2014年3月7日19時55分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月7日23時15分に西日本新聞から、3月8日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
7日午前11時半すぎ、北九州市小倉北区のビジネスホテル「N」で、看板の電球の取り替えを行うため鉄製のパイプで足場を組む作業をしていたところ、鉄パイプのうちの1本が落下した。
落下した鉄パイプは、地上から足場をつり上げる作業をしていた作業員の女性(38)の頭を直撃し、女性は病院に搬送され、手当てを受けているが、生命に別条はないという。
警察によると、落下した鉄パイプは長さおよそ4mで、現場では当時、鉄パイプを吊り上げていた。バランスが崩れてフックが外れ、落下した。
女性作業員はヘルメットを着用していたということだが、首や鼻、左手の骨を折る重傷を負った。
現場はJR小倉駅近くの繁華街の一角だが、通行人などへのけがはなかった。
事故の目撃者は、「鉄パイプはホテルの8階部分から落下した」と話しているということで、警察は、作業をしていた関係者などから話しを聞くなどして当時の状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025791911.html?t=1394218956372
http://www.nishinippon.co.jp/flash/f_kyushu/article/74268
一方、3月8日付の西日本新聞紙面には、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
作業員5人が地上と8階部分の足場に分かれ、ロープで鉄パイプを引っ張り上げている時、ロープから鉄パイプが外れた。
2014年3月7日12時26分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、3月7日12時6分に毎日新聞から、3月7日12時52分に日テレNEWS24(中京テレビ)から、3月8日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
7日午前6時半ごろ、愛知県稲沢市赤池旗屋町の県道で、散乱した角材の下敷きになって死亡している男性が見つかった。
近くには男性が運転していたとみられる10トントラックが路肩に停車しており、荷台コンテナの側面が上部に開いた状態になっていた。
警察によると、男性は40代ぐらい。警察は、このトラックの運転手とみて身元を調べている。
現場には、長さ4m、縦10.5cm、横3cmの角材約200本が散乱していた。
休憩のために近くに停車中だった別のトラックの運転手が不審な物音に気づき、倒れていた男性を発見した。
警察は、男性がトラックを停めて積載物を確認しようとした際に、落下してきた角材に巻き込まれた可能性が高いとみて、調べている。
トラックは、福井県内から角材約2400本を運ぶ途中だったとみられる。
現場は、名神高速道路一宮インターチェンジの西約1km。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014030790122605.html
http://mainichi.jp/select/news/20140307k0000e040180000c.html
http://news24.jp/nnn/news86218180.html
2014年2月11日0時3分にNHK北海道NEWS WEBから、2月11日5時30分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後、北海道電力泊原子力発電所の敷地内で、配管の工事中、配管に取り付けられたフタが突然飛んで作業員の男性に当たり、男性が顔の骨を折るなどの大けがをした。
北電によると、10日午後2時ごろ、泊原発で外部委託業者の30代の作業員の男性が、ほかの作業員3人とともに配管の工事をしていたところ、配管の先に取り付けられた直径37cm、重さ約10kgのアルミニウム製のフタが突然飛んで男性の顔に当たった。
男性は、顔の骨を折るなどの大けがをした。
工事をしていた配管は、原子炉が冷却機能を失ったときなどに水を供給するための配管で、事故当時は配管に水を通して漏れなどがないかを確認するため、配管の先のフタを取り外そうとしていたという。
北電によると、この事故による放射能漏れなどの影響はないという。
北電は、作業手順に誤りがなかったかなど、詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20140211/5163201.html
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/520414.html
また、2014年2月10日付で北海道電力HPに、状況スケッチと現場写真付きで、下記趣旨のプレスリリースが掲載されていた。
当該作業員は、安全対策用配管敷設工事において、配管の通水・漏えい確認を行うため、配管への充水作業中、閉止キャップを取り外そうとした際、配管内にかかった圧力により、閉止キャップが飛んで顔面に当たり、左目上部に出血が見られました。
被災者の意識はあるものの、病院における診察の結果、18時現在、顔面骨骨折・脳挫傷・左肩打撲などと診断され、入院することとなりました。
※閉止キャップ
配管内部に異物が混入するのを防止するためなどに使用する円盤形の蓋
http://www.hepco.co.jp/info/2013/1189380_1521.html
(ブログ者コメント)
○北電HPのスケッチによれば、被災者は片膝を立てた姿勢で斜め上方のキャップを外していた模様。
一方、写真によれば、飛んだキャップはボルト止めではなく、一種のワンタッチジョイントのように見える。ブログ者は、このような形状のキャップを見たことがない。
○この程度の事故なら掲載されていない可能性大・・・と思いつつ北電HPにアクセスしたのだが、予想に反し詳細に掲載されていた。
理由はともかく、今の日本で、事故情報の公開が最も進んでいるのは電力業界だと、改めて感じた次第。
2014年1月15日14時0分にテレビ朝日から、同日13時35分に共同通信から、同日13時38分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時50分ごろ、港区西麻布の24階建てのタワーマンションの地下駐車場建設現場で「鉄板が地下に墜落した」と通報があった。
警察官が駆けつけたところ、地下12mで作業していた作業員の男性2人(60歳と28歳)が、機械式の駐車場で車を載せる「パレット」と呼ばれる鉄製の台座の下敷きになっているのが見つかった。
パレットは、取り付け作業中に6mの高さから落下したとみられ、縦6m、横2.2m、重さは800kgだった。
消防によると、パレットはクレーンなどで吊られていたとみられる。
2人は搬送された病院で死亡し、警察が業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。
出典URL
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000019615.html
http://www.47news.jp/CN/201401/CN2014011501001434.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140115/dst14011513390006-n1.htm
2013年12月21日17時38分に北日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前10時50分頃、南砺市安居のK工業安居仮置場で、作業中のクレーン車から、アーム先端にある重さおよそ100kgの補助用のフックが、およそ15m落下し、下で作業していた会社員の男性(48)の頭を直撃した。
男性は救急車で病院に運ばれたが、頭の骨を折るなどして、意識不明の重体。
男性は、同僚など4人と21日午前8時頃から、1枚およそ3トンの鉄板を運び出す作業をしていて、同僚がクレーン車のアームを伸ばしたところ、アームの先端に2つあるフックのうち補助用フックをつないでいたワイヤーが切れ、落下したという。
事故当時、クレーンは鉄板を運んでいない状態で、男性はヘルメットをかぶって作業をしていたという。
警察は、作業中の安全対策が充分だったかなど、調べを進めている。
出典URL
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=1998
(ブログ者コメント)
労安法42条「保護帽の規格」の衝撃吸収試験では、5kgの重りを1m高さから落とす由
(ミドリ安全㈱資料より)。
http://www.midori-helmet.jp/dictionary/
100kgのフックが15m高さから落ちてきては、ヘルメットを着用していても、役には立たなかったのかもしれない。
(2014年1月23日 修正1 ;追記)
2013年12月22日付の北日本新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
クレーン車のアームの先端から円筒形フック(高さ75cm、直径25cm、重さ100kg)が約15m落下し、建設会社社員の男性(48)の頭部を直撃した。
警察によると、男性はK工業の製品運搬を請け負う会社の社員。
同8時ごろから同僚とともに、クレーン車で吊り上げた鉄板をトラックの荷台に積み込む作業をしていた。ヘルメットはかぶっていた。
同僚がアームの長さを調整していたところ、ワイヤーが突然切れてフックが落下したという。
2013年12月3日11時2分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県伊丹市内の工場で、クレーン作業中の危険防止に必要な措置を取らなかったとして、伊丹労基署は2日、労安法違反の疑いで、伊丹市の鉄鋼・製鉄会社「Nスチール」と、同社の現場責任者の男性(51)を書類送検した。
いずれも容疑を認めているという。
容疑は9月7日午後、同市東有岡の同社工場で、男性社員(当時38)が別の社員と2人で天井クレーン2基を使い、角形鋼管2本(1本約3トン)を移動させる作業をしていた際、吊り上げた荷の下に入ることは禁止されているにもかかわらず、鋼管の下に男性社員を立ち入らせたとしている。
吊り上げられていた鋼管のうち1本がつり具から外れて落下し、男性社員が下敷きとなり死亡した
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131203/waf13120311040018-n1.htm
2013年11月28日13時17分にRKB Newsから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。
警察によると、落下したアスファルトは縦およそ1m、横幅がおよそ2m、厚さが50cmほどで、別の作業員がパワーショベルを使ってダンプカーに載せようとしていたところ、突然、落下したという。
事故当時、現場には7人の作業員がいたということで、警察は安全管理に問題がなかったか詳しく調べている。
出典URL
http://rkb.jp/news/news/18072/
2013年11月19日付で朝日新聞東京東部版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後2時15分ごろ、足立区中川4丁目のビル建設工事現場で、クレーンで6階部分(高さ約20m)まで吊り上げたコンクリート製の外壁(重さ100kg、縦2.5m、横0.6m)8枚が落下。真下にいた作業員の男性(57)の頭部を直撃した。
男性は、まもなく病院で死亡が確認された。
警察によると、落下した外壁8枚は、束ねられた状態でトラックで現場に搬入された。
吊り上げる際、金属製のワイヤーを輪にして、外壁の両端にかけて吊り上げていたという。
警察は、業務上過失致死の疑いがあるとみて、ワイヤーのかけ方に問題がなかったかなどを調べている。
2013年11月15日21時7分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日正午ごろ、大阪市住之江区南港南5の鉄板加工卸「N産業」の工場で、鉄板を運ぶ作業をしていた男性作業員2人が、落ちてきた鉄板の下敷きになった。
同僚が119番通報し、2人は約2時間後に救出されたが、1人は死亡、もう1人も下半身を挟まれ大けがをし、病院に搬送された。警察によると、死亡したのは男性派遣社員(66)、けがをしたのは男性社員(39)とみられるという。
警察が事故の原因を調べている。
警察によると、鉄板は1枚の幅が約1m、長さ約10m、厚さ約5cmで、重さ約1トンだった。
3人でクレーンを使い鉄板を積み上げる作業中にバランスが崩れ、約5枚の鉄板が、うち2人の上に落ちたという。
もう1人の作業員にけがはなかった。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20131116k0000m040100000c.html
2013年10月22日20時21分にNHK岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし8月、井原市の工事現場でショベルカーからコンクリートの塊が落下し、25歳の作業員が死亡した事故で、笠岡労基署は矢掛町の建設会社と現場責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは矢掛町中の建設会社、M組と現場責任者だった44歳の男。
この事故はことし8月、井原市の住宅解体の工事現場でショベルカーを使ってコンクリートをダンプカーの荷台に積み込んでいたところ、コンクリートの塊が1.5mの高さから落下して、作業を見守っていた25歳の男性作業員が下敷きになり死亡したもの。
労安法に基づく規則では、ショベルカーなどの機械に接触して危険が生じるおそれのある場所には作業員を立ち入らせてはならないと定められている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okayama/4025463001.html?t=1382472897208
2013年10月12日付で朝日新聞長崎版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前5時45分ごろ、長崎市の三菱重工業長崎造船所で、同社社員の男性(27)が定盤と呼ばれる重さ3トンの金属製の重しの下敷きになり、病院で死亡が確認された。
別の男性社員(23)も頭を打って病院に運ばれた。
2人がタービン工場で部品を加工中、バランスをとるために部品に取り付けていた定盤が外れたという。
(2013年11月3日 修正1 ;追記)
2013年10月12日付の長崎新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
警察などによると、男性ら2人は発電プラント用タービン工場で、直径約8mの旋盤を回して部品を加工する作業をしていたところ、旋盤のバランスをとるために取り付けていた定盤と呼ばれる金属製の重しが何らかの理由で外れ、数m飛んだという。
2013年9月24日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前10時半ごろ、八千代町平塚にあるT社茨城工場で、プラスチックを加工するために使う金型(重さ約200kg)が高さ約160cmの台車から落ち、同社員の男性(28)の頭に当たった。
男性は約1時間半後、外傷性くも膜下出血と脳挫傷により、搬送先の病院で死亡した。
警察によると、男性は別の作業員と2人で金型を台車に載せて運んでいる途中だった。
台車には金型が落ちないように固定する装置がついていたが、事故当時は固定されていなかったという。
(2013年10月10日 修正1 ;追記)
2013年9月24日付の茨城新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
金型は縦約120cm、横約50cm、高さ約18cm。
約160cm高さの台車の上部にはローラーが敷かれ、その上に金型を載せ、固定しない状態で搬送していたという。
2013年9月21日付で神奈川新聞から、9月21日22時15分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前10時ごろ、横浜市鶴見区のニチアス鶴見工場内で、倉庫内に設置されているスタッカークレーンの点検作業をしていた男性会社員(42)がクレーンの移動式台座の下敷きになり、まもなく死亡が確認された。
警察で事故原因を調べている。
警察によると、男性会社員は点検会社の社員。クレーンの電源を切った状態で、クレーン下部にあるモーターを点検していたところ、上部2.7mの高さに巻き上げてあった移動式台座の鉄板(約600kg、173cm×119cm)が落下した。
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1309210016/
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130921/kng13092122160003-n1.htm
2013年9月11日19時3分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後1時45分ごろ、南魚沼市六日町の市立図書館が入る予定の商業施設の工事現場で、1階の屋上付近から工事用の金具が落下し、近くを通りかかった61歳の男性の頭に当たった。
落ちてきたのは、足場を固定させるために使われる、長さおよそ46cmの「アングル」と呼ばれる金具。
男性は頭を切って、全治1週間の軽いケガをした。
警察によると、当時、現場では、外壁や足場を覆っていた落下防止のネットを外す作業をしていたが、このネットに金具が引っかかっていたため、取り外す際に落下したという。
警察では安全管理に問題がなかったか、詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034457971.html?t=1378936346974
2013年9月11日12時31分に青森テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう午後、今別町にあるJR北海道今別変電所内で作業員6人が配電盤を設置しようとしていたところ、配電盤が倒れ、会社員の男性(19)が下敷きになった。
男性は頭などを強く打って病院で手当てを受けていたが、およそ6時間後に死亡が確認された。
警察によると、倒れた配電盤は高さ2m40cm、幅1m40cmで重さはおよそ500kgあるという。
警察では、ほかの作業員に話を聞くとともに、安全管理に不備がなかったか調べている。
出典URL
http://www.atv.jp/news/?guid=ON
(2014年3月22日 修正1 ;追記)
2014年3月20日付で毎日新聞青森版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年9月、今別町大川平のJR北海道今別変電所で、男性作業員(当時19歳)が落下した配電盤の下敷きになり死亡した事故で、外ケ浜署は19日、当時現場責任者だった男性会社員(41)を業務上過失致死容疑で書類送検した。
また、青森労基署は19日、工事を実施していたC電気と同社の取締役兼工事部長(36)を、労安法違反容疑で書類送検した。
外ケ浜署は現場責任者の容疑を、ロープやフックなどを確認する注意を怠り、昨年9月10日に同変電所内で配電盤(高さ約240cm、幅約140cm、奥行き約60cm、重さ約700kg)をクレーンでつり上げた際に、フックにかけたロープが外れて下にいた作業員が下敷きになって死亡したとしている。
青森労基署はC電気と工事部長の容疑を、作業中に配電盤が落下する可能性のある場所に立ち入り禁止区域を設けなかったとしている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20140320ddlk02040087000c.html
3月20日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からは、若干表現が違う下記趣旨の記事がネット配信されていた。
外ケ浜署によると、配電盤を吊り上げるフックの形状やロープの結び方、近くに人がいないかなどの点検をせず、架台から吊り上げた配電盤が落下した際、そばにいた電気設備工事請負会社社員の男性を下敷きにさせ、頭蓋骨内損傷で死亡させた疑いがある。
労安法(事業者の講ずべき措置など)違反で書類送検した。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。