2018年10月18日18時0分にKBS京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都市消防局が所有する消防車両が、積載量をオーバーしたまま、およそ1年半運用されていたことが分かった。
積載オーバーしていたのは、去年4月に上京消防署に配備された小型水槽車で、積載オーバーが指摘されているのは、去年4月からことし9月までの、およそ1年半。
消防局によると、ことし9月、来年度へ向け小型水槽車を新たに製造しようと、同型の水槽車を最大車載水量1000ℓで計測したところ、6915kgの車両総重量を、およそ500kgオーバーしていたという。
きょう午後開かれた京都市会の総務消防委員会で、共産党の樋口市議が、「積載オーバーで法律に抵触しているのでは」との質問に対し、消防局の立入総務部長が、水槽の容量と積み込む資機材とで総重量の調整が不十分であったと積載超過を認めたうえで、「現在、水の量を600ℓに減らし運用している。安全を確保できる範囲で車検登録をし直す」と答弁した。
京都市消防局では、ほかの消防車両についても重量の確認を行うとともに、メーカーとの調整を徹底していくとしている。
出典
『車両積載量超過で運用 京都市消防局』
http://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/news/2018/10/news_181018180000_084812.htm
10月19日6時30分に京都新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都市消防局上京消防署所有の消防車1台が、車検証で規定されている総重量を上回る積載を行い、道路運送車両法に違反していた疑いのあることが18日、分かった。
同局によると、車両はポンプと水槽を兼ね備えた小型水槽車。
車検上の総重量は6.9トンだったが、救助用の機材などが多く積まれていたため、実際は7.4トンあった。
昨年4月に配備され、出動や訓練で年間100回ほど使われていたとみられるが、これまで事故はなかったという。
先月21日に同局の調査で発覚した。
水を減らし、機材の一部を撤去して、規定の総重量未満に抑えた。
すでに京都府警などに報告している。
18日の市議会総務消防委員会で樋口市議(共産党)の質問に、荒木局長は「確認する機会は常にあり、責任を感じている。詳しい原因を調べたい」と謝罪した。
出典
『消防車を過積載で使用か 京都市消防、水や機材多すぎ』
https://this.kiji.is/425768882001003617?c=39546741839462401
(2018年12月9日 修正1 ;追記)
2018年12月7日23時3分に京都新聞から、過積載ではなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
・・・・・
一方、京都市消防局が10月に公表した上京消防署の小型水槽車の事例は、その後の詳しい調査で過積載でないことが分かったという。
出典
『消防車の荷物積みすぎ相次ぎ判明 「出動隊数少なく」』
https://this.kiji.is/443741064673166433?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
10月の報道で過積載となった理由を納得していたのだが、それがなぜ、過積載ではないとなったのだろう?
調べてみたが、他に報道は見当たらず、消防局のHPにも見当たらなかった。
2018年6月8日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8429/
(2018年10月25日 修正1)
2018年10月18日17時27分にNHK関西から、再発防止策が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市の吉村市長が18日の定例会見の中で、大阪市消防局としての再発防止策を発表した。
それによると、救急隊員が患者が「明らかに死亡している」かどうかを判断する際に確認が求められている呼吸や脈拍、それに瞳孔などの6つの項目についてチェックリストを作成し、現場で救急隊員2人が二重にチェックすることなどが盛り込まれた。
また、市によると、大阪市内の救急隊の出動件数は年々増加していて、去年は22万9013件と過去最多だったということで、市では救急隊員の勤務体制を改善するために、今後、救急隊の増員も検討していくという。
出典
『救急隊が死亡誤判断で再発防止策』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20181018/0008803.html
(ブログ者コメント)
10月18日付で発表された報告書を読んだが、臭気や見た目から、患者死亡と判断してもおかしくない状態だった。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
報告書を見るまでは、確認するのに手を抜いたのだろうか?などと考えていたが、そんな話しではなかった。
思えば、これまで数多くの事例を紹介してきたが、事故の報告書を見ることは稀。
事故の再発防止を考えるうえでのポイントとなる情報が埋もれているケースは多々あるのだろうと、改めて感じた次第。
報告書から抜粋した当時の状況を以下に転記するが、「幾度となくこのような現場を経験」することがある消防や警察の方々は本当に大変だ。
ブログ者には、肉体的にも精神的にも、とても勤まらない。
・・・・
p9
オ 室内進入から傷病者接触までの動き
A司令補は、玄関ドアを開けたと同時に腐敗臭を感じ、室内にはハエが飛んでいるのが分かったと供述した。
一 方、C士長は、幾度となくこのような現場を経験しているにもかかわらず、「うわっとなるぐらいのとてつもない腐敗臭を感じた。」と供述している。
・・・
C士長は、この時の状況として、室内には 30 匹ほどのハエが飛んでいるのが見え、部屋の奥に傷病者が右側臥 位の状態で倒れており、臀裂部にハエがたかっていること及び傷病者の右肩から右腰までにかけて床面から高さ 10cmほどの範囲で赤黒い変色が見え たことから、傷病者には死斑があり死亡状態であると確信したと供述している。
・・・・・
p10
傷病者へ近づくと、傷病者には毛布がかかっておらず、便失禁はなかったものの、臀部にハエがたかっているのが見え、顔は床に幾重かに折り重ねられ敷いてある毛布に埋もれており観察ができない状況であった。
カ 傷病者接触時の状況
A司令補は、まず、傷病者の左下肢に左手で触れ、両手で左下肢の硬直を見るため膝の可動性を観察した。
その結果、冷感があり、硬く感じられたことから、下肢には死後硬直が出現していると判断した。
その後、背面側で頭部の位置に移動し、自身の右手で毛布を床面に押さえつけて、顔を覗き込み、自身の左手で総頸動脈を5秒程度確認したが、呼吸は無く、脈も触れなかった。
この時、 A司令補は、床面に接していた右腰の辺りに多数の白っぽい蛆虫がいることを確認したことから、傷病者は死亡状態であり、死亡してから時間が経過しているものと判断した。
なお、A司令補は、死斑と思われる赤黒い変色や褥瘡(じょくそう)までは確認していなかった。
・・・
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/shobo/0000450106.html
2018年10月4日4時41分に北海道新聞電子版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
胆振東部地震による大規模停電(ブラックアウト)で、自動火災報知設備の予備バッテリーの電圧低下などを知らせる警報音が鳴り、火災発生と誤認した119番などの緊急通報が、札幌市で1000件近くに上るなど、各地で多発していたことが分かった。
台風21号の影響で停電した関西圏でも同様の通報が相次いだといい、総務省消防庁は、注意喚起を徹底するよう求める初の通知を、全都道府県と政令市に2日付で出した。
札幌市消防局によると、地震発生の9月6日から、市内の停電が解消した8日までの3日間、警報音を火災発生と誤認した通報が約970件あった。
すべてが、自動火災報知設備の設置が義務付けられているマンションなどの集合住宅からだった。
消防は、すべてで警戒出動し、うち770件が報知設備の予備バッテリーの電圧低下や電源切れなど、バッテリーに起因したものだと確認された。
停電復旧後に警報音が鳴ったケースもあった。
残る約200件の警報音の原因は特定できなかった。
札幌市内では、地震発生の6日には火災出動が6件、救急出動が597件あり、消防の業務量が急増していた。
各地の消防本部によると、同じ期間に同様の通報や出動が、旭川市内では共同住宅やグループホームなどから10件、函館市では18件、釧路市では6件、帯広市では22件あった。
出典
『地震停電で報知機発報、火災誤認の通報970件 札幌』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/234574/
(ブログ者コメント)
台風20号時に兵庫県で誤発報が相次いだ事例は、本ブログでも紹介スミ。
2018年8月29日掲載
『2018年8月24日 兵庫県の神戸市など5市で台風20号襲来時、火災報知器誤作動が206件、消防は災害対応への影響を危惧、屋外に設置する場合は防水機能ある機種が望ましい』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8734/
その時の誤発報は、装置内部に水が入ったことが原因だったということで、その点、今回とは異なる。
ちなみに台風21号時に関西で誤発報が相次いだという事例は、ブログ者は知らない。
ひょっとすると、台風20号の誤植かも。
2018年9月15日6時14分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山県警は15日、警備部機動隊の20代の男性巡査が、和歌山市内を走行中の警察車両から実弾入りの拳銃1丁を路上に落として一時紛失し、約1時間20分後に住民が拾得物として届け出たと発表した。
和歌山市で14日に開かれた自民党総裁選の決起集会に出席した安倍晋三首相らが移動する際の車列を警護中だった。
県警によると、巡査は私服で警察車両に乗り込み、同日午後7時50分ごろ、同市橋向丁(はしむかいちょう)の県道交差点を走行中、一般車両を制止しようと、助手席から身を乗り出した。
その際、左脇の拳銃ホルスターが窓に引っかかって留め金が外れ、拳銃が窓から路上に落ちたという。
県警は約50人態勢で捜したが見つからず、散歩中に付近で拾った住民男性が午後9時10分ごろ、捜索中の警察官に届け出た。
男性は午後8時ごろに、交差点そばの歩道で拳銃を発見したという。
拳銃には実弾が装填されていたが、使われた形跡はないという。
巡査は、今回が初めての要人警護。
落下防止のために拳銃とベルトをつなぐひもは装着されていなかったが、私服の場合は装着の義務はなく、県警は、携帯方法に不適切な点はなかったとしている。
県警は、15日午前2時半から記者発表。
県警の的場警備課長は、「このような事態を招き、大変遺憾。再発防止に努めたい」とのコメントを出した。
出典
『首相車列警備で拳銃落とす 和歌山県警巡査、住民拾う』
http://www.sankei.com/west/news/180915/wst1809150013-n1.html
9月15日17時40分に産経新聞westからは、落とした際のやや詳細な様子が、下記趣旨でネット配信されていた。
9月16日0時9分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、最後尾の車両に乗っていた巡査は助手席の窓から身を乗り出し、身ぶり手ぶりを交えながら車載マイクも使い、進行方向左側の路地から来ようとする一般車両に停止を呼び掛けていた。
座席に戻る際、左脇の拳銃ホルスターの留め金が窓枠に引っ掛かって外れ、拳銃が窓から落ちた。
国家公安委員会規則では、私服の場合、つりひもの装着義務はないが、県警によると、自己判断でつけている警察官も多いという。
県警警備課は、「つりひもをつけていれば防げた事案」とし、今後、私服警察官にもひもの装着を義務づける方向で検討している。
出典
『男性巡査、要人警護の経験なかった』
http://www.sankei.com/west/news/180915/wst1809150056-n1.html
『拳銃落下 つりひも装着徹底へ 和歌山県警、私服警官にも』
https://mainichi.jp/articles/20180916/k00/00m/040/162000c
9月18日19時5分に朝日新聞からは、発見した男性への取材記事が、下記趣旨でネット配信されていた。
拳銃を発見した市内の自営業の男性(78)が18日、朝日新聞の取材に応じた。
男性は14日午後8時ごろ、日課の散歩に出かけようと家を出た。
家を出てすぐ、和歌山市橋向丁の交差点付近の歩道に黒光りするものがあった。
暗くてよく見えなかったが、近づくと拳銃のようだった。
重量はあったが、精巧にできたおもちゃだと思った。
男性は拳銃を拾い、ポケットに入れて1時間ほど散歩を続けた。
帰宅したのは午後9時前。
拳銃を一度家に置き、街路樹の水やりをしたが、私服警察官と思われる男性2人組が何かを捜すように近所を歩いていた。
男性は、拳銃を捜しているのではないかと思い、午後9時5分ごろ、拳銃を持ち近所の大橋交番に向かった。
交番近くには、5人ほどの警察官が集まっていた。
警察官に「捜し物はこれですか」と渡すと、「あ、これや」と、警察官は驚いた様子で受け取ったという。
出典
『拾った拳銃、おもちゃかと 警官に渡すと「あ、これや」』
https://www.asahi.com/articles/ASL9L52GYL9LPXLB00P.html
9月15日11時5分に産経新聞westからは、捜索の様子などについて、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「落とし物を捜している。家の中を少し見せてもらえないか」。
警察官に尋ねられた60代の女性は、「捜しているのが、まさか拳銃だとは思わなかった」と言葉を失った。
和歌山市で15日、警察官が拳銃を落とし、発表があったのは発生から6時間以上経過した後。
事実を知った近隣住民は、驚きの声を上げた。
現場は、和歌山市の中心市街地と阪和自動車道を結ぶ片側2車線の道路で、昼夜を通して交通量は多い。
周辺には金物屋や工具店が立ち並ぶ。
女性は現場近くに住み、14日午後8時半ごろ、自宅から出て、多くの捜査車両が横付けされているのに気付いた。
「最初は、事故で交通整理をしていると思った」。
数人の警察官が、自宅敷地の暗がりなどを懐中電灯で照らしていたという。
近くで金物屋を営む別の男性は、朝にニュースを見るまで、状況を知らなかった。
「恐ろしい。知らせるのが遅すぎだ」と憤る。
男性巡査が拳銃を落としたのは14日午後7時50分で、午後9時10分ごろに拳銃を回収したが、県警の発表は翌15日午前2時半になってから。
記者発表の中で、県警幹部も「捜索に重点を置いていたのは事実で、発表が遅くなり、申し訳ない」と陳謝した。
出典
『「まさか拳銃とは」住民驚き 和歌山県警発表は6時間後』
http://www.sankei.com/west/news/180915/wst1809150030-n1.html
2018年8月20日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8706/
(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8705/
(2018年9月20日 修正1 ;追記)
2018年9月12日18時25分にNHK関西からは、備品洗浄中だったのでアクリル板を蹴破る音は聞こえなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
樋田容疑者(30)が逃走してから、12日で1か月になる。
警察には、これまでにおよそ2500件の情報が寄せられ、のべ9万人を動員して捜査しているが、依然、行方は分かっていない。
これまでの調べで、留置場の樋田容疑者の居室からは、署員の名前や日付に印がついたカレンダー形式のメモのほか、逃走に使う道具とみられる先のとがったプラスチック片が見つかっていて、警察は、特定の担当者の日を狙って計画的に逃走したとみている。
その後の調べで、当時、留置場には当直の署員2人がいたが、1人は休憩中で、もう1人は備品を洗っていたことが捜査関係者への取材で分かった。
署員は、水の音でアクリル板を破る音は聞こえなかったと説明しているということで、警察は、監視が緩むわずかな隙を狙って逃走した可能性があるとみて調べている。
大阪府警察本部では、容疑者の逮捕に結びつく有力な情報を提供した人に、OB有志からの私的懸賞金、最高で200万円を支払うことにしている。
出典
『逃走時署員は水仕事 音聞こえず』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180912/0007302.html
(2018年9月30日 修正2 ;追記)
2018年9月30日付で毎日新聞東京版から、山口県で万引きして捕まったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富田林署から逃走し、約350km離れた山口県周南市で48日ぶりに逮捕された樋田容疑者(30)。
大阪府羽曳野市で盗まれた自転車で逃走していたとみられ、万引きで身柄を確保された際の所持金は、わずか280円だった。
「何するんか。離せ」。
29日午後6時ごろ、周南市の道の駅「ソレーネ周南」の店先で、樋田容疑者が怒鳴り声を上げた。
万引きが見つかり、警備員の女性に身柄を取り押さえられた瞬間だった。
大阪府警や山口県警などによると、坊主頭にしていた樋田容疑者は黒い帽子をかぶり、上が青、下が黒のウインドブレーカーを着用。
変装するかのように、サングラスをかけていた。
食品売り場をうろつく樋田容疑者は、餅やロースカツ、菓子パン、缶コーヒーなどを万引き。
服の中に隠す様子を警備員が確認した。
そのまま店外に出て自転車に乗ろうとした樋田容疑者に、「会計がまだですよ」と声を掛けると、「財布を取りに行っただけ」と取り合わず、別の従業員らともみ合いになったという。
自転車は大阪府羽曳野市で盗まれたもので、白色のスポーツタイプの荷台には大量の荷物が積み込まれていた。
樋田容疑者は、店の事務所に連れていかれた後も、「トイレに行く」などと話して逃げようとしたが、従業員数人で阻止した。
所持金はわずか280円。
樋田容疑者は日焼けし、目は充血していたという。
ソレーネ周南は国道2号沿いの田園地帯にあり、農産物や水産物の販売所やコンビニもある。
近くに山陽自動車道の徳山西インターチェンジがあり、観光客に人気の施設。
樋田容疑者の逮捕の報を受け、現場には報道陣が続々と駆け付けた。
・・・・・
出典
『大阪・の容疑者逃走 350キロ自転車で移動か 樋田容疑者、逮捕時所持280円』
https://mainichi.jp/articles/20180930/ddm/041/040/164000c
2018年9月7日21時4分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県警察本部は、5日、機動隊が射撃訓練をしていた際、拳銃の部品の一部を破損し、部品から「トリチウム」という放射性物質を含むガスが漏れ出したことを明らかにした。
県警や原子力規制庁は、漏れ出した量は微量で、人体や周辺環境への影響はないとしている。
県警によると、5日、博多区にある機動隊の訓練場で、射撃訓練を行っていた機動隊員が拳銃の照準を定めるための「照星」と呼ばれる部品を工具で調整していたところ、この部品の一部にひびが入り、中から「トリチウム」という放射性物質含むガスが漏れ出したという。
県警によると、部品には、夜間でも照準を定めやすくするために発光する性質があるトリチウムを含むガスが使用されていたという。
県警から報告を受けた原子力規制庁によると、漏れ出した量は微量で、仮に全て体内に取り込んだとしても、人体に影響のないレベルで、周辺の自然環境への影響もないという。
警察は、「今後、このような事案がないよう、原因究明を行うとともに、部品の取り扱いのあり方について検討したい」としている。
出典
『機動隊拳銃から放射性物質漏れ』
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180907/0002206.html
9月7日21時45分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警警備課によると、5日午後0時15分ごろ、福岡市博多区の機動隊総合訓練場で、機動隊員が拳銃の照準を合わせる部品を工具で調整中に過って破損。
通常なら白く光る照準部品が光らなかったため、内部からトリチウムを含むガスが漏れたと判断した。
放射線障害防止法に基づき、漏出は原子力規制委員会に報告したという。
出典
『拳銃から放射性物質漏出 訓練中に誤って破損 福岡県警』
https://www.asahi.com/articles/ASL976HSTL97TIPE03L.html
2018年8月25日7時42分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鶴岡市消防本部で先月、急病人搬送の出動指令が救急隊に届かず、現場到着が6分遅れた問題で、救急隊員は現地における携帯無線機の電波状況が悪いことを事前に認識していたことが24日、分かった。
搬送された80代女性は、その後亡くなったが、遅れによる影響はないとしている。
同本部によると、出動指令があった当時、救急隊の4人は、所属する藤島分署近くの保育園で火災の避難訓練を指導していた。
同本部では、外部に出向く場合、車載無線機がある車両に人を残すのが原則だが、当時は誰もいなかった。
通信指令課が急病人の搬送指令を出したが、隊員からの応答はなく、救急車備え付けの携帯電話に連絡しても出なかったため、保育園に電話をかけて出動を命じた。
消防本部が隊員に聴き取りを行ったところ、分署周辺では電波の受信状態が悪いことを把握していた。
同本部は先月20日に事案を発表したが、電波状況の事前把握には触れていなかった。
鶴岡市消防署の渡部署長は、「発表段階では、聴き取り内容を把握していなかった。外部に出向く際は、車両に人を残すことを徹底したい」と話している。
出典
『救急車遅延、電波不良を事前把握 鶴岡市消防本部の隊員』
http://yamagata-np.jp/news/201808/25/kj_2018082500553.php
8月24日9時26分にNHK山形からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
救急隊は、当時、避難訓練の指導のため分署から150m離れた保育園にいて、電波状態が悪く消防無線が受信できなかったという。
これについて消防本部が聞き取り調査を行ったところ、隊員が「分署の周辺で無線が途切れることを認識していた」と話していることが分かった。
分署の周辺では、以前から無線が途切れることがあり、無線機器メーカーの調査でも非常に電波が弱い状況だったという。
鶴岡市消防本部では、救急隊が外出する際は、電話回線を使った受信端末を備えた救急車や消防車に隊員が待機することになっているが、当時、隊員は誰も残っていなかったという。
鶴岡市消防署の渡部署長は、「指令が出る4分前に救急隊が点検した際は電波に問題がなかったので、大丈夫だと判断した。今後は、車に隊員を残す対応を徹底したい」と話している。
出典
『救急車遅延 消防は無線不感認識』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20180824/6020001577.html
※トラブル発生当時の記事は下記参照。
(2018年07月21日 10:14 山形新聞)
鶴岡市消防本部は20日、急病人搬送の出動指令が救急隊に届かず、現場到着が6分遅れた事案が今月にあったと発表した。
救急隊は事業所に出向いて訓練指導をしており、電波状況が悪く、携帯無線機で指令を受信できなかったのが原因とみられる。
搬送者の病状悪化など、遅れによる影響はないとしている。
同本部によると、出動指令があった当時、ポンプ、救急両隊の計4人は、鶴岡市の事業所内で火災を想定した訓練の指導をしていた。
通信指令課が自動音声で急病人の搬送指令を出したが、隊員からの応答はなかった。
救急車備え付けの携帯電話に連絡しても出なかったため、事業所に直接電話をかけて、隊員に出動を指示した。
同本部は、救急隊が外部に出る際は指令を受ける隊員を救急車に待機させるなどの対策を既に講じたという。
長谷川消防長は、「到着が遅れたことは大変申し訳ない。再発防止を徹底する」と話している。
出典
『救急隊の現場到着、6分遅れる 鶴岡市消防本部、出動指令届かず』
http://yamagata-np.jp/news/201807/21/kj_2018072100438.php
2018年8月14日12時42分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警富田林署で留置中の樋田容疑者(男、30歳)=強制性交、強盗致傷などの容疑で逮捕=が接見後に逃走した事件で、樋田容疑者が押し破ったとみられる面会室のアクリル板や、ドアの開閉で作動するブザーが、府警本部が設備をチェックする際の対象に含まれていないことが、捜査関係者への取材でわかった。
設備の不備が見逃された結果、逃走につながった可能性がある。
捜査関係者によると、留置管理課は年に最低1回、府内65署で、留置場の状況を確認する「監査」を実施。
富田林署では今年7月に、留置場の非常ベルや非常扉が適正に作動するかどうかなどを点検していた。
同署の面会室では、3枚のアクリル板で容疑者と弁護士ら接見する人を隔てていた。
アクリル板は、それぞれ金属製の枠にはめられ、接着剤で固定されていた。
今回の事件では、中央の1枚(高さ70cm、横97cm、厚さ約1cm)が押し破られ、約10cm奥にずれていた。
同署では、監査とは別に毎月、面会室の設備を確認していたとしているが、アクリル板の状態については報告はなかったという。
また、面会室の弁護士らが出入りするドアには、開閉時に鳴るブザーが取り付けられ、入退室を覚知する仕組みになっていたが、弁護士らが担当者に声をかければ不要として、富田林署のものは日常的に電池が抜かれていたという。
これら監査項目や設備の不備に乗じて、樋田容疑者は逃走したとみられている。
府警は今回の事件を受け、13日に総務部長名で、ブザーが鳴動した場合、必ず接見した人物の出入りを確認することなどを通達した。
府警は、14日も約3000人態勢で樋田容疑者の行方を追っている。
出典
『容疑者が破ったアクリル板、点検対象外 富田林署面会室』
https://www.asahi.com/articles/ASL8G2F8BL8GPTIL001.html
8月14日7時28分に読売新聞からは、署内にあった脚立で塀を乗り越えたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
署の東にあるコンクリート製の塀(高さ3m)のそばに、署内にあったはずの脚立が置かれていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
府警は、男が塀を乗り越えたとみて、周囲に指紋が残されていないか調べている。
府警によると、樋田容疑者は12日午後7時半頃、手錠や腰縄を外した状態で、2階の面会室に弁護士と2人だけで入室。
午後9時45分頃、面会が長いと感じた署員が室内を確認したところ、無人だった。
弁護士は接見を午後8時頃に終えたといい、勤務中の署員約20人は気づいていなかった。
出典
『面会長いと感じた署員、室内確認したら無人』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180813-OYT1T50060.html
8月14日23時19分に毎日新聞からは、アクリル板を蹴破って逃げたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
壊された面会室のアクリル板にサンダルの跡が付いていたことが、捜査関係者への取材で明らかになった。
アクリル板が約30年前に設置され、一度も交換されていなかったことも判明。
府警は、樋田容疑者がアクリル板を蹴って壊し、隙間から逃げたとみて行方を追っている。
府警によると、アクリル板は容疑者と面会者を隔てるもので、厚さ約1cm。
通常は金属枠にはめ込まれ、接着用の樹脂で固定されている。
樋田容疑者が逃走した後、アクリル板の一部が金属枠から外れ、約10cmの隙間ができていた。
アクリル板にはサンダルの跡があり、署の駐車場に脱ぎ捨てられていた樋田容疑者のサンダルと一致した。
富田林署は、1988年12月の建設以降、アクリル板を修理・交換した記録がなかった。
府内の他の署も多くが同様とみられ、一部の署では接着用の樹脂が劣化していたという。
署が月1回実施する設備点検はアクリル板も対象だったが、点検方法は規定されておらず、目視のみだった可能性が高い。
出典
『富田林署逃走 面会室アクリル板にサンダル跡』
https://mainichi.jp/articles/20180815/k00/00m/040/150000c
8月14日1時40分に毎日新聞からは、ブザー設置の経緯や運用方法など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
府警の全65警察署のうち、富田林署だけが、面会室のドアの開閉を知らせるセンサーの電池を抜いていたことが分かった。
この結果、同署は約1時間45分間、接見終了に気付かなかった。
センサーは、2007年に栃木県で面会室で容疑者が自殺した問題を受け、全署に設置していた。
府警は、富田林署の対応に問題があったとみて、運用実態を調べている。
栃木県警宇都宮中央署で07年8月、殺人容疑で再逮捕された男が弁護士と接見後、面会室で首をつって自殺。
同署は接見終了に気付かず、男を1時間以上、1人にしていた。
警察庁はこれを受け、各都道府県警に対策を指示。
府警は07年度、弁護士らが面会室の扉を開けると、留置場にいる署員に音と光で知らせるセンサーを全署に設置した。
接見終了時は署員に声をかけるよう弁護士に依頼するとの運用も決めた。
しかし、富田林署は「弁護士と容疑者に『面会が終われば言ってください』とお願いしているので不要」と判断し、センサーを使っていなかった。
今回、弁護士は接見終了を署員に伝えておらず、運用が徹底されていなかったとみられる。
府警幹部は、「夜間に留置場に音が響くと、他の容疑者が目を覚ますなどの不具合を考慮した可能性がある」と話している。
出典
『富田林署逃走 センサー電池なく接見終了105分気付かず』
https://mainichi.jp/articles/20180814/k00/00m/040/084000c
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
2018年8月13日17時42分に産経新聞westからは、ブザー音がうるさいとの拘留者クレームで電池を抜いていたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警の容疑者逃走事件で、接見室の扉が開くと音が鳴るブザー装置の電池を抜き取っていたのは、府内65署のうち富田林署だけだったことが13日、府警への取材で分かった。
「理由を調査している」としているが、勾留中の容疑者からブザーの音がうるさいとクレームがあったため、抜いていた可能性があるとしている。
出典
『「ブザー装置」電池抜き取りは富田林署だけ…勾留中容疑者から「うるさい」とクレームか?』
https://www.sankei.com/west/news/180813/wst1808130059-n1.html
8月17日12時17分にNHK関西からは、自分が面会終了を署員に伝えるという容疑者の言葉を信じ弁護士はそのまま帰ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後の調べで、樋田容疑者が接見を終えて帰ろうとした弁護士に対し、「面会が終わったことは署員に自分が伝えるのでそのまま帰ってほしい」という趣旨の話をしていたことが、関係者への取材で分かった。
弁護士は樋田容疑者の要望どおり、署員に伝えずに警察署を離れたため、事件が発覚したのは、およそ1時間45分後だった。
警察は、接見室で1人になる時間をつくり計画的に逃走したとみて、いきさつを調べるとともに、引き続き3000人態勢で行方を捜査している。
出典
『面会終了を隠し計画的に逃走か』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180817/0005361.html
8月18日13時32分に毎日新聞からは、アクリル板の接着剤を剥がした痕があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アクリル板の接着部分を事前に剥がした痕跡があることが、捜査関係者への取材で分かった。
府警は、樋田容疑者が意図的に接着部分を剥がし、アクリル板を壊れやすくしたとみて、調べている。
アクリル板は厚さ約1cmで金属枠にはめ込まれ、隙間を接着用の樹脂で埋めて固定。
同署が約30年前に建設されてから、一度も交換や修理の記録がなかった。
捜査関係者によると、接着部分の樹脂が剥がれていたのはアクリル板の下部で、樋田容疑者が座っていた側だった。
枠との隙間を作ることでアクリル板がぐらつき、蹴った際に壊れやすくなっていたという。
府警は、樋田容疑者が以前から逃走を計画していた可能性もあるとみている。
出典
『アクリル板接着剥がす 隙間作り蹴破る?』
https://mainichi.jp/articles/20180818/k00/00e/040/304000c
8月19日付で毎日新聞東京版からは、面会室は防音仕様だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
刑事訴訟法は、容疑者や被告が警察官らの立ち会いなしに弁護士と接見できる「接見交通権」を定めている。
土日や夜間を問わずに24時間可能で、手錠は付けられない。
面会室は防音仕様で、逃走防止のためにアクリル板で仕切られている。
面会室の容疑者側の扉は外から施錠されている。
平日の昼間は面会室の隣にある受付に署員が常駐しているが、休日や夜間はおらず、同署は弁護士らに接見の終了時に声をかけてもらう運用を続けていた。
ただ、署員の常駐を義務付ける内規はなく、府警は今回の事件を受け、接見中の署員の配置を指示した。
・・・・・
出典
『1週間 巧みに捜査すり抜け 周囲に土地勘、指紋残さず』
https://mainichi.jp/articles/20180819/ddm/041/040/055000c
(ブログ者コメント)
ブログ者は工場勤務時代、安全教育の場で「安全管理とはライオンを檻の中に閉じ込めているようなもの。管理不備で檻が壊れると危険なライオンが外に出てくる」といった喩え話をしていた。
その喩え話どおりの感がある今回の事件。
産業安全とは直接関係ない事件ではあるが、未然防止策と拡大防止策の、いずれもがことごとく失敗した事例として紹介する。
例えば、未然防止策としてのブザー。
いくら拘留者からクレームがあったとしても、なぜ電池を抜いていたのか?
ブザーを設置することになった、その理由を理解していれば、弁護士に接見終了後に連絡してもらう運用をとっていたにしても、電池を抜くことにはならなかったのではないだろうか?
そもそも、ソフト対応だけでは抜けが出ることもあるので、それを防止するためのハード対応なのだから・・・。
また拡大防止策として、例えば脚立が裏口付近に置いてあったらしいという点。
結果論になるが、容疑者逃走を想定し、保管方法を工夫しておくべきだった。
以下はグーグルアースで見た富田林警察署(画面下の建物)。
建物の左側、道路に面したところが正面玄関になる。
画面右側(東側)の建物は市役所。
東側の塀を乗り越えたと報じられているので、その市役所との間にある塀を乗り越えたものと思われる。
2018年8月10日7時51分にCBCニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県の航空自衛隊小牧基地で、水難救助の訓練中、男性隊員が死亡した。
同基地によると、9日午前11時前、基地内の屋内プールで行われていた救難員の養成訓練中、20代の空士長がプールの底に沈んでいるのが見つかった。
空士長は、すぐに病院へ運ばれたが、死亡が確認された。
溺れたと見られている。
当時、スキューバダイビングの装備を付けて水面を移動する訓練を行っていて、小牧基地では、事故の原因を詳しく調べている。
出典
『水難救助の訓練中にプールで20代の自衛隊員が死亡‥溺れたか 小牧基地』
https://hicbc.com/news/detail.asp?id=00047A36
8月10日6時30分にYAHOOニュース(東海テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前10時ごろ、航空自衛隊小牧基地の屋内プールで、航空救難団に所属する20代の空士長の隊員が訓練中に、自発呼吸が無い状態で発見された。
隊員は病院に搬送されたが、およそ3時間後に死亡が確認された。
訓練では、スキューバダイビングの装備を装着したまま、潜水をせず水面を移動する、全装備泳法と呼ばれる訓練を行っていたという。
亡くなった隊員は、今年6月から救難員課程の学生として、訓練実習にあたっていたということで、航空救難団司令の小川空将補は、「今後、事故発生の原因を究明し、対策を確立してまいります」とコメントしている。
出典
『救難訓練中の自衛隊員が死亡 屋内プールで自発呼吸のない状態で見つかる 愛知・航自小牧基地』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180810-00004397-tokaiv-l23
8月10日6時24分にNHK東海からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小牧基地によると、訓練は救難員を養成するためのもので、空士長は、スキューバダイビングの装備を身につけて、ほかの隊員とともにプールの水面を泳ぎながら移動する訓練に取り組んでいたという。
出典
『小牧基地で訓練中に死亡事故』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180810/0000158.html
(ブログ者コメント)
スキューバダイビングの装備を身に着けたままプールの底に沈んだのなら、目立つので、すぐに見つかりそうな感じがするのだが・・・。
どのような大きさ・深さのプールで、何人が訓練を受けていて、教官は何人だったかなど、気になったので調べてみたが、報じられた記事は見つからなかった。
2018年8月3日16時53分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月28日から29日にかけて台風12号が接近した際、大津市や草津市などで団地やアパートの火災報知器が作動し、消防に計5件の通報が相次いだ。
消防が駆けつけると、いずれも火事は起きていなかった。
その後の調査で、横なぐりの雨で設備に水が入り込み、漏電したことが誤作動の原因だったとみられている。
消防によると、火災報知器は、これまでも雨や風が強い日に、誤って作動するケースが多いという。
また、気圧や湿度、それに温度の変化を火事と誤って反応したり、老朽化や虫の侵入などで誤作動を起こしたりするケースもあるという。
大津市消防局では、定期点検とともに、設置場所が適切かどうかを改めて点検してほしいと呼びかけている。
大津市消防局予防課の南係長は、「誤作動を防ぐことはなかなか難しいが、火災の発生をいち早く知らせる大切な装置なので、しっかりと点検してほしい」と話している。
出典
『火災報知器誤作動で出動相次ぐ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20180803/2060000726.html
(ブログ者コメント)
火災報知器の誤作動事例は、過去にも本ブログで紹介スミ。
2016年2月6日掲載
『2016年1月30日報道 長崎市で28日夕から29日朝にかけて火災報知器の誤作動が相次ぐ、昼間に比べ夜の気温と湿度が上昇したことが原因だった模様』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5627/
2018年8月1日11時16分に日本経済新聞から下記趣旨の記事が、ツイッターの原文付きでネット配信されていた。
「救急車でコンビニに立ち寄る場合があります」。
水分補給のため、やむを得ずコンビニを訪れることに理解を求める名古屋市消防局の公式ツイッターが、インターネット上で反響を呼んでいる。
記録的な猛暑で救急搬送者が急増。
担当者は、「隊員の体調管理を図りつつ、万全の態勢で出動に備えたい」と話す。
ツイッターは消防局企画広報係が担当。
7月26日未明、「出動が連続し、消防署に戻れない時は、救急車でコンビニ等に立ち寄り、飲料水等を購入する場合があります」とのメッセージを発信した。
消防局によると、名古屋市では7月中旬から熱中症などの搬送件数が急増し、同23日には過去最多の664件に上った。
1つの隊が1日に22回出動したケースもあり、水分補給のために消防署に戻る時間を確保するのが難しい状況が続いた。
救急隊員が自動販売機で飲み物を買う姿が市民から批判されたことがあり、隊員らは、救急車でコンビニなどに立ち寄ることを控えてきた。
消防局は、今夏は例年以上の暑さで、コンビニを使わざるを得ない場合もあると、投稿で理解を求めている。
7月末までにリツイート(拡散)は6万回を超えた。
「熱中症に気をつけて頑張って」
「飲み物くらい自由に飲んで」
などのコメントも相次いだ。
「反響が大きく、驚いている。理解していただけるとありがたい」と、企画広報係担当者。
名古屋市消防局公式ツイッターは、西日本豪雨の被災者に向けて「必ずあなたを助けます」と投稿し、話題になった。
出典
『「救急車でコンビニ、理解を」 猛暑で隊員も水分補給』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33654970R00C18A8CN0000/
7月31日付で中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
かつて「救急車で買い物をしていた」との批判が市民から寄せられたこともあり、隊員の食事や水分補給の機会を確保するため投稿したという。
「救急隊の皆さんの健康も絶対に大事にして」など賛同の返信が相次ぎ、担当者は「通常は救急車や消防車では立ち寄りしないように伝えているが、隊員の最低限の水分補給などは認めてもらいたい。反対の意見もあるが、多くの理解を得られて、ほっとしている」と話している。
同局の公式ツイッターは西日本豪雨の際、岡山県倉敷市真備町での救助活動の開始前に「必ずあなたを助けます」と投稿し、感謝の返信が相次いだ。
出典
『救急車でコンビニ「いいね」7万件超 名古屋市消防局、ツイッターで理解訴え』
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20180731/CK2018073102000055.html
2018年8月2日10時26分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時ごろ、江田島市にある海上自衛隊の長浜射撃場で、特殊部隊の特別警備隊に所属する30代の隊員が実弾を使った射撃訓練中に機関銃の一部を開いたところ、突然、弾が破裂した。
この隊員は顔に軽いけがをして、病院で治療を受けたという。
訓練中に機関銃から弾が発射されない状態になったため、隊員が弾の状態を確認するため、定められた手順に基づいて機関銃の一部を開いたところ、弾が破裂したという。
海自によると、気温が高い屋外で射撃訓練を行っていた影響で機関銃が高温状態になり、中に残されていた銃弾が破裂した可能性があるという。
特別警備隊の隊長の徳留1等海佐は、「訓練中に隊員が負傷したことは誠に遺憾です。原因の究明に全力を注ぎ、再発防止に努めたい」とコメントしている。
出典
『海自射撃場で銃弾破裂1人けが』
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20180802/0001886.html
(ブログ者コメント)
自衛隊が使う銃であれば、多少過酷な環境でも使用できると思っていたのだが・・・?
2018年7月20日21時5分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、鶴岡市消防本部が市内の救急隊に出した出動指令が伝わらず、救急隊の出動が6分遅れる事態があったことが分かった。
搬送が遅れたことによる患者への影響はないという。
鶴岡市消防本部によると、今月、消防本部から市内の救急隊に対し、無線で急病患者の搬送を要請したところ、救急隊の携帯無線が受信できず、出動の指令が伝わらなかった。
救急隊は、当時、市内で火災を想定した避難訓練の指導をしていて、救急隊の出動報告がないことに気づいた消防本部が電話で連絡し、6分後に出動の指令が伝わったという。
消防本部は原因として、救急隊がいた場所の電波状況が悪かったことや、出動指令を自動音声システムでしたあと、救急隊に伝わったかどうかを確認していなかったことをあげている。
このため、今後は、出動指令が伝わったことが確認できるまで、無線や携帯電話で救急隊への伝達を続けるなどの再発防止策を取るという。
今回の患者の搬送先の医師の所見では、「診察の経過や当日の状態から、搬送の遅れによる容体への影響はない」ということだが、鶴岡市消防本部は、患者の詳しい容体や出動した救急隊の所属する署などを明らかにしていない。
出典
『指令伝わらず救急隊の出動に遅れ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20180720/6020001173.html
7月20日20時0分に日テレNEWS24(山形放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鶴岡市消防本部によると、今月中の午前10時3分、市内で急病人の搬送を依頼する通報があった。
当時、救急隊員は市内の事業所で火災訓練中で、指令センターが無線で呼びかけたが、隊員が所持していた携帯無線が通じなかった。
さらに、緊急連絡用の携帯電話も救急車の中に置いたままだったため通じず、センターは事業所に直接、連絡。
午前10時11分に出動し、通常よりも6分の遅れが発生した。
遅れによる影響はないということで、市消防本部は「到着が遅れたことをお詫び申し上げる」とコメントしている。
出典
『隊員と連絡取れず消防出動に遅れ (山形県)』
http://www.news24.jp/nnn/news8878719.html
(2018年10月9日 修正1 ;追記)
2018年10月5日9時55分にNHK山形から、新しいマニュアルが作られたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防署長や出動した隊員など合わせて8人が、訓告や厳重注意の処分を受けた。
市と消防本部は9月、新しいマニュアルを作るなどの再発防止策をまとめていて、「再発防止策を実行してまいります」とコメントしている。
出典
『救急出動遅れで8人処分』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20181005/6020002033.html
7月20日5時30分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2012年9月、消防隊員ら37人が死傷した日本触媒姫路製造所(兵庫県姫路市網干区興浜)の爆発事故。
爆発を防ぐ注意義務を怠ったとして、業務上過失致死傷罪などに問われた当時の同製造所の課長(62)ら3人に、19日、神戸地裁は有罪判決を下した。
犠牲になった男性消防職員=当時(28)=が所属していた同市消防局は、危険箇所を把握する「指揮隊」の創設や化学薬品に強い防火衣の導入などを実施。
痛切な事故を教訓に、再発防止対策を徹底してきた。
市消防局が事故を受けて設けた指揮隊は、災害時に現場の状況をつかみ、活動方針の検討を専門に行う。
飾磨、姫路東、姫路西の3消防署に配備、各5人が所属している。
指揮隊長を務めた経験がある消防・救急課長の塚原・消防司令長は、「6年前とは統制が大きく変わった。民家火災の際にも、隊員のコントロールや熱中症対策などの安全対策ができるようになった」と話す。
化学薬品の飛散による負傷を和らげるため、全国に先駆けて、石油コンビナート災害に対応した新型の防火衣も導入した。
さらに、コンビナート火災時の危険距離を上回る放射距離を持つ「無人放水銃」を配備するなど、検証と対応を強化してきた。
事故を巡り、事業所と消防との連携不足が指摘された。
同消防局は事故後、市内の大規模事業所に、災害時の状況を適切に伝える「消防技術説明者」の配置を要請。
15カ所ある特定事業所との間で、事故を想定した連携訓練を年間計50回以上実施している。
同製造所とは、最低月1回、昨年は計15回の訓練を行った。
事故で負傷し、被害者参加制度を活用して法廷に立った消防司令補は、「どうして事故が起きたのか、同僚たちと共有することが使命だと思った」。
公判では懸命にメモを取り、隊員たちに伝えた。
当時は、危険性やアクリル酸の扱いなど、同製造所側からの情報が乏しかったために、隊員らが巻き込まれた。
今年発生した同製造所の軽微な事故では、現場に出動した若い隊員から、「こういう時は状況確認が大切」と声が上がり、「教訓が生きた」と感じたという。
石見市長は判決を受け、「事故の教訓を忘れず、消防活動の安全対策と市民の安全・安心の確保に取り組む」とコメントした。
出典
『工場爆発受け姫路市消防 再発防止へ対策徹底』
https://www.kobe-np.co.jp/news/himeji/201807/0011461462.shtml
(ブログ者コメント)
6年前の事故は本ブログでも紹介スミ。
2018年7月11日10時44分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
毒ガスを持った不審者への対応訓練が10日、秋田県能代市の東北電力能代火力発電所で行われ、能代署員と能代山本広域消防本部の消防隊員計約20人が、制圧手順を確認した。
近年多発する国際テロ情勢を踏まえ、地域の重要なインフラ施設が標的になった場合に備えようと、同署と同本部が企画した。
訓練は、不審者が乗用車で発電所の正面ゲートを強行突破したとの想定で開始。
守衛の110番で4、5人の署員が駆け付け、事務所ビル付近にいた不審者役に職務質問した。
不審者役が短刀を手に、「ビルに毒ガスをまいた」などと叫んで暴れると、署員は刺股や警棒を使って取り押さえた。
ビル内で勤務する従業員約50人は、署員の誘導に従って建物外に避難し、毒ガスがまかれたと119番。
化学防護服を身に着けた消防隊員2人が、動けないままビル内に取り残された要救助者を運び出し、汚染された服を脱がせたり、体を洗い流したりする手順などを確認した。
同発電所の橋本所長は、「有事に備えたマニュアルはあるが、それだけに頼らず、臨機応変に対応するためには、実際に訓練することが必要だ。関係機関と連携して取り組めた意義は大きい」と話した。
出典
『毒ガステロの対応確認 能代火力、警察と消防が訓練』
https://www.sakigake.jp/news/article/20180711AK0013/
2017年8月3日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7420/
(2018年7月13日 修正2;追記)
2018年7月6日19時9分に時事ドットコムから、次長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
府警捜査1課は6日、適切な安全管理を怠ったとして、業務上過失致死容疑で、訓練の安全管理者だった特殊警備基地の次長(59)や隊長(40)ら上司3人を書類送検した。
隊員らは第5管区海上保安本部(神戸市)の所属。
遺族側と示談が成立する見通しといい、同課は厳しい処分は求めなかったとみられる。
送検容疑は昨年7月12日、化学兵器で攻撃を受けたという想定の負傷者搬送訓練で適切な対応を取らず、隊員を熱中症にさせ、後日、死亡させた疑い。
出典
『海保隊員死亡で上司書類送検=熱中症対策怠った疑い-大阪府警』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018070601188&g=soc
7月6日20時6分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
書類送検容疑は昨年7月12日午後、府内の特殊警備基地で、負傷者搬送の訓練に参加していた男性隊員が熱中症による意識障害になったのに、すぐに搬送するなど適切な対応を怠り、同26日に入院先で死亡させたとしている。
捜査1課によると、3人は熱中症への認識が乏しく、隊員が倒れてから搬送までに約1時間を要していた。
専門家らの意見では、ただちに搬送するなど適切な措置を取っていれば、一命を取り留めていた可能性が高い。
訓練当日の天候は曇りで、気温は29.1℃だった。
出典
『隊員「熱中症」死で海上保安官ら3人書類送検、安全管理怠る』
http://www.sankei.com/west/news/180706/wst1807060079-n1.html
2018年7月7日11時3分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後10時半ごろ、釧路市大楽毛3丁目の国道38号線で、釧路警察署地域課の巡査部長(51)が乗用車にはねられた。
巡査部長は頭などを強く打って釧路市内の病院に運ばれ、手当てを受けていたが、7日午前9時前に死亡した。
警察によると、現場は片側2車線の直線道路で、巡査部長は、当時、「路上に犬がいて危ない」との通報を受けてパトカーで1人で出動し、現場で対応している最中にはねられたとみられるという。
警察は、乗用車を運転していた釧路市浪花町の男性容疑者(72)を、過失運転傷害の疑いでその場で逮捕した。
警察の調べに対して、容疑者は「前をよく見ていなかった」などと供述しているという。
警察は容疑を過失運転致死に切り替え、当時の状況を詳しく調べている。
出典
『警察官が乗用車にはねられ死亡』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180707/0001378.html
7月7日11時6分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、巡査部長は大楽毛交番勤務。
「犬がうろついている」との通報を受け、1人で犬の捕獲作業をしていたという。
出典
『重体の警官死亡 犬の捕獲中はねられる 釧路』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/206667/
2018年6月22日8時35分に高知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高知県警は22日から、パトカーが緊急走行で交差点に進入する際に、「ウ~」という通常のサイレン音を、高周波音を加えた新しい音に変更する。
県警のホームページで試聴すると、ゴジラの鳴き声や放射熱線を吐く時をイメージさせるような音で、周囲の注意を喚起して事故防止を図るための試験導入。
同様の仕組みは救急車にあるが、県警によると、全国の警察では初。
県内では、緊急走行で赤色灯をつけサイレンを鳴らしながら交差点に進入したパトカーが一般車両と衝突する事故が、過去3年で4件発生。
一般の車が窓を閉め切って音楽を聞いていて、サイレンに気付かなかった事例もあった。
今回導入する新サイレン音は、パトカーの乗員が交差点などで周囲に注意喚起が必要と判断した場合、車内マイクに付いているスイッチを押すと、10秒間鳴る仕組み。
「ウ~」という通常音の周波数(約850dB)に2000~4000dBの高周波音を組み込んだもので、「人の耳に、より届きやすく、緊張感や警戒感を感じさせる音」(大阪市のサイレンメーカー)だという。
県警は、主に高知市で運用しているパトカー5台で試験的に導入。
注意喚起の効果が高ければ、さらに増設を検討するという。
出典
『高知県警パトに“ゴジラ音” 新サイレン 交差点走行時に注意喚起』
https://www.kochinews.co.jp/article/193238/
6月21日19時32分に西日本新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
販売元のメーカー「パトライト」(大阪市)によると、スイッチは無線機器に搭載されており、助手席の警察官が操作。
緊急走行中にスイッチを押すと、10秒間音が変わる。
通常のサイレンに複数の和音が加わり、高音に聞こえる。
専門家のアドバイスも取り入れ、人の耳に聞こえやすい音に仕上げた。
出典
『高知県警が新サイレン試験導入 パトカー緊急走行時に音変化』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/426485/
(ブログ者コメント)
以下は、高知県警HPに6月21日付で掲載されている記事。
『パトカーに新しいサイレン音を試験導入します!』
http://www.police.pref.kochi.lg.jp/docs/2018061300166/
普通のサイレンから新サイレンに変わる際の音も添付されているが、新サイレンは甲高く緊張感ある音で、たしかに普通のサイレンよりは認識しやすいかもしれない。
2018年6月4日0時59分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市消防局は3日、119番通報を受けて出動した救急隊員が70代の男性を「死亡状態」と誤った判断をして病院に搬送しなかったと発表した。
男性はその後搬送され、治療を受けているが、同消防局は病状に影響していないとしている。
同消防局によると、2日午後、大阪市住吉区内の男性の自宅を訪ねた知人が「死んでいるかもしれない。息をしていない」と通報。
3分後に到着した住吉消防署の救急隊員が呼吸や脈、体温などを確認したが、死亡と判断して警察官に引き継ぎ、現場を離れた。
その後、警察官が生きていると気づき、再度通報。
別の救急隊が、最初の通報から1時間20分余り後に搬送した。
出典
『「死んでるかも」の通報、救急隊も死亡と判断…生きてた』
https://www.asahi.com/articles/ASL637J9QL63PTIL00F.html
6月4日2時8分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
駆け付けた救急隊員は、男性が呼吸をしていないことなどを理由に死亡していると判断した。
しかし、本来は瞳孔が開き、光に反応しないかどうかを確認する必要があるにもかかわらず、寝具で顔が隠れていたために確認しなかったという。
男性は慢性の脳疾患と診断され、意識不明の重体。
市消防局は、「搬送の遅れによる症状への影響はない」と説明している。
出典
『大阪市消防局 「死亡」と誤判断、搬送せず 男性重体』
https://mainichi.jp/articles/20180604/k00/00m/040/131000c
6月3日23時32分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市消防局によると、2日午後0時25分ごろ、住吉区遠里小野の男性宅を訪ねた友人が、室内で倒れている男性を発見し119番した。
3分後に駆けつけた救急隊員3人は、呼吸や脈がないと確認。
「足が冷たくなっているうえ、膝の硬直もあり、死亡している」と判断した。
瞳孔の反応や痛みを伴う意識レベルの確認は行わなかったという。
2日午後1時20分ごろ、府警住吉署員から住吉消防署に「息をしているようだ、吹き返したらしい」と通報があった。
男性は、最初の通報から約1時間後に病院に搬送された。
出典
『救急隊員が死亡と誤って判断、70代男性を搬送せず 大阪市消防局』
http://www.sankei.com/west/news/180603/wst1806030053-n1.html
6月4日22時59分に産経新聞westからは、第三者委員会で検証されるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
吉村市長は4日の記者会見で、搬送が約1時間遅れたなどと説明。
医療の専門家や弁護士らで構成する第三者委員会を設置して検証する方針を明らかにした。
救急隊の隊長は経験14年のベテランだったが、体が冷たくなり足の硬直があったことや、現場の状況から、死亡していると先入観を抱いて判断したのが一因という。
出典
『救急隊「死亡状態」と誤判断、大阪市が第三者委で検証へ』
http://www.sankei.com/west/news/180604/wst1806040086-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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