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1.総括
総じて、特段の大きな事故は起きなかった1年だった。
2.2023年の事故・トラブルの傾向
〇同じ工事現場で多数の施工不良が明らかになった事例が3件あった。
・札幌市に建設中の高層ビルで鉄骨ズレ70カ所やコンクリ厚さ不足245カ所(3月24日掲載)
・和歌山県に建設中のトンネルで多数のコンクリ厚さ不足や支保工位置ずれ(8月3日掲載)
・群馬県が発注した道路工事現場32カ所で規格外側溝が使われていた(9月10日掲載)
〇事故が多発しているアンダーパスが報道で取り上げられた。
・徳島市の吉野川橋では15年間で34件(4月20日掲載)
・呉市の宝町線路下では2023年に14件(12月27日報道)
〇危険物を容器に入れて持ち歩き中の破裂事故が2件あった。
・西新井駅で券売機横のアルミ缶が破裂し1人負傷、業務用洗剤持ち帰り中だった(5月8日)
・東北新幹線で乗客のペットボトルから濃硫酸漏れ、4人やけど(10月9日)
〇地面などから突き出ているクギなどでけがした事故が3件あった。
・杉並区の小学校グラウンドで転倒時にクギで負傷、調査結果544本発見(4月13日)
・大野市の公園でサッカー練習中に鉄パイプで大けが(6月3日)
・延岡市の新築体育館で壁から出ていた釘で負傷(10月29日)
3.ブログ者の印象に残った『狭義』の産業事故
・白老町の工場で高圧水洗浄中、外れたホースの直撃を受けて死亡(5月19日)
・三原市の工場で遠隔操作せず配管の放射線検査をして若干の被曝(6月3日)
・糸魚川市の工場で配管切断中、残留していた乾燥危険物質が爆発して3人死傷(6月14日)
・[番外]韓国でフッ化水素酸を水と間違え飲んで脳死状態(6月28日)
・蘭越町で地熱掘削中、水蒸気が噴き出し16人が硫化水素中毒(6月29日)
・静岡市の高架橋建設現場で据え付け中の橋げたが落下(7月6日)
・倉敷市の製油所に落雷があり重油ポンプ付近で火災発生(8月23日)
4.ブログ者の印象に残った『広義』の産業事故
・八潮市で給食海藻をマニュアルに反し冷蔵保管せず3400人が食中毒(1月13日掲載)
・六本木マンションでスプレー缶多数ガス抜き中、ライターをハンマーで叩き爆発(1月16日)
・亀岡市の保津川下りで舵が空を切った船頭が転落、船は転覆、2人死亡(4月5日)
・札幌市の球場で高校女子野球部員がケージ運搬中、下敷きになって死亡(5月6日)
・事故が相次ぐ中学の鉄硫黄混ぜ実験には身近なリスク実感目的もある(6月17日掲載)
・新橋のガス設備なき飲食店でガス爆発、上階の店の工事でガスが漏れていた(7月3日)
・厚木市のパチンコ店駐車場で大規模火災、火元の車の構造不備?(8月20日)
・徳島県が高校に配布したタブレット端末で故障が相次ぐ、3000台以上(10月15日掲載)
・ダイハツで車の認証試験時に数々の不正(12月27日掲載)
5.これまで聞いたことがなかった事故トラブル
・[番外]韓国でコップに入ったフッ化水素酸を水と間違え飲んで脳死状態(6月28日)
・伊東市の海岸で釣り人が「一発大波」にさらわれ転落、救助された(8月5日)
・棺に入った故人を見ようと顔を近づけすぎCO中毒で死亡(9月11日掲載)
・[番外]韓国で車が池に落ちたが車内にエアポケットができて運転手無事(10月23日)
・秀吉の兵糧攻め時、リフィーディング症候群が起きていた模様(12月12日掲載)
6.ブログ者の印象に残った、その他の情報&トピックス
(日付はブログ掲載日)
・ストーブにガソリンを入れると最初は灯油と同様だが30分すると炎が上がり始める(1月16日)
・袋状のベルトコンベヤーが騒音や粉じん対策として注目されている(3月5日)
・石見空港にバードストライク防止装置が設置された、カモとカラスに効果あり(3月23日)
・安静時54cal/hrの熱が皮膚から放散、33℃以下の水に浸かると体温低下(4月30日)
・愛媛県のトンネルで非常警報誤作動頻発、3回とも上空に積乱雲があった(8月9日報道)
7.読者の方とのコミュニケーション
なし。
8.ブログ作成上の特記事項(変化点、工夫点、配慮点など)
・10月中旬からアーカイブサイトに接続できなくなった。
パソコンの問題かと思ったがスマホからも接続できず。
ネットで調べても確たる情報なし。
原因不明のまま年を越した。
ちなみに全記事、コピーをとっているので、原文を確認したい方はブログ者まで。
以上
2023年12月31日18時10分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【まっているクルマに吸い寄せられる現象!? 】
帰省や旅行などで長距離移動する機会が増える年末年始は、高速道路で長距離ドライブする機会も増えます。
高速道路は似たような景色が淡々と続くことから、思わぬ事故を起こすリスクがあるといいます。
高速道路は道路環境が整っている分、似たような景色が淡々と続く傾向にあります。
そのため、ドライバーが(現実とは違うことを)錯覚してしまう現象が起こりやすいといいます。
なかには、路肩に停車中のクルマを走行中だと「錯覚」してしまう事例もあるそうです。
なぜ、そのようなことが起きるのでしょうか。
全国の高速道路を管轄するNEXCO各社によると、近年は、車両トラブルや道路工事などのために路肩に停車中の車両に、後方から走行してきたクルマが衝突する事故が多発していると警鐘を鳴らしています。
脇見運転なども考えられますが、路肩に停車中のクルマを走行中だと錯覚し突っ込んでしまった、ということもあるといいます。
その原因のひとつとして考えられるのが「仮現現象」です。
仮現現象とは、実際には動いていないものが動いて見える現象のこと。
踏切の警報機が代表的な事例で、左右に付けられた信号が交互に光ることで警報していますが、ぼーっと眺めていると、光が左右に動いているようにみえてくることがあります。
クルマのシーケンシャルウインカー(流れるウインカー)も、この仮現現象を利用したものです。
路肩に停車中のクルマがハザードランプを点灯させていると、ハザードランプの「チッカチッカ」という点滅がこの仮現現象を誘発してしまい、そのクルマが動いていると錯覚。
その結果、ブレーキや回避が遅れ、追突してしまうのです。
それでも、走行車線を守って走っていれば、路肩に停車中のクルマに(かすめることはあったとしても)真後ろから衝突することは避けられそうな気がします。
しかし事故事例の中には、あたかも吸い寄せられるように、路肩に停車中のクルマの真後ろに衝突してしまっている事例も少なくないとのこと。
【衝突は複数の要因が絡んでいた!】
この原因として考えられるのは、意識があるにもかかわらず、正常な判断ができなくなってしまう「半覚醒現象」です。
高速道路はハンドル操作もそれほど必要なく、景色が単調で刺激もないことから、眠っていなくても脳が休んでしまい、判断能力が鈍ってしまった結果、路肩に停車中のクルマを先行車両だと勘違いして車線を逸脱し、追突してしまうのです。
高速道路ではまた、睡眠や疲労がなくても、判断力や注意力が低下し、意識が遠のいてしまう「高速催眠現象」とよばれる現象も発生しやすいとNEXCO各社は分析します。
特に夜間の高速道路となると、昼間と比べて視界から入る情報が極端に減ることによって陥りやすくなります。
こうした衝突事故を予防するため、西日本高速道路では、「USIMPACT(ウルトラソニックインパクト)」という装置を試験的に導入しています。
ウルトラソニックインパクトとは、走行中のクルマへ超指向性のスピーカーで超音波を発射し、居眠りや漫然運転の防止、注意喚起を促す世界初の技術とのこと。
超音波が車体に当たると、車内に「ピロリン」といった電子音が発生する仕組みです。
人には聞こえない高い周波数(約20kHz以上)の超音波ですので、仮に道路上に立っていても音は聞こえません。
道路工事や落とし物改修など、高速道路上で作業をする場合に、作業員の安全を守る方策として、期待されています。
※ ※ ※
こうした現象に陥ることを防ぐには、やはりドライバーがこまめな休憩をとることが大切です。
高速道路での事故は大事故に繋がりやすく、過信は禁物です。
先を急がず、十分に休憩をとりながら、安全運転を心がけましょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb893be8d1ef2ebdc18c1a6a01b7076025586e25
2023年12月30日10時10分にYAHOOニュース(WEB CARTOP)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高速道路をよく利用する人は、「トンネルの照明が以前よりも明るくなった」あるいは「照明が白くなった」と感じたことがあるのではないでしょうか。
場所にもよりますが、新しく造られた道路や、都心近郊の広めの道路などにあるトンネルでよく出会う気もします。
近頃は、コンビニなどの店舗の照明だったり、家庭でも多く使われるようになっているので、「ああ、道路の照明にもLED化の波が来ているんだな」とクールな感想を持っている人がいる一方で、「昔はオレンジだったのになぁー」とノスタルジーな感想が漏れるのは、けっこう高い年代の人だけでしょうか。
まだ地域によっては残っているところもあるにはありますが、昭和の時代はトンネルといえば「オレンジの照明」というのが当たり前でした。
なかには「ねぇパパ~、トンネルってなんでオレンジなの?」と無邪気な質問に答えられずに悶々とした経験のあるベテランのドライバーもいるでしょう。
ここでは、トンネルの照明がなぜオレンジ色に統一されていたのか? という疑問に答えるべく情報を集めてみましたので、それを紹介していきましょう。
【オレンジ色の照明には時代の背景が密接に関わっていた】
たま~に山奥の一車線の道の途中にあるトンネルなどで照明のないケースに出くわすことがありますが、日中の明るい環境から身構えずに真っ暗なトンネルに差しかかったとき、トンネル内部がまるで見えないせいで黒い穴に突っ込むような怖さを感じて思わずアクセルから足を離してしまいます。
そして内部に突入すると、一瞬、視界が奪われたような感覚に陥ります。
そんな経験があれば、真っ暗なトンネルがいかに危険かを実感できていると思いますが、多くの人はそんな経験がないのではないでしょうか。
いまや、ほとんどのドライバーは照明で照らされたトンネルにあたりまえのように接していますが、トンネルに照明が付けられるようになったのは昭和の40年代からだというからビックリです。
その頃のクルマのヘッドライトは、いまの感覚で見ると“薄暗い”と言われそうな照度しかありませんので、それで真っ暗なトンネルに入ったら、徐行レベルまで速度を落とさないと恐かったのでは? と言ったら言い過ぎでしょうか?
ともあれ、そうして徐々にトンネルに照明が普及していったようですが、そのころに使われていた照明は「低圧ナトリウムランプ」と呼ばれる照明でした。
簡単に言ってしまうと「水銀灯」の仲間で、体育館や工場の天井に吊されたものや、公園などの広い場所を照らすための照明の仲間です。
「ナトリウムランプ」の特徴は、色が「オレンジ」な点です。
トンネルには、このオレンジ色の特徴が活用されているのです。
それはなぜかというのが今回のお題ですね。
オレンジ色の「ナトリウムランプ」が使われた理由は、「排気ガスが充満したトンネル内で視認性を良くするため」なのです。
昭和40年代の日本というと、高度成長期に沸き立つなかで急速に産業が発展して、街を走る自動車の数も急速に増えていた時期です。
まだ排気ガス対策が行われていないので、クルマが通ると排気ガスでモクモクだったことでしょう。
ましてや閉じられた空間であるトンネルの内部は、ガード下の焼き鳥店の焼き場並みだったことが想像されます。
その煙で充満した環境で、少しでも視認性を上げようと採用されたのがオレンジ色の「ナトリウムランプ」というワケなのです。
良く見える理由を乱暴に言ってしまうと、フォグランプと同じだと考えてください。
霧が立ちこめた環境では、ごく微細な水の粒が無数に散らばっている状態です。
そこに強い光を当てると水の粒が光を吸収&拡散させてしまうため、その多くが遠くに届く前に散らされてしまいます。
光のなかでは黄色の成分は吸収&拡散されにくい特性を持っているので、遠くまで届きやすく、視認性が確保できるというわけです。
また、色には人間の目が認知しやすい、コントラストがクッキリ伝わりやすい色味というのがあります。
これはシチュエーションで異なりますが、当時の研究の結果として、トンネルのなかではオレンジの光が有効だと判断されたのだと思われます。
【なぜオレンジの照明が絶滅しかけているのか?】
そんな特徴が活かされて、ほとんどのトンネルには「ナトリウムランプ」が使われるというところまで広がりましたが、いまでは採用され続けている箇所を探すほうが難しいという状況になっています。
それはなぜなのでしょう?
まず第一に、「排気ガスがクリーンになった」という理由が挙げられます。
もともとが排気ガスが立ちこめるなかでの視認性確保という目的で採用されていたので、排気ガス自体が少なくなった今では、視認性の面での有用性はなくなってしまったという状況ですね。
そして、もうひとつの理由は、運用面でのメリットが薄くなったという点です。
「ナトリウムランプ」の性能は、実際に使われていた「低圧ナトリウムランプ」で消費電力が約450W、寿命が約9000時間です。
その後に採用された効率の良い「高圧ナトリウムランプ」は消費電力が約300Wで寿命は2倍以上の2万4000時間と、高効率になりましたが、それでも年に一度の交換が必須だったようです。
それに対して、いま普及している「LEDランプ」は、消費電力が約100Wまで抑えられ、寿命は6万時間まで引き上げられていますので、効率の違いは比べるまでもないレベルに向上しています。
ちなみにいま現在では、「ナトリウムランプ」を製造しているところが激減しているようで、がんばって使い続けるより「LEDランプ」に交換した方が何かと有利という状況になっているようです。
【オレンジ色の有効性は視認性だけではない?】
そんな理由で絶滅の一途を辿っていると思われるオレンジ色の照明ですが、じつは一部の特殊な環境ではまだ有効に働いているところがあるらしいんです。
そのひとつは粉雪がしょっちゅう舞い散っているような山間部や雪国の一部地域です。
排気ガスや濃霧の状況と同じように、雪の細かい粒子が舞っている状況では、照明の光が散らされて遠くに届きにくくなりますので、粒子に散らされにくいオレンジの光が有効に活用されます。
そしてもうひとつのポイントが「誘虫性が低い」という点です。
「誘虫性」というのは虫を誘う効果の度合いのことです。
虫は夜間に光を求めて集まる習性があることはみなさんご存じだと思いますが、その色味によって集めやすさが異なるようなんです。
ザックリ言うと、色味が白い(色温度が高い)ほうが虫を集めやすく、色味が赤い(色温度が低い)ほうは虫を集める特性が低いとのこと。
ということで、オレンジの光は白色の光より虫を集めにくいので、虫の多い山間部などではオレンジ色の照明を使うというケースがあるとのことです。
ちなみに光源の種類で比べると、「LEDランプ」より「ナトリウムランプ」のほうが虫を寄せにくいそうですが、先述のように「ナトリウムランプ」は運用面で難があるため、いまはオレンジ色の「LEDランプ」が使われているようです。
ということで、オレンジ色のトンネル照明が使われていた理由と絶滅しかけている理由を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
個人的には、真っ白で明るすぎる印象すらある今のLEDのランプにはまだ馴染めない感覚もあったりして、オレンジの照明にたまに出くわすと「なんか落ち着く」という気分になるので、そちらのほうが好ましいと思っていますが、実際は事故率の軽減などを考えると、LED化は必然の流れでしょう。
ただ、オレンジの照明がまったく絶滅してしまったわけではないということなので、ひとまず気持ちを落ち着かせたいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c9c32817445d5b5bd3bef5d4860984236a27854
2023年7月13日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13314/
(2024年1月7日 修正2 ;追記)
2023年12月29日18時39分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、橋桁を支えている台がしっかり固定されていなかったためセッティングビームが台から落ち、橋桁とセッティングビームをつないでいるボルトが破断して橋桁が落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故からまもなく半年。
Daiichi-TVのカメラが初めて、橋げたが落下した現場に入りました。
現場には今も事故の痕跡が…
(静岡国道事務所 静川 副所長):
「こちらが、橋げたがあたったところです」
(徳増 キャスター) :
「傷ついているように見えますが、これが落下したときの痕跡ですか?」
(静川 副所長) :
「そうです。大きな力がかかっていたことが分かると思います」
(徳増 キャスター):
「金属の部分が削れて少し変形しています」
・・・
(徳増 キャスター) :
「ここはかなり広いスペースですが、当日はどんな作業をしていたんでしょうか」
(静川 副所長) :
「レールで組み立てた橋げたをスライドさせて、最後に一番端に、桁をつないで完成ということになる」
重さ140トンもの橋げたは、なぜ落下したのでしょうか。
(徳増 キャスター):
「ここがまさに、その橋げたが落下した場所になりますよね」
(静川 副所長) :
「横にスライドして一番端のところにつながるわけですけれども、そことこちらの支障といいまして、橋げたを支える部分に、こちらに落として固定することで設置が完了することになります」
当時、現場では橋げたを11メートル横にずらす作業が行われました。
その後、橋げたに「セッティングビーム」と呼ばれる補助具をつけて橋脚におろす作業が行われましたが、20センチほどずれてしまったといいます。
(静川 副所長) :
「作業をしていると横にずれるということもありますので、めずらしいことではないですね」
(徳増 キャスター):
「ずれたときの対処法は?」
(静川 副所長) :
「現場の作業員の方が見ながら、機械を動かしながら作業をしている」
当時も“ずれ”を直すために、もう一度、橋げたを持ち上げましたが、土台が不安定な状態に…。
橋げたが、バランスを崩して落ちたということです。
現場で用いられたのは、橋げたをかけるための一般的な工法でしたが、国の事故調査委員会は「土台をしっかり固定していなかったこと」が主な原因とみています。
(静川 副所長) :
「事故のときは、この橋げたを支えている台が全体的に固定がなされておらず、不安定になりまして、このセッティングビームが台から落ちて、橋げたにあたり、橋げたとセッティングビームをつないでいる部分に大きな力がかかり、ボルトが破断して橋げたが落下した」
1月末には、事故が起きた区間で工事が再開される予定です。
工事は、これまでの業者が引き続き行いますが、「橋げたを支える土台をしっかり固定すること」に加えて、正確に設置できているか工程ごとに確認しながら行うということです。
(静川 副所長) :
「(橋げたのずれが)大きくなる前に確認をして、異常かどうかを確認しながらやるということになります」
(徳増 キャスター) :
「対処の仕方は、そこまで決められていなかったということでしょうか?」
(静川 副所長) :
「決められていなかったので、新たに安全を確保するということで設定している」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e4e9e6e73b5817db6c261cd096579f803bf98a9
2023年12月29日16時12分にYAHOOニュース(乗りものニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自転車の違反処理について、警察庁の有識者検討会が反則金通告制度、いわゆる“青切符”を導入する報告書(良好な自転車交通秩序を実現させるための方策に関する中間報告書)をまとめました。
2023年12月26日、松村祥史国家公安委員長は、この導入について次のように話しました。
「違反の処理につきましては、自転車利用者による交通違反を交通反則通告制度の対象とすることが提言をされておりますが、制度の運用にあたっては、指導・警告をまず原則といたします」
運転免許が必要な車両と同様に、自転車の違反処理を行う方針を打ち出した有識者検討会は報告書で、自転車の取締りの課題をこうまとめていました。
《自転車の交通違反が検挙された際には赤切符等によって処理されているが、犯罪行為として例外なく刑事手続きの対象とされており、重すぎる面がある一方、送致されたとしても、結果として不起訴になることが多く、違反者に対する責任追及が不十分であるという問題も指摘されている》
青切符が適用される“反則”は犯罪行為に当たりません。
違反者が同意すれば裁判手続きが不要で、反則金を納付することで決着します。
一方で、制度が導入されると、自転車を対象にした手軽な摘発が行われるのではないか、という不信感も利用者の間に広がりました。
現実にクルマの違反摘発では、運転者から見えない場所での摘発を問題視するSNSの書き込みが絶えません。
同じことが、自転車でも起きるのではないか、という懸念が広がっています。
ただ、松村委員長は、これを打ち消します。
「報道等では、違反即、青切符というようなイメージが残っておりますが、交通ルールを守っていただき、結果的に事故が起こらないことが、私どもの目的でございます」
ただ、青切符導入のきっかけは、交通事故全体に占める自転車が関係する事故の割合が上昇し続けていることや、自転車と歩行者の事故件数も増加傾向であることなどが原因です。
「自転車は取締りを受けない」という誤解の元に、違反者が警察官の指導に従わないこともありました。
反則金の納付を求める場合は、こうしたケースです。
松村氏は話します。
「指導・警告に従わないなどの特に悪質、あるいは危険な違反に限っては、青切符による取締まりを行うことにより、(取締りの)目的である違反者の行動改善を促すこと、こういった取り組みをしっかりとやってまいりたいと考えております」
その一方で、飲酒運転や、他の交通への妨害運転、交通の妨げになる携帯電話の運転中の使用には、今までと同じく刑事事件としての処理“赤切符”を活用します。
警察庁は2024年の次期通常国会で、この報告書の案に沿って法改正を行う方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8337f66327ad2fec296ee28d7abd015a5c6e59c1
2023年12月27日22時15分にYAHOOニュース(サンキュ!)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
初冬を迎え、道のあちこちに色とりどりの落ち葉が見られる季節になりました。
紅葉が終わってしまった寂寥感と初冬の情緒にしみじみ浸りたい時期ですが…、その落ち葉、ちょっと注意が必要。
もしかしたら、大きな事故やケガにつながるかもしれません。
【画像】落ち葉のすべりやすさは雪並み⁉モミジとイチョウはどちらがより危険?気象予報士が解説
今回は、野菜ソムリエ・気象予報士・防災士の資格を持つ植松愛実さんが、意外とあなどれない"落ち葉の怖さ"について解説します。
【落ち葉はなぜすべる?】
落ち葉が降り積もった道を歩いたり運転したりしていて、スリップしてしまった経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
じつは落ち葉がすべりやすいのは、植物が自らを守るための知恵の結果。
植物は水がないと生きることはできませんから、せっかく体内に取り込んだ水分はできるだけ逃さないようさまざまな工夫をしています。
その1つが、葉の表面を覆う「クチクラ層」と呼ばれるものです。
「クチクラ層」には、水をとおさないよう脂質が分泌されています。
脂質、つまり油の仲間ですから当然ながらすべりやすいです。
一般に、落ち葉の積もった地面は積雪路面や凍結路面と同じくらいスリップしやすいと言われています。
歩くときはもちろん、自転車や自動車を運転するときも注意が必要ですし、とくに落ち葉が多くなる初冬の時期は電車がスリップして遅延する例もあるほど。
落ちたあとの葉にあまり興味のない人もいるかもしれませんが、意外と私たちの生活への影響が大きいのですね。
【とくに注意が必要な状況は?】
「クチクラ層」に含まれる油分が、表面から浮き出てくるという現象が起きるときがあります。
それは、水にふれたとき。
ただでさえすべりやすい落ち葉が、まるでワックスをかけたようにさらにスリップしやすくなります。
前日あるいは当日に雨が降った場合だけでなく、冷え込む時期は朝露でぬれてしまうこともあるので、晴天続きのときでも油断大敵。
落ち葉が大量に積み重なった状態でなく、数枚落ちているだけでもすべりやすくなってしまうので、いつも以上に慎重に歩いたり運転したりするのがおすすめです。
【モミジとイチョウはどちらがより危険?】
前述の「クチクラ層」の油分というのは、サラダ油のような油ではなく、ロウソクのロウに近いタイプの油分です。
モミジとイチョウを表面を比べると、イチョウのほうがロウのようなスベスベ感があります。
つまり、降り積もった落ち葉ですべりやすくなる効果は、イチョウのほうが大きいのです。
もちろん、落ち葉であればそれ自体注意が必要ですが、イチョウ並木のある道を通るときは、さらに慎重になる必要があるのです。
【今のうちに歩きやすい靴の用意を】
このさき年が明けて1月から2月、いわゆる「真冬」とされる時期に入ってくると、都市部でも路面が凍結したり雪が降ったりすることが出てきます。
そうなると今のうちに、"落ち葉で練習する"つもりで、歩きやすい靴を用意したり、スリップしにくい歩きかたや運転方法を確認したりしておくのがよさそう。
もともとすべりにくい靴を買っていたつもりでも、長く使っていると底の溝が減ってしまって効果が失われている場合も。
いつもは見ない靴の裏をしっかり確認して、早めに買い直すのも手です。
また、スリップしにくい歩き方というのは、できるだけ真上から足を踏み下ろして足の指で地面をつかむ感覚で、かつ小さめの歩幅で歩く、いわばペンギンみたいな歩き方です。
これは積雪や凍結した道を歩くときにも役立ちます。
そしてスリップしにくい運転は、急発進や急ハンドルをしない、つまり「安全で正しい運転」。
こちらに関しては季節を問わず習慣にしておきたいですね。
■執筆/植松愛実…身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。
また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。
野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fab17570390508e24b6cc845d5344a6bdf4e489
2023年12月27日20時29分にYAHOOニュース(広島テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後、JR呉線の線路をくぐるアンダーパスで、トラックが橋に衝突しました。
ケガ人はいませんでした。
アンダーパスは、周辺よりも低くなっている道路のことです。
トラックが橋に衝突した直後で、車体の上部が破損してます。
事故があったのは、呉市宝町の県道です。
警察によると27日午後1時15分ごろ、アンダーパスを通ろうとしたトラックが、上部の橋に衝突しましたが、ケガ人はいませんでした。
橋の高さは2.6メートルで、手前には高さの制限を知らせる看板を設置。
衝突したトラックは制限以下の高さでしたが、走行の際に上下に動くため衝突しました。
運転手は「通れると思った」と話しているということです。
同様の事故は、今年に入って14件目となります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ff36a60347ac22b687d60f12d8b9f88027f93c1
※関連情報として1ケ月ほど前、2023年11月20日付で中国新聞からは、途中で「当たるかも」と気付いても後続車があった場合は止まれないかも・・・という現場を見た記者の感想など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島県呉市宝町にある、JR呉線の線路と歩道をくぐる県道のアンダーパスで、制限高を超えるトラックなどが上部の架道橋などと接触する事故が後を絶たない。
橋の底のコンクリートに刻まれた傷が事故の多さを物語る。
道路を管理する県などは制限高を知らせる予告ゲートなどを設け、注意喚起に努めてきた。
それでも接触して身動きが取れなくなるケースが相次ぐ。
背景を探った。
現場は呉駅南東約200メートル。
呉線が通る架道橋と歩道橋の2本の下を、県道が通る。
市中心部と大和ミュージアムや呉中央桟橋ターミナルを結ぶ主要道路で、周囲には大型商業施設もあり交通量は多い。
15日午後1時ごろ、貨物車が歩道橋と接触。
動けなくなり、約1時間半にわたって片側交互通行となった。
付近には2・6メートルの制限高や、並行して踏切を渡る迂回(うかい)路を知らせる標識が複数ある。
だが、県西部建設事務所呉支所によると、少なくとも2021年は6件、22年は7件の接触事故が発生。
今年は6件(19日現在)起きているという。
呉署は、勾配が比較的緩やかで見通しが良いため、ドライバーの注意がおろそかになっている面があるとみる。
また、社用車など乗り慣れていない車を運転する場合、車の高さを把握していないケースもあるという。
担当者は「標識がどれだけあっても、意識して運転しないと事故の根絶は難しい」。
同支所は「車の高さをよく把握してほしい」としている。
「当たるかも」と途中で気付いても、片側1車線しかない環境で後続に多くの車がいる状況だったら…。
焦って突っ込んでしまった車もあるのではないか。
現場を見て、そうも感じた。
入念な準備と冷静な運転を心がけたい。
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/387744
(ブログ者コメント)
〇高さ制限表示は、ピチピチの数字ではなく、ある程度の余裕を見て決められている数字のはずだ。
たとえば今回の事故場所だと、表示は2.6mとなっているが、実際の高さは2.8mとか3mとか・・・。
詳細不明だが、今回の運転手、自分の車は表示された高さ制限ギリギリだが、余裕を見込んだ制限高さゆえ通れるだろう的に考えた・・・そういうことはなかっただろうか?
〇10月19日までに事故は6件。
それが12月27日の事故で14件目ということは、直近2ケ月の間に8件の事故が起きたことになる。
本当かな?と思い、他にも情報源がないか調べてみたところ、11月15日にも貨物車が挟まった事故があった。
『アンダーパスで貨物車が上部の歩道との間に挟まり立ち往生 呉市の県道で一時片側交互通行 どうやって動かした?』
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/385641
報道されないような小さな事故もあると思うので、2ケ月で8件起きていても不思議ではないかもしれない。
2023年12月27日20時47分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前10時45分ごろ、名古屋市の交差点で事故がありました。
事故後に撮影された映像には、道路の真ん中に止まった市バスに長い物体が突き刺さっている様子が映っていました。
事故後の市バスの中は、窓ガラスが大きく割れ、床や座席の上にガラスが散乱していました。
当時、走行中の市バスに大きなダメージを与えたのは、大型トレーラーの荷台に積まれた長い鉄骨です。
その中には、ガラスの破片が残されていました。
警察などによると、左折するトレーラーの荷台に積まれていた鉄骨が、反対車線を直進する市バスに突き刺さったということです。
現場近くの店で働く人:
「最初クラクションが鳴って、その後にデカい音“ドーン”みたいな。乗客の方が外に出ていた」
名古屋市交通局によると、事故当時、バスに乗っていたのは運転士と5人の乗客で、いずれもけがはありませんでした。
乗客には、代行のバスに乗り換えるなどの措置が取られたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a0450a443c4662fbaa4dddc821e91c7dce3acab
12月27日16時33分にYAHOOニュースCBCテレビ)からは、交差点ではトレーラー運行会社の職員が誘導していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前、名古屋市港区で起きたのは、バスの全長を超えるほどの「鉄骨」が、市バスに“突き刺さる”事故でした。
車内を見ると、座席や通路に細かい破片が散乱しています。
【写真を見る】“鉄骨”が市バスに突き刺さる ガラス粉々「びっくりした!」乗客にケガ無かったが…交差点左折でトレーラーがまさかの事故【直後の動画・画像あり】
事故があったのは、名古屋市港区西茶屋2丁目の信号交差点で、27日午前10時45分ごろ、大型トレーラーが積んでいた建築資材の鉄骨が、乗客を乗せて運転中の名古屋市営バスに突き刺さりました。
交通局などによりますと、事故当時、バスには運転手を含めて6人が乗っていましたが、けが人はいないということです。
トレーラーの運転手も無事でした。
警察によりますと、トレーラーが交差点を左折する際、反対車線を直進していた市バスに積み荷の鉄骨が突き刺さったということです。
(現場近くにいた人):
「バスの運転手は気が付いていなかったようだった。びっくりした」
トレーラーを運行する会社によりますと、積み荷の長さや重さなど法令を遵守した上で、交差点で職員が誘導していた最中に事故が起きたということで、警察が詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/34087efc3f1f87a1d9a69397ecb04f4e8da771e3
2023年12月26日23時21分にYAHOOニュース(ABCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東海は、26日午後5時半すぎに東海道新幹線の京都~岐阜羽島間で発生した停電について、「車掌のスイッチの誤操作が原因だった」と発表しました。
博多発東京行きの「のぞみ38号」の車内で、車掌が急病の乗客に対応する際に誤って、路線の一定の区間の送電を停止させる「保護接地スイッチ」を操作してしまったということです。
車掌は、車内に設置されているAEDを使おうとして、取り外す際に鳴るブザーを切ろうとしていました。
東海道新幹線は、この停電の影響で、京都~岐阜羽島間を走る上下線の10本の列車に最大28分の遅れが発生し、約7000人に影響が出ました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6eaba5ba2d2596986f88bb37aeeb8fa6c537865
12月26日23時40分に産経新聞からは、緊急時の安全確認に使うスイッチを誤って操作したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東海は26日、東海道新幹線岐阜羽島-京都間で発生した停電の原因について、車掌の操作ミスだったと発表した。
車内に急病人がおり、停電の影響で搬送が20分ほど遅れたとみられる。
JR東海によると、午後5時25分ごろ、博多発東京行き「のぞみ38号」の7号車トイレで急病人が発生。
同35分ごろに意識不明になり、救命のため、車内のAED(自動体外式除細動器)が使われた。
AEDを収納場所から取り出した際にブザーが鳴り、止めようとした車掌が緊急時の安全確認に使うスイッチを誤って操作したことで同区間の送電が停止したという。
送電再開後、列車は米原駅に停車して急病人を搬送した。
このトラブルの影響で、東海道新幹線は上下計10本に最大28分の遅れが生じ、約6900人に影響した。
JR東海は「遅れが生じ、ご迷惑をおかけした。おわび申し上げます」とコメントした。
https://www.sankei.com/article/20231226-R4X5JK4KQNKVXCWQLKQDNZWFLU/
(ブログ者コメント)
両スイッチの位置関係、形状、色合いについて調べてみたが、情報は見つからなかった。
2023年12月26日12時56分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後2時半ごろ、愛知県安城市東栄町の国道1号線の交差点で、信号待ちをしていた軽乗用車の屋根に上空から落ちてきた金属製の部品が当たりました。
部品が当たった衝撃で車のルームミラーが落ちて、運転していたパート従業員の48歳の女性の腕に当たり、軽いけがをしました。
落下したのは直径10センチほどの円盤状の金属製の部品で、重さおよそ600グラム、4本のボルトがついているということです。
車の屋根は長さ1メートル、幅30センチにわたってへこみ、15センチほどの亀裂が入ったということです。
現場付近の防犯カメラの映像には、部品が真上から垂直方向に落下し、車に当たる様子が写っていました。
現場は付近に工場や店舗などが建ち並ぶ国道の交差点で、警察は飛行機などから落下した部品の可能性もあるとみて詳しく調べています。
現場で部品が当たった車を見た女性は、「屋根が大きくへこんでいて、とてもびっくりしました。もし自分が乗っている車だったらと思うと怖いです。」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20231226/3000033446.html
(2024年6月20日 修正1 ;追記)
2024年6月18日17時1分にTBS NEWS(CBCテレビ)からは、近くの工場で重機を使った金属スクラップの仕分け作業中に部品が敷地外に飛び出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
去年12月25日、安城市東栄町の道路に空からモノが降ってきました。
落ちてきたのは重さ600グラムほどの金属部品で、信号待ちをしていた軽乗用車の天井部分を直撃しました。
(近くにいた人):
「助手席の上の部分が、人が落ちてきたのではないかというぐらい、へこんでいた」
車の天井は長さ1メートル、幅30センチほどにわたってへこみ、15センチほどの亀裂も入りました。
この衝撃で車のルームミラーが外れ、運転していた40代の女性に当たって腕を打撲する軽いけがをしました。
落ちてきた部品にはボルトが付いていましたが、何の部品かわからないままになっていました。
~「飛行機の部品では?」~
~「宇宙ゴミの可能性も?」~
~「トラックから外れた部品が跳ね飛ばされたのでは?」~
当時、ニュースを見た人たちからは様々な憶測が飛び交っていましたが…
しかし、現場の上空に飛行機やヘリコプターなどは飛行しておらず、警察が「落とし主」を調べていました。
捜査関係者によりますと、その後の捜査で、上空から落ちてきた部品は、現場近くの工場で重機を使った金属スクラップの仕分け作業中に誤って敷地の外へ飛んだものだとわかりました。
警察はことし5月、仕分けをしていた作業員を業務上過失傷害の疑いで書類送検したということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1238024?display=1
2023年12月24日7時12分にYAHOOニュース(乗りものニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北道の首都圏区間にあたる岩槻IC~佐野藤岡IC間(約41km)で、2022年10月12日に最高速度が100km/hから120km/hに引き上げられ、1年以上が経過しました。
これによりどのような変化があったのか、埼玉県警への独自取材で判明しました。
【地図】高速道「最高速度110km/h以上で走れる区間」(画像で見る)
高速道路における最高速度の見直しは、新東名の静岡県内と東北道の岩手県内の区間で2017年から試行され、110km/h、120km/hと段階的に引き上げられた結果、警察庁が2020年に正式運用を決定。
その後、首都圏の区間でも引き上げが実施されています。
東北道の首都圏では前出の通り、埼玉・群馬・栃木3県にまたがる岩槻IC~佐野藤岡IC間(約41km)で引き上げが実施されましたが、なかでも対象範囲が長く交通量も多いのが埼玉県内です。
埼玉県警の協力により、県内区間における引き上げ前後の変化がわかりました。
■実勢速度の変化
・引き上げ前:上り115km/h、下り115km/h
・引き上げ後:上り117km/h、下り115km/h
※引き上げ前=2022年8月12日~10月11日
引き上げ後:2022年10月13日~12月11日
追越車線の計測。
■事故件数の変化(カッコ内はうち重傷・死亡事故件数)
・引き上げ前の人身事故件数:上り24(3)件、下り26(3)件
・引き上げ後の人身事故件数:上り17(1)件、下り22(3)件(うち死亡事故1件)
※引き上げ前=2021年10月12日~2022年10月11日
引き上げ後=2022年10月13日~2023年10月12日
引き上げ後1年は、引き上げ前の1年よりも事故件数が減少しています。
なお埼玉県警によると、いずれの期間でも「速度に起因する事故はゼロ」とのことです。
上記の結果から、県警は「引き上げ前後で大きな変化はない」、したがって現時点で追加の安全対策なども必要ないとしています。
【東北道はなぜ「いきなり120キロ化」されたのか】
2023年12月現在で最高速度が引き上げられたのは、実証実験から続く新東名(静岡)、東北道(岩手)のほか、新たに対象となった東北道(首都圏)、常磐道(茨城)、東関東道(千葉)の5区間があります。
新東名の静岡県内は実証実験を経て、6車線化の完成とともに120km/h規制の対象範囲を拡大。
東関東道の千葉県内区間は110km/h化から半年後に120km/hとなりました。
常磐道の茨城県内区間は現段階で110km/hです。
この5つのなかで、既存の構造のまま「いきなり120km/h化」された唯一の例が、東北道の首都圏区間でした。
理由について埼玉県警は次のように話します。
「新東名と東北道(岩手)で110km/hから120km/hに引き上げ、問題はないと判断され、同じような環境で引き上げを実施することになった経緯があります。
安全であることが示されているからには、110km/hから始めることの説明がつかないという意見があり、3県警で協議のうえ、120km/hでスタートしました」
新東名は、実証実験以前から実勢速度で120km/hを超えていたというデータがあります。
道路としての設計速度は140km/hを担保した余裕のある構造の新東名は、いま実際に走ってみても、ACC(オート・クルーズ・コントロール)を120km/hに設定して走っているクルマが多いと感じるほどです。
対して東北道、特に埼玉県内の区間は、6車線とはいえ交通量も多く、しばしば渋滞もするため、実際に120km/hを出しているクルマは多くないということが見えてきます。
これは4車線区間である東北道の岩手県内でも同様で、岩手県警は以前の取材時、「最高速度が120km/hだからといって、120km/hで走ろうと速度を上げるような動きは見られない」と話していました。
120km/hで走れるとなれば、所要時間をそのスピードで計算できるのですから、数値上の速達化の影響は小さくないかもしれません。
しかし、実際に速達化するかどうかは、道路構造や交通状況によりけりであって、最高速度の引き上げはそれほど関係ないともいえそうです。
一方で現在、物流を効率化する観点から、80km/hのまま据え置きになっている大型車の最高速度を引き上げる方針を警察庁が固めています。
これには、普通車などよりも、スピードに起因する重大事故が増えるのではないかといった声もありますが、引き上げが実施された場合にどのような結果を生むのか注目されます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ed959349225c87c0b10d25185f36d89d770af6f
2023年12月23日7時0分にYAHOOニュース(まいどなニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
郵便物が盗難に遭いかねない郵便ポストの脆弱性がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのは漫画家のるかぽんさん(@rukapon)が投稿した漫画「町中のポストを使う時、これを知ってないと手紙が盗まれる可能性がある話」。
るかぽんさんは以前、郵便ポストに投函した手紙が相手に届かず、追跡情報を確認しても集荷すらされていなかったという。
調べると、郵便ポスト内には仕切りが無く、フレームにかけられた袋が二つ入っているのみ。
つまり、レターパックなど大きな封書が一度フレームに引っ掛かってしまうと、その後の投函物は投函口に手をつっこめば難なく取れてしまうというわけだ。
郵便ポストがはらむこの意外な脆弱性…
SNSユーザー達からは、
「オシャレポストにばかり金かけるより、安全な頑丈な丈夫な大きなポストを増やしてほしいものだ。年寄りが投函したつもりで外に出てしまうケースもあるらしいしな。」
「ポストを設置している店舗に勤務していますが、その袋にうまく入っていなかったのか、郵便局員さんが回収時に何通か郵便物を落としていってしまったことがあります。差出人側の落ち度ではありませんが、きちんと押し込んだ方が良いと思います」
「驚きました、そういう事があるんですね。 これからポストにはレバー式で落とした後は鉄板で封をして、入れ口から取り出せないようにして欲しい。」
など、数々の驚きの声が寄せられている。
【投稿した漫画家さんに聞いた】
るかぽんさんに話を聞いた。
Q.今作を描いた経緯、思いを。
るかぽん:
「オタクなのでグッズ交換やメルカリ等で郵便物を出す機会が多いのですが、近所のポストで漫画に書いたきっかけの発送品未着事故が起こり、対策として調べたことを漫画で広めたいと思いました。
回り回って郵便事故が減ればいいなと思います。
Q.投稿が反響を呼びました。
るかぽん:
「引用などで、いろんな方から共感や勉強になったというお声をいただき、書いてよかったなと思っております。
多い声が「こういうことを防ぐために郵便局窓口から出している」というもので、確かにそれが一番安全だと思ってます。
しかし、ポストを使わざるを得ない時があります。
そんな時に、最後の必殺テクニック「手を中に入れてパタパタ」をご活用いただけたら幸いです。
◇ ◇
読者のみなさんが郵便ポストに投函する際は、必ず郵便物を下まで落とすよう心掛けていただきたい。
なお、今回の話題を提供してくれたるかぽんさんはSNSを中心に、体験談やトラブル談を題材にしたエッセイ漫画を多数発表している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/909510118abbfe4a11172260ff8fef27ad69c5c7
(ブログ者コメント)
ブログ者も何回か、投函物がポストの中にうまく入っていかない経験をした記憶がある。
その時は、こんなものか・・・と気にも留めなかったが・・・。
2023年12月22日18時29分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし10月6日の夜、大阪・西成区の路上で62歳の男性が酒に酔って寝ているのが見つかり、西成警察署に保護されました。
翌朝になっても自力で歩けない状態だったため、署員5人が男性を車いすに乗せて自宅まで送ることになりましたが、途中にあった20センチほどの段差で男性は車いすから落ちて頭を打ち、およそ1か月後に搬送先の病院で死亡しました。
車いすを押していた27歳の男性巡査長が段差を見落としていたということです。
一方、警察によりますと、防犯カメラの映像などから、男性は保護される前にも路上で9回転倒し、頭の骨が折れていたことが分かったということです。
捜査の結果、警察は致命傷は特定できなかったとしたうえで、巡査長と責任者の49歳の男性警部補が注意を怠った結果、男性が死亡した疑いがあるとして、2人を22日、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
任意の事情聴取に対し、いずれも容疑を認めているということです。
大阪府警察本部生活安全総務課の石川課長は「搬送時に転倒させたことは警察官の注意が足りなかったと考えています。今後、指導教養を徹底したい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20231222/2000080700.html
12月22日20時15分に朝日新聞からは、男性は泥酔状態だった、集合住宅1階エントランスの段差を見落としていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警は22日、いずれも西成署生活安全課の男性巡査長(27)と男性警部補(49)を業務上過失致死の疑いで書類送検し、発表した。
検察に起訴の判断を委ねる「相当処分」の意見を付けた。
捜査1課によると、2人は10月7日、男性(62)を車椅子に乗せて移動中、7階建て集合住宅の1階エントランスで、計20・5センチの段差を見落とし、男性を前方に転倒させ、11月24日に脳挫傷による誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡させた疑いがある。
男性は10月6日に泥酔した状態で署に保護された。
転倒は、翌7日に署員5人で自宅に送り届けようとしていたところだった。
周辺の防犯カメラには、男性が直前の5~6日、路上などで約10回転倒し、頭を打つ様子などが映っていたという。
https://www.asahi.com/articles/ASRDQ6677RDQPTIL00P.html
(ブログ者コメント)
車椅子に乗せた泥酔者を署員5人で送っていた際の事故。
なぜ5人もの大人数で?
段差は視認しにくい構造or色調だった?
そういった情報がないか調べてみたが、見つからなかった。
2023年12月21日10時6分にYAHOOニュース(朝日新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県は20日、県立尼崎総合医療センター(尼崎市)で副鼻腔(ふくびくう)炎の手術中に薬剤を誤って高濃度で投与し、20代の男性患者が心筋症を発症する医療事故があったと発表した。
男性は既に退院しているという。
県によると9月、耳鼻咽喉(いんこう)科の医師が、本来は希釈すべき止血薬剤を高濃度のまま注射した。
その影響で男性は心臓の収縮が悪くなる「たこつぼ型心筋症」を発症。
退院が本来より2週間延びた。
薬剤の準備を指示された看護師は、通常は高濃度のまま塗布などで使うことから、医師に「いつものしかないですけど、いいですか」と尋ねた。
一方、医師は、注射の時は一般的に希釈して使うことから、「いつものでいい」と答えたという。
県は事故を受けて、医師と看護師との間で使用目的や濃度を確認しあうことなどを病院全体に注意喚起した。
県の担当者は、「より一層、医療安全対策の取り組みを進め、再発防止に努めてまいります」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a84165101b0bd2551f3b77c5b07999d3950b6321
12月20日17時23分にサンテレビからは、看護師はいつものでよいと言われたので薄めていない薬を用意したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県は、尼崎市内の県立病院で実施した20代の患者に対する蓄膿症の手術の際に、医師が誤まって薬剤を薄めずに投与したことで、心筋梗塞に似た症状を発症する医療事故が起きたと12月20日に発表しました。
県病院局によりますと、9月5日午後、尼崎総合医療センターで20代の男性患者に対する副鼻腔炎(蓄膿症)の手術の際に、耳鼻咽喉科の医師が止血のために薬剤を注射したところ、直後から男性に血圧の上昇や不整脈が出たということです。
医師が確認したところ、通常100倍に薄める薬剤をそのまま注射していたことが判明。
男性は、「たこつぼ型心筋症(心臓の動きが部分的に悪くなる心筋梗塞に似た症状)」と診断され、集中治療室で治療を受け、2週間ほど入院した後、退院しました。
男性に後遺症などはないということです。
医師と看護師の間では、今回の薬剤を注射する場合は100倍に薄めて使用することは認識していましたが、病院局の聞き取りに対し、医師は、「注射と言えば希釈されていると思った」と話し、看護師は、「いつものでよいと言われたので、薄めていない薬を用意した」と話しているということです。
今回の事故を受け尼崎総合医療センターでは、取り違えがないよう色付きの注射器を使用するなど、再発防止に取り組んでいます。
秋山県病院事業副管理者は、「県立病院として、安全な医療の提供に努める中で、このような事案が発生したことについて、大変申し訳なく思っております。安心できる県立病院の実現のため、今後より一層、医療安全対策の取組みを進め、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2023/12/20/74557/
12月20日17時15分に神戸新聞からは、高濃度使用時は色付き注射器を使うようにしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県は20日、県立尼崎総合医療センター(尼崎市)で、副鼻腔炎の手術を受けていた20代男性患者に誤って高濃度の薬剤を注射する医療事故があったと発表した。
男性は心筋症を発症して集中治療室で処置を受けたが、現在は退院して後遺症はないという。
県病院局によると、手術は9月5日に実施。
注射する際は薄めなければならない止血剤「ボスミン」を医師が高濃度のまま注射したところ、血圧上昇や不整脈の症状が出た。
ボスミンは塗布や散布する場合は高濃度で使う。
医師が看護師に準備を指示する際に「いつも使用しているものでよい」と話したため、看護師は薬剤を薄めずに注射器に入れて渡したという。
同センターは再発防止のため、
▽薬剤の名前や目的、濃度など指示内容を具体的に確認する
▽塗布や散布に使う場合は色付きの注射器を使う
などの対策を取っている。
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202312/0017150007.shtml
2023年12月22日5時0分にYAHOOニュース(北海移動文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米の卸会社の倉庫で63歳の男性が米袋の下敷きとなり死亡しました。
警察は作業中の事故とみて調べています。
事故があったのは、北海道江別市工栄町の米の卸会社の倉庫です。
21日午後9時ごろ、会社関係者から「男性が米袋の下敷きになった」などと消防に通報がありました。
下敷きになったのは岩見沢市の63歳の男性で、救急車で病院に搬送されましたが死亡しました。
倉庫には米の袋が高く積み重なっていて、男性は床に倒れ、上には重さ30キロの紙の米袋が20個ほど乗っていたということです。
当時、男性は他の作業員と2人でフォークリフトを使った作業をしていて、運転していた作業員がその場を離れ、戻ったところ男性が下敷きになっていました。
警察は積み重なっていた米袋が崩れ、男性が下敷きになったとみて調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cde048978f6fc4d83d58353bab03fb6dc778e3d
12月22日8時30分にNHK北海道からは、コメ袋を移動する作業中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後9時過ぎ、江別市工栄町にある米などを扱う卸売業者の倉庫で、男性従業員が積んであった米袋の下敷きになり、意識がないと消防に通報がありました。
警察によりますと、意識を失っていたのは岩見沢市8条西20丁目のパート従業員、福平さん(63)で、病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
当時、倉庫では、1つおよそ30キロある米袋を移動する作業が行われていて、別の従業員が一時、倉庫を離れて戻ってきたところ、福平さんが20袋ほどの米袋の下敷きになっていたということです。
警察は、何らかの原因で積んであった米袋が崩れたとみて、当時の状況を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20231222/7000063487.html
2023年12月21日18時35分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後5時10分ごろ、堺市堺区香ケ丘町1丁の3階建て住宅の解体現場で「複数人が倒れている」と工事関係者から119番があった。
堺市消防局によると、現場にいた20~50代の男性作業員6人全員が病院に搬送された。
うち1人は重症だが、いずれも意識はある。
部屋を閉め切った状態で発電機を使用しており、一酸化炭素(CO)中毒とみられる。
大阪府警によると、作業員らは同日朝から1階でアスベストの除去作業をしていたと説明。
暗くなったため、屋外にあった発電機を屋内に移動させ使用したという。
現場は南海電鉄高野線浅香山駅近くの住宅街。
周囲には規制線が張られ、府警の捜査員や消防隊員が解体現場を出入りしていた。
周辺の集合住宅では不安そうに眺める住民もいた。
https://www.sankei.com/article/20231221-WQ27CF5DDNIK5CKH4JWXTHPM2U/
12月21日20時7分に毎日新聞からは、飛散防止のためビニールシートで住宅を囲って工事していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後5時10分ごろ、堺市堺区香ケ丘町1丁の3階建て住宅の解体現場で、工事関係者から「複数人が体調不良を訴えて、部屋で倒れている」と119番があった。
堺市消防局や大阪府警堺署によると、作業員6人が救急搬送され、いずれも意識はあるという。
解体工事をしていた住宅の部屋を閉め切って、発電機を使用しながら作業をしていたといい、一酸化炭素中毒の可能性があるとしている。
堺署によると、アスベストの除去作業のために飛散防止用のビニールシートで住宅を囲って工事をしていた。
周囲が暗くなってきたので、屋内で発電機を作動させ、電気をつけて作業に当たっていたという。
現場は南海高野線浅香山駅から南東に約130メートルの住宅街。
https://mainichi.jp/articles/20231221/k00/00m/040/235000c
2023年12月21日21時30分にYAHOOニュース(山陰中央新報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時半ごろ、中国電力島根原発2号機(松江市鹿島町片句)の廃棄物処理施設で、基礎を強化する工事をしていた松江市春日町、協力会社社員の男性が落下したコンクリート塊の下敷きとなり、搬送先の病院で死亡が確認された。
事故を受け、中電は原発内の工事を全て停止。
各現場で安全を確認できた工事から再開するが、原因究明に時間がかかれば、来年8月を目指す2号機の再稼働時期に影響を及ぼす可能性がある。
中電島根原子力本部によると、工事は廃棄物処理建物の液状化を防ぐ安全対策工事の一環で、再稼働のために必要という。
松江署によると、作業員9人が建物下部の土砂をかき出してコンクリートを投入し、掘削した地中にある基礎の鉄柱を切断する作業を行っていた。
施設下の地中で男性が作業していたところ、建物の基礎構造に付着していたコンクリートの塊が2メートル上から落下したという。
大きさは縦5・2メートル、横1・4メートル、厚さ0・15メートル。
コンクリートは掘削に伴い、むき出しになっていた。
島根原子力本部の吉川広報部長は、「ご冥福を心よりお祈りし、ご遺族の皆さまに心からお悔やみ申し上げる。今後、事故原因の早期究明に努め、再発防止を図る」とコメントした。
現場は原子炉建物に隣接しているが、管理区域外だった。
島根原発内での死亡事故は2010年4月、協力会社の男性が建設中の3号機建屋の原子炉圧力容器内で転落死して以来となる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1bafe717cecc6b03bb532aaf9c0661dc32d5f2f
12月21日20時8分にYAHOOニュース(中国新聞)からは、コンクリート塊は剥がれ落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時半ごろ、松江市鹿島町の中国電力島根原発2号機の工事現場で、作業中だった同市の協力会社社員男性(63)が、落下したコンクリートの塊の下敷きになった。
男性は市内の病院に救急搬送されたが、死亡が確認された。
中電は原発内の工事を全て止め、安全を確認している。
中電島根原子力本部と松江署によると、男性は2号機から出る廃棄物を保管、処理する建物の基礎を強化するため、複数人で地下部分の地盤を掘り進める工事をしていた。
コンクリートの塊は基礎の下地で縦3・1メートル、横1・4メートル、厚さ15センチ。
作業中に高さ2メートルの位置から剝がれ落ちたという。
同原発での死亡事故は、2010年4月に作業員が建設中の3号機の圧力容器内で転落して以来。
https://news.yahoo.co.jp/articles/59d8c4679973638568411cf40754e7622929a0e2
12月21日15時21分にYAHOOニュース(山陰放送)からは、バックホーで作業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時40分頃、松江市にある島根原子力発電所2号機原子炉建物周辺で人身災害があり、63歳の協力会社男性社員の意識がない状態だということです。
放射能汚染などはないとしていて、松江市内の病院へ救急搬送する予定です。
当時は建物下部の基礎強化のための地盤掘削作業中で、建物下部にいた作業員に、コンクリート塊が落下したということです。
消防によりますと、バックホーという重機での作業中の事故だったとみられるということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b01328819569e5b46f52e9469ab9310c03574c0f
2024年1月30日18時58分にYAHOOニュース(山陰中央テレビ)からは、落下したコンクリートは重機でも取り除けなかったため安全だと判断したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中国電力は1月30日、事故の原因について公表し、落下したコンクリートは重機で取り除けなかったことから落下のおそれはないと判断し、そのまま作業を進めるなど、危険性に対する認識の低さが問題だったとしました。
中電は落下の可能性がある危険物を確認した場合はその対策を講じたうえで作業を進めるなどの再発防止策をまとめ、中断していたこの現場での作業を2月1日から再開するとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/208bc97d2890782d12369854d56361693cf1f360
以下は中国電力からのプレスリリース抜粋。
別紙
<災害発生時の状況>
・被災者(別の作業員が切断した埋設物を重機で引き出す作業に従事)は、張出し部の下部で埋設物を切断する作業員との打合せを行った後、埋設物を撤去する重機へ移動していた際に、落下してきた均しコンクリート※2の下敷きとなり被災した。
・当該均しコンクリートは、埋設物撤去作業に先立ち除去する予定としていたが、上部の建物張出し部の基礎に密着しており、重機を使用しても除去できなかったため、当該均しコンクリートが落下する恐れはないと判断したことから、残置した状態で、落下防止措置を実施する等の作業手順の変更を実施しないまま、作業を実施していた。
https://www.energia.co.jp/atom_info/assets/press/2024/p20240130-1a.pdf
(2024年4月26日 修正2 ;追記)
2024年4月25日19時16分にYAHOOニュース(山陰放送)からは、落下したコンクリートは構造上、梁に固定されていなかったのに危険防止措置を講じなかったとして現場責任者らが書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
松江警察署は、現場責任者の松江市の会社員の男(36)を、業務上過失致死の疑いで松江地方検察庁に書類送検しました。
また、松江労働基準監督署も、この現場責任者の男と、その男が勤める福岡県春日市の土木工事業者を、物体の落下による危険防止措置を講じなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
この事故は、去年12月21日午後2時30分ごろ、島根原発2号機の建屋南側の地下で土砂を掘削する作業中、落下した、奥行約3.1メートル、幅約1.4メートル、厚さ約15センチのコンクリートの塊の下敷きになり、松江市の60代の男性が、両側外傷性血気胸で亡くなっています。
松江労働基準監督署は、亡くなった男性の頭上には、建物の基礎工事をする前に打設されたコンクリートがあったが、構造上、建物の梁にボルト等で固定されてなく、コンクリートが落下するおそれがあったにもかかわらず、坊網を設け、立入区域を設定する等の危険防止措置が講じなかった疑いがあるとしています。
現場責任者の男は、容疑を認めているということです。
これを受け、中国電力は、「改めて、お亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、地域の皆様をはじめ、多くの皆様にご心配をお掛けしたことをお詫び申しあげる。当社としては、再発防止策の実施状況を継続的に確認するとともに、他の協力会社へも水平展開を行うことで、類似災害の未然防止に努めていく」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc126e8a07879760917c6e1c78f804322472dac5
2023年12月20日23時30分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
認証試験における不正について、自動車メーカーの『ダイハツ工業』が20日に緊急会見を開きました。
・・・
事の発端は今年4月、衝突試験で用いたドアに、本来の仕様とは異なる加工を施していたことが、内部告発で発覚したことでした。
これを機に作られたのが、外部の専門家による第三者委員会。
調査を始めると、すぐに別の不正が見つかり、委員会は調査範囲を拡大。
その結果、ダイハツが数々の不正を繰り返し行ってきた実態が判明しました。
第三者委員会:
「認定した不正行為は合計174個。そのうち、虚偽記載類型が143個」
それらは、開発段階で行われる認証試験の場で起きました。
一部の例をみていきます。
国交省の依頼を受けた企業が“生産された車”の衝突時の安全性テスト。
ダイハツが行った時、こんな不正があったと指摘されています。
調査報告書:
「試験の時点で、自力着火式のエアバッグが開発されていない段階だったため、タイマー着火式のものを用いた」
つまり、本来は衝撃を感知して作動するエアバッグなのに、タイマーで開くようにしていました。
他にも、運転席側の衝撃試験をせずに、助手席側の試験データを流用。
試験時の速度を偽って報告。リハーサル時のデータを試験本番のデータに差し替えるなど。
どれも、搭乗者の安全に関わる重要な試験です。
なぜ、このような不正が横行したのか。
調査委員会が指摘したのは“異常な”開発スケジュールです。
第三者委員会:
「余裕がない日程で開発スケジュールが組まれ、仮に問題が生じた場合でも、販売日程にまで影響及ぼすことから、当初の開発スケジュールを柔軟に先送りすることは、到底困難というのが実情だった。
(試験は)不合格は許されない一発勝負の強烈なプレッシャーにさらされながら業務を行っていた。
短期開発の強烈なプレッシャーの中で追い込まれた従業員が不正行為に及んだもの。
経営の犠牲になったともいえ、強く非難できない。
したがって、本件問題でまずもって責められるべきは、不正行為を行った現場の従業員ではなく、ダイハツの経営幹部であると考えている」
なぜ、こうしたスケジュールが当たりまえになっていったのか。
ひも解くヒントは、不正が増えだしたタイミングかもしれません。
第三者委員会:
「一番古いものは1989年ですが、2014年以降に件数が増加している」
2014年。
7年連続で軽自動車販売数トップだったダイハツが、2位のスズキに追い抜かれた年です。
軽自動車業界の激しいトップ争いが、過密な開発スケジュールに結び付いたのでしょうか。
さらに…。
トヨタ自動車 中嶋副社長:
「2014年以降、小型車を中心に、海外展開車種を含むOEM供給車が増えたことが、開発・認証現場の負担を大きくした可能性があること、認識できておりませんでした」
奥平社長:
「不正の背景には、増加する開発プロジェクトを短期日程で進める中で、経営陣・管理職が現場の負担や、つらさを十分に把握せず、困った時に声を上げられない職場環境・風土を放置してきたことにある。その全ての責任は経営陣にあります」
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7745f36adfc3fc13d41fd10bc6304ef75ab7e89
12月20日20時7分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、内部調査では不正が社風と考えている社員が半分ぐらいいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
具体的には、どのような不正があったのか。
公表された報告書にあった不正の1つは、ヘッドレストの衝撃試験で、助手席の試験結果を試験成績書に運転席の結果として虚擬記載したというもの。
第三者委員会は、報告書の中で不正行為が発生した原因について、「担当者はやむにやまれぬ状況に追い込まれて不正行為に及んだ、ごく普通の従業員である」とした上で、「コスト削減の観点から利用できる試験車両の数に制限のある状況にあり、絶対に合格しなければならない、不合格は許されないという、まさに一発勝負の強烈なプレッシャーに晒されながら業務を行っていた」と結論づけた。
専門家は、不正が横行していたダイハツの企業風土についてこう指摘する。
自動車評論家・国沢光宏氏:
「内容も悪質だし、命を預けるものなので、ありえないですね。
ダイハツの内部調査の中にも出てきますけど、(不正が)社風って考えている人が半分くらいいるんですね。」
(「イット!」12月20日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/176d694c3f194672d697a9453fb74d4e003cbb08
12月23日8時15分にYAHOOニュース(Merkmal)からは、調査報告の概要など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
【第三者委員会の調査報告概要】
報告書では、実務を担当する係長級までの関与はあったものの、部室長級(管理職)からの指示や黙認といった「組織的な不正」は認められず、「やむにやまれぬ状況に追い込まれたごく普通の従業員」が不正を行ったとし、直接的な原因として
●短期開発スケジュール(2011年のミラ・イースの成功体験が常態化)が生む極度のプレッシャー
・認証試験は合格して当たり前、不合格で販売計画を変更することはあり得ない
・不具合があっても、トップの決断がなければ、役員でさえ変えられない販売計画
●現場任せで管理職が関与しない態勢
・管理職が(管理スパンが広すぎて)多忙で、認証に関する問題解決能力もなく、相談しても「で、どうするの?」と問い返されて、結局担当者が抱え込む
●チェック体制の不備
・認証業務はブラックボックス化し、不正やごまかしが見つからない。担当者頼み
●法規の理解が不十分
・過去のグレーな方法の踏襲と、勝手な判断のまん延
●現場担当者の法令順守意識が希薄
・認証関連の研修はあったが、法規認証室の人員削減で、不十分だった
の五つを挙げている。
【厳しい指摘と問題の根源】
さらに、これらの原因を生み出した「真因」として、次の二つが挙げた。
●不正対応の措置を講じることなく「短期開発」を推進した経営の問題
・不正行為に関与した従業員は経営の犠牲になったといえ、強く非難することはできない
・ダイハツの経営幹部のリスク感度は鈍かったといわざるを得ない
・経営幹部は認証業務の経験がなく、認証プロセスに対する関心も薄い
と厳しく糾弾し、
●ダイハツ開発部門の組織風土の問題
・実務者と管理者との乖離(かいり)、部署間の連係不足、失敗すると個人を責める、開発人員不足等の課題を産む背景には「自分や自部署(自工程)がよければ、他人がどうであっても構わない」という風土がある。
と指摘する。
これは、前工程と後工程にも気を配る、「品質は工程でつくり込む」という原則に基づくトヨタの「自工程完結」とは正反対だ。
以下は、第三者委員会が不正のあった部署の役職者を対象に実施したアンケートの自由意見の一例である。
「子会社化により新興国向け車両を任され(トヨタの遠心力と呼ばれる)(中略)失敗の挽回策と余裕のない日程が(中略)担当者や役職者に相当なプレッシャーをかけ(中略)身の丈に合わない開発を、リスクを考えずに進めたことが大きな要因だと思う」
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/159576d015edc2e878b759b265d13c8cd5fed468
(ブログ者コメント)
一昔前、企業の環境データ捏造問題が大々的に報じられたことがあったが、あの時も、実務者の業務量が多くなり過ぎて・・・という状況だった。
新しい業務に取り組むのは企業として必然。
それを従来と同じ人数で、従来の業務を整理することなく対応しようとすれば、また同じような不祥事が再発するだろう。
2023年12月20日13時31分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
海洋プラスチックごみ問題の一因とされる漁業由来のごみ「ゴーストギア」の実態調査が、9月から静岡県西伊豆町で行われている。
海を漂う漁網やブイなどの漁具は、船舶のスクリューや生物に絡むこともあり、漂着する海洋プラスチックごみの重量の4割を占めると言われる。
世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)が国内の現状を調べようと実施しているもので、市民ダイバーの協力を得て、7月に「ゴーストギア調査隊」を発足。現在、2回目の調査をしている。
西風が吹くと波が寄せ、ごみが集まると言われる同町の女郎島沖で実施された調査では、地元ダイバー2人がカメラやGPS(全地球測位システム)などを使い、水深10メートルほどの海底を40分ほど捜索。
岩礁に絡まったロープなど人工物6点を確認した。
今後、調査場所を増やしていくという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231220-OYT1T50097/
※2ケ月ほど前、2023年10月10日20時12分に毎日新聞からは、9月に行われた1回目の調査結果や西伊豆町では計4回調査予定など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、9月に静岡県西伊豆町の沿岸で実施した、海に流出してごみになった漁具「ゴーストギア」の1回目の潜水調査結果を発表した。
ロープ13点と網の一部とみられる3点の計16点の海底ごみが見つかった。
調査は、海洋プラスチックごみ問題の一因とされるゴーストギアの実態を把握するのが狙いだ。
西伊豆町では計4回実施する予定。
1回目となった9月29日には西伊豆町安良里の岩場で、長さ約160メートルの区間の海中にダイバー2人が約40分間潜って調査した。
見つかった16点の素材は不明で、漁業に使われたものかどうかは分からないという。
発見場所は記録しており、専門家の意見を踏まえ、必要に応じて回収、処分する。
潜水調査を担当した黄金崎ダイブセンターの高木社長は、「別の場所で行った試験的な調査と比べると、ごみが多かったという印象がある。たまりやすい場所が点在しているのかもしれない」と話した
https://mainichi.jp/articles/20231010/k00/00m/040/248000c
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プロフィール Profile
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

