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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2016514630分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北見市で昨年10月に起きた住宅火災で、北見地区消防組合は、消防活動マニュアルで定めた残り火処理の確認に過失があり、再燃を招いた可能性があるとして、住宅所有者に約850万円の損害賠償を行う方針を固めたことが、13日、同組合への取材などで分かった。

 

火災は昨年10月20日午後0時20分ごろ、同市豊地(ほうぢ)の男性会社員宅で発生。

消防が約50分後に鎮火と判断した。

しかし翌日未明に再び出火し、木造2階建て約90m2がほぼ全焼した。

 

消防組合によると、残り火を確認する際、マニュアルで定めた天井裏などの確認箇所について、チェックカードに記入することになっている。

消防組合の内部調査では、最初の消火活動時にチェックカードが使用されておらず、残り火の確認が徹底されていなかったことが判明した。

 

消防組合は、最初の消火活動の現場責任者を訓告、上司の消防副署長を厳重注意、消防署長を口頭注意など計6人を処分した。

佐藤消防長は取材に対し、「あってはならないこと。ご迷惑、ご心配をかけ申し訳ない」と述べ、再発防止に努めるとしている。

 

出典

住宅再出火、確認に過失 北海道・北見の消防組合、850万円賠償へ

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0269716.html

 

 

 

 

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201655196分にNHK鳥取から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日、南部町で火災の消火活動のため地上に降りようとした県の消防防災ヘリコプターが小石などを巻き上げ、近くにとめてあった15台の車の窓ガラスにヒビが入るなどの被害が出ていたことが分かった。


県によると、4日午後5時前、南部町で林野火災の消火活動を行うために出動した県の消防防災ヘリコプターが、水の入ったバケツを装備するため離着陸場に降りようとしたところ、砂や小石を巻き上げた。


小石などは、およそ20m離れた場所にとめてあった自動車や消防ポンプ車にあたり、合わせて15台の窓ガラスや車体にヒビが入ったり傷がついたりする被害が出たという。
けが人はいなかった。

 

今日は県消防防災航空センターの職員が現地を訪れ、車の被害の状況などを確認していた。

県によると、ヘリコプターの風で砂や小石が舞い上がらないよう、あらかじめ離着陸場に水をまいていたものの、4日は風も強く、予想以上に砂や小石が広い範囲に飛んでしまったという。


県は、再発防止策を検討するとともに、車の持ち主に損害賠償を行うことにしている。
県消防防災航空センターの和田所長は、「多くの皆さんにご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません。被害を受けた車の修理や賠償などに迅速にあたっていきたい」と話していた。

 

出典

防災ヘリが石巻き上げ車に傷

http://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/4045077331.html?t=1462482828147

 

 

 

 

 

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2016412日付で東京新聞夕刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

12日午前10時20分ごろ、東京都港区の芝消防署が「JR新橋駅前のビルで看板が落下し、三人が負傷した」との想定で救急訓練を実施した際、消防署内の連絡にミスがあり、警視庁に事故が実際に発生したように伝わり、パトカーが出動する騒ぎがあった。

 

東京消防庁によると、訓練で芝消防署の署員が内線で他の署員に想定内容を伝えた際、「訓練」という言葉を言い忘れた。

 

内線を受けた署員は、実際に事故が発生したと思い、東京消防庁の総合指令室に連絡。

警視庁にも自動的に連絡が入り、管轄する愛宕署からパトカーが出動した。

 

訓練の現場になったビルを管理する担当者は、本紙の取材に「ビルに入っている店の看板は落下していないのに、救急車やパトカーが来ていたので、何かと思った。ストレッチャーが運び出されたが、搬送されている人が見当たらず、不思議だった。訓練とは知らなかった」と驚いていた。

 

出典

「新橋のビル看板落下でけが人」 連絡ミスで救急訓練に警察出動

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201604/CK2016041202000247.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

この訓練は、消防署内でも限られた人にしか知らせず、抜き打ち的に行われたものだろうか?

それとも、署内では、訓練スケジュールを全署員に周知していなかったのだろうか?

全署員に周知していたなら、たとえ「訓練」と言い忘れたにしても、聞いたほうの署員が「今日は訓練の予定日だが、訓練ではないのか?」と問い返したと思うのだが・・・?

 

 

 

キーワード ;ヒューマンエラー

 

 

 

 

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2016410140分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北海道新得町の新得消防署は、15日から、民間のリバーガイド資格者ら6人を、河川の水難事故に限定して出動する「機能別消防団員」に任用する。

地元のガイド会社でラフティングツアーなどを担っている人たちで、河川に関する専門知識や技能を救助活動に生かしてもらう。

同消防署は、「民間のプロのガイドを機能別消防団員にするのは、全国的にも珍しい」としている。

 

機能別消防団員は、能力などに応じて、特定の活動だけに出動する消防団員。

消防団の人員不足を補完する狙いで、総務省消防庁が2005年に、新制度として打ち出した。

 

道内では、広尾町が民間ダイバーを海難事故対応で任用している例などがあるが、全国的に制度の定着は進んでいない。

 

新得町では1級河川の十勝川が流れ、豪雨による水害のほか、ラフティングやカヌー、渓流釣りなどを楽しむ観光客らのレジャー事故が懸念されている。


新得消防署は、これまでも民間資格を持つリバーガイドらと救助訓練をするなどして備えていたが、森本主幹は、「ガイドの河川状況を把握する能力やカヌーなどの操舵技術を生かさない手はないと考えた」と説明する。

 

任用する団員は、緊急救助活動の民間団体「レスキュー3ジャパン」の町内在住公認インストラクター、町内の「十勝アウトドアメイツ」(高橋代表)と「TACとかちアドベンチャークラブ」(野村代表)の2社のガイドで、計6人。

町職員に準じた扱いとなり、給与は支払われないが、公務災害の補償対象となる。

 

森本主幹は、「官民が一体になって命を守っていきたい」と語り、野村代表は、「客を安全に楽しませるプロのガイドの力量が認められた。国内でも先進的な取り組みとして、しっかり力を発揮したい」と話した。

 

出典

水難救助 川下りのプロを「消防団員」に任用

http://mainichi.jp/articles/20160410/k00/00e/040/127000c

 

 

 

 

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2016317205分にNHK鳥取から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後、三朝町にある訓練場で、県の消防防災ヘリコプターの30代の男性航空隊員が上空からけが人と救助隊員をワイヤーで引き上げる救助訓練を行っていたところ、誤って指を器具に挟まれ、骨を折る大けがをした。


この隊員は、ワイヤーがゆれて機体に当たらないよう、手でワイヤーを持って位置を調整していたが、手を放すのが遅れ、ワイヤーを巻き取る器具と救助隊員を固定する金具の間に指を挟まれたという。


県消防防災課では、改めて隊員に注意を呼びかけるとともに、こうした事故が起きないよう、救助活動を行う際の機内での隊員の配置などを見直すことにしている。


県は、平成10年に消防防災ヘリコプターを導入したが、訓練中の事故は初めてだという。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/4043774051.html?t=1458252606066

 

 

 

 

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2016222日付で読売新聞兵庫版から、下記趣旨の記事が、試作服の写真付きでネット配信されていた。

 

姫路市消防局は、消防隊員ら37人が死傷した2012年の化学プラント火災を教訓に、耐熱性などを高めたベストを重ね着するなどし、高温の物質の飛散などから上半身を守る新しい防火服の開発を、県立大、帝国繊維(東京都)と産官学共同で進めている。

10月からの配備を目指す。

総務省消防庁は、「実体験に基づく創意工夫で素晴らしい」と評価している。

 

12年9月、化学メーカー「日本触媒」姫路製造所(網干区)で、アクリル酸の貯蔵タンクが爆発。

市消防局では、高温のアクリル酸を浴びた隊員1人が死亡、24人が重軽傷を負う被害を出した。

 

高温にさらされるタンク火災などでは、通常、特殊な繊維にアルミを蒸着した耐熱服を着用する。

しかし、現場に当時、炎はなく、隊員が通常火災用の防火服で活動中に、突然、爆発が発生。

高温のアクリル酸が防火服を焼いた。

 

市消防局によると、耐熱服は石油コンビナート火災などで使用。

管内にコンビナートなどがある市内4消防署に、計18着を化学消防車などと配備している。

耐熱服は重く、視界や動きも制限されるため、通常は、主に最前線の隊員が身に着ける。

 

しかし、今後も同様に、耐熱服を着用していない隊員が巻き込まれる事故の可能性があり、市消防局は、「防火服並みに動きやすく、耐熱服に近い性能があって、通常の火災時に兼用できる装備が必要」と判断。

13年12月頃から、帝国繊維、県立大と開発を始めた。

 

防火服に高温や化学薬品への耐久性を高めたベストを重ね着するデザインを採用。

材質などの実験を重ね、防火服を約2.7kgと、従来型から約10%軽量化し、また、袖の部分にアルミを蒸着した耐熱生地を取り付けて腕を熱から守るとともに、ベストもアルミ蒸着生地製で約0.5kgに仕上げた。

ベストを着た状態で、上半身をほぼ、高温などから守れるという。

開発に携わった県立大環境人間学部の深江亮平教授(繊維材料)は、「耐熱性と運動性を両立できた」と話す。

 

現在は、2着目の試作品を製作中。

隊員に現場で使ってもらいながら改良し、今年10月頃から2年間で、約550人分を配備するという。

新年度予算案に6900万円を計上した。

市消防局は、「新しい防火服で隊員が安心して出動することで、市民の安全を守りたい」としている。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20160221-OYTNT50143.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

日本触媒の事故は、下記記事参照。

 

2012929日 姫路市の日本触媒でアクリル酸中間タンク内で重合反応が起きて爆発、消防士1人が死亡、従業員ら36人が重軽傷

第1報(2012107日掲載)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2319/

第2報(201346日掲載)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2775/

第3報(2014325日掲載

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3773/

 

 

 

(2017年1月17日 修正1 ;追記)

 

2017111日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)から、開発した新型防火服が技術賞を受賞したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルを若干修正した)

 

姫路市消防局の塚原さん(54)が中心となり、産学官で開発した新型の化学プラント火災用防火服が、今年度の消防防災科学技術賞を受賞した。

同賞は、消防防災の優れた機器などの開発・改良や科学に関する論文・原因調査の事例報告に対して、消防庁長官が表彰する。

 

16年度は計87件の応募があり、23件が受賞。

防火服での受賞は姫路市消防局だけ。

 

防火服開発のきっかけとなった日本触媒の爆発火災で、当時、消防課係長として損害調査に当たった塚原さんは、防火服の損傷が激しく、役にたってないことに気付いた。

 

県立大学の教授や繊維メーカーの社員とともに、実際に燃焼したアクリル酸を不着させた試験を実施。

従来の防火服は、アクリル酸の液体が生地に浸透した。

ヘルメットは、内外装ともに焼け抜けた。

 

このため、新型の防火服では、液体が浸透しないようにアルミを蒸着した生地を採用。

ヘルメットも、難燃ウレタン製の内装にした。

 

防火服は、ハーフコート式の上着の上からベストを重ね着する仕組みで、ベストの表面にアルミを蒸着させ、化学薬品の浸透を防ぎ、火災による放射熱も反射できる。

 

ベストはコートにボタンで留める形で、化学薬品が付着しても、ベストを素早く脱ぎ捨てることができる。

 

塚原さんは「同じような石油コンビナートを抱える全国の消防で採用され、化学プラントなどの火災による死傷者が出ないようになれば」と話している。

 

 

 

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20162172010分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大阪府は、沿岸のコンビナートのガスタンクが大規模に爆発した場合の被害想定を、初めてまとめた。

今回の想定は、プロパンガスなど可燃性ガスを高圧で貯蔵し、個々を堤で仕切っていない府内のタンク83基を選定。

これらが火災による熱などで壊れ、貯蔵物質が気化、爆発した場合の影響を分析した。

 

それによると、放射熱と呼ばれる熱でやけどのおそれのある範囲が、沿岸から3kmほどまで達するほか、窓ガラスが割れるおそれのある爆風が1.5kmほどまで及び、大阪府は、物陰に隠れるなどすれば被害を回避できるとして、住民に行動を周知することにしている。


東日本大震災で、千葉県市原市にあるコスモ石油の製油所では、液化石油ガスを備蓄するタンクが倒壊して爆発し、空中にファイヤーボールと呼ばれる大きな火の玉が出る現象が発生した。


これを受けて大阪府は、堺・泉北臨海地区にある高圧のガスタンクが大規模に爆発した場合の被害想定を初めてまとめ、17日に開かれた防災の専門家の会議で報告した。


それによると、爆発する確率は低いものの、津波警報が出て消火活動ができないなどの状況で爆発し、ファイヤーボールが発生した場合は、

放射熱と呼ばれる熱が出て、30秒以上さらされるとやけどのおそれのある範囲が、沿岸から3kmほどまで達する

窓ガラスが割れるおそれのある爆風が、1.5kmほどまで及ぶ

としている。

 

大阪府では、被害を回避するための行動として

屋外にいて熱を感じた場合は、木陰や建物の陰に隠れる

屋内では、窓から離れる

津波からの避難で屋外に出る場合は、できるだけ肌の露出をなくす

などを具体的に示し、17日の会合で了承された。


大阪府によると、被害の回避行動を具体的にまとめたのは、全国で初めてだということで、来月末にも防災計画に盛り込み、住民に周知することにしている。


検討部会の部会長で火災に詳しい神戸大学の室崎益輝名誉教授は、

▽ブレービーという高圧ガスの爆発が起きて、大きな火の玉のようなファイヤーボールが発生したときに、危害が人が住んでいるところまで及ぶということがポイントだ

▽事前にタンクの耐震化とか火災の防止対策を講じていて、発生する確率は極めて低いが、万が一起きるかもしれないので、危険性をしっかり住民に伝えないといけない。

▽住民が正しく行動すれば、被害を防ぐことができるので、行政と事業所と住民がしっかりとコミュニケーションをとって、対策を取っていくことが大切だ

と話している。

 

大阪府は、平成26年、石油タンクから最大4万4千kℓの石油類が流出する恐れがあるとの被害想定を公表したが、住宅地での人的被害には触れていなかった。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160217/5976111.html

http://www.sankei.com/west/news/160217/wst1602170076-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○どのような災害想定なのか、イマイチ、分からない。、

選定した83基のタンク全てで同時にブレービーが発生するという想定なのだろうか?

もしそうだとすれば、それはありえない想定。

83基全てでブレービーが発生するにしても、時間差はあるはずだ。

83基の中の数基が同時にとか、最大貯蔵量のタンクが、ということなら、理解できるのだが・・・・。

大阪府のHPなどを調べてみたが、分からなかった。

 

○東日本大震災時のコスモ石油LPGタンク爆発事故の原因ならびに状況は、下記記事参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/473/

 

原因を要約すれば、タンクの点検を終え、内部の空気を抜くために水を入れた状態で12日間キープしていた時に震度5弱の揺れが襲い、当該タンク倒壊により、近くのタンクからLPGが漏れ、火災になって爆発した、ということだった。


状況としては、2.5km離れた小学校で窓ガラスが割れ、熱風も伝わってきた。

また、最遠で6.2km先に飛散物が落下した。

 

 

 

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2016215日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5654/

 

 

2016216531分に朝日新聞から、消防ホースを当初、連結放水管ではなく地下への散水用送水口に接続したため地下にあった住民の荷物などが水浸しになったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消火作業に当たった埼玉西部消防局の消防士が、上層階に水を送る連結送水管につなぐはずのホースを誤って地下向け送水口に接続し、マンションの地下設備の一部が水浸しになっていたことが分かった。

すぐにつなぎ直したため、同消防局は「現時点で消火作業に影響はなかった」としている。

だが、地下トランクルーム内にあった住民の荷物などが水浸しになり、住民から抗議も寄せられたという。

同消防局が、損害の状況を調べている。

 

同消防局によると、住人による119番通報で、8日午後8時12分に火災を認知。

同15分に消防車などが出動し、現地には同19分に到着した。

はしご車が届かない15階で火災が発生したため、消防車を1階西側にとめ、各階まで送水可能な連結送水管にホースをつないで作業した。

 

しかし、到着から約1分後に始まった消火活動で、担当消防士が、当初、連結送水管でなく、地下への散水用の送水口にホースをつなぎ間違えたため、トランクルームのある地下に水が送られた。

送水後、15階の現場で水圧が下がったことからつなぎ間違いに気付き、正しく接続し直したという。

 

この火災で、出火した部屋の住人の男女2人が煙を吸うなどして軽いけがを負ったが、延焼はなく約5時間半後に鎮火した。

 

消防局警防課の加藤課長は、9日の会見で、「10階以上の消火作業は(同消防局では)初めて」、「段ボールや人形が山積みされており作業が難航した」などと説明していたが、ホースのつなぎ間違えについては、言及がなかった。


同課は、15日の朝日新聞の取材に対し、「水損による被害を現在調査中」と回答。原因について、「高層階の消火活動が初めてというのはあった」としている。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASJ2H41XYJ2HUTNB00W.html

 

 

216日付で埼玉新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

埼玉西部消防局の消防士が、出火元の15階に水を送る連結送水管の送水口とは別の送水口にホースをつなぎ、1時間33分にわたり、正規の放水活動ができていなかったことが、16日、分かった。

16階の非常用貯水タンクから水を引き、消火活動に影響はなかったという。

 

消火に当たった消防士が、活動直後、ホースから出る水の勢いが弱いことに気付き、貯水タンクの水に切り替えたという。

約1時間半後、マンション関係者から地下に水が出ていることを指摘され、上層階への送水口にホースをつなぎ直した。

火は、約5時間40分後に鎮火した。

 

1階の連結送水管で、消防士が誤って、地下への送水口にホースを接続していた。

地下2階トランクルームの非常散水器から約13トンの水が放出され、住人のうち134世帯の保管物が水浸しになったという。

同消防局は、水損分を賠償する意向という。

 

出典URL

http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/02/17/01.html

 

 

 

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2016216100分に朝日新聞ら、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3月26日の北海道新幹線開業を控え、青函トンネル(約54km)で、16日未明、2度目の避難訓練があった。

9日の初回の訓練では、救援の列車が停電で立ち往生したが、今回はトラブルはなく、故障した車両から救援列車に乗客が直接乗り移る手順などを確認した。

 

訓練は午前1時に始まった。

新幹線が故障で緊急停止し、避難施設などを備えた旧海底駅に行けない想定で実施した。

別の新幹線を救援列車として横付けし、約90cmのすき間に幅45cmのアルミ製の板を渡し、乗客役のJR北海道の社員ら約35人が直接乗り移った。

 

青函トンネルの異常時には、新幹線はトンネル外に走り抜けるか旧海底駅で停止するのが原則だが、途中停車した場合も想定し、水深140mの海底のさらに100m下の最深部付近で訓練した。

JR北によると、二つある旧海底駅以外のトンネル内で列車を止めた訓練は、今回が初めてという。

 

初回の訓練では、乗客を乗せた救援列車が逆方向に引き返す際、JR北の新幹線運行管理センターの職員が緊急時の手動操作を誤って停電が発生。車両が約20分立ち往生した。

今回は、乗客を乗せた救援列車がそのまま進行方向に向かい、手動の操作はなかった。

 

訓練を視察したJR北の田畑常務は、「渡り板を使った新幹線特有の訓練。車両同士の位置が少しでもずれると安全な避難ができないが、今回はピタリと止まることができ、訓練を積み重ねていることがよく分かった」と話した。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASJ2H4R5QJ2HIIPE01L.html 

 

 

216611分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

来月26日の北海道新幹線の開業に向けて、青函トンネルで16日未明、新幹線の車両を使った2回目の避難訓練が行われた。
今月9日の1回目の訓練では、救援のための列車が緊急停車するトラブルがあったが、今回はトラブルはなかった。


訓練には、JR北海道の社員や消防など、およそ100人が参加した。
今月9日の1回目の避難訓練では、「定点」と呼ばれるかつての海底駅まで列車を移動させ、乗客はホームを移動して救援のための列車に乗り込んだが、今回は列車が故障で動けず、「定点」に行けないという想定で行われた。

このため、「救援列車」として現場に向かった新幹線は、動けなくなった列車に横付けされ、乗客役のおよそ35人は幅45cmほどのアルミ製の板を渡って、直接、「救援列車」に乗り込んだ。


1回目の訓練では、「救援列車」は乗客を乗せたあと進行方向と逆方向に引き返し、その際必要な手動の操作が行われなかったため車両で停電が起き、緊急停車するトラブルにつながった。
しかし今回は、乗客を乗せたあとそのまま進行方向に向かったため手動の操作は生じず、トラブルもなかった。


JR北海道の田畑常務は、「今回は連携もうまくいき、予定通りの訓練ができた。前回のトラブルも教訓に、改善すべき点はしっかり改善し開業に備えたい」と話していた。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160216/5898251.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

 

第1回訓練時のトラブルは、下記記事参照。

 

2016217日掲載

201629日 北海道新幹線で青函トンネル内避難訓練中、救援列車折り返し時の電源切り替えミスで5分停電、トンネル内は貨物列車との共用区間なので折り返し訓練は初めてだった

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5657/

 

 

 

 

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2016210715分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

青函トンネル(53.85km)で、9日未明、避難訓練中に北海道新幹線H5系車両を使った救援列車(10両編成)が停電したトラブルで、JR北海道が車両に送電する手順の一部をマニュアルに明記していなかったことが、同社への取材で分かった。

 

火災発生時に乗客を迅速に避難させる「切り札」と位置付けていた救援列車運行の不備が判明したことで、JRには、3月26日の新幹線開業に向けた安全管理態勢の早急な見直しが迫られる。

 

トラブルは、9日午前2時50分ごろ、旧竜飛海底駅(青森県外ケ浜町)付近で発生した。

青森側から到着した救援列車が、折り返して右側走行で新青森駅に向けて出発した直後に停電し、急停止した。

停電は約5分間。列車は現場で、約20分間にわたり、立ち往生した。

 

訓練は、新幹線車両が火災を検知して旧竜飛海底駅に停車したとの想定。

救援列車には、新幹線車両から乗り換えたJR北海道の島田修社長や乗客役のJR社員、報道関係者ら、約310人が乗車していた。

 

JRによると、青函トンネルは4区間に区切られ、それぞれ異なる変電所から電気が送られている。

通常運行では供給元が自動で切り替わるが、救援列車が通常とは逆向きに右側の線路を走行する場合には、新幹線運行管理センター(札幌)が区間ごとに手動で供給元の変電所を切り替えることが必要になるという。

 

JRは、昨年8月から行っている訓練運転で、全線通しての右側走行は複数回実施したが、折り返し運転はこの日が初めて。

同社は、運行管理センターでの手動による切り替えがうまくいかなかったとしている。

 

JRが作成した運行に関するマニュアルには、右側走行する場合に変電所を切り替える一般的な手順は記載されていた。

しかし、島田社長は、訓練終了後の記者団への説明で、折り返し運転する場合の手順については明記していなかったとの認識を示し、「詰めたマニュアルができていなかった」と不備を認めた。

 

出典URL

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0233147.html 

 

 

以下は、原因などに関する主な報道。

 

 

29196分 NHK北海道NEWS WEB)

 

国交省によると、新幹線は、不具合が発生した場合に被害の拡大を防ぐなどの目的で、車両に電気を送る架線が一定の区間ごとに区切られていて、車両が走行するのにあわせて自動的に区間が切り替わり、必ず、ひとつの変電所から電気が送られる仕組みになっている。


しかし、本来とは異なる方向に走行する際には、自動で切り替えが行われない場合もあり、今回は、手動で車両に電気を送る変電所を選ぶ手順になっていた。


ところが今回の訓練では、青森側から救助に向かった救援列車が青函トンネルの旧海底駅に到着したあと、再び青森方向に戻ろうとした際、運行管理センターで手動で切り替える操作を行っていなかったという。


このため、車両が架線の区間のつなぎ目にさしかかった際に、2つの変電所から同時に電気が送られることになり、異常を感知して停電が起きたという。

 

青函トンネル内で火災や車両トラブルが起きた場合、新幹線は、自力走行が可能であれば、まずトンネルの外に出ることを最優先にする。


トンネルの外まで走行できない場合は、北海道と青森県側の2か所にある「定点」と呼ばれる旧海底駅に停車し、「救援列車」としてやってくる別の新幹線に乗り換えて地上に避難する。


JR北によると、新幹線は、運行システムの性能が在来線よりも大幅に優れているため、救援列車での避難が行いやすいという。
ただし、救援列車が向かえない場合は、乗客は階段やケーブルカーを使って地上に避難するしかない。


JR北では、こうした事態に備えて、青函トンネル内の避難所を2か所から6か所にしたほか、乗客を地上に運ぶケーブルカーの定員を15人から38人に増やすことにするなど、安全設備の充実を図っている。


このほか、通信環境も改善され、これまで携帯電話の電波が届かなかった「定点」付近では、一部の携帯電話会社であれば、通話ができるようになっている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160209/5482381.html

 

 

2102055分 読売新聞)

 

JR北によると、北海道新幹線は、同トンネルなど、一部で貨物列車との共用区間を走行。

 

新幹線の専用区間は、折り返し運転など、通常と異なる運行でも車両に電気を送る電源が自動的に切り替わるが、共用区間の一部箇所は、同センターの担当者が手動で電源を切り替える必要がある。

 

訓練が行われた旧竜飛海底駅の施設「竜飛定点」(青森県外ヶ浜町)は、手動での切り替えが必要な箇所だった。

 

共用区間での訓練は今回が初めてで、担当者は、電源を手動で切り替える必要がないと思い込み、操作を行わなかったため、異なる電源から電気が流れ、車両のパンタグラフがショートした。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160210-OYT1T50149.html?from=ycont_top_txt

 

 

211日 毎日新聞北海道版)

 

JR北は、10日、トラブルの再発防止のため、作業手順の点検リストを新たに作成すると発表した。

 

訓練にも参加していた島田社長は、10日の記者会見で、「フローチャートのようなものにして、作業手順で勘違いが起きないようにしたい」と述べた。

 

出典URL

http://mainichi.jp/articles/20160211/ddr/041/040/007000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

原因などの詳細は、JR北の2月10日付けプレスリリースを参照。

文中、以下のような記載もあった。

 

『これまでも折り返し運転の訓練は行っていますが、すべて新幹線専用区間で実施してきました。(共用区間は夜間にも貨物列車の運転があるために、新幹線を訓練運転する時間が限られている)』

 

『当社のマニュアルは、取り扱い内容によっては、新幹線専用区間と共用区間とで取り扱いが分かれているものがあります。』

 

http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2016/160210-3.pdf

 

 

 

 

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20161252045分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

強い寒気の影響で記録的な寒さとなった兵庫県内で、25日、水道管などの凍結、破裂被害が相次いだ。


神戸新聞社のまとめでは、県内各市町の水道担当部署に計2000件以上の相談や問い合わせが相次ぎ、実際に配管が破裂するなどの被害は、確認できただけでも600件を超えた。

 

神戸市水道局によると、25日午後5時時点で問い合わせは855件、うち水道管破裂などの被害は311件あった。

5年前の寒波では2日間で約200件の被害があったが、それを大きく上回った。

 

氷点下4℃以下で水道管内の水が凍りやすくなるといい、神戸市では、19年ぶりに氷点下4℃を記録していた。

少なくとも西宮市でも110件、稲美町で90件、三田市で70件の被害を確認。
姫路市でも、「水が出ない」「給水管が破裂した」など、約400件の問い合わせがあったという。

 

1月の観測史上最も低い氷点下6.2℃を観測した三木市の緑が丘東小学校では給水管が破裂し、中庭に水が噴き出した。

播磨町でも幼稚園や小学校で蛇口が壊れたほか、公園でもトイレの水道管が割れるなど、14カ所で被害があった。

 

神戸市西区のプロ野球オリックスの室内練習場では、消火栓のバルブが凍結した影響で大量の水があふれ出し、選手らが練習内容を変更。

新温泉町でも水道管の破裂が相次ぎ、対応に走り回った業者は、「こんなことは10年ぶり。とても手が回らない」と悲鳴を上げていた。

 

神戸市消防局には、市内の社会福祉施設や病院から火災の自動通報が4件相次いだ。

同消防局が確認したところ、火災は起きておらず、スプリンクラーの配管が破裂し、水が出続けていたという。

市消防局は、「こんな被害はほとんどなかった。水道と違って少量ずつ水を出すなどの対策は難しい」と困惑していた。

 

26日も冷え込みが続くとみられ、各市町は凍結対策を呼びかけている。

 

出典URL

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201601/0008751478.shtml

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○この日は全国的に猛烈な寒波で、沖縄にみぞれが降るほどだった。

 

○滅多に冷え込まない地方でのスプリンクラー凍結防止対策は難しい。

凍結の恐れがあるからといって配管内の水を抜けば、万一の時に消火できなくなる。

かといって凍結して配管が破損すれば、消火できなくなる期間は、水を抜いた場合よりも長くなる。

その点についても、消防は困惑しているのかもしれない。

 

 

 

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20161251243分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1251119分にNHK首都圏NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京消防庁は、急病の男性(73)宅から通報を受けた際、住所を誤って聞き取り、現場到着が約14分遅れたと25日に発表した。

男性は到着時、心肺停止状態で搬送先の病院で死亡した。

同庁は、今後、到着の遅れと死亡との因果関係を調べる。

 

同庁によると、24日午前7時20分、東京都立川市柏町の民家から、「トイレの中で男性が倒れて呼びかけに反応がない」との趣旨の通報が立川消防署の代表電話にあった。

 

電話を受けた男性消防士長(48)は、住所を約2km離れた同市栄町と聞き間違え、指令室に救急車の出動を要請したという。

 

10分後に救急隊員らが到着したが、急病人は見つからず、再び男性宅に電話をして間違いに気づき、本来より約14分遅れて到着した。

同庁は、通報を受ける際には通報者に住所を復唱してもらうよう指導していたが、消防士長は自身で住所を復唱していたという。

 

東京消防庁は、医師に依頼するなどして、到着の遅れと男性の死亡との関係について検証することにしている。

原崎・広報課長は、「あってはならないことであり、家族の方、都民の皆様の信頼を損なったことに対し、心からおわび申し上げます」とのコメントを出した。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASJ1T4135J1TUTIL023.html

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160125/5317291.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○代表電話ではなく119番にかかっていれば、応答に慣れた職員が対応し、間違いは生じなかった・・・といった可能性はなかっただろうか?

 

○今回の消防士長の応対は、産業現場で行われている「復唱」そのもの。

ブログ者は、そのほうが間違い防止に有効だと思っているのだが、なぜ消防では、通報者にもう一度言ってもらうようにしているのだろう?

たとえば、通報者はパニック状態ゆえ言い間違いが多い・・・といった事情でもあるのだろうか?

 

 

 

 

 

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20161181718分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

札幌市消防局は、18日、昨年12月に救急出動を指示したのに救急車のエンジンがかからず出動できなかったのは、配線の一部が腐食していたためとの調査結果を発表した。

 

消防局によると、運転席に乗り込むステップ下に埋め込まれた配線が腐食していたため、電気信号が流れず、電子制御装置がギアがパーキングやニュートラルに入っていないと認識したため、安全装置が作動してエンジンがかからなかった。

 

消防局は、昨年12月29日未明、札幌市南区定山渓温泉のホテルから119番があり、最寄りの出張所に出動を指示したが、救急車のエンジンがかからず、代わりに14km離れた救急隊を出動させたため、本来より到着が約25分遅れたと発表していた。

 

60代男性が病院で死亡したが、到着遅れとの因果関係は不明で、専門医が調査中という。

 

出典URL

http://www.sankei.com/affairs/news/160118/afr1601180042-n1.html

 

 

 

 

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20161131636分にNHK宇都宮から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

若手の消防士たちに、火災の際の煙の動き方や効率的な消火の方法を身につけてもらおうと、宇都宮市の消防学校にある実験室で訓練が行われた。

この訓練は、ベテランの消防士の退職が進むなか、若手の消防士の技術向上を図ろうと、栃木市消防署が開き、所属する20代の消防士、30人余りが参加した。


訓練は、宇都宮市の県消防学校にある「燃焼室」という実験室で行われ、大量の木材が室内で燃やされた。
消防士たちは、煙が上の方に上がり、下にたまらないことや、室内の上部に換気場所を作ると煙が逃げて消火活動がしやすいことを確認した。

 

(以下は、先生役の消防士の映像内コメント)

上手に換気ができると、消活?しなくてもしっかりした偵察活動、消火活動ができるくらいに状況が改善する。消火と同時に必要なのは換気だ。


また、放水の訓練では、火事現場でむやみに放水すると煙が室内に充満して温度も急上昇することを、ベテランの消防士から学んでいた。


参加した21歳の消防士は、「まだ火事の現場に出たことがないので、きょうの訓練をこれからの活動に生かしたい」と話していた。


栃木市消防署西方分署の山田副分署長は、「現場で役立つものを体験して欲しかった。若手の成長の機会になってほしい」と話していた。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1094864001.html?t=1452715004714

 

 

 

 

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2015121277分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6月に女性1人が巻き添えで死亡した東海道新幹線の放火事件を受け、JR東日本大宮支社は10日深夜~11日未明、宇都宮市川向町のJR宇都宮駅で新幹線車両を使った乗客の避難誘導訓練を行った。

訓練は営業運転終了後、小山駅(小山市)から宇都宮駅まで、10両編成の列車を走らせて実施。
宇都宮駅付近を走行中の新幹線車内が煙で充満したと想定した。

煙が立ちこめる車両内から逃げる乗客をJR社員らが誘導、車両外で待機していた消防職員らと連携して避難させる手順を再現。避難はしごの使用方法を確認するなどした。
訓練には、JR関係者に加え、警察、消防関係者、約140人が参加した。

宇都宮駅の小宮駅長は、「新幹線は密閉度が高い車両なので、煙が充満すると乗客に健康被害が及ぶ。警察や消防との連携も重要で、今後も訓練を継続的に実施していく」と述べた。


「何これ、焦げ臭いな。空調か」「やばい。煙だ、止めろ。危ないよ」

今年6月に女性1人が巻き添えで死亡した東海道新幹線の放火事件を受けて、JR東日本大宮支社が新幹線車両を使って実施した避難誘導訓練。
スモーク装置でたかれた白煙が車内に立ちこめ、乗客役のJR社員はざわつき始めた。

新幹線車両は在来線車両と異なり、窓は開閉式でなく、車内も狭い。
密閉性が高い室内は想像した以上に煙は速く充満し、訓練といえども緊張感は高まった。

「どうした、大丈夫か」。
たばこの火の不始末との想定で行われた訓練で、発生場所のデッキから人が車内に倒れ込んでくると、乗客の一人が非常用の通報ボタンを押して、新幹線は急停止。
「前に逃げろ。煙だ。後ろから火事だ」と、ハンカチで口を押えた乗客が、煙を避けるように低い姿勢で次々と別の車両に移った。
通路は、1人が通るのが精いっぱいだ。

「お客さまにお知らせします。ただいま非常ボタンが扱われています。現在、乗務員が状況の確認を行っています」
発生場所に近い車両の乗客が別の車両に移り始め、ほぼ同時に車内アナウンスが流れた。

車両内にいた11人の乗客が逃げ出して車両を移るのにかかった時間は1、2分程度。
ただ、車内が真っ暗になるほどの煙が立ちこめ、方向感覚を失った場合に、新幹線車両の狭い椅子の間と通路をうまく歩行できる保証はない。
パニックで人が折り重なる場合を想像すると、「安全」と思っていた新幹線車両の密閉性に背筋がぞっとした。

JR東日本大宮支社によると、実際に煙が充満した場合は、別の車両につながる空調を遮断するため、システム上、車内の電気は真っ暗になるという。
暗闇は、まず方向感覚を失う。
煙による恐怖感や息苦しさで逃げ場を失うことは想像に難くない。

宇都宮駅の小宮駅長は、訓練終了後、記者団に「車内で発煙があった場合に、乗客を速やかに安全な場所に誘導するというのが訓練のポイントだ」と述べた。
車内アナウンスや避難用の表示方法を充実させるなど、乗客の混乱を少しでも減らす改善が必要だ。


出典URL

http://www.sankei.com/region/news/151212/rgn1512120036-n1.html

 

 

 

 

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20151252055分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12212121分に産経新聞から、1252058分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

5日午後6時すぎ、川崎市川崎区東田町にある5階建ての雑居ビル「ジョイプラザビル」で「大きな音とともに煙が上がった」などという複数の通報が消防にあった。

消防が調べたところ、1階に設置してある高圧配電盤の一部が焼けていたほか、ブレーカーが落ちて自家発電機が作動していた。
消防によると、屋上にある非常電源用発電機が起動したため、音や排気ガスの煙が出たとみられるという。
出火はなく、けが人などもいなかった。

また、ビルの周辺ではおよそ1200軒が一時停電したが、およそ1時間後に復旧した。

現場は、JR川崎駅から600mほど離れた飲食店などが入る5階建てのビルで、消防などは電気系統のトラブルとみて、原因を調べている。


出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056905791.html?t=1449346573207

http://www.sankei.com/affairs/news/151205/afr1512050030-n1.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/20151205-OYT1T50070.html?from=ycont_top_txt

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ブログ者は、非常用発電機が起動した際の音を聞いたことがない。

今回は5階建てビル用の発電機ということで、そう大きなものではないと思うのだが、それでも結構大きな音が出るようだ。

本件、本来なら電気火災カテゴリーに入れるべきところ、そういった情報のほうが珍しいと思い、災害対応カテゴリーに入れておくことにした。


 

 

 

 

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2015122811分にNHK広島NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12389分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

宿泊客7人が死亡した福山市のホテル火災を受けて、おととし、警察が民間施設を借りてホテルの一部を再現した燃焼実験を行った際、想定より燃え方が激しく、施設の一部も焼損させたとして、広島県は施設を所有する会社に対し、賠償金1500万円を支払うことになった。


3年前の福山市のホテルPの火災では、鉄筋コンクリートと木造2階建ての建物をつなぎあわせた構造のホテルが全焼し、宿泊客7人が死亡した。


警察は火事を受けて、おととし2月、尾道市の因島にある民間の施設の屋内に客室などホテルの一部を模型で再現。

実際に燃やし、火や煙の回り方を確認、建物の構造や防火設備と死傷者が出たこととの因果関係を分析した。

 

ところが、その際の燃え方が想定よりも激しかったため、燃やす予定ではなかったこの施設の屋根や窓ガラス、それに壁などが焼損したという。


このため、広島県は施設を所有する会社に対し、賠償金1500万円を支払うことになり、今月7日に開会する定例県議会に提案する補正予算案に盛り込むことにしている。


警察によると、ホテルが複雑な構造だったため、事前に計算した想定以上に火の回り方が激しくなったということで、広島県警察本部監察官室は、「今後、実験を行う際には実験場所の選定に配慮し、徹底した防火措置をとるなど、再発防止に努めていきたい」としている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20151202/3955821.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/20151202-OYT1T50169.html

 

 

(参考)

当時の再現実験内容を伝える記事が、20132271251分に日本経済新聞から、下記趣旨でネット配信されていた。

 

昨年5月に宿泊客7人が死亡した広島県福山市のホテルPの火災で、広島県警は27日、火災と死傷の関係を調べるため、ホテルの一部を再現した施設に実際に火を付ける燃焼実験を、同県尾道市因島で実施した。

 

7人は煙を吸い一酸化炭素中毒で死亡しており、煙の回り方や速度などを確認するのが狙い。

 

県警によると、出火元とみられる事務所の周辺や客室を再現。

実験には、火災鑑定の専門家らが参加。

 

福山地区消防組合によると、火災では事務所南東の机付近の壁が白く変色していた。

激しく燃えたためとみられ、消防は、机の上付近を火元と特定した。

机には電気スタンドがあり、電気配線が何らかの原因でショートした可能性がある。

 

ホテルは、福山市や消防から防火と排煙設備の不備を指摘されていた。

県警は、業務上過失致死傷の疑いで、経営会社の楠妙子社長(64)から任意で事情を聴いている。

 

出典URL

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG27011_X20C13A2CC0000/

 

 

 

(2015年12月17日 修正1 ;追記)

 

2015123日付の中国新聞紙面に、再現実験内容に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

実験は、施設の所有者と賃貸契約を結んで、2013年2月、尾道市内で実施した。

 

警察によると、ホテルの火元とみられる1階の受付事務所や宿泊客がいた2階の一部を再現。

専門家が立ち会ったうえで、煙の流れや建物の構造上の問題、死因との因果関係などを調べた。

 

その際、火勢が想定より強くなり、内部に熱がこもって施設の壁や屋根が焦げるなどした。

 

 

201512141248分にNHK広島NEWS WEBからは、放射熱が原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日、県議会の警察・商工労働委員会が開かれ、賠償金の支払いを盛り込んだ補正予算案について、議員たちから質問が行われた。


このなかでは議員から再発防止策を問われ、県警察本部の幹部は、炎の勢いが増して放射熱と呼ばれる熱によって燃えたことが原因だと説明し、「今後は専門知識をもった団体などに意見を聞いて実施することや、実験の内容を見直すなどして再発防止に努めたい」と答えていた。

そして、委員会は補正予算案について全会一致で可決した。
県議会では16日に本会議が開かれ、採決されることになっている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20151214/4228791.html

 

 

 

 

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201511182226分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1118749分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

北海道滝上(たきのうえ)町の国道で13日、男性が車にはねられ死亡した事故で、救急車の出動が最初の119番から約40分遅れたことが、紋別地区消防組合消防署への取材で分かった。
同消防署は、約5分前に同じ場所で物損事故があったことなどから情報が錯綜したと説明している。
出動の遅れと死亡の関係は不明という。

13日午後3時50分ごろ、石狩市の会社役員、千葉さん(55)が乗用車にはねられた。
現場では同45分ごろ、別の乗用車が路外に逸脱する物損事故があり、車で通りかかった千葉さんが状況を確認しようと車外に出たところ、はねられたらしい。

同消防署によると、男性の声で午後4時ごろ、「救急です」と119番があった。
だが、携帯電話の電波状態が悪く、現場の詳しい位置や状況は聞き取れなかった。

同6分には女性の声で119番があり、場所をほぼ特定できた。
だが、消防署滝上支署が道警紋別署に照会したところ、紋別署がこの時点で把握していたのは最初の物損事故だけで、「単独事故、けが人なし」との連絡を受けたため、救急車出動は不要と判断したという。

救急車が来ないため、この女性が同41分、再び119番。
同じころ、紋別署から消防に「けが人がいる模様」との情報が入り、救急車2台を出動させた。
現場に到着したのは同5時8分。同35分、病院に着いたが、千葉さんは胸を強く打っており、死亡が確認された。

同消防署の大谷署長は、「最初の2件の通報があった時点で、けが人がいると想定して救急車を出動させるべきだった」とミスを認めている。

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20151119k0000m040069000c.html

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0203297.html

 

 

 

 

 

 

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20151151226分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大地震を想定して、同じ時刻に一斉に身を守る行動をとる「シェイクアウト訓練」が5日、県内いっせいに行われ、熊本市の幼稚園でも、園児たちが教諭などの指示に従って避難の行動をとった。


「シェイクアウト訓練」はアメリカで考案され、大地震が起きた想定で、参加者たちが同じ時刻に一斉に身を守る行動を取る。


県内では、「津波防災の日」の5日、午前10時半から一斉に行われ、小学校や幼稚園など4800余りの団体の41万人余りが参加した。


このうち、熊本市南区の川尻幼稚園では、教室のラジオから緊急地震速報のチャイムが鳴り、園児たちは頭を両手でしっかり押さえながら、机の下に隠れた。
そして、揺れがおさまったのを確認したあと、教諭の指示に従い、頭を守る帽子をかぶって園庭に避難した。

このあと桐原園長が、「地震が起こったときは、ラジオが放送している内容をしっかり聞いて、帽子をかぶって慌てず逃げるようにしましょう」と話すと、園児たちは元気に返事をしていた。
古賀教諭は、「子どもたちには、園にいるときだけでなく、家にいるときでも、しっかり避難してもらえるよう、今後も避難訓練を続けていきたいです」と話していた。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5003106041.html?t=1446757018721

 

 

1151740分にNHK高松からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日は国が定める「津波防災の日」。
それにあわせて、県内各地で災害を想定して、同じ時刻に一斉に身を守る行動をとる「シェイクアウト」という訓練が行われた。

訓練には、県内各地の自治体や企業など1048の団体、あわせて23万3000人余りが参加した。

このうち県庁では、南海トラフを震源とする巨大地震が起きたという想定で、午前10時に緊急地震速報を知らせる音が流され、全職員が一斉に机の下に隠れるなど身を守る行動をとった。
続いて行われた避難訓練では、階段や救助袋を使って避難したり、けが人を救出したりした。

参加した職員のひとりは、「すぐに机の下にかがむことは、ふだんやっていないとなかなか難しいと思いました。今回の訓練を機に、身の回りの整理などに気をつけていきたいです」と話していた。


県庁での訓練では、このほか、水を使った消火器で行う初期消火の手順など、万一の事態にとるべき行動を確認していた。


避難訓練を担当した県財産経営課の田中課長補佐は、「今後もこういった訓練をして地震や火災が起こったときに職員が自らや県民の命を守る行動ができるようにつとめたいと思います」と話していた。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8035713631.html?t=1446756381914

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○ブログ者は、「シェイクアウト訓練」なる訓練があることを、これらの記事で初めて知った。

そこで、当該訓練がどのようなものか調べてみた。

結果は下記。

 

日本で広がる米国初のシェイクアウト訓練とは 2ページ

(ShakeOut 提唱会議事務局長 澤野次郎氏)

・・・・・

シェイクアウト訓練とは、米国カリフォルニア州各地で始まった、毎年10月第3木曜日に実施されている地震防災訓練の名称です。

2008年に開始された、まだ新しい方式の訓練です。

ShakeOutは完全な造語で、意訳すると「一斉防災訓練」ですが、直訳では「地震を吹っ飛ばせ」という意味になります。

・・・・・

シェイクアウト訓練は、世界中で広がっています。

・・・・・

http://www.drs.dpri.kyoto-u.ac.jp/projects/jitsumusha/18/14_sawano.pdf

 

また、日本シェイクアウト提唱会議なるものも設立されていた。

詳細は、下記HP参照。

http://www.shakeout.jp/why.shtml

 

○その他の記事も読んでみたが、訓練の内容としては、これまで日本で行われてきた各種の訓練そのままのような感じがする。

なぜ、日本でこの呼び方が使われるようになったのだろうか?

「地震防災訓練」といった従来の呼び方よりも良い点があるからだとは思うが、ブログ者が調べた範囲では分からなかった。

立花隆氏が命名した「失敗学」と同様、ネーミングのインパクトで注目され始めたということだろうか?

 

 

 

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2015112日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がポンプ車の写真付きでネット配信されていた。

 

1日午後9時10分ごろ、岡谷市赤羽の国道20号交差点で、火災現場に向かうため緊急走行中の市消防団第1分団のポンプ車が左折した際、車両後部から団員の自営業今井さん(男性、35歳)が転落した。

諏訪市内の病院に運ばれたが、頭の骨を折り、頭蓋内出血で重体。

今井さんを助けようと車から飛び降りた団員の会社員成田さん(男性、42歳)も、頸椎捻挫の軽傷。


警察や消防によると、ポンプ車は1日夜に岡谷市赤羽で発生した住宅火災の現場へ急行する途中で、団員の会社員大畑さん(男性、37歳)が運転。

警察は、大畑さんや同乗の団員から事情を聴き、事故当時の状況を調べている。


現場は、国道と市道が交わる丁字路。

ポンプ車は定員10人で、事故当時は車両前部に団員5人、車両後部に今井さんと成田さんの2人の、計7人が乗っていた。

左折時の速度は、時速20km/hr以下だったという。


消防によると、ポンプ車の後部にドアなどはなく、開放されている。

シートベルトもない構造で、緊急走行中は椅子に座り安全ポールにつかまるよう指導しているという。

 

事故当時、成田さんは椅子に座っていたが、今井さんは出入り口付近に立ち、安全ポールにつかまっていたらしい。


出典URL

http://www.shinmai.co.jp/news/20151102/KT151102FSI090005000.php

 

 

112114分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

1日午後9時10分ごろ、長野県岡谷市赤羽3の国道20号交差点で、緊急走行中の市消防団岡谷第1分団の消防車が左折した際、荷台に乗っていた団員の自営業、今井さん(35)が勢いで車外に投げ出された。

今井さんは、頭蓋骨を骨折する重傷。
今井さんを助けようと車から飛び降りた男性消防団員(42)も、頸椎捻挫の軽傷を負った。

消防によると、消防車はトラック型(定員10人)。
事故当時、運転手(37)を含め、運転台部分に5人、ほろをかぶせた荷台部分に今井さんと軽傷の男性が乗り、住宅火災現場に向かっていた。

荷台にはベンチがあるが、今井さんは準備作業のため立った姿勢で、開いた後部から投げ出されたとみられる。

諏訪広域消防本部岡谷消防署は2日午前、記者会見し、「左折時の速度は時速20km/hr以下だった」と説明。

浜署長は、「残念な事故。今後は安全管理をより徹底したい」と話した。

住宅火災は1日午後8時45分ごろに発生し、約1時間半後に消し止められた。
木造2階建てが全焼し、けが人はなかった。

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20151102k0000e040183000c.html

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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