![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
2018年8月5日17時17分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日昼すぎ、糸魚川市の親不知海水浴場で、長野市の30代の男性が娘の小学生とともに沖に流された。
この男性の妻が、高台で監視にあたっていたIさん(男性、73歳)に救助を要請し、Iさんが救助に向かったが、海岸から数10mの沖合で溺れたという。
Iさんは近くにいた海水浴客に救助され、病院に搬送されたが、その後、死亡した。
救助の要請があった男性と娘の小学生は、海水浴客に救助されて無事だった。
この海水浴場は糸魚川市が管理しているが、Iさんはシルバー人材センターから派遣されて、今シーズンから、自宅の近くにある海水浴場の監視にあたっていたという。
警察と消防が、事故の詳しい状況を調べている。
出典
『高齢の監視員がおぼれて死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20180805/1030004281.html
8月5日20時13分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日正午過ぎ、新潟県糸魚川市外波(となみ)の親不知海水浴場で、溺れた親子の救助のため沖に向かった同海水浴場の監視員、Iさん(73)が、岸から40~50mの海上に浮かんでいるのを海水浴客が発見、救助されたが、間もなく死亡が確認された。
死因は水死だった。
警察によると、Iさんは長野県の30代男性と小学2年の娘が溺れたとの通報を受けていたという。
親子は別の海水浴客に救助され、無事。
現場は高波で風も強かった。
監視員はIさんのみだった。
出典
『親不知海水浴場 海水浴客助けに向かった73歳監視員死亡』
https://mainichi.jp/articles/20180806/k00/00m/040/073000c
(ブログ者コメント)
最近、プール監視員の資格について記された情報を数件紹介したばかりだ。
また、富士山から下山中の70代の安全誘導員が6合目で遭難したという情報も紹介した。
今回事故の原因は、それらの情報と共通するものがあるように感じたので、紹介する。
2018年8月5日19時50分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日正午すぎ、山梨県富士吉田市竜ヶ丘の住宅の庭で、この家に住む会社員の30代の男性がバーベキューの準備のため、ライターの火をガスバーナーに近づけたところ、大きな音と共に、一時、炎が広がり、この男性が顔などにやけどを負った。
警察によると、男性は病院に搬送されたが症状は軽いという。
また、庭に集まっていた男性の家族や親族にケガはなかった。
警察が現場の状況を調べたところ、プロパンガスのボンベとガスバーナーをつなぐホースに劣化による複数の穴が見つかり、この穴からガスが漏れて引火したとみられるという。
警察が、当時の状況をさらに詳しく調べている。
出典
『バーベキュー準備で引火し負傷』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20180805/1040003585.html
2018年8月4日17時51分に日本経済新聞電子版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都多摩市の建設現場で5人が死亡した火災は、断熱材として吹き付けられたウレタンへの引火が出火原因とされる。
石油素材のウレタンにいったん火が付くと、一気に燃え広がる「爆燃」と呼ばれる現象が発生する。
急な延焼で逃げ遅れの死者が出た火災は過去にもあり、業界団体などは、安全管理の徹底を改めて呼びかけている。
【黒煙一気に】
「化学品が燃えるような変なにおいがして、黒煙が一気に広がった。死ぬかと思った」。
火災ビル現場の地下で作業していたとび職の男性(21)は振り返る。
5人の死者を出した7月26日の火災は、地下3階で鉄骨を切断する際に出た火花が、地下4階の天井部分に断熱材として吹き付けられていたウレタンに引火したのが出火原因とみられる。
ウレタンフォーム工業会などによると、熱を伝えにくい特殊な気体をとじ込めた硬質ウレタンは主に建物の断熱材に使われ、クッション性が高い軟質ウレタンは皿洗い用のスポンジやソファの中身に使われる。
硬質には燃えにくい処理を施したものもあるが、完全な不燃化はできないという。
【危険性は認識】
硬質も軟質も、木材などと比べて特に引火しやすいわけではなく、火花を多少浴びた程度では燃えない。
ところが、いったん引火してしまうと、ウレタンが分解されて燃えやすい揮発性ガスを噴出。
一気に燃え広がる「爆燃」が起き、火の回りは早い。
元東京消防庁消防官で防災アナリストの金子富夫氏は、「今回の現場は地下だったうえに、天井に断熱材のウレタンが貼ってあって熱がこもりやすく、爆燃現象が起きた可能性が高い」とみている。
2009年に発生した神戸市の倉庫火災では、天井のウレタン製の断熱材が原因で爆燃現象が起きたとされ、消防士1人が死亡した。
15年には、北海道のきのこ工場で工事中にウレタンに引火し、4人が死亡した。
今回のビルの建設を請け負った安藤ハザマも、17年に東京都江東区の物流施設の解体工事でウレタンに引火し約5000m2を焼いており、危険性は認識していた。
【階上で火出る作業】
警視庁によると、同社は鉄骨の切断作業前に床にベニヤ板と不燃性のシートを敷き、周辺には水もまいて、ウレタンへの引火を用心していたという。
しかし、作業した地下3階の床には複数の隙間があり、地下4階の天井部分のウレタンに火花が降りかかって引火したとみられる。
大手ゼネコン関係者は、「火気の出る作業は、ウレタンの吹き付け前に済ませるのが一般的」と指摘。
「なぜ、ウレタンがある状態で鉄骨の切断作業をすることになったのか疑問だ」と工程に首をかしげる。
ウレタンフォーム工業会の大川専務理事は、「ウレタンがある場所では火気の出る作業をしないように、何10年にもわたって呼びかけてきた。火災の犠牲者を出さないために、建設現場での安全管理を徹底してほしい」と訴えている。
出典
『ウレタン火災、「爆燃」で急延焼 業界団体が注意促す』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33819760U8A800C1CC1000/?n_cid=NMAIL007
2018年7月28日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8628/
(2018年8月10日 修正2 ;追記)
2018年8月4日5時0分にNHK NEWS WEBから、国交省は緊急放流時の住民への周知方法を見直したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本豪雨で、愛媛県の肱川がダムの放水量を増やした後で氾濫したことを受けて、国交省は、肱川の上流にある2つのダムで緊急的な放流を行う際に、サイレンを鳴らす回数を増やすなど、住民に周知する方法を見直した。
先月の西日本を中心とした豪雨で、愛媛県の西予市と大洲市では肱川が氾濫し、逃げ遅れるなどして9人が犠牲になった。
上流にある野村ダムと鹿野川ダムでは、ダムの流入量と放水量をほぼ同じにする「異常洪水時防災操作」が行われ、その後、急激に増水していたため、住民から国の周知の在り方に疑問の声が出ていた。
このため国交省四国地方整備局は、この操作を行う際の住民への周知について、より切迫感のある方法に見直した。
具体的には、野村ダムで、50秒間のサイレンを5秒の間隔をおいて3回鳴らす動作と、鹿野川ダムで、およそ1分間のサイレンを10秒の間隔をおいて5回鳴らす動作の回数を、いずれも従来の1回から2回に増やす。
また、スピーカーなどで知らせるアナウンスの表現を、「これまでに経験のないような洪水です。直ちに命を守る行動をとってください」と改めるほか、警報表示板の表示を「ダム放流中」から「ダム放流増加非常事態」と変更する。
国交省は、新たな方法で住民への周知の徹底を図るとともに、より効果のある情報提供の在り方を、今後もさらに検討していくとしている。
出典
『愛媛 肱川のダム緊急放流 住民への周知方法を見直し』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180804/k10011562861000.html
8月3日22時1分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省は3日、両ダムで大量放流時に流す警報について、「経験のないような洪水です」といった、より切迫感が伝わる表現に見直したと発表した。
試験的に実施し、本格的な変更に向け検証する。
ダムに入ってくる量とほぼ同量を放流する緊急操作の際、警報やアナウンスを屋外スピーカーから流すことになっているが、これまでの放送は「緊急操作に移行する予定。厳重に警戒してください」との表現で、住民から「どのくらい切迫している状況なのかが分からない」と批判の声が上がっていた。
国交省は、「これまでに経験のないような洪水です。直ちに命を守る行動を取ってください」と呼び掛ける表現に変更。
サイレンの回数も増やし、住民に対し、より効果的な情報提供をするとしている。
出典
『ダムの警報より切迫感ある表現に見直し 大量放流は「洪水」に変更』
http://www.sankei.com/west/news/180803/wst1808030088-n1.html
8月4日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
変更した内容は、大雨特別警報で気象庁が呼びかける内容とほぼ同様の表現。
従来は、「異常洪水時防災操作に移行する予定。厳重に警戒してください」だった。
出典
『西日本豪雨 ダム放水時の放送内容変更 四国地方整備局』
https://mainichi.jp/articles/20180804/ddm/012/040/042000c
2018年8月5日0時12分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後7時20分ごろ、岐阜県美濃加茂市古井町下古井の木曽川緑地ライン公園で開かれていた「おん祭MINOKAMO2018夏の陣」の花火大会の会場で、着火した手筒花火の一部が約20m離れた場所にいた同県川辺町の会社員女性(53)に当たり、右膝を切るなどのけがをした。
警察によると、同市加茂野町の自営業男性(53)が花火を立てようとした際に、長さ60cm、直径15cmの紙の筒が横方向に飛び出した。
花火の打ち上げ場所と観客席は柵で仕切られており、女性は主催者の許可を得て、柵の内側で写真を撮っていた。
出典
『手筒花火の筒が当たり女性がけが 美濃加茂』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018080590001205.html
8月5日1時25分にdmenuニュース(東海テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後7時ごろ、美濃加茂市の木曽川緑地ライン公園で開かれていた花火大会で、手筒花火に火をつけて立てようとした際に内側の紙製の筒が抜け、近くにいた会社員の女性(53)に当たった。
女性は右膝を切るなどの重傷とみられている。
警察によると、会場の警備をしていた警察官が、カメラ席で写真撮影をしていた女性のヒザから血が出ているのを見つけ、事情を聞いたところ事故が発覚したという。
出典
『花火大会で火のついた手筒花火の中身抜け近くにいた女性に当たる 右膝切る重傷か 岐阜』
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/tokaitv/nation/tokaitv-20180805-0125-59720?fm=topics
2018年8月5日1時29分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後7時20分ごろ、夏祭りが行われていた相模原市南区東林間4丁目の東林間神社境内で、「ガスが爆発し、けが人が出ている」と119番通報があった。
消防などによると、10~70代の男女9人が負傷したが、命に別条はないという。
警察などが、詳しい状況を調べている。
爆発が起きたのは、阿波おどりなどが行われ、多くの屋台が出店する「東林間サマーわぁ!ニバル」の会場。
警察などによると、焼き鳥の屋台で使い終わったカセットこんろのボンベを取り外し、別のガスこんろの近くに置いたところ熱で膨張し、爆発したとみられるという。
会場にいた男性(68)は、「ボーンという音がして、びっくりして振り返ったら、台の上から火の手が上がっていた。火はすぐに消えたが、背中をやけどした人もいた」と、心配そうな様子で話していた。
出典
『【速報】相模原の夏祭り会場で爆発、9人重軽傷 屋台のガスボンベに引火』
https://www.kanaloco.jp/article/351213/
8月4日21時7分にNHK神奈川からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
夏祭りを主催する地元の商店街などで作る実行委員会によると、この夏祭りでは毎年、阿波踊りなどが行われ、去年はおよそ3000人が集まったという。
出典
『露店のこんろボンベ爆発9人けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180804/1050003453.html
(ブログ者コメント)
〇NHKの映像によれば、長机の上に2台のカセットコンロが50cmほど離れて置かれており、両コンロの上には、それぞれアルマイト製の大きな鍋が置かれていた。
そして、現場検証中だろうか、警察官が左側のコンロのすぐ横にカセットボンベを置いて、その場所を指さしていた。
そこから推測すると、コンロから10cm程度しか離れていない場所に使用済のカセットボンベを置いたのかもしれない。
〇一方、どこだったかメモし忘れたが、某民放テレビ局からは、冷凍の焼き鳥を温めるために湯を沸かしていた・・・といった趣旨の報道があった。
2018年8月7日19時55分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日まで秋田市で開かれた竿燈まつりで、観客2人が倒れてきた竿燈にぶつかり、顔などに軽いけがをしていたことが、消防などへの取材でわかった。
279本の竿燈が上がった今年の「竿燈まつり」は今月3日から6日まで開催され、県内外から、延べおよそ130万人が訪れた。
消防によると、このうち、初日の今月3日の夜、祭りの参加者が上げていた竿燈が倒れ、近くで見物していた70代の男性にぶつかったという。
この男性は顔に軽いけがをし、病院に搬送されて手当てを受けたという。
また、4日の夜にも、観覧席に座っていた60代の女性が倒れてきた竿燈にぶつかり、顔などに軽いけがをし、病院に搬送されて手当てを受けたという。
実行委員会は、竿燈が観客にぶつからないよう、地上から6mほどの高さにワイヤーを設置していたが、女性は、こうしたワイヤーのある観覧席でけがをしたという。
実行委員会の事務局は、「竿燈まつりの特性上、事故を完全に防ぐのは難しいが、来年は事故が起きないよう、さらに安全対策を強化することを検討したい」と話している。
出典
『竿燈まつり 竿燈倒れて2人けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20180807/6010001467.html
(ブログ者コメント)
ブログ者は、ン10年前に、この祭りを見に行ったことがある。
その際、大通りで多数の竿灯が立てられている中、イメージ、10分に1回程度だっただろうか、竿が倒れている?倒している?のを目にした。
ただ、倒れるのは道路内ばかり。
観客席には倒さないようにできるのだなあ、と思った記憶があるのだが・・・。
2018年8月3日16時53分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月28日から29日にかけて台風12号が接近した際、大津市や草津市などで団地やアパートの火災報知器が作動し、消防に計5件の通報が相次いだ。
消防が駆けつけると、いずれも火事は起きていなかった。
その後の調査で、横なぐりの雨で設備に水が入り込み、漏電したことが誤作動の原因だったとみられている。
消防によると、火災報知器は、これまでも雨や風が強い日に、誤って作動するケースが多いという。
また、気圧や湿度、それに温度の変化を火事と誤って反応したり、老朽化や虫の侵入などで誤作動を起こしたりするケースもあるという。
大津市消防局では、定期点検とともに、設置場所が適切かどうかを改めて点検してほしいと呼びかけている。
大津市消防局予防課の南係長は、「誤作動を防ぐことはなかなか難しいが、火災の発生をいち早く知らせる大切な装置なので、しっかりと点検してほしい」と話している。
出典
『火災報知器誤作動で出動相次ぐ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20180803/2060000726.html
(ブログ者コメント)
火災報知器の誤作動事例は、過去にも本ブログで紹介スミ。
2016年2月6日掲載
『2016年1月30日報道 長崎市で28日夕から29日朝にかけて火災報知器の誤作動が相次ぐ、昼間に比べ夜の気温と湿度が上昇したことが原因だった模様』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5627/
2018年1月16日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7944/
(2018年8月8日 修正2 ;追記)
2018年8月2日1時50分に北國新聞から、雷は上から下にではなく横に走ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
1月に石川テレビ放送(金沢市)と北陸放送(MRO、同市)の放送が広範囲で中断した事故で、電波を送るアンテナが1日、完全復旧した。
約38万世帯が視聴できなくなってから7カ月弱。
全国でも例がない放送の長期中断は、「想定外の動きをした落雷」(北陸総合通信局)が原因だった。
総務省や放送事業者などは、今回を教訓に、新たな対策の検討を進めている。
1日は、北陸総合通信局が両社に対し立ち入り検査を行い、電波の強さが「重大事故」前と同じレベルまで回復したことを確認した。
完全復旧に伴い、電波を増幅していた世帯ではブースター障害の発生が懸念され、両社は「受信障害の解消へ、引き続き、努力する」としている。
今回の事故は1月10日、金沢市観音堂町の電波送信用鉄塔で火災が発生し、送信設備が損傷した。
鉄塔は石川テレビ放送とMROの共用で、雷が上から下にではなく、横に走って発火したとみられている。
このため、両社は再発防止策として、横に伸びる避雷針の設置と、鉄塔内に監視カメラと煙感知用センサーの据え付けを予定している。
今回の事故では、応急処置として、予備のアンテナが活躍した。
業務用無線、関西テレビの中継局用、業者の試験用を、仮設アンテナとして使用した。
さらに、ケーブルテレビ網も有効だった。
石川テレビとMROは、キー局から受信した映像と音声の情報を、中継用のアンテナで金沢ケーブルテレビネットの入る北國新聞会館18階へ向けて飛ばし、約38万世帯のうち12万世帯で視聴できるようになった。
こうした事例を受け、石川県外では、放送事業者間で機材を融通し合うための協定づくりが進むほか、放送ネットワークの強靱化に取り組む総務省なども、新たな対策を検討している。
出典
『石テレ、MROの放送アンテナ完全復旧 総務省など対策検討進める』
https://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20180802101.htm
2018年8月2日20時0分に神戸新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
2日午後1時ごろ、兵庫県三田市四ツ辻、建設会社の資材置き場で、長さ約8mの仮設電柱が倒れ、電柱に登って作業をしていた30代ぐらいの男性が地面に落下した。
男性は重傷とみられ、意識不明の重体。
警察によると仮設電柱は2本あり、約20年前に設置された。
男性は電柱の解体工事を請け負った会社の従業員で、撤去作業をしていたという。
警察が、電柱が倒れた原因などを調べる。
出典
『電柱倒れ撤去作業中の男性意識不明 三田』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201808/0011505320.shtml
(ブログ者コメント)
掲載された写真によれば、電柱はコンクリート製。
破断面は円形で、鉄筋が1本だけのぞいている
2018年8月1日13時37分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道路にある落下物を巡って車が火災を起こす事故が、全国で後を絶たない。
大阪市内の市道で今年4月、タクシーが路上に落ちていたガソリン携行缶を引きずって炎上。
岩手県北上市でも、6人が死傷する同様の事故があった。
全国の主な国道や高速道路では、年間70万件を超える落下物が見つかっており、国はドライバーに注意を呼びかけている。
大阪府警天満署によると、4月26日未明、大阪市北区天神橋1で発生。
数分前にトラックの荷台から落ちたガソリン携行缶を後続のタクシーが約40m引きずって炎上。
約40分後に消し止められ、けが人はいなかった。
摩擦による火花がガソリンに引火したとみられる。
毎日新聞は、タクシーの後ろを走行していた20代の女性から、車のドライブレコーダーを入手。
タクシーの真下で火花が散り始めた約5秒後、爆発したように炎が広がり、女性が「逃げて」と叫ぶ様子が記録されていた。
女性によると、急停止したタクシーから、運転手と乗客2人が炎をくぐり抜けるようにして脱出。
女性は、「黒煙が上がり、一歩間違えれば大事故だった」と声を震わせた。
同署は、防犯カメラなどから、携行缶を落としたトラックの男性運転手(39)を特定。
5月21日、道交法違反の疑いで、反則金7000円の交通反則切符(青切符)を交付した。
ガソリンは工事現場の照明用で、男性は勤務先に戻る途中だった。
岩手県北上市の東北自動車道で2014年、路上にあった金属部品が通行車両のガソリンタンクに刺さって炎上。
4人が死亡、2人がけがをした。
徳島市の国道でも今年3月、タクシーが路上のマットレスを約1km引きずって炎上した。
マットレスのバネが摩擦で燃えたとみられるが、落とし主は不明のままだ。
国交省によると16年度、国が管理する国道で44万3000件、高速道路で31万4000件の落下物が見つかった。
積み荷を覆うシートや建設資材、車の部品などが多いという。
同省は昨年末、「落下物は重大事故のもと」と記したポスターを、全国のサービスエリアなどに掲示した。
道交法では、落下物に対する運転者の罰則を、一般道は5万円以下の罰金、高速道路は3カ月以下の懲役などと定める。
死傷事故を起こした場合は、自動車運転処罰法違反罪(過失運転致死傷)で7年以下の懲役などに問われる可能性もある。
大阪府警幹部は、「路上の落下物を引きずるだけで火花が出て、車両火災や事故につながることもあるので注意してほしい」と呼びかけている。
出典
『道路事故 落下物でタクシー炎上も 国が注意呼びかけ』
https://mainichi.jp/articles/20180801/k00/00e/040/238000c
(ブログ者コメント)
〇事故の映像はユーチューブにも投稿されている。
『落下物でタクシー炎上も 国が注意呼びかけ(毎日新聞)』
https://www.youtube.com/watch?v=_hrsP9nx0C4
〇北上市の事例は本ブログでも紹介スミ。
2018年8月1日11時16分に日本経済新聞から下記趣旨の記事が、ツイッターの原文付きでネット配信されていた。
「救急車でコンビニに立ち寄る場合があります」。
水分補給のため、やむを得ずコンビニを訪れることに理解を求める名古屋市消防局の公式ツイッターが、インターネット上で反響を呼んでいる。
記録的な猛暑で救急搬送者が急増。
担当者は、「隊員の体調管理を図りつつ、万全の態勢で出動に備えたい」と話す。
ツイッターは消防局企画広報係が担当。
7月26日未明、「出動が連続し、消防署に戻れない時は、救急車でコンビニ等に立ち寄り、飲料水等を購入する場合があります」とのメッセージを発信した。
消防局によると、名古屋市では7月中旬から熱中症などの搬送件数が急増し、同23日には過去最多の664件に上った。
1つの隊が1日に22回出動したケースもあり、水分補給のために消防署に戻る時間を確保するのが難しい状況が続いた。
救急隊員が自動販売機で飲み物を買う姿が市民から批判されたことがあり、隊員らは、救急車でコンビニなどに立ち寄ることを控えてきた。
消防局は、今夏は例年以上の暑さで、コンビニを使わざるを得ない場合もあると、投稿で理解を求めている。
7月末までにリツイート(拡散)は6万回を超えた。
「熱中症に気をつけて頑張って」
「飲み物くらい自由に飲んで」
などのコメントも相次いだ。
「反響が大きく、驚いている。理解していただけるとありがたい」と、企画広報係担当者。
名古屋市消防局公式ツイッターは、西日本豪雨の被災者に向けて「必ずあなたを助けます」と投稿し、話題になった。
出典
『「救急車でコンビニ、理解を」 猛暑で隊員も水分補給』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33654970R00C18A8CN0000/
7月31日付で中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
かつて「救急車で買い物をしていた」との批判が市民から寄せられたこともあり、隊員の食事や水分補給の機会を確保するため投稿したという。
「救急隊の皆さんの健康も絶対に大事にして」など賛同の返信が相次ぎ、担当者は「通常は救急車や消防車では立ち寄りしないように伝えているが、隊員の最低限の水分補給などは認めてもらいたい。反対の意見もあるが、多くの理解を得られて、ほっとしている」と話している。
同局の公式ツイッターは西日本豪雨の際、岡山県倉敷市真備町での救助活動の開始前に「必ずあなたを助けます」と投稿し、感謝の返信が相次いだ。
出典
『救急車でコンビニ「いいね」7万件超 名古屋市消防局、ツイッターで理解訴え』
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20180731/CK2018073102000055.html
2018年8月2日7時20分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月1日午後2時25分ごろ、福井県福井市東郷小で小学生の女児が溺れたと、同校職員から119番通報があった。
女児は同校1年生で、一時、呼吸が止まり意識不明となったが、人工呼吸などの措置で意識を取り戻した。
市内の病院に搬送され、回復に向かっている。
市教委などによると、同日午後2時20分ごろ、プールでうつぶせになって沈んでいる女児を小学生の兄が見つけた。
監視員が引き上げたところ、意識はなく呼吸も停止していたが、人工呼吸や心臓マッサージで意識を回復した。
入院先で容体は安定しているという。
当時の監視員は、PTAが依頼した住民3人と児童館職員3人の計6人。
プールは児童38人が利用し、女児は午後2時10分ごろから泳ぎ始め、最も深い水深1.2mの付近に沈んでいたという。
女児の身長は120~130cmで、溺れた原因は分かっていない。
水温は29℃で、同1時ごろに測ったプールサイドの気温は37.5℃だった。
市は、今年2月の大雪の影響による財政難を理由に、いったんは夏休み期間のプール開放を中止したが、実施を求める声が相次ぎ、PTAなど住民らが監視員を担える地区に限り、開放することにした。
女児の事故を受け、東郷小PTAは2、3日のプール開放を中止にすると決めた。
来週以降、再開するかは未定。
同校では昨年まで、警備業者1人を含む2人で監視に当たっていた。
市スポーツ課は取材に、「発見が早く、監視員は迅速で適切な対応をしてくれた」と説明。
監視体制に問題がなかったかについては、「当時の状況をしっかり把握し、問題点を洗い出したい」とした。
プールを開放している各小学校のPTAに対しては、女児が搬送された概要を伝えた上で、メールで改めて注意を呼び掛けた。
出典
『福井市のプールで女児一時意識不明 東郷小、2日からの開放中止に』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/633609
8月2日19時48分に福井テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
水深1mのプールには、24人の子どものほか、児童クラブの14人も利用。
PTAを通じて集めた住民3人と児童クラブの職員3人が監視員を務めていた。
発見当時、女児は意識がなく、監視員が人工呼吸と心臓マッサージを行った。
取材に応じた監視員の一人は、「溺れているという声が上がり、別の監視員が引き揚げて人工呼吸をしていた。途中から人工呼吸を交代して、皆で対応にあたった」と話す。
・・・・・
国のプールの安全に関する指針では、監視員について
▽一定の泳力
▽救助方法や応急手当の講習会受講が望ましい
としているが、人数については、「プール全体がくまなく監視できる十分な数が必要」としているだけで、明確な基準はないという。
出典
『福井市プール事故 監視員「皆で人工呼吸した」~市教委会見「責任は市側に」』
8月2日18時53分にNHK福井からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
福井市によると、プールは当時、一般開放の区域と児童館の子どもたち用の区域に分けられ、計38人が遊んでいたという。
監視は、プールの監視員と児童館の職員計6人が行っていたという。
福井市では、小学校のプールには監視員を2人以上おくことがルールとなっているが、今回は6人が監視するなかで事故が起きたことになり、しっかりと監視ができていたのか、福井市では当時の状況を詳しく調べている。
福井市は、プールを開放している市内の40校に対し、改めて監視を徹底するよう通知したということだが、現在の2人以上という監視態勢でプールの安全が確保できているのか、問われることになりそうだ。
出典
『プール開放で女の子が溺れる』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054067321.html
(ブログ者コメント)
〇先日、プールで子供が溺れた事故事例や監視上の注意点などを紹介したばかり。
その関連事例として紹介する。
〇NHKの映像によれば、プール内部には底から少し高くなっている、1辺が数m程度の四角い床?が置かれており、そのすぐ横で溺れた模様。
2018年8月2日10時26分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時ごろ、江田島市にある海上自衛隊の長浜射撃場で、特殊部隊の特別警備隊に所属する30代の隊員が実弾を使った射撃訓練中に機関銃の一部を開いたところ、突然、弾が破裂した。
この隊員は顔に軽いけがをして、病院で治療を受けたという。
訓練中に機関銃から弾が発射されない状態になったため、隊員が弾の状態を確認するため、定められた手順に基づいて機関銃の一部を開いたところ、弾が破裂したという。
海自によると、気温が高い屋外で射撃訓練を行っていた影響で機関銃が高温状態になり、中に残されていた銃弾が破裂した可能性があるという。
特別警備隊の隊長の徳留1等海佐は、「訓練中に隊員が負傷したことは誠に遺憾です。原因の究明に全力を注ぎ、再発防止に努めたい」とコメントしている。
出典
『海自射撃場で銃弾破裂1人けが』
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20180802/0001886.html
(ブログ者コメント)
自衛隊が使う銃であれば、多少過酷な環境でも使用できると思っていたのだが・・・?
2018年7月31日付で日本海新聞から下記趣旨の記事が、電柱に巻き付いたかずらなどの写真付きでネット配信されていた。
停電の原因と言えば、風雨や落雷を思い浮かべる人が多いだろう。
ただ鳥取県内では、動植物が電線に触れて漏電し、停電につながる事故も相次ぐ。
難敵はカラスとヘビ、かずらの3種。
いくら除去しても隙を突いて侵入してくる「いたちごっこ」が続き、電力会社は対策に思案投げ首だ。
【針金ハンガーも】
鳥取市の住宅地。
電柱の上に木の枝を複雑に組み合わせ、絶妙なバランスを保つ。
カラスの巣だ。
材料に針金ハンガーも交じっていた。
「除去しても、またすぐに別の場所で作られる」。
中国電力の担当者は、困惑の表情を浮かべる。
カラスは高所に巣を作る習性があり、市街地の電柱がターゲットになりやすい。
鳥取県内での撤去は2017年度に760件、18年度は7月4日現在で650件に上る。
中電は、複数の棒が突き出た営巣防止装置を設置するなどの対策も試みているが、隙間を縫って器用に巣を作られることもある。
ひなや卵がある場合は厄介だ。
「巣立つまでは除去できないので、応急措置的な対応になる」と担当者。
親鳥は、生まれたばかりのひなを守るため、近づこうとする人を襲うケースもあるという。
【雨天は要注意】
動植物による停電は、電柱と電線との接続部を覆うカバーの隙間に入り込むことにより、漏電やショートを引き起こして発生する。
異常を感知した変電所が自動的に電力供給を止める仕組みで、雨の日に起きることが多い。
中電によると、鳥取県内で17年度に起きた停電は114件で、このうち原因の最多は風雨の38件。
カラスとヘビ、かずらの3種を合わせると2番目に多い17件で、落雷が15件と続く。
今年はヘビによる停電が目立つ。
5月23日には大山町内で最大2000戸が停電した。
約3時間後に全世帯で復旧し、ヘビが電気設備に巻き付いて死んでいるのが見つかった。
ヘビは鳥の巣のひなや卵などの餌を狙って電柱を登る。
ボルトなどに巧みに体を絡ませて進むため、ネズミ返しのような遮蔽板を設置しても効果が薄い。
活動期の夏場にショートさせる事故が多いという。
【地面に電流】
中山間地に多い原因が、つる植物のかずらだ。
茎がいったん電柱に巻き付くと、ぐんぐん上へ。
地面に電流が流れる「地絡」と呼ばれる現象を引き起こすこともある。
関係機関がパトロールを強め、電線に触れる前に切断するなどしているが、夏場は1日に1m以上も伸びることから、追い付いていないのが現状だ。
動植物による停電を完璧に防ぐのは難しく、保守点検の苦労は絶えない。
中電鳥取営業所配電総括課の津森課長は、「住民が自ら取り除くのは危険なので、見つけたら通報してほしい」と呼び掛けている。
出典
『動植物原因の停電多発 鳥取県内、落雷より多く』
http://www.nnn.co.jp/news/180731/20180731046.html
※植物による停電の危険性については、北陸電気保安協会「でんきほあん 2013年
陽春号」にも写真付きで掲載されていた。
梅雨明け前の7月初旬のことでした。
お客さまから「停電」との連絡を受け出動し、点検したところ、構内第1柱の地絡継電器が動作し、区分開閉器が切れていました。
構内柱や受電設備など、お客さま設備に異常はないか、キュービクルへ小動物(特にヘビなど)が侵入していないかなど、目視点検を順番に行いました。
その結果、事業場奥で、構内柱上の架空電線に“つる草”が巻き付いている状態を発見しました。
当該構内柱横の樹木の枝から伸びてきた『クズのつる』が架空電線に巻きつき、その部分が絶縁劣化して電柱上のアームを通して地絡(高圧漏電)し、停電に至ったのでした。
よく見ると、高圧絶縁電線の絶縁被覆が溶けて充電部分が露出しており、巻きついた“つる草”も真っ黒に炭化して、火災になる一歩手前でした。
これまで点検の都度、構内周辺の除草を念入りに行っており、前回の点検時は“つる草”が伸びているところや巻き付きは全く無かったのですが、数日の間に柱の上に到達してしまったようです。
特に今回の場所は、真下からではなく、横の樹木から“つる草”が伸びてきたことが原因でした。
幸いにも、付近一帯が停電する波及事故や樹木火災になることもなく、“つる草”の撤去、電柱周りの樹木伐採と電線の応急処置で、停電を復旧することができました。
「絶縁電線」であっても、植物等が長時間接触し雨が続くと、電線の絶縁が破壊して、停電事故の原因になります。
そのため、常に樹木と近接している架空電線には、防護管で保護することも必要です。
“つる草”が原因での故障例として、
・屋外キュービクル内に侵入して、高圧機器充電部へ接触し停電
・エアコン室外機のファンに絡まり、モーターが焼損
・非常用予備発電設備に侵入により、制御用基板を焼損
など、意外と多くあります。
この故障対応で、草木が急成長する時期は、更なる注意が必要と痛感しました。
このような設備状況では、協会の点検はもとより、お客さま(連絡責任者)にも日常管理として、電気設備周辺の除草と、目視点検を行うことにより、電気事故防止の協力をお願いしています。
出典
『保安技師の体験 丹南営業所 保安課』
http://www.hokuriku-dhk.or.jp/attention/pdf/253_6.pdf
2018年7月31日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本豪雨で11府県に出された大雨特別警報の対象は、186市町村に及んだ。
2013年度に制度化されてから10回目の発表となった大雨特別警報で、気象庁は前代未聞の規模で「最後通告」を発していた。
その切迫感が自治体や住民には十分に伝わらず、「平成最悪」の広域豪雨災害となった。
5日朝。
登庁した気象庁の黒良(くろら)・主任予報官は、自席のパソコンで目を通した予報資料に驚いた。
梅雨前線の停滞で、日本列島の広い範囲で今後3日間、24時間雨量が200ミリを超える。
見たこともないデータに、「大きな河川が氾濫するかも」と焦りを募らせた。
上司の梶原・予報課長は、梅雨前線による大雨では異例の記者会見を開くべきだと考えた。
危険が及ぶ地域を細かく特定するデータはなかったが、橋田長官が「やりましょう」と決断した。
黒良予報官は、午後2時からの記者会見で、「西日本から東日本で記録的な大雨になる恐れがある」と強調した。
6日午前10時半からの会見では、気象庁が「最後通告」と位置づける大雨特別警報発表の可能性に言及。
午後5時10分、福岡など九州3県に最初の大雨特別警報を出し、8日までに順次拡大した。
各自治体は避難勧告・指示を最大約863万人に出したが、犠牲者は30日現在の毎日新聞集計で221人に上った。
24人が死亡した広島県呉市の新原(しんはら)市長は5日夕の飛行機で上京したが、事務方は気象庁発表の内容について、予想雨量などから「報告する必要はない」と判断。
新原市長は6日朝から財務省などを回る公務をこなして広島に戻ったが、交通渋滞に巻き込まれ、呉市役所到着は午後11時過ぎ。
広島県に大雨特別警報が出てから3時間半近くがたっていた。
広島市危機管理室の貞森・災害対策課長は6日午前6時半に出勤し、予想雨量から土砂災害の危険度を5段階に色分けしてパソコン画面の地図に示す「メッシュ情報」のチェックを続けた。
午後7時40分、大雨特別警報が広島県内に出た。
地図は、危険度が最も高い紫色で埋まっていく。
「土壌は相当水を含んでいるはずだ。早くやんでくれ」
広島市は、死者が77人に上った14年8月の土砂災害で避難勧告の遅れを批判され、避難所開設を待たずに発令できるよう、地域防災計画を改正した。
今回の豪雨では市内で23人が犠牲になり、大半が勧告を出した地域にいた。
貞森課長は、「我々の危機感は強かった。まだ住民への伝え方が足りないのか……」と悩む。
小田川が氾濫し51人が死亡した岡山県倉敷市真備町地区。
諏訪さん(男性、71歳)は、6日の気象庁会見をNHKで見たが、ピンとこなかった。
午後9時ごろ、自宅前の水路があふれ、間もなく自宅が浸水。
自衛隊のボートで2階から救助された。
「気象庁や市は情報発信してくれたのに、鈍感だった」と反省する。
甚大な被害を受けて、情報発信の見直しが迫られるのは必至だ。
菅義偉官房長官は12日の会見で、
「ここ数年、従来と桁外れの豪雨被害が繰り返し発生している。防災気象情報と避難情報の連携を含めてしっかり検証する必要がある」
と述べた。
静岡大防災総合センター長の岩田孝仁教授は、
「特別警報など、新たな情報が創設され、避難勧告が低く見られた結果、住民が逃げない一因になっているのでは。
今回は、気象庁の危機感が十分に伝わらなかった。
市町村長が直接呼びかけたり、首相や官房長官が会見したりすることも検討すべきだ」
と指摘する。
出典
『検証 西日本豪雨/1 特別警報、伝わらぬ切迫感 市民「ピンとこず」避難遅れ』
https://mainichi.jp/articles/20180731/ddm/041/040/038000c
(ブログ者コメント)
先日紹介した台風21号時の高波被害も、これと同じことではないかと感じた。
2018年7月31日18時55分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時半ごろ、大阪市浪速区湊町にある道頓堀川沿いの3階建てビルで、屋上の看板工事の下見をしていた自営業、Hさん(男性、44歳)が川に浮いているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。
はしごの上から誤って落ちたとみられる。
警察によると、Hさんは、ビル屋上に設置された看板の取り換え工事の事前調査に来ていた。
はしごは屋上から1階にかけて外壁に設置され、ほかの作業員と下りている最中に「どん」という音が聞こえ、姿が見えなくなった。
現場は大阪メトロなんば駅近くで、飲食店が立ち並ぶ歓楽街として知られる。
出典
『道頓堀川で44歳の作業員死亡 看板工事で誤って転落か』
http://www.sankei.com/west/news/180731/wst1807310091-n1.html
7月31日17時12分にNHK関西からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察の調べによると、Hさんは川沿いにある3階建てのビルの屋上にのぼって、看板を付け替えるための調査を行ったあと、鉄ばしごを使って、およそ12m下の地上に下りる途中だったという。
現場はJR難波駅のすぐ北側。
出典
『道頓堀川に転落 男性作業員死亡』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180731/0004779.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、はしごに背カゴはついていない。
2018年7月30日8時6分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本豪雨の影響で肱川が氾濫した際、国が管理する大川水位観測所(愛媛県大洲市森山)が浸水被害に遭い、肱川の水位が観測できなくなったことがわかった。
大洲市が菅田地区などへの避難指示・勧告を発令する際の基準とする水位を測る施設で、当面の間、上流の鹿野川ダムの放流量などによる推計値で判断基準を代替するという。
国交省大洲河川国道事務所によると、肱川には大洲、西予両市で計7か所の水位観測所があり、大川観測所は、氾濫で流失した大成橋の上流700mの肱川堤防沿いに立地。
7日午前8時40分頃、2m以上の床上浸水に遭い、観測機器などが故障した。
大洲市は7日午前7時30分、市全域に避難指示を出しており、故障は判断に影響していないとしている。
大洲河川国道事務所は8月中の仮復旧を目指すが、それまでの間は、鹿野川ダムの放流量と肱川の支流・小田川の水位を測る内子水位観測所(内子町知清)での観測データを基に、大川観測所付近の水位を推計する。
大洲河川国道事務所の阿部副所長(53)は、「本来あってはならないことで、遺憾だ。河川が氾濫した場合でも浸水などで機器が故障しないよう、対策をしっかりと考えたい」と話した。
出典
『水位観測所が浸水「本来あってはならないこと」』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180729-OYT1T50092.html
2018年7月30日付で毎日新聞兵庫版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県立神戸商業高校(神戸市垂水区)のグラウンドで、昨年12月、陸上部の練習中に男子生徒が投げたハンマーが別の男子生徒の肩に当たり、約1カ月のけがを負っていたことが、県教委などへの取材で分かった。
陸上部の顧問は練習に立ち会っていたが、声かけなどの安全確認が不十分だったという。
県教委や同校によると、昨年12月11日午前11時50分ごろ、男子生徒(当時1年)が投げたハンマー(重さ6kg)が、数10m先で短距離走の練習をしていた男子生徒(同2年)の肩に、後ろから当たった。
顧問の教諭は、ハンマーを投げた生徒が倒れている生徒に駆け寄ったところを見て、事故に気付いたという。
事故防止のため、ハンマーを投げる際に「いきまーす」「はーい」と声をかける指導をしていたが、事故が起きた時は、投げ手は声を出したが、確認が不十分だったという。
同校は取材に、「事故後、再発防止策として『投てきの練習は、原則、専用の競技場で行う』などと定めた」としている。
この事故の9日後には、群馬県藤岡市の県立高校で、陸上部の男子生徒が投げたハンマーがサッカー部の男子生徒の頭に当たり、死亡する事故が起きている。
出典
『けが ハンマー投げで 生徒に当たる 昨年12月・神戸商高』
http://mainichi.jp/articles/20180730/ddl/k28/040/243000c
7月30日12時5分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県教委によると、昨年12月、男子部員の投げたハンマーが、約30m離れた地点で走っていた部員の背中にかすめるようにして当たり、肩甲骨の辺りに軽傷を負ったという。
2人以外の部員は練習を終えて引き上げており、顧問も投てき練習を見ていなかった。
男子部員は投げる前に掛け声をしていたが、部員が近くを走っていることに気付かず、当たった部員も掛け声に気付いていなかったという。
県教委は、安全確認が不十分として、再発防止を指導した。
出典
『部活中にハンマー当たり部員軽傷 神戸の高校、昨年12月』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201807/0011494613.shtml
(ブログ者コメント)
藤岡市の死亡事例は本ブログでも紹介スミ。
2018年7月29日16時11分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井県あわら市、坂井市、永平寺町、おおい町で、証明書発行といった住民サービスが利用できなくなり、庁内業務を含めて計9市町に影響したシステムの障害は、発生から1週間が過ぎた30日に、ようやく完全復旧となる見通しだ。
県と全17市町の業務に関わる民間のシステム会社で発生した通信障害は、ほぼ1週間に及び、原因も解明されておらず、現代社会を支える情報通信技術が抱えるもろさを露呈した。
【失態】
「復旧作業は順調に進んでいる。明朝には解決する」。
運用するFシステムズ(坂井市)は、トラブルを公表した23日以降、楽観的な見通しを示しては翌朝に撤回、という失態を繰り返した。
障害の発生は、22日未明。
各役場の休みにデータをやりとりする会社のサーバーのソフトを更新しようとして、突然、システムが使えなくなった。
丸一日過ぎても復旧せず、23日には、転出入の届け出や庁内のメール送受信、財務会計や人事給与、電子決裁など、37もの業務に支障が表れた。
坂井、あわら両市と永平寺町の電算事務を担う福井坂井地区の広域行政事務組合(あわら市)のまとめでは、23~26日には、3市町の約500人の手続きを受け付けられず、後日回しや郵送での対応となった。
27日になっても、子ども医療費や重度心身障害者医療費の受給者証を更新、発行するなど、一部の業務を再開できなかった。
【後手】
深刻さを増すトラブルを前に、Fシステムズは、市町などとの協調を欠いた。
若狭の事務組合職員は、
「朝には『午前中に復旧』と言ったのに、昼過ぎに『今度は(サーバーの)本体がやられた』。約束した時間の連絡もなく、対策を考えようもない」
と嘆いた。
住民からも不信感を招き、坂井市の職員は
「こちらも、住民に『明日には』と説明したのに、翌日になって『できない』と電話することになり、何を伝えればいいのかも分からなかった」
と、ため息をついた。
行政サービスのシステムは、通常、トラブルに備えて補助の系統を持つなど、万全を期すのが前提だ。
住民基本台帳ネットワークシステムを運営する地方公共団体情報システム機構(東京都)は、
「複数の自治体から異動情報が届かない状態が数日続き、近年ない規模の深刻な状況だった。障害や故障がないわけではないが、ここまで長引くとは」
と驚く。
【弊害】
障害が起きている間、Fシステムズの復旧作業は、次々と不測の不具合に追われた。
異常に備えたバックアップのデータにもつなげず、一時は、本体機器そのものが動かせなくなった。
代わりの臨時サーバーを持ち出したり、データを移したパソコンを役場に持参したりしながら、サーバーのメーカーや通信技術の専門家を呼んでも、暫定的に動かすのが精いっぱいだった。
県内では競合業者が少なく、自治体がFシステムズに乗り合うことも、一因となった。
同社は1966年に設立され、県庁や県内全17市町で、何らかの形でサービスを利用する。
もし、保存データを損なうようなトラブルに発展すれば、計り知れない範囲に影響が及ぶ。
坂井市の担当者は、「税金を使うので、なるべく地元の業者をと考えるが、こけられるとどうしようもない」と、頭を抱えた。
神戸大の森井昌克教授(情報通信工学)は、
「特に地方では、請け負える会社が限られて、偏りがちだ。自治体側もリスクをよく認識し、危機管理に関しても企業に対処法を徹底させるなど、目を光らせる必要がある」
と指摘する。
出典
『システム障害「業者コケるとどうしようもない」』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180728-OYT1T50076.html?from=ycont_top_txt
上記記事の3日前、7月26日7時20分に福井新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井県内9市町の「総合行政情報システム」の障害は、発生から4日目となる7月25日も復旧せず、証明書発行や相談業務、職員の事務作業の一部ができない状態が続いた。
あわら市、坂井市、永平寺町などでつくる福井坂井地区広域市町村圏事務組合によると、復旧の時期は未定。
専門家は、「3、4日も住民サービスが滞るのは、かなり異常な事態」と指摘している。
「介護認定支援システム」が使えなくなっている小浜市、若狭、おおい、高浜町が入る若狭広域行政事務組合は、要介護度を決める審査会を8月1日に開く予定だが、「このまま長期化すれば、審査会が開けなくなる」としている。
システム障害は、9市町が共通して使うサーバーの通信障害が原因。
坂井市、あわら市、永平寺町、おおい町では、転出・転入手続きや今月21日以降の一部の証明書の発行などができない状態が続いた。
サーバー管理会社のFシステムズ(本社坂井市)によると、これまでに新たなソフトをダウンロードしたが改善せず、元のソフトに戻しても、通信障害は解消しなかった。
同社は、「サーバー本体とソフトの相性がよくない可能性がある」としているが、原因は特定できていない。
福井坂井地区広域市町村圏事務組合によると、このシステムは昨年10~12月に短時間の通信障害が5回発生。
今回の更新は、そうした障害の解消を目指した作業だった。
ただ、これまでは更新の際に業者からスケジュール案が示されたが、今回は知らされていなかったという。
同組合は、「事前に連絡があれば、万一の際の影響を最小限に食い止めるため、3連休などに行うよう指示できた可能性もある」とし、損害賠償の請求も視野に入れている。
兵庫県神戸市の行政システムの業者選定に携わっている流通科学大(同市)の福井誠教授(経営情報学)は、「住民生活に直結している行政は、高いレベルでシステムを運用する能力、体制が必要。システム停止時のバックアップは想定されているはずであり、それができなかったことは重大な問題」と指摘している。
出典
『行政システム障害「かなり異常」 復旧未定、専門家が指摘』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/628936
(ブログ者コメント)
Fシステムズ社は、HPによると従業員180名。
株主として富士通、福井新聞社、福井テレビジョンといった名がある。
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。