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2014年3月22日20時16分にNHK甲府から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後1時40分ごろ、市川三郷町市川大門の紙製品製造会社「S社」の工場で、社員の男性(20)がロール紙をティッシュペーパーに加工するラインで作業をしていたところ、機械の歯車に巻き込まれた。
男性は左肩を巻き込まれ病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
警察によると、工場では、男性を含め4人の従業員が作業にあたっていたという。
警察は、死因について調べるとともに、ほかの従業員から話を聞くなどして、当時の詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1043165551.html?t=1395524275014
(2014年4月10日 修正1 ;追記)
2014年3月23日付の山梨日日新聞紙面に、事故当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
警察によると、男性はティッシュペーパーの製造ラインでロール紙を重ねる大型機械の動きに異常がないか確認する作業をしていた際、大型機械の直径約20cmの歯車に左肩を巻き込まれた。
作業場にはほかに3人の作業員がいて、機械が異常を感知して緊急停止したため、事故に気付いたという。
消防によると、救急隊が現場に到着した際、男性は心肺停止状態だった。男性を歯車から引き出し、ドクターヘリに乗せたという。
2014年3月22日21時3分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日の午後1時半ごろ、氷見市寺尾にある寺尾ダムの水門の足場の上で、塗装工事をしていた会社員の男性(46)が倒れているのを、近くにいた同僚が見つけた。
男性は高岡市内の病院で手当てを受けているが、頭の骨を折り、意識不明の重体。
警察によると、水門は縦と横が1.5mあり、電気で上下に動くということで、男性は、水門の周囲に組んだ高さ1mほどの足場の上で塗装工事をしていたという。
警察によると、「痛い」という声を聞いた同僚が様子を見に行くと、足場の上に男性が倒れていたという。
警察は、男性が作業中に水門に挟まれたとみて、水門を誰が操作していたかなど、当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3063165291.html?t=1395524442699
2014年3月22日12時21分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、3月22日17時57分にMBCニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前10時20分ごろ、鹿児島市谷山港3丁目の運送会社「伊藤運送」の倉庫から火が出ていると通報があった。
倉庫には「パレット」と呼ばれ、専用の車で荷物を運ぶ際に使用するプラスチック製の台が山積みに置かれていて、この火事で一時、周囲に黒い煙が立ち上り、騒然とした。
消防車12台が出て消火作業にあたった結果、火はおよそ40分後に消し止められたが、鉄骨平屋の倉庫1棟およそ126m2が全焼したほか、隣接する倉庫の壁が焼けた。
消防によると、この火事によるけが人はいないという。
警察によると、出火する直前に従業員が倉庫のそばの焼却炉を使用していたということで、警察は、焼却炉の火が倉庫に飛び火したものとみて調べている。
現場は、鹿児島市南部にある企業の事務所や倉庫が建ち並ぶ地域。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053159251.html?t=1395524850590
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=2014032200001904
(ブログ者コメント
山積みにされた木製パレットに火がつくと、なかなか消えないと聞いていたが、今回の火災では40分で消えている。
今回、量が少なかったのか?
それとも、プラスチック製のパレットは溶けるなどして、燃え方が違うのだろうか?
2014年3月21日付で山梨日日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富士吉田市の遊園地「富士急ハイランド」の回転遊具「鉄骨番長」が運転中に停止し、乗客が宙づり状態になった問題で、富士急行は20日、遊具を動かすケーブルが突風で外れ、ケーブルを固定する金属板との摩擦で断線したことが原因だったと発表した。
再発防止策を講じ、21日から11日ぶりに運転を再開する。
同社によると、鉄骨番長は24人乗りのブランコが付いた装置が鉄塔に沿って上昇し、鉄塔の周りを回転する遊具。
ケーブルは上昇する装置と地上の操作盤をつなぎ、装置と一緒に上下する。
風などでケーブルが左右に動かないよう、鉄塔にはケーブルの両脇に複数の金属板が設置されているが、突風でケーブルが金属板の外側に外れ、上昇の際に摩擦で断線したという。
同社は、直方体だった金属板の形状を変え、こすれた際にケーブルが切れないようにするなど、対策を講じた。
鉄骨番長は10日午前10時10分ごろ、運転中に停止。乗客23人が約1時間15分にわたり、地上23mの高さで宙づり状態になった。
出典URL
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2014/03/21/10.html
3月21日10時2分にNHK甲府からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富士急ハイランドは、原因はブランコを制御するケーブルが突風をきっかけに断線したと発表した。
このトラブルによるけが人はなかったが、富士急ハイランドではこの乗り物の運転を中止し、原因を調査していた。
その結果、ブランコを制御する、高さ60mほどの支柱の中に設置していた太さ2cmの電線ケーブルが突風で外れ、ほかの部品に接触して断線したことがわかったという。
富士急ハイランドでは、接触した部品を丸くするなど改良し、安全確認ができたとして、21日からこの乗り物の運転を再開することにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1043140161.html?t=1395436829213
2014年3月20日20時10分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、吉野川市の住宅の解体工事現場で、解体用の機械と衝突した作業員が死亡した事故について、徳島労基署は、工事を行っていた会社と社長を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、吉野川市の「I建工業」とこの会社の55歳の社長。
この会社が去年11月、吉野川市で住宅の解体工事を行っていた際、社長が操作していた鉄骨を切断する機械が、別の作業をしていた62歳の作業員に衝突し、この作業員が死亡した。
同署によると、会社や社長は、機械の配置などの作業計画を作らなかったほか、危険な場所を立ち入り禁止にしなかったなど、法令で決められた事故の防止策を取っていなかったという。
調べに対し、社長は容疑を認めているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8023122091.html?t=1395350075308
2014年3月21日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月21日付で日本海新聞から、3月21日14時46分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
鳥取大医学部は20日、付属病院(米子市)の改修工事中の第二中央診療棟(8階建て)で、業者が屋上の水槽に水道水と工業用水の配管を間違えて接続し、昨年12月28日から今月18日まで工業用水を飲み水として供給していたと発表した。
水質調査の結果、大腸菌などは検出されず、水道水の基準とほとんど変わらない結果だったといい、これまで、職員や外来患者から健康被害の報告はないという。
水質検査は週1回行っているが、ミスに気付かなかった。
同大によると、工業用水はトイレ洗浄用。工事業者が、老朽化した配管を取り替える際に誤って接続した。
誤って供給されていたのは施設の1~3階フロアの3分の1の範囲で、精神科前トイレなどの洗面器30台と事務室などの流し台6台。
水道水を治療に使用することはないが、職員らが飲むことはあったという。
4階以上は工事中で、利用者はなかった。
18日に塩素注入装置を取り換えた際の水道水の塩素濃度測定で、残留塩素濃度の数値が、通常1ℓあたり0.2mgのところ0.6mgと高かったため、調査の結果、配管ミスがわかったという。
工業用水のほうが残留塩素濃度が高いという。
大学側は誤接続の原因について、「施行業者が配管を色分けするなどの措置を取っておらず、最終チェックも適切に行っていなかった」と指摘している。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG3N5QR9G3NPUUB00S.html
http://www.nnn.co.jp/news/140321/20140321004.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140321-OYT1T00365.htm
2014年3月21日2時48分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
また、3月21日4時17分にNHK NEWS WEBからも、同主旨の記事がネット配信されていた。
20日午後2時10分ごろ、渋谷区道玄坂1の首都高速3号線の高架下から出火、橋桁に設置された作業用の足場や地上の作業小屋など計約300m2が燃え、3号線の一部区間が通行止めとなったほか、近くの国道246号も一時通行止めとなった。
この火事で30代の男性作業員が右手に数週間のやけどを負った。
首都高の現場区間の復旧は21日午後以降になる見込み。
警察などによると、現場では作業員7人が橋桁を囲うように足場を組み、塗装作業をしていた。
警察では、工事で使っていた電球に塗料を剥がすための薬品が付着して、引火したことが火事の原因とみて調べている。
現場は、JR渋谷駅の西約500mのオフィス街。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140321k0000m040157000c.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140321/t10013142791000.html
一方、3月22日0時17分に朝日新聞から、発火原因について下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察と消防は21日、合同で火災現場を実況見分した。
警察は、橋脚の塗装をはがす作業で使っていたシンナーとみられる液体を含ませた布が発火し、足場やシートに燃え広がったとみている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG3P5KNJG3PUTIL017.html
3月23日14時44分にmsn産経ニュースから、3日ぶりに全線通行止めが解除されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
通行止めになっていた首都高3号線下り線は23日午後2時、3日ぶりに通行を再開した。
首都高によると、当初は24日午前5時までに全面復旧する見通しだったが、補強工事がスムーズに実施され、予定が前倒しされた。
通行止めとなっていた区間は、首都高3号線の谷町ジャンクション(JCT)-大橋JCTの下り線。
上り線は22日に通行止め解除されたが、下り線は火災により橋脚の一部に最大2cm程度の変形が生じ、補強工事が必要だった。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140323/dst14032314460008-n1.htm
(ブログ者コメント)
○複数の写真、映像を見ると、橋桁の下部と側面に設置された足場が、全面にわたって焼けていた。
○可燃性液体が電球表面に付着したことによる熱面発火だったとすれば、同様な事例として、昨年、大阪市でガソリンがハロゲンランプにこぼれて火災になった事故がある。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2768/
もしそうだったとすれば、今回、どのような電球を使っていたか知りたいところだ。
○一方、シンナーのような液体を含ませた布が電球表面に覆いかぶさっていたための発火だったとすれば、それは自然発火メカニズムに沿ったものかもしれず、とすれば、白熱電球であっても可能性はあるのかもしれない。
(2014年4月15日 修正1 ;追記)
2014年4月12日13時34分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が掲載されていた。(当該情報に基づきタイトルも修正した)
首都高速道路会社は11日、工事を受注した塗装会社が使ったシンナーが、裸電球に付着して発火したのが原因と判明したと発表した。
シンナーの使用は事前に提出された塗装会社の計画書になかったという。
塗装会社は電球を覆わず、裸電球で作業したため、シンナーが付いて熱で発火し、足場シートに燃え広がったという。
首都高速道路会社は、
○作業手順の順守
○危険物の適切な取り扱いと貯蔵
○防炎性能がある足場シートを使わせる規定づくり
の再発防止策を策定。
塗装会社に損害賠償の請求を検討している。
火事による通行止めは解除まで丸3日かかり、3連休も重なって渋滞が起きた。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG4C61RRG4CUTIL044.html
また、首都高速道路会社HPにも同趣旨のプレスリリースが掲載されていた。
○塗装除去作業中に、照明器具の電球部分にシンナーが付着したことにより出火し、足場シートに着火して延焼した
○ウェス拭きによる塗装除去作業について、施工計画書ではシンナー拭きの記載はなかったが、実作業はシンナーを使用していた。
○引火性の高いシンナーを使用する直下で防爆性能を有さず、かつ表面が高温となる仮設照明(200W白熱球)や、防炎又は難燃性能を有していないシートを使用していた。
http://www.shutoko.co.jp/company/press/h26/data/04/11_saihatsuboushi/
(ブログ者コメント)
200W電球にシンナーが付着しての発火ということで、更に調べたところ、下記の2情報が見つかった。
よって今回の事例は、電球表面での熱面発火あるいは電球が割れてフィラメントに接触して発火の、いずれかだった可能性があるが、「付着」と報じられていることから考えると、前者だったのかもしれない。
(おそらくは全国消防長会HP)
・40W~200W電球の各部位表面温度測定結果が一覧表で掲載されていた。
・その中に、横向きの200W電球上部で275℃という計測値がある。
http://www.fcaj.gr.jp/info/jirei/fire/147f.html
(佐倉市八街市酒々井町消防組合HP)
・管内の自動車整備工場でガソリンタンク取り外し中、配管を抜いた際にガソリンが100W白熱電球にかかり、火災になった。
・100W電球の表面温度ではガソリンが燃えることはないと考えられたので、再現実験結果、10ccかけるとガソリンは蒸発するだけだったが、50ccかけるとガラスが割れるとともに炎があがった。
2014年3月21日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、3月21日11時52分に読売新聞からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
気仙沼市は20日、同市が発注した赤岩港の水産加工団地の造成工事で、業者が通信用ケーブルを誤って切断したため、一般加入、光通信など約1600回線が不通になったと発表した。
市によると、現場は震災で被災した水産加工場など10数社が進出を計画する加工団地整備予定地。
19日午後3時10分ごろ、仙台市の業者が大型重機で掘削した穴にセメントを流し込み、地盤を固定化する工事中に、重機のドリルが地下約2mに埋設していた通信用ケーブル6本を切断した。
赤岩地区と松崎地区のNTT東日本の約1000回線、市内全域のKDDIの約600回線に障害が発生し、固定電話やインターネットが利用できなくなった。
KDDIの回線は20日午後4時すぎに全面復旧した。
NTT東日本は仮設の通信用ケーブルの接続工事を進めており、22日ごろの完了を目指している。
近隣の牧沢自治会館や松岩公民館などに臨時の電話12台を設けた。
掘削の際には市などへの届け出が必要だが、今回の工事では業者から届け出がなく、業者はケーブルの存在に気付かないまま掘削し、切断したという。
市の担当者は、「市の発注工事で市民にご迷惑を掛け、申し訳ない」と話した。
出典URL
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140321_13016.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140321-OYT1T00277.htm
2014年3月20日5時22分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、3月20日7時56分に読売新聞から、3月19日21時25分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
NHKの番組ロケで中国に滞在中の2009年4月、飲酒後に死亡した男性スタッフ(当時31)の両親が労災認定を求めた裁判の判決が18日、東京地裁であった。
裁判長は、「中国人参加者の気分を害さぬため、大量の飲酒を断れなかった」として、労災にあたると判断。
遺族補償一時金や葬儀料を支給しないとした渋谷労基署の処分を取り消した。
判決によると、映像制作会社に所属していた男性は、中国であったNHKのドキュメンタリー番組「NHKスペシャル 日本海軍400時間の証言」のロケに照明・音声担当として参加。
その際、中国共産党関係者との宴会で、アルコール度数が高い白酒(パイチュウ)をコップで一気に飲み干す中国流の乾杯を少なくとも10回程度繰り返し、泥酔した。
翌朝、ホテルの自室で吐いた物をのどに詰まらせて死亡した。
国側は、「飲酒を強要されたわけではなく、業務とは関係ない」と主張したが、判決は、男性が宴会に出たのは、旧日本軍が建設した飛行場の撮影許可を得ることや、今後のロケを円滑に進めるのが目的と指摘。業務遂行のために限界を超える量を飲酒したと認定し、業務と死亡との間に因果関係があると結論づけた。
渋谷労基署は、「判決を検討し、関係機関と協議して判断したい」としている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG3M5VTVG3MUTIL035.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140319-OYT1T00856.htm
http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014031901002292.html
2010年12月3日に前ブログに掲載し、2011年4月12日に現ブログに転載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正5として掲載します。
元記事は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/85/
(2014年3月27日 修正5 ;追記)
2014年2月21付で毎日新聞北海道版から、第5回公判で姉が棚などに体が当たったことはないと証言したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死傷罪に問われた書店の元経営者の被告(43)の第5回公判が20日、札幌地裁であり、姉(18)が検察側証人として出廷し、当時店内で本棚によじ登って本を取ろうとしたり、棚や本に体が当たったりしたことはないと証言した。
被告の弁護側はこれまでの公判で、姉が棚によじ登って倒れた可能性があるとして、無罪を主張していた。
証言台と傍聴席の間にはついたてが置かれた。
姉は、「(本棚が倒れる)予兆はなかった。横歩きで本棚の間を進んでいたら、棚が倒れてきた」と当時の状況を語り「(高い位置の本を)自分で取ろうとは思わなかった」と述べた。
姉は、事故当時10歳だった妹が意識不明になり亡くなるまでの約3年間、両親と共に病院に通い回復を祈った。
公判では、被告に対して「(妹に)お線香を上げに来てください」と訴えたが、処罰を求める気持ちは「ないです」と述べた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20140221ddlk01040216000c.html
2014年3月19日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)から、第6回公判で古書店関係者が設置方法に関し安定性が不十分と証言したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
元経営者の男性の第6回公判が18日、札幌地裁であった。
古書店関係者が証人として出廷し、被告の本棚の設置方法について「安定性が不十分」などと証言した。
全国古書籍商組合連合会幹部の古書店経営者は、「設置に関するガイドラインはない」とした上で、「奥行きがない本棚を7つもつなげて設置したうえ、壁と固定していないので、弱い力でも倒れた可能性が高い」と指摘。
事故があったのと同じ本棚を使っていた別の古書店の店長は、「背中合わせにした背面同士が固定されておらず、安定性が保てない」と述べた。
(2014年10月12日 修正6 ;追記)
2014年10月10日付で毎日新聞から、危険を放置したとして元書店経営者に有罪判決という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月9日19時28分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
本棚を壁に固定するなどの安全管理を怠ったとして業務上過失致死傷罪に問われた元書店経営者(43)に対し、札幌地裁は9日、禁錮1年、執行猶予3年(求刑・禁錮1年)の判決を言い渡した。
裁判長は、「経営者として必要な転倒防止策をとらずに姉妹2人を死傷させた結果は重大で、刑事責任は軽視できない」が、「被害者の入院費用を一部負担するなど責任を感じている」と判決理由を述べた。
「事故は予見できなかった」などと無罪を主張している弁護側は、「すべての証拠が被告にとって不利に評価されていて納得できない」として、控訴する方針。
争点の事故原因について裁判長は、棚の連結や壁などへの固定が不十分だったとし、「長期間の荷重によるゆがみで転倒の限界に近い状態にあった」と指摘。
「棚から本を取り出すなどの軽い力や振動でバランスが崩れて転倒した」と認定、収納効率を優先して書棚転倒の危険を放置した過失は大きいと述べた。
予見可能性についても、「特別な知識がなくても、棚の傾きが広がって転倒する危険を認識できたのに補強しなかった」として、被告の過失を認めた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20141010ddr041040005000c.html
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20141009/5527812.html
2014年3月19日18時59分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
クレーンでの作業中に鋼材が足に落下して作業員が大けがをしたにも関わらず、手作業だったという虚偽の報告をしたとして、善通寺市の製造会社などが労安法違反の疑いで書類送検された。
書類送検されたのは、善通寺市に本社のある金属製品製造業「M社」とその57歳の取締役。
坂出労基署によると、去年7月、「M社」の綾川町の工場で当時16歳の作業員がクレーンで重さおよそ370kgの鋼材を移動させていたところ鋼材が作業員の足の上に落下し、右足の小指を骨折する大けがをした。
この事故について会社は、作業員が手で鉄板を運んでいて誤って鉄板を落としたとする虚偽の報告を労基署に行ったという。
虚偽報告を行った理由について会社側は、クレーンでの作業中に労働災害が発生した場合、労基署による立ち入り調査や指導が行われる可能性があるため、手作業だったとする報告をしたと話しているという。
これについてM社では、「詳しいことがわからないので、コメントできない」としている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8035932291.html?t=1395265621628
2014年3月18日22時7分にmsn産経ニュース千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月18日17時51分にNHK千葉からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
また、3月19日付の千葉日報紙面にも、同主旨の記事が掲載されていた。
18日午後1時35分ごろ、千葉県旭市鎌数の食肉処理施設「千葉県食肉公社」から出火していると119番通報があった。
鉄筋コンクリート3階建て工場1棟の大半が焼け、焼け跡から男性1人の遺体が見つかり、男女5人が煙を吸い込むなどして軽症を負った。
警察によると、出火したのは食肉加工棟の「カットセンター」で、当時はリフォーム作業のため稼働していなかった。
出火当時、24人が溶接や断熱材の張り替えなどの作業にあたっていたが、50歳くらいの男性作業員1人と連絡がとれない状態といい、遺体はこの男性とみて身元の確認を進めている。
強風の影響で工場は約4時間にわたって燃え、消防車10数台が出動した。
警察が出火原因を調べている。
千葉県によると、同公社は平成8年、旭市と全農(全国農業協同組合連合会)などが出資して設立した中心的な食肉加工施設で、敷地面積は4万m2あまりあり、食肉を解体したり、加工したりする施設が建ち並んでいる。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140318/chb14031822080002-n1.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1083062381.html?t=1395177204008
2013年8月10日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を「第2報修正2」として掲載します。
元記事は下記を参照願います。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3116/
(2014年3月26日 修正2 ;追記)
2014年3月18日23時33分に京都新聞から、現場にいなかった分団長など消防団員5人が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、3月19日付で毎日新聞滋賀版からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県警捜査1課と東近江署は18日、業務上過失致傷の疑いで、引火させた東近江市消防団第5分団の団員(50)や分団長(54)ら団員計5人を書類送検した。
引火させた団員の送検容疑は昨年8月4日午前6時40分ごろ、同市小脇町の小脇グラウンドで、鉄製オイルパン内に試験的に付けた火が消えたかどうかの確認を怠り、炎が残るオイルパンにアルコールの一種のエタノールをつぎ足して発火させ、小学1、2年の女児ら7~71歳の男女計8人に重軽傷を負わせた疑い。
現場にいなかった分団長(54)と班長(45)は、事故防止の具体的な方法を指導せず、現場にいた団員2人(いずれも43)は傍観して事故防止措置をとらず、それぞれ事故を引き起こした疑い。
県警によると、団員は通常の訓練では、エタノールの炎は視認しにくいため、オイルパンをひっくり返して消火しているが、事故当日は、訓練前に火が消えたと誤認し、ひっくり返さなかったという。
県警の説明では、オイルパンの残り火が、団員がつぎ足したエタノールに引火、容器から飛び散ったエタノールに火が移り、団員の後方にいた女児らに降りかかった可能性が高いという。
東近江市消防団と東近江消防本部は事故後、火を使った消火訓練を中止している。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20140318000185
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20140319ddlk25040372000c.html
(2014年6月20日 修正3 ;追記)
2014年6月19日9時18分にmsn産経ニュースwestから、エタノールを注いだ団員だけが起訴されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大津地検は18日、業務上過失傷害容疑で書類送検されていた男性消防団員(50)を起訴したと発表した。処分は17日付。
起訴状によると、男性は昨年8月4日の訓練で、容器に火が残っているのを確認しないままエタノールをつぎ足して爆発させ、女児2人に全身やけどの重傷を負わせたとしている。
このほか、男性が所属する消防分団の元分団長と班長、現場にいた別の消防団員2人の計4人も同容疑で書類送検されていたが、17日付で不起訴とした。
処分理由について大津地検は、「過失責任はエタノールを注いだ消防団員にあると判断した」と説明している。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140619/waf14061909180015-n1.htm
(2014年12月7日 修正4 ;追記)
2014年12月4日23時30分に京都新聞から、執行猶予付きの有罪判決が下ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月4日19時15分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失傷害罪に問われた市消防団員の男性(51)の判決が4日、大津地裁であった。
赤坂裁判官は、「他の消防団員と相談せずに独断で最悪な行動をとった責任は重い」、「現在でも女児に痛々しい傷痕が残り、家族らの苦労や悲しみも思うと結果は極めて重大」として、禁錮2年6月、執行猶予4年(求刑禁錮2年6月)を言い渡した。
赤坂裁判官は、重度のやけどを負った女児2人は苦痛と将来への不安を抱えたまま生活しなければならなくなったと指摘。「万一の事故も起こらないように万全の準備を整えるべきだったのに、火がついたままでエタノールをさらにつぎ足すという信じがたい行為に及んだ」と述べた。
一方で、消火訓練のマニュアルがないことや、火を使った訓練なのに消防署員がいないことなど、訓練を実施した自治連合会や消防団などの不手際にも言及し、「被告人にだけ制裁を与えるのは酷」として、執行猶予を付けた。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20141204000169
http://www.asahi.com/articles/ASGD45F69GD4PTJB00S.html
2013年4月6日に掲載した「第2報修正5」の元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を「第3報修正6」として掲載します。
第1報は下記を参照願います。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2319/
第2報は下記を参照願います。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2775/
(2014年3月25日 修正6 ;追記)
2014年3月18日12時59分に時事ドットコムから、規定を定めず製造作業を行わせたとして副所長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫労働局は18日、労安法違反の疑いで、同社(大阪市)と当時の同製造所副所長(55)、タンクを管理していた化成品製造部第2課長(58)の2人を書類送検した。
容疑は、爆発を起こしたタンクを含む五つのアクリル酸中間貯蔵タンクについて、事故のあった12年9月29日までの少なくとも1カ月間、爆発や火災を防止するために必要なバルブ操作や攪拌操作についての規定を定めずに製造作業を行わせた疑い。
出典URL
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014031800372
3月18日19時27分にNHK神戸からは、下記趣旨の表現でネット配信されていた。
姫路労基署によると、工場では設備のテストを行うため、貯蔵タンクに通常の2倍を超える量のアクリル酸を入れていたが、発熱を伴う化学反応が急激に進み、爆発が起きたという。
一定の量を超えるアクリル酸を入れる場合、循環装置を稼働させてタンクを冷却させる必要があるが、会社には冷却の具体的な手順などを記したマニュアルがなかったということで、同署は2人を書類送検した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kobe/2023052952.html?t=1395177436698
(2016年4月4日 修正7 ;追記)
2016年3月31日19時39分に神戸新聞から、当時の課長ら3人が在宅起訴された、タンクへのアクリル酸大量貯蔵は蒸留施設能力向上テストの一環だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月31日18時36分に産経新聞westから、4月1日付で毎日新聞西部版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、第1報第2報ともども、タイトルも修正した)
神戸地検は、31日、業務上過失致死傷の罪で、当時の同製造所化成品製造部製造第2課長(60歳、労安法違反の罪で公判中)ら3人を在宅起訴した。
ほかの2人は、当時、同課長を補佐した主任技術員(58)とアシスタントリーダー(46)。
起訴状などによると、課長と主任技術員はアクリル酸蒸留施設の能力向上テストを発案し、アシスタントリーダーは計画を策定、実施する立場だった。
2012年9月25日から、同施設にアクリル酸を供給するタンクに約60m3を貯留。
25m3を超える場合、冷却装置を適正に稼働させて高温での滞留による爆発を防ぐ注意義務があったのに、作業員らへの指示などを怠り、29日午後2時35分ごろ、タンクを爆発させて消防士(当時28歳)を死亡、作業員らにけがを負わせたとされる。
地検は3人の認否について、明らかにしていない。
業務上過失致死傷の疑いで兵庫県警に書類送検された当時の副所長兼化成品製造部長(57)と別の主任技術員(55)については、「テスト計画を具体的に把握しておらず、実施への関与も乏しい」として、不起訴処分(嫌疑不十分)とした。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201603/0008946026.shtml
http://www.sankei.com/west/news/160331/wst1603310063-n1.html
http://mainichi.jp/articles/20160401/ddp/041/040/034000c
(ブログ者コメント)
テスト中だったことは修正6版で記載しているが、テスト内容が報道されたのは、ブログ者の知る範囲では初めてだ。
見落としていたかと思い、最終報告書を確認したところ、以下の記述があった(V-3138が爆発した中間タンク)。
(最終報告書URLは、第2報修正3参照)
5.1.3. 事故要因の背景
(3)要因 b)-2) 天板リサイクルバルブ閉(T-6701 能力アップテスト)
③ 2009 年度テスト実施時
V-3138 へ液溜めを行う理由は、T-6701 能力アップテストのためであるが、 V-3138 へ意図的に液を溜める作業は、通常は行わない非定常作業であり、ま た、T-6701 能力アップテストは一時的な条件による運転マニュアル外の操作であった。
T-6701 能力アップテストの目的は留出品の品質を確保できる稼動条件の見極めであったが、T-6701 テスト条件は、蒸留塔の負荷としては過去に実績の ある範囲内であったこと、また、V-3138 の貯蔵液量も公称容量内であったこ とから、設備の能力範囲内における調整と認識されていた。
したがって、 T-6701 テスト方法・条件・予定等を記載したテスト実施計画書が作成されたが、 V-3138 液溜めに付随するリスクは未検討であった。
テスト計画書は課長承認を得て発行されたが、指示書は発行されていない。
ただし、この時は、V-3138 暫定使用方法の確認中でもあり、タンク液溜め後 に天板リサイクルが実施された。
④ 2012 年度テスト実施時
T-6701 能力アップテストに対する基本的な認識は 2009 年度実施時と同様であり、V-3138 液溜めに付随するリスクは未検討であった。
また、V-3138 液溜 め作業は「V-3138 基本管理方法」に沿って実施されるべきであるが、本内容 はマニュアルに未反映であり、指示書も発行されなかったため、運転員へ再度 周知することができなかった。
2014年3月18日付で毎日新聞埼玉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、3月17日付で埼玉新聞から、3月18日付で朝日新聞埼玉版(聞蔵)から、3月18日付でテレビ埼玉からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
17日午後1時50分ごろ、和光市新倉の国道298号の幸魂大橋で、橋の耐震補強工事用の作業用足場の解体作業をしていたクレーン付きトラック(ユニック車)が横転した。
はずみでユニック車がつるしていた作業用ゴンドラ(縦1m、横6m)が約25m下の荒川に転落し、乗っていた作業員男性2人が川に投げ出された。
2人のうち1人は自力で川岸にはい上がったが、もう一人の男性(31)は18日、ゴンドラが落下した付近の水中で遺体で見つかった。
警察によると、作業用ゴンドラは鉄製で、高さ約70cmの柵があった。
足場の解体作業は千葉県の会社が4日前から行っており、この日はゴンドラに乗った2人のほか、8人が橋の上や河川敷きなどで作業。
ゴンドラは、乗り込んだ2人がリモコンで操作していたという。
警察は、車が横転した原因なども調べる。
出典URL
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20140318ddlk11040314000c.html
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/03/18/03.html
(2015年6月12日 修正1 ;追記)
2015年6月8日18時35分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月9日付で千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
川口労基署は、工事を請け負っていた千葉県市原市の解体業者の「H工業」と作業の責任者だった41歳の社長を、労安法違反の疑いで書類送検した。
容疑は、男性作業員2人を乗せた鉄製のかごを移動式クレーンで吊り上げ、解体した足場を運ぶ作業をさせた疑い。
こうした吊り上げによる作業は危険なため、同法で禁じられている。
調べに対し社長は、「効率を優先して、禁止されていることを知りながら、危険な作業をさせてしまった」と話しているという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106839501.html?t=1433798198842
2014年3月17日0時53分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、3月16日19時42分にNHK広島からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
16日午前8時25分ごろ、広島県三原市の「三原市芸術文化ホール ポポロ」の敷地内にあるポプラが根元から倒れ、近くを歩いていた女性(51)の頭を直撃した。
警察によると、女性は病院に運ばれたが、意識不明の重体。一緒にいた女性(57)も胸の骨が折れる重傷で、警察が原因を調べている。
警察などによると、倒れたポプラは高さ約16m、直径約1mで、推定樹齢は約50年。ホールの駐車場脇に2本並んで立っているうちの1本が倒れた。
ポプラは近くのコンクリート塀に倒れかかり、枝などが2人に当たったとみられる。
2人は、ホールで開かれる催しの準備をするため、駐車場から正面入り口へ向かっていた。
当時、風はほとんど吹いていなかったという。
ポプラはホールが旧市文化会館だった頃から植えられ、7年前の建て替え後も残された。
おととし12月にせん定をしたあと、去年も幹から新芽が出るなど、枯れたような様子はなかったという。
約1年前に樹木医が調べた時にも問題はなく、震度4を記録した14日の地震後に管理者が目視で点検した際も異状は見受けられなかったという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG3J4WV7G3JPITB009.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/4003011853.html?t=1395004644706
2014年3月18日付で朝日新聞(聞蔵)からは、内部が腐っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市とポポロが17日、倒れた木を調べ、地上53cm部分の断面で約3割が腐食していたことがわかった。そこから下で腐食が進んだと判断されるという。
警察によると、この事故で重体の女性の意識は戻っていない。
記者会見した館長は、問題のポプラの点検状況について、「2012年8月24日に別の木の調査に来た樹木医が目視した結果、異常は見つからなかった」と説明。
その際に目視した樹木医の村上さんは、「正式な依頼ではなく、診断したという認識はない」と断った上で、木槌でたたく打音検査をしても「危険と判断するのは難しかっただろう」と話した。
この日、倒れたポプラを調べた樹木医の檀上さんによると、ポプラの中には寿命が70年程度のものもあるが、倒れた木は樹齢約50年だった。外見上は樹形の変化やキノコが生えるなどの異常は見当たらず、葉も茂り、元気そうだったという。
木の内部や根の腐食を見抜くには音波調査が必要だが、調査機器は高額で、一般的な木の調査には使われず、天然記念物の老木の調査などに限られるという。
市は、市内の5m以上の高さの街路樹や公有地の樹木も安全性を調査するという。
3月18日付で読売新聞広島版からは、ポプラは目視だけでは内部が朽ちているか判断するのは難しいなど、下記主旨の記事がネット配信されていた。
樹木医の檀上さん(44)によると、ポプラは目視だけでは内部が朽ちているかどうかを判断するのは専門家でも難しいという。
今回の事故を受け、尾道市でも樹木の調査に着手する。
市の各部署に対し、すべての公共施設と市道の街路樹で3mを超えるもの、倒れた際に危険性のあるものをピックアップした上で、目視で確認し、26日までに市契約管財課に報告するよう求めている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20140317-OYT8T01150.htm
(ブログ者コメント)
三原市と尾道市では、市が管理している一定以上の高さの街路樹について、安全性を調査するとのこと。
3mなり5mなり、高さに基準を設けて調査するのは現実的な対応だと、ブログ者は考える。
しかし、どのような方法で調査するかが問題だ。
目視確認では再発を防止できないような気がするが、かといって、全数、音波調査するのも現実的でない。
はたまた、三原市や尾道市以外の市町村では、この事例についてどう考えているのだろうか?
事例の横展開対応は難しいが、これはその典型的な事例の一つだと感じた。
(2014年5月11日 修正1 ;追記)
2014年5月9日付で読売新聞広島版から、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は8日、根や幹の腐食が原因とする調査結果を、市議会議員全員協議会で報告した。
また、市管理の樹木約1万本を緊急点検し、倒れる可能性の高い52本を伐採したことも明らかにした。
市は樹木医に依頼して調査。
根はほとんどが枯死し、幹上部は異常はなかったが、0.5m付近で腐食が進み、1.7m部分も中心部などが腐っていた。
また、以前の整地工事で土が40~80cm盛られ、根腐れしやすい「深植え」状態だったと判明。
枯れた根から入った細菌で幹の下部が腐り、木全体の重みを支えられずに倒れたと推測した。
3月14日の震度4の地震や14、15両日の強風の影響も指摘した。
しかし、木表面に大きな損傷はなく、「腐食の進行を予測するのは非常に難しいと思われる」とした。
市は同18、19日、公園や学校など公共施設336か所の高さ5m以上の木、1万276本を緊急点検。倒れる危険性が高いポプラなど52本を、4月2日までに伐採した。526本が「今後、処置を要する」とされ、せん定したり、支柱を取り付けたりする。「異常なし」は9698本。
市は今後、定期点検し、特に細菌に弱いとされるケヤキなどは、音響波での内部診断も検討する。
被害者への賠償など管理責任については、ポポロの指定管理者と共に話し合う方針を示した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/news/20140508-OYTNT50167.html
(ブログ者コメント)
整地工事で深植え状態になって・・・という件から考えると、変更管理上の問題もあったのかもしれない。
2014年3月15日12時27分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
年末年始にかけて県内で行われた建設工事の作業現場を調べたところ、作業員の転落を防ぐための手すりや足場を設置していないなどの法律違反が全体の半数近い135か所で確認されたことが、宮崎労働局のまとめでわかった。
宮崎労働局は、建設業での転落事故が最近増加する傾向にあることから、去年12月から1月にかけて県内で行われていた建設工事のうち、比較的規模の大きな現場、283か所を調べた。
その結果、全体の半数近い135か所で
○作業員の転落防止
○建設機械による事故防止
など、労安法で義務づけられている対策がとられていなかったことがわかった。
違反の数は全体で283件に上り、最も多かったのは、
○高さ2m以上の場所で作業する場合に義務づけられている手すりや足場を設置していない
などの「墜落防止」で、131件に上った。
次いで多かったのは、
○重機による事故を防ぐための作業計画を作っていなかった
○資格のない作業員に重機を運転させた
などの「建設機械等」で、42件の違反があった。
宮崎労働局ではこのうち、特に危険性が高いと判断した12か所の工事で、施工業者に対して作業停止の行政処分を行った。
宮崎労働局では、「ここ数年、違反の件数が増加傾向にあるので、労働災害の防止を図るため指導を徹底していきたい」としている
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5065915681.html?t=1394918481165
(ブログ者コメント)
これは宮崎県での調査結果だが、全国的に同じような傾向があるのかもしれない。
2014年3月15日9時20分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
堺市は14日、有害物質ポリ塩化ビフェニール(PCB)を含んだ廃品を紛失したのに、適切に保管していると虚偽の届け出をしたとして、担当していた職員2人を減給10分の1(1カ月)、6人を戒告の懲戒処分とした。
PCB特措法によると、PCBを含む廃棄物の保管状況は毎年度、自治体に届け出なければいけない。
市によると、平成19年3月にPCB計約30ℓを含む低圧コンデンサー8個を業者が誤って市の下水処理場から搬出。
当時の担当職員は返還を求めたが、戻らないまま「保管している」と市に届け出ていた。
後任の担当者も保管状況を確認せず、25年9月まで発覚しなかった。
大阪府警生活環境課は、2月3日にPCB特措法違反容疑で、担当職員4人と元職員を書類送検している。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140315/waf14031509010004-n1.htm
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。