2014年10月10日14時45分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前8時25分ごろ、北海道苫小牧市新明町の中古車輸出会社で、従業員の男性(24)が、トラックとフォークリフトの間に体を挟まれて死亡した。
警察によると、廃車になったトラックを、フォークリフトで別の大型トラックの荷台に積み込む作業中、トラックが荷台から滑り落ちたという。
警察が、事故の原因を調べている。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/141010/afr1410100031-n1.html
2014年9月21日13時24分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月22日付で朝日新聞宮崎全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後4時半ごろ、都城市の木材加工会社「Y社」の工場で、大型の木の板の長さを切りそろえる作業をしていた社員が機械に腹部を挟まれたと、会社から消防に通報があった。
社員はまもなくドクターヘリで宮崎市内の病院に運ばれたが、腹部を強く圧迫されていて、およそ13時間後の21日午前5時半前に出血性ショックで死亡した。
死亡した男性(28)は、20日午後4時ごろから同僚2人とともに作業し、板を切る大型の製材機の中に入って作業していたところ、木を固定する部分に腹部を挟まれたという。
警察では、安全管理に問題がなかったか、会社から話を聞いて原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5064762251.html?t=1411342032908
2014年7月27日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神栖町東和田、旭硝子鹿島工場で27日午後11時ごろ、同社の下請け会社員の男性(38)がベルトコンベヤーに巻き込まれ、ベルトとベルト下部のロールの間に挟まれた。
救急搬送されたが、28日未明に死亡した。
警察によると、男性は外壁材を製造する職場の班長。ベルトコンベヤーは原料の搬送用で、一緒に作業をしていた6人は、異状を知らせるブザーで事故に気付いたという。
2014年7月29日付の茨城新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
ベルトコンベヤーのベルトとサポートロールと呼ばれる部品の間に体を挟まれ、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は7人ほどで外壁材の原料を運ぶ作業を行い、事故当時はベルトコンベヤーの点検作業をしていたという。
ベルトはゴム製で幅約2m、コンベヤーの長さは5~6mで、枠は鉄製だった。
2013年7月23日付で朝日新聞島根版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中国電力HPにも、同趣旨の内容が「お知らせ」として掲載されていた。
中国電力は22日、島根原発(松江市)2号機の廃棄物処理建屋1階の放射線管理区域で作業をしていた協力会社の男性(22)が、左手の中指切断、薬指骨折、左手挫創などの重傷を負ったと発表した。
この事故による作業員の被ばくや外部への放射能の影響はないという。
島根原子力本部によると、作業員は22日朝から、2号機から出た放射性廃棄物の保温材の容量を処理機で小さくする作業をしており、処理機を動かすベルトに巻き込まれたとみられる。
出典URL
http://www.energia.co.jp/atom/news/140722-1.html
(ブログ者コメント)
中国電力HPの「お知らせ」には現場写真が添付されているが、それを見る限り、ベルトプーリー部やカップリング部といった回転部にはカバーが設置されている。
カバーはベルトの外側だけで内側にはカバーがなく、そこに手が入って・・・ということだったのだろうか?
2014年6月3日19時3分に大分放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月3日16時45分にNHK大分からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前9時20分ごろ、大分市のパンパシフィックカッパ―佐賀関製錬所で男性作業員が原料の鉱石を運ぶベルトコンベアに挟まれた状態で発見され、大分市内の病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
亡くなったのは「日照港運」社員の男性(28)。
男性は、きょう午前7時過ぎから銅などの原料を運ぶ設備の点検作業に1人であたっていたが、連絡が取れなくなり、同僚が捜していた。
この製錬所では2009年、鉱石の運搬船で作業中の男性3人が死亡する事故が発生。日照港運は安衛法違反で略式命令を受けた。
今回事故があったベルトコンベアは地下に設置されていて、点検の際、触ることは禁止されていた。
ベルトコンベアは幅1m、長さ20mで、男性はベルトとローラーの間に上半身を巻き込まれる形で発見された。死因は胸などを圧迫されたことによる窒息死という。
警察が実況見分を行ない事故の原因を調べるとともに、労基が安全管理に問題がなかったか調査している。
出典URL
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=06030026782&day=20140603
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5074928511.html?t=1401830481375
(ブログ者コメント)
2009年の事故は下記参照。
鉱石が入っている船倉に降りて行ったが、事前の酸素濃度測定が不十分だったことなどで、最初に降りて行った人と救助に行った人、計3人が死亡した。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/37/
(2015年11月12日 修正1;追記)
2015年11月9日19時21分にNHK大分から、非常用停止装置をつけていなかったとして現場責任者などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年6月、大分市佐賀関の製錬所内のベルトコンベヤーに男性が巻き込まれて死亡した事故で、大分労基署は、ベルトコンベヤーの保守点検を行っている会社と現場責任者を、労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、大分市佐賀関の「日照港運」と現場責任者の55歳の係長。
同署の調べによると、係長は、作業員がベルトコンベヤーに体を巻き込まれるなどの危険が生じるおそれがあったにもかかわらず、巻き込まれた際にただちに停止させる非常用の装置を設けていなかったという。
また、「日照港運」も、事故防止に必要な措置を講じていなかった疑いがあるという。
「日照港運」は、「書類送検については詳細を承知しておらず、コメントは差し控えさせていただきます。2度と悲惨な災害を起こさないよう安全最優先の職場づくりを推進していく所存です」というコメントを出している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5073372691.html?t=1447105798198
2014年5月18日21時33分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前2時50分ごろ、愛知県東海市新宝町の三洋化成工業名古屋工場で、下請け会社に勤める男性(58)が機械に頭を挟まれているのを現場責任者の作業員が発見した。
救急隊員が現場で死亡を確認した。
警察によると、男性は、界面活性剤を袋に詰める機械に袋を補充する作業をしていた。
機械の不具合を確認しようと中を覗いた際、頭を挟まれたとみて、詳しい原因を捜査している。
警察によると、男性は17日午後8時から仕事をしており、現場責任者は、18日午前0時からの休憩時間になっても休憩所に姿を見せなかったため、様子を見に行ったという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140518/dst14051821330004-n1.htm
2014年4月23日10時40分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前9時半ごろ、大阪府高槻市梶原の廃棄物処理業「T社」の古紙リサイクル工場で、古紙を運搬するベルトコンベヤーと地面の間に男性作業員(56)が頭を挟まれたと119番があった。男性は首の骨を折るなどし、病院に搬送されたが死亡した。
警察によると、男性は高さ15m、幅2mのベルト周辺で、こぼれた古紙を回収する作業をしていたとみられる。
異常な音に気づいた別の従業員が駆けつけたところ、男性がベルトと地面が接する部分に挟まれ、あおむけに倒れていたという。
警察が事故原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140423/waf14042310400013-n1.htm
2014年4月10日21時49分にNHK青森から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
10日午後1時40分ごろ、弘前市湯口の砕石会社「T社」から、「石を運ぶベルトコンベヤーに作業員が挟まれた」と消防に通報があった。
警察によると、この事故で、ベルトコンベヤーの清掃作業にあたっていた男性(29歳)が、頭などにけがをして弘前市内の病院に運ばれたが、およそ1時間半後に死亡した。
現場は、弘前市中心部から10kmほど離れた山あいにある砕石施設。
会社によると、男性は、10日午前7時半過ぎから、石を運ぶためのベルトコンベヤーを動かした状態でベルトについた泥を工具で削り落す作業を1人で行っていたという。
警察は、会社の関係者から話を聴いて当時の状況を調べるとともに、作業の安全管理に問題がなかったかどうか調べることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/aomori/6083639571.html?t=1397171373598
2014年4月11日11時38分に青森朝日放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ベルトコンベアのローラーに頭から巻き込まれた。
病院に運ばれたが、およそ1時間半後、脳挫傷のため、死亡が確認された。
男性は1人でベルトコンベアに付いた泥を落とす作業をしていて、ベルトコンベアが急に止まったことに気づいた仲間が倒れていた男性を発見して110番通報した。
出典URL
http://www.aba-net.com/news/news011.html
(2014年5月4日 修正1 ;追記)
2014年4月11日付の東奥日報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
現場にいた作業員らによると、男性はハンマーを使って、ベルトコンベヤーにこびりついた泥を落とす作業を一人でしていた模様。
2014年3月22日20時16分にNHK甲府から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後1時40分ごろ、市川三郷町市川大門の紙製品製造会社「S社」の工場で、社員の男性(20)がロール紙をティッシュペーパーに加工するラインで作業をしていたところ、機械の歯車に巻き込まれた。
男性は左肩を巻き込まれ病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
警察によると、工場では、男性を含め4人の従業員が作業にあたっていたという。
警察は、死因について調べるとともに、ほかの従業員から話を聞くなどして、当時の詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1043165551.html?t=1395524275014
(2014年4月10日 修正1 ;追記)
2014年3月23日付の山梨日日新聞紙面に、事故当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
警察によると、男性はティッシュペーパーの製造ラインでロール紙を重ねる大型機械の動きに異常がないか確認する作業をしていた際、大型機械の直径約20cmの歯車に左肩を巻き込まれた。
作業場にはほかに3人の作業員がいて、機械が異常を感知して緊急停止したため、事故に気付いたという。
消防によると、救急隊が現場に到着した際、男性は心肺停止状態だった。男性を歯車から引き出し、ドクターヘリに乗せたという。
2014年3月22日21時3分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日の午後1時半ごろ、氷見市寺尾にある寺尾ダムの水門の足場の上で、塗装工事をしていた会社員の男性(46)が倒れているのを、近くにいた同僚が見つけた。
男性は高岡市内の病院で手当てを受けているが、頭の骨を折り、意識不明の重体。
警察によると、水門は縦と横が1.5mあり、電気で上下に動くということで、男性は、水門の周囲に組んだ高さ1mほどの足場の上で塗装工事をしていたという。
警察によると、「痛い」という声を聞いた同僚が様子を見に行くと、足場の上に男性が倒れていたという。
警察は、男性が作業中に水門に挟まれたとみて、水門を誰が操作していたかなど、当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3063165291.html?t=1395524442699
2014年3月3日7時54分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前9時50分ごろ、加古川市金沢町の神戸製鋼所加古川製鉄所で、機械の点検中だった同社社員の男性(38)が機械に指を挟み、右手人さし指を切断する重傷を負った。
警察によると、男性は鉄コイルを巻く機械が不調だったため1人で点検中だった。
男性は「スイッチを切って指を入れたら機械が動いた」と話しているという。
同製鉄所では2月21日にも、男性作業員がベルトコンベヤーに体を挟まれて重傷を負う事故が発生している。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140303/waf14030307550003-n1.htm
(ブログ者コメント)
実際にスイッチを切ったのか?
それとも、スイッチを切ったつもりになっていただけなのか?
はたまた、惰性で動いていた機械に挟まれたのか?
そのどれでもなかったとしたら、動力電源を切らずに点検することの危険性を教えてくれる事故だったのかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。