2023年4月24日19時35分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「変わった様子はなかった」。
彼の家族や同僚はそう口をそろえた。
事故前日、当日の朝についても。
乗客106人が死亡し、493人が重軽傷を負った尼崎JR脱線事故で、死亡した男性運転士=当時(23)=は乗務中に何を思い、電車を暴走させたのか。
25日で丸18年になるのを前に、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(事故調委)の報告書などから直前の経緯を改めて振り返る。
【写真】脱線してマンションに衝突し、大破した車両=2005年4月25日、尼崎市
■〈8時9分 京橋駅、50秒の遅れ〉
午前8時9分50秒ごろ、男性運転士は京橋駅から当時44歳の男性車掌を乗せ、7両編成の尼崎駅行き普通電車を出発させる。
既に定刻より50秒ほど遅れていた。
その2時間前の午前6時8分、森ノ宮電車区放出(はなてん)派出所で点呼した係長は、男性運転士の様子について「特に異常は感じなかった」と証言する。
京橋駅からの出発遅れは、直前の松井山手駅発京橋駅行きの区間快速で、混雑による遅れが徐々に拡大したためだった。
走り始めた普通電車は、その後も各駅を45~50秒遅れで出発し、加島駅直前の左カーブに差しかかる。
その時、速度超過を感知するATS(自動列車停止装置)が働き、運転室に警報音が鳴り響いた。
ブレーキをかけるも、ATSの自動ブレーキが先に働いて減速し、ほぼ制限速度の65キロで曲線に入った。
運転士は事故5年前の2000年4月、JR西日本に入社している。
家族は「4人兄弟の中で一番明るい。新幹線の運転士になるのが夢と言っていた」と話した。
友人らは、「落ち込んでいるところを人に見せない」、「スノーボードなど、器用に何でも無難にこなす」という印象を持っていた。
その4年後の04年5月に京橋電車区所属の運転士になり、運転技量審査は平均点よりやや上。勤務評価では平均を大きく上回っていた。
ただ、運転士になって直後の6~7月、片町線放出駅で停止位置を約4メートル通り過ぎ、同線下狛駅で約100メートル行き過ぎるなど、3度のオーバーランをした。
これは「日勤教育」と呼ばれる懲罰的な研修の対象となった。
脱線事故は、その後1年足らずで起きる。
■〈8時53分 宝塚駅、非常ブレーキ再三始動〉
京橋駅から尼崎駅に着いた普通電車は8時31分ごろ、回送に切り替えて宝塚駅へ向かう。
そして到着寸前の8時53分ごろ、男性運転士の歯車が狂い始めた。
レールの分岐に近づき、速度超過を知らせるATSの警報音が運転席に鳴る。
ブレーキをかけても減速しきれず、25キロオーバーの65キロで通過すると、大きく車体が揺れた。
続いてATSを解除しなかったことで非常ブレーキがかかり、電車は駅手前で急停車した。
本来は輸送指令に報告しなければならない事案だった。
しかし、彼は連絡せずに解除して走り出すと、今度はATSの誤出発防止機能による非常ブレーキが作動してしまう。
結局、定刻より44秒遅れて8時56分14秒、停止位置に止まった。
回送電車は宝塚駅で折り返して尼崎行きの快速電車になるため、運転士と車掌が1両目と7両目を入れ替わる。
ただ、彼はなぜか座ったまま、しばらく席を離れなかったという。
何を思っていたのだろう。
事故調委の報告書は、それまでに経験した「日勤教育」への重圧にさらされた可能性を示唆している。
周囲の人々は取材にこうも答えていた。
前年に運転ミスをした後、彼は「悔しい。もう絶対にオーバーランはしない。絶対だ」と言って、同僚の前で涙を流したという。
そして指導中は乗務を外され、延々と続くリポート作成、浴びせられる罵声…。
期間は13日間に及んだ。
オーバーランや到着遅れなどのミスをした運転士らに課される日勤教育について、JR西のある幹部(当時)は「集中力不足などのミスを自己分析させ再発防止につなげるため」としつつ、「(会社と対立する)特定の労組対策だった」と打ち明ける。
一部の運転士は技術向上に効果のないペナルティーと受け取っていた。
彼は研修を受けた後、親しい知人らにこんな不満をこぼしていた。
「トイレへ行くにも断らねばならない」
「社訓を丸写しするだけで、意味が分からない」
「給料がカットされ、本当に嫌」。
知人の女性にはこうも漏らしていた。
「今度ミスをしたら、運転士を辞めさせられる」
■〈9時15分ごろ 伊丹駅、72メートルのオーバーラン〉
9時4分ごろ、宝塚駅から同志社前駅行き快速電車を発進させる。
出発は定刻より15秒ほど遅れ、中山寺駅の出発時には25秒、北伊丹駅の通過時には約34秒遅れた。
その後、約122キロで突っ走り、伊丹駅が近づくもATSの「停車です、停車です」との警告を聞き逃したのか、減速せずに走り続ける。
そして駅468メートル手前に約120キロで迫ると、再びATSの「停車! 停車!」という警告と警報音が同時に響き、直後にブレーキをかけた。
停止位置を約72メートルも行き過ぎるオーバーラン。
予備ブレーキまで使って9時15分43秒、ようやく止まった。
男性運転士は車内電話を使って「今からバックする」と車掌に告げる。
速度オーバーの約16キロで後退し、ここでも停止位置より約3メートル後ろに行き過ぎた。
午前9時16分10秒ごろ、伊丹駅を出発する。
遅れは、もう約1分20秒に達していた。
車掌が「次は尼崎」と放送した直後、運転士から車内電話があった。
「まけてくれへんか」
伊丹でオーバーランをした距離を小さく報告してほしいという「過少申告」の依頼だった。
車掌は少し考え、「だいぶと行ってるよ」(原文通り)と答えた直後、乗客が車掌室のガラス窓をたたいた。
「なんでおわびの放送せーへんのや」。
応対のため車掌は、運転士の依頼に返答しないまま電話を切った。
当時のやりとりについて、車掌は事故調委の調べに、「運転士は(急に電話を切られたため、自分が)『怒っている』と思ったかもしれない」と述べている。
それでも、乗客へのおわび放送を終えた車掌は、オーバーランの報告をするために輸送指令を無線で呼び出す。
「えー、行き過ぎですけれども…」。
その交信内容は、1両目の運転室でもスピーカーから聞こえる仕組みだった。
「およそ『8メートル』行き過ぎ、運転士と打ち合わせのうえ後退で、1分半遅れで発車しております」
車掌は、明らかな過少申告をした。
この報告を受け、指令は続けて「8メートル行き過ぎ」と復唱する。
この時、運転士の彼は双方のやりとりを聞きながら、「8メートル」につじつまの合う言い訳を考えていた--
事故調委は、そんな可能性を指摘している。
運転に集中できないほど、追い詰められた心理状態だったのか。
〈9時18分 脱線〉
電車は制限速度の120キロを超え、9時18分22秒、塚口駅を1分12秒遅れて122キロで通過する。
車掌との交信を終えた指令は、続いて「運転士応答できますか」と呼びかける。
しかし、返答はない。
電車は、あのカーブに約116キロで突っ込んでいた。
「ガタガタ」と揺れる車体。
運転士はようやくブレーキをかけ、105キロ程度まで減速したが、午前9時18分54秒、650人以上を乗せた快速電車は、1両目から脱線し、マンションへ向かっていった。
事故調委の見立てを振り返ってみよう。
伊丹駅に到着する際にブレーキ使用の開始が遅れたことについては、宝塚駅での非常ブレーキ作動などを気にして注意が運転からそれた可能性が考えられるとした。
そして伊丹駅を出発後、車掌に虚偽報告を求めた車内電話を消極的な応答で切られたと思い、その後の車掌と輸送指令員との交信に特別な注意を払っていたと考えられる。
さらに、日勤教育を懸念して言い訳を考えたり、運転士を辞めさせられると思い呆然としたりしていた可能性もある-などと指摘した。
そのうえで、彼が車掌と輸送指令員との交信内容をメモしようとして、ブレーキ使用が遅れた可能性も考えられるとした。
使用開始の遅れは約16-22秒と推算される。
脱線現場のカーブにはATSの速度照査が付いていなかったため、非常ブレーキはかからなかった。
◆ ◆
男性運転士を巡っては、兵庫県警が08年9月、業務上過失致死傷容疑で書類送検し、神戸地検は死亡により不起訴とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e50dd92b538f86c52d1b0cf7c8c737b3a5c4be4e
2023年4月26日20時31分にYAHOOニュース(FLASH)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月24日、京都府舞鶴市の路上で指の一部が見つかった事件。
その意外な顛末に、ネットが沸き立っている。
指が発見されたのは、24日の午後4時過ぎ。
第1関節から先の、約2cmの指先が路上に落ちているのを、小学生が見つけた。
このことが翌25日に報じられると、SNSでは《暴力団抗争?》など、多くの推測が飛び交った。
しかし、25日夜になって事件は急展開。
指は、舞鶴市に住む60代の男性配達員のものであることが判明した。
警察によると、男性は「配達中に、車のスライドドアに指を挟み怪我をしたが、そのまま配達を続けた。病院には行っていない」と話しているという。
この驚愕の事実に対し、SNSでは
《なんとも痛ましい。指を切断する大怪我でも仕事を続けなければならない所に闇感が。》
《警察も事件性無しと判断したというニュースだけど、指を切断しても仕事を続けなくちゃいけない労働環境は明らかに異常じゃない?!》
《指が無くなったのに病院に行かずに配達続けるの、日本の配達時間に対するシビアさを物語る闇深さを感じる》
といった、厳しい職場環境を想像する声が多数あがった。
なかには
《私も配達中に指挟んだこと2回くらいある。配達を優先してしまう精神状態はわかるなぁ…。異常よね…》
《配達員が指落としてでも病院に行けない理由は、自分が突然現場抜けることでそこを埋める人手がいないから。それだけ配送業は人手が足りてません。ただでさえ荷物溢れてるのに、仮に配達を中断して配達が遅れれば大量の時間指定に遅れ客からクレームの連絡が来ます》
など、配達業務の経験者と思われる人からの、同情の声もある。
くしくも4月14日、日本郵便は「集配関係委託契約に関する協力会社とのパートナーシップ構築に向けた取組について」と題する文書を発表。
郵便物やゆうパックなどの配達・集荷などを委託する下請け業者から値上げの要請があったものの、それに対し不適切な対応があった――などの内容だ。
ほかにも、下請けに営業用物品を無償で配達させるなど、問題行為もあったとしている。
4月24日配信の「東洋経済オンライン」では、「ゆうパックの『下請けたたき』値上げ拒否の代償」との記事を掲載。
下請け運送会社幹部の《委託料が安いのに1人当たりが運ぶ荷物量は多い。もう2度とやりたくない》というコメントを掲載している。
注文すれば、あっという間に品物が届く――。
それを当たり前だと思っている我々だが、いま一度、考えなおす時期なのかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f29a72a433691ef39de4aa8db50e54997949c3de
4月27日11時45分にYAHOOニュース(ベストカー)からは、スライドドア後端に指を挟まれ骨折した人の体験談や教訓などが、下記趣旨でネット配信されていた。
2023年4月25日、京都・舞鶴市の路上で人の指1本が見つかり、その指は同市内の60代男性配達員のもので、クルマのスライドドアで切断されたことが判明した。
自身も最近、スライドドアに指を挟んだ国沢光宏氏がスライドドアについて緊急レポートする!
【画像ギャラリー】指を切断する事故が京都で発生!スライドドアは便利でも使い方には気を付けよう!(7枚)
■スライドドアによる痛ましい指の切断事故が発生!
2023年4月24日の午後、京都の舞鶴で60歳代の男性配達員がスライドドアに指を挟まれ切断されてしまうという痛そうな事故が発生した。
実は私も4月4日にスライドドアで指を挟み、切断こそ免れたけれど指先を骨折している。
あれから3週間経過したものの、指先はしびれていて感覚なし。
医師によれば、あと1mm奥まで挟まれていたら第一関節から切れてもおかしくなかったという。
軽自動車を含め、最近、スライドドア車が急増している。
子どもがもしも指を失ってしまったら、一生辛い思いをすることだろう。
こういった痛ましい事故を防げるよう、私のケースを紹介したい。
■メーカー側もスライドドア対策はしているが……
まず、スライドドアの構造をチェックしてみよう。
当たり前のことながら、ドアの前方は挟まる可能性が高い。
誰にでもイメージできると思う。
自動車メーカーだってしっかり対策してあります。
例えば、トヨタのノアを見ると、ドアの前端に柔軟性のある樹脂をすべての接触面に装着してある。
少し挟んでみたら、相当痛いものの、指の厚み分くらいは隙間を確保しているようだ。
指を潰すくらいですみそう。
また、乗用車のスライドドアは電動が主流。
これまた前方にセンサーを装着しており、一定の強さで停止する。
少し戻るようになっている車種も多い。
子供でも潰されることはない。
オートクロージャーは、比較的強いパワーでドアを閉めにかかるけれど、こちらは、締まる前にいったん停止する。
この時点で指が挟まれていたら、手を離せばいい。
問題は、電動もオートクロージャーもないドアながら、前述のとおり、最近のクルマなら締まる部分に指を守るだけのソフト素材が付く。
古いクルマだと締まった時の隙間が比較的大きいため、これまた切断に至らないと思う。
■いまだに挟んだ指の先の感覚がない!
私はどこに挟まれたのかといえば、写真のとおり、ドア後端です。
この隙間に左手の中指が入っており(まったく意識していなかった)、右手で強くドアを閉めたら思い切り挟まれた。
挟まれた瞬間、猛烈な衝撃を受け、実際指が取れたと覚悟したほど。
もちろん、ドアは締まった状態で指は抜けず、ドアを開いたら、潰れていたけれど先端まで付いていた。
たが、痛さときたらハンパなし!
ただでさえ、指の先は神経が集中しており、痛い。
指を触ってもしびれており、感覚ない。
どうしようかと思ったが、とりあえず病院へ行く。
救急車じゃなく自分でクルマを運転していったこともあり、1時間ほど待たされる間、痛みがドンドン増していく。
やっと診察してもらい、すぐレントゲン撮影。
すると、第一関節から先の指の骨が潰れていた。
さらに指側の骨は剥離している。
医師によれば、強い一撃を受け、さらにズレたことによる骨折だろうという。
もう少し深く挟まれていたら、指の先端が落ちていた可能性高いとのこと。
京都の事故は第一関節から先が脱落していたというので、私の場合、単に幸運だったということかもしれない。
ちなみに今回、スライドドアのどの場所に指を挟んだのか明らかになっていないが、可能性としてはスライドドア後端だと思う。
■スライドドアは力を入れて閉めてはダメ!
こういった事故、どうやったら防げるだろうか?
スライドドア車は強いチカラで閉めないことを強く推奨しておく。
特に経年変化したワンボックスカーなどのドアは重くて渋くなっている。
強いチカラで操作しがち。
動きが渋くなっているなら、スライドレール部分に注油するなど滑らかに動くようにしておけば、思い切り閉めることもなくなるんじゃなかろうか。
ちなみに、今回は指だったが、スライドドアは50kg以上あるから、慣性力だって大きい。
幼児などの場合は、足が挟まれても強くドアを閉めたら簡単に骨折する。
最悪のケースだってありうる。
とにかく、手動のスライドドアの操作は充分注意して行うこと。
スライドドアを閉める際、クルマの外に人がいないことも確認したほうがいい。
私が指を挟まれたドア後部は、案外、注意されない場所のように思う。
これからスライドドア車を買うのなら、少なくとも助手席側だけは電動開閉機能付きにしておき、運転席側はチャイルドロックなどをかけ、普段使わないようにしておくのがいいと思う。
参考までに書いておくと、『搭乗者賠償保険』に加入していれば、保険料支払いの対象になる。
私は面倒だったので申請しませんでした。
もちろん、普通のドアだって強く閉めたら危険です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b9642c9922ce25c0dafb0d2cb0e71a1acc428f5?page=1
2023年4月25日12時17分にYAHOOニュース(山形放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後、山形市の山形自動車道の工事現場で 高圧の水を噴射してコンクリートを切断していた男性が 作業中にけがをして意識不明の重体となっている。
意識不明の重体となっているのは 福島市の会社員・上野さん(26)。
警察の調べによると 上野さんは24日正午すぎ、 山形市関沢の山形自動車道の雁戸橋の下で 超高圧水を噴射するポンプを使い、 橋の土台のコンクリートを削る作業を1人で行っていたが、 作業中に顔や右腕などから出血するけがをし、 病院に搬送された。
叫び声を聞いた同僚が事故に気付き119番通報した。
警察は、作業中に誤って負傷した労災事故とみて 事故の原因を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/32b71557a9c5bb9031057639348f7ca56142f71c
2023年4月22日19時20分にYAHOOニュース(斎藤水難学会会長の寄稿文)から、下記趣旨の記事が写真やグラフなど付きでネット配信されていた。
知床観光船の事故以来、様々な議論がありました。
事故防止のためのチェック強化は必要でしょうが、それでも船というものは沈むものです。
だからこそ、冷水でも浮いて救助を待つことのできる具体策が強く求められます。
【ういてまて】
ういてまては"uitemate"として世界に広がっているコンセプトです。
水の中に投げ出されたとき、生還するために浮いて救助を待つ、あるいは生還のチャンスを待つという、極々当たり前の考え方です。
浮き方として、靴や衣服内の空気の浮力を使ったり、救命胴衣の浮力を使ったり、ペットボトルの浮力を使ったり、浮遊物の上に這い上がったり、ういてまての方法は様々です。
でも、こんなこと昔からわかっていたのですが、浮いていたとしても救助が来るまで命をつなぐことができないことが時々あります。
冷水に沈んだ知床観光船の事故では、まさにそれが現実として突きつけられました。
実際に人は冷たい水に落ちたら、どうしようもありません。
【冷たい海の現実】
筆者は水難学会副会長の安倍淳氏と共に、知床観光船の事故から1年が経とうとしている3月下旬に知床半島のウトロの海岸に立ち、20名の犠牲者に線香をあげ、まだ見つからない6名の人々に思いを馳せました。
少しでも苦しみが共有できるように、気温4.1度の中、未だ春には遠いオホーツク海の水に手を入れてみました。
動画1では、水温2.1度の海水に手を入れている様子を写しています。
果たして何秒間手を海水につけていることができるでしょうか。
「動画」
1 3月下旬のオホーツク海。まだ流氷の一部が残る。
冷たすぎて言葉がなかなか出ないし、海水に連続でずっと手をつけていられない(筆者撮影)
まだ流氷のかけらが漂うオホーツク海。
宿泊した海辺のホテルで従業員に聞いてみたら、「例年3月いっぱいは流氷が見られる」とのこと。
「去年の観光船の事故のあった日は、流氷が見えなくなって1ヶ月も経ってなかった」そうです。
氷が融けて間もなかったのですから、当時の知床半島沿岸の水温が3度強というのも納得できます。
【冷水の中で人はどうなるのか】
水難学会では過去に、水温10度の中での背浮きの実証試験を行っています。
防寒着を着て、その上に厚手のカッパを着用し、15分間ほど背浮きで浮きました。
開始直後にカッパの隙間から冷水が浸入し、それが内側の衣服内に滲みてきます。
そうやって背中を中心に冷たい思いをするのですが、衣服内の冷水は体温で温められて、そのうち水温が20度近くに達します。
20度の水温であれば極端な冷たさは感じなくなりますし、少しの間は生命を維持することができるのです。
ところが、この実験での10度の水温と、知床半島の水温3度強では、モノが全然違います。
たった7度の差ですが、3度の冷水に奪われる熱量は直ちに生命に影響を与えると言っても過言ではありません。
さらに、波にもまれると、せっかく体温で温めた衣服内の水はどんどん逃げていきます。
どうやっても、身体が冷えていきます。
人が安静時に皮膚から外に放出する熱量は、文献によると、ごくごく平均的に1時間あたり54 kcal(キロカロリー)です。
ここで、人が冷たい水に浸かると、当然、水に熱が奪われていきます。
もし1時間あたり54 kcalの熱量が奪われるなら、身体の表面での熱の出入りはプラスマイナスゼロで、身体が冷えも温めもされません。
この水温というのが決まっていて、だいたい33度です。
これを中性水温と言います。
33度より温かければ身体は温まり、冷たければ冷えていきます。
この感覚は、ぬるま湯につかったことがあれば、なんとなくわかりますね。
図1をご覧ください。
水温3度の冷水に全身が浸かったらどうなるのか、簡単なシミュレーションを図に示してみました。
人間の代わりに、中に熱源があって54 kcalの熱を放出し続ける60リットルの湯たんぽをモデルとして、それを冷水に入れた時、湯たんぽから奪われる熱量を計算しています。
熱が奪われれば、湯たんぽの中の熱源が熱を供給するとしても、湯たんぽの中の水温は下がります。
これが人だと、例えば深部体温で35度を下回れば軽い低体温症になりますし、32度を下回れば中等症、28度を下まわれば重症となる傾向にあるようです。
図にある軽症エリア、中等症エリア、重症エリアは、そうやって湯たんぽの水温を人の体温に見立てて簡易的に表示しました。
あくまでも冷水の危険性の目安程度だと理解していただければと思います。
あくまでもシミュレーションですが、全身が3度の冷水中にある時には、3分半ほど経つと湯たんぽの中の水温は、人間で言うところの「重症エリア」に入ってしまいます。
ところが同じ3度でも、全身が空気中にあれば、まだ奪われる熱量は小さいのです。
要するに、空気中にいた方がまだ命がもつということで、この理由は工学的に言えば、同じ温度の水に比べて空気の熱伝達率がとても低いことから来ています。
ということは、冷水に身体が浸からないようにすれば、生命維持に対してその効果は絶大であるということがわかります。
【身体を空気中に保つのがドライスーツ】
・・・
【実際に生命維持時間を延ばせるのか?】
・・・
【どう活用したらよいか】
・・・
※本稿で使用したデータは、日本財団令和4年度助成事業「わが国唯一の水難事故調査 子供の水面転落事故を中心に」の実施により得られています。
https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20230422-00346447
(ブログ者コメント)
〇この記事は今年4月6日に紹介した下記情報の詳細版という感じだった。
『2023年3月29日報道 水難学会が冷たい水から身を守るドライスーツの効果を実験した結果、ダウンジャケットの上に着ると体温が30℃程度に保たれたなど、効果があることが判明した』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13135/
〇記事中、気になったのは、安静時の放熱量が平均で54kcal/hという点だ。
これは1日あたり1296kcalで、一般的に言われている基礎代謝量とほぼ同じ値。
人体維持の仕組みの一端がわかったような気がした。
2023年4月23日18時51分にYAHOOニュース(チューリップテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日夕方、富山県高岡市のフィットネスクラブのプールで、水泳教室に参加した5歳の男の子がプールの中に沈んだ状態で見つかり死亡した事故で、男の子は浮き具をつけていましが、プールに入る際、浮き具が外れた可能性があることがわかりました。
【写真を見る】水泳教室の5歳男児死亡 “浮き具”外れたことが原因か 富山・高岡市
亡くなったのは富山県高岡市和田の保育園児、拓杜(ひろと)ちゃん、5歳です。
22日午後4時50分ごろ、高岡市木津の「Oフィットネスクラブ高岡」で、水泳教室に参加していた児童が、プールの底に沈んでいる拓杜ちゃんを発見。
拓杜ちゃんは引き上げられた際、すでに意識がなく心肺停止の状態で、およそ1時間20分後に搬送先の病院で死亡が確認されました。
記者:
「当時、こちらの高さ60センチほどの台がプールの中に沈められていて、その上に乗ろうとした際、つけていた浮き具が外れた可能性があることがわかりました」
当時、水泳教室には4人のコーチがいて、そのうち1人が指導、3人がプール内とプールサイドで監視していましたが、拓杜ちゃんが沈んだことに誰も気づかなかったといいます。
株式会社O 形田代表:
「もう取り返しのつかないことになったと思っています。完全にもう監視体制の緩みだったということに尽きると思います」
拓社ちゃんは泳ぎがあまり得意ではないため、ヘルパーと呼ばれる浮き具をつけていて、飛び込んだ際に外れたことが原因とみられています。
形田代表:
「(ヘルパーは)しっかり縛っていれば外れないんでしょうけど、そのこともこちらの落ち度だと思う」
警察は司法解剖を行うとともに、業務上過失致死の疑いを視野に調べることにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b644d3b8ec1e3b051a4fe520364a61a3cd7e3f3
4月23日19時16分に毎日新聞からは、溺れてから発見されるまで5分かかっていた、ヘルパーのヒモがほどけた可能性がある、コーチ2人はプールサイドに、1人は水中にいて、もう1人はプールと事務室を行き来していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富山県高岡市の「Oフィットネスクラブ高岡」のプールで男児(5)が死亡した事故で、男児が溺れてから沈んでいるのが見つかるまで約5分かかっていたとみられることが、フィットネスクラブの関係者への取材で分かった。
プールに設置された監視カメラに、男児が飛び込んだ後に浮き上がらず、そのまま沈んでいく様子が映っていた。
フィットネスクラブによると,事故当時、現場にはコーチが4人いたが、沈んでいる男児に気付いたのは近くにいた別の子どもだった。
県警は、安全管理体制に不備がなかったかどうかを慎重に調べている。
亡くなったのは同市の保育園児、拓杜ちゃん。
水深約120センチのプールの底に敷かれた台の上で、ヘルパーと呼ばれる浮き具を腰に着けて遊んでいたが、発見時、ヘルパーは外れていた。
飛び込むなどした際に、ひもがほどけた可能性がある。
事故は22日午後に起きた。
子ども対象の水泳教室が行われており、拓杜ちゃんを含む19人が参加していた。
コーチ4人中2人はプールサイドに、1人は水中にいた。
もう1人はプールと事務室を行き来していたという。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20230423/k00/00m/040/160000c
4月22日23時56分にYAHOOニュース(チューリップテレビ)からは、死亡した男児は1年ほど前から週に1回、兄と一緒にスクールに通っていた、運営会社は泳げない子への監視が甘かったと話しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
スイミングスクールの運営会社によりますと、拓杜ちゃんは、1年ほど前からスクールに通い始め、週に1回参加していました。
この日参加していた生徒は20人ほどで、保育園児は拓杜ちゃんのみ、あとは小学生だったということです。
午後4時から午後5時までの1時間、月1回の「検定」で、どこまで泳げるようになったかの見極めが行われていました。
拓杜ちゃんは兄とスクールに参加していて、検定を終えた兄と競技用のプールから少し離れた場所にある温水プールに入っていました。
拓杜ちゃんは「検定」には参加せず、遊んでいたということです。
その後、拓杜ちゃんだけが再びプールに入りたいと競技用プールに移動、中に入ったところで、遊んでいたほかの生徒とぶつかり、そのまま沈んだとみられるということです。
その後、ほかの生徒が沈んだ拓杜ちゃんに気付き、近くにいた大人が拓杜ちゃんをプールから引き揚げたということです。
当時は、コーチとして大人4人がついていて、監視していました。
このうち1人がプールに入り検定を担当、生徒を順々に泳がせテストをしていたということです。
ほかの3人は見張り役で、プールサイドに上がり、泳いでいる生徒を監視するなどしていました。
プールは縦25メートル、横12.5メートル、深さは1.2メートル。
これを6レーンに区切って検定が行われていましたが、拓杜ちゃんが沈んだ状態で発見された時間は、すでに全員の検定が終わって自由時間になっていたということです。
スクールの運営会社は、原因について、コーチの数はいたが、水に慣れていない子や泳げない子への監視が甘かったことが考えられる」などと話しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/44b9a76cdf6a84945a2714baeab620eac57daa2e
4月24日9時40分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、溺れるのは一瞬、呼吸で精一杯なので声を出すことなく静かに沈んでいくことが多いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
プールの外からは保護者も様子を見ていましたが、誰も気付いていませんでした。
プールの深さは1.2メートルあります。
当時は赤い台を沈めて、60センチにしていました。
なぜ誰も気付くことができなかったのでしょうか。
専門家は、2つの理由を指摘します。
一つは、“溺れる早さ”です。
水難学会・斎藤秀俊会長:
「溺れるのは一瞬なんですね。30秒とか1分とか暴れたり、声を出したりは全くない」
もう一つは、“静かに溺れる”ことです。
別のプールで撮影された映像。
画面中央で1人の子どもが溺れているように見えますが、周りが気にする様子はありません。
この直後、気付いた職員がプールに飛び込んで助けました。
水の事故に詳しい 坂本昌彦医師:
「実際には溺れる時は手を上げる、手を振る余裕もない。呼吸で精一杯なので、助けを呼ぶ、助けてということもなく、静かに沈んでいくことが多い」
専門家は、子どもが水に入る時には、片時も目を離してはいけないと呼び掛けています。
(「グッド!モーニング」2023年4月24日放送分より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0ad275c9aa18ece64ffa3dbb84239c10f339e10
4月24日21時3分にYAHOOニュース(チューリップテレビ)からは、練習後の遊び時間に事故が起きた、プールサイドで監視すべきコーチ1人はプールの中にいた、拓杜ちゃんがプールに入るのを許可したコーチは直後に現場を離れた、許可した情報は他のコーチに伝えられなかった、次のクラスの児童が次々と入ってくるタイミングだった、過去には自分の子が溺れているのにコーチが気付かず自ら知らせた保護者がいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浮き具をつけて練習する子どもたち。
これは、事故があったOフィットネスクラブ高岡が、今年3月にSNSにアップした動画です。
亡くなったのは、こうした泳ぎに慣れていない「水慣れクラス」の男の子でした。
事故が起きたのは練習が終わったあとの「遊び時間」。
子どもたち19人がプールで遊んでいるのをコーチ3人が監視していました。
監視は原則、プールサイドで行うことになっていましたが、1人はプールの中にいました。
拓杜ちゃんは、兄と一緒に近くのジャグジーに入ったあと、1人でプールへ移動。
コーチの1人にプールに入っていいかたずねたといいます。
その様子について別のコーチの男性は・・・。
監視していたコーチ:
「(声をかけられた)コーチは(拓杜ちゃんの)確認をとってから、1回ちょっとこっちに物を取りに行って、それでまた(元の位置に)戻った」
記者:
「物を取りに行っている間、拓杜ちゃんが落ちた?
監視していたコーチ:
「可能性がある」
拓杜ちゃんに声をかけられたコーチは、プールに入ることを許可した直後に、用具置き場に移動。
一時的に監視が2人となり、拓杜ちゃんがプールに入るのを誰も見ていなかったことがわかりました。
監視していたコーチ:
「拓杜ちゃんが、明らかに水慣れクラスで泳げない子だったので、拓杜くんが入ってきたとわかれば注視したが、それをわかっていない状態だったので見つけられなかったと思う」
泳ぎに慣れていない拓杜ちゃんが、プールに入ること…。
この情報が、ほかのコーチに共有されていなかったといいます。
さらに…。
当時監視していたコーチ:
「ここから次々と、次の生徒が入ってきているタイミングだった。次々ここ入ってきて、ここ通っていっている。すごく人の出入りが多い時間帯だったので…」
プールでは、まもなく次のクラスの練習が控えていて、50人ほどの生徒がプールサイドに入ってきていたといいます。
当時監視していたコーチ:
「目の前のことなので、どうして気づいてあげられなかったのかと、悔しくてしょうがない危機感の問題だったと思う」
実はこの今回の事故と似た状況が過去にも…。
この水泳教室に子どもを通わせたことがあるという保護者は、自分の子どもがプールで溺れた際にコーチが気が付かず、自ら知らせたことがあるとし、私たちの取材に「事故は起きるべくして起きた」と話しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b485597e6511ac78ce9e114e1204baefd0fa6b4?page=1
4月25日21時29分にYAHOOニュース(チューリップテレビ)からは、プール内の台から降りて泳ごうとしたところヘルパーが外れてしまったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、プールサイドにいたコーチが、監視カメラに映った男の子が溺れるまでの一部始終を証言しました。
体につけた浮き具がはずれ、男の子が“慌てる様子”も映っていたということです。
【写真を見る】「浮き具はずれ慌てる様子が…」5歳児プール死亡事故 当時のコーチが監視カメラの詳細を証言 富山
拓杜ちゃんは近くのジャグジーに入ったあと、プールに向かい、コーチの1人に声をかけます。
当時現場にいたコーチ:
「おそらく“入っていい?”みたいな感じのことを(聞いた)。それで(コーチは)“いいよ”というような感じだと思う」
拓杜ちゃんはプールに入ると、すぐ足が届くように置かれた60センチの赤い台の上に着地します。
記者:
「台に子ども2人がいたので、狭かったのでうまく乗れなかった?」
当時現場にいたコーチ:
「いや、たぶん違います。普通に入って、本人がそこから深いところにちょっと練習してみようかな、みたいな感じで泳いでみたんです。そしたらヘルパーがとれちゃって、そこからちょっと慌てちゃった感じ」
記者:
「これまでの話と結構違いますね」
当時現場にいたコーチ:
「ちょっと(監視カメラを)何回も見返しているうちに、ちょっとそれは、そんなような感じがします」
拓杜ちゃんが赤い台の上に乗ったとき、コーチの1人が近くにいました。
しかし、まもなくコーチはその場を離れたといいます。
そして、拓杜ちゃんが赤い台から降りて泳ごうとしたところ、ヘルパーがはずれてしまいます。
そのとき拓杜ちゃんは“慌てる様子”だったといいます。
直前にコーチが離れたことについては?
当時現場にいたコーチ:
「ヘルパーがついている子を見るべきだったけど、ほかの遊んでいる子とか、いろいろやっていることに目を奪われてしまったと。赤い台の上に立っていたので、そこまで(安全上)問題はないと判断したんだと思う。(拓杜ちゃんの)級的にもまったくできない子じゃないというか、なおさらもしかしたら大丈夫だろうと思ったのかもしれない」
体からはずれたヘルパーのひもは、直前にコーチの1人が結んでいたということです。
当時現場にいたコーチ:
「普段の練習通り結んだといっているので、それは緩くはなかったといっていたので、だから本当に不可解なのが、どうしてとれちゃったんだろうというのがわからない」
拓杜ちゃんの父親は25日、私たちの取材に「もう二度と子どもが亡くなる事故は起きてほしくない」と話しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/44f53f12ee050fe85bfb7d2c382480eefe5bd856
2023年4月20日21時17分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【感電した2人は一体何をしていたのか? 】
トルコで撮影された映像。
棒を持った男性が上を見ながら歩いている。
もう1人もやって来て、2人で棒を支え始めた次の瞬間…
【連続写真】感電し意識を失ったようにバッタリ倒れる2人(画像13枚)
足元が赤く光ったかと思うと…
2人とも同時に意識を失ったように突然バッタリと倒れてしまった。
持っていたのはアルミニウム製の棒。
長く伸ばして電線に近づけたところ感電してしまったのだ。
長い棒の先には網が付いていた。
一体何をしていたのかと言うと…
実は、逃げたオカメインコが電線に止まったため、網で捕まえようとしていた最中の事故だった。
【棒は電線には届いていなかったのに…】
近くで様子を見ていた人は…
目撃した人:
「まだ棒が電線に届いていませんでした。上から炎が出て、そのあと足元からも出たんです」
その後、2人は病院に搬送され、1人は退院、1人は治療中だという。
(イット! 4月20日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0abd0e752ae2fd1162e219df77bdbb51ca0bbf90
(ブログ者コメント)
落雷の瞬間をとらえた写真や映像は、本ブログでも何点か紹介しているが、雷が人体から地面に抜ける瞬間の光が映っている映像は初めて見た。
それにしても2名とも、よく一命をとりとめたものだ。
2023年4月21日0時46分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後6時半ごろ、オホーツク管内斜里町川上のホクレン中斜里製糖工場の倉庫で、同町文光町の運送会社社員畠山さん(男性、55歳)が大型コンテナの間に立った状態で挟まれているのを作業員が見つけ、119番した。
畠山さんは搬送先の病院で死亡が確認された。
斜里署によると、畠山さんは同日午後2時半ごろまでコンテナの施錠作業をしていたが、姿が見当たらなくなり、作業員らが捜していた。
同時間帯にはフォークリフトでコンテナを動かす作業も行われていたという。
同署は死因などを調べている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/835127/
4月21日7時9分にYAHOOニュース(STV)からは、10㎝程度のコンテナ間に挟まれていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後6時30分ごろ、作業員から「コンテナとコンテナの間に人が挟まった」と消防に通報がありました。
警察によりますと、男性作業員が10センチ程度のコンテナの間に全身挟まれていたということです。
男性作業員は意識不明の状態で病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
警察は、他の人がコンテナを運ぶ作業をしている際に、誤って巻き込まれた可能性が高いとみて、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d7ae160491994005c4f7d3ff2e224dd362ed941
2023年4月19日15時4分にYAHOOニュース(FLASH)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月17日午前8時ごろ、東京・渋谷区で軽自動車1台が燃える事故があった。
運転手は「エアコンの警告ランプがついて、火が出た」と警察に証言しているという。
東京消防庁がポンプ車など3台で消火活動にあたり、およそ15分後に鎮火。
この事故によるケガ人などがいなかったことは幸いだが、このところ、車両の単独火災事故のニュースをよく目にする。
2022年の消防白書によれば、2021年中に3512件の車両火災が発生。
71人が亡くなっている。
火災の原因について、自動車評論家の菰田潔氏は、「多岐にわたり、特定するのは難しい」としたうえで、「電気配線をオリジナルから変えたクルマは、火災発生率が高いと思います」と指摘する。
「オーディオなどの配線も、いい加減にやると、1年後くらいに出火するケースもあるようです。
エンジン関係では、後づけターボとか後づけオイルクーラーなどの取りつけ不良か、ゆるみが原因でオイル漏れを起こし、エキゾースト(排気)にかかって出火、というケースもあります。
新車のままで乗っていて、車両火災になるケースは、私の知る限りはとても少ないと思います」(菰田氏)
日本自動車工業会のホームページには、いくつかの車両火災につながる要因が紹介されている。
たとえば――。
「浸水、冠水被害を受けたクルマは火災を起こす恐れがあります。
エンジンは絶対にかけないでください」
「潤滑不良でエンジン破損を招き、車両火災が発生することもあります」
「エンジンをかけたままで車中仮眠しないでください。
睡眠中に誤ってアクセルを踏み込み、エンジンが高回転を続けて異常に加熱し車両火災を引き起こすことがあります」
やはり車両火災には、さまざまな原因があるようだ。
日本自動車連盟(JAF)は、ほかに「エンジンルーム内への清掃用の布などの置き忘れ、バッテリーのターミナルが緩むことで発生するショート」、「車内に放置したライターやスプレー缶などによる火災」についても警告している。
意外な原因としては、「フロントウインドウにアクセサリーなどをつるす透明の吸盤」というものもある。
凸レンズ効果により太陽光が集光され、部分的に高温になる場所を作り出すことがあるそうだ。
一般的には、使用年数が経っている車両に火災が多いとされている。
「電気系統のワイヤーハーネスの被覆が劣化し、内部の銅線が剥き出しになり、熱を持ったことで火災につながるケースもあります。
また、古い車のシートや内装は難燃性の素材ではないことが多く、火の回りは速くなります」(自動車整備士)
万が一、火災が発生した場合は速やかに避難し、119番通報することが大切だが、同時にJAFでは、「一度外に避難したら再び車に戻らないでください」とも呼びかけている。
火の出た車には、とにかく近づいてはいけないということだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b3c60a71e3e8f344bdb809a54b635256c07a1ba
4月18日16時22分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、17日には渋谷以外に日本橋でも車両火災が起きていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
真っ赤な炎に包まれ、黒煙を上げる車。
これは「めざまし8」が独自に入手した、4月17日午後6時50分頃、東京・日本橋で起きた車両火災の映像です。
場所は、日本橋・昭和通りのアンダーパス入り口付近。
アンダーパスの上から撮影された映像を見ると、周囲に煙が広がっているのが分かります。
「車が燃えている」と通報を受けた消防車が到着。
消火作業を始めた直後のことでした。
「ボン!」と現場に響き渡る“爆発音”。
撮影者も思わず「おおお~」と声を上げます。
さらに、間髪を入れずに2度目の爆発が。
車の中が瞬間、真っ白な光に包まれます。
それでも、消防隊員はひるむことなく消火を続け、火は約50分後に消し止められました。
この火事で、車に乗っていた男性2人が軽いケガをしました。
【渋谷でも“車両火災”「ボンネットの隙間から煙」】
同日午前8時頃、東京・渋谷の六本木でも車両火災が発生。
軽自動車が激しい炎に包まれました。
車を運転していた男性に話を聞くと…。
車の持ち主:
「ボンネットの隙間から煙が出て。そこに(車を)止めて、降りて見たら火が中で燃えていた。」
はじめは前方のボンネット部分から出火したということですが、5分ほどで全体に燃え広がったといいます。
車の持ち主:
「警告灯がついたんですけど、何のことか分からないので。
どうしようかなと思っていたら、煙が出始めたんで。
怖いですよね、原因が早くわかるといいんですが。」
都内で相次いだ“車両火災”。
警視庁は出火原因を詳しく調べています。
(めざまし8 4月18日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/10510228c9461a05029439df75534c9ecd49b83e
2023年4月18日19時58分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本の小型ロケット「イプシロン」6号機の打ち上げ失敗の原因について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、ロケットの向きを制御する装置に燃料を送り込む配管が別の部品でふさがったため十分に作動しなかったとする結論をまとめました。
去年10月のイプシロン6号機の打ち上げ失敗についてJAXAは、ロケットの向きを制御する「第2段ガスジェット装置」が十分に作動しなかったとして、ガスの元になる燃料が通る配管や弁などを中心に原因調査を進めてきました。
JAXAは18日、文部科学省の有識者会議で、模擬の装置を使った検証や部品の製造データなどから、配管につながる燃料タンクの内部に取り付けてあるゴム製の膜がちぎれ、配管に吸い込まれてふさいだため十分に作動しなかったとする結論をまとめました。
また、ゴム製の膜がちぎれたのは、取り付けの際、燃料タンクと固定具の隙間に膜の一部が挟み込まれたためだとしました。
JAXAは「実績のある部品に対する確認不足があった」として、開発当時の設計の考え方や使用条件の根拠、製造工程などに立ち返って確認するなどの対策を取って信頼性を向上させたいとしています。
また、来年度の打ち上げが計画されているイプシロンの改良型ロケット「イプシロンS」の1号機については、原因となった燃料タンクの設計変更などを検討したうえで対策を取るとしています。
JAXAの井元プロジェクトマネージャは、「打ち上げ失敗に重い責任を感じている。次のイプシロンS成功のためやれることはすべてやり、信頼性を高めることが責務だ」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20230418/5050022636.html
※2023年4月18日付でJAXAからは、下記趣旨の原因調査資料が公表されていた。
[事故の概要 4/35ページ]
2022年10月12日9時50分43秒(日本標準時)に、イプシロンロケット6号機打上げ。
n 2/3段分離可否判断の時点で目標姿勢からずれ、地球を周回する軌道に投入できないと 判断し、9時57分11秒にロケットに指令破壊信号を送出し、打上げに失敗した。
[事故原因 26/35ページ]
6号機失敗の原因を「ダイアフラムシール部からの漏洩」と特定した。
・ダイアフラムがリング間隙間に噛み込み、その後の溶接工程等で破断・損傷
・推進薬が液側からガス側に漏洩してダイアフラムが液ポートに覆いかぶさる
・パイロ弁開動作時にダイアフラムが液ポートに入り込んで閉塞
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20230418-mxt_uchukai01-000029240_1.pdf
2023年4月18日19時12分にYAHOOニュース(乗りものニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「みなさんは、“オーバーハング”という言葉をご存じですか?」
愛媛県松山市に本社を置く伊予鉄グループが2023年4月中旬、同社の公式ブログにこう投稿しました。
オーバーハング(overhang)とは英語で「突き出ている」「張り出している」状態や、そのような部分のことを表します。
【こんなに危険!】「リアオーバーハング」とすり抜けを実演(写真)
ブログでは「今回はバス(自動車)におけるオーバーハングについての話です」と続け、特に「リアオーバーハング」について解説と注意喚起を行っています。
リア(rear)とは英語で「後方」のこと。
つまり「リアオーバーハング」とは、車両の後輪から後ろを指します。
これがどう危険なのか――。
バイクや自転車が、自動車の左側をすり抜けるのを見たことがある人も多いでしょう。
自動車がバイクなどと並行していれば衝突することはありませんが、自動車、特にバスなど大型車両が進路を変える際は状況が変わってきます。
普通自動車に比べオーバーハングが長いバスは、カーブを曲がる際や車線変更する際など、ハンドルをきった方向と逆側にリアオーバーハングが大きく振り出します。
伊予鉄によると、その振り出し幅は、車両長12mの大型バスなら1m近くにもなるそうです。
そのうえで「片側1車線の道路でバスが右折を始めたら、左側をすり抜けて追い抜こうとする車がありますが、バスのリアオーバーハングの振り出しは大きく、大変危険です。バスが、交差点で右左折を始めた際には、無理に詰めたり追い抜いたりせず、温かい目で見守っていただければと思います」としています。
もちろん、事故の発生を防ぐべく、バス運転士も細心の注意を払っています。
右左折の際は左右、それも前方だけでなくミラーで後方確認も徹底し、曲がる方向と逆側の後方にも目を配ります。
なお伊予鉄では、リアオーバーハングの振り出しの危険性を認識するため、バス運転士に対して自転車を用いた体験講習を行っているとのこと。
ちなみにバスが左折する際に、右側から追い抜こうとする自動車もありますが、前出の右折と同様、リアオーバーハングによって、今度は右側にバス車体が突き出るため、車間によっては衝突する可能性があります。
後続車は無理に詰めてはならないことは、言うまでもありません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d15f0419529fc6683f0b0a451a4dfb04d2f510f
2023年4月16日9時51分にYAHOOニュース(TBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【写真で見る現場の様子】倒れた木の根元、キャンプ場の様子など 倒木の原因は「根腐れ」か
きょう午前3時20分頃、相模原市緑区にある「新戸キャンプ場」で、「テントの中の男女が倒木の下敷きになっている」と夫婦の友人から110番通報がありました。
警察によりますと、高さおよそ18メートル、太さ70センチほどの木が根元から折れてテントに直撃し、中で寝ていた夫婦が下敷きになったということです。
2人は胸を強く打ち病院に運ばれましたが、およそ2時間後に、妻で東京・武蔵野市の会社員・中村さん(29)の死亡が確認されました。
夫(31)は肋骨を折るなどの重傷です。
警察によりますと、木が倒れた原因は「根腐れ」だとみられるということで、事故の詳しい原因を調べています。
警察とキャンプ場によりますと、中村さん夫婦は友人2人と、きのう午前10時からこのキャンプ場に滞在していて、事故当時は12組19人が宿泊していたということです。
キャンプ場側は、取材に対し「キャンプ場内を毎日点検しているが、倒れた木は問題なかったので驚いている。今後も安全対策を行う」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/38f8c60c32e9bd912ff968b594cefb32be87b8d2
4月17日19時0分に朝日新聞からは、当時はほぼ無風だった、市は他のキャンプ場でも緊急確認したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
津久井署によると、キャンプ場は15日夜まで比較的強い雨が降ったが、倒れた時は小雨でほぼ無風の状態だった。
木は根腐れか立ち枯れした可能性があるという。
新戸キャンプ場はJR相模湖駅から南約6キロの道志川沿いにあり、当時約20人が利用していた。
・・・
相模原市は17日、市内の民間キャンプ場18カ所に立ち木の状態などの確認を要請し、市営キャンプ場2カ所では造園業者と危険な木がないか確認した。
市営キャンプ場では早急な対応が必要な木は確認されなかったという。
https://www.asahi.com/articles/ASR4K63TCR4KUTIL01D.html
4月17日18時12分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、川の近くは根腐れリスクが高まる、注目は葉っぱ、今回倒れた木も枝に葉っぱはついていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
なぜ大木は、根元から倒れたのでしょうか。
警察が原因とみているのが「根腐れ」です。
日本オートキャンプ協会、公認指導者・上田洋平氏:
「酸欠になった状態を根腐れ。
(根腐れは)酸素が土に行き渡らなくなって起こる。
今回のように、川の近くは根腐れのリスクは高まる」
施設側は1日2度点検を行い、事故前日の見回りでも問題はなかったと話しています。
そもそも、民間のキャンプ場の管理については、細かなルールが定められていないといいます。
危険な木をどう見分ければいいのでしょうか。
注目は「葉っぱ」です。
上田氏:
「落ち葉の季節でないのに落葉していたり、新緑の季節なのに新しい葉がないなど」
確かに今回倒れた木も、新緑の季節にもかかわらず、枝に葉っぱは付いていませんでした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b463c534134aad222dd987901a987c928cd55a39
4月17日15時24分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、根腐れは土の中の水分が多すぎて起きる、大木以外は揺することで確認できるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
倒れた木は根元から折れ、断面が露出。
幹には緑色の苔のようなものが生え、葉のない枝も見られます。
登山ガイド 上田洋平氏:
「これだけの大きさの木が倒れることは滅多にないと思います。
特に管理されたキャンプ場ですので、レアケースだと思います。」
「根腐れ」とは、土の中の水分が多すぎて、根っこが酸欠になって呼吸できずに枯れてしまう状態のことを言います。
≪根腐れしていそうな木の特徴≫
▼葉の変色や、落葉の季節でないのに落葉している
▼きのこなどが生えている
▼土にカビが生えていたり、土が湿っている
上田氏によると、 「直径20センチから30センチくらいの木であれば、ゆすることで根腐れを確認できる。根腐れしていると簡単に揺すれてしまう。ただ、大木の場合は、幹がしっかりしているので、総合的な判断になる」 ということです。
≪樹木に囲まれた場所でテントを張る際の注意ポイント≫
▼周りの樹木の強度を確認
▼風の影響を受けにくい場所を選ぶ
▼傾斜や窪地を避ける
恵俊彰:
「木の近くにテントを張ること自体はよくあることなんですか?」
上田氏:
「本当によくあります。
むしろ、夏は樹林帯の中にあると日陰になって涼しいということで、一般的に樹木のまわりに張ります。
また、今回は低気圧が伴う前線の通過によって、倒れた前日にかなり雨が降っていたんです。
そういった面で、倒木のリスクが高まっていたと考えられます。」
・・・
(ひるおび 2023年4月17日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f21efa6c10125abcc157b22e090bc627f7ed3224?page=1
4月19日11時32分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、別のキャンプ場では毎日、目視&手で触って樹木の状態を確認している、管理者は「目視点検でまだ大丈夫かな?と迷ったら躊躇なくプロに判断を任せるべき」と話しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
キャンプ場の樹木の点検に問題点はなかったのか。
茨城県でキャンプ場の管理・運営を行う「リリーアカデミーキャンプセンター」の園部会長に、点検上のルールや判断に迷った際の対応について聞いた。
【毎日「目視」と「触って」樹木を確認】
Q.毎日どういった点検を行っている?
A.キャンプ場は毎年4月からスタートするので、我々はその前に必ずプロの方に頼んで、木の伐倒作業の相談をします。
毎日の点検としては、まず「目視」で確認します。
枝がかなり落ちていたり、根本を触ると皮がポロポロと簡単に剥がせたり、軍手で掘れるような状態は、明らかに「根腐れ」を起こしているので、これは素人でも判断できる伐倒の基準となります。
一方で、表面は硬いけど木の年数は相当経っているような、判断が付かないものについては、茨城県だと各市町村にある林業指導所の判断を仰いで、伐倒します。
茨城県では、樹木の病気や害虫などの相談に関しては、各エリアごとの林業指導所に問い合わせると、的確な判断、ないしは現地に来てもらって確認できるようになっています。
Q.点検ルールは?
A.キャンプ場の管理者としては、人の命を預かる施設なので、毎日「目視」と「手で触って」樹木の状態を確認しています。
我々のキャンプ場は東京ドーム6個分ほどある広大な敷地なので、キャンプサイトエリアに加えて、子供たちが歩く通路沿いの樹木なども必ず確認します。
【判断に迷ったらプロに相談】
事故があった「新戸()キャンプ場」で倒れた木は高さ約18メートル、太さ70センチ。
キャンプ場の従業員は警察に対し、木の状態を「毎朝確認していた」と話しているが、園部さんは「迷ったら躊躇せずにプロに判断を任せることが重要」と話す。
Q.毎日点検する人は木に詳しい人?
A.私どものキャンプ場のスタッフには、県の営林署関係の仕事についていた人がいるのと、キャンプインストラクターという公的な資格を持っている人を配置しています。
よって、キャンプインストラクターならではの視点での管理運営もやっています。
A.今回の事故の問題点は何だと思う?
Q.やはり「迷い」だと思います。
目視で確認して「まだ大丈夫かな」と判断が付きにくい樹木があります。
テントを張って宿泊するキャンプサイトに近い場合は、迷ったら躊躇せずに判断をプロに任せることが重要だと思います。
また、関東地区や関西もそうかもしれませんが、雷が多いエリアなので、テントサイト近くに高い樹木がある場合は、そこに雷が落ちる可能性があるので、そういうところは避けてテント設営をするのもポイントです。
今回の事故は違いますが、利用者は今後気をつけていかなくてはいけない点だと思います。
Q.判断に迷ったらプロへの迅速な相談が重要?
A.キャンプ場を運営するということは、人の命を預かるということでもあるので、例えば「根腐れ」が起こっているかどうかの判断がつきにくい場合は、速やかに専門家である「樹木医」に相談することが大切です。
または、市町村ごとに林業指導所という公的な機関があるので、そういったところを使うことも判断材料になります。
今回のキャンプ場も日々管理運営を行っていたと思いますが、やはり判断が付きにくい樹木があったのかなと思います。
その場合には、躊躇なく樹木医や林業指導所に相談するのが一番だと考えます。
イット!
https://news.yahoo.co.jp/articles/61a1525b85b4bf2be7b15ede358a580097090d81
(ブログ者コメント)
この事故を受け、全国各地のキャンプ場で自主的な緊急点検が行われた。下記は一例。
・岩手県滝沢市が運営するキャンプ場2ケ所
・福島市大笹生にあるキャンプ場
・長野県売木村星の森オートキャンプ場
2023年4月15日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城・古河労働基準監督署は、組立て等作業主任者にいわゆる安全帯の監視を行わせなかったとして、「K建業」の代表者(茨城県古河市)を労働安全衛生法第14条(作業主任者)違反の疑いで水戸地検下妻支部に書類送検した。
令和4年11月に、小松建業の労働者が高さ14メートルの鉄骨の梁上から墜落して骨折などのケガを負う労働災害が発生している。
労災は、古河市の大規模倉庫建設現場で発生したもの。
被災した労働者は骨組みの組立て作業に従事していた。
安衛法では、建設物の骨組みなどにおいて金属製の部材で構成されるもの(高さ5メートル以上)の組立てや解体作業について、組立て等作業主任者に要求性能墜落制止用器具の使用状況を監視する職務を行わせなければならないと規定している。
作業主任者だった同代表は、監視を怠っていた疑い。
https://www.rodo.co.jp/column/148741/
(ブログ者コメント)
冒頭の記述だと、使用者責任を問われての書類送検。
末尾の記述だと、作業主任者としての職務を遂行しなかったことについての書類送検。
どちらが正?
どちらも正?
2023年4月15日16時30分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時ごろ、松茂町の今切川で、「男性が川に浮かんでいる」と警察に通報がありました。
男性は小松島市に住むセメント輸送会社の社員、志尾さん(69)で、救急隊に救助され、徳島市内の病院に搬送されましたが、およそ2時間半後に死亡が確認されました。
警察によりますと、志尾さんは、川で見つかる30分ほど前まで、近くの岸壁につけたセメント輸送船の上でセメントを船から陸上のタンクに移す作業を同僚4人と行い、作業を終えて現場を離れようとしていました。
その後、同僚が船から下りようとしたところ、志尾さんが川に浮かんでいるのを見つけたということです。
船は岸壁から数メートル離れ、はしごで渡れるようになっていたということです。
現場の川は、徳島空港から南西に1キロほど離れ、工場などが建ち並ぶ地域を流れていて、警察は当時の状況や原因を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20230415/8020017265.html
2023年4月14日10時30分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
小学校でサッカーのゴールポストが倒れ、4年生の男児(当時10)が下敷きになり死亡する事故が6年前にあった福岡県大川市で、市教委が遺族らと協力し、学校での安全を確保するための注意点などをまとめたリーフレットを作成した。
5千部作り、まず南筑後地区の小中学校の全教職員2400人に配布する。
「学校事故から6年 子供の安全みんなで守ろう!」と題したリーフレットにはQRコードが印刷してあり、読み取ると、理科、体育科、図画工作科、家庭科のそれぞれの点検表を見ることができる。
例えば体育科では、サッカーゴールや鉄棒、すべり台など対象ごとに、「支柱にぐらつきはないか」などの点検項目を示している。
「学校安全」に向けた取り組みは、点検する「安全管理」、指導や学習の「安全教育」、研修や地域との協働といった「組織活動」の三つに整理している。
今回作成したリーフレットは、第1弾と位置づける「安全管理編」だ。
6年前の事故は、市立川口小で1月13日に発生。
市は、その日を「学校安全の日」と定め、翌年から毎年、安全を考える授業を行うなど、学校から事故をなくす取り組みを続けている。
この事故をめぐる損害賠償請求訴訟では、学校の安全配慮義務違反を認めた判決が確定。
昨年6月の判決後の記者会見で、亡くなった男児の父親(43)は学校安全に向けて発信していきたいと語っていた。
その後、大川市の内藤教育長らが父親ら遺族と話し合い、協力してリーフレットを作ることに。
校長会も含めて内容について協議を重ね、完成した。
男児の父親は、「元気であれば子供は高校2年生。当時の同級生が今も遊びにきてくれる。この子らの笑顔をなくさないよう、今回の一歩を大切にし、大きく広げていきたい」と話す。
大川市教委では、今年後半に第2弾「安全教育編」を、来年に第3弾「組織活動編」を発行する予定。
今後は、南筑後地区だけでなく、県全体など配布先も広げたいとしている。
https://www.asahi.com/articles/ASR4F7HCDR4FTGPB001.html
(ブログ者コメント)
〇どのようなリーフレットなのか、市教委HPなどで探してみたが見つか
らなかった。
〇ゴールポスト死亡事故については本ブログでも1報2報3報として紹介している。
(キーワード「大川市の小学校」で検索可能)
2023年4月13日11時1分にYAHOOニュース(女性自身)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日夜、日本中のどこかで建設や道路工事などが行われているが、不安定な足場や大型機械など、さまざまな危険があるゆえ、死傷事故が起こることも少なくない。
直近では、4月2日に兵庫県神戸市の工事現場で、建設会社社員の男性(58)が横転したショベルカーの下敷きになって死亡するという事故があった。
そんななか、“驚きの体験談”を告白したTwitterでのツイートが注目を集めている。
とあるユーザーが《上司に聞いたやばい話》として、手書きの絵を投稿。
工事現場の作業員が、ショベルカー操縦者の死角にいたせいで、誤ってショベルに首だけをもぎ取られてしまったという内容が描かれていた。
あまりに衝撃的な内容に、たちまちのうちにツイートは拡散された。
しかし、これに反応した別のユーザーが、さらに衝撃的な内容をリプライ(返信)したのだ。
《これ、された事あります。
奇跡的に腰椎5本折れただけで済みましたが、潰された時、内蔵が「うにょん」て移動したのがわかった。
直後、引き摺られて「あ、死んだ」「えっ?生きてる?」って。
その場から走って逃げたら、5m先くらいで倒れました。
腰折れてるから、そらそうだ》
このリプライをしたのがノズさん(@akiornoz)。
本誌は、このノズさん本人に、当時の状況などについて、詳しく話を聞くことが出来た。
(以下、カッコ内は全て本人によるコメント)
「事故に遭ったのは、’13年の夏。
当時は34~35歳くらいで、土木作業員をしていました」
ちょうど10年ほど前に起こったという、工事現場でのショベルカーによる事故。
ノズさんの作業していた付近には、ショベルカー(以下、重機と記載)が2台と、それを操縦するオペレーター2人、さらにもう1人の作業員がいたという。
「3メートルくらい積み上げられた土山の上で、重機がベルトコンベアの投入口に土を入れる作業を行っていて、もう一台の、下に居る重機がその土山に土をまく、という作業をしている現場でした。
自分ともう1人がその間に入り、ゴミ等を除去する作業に従事していたんです。
すると、下にいた重機のオペレーターから『こっちはあらかた片付いたから、向こう(土山のほう)に行ってくれ』と指示されました」
ノズさんは指示に従い、土山のほうへ移動する。
これが、事故の引き金となってしまった。
「移動した直後の出来事で、土山の上のオペレーターも、入ってきたとは思って無かったみたいです。
重機の作業員にも、ショベルカーのアームの死角になって自分の姿は見えていなかったと思われます。自分と同じ作業をしていたもう1人の従業員は、少し離れた所で集めたゴミの仕分けをしていて、こちらには全く気づいていませんでした」
ノズさん本人も、自身に迫っていた危険に気づくことはなかった。
すると突然、後部から重機のバケツで、被っていたヘルメットを叩かれたという。
「『ゴンッ』という、ヘルメットを叩かれた音がして倒されましたが、何が起こったのか分かりませんでした。
直後に腰の辺りからバケツで掬われて、『うにゅん』と内蔵が押し上げられて移動する気持ち悪さを感じました。
そのまま『ズササササ』と体を引きずられるのが分かって、『あ、死んだ』と思いました」
【腰椎が5本折れ、重機のツメで腎臓が損傷……】
一体、どのようにして助かったのか。
ノズさんはこう続ける。
「自分の身体が細いのと、下の土が柔らかったので、バケツの爪の間から身体が抜け、下の土に埋まって助かりました。
『この場にいたら、もう一度やられる』と思い、走って逃げようとしましたが、5メートルほどのところで倒れてしまいました。
そのときは腰が痛すぎて唸るしか出来ず……。
そうしていると、事故を起こした重機のオペレーターが倒れている自分を見つけて、駆け寄ってきて発見されました。
集まってきた人達にも話しかけられましたが、『あー!あー!』と叫ぶことしか出来ませんでした」
すぐに現場近くの国立病院に運ばれ、鎮静剤を打たれてから話せるようになり、付き添いの現場関係者にようやく事の顛末を伝えた。
「まさか、皆、自分がバケツで掬われたとは思って無かったようで、顔を青ざめさせて『よく生きていたな』と言われました。
レントゲン撮ったところ、腰椎が5本折れているのと、バケツのツメが腎臓を引っ掛けたみたいで、出血していたそうです。
最悪の場合、下半身不随と自分でおしっこが出来なくなるかも知れないから覚悟しておいて下さい、と医師には告げられました」
奇跡的に、その最悪の事態は免れることになる。
「腎臓は幸い、出血も止まっていて、大事には至らないってことで、何もせず終わりました。
腰椎のほうは、髄膜を少し押していましたが、神経損傷などは無く、ただの骨折ということで、首から下腹部までのギブス処置で済みました。
入院していたのも、ICUで9日間、一般病棟で5日間の、合計14日間です。
退院したのは9月になって直ぐだったんですが、ギブスは1ヶ月半ほどしていたと思います。
その後、脇下から下腹部までのコルセットを作って貰って、そのまま半年ほど、年内は休業させてもらいました。
その間も、会社の社長から『知り合いのところでガードマンの仕事頼んでやるから、ボチボチでええから仕事慣らしていこう』と言っていただいたので、ゆっくり復帰させていただきました」
【面倒くさくてもルールは守って】
ある程度の休業期間も経て、同じ仕事に復帰したというノズさん。
果たして、後遺症などはないのだろうか。
「後遺症に関しては、退院してから1年間ほどは尿意を感じてトイレに行っても、出しかたが解らない感じで出せないときがありましたが、今は普通に元通りです。
ただ、右足から発汗しなくなりました。
冷や汗は出るんですが、夏場とか、全身汗だくになって服がびしょ濡れになっていても、右足だけカラカラに乾いています。
後遺症はそれくらいですね」
決して重い後遺症はなく、今は五体満足だと語った。
だからこそ、今回のツイートを投稿したのだという。
「自分は、事故の前と同じ様に五体満足で現場復帰して、以前と変わらず仕事しているので、今回のツイートを見て軽くリプライ送っただけなんですが……。
皆さんから『生きてて良かった』と多く言っていただいて有難かったです。
今の工事現場では、ショベルカーなどの重機の可動範囲に作業員が入るのは厳しく制限されています。
自分の様な事故が起こって、未然に防ぐ為に取られた処置だと思います。
自分は運良く何とも無かったけど、十中八九死ぬ事故なので。
面倒臭いルールが設けられていても、現場のルールは守って安全に作業して欲しいと思います」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae4ea2e63e649e5e5f4fbd1382509158bb57c770
2023年4月12日9時8分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県熱海市の国道で三輪自動車「トゥクトゥク」が歩道に乗り上げ3人が死傷した事故から、まもなく1カ月。
11日、警察などが現場診断をして、再発防止策を検討した。
熱海は坂の多い人気の観光地で、トゥクトゥクの運転方法を知ると、事故の背景が見えてくる。
【3人死傷事故の現場で感じたこと】
3月15日、熱海市東海岸町の国道135号線で、大学生がレンタル店で借りた「トゥクトゥク」が歩道に乗り上げ、歩行者3人をはねた。
この事故で埼玉県の19歳の男子大学生が死亡し、80代と20代の男性がケガをした。
事故から約1カ月。
トゥクトゥクを貸し出したレンタル店は、事故以降 休業を続けている。
雨宮記者:
「どうして事故が起きたのか。
再発防止に向けて、現場の形状や見通しなどを確認する現場診断が行われています」
現場診断には、警察や県、それに交通安全にかかわる地元の団体など19人が参加した。
参加者:
「(トゥクトゥクは)右カーブから左カーブに入り、左へ(ハンドルを)切らなきゃいけない時に、たぶん切りすぎて(歩道へ)入ってしまった」
参加者:
「(四輪)車のつもりで路側帯に合わせて行ってしまうと、後ろのタイヤが段差に当たってしまう」
参加者は現場付近を見てまわり、ガードレールの設置や観光客への指導など、事故の防止対策について話し合った。
参加者:
「(レンタル店は)ただレンタルするのではなくて、指導や講習的なものが必要かなと思います。
ガードレールを要所要所につけるべき」
参加者:
「普通車とトゥクトゥクの操作性を熟知してもらわないと難しいと思う。
(現場の国道は)見た目はそれほどカーブがきつくなく見えても、実際に運転してみると、S字カーブがきつい」
警察は、レンタル店に対して、トゥクトゥクの操作の難しさや危険性について、観光客への説明や講習を求めたいとしている。
県警交通企画課・岡澤管理官:
「歩道への逸脱なので、歩道と車道の境界にあたる防護柵あれば助かったかもしれない。
追突が非常に多いポイント。
警察のソフト面の対策として、姿を見せて注意喚起する対策も熱海署を中心にやっていかなきゃいけないと感じている」
県警によると、現場付近では2018年から4件の事故が起きていて、県警は県と協議しながら必要な対策を進めていきたいとしている。
【トゥクトゥクの運転 どう違う?】
タイなど東南アジアで見かけるトゥクトゥク。
運転方法は車やオートバイと、どう違うのだろうか?
宿泊客の送迎にトゥクトゥクを活用している河津町のホテルに聞いた。
ホテル四季の蔵・井野さん:
「ハンドルはオートバイと同じように、右手がアクセルになっています。アクセルは手動です。
ブレーキはフットブレーキです。
ふだん、普通の車や小さいバイクを運転している人だと、トゥクトゥクは違和感があって、操作を間違える可能性があります。
ホテルによると、トゥクトゥクのタイヤはオートバイと異なり、地面と接触する面積が大きいことから、ハンドル操作に力が必要で、運転は慣れないと難しいという。
井野さん:
「非常に(ハンドルが)重たいので、うまくぐっとタイミングを見て力を入れないとうまく操作できないところがトゥクトゥクにはある。
坂の下りのカーブは非常に速度も遅くしますし、細心の注意を払って運転しています。
ブレーキとハンドル操作が、トゥクトゥクの難点です。」
【トゥクトゥクで観光客送迎 ホテルの工夫】
このホテルではトゥクトゥクを1年前に導入したが、ドライバーには3カ月間の練習期間を設けた。
また、トゥクトゥクは普通自動車免許を持っていれば運転することができるが、ホテルでは大型二輪の免許を持っている従業員3人にのみ運転を認めている。
井野さん:
「最初の3カ月は試乗期間で、(運転に)慣れるために3カ月用意して、その後からお客様を乗せるようにした。
経験のない方が運転して、急に何人も後ろに乗って、それではハンドル操作はどんどん難しくなるし、ブレーキもきかなくなるでしょうし、非常に難しいと思う。」
【旅先で慣れない道と乗り物 再発防止にむけて】
事故を起こしたトゥクトゥクのレンタル業者は、普通運転免許を取得して3年以上がたっている人には10分ほどの操作方法のレクチャーをして、貸し出していた。
熱海の事故では1人の命が奪われ、2人がケガをした。
繰り返さないために、原因究明と再発防止策が求められる。
11日の現場診断で、再発防止策としてあがった意見を確認しておこう。
・車道と歩道の間へのガードレールの設置
・トゥクトゥクに乗る観光客への危険性の説明や適切な講習
・警察による事故防止に向けた注意喚起
熱海は起伏の多い街だ。
旅先での慣れない道と、ふだんは乗らない乗り物。
観光客が熱海でトゥクトゥクを運転する際には、慎重な操作が求められる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c78ce24295a7bc50569b63e4d3fb7b55c3412ca8
2023年4月13日17時58分に四国放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日夜、徳島県徳島市の吉野川橋アンダーパスで、走行中のトラックが積んでいたパワーショベルが高さ制限ゲートに衝突し、ゲートが壊れる事故がありました。
ぐにゃりと折れ曲がったゲートとトラックから落下したパワーショベルが衝撃の大きさを物語っています。
事故があったのは、徳島市上助任町の吉野川橋南詰のアンダーパスです。
警察によりますと、12日午後9時ごろ、中型トラックが走行中、積み荷のパワーショベルが橋の手前に設置された、高さ3.6メートルの制限ゲートに衝突しました。
鉄製のゲートは大きく損壊し、アンダーパスは4時間近くに渡って通行止めとなりました。
ゲガ人はいませんでした。
(河野記者)
「事故から一夜明け、現場では、損壊したゲートの復旧作業が行われています」
吉野川橋のアンダーパスでは、これまでも同様の事故が度々起きています。
2019年6月には、吉野川橋北詰めでクレーン付きの大型トラックがゲートに接触。
傾いたゲートを後続のトラックが通過できずにゲートをひきずり、反対車線の車に次々とぶつかる多重事故に発展しました。
ゲートとの接触事故は過去15年間で34件発生しています。
アンダーパスを管理する県は、対策として2021年、吉野川橋北詰にセンサーで車高超過を検出する装置を導入しました。
車高超過の車両に対し、警告音と電光掲示版で、注意を促します。
吉野川橋北詰めでは、この装置の設置後、ゲートとの接触事故は起きていません。
(徳島県東部県土整備局・津山次長)
「南岸につきましても、レーダーの設置等含めた有効な対策の検討を進めている」
今回の事故を起こした男性は取材に対し、「あまり通ったことのない道で、当たるとは思わなかった」と話しました。
(津山次長):
「アンダーパスを通行される方は、通行前に必ず積み荷も含めた高さを確認していただきたい」
https://www.jrt.co.jp/news/news999xehukqk5sk16xmp
(ブログ者コメント)
2019年6月の事故は本ブログでも紹介している。
『2019年6月3日 徳島市の県道アンダーパスでクレーン付きトラックが高さ制限ゲートに衝突、倒れたゲートが後続トラックの荷台にめりこみ、その状態で走ったため8台に次々と衝突(修2)』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9720/
2023年4月13日13時0分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後9時ごろ、佐世保市の「ハウステンボス」で、園内の運河を巡るクルーズ船「カナルクルーザー」から乗客の男性が転落しました。
男性は近くにいた職員によって救助されて市内の病院に搬送されましたが、意識不明の重体になっています。
警察によりますと、当時、クルーズ船には、転落した男性を含めて7人の乗客と乗組員1人が乗っていたということです。
ハウステンボスによりますと、クルーザーは定員51人、全長14.6メートルで、およそ6キロのコースを巡り、夜景が楽しめることから人気を集めているということです。
また、転落した周辺の運河の深さは2.5メートルほどだということです。
警察は、関係者から事情を聞くなどして事故の原因を詳しく調べています。
また、今回の事故を受けて、ハウステンボスは安全が確認できるまでクルーザーを運休するということです。
ハウステンボスは「お客様に多大なるご心配、ご迷惑をおかけして心よりお詫び申し上げます。転落されたお客様の1日も早い回復をお祈りします」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20230413/5030017684.html
4月14日17時50分にNHK長崎からは、監視カメラの設置や屋外座席に座る人を対象にライフジャケット着用を義務付けるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故を受けて、ハウステンボスの運営会社は14日、再発防止策をまとめ発表しました。
それによりますと、乗客の状況をリアルタイムで監視するため船に4台のカメラを設置し船長が確認するほか、乗船する人のうち屋外の座席に座る人を対象に、ライフジャケットの着用を義務付けるということです。
ハウステンボスでは、こうした対策を講じたうえで、週明けの17日からクルーズ船の運航を再開する予定だということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20230414/5030017697.html
長崎県佐世保市の大型リゾート施設ハウステンボス(HTB)の遊覧船「カナルクルーザー」から男性が運河に転落した事故で、県警早岐署は17日、意識不明の重体となっていた男性が病院で死亡したと明らかにした。
男性の死亡を受けてHTBは、17日に予定していた運航再開を18日に延期した。
署によると、死亡したのは台湾から団体ツアーでHTBを訪れた男性(42)。
12日夜の事故当時、遊覧船の最終便に乗り、後部デッキ席付近から運河に転落した。
ツアー客と一緒ではなく、1人で乗船したとみられる。
署は、死因や転落原因などについて調べを進める。
船は全長14・6メートル、全幅4メートルで定員51人。
時速5~6キロでゆっくりと運河の一部を巡る。
1992年の開業時から来場者の遊覧や移動手段として運航され、乗客がけがをしたり亡くなったりした事故は今回が初めて。
運航再開後は、安全対策として、後方を含めた船内4カ所にカメラを設置し、後部デッキ席利用者には腰巻き式ライフジャケット着用を求める。
HTBは「亡くなられた方のご家族や来場者の心情を考慮した。ご冥福をお祈りします」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/831d0f525f68928d4faf0342461ca1477a2efcae
2023年4月12日18時19分にNHK茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後0時半すぎ、東海村にある三菱原子燃料東海工場の社員食堂の調理室で、料理を保温する保温機器の電源が入らなかったため調理師がコンセントを確認したところ、変色しているのを見つけました。
火などは出ておらず、その後、消防が調べたところ、コンセントの表面が変色していることから火災と判断したということです。
当時、保温機器は、カレーが入った鍋を温めていたということです。
三菱原子燃料は何らかの要因で電流が多く流れショートした疑いがあるとみて詳しい原因を調べています。
茨城県内の原子力関連施設では去年9月からぼや程度の火災が相次いだため、先月には、県が事業者を対象に火災予防研修会を開いています。
こうした状況から三菱原子燃料では、社員への注意喚起を行っていたということです。
三菱原子燃料の橋本執行役員は、「住民にご迷惑をかけ、申し訳ありません。真摯に反省し、再発防止策を最優先に行っていきたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20230412/1070020550.html
(ブログ者コメント)
〇どの程度の変色か情報は見つからなかったが、この程度でも消防は火災と判断するとは知らなかった。
〇製造現場ならいざしらず、食堂にある保温機のコンセントが変色したぐらいで消防に通報する事業所はあまりないのではないだろうか?
あったとしても、報道されることは、まずないだろう。
この点、原子力関連施設ゆえの特異性を感じた。
〇茨城県内の原子力関連施設では昨年9月からボヤ程度の火災が相次いでいるという件、調べてみると、結構、起きていた。
以下は、そのうちの1件。
駐車中の車の火災事故情報を最近目にすることが多くなったということもあり紹介する。
(2023年4月11日7時42分 東京新聞 写真付き)
日本原子力研究開発機構は十日、核燃料サイクル工学研究所(茨城県東海村)の非管理区域で従業員の自家用乗用車が燃える火災があったと発表した。
けが人や放射性物質の漏えいはなかったとしている。
県内の原子力施設での火災は、今年に入り四件目。
原子力機構によると、所内にある地層処分基盤研究施設の東側駐車場で同日午前六時三十五分ごろ、従業員の乗用車の左前部から煙と炎が上がっているのを別の従業員が発見。
所有者の従業員が消火器で初期消火し、消防が午前七時十分に鎮火を確認した。
原因は調査中。
ひたちなか署は事件性はないと判断した。
同研究所では二月にも、管理区域の屋内で、ケーブルが熱で溶ける火災が発生している。
相次ぐ火災を受け、県などが三月末に原子力機構も交えて火災予防研修会を開いたばかりだった。
県庁で記者会見した同研究所の照沼技術主幹は、「個人の車ではあるが、原因を追究して、二度とこのようなことが起こらないよう対応していく」と述べた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/243375
2023年4月11日16時4分に東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本原燃(青森県六ケ所村)の使用済み核燃料再処理工場で部屋の照明が消え、国際原子力機関(IAEA)の核物質監視が一時的にできなかった問題で、原子力規制委員会は11日、原燃の検証は不十分だとして調査報告書を再提出させることを決めた。
規制委は、部署間の連携に関する原因分析が不十分な上、照明の維持管理の責任を負う部署も明示されないなど、再発防止策は具体性を欠いていると指摘した。
14日には増田社長から直接、意見聴取する。
1月28日の保守点検の際、使用済み核燃料を扱う部屋の一つで照明が約2時間にわたり全て消え、カメラで燃料移動の監視ができなかった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/243462
※トラブル発生当時、2023年2月22日付で産経新聞からは、電源盤メンテナンスのため11カ所ある照明のうち8カ所を消灯すると事前報告していたが6か所の電球が切れていた、同じ日に敷地内で消防車が燃えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本原燃の使用済み燃料再処理工場(青森県六ケ所村)で今年1月、国際原子力機関(IAEA)の監視対象区域となっている一部施設の照明が全て消えるトラブルがあったことが22日、原子力規制委員会の報告で明らかになった。
規制委によると1月28日、原子力発電所から出た使用済み燃料をせん断、溶解する前処理建屋内にある部屋で、電源盤のメンテナンス作業中に照明が全消灯した。
この部屋は保障措置上の監視対象になっており、IAEAが同日午前10時から約2時間、監視できない状態となった。
日本原燃は建屋内にある11カ所の照明のうち8カ所を消灯して保守点検することをIAEAと規制委に事前報告していたが、メンテナンス前に6カ所の照明が電球切れになっていたことも判明。
監視カメラの記録を確認する核物質管理センターは1月30日にトラブルを把握したが、規制委には報告しておらず、2月9日にIAEAから規制委と日本原燃に指摘があったことで発覚した。
再処理工場は、使用済み燃料からプルトニウムを取り出す施設。
IAEAは核物質が平和利用以外に扱われていないか監視を行っている。
日本原燃の再処理工場では、全消灯トラブルが起きた同じ日に敷地内の消防車が燃える火事があった。
https://www.sankei.com/article/20230222-XCECDSUBPVILZGCBXYCG347IXU/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。