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2016年10月25日18時56分にNHK福岡NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月25日18時36分にテレビ西日本から、10月25日17時28分に産経新聞westから、10月26日付で朝日新聞筑後版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後2時すぎ、うきは市にある中学校の第3理科教室で、55歳の男性教諭が、1年生の理科の授業で塩酸に亜鉛を入れて水素を発生させる実験をしていたところ、塩酸などを入れていたフラスコが破裂し、周囲に破片や液体が飛び散った。
フラスコを振った際に破裂したという。
学校や警察によると、この影響で、実験を見ていた生徒7人がガラスの破片で顔や手にけがをしたほか、2人が目の痛みを訴え、合わせて9人が病院に運ばれた。
いずれも、けがの程度は軽いという。
教諭も指を切るけがをした。
当時、教諭は実験台の周りに生徒38人を集めて実験を見せていたということで、実験台の近くにいた生徒がけがをした。
学校によると、先週、別の2つのクラスで同じ実験を行ったが、異常はなかったという。
教諭は、「分量を間違えてはいない」などと話しているという。
近くに火の気はなく、警察は、フラスコが破裂した原因や実験の進め方に問題がなかったかなどを調べている。
校長は、「破裂した原因は分かりませんが、生徒がけがをしましたので、このようなことが2度とないよう、実験のしかたや器具について考えたい」と話している
出典
『実験中に破裂 生徒9人けが』
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20161025/3840641.html
『浮羽中学校 理科実験中に事故 生徒9人軽傷』
http://www.tnc.co.jp/sp/news/archives/3072
『フラスコ破裂、福岡の中学9人けが 理科実験中』
http://www.sankei.com/west/news/161025/wst1610250064-n1.html
2016年10月23日19時3分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良県五條市で川の護岸などを点検していた65歳の男性が流され、死亡した。
死亡したのは奈良市の会社員の男性(65)。
警察によると、男性は、河川の護岸などの点検を請け負う会社の社員で、23日午前11時半ごろ、五條市西吉野町の丹生川で奈良県から発注された点検業務をしていた際、流されたという。
男性は、同僚の男性と2人で点検中に、水深1mほどの川の中に入って、約10m離れた対岸に渡ろうとした際、足を取られて流されたという。
警察と消防などが捜索した結果、夕方になって川の中で男性が沈んでいるのが見つかり、死亡が確認された。
当時、現場付近の川の水位はふだんと変わらず、流れも穏やかだったということで、警察が詳しい状況を調べている。
出典
『護岸点検中に流され男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161023/3781262.html
(2016年11月18日 修正1 ;追記)
2016年10月24日付の奈良新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
約5時間後、捜索していた消防隊員が約280m下流の川底(水深約4.5m)で男性を発見。
まもなく死亡を確認した。
警察によると、男性は同日午前9時20分ごろから、会社の同僚の男性(46)と、県五條土木事務所から発注された業務を実施していた。
2016年10月23日11時51分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県野田市で、大学院生らがハイビームで乗用車を走らせていたところ、男2人が乗った車に追い回され、窓ガラスを割られてスマートフォンを奪われた。
警察によると、23日午前2時ごろ、野田市で男子大学院生(24)と友人の男性(23)がヘッドライトを上向きに照らすハイビームで乗用車を走らせ、前の車を追い越したところ、その車が追い掛けてきた。
大学院生らは、約30分、追い回された末に逃げ切れないと思い、乗用車を止めた。
すると、追い掛けてきた車から男2人が降りてきて、「金を出せ、降りて来い」などと言いながら乗用車の窓ガラスをハンマーのようなもので割り、スマートフォン1台を奪って逃げた。
大学院生らにけがはなかった。
逃げた男らは30歳くらいで、警察は、ハイビームや追い越しに腹を立てたとみて捜査している。
出典
『ハイビームに逆上?2人組、車の窓ガラス割り逃走』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000086163.html
(ブログ者コメント)
ハイビームについては、教則に明記されるという情報を最近紹介した。
それ以外にも何件か紹介済だが、ハイビームなら歩行者等の早期発見が可能といったポジティブ情報ばかりで、今回のようなネガティブ情報は初めてだ。
ただ、キレタ理由がハイビームか追い越しかは定かでないが・・・。
2016年10月22日16時11分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月22日12時6分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前1時50分ごろ、埼玉県川口市の紙加工品製造工場で、「プレス機に作業員が挟まれた」と119番があった。
救急隊員らが駆け付けたところ、社員の男性(39)が頭から血を流して倒れており、病院に運ばれ、死亡が確認された。
警察によると、男性は21日午後8時半頃から夜勤をしていた。
プレス機を使って段ボールを裁断する作業中、プレス機に頭を挟まれたとみられる。
警察が、詳しい状況を調べている。
出典
『プレス機に頭を挟まれたか 埼玉の工場で男性死亡』
http://www.sankei.com/affairs/news/161022/afr1610220010-n1.html
『プレス機に頭を挟まれたか、作業員男性死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161022-OYT1T50071.html
2016年10月19日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6384/
(2016年10月30日 修正1 ;追記)
2016年10月21日15時54分に日本経済新聞から、従業員教育徹底のため全店を一斉休業するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月21日16時36分に共同通信から、10月21日20時30分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
Kは、21日、全店を27日に一斉休業すると発表した。
静岡県の店舗で提供したラーメンに指の一部が混入していた問題を受けて、従業員教育を徹底するため、緊急店長会議を24日から26日にかけて名古屋市、東京都、福島県郡山市の全国3カ所で開き、それぞれ周辺地域の店長を集めて、衛生・安全教育の徹底を店長らに伝える。
27日にフードコートなどで営業する一部の店舗を除き、全ての店舗を休業。
各店舗で店長が従業員に指示し、店内を清掃するという。
フードコートに入っている店舗は、施設管理者の指示に従って休業日を決める。
28日からは通常通り営業する。
Kは、500店舗以上を展開。
「全店を休みにすることで、問題の重大性と危機管理意識を共有する」(K)狙いだ。
翌28日からは、異物混入の原因となった「チャーシュースライサー」を全店舗から順次撤去する。
Kは、「仕込み作業の安全性の確保と異物混入の防止を図っていく」としている。
Kは、2017年3月期の業績への影響についても、見直しを進めている。
出典
『K、27日に全店一斉休業 異物混入で』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ21HI2_R21C16A0000000/?n_cid=NMAIL002
『Kが27日に一斉休業 指混入問題で従業員再教育』
http://this.kiji.is/162102391784046596?c=39546741839462401
『K、27日を一斉休業 親指混入問題で従業員教育』
http://www.asahi.com/articles/ASJBP6JRJJBPULFA02R.html
10月27日10時35分にTBS News iからは、27日に休業したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
Kは27日、一部のショッピングセンターに入る店舗を除いた、全国の438店舗を一斉に休業させた。
先月、静岡市内の店舗で従業員の指の一部が混入したラーメンを提供した問題を受けた措置で、27日は従業員の衛生管理を徹底するための研修などが行われるという。
出典
『K、全国438店舗が一斉休業 “指混入ラーメン”問題で』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2901417.html
10月28日20時38分に毎日新聞からは、社長報酬を5ケ月半減するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
Kは28日、静岡市の店舗で提供したラーメンに従業員の指の一部が混入した問題の責任を取り、社長の月額報酬を10月から5カ月、半額にすると発表した。
出典
『K 社長報酬を5カ月半額に ラーメンに指混入で』
http://mainichi.jp/articles/20161029/k00/00m/020/066000c
2016年10月21日7時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月21日20時47分にNHK札幌からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8月の台風で、日高管内新冠町を流れる新冠川の水があふれ、川沿いの放牧地が冠水した被害について、町の管理ミスで川の堤防に設置された水路が開いたままだったことが原因であることが分かった。
町が、20日の町議会で明らかにした。
放牧地の所有者には、損害賠償をするという。
町の説明によると、同町高江地区の新冠川の堤防に、周囲の雨水などを川に流す「樋管(ひかん)」と呼ばれる水路が設けられている。
新冠川は道の管理河川だが、樋管の管理は町に委託されており、町は過去に大雨被害があったことを受け、2009年以降、常に閉鎖することを決めていた。
しかし、8月の台風被害で現地の川の水があふれ、近くの放牧地約5haが冠水。
町が調べたところ、当時、樋管が開いたままになっていて、そこから台風で増水した川の水が周囲に流れてきたという。
2009年以降、点検などを行っていなかったという。
この日の町議会で、同町は樋管の管理ミスを認めた。
原因は調査中だが、放牧地の所有者らへの損害賠償に応じる方針で、町は「被災者に対し、誠実に対応したい」としている。
出典
『水路管理ミスで冠水 新冠町、台風被災農家に賠償へ』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0329153.html
『管理水門で災害 謝罪・賠償も』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161021/3732011.html
2016年10月22日0時32分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月6日から定期検査が行われている薩摩川内市にある川内原発1号機で、21日夜、作業にあたっていた男性が足場から7m下の床に落下する事故があった。
男性は救急車で病院に運ばれたが、命に別状はなく、原発の機器にも損傷はないという。
九電の発表によると、21日夜8時ごろ、川内原発の1号機で、九電の協力会社に勤める24歳の男性作業員が定期検査の作業にあたっていた所、誤って足場から7m下の床に落下したという。
この事故で男性は腰を強く打ち、救急車で病院に運ばれて手当てを受けたが、意識ははっきりとしており、命に別状はないという。
また、機器の損傷や放射性物質への汚染もないという。
九電によると、この作業員は、原子炉格納容器の中にある原子炉を冷やすための1次冷却材ポンプの部品を交換するため作業をしていたということで、九電では、事故当時の状況を詳しく調べている。
川内原発1号機は、新しい規制基準のもとで、去年8月、全国の原発で初めて再稼働し、今月6日からは運転を停止して、定期検査に入っていた。
出典
『川内原発1号機で作業員けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053758041.html?t=1477080676369
(2016年11月16日 修正1 ;追記)
2016年10月22日付の南日本新聞紙面に、当時のやや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
男性は、格納容器内の発電用の水を循環させる「1次冷却材ポンプ」を点検中、ポンプがある階の上階から資材を吊り下ろす作業をしていたところ、コンクリート製の床に転落した。
安全ベルトのロープは固定していなかった。
作業現場には、通常、金属製の網(縦80cm、横120cm)を張っているが、作業のため外されていた。
8人で作業しており、近くにいた同僚が気づき、九電を通じて119番した。
2016年10月21日17時1分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前4時すぎ、由利本荘市の日本海沿岸東北自動車道の下り線で、軽乗用車と大型トラックが正面衝突した。
この事故で、軽乗用車を運転していた由利本荘市の男性(76)と同乗していた近所の男性(82)、同乗男性の妻(79)の3人が死亡した。
現場は、日本海沿岸東北自動車道と国道105号線が合流する大内ジャンクションの近く。
警察は、現場の状況などから、軽乗用車が、自動車道から国道へ出る道路を逆走して進入し、数10m走ったところでトラックと衝突したと見て調べている。
警察によると、トラックの運転手は「自動車道の出口からライトをつけた車が入ってきて、避けようとしたが避けきれなかった」と話しているという。
3人が死亡した事故について、高齢者の事故防止に詳しい、秋田大学の水戸部一孝教授が事故現場を訪れ、「現場には走行すべき方向を示す看板があるものの、ドライバーにとって見づらく、逆走してもおかしくない状況だった」と指摘した。
逆走したと見られる軽乗用車は、事故現場のおおむね100m手前にある2つの場所の、いずれかから進入したと見られている。
事故のあと、水戸部教授に現場に同行してもらったところ、このうち右側の対向車線に入る1つ目のポイントについて、「走行方向を示した看板が分岐のすぐ手前にあるため、ドライバーが認識できなかった、あるいは認識できても反応できなかった可能性がある」と指摘した。
また、そこから数10m先の2つ目の地点については、「進入禁止の看板や走行方向を示したマークなどはあるが、気付かないまま走行した可能性がある」と話したうえで、「いずれの看板もドライバーにとって見づらく、逆走してもおかしくない状況だった」と指摘した。
逆走事故を防ぐ対策について、水戸部教授は、「間違った進路に入らないように分離帯を作ったりポールを立てたりして、障害物を設けることが大切だ。間違った進路に入ったとしても直感的に気付けるよう、警報や道路からの振動など、複数の対策を取る必要がある」と指摘した。
出典
『逆走し進入か 自動車道で正面衝突3人死亡 秋田』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161021/k10010737751000.html
10月22日付で毎日新聞秋田版からは、構造的な問題に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
逆走があった大内JCTについて地元住民は、「複雑な構造で、いつ事故が起きてもおかしくないと思っていた」と、構造上の不安を口にした。
国道105号から大内JCTへ入ると、分岐点が多いため、速度を落として標識や道路標示を注視しながら運転する必要がある。
付近に住む女性(46)は、「標識が少ないうえに、夜間など視界が悪くなるときは、標識を見落としがちになる。地元の人でも間違ってしまう」と、実情を語った。
また別の女性は、「標識はあっても簡単に誤進入できる。ドライバーが逆走してしまうのは十分考えられます」と不安を訴えた。
だが、道路を管理する県由利地域振興局の担当者は、「JCTについての苦情は寄せられておらず、標識を立てるなどの対策はしていたので、安全と認識していた。だが今後は、(事故予防に)効果的と思われるものがあれば、積極的に対応していきたい」との認識を示した。
出典
『由利本荘の逆走衝突死亡 3人死亡 JCT逆走「いつ事故起きても」 住民、構造に不安』
http://mainichi.jp/articles/20161022/ddl/k05/040/089000c
10月22日付で秋田魁新報からは、当該JCTでは過去に逆走事例が2件あったため対策をとっていたという下記趣旨の記事が、道路図とともにネット配信されていた。
10月24日19時38分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大内JCTには、自動車道から出る道と自動車道に入る道が平面で交差するなど、逆方向に進入できる地点が2か所あり、軽乗用車は、このいずれかから誤って逆走したとみられている。
大内JCTでは、昨年までに2件の逆走があったことから、去年、国が昨年11月に対策が必要な場所に指定し、ことし6月、JCTを管理する県などが、行き先を示す従来の案内板に加え、路面に進行方向を示す白い矢印のペイントを施し、対策を講じた。
ところが、事故を防ぐことはできなかった。
大内JCTを利用している由利本荘市の60代男性は、「視力が弱い高齢者には、暗くなると路面の矢印は見えづらい」と指摘。「県南のICで進行方向を誤り、夜間に逆走してしまったことがある」と明かす。
標識の見えづらさや道路構造が「進路を誤る可能性を高めているのでは」との声もある。
専門家からも、路面の矢印が見えにくいなどという指摘が上がっている。
県などは、今後、逆走防止の対策強化について検討することにしている。
出典
『大内JCT、過去に逆走2件 平面交差にリスク』
http://www.sakigake.jp/news/article/20161022AK0003/
『逆走か 3人死亡事故現場検証』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013795381.html?t=1477340940913
10月23日16時19分に毎日新聞からは、記者が実際に走行してみた体験ルポが下記趣旨でネット配信されていた。
事故があった21日午後、記者が乗用車で走ってみた。
国道105号から大内JCTへ入ると、4本の道路が目の前に現れる。
法定速度は40kmとの標識が目に入り、速度を落とす。
だが、分岐点の上部に標識がなく、前を走る車もないため、少し不安になる。
秋田方面に向かうため、自動車道に入る左カーブには入らずに、そのまま直進。
すると、秋田方面への道しるべとなる緑色の標識が確認でき、交差点では道なりに右方向へ進むことを知った。
その交差点に差し掛かると、左への進入禁止の赤い標識が目に入り、さらに道路上に右へ進む矢印を見つけたため、右方向へ走ると確信。
「ここで左折したら逆走になる」と心の中でつぶやき、無事、秋田方面に抜けることができた。
そもそも、立体交差の構造なら逆走しないし、「逆走注意」の標識も欲しいと感じた。
この日の天気は晴れて視界は良好。
だが、事故のあった未明や夜間、降雨、濃霧、降雪など、天候はさまざまだ。
もし悪天だったら……。
記者は今春から運転を始めたばかり。そう思うと、少し肝を冷やした。
出典
『由利本荘3人死亡 逆走注意の標識を 走行ルポ』
http://mainichi.jp/articles/20161023/k00/00e/040/130000c
2016年10月21日11時39分にgooニュース(朝日新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前3時半ごろ、新潟県胎内市の米菓工場で、2階にあった同社の米菓「BK」を揚げていたフライヤー内の油から出火、作業をしていた30代の男性従業員が両腕などにやけどを負った。
約30分後に鎮火し、建物への延焼はなかった。
警察や同社によると、フライヤーは直径1.5m、深さ90cmの鍋型。
男性従業員は消火器で消火を試みたが、失敗。
水をかけてしまい、一時、火の勢いが強くなったという。
119番通報で駆けつけた消防隊員が消し止めた。
警察などが出火原因を調べている。
「BK」は米の形をしたせんべいで、同社の主力製品。
定番の青のりしょうゆのほか多数の味があり、新潟を拠点とするアイドルグループが「PR大使」を務めている。
出典
『米菓「BK」フライヤー炎上、工場従業員がやけど』
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/incident/ASJBP2ST2JBPUOHB004.html
2016年10月20日15時43分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察庁は、交通ルールやマナーを解説した「交通の方法に関する教則」に、ハイビームの使い方を明記する方針を決めた。
定着していないハイビーム走行の必要性をドライバーに理解してもらい、夜間の死亡事故抑制につなげたい考え。
改正教則を今月下旬に公布し、来年3月に施行する。
道路交通法は、100m先まで照らせるハイビームと40mのロービームの使い方について、対向車や先行車がいる時はロービームに切り替えると規定。
同法に基づく教則には、「交通量の多い市街地や、対向車などがいる時は、前照灯を下向きに」、「見通しの悪い交差点やカーブの手前は上向きに」とだけ記され、他の状況でどちらを使うべきかは明確に書かれていなかった。
新教則では、歩行者らを早期に発見するため、交通量の多い市街地を除き、ハイビームを使うべきだと明記。
対向車と行き違う時や、他の車の直後を通行している時は、ロービームへのこまめな切り替えを求める。
昨年の交通事故死者は4117人で、状況別では、歩行中の事故が最多の1534人。
うち、約7割が夜間に起きていた。
なかでも、交通量の比較的少ない郊外で、夜間発生した車と歩行者の死亡事故は164件あり、96%の157件がロービームだった。
全国で夜間の歩行者の死亡事故が多発しているうえ、ハイビーム走行を基本とする考え方が周知されていないことが、教則改正の背景にある。
免許取得時の学科教習や更新時の講習は、教則の内容に基づいて行われている。
新教則が施行されれば、ドライバーはハイビームの使用法について、自動車教習所などで、これまでより具体的に学ぶことになる。
出典
『ハイビームの使い方、「交通の教則」に明記へ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161020-OYT1T50054.html
2016年10月21日5時2分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月21日19時50分にNHK札幌からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道足寄町の温泉施設で、2014年10月、男性入浴客が浴槽内で倒れて重体に陥る事故があり、警察が業務上過失傷害の疑いで捜査している。
事故直後の保健所の測定では、温泉に含まれる硫化水素ガス濃度が国の基準を大幅に超えていた。
この施設では、以前にも2人が同じ浴槽で倒れて死亡しており、警察は、この2件についても経緯を慎重に調べている。
事態を重く見た環境省は、今年9月に再発防止に向けた検討会を設置し、硫化水素を含む温泉の安全対策について、基準を見直す方向で検討している。
地元消防や男性の親族の話によると、重体となったのは東京都内の男性(52)。
14年10月8日夜、浴槽内で意識を失っているのが見つかった。
搬送先の病院で、硫化水素ガス中毒の疑いによる脳機能障害と診断され、現在は意識不明で寝たきり状態となっている。
事故のあった同じ浴室では、重体となっている男性以外にも、13~14年に3人が救急搬送され、うち2人が亡くなっていた。
搬送先の病院によると、13年に亡くなった64歳の男性は「溺死」、14年に亡くなった38歳の男性は心臓に血が行き渡らなくなる「虚血性心疾患」と診断されていた。
病院側は、今年9月、取材に対して「当時は硫化水素ガス中毒を疑わず、血液や尿の分析など、詳しい検査をしなかった。同じ浴室からの搬送が相次いだことを考えると、今思えば、中毒がきっかけという可能性は捨てきれない」と説明。
病院は、2人の診療記録を警察に提出し、警察が硫化水素との関係を慎重に調べている。
死亡した男性2人は、血液や尿が保存されていないため、硫化水素が死因と確定するのは困難だが、重体の男性は診断が可能だ。
国の基準では、温泉を浴槽に入れる際には、空気に触れさせて硫化水素の含有量を抑えることを求めている。
一方、事故が起きた施設は、浴槽の底から温泉を入れる構造になっていたという。
また、環境省によると、温泉施設の硫化水素の濃度を定期的に測定する国レベルの決まりはなく、換気口をどこに設けるかなどについても細かな基準がないという。
15年9月に浴室内の濃度を測定した研究機関によると、浴槽上は国の基準値の最大10倍、洗い場は最大20倍に達した。
施設は事故直後から自主休業し、現在は入浴できない。
経営者は朝日新聞の取材に、「国の基準は理解していなかった。認識不足だった」と話している。
硫化水素は火山性ガスの主成分の一つで、硫黄臭があり、有毒。
硫化水素を含む温泉の源泉は、全国に440カ所以上ある。
出典
『温泉施設、過去にも2人死亡 硫化水素と関係か』
http://digital.asahi.com/articles/ASJBN5SYNJBNUUPI00H.html?rm=656
『温泉の硫化水素扱い新基準検討』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161021/3752741.html
10月21日7時48分に朝日新聞からは、硫化水素濃度を測定していなかった理由等に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
温泉を監督する帯広保健所(道立)が、少なくとも事故の3年前から硫化水素ガス濃度を把握していなかったことがわかった。
施設側は取材に対し、1987年に営業許可を得て以来、保健所も施設も濃度を測定していなかったと証言。
事故直後の保健所の測定では基準値を大幅に超えていたが、安全対策の前提となるデータが長年にわたり把握されず、危険が見逃されてきた可能性がある。
道の監視要領では、温泉施設には2年に1回、立ち入りによる監視を行う。
監視項目に硫化水素ガスの濃度は含まれていない。
帯広保健所は、取材に「14年の事故を受けて、文書の保管義務がある3年間の資料を調べたが、硫化水素ガスを測定した記録はなかった」と説明する。
環境省の基準では、都道府県知事が必要と認めた場合に、温泉施設に濃度を測定させることができる。
どのような場合に測定を命じるかの基準はなく、道は「道内で測定を命じた所は一つもない」としている。
一方、硫化水素の濃度が高い温泉を抱える福島県や群馬県などでは、保健所が定期的に測定するなどして、安全確保に努めている。
施設の経営者は、取材に、測定器を持っていなかったと説明。
保健所の立ち入り検査でも測定は行われず、指示もなかったという。
事故のあった浴室は、浴槽の底から源泉がわき出す構造で、硫化水素ガスが高濃度になるため、安全対策が十分と判断された場合に限り、利用が認められる。
経営者は、浴室の構造についても保健所から不備の指摘はなかったとしている。
温泉を管轄する道食品衛生課は、「当時は温泉に関係する法令に強制力がなく、厳しい対応ができなかった」と説明。
環境省は、「基準に照らして問題があれば対応できた」と話し、見解が食い違っている。
《硫化水素》
空気中に含まれる硫化水素ガス濃度が100~300ppm程度の場合、個人差もあるが、8~48時間で気管支炎や肺炎、肺水腫による窒息死に至る。
700ppm以上だと、数回の呼吸で倒れる「ノックダウン」を起こすとされる。
入浴中以外の事故では、2005年12月に泥湯温泉(秋田県湯沢市)で、積雪の空洞にたまったガスを吸って4人が死亡。
15年3月には田沢湖高原温泉(同県仙北市)の源泉付近で作業員3人が死亡している。
出典
『硫化水素濃度、保健所も施設も把握せず 温泉事故』
http://digital.asahi.com/articles/ASJBN5T7FJBNUUPI00J.html?rm=697
(ブログ者コメント)
仙北市の事例については、本ブログでも紹介済。
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
10月22日1時43分に朝日新聞からは、浴室の換気扇が壊れて取り外されていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故が起きた浴室では、換気扇が壊れて取り外されたままだったことがわかった。
浴槽の底から湯がわき出す「自噴式」と呼ばれる構造で、ガスの濃度が高くなりやすい。
こうした安全対策の不備は、保健所の立ち入り検査でも見逃されていた。
環境省の基準は、浴室の硫化水素ガスの濃度が高い場合、換気のほか、温泉水を空気にさらしてガスを抜く「曝気」と呼ばれる措置で濃度を下げることを義務づけている。
もともと浴室には換気扇が設置されていたが、施設の経営者は取材に対し、「さびて壊れてしまい、かなり前に取り外した」と説明。
浴槽が自噴式なのに注意を払っていなかった点については、「湯がわいているのが見えると客の評判が良く、問題があるとは認識していなかった」と話した。
環境省の委託で現場を調べた中央温泉研究所(東京)によると、施設の泉質はガスがたまりやすく、浴室の窓のそばまで山が迫り、風通しも悪い。
構造的な問題が重なり、「いつ事故が起きてもおかしくなかった」と指摘している。
施設側は、1987年に営業許可を得て以来、保健所も施設も濃度を一度も測定せず、設備の不備について指摘を受けたこともなかったと説明。
経営者は、「事故後、保健所から指摘を受けた。言われたことをすべてやるには多額の費用がかかり、廃業するしかない」と話している。
一方、硫化水素の濃度が高い他県の温泉地では、対策に取り組む例もある。
群馬県の万座温泉のホテルは、ガスを抜く「曝気槽」に加えて、大型換気扇を浴室に複数設置する。
福島県の高湯温泉では、保健所が年2回、濃度を測定し、施設側に毎日2回の測定を指導。問題があれば浴槽の使用を禁止する。
県北保健所は、「一度でも事故があれば温泉地全体に影響が出る。しっかり取り組む必要がある」と話す。
出典
『硫化水素事故の浴室、換気扇なし 壊れて外されたまま』
http://digital.asahi.com/articles/ASJBP5F8NJBPUUPI007.html?rm=507
10月22日7時0分に北海道新聞からは、北海道の3つの温泉施設で硫化水素濃度が高い状態だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月23日10時38分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
道が、事故後、硫化水素濃度が高くなる恐れのある温泉施設97施設を緊急調査した結果、9施設で国の基準を超えていたことが、21日、道への取材で分かった。
うち3施設は、現在も国の基準を超えたままだ。
環境省は、「基準を超えた状態は好ましくない」としている。
緊急調査は、温泉1kg中に硫化水素イオンなどを2mg以上含有する施設が対象。
足寄町で事故があった翌月の14年11月から12月にかけて行った。
基準を超えた9施設には濃度が下がるよう常時換気することなどを指導し、6施設は改善したという。
3施設が現在も基準を上回っているのは、既存の設備では換気が不十分なことが原因。
道は、設備の改善などを求めるとともに、年2回以上の濃度調査を継続実施している。
事業者にも、1日2回以上の濃度調査などを求めている。
道は、「基準を上回っても、直ちに健康被害が出るわけではない」とした上で、「温泉街全体の風評被害につながりかねない」として、施設の所在地や濃度を明らかにしていないが、関係者によると、現在も基準を超えているのは道東と道央の3施設という。
出典
『道内3温泉施設、現在も基準超の硫化水素 6施設は改善』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0329683.html
『北海道の3温泉施設で基準超す硫化水素 8月の調査で』
http://www.sankei.com/affairs/news/161023/afr1610230006-n1.html
10月26日17時54分に朝日新聞からは、環境省が浴室の濃度測定を求める通知を出したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
環境省は、硫化水素を含む温泉について浴室の濃度測定を求める通知を、保健所を設置する自治体に出した。
通知は24日付。
自治体に対し、立ち入り調査などで浴室の硫化水素ガスの濃度を測定し、濃度が著しく高い場合は温泉の利用許可を取り消すように要請している。
北海道の事故では濃度が国の基準を大幅に超えていたが、保健所や施設は濃度を把握していなかった。
温泉法は安全対策を自治体の判断に委ねており、同省は、「濃度を定期的に測定しているところは数えるほどしかないだろう」(自然環境整備課)とみている。
出典
『温泉浴室の濃度測定を要請 硫化水素事故受け、環境省』
http://www.asahi.com/articles/ASJBV4SM1JBVUUPI001.html
(2016年11月11日 修正1 ;追記)
2016年11月11日8時9分にNHK札幌から、北海道は今後、硫黄泉で定期的に濃度測定を行うという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道は、利用者の安全のために温泉施設の状況を定期的に確認する必要があるとして、国が硫化水素の濃度に関する新基準をつくったあと、道が管轄する91の「硫黄泉」と呼ばれる泉質のすべての温泉施設で、5年に1度、硫化水素の濃度を測定を行う方針を決めた。
道は、硫化水素の濃度が著しく高いと判断すれば、温泉の営業を停止するなどの措置を行うことも検討している。
出典
『すべての硫黄泉施設を点検へ』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161111/4303891.html
2016年3月29日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5773/
(2016年10月27日 修正1 ;追記)
2016年10月20日10時43分に朝日新聞から、対策を終了し営業を再開したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月19日12時34分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日、営業停止していた遊具「スロープシューター」と「大観覧車」が、7ケ月ぶりに営業を再開した。
東山公園協会によると、スロープシューターは、突起物に車両が衝突して停止したことから、走路内の内側にコンクリート製の壁を設置して、突起をなくした。
大観覧車は、扉の閉め忘れ防止のため、ゴンドラの扉が閉じていることを感知する装置と自動停止する装置を設置。
非常停止ボタンも計3カ所に増設した。
すべての職員がトラブルに迅速に対応できるよう、園内スタッフの安全教育のための研修などを、改めて実施。
今後も、定期的に機会を設けるという。
出典
『東山動植物園の2遊具が再開 大観覧車など安全対策施す』
http://www.asahi.com/articles/ASJBM4R5GJBMOIPE018.html
『観覧車など7か月ぶり営業再開』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20161019/3629841.html
(ブログ者コメント)
原因と対策の詳細は、下記文書参照。
『東山動植物園内遊園地の一部営業再開について』
(平成28年4月26日 東山総合公園管理課)
http://www.higashiyama.city.nagoya.jp/upload_file/pdf/PRE00600_115823.pdf
(2017年9月20日 修正2 ;追記)
2017年9月18日20時45分に読売新聞からネット配信された別施設の観覧車トラブルに関する記事中、自動停止装置に関する若干詳しい記述があった。
・・・・・
観覧車を巡るトラブルは各地で相次いでいる。
昨年3月には、名古屋市の東山動植物園で、中学生らが乗ったゴンドラの扉が開いたまま1周した。
これを受け、運営団体は係員に指導を行ったほか、観覧車に特殊なセンサーを取り付け、乗降場所以外で扉や鍵が開くと自動停止するシステムを導入した。
・・・・・
出典
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170918-OYT1T50026.html
2016年10月20日0時48分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
停止中の北陸電力志賀原発2号機(石川県)の原子炉建屋に6.6トンの雨水が流れ込み、非常用照明の電源が漏電する事故が9月に発生し、原子力規制委員会は、19日、北陸電に原因究明と再発防止を求めた。
田中委員長は、「これほどの雨が流入するのは想定外だった。安全上重要な機能を失う恐れもあった」として、新規制基準に基づく再稼働の審査を見直す可能性を示唆した。
北陸電の報告によると、雨水の流入は、9月28日に発生した。
原子炉建屋の横にある排水路が道路工事で一部ふさがれていたため、雨水が道路にあふれ出た。
仮設ケーブルを通すため蓋が一部開いていたケーブル配管に流れ込んだ。
雨水は配管を通って、原子炉建屋の1階に流入。非常用照明の電源設備などが漏電した。
さらに、床のひび割れなどを通って、地下2階まで達した。
地下1階には、地震などで外部電源が失われた際に使われる最重要の蓄電池があるが、その真上の場所にも水が来ていたという。
気象庁によると、当日の雨量は1時間あたり最大26ミリだった。
東京電力福島第一原発は、津波で非常用電源が失われて、事故につながった。
このため、新基準は、防潮堤で津波を防ぎ、建屋に水密扉をつけて浸水を防ぐなどの対策の強化を求めている。
しかし、配管から雨水が流れ込むことは重視されてこなかった。
志賀原発は、近くに川などがないため洪水対策は不要とされ、配管は密封されていなかった。
規制委は、今後、志賀2号機の再稼働に向けた審査で、対策を求めていく方針。
また、今回の問題が志賀原発固有の問題か、他原発の審査にも広げる必要があるかどうか、北陸電の報告を待って検討するという。
北陸電の金井社長は、19日、規制委の臨時会で「現場周辺は標高が高く、止水対策が後手に回っていた。当直の危機意識も薄く、警報への対応も遅れた」と陳謝した。
出典
『志賀原発に雨水6トン流入 「安全機能、失う恐れも」』
http://www.asahi.com/articles/ASJBM4K37JBMULBJ00D.html
10月20日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
北陸電力志賀(しか)原発2号機(石川県)で、9月末、原子炉建屋内に雨水6.6トンが流入するトラブルがあり、原子力規制委員会は,19日、重大なトラブルに発展した可能性が否定できないとして、北陸電に再発防止策の報告を求めた。
雨水流入は、東京電力福島第1原発事故前の旧基準では想定しておらず、規制委は、他原発の状況も調べる方針だ。
規制委によると、志賀原発では9月28日、1時間に約30ミリの降雨があり、構内道路が冠水。
仮設ケーブルが通る地下空間を通じて原子炉建屋の1階や地下に流れ込み、照明用の分電盤がショートした。
降雨が排水用の仮設ポンプの容量を超え、地下空間をふさぐふたに隙間があったことや、原子炉建屋の床のひびを補修しなかったことが原因という。
浸水したエリアには、非常時に原子炉を冷やす機器に電源を送る配電盤や非常用の蓄電池など、重要度が特に高い設備があり、水没して使えなくなる恐れがあった。
19日に規制委と面会した北陸電の金井社長は、「重大な反省材料として、意識向上に取り組みたい」と陳謝した。
出典
『石川・志賀原発 あわや配電盤水没 先月2号機建屋に雨水6トンが流入』
http://mainichi.jp/articles/20161020/ddm/008/040/093000c
(2016年10月29日 修正1 ;追記)
2016年10月28日20時12分にNHK金沢から、中間報告書が提出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月28日20時22分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
北陸電力は28日、原子力規制庁と石川県などに社内調査の中間報告書を提出した。
報告書によると、当時、建物周辺の排水路が工事中で、仮設のポンプだけでは雨水を排水しきれず、配管などを通す地下通路に流れ込んだとしている。
この時、地下通路内の水位の異常を示す警報が鳴ったにも関わらず、運転員が中の状況を十分確認しなかったとしている。
また、あと20時間浸水を放置していたら、非常時に原子炉を冷やすポンプなどが水に漬かり、使えない状態になっていたとも指摘した。
そのうえで北陸電力は、排水のための仮設ポンプを増やしたり、水の侵入を防ぐため建物のひび割れをふさぐなどの対策を取ったという。
出典
『原発雨水流入で中間報告書提出』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3023913651.html?t=1477686106013
『雨水流入は監視不足が原因 志賀原発トラブル』
http://this.kiji.is/164695982716503542
(ブログ者コメント)
中間報告書は下記参照。
上記報道以外、下記などの説明がある。
冠水したエリアにあるピットと上蓋の隙間から、大量の雨水がピット内へ流入した。
(ピットと上蓋の間には、仮設ケーブルを引き込むために隙間があり、雨水が流入しやすい状態となっていた。)
http://www.rikuden.co.jp/press/attach/16102805.pdf
2016年10月21日付で毎日新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日正午ごろ、神栖市東和田の石油精製会社「鹿島石油」鹿島精油所構内で施設から炎が出ているのを職員がみつけ、119番した。
警察や同社によると、同日午後3時15分ごろ鎮火し、けが人はいなかった。
午前11時50分ごろ、千葉県北東部を震源とする震度4の地震があり、職員が安全点検していた。
同社によると、出火した装置では、ナフサという燃えやすい液体からガソリンなどを抽出している。
地震の影響で装置の塔の一部に亀裂が入り、漏れたナフサが原因で火災が発生した可能性があるとみている。
出典
『火災 精油所で 地震が原因か 神栖・鹿島石油』
http://mainichi.jp/articles/20161021/ddl/k08/040/223000c
(ブログ者コメント)
「塔の一部に亀裂発生?」という報道だが、「フランジが緩んだ」ということかもしれない。
ただ、亀裂にせよ、緩みにせよ、震度4ぐらいで漏れるようでは困る。
他に特別な理由でもあったのだろうか?
(2016年11月18日 修正1 ;追記)
2016年10月21日付の茨城新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。 (こちらの情報のほうがありそうな話なので、タイトルもこの情報に合わせて変更した)
警察などによると、燃えたのは原油を精製してできるナフサとみられ、約3時間15分後に鎮火した。
警察は、直前に発生した地震の影響で配管からナフサが漏れ出し発火した可能性もあるとみて、出火原因を調べている。
警察などによると、出火したのは、化学物質を製造する第3接触改質装置の区域。
同装置は屋外にあり、出火したのは同装置から出ている配管。
同社によると、装置は焼けていないという。
同社によると、火災後、所内の全ての装置を停止したという。
2016年10月20日12時14分に広島ホームテレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月20日8時19分にNHK広島NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後7時50分ごろ、府中市本山町の廃棄物処理工場で「爆発音がした」と、従業員や近くに住む人から消防に通報があった。
消防車など7台が出動し、火は約20分後に消し止められたが、初期消火にあたった従業員2人が煙を吸うなどして軽傷。
工場敷地内にある建物の外壁の一部が壊れた。
消防によると、爆発したのは焼却設備だとみられるが、焼却炉ではないという。
警察と消防が実況見分を行い、爆発場所や原因などを調べている。
出典
『府中市のごみ処理工場で爆発を伴う火災』
http://news.home-tv.co.jp/news.php?ymd=2016-10-20&c=&id=2016-10-201
『廃棄物処理工場で爆発』
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20161020/3685081.html
2016年10月19日23時48分にNHK津から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後3時前、津市雲出鋼管町の津港で、係留された台船に乗っていた三重県四日市市の作業員の19歳の男性が海に沈んで行方不明になったと、警察に通報があった。
海保によると、警察からの連絡を受けて海保の潜水士などが周辺を捜索したところ、午後7時前に、台船から沖に15mほど離れた海中で作業員を発見した。
作業員は、引き上げられて病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
海保によると、作業員は、台船につながれていた小型の船が海に流されたため、「自分が回収に行く」と言って海に飛び込んだという。
現場は水深8mほどで、津地方気象台によると、当時、波浪や強風の注意報は出ていなかった。
海保などは、男性が海に飛び込んだ状況などを調べている。
出典
『海で行方不明の作業員 死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3073677271.html?t=1476904933154
2016年10月18日19時4分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市消防局に入った連絡によると、18日午後6時ごろ、札幌市東区の自動車整備工場でタンクローリーから灯油が漏れて引火し、火災が起きているという。
消防車などが現場に駆けつけて消火作業にあたり、火はほぼ消し止められたということで、これまでにけがをした人はいないという。
近くのコンビニエンスストアの店員は、「自動車整備工場の方から黒っぽい煙が上がっているのが見えたが、焦げたにおいや爆発音は聞こえなかった」と話している。
出典
『タンクローリーの灯油漏れ引火』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161018/3645641.html
2016年10月18日18時59分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月18日19時33分にテレビ愛媛からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前11時すぎ、西条市丹原町の国道11号線、通称「桜三里」で、西条市の32歳の団体職員が運転する木材運搬用の大型トラックの荷台に備え付けられた木材をつり下げるアームが、突然、横に振り出され、対向してきたトラックの運転席にぶつかった。
この事故で、トラックの運転席は激しく壊れ、運転していた大洲市の57歳の会社員の男性が右足の骨を折る大けがをした。
現場は、山間を縫うように走る片側1車線のカーブの多い国道。
警察の調べによると、大型トラックのアームは長さがおよそ7mあり、走行中は折りたたんでいたが、事故の直前に、突然、車体から対向車線側に3mほど振り出された状態になったという。
消防によると、ケガをした男性は、「対向のトラックのアームが伸びてきた」と話しているという。
警察は、アームの固定方法などに問題がなかったか調べている。
出典
『トラックのアーム当たり重傷』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20161018/3633191.html
『桜三里でトラックが車載クレーンにぶつかる 1人重傷』
http://www.ebc.co.jp/news/data/index.asp?sn=1969
(ブログ者コメント)
同じような事故は、過去にも起きている。
2016年5月5日掲載
2016年4月28日 山形県遊佐町の国道で大型レッカー車走行中にクレーン付け根のギヤの歯が壊れてアームが対向車線にはみ出し、走ってきたバスに当たって5人けが、 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5883/
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。