2022年12月19日付でMerkmalから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東海道新幹線の停電事故が12月18日、発生した。
東京~新大阪間では最大4時間の運転見合わせとなり、74本が運休、114本が最大4時間28分遅れるなど、約11万人に影響が出た。
過去同様の件について振り返る。
【約11万人の足に影響】
東海道新幹線の停電事故が12月18日、発生した。
東京~新大阪間では最大4時間の運転見合わせとなり、74本が運休、114本が最大4時間28分遅れるなど、約11万人に影響が出た。
事故発生が日曜午後ということもあり、旅行者などの多いターミナル駅では多くの人たちが右往左往し、大混乱となった。
JR東海によると、停電は13時頃に豊橋~名古屋間の上下線で発生した。
上り線はすぐに運転を再開できたものの、安城市内の下り線でトロリー線をつり下げる吊架線(ちょうかせん)が切れていたことから、復旧のため上下線で運転見合わせとなった。
【36年前は「5時間14分」の遅れ発生も】
架線が切断し停電に至った理由は現在も調査中だが、鉄道で架線切断が原因となり列車が運転見合わせになるのは、まま起きる。
新幹線でも数年に一度は、なにがしかの理由で架線が切断したり、電気を送ることができなくなったりして、乗客の足が乱れる事故が起きている。
事故理由は、不可抗力なものから、完全にミスだったものまで、さまざまだ。
1986(昭和61)年11月12日に東海道新幹線の三島~静岡間で発生した停電では、最大で「5時間14分」の遅れが発生し、約2万1000人の足が乱れた。
国鉄は当時、東京駅に「列車ホテル」を準備するとともに、会議室を開放した。
さらに13日午前2時半と3時半、国電区間で臨時列車を走らせる対応を取っている。
この停電は架線が切断したことによるものだが、原因は保守点検のミスだった。
当時利用されていた架線は直径12.34mmで、耐用年数は3年とされていた。
直前点検の際には直径が6.5mmまで摩耗しており、取り換え基準の8.5mmを下回っていた。
ただ、激しい摩耗は一部だったため、
・耐用年数に達していない
・近々架線の総取り換えが予定されていた
ことを理由に「まだしばらくは耐えられる」と判断したところ、切断に至ってしまった。
【停電の最中にさらなるトラブル発生も】
明らかな保守の判断ミスで運行に支障が出たわけだが、架線に支障が出る理由はほんとうにさまざまだ。
1992(平成4)年11月21日、静岡県静岡市の東海道本線で起きた停電では、約3時間半にわたって東京~新大阪間の全線が不通となり、56本が運休した。
加えて、この事故の最中に、三島~静岡間において大雨で運転見合わせも起こったため、ダイヤが終日乱れる騒ぎとなった。
この停電の原因は新幹線ではなく、「東名高速道路」で行われていた工事だった。
事故が起きたのは静岡市駿河区用宗巴町の東海道本線と東名高速道路の交差する地点だ。
この日、東名高速道路の外側で足場を組んで工事を行っていたところ、足場が幅約40mにわたって垂れ下がり、約6.5m下の新幹線の架線に接触、停電した。
新幹線にとっても災難だが、こんなに大規模に足場を崩壊させてしまった東名高速道路はさらに真っ青だったろう。
ただ、事故後の数時間で足場を撤去して、運行を再開させているため、その技術力は評価に値するだろう。
停電理由には人為的なもの以外もある。
1994年6月10日、東海道新幹線の静岡~新富士間で事故が発生した。
理由は、カラスが架線と架線を支える支柱の間に挟まったためだった。
この事故では高圧電流がカラスと支柱を伝って地面に流れ、静岡駅構内にあるポイント制御用のケーブルと信号回路が焼き切れた。
このため、自動列車制御装置が使用不能になり、1時間11分にわたって、全線で運転見合わせとなった。
このように、さまざまな理由で停電が発生し、新幹線のダイヤが乱れる事故が起きている。
ちなみに、携帯電話の普及以前は、現在以上の混乱が見られた。
【立ち往生が当たり前の時代】
前述の1986(昭和61)年のケースで、「深夜に臨時列車を運行する」という措置を取っているのも、現在のように乗客がスマートフォンを持っていないため情報を得られず、駅員も「遅れているが接続は間に合う」と案内。
その後、深夜になって到着した乗客が駅に滞留したためと考えられる。
1994(平成6)年のケースでは、多くの新幹線の遅れが2時間以内だったため、特急券の払い戻しは行われなかったが、東北・上越・山形新幹線などに乗り継ぐ客が最終列車に間に合わず、東京駅で立ち往生する結果となった。
これを報じた記事には、「京都駅で駅員が間に合うと言ったから乗ったのに、だめだった」という乗客の証言も書かれており、JRも現在ほど緊急時の乗客への対応が洗練されていなかったことがわかる。
【緊急対応の発展は2010年代から】
緊急時の対応がより発展したのは、2010年代に入ってからだ。
2010(平成22)年1月29日には、東海道新幹線で部品交換の際にボルトをつけ忘れたのが原因でパンダグラフが外れ、架線が切れる事故が起きている(神奈川県横浜市)。
このとき当初、乗客に対して「沿線火災で架線が切れた」との案内が行われたため、パンダグラフの落下が原因とわかると、「わざとウソの情報を流したのか」などの苦情が、JR東海と国土交通省に殺到した。
これを受けてJR東海は、トラブル発生時、各部署(指令)に臨時の情報責任者を設置。
情報を集約した後に、旅客指令を通じて列車や駅に情報を伝えることを明確化している。
現在は在来線でも運転見合わせの際、事故内容や復旧見通しなどを細かくアナウンスすることが多いが、それはこうした情報の集約と役割分担が明確になったからだ。
ただ、どんなに対策しても、今回のようにトラブルや混乱は必ず起こる。
利用者にもそんな心構えが必要だ。
https://merkmal-biz.jp/post/28234
12月20日23時38分に読売新聞からは、トロリ線を吊るすハンガという棒状金具が折れていたなど下記趣旨の記事が、破断か所の図解付きでネット配信されていた。
JR東海は20日、架線をつるす金具が折れ、別の架線と接触し、ショートして停電したことが原因だったと発表した。
新幹線の車両には、上部に張られたトロリ線から電力を供給している。
トロリ線は、その上に張られた「吊架線」からハンガという棒状の金具でつり下げられている。
JR東海によると、トラブルの原因となった愛知県安城市内の下り線は、トロリ線が並行して2本張られている区間で、うち1本をつるすハンガが何らかの原因で折れた。
折れたハンガは並行する2本のトロリ線のうち、本来は触れるはずのない線と接触。ショートを起こし、停電したという。
JR東海によると、この部分の架線が設置されたのは2016年11月で、今年6月の目視点検では異常はなかったという。
今月12日にも線路上を係員が歩いて巡視していた。
同社はハンガが切断された理由を調べるとともに、同じ構造をしている56か所を緊急点検する。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221220-OYT1T50222/
(2023年2月25日 修正1 ;追記)
2023年2月22日18時50分に毎日新聞からは、列車が通過するたびに金具が大きく揺れ、金属疲労で破断したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
JR東海は22日、昨年12月に約4時間にわたり東海道新幹線が運転を見合わせた停電トラブルは、車両に電力を供給するトロリ線をつり下げる棒状の金具が金属疲労で折れ、ショートが起きたことが原因だったと明らかにした。
既に同じ構造の61カ所の金具を新品に交換しており、従来の直径6ミリから同7ミリのものに順次置き換える。
同社によると、発生箇所では列車が通過するたびに金具が大きく揺れる「共振」という現象が起き、金属疲労が進んだという。
折れた金具が動いて別のトロリ線に接触、ショートが起きて停電した。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20230222/k00/00m/040/239000c
2月24日19時0分にYAHOOニュース(Response)からは、2014年から順次導入されてきた「高速ヘビーシンプル架線」でハンガが長くなった結果、共振が発生したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東海は2月22日、東海道新幹線・豊橋~三河安城間の下り線(愛知県安城市古井町内)で2022年12月18日に発生した架線断線事故の原因と事故防止対策を明らかにした。
東海道新幹線の架線は、車両に電力を供給する「トロリ線」、トロリ線を吊る「吊(ちょう)架線」、トロリ線を吊るための「ハンガ」と呼ばれる金具から構成されている。
従来は「補助吊(ちょう)架線」がある3架線の「ヘビーコンパウンド架線」が使われていたが、部品点数やコスト削減を図るため、補助ちょう架線を省略して2本の架線とする「高速ヘビーシンプル架線」が2014年から曲線半径2500m以上の明かり区間(トンネルとトンネルの間の区間)へ順次導入されてきた。
JR東海では今回の事故原因を、この高速ヘビーシンプル架線において「トロリ線を吊るための金具であるハンガの下部が折損し、エアセクション(架線を電気的に区分する箇所)内でトロリ線とちょう架線が短絡し、ちょう架線が断線したため」として、遠因となったハンガの折損原因を調査してきた。
その結果、高速ヘビーシンプル架線では、ちょう架線・トロリ線間のハンガが長くなり、その吊上げ力が小さくなった場合に振動の振幅が大きくなる「共振」と呼ばれる現象が発生。
それが列車通過のたびに10数秒程度続いた結果、金属疲労が促進され折損に繋がったとしている。
これを受け、暫定対策としてハンガのすべてが新品に交換されており、ほかにハンガ径を太くしたものへの順次置換え、10日に1回の巡視点検による列車通過時の振動状況確認が行なわれる。
また恒久的な対策としては、ハンガの長さを短縮して共振を抑えるよう改修される。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a8b689de02a84becf1c4d94a0c126c550607d79
2月22日18時20分に朝日新聞からは、共振は過去に例がない現象だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東海は22日、架線の金具が金属疲労で折れたことでショートし、架線が断線したと発表した。
新幹線が通過する際に発生する想定外の揺れによって金具が疲労破断したといい、「過去に経験がない事象だった」と説明している。
JR東海によると、停電は昨年12月18日午後1時ごろに起きた。
下り線で、列車に電力を供給する「トロリ線」をつり下げるための「吊架(ちょうか)線」が、愛知県安城市内で切れているのが確認された。
トロリ線と吊架線をつなぐ「ハンガ」と呼ばれる金具の下部が折れ、別のトロリ線に接触。
通常とは異なる回路で電流が流れて吊架線が断線し、停電に至ったとみられる。
断線があった場所でハンガを新品に置き換えて調査したところ、列車が通過する際に通常より振動の振れ幅が大きくなる「共振」と呼ばれる現象が続くことがわかったという。
JR東海はこの揺れについて「ハンガの長さやつり上げ力など特定の条件が重なった。ハンガの共振は過去に経験がない」と説明している。
断線があった場所と架線構造が同じ区間で、太いハンガに順次置き換えるなどの対策を進めていくという。
https://www.asahi.com/articles/ASR2Q61NJR2QUTIL046.html
2022年12月17日8時43分にYAHOOニュース(弁護士ドットコムニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
あちこちで流れるクリスマスソング。
街中には輝くイルミネーションや大きなツリー。
ロマンチックなクリスマスムードが街を包み込んでいる。
戸建が立ち並ぶ住宅街では、工夫を凝らした電飾イルミネーションもみられる。
「きれいだね」「素敵」と思わず住宅の前に立ち止まる人たちも少なくない。
しかし、そんな自宅イルミネーションに不快感を感じ、「光害」と受け取る人もいるようだ。
実際に、自宅イルミネーションをやめるように促す手紙が投函されていたという相談が弁護士ドットコムに寄せられている。
手紙には「電気代がもったいない」「このまま続ければ殺す」などと書かれていたという。
そもそも、自宅イルミネーションに対するルールはあるのだろうか。
【「光害対策ガイドライン」が参考になる】
自宅にイルミネーション装飾をしたいときに参考になるのは、環境省が公表する光害対策ガイドラインだ。
公害対策に詳しい山之内桂弁護士は、次のように説明する。
「このガイドラインでは、国際照明委員会(CIE)の基準が参考に示されており、街中の住宅地や商業地での夜間窓面の明るさの許容最大値は、10~25ルクスとされています。
ちなみに、20ルクスとは『10m先から人の顔や行動がだいたいわかる明るさ』と言われています。
この数値よりも近隣の窓辺が明るくなってしまうような電飾や、フラッシュのように点滅して極端な明暗差を生じる電飾等は避けるべきでしょう。
また、人が寝静まる深夜には、より厳しい基準が設けられています。
通常消灯すべき時間帯は、許容最大値が2~5ルクスとされています。
これは、暗くなると自動点灯する照明機器が作動点灯する程度の明るさです。
消灯時間について特段の法規制はありませんが、貸金業法施行規則や特定商取引法通達が午後9時以降の営業活動を原則禁止していることからすれば、住宅地では、遅くとも午後9時までには電飾を消灯すべきと思います。
その他、光害防止や星空保護などをうたう地域の条例による規制にも従ってください」
【単なる「ご意見」の手紙ならば気にする必要はなし】
ガイドラインや条例を守っていたとしても、今回の相談者のように、思わぬ苦情を受け取ってしまうこともある。
そのような場合、どのように対応すべきなのだろうか。
山之内弁護士は、次のようにアドバイスする。
「具体的危害を予告・示唆する内容の手紙を渡して義務なきことを要求することは、脅迫罪や強要罪に該当する可能性があります。
警察に相談し、被害届を出してください。
脅迫や強要でない単なるご意見の手紙なら、上記のような節度を守っている限り、気にする必要はありません。
ただし、嫌がらせが繰り返されたり、次第に悪質になっていったりすることが稀にありますので、念のため、監視カメラの設置などの予防策を検討されるとよいでしょう」
【取材協力弁護士】
山之内 桂(やまのうち・かつら)弁護士 1969年生まれ。宮崎県出身。
早稲田大学法学部卒。司法修習50期、JELF(日本環境法律家連盟)正会員。
大阪医療問題研究会会員。医療事故情報センター正会員。
事務所名:梅新東法律事務所 事務所URL:https://www.uhl.jp
https://news.yahoo.co.jp/articles/3949ac65aff1046bf0e6c586bc17556f28ddea69
2022年12月17日11時34分にYAHOOニュース(岩手放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岩手県北上市で16日午後、アンテナの点検作業をしていた30歳の男性が屋根から転落し死亡しました。
亡くなったのは、盛岡市西青山の会社員・兼田さん(30)です。
16日午後4時前、北上市内の事業所の屋根の上で1人でアンテナの点検作業をしていた兼田さんが、およそ6メートル下の建物内の床に転落しました。
兼田さんは市内の病院に運ばれましたが、頭などを強く打ち、およそ7時間半後に死亡が確認されました。
警察によりますと、建物は平屋で床はコンクリート製でした。
事故当時、屋根にはおよそ40センチの雪が積もっていたということです。
警察は兼田さんが誤って屋根の天窓を突き破って転落したとみて、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/197602c267c1b8d9c119743818756e70e666a40a
2022年12月19日9時49分にYAHOOニュース(ロイター)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
独ベルリンで16日未明、水族館とホテルなどを併設した複合施設で、約1500匹の熱帯魚を飼育していた、高さ約14メートルの大型水槽が破裂する事故があった。
約95万リットル以上の水が流れ出し、飼育していた魚はほとんどが割れたガラスの破片などともに流され、一部は道路にまで到達した。
事故のあった「シーライフ・ベルリン」は、水槽をエレベーターに乗って見学できるサービスを提供していた。
高さ約14メートルの円筒形の水槽は、独立したものとしては世界最大であったという。
約100人の救急隊員が駆け付けた。
現場は、ホテルや博物館を併設した複合施設。
ホテルに宿泊していた人は「まさに大混乱だった。全体が破裂して、完全に壊れた水槽が残っている。そして魚の死がいと破片。まったく劇的な状況だ」と語った。
ガラスの破片で2人が負傷した。
警察は、構造的な異常が発生した場合に備え、ホテルの客を避難させた。
さらに正面の通りも封鎖された。
建物の1階には破片が散乱して人の立ち入りが困難だったため、救助犬が捜索に当たった。
消防の広報は、水槽が破裂した原因はまだ不明だと述べた。
この水槽は2020年に改修が行われていた。
飼育されていた魚について消防はコメントしなかったが、警察はツイッターで信じられないほどの被害だと述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/47bd81d707281da1e8d03831936892163abd0d78
12月16日19時30分に朝日新聞からは、水槽はアクリルガラス製だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
破裂した原因はわかっていないが、警察はテロなどの兆候はないとしている。
破裂した「アクア・ドーム」と呼ばれる水槽はアクリルガラスでできており、高さ16メートル、直径11・5メートルの円筒形。
ホテルが入る建物のホールに2003年末に設置された。
19年秋に改装工事に入り、コロナ禍を経て今年6月に再開していた。
https://www.asahi.com/articles/ASQDJ67FYQDJUHBI02M.html
12月17日8時2分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、ガラス接着部の劣化が原因かもしれないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
ベルリン市長:
「全てのガラスや金属が壊れた。1,500匹の全ての魚を救うことができなかった」
その後、地元当局が1,500匹のうち、およそ30匹を救ったと発表した。
水槽は高さ16メートルの世界最大の自立型円筒形水槽で、設置から18年経過しており、ガラスの接着部分の劣化が破裂の原因と指摘されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cea3cf01ab3698e230d21fcc5fb71b1c00a9848
(ブログ者コメント)
ネット調査結果、出典不明だがが、アメリカの会社が製作した水槽らしいという情報があった。
2022年3月18日に掲載した第2報がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第3報修正6として掲載します。
第2報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12359/
(2022年12月21日 修正6 ;追記)
2022年12月15日22時6分にYAHOOニュース(新潟放送)からは、休憩中にも焼き釜の火がついていたためセンベイ屑が空焚き状態で加熱され発火に至ったとする会社側の事故報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三幸製菓が設置した外部の専門家を交えた事故調査委員会が15日、火災の原因などについてまとめた報告書を公表しました。
委員会は検証した内容を順次報告書にまとめていて、今回公表された二次報告書では火災の原因などについてとりまとめました。
報告書では、火が出た原因については、休憩中に焼き釜の火を止めず「せんべいくずが空焚き状態で加温され発火に至ったと推定される」としました。
また、火が燃え広がった経過については、火元と思われる焼釜室から火が天井に燃え移り、天井の発泡ウレタンを燃焼。「1階天井に沿って水平方向へ延焼していったものと考えられる」と推測しています。
火災発生のおよそ3分後には、高圧ケーブルが火災により断線し、工場全域で停電が発生。
そのため「Fスタジオ内での光源が断たれるとともに、電動シャッターの開閉が困難となった」ため、避難が困難になったともしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a3d7fb4c8ce2392161996cf14cc8aed91f22548
12月17日7時25分に読売新聞からは、再現実験結果、天井に吹きつけられた発泡ポリウレタンによって延焼が拡大した可能性大などとする消防庁の中間報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
総務省消防庁は16日、煎餅かすから出火したと指摘する中間報告を公表した。
同庁は今年度中に最終報告を策定する予定。
報告書によると、火災は2月11日深夜に発生。
従業員の目撃情報や屋外カメラの映像などから、乾燥機の内部を出火場所と推定した。
また、同庁は、断熱材の発泡ポリウレタンが吹き付けられた天井(横幅10メートル、奥行き5メートル)を使って再現実験を実施。
ガスバーナーを天井に近づけると、10秒程度で表面に着火、2~3分ほどで天井全体へと炎が回り、5分程度でほぼ燃え尽きたという。
下地材のみの天井で実験を行った場合は、ガスバーナーを1分ほど近づけても着火しなかったことなどから、発泡ポリウレタンが延焼を拡大させた可能性が高いと指摘した。
村上市消防本部によると、荒川工場では1988年~2019年に8件のぼやや部分焼が起きている。
その多くは、今回の中間報告でも指摘された乾燥機内にたまった煎餅のかすが発火したものだったという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221216-OYT1T50245/
12月16日18時1分に産経新聞からは、乾燥機内部からは2~3cm厚さの菓子屑が見つかっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
総務省消防庁の報告書によると、出火場所とされる乾燥機の内部からは火災後、2~3センチ堆積した菓子くずの炭化物が見つかり、「油分を含んだ菓子くずが、熱を受けて発火点に達した可能性が最も高い」とした。
https://www.sankei.com/article/20221216-WRVMK5IZOVIKFPCZ5GRJ7JMTTY/
12月17日12時38分に朝日新聞からは、焼き釜上部の乾燥機が熱せられ底にたまっていたセンベイかすが燃えた、火災報知器が何回も発報していたので発報しても作業を続けるのが普通になっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三幸製菓の報告書によると、当時は休憩時間で、工程は止まっていた。
せんべいがない状態で火が付いたままになっていた焼き窯から、上部に設置された乾燥機が熱せられ、底にたまったせんべいのかすが燃えたと考えられるとした。
・・・
調査委の聞き取りに、従業員のほとんどが非常口の存在を知らなかったと答えた。
報告書は、停電を想定したものになっていなかった点なども含め、避難訓練の不十分さを指摘した。
さらに、火災報知機が年に数回は誤って発報し、火災前月の1月には5回あったことを挙げ、発報しても作業を続けるのが「一般的な対応」になっていたとして問題視。
当時もそうだったとした。
・・・
https://www.asahi.com/articles/ASQDK0455QDJUOHB001.html
11月11日付の三幸製菓報告書要約版には、焼釜は温度制御できない状態で加温されていたなど、下記趣旨の記載があった。
・・・
第6 本件事故の分析と評価
1 出火原因についての分析
① 発火源
発火源については、焼・味付工程第 3 号焼窯のシュバンクバーナーであると推認される。
焼釜の膨化部分においては、シュバンクバーナーが密集して設置されているために、他の部分よりも高温となりやすい設備設計になっていた。
② 経過
焼窯上部に設置していた乾燥機が空焚き状態となり、底部に堆積していた煎餅屑 が高温になり発火したと想定される。
主たる要因は、乾燥機が焼窯の上部にあり温度制御できない状態で加温されていたことと考えられる。
③ 着火物
乾燥機は網コンベアが 2 段構造になっており、折り返しの部分には落差が生じるために、煎餅屑等が発生しやすい構造になっていた。
・・・
https://www.sanko-seika.co.jp/apology/pdf/news20221215.pdf
(2023年4月2日 修正7 ;追記)
2023年3月31日15時58分にNHK首都圏からは、消防庁からも事故報告書が公表されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
総務省消防庁は31日、最終的な報告書をまとめ、公表しました。
それによりますと、せんべいの乾燥機にたまった油分を含んだかけらが乾燥機の熱を受け、酸化反応を起こしたことで高温になって火が出たとしています。
また再現実験の結果から、会社が断熱材として工場の天井に吹き付けていた発泡ポリウレタンに着火し、延焼が拡大したと結論づけています。
多数の死傷者が出た要因についても検討し、火災が急速に拡大し夜間に停電したうえ、有毒ガスを含んだ黒煙が大量に発生したことから避難が困難だったと考えられるとしています。
さらに、当時、夜間に勤務していた従業員の多くは消防訓練に参加したことが無く、防火シャッターや非常時の出口が周知されていなかったことが避難をより困難にさせたと考えられると指摘しました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230331/1000091105.html
(ブログ者コメント)
以下は消防庁の事故報告書(概要版)
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/230331_yobou_1.pdf
参考までに、以下は三幸製菓の事故報告書(概要版)
https://www.sanko-seika.co.jp/apology/pdf/news20221215.pdf
2022年12月14日15時35分にYAHOOニュース(あいテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月4日、愛媛県松山市立の小学校の運動場にあるブランコで「梁部」がずれ、遊んでいた男子児童が全治約1か月の大けがをしていたことがわかりました。
松山市教育委員会は1か月以上、この事故を公表していませんでした。
松山市教育委員会によりますと、松山市立宮前小学校で11月4日、男子児童が休み時間に運動場でブランコに乗って遊んでいたところ、座面を吊るしていた鉄製のポールが破断しました。
ブランコの座面が下にずれ、男子児童は手首を骨折し、全治およそ1か月の重傷です。
ポールはさびが進んでいて、接合部が破断したと見られています。
このブランコは40年前に設置されていて、今年3月の定期点検では、さびや摩耗が見られたものの、すぐに修繕が必要な状況ではないと判断していたということです。
市教委は1か月以上、この事故を公表しておらず、個人が特定されるおそれがあるとして、けがをした児童の学年なども明らかにしていません。
公表が遅れた理由について市教委は、「事故の検証や再発防止の検討に時間がかかった」と説明しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a850c2fc7a5052ea98f2e31d15103704108a345c
2022年12月14日5時30分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
赤い詰め襟の学生服に、鉢巻きとたすきを身につけた人気俳優の浜辺美波さんが「応援団」になり、スーパーマーケットで買い物客に呼びかける。
「たまる! たまる! たまるぞdポイント!」
そんなNTTドコモ(東京都)の15秒間のテレビCMが7月、全国で放映された。
このCMは、ドコモにとって初めての手法で制作したものだった。
「『仮想脳』で評価を重ねて作りました」と、コンシューママーケティング部の曽輪(そわ)主査が明かす。
【脳の反応を推定】
仮想脳は、コンピューター上で、人工知能に人の脳活動から得られるデータを組み合わせたものだ。
動画を読み込ませると、動画を見た時の人の標準的な脳の反応や思いなどが推定できる。
今回のCMでは、シナリオ作りの段階から複数の場面設定の案を仮想脳に評価させ、その中で好感度の高かった応援団の案を採用した。
ところが、撮影後にも評価をさせたところ、事前の時よりも好感度が大幅に下がってしまった。
なぜそうなったのか仮想脳の活動を分析したところ、CMの画面左に位置する浜辺さんだけでなく、右側の買い物客にも注意が分散していたことが分かった。
そこで画角を調整し、浜辺さんがより大きく映るようにしたところ、好感度は改善した。
曽輪さんは「従来は『CMを見る人の目が、実は端の方にいっているぞ』というのは分からなかった。撮影後に『ここを変えた方がいい』と発見できたのは良かった」と話す。
ドコモは、これ以降のCMも仮想脳を活用しているという。
【数十秒で好感度判定】
CMの評価に使われたのは、仮想脳を活用したNTTデータ(東京都)の広告評価サービス「D-Planner(ディープランナー)」だ。
仮想脳は、次のように作られている。
まず、協力者にベッドに横たわってもらい、2時間の映像を見てもらう。
その際、上半身をすっぽり覆うようなドーナツ形をした機能的磁気共鳴画像化装置(fMRI)で、脳の深くまでの活動状況を測る。
こうして得られた複数の協力者の測定結果を用いることで、どんな映像を見ればどのように脳が反応するのか、人工知能で予測できるようにしておく。
一方、これとは別の人工知能には、脳のさまざまな反応パターンに応じて人が抱く好感度や思い浮かべやすい言葉を学習させておく。
この二つの人工知能を組み合わせることで、映像を読み込ませると人の脳の標準的な活動や好感度などが推測できる。
ドコモは今回のCMを作る前、仮想脳の精度を確かめるために、自社の過去のCMを読み込ませた。
すると、実際に視聴者の好感度が高かったCMに仮想脳も高い評価を与えたという。
仮想脳にCMの動画ファイルを読み込ませると、早ければ数十秒後には、CM1秒ごとの好感度や記憶定着度などが数値と折れ線グラフのデータで表示される。
これまでは、CMを見てくれた人にアンケートをして好感度などを調べていたが、その手間ひまを省けるようになった。
NTTデータの前田さんは、「人の脳活動のデータを反映させない人工知能でも、評価ができないわけではない。ただ、仮想脳の方が『おいしそう』や『好き』といった主観的な評価の精度が増す」と説明する。
NTTデータなどの研究によると、これまでの人工知能より好き嫌いの評価の精度が10%向上したという。
NTTデータの大山さんは、「CM制作など『クリエーティブ』と呼ばれる仕事は、勘や経験など個人の力量に委ねられ、データ化できない曖昧な部分に頼らなければならないのが課題だった。仮想脳でその課題を克服できるようにしたい」と話した。
脳に直接「本音」を聞けないか――。
広告を見たり商品を買ったりした時の脳活動を数値化し、商品開発や効果的な広告に生かす手法は「ニューロマーケティング」と呼ばれている。
2021年4月にサービスが始まったディープランナーは、これまで食品業界を中心に40~50社に導入された。
CMのほか、商品パッケージの好感度評価にも使われている。
このような脳科学を活用した商品やサービス「ブレーンテック」が広がりを見せている。
【アンケ結果は主観で左右】
10月下旬、横浜・みなとみらい地区にあるガラス張りのビル「資生堂グローバルイノベーションセンター」の一室。
記者は頭にヘッドバンドのような機器を装着してから、手の甲になめらかさが異なる二つの口紅を順に塗ってもらった。
すると、目の前のモニターに折れ線グラフが表れた。
この機器は、人の目では見ることができない近赤外光で脳表面の血流を測っており、脳の活動の状況が分かるという。
先に塗った口紅の方がグラフの山は高くなり、脳がより強く反応していることを示していた。
「今『快感』を示しましたね」
「左の脳が右の脳より強く活動すると『快い状態』と判断します」
資生堂みらい開発研究所・美容心理価値開発グループの互(たがい)シニアスペシャリストがモニターを見ながら、そう解説してくれた。
化粧品の新商品を開発する時、パッケージや素材、香りなど、いくつものパターンの試作品を作るという。
これまでは協力者にそれぞれ試してもらい、その評価をアンケートで尋ねていた。
しかし「謝礼をもらっているから」と協力者が高い得点を付けたり、中国人の方が日本人より高い得点を付ける傾向になったりして、評価の仕方が協力者の主観に左右されるのがネックになっていた。
互さんは「アンケートの回答のバイアス(偏り)をスキップできるようになった」と語る。
ニューロマーケティングによって開発されたのが、化粧品の「マキアージュ」シリーズだ。
15年から、商品パッケージで「脳科学などにも着目し、『直感で美しい・心地よい』と実感される研究から生まれました」とうたっている。
ただ、こうしたニューロマーケティングの場合は、商品開発のたびに脳の活動を調べる必要があるのが課題だ。
【30年に250億円市場の見通し】
脳の活動から消費者の行動原理や心理を分析し、商品開発などに生かすニューロマーケティングは、脳科学から生まれた技術やサービスといった「ブレーンテック」の中でも、最も応用が進んでいる分野だ。
00年代に欧米を中心に、メーカーなどにその手法を提供する企業が現れた。
その後、国内でも広告大手などが参入した。
米国の調査会社が全世界の市場調査会社など計1000社を対象にアンケートをしてまとめたニューロマーケティングの報告書(グリーンブック)によると、14年はニューロマーケティングを利用していた企業が13%だった。
18年には29%にまで増えたが、20年は新型コロナウイルス感染症による生産活動縮小の影響などもあり、24%に減少した。
一方、内閣府は国内の市場規模が25年に100億円以上、30年に250億円以上となる見通しを示している。
2022年12月13日5時30分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
高齢者の運転ミスによる事故が後を絶たない。
中でも多いのが、ブレーキだと思ってアクセルを踏んでしまう「踏み間違い」だ。
なぜ、わかっているのにミスをしてしまうのか。
脳の「運動前野」という領域が、その謎に深く関わっていることがわかってきた。
公益財団法人・交通事故総合分析センター(東京都千代田区)のまとめによると、運転操作ミスによる対人事故のうち、踏み間違いは4割弱と最も多い。
車両同士なども含めた踏み間違い事故は2018~20年に9738件発生。
このうち死亡重傷事故は797件で、65歳以上が65%を占めた。
踏み間違いをしたドライバーは、赤信号や歩行者などの情報はちゃんと目で捉えているし、止まるという判断もしている。
それにもかかわらず、ブレーキを踏むはずがアクセルを踏んでしまう。
どこかにエラーが起きたのだ。
では、視覚情報から行動までに、脳内でどんな過程をたどるのか。
東京都医学総合研究所脳機能再建プロジェクトの中山義久主席研究員(神経科学)によると、目から入った視覚情報は脳に送られ、まず「側頭葉」で、その物が何かを判別する。
次に「前頭前野(ぜんとうぜんや)」で、物を認知して記憶する。
認知した内容から行動の目的を決め、必要な行為を選び、準備をするのが、次にある「運動前野」だ。
そこから「運動野」に伝わり、手や足などを動かす指令が出るという流れだ。
研究者が注目するのが、目的から準備まで幅広い役割を担っている運動前野だ。
1980年代に英国のチームがこんな実験をした。
サルをドアノブの前に座らせ、赤色が出たらノブを引く、青色が出たらノブを回す学習をさせた。
成功率が9割ほどになった後、運動前野を切除した。
すると、成功率は50%に低下し、当てずっぽうにやった結果と同じになった。
運動前野は視覚情報と動作を結びつける重要な役割を果たしていたのだ。
ただし、運動前野のどこがどの役割を担っているかは、この実験だけではわからなかった。
そこで中山さんらのチームは、実験をより複雑にし、運動前野で何が起きているかを詳細に調べた。
マカクザルに、4色に塗られた4種類の丸やひし形などの記号を一つずつ見せる。
サルには、うち2種類が「左」、2種類が「右」だと事前に学習させてある。
次に、左右に並べた二つの印を、モニター上にランダムに表示。
記号に応じて、どちらかの印をサルに押させる。
英チームの実験では、見せた色と動作が1対1で対応するため単純だ。
しかし、この実験は二つの印が出る場所が毎回変化するので、記号で左右を区別できても、さらにどこの場所を押すかを決めなければならない。
サルの運動前野にある細胞のうち約700個に電極を刺して活動を調べると、記号に基づいて右を押すのか左を押すのかという目的を判断する細胞、モニターの中でどこを押すべきかの動作を判断する細胞、その両方を担う細胞が存在することがわかった。
さらに、サルが押す印をミスしたときには、ミスの直前に、左の指示が出ているのに左に反応して活動する細胞が働かなかったり、左に反応しないはずの細胞が反応したりしていた。
中山さんは「なぜ正常に反応しないのかは分かっていないが、ミスするという予測が事前にできた」と説明する。
ヒトではどうなのか。
中山さんらは、機能的磁気共鳴画像化装置(fMRI)を使ってヒトの脳内の様子を調べ、8月に学術誌で発表した。
被験者に、モニター上で、「開ける」もしくは「閉める」という目的の指示を出す。
その後、取っ手の位置が違う右開きか左開きのドアの画像が示されると、被験者は指示通り、手元のレバーを左右に動かす。
fMRIで血流の様子を調べると、
▽指示が出た
▽ドアの画像を見て動かす方向を判断した
▽判断に従ってレバーの操作を準備した
の三つのタイミングで運動前野が活発に活動し、それぞれの段階で働く場所が異なっていた。
被験者は大学生で、200回に1回程度はミスが起こったという。
踏み間違いのように「わかっているのにミスをする」、その原因も運動前野にあるのではないか、中山さんはそう見ている。
「加齢で運動前野の働きが悪くなると、認知、目的の決定、行動を正しく結び付けられない頻度が増える可能性がある。この仕組みが分かれば、脳をモニタリングすることで運転中の踏み間違いを予測できることが期待される」と強調した。
https://mainichi.jp/articles/20221209/k00/00m/040/370000c
2022年12月13日19時34分にYAHOOニュース(山口放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日未明、宇部市の工場で建物の一部を破損する爆発事故があった。
けが人はなく、周辺への影響も確認されていないという。
事故があったのは、宇部市にある宇部スチールの製鋼工場。
宇部スチールによると午前4時すぎ、鉄筋などの鋼材を製造する作業をしていたところ、不純物を処理場に流し入れる際に水蒸気爆発が起きたという。
工場ではスレートの壁の一部が破損している。
当時はおよそ20人の従業員が作業を行っていたが、けが人はいなかった。
工場の周辺への影響もないという。
宇部スチールでは、工場内の工業用水の配管に水漏れがあったことが水蒸気爆発に繋がったとみて、配管の撤去を検討するほか、再発防止のため従業員の安全管理の徹底を行うとしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/41f3027e2db1fd48b57bc6565e2774d9f11e6c3a
2022年12月10日9時30分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転中、誰もが遭遇したことのある野生のシカ。
特に秋以降、シカとの衝突事故が増加しています。
どう防げばよいのか取材しました。
これはJR花咲線で撮影された映像です。
沢山のシカが線路を渡っています。
JR北海道では12月5日から、秋以降、シカなどの野生動物と列車との衝突が多発していることを受け、夕方から夜間に走行する花咲線と釧網線の一部の列車で減速運転を行っています。
しかし、シカとの衝突は列車だけではありません。
田中 うた乃 記者:
「今、シカ2頭が道路を渡っていきました。非常に危険です」
北海道内ではシカと車などの衝突事故が相次いでいます。
2022年10月、道東の標茶町の国道でシカと接触したはずみでワゴン車とトラックが正面衝突し、3人が死傷しました。
さらに11月18日には、登別市の道道でバイクがシカと衝突し50代の男性がろっ骨を折るケガをしました。
道警の調査によると、シカとの事故は、10月から12月が最も多く、年々増加傾向にあります。
中でも、夜間の発生が全体の85%を占めています。
専門家は、シカが強い光に弱いことから、夜間の運転に注意を呼びかけています。
北海道大学文学研究院 立澤 史郎 助教:
「夜間は車のヘッドライトがシカに当たりますけども、シカの方は完全に目つぶしを受けているので、実は何も見えていない。
それに加えて、シカの方も凍結した所がすごく苦手なんですね。
夜間に凍結した道路上でシカを見つけた場合、見えていないですし、蹄が滑って逃げられない」
シカとの衝突を防ぐには、どうすればよいのでしょうか。
専門家は…
ディ・クリエイト 上西 一美さん:
「『ハイビーム走行』をしていち早く発見できるようにすること。
それともう一つは、速度を守っておくということが大事。
(また)人が危険だと思って反応するまでの時間というのは、『もしかすると飛び出して来るかもわからない』というのと『まさか飛び出してくるとは思わなかった』というときと大幅に変わってくる」
突然、車道に飛び出してくる野生のシカ。
特に夜間や見通しの悪い場所では、いつもより慎重運転が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2a389c78dc32463b653efb8c7f3b914aec21259
(ブログ者コメント)
花咲線のシカについては16日に紹介したばかり。
上記映像の7~9コマは、車にハネられたシカが道路上を向こうのほうに転がっているシーンだ。
2022年12月9日21時45分にYAHOOニュース(茨城新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後2時50分ごろ、茨城県鹿嶋市光の日本製鉄東日本製鉄所鹿島地区の鹿島製銑原料工場内で、鉄鉱石を運ぶベルトコンベヤーを清掃していた千葉県佐倉市、会社員、男性(37)が、頭上から落下した鉄鉱石の粉じんの下敷きになり、搬送先の病院で死亡が確認された。
県警鹿嶋署で事故原因を調べている。
同署によると、男性の頭上には鉄鉱石をふるい分ける機械があり、機械にこびり付いていた粉じんが落ちてきたとみられる。
男性は下請け会社の社員で、当時、コンベヤーの粉じんを洗い流す作業を計3人でしていた。
事故の瞬間の目撃者はおらず、大きな音に作業員が気付き、粉じんが落下しているのを発見した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/141b508fdaae6bf7159f5c9dc7db1d60abc6ae61
12月9日21時36分に毎日新聞からは、現場は鉄鉱石と不純物を仕分けする工場だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時ごろ、日本製鉄の東日本製鉄所鹿島地区=茨城県鹿嶋市光=の工場から「男性が生き埋めになった」と119番があった。
鹿嶋署などによると、男性は下請け会社の社員、畔田さん(37)=千葉県佐倉市。
約2時間後に救出されたが、心肺停止の状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。
同署によると、現場は鉄鉱石と不純物を仕分けする工場。
畔田さんは鉄鉱石を運ぶベルトコンベヤーを清掃中、頭上から落下した鉄鉱石の粉じんの下敷きになった。
事故当時、畔田さんは同僚2人と作業していたといい、同署は事故原因を調べている。
https://mainichi.jp/articles/20221209/k00/00m/040/350000c
2022年12月8日21時30分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は8日、柏崎刈羽原発(新潟県)の「立ち入り制限区域」に入った協力企業の作業員が8月、特定の工具を持ち込む際に必要な書類の提出をしていなかったと発表した。
入構時の点検で警備員も気付かず、東電は再教育など再発防止対策を講じた。
東電によると、工具はバールなど。
人に危害を加えることができる工具は、持ち込み時に書類の提出が必要になる。
書類には、使用場所や時期などを記入し、区域外に出る際に不足がないか確認する。
作業員が8月22日、工具が積まれた車であることを知らずに入構。
工具の使用前に協力企業側が気付いた。
発表が12月になったことに関し、東電は「対策などを検討し、セキュリティー上の脅威が解消されたため」と説明した。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20221208/k00/00m/040/322000c
(ブログ者コメント)
原発においては持ち込み物品について厳重な管理が行われているが、すり抜けることもある・・・そんな事例として紹介する。
2022年12月8日20時20分にYAHOOニュース(ねとらぼ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR北海道が一部路線で「減速運転」を実施するというニュースが話題になる中で、Twitterでは対象となった路線の実態を記録した映像が話題になっています。
北海道では、シカなどの野生動物と列車の衝突事故が多発しており、車両が破損してしまう被害が発生しているほか、運休や遅れが発生するなど問題になっていました。
そんな事情があって、JR北海道・花咲線と釧網線で、視認性が落ちる夕方から夜間にかけて、通常よりも速度を落として走行する「減速運転」の実施が決まったそうです。
報道によれば、実施期間は2022年12月5日から2023年3月末までとなっており、減速運転によってダイヤに遅れが発生するものの、急ブレーキや衝突によって車両が故障して、動かせなくなる事態を避けるのが狙いとみられます。
話題になっている映像は、Twitterユーザー・サロハネさんが「花咲線の実態」と添えて投稿したものです。
2022年2月27日に減速運転の対象となっている花咲線・別当賀駅から落石駅に向けて走行中の車内から撮影した映像で、走行中の車両の前に現れたシカの群れに四苦八苦している様子が記録されています。
数頭のシカが線路付近を歩いているだけならまだしも、走行中の車両の前を横切るなど、あわや事故という場面も。
さらに進行方向の先には数え切れないほどのシカの大群……!
明るい時間帯でも危険な状況で、視認性が落ちる暗い時間帯では、いつ事故が起きても不思議ではありません。
Twitterでは「こんなにいるんだ!?」「嘘みたいな光景でビックリした」など、想像以上にシカが多くて驚いたという反応が寄せられ、JR北海道の対応について「これはシカたないですね」「そりゃ減速必須だわ」と納得する声がみられました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b70b4ed50eebed3807b2ee6bac37f8b0069447f6
(ブログ者コメント)
本ブログではこれまで、シカは線路の鉄を舐めにやってきてハネられるなど、さまざまな情報を紹介してきた。
それらの情報から、シカは線路付近に立ち止まっていて、あるいは歩いていてハネられるという感触を持っていたのだが、今回の映像を見て、急に飛び出してきてハネられるケースも多そうだという感触を持った。
それにしても、線路のすぐそばに出没するシカ。
これを逆手にとって、観光資源として活かせないものだろうか?
2022年12月8日20時29分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県西宮市のボウリング場で7日夜、男性従業員がピンを自動で並べる機械「ピンセッター」に体を挟まれました。
男性は病院に運ばれ、一時、意識不明の重体となりました。
なぜ、事故は起きたのでしょうか。
8日午前、兵庫県西宮市にあるボウリング場には、大勢の捜査員の姿が見られました。
入り口には、「8日の営業を臨時休業」とする張り紙が張り出されていました。
7日午後8時前、男性従業員(41)がボウリング場の機械に潜り込んで作業をしていたところ、機械に体を挟まれ、その様子を同じ施設で働くアルバイト従業員が見つけました。
男性はピンを自動で並べる機械「ピンセッター」に挟まれ、一時、意識不明の重体となりました。
男性はピンセッターに詰まったピンを直そうと、レーン側から機械の中に潜り込んでいたということです。
すると突然、下がっていたピンセッターが上昇し、上半身が挟まれたということです。
なぜ、事故は起きたのでしょうか。
事故があった施設とは別の大阪・四條畷市にあるボウリング場「なわてボウル」を取材しました。
なわてボウル 山口さん:
「裏からなんですけども、トラブルっていうのは、このピンが寝てるところがありますよね、それと、この間にピンが挟まっちゃうんです」
バックヤードでは、自動でピンをセットするために機械が慌ただしく動いていました。
この電源を止める方法を聞きました。
なわてボウル 山口さん:
「これさえ切れば、止まっちゃうので。これは各レーンごとなんです。今、止まった状態で、ピンを抜く作業」
さらに、レーン側にも機械の電源が設置されています。
なわてボウル 山口さん:
「こちらにスイッチがついてます。これで切れば、通過センサーを通っても機械が勝手に動くことがない」
なわてボウルでは、バックヤードに専門の従業員が常駐し、機械に異常がないかを確認。
トラブルがあった場合は、フロントにいるスタッフと逐一、連絡を取りあって作業に当たっているということです。
なわてボウル 山口さん:
「信じられなかった。『えっ』としか思えなかった」
事故が起きた西宮市のボウリング場では、当時、ピンが詰まっていたレーンの電源を落とし、男性が1人で作業に当たっていましたが、何らかの形で機械が突然、動き出したとみられています。
挟まれた男性は8日夕方現在、回復傾向にあるということです。
警察は事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5295d6b52a7f7ce0cb6893d8ad8b444a1aec6b4d
(ブログ者コメント)
いつまで視聴可能か不明だが、ユーチューブにも映像がアップされていた。
https://www.youtube.com/watch?v=JjOB_FLkuYQ
2022年12月7日2時10分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・江戸川区で6日午前、マンホールの中でガス爆発とみられる事故が起きました。
この爆発に50代と30代の男性作業員が巻き込まれ、病院で死亡が確認されました。
事故直前、現場ではガス漏れのような音が聞こえ、その後に爆発したということです。
6日午前に起きた、江戸川区のマンホールの中でガス爆発とみられる事故。
救出活動は日が落ちるまで約6時間にわたり続き、午後5時ごろ、男性作業員がマンホールの中から引き上げられました。
午後4時すぎの時点でも道路には消防車がずらりと並び、マンホールが爆発した現場では救助活動が行われていました。
多くの消防隊員がマンホールを取り囲むように集まり、中にはガスマスクを装備する隊員の姿もありました。
消防:
「こちらは葛西消防署です。ただいま、この付近で『可燃性ガス』が発生しています。なお、避難する必要はありません」
騒然となった住宅街。
午前11時過ぎに「何かが爆発した」との最初の通報がありました。
東京都水道局によると、事故が起きたマンホールの中は深さ約24メートル。
降りていくためのはしごが設置されていて、2人の作業員がこのはしごを交換する工事を行っていたところ、爆発が起きたということです。
午前9時から一緒に工事をしていたという男性に話を聞きました。
その横には、金属製のはしごが置かれていました。
一緒に工事していた作業員:
「こっちにあるはしごをつける予定でいたんですけど」
記者:
「このはしごを付け替える?
一緒に工事していた作業員:
「そうそうそう。下の方からシューシューって音が1~2秒してから、その後にいきなり白い煙で『バンッ!』って。
ガス漏れみたいな音が出て、その後に『バーンッ!』って爆発しちゃって」
現場近くに住む住民が撮影した映像には、爆発で飛ばされてきたものなのでしょうか、木に青い布のようなものがぶら下がっているのが映っていました。
現場近くの住民:
「木に何か布みたいなものがぶら下がってたので。おまわりさんが『検証のため調べてる途中なので、そのままにしておいてください』って」
住宅の玄関先にも、爆発で飛ばされてきたものでしょうか、黒い部品の一部のようなものが落ちていました。 爆発の後、2人の作業員のうち、50代の男性はマンホールの外で発見されました。
地上に吹き飛ばされたとみられていて、搬送先の病院で死亡が確認されました。
一方、30代の男性は、可燃性のガスが充満したマンホールの中に取り残されたままの状態となっていました。
・・・
救助活動は夕方になっても続き、現場付近は消防隊員が多くつめかけて騒然としていました。
30代の男性の救助は可燃性のガスが充満していたことなどから難航。
事故発生から約6時間後に救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
住民を不安に包んだ爆発事故。
警視庁が原因を調べることにしています。
(12月6日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7de41be865bec4c227521bd3320a0da0ce36f149
12月6日20時31分にNHK首都圏からは、地下からはCOと可燃性ガスが検出された、排水室と呼ばれる地下の空間で作業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
東京消防庁によりますと、現場に到着した消防隊が確認したところ、地下からは一酸化炭素と可燃性のガスが検出されたということです。
現場は、都営新宿線船堀駅から南に500メートルほど離れた住宅や商店が集まる地域で、警視庁は爆発が起きた原因などを調べています。
・・・
東京都水道局によりますと、工事は水道局が発注したもので、都内の土木業者の2人が「排水室」と呼ばれる地下の空間で作業にあたっていたということです。
「排水室」は、水道管の工事や点検などをする際に水道管にたまっている水を川に排出する設備が備えられている空間で、地上からおよそ24メートルの深さがあります。
「排水室」は地上の入り口から2つに分かれていて、2人は片側の空間に設置されたはしごを取り外す作業にあたっていたということです。
はしごの長さはおよそ24メートルあって、老朽化していたため交換する必要があったということです。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20221206/1000087400.html
12月6日21時57分にYAHOOニュース(東京MX)からは、排水室の大きさなどが、下記趣旨でネット配信されていた。
マンホールの内部は深さおよそ24メートルで、底の部分が幅158センチ・奥行き65センチ、大人2人がようやく入れるほどの狭い場所で作業していたとみられています。
マンホール内で可燃性ガスが発生して爆発したということですが、近く住む人は「現場から400メートル離れた家にいて『ドン』というような聞いたことのない金属音が聞こえた」と話していて、かなり大きな爆発だったことがうかがえます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fc1f49562baee3b68284ae1e0ac5b0958e0ffb2
12月6日20時10分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、マンホールで降りていく途中が5mほど狭くなっていたため救助が難航した、マンホール内には可燃性ガスが充満していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
東京消防庁によりますと、マンホールは深さ20メートルから25メートルの辺りにかけては1人が入れるくらいの狭さのため、救助が難航したということです。
また、マンホールの中は可燃性のガスが充満していたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/879dc3becc6cf339138d21c774ebd7b67c0655b0
12月7日17時7分に産経新聞からは、10m離れた都市ガス配管は問題なかった、地中の天然ガスか?これまでの工事で地中からのガスが確認されたことはなかった、工事は前日から始まったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京ガスによると、都市ガスの配管は現場から約10メートル離れた場所に敷設され、異常はないといい、葛西署は、地中のメタンガスなどの天然ガスに引火した可能性もあるとみている。
都水道局によると、現場は今年8月に調査を行って、事故前日の5日から作業が始まったという。
都水道局は「これまでの工事の中で地中からのガスが確認されたという報告はない」としている。
https://www.sankei.com/article/20221207-GHEEVWZRVBM2FPNNB5TMPPWULE/
12月8日16時5分に読売新聞からは、現場でメタンが検出された、前日から当日にかけ排水室にあった泥水をポンプで汲み上げていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場に充満していた可燃性ガスの簡易鑑定でメタンガスの成分が検出されたことが、捜査関係者への取材でわかった。
メタンガスは地中に存在するほか、汚泥処理などでも発生するとされる。
都水道局によると、マンホール内の深さ約24メートルの場所にある排水室には泥水がたまっており、事故前日から当日にかけてポンプで水をくみ上げる作業をした。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221208-OYT1T50148/
(ブログ者コメント)
〇関東平野には広範囲に南関東ガス田が広がっており、江戸川区でも船堀付近から区の南端にかけてガスの採掘施設が10箇所あったという。(添付17/100ページ 図2-4)
ただ、ガス量の減少や地盤沈下の問題から、昭和47年以降、全面停止になったとのこと。
そういったガスが噴出した可能性も考えられるが、過去の土木工事などでの類似事例は、ザッと調べた範囲では見当たらなかった。
https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000616915.pdf
〇汚泥から発生したメタン説も出ているが、それならシュ―シューという音が1~2秒も続くことはなさそうな気がする。
〇もし天然ガスが原因だったとすれば、産経新聞の「今年8月に行った調査」の内容が気になる。
天然ガスの存在を意識して、工事場所周辺のガス有無を調査していたということだろうか?
〇一方、東京湾岸で何回か発生している異臭もガス田が起因かもしれ
ないという考えが頭をよぎった。
2022年12月5日19時29分にYAHOOニュース(テレビ新潟)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし11月、三条警察署の車庫が全焼する火事がありました。
三条署は12月5日、火事の原因について「リチウムイオン電池から発火した可能性が極めて高い」と発表しました。
この火事は11月21日に三条警察署の敷地内にある車庫が全焼し、中にあった車両5台などが燃えたものです。
この火事の原因について三条署は5日、「車庫内保管していたリチウムイオン電池から発火した可能性が極めて高い」と発表しました。
車庫の焼け跡からリチウムイオン電池3本が見つかり、そのうち2本の側面に内部からの圧力で破裂したような穴があったということです。
私たちの生活に欠かせないリチウムイオン電池。
パソコンやスマートフォン、その充電器に用いられるモバイルバッテリー、さらにはハンディ扇風機などにも使われています。
一方で、リチウムイオン電池が原因の火災も相次いでいます。
こちらはリチウムイオン電池の発火を再現した実験・・・。
強い衝撃を与えたり必要以上に充電をしたりすることで、発火の危険性が高まるといいます。
三条署の家老署長は、「今後、証拠品や庁舎の安全管理を一層強化し、火事の再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a7dd3367b370869a9025c252a5afde4d1498658
12月5日13時59分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、リチウム電池は単三電池ほどの大きさで交通事故に関する証拠品の一つとして保管していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月21日、三条警察署の車庫が全焼した火事で、三条警察署は5日、出火の原因は車庫の中にあったリチウムイオン電池から発火した可能性が極めて高いと発表しました。
この火事では、車庫にあった警察車両3台のほか、保管していた交通事故にあった車とバイクも全焼しています。
火事の発生当時、車庫のシャッターは閉まった状態で、中から燃えていたことから、放火の可能性は低いと考えられていました。
警察によりますと、車庫は13カ所に分かれていて、出火元となった部屋の焼け跡から単三電池ほどの大きさがあるリチウムイオン電池が3本発見され、そのうち2本は内部からの力で開いた穴があったということです。
この場所では警察車両のタイヤのほか、交通事故に関する衣類や靴などの証拠品を保管。
警察は以前、証拠品のリュックの中にモバイルバッテリーのような物があったことは確認していましたが、今回の火事との関連は分かっていません。
三条警察署の家老署長は5日、「今回の三条警察署の車庫火災については、住民の皆様に大変なご心配とご迷惑おかけいたしました。また、建物や保管中の証拠品などを焼損させるに至り、深くお詫びを申し上げます。今回の火災の原因は、車庫内で預かり保管していたリチウムイオン電池から発火した可能性が極めて高いと認められたことから、今後、証拠品などを含めた物品や調査の安全管理を一層強化し、同種事案の防止に努めてまいります」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2329eeda94119d5f0f9089c083ce38b96a5fab5
(ブログ者コメント)
交通事故の証拠品ということから考えると、事故時、リチウムイオン電池に力が加わっていたということかもしれない。
2022年12月3日9時2分にYAHOOニュース(FNN PRIME;福島テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ドラマ「silent」は、耳が聞こえなくなった元恋人と再会した女性を中心とした人間模様を描いたラブストーリーだ。
この人気ドラマをきっかけに、消防隊員が“手話”をいかした新たな取り組みを始めている。
【障がい者の安心に】
「誰1人取り残さない」…
その決意の下、郡山消防本部では3年前から隊員が手話の研修を受け、耳の不自由な人をスムーズに救急搬送できるよう、対応力を強化してきた。
郡山消防本部・吉田さん:
「現場で直接、聴覚障がい者の方とコミュニケーションが取れることで、より安心をして頂ける事に繋がるのではないか。」
【ドラマをきっかけに新たな取り組み】
郡山消防本部では2022年11月から、手話を交え、火災への注意などを呼びかける動画の配信を始めた。
そのきっかけとなったのが、ドラマ「silent」。
耳が聞こえなくなった元恋人と再会した女性が、現実と向き合いながら寄り添い、乗り越えていこうとするラブストーリーだ。
ドラマのヒットを追い風に、手話を使った救急の取り組みを知ってもらい、聴覚障がい者には防火への意識を高めてもらうのが狙い。
消防隊員に手話を指導する渡邉さんも、この取り組みに期待を寄せている。
郡山市障がい福祉課・渡邉手話通話士:
「火事の時にどういう風に動いていいかも分からないと思いますし、そういった時に消防職員からの”大丈夫”というような手話の声かけがあるだけでも、心強く感じると思いますし、安心に繋がると思います。
(聴覚障がい者が)こういったことを知る事で、日々の生活で気を付ける事が増えてくると思いますし、大事故とか火災に繋がらないように心構えも出来ると思いますので、すごく良い効果だと思います。」
【救助・防火に手話を生かす】
新たに撮影した動画は、郡山消防本部の公式ユーチューブチャンネルで順次アップする予定。
郡山消防喜久田基幹分署・蛭田さん:
「この手話が、救急・救助など何らかの現場でいきてくれば良いかなと思います。
障がいをお持ちの方にも、全員に火災予防を伝えられたらなと思います。」
【通報システム導入も進む】
郡山消防本部では、聴覚障がいがある人から通報を受ける際の対応も強化している。
文字で救急要請などの通報ができる専用のアプリ「NET119緊急通報システム」を2年前から導入している。
※消防本部に事前申請が必要。
現在は、福島県内のほとんどの消防で導入されていて、このシステムを活用し、救急・事故・火災などの対応にあたっている。
命を守る情報は、すべての人に届くものでないといけない。
駆け付けた隊員と手話でコミュニケーションが取れたり、文字で緊急通報ができるということは、耳の不自由な人の安心にもつながりそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa5fc939b11381c7b5fe4037d4252c30c24cd6f7
2022年12月3日0時11分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後10時すぎ、東急東横線の横浜駅の線路内で煙があがっていると警察に通報がありました。
警察によりますと、これまでにけが人などの情報はありませんが、地下のホームに煙が充満したため、駅員がホームにいた乗客などを一時的に避難させたということです。
現場では、改札口に降りる階段はカラーコーンで封鎖され、駅員が「警察が現場検証をしているため駅に入ることができません」と呼びかけていました。
階段の周囲には人だかりができ、駅員に状況を尋ねたり、携帯を操作する様子が見られました。
警察や消防が現在、詳しい状況や煙が出た原因を調べています。
この影響で東急東横線は、菊名駅と横浜駅の間の上下線で運転を見合わせています。
また、直通運転を行っているみなとみらい線も、全線で運転を見合わせています。
東急電鉄によりますと、運転再開の見通しは立っていないということです。
【横浜駅のホームで撮影された映像】
2日午後10時過ぎに東急東横線の横浜駅のホームで撮影された映像です。
線路の奥の部分で白い煙のようなものがあがっているのが確認できます。
また、駅員がホームにいる人たちにマイクを使って「安全のため改札の外に移動してください」と呼びかけています。
撮影した男性は、「線路の奥の方から煙が押し寄せてきて徐々に濃くなり、焦げ臭い匂いがしました。周囲の人たちは落ち着いた様子で駅員の指示に従って行動していました」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221202/k10013911881000.html
12月3日1時27分に毎日新聞からは、ブレーキ時の火花が線路脇のホコリに引火した可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後10時8分ごろ、横浜市西区の東急東横線横浜駅の線路内で煙が上がり、東横線全線で運転を見合わせた。
再開したのは0時10分ごろだった。
上下線合わせて55本が運休し、約1万4100人の乗客に影響が出た。
東急電鉄によると、電車がブレーキをかけた際に出た火花が線路脇のほこりに引火し、発煙した可能性があるという。
煙の影響で、ホームにいた乗客は一時避難した。
https://mainichi.jp/articles/20221203/k00/00m/040/001000c
12月3日1時29分に日本経済新聞からは、線路の切り替えポイント付近から出る火花が周囲のホコリに引火したらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後10時ごろ、横浜市西区の東急東横線横浜駅の線路から発煙していると110番があった。
神奈川県警戸部署によると、午後11時40分ごろに鎮火し、けが人はいなかった。
署によると、煙が出たのはホーム先端から反町駅方面へ約70メートル進んだ先の線路脇で、線路を切り替えるポイント付近から出る火花が周囲のほこりに引火したとみられる。
東急電鉄によると、東横線の菊名―横浜間と、直通するみなとみらい線横浜―元町・中華街間の上下線で一時運転を見合わせ、横浜駅にいた客らは地上に避難誘導したという。
東横線は上下計55本が運休し、約1万4千人に影響した。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE02DQN0S2A201C2000000/
2022年12月4日8時57分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県警田川署は2日、署内で総務課の男性警部補(44)が拳銃の手入れをしている際に、誤って銃弾1発を発射したと発表した。
けが人はいなかった。
署によると、警部補は2日夕、拳銃格納所で拳銃の実弾を外した後、分解して部品の点検をした。
その後、組み立てて弾を詰めたが、その前に引き金を引かなければならなかったことに気づき、弾を外して、上に向けて引き金を引いた。
しかし、弾は1発残っていて発射され、天井近くの壁に当たり、穴が開いた。
警部補は「銃弾は全て抜いたと思っていた」と話しているという。
https://www.asahi.com/articles/ASQD42P7RQD2TIPE01H.html
12月2日23時37分に九州朝日放送からは、複数の拳銃の定期点検を2人で行っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県田川市の警察署で、拳銃の点検をしていた警察官が誤って銃を発射する事故がありました。
田川警察署によりますと、2日午後5時半ごろ、署内の拳銃格納所で40代の男性警部補が銃の手入れを行っていたところ、誤って一発発射しました。
発射された弾は室内の壁にあたり、穴が開きました。
部屋にはもう一人警察官がいましたが、けがはありません。
田川署では、2日午後4時半ごろから定期的な点検を行っていて、2人は管理する複数の銃を組み立て直し、動作確認を繰り返し行っていました。
そして当該の銃の点検の際、弾を抜くのを忘れていたということです。
田川署では「拳銃の安全管理を徹底し、再発防止に努める」とコメントしています。
https://kbc.co.jp/news/article.php?id=9405298&ymd=2022-12-02
2022年12月3日5時58分にTBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県飯能市の改装工事中のガソリンスタンドで、クレーンが電線に接触する事故があり、作業員1人が意識不明の重体です。
警察によりますと、きのう午前9時すぎ、飯能市の改装工事中のガソリンスタンドから「クレーンで作業中に電線に接触し、作業員の意識が無い」と119番通報がありました。
事故当時、重さおよそ800キロの鉄板を運び出す作業をしていて、クレーンが高さおよそ10メートルの電線に接触していることに気づかないまま、76歳の作業員が吊り上げた鉄板が回転しないよう押さえたところ、青い火花が上がったということです。
作業員は感電したとみられ、病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。
警察は、業務上過失傷害の疑いも視野に、事故の原因を詳しく調べています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/220557?display=1
12月3日8時45分にYAHOOニュース(埼玉新聞)からは、鉄板の大きさなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前9時9分ごろ、埼玉県飯能市岩渕のガソリンスタンドで、改装工事をしていた日高市の男性会社役員(76)が、意識不明の状態で搬送された。
感電とみられる。
飯能署によると、男性は地盤保護のために敷設していた敷き鉄板(約2・24平方メートル、厚さ2センチ、800キロ)を撤去する作業に従事。
別の30代男性が操縦するクレーン車がつり上げた鉄板を、外から手で抑える補助者を担い、鉄板に触れた瞬間、青い火花が散ったという。
同じ工事現場にいた50代の男性作業員が119番した。
同署が事故の状況や原因、適切な安全管理がなされていたかなどについて調べている
https://news.yahoo.co.jp/articles/8702a645f6d37a09f0524851c41142ca5b264149
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。