







2017年7月26日0時7分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後3時15分ごろ、名古屋市中村区香取町2のマンホール内で、工事中だった作業員男性(52)が、支管から流れてきた雨水に打たれて2.6m下の下水道に転落した。
男性は190m下流の別のマンホールまで歩き、自力ではい上がった。
市上下水道局によると、男性は右脚などの痛みを訴えているが、重傷ではないという。
同局によると、男性は他の作業員3人と、深さ12mのマンホール最下段で、別の管を取り付ける作業をしていた。
地下5m付近にある支管から雨水が滝のように流れ込んだため、はしごを使って地上に脱出を図り、他の3人は登り切ったが、一番下にいた男性が途中で滑り落ちた。
男性は、直径3.2m、水深20cmの下水道内を歩いて、45分後に地上に上がったという。
名古屋市には午後3時17分に大雨洪水注意報が発令されていた。
出典
『マンホール内で転落、下水道190メートル歩き脱出 名古屋で工事の作業員』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017072690000719.html
7月25日21時18分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後3時15分ごろ、名古屋市中村区香取町2丁目のマンホール内にいた男性作業員(52)が、下水管から流れ込んだ大量の雨水に流された。
作業員は約190m下流のマンホールまで、雨水貯留管(直径3.25m)の中を自力で歩き、約45分後に消防に救助された。
病院に救急車で運ばれたが、意識ははっきりしているという。
市上下水道局によると、作業員は同僚3人とマンホールに接続する雨水貯留管内から空気を抜く管を取り付ける作業をしていた。
雨が激しくなったため、請負業者が事故の直前に退避指示を出したが、この作業員が逃げ遅れたという。
同僚が119番通報し、付近のマンホールを捜索中、救助を求める叫び声に気付いて発見した。
名古屋地方気象台は午後3時17分、名古屋市内に大雨注意報と洪水注意報を発令していた。
同気象台は、午後3時からの1時間に21ミリの雨を観測した。
出典
『マンホール内の作業員、雨水で流される 45分後に救助』
http://www.asahi.com/articles/ASK7T6QRKK7TOIPE047.html
7月25日23時3分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、マンホール内には男性を含む4人の作業員がいた。
雨が降り始めたため、指示を受けて地上に退避しようとした。
順番にタラップを伝い上がっていたが、途中にあった下水管から突然雨水が流入。
男性は逃げ遅れたという。
出典
『作業員雨水で流される 下水管190メートル歩き救出 名古屋』
http://www.sankei.com/west/news/170725/wst1707250101-n1.html
2017年7月12日16時49分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月13日付で毎日新聞新潟版から、7月13日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時20分ごろ、聖籠町網代浜の海水浴場で、漁業で町の非常勤職員のSさん(男性、64歳)が沖に流されたと、消防に通報があった。
捜索中の防災ヘリが、浜辺から約200m地点で浮いているSさんを発見。
新発田市内の病院に搬送したが、間もなく死亡が確認された。死因は水死だった。
聖籠町によると、事故当時は午前8時半ごろから、町職員など計8人で13日の海開きに向けた準備をしていた。
Sさんは、遊泳区域を示す浮き球とロープを設置するため海に入った後、行方が分からなくなったという。
Sさんは半袖シャツに短パン姿で、海に入った全員が、救命胴衣を着けずに作業をしていたという。
現場は、海岸から30mほど離れた沖合で、Sさんと共に浮き球を設置する作業をしていた町の非常勤職員の男性も沖に流されたが、救助されたという。
新潟海保は、一緒に作業をしていた町の職員などから事情を聴くなどして、事故の詳しい原因を調べている。
この事故を受けて、聖籠町は明日の海開きを延期することを決めた。
今回の事故について、聖籠町は「安全の指導と管理の責任を強く感じています。亡くなった方のご冥福をお祈りするとともにご遺族の方に心からおわび申し上げたい。2度とこのような事故を招かないよう、対策を徹底していきたい」とコメントしている。
出典
『海開き作業中の男性流され死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1035097581.html
『水死 海開き準備中の聖籠町職員 延期決定 /新潟』
http://mainichi.jp/articles/20170713/ddl/k15/040/223000c
2017年5月24日20時8分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2015年3月、香川県三豊市のため池で男児(当時5歳)が水死した事故を巡り、男児の父親(47)が、安全対策が不十分だったとして県や市、地元の土地改良区などを相手取り、計約3065万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、高松地裁であった。
森実裁判長は、ため池を管理する土地改良区に約1115万円を支払うよう命じた。
男児の家族らは、ため池から道路を挟んだ場所に居住し、10年4月には男児の姉(当時3歳)が池に転落して死亡。
その後、父親が再発防止策を県などに求めていた。
判決によると、姉の事故後、県は池に至る階段入り口に門扉を設置したり、フェンスを延長したりするなどの安全対策を取った。
森実裁判長は、一定の対策を認めた上で、男児が1人で階段を上って池に入り、斜面で足を滑らせて転落したと認定。
「幼児が入る可能性も想定し、対策が必要だった」と指摘した。
判決では、男児の逸失利益などを認める一方、父親にも監督責任があるとして減額。
ため池の施設は12年に土地改良区に譲渡され、県と市への請求は棄却した。
判決後、父親は「同様の事故が少しでも減ることを願う」と話した。
土地改良区側は「控訴は理事会などを通して検討したい」としている。
出典
『ため池事故 土地改良区に賠償命令 高松地裁』
https://mainichi.jp/articles/20170525/k00/00m/040/081000c
5月24日16時43分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
判決などによると、池まで上るために設置されている階段の入り口には鍵付きの門があったが、門の横を通り抜けて階段に入れる状態だった。
森実裁判長は、判決理由で「5歳児であれば容易に上れる構造だった」と指摘。
「姉の事故で幼児が転落する危険性は明らかになっていたのに、安全対策が不十分だった」と述べた。
姉の事故は、県が主体となって実施したため池の補修工事中に発生。
階段はその際の工事で設置し、完了後の24年3月に土地改良区へ譲渡された。
判決は遺族について「子供が池に立ち入らないよう見守ることを怠った」とも言及し、賠償額から一部を減額した。
出典
『ため池管理者に賠償命令 香川県の姉弟死亡事故、安全管理に不備』
http://www.sankei.com/west/news/170524/wst1705240064-n1.html
5月25日付で読売新聞香川版からも、設置されていたフェンスの写真付きで、遺族の心情にフォーカスを当てた下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・・
姉の死後、父親は当時ため池を管理していた県と市に安全対策を強く要望。
外周の一部にフェンスが設けられたが、約230mの全てではなかった。
「対策が不十分だと言い続けたのに、事故が起きた。2人を亡くしてからは、地獄のような日々だった」という。
・・・・・・・
父親は、「この訴訟がため池の安全管理などを見直すきっかけになれば、子供たちも浮かばれると思う」と静かに語った。
土地改良区は、「判決内容を精査し、理事会を開いて対応を検討したい」とした。
出典
『「安全見直す契機に」』
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/news/20170524-OYTNT50337.html
(ブログ者コメント)
読売新聞掲載写真によれば、土手の周囲には道路があり、その道路に沿ってフェンスを巡らせているが、道路が坂になっている部分で、フェンスが途切れている。
途切れた部分の高さは、見た目、道路から60~70cm程度。
5歳男児なら、よじ登ることができた・・・ということかもしれない。
2017年5月16日16時33分にNHK奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、奈良県橿原市の市営プールで男子大学生が溺れて死亡した事故で、市は、プールの監視員が決められた位置を離れるなど、監視体制が不十分だった可能性があるとして、専門家に依頼して調査や検証を行うことを決めた。
去年7月、「橿原市総合プール」で、大学4年生の寺岡さん(男性、21歳)がプールの底に沈んでいるのが見つかり、その後、死亡した。
寺岡さんは教員採用試験に向けた練習に来ていて、何らかの原因で溺れたとみられている。
関係者の話や遺族が行った情報公開請求によると、プールの監視員2人は50mプールの両側にいて異常がないかを常に確認することになっていたが、このうちの1人が決められた場所を離れ、利用者が多かった片側に2人ともいたという。
寺岡さんは、監視員がいない方の端から2番目のレーン付近で見つかり、泳いでいた別の人が知らせるまで、監視員は、およそ10分間気付かなかったという。
橿原市は、監視体制が不十分だった可能性があるとして、専門家に依頼して調査や検証を行うことを決めた。
亡くなった寺岡さんの父親は、「検証の開始が決まったことは大きな一歩だ。事故の真実を明らかにし、日本一安全なプールを作ってほしい」と話している。
橿原市は、「検証までに時間がかかり申し訳ない。検証結果を誠実に受け止め、安全なプールにしていきたい」としている。
また、プールの監視を委託されていた業者は、「事故が起きた場所の反対側が利用者が多く、そちらを重点的に監視すべきという判断を現場で行った。最善を尽くしたと認識している」と話している。
出典
『大学生プール死亡事故 検証へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2053437431.html
5月16日19時20分にNHK関西からは、下記趣旨の解説的報道が配信されていた。
警察庁によると、プールの事故で死亡した人は、この5年間で少なくとも27人に上り、施設側の安全管理が不十分だったケースも多くあるとみられている。
去年、奈良県橿原市の市営プールで男子大学生が死亡した事故で、監視体制が不十分だった可能性があることが分かり、市は、専門家に依頼して調査や検証を行うことを決めた。
市を動かしたのは、真相を知りたいという遺族の強い思いだった。
(文字情報はここまで。以下は音声情報の趣旨)
男子大学生は、採用試験に向けて大学教員や学生と一緒にプールを訪れ、潜って泳ぐ練習をしていた。
何らかの理由で溺れたとみられ、プールの底に沈んでいるのが見つかり、20日後に亡くなった。
父親らは事故の後、納得できない気持ちを抱えていた。
橿原市は、事故について重大な過失はなかったとして、詳しい説明をしてこなかったという。
父親談「人が亡くなるという重大な事故があったのに、検証しようとしないのがしんどかった。『過失はなかったと思っています』と言われ続けた。
では、息子が悪かったのか?
息子の命を救うことができなかったのか?
父親らは当時の状況を知ろうと、情報公開請求を繰り返し行った。
すると、プールの監視体制が不十分だったことが分かってきた。
プールの監視に当たっていたのは、市から委託を受けた業者の監視員。
業者のマニュアルでは、原則、2人の監視員がプールの両サイドにいて、それぞれの責任エリアを定めていた。
しかし当時、監視員は2人とも、大学生が泳いでいたのとは反対側にいたことが分かった。
業者は、現場の判断で、子供たちが多くいた反対側のエリアを重点的に監視していたとしている。
両親が情報公開で入手した監視カメラの映像。
大学生はプールの端まで潜って泳ぎ、一瞬頭を出した後、姿が見えなくなる。
しかし、監視員が異変に気付いたのは10分以上経った後だった。
父親談「本来の責任エリアに1回も行かず、10分間ここで沈んでいる人を発見できなかった。それを過失がない。そんなバカな話ないでしょうと・・・。」
さらに問題だと考えたのは、事故が繰り返されたことだ。
このプールでは、前の年にも小学1年の男の子が溺れて死亡していた。
この時も、1人で担当していた監視員が異変に気付くのが遅れたという。
プールの安全管理に詳しい専門家は、死亡事故が連続して起きたことを重くとらえるべきだとしている。
市は両親の要望にこたえ、なぜ異変に10分間気付かなかったのか、調査や検証することを決めた。
両親は、二度と事故が繰り返されないよう徹底的に検証を行い、安全対策に活かしてほしいと願っている。
出典
『プール事故 安全管理を問う遺族』
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170516/3291151.html
(ブログ者コメント)
NHKのイラストによれば、本来はプールの長手方向の両サイドに1名ずつ監視員がいて、プールの縁を行ったり来たりして監視する。
ところが事故時は、片方のサイドだけを2名で監視していた。
時間軸は不明だが、よりによって監視体制がおろそかになった時に溺れるとは・・・。
事故とは、そういうものかもしれないのだが・・・。
2017年5月7日22時21分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月7日18時46分に産経新聞から、5月7日20時36分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後1時20分ごろ、北海道千歳市の支笏湖で「風が強くてボートが岸に戻れない」と男性から携帯電話で119番があった。
警察によると、約2時間後に同湖東部で、無人のゴムボートが転覆せず正常に浮かんでいるのが見つかったが、乗っていたとみられる男性2人が行方不明となっており、警察などが捜索を続けている。
荷物などは残されていなかったという。
警察によると、行方不明になったのはいずれも会社員のKさん(男性、31歳)=南幌町稲穂1=とFさん(男性、46歳)=江別市文京台。
2人は会社の同僚で、釣りをするため同湖南西部の美笛キャンプ場から、エンジンのついていない手こぎ式のゴムボート(全長約2.5m、幅約1.5m)に乗ったとみられる。
キャンプ場付近には、Fさんの車が残されていた。
Fさんは通報時に、「救命胴衣をつけている」と話したという。
札幌管区気象台などによると、支笏湖畔の同日午後1時の気温は12.2℃で、水温は4~6℃だった。
最大瞬間風速は13.5mで、風により、波が高くなっていたという。
出典
『支笏湖 「強風で岸に戻れない」ボートの男性2人が不明』
http://mainichi.jp/articles/20170508/k00/00m/040/027000c
『ボートの男性2人不明か 北海道・支笏湖』
http://www.sankei.com/affairs/news/170507/afr1705070011-n1.html
『ボートの2人不明 「風強く戻れない」 北海道・支笏湖』
http://www.asahi.com/articles/ASK576FCPK57IIPE007.html
5月8日17時42分に北海道新聞からは、当時の気象状況に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「ものすごい勢いで沖に流されていった」。
大型連休最終日の7日、ゴムボートで釣りに出かけた男性2人が死亡した千歳市内の支笏湖は、強風で白波が立つほど荒れ、貸しボートや遊覧船も終日、運航取りやめになっていた。
「大しけや台風並みの高波で、危険度が高かった」。
レンタルボート業「支笏湖中央ボート」(千歳市支笏湖温泉)の荒町代表(47)は振り返った。
湖畔は朝から家族連れなどでにぎわったが、強風による事故防止のため、営業はしなかった。
美笛キャンプ場の男性管理人(66)は、「キャンプに来た人が、沖に流されていく2人のボートを目撃したと聞いた」と話した。
出典
『台風並みの高波」強風で流されたか 支笏湖ボート2人死亡』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0397240.html
5月8日19時24分と5月8日15時10分にNHK北海道NEWS WEBからは、支笏湖の風の特徴などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
貸しボート店の店主は、「7日は突風があったので、営業をやめていた。支笏湖は10分とか15分で状況が変わる。方向もそうだが、急に吹いてくる」と話していた。
そして8日、湖の東側の岸からおよそ3kmの湖面と岸から50mほど離れた場所で2人が相次いで見つかり、2人とも死亡が確認された。
いずれも、出発したとみられる西側の岸とは反対側で、風に流されたのではないかとみられている。
気象台によると、支笏湖畔では、2人から通報があった7日午後1時半前には2.5m前後の風が吹き、それほど強くない状態だった。
しかし、湖畔の貸しボート店では、沖合では波が高かったことから、8日は手こぎボートの貸し出しを中止していたという。
貸しボート店の店主は、「100m、200mと沖に向かって離れるにつれて、どんどん波や風が強くなる傾向がある。特に、手で漕いでいくだけの船だと、風に負けて帰れなくなる」などと話していた。
地元の人によると、支笏湖では、陸で風が弱くても、何も遮るものがない沖では急に風が強まることがあるという。
支笏洞爺国立公園を管理する環境省は、地形によって風向きや強さが変わることもあり、湖でのレジャーの際は、天候に十分注意してほしいと話している。
出典
『支笏湖 当時の現場の状況は?』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170508/3198971.html
『支笏湖 男性2人の死亡確認』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170508/3193631.html
2017年5月7日6時0分に西日本新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
6日午前11時10分ごろ、大分市横尾の雲川ため池で釣りをしていた会社員のSさん(18歳)=北九州市八幡東区=が誤って池に転落、助けようとした会社員のTさん(23歳)=佐賀県白石町=も溺れ、約1時間半後に消防隊員が引き上げたが、いずれも病院で死亡が確認された。
死因は、共に水死とみられる。
警察によると、2人は別々の建設会社に勤務しているが、大分市内の作業現場が同じ仕事仲間。
同日は午前9時ごろから、同じく仕事仲間の知人男性(20)と計3人でブラックバス釣りをしていた。
釣りの最中にSさんが斜面で足を滑らせて池に転落し、Tさんが助けようと池に入ったところ2人とも溺れ、知人男性が110番した。
雲川ため池は、地元水利権者の組合が管理する農業用ため池で、当時の水深は7~8mだった。
地元住民によると、ため池は約20世帯が利用。
20年ほど前、補修工事に伴って水を入れ替えた後、ブラックバスが生息するようになり、バス釣り目当ての若者が無断で立ち入るようになった。
2008年には中学3年男子が釣り中に足を滑らせ、水死した。
組合は事故を受け、「立入禁止」「釣り禁止」の看板と鎖を設置したが、無断侵入は相次いでいるという。
地元の自治会長(男性、65歳)は、「注意しても言い返されるなど、聞き入れてもらえない」と頭を抱える。
組合長の男性(64)も、「池を柵で囲うのが一番いいが、設置費用は負担が大きい。また事故が起こるのではと、本当に困っている」と話している。
出典
『ため池で釣り2人水死 18歳転落、23歳救助試み』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/oita/article/326506
5月8日付で大分合同新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前11時10分ごろ、大分市横尾の「雲川溜(ため)池」で、釣りをしていた会社員のSさん(18)が足を滑らせ、池に転落した。
Sさんを助けようと会社員のTさん(23)が池に飛び込んだが、2人とも溺れ、約1時間半後に岸から数メートルの水中で見つかった。
2人は、運ばれた市内の病院で死亡が確認された。死因は水死。
現場は大分銀行ドームの近く。
2008年にも、釣りをしていた男子中学生が転落して死亡している。
警察によると、SさんとTさんは、同僚の男性(20)と3人で、午前9時ごろから池を訪れていた。
男性が119番通報した。
2人が溺れた堤防の近くは急な傾斜になっており、深さは7~8mだった。
3人は仕事仲間で、現在、大分市内の工事現場で住み込みで働いている。
地元の自治会長(65)によると、ため池は農業用で、地域の10数人が水田の耕作などに利用している。
08年の事故を受け、入り口にはチェーンを張り、釣り禁止の看板を掲げていたが、休日には釣り人が立ち入っていたという。
近くの釣具店の店員(27)は、「ため池はよく釣れるとの評判もあるが、危険な場所ともいわれていた」と指摘した。
自治会長は、「対策を検討したいが、フェンスで池を取り囲むのは費用もかかる。地元だけでは限界がある」と話した。
出典
『大分市のため池 男性転落 死亡 助けに入った1人も』
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/05/07/JD0055728351
(ブログ者コメント)
西日本新聞掲載写真を見ると、ため池に通じているらしき幅1~2mの道の入口に、「釣り禁止」と書かれた看板(A3版ぐらいの大きさ)が鉄柱にぶら下げられている。
「禁止」の文字は赤色表示。
普段、その鉄柱にはチェーンも取り付けられているのかもしれない。
2017年4月27日11時26分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月27日11時22分にNHK北九州からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
山口県下関市の沖合で、2015年9月、イカ釣り漁船が転覆し、乗組員の男性1人が行方不明になった事故で、運輸安全委員会は、27日、「船が傾いた際に漁獲物のイカが箱から流れ出し排水口を詰まらせたため、甲板に水がたまって復原力が低下した」とする調査報告書を公表した。
事故は同年9月1日早朝に発生。
乗組員2人のうち、50歳代の甲板員1人の行方がわからなくなった。
60歳代の男性船長は、別の船に救助された。
報告書は事故原因について、「漁船は風速20~30mの暴風と約2~3mの高波を受け傾いた」と指摘。
復原力が低下した船が「風や波を引き続き受けて転覆したと考えられる」と結論付けた。
出典
『排水口にイカ、水がたまり復原力低下…漁船転覆』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170427-OYT1T50057.html
『漁船転覆事故 イカが排水口塞ぐ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025913371.html
2017年2月27日21時1分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月27日22時28分に共同通信から、2月27日22時30分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後3時55分ごろ、岩手県奥州市江刺区のため池にワカサギ釣りに出かけた同市水沢区の無職STさん(71)の家族から、「家に戻ってこない」と119番通報があった。
警察によると、池に張った氷に7~8m幅の穴が開いており、周囲に釣り道具や椅子、氷に穴を開ける器具などが残されていた。
池の近くには、3台の車がとまっていたという。
警察によると、ほかに、いずれも水沢区在住で農業TYさん(73)、農業SYさん(73)、無職TMさん(88)と連絡が取れなくなっており、4人が転落した可能性があるとみて調べている。
池は、近くの民家から約300m離れた山林の中にあり、直径約100m、水面を覆う氷の厚さは約5cm、水深は5~6mあるという。
出典
『池の氷に穴、ワカサギ釣りの4人転落か 岩手・奥州』
http://www.asahi.com/articles/ASK2W64R3K2WUJUB00F.html
『池の氷割れ4人転落か、岩手 釣りの男性ら不明』
https://this.kiji.is/208913341654402548?c=39546741839462401
『ワカサギ釣りの4人が行方不明…池に落ちたか』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170227-OYT1T50119.html
2月28日15時47分にNHK盛岡からは、4人が死亡していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察と消防が捜索した結果、28日朝、池の中から4人が見つかり、死亡が確認された。
盛岡地方気象台によると、事故があった奥州市江刺愛宕の、事故前日26日の最低気温は氷点下0度2分、最高気温は6度8分で、平年より2℃から4℃近く高くなっていた。
出典
『わかさぎ釣り 4人死亡を確認』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044291311.html?t=1488316112023
3月1日10時53分に産経新聞からは、このため池はワカサギ釣りの「穴場」だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月1日付で岩手日報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
このため池は、冬場はほとんど訪れる人がいない場所だが、ごく一部の愛好家がワカサギ釣りを楽しんでいた“穴場”だったという。
一方で、「昔からのため池で、何も規制はされていなかった」という。
県内の漁業関係者は、遊漁者らの放流などで安全管理が不十分な漁場が拡大している可能性を指摘。
同ため池を管理する藤里北部溜池用水組合は、今後、釣りを禁止する方針だ。
同組合によると、同ため池は近くの山から流れる沢をせき止め、江戸時代後期に築かれた。
ワカサギが生息していた原因は不明だが、盛岡市内丸の県内水面漁連の伊藤専務理事は、「何らかの形で繁殖させる行為がなければ、ため池にワカサギはいないはずだ。遊漁者が放流したことも考えられる」と指摘する。
出典
『ワカサギ釣り4人転落 「氷割れる」周囲から警告 釣りの穴場、規制なく 岩手・奥州市』
http://www.sankei.com/affairs/news/170301/afr1703010006-n1.html
『事故現場は今後釣り禁止へ 奥州、釣り人4人死亡』
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20170301_1
2月28日15時47分にNHK盛岡からは、わかさぎ釣りを行う際の安全対策等に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、これから春が近づき、暖かい日が多くなって氷が解けやすくなることから、安全管理者がいない場所での釣りを控えたり、万が一転落しても水中に沈まないようライフジャケットを着用したりするよう、注意を呼びかけている。
岩手県内のわかさぎ釣りの名所として知られる盛岡市郊外、岩洞湖の漁業協同組合の理事によると、岩洞湖では安全確保のため、氷の厚さが15cm以上にならないとわかさぎ釣りを解禁しないと取り決めているという。
また1日2回、氷の厚みが十分か、氷に大きな穴や割れている箇所はないかを複数の態勢で確認して回り、危険な場所はロープで囲って看板で注意を呼びかけたり、ブログで知らせたりしているという。
この理事は、事故があったため池のような、監視や管理がない場所でのわかさぎ釣りは、基本的には勧められないとしている。
その上で、仮に氷の上に乗る場合は、あらかじめ自分の体重と同じ重さの荷物を氷の上に載せて滑らせるなどして強度を確かめ、氷が割れた場合も想定して、ロープなどの装備を用意する必要があると話していた。
この理事は、「わかさぎ釣りは、誰が見ても大丈夫だという場所で楽しんでほしい」と話している。
出典
『わかさぎ釣りは安全な場所で』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044291321.html?t=1488316234043
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
3月1日19時48分にNHK北海道NEWS WEBから、北海道における安全対策例が、下記趣旨でネット配信されていた。
道内は2日も気温の高い状態が続く見込みで、氷の上でわかさぎ釣りをする場合は注意が必要だ。
先月28日、岩手県奥州市にあるため池で池に張った氷が割れて、わかさぎ釣りに行った男性4人が転落し死亡した。
わかさぎ釣りをする場所は大きく分けて2つあり、管理されている釣り場と管理されていない釣り場に分けられ、注意が必要だ。
管理されている釣り場は、道内では網走市の網走湖や道北の幌加内町の朱鞠内湖などに代表され、地元の観光協会や漁協などが氷の厚さを計測するなどし、氷の状況に応じて釣りができる期間を決めている。
このうち網走湖では、氷の厚さをチェックしたり、指定された区域外で釣りをしないように呼びかけたりするなど、安全対策を行っている。
ワカサギ釣り会場を管理する網走市観光協会によると、毎日数回程度、担当者が湖の上で氷の厚さを測っているという。
現在、氷の厚さは70cmほどあるが、気温が上がり、氷が緩み始めるこの時期は、特に念入りにチェックしているという。
網走市観光協会では、指定された区域以外は氷が薄くなっている所があることから、区域外で釣りをしないように呼びかけているということで、観光協会の井上専務理事は、「氷の厚さが15cm以下になると湖での釣りは出来ません。これから次第に氷が薄くなるので、こまめに計測するようにしています」と話している。
一方、氷の厚さの計測などの安全対策が行われていない釣り場もある。
釣り場を管理する漁協や釣具店などによると、わかさぎ釣りができる氷の厚さは地域によって大きく異なり、雪が多く降る場所では、氷に雪が含まれるため氷が柔らかくなりやすいとされる一方、雪が少なく気温が低い場所では、氷は硬くなりやすいとされているという。
出典
『寒気緩む ワカサギ釣りに注意』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170301/4314411.html
2017年1月28日付で鹿児島テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月28日19時0分にNHK宮崎からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前9時50分ごろ、鹿児島市平川町にある平川浄水場の配水池で、清掃作業をしていた宮崎県串間市の会社員の男性(34)が配水池の底に沈んでいるのを、一緒に作業をしていた別の作業員が見つけた。
男性は意識のない状態で病院に搬送されたが、約4時間後に死亡した。
事故当時、男性はホースを通して空気を送り込む潜水装備を身につけ、直径およそ25m、深さ4.5mほどの、水道水をためるコンクリート製の配水池の中で、たまった沈殿物を吸い上げる作業をしていたが、地上にいた別の作業員が、途中から男性の音声が途切れモニターにも映らなくなったことから、潜って確認したところ、男性が底に沈んでいたという。
男性は潜水士の資格を持ち、今月23日から平川浄水場で作業をしていた。
警察は、男性が溺れた可能性があるとみて、事故の詳しい原因を調べている。
出典
『浄水場の配水池で作業員水死』
http://news.ktstv.net/e67956.html
『配水池で清掃作業の男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5063441701.html?t=1485636336240
(ブログ者コメント)
NHKの映像には、ベビコンやガソリン携行缶らしきものが映っていた。
給油式ベビコンから送気していてCO中毒という事例が過去にはあるのだが・・・。
2017年1月20日付で鹿児島テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月20日21時33分にNHK鹿児島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日、長島町の獅子島で、フェリーを係留する作業をしていた男性が海に転落して死亡した。
海保によると、20日午後1時すぎ、長島町獅子島の片側港で、フェリーロザリオの着岸作業をしていた男性(74)が海に転落した。
男性は近くにいた人たちに海から引き上げられ、島内の診療所に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。
海保によると、岸壁にいた男性がフェリーをロープで係留する作業をしていたところ、強風でフェリーが流され、岸壁から離れ出した。
男性は、その際、ロープが右足に絡まり、引きづられるようにして海に転落したという。
気象台によると、当時、周辺では、やや強い風が観測され、波が高くなっていた。
海保が、当時の状況を詳しく調べている。
出典
『フェリー着岸作業で 男性死亡』
http://news.ktstv.net/e67852.html
『フェリー係留中に転落 死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053213691.html?t=1484949875087
2017年1月19日21時31分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月20日0字11分に共同通信から、1月19日23時59分に読売新聞から、1月20日13時7分にNHK首都圏NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後5時半すぎ、栃木市藤岡町の渡良瀬遊水地の第一貯水池で50代と20代の男性2人が浮いているのを遊水池を管理する国交省利根川上流河川事務所の職員が見つけ、消防に通報した。
2人は消防に引き上げられ、病院に搬送されたが、死亡した。
警察が死因などを調べている。
警察によると、2人は埼玉県川口市にある計測会社(本社・東京)の社員で、国交省から委託を受けて、19日午前10時半からボートに乗って貯水池に設置された水質を測定する装置の点検などをしていたという。
会社の同僚が2人と連絡が取れないことを不審に思い、同事務所へ連絡した。
2人はいずれもライフジャケットを身につけていて、近くで2人が乗っていたとみられる長さ4mのボートが無人の状態で見つかったという。
ボートは転覆していなかった。
警察は、2人が作業中に誤ってボートから転落した可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
貯水池の水深は約1mで、同日昼ごろの水温は4~5℃だった。
出典
『渡良瀬遊水地で2人が心肺停止』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170119/3185352.html
『渡良瀬遊水地で2人死亡 栃木、機械点検中に事故か』
https://this.kiji.is/194831805770956807?c=39546741839462401
『渡良瀬遊水地で水質調査機器点検、男性2人死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170119-OYT1T50145.html?from=ycont_top_txt
『渡良瀬遊水地2人死亡で検証』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170120/3194301.html
1月22日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)からは、死因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
栃木署は、21日、55歳の男性は溺れたことによる窒息死、25歳の男性は水死とみられると発表した。
(ブログ者コメント)
ライフジャケット着用者が水深1mの池で2名とも水死。
水が冷たくて・・ということだったのだろうか?
それとも、水に落ちてパニックになって・・・ということだったのだろうか?
(2017年2月19日 修正1 ;追記)
2017年1月21日付の下野新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
近くに着岸した状態で見つかったボートに転覆した跡がないことが、20日、警察への取材で分かった。
警察などによると、Tさん(55)は岸から約15m沖に浮き、Eさん(25)は救命胴衣を着け、岸に流れ着いた状態で発見された。
周辺の水深は、深くて約1m。
2人に外傷はなく、もう一つの救命胴衣は岸の上で見つかったという。
また、貯水池の監視カメラには、19日午後5時ごろ、岸にいるTさんとみられる人影が写っていたという。
Tさんは、その後、何らかの原因で転落したとみられる。
水質自動監視装置は、高さ5.5m、直径2.4m。
100mほど沖に浮いた状態で湖底にワイヤで固定。
点検作業は2人以上で、装置内に入るなどして行うという。
1月は水質改善のため、池の水位を下げる「干し上げ」に伴い、装置から水中に沈めたセンサーの引き上げ作業を行うことになっていた。
水温は19日昼、4~5℃程度だったという。
2017年1月8日12時56分にNHK神戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月8日12時8分にgooニュース(ABC NEWS)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前5時ごろ、姫路市細江の姫路港の岸壁からおよそ50mの沖合で、1人ではしけに乗っていた39歳の男性の乗員の行方がわからなくなったと、海運会社から連絡があった。
海保などによると、男性が乗っていたはしけは長さ30m、幅7m50cmで、2隻がつながれタグボートに引っ張られていて、もう1隻のはしけの乗員が、海に落ちるような音を聞いて振り返ったところ、男性の姿が見えなくなっていたという。
男性は、姫路港にある製鉄会社の工場から鋼材を積み込むため、神戸港からえい航されていたはしけの甲板の上に出て準備をしていたということで、海保や警察は、海に転落したとみて巡視艇やヘリコプターを出して捜索している。
当時、天候はくもりで、波や海は穏やかだった。
出典
『はしけから乗員が海中に転落か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025858381.html?t=1483910446556
『船から海に転落、男性不明 姫路』
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/68/cf344baa1b1e70f795da833d3eecd514.html?fr=RSS
2016年12月23日17時39分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月23日付であいテレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前9時25分ごろ、松山市港山町の三津浜港で、市営渡船「三津の渡し」の船長から、下船後の利用客が海に落ちたと海保に通報があった。
巡視艇の乗組員が約10分後に救助したが、搬送先の病院で死亡が確認された。
海保によると、死亡したのは松山市三津の無職男性(80)。
三津の渡しは、港内の南北約80mを結ぶ無料の市営渡船で、近くの住民の身近な交通機関として利用されている。
男性は南の三津側で渡船に乗り、港山町側で下船した直後、岸壁の階段を上る際に転倒し、約3m下の海に落ちたという。
突風にあおられて落ちたとみられる。
事故当時、愛媛県内全域に強風注意報と波浪注意報が出されていた。
気象台の観測によると、松山市の午前9時の風速は5.2mだったが、船長や付近の住民によると、現場付近では時折強い風が吹いていたという。
出典
『下船直後に海に転落、80歳男性死亡 突風にあおられ?』
http://www.asahi.com/articles/ASJDR5KCRJDRPFIB00C.html
『「三津の渡し」海中転落 高齢男性が死亡』
http://www.itv-ehime.co.jp/catch/news_detail.php?date=20161223&no=0002
12月23日19時1分にNHK松山からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は、この渡し船をよく利用していたという。
※以下は、船長がインタビューに対し答えていた音声のみの情報。
・(男性は)突風にあおられて、後ろを向いて転落するような形で(海に落ちた)。
・風は相当強かった。ずっと吹きっぱなしだった。
出典
『三津浜で海中転落の男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20161223/5537262.html
2016年11月14日17時12分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月14日19時15分にBSN新潟放送;gooニュースから、11月14日19時44分にテレビ新潟;日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前9時40分ごろ、長岡市黒津町の信濃川で、測量をしていた作業員から「同僚1人の姿が見えなくなった」と警察に通報が入った。
行方がわからなくなったのは長岡市の測量会社の作業員の男性(28)で、警察などが捜索した結果、およそ1時間半後に250mほど下流で見つかったが、病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は14日朝から同僚2人とともに、川にかかる北陸自動車道の橋の下で水深を測る作業を行っていたという。
当時、男性は測量用のポールを持ち、川に入って水深を測っていたが、川岸にいた別の作業員によると、突然姿が見えなくなったという。
ライフジャケットは着用していなかったという。
作業を委託した信濃川河川事務所によると、現場の信濃川は川幅がおよそ1kmほどあり、流れも比較的穏やで、雨も降っていなかったため、水量もふだんと変わらなかったという。
作業現場の水深はひざ丈ぐらいだが、場所によっては深い所もあるということで、警察は、男性が川の深みにはまり溺れたとみて、詳しく調べている。
河川事務所は、「二度とあってはいけない事故で、警察などに協力して原因を究明したい」としている。
出典
『信濃川で測量作業員流され死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034383702.html?t=1479154782889
『測量中に川に流され男性死亡』
http://news.goo.ne.jp/article/bsn/region/bsn-kennai20161114-7207961.html
『信濃川で測量作業員が流され死亡』
http://www.news24.jp/nnn/news88210736.html
2016年10月23日19時3分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良県五條市で川の護岸などを点検していた65歳の男性が流され、死亡した。
死亡したのは奈良市の会社員の男性(65)。
警察によると、男性は、河川の護岸などの点検を請け負う会社の社員で、23日午前11時半ごろ、五條市西吉野町の丹生川で奈良県から発注された点検業務をしていた際、流されたという。
男性は、同僚の男性と2人で点検中に、水深1mほどの川の中に入って、約10m離れた対岸に渡ろうとした際、足を取られて流されたという。
警察と消防などが捜索した結果、夕方になって川の中で男性が沈んでいるのが見つかり、死亡が確認された。
当時、現場付近の川の水位はふだんと変わらず、流れも穏やかだったということで、警察が詳しい状況を調べている。
出典
『護岸点検中に流され男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161023/3781262.html
(2016年11月18日 修正1 ;追記)
2016年10月24日付の奈良新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
約5時間後、捜索していた消防隊員が約280m下流の川底(水深約4.5m)で男性を発見。
まもなく死亡を確認した。
警察によると、男性は同日午前9時20分ごろから、会社の同僚の男性(46)と、県五條土木事務所から発注された業務を実施していた。
2016年10月19日23時48分にNHK津から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後3時前、津市雲出鋼管町の津港で、係留された台船に乗っていた三重県四日市市の作業員の19歳の男性が海に沈んで行方不明になったと、警察に通報があった。
海保によると、警察からの連絡を受けて海保の潜水士などが周辺を捜索したところ、午後7時前に、台船から沖に15mほど離れた海中で作業員を発見した。
作業員は、引き上げられて病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
海保によると、作業員は、台船につながれていた小型の船が海に流されたため、「自分が回収に行く」と言って海に飛び込んだという。
現場は水深8mほどで、津地方気象台によると、当時、波浪や強風の注意報は出ていなかった。
海保などは、男性が海に飛び込んだ状況などを調べている。
出典
『海で行方不明の作業員 死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3073677271.html?t=1476904933154
2016年9月7日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮城県大衡村のため池で7月に父子3人が死亡した水難事故を調査していた水難学会は、6日、大崎市内で記者会見し、「一見安全そうに見える池ののり面は、大人が水中から上陸できない傾斜角度だった」と、危険認識の不足を指摘した。
事故は7月1日、大衡村の八志沼で発生。
釣りをしていた30代の父親と小学生と幼稚園児の兄弟が、おぼれて亡くなった。
学会の事故調査委員会は、8月、事故現場近くで池に入った大人が自力で陸に戻れるか、子どもを陸に上げられるかなどの検証実験を行った。
池のコンクリート製のり面の傾斜角は27°。
乾いた状態なら人が歩けるが、水にぬれたり表面にこけが生えていたりすると、滑って水中から上がれなかった。
子どもに見立てた重さ約18kgのポリタンクを上陸させる実験も失敗した。
学会長の斎藤秀俊長岡技術科学大教授は、「陸からは危険性を感じられない角度だった。しかし実際には危険が潜み、そのコントラストの大きさが恐ろしい水難事故につながった」と述べた。
ため池には不用意に近づかず、万が一着衣のままおぼれた場合は「必ず浮くので、そのまま助けを待ってほしい」と呼び掛けた。
水難学会は2011年の設立で、会員は消防士や研究者ら約1800人。
3人以上の犠牲者が出た水難事故で調査を行っており、今回の結果は、今後、ホームページなどで報告し、広く注意を喚起する。
出典
『<大衡父子水死>ため池傾斜 滑って上がれず』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160907_13008.html
9月7日付で読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9月6日20時16分にNHK東北NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大衡村大衡の八志沼で、7月、釣りをしていた父子3人が溺れて死亡した事故で、水難救助の専門家などで組織する水難学会(新潟県長岡市)は、6日、大崎市内で事故調査結果を発表した。
同学会では、「沼に落ちると、のり面を覆う泥やこけで足が滑り、自力で陸地にはい上がれない」と指摘し、「全てのため池で同様の事故が起きる可能性がある」と警鐘を鳴らした。
事故は7月1日夜、釣りをしていた大崎市の父親(36)と長男(9)、次男(5)が八志沼に落ちて溺死した。
その後、同学会が事故原因を調べていた。
調査結果によると、八志沼ののり面はコンクリート製で、傾斜が27°、水中部分は泥やこけで覆われていた。
30歳代後半の消防隊員が現場付近で事故と同様の状況で上陸を試みたが、滑ってはい上がれなかった。
同学会の斎藤秀俊会長は、「子供を助けようと思ったが、父親は足が滑って焦ったのではないか」と心理的要因も指摘。
「陸地から見て、容易に上陸できるゆるい傾斜と判断してはいけない」と話した。
県によると、県内には約6000か所のため池があるという。
斎藤会長は、「柵も注意看板もなく、より急な傾斜のため池も多い」とし、不用意に近づかないよう、注意を呼びかけた。
事故を受け、自治体も、ため池の安全対策を進めている。
大衡村は、八志沼の事故現場付近に「立ち入り禁止」の看板を立てた。
また、村内の各区長に、釣り人が多く訪れるため池の調査協力も求めた。
ため池が272か所あるという仙台市では、フェンスの有無などを調べるとともに、子供が踏み入らないよう、絵で注意を促す看板の設置を進めている。
農水省のまとめによると、ため池での死亡事故は、毎年、全国で20件から30件程度起きていて、そのおよそ3分の1が、釣りや水遊びなどの最中の事故だったという。
斎藤教授は、「ため池は、水の中に人が入ることを想定した作りにはなっていないので、不用意に、ため池に近づないようにしてほしい」と話していた。
出典
『沼落下「自力で上がれず」…大衡3人死亡事故調査』
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20160906-OYTNT50320.html?from=y10
『ため池転落死亡 検証結果公表』
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20160906/5357701.html
(ブログ者コメント)
○NHKからは、消防隊員がわざと滑って足から池に落ち、這うようにしてのり面を上がろうとしたが上がりきれない・・・そんな再現実験の様子が放映されていた。
○「のり面を覆う泥やこけで足が滑り、自力では這い上がれない」とは、今年8月の山倉ダム事例でブログ者がまた聞きした内容と同じだ。
ちなみに、山倉ダムのほうが、今回再現実験したため池よりは勾配が急なように感じた。
2016年8月26日掲載
2016年8月19日 千葉県市原市の山倉ダムでのり面を除草中のアルバイト男性がダム湖に滑り落ちて溺死、背負っていた草刈り機が邪魔になり水中で体の自由がきかなかったか?
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6214/
2016年8月25日18時13分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし4月、天草市沖で磯釣りの渡し船の男性船長が海に転落して死亡した事故で、船長が着ていた手動式のライフジャケットが作動していなかったことが分かり、国の運輸安全委員会は、船などで作業を行う際には、自動式のライフジャケットを着用することが望ましいなどとする報告書を公表した。
この事故は、ことし4月、天草市沖で釣り客7人を乗せていた磯釣りの渡し船の男性船長が海に転落して死亡したもので、国の運輸安全委員会は調査を進め、25日、報告書を公表した。
報告書によると、船長の死因は溺死で、船のクラッチは「前進」から「後進」に切り替えられていたほか、速度を調節するレバーの位置は「低速」だったという。
このため、運輸安全委員会は、船長がクラッチを切り替えたあと、何らかの原因で転落したとみている。
また、船長が着ていた手動式のライフジャケットは作動していなかったということで、運輸安全委員会は、船などで作業を行う際には、自動式のライフジャケットを着用することが望ましいなどと呼びかけている。
出典
『遊漁船の船長転落事故で報告書』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5005061321.html?t=1472163222499
(ブログ者コメント)
運輸安全委員会の報告書は、下記参照。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/ship/rep-acci/2016/MA2016-8-26_2016ns0032.pdf
2016年8月20日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
19日午前9時15分ごろ、市原市山倉の山倉ダムで、のり面を除草作業中の男性(67)がダム湖に滑り落ちた。
一緒にいた作業員らがロープで救助を試みたが、男性は約45分後に水深2mの底で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察は、詳しい事故原因を調べている。
警察によると、男性はアルバイトとして、県森林組合の職員らと共に除草作業に当たっていたとみられる。
(ブログ者コメント)
山倉ダムは、ブログ者の住まいからそう遠くない。
数日後、現場に行ってみると、近くで別作業に当たっていたガードマンらしきオジさんがいた。
そこで、知っているかな?と思いつつ聞いてみたところ、また聞きだが・・・と前置きした上で、以下の情報を教えてくれた。
○草刈り機を背負っていたのが良くなかった、と聞いた。
重しになったというよりは、身動きがとれなかったという感じだったらしい。
○水辺に藻が生えているのでツルツルして護岸ブロックを掴めなかったようだ、という話も聞いた。
オジさん談)安全帯を着けたうえで片方のロープの端を柵に縛っておけばよかったのに・・・。
場所的には、このゲートからのり面に入った模様。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。