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2017年4月25日23時33分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後2時半ごろ、名古屋市熱田区花町の市立高蔵小で、隣接する市営住宅高蔵荘の工事の足場用鉄パイプ(重さ約18kg)が約6mの高さから落ち、プールのポンプ室屋根や外壁などを壊した。
授業中で付近に児童はおらず、けが人はなかった。
市住宅都市局によると、老朽化した市営住宅を建て替え、6階建ての建物を新築する工事で、事故は足場の解体作業中に起きた。
手順ミスで固定が不十分だったという。
18日にも、足場に付けられた防護棚が同校敷地内に落下する事故があり、工事を請け負うK建設名古屋支店が同局の厳重注意を受けて、手順の再確認やガードマンの2人配置などの対策を取ったばかりだった。
事故の再発を受け、同局は、安全対策が確認できるまで足場解体作業の中止を指示した。
出典
『名古屋 小学校に鉄パイプ落下 市営住宅建て替え工事で』
http://mainichi.jp/articles/20170426/k00/00m/040/168000c
2017年4月25日20時0分に神戸新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
あわや大惨事!
駐在さんの即断が命を救う-。
25日午後0時半前、兵庫県養父市大屋町糸原の県道沿いの斜面が、高さ約30m、幅約20mにわたり崩れた。
養父署によると、崩落寸前、現場を通り掛かった同署門野駐在所の藤本巡査部長(29)が「ポロポロ」という異音に気付き、パトカーを停車。
目の前の斜面から直径10数cmの石が数個落ちてくるのを目撃したため、すぐさま道路を通行止めにした。
その直後、轟音とともに斜面が崩落したという。
「パトカーを降り、4、5台の車を止めたら、10秒後くらいに一気に(土砂崩れが)きた」と藤本巡査部長。
土砂は幅5.7mの道路をふさぎ、斜面の反対側のガードレールも突き破っていた。
止められた車に乗っていた近くの男性(62)は、「地面が揺れて土砂がドーっと崩れた。ほんの一瞬の出来事。駐在さんがいなかったら危なかった」と胸をなで下ろしていた。
現場は3月6日にも土砂崩れが発生し、同月末まで斜面の補強工事をしていた。
出典
『落石だ!駐在さん通行止め即決 直後に土砂崩れ』
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201704/0010129306.shtml
2017年4月25日19時36分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前9時20分ごろ、さいたま市浦和区針ケ谷4の市道で、高さ3.6m、重さ17.5kgの道路標識が突然倒れ、近くを歩いていた女性会社員(28)の肩に接触、女性はかすり傷を負った。
埼玉県警によると、標識は支柱の根元から折れており、散歩中の犬のおしっこなどで腐食した可能性があるという。
県警は、腐食を防ぐため、2010年から腐食防止加工を施した新たな支柱の導入を始めたが、倒れた標識は1992年に設置された古いタイプだった。
県内には約37万本の標識があり、新タイプの標識は全体の約7%にとどまる。
今年2月~4月に浦和署が実施した点検で、異常の報告はなかったという。
同市では、14年3月にも、犬のおしっこなどが原因で腐食したとみられる標識が倒れ、小学2年の女児が耳にかすり傷を負う事故があった。
県警は「再発防止に努めたい」としており、今後、県内各署に標識の緊急点検を指示する。
出典
『道路標識 突然倒れ歩行者ケガ 犬の尿で腐食?』
http://mainichi.jp/articles/20170426/k00/00m/040/053000c
4月25日付で埼玉新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前9時20分ごろ、さいたま市浦和区針ケ谷4丁目の市道で、歩道に設置されていた道路標識が倒れ、通勤中の会社員女性(28)に当たった。
女性は左腕に約1週間のけが。
支柱の根元は腐食して茶色になっており、犬猫の糞尿などで腐食し、風の影響で倒れたとみられる。
警察によると、現場はJR与野駅から約300mの線路沿いの住宅街。
支柱は高さ3.6m、直径6cm、重さ17.5kgで、駐車禁止と横断歩道を知らせる標識が2つ付いていた。
女性が歩いていたところ、前から標識が倒れてきたという。
標識は1992年に設置されていた。
県警は年2回、春と秋の交通安全運動に合わせて目視で標識の点検をしているが、異常は報告されていなかったという。
出典
『女性けが、道路標識倒れ 犬猫の糞尿で腐食、風で倒れたか』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/04/26/02_.html
(ブログ者コメント)
犬の尿によるし支柱根元の腐食事例は、本ブログで過去にも紹介している。
2016年2月19日、3月12日掲載
2016年2月11日 大阪府池田市で照明灯が根元腐食で折れて傾き、柱を支えようとした女児が人差し指切断、3日前の目視点検では異常なし、犬の尿で腐食促進か?
(第1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5727/
(第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5666/
2016年4月3日掲載
2016年3月28日報道 京都府向日市でも犬の尿が原因とみられるカーブミラーや街灯の根元腐食が見つかる
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5785/
2017年4月26日付で毎日新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前8時半ごろ、北海道旭川市のH鉄工所で「工場の炉が爆発した」と119番があった。
警察によると、爆発したのは鉄を溶かして鋳物を製造する炉の内部で、熱風を浴びた工場長の佐藤さん(56)が全身やけどを負って運ばれた病院で死亡。
20~60代の男性従業員5人も軽傷を負った。
溶けた鉄が冷却水に触れ、水蒸気爆発が起きた可能性もあるとみて、原因を調べている。
警察によると、鉄工所は鉄骨平屋一部2階建て約1200m2。
この日は、従業員16人が午前8時に作業を開始し、佐藤さんら6、7人が炉の近くで作業していた。
発生時には大きな爆発音が上がって鉄工所の窓ガラスが割れ、近隣住民によると、周囲の建物が揺れるほどだった。
消防は、再び爆発する恐れがあるとして、従業員や付近の住民に、一時、避難を呼び掛けた。
現場はJR旭川駅から北東に約2kmJR宗谷線沿いで、住宅や事業所が混在する地域。
JR北海道によると、宗谷線は現場付近で約2時間にわたって運行を見合わせ、同線と石北線の7本が運休。特急オホーツクなど3本が遅れた。
H鉄工所のホームページによると、同社は1923年創業。
出典
『爆発 鉄工所の炉 1人死亡、5人軽傷』
http://mainichi.jp/articles/20170426/ddr/041/040/005000c
4月26日18時56分にNHK北海道からは、より詳しい下記趣旨の記事が溶解炉の図解付きでネット配信されていた。
4月26日6時15分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
爆発の原因となった溶解炉は、煙突と一体型になっている。
現場では、当時、複数の従業員が溶解炉で鉄を溶かして延べ板の鋳型を作る作業を行っていたが、何らかの原因で、溶けた鉄を取り出す管から鉄が出てこないトラブルが発生した。
このままでは、溶解炉内の温度が急上昇し炉が壊れるおそれがあるとして、従業員は緊急の措置として、メンテナンス用に開け閉めできる炉の底の扉を開けて、鉄を取りだそうとした。
しかし、溶解炉の下の土間には、本来あるはずのない水がたまっていて、溶けた鉄とこの水が接触し、水蒸気爆発が起きた可能性があるという。
この溶解炉は、電気炉とは違い、コークスという燃料を使って鉄を溶かす「キューポラ」と呼ばれるタイプで、炉の周りには冷却水で炉を冷やす装置も設置されていた。
ただ、土間にたまっていた水が冷却水だったかどうかは、わかっていないという。
出典
『鉄出す際に水接触で水蒸気爆発か』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170426/5917602.html
『鉄工所爆発 全身やけどの工場長が死亡 北海道・旭川』
https://mainichi.jp/articles/20170426/k00/00m/040/196000c
4月29日付で朝日新聞北海道総合版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
炉の冷却設備の一部が破損しているのが見つかった。
警察が28日までに終えた現場検証で確認したという。
警察によると、炉は高さ約6m、直径約1.5mの円筒状。
冷却装置は上下2段に分かれ、いずれも炉の外側を腹巻状に囲んでいる。
破損が見つかったのは、下のほうにある装置。
警察は、この破損が冷却水の漏れを引き起こしたか、慎重に調べる方針。
(ブログ者コメント)
〇溶鉄による水蒸気爆発は、本ブログでも数多く紹介してきた。
以下は、今回の事例と同じような事例
2015年4月25日掲載
『2015年4月18日 岡山県倉敷市のJFEで精錬炉底のレンガが外れ溶鉄200トンが漏洩、炉の下のピットに水がたまっていたため水蒸気爆発が起き、熱風を浴びた5人が重軽傷 (修正1)』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4815/
それ以外、冷却水が原因だった事例としては下記があった。
2014年10月23日掲載
『2014年10月13日 福島県いわき市の小名浜製錬所で炉の操作時に体調不良となり、炉を傾け過ぎたため溶けた銅が飛び散ってゴムホースと接触、中の水とも接触して小規模な水蒸気爆発』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4364/
また、たまり水ではなく、砂に含まれていた水が原因だった事例もあった。
2016年3月19日掲載
『2012年10月20日 広島市のマツダで溶鉄を運ぼうとした際に容器が倒れ、周辺の砂に水分が含まれていたため水蒸気爆発、3人が軽傷 (第2報;修正4)』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5740/
〇それにしても、熔鉄を扱う職場ゆえ水蒸気爆発の知識はあった
はず。
炉から熔鉄を抜き出す前に、なぜ、抜き出し先に水がないことを確かめなかったのだろう?
通常の作業であれば確認することになっていたが、緊急対応で慌てていたので確認し忘れた・・・そんな事情でもあったのだろうか?
2017年4月24日22時41分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月25日7時40分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
総務省消防庁は、24日、新潟県糸魚川市で起きた大火を受け、原則として全ての飲食店に対し、消火器の設置を義務付ける方針を固めた。
現行で延べ面積150m2以上としている消防法施行令を改正する。
報告書案は、木造建築の密集地域での飲食店の出火に備え、両隣の住宅に連動して鳴る火災警報器の設置をモデル的に進める。
糸魚川市の大火は、昨年12月に発生。
ラーメン店で、こんろの火の消し忘れが原因とされている。
油を使う調理などで出火すれば、急激に延焼する恐れがあるため、小規模店舗も含めた初期消火が重要と判断した。
調理をほとんどしない店舗については、例外措置も検討する。
消防庁によると、東京都の市区町村のほぼ全てと政令指定都市の約8割、人口20万人以上の中核市の半数などは、条例により、全飲食店に消火器設置を義務付けている。
この他の地域では指導にとどまっているが、店舗が自主的に設置するケースが多い。
糸魚川市のラーメン店は義務の対象外だったが、設置していた。
(共同)
出典
『消防庁 全飲食店で消火器設置義務付けへ 糸魚川大火受け』
https://mainichi.jp/articles/20170425/k00/00m/040/103000c
『全飲食店で消火器義務化へ 糸魚川大火受け 警報機設置も促す』
http://www.sankei.com/affairs/news/170425/afr1704250003-n1.html
(ブログ者コメント)
糸魚川市の大火事例は、本ブログでも紹介している。
(2017年6月8日 修正1 ;追記)
2017年6月5日7時26分に産経新聞から、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。
総務省消防庁は、住宅用の火災警報器を飲食店や住宅など、隣接する複数の建物で連動させる仕組みの普及を検討する。
飲食店が不在でも隣の住民が気付けるようにして、地域ぐるみの速やかな初期消火を目指す。
今夏にも、木造建物が密集する地域20カ所程度を選んでモデル事業を始め、効果や課題を検証する。
ラーメン店がこんろの火を消し忘れて出火、強風で木造住宅密集地に燃え広がった新潟県糸魚川市の大火(昨年12月)が契機となった。
消防庁によると、火元の店主は出火当時、不在で、店舗面積が基準以下のため自動火災報知設備もなかった。
隣の住民は家にいたものの、出火に気付かず、店主が戻った時には、自力消火できないほどに火の勢いが強くなっていた。
住宅用火災警報器は、煙や熱を感知した機器だけの警報音が鳴る単独型、1台が検知すれば他の部屋の機器にも無線で信号を送るなどして鳴らす連動型があり、基本的に1戸単位で設置されている。
警報音は、壁や扉を隔てると聞こえにくい。
飲食店は営業時間外には不在になりやすく、こんろなどを扱うため、隣接する住宅と共同で連動型の警報器を設置する方式を検討する。
ただ、共同設置は参加者全員の同意が必要。
無線が届く範囲には制約があり、誤報時の対応を決めておく必要があるといった課題も指摘されている。
出典
『糸魚川大火を教訓に 住宅用の「火災警報器」を近所と連動 総務省が普及
目指す』
http://www.sankei.com/affairs/news/170605/afr1706050012-n1.html
2017年4月24日21時46分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市の市立中学校で、平成26年、授業中に男子生徒が投げた粘土細工用のへらが目に当たり後遺症を負ったとして、当時2年生だった女子生徒と両親が24日までに、市と男子生徒らに約2400万円の損害賠償を求める訴訟を熊本地裁に起こした。
提訴は2月17日付。
訴状によると、26年2月、女子生徒は、授業中に男子生徒2人がふざけて投げ合っていたプラスチック製のへらが右目に当たってけがをし、視力低下などの後遺症が生じた。
女子生徒側は、学校側は危険を予想して男子生徒らに注意する義務があったと主張している。
熊本市は、「授業中の事故で、管理責任があったと重く受け止めている。弁護士と相談した上で対応を考えたい」としている。
出典
『「へら当たり後遺症」提訴、熊本・中学校の授業事故』
http://www.sankei.com/west/news/170424/wst1704240103-n1.html
2017年4月26日付で毎日新聞福井版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関西電力大飯原発(おおい町)で24日午後4時ごろ、コンクリートを壊す作業に従事していた男性作業員(56)が電動式ハンマーと接触し、右足を折る大けがをした。
警察によると、4号機の近くのコンクリート製の見学用通路(幅2m、延長43m)で、別の男性作業員が電動式ハンマーを使ってコンクリートを壊していたところ、ハンマーの先端がそれて、すぐそばでコンクリート片を片付けていた男性作業員の右足に接触した。
関電の原発では、今年に入り、工事作業員が負傷する労災事故が相次いでいる。
大飯原発では、3月30日にも、防潮堤に鉄筋を打ち込んでいた男性作業員(24)が、別の作業員の操作するドリルに手を巻き込まれ親指を切断。
美浜原発(美浜町)でも、1月26日に、地下水を観測していた60代男性作業員が山の斜面で滑落してけがをした。
けが人はいなかったが、1月20日には、高浜原発(高浜町)で大型クレーンが倒壊する事故も起きている。
関電は、「労働災害を発生させ、大変申し訳ない。再発防止に努める」とコメントした。
出典
『大飯原発 作業員、右足骨折の重傷 関電・労災相次ぐ』
http://mainichi.jp/articles/20170426/ddl/k18/040/198000c
4月25日17時52分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後4時ごろ、福井県おおい町の関西電力大飯原発4号機で、原子炉周辺建屋の東側にある歩道の取り壊し作業をしていた下請け会社社員の男性(56)が、右足甲にコンクリートを砕く工具が接触して骨折する重傷を負った。
警察によると、同僚の作業員がコンクリートを破砕用の工具で砕いていたところ先端がずれて、破片を集めていた男性の足に当たったという。
出典
『コンクリ破砕工具、足の甲に接触し男性骨折 福井・大飯原発、歩道取り壊し作業中』
http://www.sankei.com/west/news/170425/wst1704250070-n1.html
(ブログ者コメント)
こういった事故は一般の道路工事などでも起きているが、今回は原発敷地内で起きた事故ゆえ報道された・・・そんな気がした。
2017年4月24日12時42分にYAHOOニュース(山陽新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前9時10分ごろ、岡山県美作市滝宮の岡山国際サーキットで、練習走行中のオートバイ7台が相次いで転倒する事故があり、岡山市のUさん(男性、38歳)、徳島県小松島市のIさん(男性、42歳)が全身を強く打ち、死亡した。
48歳と24歳の男性が、骨折など重傷のもよう。
警察やサーキット運営会社によると、走行していたのは岡山、香川、徳島、高知、奈良県のアマチュア16人。
いずれも男性で、高速走行が可能なライセンスを持っていた。
事故現場は、コース北部分にある「モスエス」と呼ばれる、やや下りの緩やかなS字カーブ付近。
1台がオイル漏れを起こし、後続車両がスリップするなどしたとみられ、警察は実況見分するとともに、カメラ映像などを分析し、詳しい原因を調べている。
運営会社によると、現場付近では、過去にもオートバイの死亡事故があった。
練習走行に参加し、事故に巻き込まれて転倒した高松市の会社員男性(42)は、「事故現場はスピードが出やすい場所。数台のオートバイが転がり、部品が散らばって、目を覆うような状況だった」と話した。
岡山国際サーキットは、1990年にTIサーキット英田としてオープン。
1周約3.7kmで、94、95年には、F1世界選手権が開催された。
練習走行中の死亡事故は、2007年9月と10年5月にも起きている。
出典
『岡山国際サーキットで事故 オートバイ転倒、2人死亡』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170424-00010001-sanyo-l33
4月24日12時50分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、先頭のバイクが転倒し、後続のバイク6台が巻き込まれたらしい。
消防は、負傷した7人のうち、4人を救急搬送した。
同サーキットによると、当時は約15人が、午前9時から練習中だった。
全員がコースの走行が許されるライセンスを保有し、一定のタイムで走れる技術を持っていたという。
この日は、排気量401CC以上のバイクが走っていた。
出典
『岡山国際サーキット バイク転倒2人心肺停止 練習走行中』
https://mainichi.jp/articles/20170424/k00/00e/040/222000c
(ブログ者コメント)
この事故の5日後に熊本県でも、レーシング場でバイクの練習をしていた際に死亡事故が起きてる。
(2017年4月29日23時41分 毎日新聞)
29日午後1時25分ごろ、熊本県大津町平川のレーシング場「HSR九州」で、山口市宮野下のKさん(50)が運転していたオートバイと広島市西区田方のⅯさん(44)が運転していたオートバイが接触。
Kさんは頭を強く打って搬送先の病院で死亡が確認された。
Ⅿさんは左足に軽傷を負った。
警察によると、30日は120~130台が出場するアマチュアレーサーらの大会が予定されており、29日は練習走行が行われていた。
現場は上り坂の直線コースで、事故原因などを調べている。
出典
『熊本のレーシング場 オートバイ同士接触、1人死亡』
https://mainichi.jp/articles/20170430/k00/00m/050/089000c
(2018年4月18日 修正1 ;追記)
2018年4月16日11時57分に日本経済新聞から、遺族が提訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月16日13時17分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
遺族らが16日、サーキットの運営会社と親会社のA社(愛知県)に対して、安全管理が不十分だったとして、計約3億5000万円の損害賠償を求めて岡山地裁に提訴した。
訴状では、1台のオートバイから漏れたオイルが路面に広がったことが事故の原因とし、サーキットが適切な場所に監視員を配置しなかったためにオイル漏れを発見できず、走行中止を知らせる赤旗での表示が遅れたと主張。
コースの構造についても、現場脇の退避スペースが極端に狭く、過去に複数回の死亡事故が起きるなど安全性を欠いていると訴えている。
代理人弁護士によると、遺族らはサーキットに安全管理の改善を求めるため、提訴に踏み切ったという。
サーキット運営会社の担当者は取材に対し、「コース上の監視カメラと監視員で二重チェックをしていた。事故を確認したときは赤旗を上げて危険を知らせた」と話している。
事故は昨年4月24日に発生。
サーキットが発行するライセンスを持ったアマチュアらが走行中に7台が相次いで転倒し、2人が死亡、男性5人が重軽傷を負った。
〔共同〕
出典
『7人死傷、サーキット提訴 事故遺族らが岡山地裁に』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2942351016042018AC1000/
『サーキット事故 遺族ら賠償提訴 運営側に3.5億円求め』
https://mainichi.jp/articles/20180416/k00/00e/040/231000c
2017年4月23日7時0分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年2月、18歳の女性アイドルが「致死性不整脈」とされる死因で突然亡くなられたことが話題になりました。
日本では1年間で約7万人、1日に約200人、8分に1人が、このような心臓突然死で亡くなっています。
致死性不整脈の中の「心室細動」という不整脈が、心臓突然死の大半の原因です。
心室細動は、心臓に異常な電気刺激が生じて心臓が痙攣してしまい、血液を全身に送り出せなくなる不整脈です。
心室細動が起きると、約10秒で意識を失い、約5分で死に至ります。
心室細動が起きて自然に治ることは、ほとんどありません。
心室細動から5分で死に至る最大の原因は、脳の障害です。
心室細動が起きて脳への血流が途絶えると、脳の細胞に血液中の酸素やエネルギーなどが供給されなくなります。
約10秒で脳の細胞は酸欠になり、エネルギー源であるブドウ糖も5分と持ちません。
脳の細胞が死んでしまう時間が、この5分です。
身体の他の臓器の細胞は、酸素やブドウ糖が不足しても、脂肪を分解するなど他の方法でエネルギーを補えるので、短時間で死ぬことはありません。
このように、脳は生命の維持に極めて重要な臓器で、この脳への血流で救命率が決まります。
心室細動を正常な脈に戻すには、自動体外式除細動器(AED)を使い電気ショックを与え、心臓のけいれんを解除する「電気的除細動」を一刻も早く行う必要があります。
119番通報から救急車到着までの平均時間は8.6分といわれており、約5分で死に至る心室細動は、救急車の到着を待っていると救命できません。
よって、救命のためには、周囲の人たちが直ちに「BLS」といわれる一次救命措置を行う必要があります。
まずは大勢の助けを呼び、皆で手分けをしてAEDを探し、人工呼吸や心臓マッサージを始めます。
心臓マッサージは、胸の真ん中に両手のひらを置き、胸が5cm下がるくらいの強さで1分間に約100回の速さで圧迫します。
心臓マッサージで脳への血流を保ち、AEDが到着すれば直ちに電気的除細動を行って、正常の心拍の再開を試みます。
AEDは、機器自体が操作方法を音声で指示してくれます。
誤作動もありません。
心拍の再開、すなわち脳への十分な血流が再開されるまでの時間が短いほど、確実に救命率が上がります。
年間7万人の心臓突然死の中の約2万5千人が、心停止時に周囲に人がいたとされており、救急車到着までの適切なBLSで救命できた可能性があります。
最近、学校や自動車教習所など、色々なところでBLSを習う機会が増えています。
身近な方の突然死を防ぐために、積極的にBLSを習ってみてください。
(和歌山県立医科大学 救急集中治療医学・脳神経外科 講師 藤田浩二)
出典
『5分で死に至る心室細動…119番だけではダメ、脳血流を保つため一次救命措置が重要』
http://www.sankei.com/west/news/170423/wst1704230005-n1.html
2017年3月5日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6844/
(2017年4月30日 修正1 ;追記)
2017年4月23日付で信濃毎日新聞から、換気目的で開けた扉を閉め忘れていたという下記趣旨の記事が、図解付きでネット配信されていた。
4月23日17時26分に読売新聞から、4月22日付で信濃毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
市動物園安全対策検証委員会は、22日、事故原因や安全対策の提言をまとめた報告書を小泉市長に提出した。
報告書は、事故は飼育員の人的ミスで起きたとしつつ、安全教育や人員配置なども要因だと指摘。
市は、既に提言に応じた安全策を講じたとして、5月3日に動物園の営業を再開する。
報告書によると、ナナは子宮内膜炎のため、約1カ月間、屋内寝室で生活。
女性飼育員は、事故発生の2月26日、臭気の強かったライオン舎を換気しようと、職員通路と屋外展示場をつなぐ扉(引き戸)=図A=を開けた。
さらに、ナナを屋外展示場に出そうと別の2つの扉=図B(鉄板の電動扉)、C(鉄格子の引き戸)=を屋内からのスイッチ操作などで開けたため、飼育員とナナが鉢合わせしたとみられる。
飼育員は、最初の扉を開けたのを忘れていたという。
動物園の作業ルールでは、3つの扉を同時に開けてはいけないことになっていた。
市は事故後、同園の正・臨時職員を計2人増員。
危険動物の寝床付近に飼育員が入る際は、扉開閉時の声出し確認や別の職員が必ず施錠をチェックするよう、飼育員に徹底した。
営業再開後、従来は午前8時半の開園時間を、平日は同9時半、土日曜と祝日は同9時とし、準備時間を長くする。
検証委委員長の坂本英房京都市動物園副園長(日本動物園水族館協会安全対策部長)は記者会見で、「ヒューマンエラー(人為ミス)が発生しても事故につながらないような安全対策を講じることが必要だ」と強調。
小泉市長は、「二度とこのような事故がないようにしていきたい」と陳謝した。
関係職員の処分については、今後、検討するとしている。
女性飼育員は3月下旬に退院。
自宅で療養しており、回復しつつあるといい、22日、コメントを発表した。
謝罪や支援者への感謝とともに、「一日も早く元気になって動物園に戻り、皆様に笑顔を届けられるように頑張りたい」とした。
市は、全国から励ましが寄せられたとして、5月3日は動物園がある懐古園を入園無料にする。
出典
『小諸市動物園、5月3日に営業再開 ライオン舎事故で報告書』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170423/KT170422FTI090018000.php
『ライオン事故、飼育員の扉閉め忘れ原因…検証委』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170422-OYT1T50114.html?from=ycont_top_txt
『小諸市動物園ライオン舎事故 市が「人為的ミス」判断』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170422/KT170421FTI090028000.php
2017年4月24日21時17分に山形放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月24日9時13分にテレビユー山形からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後4時45分ごろ、遊佐町大蕨岡の町道を、町内に住む32歳の団体職員の男性が運転する軽トラックが走行中、荷台に乗っていた8歳の小学生の男の子が転落した。
警察の調べによると、男の子は運転していた男性の長男で、この事故でアスファルトの路面に頭などを強く打ち、脳挫傷と外傷性くも膜下出血で全治1か月の重傷を負った。
男性は、長男以外にも6歳と5歳の自分の子どもを荷台に乗せ、農作業から帰宅する途中だった。
事故当時、8歳の男の子は荷台に立った状態だったとみられている。
現場は直線道路だった。
道路交通法では、軽トラックの荷台に荷物を見守るために人を乗せることは可能だが、人の運搬のために走行することは違反になる。
出典
『軽トラックの荷台から転落の男児重傷』
http://www.news24.jp/nnn/news8877979.html
『軽トラックの荷台から転落 男児大けが』
https://www.tuy.co.jp/program/news/localnews/57444/
(ブログ者コメント)
同種事例として、昨年9月、走行中の車の荷台から人が転落して死亡した事故が起きている。
(2016年9月10日掲載)
『2016年9月2日 青森県むつ市の漁港沿いの国道で深夜、バーベキュー帰りの軽トラがカ-ブを曲がり切れず電柱に衝突し、荷台に乗っていた4人が投げ出されて2人死亡』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6269/
2017年4月24日8時0分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前10時45分ごろ、愛知県半田市川崎町1丁目のJFEスチール知多製造所で、作業中の男性が金属製のパイプの下敷きになっているのを同僚が発見し、会社を通じて119番した。
男性はJFEスチール(東京都千代田区)の会社員(30)で、出血性ショックで死亡した。
警察によると、パイプは直径約50.8cm、長さ約18m、重さ約5トン。
コンベヤーの上をパイプが移動する仕組みで、男性はパイプの切断作業をモニター越しに点検していた。
異常音に気付いた同僚が、うつぶせで下敷きになっている男性を見つけたという。
パイプを直接点検する際にはラインを止めることになっていたといい、警察が事故の原因を調べている。
出典
『5トンパイプの下敷き、30歳会社員死亡 愛知のJFEスチール工場』
http://www.sankei.com/west/news/170423/wst1704230031-n1.html
2017年2月16日に掲載した第5報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第6報として掲載します。
第5報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6780/
(2017年4月29日 修正7 ;追記)
2017年4月2日10時40分に西日本新聞から、事故報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国の第三者委員会の最終報告書がまとまった。
トンネル上部岩盤層が想定以上に薄くてもろく、地下水圧が作用するなど、諸要因が複合的に組み合わさって陥没したとの推定だ。
これらの要因に対する「安全対策が不十分だった」と指摘した。
では、なぜ安全対策が不十分なまま工事は進められたのか。
誰もが知りたいのは、その点だ。
博多駅前のオフィス街で起きた事故が早朝でなく、通勤時間帯や日中ならば、大惨事になっただろう。
現場はもともと湿地帯である。
七隈線工事では、過去に2回も道路陥没事故があった。
そうしたことへの考慮はなかったのか。
報告書は、「地層の状況を事故前に正確に把握することは困難」として、踏み込まなかった。
発注者の市交通局、施工した大成建設を代表とする共同企業体(JV)の責任にも言及しなかった。
第三者委には、大学教授のほか、国土交通省や同省所管の国立土木研究所も加わった。
同じ土木行政の枠内では限界があったのか。
・・・・
現場は、掘削と壁面への特殊ボルト打ち込みを繰り返す「ナトム工法」だった。
地下で組み立てるシールドマシンと呼ばれる大型の特注機械が掘削と壁面補強を同時に進める「シールド工法」に比べて、一般的に工事費が少なく、工期も短いという。
そこに安全対策上の「死角」は潜んでいなかったか。
福岡市とJVは、報告書を踏まえて、安全対策をさらに徹底してもらいたい。
出典
『道路陥没最終報告 安全対策さらに徹底せよ』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/318827
3月30日22時57分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
国の専門家委員会が、30日、東京都内で会合を開き、最終報告をまとめた。
地下鉄工事でトンネル上部の岩盤層の状態を正確に把握できず、想定より薄かったため、安全対策が不十分になったと結論づけた。
トンネルの設計などが強度低下を招いた可能性も挙げたが、大成建設が代表の共同企業体(JV)や市の責任については明示しなかった。
市やJVは、岩盤層の厚さは3m前後と想定していたが、専門家委が事故後に地質調査したところ、岩盤はでこぼこがあり、実際の厚さは2m前後で、強度は均一ではなかった。
そのため、結果として、地下水の水圧に対する安全対策が不十分となり、陥没を招いたとした。
ただし、こうした岩盤の状況は事故後の調査で判明しており、「事前に正確に把握することは困難だった」としている。
一方、市やJVが、岩盤の位置などを考慮してトンネル上部を約1m下げ、上部をより平らにした設計変更で、トンネルの強度が低下した可能性があるとも指摘した。
委員長の西村和夫首都大学東京副学長は、記者会見で「現場の地盤状況は特殊だった」とした上で、工事ではトンネル上部に鋼材とともに地盤強化の薬剤を注入する補強がなされたが、「結果論だが、地下埋設物が多くてできなかった地上からの薬剤注入などをすればよかった」と述べた。
出典
『博多の陥没事故「防止策、不十分」 第三者委が最終報告』
http://www.asahi.com/articles/ASK3Z5V58K3ZTIPE02F.html
(ブログ者コメント)
福岡市交通局HPに詳細情報が掲載されている。
http://subway.city.fukuoka.lg.jp/hakata/detail.php?id=6
(2019年7月13日 修正8 ;追記)
2019年7月12日10時31分に産経新聞から、工事が再開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は12日、現場となったトンネルの掘削工事を約2年8カ月ぶりに再開した。
延伸部分の開業は、当初予定より2年遅れの、令和4年度となる見通し。
市交通局によると、トンネル坑内の水抜き作業が今年4月に完了。
同月下旬から6200m3相当の土砂の撤去を進め、今月11日までに約9割を取り除いた。
現場から離れた部分に残っている土砂の撤去は並行して進め、7月末までに完了する予定。
トンネル上部の地中に、固化剤注入で強化した「人工岩盤」を造るなど、安全対策も実施。
市交通局の担当者は、「安全第一で、慎重に進めたい」と話した。
総事業費は、追加工事などで約137億円増の約587億円に膨らんだ。
出典
『地下鉄トンネル掘削、再開 博多陥没、2年8カ月ぶり』
https://www.sankei.com/affairs/news/190712/afr1907120010-n1.html
2017年4月21日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7020/
(2017年4月29日 修正1 ;追記)
2017年4月22日14時59分に産経新聞から、誰も非常ボタンを押さなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
・・・・・・
事故は、踏切の安全確保の難しさも浮き彫りにした。
京急電鉄によると、現場踏切には、車などの大きな障害物を検知する光電式の「障害物検知センサー」が備えられていたが、人のサイズはセンサーの死角に入ることが多く、事故当時も作動しなかった。
作動すれば、発光信号機が点灯して踏切内の異常が運転手に伝わり、事故防止に役立つ。
一方、次回の設備更新で導入を予定している、より高感度のレーダー式センサーにも、人のサイズを必ず検知できる能力はないという。
同社は、「死角を完全に埋める技術がまだない。感度を上げすぎても、鳥などに反応して通常運行に悪影響を及ぼす可能性があり、課題が多い」と説明する。
また、現場の踏切に4つ設置されていた非常停止ボタンも、いずれも押されなかった。
トラブル発生時に非常ボタンを押す行為が一般に浸透していなかったとみられ、同社は、「異常があったら、少しでも早く押してほしい」と重要性を訴える。
・・・・・
出典
『発生から1週間、広がる悲しみ… 検知センサー、非常停止ボタン、事故防止策機能せず、重い課題残す』
http://www.sankei.com/affairs/news/170422/afr1704220016-n1.html
2017年4月22日12時11分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
遊園地での事故が相次いでいることを受け、国土交通省は、ジェットコースターなどの遊具で装着するシートベルトや安全バーなどの安全装置の基準を見直すことを決めた。
これまでは、スピードやコースの勾配によって安全装置の種類を定めていたが、低速のミニコースターでカーブ付近でのトラブルが多発していることもあり、遠心力など乗客にかかる力に応じたきめ細かい基準にして、事故防止につなげるという。
同省によると、2011年~16年に報告があった遊園地やテーマパークなどでの遊具の事故は約50件。
2人が死亡し、約40人が重軽傷を負った。
従来、遊具の安全装置は、速度やコースの勾配によって決まっていた。
時速40km以下で平らなレール上を走るモノレールや子供用汽車にはシートベルト、時速100km近くで起伏が激しいコースを走るコースターには、シートベルトや手すりに加え、「体を確実に客席に固定する設備」も必要とされ、上半身を固定する「ハーネス」などの設置を求めていた。
・・・・・
(以降の記事は有料)
出典
『遊園地の乗り物、安全強化へ…ベルトなど新基準』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170422-OYT1T50048.html?from=ycont_top_txt
2017年1月20日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6675/
(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6674/
(2017年4月29日 修正2 ;追記)
2017年4月22日付で朝日新聞筑後版(聞蔵)から、市の調査委員会から事故調査報告書が提出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月13日23時7分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市の学校安全調査委員会は、13日、報告書をまとめ、市教育委員会に出した。
同委員会によると、同校では安全管理担当者が他の教職員らに点検表を配布し、月1回の作業を分担させていたが、昨年10月を最後に配布していなかった。
委員会は、こうした事情を踏まえ、「点検表を受け取らなかった教職員から疑問の声がなく、学校全体として安全点検に対する意識が低下していた」と指摘。
その上で、再発防止策として、安全点検の結果を学校の管理職や市教委に報告することなどを提言した。
また、事故直後、現場に駆け付けた養護教諭が自ら職員室に担架などをとりに行き、現場を離れたことも課題とされた。
本来なら、事故の具体的状況を把握し、消防などに連絡する役割を担っているからだ。
提言として、養護教諭としての任務の周知徹底などを求めた。
ゴールなど、学校の施設は多くの団体が利用する。
学校は、貸し出す際、使用者に扱い方を守るよう求めているが、安全管理について積極的に関わるよう求めていなかったため、このことも課題として指摘された。
学校施設を外部にも開放している以上、校内に限らず、利用する市民にも、施設を安全に利用してもらうことについて共通認識を求めるべきだ、と提言書は指摘する。
提言書には、これら16の課題を挙げ、それに対する提言を記している。
調査委が指摘した主な課題と提言は下記。
【課題】安全管理・緊急対応マニュアルの存在が、教職員に徹底していなかった。
【提言】学校の管理者は、様々な危機に対応できるよう、安全管理・緊急対応マニュアルを作成し、全教職員が、その重要性や内容、方法を認識し、実行できるよう、訓練などを通じて十分に周知徹底する必要がある。
【課題】学校の授業では使わないゴールが、他校でも数多くあった。
【提言】使用しないゴールは、教委と連携して整理する。
必要なゴールは、使用時には専用の杭や砂袋で確実に固定する。
【課題】日常的な安全点検がされていなかった。
【提言】安全点検マニュアルに、ゴールの固定に関する項目を明示する。
安全点検は、授業ごとの日常的なもののほか、学校行事の前後にも実施するようにする。
【課題】教育委員会は、安全点検の結果の報告を待つという、受け身的な対応をとっていた。
【提言】教育委員会は、学校の自己点検、自己評価を踏まえ、結果について指導助言を行う。
【課題】学校安全に関する校外研修の内容が、全教職員に徹底されていなかった。校内研修も計画、実施されていなかった。
【提言】研修は、安全教育担当教員だけでなく、校長、教頭、主幹教諭にも義務付けるべきだ。
研修後は、全教職員が内容を共有できるように十分な報告を行い、校内研修も実施する。
出典
『「学校の安全意識低下」ゴール下敷き事故で調査委 福岡・大川』
http://www.sankei.com/west/news/170413/wst1704130091-n1.html
(2018年12月24日 修正3 ;追記)
2018年12月22日6時0分に西日本新聞から、校長ら6人が書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は21日、安全点検を怠ったとして、業務上過失致死の疑いで、校長(59)や教頭(53)ら学校関係者6人を福岡地検に書類送検した。
ほか4人は、安全教育主任(30)と安全点検実施者(41)、授業担当2人。
6人は「点検を忘れた」などと話し、容疑を認めているという。
安全であるはずの学校でゴールポストが倒れて子どもが犠牲になる事故は、全国で相次いでいる。
文科学省は2009年以降、4回も安全点検を呼び掛ける通達を出したが、抜本的対策ではなく、悲劇は繰り返された。
事故防止に取り組む団体は、「安全な用具で代用するべきだ」と指摘する。
文科省は09年3月、ゴールポストが強風や児童の力で転倒しないよう、「くいや砂袋で固定する」などの防止策を通達。
だが、その後も事故は起き、同様の通達を10、12、13年に出した。
子どもの事故予防に取り組むNPO法人「セーフキッズジャパン」(東京)の山中龍宏理事長(71)は、「通達は具体性がなく、学校現場で徹底されていないところも多い」と強調。
ホームページなどで、固定する重りの重さなど、詳細な点検項目を紹介している。
男児が亡くなった「1月13日」は04年にも同様の死亡事故が起き、「サッカーゴール等固定チェックの日」と定めた。
山中理事長は、「小学生なら鉄製ゴールを使う必要はない。三角コーンでも代用でき、ゴム製ゴールもある。国は抜本的対策を検討してほしい」と話した。
出典
『男児死亡、小学校長ら書類送検 福岡・大川ゴール下敷き 業過致死容疑』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/474947/
2017年4月24日付で毎日新聞東京版朝刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後9時50分ごろ、埼玉県秩父市浦山で県道を走行中の軽乗用車が崖から転落したと、乗っていた大学生から110番があった。
警察によると、いずれも同県横瀬(よこぜ)町に住む18歳の男性4人が乗車し、病院に運ばれたが、運転していた無職のKさんが胸を強く打ち死亡、後部座席にいた無職男性が内臓損傷などの重傷を負った。
残る大学生と建設作業員の2人は、打撲などの軽傷。
警察によると、現場は緩やかな下りの片側1車線の直線で、浦山ダムにかかる浦山大橋北側のたもと付近。
車はダムに向け南進中に対向車線にはみ出し、反対側のガードフェンスを突き破り、約15m下に転落した。
助手席にいた男子大学生は、「走行中に車が何かにぶつかり、運転席のエアバッグが開いて前が見えなくなった」と話しているという。
転落現場近くの路上に約50cmの楕円形の岩が落ちていた。
警察は、道路脇の斜面からの落石とみており、車がぶつかった衝撃でエアバッグが作動し運転操作ができなくなったとみて、道路を管理する県にも事情を聴く。
警察によると、4人は中学時代の同級生。
軽傷の建設作業員の男性は現場を訪れ、「後部座席で携帯電話をいじっていたら、ドーンという衝撃があって気を失った。気がついたら救急車の中だった」と話した。
出典
『車転落 落石に衝突? 4人死傷、エアバッグ視界塞ぐ』
http://mainichi.jp/articles/20170424/ddm/041/040/167000c
4月23日19時20分にTBS News iからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日夜、埼玉県秩父市の県道で18歳の男性4人が乗った軽乗用車が反対車線のガードフェンスを突き破り、およそ15m下に転落した。
この事故で、軽乗用車を運転していた横瀬町の無職Kさん(18)が死亡、同乗していた3人も重軽傷を負った。
警察によると、現場の路上で幅およそ50cm、高さおよそ20cmの石が見つかり、車が接触したような跡が残っていた。
警察は、落石にぶつかって運転席のエアバックが作動し、前が見えなくなって転落したとみて、詳しく調べている。
4人は中学校の同級生で、この日は「心霊スポットに向かっていた」という。
出典
『埼玉・秩父で車が崖下に転落し4人死傷、落石が原因か』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3036761.html
4月24日9時19分に読売新聞からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
近くの斜面から路上に落ちた石に車がぶつかり、事故につながったとみられている。
現場近くを調べた秩父県土整備事務所の担当者は、「落石対策の強化を検討したい」と話している。
同事務所によると、事故現場の県道の斜面には、地上部分約50cm、地下部分約2mのコンクリート製の擁壁が設置され、その上に高さ約2mの落石防止用の金網が設置されている。
現場付近の道路では、少なくとも約10年間、落石の被害はなかったという。
ただ、付近には、山間部に人が入るため擁壁が約1m途切れている部分もある。
23日に確認したところ、事故現場近くの路肩には、山の中から転がってきたとみられる長さ約10cmの石が複数個あったという。
同事務所の担当者は、「道路を巡回する職員を増やすなどの対応を検討したい」と話している。
出典
『金網設置、10年は落石ない現場…4人死傷事故』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170424-OYT1T50049.html
(ブログ者コメント)
〇TBSの映像によれば、擁壁が途切れた部分に扉らしきものは見当たらない。
途切れた部分から、たまたま、石が落下したということかもしれない。
〇「落ちていた石にぶつかった」のか、それとも「落ちてきた石がぶつかった」のかは定かでないが、「石に車が接触したような跡が残っていた」という報道が正しければ、前者だった可能性が高い。
〇山道を走っていて「落石注意」と書かれた表示を見ることがあるが、これまでは、上から落ちてくる石にどう注意しろというのだろうか?と不思議に思っていた。
しかし今回の事故から、路上に石が落ちているかもしれないので注意せよ、という警告の意味もあるのかもしれないことを学んだ。
〇それにしても、高さ20cm程度の石にぶつかっただけで、エアバッグが作動するものだろうか?
国交省によれば、エアバッグが作動する条件は下記。
①時速20km~30km程度以上の速度で、コンクリート壁のような強固な構造物に正面衝突したとき。
②自動車などと衝突し、①の衝突と同様の衝撃を受けたとき。
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02assessment/car_h20/safetydevice/airbag.html
そして、電柱に衝突したりトラックの下に潜り込んだりしたような場合には、作動しないことがあるとも書かれている。
今回、どのようなメカニズムでエアバッグが作動したのだろうか?
車が大きくバウンドし、着地した際の衝撃で作動したということも、考えられなくはないのだが・・・。
2017年4月22日17時50分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前6時50分ごろ、世田谷区玉川のパン店の従業員から、「一酸化炭素中毒かもしれない。2、3人が具合が悪い」と通報があった。
警察などによると、当時、店は開店準備中で、パン窯から一酸化炭素が発生したとみられ、30代から40代の従業員ら4人が病院に救急搬送された。
4人の命に別状はないという。
10日ほど前には、同じ世田谷区内の別のパン店でも、開店準備中に窯から一酸化炭素が発生したとみられ、従業員が救急搬送されている。
出典
『世田谷でパン店の従業員搬送 窯からCO発生し中毒』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000099216.html
4月22日8時30分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前6時50分ごろ、東京都世田谷区玉川1丁目のパン店で、30~40代の男性従業員4人が体調不良になったと119番通報があった。
消防によると、パン店は開店準備中でガス釜を使用しており、店内からは高濃度の一酸化炭素が検出された。
4人とも救急搬送されたが、全員意識があり、命に別条はないという。
11日早朝には、世田谷区代田の別のパン店でも4人が体調不良で救急搬送され、調理スペース内から一酸化炭素が検出されていた。
出典
『パン店で従業員4人体調不良 一酸化炭素検出』
http://www.asahi.com/articles/ASK4Q2Q0YK4QUTIL003.html
※以下は、4月11日に起きた同種事例。
(2017年4月11日11時54分 テレビ朝日)
11日午前7時前、世田谷区代田のパン店から「一酸化炭素中毒の疑いがある」などと、従業員の119番通報があった。
警察などによると、店内では従業員6人が働いていて、20代から50代の男女4人が倒れたりめまいがするなどして、病院に運ばれた。
全員、意識ははっきりしていて、命に別状はない。
当時、店は開店前の準備中で、パン生地を発酵させる窯から一酸化炭素が発生した疑いがあるという。
店は1日にオープンしたばかりで、警察が、一酸化炭素中毒が発生した原因などを詳しく調べている。
出典
『世田谷のパン店で4人倒れ搬送 一酸化炭素中毒か』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000098382.html
(2017年4月11日9時14分 朝日新聞)
11日午前6時50分ごろ、東京都世田谷区代田1丁目のパン店の従業員女性から、「店で従業員4人が倒れている」と119番通報があった。
警察や消防によると、調理スペースにいた20~50代の店長と従業員の男女計4人が病院に搬送されたが、いずれも命に別条はないという。
調理スペース内のパン生地を発酵させる機械から一酸化炭素が検出されているという。
出典
『パン店で一酸化炭素中毒か 男女4人が搬送』
http://www.asahi.com/articles/ASK4C2RZTK4CUTIL003.html
2017年4月20日19時48分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月22日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後3時半すぎ、横手市十文字町の公民館「幸福会館」で、3階の物置部屋に設置されていた暖房用の湯をためる金属製のタンク2個が破裂した。
大きな音を聞いた近くの消防署の隊員が現場に駆けつけたところ、物置の窓ガラス1枚が割れ、ドアが外れて倒れていたという。
当時、タンクの周りに人はおらず、けが人はいなかった。
タンクは、直径およそ50cm、高さおよそ1mの円筒状で、タンクにためた湯をパイプでほかの部屋に送り、暖房を行っていた。
市によると、暖房施設が老朽化してタンクの圧力を調節するしくみがうまく作動しなかったため破裂したとみられるという。
タンクがあった物置は、当時施錠されておらず、誰でも入れる状態だったという。
市や警察、消防が事故の詳しい状況を調べている。
また、市は、同様のタンクが設置されている公共施設がないか、確認することにしている。
タンクは2台とも、定期点検の対象外だった。
出典
『公民館で暖房用貯湯タンクが破裂』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6015770921.html
3階東側倉庫にある金属製タンク2台が破裂した。
このうち1台のふたが吹き飛んで窓ガラスを突き破り、1階の屋根に落ちた。
施設内には学童保育の児童ら12人がいたが、けがはなかった。
タンクは、施設内を巡る給湯パイプの水圧調整に使われていた。
3階にいた市職員が「ドン」という破裂音を聞き、市を通じて消防に通報。
倉庫の窓ガラス1枚が割れたほか、入り口の木製ドアが外れるなどした。
児童は近くの十文字第一小学校に避難した。
出典
『横手市「幸福会館」、タンクが破裂 窓ガラス割る』
http://www.sakigake.jp/news/article/20170421AK0005/
(ブログ者コメント)
映像を見ると、ドラム管のような縦型円筒タンクが真ん中付近で上半分がスッポリ抜けたような感じになっている。
残された下半分のタンク、飛んだ上半分のタンクともに、噴破のような形跡は、映されている範囲内では見られない。
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。