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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20161030212分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

30日午後3時45分ごろ、大阪府和泉市浦田町で火災が起きていると、近隣住民から110番通報があった。

警察によると、自動車整備会社の倉庫兼作業所付近から出火し、従業員5人が中にいたが、脱出して無事だった。

 

警察によると、作業所を含む約3000m2の平屋がほぼ全焼した。

従業員は、「午後3時ごろから車の溶接作業をしており、その途中で火が上がった」と話しているという。

 

関西電力によると、出火後に同市内の約740軒が一時停電した。

 

出典

車整備会社が出火、3千平米焼ける 大阪、740軒停電

http://www.asahi.com/articles/ASJBZ5QN3JBZPTIL00P.html

 

 

10301928分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

30日午後3時45分ごろ、大阪府和泉市浦田町の溶接加工業S社の倉庫で「火が上がっている」と、付近の住民男性から110番があった。

木造平屋建て倉庫2棟計約2100m2を焼き、火は約2時間半後に、ほぼ消し止められた。

 

警察によると、倉庫内には1棟あたり約10業者の作業スペースが設けられていた。

S社のスペースで男性従業員5人が鉄板の溶接作業をしていたところ、建物に火が燃え移ったという。けが人はなかった。

 

現場は、泉北高速鉄道和泉中央駅から東に約2km。

黒煙が立ち上り、民家数100軒が停電するなど、付近は一時騒然となった。

 

出典

大阪・和泉市で倉庫火災、鉄板の溶接作業中に出火 付近の民家数百軒が停電

http://www.sankei.com/west/news/161030/wst1610300067-n1.html

 

 

 

 

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201610211139分にgooニュース(朝日新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

21日午前3時半ごろ、新潟県胎内市の米菓工場で、2階にあった同社の米菓「BK」を揚げていたフライヤー内の油から出火、作業をしていた30代の男性従業員が両腕などにやけどを負った。

約30分後に鎮火し、建物への延焼はなかった。

 

警察や同社によると、フライヤーは直径1.5m、深さ90cmの鍋型。

男性従業員は消火器で消火を試みたが、失敗。

水をかけてしまい、一時、火の勢いが強くなったという。

119番通報で駆けつけた消防隊員が消し止めた。

警察などが出火原因を調べている。

 

「BK」は米の形をしたせんべいで、同社の主力製品。

定番の青のりしょうゆのほか多数の味があり、新潟を拠点とするアイドルグループが「PR大使」を務めている。

 

出典

米菓「BK」フライヤー炎上、工場従業員がやけど

http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/incident/ASJBP2ST2JBPUOHB004.html

 

 

 

 

 

 

 

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20161018194分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

札幌市消防局に入った連絡によると、18日午後6時ごろ、札幌市東区の自動車整備工場でタンクローリーから灯油が漏れて引火し、火災が起きているという。


消防車などが現場に駆けつけて消火作業にあたり、火はほぼ消し止められたということで、これまでにけがをした人はいないという。


近くのコンビニエンスストアの店員は、「自動車整備工場の方から黒っぽい煙が上がっているのが見えたが、焦げたにおいや爆発音は聞こえなかった」と話している。

 

出典

タンクローリーの灯油漏れ引火

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161018/3645641.html

 

 

 

 

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201692日付で福島民報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

92833分に福島民友からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

1日午前9時35分ごろ、東京電力福島第1原発構内で、建設中の汚染水保管タンク外側に設置されていたタンク塗装用はしごの防風ゴムから出火し、間もなく消し止めた。

東電によると、防風ゴムから煙が上がっているのを発見した作業員2人が、消火器で消火した。

 

東電によると、当時は高さ約15mのタンクの内側で溶接作業が行われていたことから、溶接の熱がゴムに伝わったとみて、詳しい原因を調べている。

 

東電の緊急時対策本部が出火を把握したのは、約1時間後だった。

東電は、なぜ現場からの連絡が遅れたか、確認している。

 

出典

福島第1原発で火災 地上タンクの溶接熱か、ゴム燃える

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160902-105620.php 

 

 

 

 

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201694010分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

932114分に朝日新聞から、931850分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午後4時10分ごろ、西宮市鳴尾浜2で、「倉庫脇にあるパレットが燃えている」と通行人の男性から119番があった。

 

消防車など26台が出動し消火に当たったが、火は倉庫全体に燃え広がり、パレットを所有する会社の倉庫2棟(920m2)を全焼したほか、周辺の会社にも燃え広がったが、約7時間後、ほぼ消し止められた。

男性従業員(68)が両腕に2週間のやけどを負った。

 

警察によると、けがをした男性従業員が焼却施設でパレットを燃やしていた。

調べに対し、「気付いたら別のパレットから煙が出ていた」と話しているという。

 

倉庫の脇には、フォークリフト用の使い古した木製のパレットと空き瓶が大量に保管されていた。

 

現場は武庫川の河口付近で、阪神電鉄武庫川団地前駅の南西1.4kmの工場地帯。

周辺の市街地まで黒煙が広がり、騒然となった。


近くで働いていた会社員男性(34)は、「目の前が赤くなり、見上げたらパレットから炎が上がっていた。うちの会社にも燃え移っており、どうすればいいのか」と話していた。


現場から上がる大量の黒煙は、近くを通る阪神高速湾岸線や、阪神対ⅮeNA戦が進行中の約3km離れた阪神甲子園球場の観客席からも見えた。

 

出典

鳴尾浜の倉庫で火災 周辺にも類焼

http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201609/0009452737.shtml

市街地に黒煙、倉庫燃える 男性けが 兵庫・西宮

http://www.asahi.com/articles/ASJ9366FYJ93PIHB012.html

西宮の倉庫街に黒煙 数棟、激しく炎上 兵庫

http://www.sankei.com/west/news/160903/wst1609030059-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

積まれていたパレットに火が着き、なかなか消えなかった事例は、過去にも紹介済。

201267日掲載

201261日 福岡県久山町のパレットレンタル会社で屋外のパレットから出火し、5万枚置いてあった倉庫が全焼

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1894/

 

 

 

 

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201692743分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

1日午後7時すぎ、伊勢原市と厚木市にまたがった日産自動車の研究施設「テクニカルセンター」で、従業員から「実験棟から火が出て数人がけがをしている」と消防に通報があった。


消防が現場に駆けつけたが、すでに火は消えていて、消防によると、この火事で8階建ての建物の7階にある実験室の床の一部などが焼け、30代から50代の従業員の男性4人が煙を吸って病院に搬送され、手当てを受けた。
4人はのどにやけどをしていて、このうち2人の症状が重いという。


警察によると、当時、実験室では6人の従業員がエンジンを動かして排ガスの状況を調べる試験を行っていたということで、警察と消防は、火が出た原因を調べている。


日産自動車によると、「テクニカルセンター」は昭和56年に開設された研究施設で、建物内で車の開発に関するさまざまな試験を行っているという。

 

出典

日産の研究施設で火事4人けが

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1055320381.html?t=1472847384319

 

 

93日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

室内の一部が焼け、午後10時10分ごろ、鎮火した。

 

警察によると、室内にいた4人が病院に運ばれた。

 

警察によると、研究室の床下をエンジンの排気管が通っており、排気管が過熱して床から出火したらしい。

 

 

 

 

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201692日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

91836分に福島民友からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

会津若松市日新町で8月31日に会社員宅木造住宅2階建てが全焼した火災は、ガス管の取り換え工事の際に、作業員が誤ってドリルでガス管に穴を開け、火花が引火したことが原因とわかった。

 

事態を重く見た経産省関東東北産業保安監督部は、1日、職員を派遣し、現場の調査や関係者からの聴取を行った。

 

若松ガスによると、敷設されたガス管を地震や腐食に強いものに交換するため、工事業者の作業員が地面のコンクリートを砕く作業を行っていたところ、ガスが流れていた直径25mmの管に穴を開けてしまったという。

 

作業員が初期消火してガス漏れを止めたが、火が家に燃え移ったという。

近所の人の話しでは、地面の付近から炎が上がり、家の壁に燃え移った。

 

家の中には3人がいたが、向かいの家に避難して無事だった。

作業員6人にも、けがはなかった。

 

出火当時、勤務先にいた会社員は、「工事は2~3時間で終わるものかと思っていたが、家が燃えているという連絡を受けて驚いた。ガスを止めずに工事を行うものなのだろうか」と憤る。

 

調査を行った監督部東北支部保安課の中沢課長補佐は、「これまでに聞いたことがないケースだ。調査結果を持ち帰り、法令違反などがあるか検討したい」と語ったが、「ガスを止めると一定の範囲の家庭で使えなくなってしまう」との理由から、ガスを通したまま工事を進めた点については、理解を示した。

 

若松ガスの鈴木取締役は、「当社始まって以来のことで、大変なご迷惑をおかけし、心からおわび申し上げたい」と話していた。

 

現場は日新小の南西の住宅街で、煙が充満し、辺りは一時騒然となった。

近くに住む女性(70)は、「ボンという爆発音が聞こえ驚いた。煙がひどかった」と話した。

 

付近にはJR只見線の線路があり、煙の影響で、同線の西若松―七日町駅間の上り線で一時運転を見合わせた。1本に70分の遅れが出て、乗客15人に影響した

 

出典

ガス漏れ引火か、会津若松で住宅全焼 「ボンという爆発音が」

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160901-105307.php

 

 

 

 

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2016912312分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

8月31日午後6時半ごろ、奈良市のM社敷地内にある車の解体作業場付近から出火し、鉄骨屋根つきの解体作業場約100m2が全焼した。

さらに、北側のプラスチック製品販売会社の2階建て倉庫延べ約260m2が全焼した。

 

この火災で、解体作業場北側の飲食店から逃げようとした男性が転倒し、顔に軽傷を負った。

 

警察によると、車の解体作業中、車体からガソリンを抜き取る作業をしていたと従業員が話しているという。

 

近くの飲食店で働く女性店員は、「真っ赤な火が高くのぼっていた。消防から危ないので建物内にいるように言われた」と話した。

 

出典

車解体作業場と倉庫が全焼 男性、顔に軽傷 奈良

http://www.asahi.com/articles/ASJ807DW5J80POMB018.html

 

 

 

 

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2016712121分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

柏市は、11日、市立富勢中学校(生徒609人)の給食室で、調理作業中にあふれた油に引火する事故があったと発表した。けが人はなかった。

 

市学校保健課によると、事故があったのは同日午前10時55分ごろ。

調理員がジャガイモを揚げる際、食材を多く入れすぎたのが原因とみられる。

栄養士が消火器で消し止め、市消防局に通報した。

 

同校は同日、給食の提供をやめ、生徒を午前中で下校させた。

保護者にはメールで状況を説明。

12日は調理機器の点検を行うため弁当持参とし、13日から給食を再開する。

 

同課は、「全校で情報共有し、再発防止に向けた注意喚起を行う」として謝罪した。

 

出典

柏、中学校給食室で油に引火事故

http://www.chibanippo.co.jp/news/national/336712

 

 

 

 

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2015812日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5109/

 

 

(2016年6月21日 修正3 ;追記)

 

20166141916分に東海テレビから、溶接に不適な防炎シートが使われていた、関係者が書類送検されたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。

6151242分にCBC NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

(新情報に基づき、第1報ともども、タイトルも修正した)

 

警察は、14日、現場責任者ら3人を書類送検した。

業務上過失致死傷などの疑いで書類送検されたのは、工事を請け負った会社の現場責任者(44)ら3人。

 

3人は、去年8月、土岐市下石町の核融合科学研究所で溶接作業をする際、可燃性の断熱材の周りに引火を防ぐシートを巻くことなどを怠って発生した火災で、作業員の男性(当時61)ら2人を死傷させた疑い。

 

作業の際には、溶接で溶け落ちた金属の熱も防ぐことができる、耐火性に優れた不燃シートを使わなければならなかったのに、実際は50分の1ほどの価格の、溶接作業には適さない防炎シートを使って断熱材を覆うなどしていたため、岐阜県警は過失にあたると判断した。

 

調べに対し3人は、「間違いありません」と容疑を認めているという。

 

出典

『核融合科学研究所2人死傷火災で書類送検』

http://www.tokai-tv.com/news/fnn-tokai/ondemand/20160614/

『核融合研の2人死傷火災で書類送検』

http://www.hicbc.com/news/detail.asp?cl=c&id=00040B7F 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

昨年9月に核融合研から最終報告書が出されているのに、今になって、原因が報じられた。なぜだろう?

この点、報告書にどのように記載されていたか確認したところ、以下の記述があった。

 

『この原因を究明することは、火災を起こした溶接中の配管、溶接器具等が関係機関に提出されているため、また、溶接を行っていた溶接作業者が亡くなられたことにより、難しい状況にあるが、現場の状況から、直接的な出火原因は以下のように特定で きる・・・・』

 

当時、研究所としては、ここまではわからなかったということかもしれない。

 

 

 

(2016年9月4日 修正4 ;追記)

 

201691日付で毎日新聞岐阜版から、3人は不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

岐阜地検多治見支部は、31日、業務上過失致死傷と業務上失火の疑いで書類送検された現場責任者ら男性3人を不起訴処分とした。

 

不起訴となったのは、実験装置の保守・点検を請け負った工業用ガス製造会社の現場責任者(45)、同社関連会社の現場副責任者(44)、製鋼会社の作業責任者(60)の3人。

 

現場では溶接作業に適さない不燃シートが使用されていたが、岐阜地検は現場責任者について「過失は認定できるが、諸事情を考慮した」として起訴猶予に、他の2人は「証拠から過失の認定が難しい」として容疑不十分とした。

 

出典

土岐の核融研火災 昨年の火災、責任者ら3人不起訴 /岐阜

http://mainichi.jp/articles/20160901/ddl/k21/040/073000c

 

 

 

 

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2016621847分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午前10時5分ごろ、秋田県男鹿市船川港船川海岸通り、合板製造大手、Aプライウッドの男鹿工場の大型集塵機から出火、集塵機約21m2が焼けた。

 

警察や消防によると、研磨作業で飛び散った火花が集塵機につながる配管に飛び込んだのを社員が目撃しており、出火原因との関連を調べている。

 

Aプライウッドは、合板生産量が国内トップクラス。

4月6日に向浜第2工場(秋田市)が全焼し、隣の第1工場に延焼する火災があり、生産をカバーするために男鹿工場がフル稼働していた。

 

出典

『Aプライウッドまた火災 男鹿工場で集塵機焼ける

http://www.sankei.com/affairs/news/160602/afr1606020037-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

4月に起きた火災は下記記事参照。

 

2016413日掲載

201646日 秋田市の合板工場で原木を薄く切った板を熱風で乾かす乾燥機から火が出て工場全焼 (修正1)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5810/

 

 

 

 

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2016522180分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

その毒針にかかれば、ショック死することもあるスズメバチ。獰猛な性格でも知られ、自宅に巣でもできようものなら、おちおち洗濯もしていられない。

京都府内のある家庭も、そんなのっぴきならないスズメバチ危機にさらされ、インターネットで見つけた駆除業者に巣の撤去を依頼した。

 

テレビでも取り上げられたことがある業者だったが、安心もつかの間。作業中に何と、自宅が炎上焼失するという本物の災厄に見舞われてしまう。

「故意に近い重大な過失だ」。

家族側は業者側に計約5800万円の損害賠償を求めて、大阪地裁に訴訟を起こした。

 

スズメバチが巣を作ったのは、京都府南部の山田家(仮名)。

70代の夫婦、30代長男と孫娘の4人で暮らしていたその家に、災難は突如としてやってきた。

 

訴状によると、平成26年10月、山田家の愛犬がスズメバチに刺され、数日後に死亡。さらに、長男も刺される被害に遭った。

木造平屋建ての母屋は、かやぶきにトタンをかぶせた構造になっている。

一家は、このかやぶきのどこかに巣があると確信した。

 

長男は、ネットでスズメバチ駆除業者を検索。すると大阪市内のある業者がヒットした。

 

「24時間すぐに対応」「駆除のスペシャリスト」

業者のホームページは、映画の宣伝サイトのような凝ったつくりで、民放のバラエティー番組で駆除作業が取り上げられたことも、動画付きで紹介されている。

 

ここなら、大丈夫そうだ。

長男は安心感を抱き、さっそくその日の夜に業者に連絡をとった。

 

「ハチは夕方に巣に戻ってくるので、その時間以降に駆除した方が効果的です」

業者は、長男にそう伝えた。

 

次の日の夕刻、作業員2人が山田家に臨場した。

だが、スペシャリストであるはずの2人の行動は、素人目にもどこかおかしかった。

かやぶきのどこに巣があるのか特定しないまま作業をスタートさせ、いきなり薬剤のスプレーを散布したのだという。

 

スプレー攻撃を受けたスズメバチは、当然、逆襲を仕掛けてくる。

どこからともなく飛来したハチにおびえたのか、2人は頭上のかやぶきの中に発煙装置をほうり込み、煙幕を張った。

 

これが、災難の引き金となった。

 

散布したスプレーのガスが充満しているところに、発煙装置を投入したのだ。

当たり前の帰結として、引火した。

 

ここで「火が付いてしまった」と正直に申告してくれれば、まだ良かったかもしれない。

だが、作業員らは、当時家にいた夫婦らに火災発生を知らせず、「水を使いたい」とだけ申し出たという。

 

自分たちだけで消火しようと試みたようだが、火はみるみるうちに広がっていく。

そのうち、爆発音がとどろいた。

夫婦らもようやく火災に気づいたが、時すでに遅し。一緒にいた孫娘と命からがら、逃げ出すので精いっぱいだった。

 

スズメバチの巣を駆除するはずが、大事なマイホームを焼失した山田家。

駆除業者と作業員2人を相手取り、自宅の損害や片付け費用、慰謝料など、計約5800万円の賠償を求めて提訴に踏み切った。

 

山田家の代理人弁護士によると、業者側は書面の提出にも応じず、連絡が取れない状態だという。作業員2人も、それぞれ過失は認めていない。

 

スズメバチはハチの中でも大きく、性格も凶暴だ。巣に近寄らないことが一番だが、巣があることに気づかずに、刺されてしまうことも多い。

厚労省によると、26年にハチに刺されて死亡した人は14人。その前の年は24人で、年間20人前後で推移している。

大半がスズメバチの被害とみられ、毒ヘビによる死者の数を上回っている。

 

自治体によっては、ハチの巣の駆除を行っているところもあるが、大阪市などは「土地の所有者、管理者が自らの責任で行うよう、お願いしている」(担当者)と、自己処理が原則。

かといって、素人が駆除できるようなものでもないため、結局は業者に頼ることになる。

 

だが、行政の許認可や資格が必要とされていないため、どの業者がいいか選ぶのは簡単ではない。

消費者センターには、料金トラブルの相談も寄せられているという。

 

害虫駆除業者の研修などを行っている公益社団法人「日本ペストコントロール協会」(東京)は、有害生物の防除技術を持つ「ペストコントロール技術者」の資格認定を行っている。

スズメバチだけでなく、シロアリやネズミなどの防除に関する知識を問い、作業員のレベルアップを図っている。

 

同協会の会員は、全国の約890業者。

今回の業者は会員ではないようだが、協会では、スズメバチの駆除にあたって、依頼者への説明を徹底するよう、会員に求めているという。

 

協会の機関誌には、トラブル防止の指南のほか、スズメバチの巣へ殺虫剤を吹き付ける手順についても、細かく書かれている。

 

協会の広報担当者は、スズメバチ駆除で火災が発生したケースはこれまで聞いたことがないという。

「手順を守ってしっかりやれば家を燃やしてしまうことはないだろうが…」(5月19日掲載)

 

出典

スズメバチ駆除で爆発、自宅炎上 「どこがスペシャリストやねん!」家族怒り心頭、法廷闘争の行方

http://www.sankei.com/west/news/160522/wst1605220014-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

スズメバチ駆除中の火災は過去にも起きている。事例は下記参照。

 

201197日 湯沢町のリゾートホテルの火事はスズメバチ駆除の火が原因

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/744/

 

ハチ駆除用殺虫剤に引火し、建物火災発生

(平成20年6月23日付 神戸市北消防署)

http://www.city.kobe.lg.jp/information/oshirase/backno/2008/img/20080623fs01.pdf

 

 

 

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2016441845分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日午前9時半ごろ、宮古市の閉伊埼沖およそ11kmの海上で、東京・中央区の「C社」が所有するタンカー「I丸」の機関室にある焼却炉から火が出た。


この出火で、50歳の乗組員の男性が顔や両腕などにやけどをして釜石市内の病院に運ばれ、手当てを受けている。

意識は、はっきりしているという。


海保の調べによると、この焼却炉はタンカーの後部にあって、当時、乗組員の男性が1人で古くなったエンジンの潤滑油を処理していたという。


「C社」によると、この作業は月に2回行われ、乗組員の男性が焼却中に別のゴミを燃やそうと焼却炉の扉を開けたところ、突然、火が噴き出したという。

 

海保が、詳しい原因を調べている。


「I丸」は、石油を積み込むため、3日夜、北海道苫小牧市を出発し、千葉県の製油所に向かう途中だったという。

 

出典

タンカーで出火 男性がやけど

http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044240661.html?t=1459807852330

 

 

 

 

 

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2016224199分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午後、JR帯広駅に近い帯広市大通南13丁目にある雑居ビルで火事があり、けが人はいなかったものの、ビルの内部が全焼した。

これについて帯広市は記者会見を開き、23日午前中、市の上下水道部の職員2人が隣の建物の漏水を止めるために栓を探そうと、凍り付いていた地面のコンクリートの板に15分ほどガスバーナーを当てたことを明らかにした。

作業中に建物に火がついたことは確認できなかったとしているが、バーナーの火が壁の下の隙間から内部に入ったとみられるという。

帯広市の伊藤・公営企業管理者は、「被災した方や近隣の方だけでなく市民に多大な迷惑と心配をかけたことを深くおわびします」と陳謝した。

帯広市では、今後、再発を防ぐためのマニュアルを作成し、安全を最優先に作業したいとしている。
一方、警察では、失火の可能性もあるとみて、詳しく調べている。

出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160224/3159681.html


2
25日付で毎日新聞北海道版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

帯広市は、24日、市上下水道部の男性職員2人が漏水防止作業で使用したガスバーナーの火が引火し、木造2階建ての雑居ビル1棟延べ200m2が全焼したと発表した。
記者会見した伊藤・公営企業管理者は、「市民の財産を失わせる結果となり、おわびしたい」と謝罪。
ビル所有者や入居者と、補償について協議する方針。

市によると、火災は23日午後1時15分ごろ発生。けが人はいなかった。

職員2人は、約3時間前、全焼したビルから約15cm離れた場所に止水栓の蓋があると思い込み、約15分間にわたって周囲をガスバーナーで解凍。
この際、同ビル壁面に燃え移ったとみられる。

ビルには理容店しか入居しておらず、火災当日は休みで、ビル内に火の気がなかった。
また、作業した周辺壁面の燃え方が激しかったことから、市は、ガスバーナーの火が引火したと判断した。

漏水は隣接するビルで発生し、実際の止水栓の蓋は、別のところにあった。
図面で確認して作業すれば、火災を防げた可能性もあるという。
警察は、失火の疑いもあるとみて捜査している。


出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160225/ddl/k01/040/063000c


2
25日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

上下水道部の職員2人が、理髪店と隣家の間で地中の止水栓を探すため、地面のコンクリート板をガスバーナーで温めた。

止水栓は別の場所で見つかったため、職員らは板に雪をかけて、その場を離れたという。

市消防本部の検分で、コンクリート板の熱が理髪店の柱材を炭化させて火災に至ったと断定したという。



(ブログ者コメント)

図面で確認しなかった作業員のミスにより、第三者に多大の損害を与えてしまった。

木造2階建てとはいえ、ビル1棟が全焼となると、その損害は結構な額になるかもしれない。
補償金は、誰が支払うことになるのだろうか?

一昨日に情報提供した2015年の小学校プール漏水事故では、校長、教頭とミスした教諭の3人が全額を弁済している。

一方、その昔、ブログ者が勤務していた事業所では、3/4インチのバルブが製造ミスか何かで破損して油が噴出し、かなり広範囲に油が飛び散って、後始末に多大の費用と労力を費やした事故があったが、バルブメーカーが弱小企業だったため、補償は求めなかった。

プール漏水事故の情報にもあったように、関係者や関係組織の支払い能力などを勘案し、ケースバイケースで判断するしかないのかもしれない。

 

 

 

 

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2016291811分にNHKさいたまから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

8日夜8時すぎ、所沢市元町にある31階建てマンション「フォーラスタワー所沢」の15階の一室から火が出て、火元の部屋に住む53歳の男性と48歳の女性のあわせて2人が逃げる際にやけどをして病院に搬送されたほか、住民およそ230人が近くの公共施設に一時避難するなど、現場は騒然とした。

 

消防によると、この火事で火元の15階の部屋、33m2が焼けたが、周囲の部屋への延焼はなかった。


また、現場検証の結果、台所のこんろ付近が最も激しく燃えていたという。

警察がこの部屋に住む男性に聞いたところ、「妻が台所で調理中にこんろの火が近くにあった紙に燃え移り、火事になった」と話しているという。


この部屋には、服やダンボールなどが山積みになっていて燃え広がりやすく、消火活動は難航したが、消防隊員らが燃えやすいものを部屋の外に出したり、ベランダなどから放水を続けたりした。

消防によると、火災発生の通報を受けて出動した消防隊が、現場到着とともに消防車のスピーカーで住民に火災の発生を知らせ、「危険なので非常階段を使って屋外に避難してください」と誘導した。


特に、火元の15階に近い16階と17階には、それぞれ5人ずつの消防隊員が非常用エレベーターで上がり、廊下を回りながら大声で火災の発生を知らせ、避難するよう誘導した。
避難誘導の指揮をした責任者は、「火元の15階から煙や炎が及びやすいすぐ上の階を優先して避難誘導にあたった」と話している。


一方、消火活動について、今回のような高層建築の場合、はしご車を使っても放水が届かないため、マンションに設置されている「連結送水管」と呼ばれる垂直の管に消防車のポンプをつなげ、高い水圧で上の階に水を送って15階での放水を行ったという。


消防の責任者は、「これほど高層の建物での消火活動は私たちにとって初めての経験だった。室内にあったダンボールなどの燃えやすいものが消火の妨げになったので、こうした状況では早い段階からより多くの隊員を投入して消火にあたることが重要だと感じた」と話している。

 

火災発生直後、消防の呼びかけで屋外に避難した住民は、およそ230人。
マンションの前から安全な広場まで誘導したのは、地元の消防団員たちだった。


消防団員になって4年目の菊池さん(31)は、マンションから出てきた人たちを広場に誘導すると、寒い寒いと言っている声を耳にした。中には、寒さで体調不良を訴える人もいた。
菊池さんは、現場近くの市役所の旧庁舎にいた知り合いの青年会議所のメンバーに連絡をとり、避難者を受け入れられるか尋ねた。
ある程度の人数なら受け入れられるという答えを得て、避難者を案内すると、青年会議所のメンバーは、わんぱく相撲の時に土俵の下に敷くマットを倉庫から出して、体が冷えないよう、避難者の待機場所に敷いてくれた。


しかし旧庁舎は、夜間は暖房が止まってしまうため、時間がたつにつれて寒くなってくる。
そこで、暖房のある中央公民館に避難者を移動させようと、近くにいた社会福祉協議会の人が市役所に連絡し、臨時の避難所として使うことになった。
中央公民館には、災害備蓄用の毛布100枚が用意されていたほか、市役所の旧庁舎から電気ストーブが運び込まれ、乾パンや温かいお茶も避難者に配られたという。


菊池さんは、「消防団員はもちろん、自分たちの住む地域のことを日頃考えている人たちが多かったと思います。旧庁舎の方も、臨機応変に対応してもらい、連携がとれていたと思います」と話していた。


東京都によると、地上20階程度にあたる高さ60m以上の高層マンションは、現在、都内だけで500棟以上あるという。

現在も、東京の都心部や湾岸部を中心に高層マンションの販売は好調で、ことしは33棟、来年は38棟が完成する計画で、1都3県の高層マンションは今後もさらに増え続ける見込みだという。


総務省消防庁によると、高層マンションなど、多くの人が住む住宅については、避難のための対策を、消防法で義務づけている。


このうち、50人以上が住むマンションなどでは、防火管理者を定めて消防計画を作り、避難経路を決めたり避難訓練を行ったりすることなどが義務づけられている。


また、構造によって異なるものの、11階建て以上のマンションでは、スプリンクラーや避難経路を示す誘導灯、それに、警報装置の設置などが義務づけられている。


このほか、建築基準法では、地上10階程度にあたる31mを超える建物には、火災などの際に消防隊が高層階にすぐに上がれるように、非常用エレベーターの設置が義務づけられている。


消防によると、今回、火災が起きた埼玉県所沢市のマンションでは、警報装置や非常用エレベーターが作動し、火元の15階に近い部屋では、消防も直接避難を呼びかけて誘導にあたったという。


高層マンションでの火災について、防火対策などに詳しい東京理科大学大学院の菅原進一教授は、「高層マンションは、ひとつひとつ部屋が区切られているために、ほかの高層の建物に比べると、火が広がるには少し時間がかかることが一般的だが、多くの住民を避難階段という限られたスペースで、いかにすみやかに避難させるかが課題だ」と指摘している。


そのうえで、「すべての住民が一気に避難すると、階段が混雑してしまう可能性もあるため、状況に応じてどのように住民を避難させるのか、避難計画をしっかりと作成しておくとともに、住んでいる人も避難訓練に参加して、落ち着いて行動できるように備えておく必要がある」と話している。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106927511.html?t=1455052890461  

 

 

210日付で埼玉新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

火災は、出火から約5時間50分後の翌9日午前1時50分ごろ、鎮火した。

 

消防によると、現場には高さ30mまで消火可能なはしご車2台も出動したが、10階程度までしか対応できず、消防隊員らが男性方の玄関や北側ベランダから室内に入った。

 

消防によると、火災の起きたマンションは高さ96.8mで、2000年に建設、住戸数は344戸。


耐火構造のマンションでも、ベランダ側から吹いた火が上階に燃え移るケースもあり、ベランダに可燃物を置かないことが防火対策として必要だという。

 

出典URL

http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/02/10/10.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

NHKの報道中、以下のインタビューやナレーションも流れていた。

 

9階の住民「同じマンションに住む友人から燃えているよという電話がかかってきたので慌てて下に降りた」。


19階の住民「外階段を使って下まで降りた」。


このマンションでは毎年避難訓練を行い、避難経路を知らせていため、自分の判断で落ち着いて避難することができたという。

 

 

 

 

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20161141428分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1141431分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

13日午後9時5分頃、長崎市の三菱重工業長崎造船所香焼工場で、建造中の大型客船「A・P」(約12万5000総トン)の船内にいた作業員から、作業用の布から煙が出ていると110番があった。

 

警察の発表によると、客船5階の客室となる区域の火災報知機が作動。

駆けつけた作業員が、油を拭き取る布から煙が出ているのを見つけ、手であおいで消火した。

布は、棚の上に置かれていたという。

けが人はなかった。

当時、客室では作業をしておらず、火の気もなかったという。

 

警察や消防で、原因を調べている。

 

同客船では、11日夜にも、7階のレストランの床や天井計約50m2を焼失する火災が発生していた。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160114-OYT1T50180.html

http://www.asahi.com/articles/ASJ1G430BJ1GTOLB007.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

11日の火災は、本ブログでも紹介済。

1回だけならまだしも、2回続けて火の気のない場所からの出火とは・・・。

今回は自然発火の可能性も考えられるのだが・・・。

 

 

 

(2016年2月4日 修正1 ;追記)

 

201621日付で毎日新聞東京版から、3回目のぼやがあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1311932分にNHK長崎から、22825分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

31日午前1時15分ごろ、長崎市香焼(こうやぎ)町の三菱重工業長崎造船所香焼工場で、建造中の大型客船「A・P」(12万4500トン、約3300人乗り)の内部で、段ボール箱などが焼けるぼやがあった。

けが人はなかった。

 

同船での火災は、1月11、13日に続き3回目。

11日には7階で天井など約50m2を焼く火災があり、13日にも、5階客室部分で作業用の布1枚が燃えるぼやが起きている。

いずれも原因は分かっていない。

 

警察は、3件の現場にいずれも火の気がないことから、放火の可能性もあるとみて、火事の原因を調べている。

 

同社や警察によると、今回の火災現場は、7階のレストラン部分の入り口通路付近。

11日の現場に隣接する区画で、焼けた跡を修復するために置かれていた断熱材にかぶせたビニールシートと段ボール箱数個が焼けた。

消防が駆けつけたときには、船内にあるスプリンクラーや工場の関係者の消火作業によって、すでに火は消えていたという。

 

13日の出火後、警察は三菱重工側に警備体制強化を要請。

夜は警察のパトカーが赤色灯をつけ、構内を巡回していた。

 

長崎造船所によると、同船では、1日に数千人が作業に従事。

入構証が必要で、船への出入りもゲートで管理し、警備員も配置していたという。

警察は、3回の火災発生時の作業員の出入り状況などを調べる方針だ。

 

出典URL

http://mainichi.jp/articles/20160201/ddm/041/040/081000c

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035503951.html?t=1454272362721

http://digital.asahi.com/articles/ASJ215RH0J21TIPE02P.html?rm=465 

 

 

 

 

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2016112430分にTBS News iから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1121846分にNHK長崎から、1121533分に毎日新聞から、114日付で朝日新聞長崎版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

11日午後8時半すぎ、長崎市の三菱長崎造船所の香焼工場で建造中の客船「A・P」の船内に煙が充満し、スプリンクラーが作動しているとの通報が消防にあった。


消防によると、船の7デッキに白い煙と熱気が充満し、造船所の自衛消防隊と市消防局の消防隊が放水した結果、およそ1時間10分後、鎮圧状態となった。


警察や消防によると、焼けたのは船の右舷側の7階デッキ部分で、レストランや映画館が作られる予定のおよそ50m2。天井や壁、置いてあった内装用の資材などが焼けた。

 

電気配線が焼けた跡も確認されたというが、通電していなかったため、漏電などの可能性はないとみられる。

出火当時、現場に作業員はいなかったという。

 

船内にいたおよそ200人の作業員は全員避難し、けが人の情報はない。


「A・P」は、三菱重工がドイツのクルーズ会社から受注し、当初、去年3月までに引き渡される予定だったが、相次ぐ設計の変更などにより3度にわたり延期され、年度内にも引き渡されるとみられていた。

建造が遅れたため、三菱重工業は1645億円の特別損失を計上している。

 

出典URL

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2677767.html

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034973571.html?t=1452631629262

http://mainichi.jp/articles/20160112/k00/00e/040/159000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

TBSの映像によれば、かなり大きな、10階建てはあろうかというほどの豪華客船。一昨年5月に進水したということだ。

 

長崎市で建造中の豪華客船火災といえば、2002年に起きたD・P号を思い出す。

あれほどの大火災にならなくて幸いだった。

 

 

 

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20161874分と1241分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

18日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神戸市長田区の集合住宅で、昨年1月、住人3人が死亡した火災で、兵庫県警は、8日、この住宅の自動火災報知機の電源を事務室に入り込んで切ったとして、住人の無職男性(56)を過失致死容疑で、報知機の点検を怠ったとして、住宅の所有・管理会社(大阪市福島区)の男性社長(61)を業務上過失致死容疑で、それぞれ書類送検する。

捜査関係者への取材でわかった。

 

火災は、昨年1月20日朝、神戸市長田区重池町1丁目の集合住宅「コート上沢」(3階建て、全50室)で発生。

3階の一室など約20m2が焼け、この部屋に住む男性(当時65)ら住人3人が一酸化炭素中毒で死亡した。

集合住宅は廊下が建物内にあり、煙が滞留しやすい構造だった。

 

捜査関係者によると、報知機の電源は火災時に切られており、県警は、報知機が作動しなかったために住民が逃げ遅れたと判断。

電源を切った住人男性は、火元以外の部屋の住民男性2人(当時60、同43)を一酸化炭素中毒で死なせた疑いがある。

社長は、以前に住宅内で起きた別の火災で危険性を認識していたのに、2012年6月以降、報知機の点検を怠って、2人を死亡させた疑いがある。

 

住人らによると、この住宅では過去にいたずらなどで報知機が作動することが何度かあった。

捜査関係者によると、住人男性は報知機の電源について、「よく鳴ってうるさいので、火災の半年から1年前に切った」と話しているという。

社長も、「点検をしていなかった」と容疑を認めているという。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASJ155R4WJ15PIHB01R.html

http://www.asahi.com/articles/ASJ1832FFJ18PIHB001.html

http://mainichi.jp/articles/20160108/ddm/041/040/098000c 

 

 

 

(2016年8月31日 修正1 ;追記)

 

2016830640分に神戸新聞から、不起訴になったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8292024分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

神戸地検は29日までに、同住宅を所有・管理していた不動産会社の男性社長(62)と住人の男性(57)を、いずれも不起訴処分(嫌疑不十分)とした。

 

県警は、12年3月の同住宅でのぼやなどから、2人の起訴を求める「厳重処分」の意見を付けて送検したが、地検は、2人の処分理由について「出火の原因が分からず、(報知機を点検し、電源を入れていたとしても)逃げ遅れを防げたとは言い切れない」などと説明した。

処分は7月28日付。

 

出典

神戸・集合住宅火災 管理会社社長ら2人不起訴

http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201608/0009438279.shtml

書類送検の管理会社長ら不起訴処分 神戸の3人死亡火災

http://www.asahi.com/articles/ASJ8Y5TBBJ8YPIHB01Q.html

 

 

 

 

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201617197分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

18日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7日午前11時5分ごろ、御前崎市にある浜岡原子力発電所の2号機で、タービン建屋の3階に設置されている火災報知器が作動した。

 

中部電力で調べたところ、建屋内の空気を循環させる直径3mの排気ファンの軸受部分から最大30cmの炎が上がっているのを社員が確認。

午前11時15分ごろ、ファンを停止させたところ、火が消えたという。
また、中部電力の通報を受けて駆け付けた消防も、正午すぎに鎮火を確認した。
中部電力によると、この火事によるけが人はなかったうえ、放射性物質が外部に漏れるなどの影響もないという。

 

排気ファンは、1978年の2号機運転開始時から、廃炉作業に入った後も、換気用に使い続けている。


中部電力では、ファンの軸受けの潤滑油(ブログ者注;朝日新聞によればグリース)が劣化し摩擦熱で火が出た可能性もあるとみて、火が出た原因を詳しく調べている。


2号機はすでに廃炉が決まっていて、中部電力が廃炉に向けての作業を進めている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034863331.html?t=1452199160523

 

 

 

(2016年1月23日 修正1 ;追記)

 

20161192021分にNHK静岡から、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今月7日、御前崎市にある浜岡原発2号機のタービン建屋内で起きた火事について、中部電力は原因を調査した。
その結果、火元と見られる直径3mの排気ファンの軸の部分が壊れていたほか、付近の温度が200℃近くに達していたことが分かったという。


また、火が出た当時、このファンは回転し続けていて、停止させたあと、その勢いはおさまったという。
このため、中部電力は、壊れたファンの軸についていた潤滑油が回転によって高温となり、発火した可能性があると見ている。


中部電力は、軸の部分が壊れた原因についてさらに調査を進め、今月末までに再発防止策をとりまとめる方針。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035161051.html?t=1453236419668

 

 

120日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

軸受のベアリングを分解点検したところ、回転する「ころ」の支持部分が壊れ、「ころ」が外れたり変形したりしていたという。

 

ベアリングが壊れた状態で回転することで摩擦が生じて軸受の温度が上昇し、潤滑用のグリスが発火したとみられるという。

 

排気ファンは1978年の2号機運転開始から使用しており、ベアリングは2014年9月に新品に交換していた。

 

 

119日付で中部電力HPにも、同趣旨の記事が掲載されていた。

 

排気ファンのプーリー側軸受部の分解点検をおこなった結果、軸受が損傷していることを確認した。

 

また、当該軸受の温度データの履歴を確認した結果、1月1日から徐々に温度が上昇する傾向にあったことを確認した。

 

軸受に何らかの異常が発生し、その状態で回転することにより軸受温度が上昇し、軸受内のグリスが高温になり発火したこと等が考えられる。

 

出典URL

http://www.chuden.co.jp/resource/ham/280119_2utbkasai.pdf

 

 

 

(2016年2月13日 修正2 ;追記)

 

201626日付で毎日新聞中部版から、型番変更に気付かず部品発注した軸受が損傷し、当該軸受を交換する際、軸がわずかに曲がっているのに気付いたが、そのまま使用し続けたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

中部電力は5日、火災の原因は、部品交換ミスとその後の不適切な対応が重なったためと発表した。

 

中部電によると、2012年10月の定期点検でファンの軸受け部品を交換した際、担当者が製品番号を確認せず、適合しない部品をメーカーに発注して設置。

このため軸受けが損傷し、約1年後にミスに気付いて適正品と交換した。

この際、軸がわずかに曲がっているのを確認したが、使用し続けた結果、異常過熱から発火したらしい。

 

中部電は、「12年の部品交換の際、従来使っていた部品が新しくなり、型番が変更されたのに気付かず発注した」と説明。

曲がった軸を使い続けたのは「異音などがなかったため」などとしている。

 

出典URL

http://mainichi.jp/articles/20160206/ddq/041/040/011000c

 

 

252019分にNHK静岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日、中部電力が原因を調査してきた結果が静岡県に報告され、中部電力は、火が出た原因について、排気ファンの軸が曲がっていたのに支障ないと判断して使用を続け、軸受けと軸の間で摩擦熱が高まったためだと説明した。


そして、そもそも軸が曲がったのは、平成24年10月に軸受けの部品を交換した際、形状が似ているものの本来とは異なる部品を誤って取り付けたミスが原因だったとして、出火に至るまでに2つのミスが重なったことを明らかにした。


これについて県の担当者が、最初の部品の取り付けミスは人の目でも確認できたはずで、確認不足ではないかと指摘したのに対し、中部電力は、部品の適正な管理を行い、検査方法も見直して、再発防止を図ると応えた。


報告を受けた県の外岡危機管理監は、「原発などの重要な施設では、小さなミスが大きな事故につながるおそれがあるので、対策をしっかり実行してもらいたい」と話していた。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035651051.html?t=1454709461439

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

本件、2月5日付で中部電力HPにも、下記などが記されたプレスリリース記事が掲載されていた。(これらの新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

この軸受の損傷の原因は、型番の違う軸受を使用した過去の運転に起因する軸のわずかな曲がりによるものと推定しました。

https://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3259183_21432.html

 

 

 

 

 

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2015125235分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4日午後11時ごろ、長崎県西海市大瀬戸町の松島火力発電所のタービン建屋屋上から出火、屋上の内壁や床面の一部など、計約24m2を焼いた。
付近の作業員が消火し、約10分後に鎮火。けが人はなかった。
5日、西海署が明らかにした。

西海署によると、当時、タービン内の水素の交換作業が行われていた。
屋上にある水素排出口が火元とみられ、何らかの理由で水素に引火した可能性がある。
佐世保市消防局とともに、出火原因を調べている。

同発電所は、電源開発(Jパワー)が運営している。


出典URL

http://www.sankei.com/west/news/151205/wst1512050085-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

タービン内の水素交換?

どういうことか調べたところ、大型タービン発電機では、内部で発生した熱を水素で冷却し、その水素を、また、水で冷却しているとのこと。

http://www.tadadenki.jp/heat_exchangers/generation/water_gas.html

 

そして、水素純度計も設置されている由。

https://www.yokogawa.co.jp/an/download/manual/IM11T03D01-01.pdf

 

それらのことから推察すると、冷却用水素が純度低下するなどしたため、交換しようと、系内にある水素を排出口からベントアウトしていた際に火が着いた・・・ということだったのかもしれない。

もしそうだとすれば、着火源として考えられるのは静電気。

水素は最小着火エネルギーが非常に小さいので、排出される水素中にチリとか錆などが混じっていれば、それらが帯電して着火する場合がある。
防止策として考えられるのは、排出口をセーフロケーションに向けることなど。

 

 

 

 

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 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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