2022年8月29日6時43分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後9時頃、茨城県神栖市東和田のガラス大手「AGC」鹿島工場で、「塩酸を貯蔵するタンクからガスが漏れた」と119番があった。
その後、塩酸を別のタンクに移していた27日午前6時56分頃に液体が漏れ始め、同社によると、最大1200トンに上った。
同社や鹿島地方事務組合消防本部によると、工場内で作業中だった40歳代男女3人が喉の痛みなどを訴えて病院に搬送されたが、いずれも軽症。
工場敷地外での被害は確認されていないという。
同社によると、漏出したのは、円柱形の鉄製タンク(直径約17.4メートル、高さ約10.6メートル)。
タンク内の塩酸は液状で密閉貯蔵され、化学品の原料として使用されている。
タンクの底には穴が開いていたといい、今後、詳しい原因を調査するとしている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220828-OYT1T50183/
8月28日15時8分にTBS NEWSからは、タンクの底が腐食して穴が開いた、一部は海に流れた、従業員2人が病院に搬送されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう午前7時ごろ、ガラス会社大手、AGCの茨城県神栖市にある鹿島工場内で、塩酸およそ1200トンが貯蔵タンクから漏れ出しました。
AGCによりますと、貯蔵タンクは円柱形で、直径17.8メートル、高さ10.7メートルあり、タンクの底が腐食して穴があき、塩酸が漏れ出したということです。
漏れた塩酸の一部は、工場近くの海に流れたものもあったということで、事故を受け神栖市はきのう、一時、周辺の住民に外出などを控えるよう注意を呼びかけました。
消防などによりますと、工場で働いていた従業員2人がのどの痛みを訴えて病院に搬送されましたが、これまでに周辺住民に健康被害などは確認されていないということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae97cb9c9b72db1bb6eb786baa722266ea3f4c79
8月27日21時35分にYAHOOニュース(茨城新聞)からは、関連会社の従業員4人が病院に搬送されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前6時56分ごろ、茨城県神栖市東和田のガラス大手「AGC」の鹿島工場内で、塩酸が貯蔵タンクから漏れる事故があった。
同社によると、漏出量は最大1200トンという。
鹿島地方消防本部や同社によると、関連会社の従業員4人が喉の痛みを訴えて病院へ搬送された。
同社によると、漏出があったタンクには穴が開いていた。
同社は今後、原因を調査するとともに、他のタンクに不具合がないかを確認している。
事故を受け、同市は同8時半、近隣住民に対し、建物の窓を閉め、できるだけ外出を控えるよう注意を呼びかけた。
同消防によると、同日夕までに住民の健康被害は確認されていない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3de8264cb9d5beb06e51252a574673ae046030c3
8月29日21時35分にYAHOOニュース(茨城新聞)からは、タンク全量1228トンが漏れた、作業員3人が搬送されたが軽症だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社は29日、タンクに貯蔵されていた全量約1228トンが漏れ出ていたと公表した。
一部は海に流れていた。
同社ホームページによると、漏出は26日午後9時前から始まり、翌27日午前7時ごろ、一部が工場敷地外にも漏れ始めた。
消防に通報し、流出防止や中和作業に当たり、海への流出分を薄めるため放水。
同日午後2時13分ごろ、濃度が基準値を下回った。
この事故で作業員3人がのどの痛みを訴えて搬送され、いずれも軽症だった。
住民から被害の連絡は受けていないという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d7589c94fc771ba2cc5b6b715e27de46e8406d7
2022年8月29日付でユーチューブ(日テレNEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岩手・西和賀町の農家の倉庫にクマが侵入し、米袋を持ち去りました。
被害にあった農家は約1年前にもクマに侵入されており、当時の防犯カメラには、勢いよくシャッターを開けたクマが映っていました。
岩手県西和賀町の農家の倉庫の中にあったのは、穴を開けられた米袋です。
被害にあった農家 :
「これって爪痕だと思います」
さらに――
被害にあった農家:
「クマだっていう根拠になった足跡」
記者:
「大きいですね」
26日、シャッターを閉めた倉庫から、クマがコメ袋を持ち去ったといいます。
実は、被害は今年だけではなく、約1年前にもクマが倉庫に侵入していました。
当時の映像に驚くべき“侵入の手口”が残されていました。
去年9月、防犯カメラが捉えていたのは、勢いよくシャッターを開けたクマです。
なんと、前足を器用に使い、シャッターを押し上げていたのです。
そして、物色するように倉庫内を見回していました。
去年は、8月初めごろから、クマが出没していたといいます。
今年は姿を見せず、安心していたといいます。
被害にあった農家 :
「いま来ないなら、(今年は)来ないなって思ってた矢先にこれだから」
けが人はいないということですが、警察は住民に注意を呼びかけています。
(2022年8月29日放送「news every. 」より)
https://www.youtube.com/watch?v=6Ym3-zr9_U0
(ブログ者コメント)
1週間ほど前、会津若松市でもクマが物置のシャッターを開けコメを食べたという情報を紹介したばかりだ。
報道されてこなかっただけで、こういう事例は結構あるのかもしれない。
2022年8月25日19時45分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
突然大きな音を立てて爆発!炎上!
さらに… 周りのものを吹き飛ばすほどの衝撃。
炎上したのは…充電式のLEDライト。
製品評価技術基盤機構 岡田さん:
「家1軒が全焼したケースもある」
災害に備えて用意していた懐中電灯が家を燃やす。
その理由は、間違った充電方法にありました。
災害に備えた様々な防災用品がある中、最も多くの人が備蓄していると答えているのが懐中電灯です。
最近は充電式のLEDライトを持っている人も多いのではないのでしょうか?
しかし、一歩使い方を間違えると…
突如LEDライトが燃え上がり、一気に回りを真っ赤に埋め尽くします。
その理由は…
製品評価技術基盤機構 岡田さん:
「過充電保護機能がなかった出力電圧の高い異なる製品の充電器を接続した」
発火の原因は、間違った充電器を使い、過充電になってしまったことです。
充電式LEDライトに使われている充電機のうち、多く見られるのが丸いプラグの形です。
岡田さん:
「よく似た形状になるが性能は異なるものがある。左の充電器は出力が8.4Vの充電器だが右の充電器は24Vの充電器になっている」
一般的には充電式LEDライトは8.4ボルトの充電器ですが、同じ形のプラグでもより電圧の高い24ボルトの充電器も販売されています。
間違った充電器で充電を行うことで必要以上に電気が流れ、発火の原因となってしまいます。
製品評価技術基盤機構によると、ここ5年間で充電式ライトの事故が50件起きていて、そのうち41件が充電中に起きていました。
岡田さん:
「充電器を異なるものを使っていた可能性が高い例で、家1軒が全焼してしまったケースもある」
事故を防ぐためには、充電器ごとにラベルで区別するなどして正しい充電器を使うことが重要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb68779214a7466acb0164da85782f825e351086
2022年8月25日11時0分にYAHOOニュース(南日本新聞)から下記趣旨の記事が、鹿児島市内にある勝手橋の写真付きでネット配信されていた。
鹿児島県が、県内で400カ所以上確認されている管理者不明の橋の対応に苦慮している。
中には「勝手橋」と呼ばれ、住民らが無許可で設置し利用してきた通路目的の橋もある。
老朽化により事故につながる懸念があるが、記録がないため管理者の特定が難航し、点検や補修は進んでいない。
専門家は「県は住民の安全を確保する責任を果たすべきだ」と指摘する。
鹿児島市下伊敷3丁目の住宅地を流れる甲突川支流の山崎川には、「勝手橋」が6カ所ある。
近くの米山さん(男性、77歳)によると、以前は敷地外に出る通路のない家が川沿いに並び、その住人らが橋を設置したとみられる。
「住んでいた人がいなくなって空き家や空き地となり、橋だけが放置されている」という。
うち1カ所を訪ねると、古びたコンクリート製の橋が架かっていた。
入り口は板などでふさがれていたが、小柄な人なら出入りできる隙間があった。
地元の50代女性は、「川沿いは通学路になっており、橋の付近で事故が起きないか心配」と語った。
共同通信のアンケートで、都道府県が所管する管理者不明の橋は、3月末現在、27府県の9723カ所に上った。
このうち、鹿児島は426カ所と回答したが、調査の進展に伴い増減する可能性があるという。
県河川課によると、河川管理者である国や自治体の許可なしに架けた橋は河川法上違法で、是正指導の対象。
だが、許可申請がなければ誰が設置したか分からない。
また、許可を受けていても、原則5年の期間内の更新手続きが守られず記録が残っていないケースもある。
管理者が分からなければ、崩落などの事故が発生した場合、責任の所在が曖昧になりかねない。
しかし、管理者を特定するには橋付近の住民に話を聞く必要があり、予算や担当職員が限られる中、調査は進んでいないのが実情だ。
瀬戸口課長は、「管理者が不明のままでは費用を請求できず、橋の撤去も難しい。今後もできる限り特定を進めていく」と語る。
県立短期大学の山本敬生准教授(53)=行政法=は、本来「勝手橋」ができないように必要な橋の整備を行うのが行政の責任と指摘する。
その上で、安全性に不安がある橋について「県が撤去して架け替え、住民に身近な市町村に管理を委ねるべきだ」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/031c5e08d94df2db0520509369a44ae4a32465f3
8月26日12時55分にYAHOOニュース(共同通信)からは、国交省調べでは管理者不明の橋は全国に9697カ所ある、国交省は自治体が撤去する際の費用支援を検討するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省は26日、住民らが河川に無許可で設置するなど、管理者が分からない橋が全国に9697カ所あったと明らかにした。
自治体の手続きミスで管理者不明になった橋も多く、老朽化に伴う陥没や崩落事故の懸念があることから、自治体が撤去する際の財政支援を検討している。
斉藤鉄夫国交相は同日の記者会見で、管理者不明の橋は安全対策上問題だとの認識を示し、「(自治体と)どう協力し合えるか、お金の話も含めて考えていきたい」と述べた。
各地の対応事例を今後調べ、自治体と共有する方針。
https://news.yahoo.co.jp/articles/14c7b1acf37212f452954043382808406666db90
(ブログ者コメント)
〇本ブログでは過去に2回、勝手橋についての情報を紹介している。
〇ブログ者の散歩コースの1つにも、気になる橋が複数ある。
ただ、ほとんどは、橋を渡っても特定の住宅に行けるだけで、他所には行けない橋。
そのような橋は管理者がはっきりしているし、住宅建設時にチェックが入っているはずなので問題はないと思われる。
ただ、中には土台が老朽化している橋もあった。
一方、この草むらの下にも橋があるのかもしれない。
錆びた手すりや、向こう側の道路まで草の上を踏み歩いたような跡もあるので・・・。
もし橋があるなら、かなり危険。
通る人は滅多にいないとは思うが・・・。
8月25日、2台の車が事故を起こした、その直後に、現場を通りかかった。
事故の詳細は不明だが、重大事故ではなく、軽い接触事故だった模様。
事故が起きたことは仕方ないが、事故直後の対応として、事故の当事者が
・発煙筒を焚いて事故が起きたことを後続車に知らせる。
・後続車が安全に事故現場を通過できるよう誘導者を配置する。
という2点を、若者ながら(若者だからこそ?)的確に行っていたことに感心したので、ここに紹介する。
***
それは8月25日の昼過ぎ、県道24号線を鴨川方面から北上していた時のことだ。
道の駅「ふれあいパーク・きみつ」を通り過ぎ、左カーブに入る手前の道路に発煙筒が焚かれていた。
事故かな?と思って減速し、時速20km程度でゆっくり進んでいると、道路右側に立っていた若い男性が「先に進んでください」とばかりに片手を振って合図した。
その先には赤い車が見える。
赤い車の先には黒っぽい車が見える。
そして黒っぽい車の手前でも若い男性が誘導していた。
通過後、5分ほどしてパトカーとすれ違う。
事故現場に向かっていたものと思われる。
ちなみに救急車とすれ違うことはなかった。
事故の状況としては両車、同じ方向を向いていた。
しかし、その距離は離れている。
そこから考えると、正面衝突でも追突でもない模様。
一方、チラ見ではあるが、ボディに擦り傷があったような気がしたので追い越し時の接触か?
詳細は不明だ。
2022年8月25日12時16分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
苫東厚真発電所で20代の男性作業員が石炭の灰の貯槽サイロに転落しました。
男性は意識不明の状態です。
事故があったのは、北海道・厚真町にある苫東厚真発電所の1号機です。
消防によりますと、午前9時50分すぎ、北電から「貯槽サイロに人が転落した」と通報がありました。
転落したのは20代の男性作業員一人で、午前10時半すぎに消防が発見しましたが、男性は心肺停止の状態です。
北電によりますと、男性は石炭の灰の貯槽サイロの清掃作業を行っていたところ、何らかの理由でおよそ8メートルの高さから落ちたとみられています。
現在、消防が救出作業を行っています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fb0d225d404dee8efa06b64aea61d9e176c181a
8月25日19時7分にNHK北海道からは、灰に埋もれて動けなくなった、3年に1度の灰抜取り作業を行っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前10時前、厚真町にある北海道電力の苫東厚真火力発電所で、石炭の灰を貯蔵するサイロの清掃をしていた男性作業員が、灰に埋もれて動けなくなりました。
警察によりますと、灰に埋もれたのは苫小牧市音羽町の万平さん(21)で、30分以上たったあとに消防によって救出されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
北海道電力によりますと、事故が起きたのは、発電所内の東側に位置する「石炭灰貯槽サイロ」と呼ばれる施設で、万平さんは、北海道電力から委託を受けた業者の社員で、事故当時、およそ3年に一度行われるサイロの中の灰を抜き取る作業にあたっていたということです。
警察は、ほかの作業員に当時の状況を聞くなどして、事故が起きたいきさつを詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220825/7000049996.html
2022年8月25日19時37分にYAHOOニュース(熊本県民テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
豪雨となった24日夜の熊本県内では、各地で雷も発生した。
そんな中、撮影された映像。
運転中に落雷に遭遇した車。
無事だったのか?
大気の状態が不安定となった24日夜の熊本県内。
熊本地方には一時、大雨・洪水警報が出され、熊本市内では稲光が続いた。
九州電力によると、24日夜から25日未明にかけて、雷雨の影響で県内約1400戸が一時停電した。
山鹿市鹿北で1時間に86.5mmと猛烈な雨を観測した午後10時ごろ。 1台の車が山鹿市の平山温泉方面に向かっていた。
助手席の男性が大雨の様子を撮影していた、次の瞬間…!突然、大きな音とともに目の前が真っ白に。
雷が直撃したのか?
撮影した男性(25) :
「ドーンって音にびっくりして車も揺れた。ナビの画面がチラチラして、初めて雷が怖いと思った」
車は慌ててその場から引き返したという。
あわや事故につながりかねない危険な落雷。
けが人はおらず、車に大きなキズなども見当たらなかったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/19e7522efdf5881ab445ca3f090a0900ee00fb17
(ブログ者コメント)
〇雷が車を直撃したかどうかは不明なようだが、雷鳴が轟いた場合の避難場所の一つとされる車の中は、実際に安全な場所だった・・・そんな事例として紹介する。
〇落雷時、車内では「ウワッ!ダメだ!」という声が上がり、撮影していたスマホ?は左方向に振れていた。
〇ユーチューブでは落雷時の様子が日テレから映像配信されている。
https://www.youtube.com/watch?v=O678sQH3WEk
2022年8月24日16時41分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前10時15分ごろ、山北町川西の新東名高速道路のトンネル工事の現場で崩落事故があり、男性作業員2人が土砂に巻き込まれました。
警察によりますと、周囲にいた同僚がまもなく2人を助け出しましたが、56歳の男性が両足の骨を折るなどの大けがで、63歳の男性は肩を打撲するなどの軽いけがをしたということです。
現場では、幅およそ10メートル、高さおよそ8メートルのトンネルを掘削中で、入り口から1.5キロほど中に入ったところで爆薬を設置する作業をしていたところ、壁面の土砂が突然、崩れたということです。
24日は午前7時から巻き込まれた2人を含む6人で掘削にあたっていたということで、警察に対して「いつもどおりに作業をしていたら突然崩れた」と説明しているということです。
警察が詳しいいきさつを調べています。
【事故が起きた現場の工事は】
中日本高速道路によりますと、事故が起きたのは「新東名高速道路」の未開通区間にある「湯触トンネル」の上り線です。
新東名高速道路は、神奈川県の新秦野インターチェンジと静岡県の新御殿場インターチェンジの25キロの区間で工事が行われています。
このうち神奈川県山北町の区間は山沿いで険しい地形が続き、複数の橋やトンネルの工事が計画されています。
湯触トンネルでは、山岳地帯の工事で広く使われている「ナトム工法」と呼ばれる掘削した岩盤にコンクリートを吹きつけてボルトで固定する工法で進められています。
岩盤にボルトを打ち込むため強度を確保しやすく、止水性にも優れていることから、今回の現場でも採用されたということです。
新東名高速道路をめぐっては、山北町と隣の松田町にまたがる別のトンネル掘削現場でぜい弱な地盤が見つかり、掘削中に大量の湧き水が発生するなど工事が難航しています。
このため中日本高速道路は計画を見直し、当初、目指していた23年度の全線開通は難しいとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220824/k10013785131000.html
2022年8月23日19時1分に読売新聞から下記趣旨の記事が、針金ハンガーで作られた巣などの写真付きでネット配信されていた。
電柱に作られたカラスの巣が原因で起きる停電が、群馬県内で増えている。
東京電力パワーグリッド群馬総支社によると、県内の停電件数は毎年度1桁で推移してきたが、今年度は7月末時点で13件発生し、停電した建物も5月末時点で8659軒と、昨年度の2倍超となった。
専門家は要因として、コロナ禍での外出自粛による家庭ゴミの増加で、カラスの数が増えた可能性を指摘する。
カラスは2~4月に巣を作り、ヒナが巣立ちする夏頃まで巣で活動する。
木や電柱の上に巣を作る習性があり、材料の金属製ハンガーなどが高圧の電線に接触すると、漏電や停電を引き起こす恐れがある。
木の枝で作られた巣でも、雨で水分が含まれると電気を通すため、同様の現象が起こりうる。
同総支社によると、今年4~5月は、カラスの巣が原因の停電が全体の停電件数の半数ほどを占めた。
5月22日にはみどり市で、巣のハンガー部分が高圧の電線に触れて漏電し、午後10時過ぎから約1時間半にわたり536軒が停電した。
日本獣医生命科学大の羽山伸一教授(61)は、停電が急増した要因として、「コロナ禍でテイクアウトなどが広がったことで家庭ゴミが増え、それを餌にする成鳥が増えた可能性がある」と指摘する。
同総支社は巣の撤去に追われており、今年度は5月末までに150件超を撤去した。
撤去作業には高所作業車を使う。
高さ10メートル付近の電柱に作られた巣に作業員が近づき、感電しないように棒状の器具で枝やハンガーを何度もつまんで巣を崩していく。
ただ、カラスは巣を撤去されても、同じ場所に再び作る傾向があるといい、同総支社の室橋グループマネジャー(51)は、「地道に撤去を続けるしかない」と言う。
再び巣を作ることを防ぐため、巣の撤去後、とげの付いた鳥よけなどを設置する場合もある。
カラスは民家のベランダからハンガーを運び出すことが多いといい、室橋さんは「ハンガーを置きっ放しにしないようにしてもらえるとありがたい。できれば金属製より、木製のものを使用してほしい」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220823-OYT1T50112/
2022年8月24日10時40分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日昼過ぎ、浜松市南区にある「スズキ」の本社の食堂で、ちゅう房にいた50人あまりの従業員のうち、20代から70代の男女14人が体調不良を訴えて市内の病院に搬送されました。
警察によりますと、14人はいずれも食器などを洗う洗浄室の近くにいて、このうち数人に一酸化炭素中毒の症状がみられましたが、命に別状はないということです。
消防の調査で、現場からは一酸化炭素が検知されていますが、警察などによりますと、当時、洗浄室ではお湯を沸かすためのボイラーが使われていたということです。
警察は、ボイラーの不具合が原因で一酸化炭素が発生した可能性があるとみて、24日午前中から消防と現場検証を行い、換気が適切に行われていたかなど、当時の状況を詳しく調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20220824/3030017050.html
8月23日18時6分にFNN PRIME(テレビ静岡)からは、14人が体調不良を訴えた時の状況など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浜松市消防局によると、午後0時52分、スズキ本社の女性従業員から「厨房で複数の人が倒れている」と、119番通報があった。
消防が駆けつけると、本社の建物1階で、14人が倒れたり体調不良を訴えていた。
関係者によると、その14人は食堂で働くスタッフ。
現場となったのは、食器などを洗う洗浄室で、頭が痛い、目が回るといった症状を訴えていたという。
中には一時、意識を失う人も。
本社からは、ぐったりした人がストレッチャーに乗せられ、次々と救急車で搬送されていった。
病院に搬送された40代の女性は、直ちに救命措置が必要な重症、4人が中等症、9人が軽症とみられ、優先度の高い人から搬送された。
スズキのウェブサイトに掲載されている食堂の写真。
現場は、この食堂で使われる食器を洗う洗浄室。
スズキの本社には、およそ1万人が働いていて、食堂では委託を受けた55人のスタッフが調理にあたっていた。
調理場で働く男性は、休憩から戻ったところ、何人も倒れていたのを目の当たりにしたという。
調理場で働く人:
「女性の洗浄スタッフが、6人倒れちゃったんですよ。男女交ぜて10人くらい。高齢者が多いです。無味無臭というか、においはなかったです。洗浄室と調理場は隔離されているからドア1枚で、そこ(洗浄室)は、お湯で食器を洗う部屋。何千人も社員が食べた食器が一気にベルトで流れてきますから、そういう(洗浄)作業をされている方たちが具合悪くなってしまった」
消防は、現場の状況から一酸化炭素中毒の可能性があるとみて、くわしく調べている。
https://www.fnn.jp/articles/-/406979
8月24日21時1分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、専門家は燃焼トラブルと換気の不具合が重なった可能性を指摘しているという、下記趣旨の記事が現場の見取り図付きでネット配信されていた。
・・・
考えられる事故原因について、化学に詳しい専門家に聞きました。
<静岡理工科大学 山崎誠志教授>
(Q.考えられる事故原因は?)
「(大型の食洗器が関係する)その場合は機械の燃焼系のところにトラブルがあってうまく燃えていない完全燃焼せず、不完全燃焼した形での器具の不具合ですね」
山崎教授は、これにもう一つの条件が重なったのではないかと指摘します。
<静岡理工科大学 山崎誠志教授>
「換気が影響しているのかなということは考えられます。例えば、換気扇ですね。換気ダクトに油が付着してて換気がうまくいっていなかったとかですね」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9545913cc7248d36ae9dfa4bbc08fa954467409c
8月25日21時10分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、厨房には警報機が設置されていたが一酸化炭素検知機能はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
スズキなどによると、厨房にはガス漏れを検知する警報機が設置されていたが、一酸化炭素を検知する機能はなかったため、警報が鳴らなかったという。
一酸化炭素を検知する警報機に関しては法的な設置義務はないが、スズキは今回の事故を受け、すでに一酸化炭素を検知する警報機を厨房に設置したと話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/09267dede733310069dfc16c6b4418fe3904d319
8月26日12時7分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、洗浄室の換気扇は動いていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によりますと、洗浄室の換気扇が事故当時、何らかの事情で動いていなかったことが新たにわかりました。
また、洗浄室内にある大型洗浄機など複数の機械に不具合は見つかっていないということです。
警察などは、換気扇が動いていなかった経緯を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f6bce2ec8599fb807d2fa1dfc4c6cd02286ae60
2022年8月23日18時13分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日未明、福島県会津若松市の郊外で、クマが農家の物置のシャッターを開けて中に保管されていたコメを食い荒らす被害がありました。
同じ会津若松市では、先月、集落近くにある竹やぶでクマに襲われたとみられる住民が死亡する事故も起きていて、県は会津若松市を対象に「ツキノワグマ出没警報」を出して注意を呼びかけています。
クマの被害があったのは、会津若松市の北東部の郊外、河東町の農家、小池さんの住宅です。
小池さんによりますと、23日午前3時ごろ、就寝していたところ物音で目が覚め、住宅の窓から外を確認すると体長1メートルほどのクマが敷地内を歩いているのが見えたということです。
そして、およそ2時間半後に外に出て敷地内に2つある物置きを確認したところ、いずれも閉めていたシャッターが開けられ、このうち一方の物置で保管されていた袋入りのコメが食い荒らされた跡が残っていたということです。
無くなっていたコメは2キロほどで、トマトやジャガイモなど、そばにあったほかの農作物に被害はありませんでした。
小池さんの住宅は林のそばにあり、物置のコメが荒らされたのは今月に入って3回目で、2回目以降は、敷地内でクマが目撃されています。
小池さんは、「前回の被害のあと、シャッターを閉めるようにしましたが、開けられていたため信じられません。これから稲刈りが本格化して保管するコメが増えるので、子どもやコメに被害が出ないか不安です」と話していました。
会津若松市では、先月、南部の門田町で集落近くにある竹やぶでクマに襲われたとみられる住民が死亡する事故も起きていて、県は会津若松市を対象に「ツキノワグマ出没警報」を出して注意を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20220823/6050019872.html
2022年8月22日18時33分にYAHOOニュース(北陸放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ヒューマンエラーが重なったことが要因としています。
おととし12月、石川県立中央病院で入院患者に誤った量の鎮痛剤を投与し、重度の意識障害が残る医療事故が起きていたことが明らかになりました。
病院側は家族に対し、賠償金3200万円を支払うことで合意しています。
岡田院長:
「誠に申し訳ございませんでした」
県立中央病院によりますと、おととし12月上旬、80代の入院患者が痛みを訴えたため、医師が鎮痛剤「リドカイン」の投与を決めました。
電子カルテシステムで薬剤を指示する際に入力を誤り、結果的に短時間で適切な量より多く、高い濃度で投与してしまったということです。
鎮痛剤を用意した薬剤師や投与した看護師も誤りに気付かず、患者は重度の意識障害となり、現在も意識のない状態が続いているということです。
病院では、カルテのシステム画面が間違えやすいものだったことに加え、医師、薬剤師、看護師それぞれが必要な指示や確認を怠ったことが原因としています。
岡田院長:
「複数のヒューマンエラーとそれらをチェックする機能が十分に機能せずに起こってしまったものと考えている。全職員が事故防止の徹底に努め、安全で良質な医療を提供することで信頼回復に努めていく」
病院側は患者の家族に賠償金3200万円を支払うことで合意していて、県は来月7日に開会する県議会9月定例会に賠償金を盛り込んだ議案を提出する方針です。
「複数のヒューマンエラーが重なって」起きた今回の事故。
病院では、電子カルテシステムを改良するとともに、薬剤を指示する際の確認の徹底や注意喚起、医療安全に関する研修回数を増やすなどして、再発防止に努めるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/81695554a33dcc9faa0dab6ff15d019b67dd1f66
8月22日20時16分に朝日新聞からは、医師は電子カルテの画面上で鎮痛剤を選び薬剤師に処方を依頼する際、同名だが20倍の成分量がある薬を選んでしまったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故があったのは2020年12月上旬。
同院に入院していた患者が首の痛みを訴えたため、医師が点滴による鎮痛剤の投与を決めた。
電子カルテの画面上で鎮痛剤の種類を選び、薬剤師に処方を依頼する際、同名だが濃度と成分量が異なる薬を選んでしまったという。
医師は誤りに気づかず、看護師に鎮痛剤の点滴を指示。
処方された薬は正しい薬の20倍の成分量があり、鎮痛剤の過剰投与となった。
投与後、病室を離れた看護師が、経過観察のため患者のもとを再び訪ねた際、患者は呼吸をしていない状態だったという。
・・・
https://www.asahi.com/articles/ASQ8Q5VMSQ8QPISC006.html
8月22日19時18分にYAHOOニュース(テレビ金沢)からは、電子カルテに点滴速度が明記されていなかった、処方した薬剤師はゆっくり点滴するなら問題ない量だと判断したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日に開かれた県立中央病院の会見によると、おととし12月、県内に住む80代の入院患者が痛みを訴えたため、医師が鎮痛剤の投与を決めた。
しかし、この医師は電子カルテシステムで薬剤を指示する際、誤った量や濃度を選択。
その後、薬剤師と看護師が誤りに気づかず投与した結果、患者に重度の意識障害が残り、現在も意識が無い状態が続いているという。
県立中央病院会見:
「間違いやすい画面で間違った薬剤を選択してしまった」
「薬剤師のところに注射の速度の指定がいかなかった」
「点滴速度が明記されていなかったために、薬剤師の方で、計算して、ゆっくりいくなら全く問題ない量だと判断して、払い出した」
「もちろん(点滴速度を全指示に記録する)先生もいるが、徹底されていたとは言い難かった」
病院では、薬剤の量や濃度を明確に表記するよう、システムを見直すなどの再発防止策をとるとしている。
病院は、患者の家族と賠償金3200万円を支払うことで合意し、県議会9月定例会に議案が提出される予定だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/04d6727936ff9dc5d86065283089bd8c660ac26e
2022年8月22日17時18分にNHK島根から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日朝、浜田漁港で、海に潜って工事をしていた作業員の男性が、岸壁と近づいてきた船との間に体を挟まれ、死亡しました。
浜田海上保安部によりますと、死亡したのは松江市の会社員で、潜水士の千代田さん(43)です。
千代田さんは22日午前8時半ごろ、浜田漁港の4号荷さばき所近くで、岸壁の増設工事のため海に潜ってボルトを取り外す作業をしていたところ、近づいてきた船と岸壁との間に体を挟まれました。
千代田さんは近くにいたほかの作業員によって救助され、市内の病院に搬送されましたが、およそ1時間後、死亡が確認されたということです。
船は長さ33メートル、総トン数330トンのクレーン付きの台船「第23新栄丸」で、当時、同じ工事をするため岸壁の近くにいたということです。
当時、波はなく、視界は良好だったということで、浜田海上保安部は、業務上過失致死の疑いで当時の詳しい状況を捜査しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20220822/4030013619.html
8月22日14時23分にYAHOOニュース(山陰放送)からは、岸壁に沿って移動中の台船が岸壁に寄り過ぎたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
死亡したのは島根県松江市の男性(43)で、岸壁の改修工事のため、朝から潜水服を着て作業していて、事故が起きた時は、台船や岸壁にいる同僚らと連携しながら、岸壁に沿って台船を横に移動させていたということです。
当時は西の風1メートルで波はなく、浜田海上保安部は、何らかの原因で台船が岸壁に寄り過ぎたと見て、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c15705fb1e7f6427c997056b4c1d10372e42418
8月22日19時49分にYAHOOニュース(山陰中央新報)からは、死亡した男性は水中でコンクリート型枠を取り外す作業中で、台船は型枠を引き上げるために近づいてきたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前8時半ごろ、島根県浜田市原井町の浜田漁港内で岸壁の改良工事に当たっていた出雲市の工事会社の社員の男性(43)が、岸壁と作業台船の間に挟まれ死亡した。
浜田海上保安部などによると、事故現場は建屋を建設中の浜田漁港4号荷さばき所前の岸壁近く。
男性は水中でコンクリートの型枠を取り外す作業中だった。
型枠を船に引き上げるため沖合から近づいたクレーン付きの台船(長さ33メートル、330トン)と岸壁の間に挟まれた。
工事は県が発注者で、3月16日に着工。
台船は元請け会社が所有し、男性の務める会社は下請け会社だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ee9982de49b82065b893870c941f1b95578eca1
2023年10月26日11時15分にNHK島根からは、潜水作業しているという情報がクレーン台船に伝わっていなかった、直前に台船の1人が気付いたが他の作業員への伝達手段がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故について、国の運輸安全委員会は26日、報告書を公表しました。
それによりますと、クレーン台船は、ロープで引いて港内を移動させていた別の小型船が、係留するためロープを放したあと、岸壁に近づいたということです。
そして、潜水士が海の中で作業をしているという情報は、クレーン台船に乗っていた4人には共有されておらず、このうちの1人が直前に気がついたものの、他の作業員に伝える手段がなかったとしています。
そのうえで、再発防止策として、潜水作業を行う場所で台船を移動させる場合、現場作業の指揮者は、工事の関係者全員に事前に情報を共有させるほか、責任者は、連絡手段を確保するため、無線機を持たせることが望ましいなどと指摘しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20231026/4030017464.html
2022年8月19日19時35分にYAHOOニュース(テレビ長崎)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2022年4月、諫早市内の公園でシーソーで遊んでいた児童が指の骨を折る事故がありました。
公園を管理する市は「認識が甘かった」などと責任を認めています。
事故は2022年4月、諫早市が管理する久山公園で起きました。
当時10歳の男子児童は、シーソー下のクッションタイヤが劣化していたため、一緒に遊んでいた女子児童が安全に降りられるように座る部分を押さえました。
しかしシーソーが跳ね上がって男子児童の手に当たり、親指を骨折したということです。
シーソーは設置から40年以上が経ち、タイヤは事故当時国の安全基準の半分以下の高さまでつぶれていました。
市は定期点検でタイヤの劣化を把握していましたが、シーソー本体への影響はなかったため、使用を続けていました。
市は「認識が甘かった」などと責任を認めています。
事故があったシーソーは8月、タイヤを交換して使えるようになりましたが、影響は広がっています。
事故後、ほかの公園でもシーソー6基でタイヤの劣化が分かり使用禁止となっていて、市は10月末までに取り替えるとしています。
このほかブランコにも不備が見つかり、54基のうち31基が使えない状態です。
骨折した男子児童の家族との示談が成立し、市は治療費や慰謝料など損害賠償を支払うため、19日、市議会の全員協議会で事故について報告しました。
事故後、すぐに公表しなかったことについては、市は「男子児童のケガの程度と国の指針を踏まえて判断した」と説明しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a13c4b23b5933448ab720b27563ad7d0566374d9
8月20日10時30分にYAHOOニュース(長崎新聞)からは、女児の体重で板が跳ね上がったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長崎県諫早市は19日、久山公園(久山町)のシーソーで遊んでいた男児(10)が左手親指を骨折する事故が発生し、市の安全管理に問題があったとして男児側に謝罪、損害賠償(約6万4千円)をしたことを明らかにした。
市によると4月、対面に乗っていた女児を安全に降ろそうとした男児が先に降り、座板部を手で持ち支えていたが、女児の体重で跳ね上がり、その衝撃で骨折した。
シーソーの緩衝材として使われていたクッションタイヤが経年劣化のため、厚みが国の安全基準(地表から23センチ以上)を下回る9センチしかなく、跳ね上がり方が大きくなったことなどが原因だとして、管理瑕疵(かし)責任を認めた。
シーソーは1981年の開園と同時に設置。
市は委託業者による年1回の点検などで、緩衝材の破損を認識していたが、遊具本体ではなかったため、供用を続けていた。
事故を受け、市が管理する公園のシーソー、ブランコを緊急点検。
シーソーの全てとブランコの一部を使用禁止とし、修繕などの対応を急ぐ。
7月に示談が成立し、損害賠償の専決処分を19日の市議会全員協議会で報告。
市側は「安全に子どもたちが遊べるよう努めていきたい」とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e3e5a12dc034280a1b1a772ceecc7204c6c4dce
8月20日10時36分に読売新聞からは、クッション性が低下していたため想定以上に跳ね上がったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
シーソーを降りた後、対面に座っていた女児を降ろすため、自分が座っていた部分を抑えていたが、跳ね上がったシーソーが左手に当たった。
緩衝材のタイヤが劣化してクッション性が低下していたことから、想定以上に跳ね上がったとみている。
市はタイヤの劣化を把握していたが、緊急的な対応が必要とは判断しなかったという。
同課の小川課長は、「点検を徹底する。設置してから長期間経過している遊具は、更新も検討していきたい」と話した。
(ブログ者コメント)
状況がイマイチ不明だが、ちょっとした不具合を把握してはいたが、それが人身事故につながるとは思ってもみなかった・・・そんな事例として紹介する。
2022年8月19日16時0分にYAHOOニュース(まいどなニュース;京都新聞)から下記趣旨の記事が、当該遊具の写真付きでネット配信されていた。
もりやまエコパーク(滋賀県守山市)の「遊びの広場」に設置されているバナナの形を模した滑り台を巡り、危険性を訴える声が上がっている。
中盤に3方向に分かれる分岐があり、ぶつかって股間を強打したり頭から地面に落下したりする恐れがあるといい、3年前には岩手県の同じ滑り台で事故も起きた。
専門家は、「行政はもっと注意喚起すべき。事故が起き得る環境を放置してはいけない」と指摘する。
バナナ滑り台は、今春オープンした同広場の小学生向けエリアにある。
複合遊具の一つとして備え付けられ、子どもらが連日遊んでいる。
滑り台の対象年齢は6~12歳で、側面にはコースを決めてから足をそろえて滑るよう促すシールも貼られている。
ただ、実際には対象年齢未満と思われる幼児も多く遊んでおり、コース中盤の分岐にぶつかりそうになり、保護者が手を添えてサポートをする場面も見られた。
3歳の息子を遊ばせていた30代女性は、「対象年齢が記載されているのは知っていたが、テンションが上がって滑り台へ駆け寄ってしまうと確認をする余裕はなくなる」と話す。
バナナ滑り台は2013年に新発売された比較的新しい遊具で、全国に200以上設置されている。
一方、インターネット上には、この遊具で危ない目に遭ったと訴える動画も複数投稿されている。
盛岡市では19年に当時4歳の女児が頭から転落する事故が発生した。
危機感を募らせた父親の鈴木さん(48)が市議らに相談し、盛岡では別の滑り台に取り換えられたという。
ただ、事故の報告を受けたメーカー側は、「安全基準を満たしており、構造の改善は行わない」と回答。
医師でもある鈴木さんは、「これでは同じ事故が繰り返され、いずれ重い傷害を負う子どもが現れる」と懸念する。
事故防止に役立ててもらおうと、経緯や内容をホームページで詳しく紹介している。
守山市は市の広報誌5月15日号で、バナナ滑り台で遊ぶ子どもたちの写真を表紙にあしらい、遊具をPRしている。
公園を管理する市ごみ減量推進課の担当者は、「安全基準を満たしているということで設置している。市としてもエリア分けして、シールも貼った。安全に楽しく利用してもらいたい」とする。
「子どもの遊び場のリスクマネジメント」の著者で一般社団法人「いんふぁんとroomさくらんぼ」(京都府向日市)の松野代表理事は、「ジャングルジムなどからの転落とは違って予見が困難。3歳の子が容易に滑り口に到達できるなら、対象年齢の制限にはならない」と指摘している。
(まいどなニュース/京都新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1903518be632ad2fdfe123cfa66200f7216ebff
2022年8月19日17時55分にNHK岩手から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後0時45分ごろ、八幡平市大更の砕石工場で、砕石などに使う産業火薬の廃棄処理作業を盛岡市にある業者が行なっていたところ、火薬が爆発しました。
警察や砕石工場によりますと、この事故で作業をしていた男性3人がけがをして病院に運ばれたということで、搬送時に3人とも意識はあり、2人はやけどや、すり傷などのけがだということですが、1人は現在も病院で治療を受けているということです。
砕石工場の作業員が爆発音を聞いて現場に駆けつけた際には、3人とも倒れていて、ヘルメットや手袋が散乱していたということです。
砕石工場によりますと、作業をしていた1人が原因について「火薬を燃やして廃棄処理していたが、燃焼が悪かったのでオイルをかけたところ爆発した」と話していたということです。
砕石工場の近くに住む男性は、「ドーンという聞いたことがないような大きな音がした。いつもは発破作業をする際は事前にサイレンがなっていたので、急なことでびっくりしました」と話していました。
現場は八幡平市の住宅が点在する集落の中にある砕石工場で、警察と消防が事故の詳しい状況や原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20220819/6040015284.html
8月19日18時13分にYAHOOニュース(岩手朝日テレビ)からは、処理業者には数年ぶりに場所を提供していた、爆発現場は地面がえぐれていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日昼すぎ、岩手県八幡平市内の採石場で爆薬を廃棄する作業中に爆発事故が発生し、男性3人がけがをしました。
午後0時45分ごろ、八幡平市大更の採石場でM商店の従業員3人が、砕石の山を削る爆薬が破れるなどして使えなくなったことから、爆発による処理を行っていたところ、爆薬が誤って爆発し、3人がけがをしました。
3人は病院に運ばれ、2人が熱傷によるけがをしましたが既に退院し、もう1人も両腕などにけがをしたものの、意識はあるということです。
採石場を所有するE社によりますと、M商店には爆薬の処理として数年ぶりに場所を提供していたということです。
事故当時、「ズドーン」と大きな音がして社員に確認に行かせると、3人が倒れていたほか、爆発現場は地面がえぐれるほどの衝撃だったということです。
警察が事故の詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ce50c81dfec401148b5590cac7e72506168944a
2022年8月19日21時10分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前10時すぎ、横浜市泉区緑園で周辺の住民から「爆発音がして煙があがっている」といった通報が警察や消防に複数、寄せられました。
けが人などの情報は入っていないということです。
東京電力などによりますと、19日午前10時すぎに付近の送電線で不具合を感知し、すぐそばの樹木に焦げたような跡があるのが見つかったということです。
東京電力では、当初、伸びた樹木と送電線が近づいて火花が生じるなどする「スパーク」と呼ばれる現象が起きた可能性があるとしていましたが、これまでの調査で、焦げた樹木の近くにあった送電線の一部にも焦げた跡が確認できたことから、送電線が樹木に近づいて漏電が発生したとみています。
また、爆発音は、電流が木を通じて地面に流れた際に発生した可能性があるとしています。
東京電力は今後、設備周辺の樹木を伐採する予定だということです。
現場は、相模鉄道いずみ野線の緑園都市駅から南に800メートルから1キロほどの住宅などが建ち並ぶところで、近くの林には送電線とみられる複数の鉄塔がたっています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20220819/1050017625.html
8月19日17時52分にNHK神奈川からは、近所の人たちが感じた様子が、下記趣旨でネット配信されていた。
近くの高齢者施設の職員はNHKの電話取材に対し、「10時すぎに車で走っていた時に、花火のようなドーンという音がした。原因はわからなかったがかなり大きさだった。若干施設の窓が揺れたという人もいました」と話していました。
横浜市泉区の現場の近くにある横浜緑園高校の副校長は、「グラウンドでソフトボールをしていた生徒から『学校の北西方向で爆発音が2回し、火柱が立った』と聞いた」と話していました。
近くに住む40代の女性は、「爆発音が2回聞こえて、木と木の間に白や茶色の煙が上がりました」と話していました。
近くに住む80代の男性は、「畑で作業をしていると、シャーというホースで勢いよく水をまいたような音が1分ほど続いたあと、爆発音が30秒くらい間隔をあけて3回ほど聞こえた」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20220819/1050017622.html
8月19日11時27分に神奈川新聞からは、送電線の電圧は27万5千ボルトだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力パワーグリッドの神奈川総支社によると、同日午前10時5分ごろ、送電線の異常を感知。
現場で確認した結果、送電線と樹木の一部が焦げていた。
現場の送電線は27万5千ボルトの超高圧設備で、直接触れなくても漏電が起きる可能性がある。
市消防局も、表面の皮や枝が裂け、一部が焦げたように黒くなっている木を確認したという。
https://www.kanaloco.jp/news/social/case/article-931708.html
2022年8月18日 20時09分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県君津市にある日本製鉄東日本製鉄所君津地区で2019年2月~22年4月、東京湾に面した排水口から有毒物質のシアンが計39回検出されたが、同社はいずれも県に報告せず、公表もしていなかったことが18日わかった。
東日本製鉄所の谷所長が同日会見して明らかにし、「不適切だった」と謝罪した。
同社と県によると、シアンは環境基準では1リットルあたり0・1ミリグラム未満の「不検出」が義務づけられているが、19年2月~22年4月に、特定の排水口での400回超の測定で39回検出されていた。
いずれも県などの行政機関に報告していなかった。
検出されたシアンの最大値は、19年2月5日の同0・6ミリグラム。
同社は同28日に採取し直し、社内で「不検出」と記録していた。
同製鉄所では今年6月、生産工程で生じる「脱硫液」が敷地外に漏れるトラブルがあった。
近くの川で大量の魚が死んでいるのが見つかり、県の調査で周辺の水路からシアンも検出された。
県の行政指導を受け、同社が過去の検査結果を調べていた。
県によると、19年以降、近隣でのシアンによる健康被害は確認されていない。
谷所長は、「ご心配とご迷惑をおかけしており、深くおわび申し上げます。原因究明と再発防止に徹底して取り組んで参ります」と陳謝した。
https://www.asahi.com/articles/ASQ8L6KSNQ8LUDCB00Q.html
8月18日16時7分にYAHOOニュース(千葉日報)からは、水濁法に基づく5回の測定と自主管理のため行った423回の測定でシアンが39回、全窒素が173回基準を超えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本製鉄東日本製鉄所君津地区(君津市)から有害物質シアンが流出した問題で、同社東日本製鉄所は18日に千葉県庁で記者会見し、谷所長は「近隣住民の皆さま、行政、関係者にご心配とご迷惑をお掛けし、まことに申し訳ございません」と謝罪した。
今回新たに判明した「16排水口」から検出されたシアンと全窒素の排出基準超過については、2017~19年に水質汚濁防止法に基づく5回の自主測定、18年2月からことし8月15日までは自主管理の一環で423回の自主測定を行い、うちシアンは39回、全窒素は173回の基準超過があったと明らかにした。
同社は「重篤な事案」との認識を示し、全社体制で事実関係の検証と原因究明、再発防止に徹底して取り組むとした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e609e320837990a2138fb4609097cd52a13a6214
8月19日9時55分に毎日新聞からは、6月トラブル対応で検査した結果についても低いほうの測定値だけを県に報告していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
一方、6月に脱硫液の流出問題を起こした後の情報公開のあり方にも問題があった。
日鉄は7月1日に実施した複数回の水質検査結果について、高い方の検出値(1リットルあたり0・98ミリグラム)は伏せ、低い方の値(同0・5ミリグラム)だけを県に報告。
翌2日に9回実施した水質検査でも、7回シアンを検出したものの、残る2回の結果に基づき「不検出」と県に報告していた。
谷所長は、「高い数値も含めてすべて報告すべきだった」と釈明。
ただ、3年以上もシアン流出を伏せてきた理由については「調査中」を繰り返した。
https://mainichi.jp/articles/20220819/k00/00m/040/030000c
(2022年10月2日 修正1 ;追記)
2022年9月30日23時53分に毎日新聞からは、従業員が法制度を誤認していた、対策として環境防災部を新設するなどとした報告書が提出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本製鉄東日本製鉄所君津地区(千葉県君津市)が工場排水に有害物質のシアンが含まれていることを把握しながら公表していなかった問題で、日鉄は30日、原因や再発防止策などをまとめた報告書を県や周辺市に提出した。
公表しなかった理由を「従業員が法制度を誤認していた」と説明し、意図的な隠蔽(いんぺい)を否定した。
同工場は2017~22年、排水の法定検査でシアンが検出された4回の検査結果を記録に残しておらず、県から水質汚濁防止法に基づく行政処分を受けた。
シアンが出た場合は採水し直して「不検出」となるまで検査を続け、県には「不検出」の結果だけを報告していた。
自主検査でもシアンを41回検出しながら、公表していなかった。
報告書では、法定検査でシアンを検出した事実を県などに伝えなかった理由について、「再採水・再測定で基準内に収まれば行政機関への報告は不要と誤認していた」とした。
また、自主検査については行政への報告自体が不要と考えていたという。
社内マニュアルでは再採水を禁じていたが、担当者が「問題ない」と誤解しており、シアンが検出された事実は上司にも伝わっていなかったという。
今回の問題を受け、日鉄は10月の組織再編で環境と防災を担う「環境防災部」を新設し、再発防止の取り組みを進める。
脱硫液タンクの更新などハード面の対策も強化する。
報告書を提出後、記者会見した同製鉄所の谷所長は、「多大なる心配とご迷惑をお掛けしたことを深くおわびする。万全の対策を実行したい」と改めて謝罪した。
https://mainichi.jp/articles/20220930/k00/00m/040/291000c
2022年8月18日19時36分にYAHOOニュース(CBC News)から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
多発する夏の水難事故。
愛知県豊田市の矢作川(やはぎがわ)で過去、水難事故が相次いだポイントがあります。
そこで起きているのは「おいで おいで現象」だと専門家は話します。
川に潜む危険について取材しました。
【写真を見る】川に潜む危険 そこで起きているのは「おいで おいで現象」 過去10年でおよそ10件の死亡事故が起きた場所とは
豊田市池島町の矢作川。
今年5月には19歳の男性が川に流され、死亡しました。
また、3年前にもこの付近で小学生の女の子2人が死亡しています。
(記者):
「付近には危険を知らせる看板が、数多く設置されています」
河川敷では、かつて無料でキャンプやバーベキューを楽しめましたが、あまりに水難事故が起きたことから、おととし3月から閉鎖されています。
豊田市消防によりますと、このあたりでは過去10年ほどの間に、およそ10件の死亡事故が起きているということです。
そこで、かつて事故調査にもあたった水難学会の斎藤秀俊会長に聞きました。
(水難学会 斎藤秀俊会長):
「矢作川の池島公園の辺りは、人が(川の)深いところに導かれる原因があった。川がおいで、おいでするんですよ。(その周辺は)川には珍しい砂浜。海のような砂浜があってすごくアクセスしやすい」
その砂浜の先に危険が潜んでいるのです。
【 “アリ地獄”でパニックに】
これまで救助活動にあたった豊田市消防の訓練時の映像です。
広い砂浜があり、穏やかな流れの浅瀬が見てとれますが、その先に危険が。
(水難学会 斎藤秀俊会長):
「砂で急に深くなるのはすごく厄介で、深いと思って戻ろうと思っても、もう戻れない。砂が崩れてアリ地獄のようなもの」
ひざの高さほどの水位の浅瀬の先に突然深みが現れます。
驚いて引き返そうにも、足元は砂地で踏ん張りがききません。
そして、パニックに陥るというのです。
同じような特徴を持つ川での実験映像です。
浅瀬から進んでいく女性。
すると、急に体が沈みました。
わかっていても身の危険を感じてしまうような状況です。
さらにもうひとつの危険が…。
【岸に近づけない渦「循環流」とは】
(水難学会 斎藤秀俊会長):
「『循環流』がぐるぐる回るんですね。上流から下流に流れるのと同時に、分岐して砂浜のほうを通って、また上流に戻る。その流れ(循環流)があるから戻れない」
矢作川の「循環流」。
本流に対してうずをまいている部分があります。
この流れに巻き込まれると、岸に近づけない状況が生まれるのです。
(豊田市消防本部足助消防署 中根消防司令補):
「プロの消防隊員でも、岸まで戻ってくることは難しい。水流も深さもあるところから、フィンなしで戻るのは難しい」
河川財団によりますと、2003年から去年までの間に、死亡事故が3件以上起きている水難事故多発地点が全国に40か所あり、そのうち愛知と岐阜で合わせて14か所もあるということです。
もしも、川で危険に遭遇したらどうすべきなのでしょうか?
(水難学会 斎藤秀俊会長) :
「背浮きというのを皆さんに教えている。背中を下にして、水面の上に仰向けのような状態で浮かぶ。とにかく呼吸を確保すること」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9f5fbf846e0db6a445eb2ce76b7314af41f326c
2022年8月18日11時48分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、破断配管の写真付きでネット配信されていた。
茨城県東海村村松の「Sメディカル」で実験棟の排水管が破断、放射性物質で土壌が汚染された問題で、原子力規制庁は57年にわたり排水管を点検した記録が同社に残っていないことを明らかにした。
いつ破断したか特定不可能としている。
同庁は17日、内容を原子力規制委員会に報告、今後老朽化施設の検査について議論が及ぶ可能性がある。
実験棟は研究施設「創薬支援センター」で、1965年に整備され、2020年まで使用されていた。
今月4日に点検した解体業者が、放射性物質を扱う器具の洗浄台からつながる排水管の破断を確認。
汚染された水がしみ出していたとみられるが、同社は「法令の基準を下回っており、環境への影響はない」としている。
この排水管を巡っては、放射性同位元素等規制法の定める第三者検査の対象外。
年2回の自主点検を定める同社の規定でも、排水管は除かれていた。
同社は「床下は点検が容易でない」としており、65年以降、排水管を点検した記録はないという。
今後、土壌中の放射線量などから時期を推定する方針。
https://mainichi.jp/articles/20220818/k00/00m/040/073000c
※発覚当時、8月5日18時11分にNHK茨城からは、同社はラットなどを使い体内に吸収された医薬品がどのように移動するかを放射性物質を利用して調査研究しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
Sメディカルは、茨城県東海村にある研究施設で床下を通る排水管が壊れ、放射性物質による汚染が4日確認されたと5日、明らかにしました。
従業員の被ばくは確認されていないほか、環境への影響はないとみられるということです。
汚染が見つかったのは、放射性物質を利用して医薬品の開発の研究を行っている東海村村松にあるSメディカルの研究施設で、いまは解体作業を進められている創薬支援センターの第1実験棟です。
Sメディカルによりますと、4日午後3時半すぎ、第1実験棟1階の床下にある放射性物質を含む廃液を流す排水管を調べていた際に2か所で破断が見つかったということです。
Sメディカルが4日調査したところ、このうち1か所で土の表面から、通常の値を超えるトリチウムなどの放射性物質が検出されたということです。
これまでの調査で、従業員の被ばくは確認されていないほか、法令で定められた値より低いことから、環境への影響はないとみられるということです。
排水管は塩化ビニル製で、いつから破断していたかや、破断した要因についてはわかっていないということで、Sメディカルは今後、調査を進めるとしています。
Sメディカル創薬支援センターの橋爪センター長は、「近隣住民の方々や関係機関に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」としています。
東海村の山田修村長は、「施設の管理が適切ではない部分があったとみられ、遺憾だ。施設は住宅街の中にあり、心配に思う住民もいるとみられる。今後は、原因や経緯に関する調査をきちんと行い、管理を徹底してほしい」とコメントしています。
近くに住む住民からは、不安の声が聞かれました。
近くに住む30代の男性は、「漏れた量がどれくらいかが気になる。情報をしっかりと透明性を持って伝えることが住民の安心につながると思うので、たとえ微量といっても、隠さないで伝えることが大事だと思う」と話していました。
また、60代の女性は、「ことしから引っ越してきたので、そのような物質を扱っている施設だということも知らなかった。ショック以外にないです」と話していました。
茨城県東海村村松にある「Sメディカル創薬支援センター」は、放射性物質を利用して新たな医薬品の開発に関する研究を行っています。
製薬会社などから依頼を受け、ラットやサルなどを使って、放射性物質が出す放射線を頼りに、体内に吸収された医薬品がどのように移動し排せつされるかを調べるなどしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20220805/1070018049.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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