







2015年12月1日19時27分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前9時50分頃、永平寺町にある北陸電力松岡変電所から消防に、「作業中に変電設備から火が出た」と通報があった。
消防がかけつけて消火にあたった結果、火は約1時間半後に消し止められたが、変圧器1台が焼けた。
警察や北陸電力によると、変圧器は老朽化して使われていなかったため停電などの影響は無く、けが人もいなかった。
焼けた変圧器は、高さ3.8m、幅6.5m、奥行き2.2mで、1日は、この変圧器を撤去するために作業員8人が、ガスバーナーのようなものを使って解体作業を行っていたということで、警察が詳しい原因を調べている。
北陸電力は、「大変ご迷惑をおかけし、おわび申し上げます。火災原因の調査を行い再発防止に努めます」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3053932071.html?t=1449004121032
2015年10月24日付で毎日新聞岐阜版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月24日9時10分に岐阜新聞から、10月24日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日(金)午前10時40分ごろ、岐阜市芥見のゴミ処理施設「市東部クリーンセンター」の粗大ゴミを粉砕する粗大ごみ処理施設棟で、「ベルトコンベヤーが燃えている」と従業員から119番があった。
消火作業中に爆発もあり、壁などが破損したが、けが人はいなかった。
約9時間後の午前8時前にようやく鎮火した。
当時、市立明郷小学校4年生46人と教諭3人が、現場に隣接する管理棟「芥見リサイクルプラザ」を見学していたが、全員避難して無事だった。
市によると、出火した施設は地下1階から地上4階建ての鉄骨造(一部鉄筋コンクリート)で、延べ床面積は4253m2。
1998年から稼働しており、毎週金曜日は点検のために停止していた。
この日は、2階のベルトコンベヤー付近で、ベルトコンベヤーの修繕作業を委託されていた外部業者の男性作業員2人が、鉄板に開いた穴を塞ぐ溶接作業をしていた。
何らかの原因で出火し、その後、ベルトコンベヤーのゴムが焼け、出火から約2時間後の午後0時半ごろに、4階にあった絶縁油700ℓ入りのタンクに引火し、爆発したとみられるという。
その他に市職員8人、シルバー人材センターの職員3人の計13人が施設内にいたが、全員が逃げて無事だった。
市は同0時50分ごろ、隣接する可燃ゴミ焼却施設の稼働を停止した。
市内には粗大ゴミを受け入れる施設が他になく、市は「再稼働の見通しは立っていないが、搬入されたゴミは敷地内に一時保管するなど、搬入は中断しないようにする」としている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20151024ddlk21040074000c.html
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20151024/201510240910_25979.shtml
(2016年9月10日 修正1 ;追記)
2016年9月6日8時33分に岐阜新聞から、溶接していた板が高温となりコンベヤー内の可燃物に引火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月5日17時13分にNHK岐阜から、9月6日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
県警捜査1課と岐阜中署は、5日、防火対策を取らないまま溶接作業を行ったとして、業務上失火の疑いで、現場責任者の男性会社員(39)を書類送検した。
火災は、粗大棟で修繕工事中に発生。
2~4階部分を半焼し、粗大ごみを運ぶベルトコンベヤーなど19機(計約3億8800万円)が焼けた。
けが人はなかった。
書類送検容疑は、昨年10月23日午前10時30分ごろ、粗大ごみを運ぶベルトコンベヤーから小さなごみが落下するのを防ぐための下部の板を溶接する際、コンベヤーの周辺にたまっていた粉じんを除去し、不燃シートで覆う防火対策を怠り、コンベヤーなどを焼損させた疑い。
溶接で板が高温となり、コンベヤー内の可燃物に引火したという。
警察によると、板が腐食していたため、男性は別の男性会社員と作業をしていた。
容疑を認めている。
岐阜市は、運転管理業務を委託していた荏原環境プラント(東京)に復旧計画作成を指示。
同等の処理機能を持つ施設を同社の全額負担で施工するよう、求めている。
市長は、「原因責任者に関し、警察から一定の判断が示された。引き続き、強い姿勢で賠償を求めていく」とするコメントを出した。
出典
『現場責任者を書類送検 岐阜市のごみ処理施設火災』
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20160906/201609060833_27985.shtml
『ごみ処理施設火災で書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3085409661.html?t=1473110474679
(2017年1月22日 修正2 ;追記)
2017年1月18日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、市とメーカーが責任問題でもめているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜市は、17日、原因を作った荏原環境プラントに費用弁償を求めると発表した。
同社が復旧工事の要請に応じないためで、訴訟も検討するという。
市環境事業政策課によると、16年1月の段階では、同社が復旧工事を行うことで口頭で合意していたが、その後、協議が停滞。
今日、「復旧要請には応じられない」という内容の回答書が同社から届いたという。
火災は、ごみを運ぶベルトコンベヤー付近で、同社の溶接作業中に発生した。
同社は、火災の原因は近くのごみや粉じんなど、何らかの可燃物があったためだとし、可燃物を除去するのは市の責任だと主張しているという。
同社は、「民事上の過失及び責任はないと考えている」と話した。
(2018年3月10日 修正3 ;追記)
2018年3月8日18時57分にNHK岐阜から、現場責任者だった男性が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜地検は、「男性が火災の発生を予測することが可能だったと認めるには証拠が十分でなく、過失の認定は困難だ」として8日、不起訴にした。
3月9日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)からは、事故時のやや詳しい状況が下記趣旨でネット配信されていた。
市の委託業者の現場責任者と作業員がベルトコンベヤーを囲むスチール板を修繕するために溶接作業をしていて、火災が発生した。
出典
『ゴミ処理施設火災で責任者不起訴』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3085870271.html
2023年5月31日16時59分にNHK岐阜からは、47億円近い損害賠償訴訟に関し7.5億円の支払命令が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
平成27年10月、岐阜市芥見のごみ処理施設、「岐阜市東部クリーンセンター」で粗大ごみを処理する建物の1階から4階が焼ける火事がありました。
岐阜市は、施設の一部の運営を委託していた「荏原環境プラント」の作業員が溶接作業を行う際、周辺の燃えやすいものに火がつくのを防ぐ対策を怠ったのが原因だったとして、会社側に47億円近くの損害賠償を求める訴えを岐阜地方裁判所に起こしていました。
31日の判決で、岐阜地方裁判所の鳥居裁判長は、「溶接作業の火花などが届く範囲に燃えやすいものがあることを予想できたにもかかわらず、その確認や取り除く作業を十分行わなかった」などとして、被告の会社側に重い過失があったと指摘しました。
また、「燃えやすいものがあると認識しながら会社側への情報提供を怠った」などとして、市役所の過失も認めた上で、会社側に約7億5000万円を支払うよう命じる判決を言い渡しました。
31日の判決について岐阜市の柴橋市長は、「弁護団と判決内容を精査し、今後の対応を考えたい」とするコメントを出しました。
一方、会社側の弁護士は、「岐阜市の主張が認められたところもあれば否定されたところもある。判決文を精査して対応を検討する」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20230531/3080011362.html
(ブログ者コメント)
アスクル倉庫火災でもそうだったが、おそらくは孫請け、ひょっとするとひ孫請け会社の作業員or and監督者の作業環境確認不足による事故。
原因は単純だが、損害額が甚大だったという点で共通している。
2015年8月17日13時54分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は17日、千葉県富津市の富津火力発電所で火災があり、一部のタービンを停止したと発表した。
17日の電力需要予測のピークに対する供給余力を示す予備率は20.7%で、供給に影響はないという。
原因は不明で、復旧の見通しは立っていない。
東電によると、16日午後6時ごろ、タービン建屋4棟のうち1棟で、タービン1基が異常を感知し自動停止。
10分後に火災報知機が作動し、社員が建屋内で黒煙を確認した。
東電からの119番通報で消火活動に当たった地元消防が、17日午前3時前に鎮火を確認した。
消火活動のため、東電は同じ建屋にある別のタービン2基の運転も止めた。
停止した3基の出力は、計約150万KW。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150817/afr1508170021-n1.html
東京電力HPにも、同趣旨のプレスリリース記事が図解とともに掲載されていた。
当社、富津火力発電所4号系列第1軸(定格出力:50.7万kW、燃料:LNG、発電種別:コンバインドサイクル発電、営業運転開始:2008年7月)において、8月16日18時頃、自動停止するとともに、タービン建屋内で火災が発生しました。
火災は建屋3階ガスタービンエンクロージャー*内にて発生しており、その後の消火活動において、8月17日2時54分に富津市消防署に鎮火を確認いただいております。この火災による負傷者はおりません。
*エンクロージャー:タービン建屋内においてガスタービンを隔離する部屋のこと
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2015/1257620_6818.html
2015年8月4日21時42分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月4日21時31分に読売新聞から、8月5日0時27分に共同通信から、8月7日8時44分に岐阜新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後3時10分ごろ、岐阜県土岐市下石(おろし)町の自然科学研究機構「核融合科学研究所」の敷地内にある大型ヘリカル実験棟から出火、液化ヘリウム冷却装置の一部が焼け、近くで作業をしていた溶接業の栄田さん(61)が焼死し、男性(32)が首に軽いやけどを負った。
研究所によると、火災で放射性物質が漏れるなどの被害はなく、周辺への影響もないという。
警察や核融合科学研究所によると、火災が起きたのは「LHDヘリウム液化冷凍機」というマイナス269℃の冷媒をつくる、高さ約11m、直径約3.8mの円筒状の実験装置。
出火当時、現場では作業員数人がフィルター交換のため新しい配管を設置する溶接をしており、装置内のパイプに巻いてあったプラスチック製の断熱材に火が燃え移ったという。
栄田さんは、配管を交換するための溶接を担当。装置の近くに金属製の足場を組み、高さ約5mの場所で作業していたという。
作業員は出火直後、火を消し止めようとしたが、辺りに煙が充満して消火しきれず、足場の上部にいた栄田さんが逃げ遅れたという。
排煙用の窓はあるが、閉まっていた。
火事は、約1時間後に鎮火した。
溶接は、火花の散らない特殊な作業という。
施設内には、コンクリートで囲まれた放射性物質を扱うエリアが地下にあるが、発生現場とは40m以上離れていた。
研究所の金子副所長らは午後7時から会見し、「火災を起こし、ご迷惑をおかけしました。この場を借りておわびします」と謝罪した。
警察などは、5日朝から実況見分して、詳しい事故原因を調べる。
「核融合科学研究所」
核融合による発電の実現を目指し、研究に取り組む国内の拠点施設の一つ。
「ヘリオトロン」と呼ばれる日本独自の核融合方式に基づき、1997年に完成した大型ヘリカル装置を使った高温プラズマ実験の研究プロジェクトを進めている。
2004年に大学共同利用機関として、自然科学研究機構の一研究所に再編された。
2003年1月にも、大型ヘリカル実験棟内で高周波発振器の一部が焼ける火事があった。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH845JFCH84OIPE022.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150804-OYT1T50100.html?from=ycont_top_txt
http://www.47news.jp/CN/201508/CN2015080401001934.html
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20150807/201508070844_25458.shtml
(2015年8月22日 修正1 ;追記)
2015年8月17日18時33分にNHK岐阜から、溶接の熱が断熱材に伝わったことが原因とみられるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
研究所は17日、火災のあった施設の内部を報道陣に公開した。
公開されたのは、この実験棟にある気体のヘリウムガスを冷却し液体に変える装置で、研究所の説明によると、火災は、ヘリウムを流すパイプの溶接中に、溶接の熱がパイプの周りの断熱材に何らかの原因で伝わって起きたとみられるという。
断熱材は樹脂製で、ほとんど焼け落ちて金属製のパイプがむき出しになっていた。
警察も詳しい原因を調べていて、研究所では警察の捜査が終了しだい、近隣の住民を対象に火災の詳細について説明することにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084148391.html?t=1439844428790
(2015年9月28日 修正2 ;追記)
2015年9月26日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)から、溶けたステンレス塊が落下したことなどが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
研究所は、25日、「安全対策が不十分な点もあった」とする最終報告書を発表した。
取材に対し、作業を担当した業者への安全指導が不十分だったことも認めた。
報告書によると、出火原因は、実験装置を冷やす冷媒を作るためのヘリウム液化冷凍機の配管を冷凍機メーカーの作業員が溶接中、溶けたステンレスの塊が、別の配管に巻き付けられていた可燃物の断熱材に引火したという。
周囲に防炎シートがかかっていたが、「溶けたステンレスの塊を防ぎきれなかった」とし、再発防止のため、溶接の際は近くの可燃物を撤去する、と記した。
作業を請け負う業者に対し、作業員に休憩をとらせ、消火器の準備もするよう、研究所が指導を徹底する方針も示した。
研究所は、取材に対し、今回の溶接作業で、火災を防ぐための指導が冷凍機メーカーに対し不十分だったと認めた。
(ブログ者コメント)
○最終報告書(全17ページ)の5ページに、直接原因が以下のように記されている。
出火の原因は、溶接を実施する配管周辺の断熱材を除去し、周囲を防炎シートで養生して、火花がほとんど出ないTIG溶接による配管溶接作業を実施していたが、火花 以上の大きさの溶融したステンレスの塊が発生・落下し、溶接作業時の養生に使用していた防炎シートでは防ぎきれず、コールドボックス内の断熱材が燃え上がったこ とによるものである。
なお、溶接時に一点に集中して放電が継続されることにより、ステンレスの溶解が 起こることは推測できるが、なぜ放電が集中継続したかは不明である。
○一方、2ページと4ページの記述によれば、現場に設置されていた消火器で初期消火が試みられたようだが、6ページには対策として「消火機器準備の強化」が挙げられている。
何か反省すべき点があったのかもしれないが、報告書には何も記されていない。
http://www.nifs.ac.jp/press/150925.html
2015年7月26日17時27分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後0時40分ごろ、東京都台東区西浅草3丁目の「浅草ビューホテル」26階のレストランから出火した、と119番通報があった。
高層階に白煙が立ちこめ、客が階段で避難するなど一時騒然となった。
消防によると、火は約2時間半後にほぼ消し止められた。
けが人はなかった。
消防やホテルによると、出火元はレストランの調理室。
調理で出た煙を排気するためのダクトの内部が燃えていたという。
ホテルは地上28階建てで、煙はダクトを通じて別の階にも広がり、屋上から噴き出す様子も確認された
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH7V4G6WH7VUTIL01N.html
2015年7月24日22時33分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
消費者庁は24日、使い捨て式のライターを利用した後、火が消えずに残っている「残り火」状態のまま衣服のポケットに入れて燃え移り、やけどを負った人がこれまで22人に上り、うち1人が死亡していたと発表した。
事故防止策として、ライターの内部に挟まっているごみの除去や、10秒以上続けて火をつけないようにすることを呼びかけている。
消費者庁が2010年4月以降に把握した情報をまとめたところ、使用直後のライターをポケットに入れて衣服が焼けたのは44人いた。
大半が使い捨て式のライターで、着火レバーから指を離しても火がついたままだったとみられる。
今年6月には、兵庫県の成人男性がライターを使った後、衣服のポケットに入れたところ衣服に火が付き、重いやけどを負って死亡した。
他のやけどの事例では、重症が4人、軽症は5人が確認された。
使い捨て式のライターの規制については、10年12月に国の定めた技術基準に適合したことを証明する「PSCマーク」の表示が義務付けられた。
これにより、子供の火遊びを防ぐため点火レバーが固くなったほか、火の消える速度などの安全基準を満たした上で「火炎が消えていることを確認すること」などの注意事項が記されるようになった。
PSCマークがないものは11年9月以降、販売禁止となったが、PSCマークがついているライターでも、少なくとも4人が残り火による事故に遭っている。
残り火は、着火レバーとノズルねじの間にごみなどの異物が入った場合、レバーが正常の位置まで戻らず、微量のガスが漏れて発生しやすくなる。
また、10秒以上点火すると放出されたガスが残ってしまい、火が消えるまで時間がかかるという。
消費者庁消費者安全課は、「残り火は小さいため、気づかないままポケットに入れてしまう恐れがある。使用後は完全に火が消えたか確認してほしい」としている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150725k0000m040133000c.html
(ブログ者コメント)
ネタ元と思われる消費者庁からのニュースリリースは下記。
記事中、6事例が紹介されている。
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/150724kouhyou_4.pdf
2015年7月11日12時23分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月11日18時12分にYAHOOニュース(毎日放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前10時50分ごろ、京都市中京区のN鉄工所から出火、木造2階建て延べ約320m2が全焼したほか、近隣の建物にも燃え広がった。
経営者の男性(78)が両腕と顔に全治3週間のやけどを負った。
警察によると、経営者の男性がバーナーで鉄材を切断中に火の粉が飛び散り、男性は「火が床に置いてある板に燃え移った」と話しているという。
現場にはバーナーに使う可燃性ガスのアセチレンのボンベがあったが、引火しなかった。
現場は京都市立病院の東側。近くに住む住民(78)は、「ボンボンという爆発音がした。外を見ると黒い煙が100mぐらい上がっていた」と話した。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150711000059
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150711-00000008-mbsnewsv-soci
2015年7月4日付で読売新聞福井版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月4日付で朝日新聞福井全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
関西電力は3日、大飯原子力発電所3、4号機(おおい町)の廃棄物処理建屋内で6月4日に集煙機が燃えたぼやは、耐火性の低いホースを使ったのが原因と発表した。
関電の発表では、協力会社員が吸引力を高めようと集煙機に通常より口径の小さいホースを接続。
溶接に伴う火花がホースに引火、集煙機に吸い込まれて一部が焦げたという。
関電によると、作業員がスプリンクラーに水を送る配管の支柱を溶接する際、責任者に相談せず、吸引力が強く不燃性ではないホースを使用。
溶接の火が吸い込まれ、長さ約10mの吸い込みホースと集煙機のフィルターが焼けたという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/news/20150703-OYTNT50133.html
7月4日付で毎日新聞福井版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
関西電力大飯原発3、4号機(おおい町)の廃棄物処理建屋(放射線管理区域)で6月4日に起きた溶接作業による火事で、関電は3日、溶接時の煙を吸い出す集煙機に、作業を請け負った協力会社が難燃性ではないホースを取り付けた素材選びの誤りが原因だったことを明らかにした。
関電によると、作業は原発の新規制基準に基づく火災防護対策のスプリンクラー設置工事。
配管の支柱部を溶接するのに現場近くの火災報知機が鳴動しないよう、作業員が難燃性の元のホースを吸引力の強い口径の小さいホースに取り換える際に、難燃性ではないホースを選んでしまったという。
その結果、煙と一緒に吸い込まれた粒状の溶けた金属でホースが燃えた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20150704ddlk18040384000c.html
当時の状況が、6月4日19時50分に産経新聞westから、下記趣旨でネット配信されていた。
4日午後2時58分ごろ、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の廃棄物処理建屋内通路で火災報知機が作動し、関電社員が119番通報した。
作業員が、溶接時の煙などを吸引する集煙機から火が出ているのを見つけ、消火器などで間もなく消し止めた。
この火事で、集煙機のダクト部分が焼けた。環境への放射能の影響はなく、周辺設備にも影響はないとしている。
関電によると、通路ではスプリンクラー設置工事に伴う配管の溶接作業が行われており、作業員3人が同日午前9時から従事していたという。
廃棄物処理建屋は放射線管理区域で、スプリンクラー設置工事は新規制基準に基づく火災防護対策として行われている。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150604/wst1506040079-n1.html
2015年6月25日19時4分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後4時すぎ、牧之原市坂部にある「日本曹達榛原フィールドリサーチセンター」で爆発があったと、会社側から消防に連絡があった。
消防がかけつけたところ、作業をしていた、この研究施設に勤務する20代の男性が腕や顔などにやけどをしていて、病院に運ばれたが意識はあり、命に別状はないという。
警察によると、会社側は「実験に使う道具を消毒しようとガスバーナーに火をつけたところ爆発が起きた」と説明しているという。
警察と消防で、爆発の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035856131.html?t=1435264801282
(2015年7月21日 修正1 ;追記)
6月26日付の静岡新聞紙面に、やや詳しい当時の状況が下記趣旨で掲載されていた。
警察によると、男性従業員が施設1階の研究室で、お茶の葉に付着したカビを取り除く実験をしようと、無菌実験台(高さ1.5m、幅2m、奥行き80cm)の内部にライターで火を付けたところ、爆発したという。
実験台には、器具の滅菌作業で使うガスバーナーが備えられていて、そこからガスが漏れて実験台内部に充満した可能性があるとみて、警察は従業員などから状況を聴いている。
2015年5月29日19時47分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月30日付で朝日新聞佐賀全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後1時ごろ、佐賀市東与賀町に本社があり、園芸用資材を販売しているG社で、肥料の倉庫の横に置いてあった、ポリ袋に入った、もみ殻を焼いて炭にした肥料の材料から火が出ているのを従業員が見つけ、消防に通報した。
消防車26台が消火にあたり、火はおよそ1時間半後に消し止められたが、鉄骨造りの肥料の倉庫2棟がそれぞれ半焼した。
けが人はいなかったが、この火事で樹脂製の資材なども焼けたことから、一時黒煙が立ち上った。
また、消火活動のため、近くの国道444号線がおよそ2時間にわたって通行止めになった。
警察と消防で、火事の原因について詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5085152441.html?t=1432933074336
関連URL
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10102/192027
2015年4月27日19時15分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月28日0時30分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後4時半すぎ、旭川市東鷹栖にある産業廃棄物の処理会社、旭星クリーンの工場、「リサイクルセンター」の従業員から「コンベヤーの周りの木くずから火が出ている」と消防に通報があった。
警察によると、火は2階建ての工場の1階の作業所から出て、出火から1時間半が過ぎた午後6時すぎの時点でも燃え続けているということで、消防が消防車14台を出して消火活動にあたっている。
警察などによると、この火事で工場の従業員の40代から60代の男性10人が煙を吸ったりのどにやけどを負うなどしていて、容体をみて病院に搬送する見通しだが、いずれも外傷はなく軽傷とみられるという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20150427/4379951.html
http://dd.hokkaido-np.co.jp/cont/video/?c=news&v=874606671002
2015年4月7日8時26分に読売新聞から、「屋外でのごみ焼却で死傷者が多発の県」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
屋外でごみを燃やしている最中に火が衣服に燃え移り、亡くなったり、重体に陥ったりする事故が熊本県内で多発している。
県警は、屋外でのごみ焼却が原則違法であるとしたうえで、例外で認められる場合も「火から目を離さないように」と呼びかけている。
県警によると、3月21日、熊本市西区のミカン畑で、女性(当時85歳)が伐採した木の枝を燃やしていたところ、服に火が燃え移り、亡くなった。
同26日にも同区の草地で、ごみを燃やしていた高齢男性に火が燃え移り、全身やけどを負った。
同31日には、同県天草市内のミカン畑で、剪定した枝を燃やした火が燃え移った女性(当時96歳)が死亡した。
農業や林業、慣習行事などやむを得ない場合を除き、屋外でごみを焼却する行為は、原則として廃棄物処理法違反に当たる。
違反すれば、5年以下の懲役、または1000万円以下の罰金が科せられる。
県警生活環境課によると、2014年は51件、60人を摘発。
同課は、「ごみは、できるだけごみ袋に入れて出してほしい」としている。
また、熊本市消防局は、「燃やしていい場合でも、水や消火器の備えを欠かさないで」と指摘。
衣服の素材によっては、火の粉が付いただけで燃える可能性があるため、風の強い日や空気が乾燥した日は避けるよう求めている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150406-OYT1T50113.html
2015年4月7日20時23分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月7日18時0分に日本海新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前10時16分ごろ、島根県隠岐の島町の隠岐空港敷地内にある電源局舎清掃室で、段ボール1箱が燃えるぼやがあった。
火災報知機が反応し、監視室で休憩中の作業員3人が気付いてすぐに消火器で消したため、けが人はなかった。
飛行機の運航にも影響はなかった。
警察によると、部屋には滑走路のメンテナンス作業などに使う道具が置かれており、段ボールには手袋や長靴、ヘルメットなどが入っていた。
部屋に鍵は掛かっていなかったが、通常は関係者しか入らない場所という。
警察が、詳しい原因を調べる。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150407/wst1504070080-n1.html
http://www.nnn.co.jp/today/150407/20150407130.html
4月11日12時33分にNHK松江からは、荷造り用のひもをライターで切っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、施設の中にいた作業員が「荷造り用のひもをライターを使って切った」と話していることが、捜査関係者への取材でわかった。
施設は、許可なく火を使うことが禁止されている制限区域の中にあり、警察が関連を調べている。
このぼやは、今月7日、隠岐の島町にある隠岐空港で、一般の人が立ち入ることができない制限区域内にある施設の建物の中に置いてあった作業用の手袋や長靴などの入った段ボール箱1箱が焼けたもの。
警察や空港の管理所によると、火元の施設は滑走路の照明や誘導灯などを管理している「電源局舎」で、ぼやが起きる前、建物の中にいた3人の作業員が、手袋や長靴などを運び出すための準備作業をしていたという。
警察のその後の調べで、作業員が「荷造り用のひもをライターで切った」と話していることが、捜査関係者への取材でわかった。
制限区域の中では、許可なく火を使うことが禁止されている。
警察では、火事との関連を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/4033945981.html?t=1428784858578
(ブログ者コメント)
梱包用などのひもをライターで切っていて事故になった事例は、過去にもある。
本ブログでは、下記を紹介済。
2012年4月11日掲載
[プチ昔の事例] 2012年3月23日 酒田警察署の車庫の火災はナイロン製のひもを焼き切った残り火が原因
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1647/
2011年2月9日掲載、2011年4月15日転載
2011年2月8日 館山市で下水管埋設作業中にライターをつけたところ爆発(修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/196/
2015年3月7日12時10分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前2時半ごろ、佐賀県多久市の「K養鶏場」の鶏舎から出火、鉄骨平屋のプレハブ鶏舎約1000m2が全焼した。
近くに住む、場長の男性(52)が手やひざなどに軽いやけどを負い、鶏舎内にいた約4800羽のひなが全滅した。
警察の発表によると、鶏舎の見回りに来た男性が、鶏舎内に8つあるガスヒーターのうち一つの火が消えていたため、ライターで火をつけようとしたところ、突然鶏舎内に火が燃え広がった。
さらに鶏舎外に16本あるヒーター用のガスボンベにも引火し、そのうち1本が爆発したという。
警察は、ヒーターがガス漏れを起こしていた可能性があるとみて調べている
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH373W5ZH37TTHB008.html
(ブログ者コメント)
LPGには着臭されているが、鶏舎内ゆえ、その臭いに気が付かなかったということだろうか?
2015年2月19日19時6分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前3時前、名古屋市守山区の庄内川の堤防の道路でワゴン車が全焼する火事があり、乗っていた男女2人のうち、名古屋市の20代の女性が顔などに大やけどをし、愛知県春日井市の30代の男性も腕にやけどをした。
警察によると、2人は車を止めて、女性が助手席でウオッカを飲んでいたが、たばこに火をつけようとしたところ、突然、引火して燃え広がったという。
女性が飲んでいたのは、アルコール度数が90%以上もあるポーランド産のスピリタスというウオッカだったという。
警察は、車内で気化したアルコールに引火したとみて、詳しい状況を調べている。
このウオッカがどれぐらい引火しやすいか、名古屋市消防局の協力を得て実験した。
このウオッカと、アルコール度数が40%程度の一般的なウオッカとを、それぞれ少量、シャーレに入れて、火を近づけた。
その結果、アルコール度数が40%程度の方は、すぐに火はつかず、炎の勢いもあまりなかった。
一方、90%以上の方は、すぐに火がつき、赤い炎を上げて勢いよく燃えた。
ボトルには、火気に気をつけるよう注意書きもある。
名古屋市消防局消防研究室の丹羽研究係長は、「アルコール度数の高い酒に火を近づけるのは危険です。身近なところに思わぬ危険が潜んでいることを認識してほしい」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20150219/5580001.html
2015年2月19日13時53分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
アルコール度数が高い酒として有名な「スピリタス」を飲んでいた。
そして、いずれかがたばこに火をつけたところ、その火がスピリタスに引火したという。
この火災で車は全焼し、2人は重いヤケドを負った。
スピリタスはアルコール度数が90度以上あり、ラベルに「火気厳禁」と記されているものもあるという。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2015/02/19/07269569.html
2015年1月10日7時0分に神戸新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
兵庫県豊岡市城崎町湯島の城崎温泉街で店舗兼住宅など計12軒を全半焼し、2人が亡くなった火災から、10日で1週間となる。
被害が拡大した要因に、木造建物の密集に加え、火元周辺のトタン屋根が焼け落ちにくく、屋内に燃え広がりやすかったことなどが挙げられており、同市消防本部は延焼状況を詳しく検証する。
火事は3日早朝に発生。
午前6時すぎに複数の住民から119番があり、午後1時ごろに消し止められたが、焼失面積は延べ2166m2に上った。
火元とみられる電器店1階の台所部分は、街区の内部にある。
豊岡消防署城崎分署によると、その回りには、かつて畑だった場所に増築された建物が集まっており、多くはトタン屋根だった。
トタン屋根は、瓦に比べて焼け落ちにくい。
そのため、火は屋根裏を伝って隣接する建物に次々に広がったとみられる。
また、上からの放水も屋根が遮る格好となった。
さらに、被災した建物は道沿いに隙間なく並ぶ。
間口に対して奥行きが深く、建物奥で燃え移ると外側から把握しにくい。
消防隊員が電器店西隣への延焼に気付いたのは、消火活動開始から約1時間後だった。
被災した建物北側の路地は幅員1mに満たず、正面以外からは放水が難しいなどの課題も浮き彫りになった。
同分署は、今回の被害状況を分析・検証し、近く市に報告する。
市は現在、温泉街の景観を守るため、学識者による委員会で木造建物独自の耐震・耐火基準づくりを進めている。
委員の一人で、現場を視察した神戸市消防局建築課の鈴木課長は、「増築が原因で奥行き方向にも燃え広がっており、今後は対策が必要になる」と話している。
城崎温泉街にとって1~2月は、カニ料理と合わせて冬の観光シーズンのピーク。10日からの3連休を前に、各旅館などには営業しているかどうかを確かめる問い合わせが相次いだ。
火災では、地域ブランド「豊岡鞄」を扱う専門店など集客力の高い店が全焼。
ただ、ほかの施設への影響は限定的で、城崎温泉観光協会などがホームページを通じ、80軒近くある旅館や外湯7カ所が通常通り営業できていることをアピールしている。
城崎温泉旅館協同組合によると、火災前後で客足に変化はなく、宿泊のキャンセルなどもないという。
同観光協会は「従来通り楽しんでいただけるので、安心してお越しいただきたい」としている。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201501/0007646059.shtml
2014年12月20日付で毎日新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月20日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後2時ごろ、東海村白方の日本原子力発電東海第2原発の廃棄物処理建屋3階の送風機室で、送風機のフィルターから煙が出ているのを作業員が見つけた。
水をかけて消火活動し、地元消防に通報。午後3時6分に鎮火が確認された。
同室は、放射線管理区域。
外気を取り入れ、暖めた空気を送る部品交換のために、協力会社の社員7人が溶接作業をしており、火花がすぐ下にある送風機のフィルター付近に落ちた可能性があるという。
日本原電が詳しい原因を調べている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20141220ddlk08040229000c.html
(2015年1月27日 修正1 ;追記)
2015年1月23日17時52分にNHK水戸から、溶接で燃えた塗料がフィルターの上に落ちたなどという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(この記事などに基づき、タイトルも修正した)
日本原電は原因調査の結果と再発防止策をまとめ、23日、県と東海村に報告した。
それによると、溶接作業は、火事を防ぐためフィルターを燃えにくいシートで覆って行われていたものの、わずかに隙間があり、そこから溶接で燃えた塗料がフィルターの上に落ち、火事につながったとしている。
そのうえで、今後は溶接の前に塗料を落とすことや、火花が燃え移るのを防ぐため周辺を隙間がないようにシートで覆うことを徹底するとともに、日本原電の社員も立ち会って確認するなど、再発防止を図りたいとしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1074916701.html?t=1422045808406
日本原電HPには、図解付きで下記などの、かなり詳しい状況が掲載されていた。
作業で用いた後打ち金物と固定用ナットの溶接時に、溶接の熱で炭化した後打ち金物の塗装材が火種となり、養生の隙間から落下し、当該フィルタに付着したことで火災に至ったものと推定した。
(原因)
○溶接作業の際、溶接士が立つ仮設足場を不燃シートで火気養生するため、仮設足場の下方にある当該フィルタについては、難燃シートでの養生で十分と考え、当該フィルタを取り外さなかった。
○TIG溶接では、火種の飛散は無いと思い込み、作業関係者による火気養生状態(火気養生の範囲や隙間の有無)の確認が不十分だった。
○溶接時に表面処理(塗装材の剥離)を行うことは理解していたが、TIG溶接では、塗装材が炭化して火種になるとは思わなかったため、表面処理を実施しなかった。
出典URL
http://www.japc.co.jp/news/press/2014/pdf/270123.pdf
2014年11月15日13時54分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北陸新幹線の開業も見据え、街の新たなにぎわいの拠点として建設が進められている富山市の再開発ビルで14日に発生した火災で、警察と消防は15日午前現場検証を行い、溶接作業の火花がビルの緩衝材に燃え移った可能性が高いとみて、調べている。
この火事は、14日午後4時前、富山市西町の、デパートの店舗跡地に建設中のビルから火が出たもの。
このビルは、10階建てと6階建ての2つの建物から出来ていて、今回の火事では、地震の揺れに備えて建物と建物の間に取り付けられているゴム製の緩衝材26m2が焼けた。
警察と消防では、15日午前9時半から現場検証を行い、緩衝材が燃えた部分などを確認した。
警察によると、14日はこのビルの6階で溶接作業が行われていて、15日の現場検証では、緩衝材が6階部分から燃え広がったことが確認されたという。
このため警察では、溶接作業で発生した火花が緩衝材に燃え移った可能性が高いとみて、調べている。
なお、この火事で作業員の男性1人が煙を吸い込んで病院に運ばれたが、けがはなかったという。
このビルは、「西町南地区市街地再開発組合」が管理していて、北陸新幹線の開業も見据えた街の新たなにぎわいの拠点と位置づけられ、富山市のガラス美術館や図書館などが入ることになっている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3063218651.html?t=1416081708837


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。