2019年6月6日8時51分に埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後4時ごろ、埼玉県深谷市榛沢の太陽光パネル設備会社「Hメンテナンス」で、作業場の改修作業をしていた会社員の須川さん(男性、48歳)が、倒れてきた鉄骨の下敷きになり死亡した。
警察によると、須川さんは建物内で鉄骨と鉄骨をつなぎ合わせる作業をしていたところ、立て掛けてあったコの字形の鉄骨が倒れてきたという。
警察で事故原因を調べている。
出典
『下敷きになり男性死亡、鉄骨が倒れる 会社の作業場、鉄骨と鉄骨をつなぐ作業中に/深谷』
https://this.kiji.is/509153216842089569?c=39546741839462401
2019年5月28日12時40分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
来月開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議の会場となる「インテックス大阪」(大阪市住之江区)の周囲で設置工事中のフェンスが倒れ、通行人の60代女性が軽傷を負っていたことが分かった。
28日開かれた住民説明会で、フェンスを設置する外務省が明らかにして謝罪した。
同省や大阪府警などによると、26日午後3時15分ごろ、インテックス大阪の北側で作業員が金属製フェンス1枚(高さ約3m、幅約50cm、重さ約20kg)を支柱に仮留めして現場を離れた後、フェンスが倒れて女性に当たったという。
女性は頭や肩などを打ち、病院に運ばれた。
フェンスは不審者の侵入を防ぐため、会場の四方を囲う予定で、22日から工事が始まった。
現在は工事を中断している。
外務省の担当者は説明会で、「事故を重く受け止めている。安全確保を最優先に行う」と話した。
G20首脳会議は来月28、29両日に開かれる。
出典
『G20会場のフェンス倒れ女性けが 外務省が謝罪』
https://mainichi.jp/articles/20190528/k00/00m/040/115000c
5月28日13時21分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
当時、現場では基礎となるパイプにフェンスを取り付けて留め具で固定する作業をしていたが、作業員が十分に固定しないまま現場を離れていた。
外務省は22日から設置工事を始めており、会場一周をフェンスで囲む計画だが、事故を受けて工事を一時中断。
安全が確保され次第、工事を再開するという。
出典
『サミット会場の警備用フェンス倒れ通行人けが 大阪』
https://www.sankei.com/west/news/190528/wst1905280022-n1.html
(2019年8月29日 修正1 ;追記)
2019年8月29日2時0分に毎日新聞から、ネジの締め具合が緩かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警が工事業者の男性作業員2人を、業務上過失致傷の疑いで書類送検していたことが、捜査関係者への取材で判明した。
捜査関係者によると、仮留めの際にねじの締め具合が緩かった上、事故当時は作業員が現場を離れていた。
https://mainichi.jp/articles/20190828/k00/00m/040/305000c
2019年4月27日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9581/
(2019年5月20日 修正1 ;追記)
2019年5月13日18時51分にNHK高知から、高知市での横展開調査結果が下記趣旨でネット配信されていた。
先月、香川県多度津町の町立体育館でトイレの壁が倒れて41歳の女性が大けがをした事故を受け、高知市が、市が管理する施設のすべてのトイレを緊急点検したところ、2つの施設の13か所で壁を固定する金具に腐食などの不具合が見つかったことがわかった。
高知市は、早急に改修を進めることにしている。
この事故は先月20日に、香川県多度津町の町立体育館の女子トイレで、洗面台で手を洗っていた41歳の女性が後ろから倒れてきたトイレの個室の間仕切りの壁に当たって腰の骨を折る大けがをしたもの。
事故があった壁は大理石などをセメントで固めた「人造大理石」製で、壁を固定する金具がちぎれていたという。
事故を受けて高知市は、市が管理する小中学校や高校、それに保育園など、あわせておよそ900の施設のすべてで、トイレの間仕切りの壁を緊急点検していた。
その結果、高知商業高校と春野文化ホールピアステージの2つの施設、あわせて13か所のトイレが事故が起きた壁と同じく重い材質で、壁を固定する金具が腐食していたり、内部にあって劣化が見えなかったりする不具合が見つかったという。
高知市によると、これらの13か所の壁がただちに倒壊する危険性はないという。
高知市財産政策課の高橋係長は、「同じような事故を起こさないためにも、早急に改修工事を進めたい」と話している。
出典
『トイレ壁 13か所で不具合』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190513/8010005055.html
(ブログ者コメント)
高知市以外の市町村でも横展開対応しているところがあると思うが、今のところ、そういった報道に接したことはない。
2019年4月21日17時58分にNHK香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後0時半すぎ、多度津町民体育館の2階にある女子トイレで、洗面台で手を洗っていた丸亀市の41歳の女性が、後ろから倒れてきた個室の壁に当たった。
女性は腰の骨を折る大けがをして、病院で手当てを受けている。
警察などによると、当時、体育館では中学生のバレーボールの試合が行われていて、個室トイレの中にいた39歳の別の女性がもたれかかったところ、高さ1m87cm、幅73cm5mm、厚さ4cmの壁が突然、倒れたという。
倒れた壁は大理石などの採石をセメントで固めた「人造大理石」製で、壁を固定するための金属製の留め具がちぎれていたことから、体育館を管理する団体は、事故があったトイレを使用禁止にするとともに、壁の留め具が不安定になっていた別の2か所のトイレについても、21日朝から使用禁止にしている。
体育館を管理する団体によると、昭和55年にこの体育館が完成してから、業者などがトイレの壁の強度を調べたことは1度もなかったということで、警察が詳しい事故の原因を調べている。
出典
『町立体育館の壁倒れ女性が骨折』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20190421/8030003525.html
4月21日0時54分にTBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
個室を使用していた女性が壁にもたれかかったところ、重さ40~50kgのコンクリート製の壁が突然倒れた。
個室の外では別の女性が手を洗っていて、倒れた壁にあたり、腰椎を骨折するなど全治1か月の重傷。
出典
『トイレの壁が倒れ女性重傷、香川・多度津町 体育館で・・・』
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3653340.html
4月21日19時53分に朝日新聞からも、同趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
個室から別の女性が出ようとしたところ、ドアと隣の個室の壁が倒れ、背を向けて洗面台で手を洗っていた女性が下敷きになったという。
当日は中学生のバレーボールの試合があり、保護者が多く集まっていた。
体育館の運営を町教育委員会から委託されている指定管理者によると、壁は人造大理石でできており、重さは50kg以上。
トイレは体育館が完成した1980年から、修理や改修をしたことがなかったという。
出典
『トイレ個室の壁が倒壊、女性下敷きに 腰椎が折れる重傷』
https://www.asahi.com/articles/ASM4P4FC2M4PPLXB001.html
4月23日12時28分にNHK香川からは、壁を固定する接着剤が劣化していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
多度津町教委によると、事故があったトイレでは、壁を固定する接着剤が劣化していたという。
これを受けて多度津町は、町が管理するすべての公共施設を対象に、22日からトイレの壁の強度などを調べる緊急点検を行っている。
このうち、昭和57年に建てられた築37年の町立図書館では、23日、町の教育委員会の担当者と図書館を管理する団体の職員が4か所のトイレの壁を点検したところ、強度には問題ないものの、一部で接着剤が劣化しているところが見つかったという。
多度津町教委の竹田教育課長は、「強度的には問題ないと思われるものの、接着部分や補強する金物に一部不都合があったので、早急に対応したい。今後、点検回数を増やしたり専門業者に任せたりするなどして、よりチェック機能が働くようにしていきたい」と話している。
多度津町では、このほかの施設についても、修繕が必要なところが見つかれば早急に対応することにしている。
また、今回の事故を受けて県教委でも、県立のスポーツ施設4か所について、管理する団体に施設の点検を行うよう通知したという。
出典
『トイレの壁倒壊受け 緊急点検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20190423/8030003541.html
4月23日6時56分にNHK高知からは、高知市でも本事例の横展開対応を行うという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて、高知市が多度津町に事故の状況などを確認したところ、倒れてきた壁は、大理石などの採石をセメントで固めた「人造大理石」製で、壁を固定する金具がちぎれていたという。
このため高知市は、市が管理する、小中学校や高校、それに保育園など、合わせておよそ900の施設のすべてで、トイレの間仕切りの壁の材質や、壁を固定する金具などを緊急点検することがわかった。
点検では、壁を固定する金具に、がたつきなどの不具合がないかや、内部にあって劣化が見えないものがないか、チェックするという。
そして、不具合などが見つかった場合には、使用を中止したり、改修したりするという。
高知市は、「同じような事故を起こさないためにも、しっかりと点検をしていく」と話している。
出典
『トイレ事故受け 高知市が点検へ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190423/8010004908.html
(ブログ者コメント)
以下は、4月21日NHK香川の映像の1コマ。
壁の留め具がちぎれた部分がアップで映されていた。
以下は、4月23日NHK香川の映像の1コマ。
様々な部位を点検する様子が報じられていた。
2019年4月16日21時7分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前10時半ごろ、野辺地町の研究施設の敷地内で開かれた安全講習会で、60代の男性講師がチェーンソーで伐採した木が倒れ、受講していた十和田市の森林作業員、千葉さん(男性、62歳)が頭を打って青森市の病院に運ばれたが、2時間半後に死亡が確認された。
警察によると、講習会には林業関係者25人が受講していて、3人の講師のうちの1人が長さ34m、直径40cmの木を切り倒したところ、千葉さんの頭に当たったという。
また、主催した団体によると、木は男性講師が想定していた方向とは逆に倒れたということで、警察が詳しい原因を調べている。
主催した林業・木材製造業労働災害防止協会青森県支部の最上事務局長は、「初心者向けの講習だったので細心の注意を払っていたが、あってはならない事故が起き、亡くなった方とその家族に心からおわび申し上げます」と話していた。
出典
『林業安全講習で事故 受講者死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20190416/6080004503.html
4月16日付で東奥日報からも、同趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
16日午前10時20分ごろ、青森県野辺地町枇杷野の県産業技術センター畜産研究所の敷地内で、チェーンソーの技術講習を受講していた森林作業員の千葉さん(62)に、講師の男性が切ったスギの木(長さ約34m)が直撃した。
千葉さんは頭を強く打ち、青森市内の病院に搬送されたが、同日午後1時、死亡が確認された。
出典
『チェーンソー講習中、切った木が直撃、死亡』
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/179658
(ブログ者コメント)
こういう講習を受ける際には、講師、受講者ともヘルメットを被っている筈。
ヘルメットの強度以上の衝撃が加わったということだろうか?
2017年10月28日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7713/
(2019年4月16日 修正2 ;追記)
2019年4月10日13時23分に産経新聞から、現場責任者に罰金の略式命令が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡区検は10日までに、業務上過失致死罪で、工事元請けのゼネコン安藤ハザマ(東京)の現場責任者だった男性(54)を略式起訴した。
3月22日付。
福岡簡裁は4月3日付で、罰金50万円の略式命令を出した。
共に書類送検されていた同社の男性社員(49)は不起訴処分となった。
福岡地検は「諸事情を考慮した」としている。
2人は、台風の影響を予測できたのに、足場を覆うシートを外して風の通りを良くするなどの安全対策を怠り、倒壊事故を起こして通行人を死亡させたとして、昨年9月、福岡県警に書類送検されていた。
出典
『安藤ハザマ責任者に罰金刑 台風で足場倒壊、死亡事故』
https://www.sankei.com/affairs/news/190410/afr1904100009-n1.html
4月10日12時38分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
区検は3月22日付の起訴状で、「気象情報を看過し、足場は倒壊しないと軽信した」と指摘していた。
出典
『足場倒壊死亡事故で罰金50万円の略式命令 福岡簡裁』
https://mainichi.jp/articles/20190410/k00/00m/040/091000c
4月10日19時20分にテレビ西日本からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2人の処分が分かれた理由について、検察は「立場の違いを考慮した」とコメントしている。
出典
『病院建設現場の足場倒壊で1人死亡 ゼネコン現場責任者に罰金50万円 福岡県』
https://www.tnc.co.jp/news/articles/NID2019041003822
2019年3月6日21時18分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前6時ごろ、神戸市垂水区の商業施設で、荷車に積んでいたコンテナ(重さ約50kg)が倒れ、搬送していた警備員の男性(63)に当たった。
警察によると、男性はコンテナを受け止めようとして後ろに転倒し、尻もちをついた。
その際、後頭部を打ち、頭蓋骨骨折などの重傷という。
出典
『倒れたコンテナ受け止めようと 男性警備員が頭蓋骨折る』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201903/0012122992.shtml
2019年3月6日19時7分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
平塚市民病院(平塚市南原)は6日、病院敷地内で式典会場の準備作業中に木製パネルが倒れ、来院中の80代女性がけがを負ったと発表した。
同病院によると、5日午後1時半ごろ、委託業者が搬送した資材を歩道に面した植え込みに荷下ろししていたところ、高さ2.7m、重さ15kgの木製パネルが風にあおられ、歩道側に倒れた。
通院のため歩行中だった女性に当たり、転倒。
女性は肋骨を折り、右肩脱臼などのけがを負って入院した。
同病院の開設50周年を祝い、16日に行われる記念樹除幕式の会場設営が行われていた。
同病院は今後、作業エリアを歩行者と分けるよう徹底し、誘導員も配置するとしている。
出典
『木製パネル倒れ、80代女性骨折 式典準備の平塚市民病院』
https://www-new.kanaloco.jp/article/entry-152495.html
2019年2月5日9時59分に福島放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後0時40分ごろ、双葉町郡山の中間貯蔵施設建設現場で、木の伐採の関連作業に従事していた、いわき市の土木作業員猪狩さん(女性、64歳)が切った木の下敷きになっているのを同僚の作業員が発見し、119番通報した。
猪狩さんは富岡町の病院に搬送されたが、死亡が確認された。
環境省によると、2016(平成28)年11月に始まった施設本体工事での死亡事故は初めて。
警察と環境省によると、猪狩さんは施設用地内で解体した住宅の木材などの置き場所を整備するため、伐採の関連作業に当たっていたという。
猪狩さんと共に作業していた作業員が、猪狩さんがいないことに気付き、周辺を探したところ、他の作業員が切り倒した直径約60cmの木に体を挟まれていた猪狩さんを見つけた。
当時、現場では強い風が吹いていたという。
同省は、「早急に原因を究明し、他の受注業者にも情報共有して再発防止に努める」としている。
出典
『木の下敷き女性死亡 双葉の中間貯蔵建設現場』
https://www.kfb.co.jp/news/fukushima/archive/2019020519.html
2月5日10時26分にNHK福島からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後0時40分ごろ、中間貯蔵施設の敷地内の双葉町郡山で、いわき市平下神谷の土木作業員、猪狩さん(女性、64歳)が伐採された高さ13mほどの木の下敷きになっているのを別の作業員が見つけた。
警察によると、猪狩さんは廃棄物を一時的に保管する場所を整備するための作業を担当し、事故当時は不燃物を仕分ける作業を行っていて、別の作業員2人が近くで木を伐採していたという。
出典
『中間貯蔵施設 木の下敷きで死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20190205/6050004283.html
2月4日18時59分にFNN PRIME(福島テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
環境省などによると、4日正午前、家屋の解体で出た廃材の保管スペースを確保するために木を伐採していたところ、64歳の女性作業員が倒れてきた木の下敷きになった。
出典
『伐採中の木の下敷きに... 中間貯蔵施設 女性作業員が死亡』
https://www.fnn.jp/posts/00070867FTV
(2020年1月22日 修正1 ;追記)
2020年1月21日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
福島・富岡労働基準監督署は、伐倒作業の合図を定めなかったとして、土木工事業のS環境サービス(福島県南会津郡下郷町)と同社現場責任者を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で福島地検いわき支部に書類送検した。
平成31年2月、労働者が倒れてきた木の下敷きとなって死亡する労働災害が発生している。
同社は福島県双葉郡双葉町内の中間貯蔵施設の建設現場に、2次下請として入場していた。
廃棄物保管場の造成作業中、労働者にチェーンソーを使った伐木作業を行わせる際、合図を定めることを怠っていた。
その結果、近くで草木などの残材集積作業をしていた別の労働者に倒れた木が直撃している。
https://www.rodo.co.jp/column/86517/
2018年11月12日16時19分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時半ごろ、多賀町敏満寺にある産業機械の製造工場「f」で、「事故があり、従業員の意識が無い」と消防に通報があった。
消防が駆けつけると、従業員の松井さん(男性、31歳)が高さ2m60cm、重さ400kgある半導体の洗浄装置の下敷きになっていて、助け出されたものの、その場で死亡が確認された。
警察によると、事故当時、工場では装置をフォークリフトに載せて運搬する作業が行われていて、松井さんはその誘導などにあたっていたという。
警察は、ほかの従業員から話を聞くなどして、装置が倒れ落ちた経緯を詳しく調べるとともに、現場の安全管理などに問題がなかったか調べている。
出典
『400キロの装置倒れ従業員死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20181112/2060001483.html
(ブログ者コメント)
以下はNHK映像の1コマ。
重心が高すぎて・・・という可能性も考えられる。
(2019年1月19日 修正1 ;追記)
2019年1月18日16時29分にNHK滋賀から、現場は緩やかに傾斜していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
彦根労基署が調べたところ、積み荷の部品は高さが2m70cm、重さが約850kgあり、作業現場は緩やかに傾斜していた。
しかし、会社側はフォークリフトで作業をする際に法律で義務づけられている作業計画を定めておらず、作業現場の傾斜などの確認や荷崩れを防ぐための安全対策を講じていなかったという。
このため、同署は18日、愛荘町にある工場の本社と、現場責任者だった42歳の男性課長を労安法違反の疑いで書類送検した。
会社側は容疑を認め、「作業計画が必要だったとは知らなかった」と話しているという。
出典
『多賀町の労災死亡事故で書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20190118/2060001868.html
2018年11月9日21時2分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後2時すぎ、山形市飯田西にある山形大学医学部の重粒子線を使ったがん治療施設の建設現場で「作業員がクレーンの下敷きになった」と消防に通報があった。
警察などによると、下敷きになったのは山形市の会社員、松田さん(男性、43歳)で、別の作業員に助け出されたが意識がなく、搬送先の病院で死亡した。
また、一緒に作業していた3人の男性作業員もけがをして病院で手当てを受けているが、命に別状はないという。
松田さんら4人は、午後1時ごろから大型クレーンの解体作業をしていて、事故当時はクレーンを横倒しにして地面に置いた状態で、アームを縮める作業をしていたという。
警察は現場検証を行うとともに、工事関係者から話を聞くなどして、なぜ松田さんがクレーンの下敷きになったのか、事故の詳しい状況を調べている。
出典
『クレーンの下敷きに 1人死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20181109/6020002322.html
(ブログ者コメント)
以下はNHK映像の1コマ。
詳細不明だが、浮かせた状態で解体していたアームが落下した・・・ということだろうか?
2018年10月8日23時4分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後3時半ごろ、南あわじ市神代地頭方で、解体中の住宅に設置されていた足場が突然、道路側に倒れ、バイクで通りかかった近くに住む60歳の男性と衝突した。
男性は首や鼻の骨を折る大けがをして病院に運ばれたが、命には別状はないという。
警察によると、足場は鉄パイプを組み立てた骨組みに防じんシートを張ったもので、高さおよそ5m、幅およそ17mの大きさだという。
当時、現場では作業員5人が解体作業にあたっていたということで、警察は作業員から事情を聴くなどして、事故が起きた詳しい原因を調べることにしている。
出典
『足場倒れ バイクの男性重傷』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20181006/2020002012.html
10月6日23時43分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後3時半ごろ、兵庫県南あわじ市神代地頭方の市道で、「足場が風で倒れ、通りかかったオートバイと衝突した」と、解体現場の作業員から119番があった。
警察によると、バイクで郵便配達中の男性(60)が足場の下敷きとなり、首の骨を折るなどの重傷。
事故当時、同市内には強風注意報が出ていた。
出典
『強風が原因か、足場倒れる 郵便配達中の男性、首の骨折れ重傷』
http://www.sankei.com/west/news/181006/wst1810060040-n1.html
(ブログ者コメント)
当時は台風25号が朝鮮半島付近から日本海を東進中。
その影響で風が強かったらしい。
2018年10月2日17時5分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前6時ごろ、神奈川県横須賀市森崎の会社の倉庫内で「人が荷物に挟まれて意識がない」とアルバイトの男性から119番通報があった。
駆けつけた救急隊員らが荷物の下敷きになっていた会社員、嶋倉さん(男性、49歳)を発見。
嶋倉さんは搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、嶋倉さんは事故の約1時間前から、1人で洋服のカタログなどを積んだ4トントラックから、倉庫に荷物を下ろしていたという。
約500kg分のカタログの下敷きになっていたといい、事故当時、倉庫内にほかに人はいなかった。
警察は、作業中に荷崩れが起こったとみて、事故原因を調べている。
出典
『トラックの荷物が崩れて下敷きに 横浜の49歳男性が死亡』
http://www.sankei.com/affairs/news/181002/afr1810020015-n1.html
10月2日21時2分に神奈川新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前5時55分ごろ、横須賀市森崎1丁目の宅配会社の集配センターで、横浜市戸塚区、運送会社社員の男性(49)が商品を乗せた台車の下敷きになっているのを、出勤した同センターのアルバイト従業員(24)が発見、119番通報した。
男性は全身を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は発見される1時間ほど前から、1人で商品のファッションカタログを積み降ろししていた。
台車はカタログを含め、約600kgだった。
出典
『荷下ろし中に台車の下敷き 横須賀で作業事故、男性死亡』
http://www.kanaloco.jp/article/363603
2018年7月20日12時25分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鳥取市は20日までに、市が発注したJR浜村駅前広場の整備工事で銅像と台座が移動作業中に転倒し、男性作業員が下敷きになる事故があったと発表した。
作業員は胸の骨を折るなど重傷を負ったが、意識はあり、会話もできるとしている。
市によると、事故は19日午前、銅像を約15m移す作業中に起きた。
クレーンでつり上げて移動する際に、バランスを崩して転倒したとみられる。
重さは計約600kgだった。
午前8時半ごろから作業をしていた。
出典
『移動作業中に銅像が転倒 作業員下敷き、重傷 鳥取』
http://www.sankei.com/west/news/180720/wst1807200057-n1.html
2018年6月29日付で毎日新聞広島版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後4時40分ごろ、安芸太田町津浪の国道191号の応急復旧工事現場で、仮設防護柵の鉄板(約0.9トン)が倒れ、下請け業者の男性作業員(66)が下敷きになり、搬送先の病院で死亡した。
現場は、今月6日夜、側面の土砂が崩落して車1台が巻き込まれ、男性高校教諭(57)が死亡した場所。
警察が、詳しい状況や原因を調べている。
県によると、鉄板は高さ3m、横1.5m。
6日以降,全面通行止めとなっている国道を片側交互通行可能にしようと、1車線分の安全確保のため、中央線付近に順次、クレーンを使って設置していた。
何らかの原因で山側に向かって倒れ、男性が下敷きになったという。
県は今月末の復旧を目指していたが、担当者は「できるだけ早く安全第一に工事を進めてきたが、すべてを中止し、原因究明を徹底したい」と述べた。
出典
『作業員死亡 鉄板倒れ 教諭死亡の崩落現場 安芸太田』
https://mainichi.jp/articles/20180629/ddl/k34/040/505000c
6月28日21時26分にNHK広島からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
安芸太田町津浪の国道191号線では、今月6日に発生した崖崩れで乗用車が巻き込まれて川に転落し、乗っていた57歳の男性が死亡した。
この事故を受け、県は現場で高さ10m、長さ50mの防護柵を設置するなどの応急の復旧工事を進めていたが、県によると、28日午後4時40分ごろ、防護柵に設置された重さおよそ1トンの鉄板が倒れ、作業にあたっていた66歳の男性作業員が下敷きになったという。
男性は病院に搬送されたが、死亡が確認された。
NHKがヘリコプターから撮影した映像では、崖崩れが起きた現場で防護柵の設置工事が行われていて、斜面のそばの道路上に複数の鉄骨が埋め込まれ、その間に鉄板をとりつける作業が行われていたことがわかる。
県は、今月末にも復旧工事が終了し、片側1車線での通行が可能になる見通しだとしていた。
警察は、作業の安全管理に問題がなかったかなど、詳しい状況を調べている。
出典
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20180628/0001163.html
2018年5月22日13時18分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後3時半すぎ、長野市稲里町の運送会社の倉庫で、「パレットと呼ばれる荷物を載せる台が倒れて社員が下敷きになった」と、作業をしていた従業員から消防に通報があった。
警察によると、下敷きになったのはこの会社の社員のOさん(男性、27歳)で、病院に搬送されたが頭を強く打ち、意識不明の重体となっている。
警察によると、パレットは重さが1つ20kgほどで、Oさんがフォークリフトを運転して作業していたところ、周辺に積まれていたパレットが倒れたという。
警察は事故の原因を詳しく調べている。
出典
『運送会社でパレット倒れ 重体』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180522/1010003312.html
2018年5月19日20時22分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前9時ごろ、福井市足羽3丁目の小学校グラウンドで、下水道工事の準備をしていた建設土木会社の社員Sさん(男性、60歳)=大阪府東大阪市=と同僚のTさん(男性、48歳)=奈良県生駒市=が、汚泥をためるタンク内に転落した。
Sさんは首の骨、Tさんは左脚を折り、いずれも重傷を負ったが、命に別条はない。
警察によると、2人は工事で出る汚泥をためるタンクの上に、汚泥を吸い上げる重さ約800kgの別のタンクの設置作業をしていた。
このタンクのバランスが崩れて、深さ約2mの下のタンクに落下した際に巻き込まれた。
警察は、タンクをしっかり固定していなかったことが原因とみて調べる。
出典
『汚泥タンクに転落、作業員2人重傷 福井』
http://www.sankei.com/west/news/180519/wst1805190072-n1.html
(2018年7月4日 修正1 ;追記)
2018年5月20日付の福井新聞紙面に、下記趣旨のやや詳しい記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
グラウンドの南西角に設置された下水道工事の作業ヤードで、高さ2mの貯泥タンクの上に置かれたバキュームタンクの土台上で工事の準備作業をしていた会社員2人が、バキュームタンクとともに貯泥タンク内に転落した。
Sさんが首の骨、Tさんが左足の骨を折り、いずれも重傷。
警察によると、2人はバキュームタンクにホースを取り付ける作業をしていた。
同タンクは、貯泥タンクの上に渡されたH鋼の上に置かれていたが、バランスが崩れたらしい。
2018年3月12日19時23分にNHK岩手から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月1日の午後7時すぎ、盛岡市中央通のビルの解体現場で、建物脇に組まれていた足場が崩れて鉄製の骨組みなどが県道に広く散乱し、一部の歩道では12日まで通行止めが続いた。
解体工事を請け負っている久慈市の建設会社「M建設」の竹田社長は12日記者会見し、はじめに「住民の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけし、心より深くおわび申し上げます」と謝罪した。
また、原因について担当者は、防音シートに覆われていない部分から風が建物の内側に吹き込み、窓など通過して外側に流れた際、防音シートとともに足場を押し倒したと説明した。
さらに、再発防止のため、再建した足場と建物をつなぐ金属のネジを40本から80本に増やし、鉄パイプを使って補強していると述べ、安全管理の担当部署による確認を月1回から週1回に増やすなど対策を徹底したうえで、できるだけ早く工事の再開を目指す考えを明らかにした。
出典
『足場崩落事故 建設会社が謝罪』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20180312/6040000354.html
3月12日19時0分に岩手放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日、盛岡市でビルの解体作業を請け負ったM建設と解体工事を発注したTレーベンが会見し、事故について陳謝するとともに、状況や対策を説明した。
会見では、原因として重機を入れるために仮設の足場を完全に覆わず、一部を開けていたためと説明した。
(M建設・若林副社長)「建物の内側から想定を超えた風による応力が加わった結果、南面の足場がシートにひかれる形で倒壊したものと想定」
また先日、盛岡市議会で質問に上がったアスベストの飛散については、解体工事前に除去作業を済ませていたため、飛散はしていないと述べた。
出典
『ビル解体の足場倒壊 業者が原因を説明/岩手・盛岡市』
http://news.ibc.co.jp/item_32616.html
3月13日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
南側面に設置していた高さ約20m、幅約20mの鉄製足場が倒壊し、県道を塞いだ。
重機による解体のために壁を取り払った東側面から入った風が南側面に抜け、風を受けた足場が倒壊した可能性があるという。
※事故発生当時の状況は、下記記事参照。
(2018年3月3日付 毎日新聞岩手版)
急速に発達した低気圧の影響で、県内は1日から2日にかけて強風被害や暴風雪による交通障害が相次いだ。
盛岡市中央通3のビル解体工事現場では、1日午後7時5分ごろ、「足場が崩れた」と近隣住民が119番。
高さ約20m、幅約15mの足場が倒壊し、すぐ前を通る4車線の県道をふさいだ。
警察によると、けが人はいなかったが、現場周辺は約5時間半にわたり、全面通行止めになった。
盛岡市内には、当時、強風注意報が出されていた。
現場はJR盛岡駅から北東約700mの市中心部で、付近は一時騒然となった。
近くにいた男性は、「金属がきしむような音が聞こえて5秒後くらいでドカーンと音がした。通りは小学校の通学路にもなっているので、人通りが多い時間帯だったらと考えると恐ろしい」と不安げに話した。
気象庁によると、久慈市では2日午前0時19分、観測史上1位の最大瞬間風速32.1mを観測。
2日の県内は、JRなど各交通機関で運休が相次いだほか、東北自動車道などで一時、吹雪による通行止めが広がった。
出典
『強風 県内で被害相次ぐ ビル解体現場で足場倒壊 盛岡 /岩手』
https://mainichi.jp/articles/20180303/ddl/k03/040/073000c
2018年3月8日7時35分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月8日12時27分にテレビ新潟から、3月8日11時58分に新潟放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後5時前、長岡市栃尾泉の滝清水川の工事現場で、川の段差のある部分を支える「落差工」と呼ばれるコンクリートの壁が倒れた。
この事故で、現場で作業にあたっていた見附市の作業員、Kさん(62)が壁の下敷きになり、約5時間後に救出されて長岡市内の病院に搬送されたが、その後、死亡した。
県によると、倒れたコンクリートの壁は高さと幅がそれぞれ3m、奥行きは50cmあり、重さおよそ9トンに上るという。
コンクリートの壁は、川の流れを緩やかにするために設置されていたという。
この工事は県が発注し、先月から行われていたもので、現場では老朽化した落差工を修繕するため、当時3、4人が作業にあたっていたという。
現場は、長岡市東部の栃尾地区の中心部から南におよそ5km離れたところ。
出典
『河川工事中に壁が倒れ男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20180308/1030002415.html
『長岡市の工事現場で事故 男性1人が死亡』
http://www.rnb.co.jp/nnn/news88212709.html
『河川工事で作業事故 男性1人死亡 長岡市』
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/bsn/region/bsn-kennai20180308-9534171
2018年3月4日付で朝日新聞筑後版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後1時55分ごろ、大牟田市新開町の化学メーカー「デンカ」の工場で会社員のFさん(男性、41歳)が製品の原材料が入った袋(約1トン)の下敷きになっているのを、同僚が見つけた。
Fさんは胸などを強く打ち、まもなく死亡した。
袋は3つずつ重ねて並んでいたが、1か所だけ1番上の袋が落ちていた。
3月3日16時15分に西日本新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
作業中の男性がフレキシブルコンテナバッグの下敷きになった。
男性は病院に運ばれたが、午後3時12分、死亡が確認された。
出典
『大牟田市の工場で労災事故、作業中の男性死亡』
https://www.nishinippon.co.jp/flash/f_kyushu/article/398536/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。