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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2020751630分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日午前1時半過ぎ、吉田町川尻にある日用品メーカー「Ⅼ社静岡第二工場」の敷地内にある倉庫で火が出たと警備会社から消防に通報がありました。


消防や警察によりますと、現場に駆けつけた静岡市消防局の吉田消防署の52歳の指揮隊員と45歳と38歳の救助隊員、それに牧之原警察署の警察官1人の男性あわせて4人が、様子を調べに中に入りましたが、いずれも連絡がとれなくなっているということです。


消防によりますと3人の隊員は、午前2時ごろに防火服や防火帽を身に着けて中に入りましたが、その後、煙が立ちこめて姿が見えなくなり、無線にも応答がない状態が続いているということです。


倉庫は、延べ床面積がおよそ7000平方メートルの2階建てで、スポンジや重曹などが保管されていて、消防はホースで水をかけながら4人を捜していますが、煙が出続けているうえ、中が高温になっていて、捜索が難航しています。


東京都内にあるⅬ社本社によりますと、火事があった工場では、ふだん、重曹などの原材料を袋詰めする作業を行っているということですが、当時は稼働しておらず、中に人はいなかったということです。


会社では、「自然発火するようなものは保管していないが、詳しい状況は調査中で、原因はまだ分からない」としています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200705/3030007536.html

 

 

75180分に産経新聞からは、4人は当初は燃え方が激しくなかったので中の様子を見に入ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

火災は5日午前1時35分ごろに発生。

 

当初は燃え方が激しくなかったため、4人は中の様子を見に入ったが、同2時15分ごろから連絡が取れなくなっていた。

 

その後、濃い煙と高温のため、外部から入れない状態となったという。

 

この火事ではそのほか、消火活動中に吉田消防署の消防隊員2人が軽いやけどを負った。

 

また、近所の住民が消火活動中のホースによって転倒し、軽いけがをしたという。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200705/afr2007050024-n1.html

 

 

752056分に読売新聞からは、4人が中に入った後、爆発が起きた、内部はシャッターで区切られていたため消火は難航したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4人は警備会社からの通報を受け、午前2時頃に倉庫内に入ったが、15分ほど経過したところで連絡が取れなくなった。

 

当初は火が見えなかったが、その後、爆発音と共に大量の煙が出たといい、4人が巻き込まれたとみられるという。

 

倉庫は鉄骨造り2階建てで、延べ床面積約7000平方メートル。

 

内部がシャッターで区切られており、放水が直接できなかったことなどから消火活動は難航、同日午後5時20分頃に鎮圧した。

 

Ⅼ社によると、倉庫には洗剤の材料となる重曹などを保管していたという。

 

2018年7月に原材料が周囲の熱で発火したとみられる火災があったが、現在は発火する可能性のあるものは置いていないという。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200705-OYT1T50046/ 

 

 

752130分に産経新聞からは、4人は指揮隊員の判断で屋内に入ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同日夜の市長記者会見に同席した市消防局幹部の説明によると、5日未明、消防隊員らが119番通報を受けて現場に到着した際、倉庫の入り口から出火や煙を確認できなかった。

 

このため、火の元を確認しようと、吉田消防署所属の指揮隊員の判断で屋内に入った。

 

その後、爆発に伴うとみられる黒煙が突然噴出し、消防隊員らは逃げ遅れたという。

 

市消防局側は倉庫火災の対応マニュアルに沿って訓練してきたといい、海野・市消防局長は倉庫内に入った判断について、現時点で「適正だった」と語った。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200705/afr2007050030-n1.html 

 

 

76646分に静岡新聞からは、4人とは爆発が起きた後も10分ほど無線でやりとりしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同日午後4時ごろ、建物2階で4人の遺体が発見された。

 

市消防局などによると、消防隊の到着時、建物は白煙が上がっている程度だった。

4人は火災の状況を確認するため建物内に入った。

 

午前2時5分すぎ、爆発音と爆風があり、大量の煙が発生。

4人は建物内に取り残された。

 

10分ほど無線でのやり取りがあった後、連絡が途絶えた。

 

火勢が爆発的に大きくなる「バックドラフト」または「フラッシュオーバー」という現象が起きた可能性があるという。


県警地域課は記者会見で、「火の確認はできなかったため、(工場内)で出火元の確認をしていた。急激に状況が変化したと思われる」と説明した。

5日午後5時半ごろに火勢はほぼ収まったが、午後9時現在も消火活動が続いている。

 

https://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/783137.html 

 

 

771914分にNHK静岡からは、倉庫内に入った当時の様子など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「Ⅼ社」は7日、静岡市内で会見を開き、謝罪しました。

会見で会長は、倉庫では、スポンジや重曹などの原材料を貯蔵していて、一部に工場が設けられ機械で粉洗剤の原料を調合し、袋詰めにする作業が行われ、火が出る9時間ほど前まで稼働していましたが、出火当時は人はいなかったと説明しました。


その後、火災報知器が作動して防火シャッターが下りて、工場と倉庫の部分が隔てられ、消防と警察は、倉庫の部分で活動していた時に巻き込まれたとみられるということです。

※以下は音声情報。

 

現場1階は倉庫と袋詰め作業をする工場に分かれていた。

 

最初に警備員が到着し、図の下側の入り口から倉庫内に入った。

そこでは薄く白い煙が漂い、防火シャッターが閉まっていくのを見た。

 

その後、消防と警察が同じ入り口から入った。

火災かどうかを確かめるため、倉庫1階と、そこから階段を上がって2階部分を点検した。

 

会社の担当者も駆け付け、防火シャッターを開けるよう頼まれたが、開け方が分からず、午前2時4分、爆発音が聞こえる3分前に図の右下にある避難口を開けることにした。

 



 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200707/3030007582.html 

 

 

771952分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

会見に同席した工場の男性従業員が、工場1階から突然、爆発音とともに大量の煙が発生した当時の状況を明らかにした。

 

同社によると、2階建ての工場の1階は家庭用洗剤などを袋詰めする工場と、洗濯槽洗剤などの原料や商品を保管する倉庫に分かれている。

 

警報を受けて駆け付けた警備会社員が5日午前1時半ごろ、工場と倉庫を隔てる防火シャッターが閉まり始める中、「向こう(工場側)から煙が来るので慌てて逃げた」と証言している。

 

警備会社から連絡を受けた工場の男性従業員は午前2時2分に到着。

 

消防隊員からシャッターを開けるよう求められたが、開け方が分からず、代わりに屋外から工場の避難口を開けようとした際、工場内からバチバチという異音が聞こえ、熱気も感じた。

 

危険を察知して避難口を離れた直後、「バーン」という爆発音とともに大量の煙が噴き出し、燃え広がった。

 

男性従業員は倉庫1階側から消防隊員が退避する様子を目撃した。

 

だが、火元を確認するため、2階に上がった警察官1人と消防隊員とされる3人は退避できなかったとみられ、遺体で見つかった。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200707/afr2007070045-n1.html

 

 

771925分に読売新聞からは、遺体は階段から離れた場所で見つかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

延焼防止のための重量シャッターが下りて外部から火の状況が確認できなかったことから、消防署員ら4人が内部の様子を調べに倉庫内に入ったとみられることが、捜査関係者への取材でわかった。

 

4人が2階に行った後に1階で爆発的な炎が発生し、黒煙で視界を失って逃げられなくなった可能性があるという。

 

4人とみられる遺体は消防によって5日夕に発見された。

1階への階段から離れた場所で、逃げ道を見失った可能性がある。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200707-OYT1T50139/

 

 

(2/2へ続く)

 

 

 

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(1/2から続く)

 

7111921分にNHK静岡からは、火災直前の倉庫内の映像が公開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

会社は11日、倉庫の2階に設置されていた防犯カメラの当時の映像を公開しました。


映像には、火災報知機が作動してから30分近くたった、午前1時43分ごろからの様子が記録されていて、警報音が鳴る中、煙が立ちこめる様子が映っています。


そして、爆発が起きたと見られる時間のおよそ3分前、午前2時4分ごろには、煙が充満する倉庫内をライトで照らしながら歩く人影が確認できます。


会社によりますと、このあとの映像はサーバーに記録されていなかったとしていて、確認できた映像はすべて警察に提出しているということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200711/3030007649.html 

 





 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ブログ者は現役時代、電気室火災対応方法をマニュアル化すべく、「室内にうっすら煙がある程度なら、内部に入って状況確認」などの案を持って東京消防庁まで相談に行ったことがある。

 

その際、応対してくれた方から「煙を甘く見てはいけない。我々のようなプロですら、煙に巻かれて死亡することがある」と言われた。

 

その時は、立場上、そう言わなければならないだけで、現実味は薄いのだろうなあ、程度にしか思わなかったが、それでも当該記述はアドバイス通りに削除した・・・そんなことがあったことを過去にも本ブログで書いたことがあるが、今回、その言葉の意味を痛烈に感じた。

 

 

 

(2020年8月6日 修正1 ;追記)

 

202086日付で毎日新聞東京版からは、4人は脱出用ロープを持たずに中に入った、2人は空気呼吸器を装着していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

捜査関係者らによると、出動した消防隊員らへの聞き取りなどで、4人は緊急脱出用のロープを身に着けず中に入ったことが判明した。

 

消火用ホースは携えていたが、2階へは持って行かず、消防隊員1人と警察官は、一酸化炭素中毒を防ぐ空気呼吸器も装着していなかった。

 

市が定める倉庫火災消火活動要領では、防火衣や耐熱服、空気呼吸器を完全着装し、確保ロープを設定させ、2人以上を1組とすることなどを基本行動と定めている。

 

市消防局幹部は、「4人の行動は、プロとして安全と判断できる状況があったからだ」との見方を示す。

 

東京理科大研究推進機構総合研究院の関沢愛教授(建築防災学)は、「現場では、濃い煙で逃げる方向が分からなくなることが最も怖い。ロープやホースが脱出の頼りになるはずだ」と語る。

 

坂口隆夫・市民防災研究所理事は、「倉庫火災は万全の対策を講じない限り、進入しないことが原則。活動要領が生かされなかった理由を検証すべきだ」と話している。

 

https://mainichi.jp/articles/20200806/ddm/041/040/100000c




(2020年8月28日 修正2 ;追記)

 

20208272010分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、1階にいた隊員が爆発の予兆を1分前に見つけ、拡声器で緊急避難を呼びかけていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

爆発的な延焼は、建物1階の南側で起きたとみられています。

 

当時、隊員たちは鉄骨2階建ての建物の2階部分で出火元を探していましたが、1階南側での爆発により、黒煙が建物全体に流れ込み、逃げ遅れたとみられています。

 

爆発は予見できなかったのか。

 

その後のSBSの取材で、別の隊員が直前にその異変に気付いていたことがわかりました。

 

建物1階北側で放水の準備をしていた別の隊員が、爆発の1分ほど前に南側とを区切る防火シャッターの下から薄い灰色の煙が立ち上がってきたことを確認していたということです。

 

隊員は危険性があると判断し、拡声器を使い「緊急避難」を呼びかけましたが、2階にいた隊員たちに声が届いていたのかはわかっていません。  

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/d37597ce0b016be36c6174a5c6056bf4adc46f81 

 

 

 


 

 

 

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202061750分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。

 

16日午後1時25分ごろ、横浜市中区の横浜港大さん橋に着岸中のクルーズ船「飛鳥Ⅱ」(約5万トン)から「最上部で火災が発生した」と第3管区海上保安本部に無線で通報があった。

 

市消防局の消防車両約30台が消火活動に当たり、約3時間半後に鎮火した。

 

当時、乗客はおらず、乗組員153人がいたが、けが人はなかった。

乗組員は整備作業に従事していたという。

県警などが出火原因を調べる。

 

所有する郵船クルーズ(横浜市西区)や市によると、火元は最上階の12階にある資材庫内で、約50平方メートルを焼いた。

資材庫には、シーツやカーペットなどが保管されていたという。

 

国の運輸安全委員会は17日以降、船舶事故調査官3人を派遣し、火災の調査に当たる。

飛鳥Ⅱは、2006年2月に就航。

全長241メートル、全幅約30メートルで、436の客室を備える国内最大のクルーズ船。

 

横浜港を母港にしており、4月1日に帰港し、大さん橋に着岸していた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今後の運航は未定になっている。

 

現場では黒煙が上がり、多くの消防車両が駆け付け、一時、騒然となった。

横浜海上保安部の巡視艇など5隻も現場海域の警戒に当たった。

消火活動を見守った男性(46)は、「飛鳥Ⅱは横浜市民に最も愛されているクルーズ船。コロナ禍から立ち直りつつある中で、火災はショックだ」と不安そうに話した。

 

https://www.kanaloco.jp/article/entry-382696.html

 

 

620625分にNHK NEWS WEBからは、溶接の熱が伝わって資材置き場の鉄の壁が高温になったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日、国の運輸安全委員会の船舶事故調査官3人が初めて現場に入って詳しく調べた結果、当時、近くでは1500度を超える高温になるバーナーを使って溶接作業が行われていたことが分かったということです。

これまでの調べでは、溶接で出た火の粉が原因の可能性もあるとみられていましたが、事故調査官によりますと、現場の構造などから溶接の熱が伝わって資材置き場の鉄の壁が高温になり、資材置き場の中にあった物から発火した可能性が高いということです。

火が出たとみられる壁際の燃えかたが最も激しかったということで、運輸安全委員会は引き続き原因を調べることにしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200620/k10012477801000.html

 

 

6192014分に産経新聞からは、通気管の中で溶接作業が行われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「飛鳥II」の資材庫が焼けた火災は、資材庫周辺の溶接作業で発生した1500度を超える高温が伝わり、出火した可能性が高いことが19日、分かった。

 

船内を調査した運輸安全委員会の船舶事故調査官が明らかにした。

 

愛甲主管調査官によると、溶接作業が行われていたのは通気管の中で、資材庫と隔てる鉄板に目立った隙間や穴はなかった。

 

溶接作業の熱が鉄板を通じて資材庫内のシーツやカーペットに伝わり、発火したとみられる。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200619/afr2006190031-n1.html 

 

 

 (2021年7月29日 修正1 ;追記)

20217291057分に読売新聞からは、運輸安全委から報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

運輸安全委員会は29日、修繕で床板を切断した際の熱が原因の可能性が高いとする調査報告書を公表した。

作業時の安全確認も不十分だったとし、運航する「郵船クルーズ」(横浜市)に安全教育の実施などを求めた。

報告書によると、火災は昨年6月16日午後1時過ぎ、同船最上階の倉庫で発生。
壁(厚さ約7ミリ)や家具補修用の布などを焼いた。
けが人はなかった。

当時、倉庫に隣接する換気用通路では、乗員が腐食した鋼製の床板(同)を、高圧ガスと炎を噴射する工具を使って切断していた。

安全委は、この時に生じた高温の熱が倉庫内の壁際にあった段ボール箱に伝わり、出火したと判断した。

同社は、火気作業時には近くに燃えやすいものがないことの確認や船長への報告を定めていたが、調査報告書は「安全措置が確認されずに切断作業が行われ、発火、延焼した」と結論付けた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210729-OYT1T50200/ 

 

7291014分に時事ドットコムからは、壁で隔てられた倉庫は火気使用時の可燃物有無確認の対象外だと考えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

運輸安全委員会は29日、直近の甲板で行われていた床の修繕作業で生じた熱が壁越しに伝わり、倉庫内の段ボール箱が発火したとする調査報告書を公表した。

報告書などによると、甲板では床板をガス切断する作業をしていた。

火を使う作業の際、責任者が付近に可燃物がないか確認する必要があったが、壁で隔てられた倉庫は対象外と考え、確認していなかったという。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021072900348&g=soc 

 

7291134分にNHK NEWS WEBからは、監督者は床下だけが安全確認の対象だと認識していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

調査報告書によりますと、当時、資材置き場の周辺では、鉄製の壁とつながった床板をガスバーナーで切断する作業を行っていて、壁に高温の熱が伝わったことで、そばにあった段ボールが発火し、燃え広がった可能性が高いとしています。

火を使う作業では、船で定められた手順書で周辺も含めた安全確認が求められていたものの、作業の監督者が床下のみを確認対象と認識していたなど、安全確認が不十分だったと指摘しています。

また、任意で設置されていたスプリンクラーも、ポンプが自動に作動する設定ではなく、十分に水が出ていなかったということです。

事故の後、船の運航管理会社は、火を使う作業の研修のほか、手順書の記述を見直すなどの防止策をとったということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210729/k10013167071000.html

 

729100分にYAHOOニュース(共同通信)からは、修理作業の現場責任者は部下に任せきりだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

報告書によると、修理作業の現場責任者を務める担当部長は、普段から担当技師と整備士に任せきりで、当日も立ち会わなかった。

作業の許可証は、本来の船長に代わり、航海士が勝手に署名していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/35c3862143493059a268b7e8d2b6fff1c195f318

 

 以下は、伝熱による温度上昇と保管されていた資材類の発火点を比較した調査報告書の記述。

p14/36

・・・・・

酸素ガス切断に関する文献*4によれば、板厚12mmの軟鋼製鋼板を試験体として切断するガス切断試験(以下「ガス切断試験事例」という。)において、予熱ガスに水素LP混合ガスを使用し、試験体に対して切断火口から噴射する火炎を 300mm/min.の速度で進め、試験体とした鋼板の加熱表面から2m下方及び加熱 線上から正横方向に20mm離れた位置で、切断中の被切断材温度を測定したところ、測定位置での温度が約300となることが報告されている。

・・・

一般的に、US室に保管されていたような布、木材、紙等の可燃物の発火点は、 ポリエステルが255~260、綿が366(化繊便覧第3版)、杉等の木材が280~400、紙類が290(新聞紙)~450(上質紙)で、ダンボールが250であり、化学繊維の布、古紙を含むダンボール等は、本ガス切断試験事例で測定されたような熱が伝導した場合、発火点に達して発火する可能性があり、燃焼については、綿が速やかに燃え、ポリエステルが黒い煙(煤)を出して溶融しながら燃えるという。

・・・・・

図8(p17/36

https://www.mlit.go.jp/jtsb/ship/rep-acci/2021/MA2021-7-1_2020tk0004.pdf 

 

 

 

 

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2020612121分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

12日午前11時前、札幌市豊平区平岸の「E社Hサービスステーション」で「爆発音がして火が見える」と消防に通報がありました。


消防や警察が駆けつけたところ、ガソリンスタンドの給油機などが炎上していて、火はまもなく消し止められたということです。


ガソリンスタンドの屋根の部分が黒く焦げるなどしましたが、消防などによりますと、今のところ、けがをした人はいないということです。


また、近くには前の部分が壊れた車が止まっていて、警察と消防は,車が給油機にぶつかったあと火が出たとみて,当時の詳しい状況を調べています。


付近を通りかかった67歳の女性は、「ものすごい煙と炎が出ていて、油のような焦げくさい臭いがしていてびっくりしました。なぜ火事が起きたかわかりませんが怖かったです」と話していました。

 

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200612/7000022013.html 

 

 

6121927分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、従業員が客の車を移動中に衝突させたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

まさかの事故は、北海道・札幌市豊平区で起きた。

黒い煙とともに炎が上がっているのは、ガソリンスタンド。

別の映像では、よく見ると、炎のすぐそばに1台の黒い車が。

火災は、この車が給油機に衝突して起きた。

事故があったガソリンスタンド内には、ボンネットが開いた状態の黒い車が止まっていた。

そして、ぶつかって炎上した場所は、消火剤で真っ白になっている。

火は、およそ30分ほどで消し止められ、現場のくわしい状況が明らかに。

突っ込んだ車は、右前方がひしゃげた状態で停車。

その直前にぶつかったとみられるのが、消防により、消火剤がかけられている場所。

もともとは、給油機が置かれていた。
衝突により、なぎ倒されてしまったように見える。

付近の住民によると、ガソリンスタンドの給油口からも、一時、炎が上がっていたという。

目撃者は、爆発が起きるのではという恐怖を感じていた。

目撃者「ちょっと見たら、まず赤い物が見えたと思ったら、火で。よく見ると、ガソリンスタンドで、まずいかなと思って。なんか爆発したら嫌だなと」、

「何メートルかわかんないけど、炎はもうすごくて、煙がすごかった。臭いはすごかった。すごく焦げてる臭い」

この火事によるけが人はいなかったが、一時、付近の住民が避難するなどした。

なぜ、黒い車は給油機に衝突したのか。

これまでの調べによると、ガソリンスタンドの従業員が、客の車を移動させる際、誤って給油機に衝突し、炎上したという。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20200612-00152143-fnn-soci

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、FNN PRIME映像の5コマ。

ぶつかったというよりは、突っ込んだように見える。

 



 
 




 

 

 

 

 

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202069622分にFNN PRIME(テレビ長崎)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日午後1時すぎ、平戸市田助町の造船所で修繕中の運搬船から出火し、2人の死亡が確認されました。

火事があったのは、平戸市田助町の「Y造船」です。

 

9日午後1時すぎ、「煙が充満していて中に負傷者がいる」と消防に通報がありました。

 

警察によりますと、出火当時、造船所内では約40人の作業員が全長約60メートルの運搬船の修繕をしていました。

 

駆け付けた消防が、船内で20代と60代の男性2人を発見し、その場で死亡を確認しました。

 

同じ現場にいた作業員によりますと、2人は船内の船首付近で氷を砕く機械の修繕作業をしていたということです。

 

造船所の作業員は、「仕事をしていたら『水出して』『煙が出ている』と聞こえた」

 

警察は、2人の死因や火事の原因について詳しく調べています。

 

https://www.fnn.jp/articles/-/50741

 

 

691926分にNHK長崎からは、通報時には火は収まっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日午後1時すぎ、平戸市田助町の造船所、「Y造船」で、「船内から火が出てすでにおさまったが、2人が逃げ遅れている」と造船所の関係者から消防に通報がありました。

消防がかけつけたところ、造船所で修理中の巻き網運搬船「第七昭徳丸」の船内では煙が充満していて、男性2人が意識不明の状態で見つかりました。

2人は、船外に運び出されましたが、その場で死亡が確認されました。

警察によりますと、67歳と25歳の2人の作業員と連絡が取れていないということで、遺体の身元の確認を急いでいます。

また、この船では9日午後0時半ごろから、およそ40人が作業を行っていたということで、警察や消防が関係者から話を聞くなどして火事の原因などを詳しく調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20200609/5030007826.html

 

 

691944分に毎日新聞からは、船首部が焼損していたなど、下記趣旨の記事が空撮写真付きでネット配信されていた。

 

9日午後110分ごろ、長崎県平戸市の造船所で「修理中の運搬船内に煙が充満し、逃げ遅れた人がいる」と119番があった。

 

消防隊員が男性作業員2人が倒れているのを発見したが、現場で死亡が確認された。

 

消防隊員の到着時に火は消えており、船首部が焼損していた。

 

https://mainichi.jp/articles/20200609/k00/00m/040/170000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、テレビ長崎映像の2コマ。

 



 

 

 

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20205202018分にYAHOOニュース(広島ホームテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

呉市でガス管の工事中に出火する事故があり、作業員1人が重体、1人が重傷を負いました。

 

消防によりますと、午前10時半ごろ、呉市和庄本町で「道路から火が出ている」と付近の住民などから複数の通報がありました。

 

火は約5分後に消し止められましたが、ガス管の工事をしていた男性2人が呉市内の病院に搬送されました。

1人は全身やけどの重体、もう1人も上半身にやけどを負い重傷だということです。

通行人などにケガはありませんでした。

 

警察と消防が事故の詳しい原因を調べています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/f186d6c72ba2c99579695f4fbddeb06a2e6da293

 

 

5201558分にRCCからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

呉市の市道で、ガス管の設置工事をしていた作業員の男性2人がやけどをして、1人が重体となっています。
現場は、呉市和庄本町の市道です。

 

警察と消防によりますと、午前10時半ころ、「道路から炎が出ている」と通行人から通報がありました。

 

消防が現場に到着すると、すでに火は消えていましたが、ガス管の工事をしていた作業員の男性2人がやけどをしました。

1人は全身をやけどして重体、もう1人は上半身などをやけどして重傷だということです。

警察は、ガス管を設置する工事中に何らかの原因で発火したものとみて、事故の原因を調べています。

 

https://news.rcc.jp/archive.php?i=5654

 

 

 

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以下は、広島ホームテレビ映像の2コマ。

 



 

 

 

 

 

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2020429227分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

韓国・ソウル近郊の京畿道利川にある物流倉庫の工事現場で29日午後、爆発を伴う火災が発生し、消防によると、同日夜までに38人の死亡が確認された。


建物内に有毒ガスが充満して被害が拡大したとみられる。

他に10人が負傷した。

工事現場には出火当時、約80人がいたが、数人と連絡が取れていないという。

 

韓国メディアは、断熱材のウレタンフォームを吹き付けた際に出た可燃性ガスに溶接作業の火花が引火した可能性があると伝えた。


消防は地下から出火したとみて調べている。

 

聯合ニュースによると、建物は地下2階、地上4階建ての冷蔵用の倉庫。

 

https://this.kiji.is/628177450108077153

 

 

430122分に聯合ニュース日本語版からは、やや詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

京畿道消防災難(災害)本部は30日午前、現場での人命捜索を終了したと発表した。

この火災による死者は38人、負傷者は10人だった。

 

火元とみられる地下2階で18人、残りの5フロアでそれぞれ4人が見つかった。

 

火災は29日午後1時半ごろに発生した。

 

地下2階での貨物用エレベーターの設置作業と、この付近で断熱材のウレタンフォームを吹き付ける作業の途中に出火したとみられる。

 

火は約5時間後に消し止められた。

 

https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200430001000882 

 

 

51848分に東亜日報日本語版からは、施工会社は火災危険について何度も注意を受けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大火災の惨事は、予告されたも同然だった。

 

物流センターの施工会社は、火災発生44日前の先月16日など、消防当局から火災危険注意を3度も受けたが、これを無視したことが分かった。

 

30日、東亜(トンア)日報が入手した韓国産業安全保健公団の「ハンエクスプレス物流センター」の有害・危険防止計画書の審査と確認事項」によると、施工会社・コンウは、昨年3月から今年3月までの1年間、2度の書類審査と4度の現場確認の過程で35件の指摘を受けた。

公団は、火災の原因を予見したように、4度の現場確認後、3回の「溶接作業などの火花の飛散による火災発生」、「ウレタンフォームパネル作業時に、火災爆発の危険性」、「火花の飛散などによる火災」を注意するように措置した。

 

しかし、公団はその後、追加確認無しに「条件付き適正」と判断を下し、施工会社は、有害・危険防止計画書の審査で危険レベルが最も高い1等級が付けられた状態で工事を継続した。

 

火災発生当日の29日、火災爆発の危険性が大きくて注意を受けたウレタンフォームの作業とエレベーター設置溶接作業が、物流センターの工事現場で同時に行われたことが確認された。

工事開始前も大惨事は予告された。

 

施工会社は、書類審査で「ウレタン吹付作業時の施工ステップ別作業安全計画補完作成」、「溶接・溶断作業中の可燃性物質、残留ガスなどによる火災・爆発防止計画の具体的な補完作成」などを指摘された。

 

この時も、審査結果が「条件付き適正」と出たので、工事が始まった。

有害・危険防止計画書の作成は、2008年の利川物流倉庫火災などの大規模災害の後続対策として導入された制度だ。

 

すべての事業所は、有害・危険設備を設置したり、移転・変更する場合は、工事着工15日前までに計画書を作成して提出し、進捗状況について消防当局から確認を受けなければならない。

 

・・・・・

http://www.donga.com/jp/article/all/20200501/2052150/1/%E3%80%8C%E7%81%AB%E7%81%BD%E5%8D%B1%E9%99%BA%E6%80%A7%E3%80%8D%E3%82%92%EF%BC%93%E5%BA%A6%E3%82%82%E8%AD%A6%E5%91%8A%E3%80%81%E5%88%A9%E5%B7%9D%E6%83%A8%E4%BA%8B%E6%96%BD%E5%B7%A5%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AF%E7%84%A1%E8%A6%96%E3%81%97%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%81%9F

 

 

511214分にハンギョレ新聞日本語版からは、労働者に対する安全教育はなかった、工事終盤につき溶接とウレタンフォーム作業を同時に行った可能性が高いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

火災惨事が発生した429日は、「世界労災死亡労働者追悼の日」のちょうど翌日だった。

 

最小限の安全対策もない劣悪な作業環境で犠牲になった労働者を偲び、再発防止を求めるための追悼の日だ。

 

しかし、「危険の外注化」に伴う惨事は再び繰り返されてしまった。

 

利川物流センター火災現場でかろうじて脱出した労働者たちは、「勤務前に避難や安全教育を全く受けなかった」と証言した。

 

昨年4月、雇用労働部と韓国産業安全保健公団は、火災の危険が大きい溶接・溶断作業などに対する安全対策づくりを推進した。

 

その結果、「産業安全保健基準に関する規則」が一部改正され、420日から施行されている。

 

改定された内容によると、事業主は火災の危険作業を行う前に、火花・火の粉が飛び火災が起こるのを防ぐための措置を行い、労働者に対し、火災予防および避難教育を行わなければならない。

 

また、作業全体の過程に対する安全措置の実施の有無などを点検し、すべての作業者が見られるよう現場に掲示しなければならないという内容も盛り込まれた。

 

しかし、ハンギョレが30日に会った生存者らは、事故現場で安全教育などが全くなかったと話した。

 

業者側から作業中の危険要素や事故発生時の避難経路について事前に案内されなかったという。

 

事故が発生した29日、初めて物流センターの現場に投入されたという40代の男性Aさんは、「ほかの建設現場では、普通、投入された初日に安全教育を受けるが、ここはそういうものは全くなかった」と話した。

 

50代の男性Bさんも、「初日なので安全設備が整っていたかどうかは分からないが、建設現場と違って、ここでは仕事を始める前に安全教育が行われなかった」と話した。

 

発火地点ではない地上2階で犠牲者が最も多く出たことについて、消防当局は「避難路が見つからなかったため起こった惨事」とみている。

 

事前に模擬訓練式の火災避難教育を進めていたなら、犠牲者を減らすことができたと判断される部分だ。

 

また、まだ火災の原因は明らかになっていないが、産業現場の災害の主な原因とされる「ウレタンフォーム」の希釈作業が行われる過程で、通風・換気などの措置がきちんと行われたかどうかも確認されなければならない部分だ。

 

産業安全保健基準に関する規則によると、事業主は、引火性物質などがあり、爆発・火災が発生し得る場所での爆発や火災を防ぐために、通風・換気および粉じん除去などの措置を取らなければならない。

 

今回の惨事で、施工会社だけでなく、元請会社が安全義務をきちんと履行したかどうかも究明されなければならない。

 

産業安全保健法では、複数の請負会社が一カ所で工事をする場合、元請は作業内容と順序を安全に調整しなければならない。

 

工程率85%水準だった利川物流センターには、9つの業者の労働者が集まって各自の作業をしていた。

 

雇用労働部のパク・ヨンマン労災予防補償政策局長は、「油蒸気が発生するウレタンフォームの作業の後は、十分に換気をさせた後に溶接を始めるなど、作業内容と順序を安全に調整しなければならない。しかし、完工が急がれる工事の終盤にはこうした手続きを省略し、同時に作業を押し進めた可能性が高い」と説明した。

 

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/36498.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

韓国の工事安全管理レベルがどの程度のものか分からないが、わが国の工事現場でも他山の石とする点があるかもと思い、紹介する。

 

 

 

 

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2020462125分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

6日夕方、静岡県沼津市にある飛龍高校野球部の寮で火事があり、生徒と教師3人がヤケドを負って病院に搬送されました。

記者「こちらの建物で火事がありました。現在、高校の寮として使われているということで、高校の関係者が対応を急いでいます。」

6日午後5時半頃、沼津市岡一色にある飛龍高校野球部の寮から火が出たと消防に通報がありました。

警察と消防によりますと、1階にある食堂で生徒たちが食事をしていたところ、調理場で鍋から火があがっているのを発見し、20代の教師が消火しようと油に水をかけたということです。

火は25分後に消し止められましたが、教師1人と生徒2人がヤケドを負い、病院で手当てを受けています。

学校によりますと、病院に搬送される際、3人とも話ができたということで、警察と消防が出火原因を詳しく調べています。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200406-00000015-sut-l22

 

 

471233分にYAHOOニュース(静岡放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

46日夕方、沼津市にある飛龍高校の野球部寮の調理場から火が出ました。

この火事で、消火にあたった教員1人と、近くにいた部員の生徒2人がケガをしました。

6
日午後545分頃、沼津市岡一色の飛龍高校野球部の寮から「火が出た」と消防に通報がありました。

火は、調理場の天井にあるスピーカーの一部を焼き、約5分後に消し止められました。

 

警察などによりますと、1階の食堂で生徒たちが食事をしていたとき、調理場の鍋から火が上がっているのに気づいた20代の男性教師が、鍋の油に水をかけたということです。

 

この火事で、この男性教師が顔や頭にひどいヤケドを負いましたが命に別状はなく、近くにいた生徒2人が顔にヤケドの軽いケガを負いました。

 

警察は、出火原因を詳しく調べています。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-00010004-sbsv-l22 

 

 

 

(ブログ者コメント

 

以下は、テレビ静岡映像の1コマ。

 

 


 

 

 

 

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2020326日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後2時半ごろ、秋田県能代市字大森山の東北電力能代火力発電所2号機のボイラー建屋5階にある燃焼装置の付近から白煙が出ているのを作業員が見つけ、消火器などで消し止めた。

けが人はいなかった。

能代署が出火原因などを調べている。

東北電力秋田支店によると、燃焼装置はタービンを回すための蒸気を発生させるもので、粉末化した石炭を燃料としている。

 

装置周辺に残っていた石炭の粉末を清掃しようとした作業員が煙に気付き、中央制御室を通じて119番した。

消火する際には、火も見えたという。

発電所は煙を確認した時点で2号機を非常停止。

きょう27日以降、安全を確認した上で再稼働する。

1、3号機は通常通り運転しており、電力の供給に影響はない。

現場には消防車両11台が出動したが、消防隊は放水せず、通報から約20分後に鎮火を確認した。

 

https://www.sakigake.jp/news/article/20200326AK0027/

 

 

3262120分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東北電力によりますと、26日午後2時半ごろ、能代市にある運転中の能代火力発電所2号機で、ボイラーの近くにある燃焼装置の付近から煙があがっているのを関連会社の作業員が発見しました。


このため2号機は手動で非常停止し、その後、発電所の職員が消火にあたり、火は20分ほどで消し止められました。

 

燃焼装置の外側には粉状の石炭が付着していたということで、東北電力や消防などが火災の原因を調べています。

能代火力発電所2号機は出力が60万キロワットで、平成6年に運転を始めています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20200326/6010006523.html 

 

 

41912分に秋田魁新報からは、粉状の石炭によって配管とダクトに穴が開いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東北電力は31日、能代火力発電所2号機(能代市字大森山、出力60万キロワット)で燃焼装置の一部を焼いた26日の火災について、装置の内部が粉状の石炭で摩耗して穴が開き、高温の空気ダクトに石炭が流れ込んだのが原因と発表した。

 

補修作業を終え、1日未明までに運転を再開する見通し。

東北電力秋田支店によると、燃焼装置は、高温にした空気ダクトの中にある金属製の配管を通じて粉状の石炭と空気をボイラーに送り込む仕組み。

 

配管1本と空気ダクトの計2カ所に穴が開き、焼損した跡を確認した。

他の燃焼装置35台も点検し、摩耗していたり、小さい穴が開いたりしていた4カ所を補修したとしている。

https://www.sakigake.jp/news/article/20200401AK0009/

 

 

 

 

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2020322日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

日本原燃は21日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場などの敷地内に建設中の緊急時対策建屋で、同日午前11時半ごろに火災が発生したと発表した。

 

放射性物質の漏えいや周辺環境への影響は確認されていない。


原燃によると、協力会社の社員が電線管を溶接で壁に固定する作業中、溶けた金属が難燃シートを貫通し、下にある電源設備を覆っていたポリエチレン製の養生シートに引火、約30センチ四方が焼けた。

 

電源設備への影響は調査中。

 

出火後すぐに作業員らが消火し、消防へ通報した。

 

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200322_23015.html

 

 

 

(2020年8月9日 修正1 ;追記)

 

202088139分にgooニュース(東奥日報)から、本来は不燃性のものを使うべきところ、難燃性や可燃性のシートで養生していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

日本原燃は7日、青森県六ケ所村の同社敷地内で発生した溶接作業中のビニールシートへの引火について原因を公表した。

 

溶接部材のさび止めを削り落とす作業が不十分だったために溶けた金属が落下、さらに本来は燃えにくいシートで機器を覆うべきところを可燃性のポリエチレンシートを使っていたことが判明した。

 

火災は今年3月、緊急時対策所の建設現場で発生した。

 

作業員4人が足場の上で溶接作業を行っていたところ、溶けた金属が足元の難燃シートを貫通し、約1メートル下にあった養生シートに引火した。

養生シートは充電器盤を覆っていた。

 

原燃によると、足元は不燃シートやブリキ板などの不燃材で養生することとなっていたが、現場では難燃性のものを2枚重ねて使っていた。

また、作業員が充電器盤を誤ってポリエチレンシートで覆っていた。

 

原燃の現場確認もおろそかだったという。

 

火災など重大事象の発生時には速やかに県や村へ連絡する必要があるが、目安の時間からおよそ1時間遅れた。

 

現場が地下にあり、携帯電話の電波が届かなかったためで、原燃は建設現場で通信設備の運用を前倒しして始め、通話ができるようにした。

 

また、連絡通報のルールを見直した。

 

https://news.goo.ne.jp/article/toon/region/toon-20200808131054.html 

 

 

871845分に青森朝日放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

日本原燃はシートが現場で適切に使用されていると思い込み、確認をしていませんでした。

 

今後は、現場で不燃シートの確認をするとともに、抜き打ちで実施状況の確認もするとしています。

 

https://www.aba-net.com/news/news003.html

 

 

 

 

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20203111846分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

11日午前11時55分ごろ、横須賀市鴨居3丁目のパート従業員の女性(51)方で、屋根から火と煙が出ていると近隣住民の男性から119番通報があった。

浦賀署によると、木造2階建て住宅の屋根に設置された太陽光パネルの一部などが焼けた。

けが人はなかった。

 

署はパネルの配線から出火したとみて、原因を調べている。

 

https://www.kanaloco.jp/article/entry-296014.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

住宅屋根に設置された太陽光パネルの火災事故については、本ブログでも以下の解説記事を紹介している。

 

201924日掲載

2019129日報道 住宅用の太陽光発電システムで発火などのトラブルが10年で127件発生、うち屋根との間に不燃材のないタイプ7件は屋根側にも延焼、消費者事故調は国に対応を要請した』

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9312/

 

 

今回の事例を機に調べ直したところ、以下の情報も見つかったので、併せて紹介する。

 

2019222日 NHK ; 図解付き

 

1月末、「消費者事故調」が、家庭用の太陽光発電システムで火災などが度々起きていることを公表した。

 


報告されたケースの1つです。

千葉県の住宅で住んでいる方が洗濯物を取り込もうとベランダに出たところ、異臭がしてパチパチ音がしたそうです。

軒先から煙が出ていて、119番通報しました。

消防の調べなどによると、太陽光パネルにつながる配線が過熱して出火したと見られ、パネルだけでなく、屋根や屋根裏まで延焼していました。

 

▼なぜこうした火災が起きる?

 

太陽光発電は、太陽の光のエネルギーが半導体のパネルに当たることで電気に変換されて電流が流れる仕組みですが、製造・施工の際に問題があったり、経年劣化が進んで接触不良など電気の流れが悪くなると、そこから発熱するといったことが考えられます。


住宅用太陽光発電は今や200万世帯以上に普及していますが、消費者事故調は、このうちおよそ10万世帯を占めるあるタイプでリスクが高いと指摘しています。

▼どういうタイプにリスクがある? 

 


太陽光パネルは大きく分けて、最初から屋根と一体で作られているような「屋根一体型」と、家を建てた後で屋根の上に置く「屋根置き型」があります。

 

「一体型」の中には、さらに3種類程あって、その1つの「鋼板等なし型」と呼ばれるタイプがリスクが高いと見られました。

 

見た目では、一体型か屋根置き型か、ぐらいしかわかりませんが、この「鋼板等なし型」は住宅用太陽光全体の4.5%にあたり、およそ10万棟あります。


実際に火災などを起こしているのは、ほんの一部なので、過剰に怖がる必要はありませんが、万が一にも火災が起きたら大変ですので、そうしたリスクについて知っておいてほしいと思います。

▼火災はどれぐらい起きている?

 

火災までは至らなかったものを含めて、火や煙が出たという報告は、平成29年までの9年間で全国で127件ありました。

 

そのうち、調査の結果、屋根などにまで延焼が広がっていたケースは7件あり、この7件は全て「鋼板等なし型」でした。

 

これは鋼板、つまり不燃性の材料が間に挟まれておらず、しかも屋根と一体で近接しているため、パネルなどから発火した際に木造の屋根板まで火が燃え広がりやすいことが考えられます。

 

そこで、このタイプについて、消費者事故調の報告書では国に対応を求めています。

▼どんな対応が求められている?

 

まず経済産業省に対し、メーカーを通じて鋼板等なし型の所有者(住民・消費者)に、他のタイプへの変更を促す、それが難しい場合は、保証期間を過ぎているものは応急点検を促すよう求めています。


また消費者庁には、消費者にこうしたリスク情報などを提供するよう求めました。

 

さらに所有者にも、自宅の太陽光パネルが「鋼板等なし型」かどうか確認すべきだとしています。

▼消費者側が自分から何かしなくてはいけない、ということ?

 

これが微妙な所です。

経産省は業界に対し、既に報告書に沿った指導を行っており、メーカーによっては、既にリスクがあるパネルの所有者全てに連絡して点検やパネルの交換を進めている所もあります。

 

そうした連絡が来た人は、それに対応して点検や交換することができます。

 

しかし別のメーカーでは、ホームページに情報を載せだだけで直接連絡はしていないとのことで、対応にばらつきがあります。


ですから、家を建てた際に一体型のパネルを付けたという方や心配な方は、メーカーのホームページを自ら確認したり、販売店の窓口などに問い合わせてみるとよいでしょう。

 

保証書などには「鋼板等なし型」かどうかは、普通、書かれていませんが、型番を言えばどんなタイプかメーカー側ではわかります。

 

▼「鋼板等なし型」でなければ心配ない?

 


他のタイプは、今回の火災リスクに関する応急点検の対象ではありません。

ただし、これとは別点検を行う必要があります。

 

▼全ての太陽光パネルで点検が必要とは?

 

・・・・・


▼点検するにはお金もかかるのでは?

 

・・・・・

 

▼そもそも安全な製品にして欲しい

 

消費者事故調の報告書でも、経産省に対し、メーカーにより安全性の高い製品への切り替えやきちんとしたリスク評価をするなどの対応を求めています。


パリ協定によって一層の温暖化対策も求められる中で、住宅用の太陽光発電は地域分散型の再生エネルギーとして、さらなる普及が期待されます。

 

より安全で安心して使えるよう、国や業界は対策を急いでもらいたいと思います。

 

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/314860.html

 

 

 

 

 

 

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20202242113分に九州朝日放送から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

24日午後、糟屋郡宇美町の町道でペットを火葬するワゴン車から火が上がり、作業員の男性が火傷を負いました。

警察などによりますと、24日午後2時ごろ、宇美町障子岳の町道で「車が燃えている」と通行人の男性から119番通報がありました。


消防が10分ほどで消し止めましたが、作業をしていた男性(72)が腕や肩などに火傷を負いました。

男性はペットの火葬を出張して行う会社の作業員で、出火当時、依頼を受けて犬を火葬していました。

車に積まれた金属製の炉から突然火が上がったということで、警察は出火の原因を調べるとともに、会社の安全指導に問題がなかったかなど、業務上過失傷害の疑いでも捜査する方針です。

 

https://kbc.co.jp/news/article.php?id=3957406&ymd=2020-02-24

 

 

2241921分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

24日午後2時ごろ、福岡県宇美町の町道で「車が燃えている」と通行人の男性から119番があった。

 

車両はペット火葬用の炉を搭載したワゴン車で、火葬作業をしていた男性(72)が負傷し、福岡市内の病院に搬送された。

 

県警粕屋署によると、男性はペットの火葬や供養を扱う会社の社員で、出火時は車外にいた。

 

飼い主からの依頼で現場を訪問し、犬の火葬作業に当たっていたという。

 

車は荷台部分に金属製の炉が設置してあり、後部が一部焼損した。

原因を調べている

 

https://mainichi.jp/articles/20200224/k00/00m/040/133000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

九州朝日放送掲載写真によれば、現場は周囲に何もない、堤防道路のようにも見える場所。

その道路の一角に消火剤の跡が見える。

 

 

 

 

 

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20202231356分にYAHOOニュース(長崎放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

松浦市の火力発電所で23日朝、石炭を運搬するベルトコンベアを焼く火事がありました。

ケガ人はいませんでした。

火事があったのは松浦市志佐町の九州電力松浦発電所の施設内で、23日午前9時ごろ、燃料用石炭を運搬船から貯炭場に陸揚げするため屋外に設置されているベルトコンベアから出火しました。

松浦市消防本部が出動し、火は約1時間後に消し止められました。

ケガ人はいませんでした。

九州電力松浦発電所は石炭を燃料に電力170万キロワットを発電していますが、九州電力によりますと、この火事による電力需給の影響はないということです。

出火当時、ベルトコンベアは石炭を運搬中だったということで、警察と消防ではベルトコンベア内部から火が出たものとみて、出火原因などを調べています。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200223-00003490-nbcv-l42

 

 

2231121分にNHK長崎からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午前9時ごろ、長崎県松浦市志佐町の海沿いにある九州電力の火力発電所から、「ベルトコンベヤーが燃えている」と消防に通報がありました。

消防車4台が出動して消火にあたり、NHKのヘリコプターからの映像では、ベルトコンベヤー付近から煙が出て、消防隊員がホースを使って消火活動をしている様子が分かります。

火はおよそ1時間後に消し止められましたが、発電の燃料の石炭を運ぶ、長さおよそ50メートルのベルトコンベヤーの一部が焼けました。
けが人や停電などの影響はありませんでした。


消防などが火事の原因を詳しく調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20200223/5030006793.html

 

 

2231150分に日テレNEWS24からは、モーター部分でトラブルがあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

屋外に設置された石炭運搬用のベルトコンベヤーのモーター部分でトラブルがあり出火したとみられるという。

 

http://www.news24.jp/nnn/news8749923.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像の4コマ。

 







 

 

 

 

 

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20202231333分に新潟日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午前8時前、長岡市両高のブルボン長岡工場で、菓子製造ラインのダクト付近から出火、ダクトと天井を焼いた。
けが人はいなかった。

与板署やブルボンなどによると、火災発生時は菓子の製造をしておらず、製造ラインの整備点検中だった。

 

オーブンの点検を終え、試験運転をしている際に、オーブンの熱を排出するダクトが高温になり、出火したという。

6人の従業員が工場で作業をしていた。

同工場では、主にビスケットを製造している。

寺瀬工場長(51)は、「地域住民や消費者にご迷惑をおかけして反省している。再発防止を強化していく」と話した。

 

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20200223526592.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ダクト内清掃不足だった可能性も考えられる。

 

 

 

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202024日付で河北新報から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

3日午前0時50分ごろ、建設中の電源開発(Jパワー)大間原発(青森県大間町奥戸(おこっぺ))の車庫に配備していた化学消防車から出火、車両の後ろ部分が燃えた。

けが人はいない。

 

同原発内での火災は初めて。

青森県警大間署は、事件性は低いとみて、詳しい原因を調べている。


大間署とJパワーによると、消防車のタンク底部の水を凍らせないための電熱線ヒーター付近が激しく燃えていた。

 

車庫内に人はおらず、火災報知機で現場に駆け付けた守衛が消防に通報した。


化学消防車は昨年5月に配備し、10月に点検と訓練を実施した後は、使っていなかった。

12月からヒーターの電源を入れていた。


車庫は、建設中の原子炉建屋から南に約200メートル離れている。

事務棟の脇にあり、消防車のほか、放射線量を測るモニタリングカーや普通車が置いてあった。

 

大間原発は稼働前で、放射性物質漏れなどの心配はない。


原発の建設工事は2008年5月に着工した。

東京電力福島第1原発事故後に本格工事を中断している。

進捗(しんちょく)率は37.6%。

Jパワーは26年度の運転開始を目指し、原子力規制委員会の新規制基準適合性審査を受けている。

同社の担当者は「審査への影響はない」と話している。


大間原発は、全炉心にプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を使える世界初の原発。

核兵器の原料にもなるプルトニウムを過剰に抱えたくない日本にとって、まとまったプルトニウム消費が期待できる唯一の施設となっている。

◎危機管理 課題浮き彫り

3日未明に青森県大間町に建設中の大間原発で発生した車両火災は、出火元の電源開発(Jパワー)だけでなく、町役場の安全対策の課題を浮き彫りにした。


「何も聞いていない」。

金沢満春町長が火災発生を知ったのは、午前7時40分ごろのマスコミからの問い合わせがきっかけだった。

Jパワーが午前2時ごろに町の担当者に連絡したものの、上司に報告されないままだった。


町は、「まだ原発が動いておらず、ルールができていなかった。事例を踏まえ、今後の対応を検討しなければならない」と弁明した。


大間原発の敷地に取り囲まれる場所に住み、反対運動を続ける熊谷さん(女性、65歳)は、「たとえ、どんな状況でも、Jパワーは火事を起こしてはいけない。安全に対して危機感を持ってもらいたい」と語った。


大間のマグロ漁師にとっても原発の安全性は死活問題。

今年の東京・豊洲の初競りで1億9320万円の値が付いたクロマグロを釣り上げた山本さん(男性、57歳)は、「原発が稼働しているときだったら大変なことになっていた」と胸をなで下ろした。


Jパワーの広報担当者は、「二度と同じようなことが起こらないよう、安全対策をしっかり行い、事故のない発電所にしていきたい」と述べた。

 

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200204_23016.html

 

 

231723分にNHK青森からは、車の後方を中心に燃えたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午前1時ごろ、大間町にある建設中の大間原子力発電所で、車庫にとめていた化学消防車1台から火が出ました。


火はおよそ2時間後に消し止められ、消防車の左後方部分を中心に半焼しましたが、車庫にあったほかの車などに燃え移ることはなく、けがをした人もいないということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20200203/6080007385.html 

 

 

 

(2020年2月19日 修正1 ;追記)

 

2020218日に河北新報からは、ポリプロ製の水タンクの凍結防止用ヒーター電源を水が入っていないのに入れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

電源開発(Jパワー)は17日、水タンク内の凍結防止ヒーターが出火原因だとする内部調査の結果を発表した。


同社は、タンク内の凍結防止ヒーターの固定が緩み、タンク側面か底面に接触して発火したと推定した。

タンクに水がほとんど入っていない状態でヒーターの電源を入れたという。

タンクはポリプロピレン製だった。


昨年10月に消防車の点検をした後、タンク内の水をほぼ全て抜き、12月末から残留水が凍らないようにヒーターをつけていた。

 

今後、水抜きの妥当性を検討する。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200218_23011.html 

 

 

217190分にNHK青森からは、通常はタンクの水温が15℃になるとヒーターは自動で切れるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

電源開発によりますと、消防車の後方には、タンクに入れた水が凍結するのを防ぐためにヒーターが取りつけられていて、ヒーターの周辺の焼け方が特に激しかったということです。


このヒーターは、タンクに水が十分に入っている状態では、水温が15度になると自動で切れる機能がありますが、当時、タンクには水が入っていなかったということです。


火事が起きる前にヒーターの電源を入れた社員は、「タンクに水が残っていると思った」と話しているということで、電源開発は、水が入っていない状態でヒーターを動かしたことで火災が起きた可能性があるとみて、さらに原因を調べることにしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20200217/6080007524.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、電源開発の説明資料。

 


 

 

https://www.jpower.co.jp/bs/field/gensiryoku/pdf/ohmanews200217-2.pdf

 

 

 

(2020年3月5日 修正2 ;追記)

 

202034207分にNHK青森からは、消防車納入時にヒーターの説明書がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

先月3日、大間原子力発電所で化学消防車1台が半焼した火災で、事業者の電源開発は原因と再発防止策をまとめました。

それによりますと、消防車のタンクと配管には、中に入った水が凍結するのを防ぐため、それぞれにヒーターが取りつけられていて、ヒータの電源を入れると両方が作動しますが、社員が仕組みを認識していなかったとしています。


火災が起きたとき、タンクの水は抜かれていましたが、配管には水が残っていると思った社員の1人がヒーターの電源を入れたところ、タンクのヒーターも作動してタンク内部の金属製の棒が高温となり、周囲のプラスチックを溶かしたことが火災の原因だとしています。


社員がヒーターの仕組みを認識していなかった理由については、消防車が納入された際にヒーターの説明書がなかったためなどとしています。


そのうえで、再発防止策について、製品が納入される際は説明書の有無や内容を確認し、納入後には維持管理の手順を定めるなどとしています。


電源開発は、「今回の火災を踏まえ、火災リスクを含む原子力安全に対する社員の意識向上に努めて参ります」とコメントしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20200304/6080007713.html

 

 

 

 

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20191222630分にNHK首都圏から、イベントが開催されたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

新潟県糸魚川市の大規模火災から22日で3年です。
被災した地区では街を歩いて復興を確認してもらおうというイベントが開かれました。

3年前の12月22日、糸魚川市では飲食店から火が出て風などで燃え広がり、住宅や店舗など147棟が焼ける大規模火災が起きました。


火災から3年になる前に、被災した地区では21日、復興が進んだ様子を歩いて確認してもらおうというイベントが開かれました。


開会のセレモニーで糸魚川市の米田徹市長が、「みなさんと元気を出して復興を進めてきたなか、3年目を迎え、心強く思っている。これからも共に、にぎわいのある街を作っていきましょう」とあいさつしました。


21日は市内の13か所で催しが行われ、中には地元の高校生たちが考え、うどんの上におでんの具を乗せた「おどん」という食べ物が販売された会場もありました。


子どもと訪れた30代の女性は、「少しずつ建物が建って、街にだんだん元気が出てきてうれしい。子どもが遊ぶことができる場所も増やして、子どもからお年寄りまでみんなが集まる地区になってほしい」と話していました。

 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20191222/1000041733.html

 

 

12222020分にNHK新潟からは、夜間に子供たちが火の用心を呼び掛けたなど下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

住宅や店舗など147棟が焼けた新潟県糸魚川市の大規模火災から22日で3年です。


被災した地区では子どもたちが街を歩いて火の用心を呼びかけました。

新潟県糸魚川市の中心部では、3年前・平成28年の12月22日に発生した大規模火災で、住宅や店舗など147棟が焼ける被害が出ました。


22日は、大きな被害が出た3つの地区の子どもたちおよそ30人が、背中に「火消」と書かれたそろいのはっぴを着て街を歩き、拍子木を鳴らしながら火の用心を呼びかけました。


大町地区の齋藤区長は、「年々、風化していくので、この機会にもう一度思い出して、絶対、火事を起こさないようにしてほしいです」と話していました。


大規模火災を受けて糸魚川市は、道路の幅をこれまでの2倍に広げたり、被災した地域に200トンの水を貯めることができる大型の水槽を設置したりして、防火対策を強化してきました。


一方、被災した145世帯のうち、元の場所で生活を再建することができたのは69世帯と、47パーセントにとどまっていて、にぎわいのある街づくりをどのように進めていくかが課題となっています。

 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20191222/1000041757.html 

 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇以下は、映像の6コマ。

 

 

 









 

〇糸魚川大火については、本ブログでも紹介スミ。

 

当時紹介した記事中、火は火の粉ではなく火の塊として飛んでいった、地震に強い建物とだけ注文した家が猛火の中、焼け残っていたという情報が、今でも記憶に残っている。

 

 

 

 

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20191219184分にNHK京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「京都アニメーション」の第1スタジオが放火された事件で火災のあと、京都市消防局は、当時、建物の中にいて助かった社員から聞き取り調査などを進め、どのように避難したかの詳細な分析結果をまとめました。


それによりますと、建物の外への避難行動は出火の数秒後に始まり、助かった人が最後に外に出たのはおよそ7分後だったとしています。


外に避難できた人の多くは、近くのベランダや窓から飛び降りるなどしていたということです。


なかには、1階のトイレに逃げ込み、入り口の扉を閉めたことで、煙や火の侵入が遅くなり、避難までの時間を確保できた人もいたということです。


今回の分析結果からは、避難には限られた時間しかなく、近くの窓などから外に出た人たちの多くが助かったことがあらためて分かりました。


https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20191219/2000023565.html

 

 

1220513分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

京都市消防局が生存者らを対象に聞き取り調査をし、避難行動を分析した結果が19日、明らかになった。

 

出火の数秒後に玄関から2人が避難したのを最初に、1階の玄関と東側の窓からは1分半後までに6人が避難。

 

2階にいた20人と3階から下りた6人、1階から上がった1人は、2階のベランダや窓から5分後までに逃げた。

 

最後に避難できたのは1階トイレに逃げ込んだ人で、出火から7分後だった。

 

事件では、建物にいた70人中33人が避難できず、避難した3人も含め計36人が死亡。

 

調査は生存者34人を対象に聞き取り、消防庁消防研究センターの火災シミュレーションもふまえて、70人全員の避難行動を分析した。

 

1階で勤務していた社員は、玄関から入ってきた青葉容疑者(41)=殺人などの容疑で逮捕状=が、3階まで続くらせん階段付近に液体をまき、ライターで火をつけるのを目撃。

 

消防職員が建物付近で携行缶に入ったガソリン臭のする液体を確認しており、消防局は青葉容疑者がらせん階段付近にガソリンをまいて放火したことが出火原因と断定した。

 

2階から計27人が避難したのは出火1分半後から5分後までで、飛び降りたり、はしごを下りたりした。

 

3階階段室の窓からも1人が避難した。

 

2階にいた一部の人は、最初は1階に下りようとして煙に阻まれていた。

 

最後の避難者は、出火直後に容疑者への恐怖心から1階女子トイレに逃げ込んだ3人。

入り口ドアを閉めて煙の侵入を遅らせることができ、外部にいた作業員が窓を壊して、出火7分後までに救出した。

 

一方、3階にいた27人中20人、2階にいた31人中11人、1階にいた12人中2人の計33人は建物内で遺体で見つかった。

 

https://mainichi.jp/articles/20191219/k00/00m/040/256000c

 

 

12201550分に京都新聞からは、消防庁によるシミュレーション結果、2分後には建物全体が人間が耐えられないほどの温度になっていたと推定されるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

総務省消防庁による火災シミュレーションの検証結果が19日、明らかになった。

 

出火60秒後には3階建ての建物の23階のフロアに煙と高温の燃焼ガスが充満し、120秒後には建物内全体が、人間が耐えられないほどの高温となって、避難不可能な状態になったとしている。

 

短時間で建物内に広がった煙や熱で、らせん階段や屋内階段といった避難経路が次々と断たれた様子が浮かび上がった。


検証によると、火元に近い吹き抜けのらせん階段は火炎と煙で、出火10秒後には避難経路として使えなくなった。

 

30秒後には屋内階段にも高濃度の煙が充満して視界が遮られ、3階から下の階に下りることが難しくなった。


60
秒後には煙とともに100300度の燃焼ガスが23階のフロアを満たした。

行動することが困難な上、屋内にとどまることさえ難しい状態だったとみられる。


塔屋の屋上扉に続く階段付近には20人が折り重なるように亡くなっていたが、この箇所は90秒後に煙が充満していた。

 

120秒後には建物全体に燃焼ガスが充満し、避難が不可能となる高温にさらされたという。

https://this.kiji.is/580585901752845409?c=39546741839462401 

 

 

1220742分に読売新聞からは、5分以上建物内にとどまっていて助かったのは4人だけだったなど下記趣旨の記事が、4人が脱出した場所の立体見取り図付きでネット配信されていた。

 

建物内にいた社員らに京都市消防局が調査した結果、火元の1階にいた社員らのうち3人がトイレに逃げ込み、出火約6~7分後に救出されていたことがわかった。

 

壁で煙の流入を遮断できたことが生存につながったという。

 

市消防局は調査結果を踏まえ、区切られた場所への避難の重要性などを盛り込んだ行動指針を策定する。

 

現場の第1スタジオ(3階建て)には当時、70人おり、36人が死亡した。

 

総務省消防庁の分析では、出火後1分で建物内に高温の煙が充満、犠牲者の多くが煙を吸い込んで短時間で意識を失うなどしたとみられる。

 

市消防局は、自力で避難したり、救出されたりした社員らから状況を調査。

 

最初の避難者は数秒後に1階玄関から外に逃げ、その後、約5分後までに計30人が2階ベランダから飛び降りるなどして避難した。

 

5分以上建物内にとどまっていた生存者は4人。

うち3人は容疑者を恐れて1階女子トイレに逃げ込み、屋外にいた人が窓の格子を外して助け出した。

 

もう1人は3階の窓付近にはしごがかかっているのを見つけ、避難できたという。

 

市消防局には、ガソリン放火など極めて短時間で煙が回る火災を想定した避難行動指針がなく、今年度内に策定する。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191220-OYT1T50103/

 

 

12231147分に京都新聞からは、各人が脱出した時の詳細な様子(大半は転記省略)ならびに、避難訓練時の避難ルートは全く役に立たなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

ベランダからの脱出者は、2階にいた20人と、異変に気付いてすぐに3階から2階に下りた5人の計25人。

ベランダの窓が早くに開放されていたことが奏功した。

23人が飛び降り、2人はベランダに架けられたはしごを使い脱出した。


3階にいた1人は2階の窓から飛び降りている。

この人はいったん2階に下りた後、さらに1階に下りようとしたが、煙に行く手を阻まれて断念。

2階に戻ったが、ベランダに多くの人がいるのを見て、即座に建物の北側にある窓から飛び降り、一命を取り留めた。


出火時に2階にいてベランダから脱出した男性は京都新聞社の取材に、「(ベランダから飛び降りるのを)ちゅうちょする人もいた。避難訓練では屋内階段の使用を想定していたが、煙ですぐに真っ暗になった。訓練の避難経路は全く役に立たなかった」と話した。


最も犠牲者が集中したのは、塔屋の屋上扉に続く階段付近。

扉は施錠されていなかったが、屋上に脱出しようとしたとみられる男女20人が折り重なるように亡くなっていた。


この階段のすぐ近くにある3階の窓から避難した人が1人いた。

この人は20人の動きに加わろうとしたが、避難開始が遅く、煙で呼吸ができずに断念。

息をしたいとの一心で階段の近くにある窓を開けたことで、偶然、建物に架けられていたはしごを見つけ、つたい下りた。

 

・・・・・

 

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/103622 

 

 

12231645分に産経新聞からは、3階にいて避難が遅れた1人はうっすらした光で窓を見つけ壁伝いに移動して避難したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3階は出火時に27人がいたが、脱出できたのは7人。

6人は3階から2階に下り、2階のベランダや窓から避難した。

 

残る1人は避難開始が遅れ、ほかの社員と一緒に避難することを断念。

だが、室内に煙が充満する中、息が苦しくなってしゃがみ込んだところ、うっすらとした光を発見。建物西側にある窓からの光で、呼吸をしたい一心でこの窓に近づき、外を確認したところ、外壁の出っ張りを見つけた。

 

そして、わずかな出っ張りを頼りに壁沿いに移動し、建物にかけられたはしごで避難した。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191223/afr1912230030-n1.html

 

 

(2/2へ続く)

 

 

 

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(1/2から続く)


12
23178分にNHK京都からは、市消防局は屋外で使える避難器具の設置を設置義務のない建物にも呼びかけるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

分析結果を受けて京都市消防局は、はしごやロープなど屋外でも使える避難器具の設置が義務づけられていない建物でも設置を呼びかけていくことを、今年度中にまとめる新たな避難指針に盛り込む方針を示しました。


京都市消防局の山内局長は、「ふだん使う経路が使えない場合を想定して、いざというときの避難について考えることが事件の教訓だ」と述べました。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20191223/2010005408.html

 

 

 

※ちょっと前、852044分に産経新聞westからは、京大防災研でもシミュレーションを行っており、その結果、30秒後には2階以上のフロアーが煙で充満したと推定されるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

出火から30秒後には煙が建物内に拡散していたとみられることが5日、京都大防災研究所の西野智研准教授(建築火災安全工学)による数値シミュレーションで分かった。

 

野准教授は事件後、現場で建物の焼損状況を確認した上で、数値シミュレーションで煙の流動を分析。

スタジオ内の1階らせん階段付近でガソリンが燃やされたという想定で、出火から30秒後までに各階に広がった煙の層の高さと温度を予測した。

 

その結果、出火から5秒でらせん階段に大量の煙が流入、すぐに2、3階にも上がり、3階には2階よりも早く充満した。

 

煙はいったん3階天井に到達すると、15秒後には腰に近い1・1メートルの高さまで降下。

 

30秒後には2階から上の空間のほとんどが煙で満たされる状態になった。

 

3階の煙の温度は、出火から15秒で100度を上回ったとみられる。

 

煙は内階段にも流入し、出火から15秒後には3階から屋上にいたる階段の大部分を満たした。

 

この階段では、20人が折り重なるようにして亡くなっており、屋上を目指した人が避難の途中で有害成分を含む煙に巻かれ、避難が難しい状態に陥ったとみられる。

 

また、らせん階段を通じて高温の煙が拡散したことで、2、3階の可燃物に火が付き、火災が建物全体に拡大した可能性がある。

 

第1スタジオは、建築基準法に基づき、らせん階段に防煙垂れ壁を設置するなど、法令を順守した建物だったが、西野准教授は、「法律にのっとった建築物でも、さまざまな火災の可能性を考慮し、自主的に火災安全性を高める工夫が必要だ」と指摘。

 

その上で、「吹き抜け空間を作る場合は、避難用の屋外階段や全周バルコニーを設置するなど、火災発生から早期に外に退避できるような設計が重要になる」と述べた。

 

https://www.sankei.com/west/news/190805/wst1908050019-n1.html

 

 

 

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2019121980分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

京都市伏見区のアニメ製作会社「京都アニメーション」(京アニ)第1スタジオの放火殺人事件で、災害派遣医療チーム(DMAT=ディーマット)の出動要請などを担当する京都府の医療課が、発生してから約1時間後まで事件を把握していなかったことが京都新聞社の取材で分かった。

 

医師の多い都市部での発生だったため、DMAT派遣の必要性は低かったとはいえ、府の危機管理の在り方が問われそうだ。


事件は718日午前10時半すぎに発生した。

 

11時半ごろ、府医療課の職員がネットで事件に気付き、防災消防企画課に問い合わせた。

 

1144分に市消防局から防災消防企画課に「死者もしくは負傷者が1015人の事案が発生している」との内容のファクスが送信され、同50分ごろ、医療課が受け取った。

 

この時点で、発生から約1時間20分がたっていた。


医療課は正午すぎ、府の基幹災害拠点病院である京都第一赤十字病院(東山区)に、DMAT派遣の必要があるかを問い合わせたが、同病院は「重症者の搬送は既にほぼ終わっている」と答えたという。


市消防局は、「現場対応を優先し、府に報告するどころではなかった」と説明する。


府の把握が遅れたことに、他県の医療行政担当者は、「本県ではありえない。DMAT派遣が結果的に必要なかったとしても、必要かどうかの判断を早急にするのが県の役割だと考えている」と指摘する。


こうした事態を防ぐため、府内の医療関係者は、負傷者多数の事件・事故時に消防と医療、行政が発生や救急搬送についての情報を瞬時に共有できるシステムを導入するよう、数年前から求めてきた。

 

府内で救急医療に携わる医師は、「京都市内だったから対応できたが、仮に地方で起きていた場合は、府の役割が大きかったはず」と話す。


府医療課は、「今後は、情報を早く得られる方法を検討する」としている。


  
DMAT(ディーマット)】

 

医師、看護師、業務調整員で構成される医療チーム。

 

地域の救急医療体制では対応できない大規模災害や多数の負傷者が発生した事故現場などにすぐに駆けつけて、医療活動や救助活動を行う。

 

都道府県などの派遣要請を受け、DMAT指定医療機関から派遣される。

 

https://this.kiji.is/580168029097919585?c=39546741839462401 

 

 

 

 

 

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2019121700分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後6時半ごろ、大阪市浪速区日本橋東のフィギュア制作会社「J社」の男性従業員から「ベルが鳴って黒煙が上がっている」と110番があった。

 

市消防局によると鉄筋4階建てビルの一部が焼け、室内にいた20~30代の男性従業員4人が救急搬送された。

いずれも軽傷とみられる。

 

大阪府警浪速署によると、出火当時、2~3階にも従業員が11人いたが、避難してけがはなかった。

 

作業員の1人は同署に、「フィギュアの塗装に使うエアブラシの清掃中に出火した」などと説明しているという。

 

同署が出火原因を調べている。

 

現場は大阪メトロ四天王寺前夕陽ケ丘駅から北に約650メートルの、住宅やビルが立ち並ぶ地域。

 

https://www.sankei.com/west/news/191217/wst1912170002-n1.html

 

 

121702分にサンスポからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後6時半ごろ、大阪市浪速区日本橋東1の12の12、フィギュア製造会社「J社」が入る鉄筋4階建てビルで「黒煙が上がっている」と、従業員から110番があった。

 

4階などが焼け、21~31歳の男性従業員4人が気分不良を訴えて病院に搬送された。

全員軽症とみられる。

 

浪速署によると、4人は4階でフィギュアの塗装に使うエアブラシの清掃作業をしていた。

 

従業員らは、「ぱちんと音がして塗料のシンナーに引火した」と話している。

 

2階と3階には他に11人の従業員がいたが、避難して無事だった。

 

同署が火災の詳しい状況を調べる。

 

https://www.sanspo.com/geino/news/20191217/acc19121700020001-n1.html

 

 

 

 

キーワード;静電気?

 

 

 

 

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 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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