーカー転倒で重症 両親と和解

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201704/0010131471.shtml 

ベビーカー転倒事故で兵庫県が920万円支払い、男児はいまも後遺症 神戸地裁

http://www.sankei.com/west/news/170427/wst1704270011-n1.html

 

 

 

 

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20174261017分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

426日付で毎日新聞千葉版から、426日付で朝日新聞ちば首都圏版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

君津市消防本部は、25日、同市坂田で6日に発生した民家火災で、消防署本署第1救助隊の戸田消防士長(29)が全身にやけどを負い、23日に死亡したと発表した。

同市消防本部の消防職員が殉職したのは、初めてという。

 

消防本部によると、6日午前6時5分ごろに民家火災の119番通報があり、救助隊は同6時15分ごろ現場に到着。

 

要救助者がいるとの情報を受け、戸田消防士長を含む救助隊員2人が屋内を捜索していて急激な黒煙にまかれ、戸田消防士長の所在が不明になった。

 

戸田消防士長は台所付近で倒れている状態で見つかり、病院に搬送されたが、23日午後に死亡した。

 

戸田消防士長らが現場に入った際は火炎はなく、白煙がうっすらと漂っている状態だった。

戸田消防士長らは防火衣と空気呼吸器を付けていたが、外部と結ぶ確保ロープと援護注水はなかったという。

 

消防本部は、事故原因や上司の指示などについて、内部調査に加え外部有識者を招いて検証するといい、「再発防止策を検討し、安全管理の徹底に取り組む」としている。

 

火災は消防車など7台で消火にあたり、約1時間後に鎮火したが、木造平屋建て約56m2が全焼し、焼け跡から家主の男性=当時(78)=の遺体が見つかった。

 

出典

『君津の消防職員が殉職 民家火災で全身やけど』

https://www.chibanippo.co.jp/news/national/403856 

『君津市消防 29歳士長、救出活動で殉職 原因内部検証へ』

https://mainichi.jp/articles/20170426/ddl/k12/040/064000c 

 

 

 

(2018年1月14日 修正1 ;追記)

 

20181101924分にNHK千葉から、調査報告書がまとまったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

君津市消防本部は、去年5月末に外部の有識者などによる調査委員会を設置して当時の消防の対応に問題がなかったか検証を行い、このほど結果がまとまった。


それによると事故の原因は、煙を排出するために窓や玄関が開け放たれたことにより、天井などにたまっていた可燃性のガスが爆発的に燃焼する「バックドラフト現象」が発生したためだとしている。


そのうえで、死亡した職員など2人が屋内に入る際に命綱を着けず、支援のための注水も行われていなかったことについては、「当時は煙がうっすら漂う程度で、現象が起きることを瞬時に判断するのは極めて難しく、対応に瑕疵があったとは言えない」などとしたうえで、火災の現場では、あらゆる情報を共有し安全管理の徹底に努める必要があるなどとした。


出典

君津消防署員死亡事故で調査結果

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180110/1080001237.html 

 

 

111日付で朝日新聞ちば首都圏版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

報告書は、「安全確保の留意事項を順守したとは言えない」としたものの、予測が極めて難しい急激な燃焼(バックドラフト)に加え、「確保ロープをしていたら2人とも犠牲になった可能性がある」、「援護注水がバックドラフト現象を必ずしも防げたかどうか不明」とした。

 

これに対し父親は、「納得できない。マニュアルに従っていれば防げた事故。消防本部に瑕疵がなかったとは思っていない」と話した。

 

 

 

一方、20171229128分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消防隊の一連の消防活動につき、君津市消防本部が遺族に「過失は無かった」と伝えていたことが28日、分かった。

 

救助活動では、住人を助けに住宅内に入った際、救急隊長と戸田さんが命綱を身体に結んでおらず、救助活動をサポートする援護注水がなかった-といった行為が総務省消防庁の作る安全管理マニュアルに反する活動ではないか、また、消火・救助活動の指揮と消防隊員の安全管理の両立のための状況判断が的確だったかが問題視された。

 

・・・・・

 

消防本部は今月25日、戸田さんの遺族を本部に呼んで同報告書の内容を説明。

ただ、殉職は消防活動の過失が原因だったかについては、消防本部が27日に改めて遺族を訪ね、口頭と文書で「(事故調査委の)調査結果に鑑み、現時点においては、過失は無かったものと判断する」と伝えた。

 

また、現場の消防職員の判断に委ねた結果の殉職という見解か、などの産経新聞の質問に対し、消防本部は回答を拒否した。

 

・・・・・

 

報告書では、

(1)市消防本部では、現場での消防活動で、安全管理マニュアルよりも現場隊員の状況判断を優先して安全を確保することが常態化しているのでは?

(2)指揮者による、バックドラフト現象にも注意した状況把握と隊員への指揮命令が適切だったか

(3)救助隊長はバックドラフト現象直前に戸田消防士長に退避を命じたとされるが、命綱がない中で命令が届いていたのか

といった点の明確な言及はされなかった。

 

事故調査委の委員の1人は、「マニュアルは安全規範だが、その場その場で対応が変わってくるものであり、現場の消防隊員の判断に委ねる部分も大きい」と話す。

 

そうした面は否定できないが、チームで物事を行う場合、リーダーが業務の進捗とリスクを勘案しながら進めるのもまた当然。

自らを危険に曝して救助に赴く消防隊員や警察官らの命が左右されるゆえに、公務における、上からの指揮命令や普段からの訓練が持つ意味は一段と重い。

 

消防本部が27日に遺族に渡したのは一片のペーパー。

「調査結果に鑑み」と言うにとどめず、消防のプロとして殉職事故をどう受け止めるか、言葉を尽くして遺族に伝える義務がある。

報告書受領後も、その結果や消防本部としての見解を公表しないのは、説明責任回避と受け取られても仕方ない。

失われた命の重みに鑑み、反省の言葉と共に犠牲を次につなげる姿勢を示すべきだ。

 

出典

『千葉・君津の消防士殉職 「過失無かった」と遺族に通知 消防本部、説明責任果たさず』

http://www.sankei.com/affairs/news/171229/afr1712290013-n1.html 

 

 

 

 

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20174261014分に徳島新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

426日付で毎日新聞徳島版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

徳島市消防局は、新型のはしご付き消防車1台を東消防署に配備し、25日、報道関係者に公開した。

国内のはしご車で最も高いマンション18階部分(約55m)の火災や救助に対応できる。

 

同型車が配備されるのは、石川県金沢市、愛知県岡崎市に次いで全国で3番目。

旧車両が老朽化したため、2億1762万円をかけて22年ぶりに更新した。


消防局によると、はしごの全長は54.8m。

はしごの先端にあるバスケット(定員3人)、地上とバスケットの間を移動する昇降機(2人)を同時に使えるのが特徴で、一度に5人を救助できる。

旧車両は高さ50mまで対応し、一度に救助できるのは2人だった。


新型車は,バスケットにカメラや遠隔操作できる放水銃を備えており、危険を伴うタンク火災などの際にはバスケットが無人でも放水できる。


市内には、高さ40m以上の建物が50棟、50m以上の建物が5棟ある。

屋上までカバーできない市内の建物は、旧はしご車では5棟だったが、このはしご車の導入で、JRホテルクレメント徳島と市役所を除く全ての建物に対応できるようになった。


3月30日に配備された後、署員が訓練を積んでおり、出動はしていない。

 

出典

国内最高の新型はしご車配備 徳島市消防局

http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/04/2017_14931693106685.html 

徳島市消防局 日本一の高さで助ける 54メートル級はしご車導入

https://mainichi.jp/articles/20170426/ddl/k36/040/424000c 

 

 

 

 

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20174271210分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

428日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後5時45分ごろ、群馬県太田市由良町のプレス工場で、作業中の近くに住むインドネシア国籍の研修生Sさん(20)が金属プレス機に頭を挟まれ、死亡した。

 

警察によると、当時Sさんは、外国人の派遣社員の男性(54)と2人で自動車部品をプレスしていた。

 

何らかの原因でプレス機が停止し、調べようとプレス機にSさんが頭を入れたところ、機械を挟んでSさんの裏側で働いていた派遣社員が、気づかずにプレス機を再作動させたという。

 

出典

プレス機に頭はさまれインドネシア人研修生死亡

http://www.sankei.com/affairs/news/170427/afr1704270012-n1.html

 

 

 

 

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201426198分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4262052分に毎日新聞から、426186分に中国放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午前10時半ごろ、尾道市瀬戸田町の造船会社「K工業」の工場で「作業員の男性2人が酸欠になっている」と消防に通報があった。


消防や警察によると、2人は病院に運ばれたが、このうち33歳のタイ国籍の男性が意識不明の重体となっている。
また、25歳のフィリピン国籍の男性が一時意識もうろうとなったが、命に別条はない模様。


現場の工場は瀬戸内海にある生口島の北部の海沿いにあり、この会社では船の建造や修理のほか、船のリースを手がけているという。


消防や警察によると、当時、岸壁にとめた長さ45m、幅15mの台船のタンク(深さ2~3m)内で、浸水していないかなどを確認する作業が行われていて、タイ国籍の男性が意識を失って倒れているのが見つかり、発見したフィリピン国籍の男性作業員と現場監督が救出にあたったが、フィリピン人作業員も、一時、意識不明となった。
その後、意識は回復したという。

事故を受けて、K工業の出口社長と岡田専務が取材に応じ、現場の状況などを説明した。

それによると、台船は荷積みや運搬に使用するもので、26日は、台船を大型連休明けに別の会社に貸し出すために点検作業を行っていたという。


浮力を維持するための空気のタンクに漏水や腐食がないかを点検するため、タンクに通じるフタを開けて直径約50cmの縦穴から内部に入ったところ、1人が倒れ、救助に向かった別の1人も体調不良を訴えたという。


通常は、送風をして換気をすることになっているということだが、「今回、換気が行われていたかどうかは、現時点ではわからない」としている。

台船内部の空間は、幅7.5m、長さ10mの広さだという


病院に搬送された2人は、尾道市にある協力会社の技能実習生だという。
K工業の出口社長は、「事故によって2人や多くの関係者のみなさまにご迷惑をおかけし、申し訳ございません」と謝罪した。


消防が現場に到着した直後にタンク内の酸素濃度を調べたところ、安全な濃度を大幅に下回る6%と、呼吸停止や死亡に至るおそれのある非常に危険な状態だったという。

 

警察は、作業の安全管理に問題がなかったか、調べている。

 

出典

造船会社で酸欠か 1人意識不明

http://www.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170426/5928133.html 

尾道の造船所 作業中の男性2人倒れ1人重体、酸欠か

http://mainichi.jp/articles/20170427/k00/00m/040/075000c 

造船所 台船内で作業員意識不明

http://news.rcc.jp/?i=27715 

 

 

428日付で朝日新聞備後版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

因島署は27日、重体となっていた実習生が同日、死亡したと発表した。死因は低酸素脳症だったという。

一時、意識不明となっていたフィリピン人の実習生は、同日、退院したという。

 

 

 

(2017年5月23日 修正1 ;追記)

 

2017427日付の中国新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

先に倒れたタイ人の男性は昨年12月から、助けに入ったフィリピン人の男性は昨年9月から、K工業で作業していた。

 

 

 

(2017年9月2日 修正2 ;追記)

 

201791日付で毎日新聞広島版から、台船のタンクは7年以上も密閉状態だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

尾道労基署は8月31日、同社と同社工務部長(56)を労安法違反の疑いで書類送検した。

容疑を認めているという。

 

送検容疑は、同社と同社工務部長が、法令で義務づけられた酸欠主任者を選任せず、酸素濃度測定器を備えなかったため、男性を死亡させたとしている。

 

同署によると、台船のタンクは7年以上密閉されており、同社の測定器は工場内にあったがバッテリー切れで使えない状態で、代替機の確保もしていなかったという。

 

出典

酸欠死亡事故で労基署 造船所役員ら書類送検

 http://news.rcc.jp/?i=28330#a 

 

 

8311156分にRCC中国放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

書類送検されたのは、K工業と、現場監督者を務めていた常務取締役の男性

 

尾道労基署によると、会社と常務取締役は、タンクは長期間密閉され酸欠の危険があったにもかかわらず、法令で義務付けられた作業主任者を置かず、酸素濃度の測定器具を備えるなどしていなかった疑いがもたれている。

 

この事故では、警察も業務上過失致死傷の疑いで捜査を続けている。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

報道された内容から推察すると、7年以上も密閉状態だったタンクの中に、酸素濃度を測定せず、また換気もせずに協力会社の海外実習生を入らせていた可能性がある。

造船所で働く人たちに酸欠の知識がなかったとは思えないのだが・・・・・。

 

 

 

 

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20174261434分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午前10時前、大阪・此花区島屋のホテルの建設現場で、作業員が給水ポンプを運んでいたところ、横倒しになった。


警察によると、この事故で、男性作業員2人がポンプの下敷きになり、病院に運ばれたが、47歳の作業員が死亡し、46歳の作業員が軽いけがをした。


給水ポンプは、高さがおよそ1m60cm、重さが1.5トンあり、当時、6人で台車に乗せて運んでいたという。


警察が、工事関係者から話を聞くなどして、安全管理や作業手順などに問題がなかったかどうか、詳しい状況を調べている。


現場は、JR桜島線のユニバーサルシティ駅に直結する、ことし夏に開業予定のホテルで、テーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのすぐ近く。

 

出典

給水ポンプの下敷きに 2人死傷

http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170426/5932101.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

映像によれば、10階以上ある結構大きなホテルの建設現場で起きた模様。

 

 

 

 

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2017425843分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

奈良県生駒市のO中学校で、昨年8月、1年の男子生徒がハンドボール部の練習中に熱中症の症状を訴えて死亡した事故で、市教委は24日、外部調査委から提出された「事故調査結果報告書」を公表。

報告書は、「適切な給水時間が確保されず、気象条件が把握されていなかった」と指摘し、再発防止策を提言した。

 

外部調査委は弁護士や医師計5人で構成し、昨年11月から計12回、関係者への聞き取り調査などを実施してきた。

 

報告書では、事故当日、男性顧問が練習前に各生徒の体調確認や気温を把握せず、通常の30分間よりも5~10分長く無給水でランニングさせたと指摘。

 

各生徒への聞き取りで、「給水は禁止されていなかったが、飲める雰囲気ではなかった」などの声があがったとし、「生徒が自ら休息を申し出やすい環境が構築されていなかった」などと課題を示した。

 

再発防止策として、

▽生徒個々の体力に応じた練習計画の設定

▽練習場所の暑さ指数の観測

▽指導者と生徒間の信頼関係の構築

▽安全対策への定期的な点検評価

などの必要性を提言している。

 

中田教育長は、「安心安全であるべき学校で、あってはならない事故だった。提言をもとに、再発防止策をすぐ実施していきたい」と話した。

 

出典

「部活顧問が水飲ませずランニング」奈良・ハンドボール部熱中症死亡事故で
 調査委指摘

http://www.sankei.com/west/news/170425/wst1704250020-n1.html 

 

 

4241826分にNHK奈良からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年8月、生駒市のO中学校で、ハンドボール部の練習でランニングをしていた男子生徒が熱中症で倒れ、翌日、死亡した。
この男子生徒は、練習中、全く水を飲んでいなかったという。


生駒市は、この事故を受けて第三者による調査委員会を設置し、関係者への聴き取りを行うなど検証を行い、その結果を報告書にまとめた。


それによると、事故につながった要因として

▽顧問の教師が生徒一人ひとりの体力や体調を把握せず、実態に合わない練習を行わせていた

▽生徒との間に信頼関係が築かれておらず、生徒が水を飲んだり休憩したいと発言できない雰囲気だった

ことなどをあげている。


そのうえで、

▽適切な休憩時間を設ける

▽生徒が話しやすいよう、教師が努力してコミュニケーションをとる

ことなどを提言している。


生駒市教育委員会の中田教育長は、「事故の結果を重く受け止めている。報告書をもとに,再発防止に向けた具体的な取り組みを検討していきたい」と話している。

 

出典

生駒熱中症事故で調査結果公表

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2055651991.html 

 

 

2017422日付で毎日新聞奈良版から、この事故を受け県教委は学校体育で起きる事故防止策をまとめた指針を公表したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県教委は21日、昨年8月に生駒市の中学校で男子生徒が死亡した熱中症事故などを受け、学校体育で起きる事故防止策をまとめた指針を公表した。

 

重大事故に至らずに済んだ軽微な事案の報告を、各学校に求める。

県教委のホームページに掲載したほか、校長会などで配布して周知を図る。

 

昨年12月から事故防止策を検討してきた有識者委員会の報告を受け、県教委が先月まとめた。

 

これまでは、県立学校に重大事故の報告を求めるだけだったが、来月以降、市町村教委の協力も得て、国立を除く小中学校や高校などでの軽微な事故も把握し、重大事故の防止に役立てる。

 

指針では、教職員らに課せられた法的な安全配慮義務について、詳しく解説。

熱中症になった児童・生徒への対応を、意識の有無などの場合に分けて流れを説明する図も付けた。

 

県教委保健体育課は、「運動をする限り、事故をゼロにするのは現実的に不可能だが、重大事故は起こしてはならない。指針の作成で終わらず、明記した取り組みを学校現場に浸透させたい」としている。

 

出典

県教委 軽微事案も報告を 熱中症など体育事故防止へ指針

https://mainichi.jp/articles/20170422/ddl/k29/100/651000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇この教師の方は、熱中症についてどの程度の知識があった
 のだろうか?

 

〇報告書は、生駒市HPに掲載されている。

http://www.city.ikoma.lg.jp/cmsfiles/contents/0000009/9735/170424.pdf

 

 

 

 

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2017425日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

春日部労基署は、25日、労安法違反の疑いで、東京都大田区の段ボール製造業「段ボール」と同社岩槻工場の安全担当責任者の男(60)を書類送検した。

 

容疑は、昨年6月9日、さいたま市岩槻区の同工場で、作業員男性(60)が段ボールのシートを製造する機械の不具合を直そうとした際、ロール部を停止する措置を取らなかった疑い。


男性は機械に両腕を巻き込まれ、両肘関節付近から切断する重傷を負った。

 

同署によると、同工場では、段ボールが流れていく機械を止めないまま作業員が手を差し込んで段ボールのずれを直すなどの危険な行為が常態化していた。

これまでも、同じような災害で作業員が手を骨折することがあった。

 

同社と責任者の男は、容疑を認めているという。

 

出典

男性両手切断…製造会社を書類送検 以前も同様の災害/春日部労基署

http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/04/26/03_.html 

 

 

 

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2017425日付で毎日新聞東京版朝刊から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

使い捨てライターを使用後、「残り火」が衣類やバッグなどに燃え移ってやけどを負う事故が、これまでに少なくとも67件あったことが、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)のまとめで分かった。

 

事故調は24日、事故防止に向け、着火口が塞がれた「スライド式」ライターの使用が望ましいとの検証結果を公表。

消費者庁と経済産業省に対し、注意喚起などの対策を講じるよう呼びかけた。

 

「残り火」による事故を巡っては、2015年6月に兵庫県の70代男性が、使用後のライターを衣服のポケットに入れたところ衣服に燃え移り、重いやけどを負って死亡している。

 

この事故を受け、消費者庁などが注意喚起を行ったが、それ以降も事故が起きている。

 

事故調によると、消費者庁などが10年4月以降に把握した情報をまとめたところ、計67件の事故報告があり、うち重症が11件あった。

死亡事故は15年の1件のみ。

 

残り火は、ライター内部に何らかの異物が入り込むことで着火レバーが正常な位置に戻らず、微量のガスが漏れて発生しやすくなる。

 

事故調が過去の事故を精査したところ、内部からたばこの葉や砂が見つかっており、使用する過程で着火口などから入り込んだとみられる。

 

使い捨てライターは、点火方式などにより、「スライド式」、「押し込み式」、「やすり式」の3種類に分類され、「スライド式」以外は着火口が露出している。

 

こうしたことから、事故調は「スライド式」が他の2種類のライターに比べて「事故防止に有効」と結論づけた。

 

出典

使い捨てライター 「残り火」やけど67件 防止はスライド式有効 消費者事故調、10年度以降に把握

https://mainichi.jp/articles/20170425/ddm/041/040/025000c 

 

 

425948分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消費者事故調は、24日、ライターの着火レバーから指を離した後も火が完全に消えない「残り火」でやけどをしたとの事故の情報が、これまでに67件寄せられているとして注意を呼び掛けた。

うち死亡が1件、重傷が11件あった。

 

事故調によると、「残り火」は、繊維片などの異物が着火レバーと連動したガス噴出ノズルの周辺に詰まるなどし、ノズルの弁が完全に閉じず微量のガスが漏れたり、レバーが元の位置に正しく戻らなかったりすると起きるという。

 

レバーをスライドさせて着火するタイプは、通常、着火口がレバーでふさがれており、異物が入りにくく、空気が遮断されて消火する役割もあるため、事故調は「スライド式を使うのが残り火の防止に有効。使用後は残り火がないか必ず確認してほしい」と指摘した。

 

事故情報の67件は、消費者庁などが平成22年度から運用を始めた事故情報データバンクシステムに、今年2月までに登録された。

 

27年6月に兵庫県で70代男性が死亡した事故など、服のポケットに入れた際のやけどが目立ち、車のドアポケットに入れて周辺に燃え移ったケースもあった。

 

異物は、繊維片、木片、砂、金属クズ、タバコの葉などだった。

 

出典

ライター残り火に注意 兵庫でもポケットでやけど 事故調「異物の混入原因」
 死亡事例も

http://www.sankei.com/west/news/170425/wst1704250027-n1.html 

 

 

425532分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

生活にかかわる事故の原因を調べる国の消費者安全調査委員会(委員長=宇賀克也・東大院教授)は、24日、ライターの残り火による出火などの事故について情報収集した結果をまとめた。

対策には、着火口が着火レバーでふさがれる「スライド式」のライターが有効だとした。

 

消費者庁の事故情報データバンクによると、ライターの残り火があったとみられる事例は206件で、死亡事故も1件あった。

着火装置の内部にたばこの葉やゴミがはさまり、着火レバーが元の位置に戻らないことが主な発生要因とされる。

 

このうち、ライターの種類がわかる15件を調査委が分析すると、やすりと石をこすって着火する「やすり式」で8件、着火レバーを下に押し込んで点火する「押し込み式」で6件で、「スライド式」は1件にとどまっていた。

 

調査委は、着火口を着火レバーでふさぐスライド式は異物が内部に入りにくく、残り火が発生しても着火レバーが着火口をふさいで火を消すとして、「スライド式が残り火対策として有効だ」とした。

 

出典

ライター残り火、死亡事故も 対策に「スライド式」有効

http://www.asahi.com/articles/ASK4S52P6K4SUTIL02T.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

消費者庁からの発表資料(全16ページ)は下記参照。

http://www.caa.go.jp/policies/council/csic/information/pdf/information_170424_0001.pdf

 

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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