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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20207222149分にNHK四国から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日正午すぎ、今治市伯方町伊方にある造船工場で、造船工の關さん(男性、41歳)が鉄板の下敷きになっているのを、別の作業員が見つけました。


關さんは、すぐに病院に運ばれましたが、頭を強く打っていて、まもなく死亡が確認されました。


警察によりますと、鉄板は縦1メートル70センチ余り、横およそ3メートルの大きさで、重さは数百キロあり、關さんは当時、1人で、立てた状態の鉄板3枚を固定する作業にあたっていましたが、突然、何かが倒れるような大きな音がしたため、別の作業員が様子を見に行ったところ、關さんが鉄板の下敷きになっていたということです。


警察は、鉄板が倒れた原因や作業の安全管理に問題がなかったかなどを詳しく調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20200722/8000007165.html

 

 

 

 

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20207212058分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が解説図付きでネット配信されていた。

 

ツイッターに無断でツイートされて一部が切り取られた写真をリツイートすることが著作者の人格権を侵害したといえるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(戸倉三郎裁判長)は21日、著作者が写真上に記した名前が見えなくなった状態でリツイートした場合は、権利侵害に当たるとの判断を示した。

 

裁判官5人中4人の多数意見。

 

林景一裁判官は権利侵害には当たらないとの反対意見を述べた。

 

判決は、クリック一つで他人の投稿をインターネット上に拡散できるリツイートに際し、投稿者に権利侵害の有無を確認するよう求めたといえ、影響が出そうだ。

 

北海道の写真家の男性は、撮影したスズランの写真を、左下に自分の名前を記してネットに公開した。

 

この写真を2人が無断でツイートし、さらに別の3人がリツイートして拡散した。

 

ツイッターに写真をツイートすると、投稿欄に収まるように写真の一部を切り取るトリミングが自動でされることがあり、男性の写真も名前を記した部分が切り取られた。

 

写真をクリックすれば元の写真が表示されるが、男性側は「著作者人格権」を侵害されたとし、投稿者5人を特定する情報の開示を求めた。

 

無断ツイートの権利侵害に争いはなく、最高裁ではリツイートが権利侵害に当たるかが争点となった。

 

小法廷は、画像が切り取られたのは写真を自動調整するツイッターのシステムだとしつつ、リツイートした投稿者も、著作者の名前を投稿のどこにも表示しなかったと指摘。

 

写真をクリックすれば元の写真を見ることができたとしても、それは別のウェブページに元の写真があることにとどまるとした。

 

その上で、作品に著作者名を付けるかどうかを選べる権利を侵害したと認定し、ツイッター社側の上告を棄却。

投稿者5人のメールアドレスの開示を命じた2審・知財高裁判決(20184月)が確定した。

 

 

【著作者人格権】

 

著作権法は、作品を創作した著作者に「著作権」と「著作者人格権」を与えている。

 

著作権が利用許諾料などの財産的利益を保護するのに対し、著作者人格権は著作者の人格的利益を保護する。

 

▽著作物をどのように公表するかを決められる「公表権」

▽公表時に著作者名を付けるかどうかを選べる「氏名表示権」

▽他人が勝手に改変することを禁じる「同一性保持権」

3項目からなる。

 

侵害すると5年以下の懲役または500万円以下の罰金が科されることがあり、著作者は損害賠償を請求できる。

 

https://mainichi.jp/articles/20200721/k00/00m/040/250000c

 

 

7212030分に毎日新聞からは、上記記事の関連解説記事が下記趣旨でネット配信されていた。

 

リツイートによる著作者人格権の侵害を認めた21日の最高裁判決は、ツイッターの利用者に、違法の恐れがある写真を安易に拡散させないよう警鐘を鳴らした。

 

ただ、写真の切り取りは利用者の意思に関係なく、ツイッターのシステムとしてツイートの際に自動的に起きる。

 

利用者の萎縮を避けるためにも、ツイッター社側の対応が求められる。

 

ツイッター社は、投稿した写真や画像は自動で切り取られることを利用規約で明記している。

 

著作者が直接ツイートしていれば、著作者が了承したことになり、それをリツイートしても権利侵害には問われない。

 

今回は著作者はツイートせず、第三者が無断でツイートした際に写真が切り取られたため、リツイートも問題視された。

 

今後、同様に権利侵害に気付かずにリツイートすれば、著作者から損害賠償を請求される可能性もある。

 

自動切り取りは、フェイスブックやインスタグラムなど他の会員制交流サイト(SNS)も採用しており、判決の影響はこれらにも及びそうだ。

 

しかし、利用者がリツイートのたびに、著作者本人が発信したかどうかや、権利侵害の有無を確認するのは困難で、投稿の手軽さから利用者が拡大しているSNSの世界に大きな負担となる。

 

小法廷でも、この点を巡り議論が交わされた。

 

戸倉三郎裁判長は補足意見で、利用者に心理的負担が生じることは否めないと認めつつ、投稿によって著作者の権利を侵害しないためには、当然、伴う負担だとした。

 

併せてツイッター社側にも、情報流通サービスの提供者の社会的責務として、改善を求めた。

 

一方で、反対意見を述べた林景一裁判官は、投稿者には画像表示を変更する余地がない点を重視した。

 

わいせつな画像などと違って、今回は一見して不適切な画像には見えず、こうした画像まで確認が求められれば、リツイート自体を差し控える事態をもたらしかねないと主張した。

 

原告代理人の斎藤弁護士は、「少しでも怪しい投稿と感じたら立ち止まってほしい。リツイートは指1本でできるが、権利侵害を拡大させるリスクがある」と訴える。

 

https://mainichi.jp/articles/20200721/k00/00m/040/275000c 

 

 

 

 

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20207211751分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「ウーバーイーツ」の組合にあたる「ウーバーイーツユニオン」が、3カ月間にわたり、これまで起きた事故を調査したところ、29人の配達員から、32件の事故が報告され、自転車を運転中に起きた事故が半数を占めたという。

 

また、ウーバーイーツが契約している配達員の保険には、示談特約がついておらず、示談交渉は配達員が行うこととなっていて、実際に配達員が事故に遭い、相手側との示談交渉を直接やり取りするケースもあったという。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/8ee5c18754df7dbb6c8e865873cd0fa75dc76132

 

 

7211723分にYAHOOニュース(弁護士ドットコム)からは、事故の実例など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

フードデリバリー「ウーバーイーツ(Uber Eats)」の配達員でつくる「ウーバーイーツユニオン」は721日、都内で会見を開き、配達員の事故に関する調査結果を公表した。

 

会見には、配達員による事故の被害者女性も参加。

女性は「事故にあったときのことはあまり覚えていないが、夫がいなければ泣き寝入りしていたと思う。その日その日で体調の変化があり、目の視力の回復が今後心配だ」と話した。

 

ウーバー側は事故について何ら対応してくれなかったといい、女性の夫は「ウーバーに限らず、サービス業で事故は起きるものであろうと思うが、重要なのはそのあとのサポートだ。被害者がなぜ苦しまなければならないのか」と訴えた。

 

 

【事故から1カ月、交渉は何も進まず】

 

女性は64日昼、東京都品川区の歩道で、自転車に乗っていた配達員と接触。

救急車で病院に搬送され、目に傷を負ったほか、むち打ち症と診断された。

 

その後、手術を受け、数日間入院。

6カ月の経過観察が必要と言われた。

 

配達員は外国籍で、日本語がほとんど話せなかった。

 

警察から「ウーバーの方に連絡した方がいいのではないか」と助言され、女性の夫はウーバーイーツのお客様センターに連絡。

 

しかし、新型コロナウイルスの影響で対応しておらず、ネットで探した別の番号に電話して、ようやく会社に繋がった。

 

ウーバーイーツの事故担当者からは「保険会社から連絡する」と言われたが、保険会社からは「示談交渉特約がないため、示談交渉ができない」と言われた。

 

その後、配達員に代理人の弁護士がついたが、連絡が途絶えたため、今後、女性側も代理人をつけて交渉する予定だという。

 

女性は714日、過失傷害の疑いで刑事告訴。

警察による配達員への事情聴取も、今後、予定されているという。

 

女性の夫は「本来であれば、サービス提供している会社がサポートするべきだと思う。配達員も事故にあった時、ある意味、被害者ではないか。個人事業主という扱いにして、サポートしないウーバーイーツはどうなのか。働いている人を都合よく使っている感じがする」と話した。

 

 

【ユニオン、不十分な事故補償を指摘】

 

配達員が事故に巻き込まれるケースもある。

 

事故調査は、NPO法人「東京労働安全衛生センター」協力のもと、配達員を対象に17日~331日にかけてGoogleフォームで実施。

 

32件(配達員29人)の事故被害が報告された。

 

事故による負傷は、「打撲や擦過傷」が45%ともっとも多く、「頚椎捻挫や靭帯損傷」が20%、「骨折」が19%と続いた。

 

治療のため仕事を休んだ期間について尋ねたところ、もっとも多かったのは「12週間」で42%、2番目は「1ヶ月」で19%だった。

 

ウーバー側は2019101日から、全ての配達員を対象に、事故を起こした場合の補償に加えて、配達員が事故にあった場合の見舞金を補償する個人保険の提供を開始した。

 

ただ、補償の対象は、配達員が、配達リクエストを受けた時点から配達が完了、またはキャンセルするまでの間に生じた事故とされ、配達員の治療費に関する「医療見舞金」は上限が25万円となっている。

 

調査を担当したユニオンの土屋さんは、「事故は、オンラインでの待機中や、注文が受けられる場所に移動中にも起きている。こうした場合、業務に従事している時間にも関わらず、事故が起こっても補償されないのか」と指摘。

 

医療見舞金についても、「25万円では足りない」という声が出たという。

 

今回の事故調査を受け、ユニオンはウーバー側に、配達員に事故対応を丸投げせず、配達員との事故にあった被害者からの問い合わせ窓口を設置すること、対人・対物賠償保険について示談交渉特約を追加することなどを求めた。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/65eb2e6b555a7d9e180b0fd2542ff2d8b7d4e0d4

 

 

 

 

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【記憶に残るマスコミ取材2;何日かぶりに帰った寮で】

 

事故後、会議室で仮眠する日が続いていたが、何日か後に、ようやく独身寮に帰ることができた。

 

ここで一つのエピソード。

 

靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて受付け窓口の前を通っていた時、ちょうどマスコミの人が来て、「〇〇さん(ブログ者の名前)いらっしゃいますか?」と受付け当番の寮生に聞いていた。

(夜間の受付けは寮監から寮生に交代)
 

その寮生とは顔なじみ。

当然、ブログ者が目の前を通っていることに気づいている筈なのだが、「さあ、まだ帰ってないんじゃないですか?」などと、とぼけてくれていた。

 

あの寮生の機転には感謝、感謝だった。

 

 

【警察での事情聴取】

 

その後、当時の直勤務者全員が警察に呼ばれ、調書をとられた。

 

警察に行く前、会社として口裏合わせとか口止めがあるかと思っていたが、呼ばれた全員を集めた席では、意外にも上司から「知っていること、思っていることは何でもしゃべっていい」との言葉が出た。

皆の反応「本当に、思っていることをしゃべっていいんですか?」
上司「いい」

この点、テレビドラマとは違っていた。

個別にどうだったかは定かでないが・・・。

 

そして警察での取り調べ時、ブログ者も当日の業務内容などを聞かれたが、IM氏の関与は隠したまま答えていた。

すると、刑事が一言。

「かばう気持ちは分かるが、IM氏のことは別の人間から話を聞いている」

それで気持ちがふっきれて、あとはスラスラと自供?した。

 

一方、会社の特異な経営体質について、どう思うかとも聞かれたが、事故のキッカケを作ってしまった負い目もあって、そこは模範的に答えておいた。

 

後日談になるが、何回も警察に呼ばれていたIS氏から、「刑事から〇〇さんは元気にしていますかと聞かれた」と言われたことがある。
ブログ者、よほど印象に残ったのか?

 
 

【装置復旧までのブログ者の業務】

 

事故の一因は、しっかりしたマニュアルがなかったこと。

 

マニュアル整備が新エチレン装置稼働許可条件の一つとなったこともあって、装置の建設と並行して、マニュアル作成が始まった。

 

ブログ者は、そのマニュアル作成班に所属したが、中で一番記憶に残っているのは、印刷屋に出向いて製本の助成を行ったことだ。

 

というのは、あまりにもマニュアルの量が膨大だったため、製本段階で印刷屋が人手不足になったためだ。

 

狭い部屋に5人だったか、10人だったか、大勢で入り込み、手伝った覚えがある。

 

 

 

【唯一の殉職者】 

 

最初に火災が発生したのはアセチレン水添塔の出口配管だった。

 

その塔では、製品ガス中に存在する微量アセチレンに水素を添加し、エチレンに変えていた。

 

装置緊急停止時、添加する水素の調整弁を閉めたのだが、バイパス弁が少し開いており(・・・とブログ者は記憶しているのだが、改めてネット情報を調べたところ、そのように記述されている記事は見つからなかった)、そのため過剰に流れ込んだ水素によって、塔内に残留していたエチレンの水添反応が起きていた。

 

水添反応は発熱反応。
それに加えて、新規にガスを流した際にエチレンの接触分解反応まで起きてしまったため出口ガスが高温となり、出口配管のフランジが赤熱した・・・とまあ、そのような状態だったらしい。

(このあたりのメカニズムは初回に部分引用した「失敗100
 選」などに詳しい)

 

配管が赤くなっている。

このままではマズイ。

口が開かないよう冷却しなくては・・・。

しかし、水をかけると逆効果。

そこで、何人かでスチームを吹きかけていたらしい。

 

その途中、N氏1人を現場に残し、他の先輩方は、足りなくなった用具類を取りに工具庫まで戻ったのだが、最初の火災が起きたのは、まさにその時だった。

 

結果、現場に残っていたN氏だけが死亡。

赤熱進展状況を監視していたのか、それとも1人でスチーム噴射作業を継続していたのかは不明だ。

 

そのN氏だが、装置停止に伴う緊急呼び出しに応じて出社し、再スタート作業に従事していた。

 

用具類を取りに戻ったことで助かった何人かのうちの1人だったIT氏は、後日、ことあるたびに、あの時、自分が死んでいたかもしれない・・・と、しみじみ述回していた。

 

ブログ者が本ブログで、しばしば、事故は運に左右されることが多いとコメントしているのは、この体験もあってのことだ。

 

現在では、フランジ赤熱といった危険な状態を見つけたら、現場には近づかないようにさせる・・・そういった人命最優先の考えが、どこの会社でも基本になっていることだろう。

しかし、当時は高度成長時代の真っただ中。
イケイケドンドン。
守りよりも攻めの姿勢が重視されていた。

そんな時代背景もあってか、これ以上、事態を悪化させないよう、自分たちの責任で対処しようと考えた・・・そういうことだったのかもしれない。  

 

N氏については後日談がある。

 

独身だったN氏の福岡県K市にある実家に、各直ごと、日勤者も分散参加して弔問に行ったのだが、その際、御母堂から以下のようなことを言われた。

 

「死んだ息子が現場で何かしたから爆発した・・・そのように言う人がいる」

 

それを聞いて全員、ビックリ。

まさか、そのように言う人がいようとは・・・。

 

即座に全員が否定したが、御母堂の心中、いかばかりだっただろうか。

 

どんな人が発信源だったかは不明だが、流言飛語の類、いつの世にも絶えないものだ。

 

 

【事故の責任】

 

この事故の責任はいずこにありや?

 

結論からいうと、責任を問われた人はいなかった。

 

まずは事故に至るキッカケを作ったIM氏とブログ者。

両名は、装置緊急停止の原因を作ったものの、その後、順調に再スタートできていたため、責任なしとされた。

 

責任を問われたのは、係長と直長、アセチレン水添塔を管理していたボードマン。

 

論点になったのは、アセチレン水添塔でエチレンの接触分解反応が起き得ることを知っていたかどうか、その1点に絞られたらしい。

 

そして、詳細な経緯は知る由もないが、結局は、当時、そのようなことを知っている人は日本の業界で誰もいなかったとして、全員に無罪判決が下った。

 

 

 

【最後に】

 

この事故には、

・閉めてはいけないバルブなのに、なぜ簡単に閉めることができたのか?

・頻繁に操作するバルブなのに、なぜ、なにも表示がなかったのか?

など数多くの教訓があり、それらの何点かは法律に落とし込まれた。

 

今、思うと、なんでそんなことができていなかった?的なことではあるが、当時の管理状態はその程度だったのだ。

 

 

今から50年ほど前に、かくも大きな事故のキッカケを作ってしまったブログ者。

反省しても、反省しきれるものではない。

 

2報掲載時に読者の方からもコメントいただいたとおり、あの苦い経験が心の奥底に刻み込まれていたため、事故防止に関する情報を本ブログで発信するようになったのかもしれない。

 

亡くなったN氏のご冥福を、改めてお祈りします。

 

 

 

             完

 

 

付記

 

数年前までは、墓場まで持っていこうと思っていたバルブ誤操作のいきさつ。

考え抜いた末、今回、掲載することにしたのだが、本当にこれでよかったのだろうか?

最終稿をアップした今でも、心は揺れている。

 

 

 

 




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2020722832分にYAHOOニュース(WOW Korea)から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

韓国のインチョン(仁川)西区のケミカル工場で発生したタンクローリー爆発事故の現場から作業者1人が死亡した状態で発見され、消防士1人が負傷するなど、死傷者がさらに発生している。

 

22日、インチョン消防本部によると、前日午後851分頃インチョン市西区カジャ洞エスティケイケミカル工場内タンクローリー爆発事故の現場で捜索中、作業者1人の死体の一部が発見された。  

 

また、事故の現場対応の過程で消防士1人が負傷し、近隣の病院に移送された。  

 

これに先立ち、事故で工場建物の一部の壁が崩壊し、内部にいた職員4人が大けがをし、3人が軽いけがを負うなど、7人の負傷が確認された。  

 

しかし、死亡者1人が発生し消防士1人が負傷したことにより、死傷者は9人に増えた。  

 

事故は、過酸化水素8トンを積み込む途中に発生したものと確認された。  

 

タンクローリーは過酸化水素8トンのうち約35%を積み込む途中に爆発が起きた。  

 

消防は事故の通報を受けてから約10分後の午後911分頃に対応1段階を発令し、205人の消防人員と装備65台を投入した。  

 

以後、午後938分頃に対応1段階を解除し、さらに人命被害を捜索した結果、死亡者を発見した。

 

また、この過程で消防士が負傷し病院に運ばれた。  

 

警察と消防は同日、現場の合同鑑識を行うなど、正確な事故の経緯を調査する予定だ。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/7040ba57156b8f1d4289390f7a4f396a42a56e90

 

 

 

 

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2020721218分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が空撮写真付きでネット配信されていた。

 

21日午後3時半ごろ、大阪市西淀川区御幣島2のプラスチック製品製造会社「T化学工業所」から出火した。

 

隣接する会社など3棟にも燃え広がり、計延べ約610平方メートルを焼いて約3時間後にほぼ消し止められた。

 

けが人はなく、大阪府警西淀川署が出火原因を調べている。

 

西淀川署によると、T化学では当時、従業員4人が作業をしていた。

 

延焼した会社に勤める男性(59)は「風が強くてすごい勢いで燃え広がり、みんな慌てて避難した」と話した。

 

現場はJR東西線・御幣島駅の北西約400メートルの工場や住宅が点在する地域。

 

https://mainichi.jp/articles/20200721/k00/00m/040/153000c

 

 

 

 

 

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2020720日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

「これは防災業界が猛省すべき事件だ」――。

 

京都市伏見区の「京都アニメーション」で1年前に起きた放火殺人事件は、国内トップクラスの消火器メーカーにも衝撃を与えた。

 

スタジオ内にまかれたガソリンは瞬時に燃え広がり、社員ら36人が死亡、34人が重軽傷を負う平成以降最悪の惨事となった。

 

火災は、なぜ食い止められなかったのか。

今後、同様の事態を防げるのか。

 

事件を機に、新しい防災機器を開発した技術者らの挑戦を追った。

 

事件は2019年7月18日午前10時半ごろに起きた。

 

殺人や現住建造物等放火などの疑いで逮捕された青葉容疑者(42)は、鉄骨3階建てのスタジオに侵入。

1階の入り口付近でガソリンをまき、簡易ライターで放火したとされる。

 

揮発性の高いガソリンが充満し、一気に燃え広がる「爆燃現象」が起きたとみられ、多くの社員らは逃げる間もなく犠牲になった。

 

青葉容疑者は「ガソリンを使えば多くの人を殺害できると思った」と供述。

現在は、心理状態などを調べる鑑定留置が行われている。

 

東証1部上場の消火器メーカー「日本ドライケミカル」(本社・東京都)の技術顧問、高橋さん(男性、58歳)は、「事件で、自分たちが手掛ける製品が否定されたように感じた」と打ち明ける。

 

同社は消火器や火災報知機から、石油コンビナートなどの防災設備まで幅広く手がけるが、これまで製品開発で重視してきたのは「発火後にどう対応するか」という視点だった。

 

しかし、ガソリンはひとたび火がつけば爆発的に燃え広がり、なすすべもない。

 

それならガソリンに薬剤を吹き付け、事前に引火を抑える機器を作れないか。

「消火」から「引火抑制」へ――発想の転換だった。

 

おりしも、同社は数年前から、海外で続発していた大型バスの炎上事故に着目。

漏れた燃料に引火するケースが多いことから、薬剤を高速噴射して消火する技術を開発していた。

 

これをさらに広範囲に噴射できるようノズルを改良。

薬剤についても成分の微調整を重ねた。

 

泡と膜でガソリンの気化を抑え、引火を防ぐ新しい防災機器が誕生した。

 

製品名「クイックスプラッシャー(火災抑制剤放射器)」。

重さは約5キロと一般的だが、約10平方メートルの範囲に2・5リットルの薬剤をわずか1・8秒で噴射する。

30~60秒かかる一般的な消火器と比べると差は歴然だ。

 

同社の実験動画では、一般的な消火器は噴射に時間がかかり、ガソリンに火を近づけると瞬時に引火し、炎上してしまう。

 

一方、同社の新製品は、高速噴射した薬剤がガソリンの気化を抑え、燃え広がらなかった。

 

引火したガソリンに吹き付けた場合でも、5秒ほどで火勢が弱まった。

 

過去に消防署長などを務め、実験にも立ち会った公益財団法人「市民防災研究所」(東京都)の坂口事務局長は、「ガソリンは、いったん火がつくと消すのが難しい。引火抑制に成功したのは画期的だ」と評価する。

 

ガソリンによる放火事件は、過去にも多くの犠牲者を出してきた。

 

03年9月、名古屋市東区のビルに男が立てこもった事件では、床にまかれたガソリンが爆発・炎上し、3人が死亡、41人が重軽傷を負った。

 

09年7月に大阪市此花区のパチンコ店で起きた事件では5人が死亡、10人が重軽傷を負った。

 

大阪市消防局によると、ガソリンに特化した装備はなく、消火には通常の泡消火剤を使う。

 

屋内にまかれた場合は、換気して、気化したガソリンを外に出すが、消防隊員にとっては最も危険な現場の一つだ。

 

日本ドライケミカルの新製品は、こうした火災や交通事故現場でのガソリン漏れ、公共交通機関や大規模イベントでのテロ対策などに活用してもらうことを想定しているという。

 

同社は現在、引火抑制や噴射などの技術について特許出願中で、防災週間(8月30日~9月5日)中の発売を目指している。

 

高橋さんは「京アニのような被害を二度と出したくない」と強調した。

 

https://mainichi.jp/articles/20200720/dde/041/040/027000c

 

 

 

 

 

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2020721835分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日午前105分ごろ、福島市の日東紡績福島第2工場から出火、工場の屋根部分を焼いた。

火災は約7時間後に鎮火。

 

作業員男性(53)が軽いやけどを負い、別の作業員男性(23)が熱中症の疑いで搬送された。

 

福島署や市消防本部によると、工場の警備員が「屋根の補修工事をしていたら、煙が出た」と119番通報。

作業員男性2人は消火作業をしていた。

 

同社によると、この日は外部業者が屋根の補修工事をしていたという。

 

勤務していた従業員約200人は全員避難。

周囲は一時、騒然となった。

 

火災を受け、同社は工場の操業を停止。

今後は被害状況の確認などを行い、再開を決める。

 

製品出荷への影響は調査中で、「近隣住民、関係者の皆さまに多大なるご迷惑、ご心配をお掛けし、心よりおわび申し上げます」としている。

 

同工場はスマートフォンや高機能サーバーに使われるグラスファイバー製品の製造などをしている。

 

https://this.kiji.is/658091858200003681?c=39546741839462401

 

 

723835分に福島民友からは、金属切断時の火花で屋根の防水シートが燃えたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同社は22日、外部業者が屋根補修工事で金属を切断している際に火花が発生し、可燃物に引火して出火した可能性があると発表した。

 

市消防本部などが2122日に実況見分を行い、火災の状況や出火原因などを調査した。

 

屋根約4300平方メートルのうち約2200平方メートルが焼失したが、生産設備などへの延焼はなかったという。

 

補修工事は外部業者が行っており、南東の屋根中央付近の防水シートなどに引火したとみられる。

 

工場は20日の火災後から稼働を停止していたが、22日に一部で再開した。

準備が整った製品から出荷を再開していくという。

 

火災は20日午前940分ごろに発生。

7時間後の午後520分ごろに鎮火し、外部業者の男性が軽いやけどをした。

 

https://this.kiji.is/658818083871736929?c=39546741839462401

 

 

 

 

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20207241257分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

愛媛県警は21日夜、松山東署の署長・副署長官舎で、外壁の吹きつけ材に含まれるアスベスト(石綿)の飛散防止対策をとらずに一部を解体したと発表した。

 

本部長官舎の解体を同時に発注した際、石綿の有無を取り違えたことが原因。

 

解体に必要な松山市などへの届け出を怠り、大気汚染防止法などに違反した疑いがある。

 

発表では、署長・副署長官舎は鉄筋コンクリート2階建てで、老朽化した松山東署庁舎の建て替えに伴って解体。

 

事前調査では、石綿が合成樹脂やセメントで固められた状態で、外壁の吹きつけ材に使われていることが確認されていた。

 

解体工事は20日午前8時30分に始まった。

 

同9時50分頃に設計書を見直した県警会計課の職員が発注のミスに気づき、約10分後に工事を中止させた。

 

官舎の一部は取り壊されており、業者が飛散防止対策を実施した。

 

周辺で大気中の石綿濃度を計測したが、飛散は確認されなかった。

 

原因は、石綿を使用していない隣接の本部長官舎の解体工事と一緒に発注した際、署長・副署長官舎ではなく、本部長官舎で石綿の飛散防止対策を実施すると誤った。

その後の確認も不十分だったという。

 

石綿を含む建物の解体は大気汚染防止法や労働安全衛生法などに基づき、届け出が必要とされるが、県警は市などに届け出ていなかった。

 

今後、周辺住民にも説明するとし、会計課は「法令にのっとった手続きを踏まずに工事を進めてしまった。確認が足りず申し訳ない」としている。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200723-OYT1T50158/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

当日9時50分にミスに気付いた職員は、なぜ、着工1時間後の、このタイミングで設計書を見直していたのだろう?

石綿対策は重要なので、最終確認の意味で見直していたのだろうか?

もしそうだったとしたら、それは、その職員の感度がよかったから?

その辺も気になった。

 

 

 

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20207201216分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日朝、滋賀県長浜市でトレーラーが積んでいた20トンあるコンクリートブロックが道路上に落下し、国道が一時、通行止めとなりました。

 

午前5時半ごろ、長浜市西浅井町の国道で、トレーラーが長さ約7m、重さ20トンほどのコンクリートブロックを積んで福井方面に走っていたところ、ブロックが反対車線に落下しました。

 

車への接触はなく、けが人もいませんでした。

 

警察によりますと、トレーラーがカーブを曲がろうとした際に、ブロックにくくりつけていたワイヤーが何らかの原因で切れたということです。

 

撤去作業のため、午前7時半ごろから国道は通行止めになっていましたが、現在は解除されています。

 

警察が事故の原因を調べています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/a5787d70d1e0e4c13af22a119f25655a560de0cc

 

 

7201340分に中日新聞からは、落ちたのは北陸新幹線の橋桁だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日午前5時半ごろ、滋賀県長浜市西浅井町の国道8号で、走行中の大型トレーラーから重さ26トンのコンクリートブロックが落下。

 

道路の舗装が数十メートルにわたって削れ、ガードレールが損傷したが、けが人はなかった。

 

福井県敦賀市で建設中の北陸新幹線の橋桁に使うものだという。

 

滋賀県警木之本署や工事関係者によると、ブロックは長さ8メートル、幅2・7メートル。

 

同県東近江市の製造工場から、敦賀市余座の工事現場に運ぶ途中だった。

 

現場は山中の片側1車線。

緩い上りの左カーブを曲がり切るあたりで、対向車線側に落下した。

 

運転手は「固定していたワイヤが切れた」と話したという。

 

現場は午前7時半から10時16分まで通行止めになった。

 

https://www.chunichi.co.jp/article/91723

 

 

7201236分にmBS NEWSからは、左にハンドルを切った際にワイヤーが切れたらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

橋げたが道路を塞ぎ、現場から福井県敦賀市の疋田交差点までの約15kmが一時通行止めとなりました。

警察は、トレーラーが左にハンドルを切った際に橋げたを固定していたワイヤーが切れたとみて、落下した原因を調べています。

 

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200720/GE00033981.shtml

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、関西テレビ映像の3コマ。

 





 

 

以下は、mBS NEWS映像の1コマ。

 

 

 

 

 

 

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2020720125分にYAHOOニュース(宮崎放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日夜、都城市の製材所で、作業中の男性の腕が機械に巻き込まれる事故があり、男性は病院に運ばれましたが死亡が確認されました。  

 

事故があったのは、都城市早鈴町の製材所「M木材」で19日午後815分ごろ、男性作業員が機械に挟まれているのを同僚の作業員が見つけ、消防に通報しました。

 

この事故で都城市高城町の飯盛さん(男性、29歳歳)が市内の病院に運ばれましたが、約1時間半後に死亡が確認されました。

 

警察によりますと、事故当時、飯盛さんは1人で作業していて、おがくずを溜めるサイロの下側に設置されている回転式のプロペラがついた「スクリュー」に右腕を巻き込まれたということです。

 

飯盛さんの死因は出血性ショックと見られ、警察が事故の原因を調べています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/ed0f8755e371951bfca58b33f037c4b8dbc60663

 

 

7201214分にYAHOOニュース(テレビ宮崎)からは、サイロ内で作業していたらしいという、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日午後8時頃、都城市早鈴町のM木材会社のサイロ内で社員の腕が「スクリューに挟まれている」との119番通報がありました。

 

この事故で、木材会社社員の飯盛さん29歳が心肺停止の状態で都城市内の病院に搬送されましたが、通報からおよそ2時間後に死亡が確認されました。

 

飯盛さんは木くずがたまっているサイロ内で何らかの作業をしていたと見られており、警察で事故の原因を調べています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/6c81961021f7bdb38da29ae12e6094f9578a86b8

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、テレビ宮崎映像の3コマ。

 



 

 

 

 

 

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20207202013分に山梨放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日午後、JR甲府駅の駅ビルの壁面から懸垂幕を吊るす金属製の部品が外れ、約14メートル下に落下した。

 

けが人はいなかったものの、20日の点検でも新たに複数の不具合が見つかり、応急対策が行われた。


JR甲府駅ビル「セレオ甲府」によると、19日午後3時ごろ、建物の南側の壁に懸垂幕を吊るすために取り付けられていた重さ1.3キロの金属製の部品が、約14m下の歩道に落下した。


付近には複数の人が歩いていたが、けがはなかった。


落下した部品はステンレスでできたリベットと呼ばれる部品。

壁に固定されていたが、確認したところ、7つあるリベットのうち3つが折れ、4つがなくなっていたという。


セレオ甲府は2年ごとに目視で点検しているが、直近の点検の際に異常は確認できておらず、経年劣化が原因だとみられるという。


20日に緊急点検を行なったところ、リベットが外れた場所が他にも複数見つかり、セレオ甲府は応急処置を行ない、対策を検討している。

 

https://www.ybs.jp/tv/wnews/news16504991.html

 

 

7201948分にNHK山梨からは、点検は地上から双眼鏡を使っての目視点検だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日午後3時ごろ、駅ビルの南側の外壁に取り付けられている、懸垂幕をかけるための枠から縦10センチ、横およそ1.2メートル、重さ1.3キログラムのステンレス製の枠の一部が歩道に落下しました。
これによるけが人はいませんでした。


会社によりますと、落下した枠は地上からおよそ14メートル上の外壁に金属製の留め具で固定されていましたが、落ちた枠を調べたところ、留め具が折れてなくなっていたということで、会社では、経年劣化が原因だとみています。


この枠は、昭和60年の駅ビルの開業時から設置されていて、去年9月に地上から双眼鏡を使い目視で行った定期点検では、異常はみられなかったということです。


会社は、20日夕方から外壁に設置している8つの枠すべての点検を行い、別の1つの枠でも同様に留め具の一部がなくなっているのが見つかったということで、留め具がなかった部分などを針金で補強するとともに、枠の修理や交換の方法などを検討しています。


「セレオ甲府」の野田店長は、「落下事故を未然に防げず申し訳なく思っている。駅前の歩道は通行量が多く、危険性が高いと認識して対応すべきだった。定期点検はこれまでも行っているが、今後は目視だけでなく、点検方法を見直していきたい」と話しています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20200720/1040010339.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、山梨放送映像の5コマ。

 









 
   
 

 

 

 

 

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20207171524分にNHK香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日午前8時40分ごろ、丸亀市中府町にある民間の病院の解体工事現場で解体作業員が転落したと消防に通報がありました。

救急隊員が駆けつけたところ、男性1人が意識がない状態で地面に倒れていたということで、男性は丸亀市内の病院に運ばれて、手当てを受けていましたが、およそ2時間半後に死亡が確認されました。

警察によりますと、死亡したのは善通寺市生野町の解体作業員、大西さん(男性、23歳)で、同じ会社の同僚2人と足場の撤去作業中に、高さおよそ12メートルの足場から地面へ転落したということです。

大西さんは、落下を防ぐためのハーネスやヘルメットを着けていたということで、警察は作業の方法に問題がなかったかについても調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20200717/8030007407.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、映像の1コマ。

 

 

 

 

 

 

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20207161835分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後2時半ごろ、堺市北区百舌鳥赤畑町のアルミ加工工場「H軽金属」から、煙が出ていると通行人から消防に通報がありました。


火は近隣の住宅3棟に燃え広がり、2時間半後にほぼ消し止められましたが、消防によりますと、消火活動中の40代の男性消防隊員が崩れてきた建物の下敷きになりました。


隊員は病院に運ばれましたが、消防によりますと意識不明の状態だということです。


ほかに、けが人はいませんでした。


警察によりますと、工場の責任者の男性は「バーナーでアルミを温めて溶かそうとしたところ火が出た」などと説明しているということで、警察と消防で火事の原因を詳しく調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200716/2000032448.html

 

 

7161853分に産経新聞からは、アルミを熱していたら火を噴いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後2時25分ごろ、堺市北区百舌鳥(もず)赤畑町の金属加工会社の工場で「煙が出ている」と119番があった。

 

堺市消防局によると、消火活動にあたっていた40代の男性消防隊員が崩れてきた建物の下敷きとなり、病院に搬送されたが、意識不明の重体。

 

大阪府警北堺署などによると、火は約2時間半後にほぼ消し止められたが、木造平屋の工場約43平方メートルが全焼。

隣接する民家などにも延焼した。

 

出火当時、工場内で1人で作業していた男性経営者(64)は「アルミをバーナーで熱していたら火を噴いた」と話しているといい、同署などが詳しい出火原因や当時の状況を調べている。

 

男性経営者にけがはなかった。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200716/afr2007160024-n1.html

 

 

7161851分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、アルミの炉に火が入って噴出し近くの灯油に引火したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後、堺市北区の金属工場で火事がありました。

男性消防士が崩落した屋根の下敷きになり、意識不明の重体です。

 

(視聴者撮影映像)

火災現場付近で午後2時40分ごろに撮影された映像です。

白い煙が高くあがり、周りを飲み込んでいるのがわかります。

 

午後2時半ごろ、堺市北区百舌鳥赤畑町にある金属工場から火が出ているのを、付近を通った人が見つけ消防に通報しました。

 

消防によると工場内のアルミの炉に火が入って噴出し、近くにあった灯油に引火したということです。

 

【目撃した人】

「火が建物をなめるように出ていた。黒煙がものすごくて道路上全部黒煙だらけ」

 

消防隊員合わせて94人が消火活動に当たりましたが、建物の一部が崩落し、男性消防士が下敷きになり、意識不明の重体です。

 

警察によると、金属工場に隣接する住宅3軒にも延焼し、現在火はほぼ消し止められています。

ほかにけがをした人は確認されていません。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/95a27ed2c60d4982f2455314ad84e838a08ad482

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像の2コマ。

 



 

 

 

 

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2020718日付で毎日新聞徳島版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

徳島市は16日、市立勝占認定こども園で、園児用プールの消毒に台所用漂白剤を誤って使用したと発表した。

 

少量で、プールへ入った園児15人に異状は見られないという。

園が保護者に説明し、謝罪した。

 

市子ども施設課によると、女性保育教諭が16日午前9時45分ごろ、プールの水を消毒する際、消毒液が見当たらず、新型コロナウイルス対策としてトイレに置いてあった台所用漂白剤約20ミリリットルをプールの水約1700リットルに入れた。

 

5歳児15人が約15分間プールで遊び、次の園児が入る前に、保育教諭が再び漂白剤を入れようとしたのを、同僚が気づいて発覚した。

 

市がメーカーに問い合わせると、「使用量から考え、洗浄すれば問題はないとみられる」との回答だった。

 

誤って使った保育教諭は、「消毒液として代用できると勘違いしていた」と説明しているという。

 

市子ども施設課は、「プール用薬品の取り扱いについて、再度全職員に周知し、使用時の確認を複数人で実施するなど再発防止に努めたい」としている。

 

https://mainichi.jp/articles/20200718/ddl/k36/040/388000c

 

 

7162030分にNHK徳島からは、成分が同じだと勘違いしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午前、徳島市内の認定こども園で、40代の女性職員が子供用のプールの塩素濃度を調整するため、誤って台所用の塩素系漂白剤を入れました。

園児15人がプール遊びをしたあとに誤りに気付いて直ちにシャワーなどで洗い流し、今のところ園児に健康被害はないということです。

使用した漂白剤はキャップ5分の4程度で、市がメーカーに問い合わせたところ、よく洗えば人体に影響が出る量ではないという回答がありました。

市によりますと、女性職員は本来使用するはずの消毒液が見つからず、成分が同じだと勘違いして漂白剤を入れてしまったということです。

市は、プール用の薬品の取り扱いについて改めて職員全員に周知するほか、使用する際は複数の職員で確認することにしています。

徳島市子ども施設課は、「子どもの安心・安全の保育の場であるはずが、こうした間違いが起きて申し訳ない。再発防止に努めていく」と話していました。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20200716/8020008224.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

使おうとして見つからなかったプールの消毒液は、おそらくは次亜塩素酸ナトリウム。


台所用漂白剤については報道されていないが、ブログ者でも知っているのはキッチンハイター。


仮にそうだったとして、その成分を花王のHPで調べてみると、以下のように表示されている。
これは他社製品でも似たり寄ったりではなかろうか。

次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)、界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)、水酸化ナトリウム(アルカリ剤) 

 

主成分はプール消毒剤と同じ。
濃度管理さえしておけば問題ない・・・そう考えても不思議ではない。

となると、副成分として含まれている水酸化ナトリウムが人体に悪影響を及ぼす恐れがあるので、代用品として使ってはいけなかった、ということなのだろうか?

 

その辺、メディア各社には、もう少し突っ込んで取材してほしかった。

 

 

 

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2020717194分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日、千歳の公園で、遊具から2歳の女の子が転落し、頭の骨を折る重傷を負いました。

 

この遊具では、先月も3歳の男の子が落ちてけがをしたことがわかりました。  

 

「女の子は、はしごから落ちて、こちらの骨組みに頭を打ちつけたということです」(記者リポート)  

 

事故があったのは、千歳の防災学習施設「防災の森」です。

 

16日午後5時ごろ、近くに住む2歳の女の子が、「展望台」という遊具から落ちて、頭の骨を折る重傷を負いました。

 

警察によりますと、女の子は、はしごを登っている途中3メートルほどの高さから落ちたということです。  

 

消防によりますと、この遊具では、先月1日も、同じはしごから降りようとした3歳の男の子が転落し、軽いけがをしました。  

 

千歳市は当面の間、この遊具の使用を禁止し、安全対策が十分だったか確認しています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/961b0bc805b76769ceef91ffb92bb39029aa9dfc

 

 

7171145分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、手すりがないことも事故の一因か?など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北海道千歳市で716日、2歳の女の子が遊具から転落した事故で、この遊具では61日にも同様の事故が起きていた事がわかりました。  

 

この事故は716日、北海道千歳市北信濃にある防災学習交流施設「防災の森」で、2歳の女の子が遊具から転落し搬送されたもので、女の子は現在頭部骨折の疑いで治療を受けています。

 

女の子が転落した遊具は高さ3メートルあり、この施設がオープンした61日にも、4歳の男の子が落下する事故があったということです。  

 

千歳市は当分の間、施設を使用禁止にするとともに、手すりがないことが事故につながった可能性もあるとみて調べています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/5b05eab89628966d3f65e85063a27ead19a08f51

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

別報道によれば、女児は母親の目の前で転落した由。

 

以下は、北海道放送映像の2コマ。

ハシゴの下に木製の骨組みが剥き出しになっている。

 



 

 

以下は、北海道文化放送映像の1コマ。

ハシゴは垂直ではなく、斜めにかかっている。

 

 

 

 

 

 

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2020717827分に高知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午前10時10分ごろ、高知県須崎市浜町2丁目の須崎魚市場で無人のフォークリフトが動きだし、岸壁から接岸中の漁船に転落した。

 

船上にいた須崎市山手町の漁業の男性(24)が下敷きになり、病院に運ばれたが、約1時間20分後に死亡が確認された。

須崎署によると、漁船は須崎市の九石大敷組合所属の第二九石丸(10トン)。

漁から戻り、男性ら10人ほどが船上で魚の選別や荷揚げをしていた。

フォークリフトは須崎市内の鮮魚卸売業者の所有。

鍵が差し込まれた状態で、何らかの原因で海側へとゆっくり前進し、岸壁から約1メートル下の漁船に転落したという。

 

須崎署は、事故前にフォークリフトを運転していた男性に話を聞くなどして、事故原因を調べている。

 

https://www.kochinews.co.jp/article/382473/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像の1コマ。(記事は同じ内容につき割愛)

 

716186分 NHK高知)

 

 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20200716/8010008847.html

 

 

 

(2020年8月21日 修正1 ;追記)

 

2020820178分にNHK高知からは、エンジンを止めずブレーキもかけていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

先月、須崎市の魚市場で無人のフォークリフトが海に転落し、岸壁に接岸していた漁船で作業をしていた男性が死亡した事故で、須崎労働基準監督署は、フォークリフトを運転していた鮮魚卸売会社の社長を労働安全衛生法違反の疑いで、20日、高知地方検察庁に書類送検しました。

書類送検されたのは、須崎市の鮮魚卸売会社と、この会社の56歳の社長です。

この事故は、先月16日、須崎市の魚市場近くの岸壁に接岸していた漁船に無人のフォークリフトが転落し、船の上で魚の選別作業をしていた須崎市山手町の漁業、梅原さん(24)が、下敷きになって死亡しました。

須崎労働基準監督署によりますと、社長は当時、漁船から水揚げされた鮮魚をフォークリフトで岸壁から魚市場に運搬していましたが、運転席を離れる際にエンジンを止めず、ブレーキもかけていなかったということです。

須崎労働基準監督署は、安全管理に問題があったとして、法人としての会社と社長をきょう、労働安全衛生法違反の疑いで高知地方検察庁に書類送検しました。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20200820/8010009135.html

 

 

 

 

 

 

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20207151755分にNHK四国から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

伊方原子力発電所の1号機と2号機の廃炉作業で活用してもらおうと、コンクリートの切断などに使う高圧の水が当たってもやぶれにくい新たな防護服を西条市のメーカーなどが開発し、15日、県庁で紹介されました。


開発したのは、西条市にある防護服メーカー「トーヨ」と愛媛大学で、代表者が四国電力の長井社長とともに県庁を訪れ、中村知事に報告しました。

 

四国電力が進める伊方原発の1号機と2号機の廃炉作業では、高圧の水を使って建物の解体や除染などを行う可能性があるということですが、新たな防護服は、ナイロンや数種類の「高強力ポリエチレン」などを重ねて強度を増し、生地の表面に凹凸を作って水圧を分散させることで、高圧の水が当たってもやぶれにくくなっているということです。

 

メーカーなどによりますと、新たな防護服は金属が素材だったこれまでの防護服より、20パーセントほど軽く、作業性も向上しているということです。

 

トーヨの渡邊社長は、「2年間試験を重ねてきました。どのような素材を組み合わせれば強度が高まるかという点で苦労しました」と話していました。

 

四国電力では、長井社長は「廃炉作業のどの場面で活用していくか検証していきたい」と話していました。

 

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20200715/8000007098.html

 

 

716日付で愛媛新聞からは、四国電力主催の廃炉に向けた技術検討会が企業や大学の協力を得て開発したという、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

原発廃炉に向けた技術的な研究を行う四国電力の「廃止措置研究に係る検討会」は、このほど、県内企業や愛媛大と協力し、高圧ジェット水対応の防護服を開発・商品化した。

 

四電の長井社長らが15日、県庁を訪れ、中村時広知事に報告した。

 

産業用防護服製造のトーヨ(西条市)が愛媛大の流体・材料力学研究者の協力を受けて製造

 

原発の解体、除染などで高圧ジェット水を使う作業が想定される中、高強力のポリエチレン不織布、透湿防水ナイロンなど多層構造の生地を採用し、作業に耐える強度と軽さ、動きやすさを実現させたという。

 

同検討会による商品化は、通気性に優れた防護服に続き2例目。

 

試着した中村知事は、「先行事例のない原発の廃炉において、地元企業の技術を取り入れた対応に感謝する」と述べた。

 

長井社長は、「今後も継続して成果を追求していく。伊方原発1、2号機の廃止措置については安全を大前提に着実に進めていきたい」と話した。

 

四電によると、まずは3着の納入を受け、火力や水力の発電所も含めて用途を検討する。

 

https://www.ehime-np.co.jp/article/news202007160017?utm_medium=social&utm_content=%2Farticle%2Fnews202007160017

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は映像の2コマ。

最初の1コマは、試験布にジェット水を噴射している実験映像の一部。

ジェット水をモロに受けても布は破れなかったようだが、その布で作った防護服を着用した場合、どの程度、人体へのダメージが軽減されるのだろうか?

 








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20207151812分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

<桑原アナウンサー>

「I合金の工場前です。屋根がふっ飛んでしまったと。トタン屋根が吹き飛んでしまった様子が確認できます。爆発の勢いが見て取れます」  

 

715日午前9時過ぎ、伊豆市下白岩にあるI合金の工場で、「爆発音がした」と近所の人から消防に通報がありました。

 

<近所の人>

「すごい音だったね、ドーンと」

「音と同時に白煙が上がった。地響きがしたくらい」

 

<桑原アナウンサー>

「側面は窓が割れています。側面も吹き飛んでしまっています」  

 

警察や消防などによりますと、工場内で爆発が起きたとみられ、建物の一部が大破したほか、中にいた従業員2人がやけどなどの軽傷を負いました。

 

<杉村カメラマン>

「また工場から白い煙が出ました」  

 

爆発事故が起きたI合金は、アルミダイカスト製品を手がけていました。  

 

アルミダイカストとは、アルミ合金などを溶かして金型に注入し、成形することで製品を作る技術です。

寸法の精度が高いアルミ製品を、短時間で大量生産することができます。

 

爆発が起きた工場では、モーターの部品などさまざまなアルミ製品を製造していて、SBSの取材に対し会社側は、アルミを溶かして製品を作る機械が内側から爆発のような現象を起こしたと説明しています。

 

当時、この爆発した機械は動いていたということです。  

 

県内の工場を巡っては75日、吉田町で大規模な火災により警察官と消防隊員ら合わせて4人が死亡する事故が起きたばかりです。

 

不幸な事故を起こさないために、さらなる注意が必要と専門家は指摘します。

 

<十朱寧教授>

「直近で(県内で)火災が2回起きてしまったことは残念に思う。火災に関する管理の部分と作業者への教育が必要。火災は一定の条件がそろえば必ず発生するので、その要素を未然に防ぐことが火災への対策になる。」  

 

機械はどのような理由で爆発してしまったのか。

警察と消防が詳しい原因を調べています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/c180b4a5ae78482619a9a70ee9a15925989012bb

 

 

7151459分に産経新聞からは、火はほとんど出なかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大仁署によると、火はほとんど出ておらず、午前11時すぎに鎮火したという。

 

工場から200メートルほど離れた自宅にいた自営業の佐藤さん(67)は、「『ドーン』という地響きのような音が聞こえて外に出ると、工場の屋根から白い煙がもうもうと上がっていた」と不安そうな表情を浮かべていた。

 

工場は伊豆箱根鉄道修善寺駅から東に約2キロの田畑に住宅が点在する地域にある。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200715/afr2007150013-n1.html

 

 

716759分にYAHOOニュース(静岡新聞)からは、機械の一部が破裂したことで爆発が発生したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

伊豆市下白岩の金属加工業「I合金」の工場で15日午前にあった爆発事故で、稼働中だった工場内の機械の一部が破裂したことで爆発が発生したとみられることが同日、関係者への取材で分かった。  

 

工場の男性従業員は同日、静岡新聞社の取材に対し、「いつも通りの作業をしていたら機械が突然爆発した」と証言した。

 

大仁署と駿東伊豆消防本部は、機械が破裂した事実の確認や爆発との関連など原因の特定を進めている。

 

男性従業員によると、当時、工場内には35人ほどの従業員がいたという。  

 

同工場はアルミニウムの溶解や形成などの加工作業を行っている。

爆発が発生した建物は鉄骨平屋建てで壁はトタン製。

爆発によって屋根と壁約130平方メートルが損壊した。  

 

同署によると、破裂した機械のそばで作業をしていたとみられる男性従業員2人が爆発による飛散物で軽いやけどを負って病院に搬送された。

 

周辺の住宅などへの被害は確認されていない。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/586da62004aa44de14b89c4feebfc8f6f9c893e1

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、静岡放送映像の3コマ。 

 





 

 

 

 

 

 

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【バルブ誤操作から火災炎上まで】

 

バルブ切り替え後、計器室に戻ってみると、ボード上の警報が多数発報し、そこにいる皆がテンヤワンヤ状態になっていた。

 

聞けば、装置が原因不明で緊急停止したとのこと。

 

その時は、バルブ誤操作が原因で緊急停止したとはツユほども思わず、すぐさまボードマンの指示に従い、現場作業に従事した。 

 

そして、緊急停止した原因を皆が知らないまま、装置は再び運転可能な状態になったため、運転再開に向けた作業に入った。

 

緊急停止直後とはいえ、運転再開作業は通常のスタートアップ作業と似たようなもの。


さしたるトラブルもなく順調に進み、遅めの夕食を食べたりして気持ちも落ち着いてきた時のこと。

 

もしかして、あの違和感を覚えたバルブ操作がやはり間違っていたのでは?・・・との疑念が頭をもたげ、IM氏が閉めたバルブを、閉まったままでありますようにと念じつつ、こっそりと見に行った。

 

すると、ゲートバルブのステムが、バルブが閉まっていれば見えないはずなのに、半分ほど見えている状態。

 

ああ・・・やっぱりか・・・。

 

「これは、すぐ直長に報告しなければ・・・」

「いや、まだ少しバタバタしているので、もうちょっと落ち着いてからのほうがよいかもしれない」

「後刻、IM氏と一緒に報告することにしようか・・・」

 

そういった、さまざまな考えが頭の中を交錯したことまでは覚えているが、肝心の、直長に報告したかどうかについては記憶に薄い。

 

そして、いよいよ運命の時。

7月7日22時13分ごろ。

 

ブログ者は計器室に背を向け、道路の側溝付近で作業の後片付けをしていたところ、急に眼の前が明るくなった。

 

時々、フレアーが大きくなった時に明るくなることはあるが、フレアーの炎にしては明るすぎる。

 

なんだろう?と思い、振り返ると、計器室の左手、コンプレッサー建屋の向こう側に、大きな炎の塊がモクモクと上がっているのが目に入った。

 

音がした記憶はない。

 

思えば、それは開口したフランジから噴き出した大量のガスに着火した炎であり、爆発ではなかったからだろう。

 

その、モクモクと上がる炎を見た瞬間に感じたこと。

「これは大変だ。装置が爆発する。いや工場全体が跡形もなく吹き飛ぶかも・・・」

 

今となっては噴飯ものだが、当時、火災爆発現象のイロハも知らなかったブログ者は、本当にそう思ったのだ。

 

そして、自分の担当する分解炉部門の近くにいたため、計器室に行くことなく、現場で分解部門の緊急停止操作を行った。

後になって振り返れば、それは全く意味のない操作だったのだが・・・。

 

その操作を現場で終えた後、近くに新入社員のO氏がいたので、そのまま一緒に逃げ出し、工場敷地境界のグリーンベルトに座って、なすすべもなく炎を見つめていた。

 

余談になるが、そのO氏、逃げる途中で植木を支えるため斜めに張られていた針金に激突し、当分の間、顔面に線条痕が残っていた。

それほど慌てて、必死に逃げたということだ。

 

逃げた2人はさておき、後で聞けば、先輩方は皆、爆発の後、計器室に集まり、直長の指示の下、

・火災発生場所を孤立させるため、大きなバルブを閉める

・系内の液化ガスを抜き出すため、ホースを仮配管する

などの作業をしていたとのことだった。

 

現在では、緊急事態発生時には一旦、全員が計器室に集合し、直長の指示のもと対応する・・・といったようなことがマニュアルに記されていることだろう。

 

当時も、そのように決められ、教育も受けていたかもしれない。

 

ただ、間近に大きな炎が見える恐怖心ハンパなく、計器室に戻るという考えはツユほども頭に浮かばずに、一目散に逃げ出してしまった。

まこと、お恥ずかしい限り。

 

事故後、何の場だったか、自分たちが行った作業内容を話し合ったことがある。

 

そこで、逃げたことをありのまま話したところ、思いのほか、皆から責められることはなく、先輩のIT氏からは、「そりゃー、仕方ないわ」的なことを言われた覚えがある。

その後も、軽口を含め、非難めいたことを言われたことは一度もなかった。

 

懐の深い上司先輩に感謝感謝だ。

 

この現場からの逃避行、事故後50年近く経った今でも、しばしば思い出すことがあるが、そのたびに恥かしさ、やるせなさがこみあげてくる。

 

 

【記憶に残るマスコミ取材1;装置炎上直後に構内で】

 

その後、系の孤立などを行っていた先輩たちもグリーンベルトに集合し、たしか、各課毎にまとまって座るよう指示があった。

 

そして、なすすべもなくグリーンベルトに座り込んでいると、どこの局だったか、テレビクルーが近くに来て、避難している社員たちをライトで照らしつつ、ゆっくりと歩きながら映し始めた。

 

事故に打ちひしがれている顔を映されたくないこと、また、煌々と照らされるライトがまぶしくて、皆、顔を伏せる。


しかし、そんなことにはおかまいなしに、テレビクルーはゆっくりと近づいてくる。

 

なんたる無神経。

人の不幸が、そんなに面白いのか!

 

そう感じたのはブログ者だけではなかったようで、先輩のM氏などは憤って、近づいてきたカメラの前で、被っていたヘルメットを地面に叩きつけていた。

当然、ライトとカメラはM氏のほうに向けられたが、M氏はそれ以上、何もしなかったので、カメラはそのままスルーしていった。

 

今では、どこの会社でも、事故が起きた場合、マスコミを現場に入れることはないだろうが、当時は入れていた。

(無理やり入ってきたのかもしれないが)

 

このこと一つとっても、安全管理、危機管理という点で、隔世の感がある。

 

 

 

【誤操作したIM氏のその後】

 

そして、時間的にいつだったのか?

場所的には、グリーンベルト上だったような気がするのだが・・・。

その辺、ほとんど記憶がないのだが、ともかく人員確認が始まった。

 

しかし、どうもIM氏だけが見当たらない模様。

 

「誰か、IM氏を知らないか?」という呼びかけがあったので、ひょっとして、あのことで?と思い、先に書いたようないきさつを説明した。

 

そのIM氏だが、責任を痛感して工場外に出ていたとのこと。

 

出た後の足取りなど詳細は覚えていないが、とにもかくにも、その後、IM氏は無事に見つかった。

 

後日、IM氏との雑談時、事故当時の状況に話しが及んだことがあるが、なぜ、あのバルブを閉めたのか、自分でもわからないと言っていた。

また、工場から出た後、死のうかと思っていたとも言っていた。

 

一方、これも後日談になるが、事故の後始末に最後まで関わっていたIS氏から聞いた話では、当時ご存命だった佐三店主、「逃げた社員がいたようだが、処罰してはいかん」と言った由。

氏の面目躍如といったところだ。

 

その言葉通り、IM氏はクビになることも左遷されることもなく、その後は普通の社員と同じように遇されていた。

(人事考課でどのように記されていたかは不明だが)

 

 

(次回最終稿は7月28日 予定)

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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