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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20248261233分にYAHOOニュース(KOREA WAVE)から下記趣旨の記事が、視聴者撮影の現場写真付きでネット配信されていた。

韓国・京畿道(キョンギド)富川市(プチョンシ)のホテル火災の際、救助のために使用された空気安全マット(エアマット)がその役割を果たせなかった。

命を救う「最後の砦」として信頼されていたエアマットに対する信頼が揺らぎ、今後、誰がエアマットに身を投じるのかという懸念が広がっている。

今回の事故では、男女の宿泊客がエアマットを「命のマット」と信じて飛び降りた。

しかし、女性宿泊客は跳ね返され、エアマットがひっくり返る事態が発生し、続いて飛び降りた男性も死亡した。

専門家からはエアマットの転覆が極めて異例だと指摘され、設置ミスや有効期限切れのマット使用など、さまざまな疑惑が浮上している。

22日午後734分ごろ、京畿道富川市の9階建てホテルの7階客室(810号)で火災が発生した。

同じ階に宿泊していた2人の宿泊客は、炎を避けるために消防が設置したエアマットに飛び降りたが、命を落とすことになった。

富川市消防署は、火災通報を受けてから4分後の午後743分ごろに現場に到着し、その5分後の午後748分にホテルの外にエアマットを設置した。

このマットは、横7.5メートル、縦4.5メートル、高さ3メートルのサイズで、10階以下の高さから飛び降りるために設計されている。

空気が注入されていない状態での重さは126キロという。

エアマットが設置されてから7分後の午後755分ごろ、女性が最初に飛び降りた。

だが、マットの中央ではなく端に落下した。

その瞬間、エアマットは反動でひっくり返った。

元の状態に戻す前に飛び降りた男性は、そのまま地面に落下し、二人は心肺停止の状態で病院に搬送され、その後、死亡が確認された。

専門家らはエアマットの転覆が異例だと口を揃える。

転覆の原因については、詳細な調査結果が出るまでわからないが、

▽マットが適切に設置されていなかった。

▽有効期限が過ぎたマットが使用された。

などの可能性が浮上している。

今回使用されたマットは2006年に支給されたもので、使用可能期限は最大7年とされている。

又石(ウソク)大学のコン・ハソン教授(消防防災学)は、「エアマットがひっくり返ることは非常に珍しい。通常はひっくり返らない。空気圧が過剰な場合や、エアマット自体に不具合があり圧力を均等に保てなかった場合、外部からの衝撃を受けてひっくり返る可能性がある」と説明した。

慶一(キョンイル)大学のイ・ヨンジュ教授(消防防災学)も、「マット自体がひっくり返る状況は本当に異例だ。消防隊員がエアマットを押さえているべきだ」と指摘する。

富川市消防署火災予防課長であるイ・サンドン氏は現場でのブリーフィングで、「最初はエアマットは正常に展開されていた。犠牲者が飛び降りる過程でひっくり返った」と釈明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9c34dd482eb07ad9f94e88f9967465fe31aed9fd

 

826729分にYAHOOニュース(中央日報)からは、客室エアコンからの炎がベッドなどに燃え移った、フラッシュオーバーの可能性もある、2番目に飛び降りた客はマットがひっくり返ってできた床の空間に落ちた、スプリンクラーは法改正前の建物につき設置されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

22日、7人が死亡し12人がけがした京畿道富川(キョンギド・プチョン)のホテル火災は、客室エアコンで起きた炎がベッドマットレスに落ち、火が急速に大きくなったことが分かった。

警察は、消防当局が通報受け付けから人命救助の過程まできちんと対応したのかも集中的に調べている。

25日、京畿南部警察庁は、刑事機動隊・科学捜査隊など計84人で構成した捜査本部を中心に、火災の原因と人命被害が大きかった理由などを捜査していると明らかにした。

消防庁が確保した閉回路(CC)テレビには、22日午後7時37分ごろ、810号で煙が始まってから約1分23秒で階全体がぼやけた様子が映っていた。

警察は、消防災難本部報告書などを土台に、客室内の壁掛け型エアコンから生じた炎がベッドのマットレスなど可燃物質に燃え移り、火災が急速に進んだと見ている。

周りの物体が発火温度まで加熱され、部屋全体で炎が爆発的に噴出する、いわゆる「フラッシュオーバー」現象が起きた可能性があるということだ。

エアコンの炎は、漏電など電気的要因で発生したものと推定している。

警察は、エアマットに飛び降りた2人が死亡したことに関連して、関連安全規則をきちんと守ったのかも調査中だ。

消防当局は当日午後7時43分に現場に到着し、約5分後の7時48分にエアマットを設置した。

その後、7時55分ごろ、ある女性がエアーマットの端に落ちてエアーマットがひっくり返り、まもなく飛び降りた男性はマットがひっくり返ってできた床の空間に墜落したと説明した。

警察は、エアマットが不良だったのか、空気量が十分だったのか、落下指示をきちんと行ったのかなどを調べる予定だ。

事故の通報者と受け付け要員間のコミュニケーションが円滑でなかった情況も確認された。

共に民主党のユン・ゴニョン議員室が公開した録音記録によると、初めての通報が受け付けられたのは午後7時39分20秒ごろだ。

受け付け要員は通報者に10回にわたってホテルの名前を聞いた後、出動指令を出した。

その後、「810号はどこ? ベッドや窓はどこ?」と、客室内の具体的な発火場所も尋ねた。

警察関係者は「消防対応の全般を捜査している」と明らかにした。

一方、事故が起きたホテルにスプリンクラーがなかったことについて、関連法の改正が必要だという意見も出ている。

消防施設の設置及び管理に関する法律施行令は2005年、11階建て以上の宿泊施設に対して全階にスプリンクラーを設置するようにした。

2017年には設置対象を「6階以上の宿泊施設」に拡大した。

しかし、改正前に建てられた宿泊施設には遡及適用することができなかった。

火災が起きた富川ホテルは2004年10月に使用承認を得た9階建ての建物だ。

専門家は、療養病院・保育園などのように、宿泊施設にもスプリンクラー設置規定を遡及適用する必要があると指摘する。

牧園(モグォン)大学消防防災学科のチェ・ジン教授は、「宿泊業者の場合、宿泊客が建物の構造を把握することは難しい」とし、「緩降機・エアマットは最後の避難手段であるだけで、火災の鎮圧はできないためスプリンクラーが絶対的に必要だ」と強調した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/284ebcb82493eadbead95c441d0232f7efd89d6d

 

 

 

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20248221848分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

静岡県島田市では地元の建設会社が持つ発電機を活用した、災害時の信号機の復旧訓練が行われました。

島田警察署は地元の建設会社23社でつくる島田建進会と、災害時に発電機を提供してもらう協定を結んでいます。

22日の訓練は災害時の大規模停電で、信号機が点灯しないことを想定して行われました。

栗田アナウンサー:
「建設業者によって発電機が運ばれてきました。これから信号機の電源ボックスにコードをつないでいきます」

警察官と建設業者が協力し、訓練開始からおよそ10分で信号機が点灯しました。

武田交通課長:
「どこが何をやるという確認をできたのは、非常に大きな成果」

栗田会長:
「一分一秒でも早く発電機を届けて、市民の皆様が安全に通れるように渋滞・交通事故のないように心がけていきたい」

大規模停電時には発電機およそ30個が信号機の復旧に 使われるということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5fe96ff1b7d3ec3cb75f642f80f8570750c96154

 

(ブログ者コメント)

関連情報調査結果、この訓練は202212月にも行われていた。
定期的に実施されているのかもしれない。

『消灯の信号機 復旧手順を確認 島田署と建進会』

2022.12.7 静岡新聞)

https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1161059.html  

 

 

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202481870分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

消防士を夢見て福岡市の消防学校に今春入学した男性(26)が7月、立ち泳ぎの訓練中に意識を失い、死亡した。

同種の訓練で生徒が意識を失ったり、死亡したりする重大事故は過去10年で少なくとも2件起きており、国は各都道府県や政令市に注意喚起の通達も出していた。

救助のエキスパートである複数の消防士が見守る訓練で、なぜ事故は繰り返されたのか――。

 

■生かされなかった教訓

事故は79日、福岡市西区の市民プールで起きた。

市消防学校(早良区)の水難救助訓練があり、入校3カ月目の初任科生53人(1829歳)が参加。

泳力に差がある生徒が同時に泳ぐと監視しにくいため、事前の自己申告や実際の泳ぎを見て5班に分け、飛び込みや溺れた人を抱えた想定での泳ぎ方などを訓練していた。

泳力に応じて、泳ぐ距離など、訓練の難度も変えていたという。

事故が起きたのは午後4時過ぎ、立ち泳ぎの訓練中だった。

深さ33メートルのプールで立ち泳ぎを5分間続けた後、プールサイドにつかまるなどして約2分間の休憩を挟み、再び1分間の立ち泳ぎを続ける内容。

監視役として水中にダイバー2人、水面に8人、プールサイドに8人の計18人の教員を配置していた。

ただ、他の訓練とは異なり、班分けはせずに52人(体調不良で1人不参加)が一斉に訓練を始めた。

市消防局によると、訓練終了を指示したところで、生徒の岡本さん(26)が沈んでいく様子にダイバーが気付いた。

すぐに水中から引き上げ、心臓マッサージを開始。

その後、岡本さんは救急搬送されたが、8日後に溺水による低酸素脳症で死亡が確認された。

なぜ、立ち泳ぎだけが生徒全員による一斉実施だったのか。

福岡市消防局は、当時は訓練時間を短縮させなければならない事情はなく、監視役の教員数などを考慮して実施したと説明。

岡本さんの泳力は5班のうち、下から2番目に位置するレベルと判断し、全く泳げないわけではなかったとした。

詳しい事故状況は「調査中」としたが、職員10人ほどでつくる検証委員会で訓練方法や生徒の班分けの判断が適切だったかなどを調べており、再発防止策をまとめる方針だという。

総務省消防庁によると、消防学校の訓練内容は各校の判断で決められている。

立ち泳ぎは必須ではないが、救助の際に溺れた人を見失わないことなどを目的に、訓練に盛り込む学校は全国に複数あるという。

ただ、立ち泳ぎの一斉訓練では、生徒の命にかかわる事故が過去にも繰り返されてきた。

静岡県消防学校では2014年、20代の男性2人が溺れ、一時意識不明となった。

山口県消防学校でも20年に、当時21歳だった男性が溺れて死亡した。

いずれの事故も初任科生の訓練で、50人前後で一斉に立ち泳ぎをしていた際に起きていた。

静岡県消防学校の事故について大学教授らがまとめた検証報告書によると、立ち泳ぎは複数の監視役がいても、溺れているかどうかの判断が難しいという。

顔を水面に常に出した状態で泳ぎ続けるのは体力を奪われるため、水中に潜ったり、再浮上して顔を出したりを繰り返すことがあるからだ。

報告書では、大勢いる生徒の安全をどう確保するか、監視者の役割分担が不明確だったことも事故原因の一つだと指摘した。

事故を教訓に、安全対策も見直された。

静岡県消防学校は現在も立ち泳ぎの訓練を継続するが、内容を一部変更。

生徒全員での一斉実施ではなく、ペアを組んだ学生がプールサイドから交互に監視するようにした。

山口県消防学校は事故後、立ち泳ぎを訓練から除外。

クロールや平泳ぎといった基本泳法を重視し、水難救助訓練に一度に参加する生徒数も30人までとした。

総務省消防庁は、山口県消防学校の事故後の20713日、水難救助訓練の関連マニュアルを総点検することなどを求める通達を各都道府県や政令市に出した。

ただ、各校が実際にマニュアルを見直したかなどの追跡調査まではしておらず、水難救助訓練をする際の監視員の人数の基準も定めていないという。

福岡市消防局は毎日新聞の取材に対し、「通達後にマニュアルを再点検し、一部を改定したが、立ち泳ぎの訓練に変更はなかった」と回答した。

静岡大の村越真教授(リスク認知)は、「立ち泳ぎは相当な泳力が必要な上、水しぶきが上がり、1人で複数人を監視することが難しい。静岡県消防学校の事故を検証した際の報告書で生徒同士がペアを組んで監視する安全対策を提案したが、福岡の事故でこの教訓は生かされていなかった。事故情報や改善対策を共有する仕組みが必要だ」と話す。

https://mainichi.jp/articles/20240816/k00/00m/040/070000c 

 

(ブログ者コメント)

2014年の静岡事例と2020年の山口事例は本ブログでも紹介スミ。
(山口事例は修正4と情報量が多い)

 

(2025年3月29日 修正1 ;追記)

202532982分にYAHOOニュース(福岡放送)からは、死亡したのはヘリコプター整備士志望の男性だった、福岡市消防局では新規採用職員全員が半年ほど消防学校に入る、3月に事故報告書がまとめられた、訓練計画書には少なくとも数年間、責任者名が記載されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同じような重大事故は全国で相次いでいて、再発防止策が提言されていました。

 【独自】水難救助の訓練中に溺死 少なくとも数年間にわたり計画書に責任者を明記せず 福岡市消防学校

しかし、福岡市消防局ではこれまでの訓練で事故が起きていなかったことを過信し、不十分な対策にとどまっていました。

福岡市消防学校の訓練経験者:
「立ち泳ぎの訓練をしている時は、きつくなって縁に行って休むは絶対に許されないから。」
「やっぱりかという感覚です。逆に今まで起こらなかったのが不思議だなと思うくらいきつかった。」

取材に応じたのは、福岡市消防学校の水難救助訓練を受けたことがある経験者たちです。

それぞれ言葉を選びながらも、怒りをにじませました。

白野記者 :
「現場はこちらの市民プールです。当時は、消防学校の生徒が訓練を行っていました。」

去年7月、福岡市西区の「総合西市民プール」で、福岡市消防学校の水難救助訓練が行われました。

訓練には消防学校に入校中の52人が参加していましたが、そのうち26歳の男性職員が溺れ、死亡しました。

男性職員はヘリコプターの整備士を志していたといいます。

福岡市消防局に採用されたすべての職員は、現場に配属される前に半年ほど消防学校に入ります。

人命救助のプロが見守る訓練中に、いったい何があったのでしょうか。

男性職員が参加していたのは、立ち泳ぎの訓練です。

現場となったプールの深さは3.3メートルで、足の届かないプールでした。

経験者たちはその訓練の厳しさを語りました。

福岡市消防学校の訓練経験者 :
「とりあえず、いいって言われるまでしろみたいな感じ。水の中で呼吸もできない、足もつかない、うまく体を動かせない状態でもやり切らないといけない訓練。」
「溺れそうな時は助けてくれないのですが、溺れたら助ける的な感じです。上がろうとするとプールサイドの溝のところで蹴り飛ばされるとか。」

事故が起きた時、どのくらい立ち泳ぎを続けるのか、参加者には明確に伝えられないまま訓練は始まりました。

福岡市消防局によりますと、苦しくなってプールの縁をつかんだ学校生たちに対し、教官は「訓練を続けるなら戻れ」と、水中に戻るよう強く促していました。

事故を受けて設置された第三者による調査検討委員会は、訓練の途中で誰かが立ち泳ぎをやめた場合、全員の訓練のやり直しにつながるため、学校生たちが訓練の中断を申し出にくい環境だった可能性を指摘しています。

死亡した男性職員は水中に沈んでいくところを救助されましたが、その後、命を落としました。

福岡市消防学校の訓練経験者 :
「福岡市消防局の消防学校は『日本一厳しい消防学校』って言われていて、そこにプライドというか誇りがあるんですよね。時代に合ってない訓練。だからといって訓練をしないとか質を下げてしまうことになると市民サービスの低下につながる。そこが本当に難しいと思っています。」

3月、事故の調査検討委員会が報告書をまとめたことを受けて、福岡市消防局は26日、初めてインタビュー取材に応じました。

福岡市消防局 職員課・永野課長 :
「かけがえのない命が失われてしまったことに対し、大変重く受け止めています。」

事故当時、福岡市消防局では52人の学校生が一斉に行う訓練に教官や指導員、ダイバーなど18人の監視員を配置していました。

立ち泳ぎ訓練の監視員は、4年前から56人増やしていたといいます。

これには、あるきっかけがありました。

2020年、山口県消防学校で、21歳だった男性の学校生が立ち泳ぎの訓練中に溺れ、死亡しました。

事故を調査した第三者などによる検討委員会は、立ち泳ぎの訓練で毎年、溺れかける学校生がいたとして、足の届かないプールで50人以上を一斉に泳がせていたことは問題だと指摘していました。

山口県の事故の検討委員会・杉浦委員長 :
「旧態依然とした教育体制があって、現実に即してないようなところも多々あったような感じがします。」

さらに再発防止策として、泳力に応じてグループ分けするなど参加人数を制限した上で、学校生が2人一組になり、お互いに見守る「バディ制度」を徹底することや、監視員を十分に配置することなどが提言されていました。

山口県での事故を受け、福岡市消防局は訓練中の監視員の人数を増やしましたが、そのほかの提言内容の多くは取り入れていませんでした。

永野課長 :
「これまで事故が起こってきていなかったのと、監視の人数を増強させていれば対処としてはしっかりやれるだろうという認識があったと思っています。」

Q今、その認識について ・・・。

永野課長 :
「そうですね。当然ながら調査検討委員会からも再発防止策として挙げられていますので、そういった認識不足を具体的な取り組みとして、バディ制度の導入や入水人数の制限をしっかりと整えていかないといけないと思っています。」

立ち泳ぎ訓練中の重大事故は2014年、静岡県消防学校でも起きていました。

この時は、20代の男性の学校生2人が溺れ、一時、意識不明となりました。

訓練中の死亡事故が起きるたび、国は都道府県や政令市に対し、訓練時の安全管理を徹し、事故防止に万全を期すよう求めています。

ただ「地域によって体制も異なる」として、各自治体の消防が安全管理をマニュアルを見直したかどうかの追跡調査は行っていないということです。

安全管理や事故の防止に詳しい専門家は・・・。

元 九州大学特任教授・福岡幸二さん :
「過去にこういった死亡事故が発生している訓練に対しては(総務省)消防庁で共有すると。それを教訓として全国の消防学校が学ぶ。自分たちも同じような状況にあると分かったら、そこに書かれた改善策を取るということが必要。」


福岡市消防学校の訓練を巡っては、市の安全管理規程により「最高指揮者」や「安全主任」を置くことになっていますが、訓練計画書には少なくとも数年間にわたり責任者を記載していなかった、ずさんな対応も明らかになっています。


過酷な現場に立つ消防だからこそ、職員たちの安全をもっと大切にする組織に。


福岡市消防局は、事故の調査検討委員会が提言した再発防止策について検討を進めるとした上で、今後は安全を最優先とする訓練を目指すとしています。


FBS福岡放送めんたいワイド2025327日午後5時すぎ放送

https://news.yahoo.co.jp/articles/99cb7fcebe89ad18a3282fb2b432afbd969b1e91

 

3281034分にYAHOOニュース(rkb毎日)からは、訓練計画書に責任者名が記載されていなかったのは担当教官が指揮する役割を担っていたからなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

福岡市消防局は安全管理規定で、訓練には責任者にあたる最高指揮者や安全主任を置くことを定めていますが、少なくとも2020年度以降、訓練の計画書に明記されていなかったことが分かりました。

福岡市消防局は明記していなかった理由について「安全管理規定は消防隊を対象としていて、消防学校では担当教官が訓練を指揮する役割を担っているため」と説明。

その上で調査検討委員会が今月、福岡市消防局に提出した報告書を受け、再発防止策について「消防学校の体制に応じた安全管理規定等の策定を検討する」としています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4febf9c9959b7fe904157460053aaaca6afc33b0

 

  

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202482711分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1日午後320分ごろ、滋賀県大津市御陵町の大津市中消防署から、「署員が訓練中に約4.7メートルの高さから転落した」と、大津市消防局に通報がありました。

警察と消防によりますと、大津市中消防署に所属する青木さん(男性、31歳)は、建物に宙づりになっている要救助者に見立てた人形を2階のベランダに引き上げるために、宙づりになって、人形に器具を取り付ける訓練をしていました。

しかし、何らかの理由で、地上から4.7メートルの高さから落下。

地上には安全マットが敷かれていたということですが、青木さんは頭部を打ち、病院に搬送されました。

その後、午後8時過ぎに死亡が確認されました。

訓練には安全管理の担当者も立ち会っていたということで、警察が詳しいいきさつを調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4eba602706486b700873a359165abaa4f9ead219

 

821821分にYAHOOニュース(びわ湖放送)からは、マットの上に落ちたが、はずみでマット外に出て頭を打ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1日午後3時20分ごろ、大津市中消防署でロープを使って、要救助者を引き上げる訓練を行っていた消防職員の青木さん(31)がベランダから、およそ4・7メートル下の地面に落下。

病院に運ばれましたが、その後死亡が確認されました。

中消防署によりますと、青木さんは、地面に敷かれていた安全マットの上に落下したものの、はずみでマット外に出て頭を打ったということです。

中消防署では、訓練を行う際、落下防止装置を装着し、隊員同士で相互確認を徹底しているという事ですが、今回の事故で、マニュアル通りの対応が出来ていたかを含め、事故の詳しい原因を調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0a35235ede3e35aa8a28eebfd58161e3e7f74208

 

831130分にYAHOOニュース(読売新聞)からは、上の階のベランダから降りて人形を救助した後、ロープを使ってベランダに戻る途中で落下したなど、命綱は着けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

大津市消防局中消防署で1日、訓練中の消防士が約47メートルの高さから転落した事故で、滋賀県警大津署は2日、消防士が搬送先の病院で死亡したと発表した。

発表では、消防士は大津市南志賀の男性(31)。死因は脳挫滅だった。

市消防局によると、訓練は宙づりになった要救助者を、消防隊員が上の階のベランダから降りて救助するもの。

消防士は要救助者に見立てた人形を救助し、ロープを使ってベランダに戻る途中で約47メートル下の地上に落下。
頭部を強打したという。

訓練には、消防士を含めて4人の消防職員が参加。

地上には安全マットが敷かれ、消防士は命綱を着けていたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fbc9793184693137c6e8716dd4faa5a9174f1081

 

 

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2024751940分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

プールの中で、10人以上の人たちが水の中で両手と両足を前に伸ばし、じっと座って息を止めています。

さらに、ウェットスーツを着て、全員、目を開けたままです。

これは、海上保安大学校で全国から選抜された研修生たちが、潜水士になるために受ける潜水研修の様子です。

海難事故が発生した際に救助に当たる潜水士。

潜水士になるためには、2カ月間にわたる厳しい訓練を受ける必要があります。

ボンベが使用できなくなるなどの不測の事態に備えて長く息を止める、呼吸停止の訓練は、1日の初めに行う大事な訓練だったのです。

この訓練は、2分半もの間、息を止めているといいます。

ちなみに、なぜ目を開けたままなのかというと、訓練中、失神していないかを確認するためなんだそうです。

人々の命を守るため、日々、過酷な訓練に励む研修生たち。

厳しい訓練を乗り越え、立派な潜水士を目指しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a419a56ae822176a116ad61c896194e857386b5e

 

 

 

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20245302330分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

山梨県にある陸上自衛隊の北富士演習場で30日午前9時前、手りゅう弾を投げる“投てき訓練”を実施していたところ、隊員が投げた手りゅう弾の破片が、別の隊員の首に当たり、病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。

亡くなったのは、陸上自衛隊第1師団・第1普通科連隊第3中隊所属の山宮員(29)です。

森下陸上幕僚長:
「このような事案は、武器を扱う組織としては、決してあってはならないものであり、陸上幕僚長として非常に重く受け止めております」

過去に実施された別の部隊による手りゅう弾の投てき訓練の映像を見ると、隊員が手りゅう弾を投げると、すぐに、隊員は安全な場所に身を隠しています。

元陸上自衛隊東部方面総監・渡部氏:
「必ず投げた瞬間に、防護した場所に身を隠す。この処置をとらないと、破片が飛んできて、大変な状況」

実際の訓練場の主な配置です。

手りゅう弾を投げる“投てき手”と、その指導にあたる“射撃係”が横に並びます。

標的までの距離は25メートル以上。

さらに、そこから15メートル以上後方に“安全係”を配置。

手りゅう弾の爆発後、後方から安全係が確認したうえで、立ち上がるなど、次の動作に進む流れです。

亡くなった山宮隊員は、射撃係でした。

渡部氏:
「一つ考えられるのは、射撃係が、投てきした手りゅう弾を目標付近に行ったかどうか確認する動作をとったために、隠れるのが遅くなった可能性」

森下陸上幕僚長:
「手りゅう弾自体は、目標付近に投てきされて、正常に爆発したと。手りゅう弾自体は正常に作動しているという可能性が高いということ。
さらには、故意に誰かが起こしたという事案ではないというのが確認しているところであります」
 

陸上自衛隊では、今回の事態を受け、安全確認ができるまでの間、すべての実弾射撃訓練の中止を指示。

事故調査委員会を立ち上げ、事故原因の究明にあたる方針です。

渡部氏:
「これは本当に非常に残念なこと。事故が起きるときは、さまざまな不安定要素というのが、不安全状態というのがあって、徹底的になくす努力というのを、常に愚直にまで行う必要がある」









https://news.yahoo.co.jp/articles/6a192b2ef6d88d054f0b32ed2dbe513d6ca03e71

 

5301817分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、訓練時は防弾チョッキを着ているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

亡くなったのは、射撃などを指導する隊員で、「原因は調査中」ということだが、目標付近に投てきされて、正常に爆発したという。

このニュースについて、元陸上自衛隊陸将の山下氏に話を聞く。

Q.正常に爆発したにもかかわらずということだが、陸幕長の話をどう受け止める?

A.調査中ですので断定したことは言えないですが、今のところ、安全管理体制がしっかり徹底されていなかったと。
それから、壕の中に、手りゅう弾を投げる投てき手とそれを指導する人が入っていたと思うが、投げていない方の隊員がけがをしているとなると、かがむ前に爆発してしまったということが考えられます。

別の駐屯地で行われた訓練の映像を見ると、隊員が手りゅう弾を遠くに投げてすぐに伏せると、数秒後に標的付近で爆発していた。

そして今回事故が起きた北富士演習場の映像を見ると、同じように身を隠す場所があることがわかる。

Q.取り扱いや訓練での安全管理に何か問題があった可能性はある?

A.もちろん、それが撤退されれば事故は起きないんですが、まず演習用の爆発しない手りゅう弾を投げて基礎訓練を徹底したあとで、しっかりとした動作で投げると。
もしかすると、射撃係が伏せるのに時間がかかってしまったと。

「投てき用意」でしっかり握る、「ピン抜け」で安全ピンを抜く、「投げ」で投てきする。
正しく動作はしてるはずですが、安全体制の規則がしっかり徹底されていなかったのかなと思います。

.破片が飛んできたという情報が入ってきているが、そういったものが飛んでくる可能性もある?

A.基本的には、投てきされた、落ちたところから5メートルから9メートルの範囲内が有効だといわれているが、飛び方によっては30メートル以上、破片が飛んできて、当たりどころが悪ければ、顔とのどと言っていますので、防弾チョッキなどを着ているが、顔とのどのところが出ているので、そこに当たったのかなと。

Q.今後、原因究明にどんなことが必要になってくる?

A.今から、捜査機関も入ってしっかりした態勢で、なぜけがをしたのか、投てきした、投てき手に起因するのか、あるいは射場勤務の中にいる射撃係に起因するのか、そこを徹底して2度と発生しないように改善することが必要。



https://news.yahoo.co.jp/articles/4155a9b9320808c777c55919cd5e561c48e8f067

 

530218分に毎日新聞からは、7回投げるうちの4回目に事故が起きたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

陸自によると、同連隊は2731日の日程で、射撃能力を向上させることを目的に、迫撃砲や対人狙撃銃などの各種火器を用いて249人で野営訓練を実施していた。

このうち手りゅう弾の訓練には23人が参加。

1人が7回ずつ投げ、1回ごとに高さ約1メートルの防護壁に隠れて身を守る訓練だった。

30日は午前8時半に訓練を開始した。

別の隊員が4回目を投てきした際、隣にいた指導役の山宮3曹の首に飛び散った破片が当たった。

他にけがをした隊員はいなかった。

手りゅう弾は約30メートル先の目標に投げられ、正常に作動していたという。

手りゅう弾による隊員の死亡事例としては、19585月、福岡県久留米市の幹部候補生学校の教育中に起きた記録が残っている。

https://mainichi.jp/articles/20240530/k00/00m/040/365000c

 

5301813分に産経新聞からは、手榴弾の爆発威力など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

手榴弾は爆発時、半径10~15メートル範囲内にいる人に死亡か重傷を負わせるほどの高い殺傷力があるとされる。

最近は住宅街でも暴力団の抗争で使われる事件が発生。

戦時中の不発弾として見つかることもあり、注意が必要だ。

【飛び散る破片は高い殺傷力】

手榴弾は安全ピンを抜いて投げると4~5秒後に爆発する。

爆発力で対象を吹き飛ばすのではなく、高速で破片を飛ばすことで殺傷力を高める設計となっている。

戦時中に多く使われ、現在も国内の戦地や訓練場の跡地で不発弾として見つかることもある。

近年は暴力団の抗争で使用される事件も目立ち、暴力団関係者の多い自治体では、警察が注意を呼びかけている。

福岡県警では、「手榴弾に注意」とホームーページで注意喚起している。

威力は、手りゅう弾から「半径10~15メートル以内は死亡または重傷」、「半径50メートル以内は破片により重傷」、「半径200メートル以内は飛散した破片が到達」と説明する。

発見した場合は、「踏んだり、触ったり、蹴飛ばしたりしない」「早急に離れる」「物陰などに隠れて身の安全を確保する」の原則を守り、「すぐに警察に通報してほしい」と呼び掛けている。

【暴力団の抗争で利用】

こうした注意喚起をする背景には、身近で手榴弾に関連する事件が最近も起きていることがある。

4月18日には、岡山県倉敷市の住宅街で手榴弾の爆発により、女性が住むアパートのガラスが割れる事件が発生した。

女性宅には特定抗争指定暴力団池田組の組員が出入りしていたとされ、暴力団抗争の可能性が高いとされる。

昨年1月14日には、佐賀市中心部で指定暴力団浪川会幹部の自宅に手榴弾が投げ込まれ、爆発によりバルコニーなどが損壊した。

暴力団の抗争以外でも、手榴弾の被害が心配されるケースもある。

令和元年5月30日には沖縄県宜野湾市で小学生が不発の手榴弾を発見し、自転車かごに入れて持ち帰るなど、「あわや大惨事」という事案もあった。

https://www.sankei.com/article/20240530-DP55HG7XR5H25MWN7EQ2ZZSE7Y/ 

 

 (2024年6月9日 修正1 ;追記)

20246980分にYAHOOニュース(週プレNEWS)からは、手榴弾を投げるのは難しい、訓練前に模擬弾を投げる訓練を行うが、緊張のあまり真後ろに投げたりする人がいたことがあるなど、下記趣旨の自衛隊OBの寄稿文?がネット配信されていた。

その後、現時点(65日)に至るまで、新しい情報は発表されていません。

そこで、過去に同じ手榴弾訓練を受ける側としても教える側としても経験した者として、今回の事故について解説したいと思います。

 

【誰もが緊張する投てき訓練】

手榴弾は大人の手のひらに収まる大きさの球状の形をしており、ずっしりとした鉄の塊です。

今回の事件で使用された破片手榴弾は、安全ピンを抜くと4秒から8秒程度経過したのちに内部の爆薬が爆発し、外装の鉄の部分が破裂して飛び散り、周辺の人員を殺傷するものです。

  【写真】殺傷能力のる手榴弾の爆発

自衛隊員が装備している小銃は直線的な射線であり、物陰に隠れている敵を射撃することが困難です。

そのような場合に、手榴弾が物陰を超えるように放物線を描いて投げ込まれることにより、隠れている敵を殺傷することが可能になります。

手元の細かいコントロールで様々な方向への投てきが可能な手榴弾は、野外、市街地や建物内部等の様々な場面における戦闘において活用される重要な兵器です。

そんな手榴弾の投てき訓練は、陸上自衛隊に所属するすべての隊員が受ける基本的訓練の一つです。

しかしこの訓練には、小銃の射撃訓練などと比べても、より大きな緊張が伴います。

小銃による射撃訓練は、小銃の銃身自体の向いている方向を観察することにより、射手の周囲にいる勤務員からも、その銃が安全な射撃方向を指向しているかどうか判断することが比較的容易です。

しかし手榴弾は投げられる瞬間まで、どの方向に飛んでいくか予想が難しいのです。

手元の些細なコントロールのミスにより、投げる目標以外にすっぽ抜けてしまう可能性もあります。

本物の手榴弾を使った投てき訓練の前には、模擬弾を使用した事前訓練が行われます。

私が臨んだ訓練においても、初めて投てきする隊員のなかには、緊張のあまり模擬の手榴弾を足元に投げつけたり、真上へ投げ上げたり、真後ろに投げ飛ばしたりしてしまう人もいました。

また、近年ではボールを投げた経験のない隊員も少なからずいて、いわゆる「女の子投げ」になってしまい、十分な遠投ができないケースも増えているようです。

 

【安全管理は徹底されているはずが・・・】

実弾を使った投てき訓練では、隊員は破片の飛散に耐えられる壕の中から外に向かって手榴弾を投げます。

その後、目標まで到達したかどうかを確認したら、手榴弾が爆発するまでに速やかに壕の中にしゃがみ、破片から身を守らなければなりません。

訓練を受ける隊員の側には、安全や投てき成果の確認のために「射撃係」と呼ばれる指導役の隊員が付き添います。

さらに万が一のことが起きた場合、射撃係には訓練を受ける隊員の命を守る責任があります。

イレギュラーな事態が発生した場合でも、自身と担当する隊員の安全を確保するための退避行動まで、頭と体に叩き込まれています。

その甲斐もあって、自衛隊の手榴弾訓練中の死亡事故は、昭和33年に福岡県久留米市の幹部候補生学校を最後に60年間起きていませんでした。

では、今回は一体何が起きたのでしょうか。

森下陸幕長による「手榴弾自体は目標付近に投てきされて正常に爆発した」との発表により、投てきの失敗や手榴弾の暴発などの可能性は否定されています。

そうなると考えられるのは、亡くなられた射撃係の隊員が手榴弾の爆発時に、壕の中に身を隠しきれていなかったという状況です。

ただ亡くなられた隊員は29歳の3等陸曹ということで、投てき訓練にも十分な経験があり、壕の外に出る危険性は十二分に認識していたはずです。

となると、残された可能性は、何か不測の事態が発生し、指導係の頸部が壕の外に出てしまっていたという状況ではないでいでしょうか。

身を隠しきれていなかった隊員を庇(かば)った? 

他の隊員の破片が飛散? 

詳細が発表されていませんので断定はできませんが、現在明らかにされている情報をもとにすると、亡くなられた指導係は、訓練を受ける隊員の命を守るという責務を立派に全うしたといえると思います。

防衛省は、特進や遺族補償を検討すべきですし、状況によっては国家賠償も必要な事案だと思います。

同時に、事故があった訓練に参加していた隊員のメンタルケアも行うべきです。

国防のために身を危険に晒して日々訓練に励む自衛隊員たちが使い捨てにされない自衛隊であってほしい。

それが、いちOBとしての願いです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ee00cad103d491f0231ff68142bed91ff021ca41 

 

 (2024年7月23日 修正2 ;追記)

20247181825分に毎日新聞からは、破片が曲線軌道で飛散する危険性を部隊全体で認識していなかった、死亡した3曹は壁から3m離れた場所でしゃがんでいたなど、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

陸自は18日、原因などに関する調査結果を公表した。

手りゅう弾は正常に作動したものの、破片が曲線軌道で飛散する場合もあるとの危険性を部隊全体で認識しておらず、隊員は飛散に備えて的確に身を守れなかったと結論付けた。

また、連隊長ら幹部が必要な教育や指導をせず、職責を果たしていなかったと指摘した。

調査結果を踏まえ、陸自は教育内容の見直しなどの再発防止策を講じたうえで、事故後見合わせていた手りゅう弾の投てき訓練を再開する方針。

指揮監督や安全管理については、今後も問題の有無を調べ、関係者の処分を検討する。

警務隊も捜査しているという。

・・・

戦闘訓練の基礎基本をまとめた「教範」は、手りゅう弾の破片は直線ばかりでなく曲線の軌道で飛び散る場合もあるため、壕内では前方の壁にもたれるようにして頭を伏せ、身を守ることなどを定めている。

だが調査の結果、山宮3曹は前方の壁から287メートルの位置に、投てきした隊員も136メートル離れた位置にしゃがんでいたことが判明した。

破片は直線的に飛ぶもので、防護壁の内側に隠れていれば安全との思い込みが影響したとみられる。

・・・

https://mainichi.jp/articles/20240718/k00/00m/040/146000c  

 

7181556分にNHK山梨からは、3曹は頭を伏せずにしゃがんでいた、指揮官は手順に基づいた指導を行っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

訓練の手順書では、手りゅう弾が投げられたあと、現場にいる隊員は破片から身を守るために防護壁に体を密着させて頭を伏せるとされていますが、3等陸曹は防護壁から2メートル80センチあまり離れた場所で、頭を伏せずにしゃがんでいたところ、破片にあたったということです。

訓練には3等陸曹を含め24人が参加していましたが、部隊の指揮官は手順書に基づいた教育や指導を行っておらず、いずれの隊員も正しい手順を守っていなかったということです。

一方で、手順書の記述には分かりにくい部分があったとして、写真や図などを加えて分かりやすくするとともに、部隊での安全教育を徹底させるなどして再発防止を図るとしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20240718/1040023822.html 

 

 

 

 

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202452990分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

いつ見舞われるか分からない災害や事故では、知識の有無が、人の命に関わることもある。

警視庁災害対策課はX(旧ツイッター)で、なるべく力を使わずに倒れた人を助け起こす方法や、腕などから出血した際、身の回りにあるもので止血する方法を伝えている。

また、「非常口」の表示には2種類あることも紹介。

知っておけば、もしものときに役に立ちそうだ。

 

【力は使わず倒れた人を起こす】

《てこの原理を利用するので、ほとんど力は使いません》

同課特殊救助隊の大住巡査部長(34)は、倒れた人の起こし方を、こうXに投稿している。

まず、倒れた人の左側にしゃがみ、右手を首の下に差し入れて、左手はへその辺りをおさえることで、「尻を支点にして起こすことができる」(大住さん)。

すぐに自分の右ひざを立て、起こした人の背中を支えると、再び倒れるのを防ぐことができるという。

左手を、倒れた人のひざの下に入れて足を少し浮かせると、体の向きを楽に変えることができる。

大住さんは、消防関係者との情報交換でこの方法を知ったとき、「救命・救助の現場で、あまり力を使わずに助け起こしたり向きを変えたりできる」と感じたという。

日常生活でも、「起き上がれずに困っている人がいるときや介護をするときに活用できるのでは」と話した。

 

【外出時にはネクタイで応急止血】

外出先でけがをして出血した場合、まずは「止血」が必要になる。

同課の広重巡査部長(34)はXで、ネクタイを使うアイデアを紹介した。

「止血をせずに周囲の人に血がつけば、感染症につながる恐れもある。手で傷口を押さえると、その手が使えなくなるので布で縛るのが効果的」と話す。

自身も外出先で負傷し、思った以上に出血した経験があるといい、「清潔な布があれば一番だが、常に用意しておくわけにもいかない。身近にあるハンカチやネクタイを使えば、応急的な止血ができる」という。

Xではネクタイを使う場合について、《幅広の部分を患部に当てて巻き始めると止血効果が上がります》と説明。

《もしもに備えて身近なもので止血する訓練をしてみてはいかがでしょうか》とすすめる。

 

【背景の色で意味が異なる】

人が出口に駆け込んでいるようなピクトグラム(絵文字)で知られる「非常口」の誘導標識。

映画館や商業施設など、あらゆる場所で目にするが、実は2種類あることを知っているだろうか。

「背景が緑色のもの」と「白地に緑色で文字や矢印が描かれているもの」があり、《それぞれ意味が違います》と、Xで豆知識を紹介したのは、同課の石川警部補(43)だ。

石川さんによると、背景が緑色のものは「非常口がある場所」そのものを表し、背景が白色のものは「矢印の先に非常口がある」ことを意味する。

投稿しようと思ったのは、「意味を知らない人が非常に多いというだけでなく、2種類あるということも知られていないから」だと石川さん。

「建物内で急に避難が必要な状況になった際、それぞれの意味を知っておけば、より迅速に避難できるのでは」と狙いを説明した。

https://www.sankei.com/article/20240529-H462IYR43VOFTE6UEZRRHOWAGU/ 

 

 

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2024391758分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9日午後120分ごろ、東京都瑞穂町箱根ケ崎の物流会社「Tロジテック」の倉庫で、同社の従業員から火事を伝える119番通報があった。

東京消防庁によると、約28時間後の10日午後55分ごろに鎮圧し、2階建ての倉庫約7500平方メートルが全焼した。

警視庁福生署によると、逃げ遅れやけが人は確認されていない。

倉庫ではインターネット通販商品などが保管されているという。

10日午前540分ごろ、現場近くの国道ではスリップ事故が2件起きた。

走行中のトラックが急停止し、後続のトラックが追突。
バイクの単独での転倒事故も発生した。
けが人は確認されていないという。

署は、いずれも消化のための長時間の放水による路面凍結が原因とみて調べている。

現場はJR箱根ケ崎駅から北に約15キロの工場などが立ち並ぶ地域。

https://www.asahi.com/articles/ASS395WFNS39UTIL00S.html

 

3101832分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、交通事故は3件起きていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9日昼過ぎから東京都瑞穂町にある物流会社の倉庫で火災が発生していましたが、27時間半ほどたってほぼ消し止められました。

東京消防庁などによりますと、9日午後1時半ごろ、瑞穂町の物流会社「Tロジテック」の倉庫で火災発生の119番通報がありました。

この火事で2階建ての倉庫7500平方メートルが全焼し、火は10日午後5時すぎ、ほぼ消し止められました。

この火事によるケガ人はいませんが、10日朝早くには、付近の道路で放水された水が凍り、交通事故が3件起きたということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/576445c37bcf9b212fe3ae106571164504b2331d

 

 

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2024229160分にYAHOOニュース(読売新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

救急車や消防車の緊急走行で、従来の「ピーポー」や「ウーウー」とは異なるサイレン音が広がっている。

「ギュイーン」という不協和音だ。

交差点への進入や渋滞時にドライバーや歩行者に気付いてもらうことを重視した「高警告サイレン音」で、事故防止につながるとして、全国の消防車両の約2割に導入されている。


【イラスト】「ギュイーン」サイレンの仕組み

堺市消防局の救急隊員が、消防車の運転席にある「交差点」「渋滞通過」と書かれたスイッチを押すと、「ギュイーン」という不快な音が、それぞれ10秒間、響き渡った。

同消防局では、救急車の半数の16台に導入している。

緊急車両のサイレンの鳴動は、道路交通法で義務付けられている。

自治省(現・総務省)消防庁が1970年に出した「電子サイレンに切り替える」との通知などを基に50年以上、救急車のサイレン音は「ピーポー」、消防車は「ウーウー」が主流だった。

ところが、消防隊員らから「通行を優先してもらえない」との声が上がるようになり、回転灯製造会社大手の「パトライト」(大阪市中央区)が2014年に新たな音を完成させた。

同社は

▽車の密閉性が向上して音がドライバーに届きにくくなった
▽耳が慣れ、緊急性を感じにくくなった

との社内の分析を踏まえ、「ウー」という音に特殊な音源を組み合わせることで、さらに高周波と低周波の音を同時に生み出した。

高周波音は歩行者に聞こえやすく、低周波音は車の窓ガラスが閉まっていても、ドライバーに届く。

同社西日本営業課の新宮課長は、「広範囲に届く上、人をイライラさせるので確実に認識してもらえる」と話す。

1基約10万~20万円で、年間1000台ほど出荷。

堺市や大阪市の消防局など全国約200の消防本部で導入され、全国の消防車両約5万台のうち2割の約1万台に搭載されているという。

福山地区消防組合消防局(広島県福山市)は21年度以降、消防団のポンプ車5台に導入。

「効果的に周囲に注意喚起でき、安全確保が図れる」として、23年度は救助工作車1台にも搭載した。

今後、台数を増やす。

社会科見学で訪れた小学生らに音を聞かせて認識してもらう啓発も行っている。

緊急車両による事故の多くは交差点で発生し、安全確保が課題となっている。

警察庁によると、13~22年に緊急車両が起こした事故は16~43件。

交差点が半数以上で、多い年は8割以上だ。

他の緊急車両への導入も進む。

高知県警はパトカーなど約20台に搭載。

新たなサイレン音の車に乗務した警察官の95%が「存在に早く気付いてもらえた」「道を譲ってもらえた」と前向きな効果を実感したという。

広島国際大の安田康晴教授(救急現場活動学)は、「緊急車両が近づいていても、音楽を聴いたり、会話をしたりしていれば気づきにくく、不快な音で認知させる試みは評価できる。ただし、音量は道路運送車両の保安基準(1951年策定)から見直されておらず、現代に適合していない。音量自体を大きくすることも検討すべきだ」と指摘する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3bac749085422bc6d0c5c5ee852b3570b1e3b82e

 

 

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2024252237分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

石狩市新港西2で昨年7月に発生した倉庫火災で消火作業に当たっていた石狩消防署の消防司令の男性=当時(56)=が死亡した火災で、石狩北部地区消防事務組合の事故調査委員会は5日、調査報告書を公表した。

煙が充満する建物内で消火作業を行う際は隊員同士の体をロープでつなぐと内規で定めているが、消防司令と同僚はロープを付けておらず、消防司令が逃げ遅れた可能性があると結論付けた。

消防司令は、石狩市の高井さん。

報告書によると、高井さんは同僚との2人一組の隊長として、空気ボンベを背負い、倉庫2階の窓から進入した。

活動予定時間は20分間だったが、同僚は室内の熱気が強まり、活動継続は危険と判断して高井さんに退避を進言したが返答はなく、進入から約10分後には先に外に出た。

高井さんは1人で活動を続け、その後、無線交信が途絶えた。

同組合が定める「警防活動要領」は、煙が充満する建物内では2人以上の一組で活動し、ロープを装着すると定める。

1人で自由に動くことは原則、できないが、2人は未装着だった。

同組合は未装着だった理由について、進入当初は煙が充満しておらず、高井さんがロープが必要な状態と判断しなかった可能性があるとしている。

報告書では、活動予定時間を20分間としながら、2人が約25分間分のボンベ残量で進入したことについて、広い倉庫で退出に必要な時間を考慮すると、活動時間をより短く設定するべきだったと指摘した。

再発防止策として、ロープなど資機材の適正使用など7点を挙げた。

同組合の高橋消防長は、「二度と同じような痛ましい事故が起こらないよう再発防止に努める」とのコメントを出した。

道警によると、火災は昨年7月19日夕、鉄骨2階建ての運送会社倉庫で発生した。

高井さんは倉庫2階で遺体で見つかり、死因は窒息死だった。

道警は火災原因について、特定に至らなかったとしている。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/971991/

 

261042分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、延焼拡大の予測が十分でなく火勢が急激に増して身動きがとれなくなったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

去年、倉庫火災で消火活動中の消防士が死亡したことを受けて、石狩北部地区消防組合は、再発防止策などをまとめた調査報告書を公表しました。

去年7月、北海道石狩市新港西の倉庫で起きた火災では、消火活動にあたっていた56歳の男性消防士が、火元の倉庫2階の部屋で死亡しました。

第三者委員会がまとめた調査報告書では、死亡した男性消防士が倉庫2階の部屋に入った際、火元を確認するために携帯していたホースから離れたことで退路を見失ったと推定。

さらに、延焼拡大の予測が十分ではなく、炎の勢いが急激に増したことで身動きが取れなくなり、退出できなくなったと指摘しました。

再発防止策としては、倉庫火災では中にある物の位置関係などの情報が確認できるまでは、消防隊の進入を制限することや、ロープとホースによる二重の退路確保などを徹底するとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7b4ac4f7fcfd3dac02ef59e6d691d1e8d2d15604

 

261758分にYAHOOニュース(HTB)からは、ホースが届く範囲よりも広範囲で火元をさがしていたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

報告書では、高井さんの遺体が倉庫の中でホースと離れた位置で発見されていることから、事故の原因はホースが届く範囲よりも高井さんが広範囲で火元を探し、退路を失い熱中症のような状態になったことが考えられるとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/57e86b218f307356ddc3d96817c3f99d9d198fca 

 

 

 

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2024232318分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2023年に埼玉県警が受理した110番の7件に1件が、呼び掛けても反応がない「無応答」だったことがわかった。

スマートフォンの自動通報機能で意図せずに通報しているケースが多いとみられる。

無応答は10万205件に上り、22年の1・6倍、21年の2・7倍へと近年急増している。

緊急の対応に支障を来す恐れもあり、県警はスマホの設定の確認を呼びかけている。

県警通信指令課の発表によると、23年の110番は77万1388件。

前年を6万457件(8・5%)上回って平成以降で最多だったが、無応答が3万8677件(62・9%)増と、前年からの増加分の半数以上を占めた。

昨年12月下旬、狭山市内からの110番では、同課員が「事件ですか、事故ですか」と尋ねても雑音や小さな声しか聞こえず、発信元にかけ直してもつながらなかった。

安否を確認しようとスマホ所有者の家族に電話をかけると、本人は市内の体育館にいた。

警察官が駆けつけたところ、ポケットの中から自動で発信されていたことが判明。

通報から約80分後の「解決」だった。

無応答のケースでは、カバンやポケット内で何かがボタンに触れてしまい、自動通報機能が作動するケースが多い。

21年にリリースされた「アンドロイド12」以降の基本ソフトに追加された機能で、スマホの電源ボタンが5回以上連続して押されると、緊急連絡先に自動発信する。初期設定は「110」だ。

万一の際の有効な通報手段だが、機能自体を知らない人も多い。

オンとオフは手動で切り替えられる。

同課の竹村次席は「必要に応じて設定を見直し、スマホを使ってほしい。警察官からの折り返しの電話にも『間違いだった』と言ってもらえると助かる」と話している。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240203-OYT1T50064/

 

 

 

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2023130日に掲載した第2報がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第3報修正10として掲載します。
第2報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13011/

 

(2024年2月8日 修正10 ;追記)

2024221642分にNHK静岡からは、ホースをつたって退出するよう指示した当時の小隊長が懲戒処分を受けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

おととし8月、静岡市葵区呉服町のビルで起きた火災では、静岡市消防局の当時37歳の消防隊員が消火活動中に死亡しました。

消防局によりますと、隊員は退出の指示を受けたあと、何らかの原因でほかの隊員とはぐれ、火元の倉庫の中に1人で入ったということです。

ビルに進入する際、現場を統括していた当時の小隊長は、消防局の活動基準で定めた隊員どうしをロープでつなぐ手法ではなく、地面に置いたホースをつたって退出するよう指示したということです。

この指示について消防局が設置した事故調査委員会の報告書では「安全よりも迅速性と効率性が優先された可能性がある」と指摘されています。

このため静岡市消防局は活動基準に反する指示で職務上の義務を怠ったとして、当時、小隊長だった30代の職員を減給10分の1、6か月の懲戒処分にしました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20240202/3030022898.html

 

222051分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、当時は視界が確保されていたことなどを理由にロープを使わなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

現場では当時、視界が確保されていたことなどを理由に、本来、命綱として使用する隊員同士をつなぐロープを使わずに進入しました。

この判断をめぐり、ロープを使用せずに進入を指示したことが活動基準と異なるとして、静岡市消防局は2日、殉職した男性隊員の部隊の当時の隊長(30代)を6か月の減給(給料の10分の1)の懲戒処分としました。

静岡市消防局は当時、ロープを使用しなかったことは「問題なし」としていましたが、今回の隊員の処分でロープの不使用は基準に違反していたと認めた形です。

また、事故調査委員会の指摘なども踏まえて、静岡市消防局の担当者は「命綱をしていれば事故は起こらなかったとみている」と話し、消防局としても「ロープを繋がない合理的理由がない」と結論付けたことを明かしました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c24a29fe161c83ad841541f1ed929eeddae86f2f 

 

221855分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、元小隊長は体を繋ぐと隊員の動きが制限されると思ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

聞き取りに対し、処分を受けた元小隊長は「体をつなぐと隊員の動きが制限されると思った」と話しているということですが、市の消防局は命綱を使っていれば事故を防げた可能性があるとの認識を示しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/770e437f0b0da625ff3eadc141f362acba76b523

 

 

(2024年2月29日 修正11 ;追記)

20242281952分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、調査委の報告書では事故の背景にある問題が分析されていないとの市長の考えを受け、市は独自に再検証、結果、現場で規範と異なる行動をとることが常態化していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2022年、消防隊員が死亡した静岡市のビル火災で、市が組織体制などの検証結果を発表し、消防活動の規定が十分に守られていないことなどが明らかになりました。

消防隊員が死亡した静岡市のビル火災では、専門家による事故調査委員会が報告書をまとめ、静岡市は隊員に基準と異なる方法での進入を指示したとして、当時の小隊長を減給処分としています。

報告書について、静岡市の難波市長は、事故の背景にある問題が分析されていないとして、市独自の検証チームで現場での指揮体制や組織風土の問題を再検証し、28日に結果を発表しました。

検証の結果、消防職員へのアンケートで約10%が「活動規定の遵守が意識されているとは思わない」と回答し、消火活動の基準が守られていないことがわかりました。

静岡市・難波喬司 市長:
「現場で規範と異なる行動をすることが常態化していることが大きな問題。
なぜ規範が守られなかったのかという原因を出発点として、規範の解釈と運用の再整備を行う。」

市は2024年度消防局に新設する「消防管理室」で課題を分析し、再発防止と組織の改善に努める方針です。

静岡市が指摘した主な組織の課題がこちらです。

▽安全管理の不徹底
▽規範遵守の不徹底
▽現場に意見を吸い上げ適切に反映する仕組みが不十分

こうした課題を踏まえた再発防止策として、研修・訓練規範の検証と見直し、それに現場の意見を反映させる仕組み作りなどを新たに設置する「消防管理室」を活用して進めていくということです。

Q.600人を対象に行ったアンケートで、約10%が守られていないということですが?

菊地幸夫 弁護士:
「今まで起きた大きな事故で本来守らなければいけないマニュアルがあり、それが使いにくい、現場で違うことが行われているとか、このギャップから事故に至っているというのが少なくないです。
命に関わる問題なので、基本はマニュアルの手順を守らなければいけませんが、それがなぜ使い勝手が悪いのかなど検証していく必要があります。」

Q.組織の改善が急がれますね.

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
「組織の改善というのは、現場の意見が重要。
現場の意見は本当の話を聞くことが重要なのですが、本当の話の条件としては完全なる匿名です。
名前が出ていなくても、年齢や役職などがわかってしまうようなアンケート調査なのか。
厳密にすることによって、本音を聞けることが組織の体制づくりです。」

今回のアンケートは匿名で行われたということですが、その声をいかに反映して対策を急げるかが大事になってきます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0cc709011626e8a99dc8185ad9a6515bce60ef5c

 

228191分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、訓練したことがない方法での活動を上司から指示されたことがあるか?というアンケートに30%の隊員が「ある」と回答したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

当時、現場で指揮を執っていた小隊長は、山本さんを濃い煙の中に入らせる際に、活動基準で定められた命綱などで体を結ばせませんでした。

28日公表された報告書では、活動基準に従えば、煙の濃い屋内へは必ず複数の隊員で命綱などで体を結んで進入するべきであったと指摘しました。

難波市長:
「規範は守るためにあるわけで、規範と異なる行動をするということが、ある種、常態化している。これが大きな問題であると」

また、消防職員669人を対象に行った職場環境などについてのアンケート調査の結果も公表されました。

上司から訓練をしたことのない方法による活動を指示されたことがあるか、という問いに対しては、およそ30%が「ある」と回答したということです。

今回の事故でも、訓練されていない『ホースを置いて出火場所に背を向けて退出する』という方法が取られていました。

難波市長:
「危険な現場で、訓練を受けていない方法で実施するのはありえないと言った方がいいと思う」  

市は消防管理室を設置し、監察や内部統制を徹底し、再発防止に努めるということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6c087e653a5cd7bb8ed3852485f3303bd0d7d078

 

 (2024年3月8日 修正12 ;追記)

37734分にYAHOOニュース(静岡K新聞)からは、2番手で現場に入った元隊員が小隊長の処分に異を唱えたなど、

下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

2番手として現場に入った元消防隊員の男性(31)が6日、記者会見を開いて当時の状況を証言し、「(隊を率いる)小隊長の判断や指示は適正だった」と、市の検証結果や懲戒処分に異を唱えた。

市消防局は2月、基準に反してロープなどの命綱を使わない屋内進入を指示したとして、小隊長を務めた男性職員を懲戒処分にした。

元隊員の男性は会見で持参した命綱を使って屋内進入する場面を実演し、今回の火災の場合、命綱を使わない方が安全で合理的だったと主張した。

ホースや投光器のケーブルにさらに命綱が加わることでその3本が絡まりやすくなったり、隊員同士の身動きが取りにくくなったりするリスクがあるとした。

現場では命綱なしでの進入指示や判断を小隊長が行い、「誰もノーとは言っていない」と説明した。

屋内退出時には、元隊員が殉職した男性の右肩を2回たたき、右手で出口方向を示すジェスチャーを送ったという。

男性の表情は確認できなかったが、首を縦に細かく動かし、うなずいている様子だったという。

ただ、その後、男性は行方不明となり、退出経路とは反対方向の火点室で発見された。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/7c4469235b2d9b8b2045e8d29beda100aa3a3160

 

361926分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、元隊員は活動の基準はほとんど見直されていないと述べたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

元消防隊員:
「(活動の基準は)平成初期に作られ、見直しもほとんどされていない。
当時の基準に安全性も合理性もない。
ただでさえ危険な場所に入っていかねばならないので、安全でないとわかっている方法で突っ込ませる明確な理由は何なのか疑問に思います

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/ff54ff3c5d86350ea44579349a62dfb47b2552aa

 

36195分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、元隊員は去年に退職しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

男性はルールを現場に即したものにするよう訴えてきましたが、聞き入れられず、去年3月に消防局を退職しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a54016132829053521c70640c2909b3e11f1a462

 

36205分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、消防関係者の一人は命綱の使用は大原則、ただ小隊長1人に責任を負わせたのは違うと思うとコメントしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

これについて、元東京消防庁の坂口さんは「命綱の装着は絶対にするべきだった」と指摘しました。

坂口さん :
「(命綱の使用は)大原則。狭いとか広いとかの問題ではない。
命綱は着けないと、今回の火災現場は通路など広くない。
だからより必要なんです。
濃煙が充満して、高温になっていた」

一方で坂口さんは、命綱を使わずにビルに進入するよう指示した小隊長1人に責任を負わせた「静岡市消防局の組織風土に問題があるのでは」と厳しく指摘します。

坂口さん:
「火元はわかっていたはず。
わかっているのに、なぜ(隊員が)火元を確認するのか。
屋内進入する目的がないにも関わらず、屋内進入をさせた、私はその方が問題だと思います。
これは現状の指揮本部と活動隊との連携が全く取れていなかったということ。
私は小隊長が懲戒処分を受けるのは、どうかと思う。
静岡市消防局の問題でありながら、小隊長に責任を押し付けている。
それは違うのではないかと思う」

その上で、坂口さんは現場を監督する静岡市消防局の上層部が一人も処分されていないことに疑問を呈しました。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/bb89cdbd4eebc26d33eab02785694fc0392c570e

 

(2025年3月19日 修正13 ;追記)

20253171917分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、事故調と市の2つの報告書を一体化した最終報告書が公表された、消火活動の映像も全面公開された、現場で使われていたビルの図面は古いものだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

市は、活動の様子を記録した映像を全面公開するとともに、最終報告書を公表しました。

これまでに、静岡市消防局の事故調査委員会による調査報告書と、市が独自に行った検証結果が報告されています。

2つの報告書を一体化するため、難波市長は17日臨時会見を開いて最終報告書を公表。

これまで個人情報が含まれるなどの理由から、一部しか公開されていなかった活動の様子を収めた映像が全面公開され、映像から新たに分かったことが報告書に示されました。

そこでは、隊員が現場到着直後に店長から得た火元の情報を共有していなかったことや、小隊長が活動中に「給湯室」が火元であると助言したこと、現場で使われていたビルの図面は古いものだったことなどが分かりました。

難波市長:
「情報の共有は基本中の基本。初動においては極めて大事なこと。個人の行動そのものというよりも、そこについての組織的課題」

隊員に対して追加での処分はありませんでした。

市は、聞き取り調査の範囲と方法に課題があったとした上で、今後は消防局の組織改革が重要と指摘。

組織改革実施計画を策定すると共に、市消防局では指揮隊研修などを実施する方針です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f9907b39ef25057e3352abae891106dbe23eb424

 

3171710分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、最終報告書には新たに関係者に聞き取りした内容などが反映された、店長から得た出火場所の情報を現場で共有していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

17日公開された「最終報告書」は、事故調査委員会による報告書の公開後に、新たに関係者への聞き取りを行った内容などを踏まえて、追記や変更を加えたもの。

追記・変更箇所は「消火・捜索活動時の状況」を中心に38か所に及んだ。

(難波市長)
「活動初期の情報収集が効率的ではなかった。隊員が現場到着直後に店長から情報収集後、単独で3階に侵入した。店長から得た出火点の情報を現場本部で報告していない。隊員間で情報共有をしていない」

市の最終報告書によると、消防隊員の1人が火災が発生した飲食店の店長から火元の部屋の情報を聞いていたものの、現場本部や隊員間で情報共有せず、単独で火元の確認を行っていたということです。

また、同時間帯に災害機動支援隊の小隊長が、本来の火元とは異なる「給湯室」が火元であるという 誤った助言を行っていたことも新たに分かりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7d0315ea283376e2f0fb18155d318a81efab474e

 

3172013分にYAHOOニュース(SBS)からは、従業員(店長?)が消防隊員に対し火元の場所を伝えている映像のやりとりなどが、下記趣旨でネット配信されていた。

公開された映像では、殉職した男性隊員の音声は確認できませんでしたが、現場にいた消防隊員のやりとりが含まれていました。

「(火元は)今のここを言っている?
 
『ここ、ここ、ここ』

「今、ここから入って、(火元は)こっちかと思っていた」
『今、熱源があるところはここ』

火元をめぐり、食い違う意見。

映像には、火災が起きた店舗の従業員から火元の情報を聞き取る場面も残っていました。

<隊員>
「(火元は)通路を入って奥って言ったよね?

<従業員>
「奥のこっちです」

<隊員>
「ここは?

<従業員>
「トイレです。トイレがあってここに給湯室がある」

<隊員>
「この給湯室への行き方は?

<従業員>
「ここのトイレがあって、もう1枚扉がある」

その場にいた従業員はSBSの取材に対し…

<火元を伝えた店舗従業員>
2023年取材 「僕ははっきり自分が見た範囲で、『火元はここですよ』という説明、見取り図で『ここが燃えていました』という話は(現場で)させてもらっている」

しかし、火元の情報は生かされることはなく、消防は火元とは異なる場所の調査を継続。

消火活動は誤った方向へ向かいました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/280aba108b3e4428e0ca2f79fc5299cdd9b97fce 

 

   

 

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20231181955分にYAHOOニュース(テレビ新潟)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

柏崎市消防署の消防士が訓練中に死亡した事故をめぐり、消防本部が市議会に経緯などを説明しました。

その中で、この消防士が9月の訓練で吐き気をもよおし、訓練を中止していたことがわかりました。

10月13日、柏崎市消防署の消防士・入沢さん(男性)が潜水士を養成する訓練中に溺れ、その後、死亡しました。

訓練は指導者1人を含む4人で行われていて、入沢さんが一番経験が浅かったということです。

8日に開かれた柏崎市議会の委員会。
冒頭、黙とうが捧げられ、市消防本部が経緯などを説明しました。

〈柏崎市消防本部 山﨑消防署長〉;
「入沢消防士は今回の訓練に、勤務命令にもとづく時間外勤務として参加していただいた」

勤務時間外として行われた訓練。

市消防本部によると、入沢さんは訓練の前日、12日の午前8時半から午後10時まで働き、その後、日付けをまたいで4時間の休憩。
深夜2時から勤務を再開し、休憩をはさみながら13日午前8時半まで働きました。

訓練は24時間勤務の直後に行われたということです。

〈山﨑消防署長〉;
「消防業務の性質上、あらかじめ割り振られている勤務時間内にすべての訓練を行うことは困難であり、訓練は時間外勤務として実施されることが多くなっています。
県内ほかの消防本部においても一般的にこのように行われているものと承知している」

また、入沢さんは7月と9月にも海水浴場で訓練を行っていて、7月は鼻血や耳抜きの不良を訴えていたほか、9月は途中で吐き気をもよおし、訓練が中止になっていたということです。

〈山﨑消防署長〉;
「海中での波のゆれやうねりが原因で気持ちが悪くなり吐き気を起こすことは、ダイビングをしている者であれば時々起こるという情報はもらっている。
体質的な問題を発見することも訓練の目的であり、問題があれば資格取得を断念させることもある」

委員は、現場にAEDがなかったことに問題はなかったかなど聞き取っていました。

〈柏崎市消防本部 小林消防長〉;
「(訓練の)対応に関しては適切であった。
このような事故というところで、どこが原因であったかは、第三者委員会も含めて報告書にまとめながら今後の柏崎消防の体制に反映させたい」

安全管理に問題はなかったのか。
警察は、業務上過失致死の疑いで捜査しています。



https://news.yahoo.co.jp/articles/28252d24f579ef806b8285c24f1c07aae4e8f208  

 

1181914分にYAHOOニュース(新潟テレビ)からは、沖合の波消しブロックを目指し潜って進んでいるうちに溺れた、過去2回の訓練でも鼻血や吐き気で訓練を中止していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

潜水訓練が行われたのは1013日。
柏崎市の番神海水浴場でした。

消防士が溺れた現場は沖合68mほどにある消波ブロック付近。

当日は晴れていて、波も穏やかだったといいます。

死亡したのは柏崎市消防署の消防士・入澤さん、26歳。

8日、消防が柏崎市議会で当時の詳しい経緯を説明しました。

訓練を受けたのは、入澤さんを含む3人の隊員。

指導役の隊員1人とともに午前10時ごろ、訓練を始めました。

沖合の波消しブロックを目指し海に潜って移動。

異変に気づいたのは1027分。
波消しブロックに着いた2人が「助けて」と叫ぶ入澤さんの声を聞きました。

2人が海にもぐり水深4mの海底から入澤さんを救助しましたが、すでに意識がなく、翌日、死亡が確認されました。

入澤さんは今年7月と9月に同じ番神海水浴場で潜水訓練を実施していました。

その際、鼻から出血がみられたり、途中で吐き気を訴え、訓練が中止になっていたことが明らかになりましたが、消防は今回の訓練実施に問題はなかったとの認識を示しました。

・・・

3年前には山口県の消防学校で水難救助の訓練中に21歳の消防士が死亡するなど、これまでも痛ましい事故が発生しています。

こうした事態を受け、総務省消防庁は全国の消防に対し、安全管理の徹底を通知。

そこでは訓練参加者の体調チェックを強化することや安全監視員を配置することなどを求めています。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/e8bd77bfa8aa014b9e5c1d9df9b0d2515e83ed0b

 

1181148分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、直前の健康チェックで異常はなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

入澤さんは夜勤明けに時間外勤務として訓練に参加し、直前の健康チェックでは異常はなかったということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/15c0fa14e06a8927791412708db9da7fc2168f69

 

(2024年2月27日 修正1 ;追記)

20242261828分にYAHOOニュース(新潟テレビ21)からは、陸上で訓練を監視する隊員がいなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

柏崎市消防本部は、弁護士や大学教授などをメンバーとする事故調査・再発防止検討委員会を設置。

過去2回の会議で、消防側から、陸上で訓練を監視する隊員がいなかったことや、入澤さんが直近の訓練中に体調不良を訴えていたことが説明されていました。

26日の3回目の委員会で、委員は事故の原因や再発防止策について議論しました。

委員からは、訓練中の管理体制について指摘があったということです。

事故調査・再発防止検討委 小林 彰委員長:
「当然、監視する管理者を置くべきだったと、安全監視委員を置くべきだったと再発防止策として委員から出てます」

次回の会議は3月の予定で、再発防止策のまとめに入る見込みです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7983a6458fa52f0091b1cb4d8a4b2ec92513684d

 

(2024年4月29日 修正2 ;追記)

2024年4月22日18時39分にYAHOOニュース(新潟テレビ21)からは、訓練中にパニックに陥り、その際に浮力装置のホースが外れた、安全よりも効率性を優先する訓練の体制があったなどとする第三者委員会の報告書が提出されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

柏崎市消防本部が設けた第三者委員会は、22日に報告書を提出。

この中で、事故の経緯について、隊員が訓練中に心理的なパニックに陥って溺れ、その際、スーツに浮力を与える装置のホースが何らかの理由で外れたと結論付けました。

そのうえで、潜水機材のメーカーによる定期点検が実施されていなかったことや、訓練中に陸上での監視が行われなかったことなど、安全よりも効率性を優先する訓練の体制があったと指摘しました。

再発防止策として、「組織全体で安全最優先の共通認識を持つこと」などを提言しています。

柏崎市消防本部 小林消防長 :
「いわゆる、指導者任せというところが大きかった。上司はしっかりと確認しながら、訓練体制を作っていかなければならない。」

報告を受けた柏崎市消防本部の小林消防長は、安全管理体制を強化した訓練計画を作る意向を示しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c913b4cae3e95e65456d943f15110722c5b7fd97

 

4221846分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、過去の訓練時に鼻血などの症状が出ていたのに指導者間で情報が共有されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4月22日、議論の結果をまとめた報告書が消防本部に提出されました。

報告書は、事故原因について、訓練に陸上監視員がいなかったことや過去の訓練で消防士長に鼻血や耳抜き不良などの症状が出ていたものの、指導者の間で情報が共有されていなかったことなど、組織的な要因を指摘。

また装備自体には不備が認められず、消防士長が訓練中に何らかの理由で浮力調整装置に空気を送るホースを外し、浮力を失ったことで溺れた可能性があることが示されました。

その上で、再発防止策として、安全最優先の組織風土の構築や健康状態の把握を含めた個人の適性管理などに取り組む必要があるとしています。

事故調査・再発防止委員会 小林委員長:
「普段やっていることだったこともあり、ちょっと慣れがあったかなと。そういう観点からみると遵守事項を徹底していなかったと考えた」

柏崎市消防本部 小林消防長:
「安全管理体制に向ける目が不足していた。できる限り(再発防止策が)網羅される形で水難救助訓練、水難救助事案の現場でも活動をしたい」

報告書は近く柏崎市のホームページで公開されます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/60604c5f39054e661d26b60ef4cd5571c6a48d8c

 

4231131分に朝日新聞からは、訓練2日前に耳抜きがうまくできないと上司に不安を伝えていた、訓練は2018年以降、資機材効率使用のため少人数制となっていた、資機材は年1回の定期点検(メーカー推奨)を行っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

報告書はおぼれた原因について、装備の不具合や急病発症など複数の可能性を挙げて、「どれか一つに絞り、特定することはできない」とした。

一方、組織的な問題として、男性が訓練の2日前に、潜水に必要な耳抜きがうまくできないとする不安を上司に伝えたものの、その情報が指導者に共有されていなかったことを指摘した。

同市消防本部では、資機材を効率よく使うため、2018年以降は指導者1人が45人を教える少人数制とする一方、陸上の安全監視員は置かない態勢を取っていた。

また資機材に関しては、メーカーが勧める年1回の定期点検を行っていなかった。

総務省消防庁は、2020年に山口県で潜水訓練中の死亡事故が起きた後、「安全監視員の配置」「資機材の点検・確認の徹底」などを求める通知を出していた。

報告書は、「安全よりも効率性を優先した活動が許容される状態だったと考えられる」として、通知に関して「署員へ周知するのみで、活動に反映するための活動計画等の再点検は行われていなかった」と明らかにした。

そのうえで、「事故は発生しないだろうと思い込んでいたと推定される」とし、再発防止に向けて「安全を最優先にする組織風土の構築」を求めた。

https://www.asahi.com/articles/ASS4Q532JS4QUOHB00LM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n

 

(ブログ者コメント)

当該報告書は4月29日現在、4月30日に議長に提出するという情報があるだけで、まだ公開はされていなかった。

 

   

 

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2023119818分にYAHOOニュース(朝鮮日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

仁川国際空港の入国審査場で意識を失って倒れた70代の日本人男性を韓国法務部(日本の省に相当)職員が心肺蘇生(そせい)法で救った。

倒れた男性は出張で韓国を訪れた北海道苫小牧市の岩倉博文市長(73)だった。

チョソン・ドットコムの取材を総合すると、7日午後526分ごろ、仁川空港第2旅客ターミナル2階の入国審査場で札幌から到着した70代の日本人男性1人が待機中に倒れたとのことだ。

この男性と一緒に来た人々は突然の事態に戸惑い、入国審査場も騒然とした。  

当時、現場を監督していた法務部仁川空港出入国・外国人庁のチョン・ジョンソプ・チーム長(53)=審査第13課=は、緊急事態が発生したことを把握した。

同チーム長は他の職員に対して119に通報して近くにある自動体外式除細動器(AED)を持ってくるよう指示した後、直ちに倒れた男性のところに駆けつけた。  

チョン・チーム長は出入国管理所の8級・9級職員2人に対し、倒れた男性の手足をさするよう言った後、自身は心肺蘇生法のために男性のシャツを破った。

同チーム長は当初、AEDを使用しようとしたが、男性の胸に心臓病の患者が貼っているとみられるパッドが付いているのに気付いた。

このため、AEDを使用するとさらに大きな事故が起こる可能性があると判断、素手で心肺蘇生法を行ったことが分かった。  

チョン・チーム長は10分間心臓マッサージを続け、間もなく到着した救急隊員に男性を引き渡した。

この男性は仁荷大学病院の空港医療センターに搬送されて治療を受け、意識と呼吸を回復した。

同チーム長をはじめ出入国管理所の職員たちは、緊急の事態に備えて、普段から心肺蘇生法の訓練などを受けているという。  

この日本人男性は北海道苫小牧市の岩倉博文市長であることが分かった。

朝日新聞など日本の各メディアによると、岩倉市長は苫小牧港のPRのため、一行30人と7日から10日までの日程で釜山などを訪問する予定だったとのことだ。

出入国職員たちは当時、岩倉市長が政治家だとは知らなかったという。  

岩倉市長は自由民主党出身の政治家だ。
2000
年に衆議院議員として政界入りし、2006年に苫小牧市長に当選して以来、現在5期目を務めている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ae4f5799dae0db3935c2bae52eb358eeea9eae00  

 

 

 

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20231132045分にYAHOOニュース(HTB)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北見市の消防署で、はしごを使った訓練をしていた男性隊員が高さおよそ8.5メートルから落下し、腕を骨折しました。

消防署救助課に所属する25歳の男性隊員は、3日午後4時ごろ、北見市にある消防訓練所の訓練塔ではしごを使った救助訓練を行っていた際に、高さおよそ8.5メートルから落下しました。

男性隊員は、すぐに救助されましたが、左腕を骨折し入院しました。

北見地区消防組合消防本部によりますと、訓練は、マンションなどの3、4階に要救助者がいる想定で、消防車に備えられている専用のはしごをベランダにかけて行っていました。

男性隊員は、3階から4階に移る際にはしごと一緒に落下したということです。

消防本部は、落下の原因について、はしごが先に外れたのか確認できていないため現時点で分からず、調査中としています。

訓練は5人で行っていて、男性隊員は、ヘルメットを着用し命綱もつけていましたが、およそ8.5メートル下の地面まで落下しました。

消防本部は、安全対策が十分だったのかや落下した原因を、警察も交えて調べています。

山田消防長は、「この度の事故を重く受け止め、訓練中の安全管理を徹底するとともに、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/91b1f68814e0eab8f02c4e7e0b850c85b4d1b9f2 

 

1142137分に北海道新聞からは、訓練塔にかけていたはしごが外れた、自己確保ロープは身に着けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北見地区消防組合消防本部は3日夜、北見市広明町にある同組合消防訓練所の訓練塔での高所救助訓練中、男性消防士長(25)が転落し、左腕を骨折したと発表した。

同本部によると、消防士長は3日午後4時ごろ、塔の3階から4階へはしごを掛けて登っている最中、高さ8・5メートルに設置していたはしごが塔から外れ、その勢いで地面に転落した。

意識はあり、命に別条はないという。

命綱の自己確保ロープは身に着けていた。

同本部は、はしごが外れた原因を調べている。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/936364/

 

(ブログ者コメント)

北見市の消防署が訓練塔で引揚救助訓練している様子を、㈱伝書鳩さん(暮らしの情報発信や広告などを行っている会社)がユーチュブにアップしていた。
当該訓練では、隊員が降下する直下の地面に分厚いマットレスが敷かれている。
おそらくは今回の訓練でも同様のマットレスが敷かれており、また命綱の装着もあって、9m高さから落下しても左腕骨折程度で済んだものと推察する。



https://www.youtube.com/watch?v=RAWhYj4qdKA

 

 

 

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202310301842分にYAHOOニュース(新潟放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

29日までの3日間、柏崎刈羽原発の事故を想定した新潟県の防災訓練が行われました。

18年ぶりに国と一体となって行った今回の訓練。

様々な課題が浮かび上がったようです。

今回の訓練は、新潟県の上・中越沖を震源とする地震で柏崎刈羽原発7号機の炉心が冷やせなくなり、放射性物質が放出されるという想定で行われました。

岸田総理 ;
「原子力緊急事態宣言を発出いたします」

国と一体での訓練は18年ぶりです。

屋内退避も含めると、住民およそ165000人が参加する大規模な訓練です。

原発から5キロ圏内の住民が避難のために使ったのは、海上自衛隊のエアクッション型揚陸艇=LCAC」です。

この船は2021年の訓練でも登場しましたが、波が高く、住民を乗せるのは断念していました。

記者リポート ;
「住民を乗せたLCACが海上へと出ていきました。
そして、沖合45キロほどのところに泊っている輸送艦に船体ごと入り、住民を移すということです」

住民はその後、直江津港まで移動しました。

「船での避難」に住民は… 。
住民;
「海が荒れた時がちょっと不安かなと思います」
「本当に放射性物質があるところに自衛艦が迎えに来てくれるのか」
「自動車もありますし、わざわざ船に乗ってこれだけ時間がかかると放射能浴びる可能性があるので、早く抜けたいと思えば車で逃げるか…その方が早いのかな」

今回の避難訓練には、他にもヘリコプターを使った避難や自家用車、バスを使った避難も訓練も行われました。

「左手に放射性物質が付着している可能性がありますので、隣で簡易除染を受けていただきます」

車で避難した住民は『スクリーニングポイント』に立ち寄り、体や車などの表面に付着した放射性物質を検査。

15秒ほどで2人が同時に検査できる新たな機器も使って検査の流れを確認しました。

また避難所での本人確認では、新潟県が開発したアプリを使い、作業が効率的に進むかも確認しました。

住民 ;
「避難の方はスムーズにできるかと思います。今回のでだいぶ手順が理解できましたので」

一方で、「車の避難」には、こんな不安も…。
住民;
「車で移動している時は、情報を受け取る方法があるのかないのかが心配ですね」
「ほとんどみんな自家用車になるじゃないですか。
その場合に、果たしてスクリーニングポイントなどに全員が通過していけるのかどうか…。
逃げたい一心になれば、そういうところを飛ばしていくということもありますよね」

また、懸念されているのが、冬の大雪など悪天候が重なった場合の避難です。

今回、悪天候に対応する訓練は非公開の机上訓練のみで終わりました。

住民;
「去年の柏崎の大雪で国道止まりましたよね。
ああいう時はどうするのかなっていう細かいところが計画に組んでないので、避難経路だけはわかったですけども、交通状況は把握していない感じ。
そういうところはちょっと心配でした」
「一斉に動いたらどうなるのとちょっと疑問」

視察した花角知事は、「繰り返し行う中で防災意識が高まる」と訓練の意義を強調しました。

花角知事;
「例年県がやってきたものに比べれば、はるかに規模が大きくなって、言うならば『より実際に近いもの』になってきていると思います。
訓練を重ねる中で、非常に効率的なものになっていくとは思います」

新潟県は3日間の訓練で得た教訓を国や自治体などと共有し、今後の対応に役立てるとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0b4c73981f4318c4fc191454e69f703c297133b2 

 

10301914分にテレビ新潟からは、初日は海自と空自も出動しての避難訓練、2日目は放射性物質が放出された後の避難住民の汚染検査や簡易除染などが行われたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京電力・柏崎刈羽原発での重大な事故を想定し、10月28日と29日の2日間、住民の避難訓練が行われました。

国がかかわり、さまざまな訓練が行われる中、課題も浮き彫りとなりました。

《防災行政無線》
 
「西中通地区に避難指示が発令されました」

10月28日、柏崎市の西中通地区。

住民たちが一時集合場所となる地元の小学校に続々と集まってきました。

始まったのは原子力防災訓練です。

〈参加した住民〉
「やっぱり身近に感じていなとダメだと思っている」
「福島の事故をみてますので、自分たちもいつそういうことが起きるのか不安はどこかにはあります」

首相官邸には岸田首相をはじめ、閣僚たちの姿が…

〈岸田首相〉;
「東京電力・柏崎刈羽原発において事故が発生したことから、原子力緊急事態宣言を発出し、関係自治体への避難等の指示を行いました」

訓練は、震度6強の地震が起き柏崎刈羽原発7号機の原子炉が自動停止、その後、原子炉を冷やすための非常用の冷却機能が喪失し全面緊急事態に至ったとの想定です。

国が柏崎刈羽原発を対象に訓練を行うのは2005年以来、18年ぶりです。

被ばくを防ぎながら住民をどう安全に避難させるのかが訓練のテーマです。

初日は原発から5キロ圏内の住民が参加しました。

住民を乗せたバスが向かった先は原発をのぞむ柏崎市の海水浴場。

沖合から水しぶきをあげて向かってくる2隻の船…自衛隊のホーバークラフトです。

地震によって道路が寸断されたり渋滞が起きたりした場合を想定し、海上からの避難を試みます。

〈参加した住民〉 ;
「ちょっと恐ろしいです…今まで経験したことないので」
「大きな音がするので、これからどれくらい大きな音がするのか不安です」

住民は沖合で輸送艦に乗り換え、上越市へ向かいました。

このほか、自衛隊のヘリコプターを使い、空からの避難も行われました。

ただ雨天候のため、予定されていた一部のヘリの飛行は中止となりました。

◇ ◇

訓練2日目は5キロから30キロ圏内の住民が対象で、放射性物質が放出されたあと避難を始めた想定です。

柏崎市の住民は上越市の公園に到着しました。

《訓練》
「これからワイパーの方を測定します。エンジンを切ってお待ちください」

行なわれていたのは、放射性物質が付着していないか調べるスクリーニング検査です。

住民たちが乗った車やバスの放射線量を調べ、汚染されていないか確認していきます。

《訓練》
「左ワイパー基準値未満です」
「基準値未満了解です」

基準値を超えた場合は、住民の検査に移ります。

放射線量の高いか所を調べ、簡易除染が行われました。

スクリーニング検査を終え、上越市の避難経由所に到着しました。

住民が手にしているのはスマートフォン。

時間の短縮や効率化を図ろうと専用のアプリを使い、オンラインでの受付が行われました。

ただ…
〈職員〉;
「ダメだ。大変申しわないです。こちら読め取れなくて。あちらの紙に書いていただいて」

うまく受付ができないケースも。

また、扱いに不慣れな高齢者からは。
〈参加した住民〉 ;
「年をとっているとこれ、スマホで出せないという人はこれ(名札)を町内会でつくってくれた。逆にね、時間がかかってますね」

柏崎市や刈羽村など、7市村から約880人の住民が参加した避難訓練。

住民からはさまざまな声が聞かれました。
〈参加した住民〉;
「若い人はアプリがいいだろうしお年寄りは携帯のない人もいますし」
「受付から滞ってみなさんやっぱり登録が難しいのかと感じました」
「私たちの訓練というよりどちらかというと県の主催者側の訓練のような気がして、(自分が)実際に動けるのかなって不安はすごくあります」

とくに不安の声があがったのが…
〈参加した住民〉;
「逆にもう家に閉じこもっていた方がよっぽど安全かと、“真冬”は」
「実際に“冬道”だったらしかもあの大型バスなので路面悪ければこの道通れないとかもう少し時間かかるのではないかと感じた」

原子力災害と大雪が重なる複合災害。

去年12月には、大雪の影響で柏崎市を通る国道8号が38時間にわたって通行止めとなる事態が起きました。

訓練を視察した花角知事は。
〈花角知事〉;
「訓練というのはいろんな角度でやるべきものでありますので。さまざまな機会をとらえてできるだけシナリオのパターンをつくって訓練することは重要だと思う。それが対応力の向上につながると思います」

県は課題を洗い出し、今後の訓練や県の広域避難計画に反映させていくとしています。

















https://news.yahoo.co.jp/articles/6fc9b5cec2fe8ac9003d4a8461d8bd62d140fca7 

 

10301322分にYAHOOニュース(新潟テレビ)からは、避難バスがパンクするトラブルもあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

柏崎刈羽原発での重大事故を想定した新潟県の原子力防災訓練は29日、3日間にわたる日程を終了しました。

3日目は原発から30キロ圏内(UPZ)の住民が避難先への移動を体験し、一部の住民は自家用車を使って避難しました。

上越市の直江津港南ふ頭緑地公園では、放射性物質による汚染の有無を確認するスクリーニングと除染作業を訓練し、花角知事も視察。

避難車両の放射線量を測ったほか、日本原子力研究開発機構の体表面測定車による人体のスクリーニングも実施しました。

訓練中には、会場内で避難住民を乗せたバスのタイヤがパンクし、急遽、別のバスを用意するアクシデントもありました。

避難経由所となったユートピアくびき希望館(上越市)では、避難者の本人確認と避難先の指示に県が開発したDXアプリを活用しましたが、住民がパスワードを忘れるなどして手続きに時間がかかったケースがありました。

花角知事は訓練後に報道各社の取材に応じ、「訓練を通してより合理的・効率的な避難になると安全安心につながる」と述べましたが、DXアプリについては職員の作業に不慣れな点もあったとして「住民への周知と職員の習熟が必要」と述べました。







https://news.yahoo.co.jp/articles/dbbbc492556da5dea5dc7399ee4431db5bd6ab77 

 

(ブログ者コメント)

避難バスのパンクなど、想定外のことがいろいろ起きたということで、訓練の目的の一つは達成されたようだ。
あとは避難マニュアル?にどう落とし込むか・・・というところだろう。

 

 

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20231025194分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

津市では、救急車が現場に到着するまでの間に、近くにある事業所の人たちに、応急手当を行ってもらう仕組みを、全国で初めて導入することになりました。

これは、25日開かれた会見で津市の前葉泰幸市長が明らかにしたものです。

津市によりますと、市内での去年の救急車の出動件数は1万7589件と過去最多で、現場への平均の到着時間も約10分と、ここ数年遅くなる傾向にあり、熱中症などが多発する夏の時期は救急車がひっ迫するケースもあるということです。

こうした中、津市は、救急要請があった現場近くの事業所の人たちに、救急車が到着するまでの間、応急手当を行ってもらう仕組みを、11月から全国で初めて導入することになりました。

具体的には、津市消防本部から出された出動指令を受け、登録した事業所の担当者が、AEDなどで救命作業を行ったり、大規模災害発生時の避難誘導などをしたりするということです。

事業所は、救急や火災などに関する講習や訓練を一定期間受けたあと、現場で活動できるということです。

市によりますと、11月、津中央郵便局の14人が登録する予定で、令和8年度までには100人程度に増やしたい考えです。

津市の前葉市長は、「人の命を助けるという社会貢献につながるので、ぜひ登録し、活躍してほしい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20231025/3070011582.html  

 

 

 

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20237191851分にYAHOOニュース(東北放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

消防隊員たちが、日ごろの訓練の成果を披露しました。

水難事故を想定した消防隊員の救助技術を競い合う大会が19日、宮城県利府町で開かれました。

利府町で開かれた大会には、新潟県と東北各県にある16の消防本部から隊員およそ80人が出場し、7つの種目で競い合いました。

このうち、人命救助の種目では、3人一組となった隊員の1人が、ロープを体に巻き付けてプールに飛び込み仲間の隊員と協力して溺れた人を引き上げるまでの確実性や速さを競いました。

仙台市消防局 永田消防士長:
11秒を徐々に削っていくが、そこでミスをしないことを意識してやった。非常時にあっては、いかに冷静でかつ失敗せず迅速に動くことを意識して動いていきたい」

19日行われた各種目で上位入賞した隊員は、825日に北海道で開かれる全国大会に出場します。









 

https://news.yahoo.co.jp/articles/6dd6b7cbf55fcd83733ed0c0f839ed3f75d48829

 

(ブログ者コメント)

ロープ付き浮き輪を持った紫帽隊員がプール対岸で待機していた赤帽隊員(遭難者役)のところまで泳いでいき、赤帽隊員は浮き輪につかまり、3人目の隊員が力強くロープをたぐりよせて救助する、という競技だった。

 

 

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20235162021分にYAHOOニュース(新潟放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

新潟県長岡市で16日、長岡消防署の救助隊が河川敷での救助訓練中に発射したロープが付近を走っていた車に接触し、車の一部が壊れる事故がありました。
けが人はいませんでした。

事故があったのは、長岡市下山町のフェニックス大橋です。

長岡市消防本部によりますと、16日午前10時半ごろ、長岡消防署救助隊が、フェニックス大橋の下を流れる渋海川の河川敷で川に流された人を助ける訓練を行っていました。

対岸にロープを渡すために「救命索発射銃」という圧縮した空気を使ってロープを飛ばす救助器具を使ってロープを発射したところ、誤って河川敷の上にかかるフェニックス大橋に向かってロープが発射され、橋を走行していた車にロープが接触しました。

車には1人が乗っていて、けがはありませんでしたが、車のライトなどが壊れました。

ロープが誤った方向に発射された原因について、長岡市消防本部は、発射に必要な圧力の設定を誤ったことや銃の持ち手の固定が甘く発射の反動で銃口が上を向いたことが要因と見ています。

長岡市消防本部の近藤消防長は、「今後、このような事案が発生しないように職員に再発防止を徹底させ、市民からの信頼回復に努める」としています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0d93e2b31293f9e10e46952cb789f504f9119149

 

(ブログ者コメント)

同様の事故は昨年8月にも宮城県登米市で起きている。(本ブログでも紹介スミ)

 

 

 

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20233271926分にNHK茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日午後4時すぎ、南消防署住吉出張所の炊事室で、フライパンの油から火が上がっているのを調理係の男性消防士が見つけました。

男性消防士がガステーブルのスイッチを切ったところ火は消えたということで、換気扇とフライパンが焼けましたが、けが人はおらず、消火活動も行わなかったということです。

市消防局によりますと、消防士は調理係として夕食をつくるため、サラダ油を注いだフライパンを火にかけていたところ、ほかの消防士が倉庫で片付け作業をしていたことに気づき、手伝おうと数分間、炊事室を離れてしまったということです。

南消防署の猿田署長は「消防局としてあってはならないことで、再発防止と信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20230327/1070020407.html

 

 

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HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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