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2017年2月13日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日正午ごろ、毛呂山町市場の金属加工業「F社」工場内で、可傾炉の交換作業をしていた経営者の男性(72)が炉に挟まれ、死亡した。
警察によると、当時は男性従業員(44)と2人で作業中。
油圧ポンプの調子が悪く、調べていたところ、何らかの原因で可傾炉が下がってきて、炉と床に挟まってしまったという。
警察で原因を調べている。
出典
『工場で炉に挟まれ死亡、経営者の男性 作業中、炉が下がる』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/02/14/04_.html
2月14日付で朝日新聞埼玉西部版(聞蔵)からは、少し内容が異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金属を溶かす可動式るつぼの下敷きになり、約1時間後に救出されたが、その場で死亡が確認された。
警察によると、男性はるつぼの下に潜り込んで可動装置を調べていて、急に下がってきたるつぼと床の間に挟まれたという。
(ブログ者コメント)
可傾炉とはどのようなものか調べたところ、㈱豊栄商会のHPに写真付きで以下の解説があった。
可傾炉
炉全体を傾ける事で鉄を炉内に残し、アルミ溶湯のみを出しやすくしてあります。
http://www.hoei-shokai.co.jp/works01.html
今回の事例が可傾炉で起きたのか、それとも可動式るつぼで起きたのかは不明だが、いずれにせよ、炉の中で溶かした金属を、炉を傾けることで取り出す、そういった設備で挟まれたということかもしれない。
2017年2月13日14時35分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月13日12時46分に産経新聞から、2月13日13時50分にTBS News iからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日朝、東京メトロ日比谷線の線路内で発煙が確認され、一部区間で4時間近く運転を見合わせ、午後0時半頃再開した。
東京メトロや消防によると、13日午前8時45分頃、日比谷線を走行中の列車の運転士が築地駅の手前の線路上で発煙を確認した。
列車は煙の上を通過した後に停車し、乗っていた車掌が確認したところ、レールの連結部分のボルト付近が発煙していたため、消火に当たった。
東京メトロによると、駅のホームから20mほど手前のレールが熱を持っていて、レールに流れている電気が、何らかの異常により地面に流れたことが発煙につながったとみられ、消防などが詳しい原因を調べている。
日比谷線は一部区間で4時間近く運転を見合わせ、午後0時半頃再開したが、約10万2000人の足に影響が出た。
出典
『東京メトロ日比谷線で煙…ようやく運転再開』
http://www.news24.jp/articles/2017/02/13/07353983.html
『日比谷線が全線運転再開 発煙は漏電が原因か 発煙』
http://www.sankei.com/affairs/news/170213/afr1702130004-n1.html
『日比谷線・築地駅近くの線路で発煙、一時運転見合わせ』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2982064.html
(ブログ者コメント)
大阪市営地下鉄事例(下記)と似通った事例のように感じたので、紹介する。
2017年2月6日 大阪市の地下鉄堺筋線で線路下から発煙、4日前にも同じ場所付近で発煙、ホコリが原因と判断して付近を清掃していたが、線路にかかり続けた水が原因かも (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6772/
※ちなみに大阪事例では、電車が通過するたび、たまっていた地下水が線路にかかったことが原因ではないかという新情報があったため、本文とタイトルを2月14日に修正している。
2017年2月16日19時30分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月16日14時17分に中日新聞から、2月17日付で読売新聞から、2月16日21時46分に毎日新聞から、2月16日14時45分に産経新聞westから、2月17日8時13分に岐阜新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県総合医療センター(岐阜市)は16日、手術などに使う麻酔用の筋弛緩剤注射薬「ベクロニウム」1本(10mg)がなくなったと発表した。
医薬品医療機器法で毒薬に指定されており、大人2.5人分の致死量にあたるという。
警察は、盗難の可能性も含めて調べている。
センターによると、12日午後0時25分ごろ、30代の男性薬剤師が、ベクロニウムが入ったガラス容器2本をほかの薬品と一緒にトレーに乗せ、病院本館地下1階にある薬剤部から、ベルトコンベヤー状の搬送機で東病棟3階のナースステーションに搬出した。
約1時間半後、50代の女性看護師が確認したところ、ベクロニウム1本だけがないことに気づいた。
ナースステーションでは搬送機の扉に鍵はなく、午後1時ごろから紛失発覚までの約1時間、患者対応などで無人になっていた。
薬品保管室やナースステーションは、外部からの侵入は難しいという。
当時、病棟には患者18人がおり、医師や看護師、薬剤師計16人が出勤していた。
外部から出入りした人数は把握できていない。
同注射薬は白い粉末状でガラス容器に入り、患者名が記載されたラベルとともにビニール袋に入った状態で搬送された。
バーコードで管理され、ナースステーションの金庫で保管することになっていた。
センターは13日以降、全病棟を捜したが見つからず、盗難の可能性もあるとして、15日に警察に紛失を届け出た。
滝谷院長は記者会見で、「搬送機で送ったことや、1時間半も搬送機内を確認しなかったことは大きな問題」と話し、今後、毒薬は担当者が確実に受け渡すようにするほか、取り扱いに関する研修を行うなど、再発防止を徹底するという。
出典
『岐阜県総合医療センターで筋弛緩剤1本紛失』
http://www.asahi.com/articles/ASK2J6G4ZK2JUBQU018.html
『岐阜県総合医療センターで筋弛緩剤紛失』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017021690141431.html
『岐阜の医療施設 筋弛緩剤を紛失』
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20170216-OYTNT50340.html
『岐阜県医療センター 筋弛緩剤を紛失』
http://mainichi.jp/articles/20170217/k00/00m/040/100000c
『病院で筋弛緩剤1本紛失…大人2人分の致死量、盗難の可能性も? 岐阜』
http://www.sankei.com/west/news/170216/wst1702160065-n1.html
『筋弛緩剤1本紛失 県総合医療センター』
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170217/201702170813_29029.shtml
(2017年2月21日 修正1 ;追記)
2017年2月19日付で読売新聞中部版から、未開封状態で発見されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月19日8時57分に岐阜新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
センターは18日、ガラス容器が院内で見つかったと発表した。
未開封で、警察は一時盗まれた可能性もあるとみて捜査している。
発表によると、ガラス容器は17日午後3時頃に見つかった。
場所や経緯は、捜査中を理由に明らかにしていない。
捜査関係者によると、ガラス容器は、紛失時と同じビニール袋に入った状態で、紛失したとされる3階とは異なる場所で見つかったという。
センターは、「患者や地域の皆さんに多大な心配を掛けたことをおわびする。厳格な保管管理に取り組み、再発防止策を講じる」とのコメントを出した。
出典
『紛失の筋弛緩剤発見』
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20170219-OYTNT50008.html
『筋弛緩剤、病院内で発見 紛失時と別の場所』
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170218/201702181334_29038.shtml
2017年2月13日19時47分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時40分ごろ、室蘭市仲町にある三菱製鋼の子会社、「三菱製鋼室蘭特殊鋼」の工場で、鋼材の製造過程で発生する粉じんを回収する作業を行っていた下請け会社の社員の男性(41歳)が倒れているのを、同僚が見つけた。
男性は病院に運ばれたが、その後、死亡が確認され、警察が遺体を詳しく調べたところ、硫化水素による中毒症状で死亡した疑いがあることがわかった。
警察によると、粉じんを回収する作業では、人体に有害な化学物質を取り込まないように薬品が使われるということで、警察は、男性が使う薬品の種類を誤って中毒になった可能性もあるとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『製鋼会社で男性死亡 薬品中毒か』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170213/3884921.html
2017年2月12日19時21分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月12日17時55分にテレビ長崎からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前8時40分ごろ、高知県の室戸岬の沖合10kmほどの海上を航行していた海上自衛隊佐世保地方隊の掃海艇「やくしま」から20代の海士の男性が転落し、行方が分からなくなった。
海自によると、掃海艇は伊勢湾での訓練を終えて11日に現地を出発し、佐世保港に戻る途中だったということで、男性海士は、当時、甲板上で弾薬を発射する訓練を行っていた。
海士が海に転落したところを目撃した隊員もいたが、詳しい経緯などは分かっていないという。
海自では、海保の巡視船などと一緒に、付近の海域の捜索を行っている。
海上は、しけぎみだったという
出典
『掃海艇から海士転落し行方不明』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033857481.html?t=1486942524271
『佐世保の海自隊員が室戸岬沖で海中転落し行方不明』
http://www.ktn.co.jp/news/20170212115523/
2017年2月12日21時4分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月12日18時25分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後1時半すぎ、京都府宮津市溝尻の住宅の駐車場で、とめてあった軽乗用車の中で、この家に住む漁業の男性(62)が死亡しているのを、男性の息子が見つけた。
警察の調べによると、男性の死因は一酸化炭素中毒で、見つかった当時、周辺には近くの倉庫の屋根から落ちてきたとみられる雪が1m以上積もり、車の後ろの部分が雪に埋もって、マフラーがふさがれた状態になっていたという。
また、男性は11日午前9時ごろから家の雪かきをしていたということで、運転席を倒して車内で休憩中だったとみられるという。
このため警察では、男性が休憩中に雪で排気口がふさがり、排気ガスが車内に充満したことが原因とみて、詳しい状況を捜査している。
日本自動車連盟(JAF)は、排ガスで一酸化炭素中毒にならないよう、頻繁にマフラーの周囲を除雪するなどの対策を取るよう、注意を呼びかけている。
出典
『雪が排気口ふさいだか男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170212/3860051.html
『雪がマフラーふさぎ車内で男性死亡…CO中毒』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170212-OYT1T50072.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
山陰地方では過去の記録をン10年ぶりに更新するほどの降雪があり、漁船が沈む(既報)など、多くの被害が出ている。
思うに、この事例、過去にはそれほど多くの雪が屋根から落ちることはなかったが今年は・・・といったことが影響しているのかもしれない。
2017年2月11日19時19分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月11日18時30分に北日本放送から、2月12日付で朝日新聞富山全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後1時すぎ、黒部市沓掛にある建設用機械のリース会社の駐車場で、高岡市の会社役員の男性(45)が、トラックの荷台から滑り落ちてきた重さ約2.5トンのロードローラーの下敷きになった。
男性は黒部市内の病院に運ばれたが、まもなく出血性ショックで死亡した。
警察によると、男性はロードローラーの輸送を請け負う会社に勤め、11日はリース会社からの依頼を受け、1人でロードローラーを運転してトラックの荷台に積み込む作業を行っていたという。
大きな音を聞いたリース会社の社員が現場に駆け付けたところ、男性が下敷きになっていたという。
ロードローラーは、道路などを固めるための建設用機械で、警察によると、重さおよそ2.5トンで、高さおよそ1.3mから滑り落ちたとみられるという。
警察は、事故の詳しい原因を調べている。
出典
『ロードローラーの下敷きで死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3063839881.html?t=1486847156818
『トラック荷台から重機ごと転落し死亡』
http://t.knb.ne.jp/news/detail/?sid=13917
2017年2月11日11時4分にNHK鳥取から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月11日10時47分に毎日新聞から、2月11日12時33分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前4時半ごろ、鳥取市徳尾の交差点で止まっている大型トラックのタイヤ(左後輪)に男性が巻き込まれていると、通りかかった人から消防に通報があった。
男性は、駆けつけた救急隊によって病院に運ばれて手当てを受けていたが、午前6時前に死亡したという。
男性は40代とみられ、警察は大型トラックを運転していた男性とみて、身元の確認を急いでいる。
タイヤの付近にはチェーンや毛布が残されていたということで、警察は、大型トラックが積雪で動けなくなったため、チェーンを着けようとした際、何らかの事情で空転するタイヤに巻き込まれたものとみて、詳しい状況を調べている。
鳥取市内は10日から11日にかけて雪が降り続き、路面が滑りやすい状況だった。
出典
『タイヤに巻き込まれ死亡か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/4043831951.html?t=1486847437957
『死亡事故 雪道脱出や、雪かきで側溝に落ち 鳥取と兵庫』
http://mainichi.jp/articles/20170211/k00/00e/040/210000c
『チェーン装着中、タイヤに巻き込まれ死亡か』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170211-OYT1T50074.html
2017年2月11日13時3分にRCC中国放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月11日11時59分に広島テレビから、2月11日12時29分にNHK広島NEWS WEBから、2月12日付で朝日新聞備後版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前1時45分ころ、福岡から大阪に向かっていた貨物列車が、線路内で保線作業にあたっていた会社員の男性をはねた。
男性は病院に運ばれたが、頭などを強く打ち、死亡した。
事故当時、現場では架線の部品の取り換え工事が行われていて、男性を含め6人の作業員が付近で作業にあたっていた。
男性は、列車の接近を作業員に知らせるため線路内で見張りをする仕事をしていた。
JR西日本は、男性が線路に近づきすぎたのではないかと見ている。
事故があったのは、糸崎駅に隣接した貨物の集配基地からおよそ500m東の線路上。
出典
『JR山陽線 貨物列車にはねられ作業員死亡』
『保線作業中列車にはねられ死亡』
http://www.htv.jp/nnn/news8667347.html
『作業中の男性列車にひかれ死亡』
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170211/3831711.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、現場は貨物集配基地に近いせいか、線路が何本も交錯している場所。
それにしても、見張り不備で作業員がはねられる事故はたまにあるが、見張り役の作業員だけがはねられる事故は珍しいのではないかと感じた。
2017年2月10日7時38分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月10日付で毎日新聞東京版から、2月10日8時49分に岐阜新聞から、2月9日20時49分にNHK NEWS WEBから、2月14日20時23分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
先月30日に出版大手「KADOKAWA」から発行された、岐阜市と織田信長ゆかりの歴史・観光情報を紹介する歴史雑誌「岐阜信長 歴史読本」の中に多数の誤りが見つかったと、市教育委員会が9日、発表した。
同社は9日、資料提供などの協力を受けた岐阜市に担当部長が訪れて謝罪し、作り直すことを明らかにした。
市教委によると、3日に市の関係部署に雑誌を配布したところ、職員らから複数の指摘が市教委に寄せられ、6日に同社へ連絡した。
指摘内容は下記など。
・ハイグレードホテルが廃グレードホテル
・地図で、岐阜市が三重県、岐阜県岐南町や笠松町が愛知県
・写真説明で、昭和4年の西暦が1828年
・信長の参謀として活躍した僧「沢彦宗恩」と軍師「竹中重治(半兵衛)」の説明文が入れ替わり
・別々のホテルと旅館の紹介文で、重複した部分がある。
同社によると、雑誌の編集は同社が行っているが、校正は別会社に発注していた。
この本の校正を担当した東京・新宿区の出版関連会社「ぷれす」の社長によると、KADOKAWAから依頼を受け、校正作業を行った上で年明けに納品したが、一部が反映されないまま出版されてしまったという。
社長は、
・問題発覚後に、依頼された原稿を再確認したところ、市などから指摘があった箇所は、全て「ぷれす」の校正者が誤りを伝えていた。
・印刷の段階で本の内容のデータが入れ替わることがあるため、最終的なチェックが重要だが、そこが十分ではなかったのではないか
・校正した原稿に地図が入っていないなど、指摘のしようのない部分もあった
と説明しているが、インターネット上で「ぷれす」に対し、「校正が甘い」などの風評が立ってしまったという。
社長は「長年コツコツと築き上げてきた信用に関わる問題なので、KADOKAWAさんにはミスが発生した経緯をしっかりと発表してほしい」と話した。
市教委の若山事務局長は、「このような事態に至り、非常に残念。適切な対応をしていただきたい」と話した。
出典
『「信長読本」誤植だらけ…岐阜を三重と表記など』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170209-OYT1T50167.html
『歴史読本 信長さん、本の字「変」 ミス30カ所、KADOKAWA作り直し』
http://mainichi.jp/articles/20170210/ddm/041/040/035000c
『信長読本、一転刷り直し SNSで反響、謝罪』
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170210/201702100849_28992.shtml
『“岐阜市は三重県に” 大手出版社の歴史の本に多くの誤り』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170209/k10010870781000.html
『信長読本のミス 編プロ「校正で誤り指摘、反映されず」』
http://www.asahi.com/articles/ASK2G5D4GK2GOHGB00G.html
2月15日付でKADOKAWA社のHPに、以下の社内調査結果報告が掲載されていた。
社内調査の結果、こうした事態を招いた原因として、以下の 2 点を認識しております。
第1 に、本来 2 回行うはずの校正・校閲作業が『岐阜信長歴史読本』では、1回しか行われていなかった事実 です。
弊社では「校正・校閲は 2 回以上行う」ことを編集製作の大原則としております。
校正・校閲作業の結果が的 確に反映されていることの確認、また、出版物の内容・体裁が発行に適正かどうか精査するためには、複数の校正・校閲作業が必然だと考えているからです。
しかし今回の『岐阜信長歴史読本』の編集製作過程においてはスケジュール管理の不備から、その大原則が遵 守されておりませんでした。
第2には、『岐阜信長歴史読本』編集部内での校正刷の内容確認作業において、組織的なチェック体制が機能 していなかった、という事実です。
以上のことから、今回の事態は歴史読本編集部ならびに所管するビジネス・生活文化局、ひいては弊社として の業務管理体制の不備に起因するものであったと強く反省しております。
・・・・
http://ir.kadokawa.co.jp/topics/20170215_n3evi.pdf
(ブログ者コメント)
〇上記以外、以下のようなミスもあったような気がする。
・原稿作成者が、自分が書いた原稿を見直さなかった
・校正会社への校正依頼時、原稿に地図を添付しなかった
・印刷所に原稿を送る際、最終版であることを確認しなかった
〇ちなみに、ブログ者のパソコンで「はいぐれーどほてる」と入力すると、一発で「廃グレードホテル」と変換された。
2017年1月31日に掲載し2月10日に修正した第4報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第5報修正5として掲載します。
第4報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6719/
(2017年2月16日 修正5 ;追記)
2017年2月10日6時0分に西日本新聞から、陥没の兆候を示す数値を、レベル1になった以降、確認していなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
陥没の兆候を示す数値に関し、現場では、事故前日の夕方に最初の異常値を計測、陥没直前には工事停止が必要なレベルにまで達したが、JV側はこの間の数値の推移を確認しておらず、状況を把握しないまま工事が行われていたことが分かった。
市は、「事故を未然に防止できる機会を逸した可能性がある」としている。
事故原因は国の第三者委員会が調査中で、JV代表の大成建設は西日本新聞の取材に「原因究明に関する回答は差し控える」と話した。
JVは当時、トンネルを支える鋼材にかかる圧力を1時間ごとに自動計測し、朝夕の2回確認していた。
事故前日の昨年11月7日午後5時ごろ、現場点検と市への報告が義務付けられた管理値レベル1を超過。
JV側は午後7時半ごろに確認した。
市に報告しなかったことについて、JV側は「他の計測値を総合的に評価し、予想の範囲内と考えた」と述べた。
計測値はその後、8日午前1時ごろに軽度の対策工事を要するレベル2、午前2時ごろに工事停止が必要なレベル3へ上昇したが、JV側は数値を確認していなかった。
また、トンネル周辺の吹き付けコンクリートへの圧力も、8日未明にレベル1を超えていたという。
これらの圧力計測は、地表面の沈下などの測定に追加する補助的な位置付け。
鋼材の圧力計測について、JV側は聞き取りに対し「通常1週間分まとめて報告する。これまでも適宜報告し、対応していた」と説明した。
一方、市は「注意しながら掘削を進めるべきだとの助言・指導に、JV側が対応できていなかった」としている。
出典
『異常値、推移確認せず JV工事中、停止レベルに 博多道路陥没』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/307119
(2017年4月29日 修正6;追記)
3月30日6時0分に西日本新聞から、報告書(案)に関する下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。(新情報に基づき、過去記事ともどもタイトルも修正した)
西日本新聞が入手した報告書案によると、現場の上部には地下水を含むまとまった砂質層があり、その真下の風化した岩盤層には亀裂などがあった。
こうした岩盤を掘削したため、水圧が作用して亀裂や緩みが「水みち」(地下水の通り道)となり、連続的な剥落と漏水が起きて大規模な陥没につながったと推定している。
具体的には
(1)岩盤層の潜在的な亀裂や弱い部分を適正に評価できなかった
(2)亀裂や弱い層が水みちとなり、局所的に水圧が掘削面にかかった
(3)岩盤の遮水性や水圧に対する耐力の限界について、工学的判断が不足していた
(4)止水のため地上からの薬液注入(地盤改良)を実施しなかった
可能性を列挙した。
市とJV側は、落盤対策として、地上からではなく、トンネル内部から斜め上に打ち込んだ鋼管を通じて薬液を注入する補助工法を選んでいた。
報告書は、また、副次的な要因として、
▽トンネルの天井を約1m低く設計変更し、扁平な断面にしたことで、天井の強度が低下した
▽補助工法の一部鋼管を切断したことで、鋼管が上下に重なる部分が短くなった
可能性も指摘した。
出典
『弱い岩盤対策不十分 博多駅前陥没第三者委 最終報告案、責任所在示さず』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/318056
2017年2月13日22時23分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月10日、1日に降った雪としては観測史上最も多い81cmを記録した小浜市で、漁港などに係留されていた船20隻が、雪の重みで沈没したり浸水したりする被害が出ていることがわかり、県などが被害状況の確認を進めている。
県や小浜市漁協によると、降り積もった雪の重みで、小浜市内の複数の漁港に係留されている漁船やプレジャーボートなど合わせて20隻が、沈没したり浸水したりする被害が出ているという。
このうち小浜漁港では、岸壁でも80cmほどの雪が積もっていて、3隻のプレジャーボートが船体の一部が海面から出ている状態で海の中に沈んでいるのが確認できた。
また、海面には、船から出たものと見られる油が浮かんでいた。
漁港では、地元の漁師などが船や岸壁の雪かきにあたっていて、70代の漁師は「船は雪がたまりやすい形をしているので陸上の3割増しで1mは積もっていた。船の上に20、30cm積もれば何トンって重さになるので、沈んだら大変だ。これだけの被害は初めではないか」と話していた。
また、小浜市漁協の樽谷参事は、「組合入ってから30年以上になるが、こんな被害は初めてだ。雪が1時間に10cm積もると、雪かきが追いつかないし、50cm積もると、そもそも船までたどり着けない」と話していた。
福井地方気象台によると、小浜市では2月10日、1日に降った雪としては昭和55年に観測を始めてから最も多い81cmを記録し、13日は小康状態だったが、午後5時現在の積雪は65cmと、平年の6倍を超えている。
県は漁協とともに、被害の状況の確認を進めている。
また、大雪の影響で、県内では13日小浜市と若狭町であわせて9校の学校が休校になった。
出典
『雪の重みで船20隻 沈没浸水』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3053871751.html?t=1487019114765
2月13日18時34分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本を中心とする大雪の影響で、13日、福井県から鳥取県の日本海沿岸では、積雪の重みで係留中の漁船やプレジャーボートが沈没する被害が出た。
第8管区海上保安本部によると、同日午後4時半現在で、福井県で19隻、京都府で4隻、兵庫県で4隻、鳥取県で23隻の、計50隻の被害が確認された。
出典
『積雪の重みで漁船やプレジャーボート沈没 福井から鳥取の日本海沿岸』
http://www.sankei.com/west/news/170213/wst1702130056-n1.html
(ブログ者コメント)
当時、山陰地方では、過去にほとんど経験したことがないほどの大雪が降っていた。
雪で船が沈没するなど、雪とほとんど縁がない生活をしているブログ者は、考えたこともなかった。
2017年2月9日20時22分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前10時すぎ、岡山市北区にある岡山西警察署の宿直室で、地域課の男性巡査(27)が射撃動作などを確認するため、モデルガンを使って訓練をしようとしたところ、誤って本物の拳銃で実弾1発を発射した。
弾は宿直室の壁を貫通し、隣の会議室の壁に当たって止まった。
当時、会議室に人はおらず、けがをした人はいなかった。
巡査は、プロジェクターで壁に映し出した映像を見ながら、射撃の動作を確認しようとした際、ズボンの右ポケットに入れていたモデルガンではなく、腰のホルダーにあった拳銃をとっさに抜いたということで、内部調査に対し「反射的に取り出して発射してしまった」と話しているという。
県警によると、この訓練を行う際は、拳銃から実弾を抜いたうえで、警部以上の責任者が立ち会う決まりになっているが、当時は責任者が立ち会っていなかったほか、代わりに指導にあたった警部補も、拳銃から実弾を抜いたかどうか確認していなかったという。
岡山県警察本部教養課の杉田次長は、「原因を究明するとともに指導を徹底し、再発防止に努めたい」とコメントしている。
出典
『モデルガンのつもりが 警察官が訓練で本物の拳銃発射』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170209/k10010870721000.html
2017年2月7日付の秋田魁新報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
秋田県が管理する跨道橋(こどうきょう)や標識などに積もった雪の塊が道路に落下し、走行中の車を直撃して破損する事故が、この10年間で計60件発生していることが県のまとめで分かった。
雪が降り積もった後、気温が上昇した日に発生するケースが多く、県は「落雪がないよう取り除いているが、全てに対応することは難しい」と苦慮している。
「何が起きたのか全く分からなかった」。
秋田市の50代男性は、こう振り返る。
1月16日午前11時ごろ、秋田自動車道上り線を走行中に、突然、衝撃に襲われた。
大仙市南外の県が管理する跨道橋の下を通過しようとした時、雪塊が乗用車を直撃した。
「上空から雪の塊が落ちてくるとは、思いもしなかった。気を付けろと言われても、対策の取りようがない」と男性。
屋根がへこみ修理が必要となったほか、衝撃で首を痛め、医療機関を受診したという。
県道路課によると、跨道橋の脇にたまった雪が金網フェンスの隙間から外にせり出して固まり、寒さが緩んだことで、下の高速道に落ちたとみられる。
県が管理する跨道橋や道路案内標識などから落雪し、車を直撃する事故は、本年度、この事故を含め、2件発生。
過去9年間では、2010年度と14年度が11件で最も多く、次いで13年度の10件、12年度7件、11年度6件と続く。
被害は、その年の積雪量に左右されるといい、昨年度までの58件については、修理費などとして計900万円を被害者に支払っている。
こうした事故の多くは、跨道橋や道路案内標識のほか、街路樹の下などでも発生。
降り積もった雪の塊が、気温の上昇に伴い、落下する例が多い。
県は、積もった雪を高所作業車を使って取り除くようにしているが、一気に降り積もるなどした場合は、作業が追いつかないのが現状という。
県は、大仙市南外の跨道橋については、金網フェンスから外に雪がせり出さないよう、ビニールシートを取り付ける対策を講じた。
ただ、道路案内標識などには対策を施すのが難しく、こまめに雪を取り除くしかないという。
※以下は、一部だけネット配信された記事。
『落雪の車直撃事故、10年で60件 県は対応に苦慮』
http://www.sakigake.jp/news/article/20170207AK0009/
2017年2月6日21時48分にNHK宇都宮から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月6日付19時33分に下野新聞から、2月7日8時5分にFNNニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後0時20分ごろ、東北新幹線の那須塩原駅で、下り線のホームの屋根の上に置かれていた工事用の屋根材が、およそ8m下の2番線線路と通過線の間に落ちているのを駅員が発見し、非常停止ボタンを押した。
屋根材はプラスチックの一種のポリカーボネート製で、縦1m80cmほど、横1m30cmほど、重さはおよそ15.6kgあり、一部が割れた状態で見つかったが、当時、駅に車両は停車しておらず、けが人もいなかった。
駅員が撤去作業と線路設備の確認を行い、上下線計2本が遅れた。
JR東日本によると、那須塩原駅では、老朽化のため、去年6月からことし3月までの予定で、ホームの屋根のふき替え工事が行われていて、落下した屋根材は、新しい物と取り替えたあと、ホームの屋根の上に針金で固定し、一時的に置かれていたが、風の影響で落ちたとみられている。
屋根材は強風で飛ばされたとみられ、JR東日本は「ご迷惑をかけ申し訳ない。取り替えの終わった屋根材は屋根から下ろすことにしたい」としている。
出典
『那須塩原駅屋根材落下けがなし』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1093687122.html?t=1486412643369
『東北新幹線の線路に屋根材落下、JR那須塩原駅構内 上下2本に遅れ』
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20170206/2593927
『那須塩原駅の東北新幹線の線路にホームの屋根材落下 けが人なし』
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00349153.html
2017年2月7日付で朝日新聞和歌山全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前8時50分ごろ、由良町の橋梁・鉄鋼会社「駒井ハルテック」の工場で、男性社員(22)が鉄板(縦98cm、横225cm、厚さ1.7cm)の下敷きになり、意識不明の重体で病院に搬送された。
警察によると、男性は1人で溶接作業中で、垂直に立てられていた鉄板が倒れて下敷きになったという。
(2019年2月22日 修正1 ;追記)
2018年11月15日18時32分に和歌山放送から、クレーンで吊るべき鉄板をつっかえ棒で支えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
鋼材の下敷きになって死亡し労災認定された男性社員の遺族がきのう(14日)、東京都内で記者会見し、「会社から納得できる原因の説明はない。命を軽視している」と訴えた。
遺族や弁護士によると、社員の山本さん、当時22歳は、去年(2017年)2月、由良町にある「駒井ハルテック和歌山工場」で、およそ500kgの板状の鋼材を溶接して取り付ける作業中、倒れた鋼材の下敷きになって死亡し、ことし(2018年)10月に労災と認定された。
通常は、クレーンで鋼材をつって倒れないようにしなければならないが、当時はクレーンが別の作業で使われていたため、代わりに、鋼管をつっかえ棒のようにして鋼材を支えていたとみられ、何らかの原因で鋼管が外れ、下敷きになったという。
遺族側は、「安全よりも作業速度を優先させたとみられ、会社には安全配慮義務違反がある」と主張し、会社に損害賠償を求めるとしている。
会見した46歳の母親は、「会社ではこの数年、骨折などの大きな事故が何件も起き、予兆はあった。二度と息子のような悲惨な事故を起こしてはならない」と話した。
出典
『由良町の工場で作業中に死亡の男性、労災認定 遺族が会見』
https://wbs.co.jp/news/2018/11/15/126240.html
2018年11月14日15時43分に時事ドットコムからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故当時、部材を固定する装置は取り外されており、クレーンで保持した状態で作業する社内規定も守られていなかったという。
出典
『作業中の男性死亡、労災認定=駒井ハルテック和歌山工場』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111400834&g=soc
2019年2月21日19時31分に朝日新聞からは、捜査が進展しないため遺族が損害賠償提訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
橋梁・鉄骨大手「駒井ハルテック」(本社・東京)和歌山工場(和歌山県由良町)で、社員の山本さん(男性、当時22歳)が作業中の事故で死亡したのは安全配慮義務を怠ったからだとして、遺族が20日、同社や上司らを相手取り、約1億1000万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。
訴状によると、山本さんは2017年2月、溶接作業中に垂直に立てた鉄板が倒れて後頭部を直撃し、約2週間後に死亡した。
作業手順書では、鉄板は転倒防止のためクレーンでつるすとしていたが、別の社員がクレーンを移動させていたという。
御坊労基署が18年10月16日付で労災認定した。
21日に東京都内で会見した遺族らによると、刑事処分後の示談交渉を考えていたが、和歌山県警の捜査の結論がなかなか出ないため、提訴したという。
母親(46)は、「息子と同じような危険な環境に身を置いて働かざるを得ない方々のために、裁判で真実を明らかにしたい」と語った。
駒井ハルテックは、「訴状を見ていないのでコメントできないが、真摯に対応していきたい」としている。
出典
『鉄板直撃で労災死、遺族が橋梁大手提訴「真実明らかに」』
https://www.asahi.com/articles/ASM2P5DRJM2PULFA01T.html
2月21日17時19分にYAHOOニュース(弁護士ドットコム)からは、より詳しい記事が下記趣旨でネット配信されていた。
東証1部上場で橋などを製造する「駒井ハルテック」(東京都台東区)の和歌山工場で2017年2月、倒れてきた大型部材の下敷きになり亡くなった男性社員の遺族が、会社や工場長らを相手取り、1億915万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。
提訴は2月20日付で、命日から2年の節目。
母親は21日、東京・霞が関の厚労省で開いた会見で、「裁判という場ですべての真実を明らかにするため、息子の命日に提訴することにした。命はひとつ。労働者の命を軽視しないで」と訴えた。
【手順書守っていれば発生しない事故】
死亡したのは山本さん(当時22歳)。
訴状などによると、山本さんは2017年2月6日朝、橋の組み立て作業中に、倒れてきた部材(大型リブ、重さ約500kg)の下敷きになった。
頸椎と脳幹部を損傷し、病院に搬送されたが、15日後に亡くなった。
本来は、手順書(社内規定)に定めているとおり、部材をクレーンでつり上げて固定した状態で組み立て作業をしなければいけなかったが、クレーンが外れた状態になっていた。
クレーンは、山本さんが出勤していなかった2月4日に外して移動させられていたという。
工場長ら従業員6人に手順書を守らなかったことなどによる不法行為責任が、会社には使用者責任と安全配慮義務違反が成立すると主張している。
代理人の明石順平弁護士は、会見で「工場では毎朝ミーティングをするので、作業を把握しているはず。クレーンでつり上げていれば発生しない事故だった。それを怠ったために発生した悲惨な事故だ」と指摘した。
【警察捜査、2年間進まず】
会見では、母親が、山本さんが死亡した原因をめぐり被告らに事情を聴いた際に録ったとする音声も流された。
そのなかには、母親さんらが作業手順が間違っていたことを被告の一人にただすと、「これは、もう、完璧に認めます」との返答も確認できた。
山本さんの死亡については、御坊労基署が2018年10月に労災認定をしている。
一方、明石弁護士によると、警察による捜査は2年間ほとんど進んでおらず、書類送検すらされていないという。
刑事処分を待ってから示談交渉を進めることを考えていたが、捜査の進展が見えない中、うやむやになる可能性を懸念し、民事訴訟を起こすことを決めたとしている。
出典
『500キロ部材の下敷きに…母が「労災死の原因を明らかにして」 駒井ハルテックを提訴』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00009281-bengocom-soci
(2021年2月27日 修正2 ;追記)
2021年2月26日17時31分にYAHOOニュース(ABCテレビ)からは、遺族が会社を訴えていた裁判は4年経って和解が成立したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4年前、和歌山県由良町の工場で溶接作業中の男性が死亡した事故をめぐって「安全管理が不十分だった」として遺族が会社側を訴えた裁判で、和解が成立したことがわかりました。
遺族らは事故当時、鉄板が倒れないようにクレーンでつるすことが作業手順に定められていたのに、実際はクレーンが使われていなかったと指摘。
会社側の安全管理が不十分だったとして、会社や現場責任者らにあわせて約1億915万円の損害賠償を求めて提訴していました。
原告側の代理人弁護士によりますと、会社側は遺族らに謝罪したうえで、今後、同様の事故を二度と繰り返さないよう安全管理を徹底すると誓約し、解決金を支払う内容の和解が25日付けで成立したということです。
和解成立後の会見で、母親は「会社側から謝罪という言葉が出てくるまでに4年がかかった。和解は終わりではない。会社は、事故への反省を肝に銘じてほしい」と話していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/79121438c5855936a561f7bda13850ce903addbf
2017年2月9日7時55分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月9日12時21分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県西宮市の私立保育園で、壊れたまま放置していた重さ約20kgの保育室の扉の下敷きになり、園児がけがをしていたことが分かった。
扉は事故の2日前にも外れたばかりで、連絡を受けた西宮市は、運営する社会福祉法人の理事長らを口頭で指導した。
事故があったのは、社会福祉法人「Y」(同県芦屋市)運営の「S保育園」(西宮市北名次町)。
同法人によると、6日午前7時50分ごろ、登園してきた男児(2)が保育室に入ろうと扉に触れた際に扉が外れ、下敷きになった。
男児は救急搬送され、顔などに内出血の軽傷を負ったが、頭を打っているため、経過観察が必要という。
扉は、木枠にガラスがはめ込まれた引き戸で、以前から立て付けが悪く、昨年12月に外れかけたことがあり、保護者から「開きにくい」と指摘があった。
今月4日にも、園児3人が触った際に外れたという。
同法人の崎山専務理事は、「対応が遅くなったため事故につながった。二度と起きないよう、管理を強化する」としており、9日に保護者向けの説明会を開く。
男児の母親(33)は、「保護者からは、12月にも扉の修繕を要望していた。私も1月に『子供がけがしますよ』と言っていたのに」と話している。
同法人では運営費の不正流用問題が表面化し、昨年11月に当時の理事長らが解任されている。
出典
『2歳園児、20キロ扉の下敷き…保護者要望も、壊れたまま放置 兵庫・西宮の私立保育園』
http://www.sankei.com/west/news/170209/wst1702090021-n1.html
『保育園の扉の下敷き、2歳児けが 壊れたまま放置』
http://www.asahi.com/articles/ASK292W3DK29PIHB002.html
2017年2月6日17時58分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前7時ごろ、大阪市営地下鉄の堺筋線の天神橋筋6丁目駅の線路のレール付近から煙が出ているのを、大阪市交通局の職員が見つけた。
駅員がすぐに消火したが、堺筋線と堺筋線に乗り入れている阪急電鉄の千里線の一部の区間は、午前8時40分すぎまでのおよそ1時間半にわたって運転を見合わせ、あわせて51本の電車が運休した。
大阪市交通局によると、煙が出ていたのは、上り線と下り線の折り返しを行う「引き込み線」と呼ばれる線路のレール付近で、駅のホームから200mほど離れていて、けが人はいなかった。
この付近では、4日前の今月2日にも煙が出るトラブルがあり、その際には、レールの下側にほこりがたまっていて、電気が通ったことで煙が出たとみられるという。
大阪市交通局は、4日前のトラブルのあと、レールの付近の点検や清掃などを行っていたということで、今回、煙が出た詳しい原因を調べている。
出典
『堺筋線また発煙で一時見合わせ』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170206/3659784.html
2月6日17時3分にNHK関西NEWS WEBからは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
大阪市交通局によると、堺筋線など地下鉄のレールは、運転指令室などで車両が走っている位置を把握するために、電気が流れる仕組みになっているという。
一方で、レールと枕木の間には絶縁体があり、レールの下側には電気が流れない構造になっているという。
ところが、今月2日にトラブルが起きた際には、レールの下側にたまっていた「ほこり」に電気が通ってしまい、煙が出たと見られるという。
大阪市交通局は、このトラブルを受けて「ほこり」などを除去したほか、レール付近の点検も行ったということで、今回、なぜ煙が発生したのか、詳しい原因を調べている。
大阪市交通局は、「このようなトラブルが立て続けに起こり、多くの利用者の方にご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。早期の原因究明に努め、再発防止につなげたい」とコメントしている。
出典
『堺筋線 前回はほこりに通電か』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170206/3669711.html
(2017年2月14日 修正1 ;追記)
2017年2月13日20時12分に産経新聞westから、両事例ともに線路にかかった水が原因かもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
市営地下鉄堺筋線天神橋筋六丁目駅で、2、6両日、線路付近から発煙が相次いだトラブルについて、市交通局は、13日、レールから枕木に電気が流れて発煙したと推定されると発表した。
何らかの理由で、枕木の絶縁性が低くなっていたとみている。
交通局によると、発煙したのは両日とも、同駅北端から北に約200m離れた上下線の折り返し部分。
付近には地下からの水がたまり、電車が通過するたびに線路に水がかかる状況だったといい、同局では、この水が関係しているかを含め、引き続き原因を詳しく調べている。
一連のトラブルは帰宅ラッシュや通勤通学ラッシュを直撃し、多くの運休や遅れが発生。
2日で計約11万3千人に影響が出た。
出典
『枕木に通電し発煙か、絶縁性が低下 大阪市営地下鉄天六駅トラブル』
http://www.sankei.com/west/news/170213/wst1702130067-n1.html
2017年2月6日19時56分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都などによると、6日午前2時ごろ、荒川区内にある下水処理施設のシステムが、下水道水に一定の量以上のシアン化合物が含まれていることを検知した。
警察などが原因を調べたところ、下水処理施設からおよそ4km離れた北区田端新町の化学工場から流れ出ていたことがわかった。
警察によると、工場では、タンクに保管しているシアン化合物に水を加え濃度を薄めながら使っていたが、水道の蛇口が緩み水が注がれ続けたため、タンクから漏れ出したとみられている。
シアン化合物は金属のメッキ加工などに使われ、強い毒性があり、頭痛やめまいなどの症状を引き起こすことがあるということだが、これまでのところ、周辺の住民への健康被害など大きな影響は確認されていないという。
出典
『下水にシアン化合物被害なしか』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170206/3667861.html
(ブログ者)
映像によれば、スレート葺き建屋の町工場的化学工場の模様。
2017年1月28日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6708/
(2017年2月12日 修正1 ;追記)
2017年2月3日付で朝日新聞福井全県版(聞蔵)から、局所的に最大瞬間風速50mだった可能性ありというシミュレーション結果が報じられていた。
当時、現場では局所的に瞬間風速約50mの風が吹いていた可能性があることが、九州大学応用力学研究所の内田孝紀准教授(風工学)の解析で分かった。
内田准教授は、今回、複雑な地形で生じる風の動きをシミュレーションするソフト(リアムコンパクト)を活用。
国土地理院の標高データと気象庁、関電の風速データを使い、当時のクレーン周辺の風の流れと風速を算出した。
その結果、クレーンの高さ約105mのアーム先端付近の風速は51.1mと試算された。
本体がある地面(標高32m)付近でも、同程度の風が吹いていたとの結果も出た。
高浜原発は内浦半島の付け根に、南北を山に挟まれる形で立地している。
内田准教授によると、地形的には、北西の風が吹くと海からの風が山へ回り込み、谷間に風が集まって風速が増幅される効果があるという。
関電が設置している風速計では、事故当時の瞬間風速は、原発構内の北西側(標高13.5m)で15m、南東側(標高8m)で14mを記録。
シミュレーション結果から、局所的に強風が吹いた可能性もあるという。
シミュレーションでは建物の影響は考慮されておらず、内田准教授は、「建物があると風が回り込んで、さらに複雑に変化する。クレーンを揺さぶるような形に風が変化した可能性は否定できない」と話している。
一方、2017年2月8日22時38分に毎日新聞からは、元請けが暴風警報に気付かなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月8日18時36分に朝日新聞から、2月5日2時9分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
関電は、8日、元請けの大成建設が暴風警報に気づかず、同社とクレーンメーカーが定める強風対策マニュアルを守らなかったことなどが原因だったと発表した。
関電は大成建設に、建屋修復費用などの賠償を求める。
関電は、事故当時の最大瞬間風速を40~48mと推定。
事故30分前に風が強まってクレーンのアームが揺れ、アームと台車をつなぐ支柱が変形して倒壊したとの見方を示した。
事故後、関電は、風速42mまで耐えられるようワイヤと重りで固定していたと説明したが、当日の方法では、支柱自体が風速38.6mまでしか耐えられなかったことが判明したという。
福井地方気象台は事故の約5時間前に暴風警報を発令し、最大瞬間風速を35mと予報。
大成建設のマニュアルでは、風速30m超と予想される場合はアームを地上に下ろすよう定めていたが、大成建設は警報を把握していなかった。
大成建設は、「天気予報に注意を払わず、重大事故を起こした。深くおわびします」とコメントした。
大成建設は、作業を終えた午後4時半ごろ、瞬間風速が7mだったため、アームは伸ばしたままにしていたという。
関電は、事故4時間前に警報を把握していたが、社内で対応を協議せず、大成建設にも連絡していなかった。
関電は「請負会社との情報共有や意思疎通が十分でなかった」とし、今後は風速にかかわらず、作業後はアームをたたむ安全対策をとることを福井県と高浜町に報告した。
出典
『高浜原発 クレーン転倒時、暴風警報把握せず』
http://mainichi.jp/articles/20170209/k00/00m/040/138000c
『高浜クレーン事故「暴風の情報共有不足原因」 関電発表』
http://www.asahi.com/articles/ASK284DVFK28PGJB00D.html
『クレーン転倒、暴風警報認識せず 高浜原発、関電から伝達なく』
https://this.kiji.is/200657690205193716
また2月8日20時43分に時事ドットコムからは、対策の解説図付きで、同趣旨の記事がネット配信されていた。
アームは2段構造で、下側が「ブーム」、上側が「ジブ」と呼ばれており、くの字型に折り畳むことが可能。
今後は作業終了時、風速に関係なくアームを畳み、瞬間風速30m超と予想される場合は畳んだ状態でアームを地面に降ろす対応に改める。
出典
『折り畳まず、強風で転倒=高浜原発クレーン倒壊-関電』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017020801218&g=eqa
(2/2へ続く)
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。