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2023年9月6日14時57分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・品川区にあるマンション解体工事の現場が今、同業者が「ありえない」と話すほど危険な状況になっています。
【画像】あふれるがれきで、隣のマンションのフェンスが変形…問題の解体工事現場を見る
解体中のビルは今にも崩れそうで、がれきの山が道路に流れ出てしまっています。
がれきをなんとか食い止めている隣のマンションのフェンスは、完全に変形しています。
5日、「めざまし8」取材班は、ビルの解体工事現場に向かいました。
ディレクター:
「このあたりが問題になっているマンションの解体工事現場のようですが…あ、これですかね」
道路から向かって左側は別のマンション。
右側は機械式駐車場に挟まれた幅約5mの狭い土地で、解体作業は行われていました。
道路に面した部分はシートで覆われているものの、隙間から見てみると、重機のような機械が見えます。
そこには、今にも崩れそうながれきが積み上がっていました。
さらに、シートを支える柱がなかったり、曲がってしまったものも…。
品川区が工事を中止させる事態になっています。
SNS上でも「危険だ」と話題となっていることから、現場には、次々と見学に来る人の姿が。
【同業者「非常に危険 絶対にあり得ない」】
現場を見に来ていた、別の現場で解体業に従事しているという人たちに、話を聞くことができました。
解体業に従事している男性:
「壊し方がひどそうだなと思って。
囲いがシートなので、廃材が落ちた時に受け止められない。
シートではなく頑丈なパネルで囲いをつけていくようなのが普通だと思うんですけど。
廃材が上に積み重なっているのは、非常に危険だと感じます。」
解体業に従事している男性:
「基本的には、こういう狭い所は、上から順繰りで人の手で壊していくんですよ。
いろんな道具を使って。」
Q.重機を入れるような場所ではない?
「そういう所じゃないです。
絶対的にあり得ないです。
自分の会社にこういう悪い見本がいるっていうのを、写真撮って載せようかなと。
「めざまし8」の別の日の取材では、がれきで歩道が通れない状態になっていたり、隣のマンションのフェンスが重みで変形していたことも確認しています。
建築の問題などに詳しい三平聡史弁護士によると、道路交通法違反や器物損壊罪に当たる可能性があるといいます。
【解体工事現場で働く作業員の主張「時間がなくて…」】
違法な解体が行われていた可能性。
一体なぜ、このような状態になっているのか?
この解体工事現場で働く作業員に話を聞くことができました。
ディレクター:
「フジテレビですが、お話をうかがえますか?」
解体工事現場で働く作業員の男性:
「顔が映らなければ問題ないです。」
Q.壊し方がずさんではないですか?
「時間がなくて。現場の終わりの時間が。
まぁ機械(重機)も動かないんですけど、狭くて。」
工期が短かったために、作業にずさんな面があったと話す作業員の男性。
隣のマンションのフェンスが曲がってしまっていることについては…。
解体工事現場で働く作業員の男性:
「保険とか全部入っているので、まぁ事故はあるものはしょうがない。
普通に、車で子供が事故するじゃないですか、保険で全部なおすことできるでしょう。同じ。」
自らを「トルコ人」と名乗り、悪びれることなく話す作業員。
工事の詳細は、元受けの発注した会社に聞いてほしいと言います。
発注元の会社に確認すると…
元請会社の担当者:
「重機を使った工事は許可していない。業者が勝手にやっているんです。」
下請け業者が勝手にやったことだと主張。
一方で「現場には週に5日は行っていた」と話しました。
品川区によると、現在、業者に対し工事方法の改善を求めていますが、見通しは立っていないということです。
(めざまし8 9月6日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/113cf1a793db4a0736752799bf34b62518e5d7e7
(2023年10月9日 修正1 ;追記)
2023年10月5日12時0分にYAHOOニュース(FRIDAY DIGITAL)からは、現場に工事標識はなく、道路使用許可さえ取っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
飛散防止用のシートは所々破れ、重機は横転しそうなほど傾斜――。
9月4日、自治体から工事を停止するよう指示を受けた解体現場が東京都品川区内にある。
「6階建てのビジネスホテルがあった場所です。
解体が始まったのは今年6月。
働いていたのは外国人数人で、禁止されている重機の爪の上で作業をしたり無茶苦茶。
廃材がはみ出し、隣のマンションのフェンスを壊していました」
(近隣住民)
この解体現場のように、建設業界で働く外国人が増えている。
国土交通省によると’20年に11万人を突破。
しかし、多くの外国人労働者が言葉や技能不足の問題を抱え、事故を誘発しやすいという。
品川区の担当者も戸惑いを隠せない。
「設置が義務付けられている工事標識もなく、道路使用許可さえ取っていない。
道路が傷(いた)んでいることも確認しています。
すぐに責任者を呼び出し、安全配慮に欠けていることを伝えて工事を止めました」
(同区都市環境部)
解体工事の発注者である不動産業者のA社は、9月8日にホームページにお詫びを掲載。
安全配慮に欠ける作業を続けるなど施工に不備があったB社との契約を解除し、新たな施工業者を選定したという。
B社に問い合わせると、「取材」と伝えた途端に電話を切られてしまった。
「以前の解体業者(B社)が重機を撤去し、新たな業者の責任で廃材などを取り除きました。
環境が整えば、工事を再開すると聞いています」
(同前)
1960年代の建築ラッシュによるビルは老朽化が進んでいる。
「危険な解体工事」は品川区だけの問題ではない。
『FRIDAY』2023年10月6日号より
https://news.yahoo.co.jp/articles/482643703e6a63dd139ce9a56339b6f7c48a9f08
2023年9月6日9時0分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
地震の陰に水の作用あり――。
近年、地下の水(流体)が地震発生に深く関わるメカニズムが明らかになってきた。
研究者たちの視線は今、2020年末から突如、地震活動が活発化した石川県・能登半島に注がれている。
【大震災後の不思議な現象】
11年3月、三陸沖を震源に発生した東日本大震災。
このとき、東北地方の陸地は東西方向に約4メートル広がった。
東西から圧縮する力が弱まったことで、内陸の地震は誘発されにくくなると考えられた。
ところが、不思議な現象が起きた。
福島・山形県境や仙台市の西側など複数の地点で、数日後から地震が観測され始めたのだ。
さらに、その震源域は深部から徐々に浅い場所へと移動していた。
なぜか。
東北大の吉田圭佑助教(地震学)らの研究で見えてきたのが、地下深くの水の存在だ。
巨大地震をきっかけに浅い場所へ上昇し、内陸の地震を誘発した可能性があるという。
東京大地震研究所の加藤愛太郎教授(地震学)によると、水が地震発生につながるメカニズムには大きく三つある。
一つは、断層の隙間(すきま)に入り込んで強度を下げ、断層を滑りやすくする。
二つ目は、体感できないほど断層がゆっくり滑る「スロースリップ」をもたらす。
そして三つ目は、地下深くで長時間かけて岩石を変形させ、それがひずみとなって蓄えられ、地震を起こしやすくする。
長野県旧松代町(現長野市)で1965年から数年続いた松代地震や、最大マグニチュード(M)5程度の地震が定常的に起きる和歌山北部などは、こうした地下の水の関与が指摘されている。
海外では、人間の水利用が引き金となった例も報告されている。
米南部オクラホマ州では、年に1回ほどしかM3を超す地震はなかったが、10年以降に急増した。
原因は地下資源シェールガスの採掘だ。
採掘時、地下に大量の水を注入して人工的に割れ目を作る。
その廃液を地下深くに戻したため、地震活動が活発化した。
韓国・浦項(ポハン)市の地熱発電所でも17年、地下注水の影響でM5・4の地震が起きた。
【流体構造は全国各地に】
地下の流体構造は日本各地で確認されている。
東北大の趙大鵬(ちょうたいほう)教授(地震学)が地震波を使って調査したところ、阪神大震災(95年)や東日本大震災、熊本地震(16年)の震源域の地下に流体を確認した。
また、加藤さんによると、新潟県中越地震(04年)や新潟県中越沖地震(07年)の震源直下深さ15キロ付近でも流体の存在を示す場所が見つかった。
流体が地盤を変形させ、断層にひずみを集中させたことが、二つの地震を起こした一因と考えられるという。
流体の構造や動きをつかむことは、巨大地震のメカニズム解明にも役立つ可能性があるわけだ。
【能登群発地震を総合調査】
そこで目下、研究の最前線となっているのが能登半島だ。
京都大防災研究所の西村卓也教授(測地学)らの観測によると、石川県珠洲(すず)市の南側で20年12月ごろ、地下に流体が蓄積し始めた。
流体は当初、約2~3キロ四方の広さだったが、半年から1年かけて約10キロ四方に広がった。
2年半で計約3000万トンの水が蓄えられたと推定されるという。
さらに、地下深くから上昇した流体が断層の強度を下げたり、スロースリップを起こしたりしていることを確認。
流体の移動をきっかけにスロースリップが観測されたのは、世界でも珍しいという。
西村さんは「プレート境界で起こる海溝型地震と比べ、能登群発地震のような内陸型地震は発生場所やメカニズムなど未解明な点が多い。次にスロースリップが起きた時、どこで地震が起きやすいか予測する上で重要だ」と説明する。
能登半島では現在、国内19の研究機関による総合調査が進む。
京都大の吉村令慧(りょうけい)教授(地球内部電磁気学)は地磁気と地面の電流を調べ、珠洲市南側の震源域の15キロより深い場所に流体とみられるエリアを確認した。
一連の地震の観測データを比較することで、地震の規模と流体の構造の関係を探る。
富山大の鹿児島渉悟(たかのり)特命助教(地球化学)らは、深さ数十メートル~500メートル付近の温泉水を採取し、流体の起源や成分に迫ろうとしている。
総合調査チーム代表の平松良浩・金沢大教授(地震学)は「近くに火山がなくても、地下に流体のある地域なら、能登半島のような群発地震が起き出す可能性はある。将来の地震発生の可能性を解明する手がかりをつかみたい」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20230905/k00/00m/040/112000c
2023年9月5日15時43分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし7月、愛知県新城市のプールで利用客の男性がウォータースライダーで小指を切断するけがをしていたことがわかりました。
【写真を見る】ウォータースライダーで“小指切断” 指がスライダーと転落防止柵の間に挟まったまま滑り落ちる
新城市によりますと、ことし7月29日に新城市能登瀬の多目的施設「Hありいな」の室内プールで、横浜市に住む30代の男性がウォータースライダーを利用した際、小指を切断しました。
男性はスライダーの手前で足を滑らせ、転落防止柵の間に右手の小指を挟んだまま 滑り落ちてしまったということです。
このプールでは監視員が1人だけ配置されていて、プール全体を見るためにスライダーの乗り場付近にはいなかったということです。
この事故を受けて、施設は現在ウォータースライダーの利用を停止しています。
警察は事故の翌日に現場の状況を確認していて、安全管理に問題がなかったかなど調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/94673abd304436edc9b264a900d23e60d04e6c03
9月5日17時13分に中日新聞からは、柵とスライダーの隙間に指を挟んだなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県新城市能登瀬の市営健康レジャー施設「Hありいな」の温泉プールに設置されたウオータースライダーで、30代の男性客が右手小指を切断する事故が起きていたことが分かった。
市が取材に明らかにした。
市によると、事故は7月29日にあり、高さ約3.7メートルの滑り出す場所で、男性は転落防止用の鉄柵と樹脂製スライダーのすき間に右手小指を挟み、第1関節から先を失った。
治療を続けている。
...
https://www.chunichi.co.jp/article/763001
2023年9月6日15時32分にYAHOOニュース(大分放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後、大分県別府市のホテルの客室でユニットバス内の天井裏で電気工事にあたっていた男性が亡くなった事故で、司法解剖の結果、死因は感電死ということが分かりました。
この事故は5日、午後1時過ぎ、別府市野口元町にあるホテルでおきたもので、客室のユニットバス内の天井裏で1人で電気工事にあたっていた福岡県小郡市の自営業、田中さん(48)が倒れているのを同僚が見つけて消防に通報しました。
田中さんは意識不明の重体で、病院で手当てを受けていましたが、5日午後2時16分に死亡が確認されました。
警察によりますと、田中さんには目立った外傷はなく、6日の司法解剖の結果、死因は感電死ということが分かりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4289c212bde5cd701685af12b886692ca6cd3d3
2023年9月2日14時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
遺体の腐敗防止を目的に使われるドライアイスが気化した二酸化炭素を吸い込んで中毒死したとみられる事故が、2018年以降の5年間に少なくとも4件発生していることが分かった。
いずれも、ひつぎに納められた遺体に寄り添うなどしていた。
全日本葬祭業協同組合連合会(東京、全葬連)は、遺体の安置時は換気に注意するよう呼びかけている。
全葬連と消費者庁によると、遺体保存用のドライアイスが原因で二酸化炭素中毒となり死亡したとみられる事故は、18年に青森県の住宅で1件、20年に沖縄県の住宅で1件、21年に宮城、宮崎両県の葬祭施設で1件ずつの計4件あった。
亡くなったのは40~70歳代の親族ら。
ドライアイスで冷やされた遺体を納めたひつぎにもたれかかったり、近くで横たわったりした状態で見つかった。
故人の顔を見ようとしてひつぎに近寄った際、ドライアイスが気化した二酸化炭素を吸い込んだとみられる。
ドライアイスは、二酸化炭素を冷却して固体にしたもの。
常温常圧では、気体になる。
二酸化炭素は無色無臭で、空気中に約0・03%の濃度で存在している。
濃度が、3~4%を超えると頭痛やめまいを引き起こす。
10%になると、視覚障害や耳鳴りを引き起こし、1分程度で死に至る。
臨床中毒に詳しい、元筑波大教授で茨城県西部医療機構理事長の水谷太郎さんは、「二酸化炭素は空気より重く、低い方に滞留する性質がある。ひつぎのような閉鎖環境では、ふたが開いていてもたまりやすく、ドライアイスの量などによって、近づいた際に二酸化炭素中毒になる危険性は十分にある」と指摘する。
全葬連によると、故人の体格や火葬するまでの時間などによって使用する量は異なるが、遺体の保管にドライアイスは欠かせない。
このため、今年8月に会員企業に同種事故の有無などを確認するとともに、遺体安置時は換気に十分配慮することや遺族らに注意喚起を行うことなどを求めた。
水谷さんは「注意すれば防げる事故。ひつぎに納められた遺体との対面は、換気の行き届いた場所で、複数人で手短に行うことが大事だ」と話している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230902-OYT1T50097/
(2023年9月22日 修正1;追記)
2023年9月21日22時5分に朝日新聞からは、国民生活センターが実験したところドライアイスを入れた20分後に棺内のCO2濃度は30%を超えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者庁と国民生活センターは21日、葬儀で遺体を保冷するドライアイスから発生した二酸化炭素による中毒死が疑われる事例があるとして、再現実験の結果を公表した。
故人との別れの際に棺(ひつぎ)の中に顔を入れないよう、呼びかけている。
消費者庁によると、死亡事故は2020年と21年に宮城、宮崎、沖縄の3県で計3件起きた。
2件は自宅や葬儀場でドライアイスを敷き詰めた棺の中に顔を入れた状態で発見され、1件は棺の小窓を開けたそばで倒れていた。
詳細は不明だが、いずれもドライアイスによる二酸化炭素中毒が疑われるという。
国民生活センターでは、棺に人形と10キロのドライアイスを入れ、内部の二酸化炭素濃度を測定する実験をした。
開始から20分後には、二酸化炭素濃度が、ほとんど即時に意識消失するとされる30%を超えた。
4時間後には90%前後で一定となった。
棺のふたを開けると、直後に濃度は約90%から約60%に下がったが、約50分後にも30%以上を維持していた。
二酸化炭素が空気よりも重く、棺の中にとどまりやすいためとみられる。
事故の背景には、葬儀は非日常的で、ドライアイスが気化して二酸化炭素が充満していることの危険性が遺族らに認識できていない状況があると考えられるという。
消費者庁と国民生活センターは、「棺の中には高濃度の二酸化炭素がたまっている。吸い込まないよう、安置されている遺体にお別れを言う際にはひつぎの中に顔を入れないで」と呼びかけている。
また、室内の換気を十分にし、通夜から告別式の間に寝ずの番をする時には、万が一に備えて複数人で見まもるようにとしている。
万一気分が悪くなったら、すぐに棺から離れ、異常があれば直ちに119番通報するよう求めている。
https://www.asahi.com/articles/ASR9P61KSR9PUTFL00P.html
2023年9月2日13時17分にYAHOOニュース(PRESIDENT Online)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
毎年夏になると、川や海で流された子どもを助けようとした大人が溺れて亡くなるケースが後を絶たないのはなぜなのか。
水難学会の理事で、水難学者の斎藤秀俊さんは、「『ういてまて』を守ろうとする子どもは助かる可能性が高い一方、大人は『救助を』と考えてしまい命を落とすことが多い。大人がこの考え方を変えない限りは、生還は難しい」という――。
■子どもは助かり、助けに行った親が命を落とす
・・・
■水難事故の厳しい現実
・・・
「子どもは助かるのに、助けに行った親はなぜ溺れるのか」
それは、水難事故に遭うと子どもは「ういてまて」という考え方でいるのに対して、大人は「救助」と考えてしまうからなのです。
最後まで「救助」と思い込んだ大人が命を失ってしまうことが多いのです。
・・・
■助けに行った父親が命を落とした
・・・
■「浜から35メートル」という距離
男性は、泳いで子どもたちのそばまで近づいたと思われます。
浜からの距離は35メートルほど。
その海面で男性は子どもたちと浮いていたとのことです。
35メートルというと、小学校のプールのコースの長さが25メートルですから、それより少し距離がある程度です。
・・・
■25メートルに潜む「魔物」
「25メートル前後」といえば、水難事故調査を続けていると、海岸での事故でよく聞くことのある距離です。
波の戻りで海に身体が引っぱられると、砕波(さいは)という、波が白く崩れる部分に巻き込まれます。
それを過ぎると、そのすぐ沖にある砕波帯のさらに沖で、流された人が浮いていることが多いのです。
画像1では、白い波が砕波、そのすぐ沖で背浮きをしている人たちがいるのが砕波帯、さらにその沖で浮いている人たちがいるのが砕波帯の沖です。
そのあたりが距離にして砂浜の汀線(波打ち際)から20メートルから30メートルくらい先です。
その距離、つまり砕波帯の少し沖くらいなら、陸から見て「助けにいけそう」と判断されがちです。
でも、この砕波帯の沖というのが魔物で、そこはちょうど海が深くなっているところでもあります。
画像1では砕波帯に立っている人がいますが、水面は肩ぐらいであることがわかるかと思います。
砕波帯の沖というのはさらに厄介で、浮き輪や救命胴衣を身に着けたまま流されてしまうと、たかが30メートルくらい先でも岸に戻れなくなってしまいます。
その先に「離岸流」が発生していれば、どんどん沖に流されていきます。
■行きはよいよい…
助けに行った人が溺れる原因は、砕波帯の沖が「深い」「戻れない」ところにあります。
砕波帯の沖であれば、波の波長は長くなるので、浮き具につかまって浮いていれば呼吸は確保できますし、なくても画像1のように背浮きをしていれば、呼吸は十分確保できます。
だから「ういてまて」という考えで、とにかく救助を待っていれば、すぐに命を落とすことはありません。
それに対して、子どものそばに泳いでいく親の心境は「助けたい」が多かったのではないでしょうか。
浮き輪や救命胴衣を探し出して身に着けるようでは「子どものところに早くたどり着きたい」という気持ちに逆行するし、とっさの事故だと、救命胴衣を着てから水に入るという発想になかなかならないことでしょう。
距離にして30メートル程度です。
小学校の時に泳ぎの経験があって、少しの自信があれば行けない距離ではありません。
大方の大人は子どものところにたどりつくと思います。
ところが、そこから岸に戻ることがなかなかできないのです。
水難事故の入水救助は「行きはよいよい帰りは怖い」なのです。
■助けに行った大人はなぜ溺れるのか
お子さん1人を引っ張ると、片手がふさがります。
お子さん2人なら両手がふさがります。
両手がふさがってしまえば、大人は泳ぎながら呼吸することすら、ままならなくなります。
砕波帯の沖では、海底が急に深くなっています。
つまり、お子さんが救助を待つ場所では、大人の足が海底に届かないことが普通にあります。
このような所では、立ち泳ぎができない限りは1分も浮いていることができません。
呼吸することができません。
ここで助けに向かった大人が「ういてまて」と気持ちを切り替えれば、背浮きになってとにかく呼吸を確保することができます。
しかし、そう気持ちを切り替えられず、助けようとしてしまうと、一気に危険な状態に陥ります。
「小学生の時に泳げた」のと「今日、立ち泳ぎで浮ける」のとは根本的に異なるのです。
■子どもに「ういてまて」と声をかけ続ける
それでは、どうしたらいいのでしょうか。
浮いているお子さんの姿を見つけたら、海岸から大きな声で「ういてまて」と叫び続けます。
お子さんは「自分に気が付いてくれた」と少し安堵(あんど)しますし、浮くことに全力を尽くします。
多くの小学校では、背浮きの時に「ういてまて」と声をかけ合って練習しているので、子どもはかけ声だけでどうしたら良いか判断できます。
そして119番通報をします。
通報で通信員に「海に流されている」としっかり伝えてください。
そのキーワードで、通報を受けた消防本部から、各都道府県にある消防防災航空隊の救助ヘリコプターの出動につないでくれます。
■子どもと一緒に「ういてまつ」
・・・
■どうしても「救助」したいなら
ちろん、事故現場では「親としての責任を全うしたい」という強い意志を持つ方もおられます。
学生時代を通じて競泳で体を鍛えたとか、水球で自己保全技術はばっちり習得したという方々のために、日本赤十字社水上安全法救助員養成講習会があります。
その水上安全法講習会を受講すれば、入水救助が少しは安全にできます。
・・・
■子どもは浮いて待てたから助かった
水難事故で子どもが助かるのは浮いて待てたからです。
浮くことができなかった親は力尽きます。
もしどうしてもお子さんの近くにいたかったら、子どもと一緒に浮いてください。
でもできれば、ぜひ119番の救助隊を信じて、水に入らないようにして待っていてください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/29c1ccc3f0032b552e4483eff378cf97381f1fab
2023年9月1日17時37分にNHK群馬から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県が発注した道路工事をめぐり、32か所の側溝で内部の鉄筋の本数が少ないなど、県の規格を満たしていない疑いがあることがわかり、群馬県は、製造した安中市の建材メーカーに対し、規格に沿った側溝を取り付け直すよう求めることにしています。
県によりますと、安中市に本社を置く建材メーカー「I建材」は、県に資料が残る2018年以降、県が発注した道路工事、あわせて36か所で側溝の製造を担当してきました。
このうち、高崎市や藤岡市などに設置された32か所の側溝で、内部の鉄筋の本数や太さが足りないなど、県の規格を満たしていない疑いがあることがわかったということです。
ことし2月、甘楽町での工事の際、規格と異なる側溝が見つかったため、県が調査を行ったところ、規格を満たしていない疑いがある側溝の区間はおよそ3キロに及ぶということです。
これまでに側溝が壊れるなどの被害は確認されていないということですが、県は現場のパトロールを強化することにしています。
また、県の聞き取りに対し、建材メーカーの社長は、「規格外の製品を作ったことは認めざるを得ない」などと話しているということです。
県は、コストを抑えるために鉄筋の本数を減らすなどしていたとみていて、工事の受注者を通じ、建材メーカーに対し、32か所の側溝を規格に沿ったものに取り付け直すよう求めることにしています。
側溝をめぐる問題について、山本知事は「この会社が製造した側溝は鉄筋の太さや本数が足りず、強度が不足している。万一、破損した場合、道路が陥没し、通行者などに被害が及ぶおそれもあり、極めて悪質だ。県民の安全にも関わることで、非常に深刻に受け止めている。二度とこういうことがないよう、県としてしっかりと対応していきたい」と話していました。
一方、NHKの取材に対し、建材メーカーの社長は、「ことし3月に会社を買収して社長に就任したが、前の社長からは規格を満たしていない側溝の製造に関する話は一切聞いていなかった。このような側溝が作られていたことを私が知ったのは買収の翌日のことで、非常に驚いた。現在、前の社長とは連絡がつかなくなっている」と話していました。
そのうえで、「買収して以降、会社では規格を満たしていない商品は作っていないと断言できる。元請け会社からの指示に従い、取り付けをし直していきたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20230901/1060015350.html
9月2日8時42分に朝日新聞からは、県は建材会社と直接の契約関係にないため受注業者に補修請求するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
I建材の製品は、一定の品質を満たしている群馬県型側溝(GpU)として、2017年から県の承認を受けていた。
承認を受けると、県による検査手続きの一部が省略される。
県によると、今年2月、甘楽町の林道整備工事で、外見から品質が劣ると見られるコンクリート側溝が見つかった。
詳細に調べたところ、中に入っている鉄筋が県の定めた規格と比べて細く、本数も少ないことが確認できたという。
そのため県は、過去5年間に、磯貝建材の製品が使われた34カ所の県発注工事を調査。
32カ所で「偽装側溝」が確認された。
区間は合わせて約3キロだった。
工事関係の書類が保存されていないため、5年前よりさかのぼっての調査はできないという。
鉄筋の太さや本数が規格を下回ると、必要とされる強度がなくなり、大型車両が側溝の上を走った時、重さに耐えきれず破損するリスクが高まる。
現時点では、破損などは見つかっていないという。
I建材は、県の聞き取りに対して偽装を認めたといい、偽装を始めた時期や理由については、「今年3月に社長が代わり、以前のことは分からない」と説明したという。
県の工事請負契約書では、工事に規格外の製品を使用するなど、契約内容に適合しない場合は、受注業者に補修工事などを請求できると定めている。
県は、側溝を納品したI建材とは直接の契約関係にないため、元請けの受注業者に補修を要請せざるを得ないという。
県は8月下旬、受注業者に補修工事を求める方針を説明した。
補修にかかった費用は受注業者に負担させる考えを示したという。
これに対して、受注業者からは不満の声が出て、「I建材に負担させるべきだ」などの意見も出たが、県は、I建材と直接の契約関係は無く指示はできないと説明したという。
今後、32カ所以外に規格外製品が確認された場合も、道路工事の受注業者に補修を求める方針だ。
https://www.asahi.com/articles/ASR917GRDR80UHNB002.html
9月1日18時42分にYAHOOニュース(群馬テレビ)からは、工事現場を県が確認した際にコンクリートの異常に気が付いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
今年2月に、甘楽町で行われていた林道工事の現場を県が確認した際、コンクリートの異常に気が付き、中身を調べたところ発覚したということです。
I建材は県の聞き取りに対し、この側溝の製造を認めたうえで、「いつから作っていたかは経営者の交代があり分からない」と回答したということです。
県では、工事を受注した建設業者22社に対し、工事のやり直しを求める方針です。
また、I建材に対しては、製造工場での立ち合い検査などを一部省略できる県の承認制度について取り消す処分を行います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2fa078466581816bdacd1c2316f925e314907f9
2023年9月1日19時25分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
絶景を眺めながら楽しめる「O流しそうめん」で8月中旬に食中毒が発生しました。
患者の数が少なくとも93人に上っていることが分かっています。
石川県には他にもおよそ500人から相談があり、調査が進められています。
【 “絶景流しそうめん” 93人食中毒】
高さ15メートルから落ちる迫力の滝。
石川県津幡町の観光名所の一つ、木窪大滝。
その滝を眺めながら楽しめるのが、湧き水を利用した「流しそうめん」。
これを目当てに年間1万人の観光客が訪れるほど人気だったといいます。
しかし、1日は川底に落ち葉が散乱し、辺りは閑散としています。
先月、この施設で食事を取った24人が腹痛や下痢などの食中毒症状を訴えた問題。
食中毒の原因について、保健所はそうめんやイワナの塩焼き、かき氷、ウィンナーなどの食事と判断しています。
その後も相談が次々と寄せられ、患者は93人まで増加。
さらに県は、相談があったおよそ500人についても調査しています。
【湧き水原水から「カンピロバクター」】
食品問題評論家 垣田達哉さん:
「100人、何百人規模の食中毒はあまり例がない」
そう話すのは、食品問題に詳しい垣田さんです。
今回、施設が使用していた湧き水の原水から検出されたのは細菌・カンピロバクター。
食品問題評論家 垣田さん:
「どこにでもいる。海とか川でも。食中毒菌はいると思っていただければいい」
調理に使用していたのは、山からの湧き水。
津幡町によると、この施設では普段は塩素で殺菌処理をしていて、これまでにカンピロバクターが検出されたことはなかったといいます。
なぜ今年に限って食中毒が起きたのでしょうか。 こ
れは食中毒が発生する2週間前にそうめんを食べた男性が撮影したものです。
そこには「滝の水に負けじとそうめんが流れてくる」というテロップと、勢いよく流れるそうめんの映像が。
流しそうめんを撮影した男性:
「滝のあった津幡町が豪雨で滝の水も多く…」
【湧き水で? 大雨被害で「検査せず」】
異例の集団食中毒。
石川県を襲った大雨の影響で、水質検査をしていなかったことが分かりました。
食中毒が起こる2週間前に家族とそうめんを食べたという男性は…。
流しそうめんを撮影した男性:
「(Q.体に変化は?)大丈夫でした。何回か食べたことがあり、大丈夫だと…」
また、コロナ禍を経て4年ぶりの再開だったこともあり、食べる箸とそうめんをすくう箸が違うなど、感染対策もされていたといいます。
そして男性は、こんな異変に気が付きました。
流しそうめんを撮影した男性:
「滝のあった津幡町が豪雨で滝の水量も多く…7月の豪雨で大変だったと思うと複雑な気持ち」
道中の道路も崩落していました。
施設側は食中毒の原因について、「年に1度以上、実施すべきである水質検査を、7月中旬に発生した線状降水帯による被害の影響から、営業開始前に行わなかったことが今回の事態を招いてしまった」と話しています。
7月12日、石川県内で発生した線状降水帯。
流しそうめんの施設がある津幡町でも甚大な被害が発生しました。
このため、水質検査をせず、例年より数日遅らせて7月23日から営業を開始したといいます。
施設がある木窪地区 加藤区長:
「本当に大雨の被害は相当ひどかったみたいなので。ぱたぱたと急だったせいもあるんですかね」
水質と線状降水帯の関係について、専門家は。
食品問題評論家 垣田さん:
「従来と水の流れ・水質が変わっている可能性が高い。大雨があった時ほど水質検査しなければいけないのに、今回それをしていなかったのは非常に大きなミス」
施設は現在、夏の営業を終了しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/45204a334dd3c12720cbcf8ac977319215bcaf64
9月2日5時0分に北國新聞からは、8月11、12日の食事で発症した、いつどこから湧き水に侵入したかは特定できない、7月の大雨で塩素投入装置が被災していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
県によると、8月11、12日に店で、そうめんなどを食べた2歳~50代の男女24人が腹痛や下痢、発熱などの症状を訴えた。
その後、店で食事をしたほかの人も同様の症状を訴え、患者は1歳~70代の93人に増えた。
石川県内のほか、富山、や長野、福井県から訪れていた。
入院者はおらず、全員既に回復している。
保健所が8月18日に実施した現地調査で、流しそうめんに使用している湧き水からカンピロバクターが検出された。
湧き水に細菌が混入した原因については「いつ、どこから侵入したかは分からず、特定できない」(県薬事衛生課)という。
湧き水は流しそうめん以外にも調理に利用していた。
・・・
店のホームページによると、7月中旬の線状降水帯による大雨の影響で塩素投入装置が被災し、復旧させたが、営業を優先して、営業開始前に水質検査を行わなかったという。
・・・
県内で発生した食中毒の患者数として、平成以降では、2002年11月に志賀町で確認されたウェルシュ菌での食中毒540人が最多。
過去10年間では、15年3月に金沢市でノロウイルスが原因の食中毒が発生し、94人が感染した。
★カンピロバクター
鶏や牛、豚など家畜の腸管内に生息する細菌で、食べ物を介して人間の体内に入ると、1~7日の潜伏期間の後、発熱や下痢、腹痛といった胃腸炎症状、倦怠感、頭痛、目まいなどを引き起こす。
まれに、呼吸困難に陥る「ギラン・バレー症候群」を発症することもある。
75度以上の熱を1分以上加えれば死滅するため、十分な加熱が予防となる。
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1170069
なぜ涌き水に細菌が混入したのかを追跡すると、ある可能性が浮かび上がってきた。
【画像39枚】取水口の近くで出くわした檻にかかったイノシシ…湧き水の「管」を徹底追跡
【カンピロバクターによる集団食中毒】
「O観光流しそうめん」は、石川・津幡町で30年以上続く夏の名物だ。
週末には大行列ができるその賑わいをFNNが取材したのは、8月12日。
まさか、この日、そうめんを流す湧き水に危険が潜んでいたとは知る由もなかった。
・・・
細菌感染症に詳しい、東京医科大学の中村明子兼任教授は、「カンピロバクターの場合は、普通の食中毒よりも熱が出るということから言うと、症状が重いと言ってよろしいかと思います」との見解を示した。
【管から水が噴出…檻にかかったイノシシも】
本来、カンピロバクターは、野生動物や家畜などが持っている細菌で、鶏肉などを加熱が不十分な状態で食べた時などに下痢や腹痛、発熱などの症状を引き起こすという。
それがなぜ湧き水に混入していたのか。
現地を取材すると、流しそうめんの営業は終わっていたが、山から伸びている黒い管からは冷たい湧き水が出ていた。
管をたどっていくと、水が噴き出ている箇所を発見した。
現場の映像を東京医科大学の中村兼任教授に見てもらったところ、「ここから水が噴き出しているということは、ここに外部から菌が混入する場所だと考えてもおかしくない」と指摘。
「野生(動物)のふん便の中にカンピロバクターが存在していないと言えませんよね。小さなピンホールみたいなとこから菌っていうのは自由に出入りしますから」と説明した。
野生動物の腸内にいるカンピロバクターは、ふん便にも含まれる。
自然に24時間さらされた管の隙間から、細菌が湧き水に入り込んだ可能性が考えられるという。
また、地上に見えていただけでも約100mある湧き水の管についても、中村氏は「(管が)長いとそれだけリスクが大きい。地中に埋めた方が安全で、外に出してるとやっぱり野生の動物がかじったり。流しそうめんの場合は、水がやっぱり重要な一つの材料になるわけで、水の管理というのがちょっとお粗末な気がします」と疑問を呈した。
管が地中に埋まっていた地点から約500メートル山頂側に向かうと、湧き水の取水口だという場所にだどりついた。
その近くでは、檻にかかった3匹のイノシシに出くわした。
身近に野生動物がいることがわかる。
中村氏は、「やっぱり、こういった野生動物の腸には(カンピロバクターが)存在していると考えて間違いないと思います」と話した。
【営業優先し水質検査せず】
・・・
水質検査は時期を問わず、年に1回以上行えばルール違反にはならないという。
石川県健康福祉部・事業衛生の出雲担当課長も、「食品衛生法では、営業者は1年に1回以上、水質検査を含めた衛生管理を行う必要がある。(実施する時期の指定は)ない」としている。
【9月も食中毒に厳重警戒】
夏休み終盤を揺るがした集団食中毒。
しかし、専門家は8月以上に、9月こそが一般的な食中毒の危険な時期だと指摘する。
中村氏は、「真夏の暑い時は『食中毒を起こしちゃいけない』とすぐ残り物を冷蔵庫にしまうとか、室温に放置するなんてことはしないのに、9月ぐらいになると朝晩はちょっと涼しくなり、食品の扱いがちょっとずさんになる。(9月は)食中毒にむしろ気をつけなければいけない月」だと注意を促す。
やりがちなことで特に注意が必要なのが、カレーやシチューなどの煮込み料理の管理だ。
鍋に置いたままにしておくと、冷める際に食中毒の原因となる「ウェルシュ菌」が増殖する。
ウェルシュ菌は、100℃で1時間の加熱にも耐え、一度菌が繁殖してしまうと再加熱しても死滅しないため、作り置きのカレーなどを食べる際は、粗熱が取れた状態で小分けにし、冷蔵庫に入れることが大切だという。
(「Mr.サンデー」9月3日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/603b304037467ecb3dde5f0d055cbb8631423186
9月9日15時53分に毎日新聞からは、店は廃業するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同店を経営する大滝観光は9日までに、損害賠償を終了した時点で廃業するとホームページで明らかにした。
ホームページは5日付で更新。
現在、損害賠償の支払いを進めており、終えた時点で廃業すると報告した。
その上で発症した人や関係者に「心より深くおわびするとともに、回復を祈念している」と謝罪している。
https://mainichi.jp/articles/20230909/k00/00m/040/144000c
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2023年9月2日9時54分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後3時20分ごろ、富士山に登っていた静岡市駿河区にある市立N小学校の5年生の児童から「道に迷って今いる場所がわからない」と警察に携帯電話で通報がありました。
警察と消防が捜索したところ、約1時間後に御殿場市の御殿庭入り口付近で児童4人が見つかり、学校が改めて点呼をとったところ、ほかにも4人がいなくなっているのがわかったということです。
4人も、約1時間後に別の場所で見つかったということです。
警察によりますと、8人は会話もでき、けがはないということです。
学校によりますと、登山には5年生151人が学校行事として参加し、当時は列を作って下山していたということです。
警察がルートを外れた理由や教員の引率状況などを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230902/3030021418.html
9月4日19時36分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、別の山岳ガイドはガイドの人数不足や歩く速度の不適切さが原因だった可能性を示唆しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因をしっかり究明し再発防止が求められます。
1日、校外活動で富士山を訪れていた静岡市駿河区の小学生8人が道に迷い、一時行方不明となりました。
8人は無事救助されましたが、一歩間違えれば大きな事故につながったかもしれません。
再発防止に何が必要か、山岳ガイドに聞きました。
1日、校外活動として富士山を訪れていた静岡市立N小学校の5年生8人が一時行方不明となり、その後、警察や消防に救助されました。
校外活動に参加していたのは5年生152人で、教師10人と山岳ガイド4人が一緒に宝永山の火口から2合目付近の水ヶ塚公園に向けて下山していました。
静岡市教育委員会によりますと、小学生は当時、ガイドを先頭に1列で歩いていて、6人いるクラス担任もクラスの先頭にいましたが、次第に間隔ができ、一部の子供たちがはぐれてしまったとみられています。
富士山で山岳ガイドを務め、今回のコースも経験している岩崎仁さんは、ガイドの人数不足や歩く速度の問題について指摘しています。
富士山ネイチャーツアーズ・岩崎仁 代表:
「一人のガイドがそのコースで目が届くのは15人から20人がギリギリではないか。
今回は160人くらいの大きな団体にしたら、ガイドの人数(4人)が少し足りなかったのかという気がする。
歩く速度が本当に適切だったかどうかも大きな要因。」
つまり、余裕のある行程を組んでいたか?
その上で、岩崎さんは「事業者側と学校が安全管理を徹底すべき」と訴えています。
岩崎代表:
「事業者(山岳ガイド)もこの体制で受けられるのか否かをしっかりと判断して、(学校は)安全管理というところにしっかりと重きを置いて事業計画を立てる(必要がある) 」
改めて、当時の状況を説明します。
N小学校の児童152人は、教師とガイドの計14人が引率し、宝永山から大人の足で2時間以上かかる水ヶ塚公園に向かってハイキングコースを下っていました。
下山していたのは須山口登山歩道を通るコースでしたが、児童4人ずつの2組 計8人が道に迷い、いずれも予定していたコースではない場所で発見されました。
まず午後4時半頃 、4人が発見されたのが御殿庭入り口付近。
そして午後6時過ぎに、さらに4人が発見されたのが南山林道分岐と呼ばれるあたりです。
大きなケガはありませんでしたが、日が沈む時間が近づいていて、児童たちは不安な時間を過ごした可能性もあります。
原因をしっかり調べ、再発防止につなげてほしいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/633c6c4d5be021fbe612d3a69d5a5318c63c9406
(ブログ者コメント)
溶岩道なら先に進んでいる人が見えるはずだが・・・と思い、調べてみると、hayashiさんの「地形地質探訪記」ブログに「(宝永山)第二・第三火口には表富士周遊道路・水ヶ塚の近くから延びる登山道があるが、展望の利かない樹林帯のため迷いやすい。」という記述があった。
他ブログの写真を見ても、やはりそんな感じの道だった。
http://wunderjapan.blog.fc2.com/blog-entry-57.html
2023年9月1日14時58分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時ごろ、千葉市中央区のJFEスチール東日本製鉄所で「溶けた鉄を運ぶ車両から鉄が敷地内に流れ出ている」と会社から消防に通報がありました。
会社によりますと、午前10時半ごろに工場内で溶けた鉄を運ぶ特殊な車両で鉄を移し替えようとしたところ、容器が異なる方向に動き、鉄が流れ出たということです。
けが人はいないということです。
消防によりますと、流れ出た鉄は100トンほどとみられ、会社では流れ出た鉄が高温のため、冷えるのを待つとともに、対応を検討することにしています。
周りに被害が広がるおそれはないということで、JFEスチール東日本製鉄所は「地域のみなさまへの影響はありませんが、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20230901/1080021549.html
2023年8月31日15時41分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年12月、天草市五和町の天草空港で、離着陸を繰り返す操縦訓練を行っていた小型機が着陸の際、前輪と機体をつなぐ脚が滑走路などと接触して破損する事故がありました。
乗っていた教官と訓練生2人のあわせて3人にけがはありませんでしたが、国の運輸安全委員会が原因などの調査を進めていました。
31日、公表された調査報告書によりますと、操縦していた訓練生が教官の指示を受けて着陸を中断し、高度を再び上げようとした際に操作を誤り、機首が下がったことが原因とみられるということです。
この訓練生は、この小型機の右側の席で操縦したのは初めてで、エンジンのレバーの操作を行うにはふだんとは反対側の手で行うべきところを、誤って同じ手を使ったため、操縦かんを操作してしまった可能性が考えられるということです。
国の運輸安全委員会は、再発防止策として、慣れていない操縦席で訓練を行う場合には、ふだんと操作や計器の見え方が違うことなどを理解し、事前に十分な準備を行ったうえで、訓練に臨む環境を用意することが必要などとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20230831/5000020048.html
(ブログ者コメント)
以下は、報告書の抜粋。
ポイントとしては、こんなところだろうか・・・。
・会社は訓練生が右席で操縦する場合の要領規定を設けていなかった。
・右席と左席でパワーレバーと操縦棹の位置が反対になっていた。
・右席訓練の実施が前日に決まったため準備が不足していた
・・・
2.事実情報
・・・
発生した事象及び関連情報
・・・
(4) 同機の操縦席
左操縦席正面には、プライマリー・フライト・ディスプレイ(PFD)が装備されており、飛行に必要な情報(姿勢、速度、機首方位、高度など)を表示する。
PFDの右側には、マルチ・ファンク ション・ディスプレイ(MFD)が装備されており、 エンジンや電気系統などのシステム情報及び航法に必要な情報などを表示する。
同機の操縦桿はサイドコントロール式である(図 4参照)。
操縦桿を前後に操作してピッチ方向の操縦を行い、操縦桿を左右に傾けてロール方向の操縦を行う。
(5) 右席操縦に関する同社の規定
同社は、操縦教育証明を有する操縦士を社員として採用し、訓練することが主であったため、採用後に操縦教育証明を取得する操縦士が、訓練生として右席で操縦する場合の要領などに関する規定を設けていなかった。
3.分析
(1) 接地時の状況
機首が下がったことについては、同機が復行を試みた際に、訓練生Aが操縦桿を前方に押したこ とによるものと考えられる。
操縦桿を前方に押したことについては、左席で復行操作を行う場合、操縦士は右手でパワー・レバーを前方に操作することから、同型式機で初めて右席操縦を行った訓練生Aが、右手で操作していた操縦桿に対してパワー・レバーに対して行う操作を行った可能性が考えられる。
また、左席で復行操作を行う場合、機首上げのため、操縦士は左手で操縦桿を引くことから、訓練生Aが左手で操作していたパワー・レバーに対して操縦桿に対する操作を行い、パワー・レバーを手前に引いた可能性が考えられ、同機のエンジン出力の減少(図1②参照)が同機の機首下げに関与したものと 考えられる。
機長は、訓練生Aに対して復行を指示した際に、同機の機首が下がったため、再度復行を指示しているが、接地までの時間を考慮して機首が下がった時点でテイク・オーバーすべきであったもの と考えられる。
(2) 訓練生の右席操縦
訓練生Aは、自らの意思で本事故時の訓練を右席での操縦により行うことにしたが、同訓練の実施の決定がその前日であったことから、左右の操縦席での操作や計器の見え方の相違などを踏まえた右席で操縦を行うための準備が不足していたものと考えられる。
また、同社が訓練生Aのような新たに操縦教育証明を取得する操縦士の教育・訓練についての具体的な要領を準備しておらず、右席での操縦訓練の可否に係る判断は、教官に任されていたものと推定され、また、訓練生が行う右席操縦への教官の準備も不足していたものと考えられる。
・・・
https://www.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/rep-acci/AA2023-5-4-JA01TC.pdf
2023年8月30日11時33分にYAHOOニュース(ABCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前3時20分ごろ、滋賀県長浜市西浅井町余のJR北陸本線の線路上で、点検作業をしていたJRの関連会社の男性作業員(24)がはしごから転落して、死亡しました。
警察などによりますと、男性は夜間の定期点検で架線を支える構造物のボルトを確認するため、はしごに登って作業していた際、約6メートルの高さから転落したということです。
意識不明の状態で病院に運ばれましたが、約5時間後に死亡が確認されました。
男性は、他の複数の作業員とともに、点検作業にあたっていたということで、警察が事故の詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/339b3c991752984a1834194842eafe20c9e26810
2023年8月29日6時13分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今、「シニアカー」による危険な運転が相次いでいる。
番組に寄せられた映像には、シニアカーに乗った高齢者による“迷惑運転”がとらえられていた。
イット!は8月24日、信号が赤にもかかわらず、高齢男性が乗ったシニアカーが交差点に進入する様子を放送した。
交差点では、シニアカーのすぐそばを車が次々と通りすぎていった。
この放送を見た視聴者から、シニアカーによる危険な運転を捉えた新たな映像が寄せられた。
撮影者:
「もう、非常に危ないなと。道路の真ん中を走られていましたから、車にひかれたら本当に大変なことになるなというのが一番でした。」
映像は、2022年7月に北九州市で撮影されたもの。
シニアカーに乗る高齢男性が、道路の真ん中で信号待ちをしていた。
その1カ月後には、バスの前を走行。
バスは、シニアカーに衝突しないよう、ゆっくりと走っていた。
シニアカーはさらに、信号待ちをしている車の間をすり抜けるように進んでいった。
撮影者は、車での帰宅中に車道を走るシニアカーに遭遇したという。
撮影者:
「運転されてる方もすごく神経を使って運転しないといけませんし、死角から出てきた場合は、本当に事故になり得る状況ですから(車道を走るのは)是非やめてほしいなと思いました。」
シニアカーは、道路交通法上は歩行者の扱いとなっているため、歩道を走行しなければならない。
相次ぐ高齢者によるシニアカーの危険な運転。
交通ルールの遵守が求められる。
(「イット!」8月28日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/04bae06ad804e513311b4198cf7fba09e74001f4
2023年8月29日18時6分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・渋谷の飲食店で起きた爆発ですが、開店前の仕込み中にカセットコンロのガスボンベが爆発したことが分かりました。
警視庁などによりますと、午後4時半すぎ、渋谷区神泉町の飲食店で爆発があったと110番通報が入りました。
現場は、5階建てビルの1階部分にある飲食店で、カセットコンロのガスボンベが爆発したということです。
当時、店内では開店前の仕込みをしていて、カセットコンロの上で鉄製の入れ物に木炭を入れてあぶっていたとみられます。
火はすぐに消し止められましたが、従業員の30代の男性2人が顔や首などに軽いやけどをしました。
現場は京王井の頭線の神泉駅からおよそ150メートル離れた、マンションやスーパーが立ち並ぶ場所です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cedd2774aae0b03f92c0dfd6dea5171d3f4ddb8
8月29日17時58分にTBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(本文は転載省略)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/688992?display=1
2023年8月28日12時45分にYAHOOニュース(リセマム)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者庁・国民生活センターは2023年8月25日、水筒を持ち歩く子供の転倒事故の情報が医療機関から寄せられていることから、「子ども安全メール from 消費者庁」で注意を促している。
水筒はなるべくリュックサックに入れるなど心掛けたい。
残暑が厳しく、水分補給が欠かせない時期が続き、出掛ける際に子供が水筒を持ち歩く機会が多い。
しかし、転倒した際に首や肩に掛けていた水筒がお腹に当たり、内臓を損傷するなどといった思わぬ事故が発生している。
消費者庁・国民生活センターには、水筒を持ち歩く子供の転倒事故についての情報が、医療機関から寄せられている。
事項例では、
「水筒(1リットルの容器)を斜め掛けにして歩いていたところ坂道で転倒し、地面と水筒に挟まれる形で腹部を強打し、脾損傷のため集中治療室に入院し、保存加療で10日後に退院した(9歳)」
「通学中に友人と追いかけっこをしていたところ転倒し、斜め掛けしていた水筒が腹部の右側に当り、痛みと嘔吐があり救急搬送され、小腸破裂、汎発性腹膜炎のため緊急手術のうえ、集中治療室に入院した(10歳)」
「登校中、走っていたところ硬い土の場所でつまずいて転倒。その際、首から提げていた水筒が、地面とお腹の間に挟まり、腹部を強打し、内臓損傷により、膵臓50%程度および脾臓を摘出(7歳)」
など。
子供は、転倒しやすい、転倒した際に反射的に手をつくといった動作が取りにくい特徴がある。
また、子供は腹部臓器の占める割合が大きく、お腹周りの筋肉が弱いなどの理由から、腹部に外から力が加わった場合に内臓損傷が起こりやすいとされている。
そのため、水筒を首や肩から掛けていると、転倒した際、水筒が腹部に当たる可能性があるため危険。
このほか、水筒のひもが首や腕に絡まったり、遊具などに引っかかったりすることにも注意が必要だ。
子供が水筒を持ち歩くときは、
「水筒はなるべくリュックサックなどに入れる」
「水筒を首や肩に掛けているときに走らない」
「遊具などで遊ぶ場合は、水筒を置いて遊ぶ」
などのポイントを心掛けたい。
熱中症予防に役立つ水分補給の道具に思わぬ危険が潜んでいる。
転んだときの危険性について、日ごろから子供に教えておくことが大切だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/34d89d8964b8285b6d17f8fc0de59d9e08ac72ea
(ブログ者コメント)
水筒の危険性については2021年4月にも情報紹介スミ。
『[昔] 2015年6月5日 水筒を左斜めに肩にかけた7歳男児が傘をさしながら走っていて小学校入口で転び、その際、水筒が地面と腹の間に挟まって内臓を圧迫、膵臓を半分切除するなどした』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11586/
2023年8月28日22時27分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後5時45分ごろ、秋田新幹線は赤渕(岩手県雫石町)―田沢湖(秋田県仙北市)間の落石を検知する装置が作動しなくなり、同区間の運転を見合わせた。
JR東日本は安全確認をした上で、午後8時半過ぎに運転を再開。
東京発秋田行きこまち31号が約3時間遅れるなど、4本に遅れが出た。
このほか、こまち2本と、同じ線路を走る普通列車2本が区間運休した。
約1300人に影響が出た。
https://www.sankei.com/article/20230828-2UDKTLD5BNL3JEAJFMDOJG7B6M/
(ブログ者コメント)
〇滅多に起きない?起きても報じられない?トラブルだと感じたので
御参考までに紹介する。
〇落石検知システムについては、JR東の下記報文が分かりやすかった。
『長大延長を 一括監視可能な 落石監視システムの開発』
https://www.jreast.co.jp/development/tech/pdf_21/Tech-21-50-53.pdf
2023年8月28日23時19分にTBS NEWS(南日本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後5時半すぎ、霧島市牧園町万膳の太陽光パネルを設置するための造成現場で、土砂をダンプカーに積む作業をしていたショベルカーが、崩れてきた土砂で横倒しになりました。
土砂は運転席に流れ込み、ショベルカーを操作していた久留米市の会社員、岡村さん(男性、60歳)が生き埋めになりました。
近くにいた同僚らが救助作業をするとともに119番通報し、岡村さんはおよそ1時間後に消防によって救助され病院に運ばれましたが、およそ2時間半後に死亡しました。
当時、現場にはおよそ30人がいて作業をしていたということです。
現場は採石場の跡地で、警察が事故の詳しい状況や原因を調べています。
https://www.mbc.co.jp/news/article/2023082800066936.html
8月29日7時3分にYAHOOニュース(南日本新聞)からは、高さ10m以上の土砂を移す作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後5時35分ごろ、鹿児島県霧島市牧園町万膳の山中で、土砂を油圧シャベルでダンプカーに移していた福岡県久留米市北野町大城、会社員の男性(60)が、崩れてきた土砂に埋もれた。
病院に搬送されたが、間もなく死亡した。
霧島署によると、男性はソーラーパネル設置の造成のため、シャベルを操作し、積んであった高さ10メートル以上とみられる土砂を移す作業をしていた。
事故を目撃した他の作業員が119番した。
土砂が崩れた原因や死因を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/13f02f36d7e1bb805afc9e280d99b00f056ee8bc
2023年8月25日15時11分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
持続可能な畜産に向けた取り組みが進んでいます。
輸入に頼らず、県内で家畜のエサを生産しようと栽培がはじまった、最大で5メートルを超えるイネ科の植物「ソルガム」の収穫が始まりました。
「ソルガム」はアフリカ原産のイネ科の植物で、乾燥に強く、稲や麦の育たないような環境でも育ち、人が水をやる必要もないうえ、収穫量も多いため、輸入飼料にかわる作物として期待されています。
25日は、県が輸入へ依存せず、持続可能な農業の仕組みを作る目的に連携協定を結んだ大手商社の「双日」が川南町で栽培しているソルガムの収穫が始まりました。
会社では川南町のほか、木城町と高鍋町にある、あわせて7ヘクタールの耕作放棄地に、一般的な品種に比べて倍以上の大きさとなる、最大で5メートルほどに育つ品種のソルガムを試験栽培しています。
収穫されたソルガムは、その場で細かく砕かれたあと、円柱状にまとめられ、乳酸発酵させることで牛や豚のエサになります。
今後、県農業大学校でソルガムのエサを牛に与えて効果を確かめる試験を行うほか、ソルガム以外の作物についても試験的に栽培を進めることにしています。
「双日」の循環事業開発課、相原さんは、「とうもろこしなどと比べて、単位面積あたりで多く収穫できたので、期待は大きい。地元の農家と一緒になって活用方法を検討していきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20230825/5060016305.html
(ブログ者コメント)
本件、以下の過去記事関連情報として紹介する。
『2022年8月16日報道 イタリアの牧場で刈りたての草を食べた牛が震え始めて死ぬ事例が多発、原因はソルガム(世界5大穀物の1つ)、干ばつで生育が遅れたため青酸濃度が高まっていた』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12686/
2023年8月25日17時58分にYAHOOニュース(山陰中央新報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
島根県邑南町市木のレジャー施設「Mハイランド」で町内の小学3年生男児がウオータースライダーを滑り降りてきた別の児童と衝突、転倒した事故で、意識不明だった男児が25日夕、死亡した。
川本署によると、亡くなったのは8歳の男児。
同日記者会見した石橋町長は、24日の事故当時の見守り態勢が「非常に不十分だった」と陳謝した。
町役場で会見した石橋町長、町教育委員会の大橋教育長らが事故当時の詳しい状況を説明。
全長25メートル、幅1メートルのウオータースライダーは、夏営業中のスキー場の斜面に溝を掘ってビニールシートを敷き、上から水を流す構造で、男児は24日午後2時半ごろ、傾斜が緩やかなゴール手前2、3メートルで座っていた。
引率スタッフ1人が近くで見守っていたが、男児は後から滑ってきた児童と衝突。
「危ない」と声をあげながら滑り降りてくる児童に、直前まで気付かなかった。
施設は当日、休業日で、町内2地区の公民館、児童クラブが、貸し切りでヤマメ取り、バギー試乗などを楽しむキャンプイベントを開催。
町職員の公民館スタッフら8人の引率で、男児を含む児童10人が参加していた。
ウオータースライダーについて、施設の運営会社から公民館側に対し、前の利用者がコースから外れるまで次の利用者は滑らないよう注意があったが、事故当時はバギー試乗後の自由時間で、スタート地点にはスタッフがいなかった。
石橋町長は「子どもの見守り態勢が非常に不十分だったことが大きな要因。町の最高責任者として誠に残念で痛恨の極み。誠に申し訳ない」と陳謝。
大橋教育長も、スタッフ配置に問題があったことを認め、危機管理マニュアルを見直し、徹底できるようになるまで公民館事業の体験活動は行わないとした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9fa4366e17e6fa10bc48bd95a27888d34a653d3
8月25日12時50分に山陰中央テレビからは、当該スライダーは斜面を半円状に削って設置されていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この滑り台は、土の斜面を半円状に削ってシートをかけ、上から水を流す手作りのウオータースライダーとして運営されていました。
https://www.fnn.jp/articles/-/576698
8月25日20時18分にYAHOOニュース(広島テレビ)からは、当該施設は元スキー場だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本最大級のスキー場として人気を博した「Mハイランド」は、経営不振で一時、営業を休止…。
広島市の会社が、夏場も楽しめるレジャー施設として、運営を引き継いでいました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c664b6a78ab5f3209994aa5360acb284f219776c
8月25日17時29分にNHK島根からは、8歳児童は傾斜が緩くなる中間地点から1人で滑って遊んでいた、ゴール地点からスタッフ1人が見守っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
町は会見を開いて、当時の状況を説明しました。
それによりますと、この8歳の児童は傾斜が緩くなるウォータースライダーの中間地点から1人で滑って遊び、ゴール地点付近からスタッフ1人が見守っていたということです。
そこへ別の児童が一番上から滑りはじめ、下に人がいることに気づくと体をひねったり、声を上げたりしたもののよけきれなかったということです。
見守っていたスタッフは一番上から滑り始めた別の児童の存在に気づかず、また、スタート地点にはスタッフがいなかったということで、教育委員会の大橋教育長は、「危険な遊びをする際の危機管理が劣っていた。スタッフの配置に問題があったと認識している」と述べて、安全管理に問題があったという認識を示しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20230825/4030016995.html
8月25日20時15分に朝日新聞からは、メニューに組み込まれていたスライダー体験時は前の児童がコース外に出てから滑るように徹底していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滑り出しの傾斜は約20度で徐々に緩やかになるが、ゴール地点で飛び出す場合もあるという。
午前中のメニューに組み込まれていたウォータースライダー体験の際には、職員や施設スタッフらが見守り、前の児童がコース外に出てから滑るよう徹底していた。
事故は、体験メニュー終了後の午後の自由時間に起きた。
岩本さんはウォータースライダーのゴール地点から2、3メートル上のコース内にいて、滑り降りてきた別の児童と接触し、転倒したという。
この時見守っていたのは放課後児童クラブの職員1人だけだった。
https://www.asahi.com/articles/ASR8T6K42R8TPTIB00N.html
8月25日18時40分に山陰放送からは、上から来ると一番スピードがでる部分だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
町によると当時、スライダー付近では5人の子どもが遊んでいました。
町などによりますと、ウォータースライダーを監視していたのは引率のスタッフ1人のみで、施設のスタッフはバギー体験につくなどしていて、監視は手薄だったということです。
清水記者:
「現場となったウォータースライダー、上の方なんですけど、かなり急になっているのがわかります」
施設を運営する アオイテクノサービス 日野課長:
「ここはやっぱり上から来ると一番スピードが出る部分になります」
スライダーの全長は25メートル。
コース内で座っていた児童に対して、上から滑ってきた子は、「危ない」など大きな声を出し、体を反転させて接触。
衝突した時はスピードが出ていたと推測されるということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bss/683269
8月25日20時47分に毎日新聞からは、迎えに来た父親が意識喪失に気付き119番を依頼したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
衝突され転倒した直後は泣いていたといい、スタッフが車の中で休ませていたが、迎えに来た父親が意識を失っているのに気付き、119番を依頼した。
https://mainichi.jp/articles/20230825/k00/00m/040/316000c
(2023年11月5日 修正1 ;追記)
2023年11月3日7時11分に読売新聞からは、スタッフは熱中症だと考えていた、父親が到着した時には呼吸していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
父親が35分後、現場に到着するまで、男児が心肺停止になっていることをスタッフの誰も気づいていなかったことが分かった。
有識者らによる事故検証委員会の初会合が2日、町役場であり、町教育委員会が事故の調査結果を報告した。
町教委によると、事故は地元公民館が主催したデイキャンプで、8月24日午後2時25分頃、スライダーのゴール付近に座っていた男児に、上から滑り降りてきた別の児童がぶつかった。
男児は自力でコース外に出て、泣きながら正座し、頭を伏せた。
スタッフが痛いか確認すると、再び泣き出して額をたたき、その後ぼーっとしていたという。
スタッフは熱中症と考えて車で休ませ、頭や首元を保冷剤で冷やした。
事故から約20分後、いびきをかいて寝入ったと思ったが、さらに15分後に父親が到着して男児を抱えたところ、初めて呼吸をしていないことに気づいたという。
検証委は、年度内に事故原因や再発防止策を報告書にまとめる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231102-OYT1T50348/
(2024年3月27日 修正2 ;追記)
2024年3月26日18時9分にNHK鳥取からは、現地調査や事前打ち合わせをしなかったことが事故の主因などとする検証委員会報告書が町長に渡されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて、町は、医師や弁護士などによる検証委員会を設置して、事故の原因や再発防止策について検証してきていて、その結果をまとめた報告書が石橋 町長に手渡されました。
報告書では、事故の主な原因は、引率したスタッフが全員で現地調査や打ち合わせを事前に行っていなかったことや、人員配置の管理者がおらず、事故の時スライダーを見守るスタッフが1人だけだったことなどをあげています。
そのうえで、今後は、まず、事故防止のマニュアルをつくったうえでイベントごとに事業計画を策定することや、それをもとにスタッフが役割分担やリスクについて理解しておく必要があるとまとめています。
報告書をまとめた中村 委員長は、「事故が起こる可能性があるとの意識を持つことが再発防止において一番大切で、ほかの自治体でも参考にしてもらいたい」と話していました。
石橋 町長は、「報告書を参考に全職員が危機管理などを理解し、現場で安全管理ができる万全の体制を整えていく」と再発防止を誓っていました。
邑南町は、子どもの参加するイベントで事故を防止するためのマニュアル作りを進めていて、学校などへの配布も検討しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20240326/4030018596.html
3月26日17時47分に共同通信からは、引率スタッフの指揮命令系統が不明確だった、担当者は事前にスライダーを体験していなかったので危険に対する認識がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
弁護士や医師らで構成する町の検証委員会は26日、見守りスタッフに現場を包括的に仕切る責任者がいないなど、リスク管理が不十分だったのが原因とする報告書を石橋町長に提出した。
報告書は、引率スタッフの指揮命令系統が不明確な上、担当者が事前にスライダーを体験せず、危険に対する認識もなかったと指摘。
事故直後は意識があった岩本君をスタッフが「熱中症かもしれないけど、疲れているだけ」と考え、結果として迅速に119番しなかったことも明らかにした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b276506fa3ec0aa1cfb31e4c8ced621f47536334
2024年9月17日19時46分に朝日新聞からは、引率責任者など3人が書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は17日、イベントの引率責任者だった町職員(48)ら3人を業務上過失致死の疑いで松江地検浜田支部に書類送検し、発表した。
ほかに書類送検されたのは、引率責任者だった町職員(25)と事故があった「瑞穂ハイランド」(同町市木)管理者の会社員(58)。
川本署によると、3人は事故を防止するための適切な措置を講じなかった疑いがあり、容疑を認めているという。
https://www.asahi.com/articles/ASS9K3GMBS9KPTIB00BM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
2023年8月23日18時45分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後0時20分ごろ、倉敷市潮通、ENEOS(エネオス)水島製油所B工場から「雷が落ちてタンクが燃えている」と消防に通報があった。
タンク付近から炎と黒煙が上がり、化学車や高所放水車など消防車18台が出て消火作業を行い、約3時間半後に鎮火した。
同社によると、消火活動中だった男性従業員(50)の顔にホースの水が当たり、軽いけが。
同社や水島署によると、タンクから重油や軽油を送り出す付属のポンプ設備付近に落雷し、出火したとみられる。
最寄りのタンクは点検中で空だった。
工場操業への大きな影響はないとしている。
岡山地方気象台によると、倉敷市には当時、大雨洪水警報や雷注意報が発表され、発達した雨雲が流れ込んでいた。
現場は市南部の水島コンビナートの一角。
工場東側に住む男性(55)は「大きな被害がなく良かった」とほっとした様子。
現場から2キロほど離れたコンビニの女性店長(63)は「爆発するのではと怖かった」と話した。
水島署と消防は24日、現場で実況見分を行い、当時の状況や出火原因を調べることにしている。
同製油所は1日30万バレル超の原油処理能力がある日本最大の製油所。
水島港を挟んだ西側にA工場、東側にB工場があり、燃料油、ナフサ(粗製ガソリン)などをコンビナート内外に供給している。
https://www.sanyonews.jp/article/1441755
8月23日16時14分にNHK岡山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後0時20分ごろ、倉敷市の水島コンビナートで原油を精製している「ENEOS」の工場の従業員から「雷が落ちてタンクが燃えている」と消防に通報がありました。
消防が消火活動にあたり、発生から3時間あまりたった午後3時44分に火は消し止められました。
警察と消防によりますと、これまでのところ、けがをした人はいないということです。
倉敷市の高台に設置されたNHKのカメラが午後1時すぎに撮影した映像では、タンクからは赤い炎と黒い煙があがっていて、近くには消防車が集まっている様子が確認できました。
警察と消防は、落雷の可能性もあるとみて、火災の原因を調べています。
気象庁によりますと、岡山県内では午前中から大気の状態が非常に不安定になっていて、水島コンビナートがある倉敷市付近には、昼前から発達した雨雲が流れ込んでいました。
岡山県には雷注意報が出されていて、昼前から昼過ぎにかけて落雷も観測されていました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20230823/4020017729.html
8月24日15時51分にNHK岡山からは、高さ1mほどの重油ポンプから出火したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日、会社は重油を保管しているタンクから数十メートル離れた場所にあるポンプから火が出たと発表しました。
会社によりますと、ポンプは高さが1メートル、幅と奥行きがそれぞれ2メートルほどで、タンクに保管する重油を別のタンクに移し替えるためのものだということです。
警察や消防はタンク付近への落雷で周辺の機器が炎上したものとみていますが、現在、タンクの付近は消火剤の泡が広がっているため、これを撤去して安全を確保したあと、詳しく調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20230824/4020017753.html
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プロフィール Profile
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

