2023年6月30日16時37分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前10時10分すぎ、読谷村伊良皆の石材工場から「石材に男性が踏み潰されている」と、消防を通じて警察に通報がありました。
警察によりますと、当時、工場では1枚500キロの重さがある石板を移動させる作業をしていて、何らかの理由で立てかけられていた複数の石板がドミノ倒しになったということです。
倒れてきた石板と立てかけられた石板の間にいた男性従業員が挟まれ、病院に運ばれましたが、1時間半後に死亡が確認されました。
亡くなったのは、近くに住む我如古さん(48)で、警察は、現場にいた別の従業員から話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20230630/5090023867.html
6月30日19時3分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、被災者はフォークリフトを使って複数枚の石板を運ぶ作業を行っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
重さ500kgの石板に挟まれ、48歳の男性が死亡した。
30日午前10時ごろ、沖縄・読谷村にある石材会社から「男性が石板に挟まれて意識がない」と、消防に通報があった。
この事故で、石材会社の社員・我如古さん(48)が心肺停止の状態で病院に運ばれ、およそ1時間半後に死亡が確認された。
我如古さんは、立てかけられていた重さ500kgある石板を複数枚、フォークリフトを使って運ぶ作業を行っていて、何らかの原因で倒れてきた石板に挟まれる状態になったという。
警察が、事故のくわしい状況を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c9e40492317cbb411c3e15838d83b0d981332ad
2023年6月27日18時35分に上毛新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前8時55分ごろ、群馬県藤岡市岡之郷のプラスチック加工工場敷地内で、同市の男性社員(53)が成形機械と壁に挟まれ、搬送先の病院で死亡が確認された。
県警藤岡署によると、男性は同日午前8時45分ごろから同僚4人と、敷地内の倉庫から台車に載せた重さ約1.5トンのプラスチックの成形機械をフォークリフトで運び出す作業をしていた。
1人がフォークリフトを運転し、男性を含めた4人は四方に立って機械を手で押さえながら移動中、何らかの原因で機械が男性側に倒れたとみられる。
同僚男性が119番通報した。
同署が詳しい事故原因を調べている。
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/305465
6月27日18時22分にNHK群馬からは、機械をフォークリフトで牽引して倉庫の外に搬出していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前9時前、藤岡市にある、プラスチック製品の加工を行うY工業所群馬工場で、この会社に勤める清水さん(53)が、倒れてきた機械と壁の間に挟まれました。
清水さんは病院に搬送されましたが、およそ2時間40分後に死亡が確認されました。
当時、現場では重さおよそ1.5トンの機械を台車に載せ、清水さんを含めた5人が、その台車をフォークリフトでけん引して倉庫の外に搬出する作業にあたっていたということです。
そして、この作業中に何らかの原因で、運んでいた機械が清水さんがいた方向に倒れてきたということです。
警察では、工場の関係者などから当時の状況を聞くなどして、事故の原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20230627/1060014731.html
2023年6月17日18時35分にYAHOOニュース(ABCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県三木市の金属リサイクル工場で、フィリピンからの技能実習生とみられる男性が頭から血を流して死亡しているのが見つかりました。
積んであったアルミの棒が崩れ、直撃したとみられます。
警察によりますと、17日午後2時ごろ、三木市福井にある金属リサイクル工場で、フィリピン国籍の技能実習生とみられる男性(30代)が死亡しているのを同僚が発見しました。
男性は当時、アルミ製の棒を束ね5メートルほどの高さに積み上げる作業をしていたということですが、アルミの間に挟んでいたパレットがつぶれ、450キロ以上の束が崩れて頭に直撃したとみられています。
警察は、パレットが腐食していなかったかなど、調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a45d46b574ad1e796f3a9d09634516a2b6d0ebb5
6月19日7時28分に読売新聞からは、アルミ棒の束は5段に積み上げられており、そのうち3束が崩れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後1時50分頃、兵庫県三木市福井の金属加工会社「S社」の従業員から、「アルミ棒の束が従業員の頭部に落下した」と119番があった。
三木署員が駆けつけたところ、敷地内で男性が頭から血を流して倒れており、その場で死亡が確認された。
同署によると、男性はフィリピン国籍の30歳代の技能実習生とみられ、詳しい状況を調べている。
発表では、男性はこの日、約2メートルのアルミ棒300~400本を金属製のひもで束ねる作業を1人で担当。
1束の重さは450~680キロで、5段に積み上げ、並べて置いていたという。
同署によると、同僚が大きな音を聞いて駆けつけた際、男性はうつぶせに倒れており、近くにはアルミ棒3束(1・3~2トン)が崩れていた。
アルミ棒の一部に血痕が付いており、同署は、積み上げたアルミ棒の束が崩れて男性に直撃したとみて、原因や作業手順、安全管理体制について調べる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230619-OYT1T50005/
2023年4月7日18時26分にNHK愛媛から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時半ごろ、新居浜市惣開町にある住友化学愛媛工場新居浜地区のプラントから、作業をしていた男性がけがをしたと消防に通報がありました。
消防が駆けつけた時、機械の下敷きになっていた男性はすでに救出され、市内の病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
亡くなったのは住友化学の下請け会社の会社員で新居浜市篠場町の近藤郎さん(41)です。
警察によりますと、このプラントは養鶏で使う飼料の添加物を作る工場で、近藤さんは数人で高さ1.8メートル、重さ2.4トンの機械を台車で移動する作業をしていたということです。
警察は、機械が倒れた原因など、当時の詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20230407/8000015652.html
4月7日18時14分にYAHOOニュース(テレビ愛媛)からは、熱交換機を移動させていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新居浜市内の工場で7日、移動させていた機械の下敷きになり、男性会社員が死亡しました。
警察によりますと、死亡したのは新居浜市篠場町の会社員・近藤さん(41)です。
事故が発生したのは新居浜市にある住友化学愛媛工場の新居浜地区のプラントで、7日午前9時50分頃に消防を通じて警察に通報がありました。
近藤さんは孫請け企業に務め、台車に乗せて移動させていた熱交換器が倒れて下敷きになったということです。
搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察は、機械を運ぶ際にバランスが崩れたと見て、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/770298bb189a85a21133ec50bb5be220a2096c82
2023年2月21日付で静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
沼津労働基準監督署は20日、労働安全衛生法違反の疑いで東京都のヤマト運輸と、同社御殿場営業所の男性副所長(47)を静岡地検沼津支部に書類送致した。
送致容疑は2022年5月24日、小山町の駿河小山営業所で、荷物を積んだかご台車をフォークリフトで大型トラックに積み込む際、作業の指揮を行わせなかった疑い。
労基署によると、副所長がフォークリフトの運転中に誤操作し、かご台車が転倒。
トラックの荷台の上にいた下請けの運送会社の女性従業員(28)が下敷きになり、背骨を折る重傷を負った。
台車を積み込む作業中にフォークリフトの操作は禁じられていた。
副所長は作業計画通りに指揮する「指揮者」を選任する立場だったが、事故当日は事前に選任した指揮者が急きょ休み、指揮者とフォークリフトの運転者を兼ねていた。
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1196886.html
2月20日20時24分に産経新聞からは、重傷を負った女性は荷台で荷物を受け取っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ヤマト運輸(東京)の静岡県小山町の営業所で、下請け会社のトラック運転手の女性(28)が荷物を積んだ台車の下敷きになり重傷を負った事故があり、沼津労働基準監督署(静岡県沼津市)は20日、労働安全衛生法違反の疑いで、同社と御殿場営業所の男性副所長(47)を書類送検した。
書類送検容疑は昨年5月24日午後7時15分ごろ、フォークリフトを使いトラックに荷物を積み込む際、副所長が作業計画通り指揮してなかったとしている。
作業中、荷物を受け取るためトラックの荷台にいた女性は台車の下敷きになり、背骨を骨折するなど重傷を負った。
副所長は小山町の営業所で指揮者を務めていた。
ヤマト運輸は「多大な心配と迷惑をおかけしたことを深くおわびする。安全の強化を図り、再発防止に努める」とコメントした。
https://www.sankei.com/article/20230220-PM5BFDRQYVLYZLOEOHU4O5JIMM/
2023年2月19日20時39分に読売新聞から下記趣旨の記事が、倒れた門扉の写真付きでネット配信されていた。
福岡県久留米市の文化施設「石橋文化センター」で19日未明、正門の金属製の扉1枚(重さ約300キロ)が倒れ、居合わせた70歳代男性が左脚を骨折する重傷を負った。
同センターによると、19日午前3時半頃、正門横の警備員室にいた警備員が「ゴトン」という大きな音を聞いて外に出ると、扉が倒れ、男性が負傷しているのを発見した。
扉は2枚1組で、1枚が幅約6・5メートル、高さは最大約3メートル。
男性は、新聞配達中に倒れてきた扉の下敷きになったとみられる。
扉は今月14日、地元のロータリークラブが市に寄贈したばかりで、18日午後5時頃に閉門していた。
同市では、19日午前3時29分に最大瞬間風速12・2メートルを観測。
センターは風で倒れた可能性もあるとみて、設置業者などと原因を調べる。
気象庁は同日、九州北部と四国で「春一番」が吹いたと発表した。
市の担当者は取材に、「被害者と関係者には大変申し訳ない。一刻も早く原因を究明し、安全対策を講じていく」と答えた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230219-OYT1T50093/
2月19日付でテレビ西日本からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
九州北部地方で「春一番」が観測された19日未明、福岡県久留米市の石橋文化センターで、新聞配達員の男性が強風のため倒れた正門に挟まれて負傷し、病院に搬送されました。
石橋文化センターによりますと、19日午前3時半頃、正門近くの警備員室にいた警備員が、大きな音がしたため外に出たところ、正門が倒れ、73歳の新聞配達員の男性が挟まれているのを発見しました。
男性は左足をけがしており、市内の病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。
倒れた正門は、高さおよそ3m、全長およそ13mの左右開閉タイプの右半分およそ300kgで、創立70周年を迎えた「久留米ロータリークラブ」が市に寄贈し、14日に設置されたばかりでした。
当時、市内では最大瞬間風速12.2m/sの強風が観測されており、石橋文化センターは「早期の原因究明に努めたい」としています。
https://yotemira.tnc.co.jp/news/articles/NID2023021916909
(ブログ者コメント)
倒れたレール移動式門扉の写真を見るなり、「これでは倒れて当然だ」と感じた。
というのは、過去にも同じような事例が複数発生しているからだ。
本ブログでも以下の事例を紹介している。
『2021年11月25日 徳島市のJA施設で駐車場の門扉レールの異常を職員が点検中、門扉が倒れ、下敷きになって死亡、転倒防止用の重りは事故当時は載せられていなかった』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12129/
2023年2月6日20時57分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前11時50分ごろ、大阪府岸和田市臨海町で、金属加工工場の作業員から「鉄板に数人の従業員が挟まれた」と119番通報があった。
大阪府警によると、工場内で作業していた男性7人が負傷し、5人が病院に運ばれた。
うち会社員の紺野さん(58)=三重県名張市赤目町檀=が死亡し、30、40代の計2人が意識不明、2人は命に別条はないという。
他の2人は軽傷を負い、府警は業務上過失致死傷の疑いも視野に調べを進めている。
岸和田署によると、工場内では事故当時、19人が作業していた。
工場内には、印刷関連部品の加工に使われる重さ約2トンの金属製の板が13枚、1列に並べられていた。
板は縦約2・3メートル、横約9・3メートル、厚さ数十センチで、13枚それぞれが立った状態で置かれていた。
だが、同署の調べでは、板が何らかの原因で倒れ、次々に隣り合う板が倒れたとみられる。
最終的には13枚全てが地面に面する形で倒れたり、隣の板に引っかかる形になったりしたという。
搬送された作業員の中には、板のそばにいて、倒れてきた板の下敷きになったケースがあったとされる。
現場は南海岸和田駅の北西約2キロにある、大阪湾に面した工場地帯。
事故直後から、岸和田市消防本部の消防車や救急車、府警の捜査車両が出動し、一時、騒然とした。
工場周辺では、「板をどうやって動かそうか」などと救急隊や警察官が大声を掛け合い、倒れた板に巻き込まれ、負傷した作業員たちの救助に当たる様子が見られた。
現場近くの鉄鋼会社の社屋にいた男性従業員は、「工場地帯なので普段から大きな音はしているが、いつも以上に大きな音が聞こえた」と振り返った。
複数のものが倒れたり、落ちたりするような音だったといい、「驚いて外に出てみると、様子を見ようとする人たちが集まっていた」と話した。
男性の勤務先は現場となった工場と関係があり、男性は前日も工場内部の様子を見ていた。
整然と並んでいたはずの金属の板は事故後、出入り口に向かって折り重なるようにして倒れていたという。
男性は「板は大きいうえ重いため、人間の力で倒れるようなものじゃない」と説明する。
工場の天井にはクレーンが設置され、作業に使われていた。
「何らかの弾みで板が次々に倒れてしまうことがあったのかもしれない」と語った。
https://www.asahi.com/articles/ASR264KG0R26PTIL00C.html
2月7日11時30分に産経新聞からは、板は2方向に分かれて倒れた、板を3枚ずつ組み合わせて機械部品を作っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府岸和田市の金属加工会社の工場で、重さ約2トンの金属製の板13枚が倒れて作業員7人が死傷した事故で、発生当時にクレーンを使った作業が行われていたことが7日、捜査関係者への取材でわかった。
板は2方向に分かれて相次ぎ倒れたことも判明。
大阪府警岸和田署は、倒れた原因とクレーン作業との関連を調べている。
事故は6日午前11時50分ごろに発生。
作業員19人が板を3枚ずつ組み合わせて機械部品を作る際、13枚の板が相次いで倒れ、一部の作業員が下敷きになった。
同署によると、男性5人が病院に搬送され、うち三重県名張市の作業員、紺野さん(58)が死亡、30代と40代の2人が意識不明の重体となった。
搬送された5人のほかに、2人が軽傷を負った。
現場は複数の会社が借りて使用しており、工場を所有する金属加工会社によると、事故当時は、この会社とは別の会社が作業していたという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b589654c18ff1728bd145fcb5218609e07ee4c88
2月9日20時23分に産経新聞からは、クレーンで吊り上げた部品を板に接着する作業中、操作ミスでクレーンの一部が板に接触したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警は9日、現場検証の結果、操作ミスによってクレーンの一部と接触した板が、相次いで倒れた可能性があると明らかにした。
府警は業務上過失致死傷容疑で経緯を詳しく調べている。
府警によると、当時はクレーンを天井付近からつり下げ、板に別の部品を接着する作業が行われていた。
クレーンの一部は、一列に並べられた13枚の板の中央部分に接触し、板が2方向に分かれてドミノ倒しになったとみられる。
https://www.sankei.com/article/20230209-25AJBF27A5LTJMI27WEFOZMUCM/
2月9日21時46分にYAHOOニュース(共同通信)からは、板に取付けた部品をクレーンで引き上げた際に、浮き上がった板がバランスを崩したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
板に取り付けた部品をクレーンで引き上げた結果、浮き上がった板がバランスを崩し、ドミノ倒しになった可能性があることが9日、府警への取材で分かった。
当時は天井に設置されたクレーンを使い、板に部品を取り付ける作業中だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac2791f17dd7592278aa3c1a92e1434b6d384376
(2023年2月23日 修正1 ;追記)
2023年2月21日11時23分に産経新聞からは、部品を装着したまま板を引き上げたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警岸和田署は20日、業務上過失致死傷の疑いで、工場内の倉庫を借りて作業していた京都府亀岡市の産業機器メーカー「C工業」の本社を家宅捜索した。
署は書類などを押収し、安全管理に問題がなかったか調べる。
署によると、板は縦約2・4メートル、横約9・4メートル、重さ約2トン。
当時、倉庫では、約1・5メートル間隔に並べた板にクレーンで部品を取り付ける作業をしていた。
現場検証の結果、クレーンに部品を装着したまま板を引き上げたため、板が前後の板に接触して倒れた可能性があることが判明した。
事故は6日午前に発生。
別の会社から現場に派遣されていた男性7人が下敷きになり、三重県名張市の紺野さん(58)が死亡。
2人が意識不明の重体だったが、その後、意識が戻ったという。
https://www.sankei.com/article/20230221-3W6LYZPYBVO5HDRSY7NTZPHKXY/
(2023年10月29日 修正2 ;追記)
2023年10月26日12時2分にNHK関西からは、転倒防止器具を発注していたが届くまで待ってると納期に間に合わないと思い器具のないまま作業したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
鉄製の板は本来、倒れるのを防ぐための器具を取り付けることになっていましたが、警察が捜査した結果、器具はなく、当時の現場の責任者で京都府の産業機械メーカー「C工業」の社員2人が、そのことを知りながら作業を続けていたことが分かりました。
2人は任意の事情聴取に対し、「器具を発注していたが、届くまで待っていると納期に間に合わないと思い、作業を続けた」と話しているということです。
また、クレーンを操作していたのは中国人の技能実習生で、操作に必要な資格がなかったことも分かったということです。
このため警察は、安全管理を怠ったことが事故につながったとして、当時の現場の責任者2人と技能実習生のあわせて3人を26日、業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20231026/2000079014.html
10月26日18時50分に朝日新聞からは、板と板を器具でつなぐ必要があった、板に取付けられた部品をクレーンで持ち上げようとした際に板ごと持ち上がったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岸和田署によると、板は等間隔で平行に立てられ、それぞれを器具でつないで倒れないようにする必要があった。
社員が板に取り付けられた部品をクレーンで持ち上げようとしたところ、板ごと持ち上がり、両隣の板に接触し、板が将棋倒しになったという。
https://www.asahi.com/articles/ASRBV5HSRRBVPTIL00G.html
10月26日12時14分に産経新聞からは、転倒防止器具はあったが取り付ける工具がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時の安全管理責任者の男性社員は、「金属板を固定する器具はあったが、取り付ける工具がなく、納期を優先させた」と供述しているという。
中国人男性はクレーン操作の免許を取得していなかったが、社員らの指示で動かしていたという。
https://www.sankei.com/article/20231026-6GDXAZBJPBPABGPNATUWKUL27Q/
2022年11月9日16時50分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前9時ごろ、臼杵市稲田にある検査機器などの製造工場で、従業員の男性が鉄板に穴を開けるための作業中、倒れてきた鉄板と機械の間に挟まれました。
警察によりますと、挟まれたのは臼杵市福良の山口さん(25)で、山口さんは胸を強く打っていて、およそ2時間後に亡くなりました。
鉄板は重さが800キロあり、作業をする際にはクレーンを使って持ち上げ、台座に固定していましたが、何らかの原因で台座から外れ倒れたとみられるということです。
また、作業を行う際には同じフロアに複数人いることになっていましたが、事故当時、山口さん1人しかいなかったということです。
警察は、会社側から聞き取るなどして、当時の詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20221109/5070014255.html
11月9日13時30分にテレビ大分からは、穴を開けるため鉄板の位置を調整していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、事故当時、山口さんは穴をあけるため、鉄板の位置を調整していて、その際に鉄板と機械に挟まれ死亡しました。
鉄板は縦1.5メートル、横2.5メートル、厚さ3センチで、重さはおよそ800キロあるということです。
山口さんは臼杵市内の病院に意識不明の重体で搬送されましたが、事故からおよそ2時間後に死亡しました。
この作業は、通常、複数人で行っていましたが、事故当時、周辺には山口さんしかいなかったということです。
https://tosonline.jp/news/20221109/00000003.html
11月9日15時51分にYAHOOニュース(大分放送)からは、背後にあった機器との間に挟まれたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前8時50分頃、臼杵市の自動車検査機器製造工場で作業をしていた男性に鉄板が倒れかかり、機器の間に挟まれたと消防に通報がありました。
下敷きになったのは臼杵市福良の会社員 山口さん(25)で、設計図に基づいて鉄板を加工する作業をしていたところ、前に立てかけていた鉄板が倒れ、山口さんは鉄板と背後にあった機器の間に挟まれました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9e93861b5ff70b68757be9a0462e67c88afb056
(2022年11月24日 修正1 ;追記)
2022年11月10日付で大分合同新聞の紙面には、穴開け機のある場所にスライドさせている際に倒れたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
臼杵津久見署によると、鉄板はクレーンで台座に運び、穴を開ける機器のある場所へスライドさせる際、倒れかかったとみられる。
2022年11月1日20時11分にYAHOOニュース(山陽放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午後1時40分ごろ、倉敷市水島川崎通のJFEスチールの敷地内にある工場で、工業用のベルトコンベアのベルトをロール状に巻き取る業務を請け負っていた、関連会社の社員・平高さん(男性、56歳)が、作業中に約1.9トンあるベルトの下敷きになりました。
近くで作業していた同僚が救助活動を行うとともに119番通報をし、平高さんは倉敷市内の病院に運ばれましたが、約1時間半後に死亡が確認されました。
警察によりますと、ベルトをロール状に巻き取ったあと、平高さんは午後1時10分ごろから同僚3人とベルトを支えていた両側の鉄枠を取り外す作業をしていて、片方の枠を取り外した際にベルトのバランスが崩れ、下敷きになったということです。
警察は、工場の管理体制に問題がなかったかも含め、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/431b8e6d0ce923f9704ef06257d40972cce5181b
11月1日21時44分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、直径190cmのゴム製ベルトが倒れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後1時40分ごろ、倉敷市水島川崎通のJFEスチール敷地内で、巻き取った状態のベルトコンベヤーのゴム製ベルト(直径190センチ、幅50センチ、重さ1・9トン)が倒れ、同市船穂町船穂、関連会社社員平高さん(男性、56歳)が下敷きになり死亡した。
水島署によると、同じ会社の社員2人とともに、ベルトを支える鉄枠を取り外す作業をしていた。
2人にけがはなかった。
原因を調べている。
https://www.sanyonews.jp/article/1325686
2022年10月11日53分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後1時5分ごろ、佐賀市川副町の海岸堤防の工事現場で鉄板を立てて地中に打ち込む準備をしていたところ、鉄板がバランスを崩して倒れ、福岡市の作業員、今崎さん(男性、45歳)の頭に直撃しました。
消防などが駆けつけましたが、今崎さんは、その場で死亡が確認されました。
工事を発注した佐賀中部農林事務所によりますと、鉄板は長さ8メートル50センチ、幅60センチ重さは700キロ近くあって、堤防に樋門を設置するために必要な道路を造る工事だったということです。
警察によりますと、現場ではクレーン車のワイヤで鉄板をつり上げて運ぶ作業中で、ワイヤを鉄板から外したあとにバランスを崩して倒れたということで、さらに詳しい状況を調べています。
佐賀中部農林事務所は、「亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。事故原因の究明と再発防止に努めてまいります」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20221011/5080012935.html
10月12日9時28分にYAHOOニュース(佐賀新聞)からは、矢板を吊り上げ地上のレールに並べる作業中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後1時5分ごろ、佐賀市川副町大詫間の県発注の樋門新設工事現場で、作業中だった福岡市東区多の津、工務店作業員の男性(45)に、鋼矢板(長さ8・5メートル、幅0・6メートル、重さ約694キロ)が倒れ込み、男性の頭を直撃した。
男性は現場で死亡が確認された。
佐賀南署などによると、現場は大詫間小の南約4キロメートル。
当時、クレーン車で矢板をつり上げて、地上のレールに並べる作業中だった。
近くでクレーン車の運転手と男性を含む地上誘導員2人が作業していた。
佐賀中部農林事務所は、「事故の詳細を調査するとともに、請負業者には安全対策の徹底を指導する」とコメントしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e2b2a9191da8f5248025c2d867dc21bd4d65969
(2023年2月8日 修正1 ;追記)
2023年2月7日17時46分にNHK佐賀からは、クレーン運転手に合図を出すよう指名されていた作業員が合図を出さなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
佐賀労働基準監督署は7日、事故を防ぐ措置をとっていなかったとして、建設会社と工事現場の責任者を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
佐賀労働基準監督署の調べによりますと、クレーン車での作業の際は、指名された作業員が運転手に合図を出すことが法律で義務づけられていますが、この現場では、作業員が合図を出していなかった疑いがあるということです。
佐賀労働基準監督署は7日、建設会社「D工務店」と50代の工事現場の責任者を労働安全衛生法違反の疑いで、佐賀地方検察庁に書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20230207/5080013825.html
2022年4月4日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫・姫路労働基準監督署は、排水溝の隙間を埋めるなど床面を安全な状態に保持していなかったとして、発砲スチロール製品製造業のT工業㈱(兵庫県たつの市)と同社部長を、労働安全衛生法第23条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで神戸地検に書類送検した。
台車が排水溝の隙間につまづいて横転し、下敷きとなった労働者1人が死亡する労働災害が発生している。
労災は令和3年7月16日、同社工場内で発生した。
被災者と別の労働者1人は、台車に金型を複数枚乗せたものを2人がかりで移動させていた。
被災者が台車前方から引っ張り、別の労働者が後方から押していたが、台車が横転した際に被災者が巻き込まれている。
排水溝には、蓋として金網を数枚かぶせていた。
1枚目の金網と2枚目の金網の間には、人間の手の平サイズのわずかな隙間が空いていた。
台車のキャスターが隙間に挟まり、横転したとみられている。
同労基署は、「珍しい災害ではあるが、排水溝の蓋は隙間なくくっつけておくべきだった」と話している。
https://www.rodo.co.jp/column/123285/
2022年3月20日12時1分にYAHOOニュース(岩手放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日正午前、岩手県釜石市の工場で作業中の60代男性が倒れているのを同僚が発見し、その後、病院で死亡が確認されました。
亡くなったのは釜石市平田町にあるプラスチック製品の加工工場に勤務する釜石市片岸町の高橋さん(男性、63歳)です。
高橋さんは木製の筒に繊維強化プラスチックを巻き付ける作業をしていましたが、19日午前11時40分ごろ、筒を回転させる金属製の軸が何らかの原因で折れ、筒の片側が床に落ち、その近くでうずくまっている高橋さんを同僚が見つけ消防に通報しました。
高橋さんは意識不明の状態で病院に運ばれましたが、およそ1時間半後に死亡が確認されました。
高橋さんはヘルメットをかぶっておらず、目立った外傷はなかったということで、警察が事故原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af60cea78d8cde1f6fa76ab062d776c13fecddee
3月20日12時45分にYAHOOニュース(岩手めんこいテレビ)からは、重さ100㎏のFRPの下敷きになったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月19日、岩手県釜石市のプラスチック加工工場で機材が壊れて落下する事故があり、63歳の男性作業員が死亡した。
19日午前11時半ごろ、釜石市平田町のS技研第一工場で作業をしていた高橋さん(63)が、重さ100キロ以上ある繊維強化プラスチックの下敷きになっていると同僚から消防に通報があった。
高橋さんは心肺停止の状態で病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。
高橋さんは、長さ約6.5メートルの木製の筒に繊維強化プラスチックを巻きつける作業をしていて、筒を回転させる金属の軸が何らかの原因で折れて落下したという。
警察が事故の原因を詳しく調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb634d4cdc548dad7356a5b79d21063759c1be2b
2022年2月23日18時8分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
大阪市平野区のJR平野駅の駅前広場で22日午後1時55分ごろ、「時計台が倒れている」と通行人から駅員に連絡があった。
JR西日本によると、時計台は植え込みに設置されており、ステンレス製で重さ約70キロ。
高さ約4メートル、幅約85センチ、奥行き約30センチで、地上から約1・4メートルの部分が破損し、通路側に倒れた。
経年劣化が原因とみられるという。
けが人はいなかった。
https://www.asahi.com/articles/ASQ2R5TNWQ2RPTIL00L.html
2月23日19時5分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、旧国鉄時代に寄付されたものらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
時計台は、社会奉仕団から旧国鉄時代に寄付されたものとみられます。
JR西日本は団体と連絡が取れ次第、損傷した時計台を撤去する方針です。
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20220223/GE00042622.shtml
2022年2月18日20時8分にYAHOOニュース(大分放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分県国東市で2020年、撤去中に倒れてきた電柱にあたり、作業員が死亡した事故で、会社と現場責任者の男性が書類送検されました。
労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、大分市向原沖のO電設と現場班長をしていた32歳の男性です。
大分労働基準監督署によりますと、2020年6月、大分県国東市下成仏の住宅敷地内で撤去作業中の電柱が倒れ、作業員の男性(当時56)が死亡しました。
会社と現場班長の男性は、労働者の危険を防止するのに必要な措置を講じなかった疑いが持たれています。
電柱を撤去する際、本来であれば、電柱の上部から分割するか専用の重機が使われますが、今回の現場では使い道の違う掘削用の重機が使われていたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbdfe0caee75b644bb73a062f225c77d20390267
2月18日18時26分にYAHOOニュース(テレビ大分)からは、引き抜いた電柱が頭に当たったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2020年、大分県国東市で電柱の撤去作業中に作業員が亡くなった事故について、現場の責任者などが労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されました。
大分労働基準監督署によりますと、この事故は2020年の6月、国東市国東町にある住宅の敷地内で男性作業員が電柱の撤去作業をしていたところ、引き抜いた電柱が頭に当たって亡くなりました。
現場では、用途が異なる重機にワイヤーを括りつけて電柱を引き抜いていたということです。
このため、危険を防止する措置を講じなかったなどの疑いで、当時の現場責任者と男性作業員が勤めていた会社が18日付けで書類送検されました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64ba9c7dbbda8f018b03c26c9d6f0b6cdc3e7eeb
※事故当時の報道は下記参照。
電柱の取り換え作業をしていた、死亡した男性は電柱にロープを巻き付けて誘導する作業を担当していたとのこと。
(2020年6月24日 毎日新聞 大分版)
九州電力送配電大分支社は22日夜、電柱の撤去作業を委託した業者の作業員1人が死亡する事故が発生したと発表した。
同日の記者会見で岡本・副支社長は、「今後は再発防止策を講じ、このような事故を発生させないよう努めます」と陳謝した。
同社や国東署によると、22日午後3時40分ごろ、国東市国東町下成仏で撤去作業中に電柱が倒れた。
作業をしていた大分市葛木の作業員、山下さん(男性、56歳)の頭に電柱が直撃。
山下さんは市内の病院に運ばれたが、約1時間半後に死亡が確認された。
事故当時、山下さんら4人が、電柱の取り換え作業をしており、ショベルカーで電柱を掘り起こして土中から抜こうとしたところ、電柱が倒れたという。
山下さんは、電柱が倒れないよう、ロープを巻き付けて誘導する作業を担当していた。
電柱が倒れた原因を調べている。
https://mainichi.jp/articles/20200624/ddl/k44/040/213000c
(ブログ者コメント)
電柱引き抜き作業の1例は、下記記事参照。(写真付き)
この時は、電柱を途中で切ることなく、クレーン車で吊り上げて引き抜いていた。
また、電柱に巻き付けたロープで誘導している作業員もいた。
2021年5月11日掲載
『[閑話休題] 古いコンクリート電柱を引き抜いている現場を見かけたので、千載一遇のチャンスとばかり見学した』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11624/
2021年12月8日17時45分にNHK高知から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前8時半前、高知市大津甲のガソリンスタンドで「タイヤラックが倒れ、作業中の店員が下敷きになった」と、警察に通報がありました。
下敷きになったのは、この店に勤務する70代の男性店員で、通りがかった人がラックの下敷きになっている男性店員を発見して救助し、その後、男性店員は病院に搬送されました。
男性店員は下敷きになった際に、頭を打つなどのけがをしたということです。
ガソリンスタンドによりますと、ラックは高さはおよそ2.2メートル、重さはおよそ200キロで、倒れないようにストッパーをかけるなどの対策をしていたということです。
警察では、強い風の影響でラックが倒れたものとみて、当時の状況などを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20211208/8010013357.html
(ブログ者コメント)
〇映像カット3枚目の右手前に映っているものがストッパーだろうか?
ストッパーにしてはチャチに見えるが・・・?
もしかすると、車輪のストッパーをかけていただけ、ということかもしれない。
〇この日は全国的に風が強く、気象庁のデータによれば、高知市の最大瞬間風速は18.3m/sだった。
http://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=74&block_no=47893&year=2021&month=12&day=8&view=
2021年11月17日19時58分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし6月、遠軽町で木を切る作業をしていた男性2人が強風で倒れた木の下敷きになり死亡した事故で、北見労働基準監督署は、強風注意報が出ていたにもかかわらず、作業をやめさせなかったとして、会社と社長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、遠軽町にあるH建設と57歳の社長です。
ことし6月、遠軽町生田原の林で伐採した木の枝を切り落とす作業をしていた男性2人が、強風で倒れた木の下敷きになり、その後、死亡しました。
この事故について北見労働基準監督署が調べたところ、事故当時、強風注意報が出ていた上、平均風速が10メートルを超え、木が倒れる危険性が予想されていたにもかかわらず、会社は作業を中断しなかった労働安全衛生法違反の疑いがあるということです。
労働基準監督署は、認否を明らかにしていません。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20211117/7000040303.html
※事故当時の報道は下記参照。
(2021年6月4日20時46分 NHK NEWS WEB;現場写真付き)
4日午前11時15分ごろ、遠軽町生田原八重の林で、木の伐採作業をしていた2人の男性が倒れてきた木の下敷きになったと、一緒に作業していた人から消防に通報がありました。
警察によりますと、2人は救急車で病院に運ばれましたが、このうち長井さん(56)が、背中などを強く打っておよそ5時間後に死亡しました。
また、もう1人の65歳の男性は、意識がない状態だということです。
当時、遠軽町には強風注意報が出ていて、事故のあった現場の近くにある観測地点では、4日午前11時12分に、21.4メートルの瞬間風速を観測していました。
警察は、強風で木が倒れたとみて、詳しい状況を調べています。
一緒に作業をしていた男性によりますと、2人は当時、伐採した木を切り分ける作業をしていたということで、「当時は風が強くなっていた。一瞬の出来事で最初は何が起きたかわからなかった。風が強くなる昼ごろには作業を中止する予定だった」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210604/k10013068641000.html
※当日は北海道全域で大荒れの天気だった。
(2021年6月4日19時20分 北海道文化放送)
6月4日は全道的に大荒れの天気となりました。
雨風が強まり、道内60地点で6月としては最も強い風が吹き、倒木などの被害も出ました。
引き続き、道東を中心に暴風や高波に警戒が必要です。
前線を伴った低気圧が北海道付近を通過したため、道内は広い範囲で雨や風が強まりました。
最大瞬間風速は、留萌の増毛町で31.3メートル、千歳市で27.3メートルなど、6月としては最も強い風を観測。
学校の休校や停電が相次ぎました。
また、札幌では午前4時29分に24.6メートルの風が吹き、中央区のマンションではアンテナ設置作業のための足場が傾き、警察や消防が対応に当たりました。
八重崎カメラマン:
「傾いた足場が倒れないよう、ロープで固定しているように見えます」
オホーツクの遠軽町では、木の伐採作業をしていた作業員2人が倒木でケガをし、1人が死亡、1人が重体となっています。
また、江別市などで強風にあおられるなどし、4人が重軽傷を負いました。
田中記者:
「苫小牧市では、立つのもやっとなくらい風が吹き荒れています。雨も横殴りに降っていて、顔に痛みを感じます」
太平洋側の地方を中心に局地的に激しい雨となり、えりも町目黒などでは午後5時までの12時間に200ミリを超える雨が降り、6月として最も多い降水量となりました。
この天候や停電の影響で、JRは函館線や学園都市線などで合わせて193本が運休、または部分運休。
新千歳空港でも、空の便合わせて94便が欠航となりました。
北海道内は引き続き、東部を中心に暴風や高波に警戒するとともに、大雨による土砂災害などに注意が必要です。
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=20816
2021年11月4日11時43分にYAHOOニュース(ミヤギテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後、宮城野区の工場で、倒れてきたクレーンなどの下敷きになり、作業員の男性が死亡する労災事故がありました。
事故があったのは、宮城野区港2丁目の東洋製缶仙台工場です。
警察によりますと、3日午後3時45分ごろ、工場の屋上で作業員10人ほどが足場を組んで作ったクレーンで重さ1トンの排気ガス処理装置を吊り上げて搬出していた際にバランスが崩れ、クレーンごと倒れました。
この事故で、近くにいた委託会社の作業員で塩釜市貞山通の夏堀さん(36)が下敷きとなり、死亡しました。
警察では労災事故として、クレーンが正しく使用されていたかなど詳しい事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/48df687c3dbdb8a226309aeabb20a6810ffc685f
2021年10月26日16時37分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日夜7時前、北九州市小倉南区にあるショッピングセンター「Sシティ小倉」のフードコートで、工事中の店舗に設置された仮設の壁が突然、倒れました。
ショッピングセンターは当時、営業中で、運営会社によりますと、近くにいた客3人と工事をしていた作業員1人の合わせて4人が、軽いけがをしたということです。
警察によりますと、このほかにも、作業員1人が軽いけがをして病院に搬送されたということです。
工事をしていた店舗は26日から営業を始める予定で、倒れた仮設の壁は、高さおよそ4メートル、長さおよそ5メートルで、両面テープで固定されていたということです。
ショッピングセンターを運営するS社は、「心より深くおわび申し上げます。今後、二度とこのようなことが起きることがないよう、再発防止に全社を挙げて取り組んで参ります」などとコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20211026/5020009834.html
2021年9月23日21時48分にYAHOOニュース(茨城新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後2時50分ごろ、茨城県八千代町菅谷のFフーズ茨城新工場建設現場で、搬入していた重さ約3トンのスチームボイラーが倒れ、作業をしていた群馬県太田市、会社員、男性(26)が下敷きになった。
男性は病院に運ばれ、脳挫傷で死亡が確認された。
県警下妻署で事故原因を調べている。
同署によると、ボイラーは縦1.8メートル、横3.1メートル、厚さ1.03メートル。
男性は会社の同僚と5、6人でボイラーを車輪付きの荷台に載せ、工場内に搬入していたという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb09f52d0f85a9fb0486b627c9174c585b18f968
(ブログ者コメント)
今回の事例に関し9月27日、以下の記事に「また同様の事故・・・メーカーサイドの対策は?」という趣旨のコメントをいただいた。
『2020年9月29日 笠間市に建設中の工場で重さ3トンのボイラーを横倒しにして搬入中、段差を乗り越えるため台車位置を調整していた男性が横転してきたボイラーの下敷きになって死亡』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11057/
2021年9月14日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡・行橋労働基準監督署は、フォークリフトを用途外使用したとして、金属廃棄物回収卸売業のK社(福岡県築上郡)と同社代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで福岡地検に書類送検した。
フォークリフトで押さえていた鉄板が倒れ、下敷きとなった労働者1人が死亡している。
災害は令和3年5月11日、同社敷地内で発生した。
被災者らは架台の上に鉄板を垂直に立て、接着面を溶接しようとしていた。
フォークリフトで鉄板を上から押し込み、架台の突起へ十分に差し込められたと考えてフォークリフトを外したところ、側で差込み状態を見ていた被災者へ鉄板が倒れた。
鉄板は高さ2メートル78センチ、横幅2メートル26センチ、重さ470キログラムだった。
同労基署は、「鉄板に玉掛けをして移動車両で支えていれば災害は防げた。玉掛けの資格者や設備を備えていたにもかかわらず、手間を惜しんでフォークリフトを用途外使用していた」と話している。
https://www.rodo.co.jp/column/112290/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。