2013年11月8日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正4として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3358/
第2報は下記参照
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3409/
(2017年3月22日 修正4 ;追記)
2017年3月14日20時27分に毎日新聞から、容疑不十分で院長が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月14日22時24分に毎日新聞からも同趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡地検は14日、業務上過失致死傷容疑で書類送検された男性院長(49)を、容疑不十分で不起訴処分とした。
地検は、「起訴に足る証拠はなかった」としている。
適正な防火措置を取っていても被害は食い止められなかったと判断した。
火災では、設置が義務づけられた防火扉のうち複数が正常に機能せず、避難訓練もしていないなど、防火管理上の不備が指摘された。
福岡県警は15年2月、防火扉の管理など安全対策を怠って両親を除く13人を死傷させたとして、院長を業務上過失致死傷容疑で書類送検していた。
地検は、防火管理上の不備と患者が死傷したことの因果関係について慎重に捜査。
煙の回り方を調べた実験結果などから、防火扉が正常に機能していても煙が広がるのを止めることは難しかった上、夜間当直1人では初期消火や避難誘導をするのは困難で、死傷者が出ることは避けられなかったと結論づけた。
不起訴を受け、院長は「亡くなった患者様とご遺族の方々には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。私にできることは、被害に遭われた方々のことを思い続け、地域医療に身をささげるとともに、再発防止のための活動に微力を注ぐよりほかないと考えています」とのコメントを発表。
代理人弁護士によると、両親を除く死亡者の遺族全員との示談が成立しているという。
火災後、有床診療所のスプリンクラー設置基準は、原則、ベッド数4床以上の診療所に拡大された。
ただ、経営難や後継者不足により、現在も全国の約7割の診療所で未設置とみられる。
一方、院長に刑事罰を科さないよう求める嘆願署名は約16万人分が集まり、近隣住民からは不起訴処分に安堵の声も上がった。
嘆願署名約1800人分を集めたという同市博多区のビル管理人の松本さん(57)は、「行き場のない高齢者を受け入れるなど、地域医療に役立っていた」と振り返り、現在は近くでクリニックを開いている院長について、「いずれは元の場所で再開してもらいたい」と話した。
出典
『福岡10人死亡火災 男性院長を容疑不十分で不起訴処分』
http://mainichi.jp/articles/20170315/k00/00m/040/111000c
『福岡10人死亡火災 遺族「再発防止に…」 院長不起訴に』
http://mainichi.jp/articles/20170315/k00/00m/040/116000c
3月14日19時24分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県警は送検時、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けていたが、地検は「起訴に足りる証拠がなかった」と判断した。
県警は、防火扉の一部が作動しないようになっていたために、煙が一気に充満して被害を拡大させたと判断。
扉の不備を放置し、避難訓練などもしていなかったとして、院長を15年2月に書類送検した。
だが地検は、実験の結果などから、扉が仮に機能していたとしても「煙の回りが早く、患者を避難させることはできず、結果を回避できなかった」とし、過失は問えないと結論づけた。
出典
『10人死亡の整形外科火災、院長を不起訴 福岡』
http://www.asahi.com/articles/ASK3G3RHHK3GTIPE00F.html
2017年3月9日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正4として掲載します。
第1報は下記参照。
(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6801/
(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6800/
第2報は下記参照
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6867/
(2017年3月22日 修正4 ;追記)
2017年3月14日付で埼玉新聞から、防火シャッターの一部が完全に閉まっていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月17日付で朝日新聞埼玉版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
倉庫に設置されていた防火シャッターの一部が、物品が挟まるなどして作動していなかったことが、14日、総務省消防庁と国交省の防火対策や消火活動の在り方を議論する第1回の検討会で明らかになった。
会議資料などによると、防火シャッターは火災発生時、自動的に床まで下りて延焼を防ぐ仕組みになっていたが、倉庫火災では、一部のシャッターが正常に作動していなかった。
コンベヤーにぶつかったり、物品に阻まれて閉まりきっていないシャッターもあった。
また、消火活動で消防隊員が2階から2カ所の屋内階段を使って3階に上がろうとしたところ、3階のドアはいずれも施錠されており、進入できなかったことも判明。
電子ロックがかかっており、関係者からカードキーを借りる必要があったという。
一方、屋内に61基、屋外に10基設置されていた消火栓は、初期消火時、ほとんど使用された形跡がなかったという。
アスクルは、防火シャッターやスプリンクラーなどの防火設備について、消防法や建築基準法に則って整備したと説明。
今月9日の会見で、「防火シャッターの点検は半年に1回、出火前は昨年11月に実施している」としていた。
出典
『<アスクル火災>物挟まり防火シャッター動かず 消火栓も使用されず』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/03/15/01_.html
3月14日7時55分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
倉庫の2階では、防火シャッターの一部が全く動いていなかったほか、一部はベルトコンベヤーのつなぎ目が障害となって閉まりきっていなかったことが、関係者への取材でわかった。
火災が起きると、ベルトコンベヤーのつなぎ目が自動的に折りたたまれて、防火シャッターが床まで降りる仕組みになっているが、今回の火災では、こうした仕組みが機能していなかったと見られるという。
出典
『アスクル倉庫火災 防火シャッターの一部作動せず』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170314/k10010910121000.html
3月16日18時17分にNHK首都圏NEWS WEBからは、初期消火時に一部の消火栓で水が出なかった、消防法で倉庫にはスプリンクラー設置義務なしなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後の調べで、出火当時、従業員2人が屋外にある消火栓を使って初期消火を試みたものの、一部の消火栓で水が出なかったことが消防への取材でわかった。
・・・・・
消火設備の設置基準などを定めた消防法では、人の出入りが多い商業施設や病院などと異なり、倉庫にはスプリンクラーを設置する義務がなく、今回、火災が起きたアスクルの倉庫でも、燃え方が激しかった2階と3階にはスプリンクラーがなかった。
大型の物流倉庫は、インターネット通販の拡大などに伴って増加しているほか、商品の保管だけでなく、荷さばきや仕分け作業を行う機能も備えるなど、人が出入りすることが多い施設に変化していて、アスクルの倉庫にも出火当時、400人あまりが働いていた。
東京消防庁のOBで市民防災研究所の坂口隆夫事務局長は、「これまでの倉庫は、作業をする人が少なく、人命が危険にさらされる可能性が低かったため、法律の規制も緩やかだったが、今後は、スプリンクラーのような設備を義務づけることを検討すべきだ」と述べ、法律の見直しも検討すべきだと指摘している。
出典
『アスクル倉庫 消火栓の水出ず』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170316/4581201.html
3月17日8時46分に毎日新聞からは、段ボール置き場以外の1階はほとんど燃えていないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日に開かれた総務省消防庁と国土交通省の「三芳町倉庫火災を踏まえた防火対策などに関する検討会」では、今回の火災の鎮火に要した時間が同規模施設で過去最長だったことも明らかになり、巨大化する物流倉庫の防災対策に一石を投じた。
検討会の資料などによると、火災は2月16日朝に3階建て倉庫1階の廃段ボール置き場で発生。
1階の他の場所はほとんど燃えていないことから、火は、この部屋の天井部分にあった「排出口」から2階に燃え広がったとみられる。
出火当時、従業員2人が初期消火を試みたが、屋外消火栓のポンプが作動せず、水が出なかったことも判明した。
・・・・・
消防庁の資料では、延べ床面積1万m2以上の倉庫火災について、発生から鎮火までの時間は、これまで、14年に愛知県蟹江町であった倉庫(約2万5000m2)火災が45時間で最長だった。
今回の火災は、その6.5倍に当たる296時間を要した。
5万m2以上に及ぶ「大規模倉庫」は昨年度時点で全国に150施設あり、10年前の約3倍に増加している。
アスクル側は、三芳町の倉庫について、「(防災面で)法令上、適切に設計されていた」と説明しているが、検討会の座長で火災科学を専門とする小林恭一・東京理科大総合研究院教授は、「(三芳町の倉庫は)大勢の従業員がいてロボットやコンベヤーなど複雑な設備を備えており、倉庫の一般的イメージとは異なる施設だった。このような施設に対応するため、規制など制度的な見直しを考える必要がある」と話した。
出典
『アスクル火災 鎮火まで過去最長 同規模施設で』
http://mainichi.jp/articles/20170317/k00/00e/040/164000c
2017年2月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6801/
(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6800/
(2017年3月9日 修正2 ;追記)
3月1日付で毎日新聞東京版から、被害の規模に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アスクルは28日、倉庫の建物や商品などの資産として約121億円を計上していると発表した。
建物は延べ床面積の約6割が焼けており、今後、被害状況を詰めた上で、保険金を差し引いて損失額を確定させる。
建物などに掛けられている保険の支払限度額は約46億円。
近隣住民に対する補償関連費用や、配送が遅れたことなどによる顧客離れなどが業績に影響する可能性がある。
出典
『埼玉・三芳の「アスクル」火災 倉庫資産121億円』
http://mainichi.jp/articles/20170301/ddm/041/040/108000c
3月3日8時13分に読売新聞から、フォークリフト車輪の空回りで発煙し2階から段ボールを落とす穴を通じて2階に燃え広がったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火元の1階使用済み段ボール置き場の真上に、2階から段ボールを落とす穴(約2m四方)があり、火が穴を通じて2階に燃え広がった可能性が高いことが、関係者への取材でわかった。
段ボール置き場で作業中のフォークリフトの車輪が段ボールの上で空転し、摩擦熱で段ボールが燃え始めたとみられる。
関係者によると、1階の段ボール置き場では、2月16日の出火当時、フォークリフトで段ボールの整理や搬出などを行っており、運転していた作業員は「空回りした後輪の方から煙が出た」と証言しているという。
出典
『アスクル火災、段ボール落とす床穴から延焼か』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170303-OYT1T50007.html
3月2日8時57分に毎日新聞からは、火災初期段階の様子に関し、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
鎮火から一夜明けた1日、記者会見した塩野消防長は、消防が現場に到着した時の状況について、「従業員が初期消火していたが、(出火元の)段ボール置き場がある部屋は全て炎に包まれていた。後続の隊員がベルトコンベヤーを登って2階を確認したが、2階にも燃え広がっていた」と明かした。
消火活動が難航した理由について、「倉庫の開口部が少なく、内部に入ろうとしても濃い煙と熱気で作業が困難だった」と説明。
「火勢が弱まってからも、火だねを潰す作業で鎮火まで時間がかかった」と話した。
出典
『アスクル火災 「内部は濃い煙と熱気」 消防が会見』
http://mainichi.jp/articles/20170302/k00/00e/040/173000c
(2017年3月11日 修正3 ;追記)
2017年3月9日付で埼玉新聞から、消火作業中に約100人が消防の許可なく私物を取りに倉庫内に入っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社は9日、東京都内で鎮火後に初めて記者会見を開いた。
消火活動中に社員が建物2階に荷物を取りに行っていた件で、現場責任者の判断で、延べ約100人が立ち入っていたことを明かし、「非常に不適切で反省している」と改めて謝罪した。
同社によると、火災発生後の2月16日夜と17日午前、火が燃え広がっていなかった建物南側2階の個人ロッカーへ、安全を確認しながら5~10人ごとに、延べ約100人の社員が荷物を取りに行ったという。
会見で担当者は、「消防に了承は取っていない」と説明した。
出典
『<アスクル火災>燃える建物に100人入り謝罪 跡地に再建の意向』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/03/10/01_.html
2017年2月16日20時27分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
2月16日付で埼玉新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前9時15分ごろ、埼玉県三芳町の通販会社「アスクル」の物流倉庫「ASKUL Logi PARK 首都圏」の男性従業員から、「倉庫内の段ボールが燃えている」と119番通報があった。
警察や消防によると、鉄骨3階建ての倉庫付近で出火し、延べ床面積約7万m2のうち約1万5000m2を焼いたが、なお延焼中。
この火災で46歳と36歳の男性従業員2人が消火活動中に煙を吸って、喉などにやけどを負った。
三芳町の林町長は、16日午後3時5分、「火災規模が大きく、鎮火は極めて困難」と判断し、県に対して、県特別機動援助隊「埼玉SMART」の出動を要請。
県内の主要消防局などで構成した同援助隊の応援を得て、消火活動を続けている。
県は情報連絡室を設置し、消防防災課職員を現地に派遣した。
同社によると、出火当時、倉庫内では400~500人が勤務し、倉庫には法人や個人向けのパソコンや文房具、お茶、水、洗剤など、約7万種類の商品が保管されていたという。
この倉庫は、2013年7月に物流拡大を目指して稼働開始。
24時間稼働しており、首都圏全体をカバーしているという。
現場は、西武新宿線航空公園駅から北東に約5kmの、畑と雑木林の中に倉庫などが点在する農村地帯。
出典
『アスクル倉庫で火災、2人やけど 消火作業続く』
http://www.asahi.com/articles/ASK2J3WDCK2JUTNB006.html
『アスクル倉庫で火災、2人けが 消防車51台出動、鎮火せず/三芳』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/02/17/02_.html
2月20日17時35分にNHKさいたまからは、消火活動は困難を極めているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月17日22時45分に読売新聞から、2月20日18時18分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
この倉庫は縦約240m、横約100m。
1階に通用口があり、トラックが商品の積み込みなどを行うスペースが広く取られていて、商品の大半は2階と3階に保管されていた。
消防によると、消火活動が始まったあと、早い段階で1階と2階の天井の1部が崩れ落ち、火は建物全体に燃え広がった。
さらに、屋上に敷き詰められていたソーラーパネルにも引火したという。
消火活動は、2階と3階に窓がほとんどないことから、外からしか放水できず、難航している。
消防は、17日から重機で2階と3階に穴を開けて、内部への放水を始めた。
そして18日の夜には、いったん2階部分の火を消し止めることができたという。
しかし19日の午前0時13分と15分に、3階の南東部分で、保管されていたスプレー缶に引火したとみられる2度の爆発があり、ふたたび火が強まった。
その結果、これまでに、全体の6割以上にあたる4万5000m2が焼けたという。
消火活動が長期化している理由について、消防は、2階と3階に窓がほとんどないこと以外、
・倉庫内には商品が入った段ボールが積み上がっていたり防火壁があったりして、内部への放水は難しい
・屋上にはソーラーパネルがあり、水をかけると消防隊員が感電するおそれがあるため、直接放水することができない。
・建物の中の温度が、一時、500℃に達し、熱で壁がゆがむなど倒壊のおそれもあり、激しく燃えている場所に隊員が進めない。
としている。
アスクルによると、スプリンクラーや防火シャッターなどが設置され、定期的に点検や消防訓練を実施していたという。
出典
『アスクルの倉庫の内部状況』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106051731.html?t=1487621000187
『アスクル倉庫火災、鎮火めど立たず…放水困難』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170217-OYT1T50144.html
『建物内で消火作業も、破裂音で一時屋外退避 窓などの開口部が少なく難航』
http://www.sankei.com/affairs/news/170220/afr1702200028-n1.html
2月20日8時0分に読売新聞からは、倉庫内のスプレー缶などに引火したと思われる大きな爆発音が何回も聞こえたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日未明、大きな爆発音が2回鳴り響いた。
現場で消火作業に当たっていた消防隊員約40人が一時避難し、危険が及ぶ可能性があった倉庫西側の3世帯7人に対して同町が避難勧告を出して、2世帯6人が避難する事態となり、住民らからは不安の声が上がった。
消防などによると、爆発音は倉庫南東部3階で起こり、保管されていたカセットコンロ用ガスボンベや整髪料・化粧品のスプレー缶などに引火したとみられている。
住民らによると、19日午前0時過ぎから、地響きとともに大小30回以上の爆発音が聞こえ、午前3時頃まで続いていたという。
倉庫から約50m先に住む住宅清掃業の女性(69)は、「大きな爆発音で目が覚めた。何10回も響き、眠れなかった」と振り返った。
この女性は、「外に出ると真っ黒な煙が上がり、はしご車が3台ぐらい来て消防隊員も慌てた様子だった。家の中にいてもエアコンから煙が入り、臭いが充満して困る。洗濯物も干せない」と語った。
出典
『夜中に地響きと爆発音30回以上、「眠れない」』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170220-OYT1T50015.html
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
2月21日18時10分にNHKさいたまからは、消火用水に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三芳町によると、火災が発生した2月16日から20日までの5日間に消火活動に使われた水の量は1万5000m3にのぼるとみられ、町の全世帯が1日に使う水の量にあたるという。
町は、生活用水を県が管理する浄水場から購入しているが、今回の火災で消火活動が長引けば、生活用水が足りなくなるなど影響が出かねないことから、ふだんのおよそ1.2倍の水を購入できるよう、県に要請している。
出典
『アスクル火災 水確保県に要請』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106052051.html?t=1487709522282
2月21日20時27分に朝日新聞からは、消火活動中に社員が倉庫内に入ったことが問題になっているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消火活動中、同社社員が荷物を取りに倉庫内に入っていたことが、同社への取材でわかった。
同社の説明によると、出火当時は倉庫内で400~500人が勤務し、倉庫内の個人ロッカーなどに従業員の荷物などを置いたままになっていたという。
同社は、「安全は確認した」としつつ、倉庫内に入ることを会社として了承や指示をしたのかや、消防に報告したのかについては「コメントを控える」としている。
消防は社員が入ったことを把握しておらず、「通常の火災ではありえず、被害が拡大しかねない」としている。
出典
『アスクル火災、消火中社員が立ち入り 消防「ありえぬ」』
http://www.asahi.com/articles/ASK2P3J55K2PUTNB001.html?iref=com_rnavi_arank_nr03
(ブログ者コメント)
〇火災前の倉庫内部の様子などは、下記報道参照。
シュリンクフィルムで包装された段ボールをフォークリフトで運び出したり、天井まである棚から荷物をオートスタッカークレーンで運び出したりしている写真も掲載されている。
(2017年2月21日 日経ビジネス)
『火災のアスクル倉庫、内部はこうなっていた 昨年9月の訪問時、記者が見た光景』
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/022000581/?P=2
〇出火から6日経っても鎮火せず。
なぜ、当初の段ボール火災が、これほどの大火災になってしまったのだろうか?
スプリンクラーが役に立たなかったとは思いたくないのだが・・・。
(2017年3月1日 修正1 ;追記)
2017年2月23日付で埼玉新聞から、2、3階からベルトコンベヤーで送られてきた段ボールの1階置き場付近から火が出た可能性が高いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社は、23日、建物内の消防設備の図面を公表した。
建築基準法や消防法の基準に則り、1~3階に防火区画を定めるなど、火災の拡大を防ぐ措置が取られていた。
同社が公表した図面によると、スプリンクラーは防火区画が1500m2以上となる1階北東部に設置。
1~3階には、1500m2以内ごとに、防火シャッターなどで区切られた防火区画を定め、消火栓、消火器を設置している。
煙を感知すると、防火シャッターが自動的に閉まる仕組みになっているという。
同社は、建物の消防設備について「法律を順守している」とし、火災発生時に消防設備が適切に作動していたかどうかは「消防による検証を待ちたい」とした。
消防や同社によると、出火場所は1階北西部の段ボール置き場の可能性が高い。
2、3階につながるベルトコンベヤーから、使用済みの段ボールが1階に流れてくるという。
出典
『<アスクル火災>消防設備は「法令順守」 適切に作動したか検証待つ』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/02/24/03_.html
2月24日付で埼玉新聞からは、8日経ってもまだ火が出ることがあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
倉庫火災は24日、発生から丸8日が経過した。
消防によると、同日朝、強風の影響により空気が入り込み、倉庫3階東側で炎が出た。
3階は屋根が落ち込んで消防隊員が近づけない場所が多く、商品も山積みになっていることから、機械で熱源を探索しながら放水している。
出典
『<アスクル火災>3階で再び炎、強風影響「全体の鎮火、数日遅れる」』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/02/25/03_.html
2月28日20時24分にNHKさいたまから、12日後にようやく鎮火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、第1報ともども、タイトルも修正した)
火災は、出火から12日がたった28日午後5時、完全に消し止められた。
消防によると、今回の火災で、倉庫ののべ床面積、およそ7万2000m2のうち、東京ドームとほぼ同じ広さの4万5000m2が焼けたという。
出典
『アスクル出火から12日で鎮火』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106053911.html?t=1488316388267
2017年1月30日12時37分に日テレNEWS24(テレビ信州)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後8時すぎ、松本市のN社製粉工場で「塔の上が燃えている」と、通りがかった人から消防に通報があった。
高さ14mの貯蔵庫から炎が上がったため、はしご車3台が出動して消火にあたり、火は約5時間後に消し止められた。
けがをした人はいなかった。
貯蔵庫には、そばがらが入った容器が10本入っていて、そのうちの数本が焼けたという。
N社によると、工場は28日午前7時半以降、稼働していなかった。
消防と警察は、貯蔵庫の上部から火が出たとみて、原因を調べている。
出典
『松本市の製粉工場で火事…けが人なし』
http://www.news24.jp/nnn/news8847440.html
1月30日11時58分にNHK長野からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後8時すぎ、松本市の製粉会社「N社」の工場内にある施設の一部が焼ける火事があり、火はおよそ5時間後に消し止められた。
この火事で、けが人はいなかった。
警察と消防は、30日午前9時ごろから現場検証を行って、出火原因を調べている。
警察と消防によると、火が出たのはそば粉を製造した際に出るかすを貯蔵する施設で、これまでの調べで、かすを運搬する機械がある部屋が激しく焼けているという。
また、29日はこの施設は稼働しておらず、従業員などもいなかったという。
警察と消防は、施設内の機械から出火した疑いがあるとみて、原因を詳しく調べている。
出典
『製粉工場火災 機械から出火か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1013457231.html?t=1485762506487
(ブログ者コメント)
N社からは、「有機リサイクル向け原料出荷サイロ棟の上部分より出火」した旨、ニュースリリースされている。
2017年12月27日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6611/
(2017年1月5日 修正1 ;追記)
2016年12月23日1時40分にFNNニュースから、火の粉ではなく火の塊が飛んで延焼したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、第1報ともども、タイトルも修正した)
・・・・・・・
火は、住宅の間を飛び越え、あちらこちらに飛び火しているのが見て取れた。
専門家に火災の映像を解析してもらうと、あるキーワードが浮かび上がってきた。
ベルアソシエィツの鈴木弘昭代表は、「これは明らかに飛んでますね」と話した。
鈴木代表が指さしたのは、屋根の一部が飛んでいる映像だった。
大きさは、およそ30cmぐらいに見えた。
鈴木代表は、「盛んに燃えているところから、火の塊がどんどん飛んでいって、落ちて、そこから燃え上がっている」と話した。
鈴木代表が挙げるキーワードは、火の粉ならぬ「火の塊」。
鈴木代表によると、この日、風が強かったため、火の粉だけではなく、「火の塊」が飛んだことが、これだけ大規模な火災になったとみている。
この「火の塊」、正体は何なのか。
鈴木代表は、「瓦の下に使われている木や板。部屋の中だと、障子やふすまの枠が小さくなって、火がついたまま飛ぶことがあると思う」と話した。
消火している現場の映像を見てみると、瓦が落ちたあとに残された木枠や、今にも風に吹き飛ばされそうな壁枠が見て取れた。
こうしたものが、火の塊となって、風にあおられ、火災が拡大したのか。
・・・・・・・
出典
『新潟・糸魚川市大規模火災 延焼原因は火の粉ならぬ「火の塊」』
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00345362.html
12月28日17時42分に朝日新聞からは、ミキサー車で消火用水が運ばれた経緯について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
糸魚川市の大規模火災で、燃え広がる炎を消し止める消火用の水を、コンクリートミキサー車が運んでいた。
機転をきかせたのは、現場にいた地元の生コン会社の社長だ。
ミキサー車を向かわせたのは、糸魚川市のコンクリート会社「協栄産業」社長の木島さん(67)。
出火した22日昼ごろ、出火元に近い「本町通り商店街」の自宅兼日用雑貨店にいると、警察に避難を促された。
消火活動を遠巻きに見ていた木島さんの耳に、消防団員の声が響いた。
「水が足らん!」
火の手は、みるみる自宅へ延びていく。
工場長の田原さん(64)に電話をかけて指示した。
「あるものは全部持ってこい!」
田原さんは、従業員10人をそれぞれミキサー車に乗せて、水を入れて運ばせた。
地元の生コン組合加盟の同業者にも応援を求めた。
会社の洗車用ポンプだけでは給水が滞ると思い、同じくポンプを持つ、取引先の砂利会社や建築会社にも協力を頼んだ。
みんな、快く応じてくれた。
砂利会社の業務課長、斎藤さん(48)は、「小さい街ですからね。協力しなきゃ」。
協栄産業のミキサー車が1台で運べる水は3000~5000ℓ。
現場近くの防火水槽や簡易水槽に水を運び、翌朝まで消火活動を支えた。
1台平均18往復。
運転手10人は、一睡もせずに運転を続けた。
事務員の女性は、おにぎりを作って支えた。
田原さんは、「こういうことがあると、まとまるみたいでね。誰一人文句を言わなかった」と振り返る。
総務省消防庁によると、22日は126台の消防車両が活動し、144棟が焼損した。
市消防本部の小野消防防災課長は、「ミキサー車がなければ、どうなったかわからない」と感謝した。
出典
『糸魚川大火、ミキサー車が運んだ消火用水 とっさの機転』
http://www.asahi.com/articles/ASJDW2TZMJDWUOHB002.html
(ブログ者コメント)
火災時には火の塊が飛ぶこともあるという件だが、本ブログでは過去に以下の情報も掲載している。
2012年9月20日掲載
2012年9月13日報道 国の研究グループが木造3階建て校舎の建設基準策定のため現物実験を行い、新たな火災を起こす恐れのある火の粉は700mほど飛ぶことを確認
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2264/
※2/2へ続く
※1/2から続く
12月29日20時37分に産経新聞から、1軒だけ焼け残った家に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月27日23時9分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
焼け野原の中にほぼ無傷で残った2階建ての一軒家が「奇跡の木造住宅」として注目を集めている。
家主が「丈夫な家をつくってほしい」と地元工務店に頼んで建てた特別仕様だったことが、効果を発揮したという。
この住宅の家主は、会社員のKさん(35)。
瀟洒な外観の洋風住宅の被害は、窓ガラスのひびと、エアコンの室外機やインターホンが高熱で変形するといった程度にとどまった。
Kさんは既に自宅に戻り、家族らとともに暮らしている。
燃えなかった理由は、普通の住宅とは異なり、火に強いステンレスのトタン板を外壁に使い、一部は耐火レンガだったことが大きいとみられる。
屋根の洋瓦も、一部はステンレス製だった。
さらに、暴風に備えて窓はワイヤ入りの二重ガラス。
屋根の軒先は、火の粉が入りづらいように設計されていた。
県内で平成19年に発生した中越沖地震を目の当たりしたことから、住宅を造る際、Kさんは頑強にするよう工務店に注文。
それ以外は全て「お任せ」で、翌20年に完成した。
2LDKで延べ250m2。費用は一般の住宅と比べ1.5倍ほどかかったという。
22日の出火当時、Kさんは市内で仕事中だった。
市の安心メールで火災を知って帰宅し、消防団員として隣家の初期消火に当たった。
だが、強風の中で炎が近くまで迫ってきた。
自宅にも燃え移ると思い、もうダメだと思って避難した。
だが、鎮火後に戻ると、建物はほとんど焼けずに残っていた。
ステンレスには耐熱効果があると業者から聞き、「火にも強いことを初めて知った」と、自身も驚いている。
周囲に駐車場などの空き地があったことも幸いした。
Kさん宅を手掛けた工務店「ミタキハウス」は、「今後も災害に強い家づくりの提案をしたい」としている。
出典
『1軒だけ焼けず…防災特注 奇跡の木造住宅 周辺は焼失「復旧に協力したい」 発生から1週間』
http://www.sankei.com/affairs/news/161229/afr1612290032-n1.html
『糸魚川大火に耐えた奇跡の1軒 08年完成「丈夫な家」』
http://digital.asahi.com/articles/ASJDW5364JDWUOHB00W.html?rm=323
12月30日11時37分に読売新聞からは、点在していた駐車場が大火を食い止めたという下記趣旨の記事が、図解付きでネット配信されていた。
日本海にいたるまで延焼した一方、被災地域の東西への広がりは少ない。
その周辺には、駐車場が点在している。
市消防本部によると、駐車場は燃え広がることもない上に、狭い路地などと違って逃げることも容易であり、十分な消火活動を展開しやすかったという。
市消防本部は、「広場的な役割を果たした」とする。
出典
『点在する駐車場、火を食い止めた…糸魚川大火』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161230-OYT1T50051.html
(2017年1月15日 修正1 ;追記)
2017年1月14日5時59分にNHK首都圏NEWS WEBから、飛火のメカニズムが調査されているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国立研究開発法人)建築研究所の研究グループは、火災現場で先月25日と26日に調査を行った。
その結果、屋根などが焼けた3棟の建物について、いずれも周りの建物が燃えていないことから、飛び火で焼けた可能性が高いことがわかった。
また、住民への聞き取りで、「火元から離れているのに燃え始めた」などの証言が得られたほか、上空から撮影された映像も分析した結果、このほかの4か所についても飛び火で燃え広がった可能性が高いことがわかり、研究グループは、さきほどの3棟の建物と合わせた少なくとも7か所について、飛び火が原因で延焼が拡大したとみている。
さらに、いずれも縦横10cmほどの炭化した木材や木の板が周囲に建物のない空き地で見つかり、研究グループは、こうした建物の一部が燃えながら強風や火災による上昇気流で次々に飛ばされ、「飛び火」になったと分析している。
建築研究所の岩見達也主任研究員は、「飛び火の原因になったとみられる炭化した木材も見つかったので、今後は、詳しいメカニズムを調べるとともに、飛び火が起きやすい建物の材質なども調べて今後の防火対策に生かしたい」と話している。
出典
『糸魚川火災 飛び火延焼7か所』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170114/5969791.html
(2017年3月3日 修正2 ;追記)
2017年3月2日14時42分にNHK新潟から、糸魚川市は応援要請を考慮して火災対応マニュアルを改訂するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年12月の火災では、地元、糸魚川市の消防本部が初期対応に当たったが、人員など態勢が限界を超えたため、近隣の富山県や長野県から応援が駆けつけることになり、鎮火まで30時間がかかった。
こうした教訓を受け、糸魚川市消防本部は、現在ある火災の対応マニュアルを改訂することを決めた。
具体的には、大規模火災が起きたときに、近隣地区からの協力をスムーズに進めるため応援要請のあり方を明確化するとともに、応援の消防隊がすぐに活動に当たることができるよう、消火栓や防火水槽の場所がわかる携帯電話のアプリを導入することなどを検討しているという。
また、街のパトロールを始める風の基準を、最大瞬間風速15m以上に引き下げることも検討しているという。
消防本部では、3月末までにマニュアルの改訂を終えたいとしている。
出典
『糸魚川市が火災マニュアル改訂』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034384471.html?t=1488488534288
2016年12月22日23時32分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県糸魚川市で22日、約140棟が延焼した火災は、東日本大震災を除いて、過去20年で国内最多の焼損棟数となった。
火災は、火元から北へ約300m、東西約250mにわたって燃え広がった。
消防士らは火元の火の勢いを抑えようとしたが、狭い道も多く、住宅密集地でもあるため、放水作業ができる箇所が限られていたという。
小野・消防防災課長は、「風が強く、どんどん飛び火して、消火作業が追いつかなかった」と説明する。
当時、日本海の低気圧に向かって強い南風が吹いていた。
気象庁によると、糸魚川市では、午前10時過ぎに14.2mの最大風速を記録し、最大瞬間風速は正午すぎに24.2mに達した。
この強風で「フェーン現象」が起きたと気象庁はみる。
山を越えた風が日本海側に吹き下ろす際、空気が乾いて気温が上がる現象だ。
糸魚川市では、正午までに20℃近くまで気温が上昇。
隣の上越市では湿度が40%台と、乾いていた。
現場付近は商業地域に指定され、建ぺい率や容積率が住宅地より高く、木造の建物が密集する要因にもなっていた。
準防火地域でもあり、耐火性を高めなければならない防火地域より、規制が緩かった。
県内と富山県の計18の消防本部が応援に加わったが、火勢は夜まで衰えなかった。
消火活動が長引き、企業の生コン車や国交省の散水車も集めて水を補給した。
総務省消防庁の担当者は、「現場に到着した消防隊は、真っ先に火元から周辺への延焼防止にかかる。今回は、それを上回る状況だったかもしれない」と話す。
火災の規模と比べて、けが人が少ないとみられる点については、「昼間の火災で周囲の住民が早く気づき、避難ができたのでは。夜に起きていれば、人的被害が増えた恐れがある」とみている。
出典
『「風強く、どんどん飛び火して…」 糸魚川の大規模火災』
http://www.asahi.com/articles/ASJDQ5FP8JDQUTIL02F.html?iref=com_rnavi_arank_nr04
12月23日10時21分にNHK首都圏NEWS WEBからは、初期消火活動状況などが、下記旨でネット配信されていた。
12月23日1時36分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
糸魚川市消防本部によると、最初に火災を知らせる119番通報が入ったのは、23日の午前10時28分だった。
その7分後、午前10時35分に最初の消防車が現場に到着。
消防本部では、所有する6台の消防車すべてを投入して、消火活動にあたった。
現場は、雪よけのためのひさし「雁木(がんぎ)」が連なる市の中心部で、木造の商店や住宅が密集している。
消防士によると、(出火した)ラーメン店は隣接店との間に隙間がなく、多方向からの放水が難しかった。
現場到着時には、火は既に他の建物にも広がっていた。
初期消火にあたった消防隊員は、勢いよく炎が上がるラーメン店の裏手で放水を試みたものの、その裏手に回る道の幅が狭く、消火活動が難航したと証言している。
1時間ほど消火活動が続く中、消防隊員のところに新たな情報が入ってくる。
日本海がある北に向かって、およそ100mほど離れた別々の建物2か所から火の手が上がっているという無線の連絡だった。
消防団も加わって消火にあたったが、この2か所の建物は屋根に火が回ってしまい、下からの放水では届かなかったこともあって、消火活動が困難を極めたと消防隊員は証言していた。
最初の通報からおよそ1時半後の正午ごろ、糸魚川市消防本部は、近隣の上越市などの消防本部に応援を要請する。
その後も、新潟県の各地の消防本部や、富山県、そして長野県の消防本部にも応援を要請し、最終的には、20の消防本部のおよそ1000人の消防隊員が消火活動にあたった。
しかし、折からの強風にあおられて建物への延焼はその後も続き、出火から10時間あまりたった午後9時ごろ、火はほぼ消し止められ、鎮圧状態となった。
出典
『糸魚川 消防はどう活動したか』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20161223/5529142.html
『糸魚川火災 100m先に飛び火、強い南風で…消防士証言』
http://mainichi.jp/articles/20161223/k00/00m/040/067000c
12月23日21時21分に毎日新聞からは、出火原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月23日22時56分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、店主は任意の事情聴取に「開店前、中華鍋に食材を入れてコンロに火をつけたまま、失念して近くの自宅に帰った。戻ってきたら、炎が換気扇の高さまで上がっていた。大変なことをして申し訳ない」と、憔悴しきった様子で話したという。
店主は水をかけて消そうとしたが、炎の勢いは止まらず、隣の精肉店に通報を求めた。
警察は実況見分で、店主の証言通り、厨房のコンロ付近に中華鍋があることを確認した。
出典
『糸魚川火災 「コンロに鍋かけたまま自宅に」と火元男性』
http://mainichi.jp/articles/20161224/k00/00m/040/049000c
『鍋の空だき出火原因か、新潟 発生から約30時間で鎮火』
https://this.kiji.is/184766985959653385?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
〇出火元のラーメン店が燃えている段階で火を消し止められなかったばかりに、これほどの大火になってしまった。
裏手からの消火活動が難航したということだが、結果的には、発災後の拡大防止活動がうまくいかなかったことになる。
最初の1時間でなんとかなっていれば・・・。
〇テレビでは、防火槽のマンホールにコンクリートミキサー車から水を補給している様子が映し出されていた。
本ブログでは、過去に何回か、大規模火災時の消火用水確保のため、地方自治体が生コン業者と協定を締結する動きがあると紹介している。
今回、糸魚川市でもそのような協定を締結していて、そのために水の補給がスムースにいったとすれば、それは事前に構築していた拡大防止策が功を奏したことになる。
〇別のテレビでは、周囲の家は焼け落ちているのに、1軒だけ無事だった、比較的新しく見える家が紹介されていた。
(映像によれば、外壁などに若干黒い部分があるものの、家の中は全く無事)
その理由として、以下の解説があった。
・家の周囲に、駐車場とか2~3m幅の道路といったスペースがあった。
・強風に備え、窓を二重にしていたので、ガラスが割れなかった。割れていれば、そこから火が中に入った。
(映像によれば網入りガラス。ヒビが入っていたが割れてはいなかった)
2016年11月21日16時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ロシアのセルフ式ガソリンスタンドで、夜間に給油中の女性が、満タンになったかどうかライターに火を付けて給油口を確認したところ、ガソリンに引火した。
ロシアメディアなどが伝えた。
後続車のカメラが、その瞬間を捉えていた。
慌てた女性は息を吹きかけて消そうとしたが、さらに燃え広がった。
映像はソーシャルメディアに投稿されたが、「危険すぎる」とあきれた声が相次いだ。
出典
『満タンかな? 確かめようとライター付け、引火 ロシアの女性』
http://www.sankei.com/affairs/news/161121/afr1611210020-n1.html
(ブログ者コメント)
〇今年1月8日付でmsnニュースから、より詳しい状況が下記趣旨でネット配信されていた。
ユーチューブで映像を見ることができるが、女性は30代か40代に見える。
ちょっとくらいなら大丈夫。
この世の中では、そんな慢心が致命的となることは少なくない。
やっちまったと思った時は、時すでに遅し。
わかっていたはずなのに、自ら事故を招いてしまうことだってあるものだ。
例えば、今回ご紹介する映像もそんなひとつ。
ロシアのスルグトにあるアソリンスタンドで撮影された映像には、火気厳禁であるにもかかわらず、ライターを使用して大惨事を招いたシーンが映っていた。
問題の動画では、車に給油しようとしている女性を確認できる。
しかし、正常に給油されていなかったのだろうか。
女性はしきりにメーターを気にして、どこかソワソワ。
自分の後に給油待ちの車が待っていることもあり、原因を突き止めようと急ぐ。
ここで、車内に常備されている懐中電灯を取り出せばよかったのだが、あろうことか、女性は給油口にライターをかざし、確認しようとするではないか。
もちろん、そこは火気厳禁のガソリンスタンド。
一瞬にして燃え移ると、辺り一面が火の海となってしまった。
それにしても、改めてガソリンに引火すると恐ろしいことがわかるこの動画。
たとえ極寒の環境でも、揮発性の高いガソリンの前では、ライターの小さな火であっても関係ないようだ。
当然、この事故が日本で起きないとは言い切れない。
セルフ方式の給油が急増し、ガソリンに対する認識が低下している傾向にあるため、火災を未然に防ぐことができるよう、今一度、気をつけたいものだ。
参照元:YouTube
出典
『【衝撃動画】ガソリンスタンドでライターを使って明かりを灯した結果 → 想像以上に火の海となる大惨事』
〇このロシア人女性を嗤うことはできない。
知識に乏しい人が危険物を扱っている状況は、日本でも同じだからだ。
本ブログでも紹介したとおり、たとえば「軽トラックだから軽油を入れた」レベルのトラブルも起きている。
2016年11月8日21時6分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月8日13時29分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時35分ごろ、長与町岡郷にある三菱重工業長崎造船所堂崎工場から「工場内で爆発音がした」と消防に通報があった。
同社や警察などによると、この工場は魚雷などの稼働試験を行う施設で、開発中の魚雷のエンジンについて稼働試験を行っていたところ、爆発音がして、エンジンから火が出たという。
通報を受けた消防は車両10台を出したが、火は、工場の作業員などの消火活動によって、通報から1時間あまりで消し止められたという。
エンジンの部品などが一部焼けたが、工場の建物への延焼や建屋の損傷はなかったという。
当時、作業員は約50m離れた場所から遠隔操作で試験を行っていて、けが人はいなかったという。
火事について工場の近くに住む女性は、「ドン、ドンと大きな爆発音が2回聞こえた。煙が上がっていてガスのような臭いがした。これまでこのような爆発音を聞いたことはない」と話していた。
同社では、出火した原因を調べている。
出典
『三菱重工魚雷エンジンから出火』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034218891.html?t=1478638764452
『魚雷エンジンの試験中に爆発 三菱重工の工場で 長崎』
http://www.asahi.com/articles/ASJC845XDJC8TOLB006.html
2016年10月30日21時2分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後3時45分ごろ、大阪府和泉市浦田町で火災が起きていると、近隣住民から110番通報があった。
警察によると、自動車整備会社の倉庫兼作業所付近から出火し、従業員5人が中にいたが、脱出して無事だった。
警察によると、作業所を含む約3000m2の平屋がほぼ全焼した。
従業員は、「午後3時ごろから車の溶接作業をしており、その途中で火が上がった」と話しているという。
関西電力によると、出火後に同市内の約740軒が一時停電した。
出典
『車整備会社が出火、3千平米焼ける 大阪、740軒停電』
http://www.asahi.com/articles/ASJBZ5QN3JBZPTIL00P.html
10月30日19時28分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後3時45分ごろ、大阪府和泉市浦田町の溶接加工業S社の倉庫で「火が上がっている」と、付近の住民男性から110番があった。
木造平屋建て倉庫2棟計約2100m2を焼き、火は約2時間半後に、ほぼ消し止められた。
警察によると、倉庫内には1棟あたり約10業者の作業スペースが設けられていた。
S社のスペースで男性従業員5人が鉄板の溶接作業をしていたところ、建物に火が燃え移ったという。けが人はなかった。
現場は、泉北高速鉄道和泉中央駅から東に約2km。
黒煙が立ち上り、民家数100軒が停電するなど、付近は一時騒然となった。
出典
『大阪・和泉市で倉庫火災、鉄板の溶接作業中に出火 付近の民家数百軒が停電』
http://www.sankei.com/west/news/161030/wst1610300067-n1.html
2016年10月21日11時39分にgooニュース(朝日新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前3時半ごろ、新潟県胎内市の米菓工場で、2階にあった同社の米菓「BK」を揚げていたフライヤー内の油から出火、作業をしていた30代の男性従業員が両腕などにやけどを負った。
約30分後に鎮火し、建物への延焼はなかった。
警察や同社によると、フライヤーは直径1.5m、深さ90cmの鍋型。
男性従業員は消火器で消火を試みたが、失敗。
水をかけてしまい、一時、火の勢いが強くなったという。
119番通報で駆けつけた消防隊員が消し止めた。
警察などが出火原因を調べている。
「BK」は米の形をしたせんべいで、同社の主力製品。
定番の青のりしょうゆのほか多数の味があり、新潟を拠点とするアイドルグループが「PR大使」を務めている。
出典
『米菓「BK」フライヤー炎上、工場従業員がやけど』
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/incident/ASJBP2ST2JBPUOHB004.html
2016年10月18日19時4分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市消防局に入った連絡によると、18日午後6時ごろ、札幌市東区の自動車整備工場でタンクローリーから灯油が漏れて引火し、火災が起きているという。
消防車などが現場に駆けつけて消火作業にあたり、火はほぼ消し止められたということで、これまでにけがをした人はいないという。
近くのコンビニエンスストアの店員は、「自動車整備工場の方から黒っぽい煙が上がっているのが見えたが、焦げたにおいや爆発音は聞こえなかった」と話している。
出典
『タンクローリーの灯油漏れ引火』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161018/3645641.html
2016年9月2日付で福島民報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
9月2日8時33分に福島民友からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前9時35分ごろ、東京電力福島第1原発構内で、建設中の汚染水保管タンク外側に設置されていたタンク塗装用はしごの防風ゴムから出火し、間もなく消し止めた。
東電によると、防風ゴムから煙が上がっているのを発見した作業員2人が、消火器で消火した。
東電によると、当時は高さ約15mのタンクの内側で溶接作業が行われていたことから、溶接の熱がゴムに伝わったとみて、詳しい原因を調べている。
東電の緊急時対策本部が出火を把握したのは、約1時間後だった。
東電は、なぜ現場からの連絡が遅れたか、確認している。
出典
『福島第1原発で火災 地上タンクの溶接熱か、ゴム燃える』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160902-105620.php
2016年9月4日0時10分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月3日21時14分に朝日新聞から、9月3日18時50分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後4時10分ごろ、西宮市鳴尾浜2で、「倉庫脇にあるパレットが燃えている」と通行人の男性から119番があった。
消防車など26台が出動し消火に当たったが、火は倉庫全体に燃え広がり、パレットを所有する会社の倉庫2棟(920m2)を全焼したほか、周辺の会社にも燃え広がったが、約7時間後、ほぼ消し止められた。
男性従業員(68)が両腕に2週間のやけどを負った。
警察によると、けがをした男性従業員が焼却施設でパレットを燃やしていた。
調べに対し、「気付いたら別のパレットから煙が出ていた」と話しているという。
倉庫の脇には、フォークリフト用の使い古した木製のパレットと空き瓶が大量に保管されていた。
現場は武庫川の河口付近で、阪神電鉄武庫川団地前駅の南西1.4kmの工場地帯。
周辺の市街地まで黒煙が広がり、騒然となった。
近くで働いていた会社員男性(34)は、「目の前が赤くなり、見上げたらパレットから炎が上がっていた。うちの会社にも燃え移っており、どうすればいいのか」と話していた。
現場から上がる大量の黒煙は、近くを通る阪神高速湾岸線や、阪神対ⅮeNA戦が進行中の約3km離れた阪神甲子園球場の観客席からも見えた。
出典
『鳴尾浜の倉庫で火災 周辺にも類焼』
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201609/0009452737.shtml
『市街地に黒煙、倉庫燃える 男性けが 兵庫・西宮』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9366FYJ93PIHB012.html
『西宮の倉庫街に黒煙 数棟、激しく炎上 兵庫』
http://www.sankei.com/west/news/160903/wst1609030059-n1.html
(ブログ者コメント)
積まれていたパレットに火が着き、なかなか消えなかった事例は、過去にも紹介済。
2012年6月7日掲載
2012年6月1日 福岡県久山町のパレットレンタル会社で屋外のパレットから出火し、5万枚置いてあった倉庫が全焼
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1894/
2016年9月2日7時43分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後7時すぎ、伊勢原市と厚木市にまたがった日産自動車の研究施設「テクニカルセンター」で、従業員から「実験棟から火が出て数人がけがをしている」と消防に通報があった。
消防が現場に駆けつけたが、すでに火は消えていて、消防によると、この火事で8階建ての建物の7階にある実験室の床の一部などが焼け、30代から50代の従業員の男性4人が煙を吸って病院に搬送され、手当てを受けた。
4人はのどにやけどをしていて、このうち2人の症状が重いという。
警察によると、当時、実験室では6人の従業員がエンジンを動かして排ガスの状況を調べる試験を行っていたということで、警察と消防は、火が出た原因を調べている。
日産自動車によると、「テクニカルセンター」は昭和56年に開設された研究施設で、建物内で車の開発に関するさまざまな試験を行っているという。
出典
『日産の研究施設で火事4人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1055320381.html?t=1472847384319
9月3日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
室内の一部が焼け、午後10時10分ごろ、鎮火した。
警察によると、室内にいた4人が病院に運ばれた。
警察によると、研究室の床下をエンジンの排気管が通っており、排気管が過熱して床から出火したらしい。
2016年9月2日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月1日8時36分に福島民友からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
会津若松市日新町で8月31日に会社員宅木造住宅2階建てが全焼した火災は、ガス管の取り換え工事の際に、作業員が誤ってドリルでガス管に穴を開け、火花が引火したことが原因とわかった。
事態を重く見た経産省関東東北産業保安監督部は、1日、職員を派遣し、現場の調査や関係者からの聴取を行った。
若松ガスによると、敷設されたガス管を地震や腐食に強いものに交換するため、工事業者の作業員が地面のコンクリートを砕く作業を行っていたところ、ガスが流れていた直径25mmの管に穴を開けてしまったという。
作業員が初期消火してガス漏れを止めたが、火が家に燃え移ったという。
近所の人の話しでは、地面の付近から炎が上がり、家の壁に燃え移った。
家の中には3人がいたが、向かいの家に避難して無事だった。
作業員6人にも、けがはなかった。
出火当時、勤務先にいた会社員は、「工事は2~3時間で終わるものかと思っていたが、家が燃えているという連絡を受けて驚いた。ガスを止めずに工事を行うものなのだろうか」と憤る。
調査を行った監督部東北支部保安課の中沢課長補佐は、「これまでに聞いたことがないケースだ。調査結果を持ち帰り、法令違反などがあるか検討したい」と語ったが、「ガスを止めると一定の範囲の家庭で使えなくなってしまう」との理由から、ガスを通したまま工事を進めた点については、理解を示した。
若松ガスの鈴木取締役は、「当社始まって以来のことで、大変なご迷惑をおかけし、心からおわび申し上げたい」と話していた。
現場は日新小の南西の住宅街で、煙が充満し、辺りは一時騒然となった。
近くに住む女性(70)は、「ボンという爆発音が聞こえ驚いた。煙がひどかった」と話した。
付近にはJR只見線の線路があり、煙の影響で、同線の西若松―七日町駅間の上り線で一時運転を見合わせた。1本に70分の遅れが出て、乗客15人に影響した
出典
『ガス漏れ引火か、会津若松で住宅全焼 「ボンという爆発音が」』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160901-105307.php
2016年9月1日23時12分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月31日午後6時半ごろ、奈良市のM社敷地内にある車の解体作業場付近から出火し、鉄骨屋根つきの解体作業場約100m2が全焼した。
さらに、北側のプラスチック製品販売会社の2階建て倉庫延べ約260m2が全焼した。
この火災で、解体作業場北側の飲食店から逃げようとした男性が転倒し、顔に軽傷を負った。
警察によると、車の解体作業中、車体からガソリンを抜き取る作業をしていたと従業員が話しているという。
近くの飲食店で働く女性店員は、「真っ赤な火が高くのぼっていた。消防から危ないので建物内にいるように言われた」と話した。
出典
『車解体作業場と倉庫が全焼 男性、顔に軽傷 奈良』
http://www.asahi.com/articles/ASJ807DW5J80POMB018.html
2016年7月12日12時1分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
柏市は、11日、市立富勢中学校(生徒609人)の給食室で、調理作業中にあふれた油に引火する事故があったと発表した。けが人はなかった。
市学校保健課によると、事故があったのは同日午前10時55分ごろ。
調理員がジャガイモを揚げる際、食材を多く入れすぎたのが原因とみられる。
栄養士が消火器で消し止め、市消防局に通報した。
同校は同日、給食の提供をやめ、生徒を午前中で下校させた。
保護者にはメールで状況を説明。
12日は調理機器の点検を行うため弁当持参とし、13日から給食を再開する。
同課は、「全校で情報共有し、再発防止に向けた注意喚起を行う」として謝罪した。
出典
『柏、中学校給食室で油に引火事故』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/336712
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。