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2015年4月2日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後5時ごろ、静岡市駿河区の健康食品製造会社「A社」の社員から、「会社ビルから煙が出ている」と119番通報があった。
警察などによると、ビル3階に置かれていた材料の薬品が熱を持ち、煙が発生したとみられるという。
けが人はなかった。
煙はほぼ収まったが、安全確保のため周辺に規制線がひかれ、周辺は一時、騒然とした。
警察などが、詳しい原因や被害状況を調べている。
(2015年6月20日 修正1 ;追記)
2015年4月2日付の静岡新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
(新情報のほうが説得力があると感じたので、タイトルとカテゴリーも変更した)
本社工場3階から白煙が出ていると、社員が119番した。
同社によると、本社工場は6階建てで、1~5階で健康食品の原材料加工が行われていたという。
何らかの原因で、製造過程の原材料が熱を持った可能性があるという。
2015年4月1日15時2分にNHK甲府から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前9時20分ごろ、笛吹市一宮町の産業廃棄物処理会社「E社」で、敷地内の焼却炉の改修作業中に壁が崩れ、作業員数人が下敷きになった。
駆けつけた消防が全員を救出したが、警察によると、この事故で男性5人がけがをして病院に運ばれ、手当てを受けているという。
消防によると、けがをした5人のうち4人は意識があり、1人は心肺停止の状態だという。
警察などによると、事故が起きた焼却炉は高さ3m、幅12mの円柱型のもので、会社が壁の改修作業を委託した業者の作業員が中に入って、内側の壁に付いているレンガを張り替える作業をしていたところ、壁が崩れてきたという。
警察で、会社の関係者などから話を聞いて、当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/1046816091.html?t=1427868125
4月2日付で読売新聞山梨版からも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
警察は実況見分を行い、作業手順に問題がなかったかなど調べている。
E社によると、焼却炉は横向きの円筒状で直径約3m、長さ約12m。処理能力は1日約40トンで県内最大級。
炉の内側には厚さ約30cmの耐火壁があり、焼却灰などが付着するため、定期的に張り替え作業を行っていた。
今回の作業は、E社から川崎市の会社を通じて別の同市内の会社が受注。
関係者は、「通常は、内部に足場を組み、破砕機で上部の内壁から少しずつ崩す。今回の事故の状況は分からない」と話している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/20150401-OYTNT50146.html
4月2日付で毎日新聞山梨版からも、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は1日夜、負傷した5人は20〜50代の男性で、うち50代の男性は意識不明の重体、20代の男性が左足の指の骨を折るなどの重傷と発表した。他の3人は体に擦り傷を負うなどの軽傷だという。
警察などによると、同社敷地内にある円筒形の焼却炉内で川崎市のプラント専門業者が内壁の耐熱れんがを張り替えていたところ、れんがが崩落し、中にいた作業員5人が巻き込まれた。
いずれも救急隊員らによって救助されたが、50代男性は意識がなかったという。
通報を受け、救急車など8台とドクターヘリが出動し、現場は一時騒然とした。
作業員はいずれも川崎市のプラント専門業者で、E社の男性社員は、「業界でも有名な業者。こんなことが起こるとは」と話した。
別の社員の男性は、「サイレンが聞こえ、消防車などが近づいて来た。その時はまさかうちの会社とは思わなかったが、けがをした人が心配」と表情を曇らせた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20150402ddlk19040201000c.html
(2017年10月6日 修正1 ;追記)
2017年10月5日16時42分にNHK山梨から、焼却炉は解体中で、天井にヒビが入ってコンクリート製の壁が崩れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
おととし4月、笛吹市にある産業廃棄物処理会社で焼却炉の解体作業中に内部のコンクリートの壁が崩れ、作業を請け負っていた会社の従業員5人が下敷きになり、1人が重体に、ほかの4人もけがをした。
これまでの調べで、作業はトンネルのような形をした焼却炉の中で行われ、床の部分の解体を進めていたところ、天井部分にひびが入り、重さおよそ15トンに及ぶコンクリートの壁が崩れ落ちたことがわかった。
甲府労基署は、崩れるおそれのある天井部分を事前に板で覆うなど事故の防止策をとっていなかったとして、解体作業を請け負っていた神奈川県川崎市の「K工業」と38歳の現場責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたことについて会社は、「再発防止の徹底に努めます」とコメントしている。
出典
『焼却炉解体事故で労基署が送検』
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/20171005/1040000296.html
(ブログ者コメント)
事故発生当時の記事では「焼却炉の耐火レンガ張替え中にレンガ崩落」だったが、最新の記事では「焼却炉解体中にコンクリート壁が崩落」となっている。
どちらが正かは不明。
ただ、解体というのは、張替えのためのレンガ解体ということかもしれない。
また、コンクリート壁というのは、レンガを張り付けていた壁のことかもしれない。
そのように考えたので、タイトルも、そのような表現に変更した。
2015年3月31日18時24分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時半前、柏崎刈羽原発5号機の発電に使う「タービン」が収納された建屋の最上階で、協力企業の作業員が漏電を防ぐブレーカーを点検しようとしたところ、ブレーカーから火が出た。
火は、その場で消火器で消し止められたが、この際、作業員の28歳の男性1人が左手に軽いやけどをしたという。
5号機は、現在運転を停止していて、東京電力によると、この火事による放射性物質の外部への放出はないという。
火が出たブレーカーは、年に1度行われる定期検査用の電源に設置されたもので、31日は作業員が正常に作動するか確かめるため、電流を流す機器をつなげようとしたところ、突然出火したという。
東京電力は、点検作業中に誤って過度な電流が流れた可能性があるみて、調べている。
同原発の栗田広報部長は、「住民の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけして申し訳ありません。原因を調査して再発防止に努めていきます」としている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033656283.html?t=1427836755741
4月1日付で毎日新聞新潟版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時25分ごろ、東京電力柏崎刈羽原発の5号機のタービン建屋2階で、分電盤(高さ1.7m、幅1m)から出火し、盤の一部を焼いた。
東電の協力会社の男性作業員(28)が、左手に軽いやけどを負った。
東電によると、作業員は部下と2人で分電盤の定期点検をしていた。
盤の一部の「漏電遮断器」に点検用の電流を流そうと器具を当てた際、火花が散って炎と煙が出、火災報知機が作動したという。
作業員は、近くにあった消火器で火を消した。
消防は、同11時15分に鎮火を確認した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20150401ddlk15040037000c.html
(2015年4月26日 修正1 ;追記)
2015年4月24日付で毎日新聞新潟版から、点検用器具の電源をとろうとした際に接続用金具が別の場所に接触してショートしたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
東電は23日、分電盤を点検しようとしていた作業員が、大電流が流れる銅板2枚を誤って短絡(ショート)させたのが原因だったと発表した。
東電によると、作業員は、点検用の器具を分電盤の一部に接続して電源を得ようとした。
この際、手に持った接続用の金具が本来の接続場所から1cmほどずれ、平行して走る2枚の銅板(間隔約1cm)の間に挟まった。
銅板にはいずれも4700アンペア(一般家庭の使用限度の100倍以上)という大電流が流れており、短絡して火が出たとみられる。
東電は点検の作業手順を改良し、銅板に近い部分からは電源を取らないことにした。
出典URL
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20150424ddlk15040018000c.html
2015年4月23日17時57分にNHK新潟からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は23日、原因の調査結果について、柏崎刈羽原発の栗田広報部長が会見で明らかにした。
それによると、作業員がブレーカーの点検装置の電源を取ろうとしたところ、持っていた電源クリップが、誤って電気が通っている別の金属部に接触してショートを引き起こし、火花が散って火事になったという。
また、作業には危険が伴うことを認識していながら、点検の作業手順を示したマニュアルには、ショートを引き起こすおそれがあることや、電源を安全に取るための接続場所の指定がなかったという。
東京電力では、マニュアルの見直しを進める共に、電気が通る部分には保護カバーを取り付けるとしている。
栗田広報部長は、「ご心配をおかけして申し訳ありません。危険を伴う作業に対してもう1度立ち戻って安全対策を行い、再発防止に努めていきたい」と陳謝した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034264351.html?t=1429824867961
2015年3月31日19時26分にgooニュース(熊本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前、玉名郡長洲町の造船工場で、作業員の横山さん(男性、20歳)が、造船中の船の貯蔵室の蓋と船体に頭を挟まれた。
警察によると、きょう午前10時ごろ、造船中の船の上で、関連会社から派遣されている横山さんが、船の貯蔵室の周りにある落下防止の囲いの部分で休憩していたところ、別の作業員が閉じようとした貯蔵室の蓋と囲いの部分に頭を挟まれたという。
横山さんは頭の骨を折るなどし、意識不明の重体。
警察は、事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://news.goo.ne.jp/article/rkk/region/rkk-NS003201503311926140111.html
3月31日19時16分にNHK熊本からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時ごろ、長洲町にある造船所「J社」で、製造中の運搬船の甲板で作業員の男性(20)が貯蔵庫の蓋に頭をはさまれたと消防に通報があった。
男性は、ドクターヘリで熊本市内の病院に運ばれたが、意識不明の重体になっている。
警察によると、運搬船は穀物などを運ぶため船体に貯蔵庫が9か所あり、甲板側に縦およそ16m、横およそ12mの金属製の蓋がそれぞれ2つずつ、電動で観音開きになる仕組みになっている。
横山さんは、同僚およそ4人と、そのうちの1つの近くで休憩をしていたところ、蓋が動き出して頭を挟まれたということで、警察は詳しい事故の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5003664221.html?t=1427842116193
2015年3月31日1時16分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月30日23時57分に共同通信から、3月30日21時43分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後5時半過ぎ、青森県十和田市深持にあるコメの仲買業者から、倉庫で人が倒れていると119番通報があった。
通報を受けた消防署員が駆けつけたところ、男女2人が倒れており、まもなく死亡が確認された。
亡くなったのは十和田市の会社社長の小笠原さん(男性、67歳)と小笠原さんの娘の社員(47歳)の2人。
2人は、倉庫の中に設置されている精米機に不具合があった場合に入って調べる地下点検室で倒れていた。
2人に目立った外傷はなく、消防によると、現場で有毒ガス類は検知されなかったが、酸素濃度が低い状態だった。
酸欠で亡くなった可能性もあり、警察が死因などを調べている。
倉庫は、間口約10m、奥行き約50m。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2015/03/31/07272021.html
http://www.47news.jp/CN/201503/CN2015033001002380.html
http://www.asahi.com/articles/ASH3Z6WWTH3ZUBNB014.html
3月31日に河北新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、2人は精米作業中で、機械にコメが詰まり、地下2mの点検室に様子を見に行った際に倒れた。
内部で詰まったコメが発酵し、二酸化炭素がたまりやすくなっていたらしい。
親族の話によると、これまでにも具合が悪くなる従業員がいたという。
出典URL
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150331_23032.html
4月1日付で毎日新聞青森版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、119番通報の際、「発酵によってガスが発生した可能性がある」との情報があり、消防の救急隊の現場到着時にガス検知器で計測をしたが、有毒ガスが検出されるなどの異常はみられなかった。
一方で、通常は21%程度とされる空気中の酸素濃度が十数%に下がっていたことが確認されたという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20150401ddlk02040055000c.html
4月3日付で読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月3日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
司法解剖の結果、2人の死因が窒息だったと判明したことが2日、捜査関係者への取材で分かった。酸欠が原因だった可能性が高く、警察が詳しい経緯を調べている。
警察の発表では、社長の小笠原さん(当時67歳)と長女の小清水さん(同47歳)の遺体は、3月30日夕、精米機の床下に設けられた点検室(約19m3)で見つかった。
捜査関係者によると、この場所は、モミなどを精米機に流し込む際に不具合がないかを確認するためのスペースだった。
遺体発見時には、精米機からこぼれ落ちるなどしたとみられる古い玄米やモミが床一面に広がっていたという。
今回の事故では、地元消防が駆けつけた際、点検室の酸素濃度が通常の21%から半分程度まで低下し、生命に危険が生じる状態だったことが判明している。
捜査関係者によると、小笠原さんらが精米機を扱ったのは約2週間ぶりだったといい、警察では、それ以前から室内で古くなったモミや玄米が発酵したり、コメが酸素を吸って二酸化炭素を排出する「呼吸」を続けたりした結果、酸素濃度が著しく低下したとみている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20150402-OYTNT50422.html
(2015年4月19日 修正1 ;追記)
2015年4月17日付で毎日新聞青森版から、酸欠が原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警が、2人が倒れていた地下点検室を約2週間密閉した上で空気を調べたところ、通常約21%の酸素濃度が2%に低下し、二酸化炭素濃度が1%未満から約20%に上昇していたことが分かった。
16日、県警への取材で判明した。
県警は、点検室内の玄米やもみが呼吸で酸素を吸収したり、発酵や腐敗したりする過程で二酸化炭素が発生し、2人が酸欠を起こした可能性が高いとみている。
十和田署や県警捜査1課によると、3月31日に点検室を実況見分した後、今月15日まで約2週間、玄米やもみが堆積したまま密閉した。
また、科学捜査研究所が、現場から採取した玄米などを密閉した容器に入れて点検室内で数日間放置する実験を行い、こちらは酸素濃度は約4%、二酸化炭素濃度は約21%になったという。アルコールも検出されたという。
地下点検室は深さ約2.5mの半地下にあり、縦約3m、横約2.5m。換気扇などは無かった。
倉庫1階の床に出入り用のふたがあり、事故当時は開いていた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20150417ddlk02040256000c.html
2015年3月30日21時39分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後2時半ごろ、大阪府東大阪市の「Ⅾ社」のメッキ工場で、下水から硫化水素が出ていると市の職員が119番した。
異臭が立ち込め、周辺の住民や工場にいた作業員ら約300人が一時避難した。
近隣の工場の40代の女性従業員が病院に搬送されたが、命に別条はない。
警察などによると、メッキ工場では、亜鉛と硫化ソーダを中和させて廃液として下水に流す処理をしていた。
何らかの原因で中和できず、流れた硫化ソーダに水分が加わって硫化水素が発生したとみられる。
近隣の工場が「異臭がする」と届け出て、市が職員を派遣していた。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150330/wst1503300075-n1.html
2015年3月31日7時3分に産経新聞千葉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前7時ごろ、柏市のアスファルト再生工場「T社」で、同社社員の山崎さん(男性、24歳)が脚立に座った状態で、3階天井部分にある機械に頭を挟まれているのを別の社員が発見した。
山崎さんはすでに心肺停止状態で、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
警察によると、窒息死とみられる。
4階に薬剤のタンクがあり、底部分には3階の計量容器に薬剤を注ぎ入れるため、開閉口が付いていた。
山崎さんは、この開閉口に頭を入れ、下からタンク内の清掃をしていたという。
山崎さんは、開閉口が自動で閉まらないように、レバーに木製のトンボを立てかけて固定していたが、何らかの理由で外れたとみられる。
清掃は3人で行うなどのマニュアルが守られておらず、警察は、安全管理体制に問題がなかったか調べている。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/150331/rgn1503310078-n1.html
3月31日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
薬剤タンク底のゲートの開閉部に頭部を挟まれて死亡した。
清掃の際はゲートの開閉を手動に切り替えるが、自動になっていた。
(ブログ者コメント)
「事例(挟まれ・巻き込まれ;安全対策無視)」カテゴリーを、「事例(挟まれ・巻き込まれ)とは別個に新設し、この事例は、そこに入れました。
また、過去の同様な事例も、新カテゴリーに編入しました。
(新設理由)
法律で禁止されていること、マニュアルや安全設備があるにもかかわらず、それに従わず事故になった事例が結構多い。
そういった事例が特に多いと感じている「挟まれ・巻き込まれ」事故について、啓蒙の意味で、カテゴリーをもう一つ作りました。
2015年3月28日16時56分に共同通信から、下記趣旨の記事が再現写真付きでネット配信されていた。
高齢者を車いすやベッドから介護リフトを使って移動する際に転落させてしまう事故が相次ぎ、2014年までの10年間に4人が死亡、24人が重軽傷を負っていたことが28日、消費者庁と独立行政法人製品評価技術基盤機構(東京)への取材で分かった。
誤った使用方法が原因で、リフトに固定するためのベルトが外れたり、車いすごと転落したりしたとみられ、業界団体は、正しい使い方をするよう注意を呼び掛けている。
介護リフトは、体が不自由な人をシートでくるんでつり上げ、ベッドや浴槽に移動するタイプや、車の後方に付けた昇降機で車いすごと出し入れするタイプなどがある。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201503/CN2015032801001459.html
2015年3月30日14時14分に伊賀タウン情報YOUから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、3月31日11時13分に読売新聞からも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
伊賀市は3月30日、同市平野西町の「くれは水辺公園・秋の広場」で、市内に住む女子児童(12)が右手薬指の指先を切断する事故が発生したと発表した。
市によると、児童は28日午後3時ごろ、公園内にある、地面から約70cmの高さに設置された芭蕉句碑の説明板に腰を掛け、両側の支柱(高さ約60cm)に手を掛けていたところ、バランスを崩して後方へ転倒した。
このはずみで、両側の支柱の中央よりやや上でボルト止めされていた説明板が回転。
市は、女子児童は説明板と支柱の間に指先をはさまれ、爪の部分を切断したとみている。
女子児童は事故当日、父親と兄弟2人の4人で公園を訪れていた。
事故に気づいた父親が近くのクリニックに連れて行ったが、指先の切断が確認されたため、市内の病院で緊急措置を受けた。
回収した指が乾燥するなどしていたため、縫合による再生はできなかったという。
説明版は縦横約40cmのステンレス製で、高さ約60cmの支柱に2本のボルトで両端1箇所ずつ固定していたという。
ボルトがどれくらいの強度で締め付けられていたかは、分かっていない。
句碑は、2002年の開園時に設置した。
市は29日に事故の通報を受け、家族に謝罪すると同時に、警察へ事故の発生について報告。
30日に市が管理する29か所の都市公園で緊急の公園点検を実施。同公園内にある16基の句碑の案内板を全て撤去した。
30日に開いた記者会見で、市建設部の北山部長は、「大人の目線での日常管理の盲点から発生したもの。幼児、児童、高齢者など弱者の立場、目線から施設管理を行えるよう点検のあり方を改めたい」と述べた。
出典URL
http://www.iga-younet.co.jp/news1/2015/03/post-872.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150331-OYT1T50059.html
3月31日付で中日新聞三重版からも、解説的記事がネット配信されていた。
伊賀市平野西町にある市管理の「くれは水辺公園」で28日、市内の小学六年生の女児(12)が松尾芭蕉の句碑の説明板で指先を切断した事故で、市都市計画課は、遊具ではない看板が安全かどうかの点検をしていなかった。
北山建設部長らが30日会見し、「説明板の上に乗るとは想定しておらず、盲点だった」との見方を示した。
同課が管理する市内29カ所の公園の遊具は、年1回は専門業者、月1回は市の委託を受けたシルバー人材センターが触ったり、ハンマーでたたくなどして点検している。
しかし、説明板はこうした点検はせず、週4回の巡回で目視で確認していたという。
事故のあった説明板はステンレス製で、縦横40cm。芭蕉の句の説明を記し、2本の支柱(高さ60cm)の間に左右1本ずつのボルトで取り付けられていた。ボルトは一つはステンレス製で片方は鉄製。
市によると、女児は支柱を手に持って後ろ向きに説明板に乗り掛かったところ、板が傾いて地面に倒れた。女児は説明板に右手薬指を挟まれ、爪から先の部分を切断したとみられる。
公園には他に15基があったが、いずれもボルトはステンレス製。鉄製のボルトは修理の際に代替品として使われたとみられるものの、修理記録は残っていない。事故当時、強く締め付けられていたかは不明という。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20150331/CK2015033102000024.html
(ブログ者コメント)
○代替ボルトが鉄製だったという不具合はあったものの、設置者や設計者が思いもしなかった使われ方をして事故が起きた一つの例として紹介する。
○これまで、公園などで産業活動中とは言い難い時に起きた事例であっても、参考になりそうなものは、紹介してきた。
しかるに、その数が結構増えてきたため、一般の産業災害事例とはカテゴリーを分けておいたほうが過去事例検索時に使い勝手がよいだろうと思い、新たに「道路、公園、公共施設等」カテゴリーを作成した。
該当する過去記事も、新カテゴリーに変更中。
2015年3月28日19時32分に石川テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月28日21時11分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後、能美市の北陸自動車道で車3台が絡む事故があり、乗用車に乗っていた生後2か月の男の赤ちゃんが死亡した。
午後1時過ぎ、能美市山口町の北陸自動車道で、追い越し車線を金沢方面に走行中の乗用車が後ろからきた中型トラックに追突された。
乗用車は、その弾みで走行車線に出たところを、さらに後ろからきた軽乗用車に追突された。
この事故で、乗用車の後部座席でチャイルドシートに座っていた赤ちゃんが頭を強く打ち、病院に搬送されたが、およそ1時間後に死亡が確認された。
乗用車を運転していた父親と赤ちゃんのとなりに座っていた母親も、軽いけがをした。
現場は片側2車線の直線道路で、乗用車の前を走っていたトラックの荷台から鉄製の棚が落下してぶつかり、スピードを落としたところに中型トラックが追突した可能性が高いという。
警察は、関係者に詳しく話を聞くなどして、事故原因を調べている。
出典URL
http://www.ishikawa-tv.com/news/main.php?id=24741
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150328-OYT1T50119.html
2015年3月27日18時44分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中部電力は、供給エリアの岐阜県をはじめ愛知・三重など5つの県に設置している電柱のうち、あわせて220本で電線からの漏電が見つかったと発表した。
問題があった電柱はすべて修理を終えていて、けがをした人はいないという。
中部電力は、去年8月、三重県と静岡県の山間部に設置している金属製の電柱2本で漏電が見つかったことを受けて、電力を供給している5つの県にある電柱およそ224万本を対象に、問題がないか調べてきた。
その結果、最初に見つかった電柱を含めた、あわせて220本で金具などへの漏電が確認されたという。
中部電力によると、地域別の内訳は、岐阜県が29本。このほか、愛知県が87本、静岡県が48本、長野県が30本、三重県が26本となっている。
原因は、いずれも電線と絶縁部品をつなぐ器具が正しく取り付けられていなかったためで、問題があった電柱はすべて、先月上旬までに修理を終え、けがをした人はいないという。
中部電力は、点検の体制を強化するなど再発防止策を講じることにしていて、「2度とこのようなことを起こさないよう全力で取り組んでいきます」とコメントしている。
今回の問題を受けて、経産省の中部近畿産業保安監督部は、中部電力に対し、厳重に注意をするとともに再発防止策を徹底するよう指示した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083570381.html?t=1427490273981
(ブログ者コメント)
昨年8月の事例は、下記参照。
2014年10月24日掲載
[昔の事例の顛末] 2014年8月 長野県駒ケ根市で中部電力の電柱に登って工事中、電柱本体に漏電していたため感電して転落死、横展開調査で漏電電柱が現状38本見つかり修理済
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4370/
2015年3月27日12時46分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、東京・町田市にある金属加工会社の工場で起きた爆発火災を受けて、東京消防庁は、水で消火できないマグネシウムなどの金属に対応する消火剤を大量に散布できる装置を開発した。
去年5月に東京・町田市のマグネシウム合金などを扱う金属加工会社の工場で起きた爆発火災では、マグネシウムが燃え広がり、放水すると化学反応で爆発するおそれがあったことから慎重に消火活動を行ったため、火を消し止めるまでに38時間余りかかった。
これを受けて東京消防庁は、水で消火できないマグネシウムなどの金属に対応する消火剤を大量に散布できる装置を開発した。
この装置は、消火剤を散布してマグネシウムが空気と触れないように遮断することで火を消し止めるもので、長さ30mまで伸ばすことができるホースが付いているほか、840kgの消火剤を散布することができるという。
27日は東京・渋谷区で、マグネシウムに引火して火災が起きたという想定で消火実験が行われ、装置を乗せた車両からホースを伸ばして消火剤をかけると、火は短時間で消し止められた。
東京消防庁は、この装置の運用を来月中旬から始めることにしている
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150327/3516982.html
(ブログ者コメント)
町田市の事例は、下記参照。
2014年5月20日掲載
2014年5月13日 東京都町田市の金属加工会社でマグネシウム火災が発生し工場全焼、1人死亡7人重軽傷、工作機械改修後にスイッチを入れた際の火花が原因か (第1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3911/
(第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3949/
2015年3月27日4時58分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌ドームでプロ野球の試合を観戦中、ファウルボールに当たって右目を失明した札幌市の30代女性が、主催者の北海道日本ハムファイターズとドームを所有する札幌市などに約4700万円の損害賠償を求めた訴訟で、札幌地裁は26日、球団などに約4200万円の支払いを命じた。
長谷川裁判長は、「ドームの設備は、観客の安全を確保するのに十分ではなかった」と指摘した。
判決によると、女性は2010年8月、家族で一塁側内野席の前から10列目で日本ハム―西武戦を観戦中、家族の様子をうかがうために目を離した直後にファウルボールが顔面を直撃し、右目を失明した。
判決で、長谷川裁判長は、ドームの管理は内野席の防球ネットを取り外すなど臨場感の確保に偏っていたと指摘。
打球が女性の座席に到達するまでは約2秒だったと認定した上で、アナウンスなどで打球への注意喚起をしていたが、「わずかな時間で打球を避けるのは不可能。防球ネットなどの安全設備を設ける必要があった」とした。
原告の女性は判決後の会見で、「球場の安全対策を強化してほしい」と話した。
球団は、「プロ野球観戦の臨場感が失われることを懸念する。野球界全体に及ぼす影響も十分考えられ、控訴を視野に検討していく」とのコメントを出した。
出典URL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150327-00000011-asahi-soci
3月27日0時47分に産経新聞westからも、解説的な下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌ドームでプロ野球観戦中にファウルボールが当たって右目を失明した女性に、計約4650万円の賠償を支払うよう北海道日本ハムファイターズなどに命じた26日の札幌地裁判決。
「カープ女子」や「オリ姫」といった女性らをターゲットにファン層の拡大を目指す野球界にも、波紋を広げそうだ。
阪神タイガースの本拠地で、高校野球が開催中の阪神甲子園球場では、運営する阪神電鉄の担当者が、「危険性は常にあるという認識で観戦してもらいたい。ボールから目を離さないようにお願いしたい」と率直に訴える。
27日にセ・リーグ開幕戦の阪神-中日戦が行われる京セラドーム大阪でも、担当者は、「できる限りの安全対策はしている」と困惑気味だ。
観戦チケットの裏面には、ファウルボールなどによる事故に主催者側が責任を負わない旨が記載されているが、札幌地裁の裁判長は、「初めて観戦に訪れる者や幼児、高齢者も安全に楽しむことができる安全設備が施されるべきだ」と指摘している。
これに対し、スポーツ評論家の玉木正之氏は、「ネットを目の前に見る野球なんて野球ではない。テレビ観戦と同じ感覚で球場に行くのは違うのでは」と、試合の迫力を楽しみたいファンの声を代弁する。
平成20年には、クリネックススタジアム宮城で、目にファウルボールを受けた男性が視力が低下したとして楽天野球団などに損害賠償を求めた裁判で、1審仙台地裁は請求を棄却、2審仙台高裁もこれを支持している。
日本大の福田充教授(危機管理論)は、「安全安心を優先しすぎると野球自体を楽しめる環境が損なわれる。野球を楽しむことを優先すれば安全が損なわれる。観客側と球場側の責任の線引きは難しい。野球に詳しくない人に対する防護策を講じ、注意喚起を徹底すべきだ」と指摘する。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150327/wst1503270015-n1.html
(ブログ者コメント)
○安全管理というもの、ここまで求められることがあるという事例として紹介する。
それにしても・・・という感はあるが・・・。
○これまで、産業活動中とは言い難い場面で起きた事例であっても、参考になりそうなものは、紹介してきた。
しかるに、その数が結構増えてきたため、一般の産業災害事例とはカテゴリーを分けておいたほうが過去事例検索時に使い勝手がよいだろうと思い、新たに「商業施設、イベント等」カテゴリーを作成した。
該当する過去記事も、新カテゴリーに編入中。
2015年3月29日14時19分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
京都市上下水道局は28日、伏見区の化学薬品製造会社「新日本理化」京都工場で配管が破損し、シャンプーの原液約1万7000ℓが下水道に流出したと発表した。
住民への健康被害は確認されていないという。
発表では、27日午後11時45分頃、社員が配管の破損に気づき、約3時間後、市に通報した。
原液は工場から下水道へ流れ出たが、下水処理場で浄化処理された。
処理場で水質検査を行ったところ、有害物質などは確認されなかったという。
28日午前、処理場から宇治川への排水に泡が出ているのが確認されたため、同局は泡が流れ出ないようにオイルマットを張った。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150329-OYT1T50042.html
2015年3月27日22時31分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月27日19時4分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後3時50分ごろ、北海道別海町の雪印メグミルク別海工場敷地内にある倉庫から、製造ラインを洗浄するために使う硝酸が漏れ出しているのを従業員が見つけ、消防に通報した。
警察によると、タンクに入った液体の硝酸の一部がこぼれて、ガスになって流出した。
硝酸は別の容器に移し替え、けが人はいないという。
工場には当時95人がおり、うち30人が機械の洗浄作業をしていた。
消防によると、付近の住民に健康被害が出る恐れがあるとして、警察と消防が、半径約500m圏内の約80世帯に、屋外へ出ないよう注意を呼びかけた。
警察によると、工場近くを通る国道243号が一時、約2.5kmにわたって通行止めになった。
別海町役場には避難所が設置され、工場付近の住民49人が一時的に避難した。
同工場では、バターなどの乳製品を製造している。工場によると製品への影響はないという。
硝酸は、毒劇物法で「劇物」に指定されている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH3W63XCH3WIIPE02Z.html
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20150327/3579222.html
3月27日21時38分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
同社総務課によると、午後3時50分ごろ、タンクのある建屋の換気扇から、何らかの理由で気化した硝酸の黄色い煙が出ているのを社員が発見した。
警察によると、硝酸は有機物などと接触すると有毒ガスが発生するという。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201503/CN2015032701002245.html
3月28日19時58分に朝日新聞からは、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は28日、タンク下部のボルトの一部が緩んでいたと発表した。これが流出の原因とみられるという。
警察によると、ボルトはタンク(容量3トン)内の硝酸を排出するバルブを固定するためのもので、4本中、3本が緩んでいた。
緩んだ時期や硝酸の流出量は、わかっていないという
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH3X6449H3XIIPE01R.html
2015年3月27日20時20分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前11時20分ごろ、花巻市西宮野目の市立宮野目保育園の園庭で、ひさしの解体作業中にガスボンベから火が出て爆発した。
この爆発で、解体作業をしていた60代の作業員の男性が手に軽いやけどをした。
当時、園内には園児およそ80人と保育士らあわせておよそ90人がいたが、いずれも室内にいてけがはなかった。
警察の調べによると、27日は保育園の入り口から園舎につながるひさしが老朽化したため、市内の業者が解体作業をしていたという。
消防によると、解体には酸素とアセチレンと呼ばれるガスを混合させて、熱で鉄骨を切断する器具が使われ、このうちアセチレンが入ったボンベのバルブから火が噴き出たという。
当時、近くで別の作業員が溶接作業をしていたということで、警察と消防がボンベに引火した原因を調べている。
現場は住宅が点在する地域で、近くに住む40代の女性は「いつもは聞かないような音がして、外に出てみるとガスボンベから噴き出す火の勢いが凄かったです。保育園のことを考えると危ないなと感じました」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6043568141.html?t=1427490033582
(ブログ者コメント)
火が噴き出した後に爆発したという報道内容から考えると、漏れて周辺に充満したガスが爆発したのではなく、ボンベ自体が爆発した、ということだろうか?
アセチレンボンベが爆発したという事例は、過去にもある。
調べ直したところ、1999年に横浜市で、火炎の色が正常でなかったため使用を中止したところ爆発した(逆火が原因)、という事例が見つかった。
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/422136.pdf
2015年3月26日18時33分にNHK横浜から、「電源コード継ぎ足し 火災注意」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、川崎市でアパートが焼け2人が死亡した火事では、電源コードを継ぎ足した部分がショートし火が出たと見られているが、こうした電源コードの改造による事故が相次いでいるとして、独立行政法人のNITEが実験映像を公開して、注意を呼びかけた。
今月16日、川崎市でアパートが焼け2人が死亡した火事では、電気ヒーターをコンセントにつなげるコードを別のコードに継ぎ足した部分が激しく焼けていて、この継ぎ目がショートして火災に至ったと見られている。
NITE・製品評価技術基盤機構によると、こうした電源コードの改造や不適切な接続によって発熱した事故は、去年3月までの5年間に36件報告されているという。
このためNITEは、実験映像を公開して、電源コードの導線に別のコードをねじって継ぎ足すなどの改造や修理は絶対に行わないよう、注意を呼びかけた。
NITEの池谷課長は、「エアコンや暖房機器など、消費電力が大きい電気製品は特に危険なので、コードの改造はしないでほしい」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056814231.html?t=1427402502490
(ブログ者コメント)
本件、平成27年3月26日付でNITEから、「電源コード及び配線器具による事故の防止について(注意喚起)」というタイトルで、下記の文書がネット配信されていた。
3月16日に神奈川県で、延長コードをねじり接続したことが原因と推測される火災が発生しました。
また、2月11日には静岡県で、コードリールの定格容量を超えて使用していたことが原因と推測される火災が発生しており、電気製品の電源コード及び延長コード(配線器具)による事故が連続して起きています。
電源コード及び配線器具は、電気製品に電力を供給する重要な役割を担う部分ですが、見た目での危険を認識しづらく、誤った取扱いを続けることによって電源コードが異常発熱して事故に至るおそれがあります。
電源コード及び配線器具の事故防止のための注意喚起に関しては、平成27年1月29日(木)にも実施しているところですが、今回、電源コード及び配線器具が原因と推測される事故が発生したことをふまえ、事故を防止するため、再度注意喚起を行うこととしました。
なお、NITE(ナイト)に通知された製品事故情報※1において、平成21年度から平成25年度までの5年間に、「電源コード類の改造・修理等、不適切な接続によって接続部の接触不良が生じ、異常発熱した」事故は36件※2、「配線器具の定格を超えて電気製品を使用していたため、電源コードが異常発熱した」事故は12件ありました。
被害状況別に見ると、死亡事故 2件、軽傷事故 3件、拡大被害38件、製品破損※3 5件となっています。
これらの事故のうち、火災と判断されたものは20件(41.7%)ですが、いずれの事故においても、電源コード等の異常発熱によって電源コードやタップ類、電気製品、周囲の家具等が焼損しており、重大な事故へと至るおそれがあるため、注意が必要です。
出典URL
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2014fy/prs15032602.html
2015年3月26日付で朝日新聞佐賀全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月26日10時4分に佐賀新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
佐賀労基署は25日、電気工事会社「木村電設」と男性社長(46)を、労安法違反で書類送検した。
1月14日、鳥栖市の鳥栖ジャンクションで、長崎道から九州道の熊本方面に接続する側道の照明を交換する作業中、ブロック(約1.8トン)をクレーンで吊り上げたトラック(約4トン)が左側に横転、車体脇で作業していた男性作業員(63)が車体とガードレールに挟まれ、1月22日に死亡した。
トラックの車体を支える支柱を最大限に張りださなかった疑いがある。
同署によると、当時は工事に伴い片側1車線の交通規制中で、社長は「渋滞を起こさないよう作業を急いでいた」などと供述しているという。
出典URL
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10102/170294
2015年3月27日6時42分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月27日12時1分に日テレNEWS24から、3月26日20時9分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後6時前、大阪・貝塚市三ヶ山にある「蓮池織布」の織物工場で、近くに住む男性から「工場が燃えている」と消防に通報があった。
消防車15台が出たが、およそ9時間半にわたり燃え続け、27日午前3時20分になって火はほぼ消し止められたが、3つの工場や倉庫が全焼した。
警察によると、この火事で火元とみられる工場の焼け跡から1人が遺体で見つかったほか、工場内の男女4人が搬送され、このうち33歳の中国人研修生の女性が煙を吸うなどして軽症。
警察によると、工場の機械から火が出て、従業員の宅田さん(男性、57歳)が男女4人とともに消火器などで消し止めようとしたという。
その後、火の勢いが強くなり、4人は避難したが、宅田さんと連絡がとれなくなっているという。
警察は、遺体は宅田さんとみて確認を進めるとともに、火事の原因を調べている。
宅田さんは、逃げ遅れた可能性がある。
従業員らは、「布を織る機械から火が出た」と話しているという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150327/3556531.html
http://www.news24.jp/nnn/news88912094.html
http://www.sankei.com/west/news/150326/wst1503260067-n1.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。