2016年11月12日0時35分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月11日22時15分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡市は、11日、同市西区の弁当店が製造した弁当に誤って洗浄剤が混入し、うち83食が、同店が入居するスーパーで午前中に店頭販売されたと発表した。
食べて体調に異常を感じた場合は、水や牛乳を飲んだ上で医療機関を受診するよう、呼び掛けている。
市などによると、炊いたご飯を移し替える際、消毒用のアルコールをおひつに噴霧するところを、誤って同じ形状の加熱調理器用洗浄剤(アルカリ性の界面活性剤)を噴霧したという。
午前11時半すぎ、ご飯の色が黄色いことに従業員が気付き、西保健所に連絡したが、のり弁やカツ丼など10種類が販売済みだった。
市によると、洗浄剤が付着したご飯を食べると口の中や食道がピリピリし、炎症を起こす可能性があるという。
出典
『弁当に洗浄剤混入 西区の店が83食販売』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/288563
『ご飯に誤って洗浄剤噴霧、83食販売 福岡市の弁当店』
http://www.asahi.com/articles/ASJCC62S6JCCTIPE041.html
2016年11月8日21時2分に時事ドットコムから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月9日21時26分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市の食品会社H社の缶詰にゴキブリが混入していた問題で、缶詰を製造した下請け工場(同市)の建物を屋外と遮断するためのシャッターに穴が開いていたことが、静岡市保健所への取材で、8日までに分かった。
同保健所は、虫の進入経路になったとみて、穴をふさぐとともに、定期的に確認して再発を防止するよう、下請け会社を指導した。
同保健所によると、工場内を屋外から遮断するため原材料搬入口に設置された樹脂製の「シートシャッター」に、直径2~3cmほどの穴が開いていた。
シャッターは搬入口一面を覆っており、天井へ巻き取る構造のため、端の部分がこすれてほつれたとみられる。
穴が開いた時期は不明という。
H社は、10月27日、ホームページ上におわびの文章を掲載。
同保健所が翌28日に製造工場を立ち入り検査し、シャッターの穴を確認した。
H社によると、休憩時間に工場のラインを止めた際に、空の缶にゴキブリが入ったとみられるという。
同社は、「偶発的な混入」と判断し、製品の回収はしていない。
食品衛生法では、ネズミや昆虫の駆除実施が年2回義務づけられているが、同社は毎月、年12回実施していたという。
出典
『ツナ缶工場シャッターに穴=虫進入経路か、再発防止指導-静岡市』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110800850&g=soc
『ツナ缶のゴキブリ、工場シャッター隙間から侵入の可能性』
http://www.asahi.com/articles/ASJC94PP6JC9UTPB00C.html
11月11日19時28分にNHK静岡からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
約1.5cmのゴキブリが混入していた。
工場の原材料の搬入口に設置した防虫シャッターが、経年劣化のため、長さ2cmほどの隙間ができていた.
この隙間が、いつから空いていたかはわかっておらず、虫は、この搬入口から缶詰を製造する製造室に入り込んだとみられるという。
出典
『H社が虫混入で謝罪対策も』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034285111.html?t=1478894808059
11月11日18時33分に時事ドットコムからは、再発防止策に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月12日付で読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
H社は、11日、社長直轄の異物特別対策室を設置するなどの再発防止策を公表した。
同社によると、対策室には専従社員4人を選任し、社外の有識者も加える。
また、自社工場と協力工場にも、異物混入対策の担当者を置くとしている。
加えて、
▽工場の密閉度を高める
▽消毒や害虫駆除作業の頻度を増やす
▽製造ラインに異物混入防止用のカメラを設置する
▽工場内の全ての照明を発光ダイオード(LED)に切り替えて視認性を高める
などの対策を講じる。
出典
『H社 再発防止へ対策室を設置=ツナ缶の虫混入受け』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111100841&g=soc
『H社、異物対策室設置へ』
http://www.yomiuri.co.jp/local/shizuoka/news/20161111-OYTNT50254.html
(ブログ者コメント)
〇製品の回収をしない理由について、H社のホームページには、
下記趣旨の記述があった。
製造日から1年 10 ヶ月を経過し、他のお客様からの お申し出がないことから、連続性はなく、現在販売している製品につきましては、安心してお召し上がり頂けると判断いたしております。
現時点では連続性がないことから、「食品企業の事故対応マニュアル作成のための手引き」に準じて対応を行いました。
〇シートシャッターに穴(隙間?)が開いていた件、協力工場の人が気づかなかったのも問題だが、H社としても、これまで協力工場に品質管理チェックに行った際、気づかなかったのだろうか?
チェックに行ってなかった?
そんなことはないと思うのだが・・・。
2016年11月7日付で毎日新聞東京版朝刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月6日22時42分に読売新聞から、また米久のHPにも同趣旨の記事がネット配信されていた。
食肉加工大手「米久」(静岡県沼津市)は、6日、冷凍メンチカツ(14個入り)計約2万パックと、冷凍コロッケ(14個入り)計約3万パックを回収すると発表した。
いずれも、製造を委託している食品加工卸業者T社(同市)が製造。
T社は、神奈川県平塚市の食品会社にも冷凍メンチカツを販売し、食べた男女が病原性大腸菌O157に感染していた。
米久によると、5日夜、静岡県東部保健所から「食中毒とみられる患者1人の自宅冷凍庫に、T社で製造されている米久販売の冷凍メンチカツがあり、O157が検出された」との連絡があったという。
同じ製造ラインで作られた冷凍コロッケ約3万パックも、自主回収することにした。
小売り用以外にも、スーパーに総菜向けなどとして流通している業務用メンチも回収している。
出典
『米久 T社製造の冷凍食品5万個回収』
http://mainichi.jp/articles/20161107/ddm/041/040/193000c
『「米久」が販売、冷凍メンチからO157検出』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161106-OYT1T50111.html
11月10日19時27分にNHK秋田からは、米久が販売した製品を食べて発症した事例が、下記趣旨で報道されていた。
10月、小坂町の40代の男性が米久が販売した冷凍メンチカツを食べて発熱などの症状を訴えて入院し、男性から病原性大腸菌O157が検出された。
兵庫県でも、腹痛などの症状を訴えた同じ商品を食べた消費者から、O157が検出されている。
県では、「手もとにある場合は、購入した店に連絡してほしい」と呼びかけている。
出典
『自主回収中の加工食品で食中毒』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6014300441.html?t=1478820408096
一方、11月9日22時10分に産経新聞westからは、飲食店でT社製造のメンチを食べ発症した事例が、下記趣旨で報道されていた。
広島市は9日、食品会社T社(静岡県沼津市)が製造した冷凍メンチカツを食べた広島市内の20代女性が腸管出血性大腸菌O157に感染し、入院していると発表した。
女性は重症ではなく、快方に向かっている。
広島市によると、女性は10月23日、家族らと市内の飲食店でメンチを食べ、同28日に血便の症状が出て、翌日、入院した。
女性以外に食中毒の症状は出ていないという。
T社を巡っては、10月、神奈川県平塚市の食品会社から製造委託された冷凍カツからO157が検出され、男女33人が感染した。
出典
『冷凍メンチカツでO157 広島の20代女性が入院』
http://www.sankei.com/west/news/161109/wst1611090102-n1.html
(ブログ者コメント)
平塚市の事例は、下記記事参照。
2016年11月8日掲載
2016年11月1日報道 神奈川県平塚市の食肉販売会社が販売した冷凍メンチカツを食べ17人がO157中毒、カツは静岡県の会社に製造委託、菌は冷凍しても増殖しないだけで死滅しない由
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6446/
2016年11月1日5時18分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月1日1時5分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県平塚市の食肉販売会社「I」の冷凍食品から病原性大腸菌、O157が検出され、この製品を食べた17人が腹痛などの症状を訴え、このうち子ども2人が重症で入院しているという。
O157が検出されたのは、賞味期限が来年2月26日のもの。
神奈川県によると、先月、この製品を食べた1歳から79歳の男女17人が腹痛や下痢などの症状を訴え、このうち5歳の男の子と8歳の女の子の2人が重症で入院しているという。
県保健福祉局によると、冷凍メンチからO157が確認され、一部の患者から検出された菌と遺伝子パターンが一致した。
この製品は、「I」社が静岡県にある会社に委託して製造したもので、賞味期限が来年2月26日のものは、大手スーパー、イトーヨーカドーの神奈川県と千葉県にある26の店舗に2010個が納入され、販売されたという。
神奈川県によると、イトーヨーカドーでは、この製品とともに、賞味期限が異なるものについても、自主回収を進めているという。
神奈川県は、「購入した人は、食べずに販売店に必ず連絡してほしい」としている。
出典
『冷凍メンチカツからO 157検出 17人が腹痛や下痢』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161101/k10010751681000.html
『冷凍メンチで17人食中毒か O157検出、女児重症』
http://this.kiji.is/165850083878225404?c=39546741839462401
11月1日20時48分にNHK横浜からは、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。
神奈川県によると、1日になって新たに4人に腹痛などの症状が出ていたことがわかり、症状が出た人は全部で21人となった。
保健所が調べたところ、症状が出た21人全員と販売前の同じ冷凍食品から病原性大腸菌、O157が検出されていて、神奈川県は、きょう、O157が原因の集団食中毒と断定した。
静岡県は、この食品加工会社の製造方法や衛生環境などを調べるため、先月28日と31日、立ち入り調査を行った。
その結果、この会社では定期的に消毒が行われていたことが確認され、従業員の検便からはO157は検出されなかったという。
出典
『O157原因の食中毒と断定』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1054038192.html?t=1478034239959
(ブログ者コメント)
委託製造会社の従業員の便からO157は検出されなかったとのこと。
とすれば、加工前の原料肉などに付着していたのだろうか?
それにしても、冷凍したぐらいでは、O157の菌は死滅しないようだ。
厚労省からも、その旨、ネット配信されていた。
腸管出血性大腸菌Q&A 厚生労働省
【腸管出血性大腸菌の予防方法について】
(家庭での予防)
Q15 予防方法はどうすればよいのですか?
|
冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に維持することがめやすです。 -15℃では増殖が停止しています。 しかし、細菌が死ぬわけではありません。 早めに使いきるようにしましょう。 |
出典
http://www1.mhlw.go.jp/o-157/o157q_a/
(2016年11月17日 修正1 ;追記)
2016年11月17日8時2分に静岡新聞から、感染者は41人で菌が付着した原材料が持ち込まれた可能性が高いという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
汚染経路を調査した県は、16日、O157が付着した原材料が持ち込まれ、その菌が工場内にとどまって二次汚染を起こした可能性が高いと発表した。
県東部保健所が15日、同社に書面で再発防止策を指導した。
県衛生課によると、16日までに冷凍メンチカツが原因と確定したO157の感染者は、神奈川、千葉、兵庫、広島、秋田の5県で計41人。
汚染された商品の製造日は8月31日と9月21日で、このほか9月23日などの製造分にも疑いがあるとされた。
同課は
(1)全ての患者と食品から検出されたO157の遺伝子が一致
(2)従業員の便からO157は検出されなかった
との理由から、O157は原材料に付着して工場内に持ち込まれたと判断。
消毒が不十分でそのまま製造器具に残存し、別の日に作った商品にも付着したと推測した。
再発防止対策は、
▽生肉など汚染の可能性がある食材は、できる限り殺菌する
▽製造器具は、アルコール消毒だけでなく、塩素消毒も追加する
▽「生肉なので、中心部までしっかり加熱する」との注意表示をする
など。
同社は、現在、全ての商品の製造を自粛している。
県は、県食品衛生協会を通じ、県内の食品加工会社に同様の注意を呼び掛ける。
出典
『原材料にO157付着か 沼津の冷凍メンチ、工場内二次汚染も』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/302226.html
2016年10月31日10時52分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
ジャガイモの皮や芽に含まれる有毒成分による食中毒の9割が学校で起きていることが、国立医薬品食品衛生研究所の調査でわかった。
学校の菜園で十分な大きさまで育てずに食べたのが、主な原因という。
専門家は、「正しい栽培法の周知が必要」と指摘する。
ジャガイモの芽にはソラニンなどの有毒成分があり、腹痛や吐き気をもたらす。
生育不足や栽培中に日光が当たると、皮も有毒になる。
このため、芽を間引いてイモの数を抑えて成長を促す「芽かき」や、日光に当たらないよう茎の周りに土を盛る「土寄せ」が必要になる。
研究所の登田(とだ)主任研究官(食品衛生学)らが、国や自治体の公表資料を基に、1989年から2015年のジャガイモ食中毒を分析。
98年以降、02年と08年を除く毎年発生し、計30件で718人が食中毒になっていた。
ほとんどが小学校で、幼稚園や中学校なども一部あった。
重症例はなかった。
9割にあたる27件が、学校の菜園で栽培したイモが原因で、給食とは別に、塩ゆでなどで食べられていた。
芽かきや土寄せが十分ではなく、小さくて光の当たったイモを皮ごと食べた例が目立つという。
97年以前は発生ゼロで、昭和期までさかのぼっても、数件程度だった。
栽培知識のない教員らによる管理や、農家ら協力者の減少などが増加の原因として考えられるという。
登田さんは、「菜園を適切に管理し、食べる際は皮をむくといった対策をしてほしい」と話す。
出典
『ジャガイモ食中毒、9割が学校菜園 「栽培法の周知を」』
http://www.asahi.com/articles/ASJBQ7DGSJBQULBJ00H.html
(ブログ者コメント)
ジャガイモによる食中毒については、本ブログでも何件か紹介しているが、紹介した事例のすべてが小学校での事例だ。
本件、今回の情報が総括的なものだと感じたので、今後は、特段のものでない限り、ジャガイモ食中毒事例は紹介を割愛する。
2016年10月29日14時54分にNHK甲府から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
食品・飲料メーカーのポッカサッポロフード&ビバレッジは、全国で販売している2ℓ入りの飲料水の一部から基準を超える臭素酸が検出されたとして、山梨県内の同じ工場で製造されたあわせて746万本あまりを回収すると発表した。
回収するのは、ポッカサッポロフード&ビバレッジが全国で販売している2ℓのペットボトル入りの飲料水「富士山麓のきれいな水」と「富士山の清らかな水」の、あわせて746万6658本で、賞味期限内のすべての商品が対象。
会社によると、製造を委託していた山梨県西桂町の富士ピュアで、「富士山麓のきれいな水」の一部から、食品衛生法で定められた基準値の2倍にあたる臭素酸が検出され、28日、山梨県が同じ日に製造された商品を回収するよう命じた。
これを受けて、現在販売中の「富士山麓のきれいな水」と、同じ工場に製造を委託している「富士山の清らかな水」を、すべて回収することにしたと説明している。
臭素酸は、水の消毒を行う際に発生する物質で、発がん性があるため、摂取量が決められているという。
会社によると、これまでのところ、健康被害の報告は寄せられていないという。
会社は、商品を着払いで送ると、代金相当のプリペイドカードを送るなどして対応するとしている。
ポッカサッポロフード&ビバレッジは、「お客様に多大なご迷惑をかけ、おわび申し上げます。今後は品質管理を徹底し、再発防止に努める」とコメントしている。
出典
『ポッカサッポロ水746万回収』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/1046018441.html?t=1477773610604
10月29日10時55分に毎日新聞からは、県の抜き打ち検査で検出されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月28日21時33分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
山梨県衛生薬務課は、28日、西桂町下暮地の飲料水製造・販売「富士ピュア」が製造したミネラルウオーター「富士山麓のきれいな水」から基準値を超える臭素酸が検出されたとして、食品衛生法に基づき、約4万5000本(2ℓ)の回収を同社に命じた。
同課によると、水は富士ピュアが製造し、ポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋)が販売している。
同課が24日に抜き打ちで検査したところ、8月15日に製造された商品から、基準値の約2倍に相当する、1ℓあたり0.02mgの臭素酸が検出された。
商品を毎日27.5ℓ以上摂取しない限り、人体に影響はないという。
臭素酸は、ミネラルウオーターなどを消毒する際に、副生成物として発生する発がん性の物質。
回収対象となるのは、8月15日に製造された全量(賞味期限は2018年8月4日)で、すべて県外に出荷されていて、同社が出荷先の確認などを進めている。
出典
『富士山麓のきれいな水 臭素酸検出 4万5000本回収へ』
http://mainichi.jp/articles/20161029/k00/00e/040/208000c
『ミネラルウオーターから基準超の臭素酸で回収命令』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161028/k10010748561000.html
(ブログ者コメント)
同社HPでは、臭素酸生成理由などが以下のように説明されている。
(平成28年10月31日付)
今回検出された臭素酸は、原料水に一般に含まれる臭素等からオゾン殺菌により生成されたものです。
上記殺菌工程により臭素酸が基準値を超えて生成された原因につきましては、調査を引き続き実施しております。
http://www.pokkasapporo-fb.jp/em/info_161031.html
2016年10月19日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6384/
(2016年10月30日 修正1 ;追記)
2016年10月21日15時54分に日本経済新聞から、従業員教育徹底のため全店を一斉休業するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月21日16時36分に共同通信から、10月21日20時30分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
Kは、21日、全店を27日に一斉休業すると発表した。
静岡県の店舗で提供したラーメンに指の一部が混入していた問題を受けて、従業員教育を徹底するため、緊急店長会議を24日から26日にかけて名古屋市、東京都、福島県郡山市の全国3カ所で開き、それぞれ周辺地域の店長を集めて、衛生・安全教育の徹底を店長らに伝える。
27日にフードコートなどで営業する一部の店舗を除き、全ての店舗を休業。
各店舗で店長が従業員に指示し、店内を清掃するという。
フードコートに入っている店舗は、施設管理者の指示に従って休業日を決める。
28日からは通常通り営業する。
Kは、500店舗以上を展開。
「全店を休みにすることで、問題の重大性と危機管理意識を共有する」(K)狙いだ。
翌28日からは、異物混入の原因となった「チャーシュースライサー」を全店舗から順次撤去する。
Kは、「仕込み作業の安全性の確保と異物混入の防止を図っていく」としている。
Kは、2017年3月期の業績への影響についても、見直しを進めている。
出典
『K、27日に全店一斉休業 異物混入で』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ21HI2_R21C16A0000000/?n_cid=NMAIL002
『Kが27日に一斉休業 指混入問題で従業員再教育』
http://this.kiji.is/162102391784046596?c=39546741839462401
『K、27日を一斉休業 親指混入問題で従業員教育』
http://www.asahi.com/articles/ASJBP6JRJJBPULFA02R.html
10月27日10時35分にTBS News iからは、27日に休業したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
Kは27日、一部のショッピングセンターに入る店舗を除いた、全国の438店舗を一斉に休業させた。
先月、静岡市内の店舗で従業員の指の一部が混入したラーメンを提供した問題を受けた措置で、27日は従業員の衛生管理を徹底するための研修などが行われるという。
出典
『K、全国438店舗が一斉休業 “指混入ラーメン”問題で』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2901417.html
10月28日20時38分に毎日新聞からは、社長報酬を5ケ月半減するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
Kは28日、静岡市の店舗で提供したラーメンに従業員の指の一部が混入した問題の責任を取り、社長の月額報酬を10月から5カ月、半額にすると発表した。
出典
『K 社長報酬を5カ月半額に ラーメンに指混入で』
http://mainichi.jp/articles/20161029/k00/00m/020/066000c
2016年10月13日付で毎日新聞東京版夕刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月12日20時15分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ラーメンチェーン店「K」(本社・福島県郡山市)の静岡市の店舗で提供されたラーメンに、人の親指の一部が混入していたことが分かった。
パート従業員が調理中に過って指を切ったといい、同社は、同市保健所に始末書を提出した。
市保健所や同社によると、静岡S店で、9月10日正午ごろ、子連れの女性客が、子どもが食べていたラーメンに人の指のような異物が入っているのに気付き、店に伝えた。
異物は爪がついた左手親指の先端部分で、長さ7〜8mm、幅約1cm。
2日前の9月8日、同店の女性従業員が電動スライサーでチャーシューをスライスしていた際に切ったが、指先はその場で見つからなかった。
そのまま、チャーシューの容器に入ったとみられる。
保健所は、ほかに混入がないかの確認や、調理器具の消毒などをするよう指導した。
従業員に感染症などの疑いはないという。
同社は、「今後、再発防止を図っていく」としている。
出典
『異物混入 調理で切った指、一部ラーメンに 静岡の「K」』
http://mainichi.jp/articles/20161013/dde/041/040/048000c
『ラーメンに人の親指?混入 静岡のK、保健所が指導』
http://www.asahi.com/articles/ASJBD64L0JBDUTPB01S.html
10月15日18時54分に朝日新聞からは、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。
従業員が指を切断したのは混入の2日前だったことが、14日、静岡市保健所への取材でわかった。
保健所は、この2日間に他の客に提供された分にも影響した恐れがあるとして、K側に報道発表するよう求めたが、応じなかったという。
一方、K本社は、朝日新聞の取材に対して、当初、「混入したのはツメの一部」などと答えていたが、14日に、「再確認したら指だった」と改めた。
同社ホームページでも、13日付で「一部報道に関するお詫びとお知らせ」として、「爪の一部を欠損し、その一部が混入」と説明していたが、内容を訂正するという。
市保健所が同社から受けた報告によると、パート従業員がチャーシューを切る際に指を切断したのは9月8日昼ごろ。
切れた指は探さなかったといい、チャーシューを保存する容器内に入り込んだ可能性が高いという。
同社のマニュアルでは、容器内のチャーシューは24時間で廃棄する決まりになっていたが、日付ラベルの張り間違いなどの手違いから、そのまま保存。
2日後の10日昼、客のラーメンから指が見つかった。
保健所は、8~10日の間にチャーシューの入ったラーメンを食べた人が複数いることから、「ほかにも手袋の一部や血液が混入した可能性があるのではないか」として、同社に報道発表を求めた。
だが、同社側は「必要ない」と応じなかったという。
さらに、保健所が混入の経過などを書いた申立書を提出するよう同社に求めたのは9月13日だったが、受理は10月4日になった。
混入したのは長さ7~8mm、幅約1cm、厚さ約5mmで、指紋もある「指」だったにもかかわらず、同社が申立書に「ツメ」と記入するなどしたことから、何度も書き直しを指導したためだという。
K本社の武田専務は、14日、取材に対し「きょう写真を確認、再調査した。今思えば、保健所の指示通りに発表もするべきだった」などと話した。
けがをした従業員は病院で治療を受け、今月上旬から職場復帰したという。
同社は、労働災害申請などの手続きについては、「適正に行っている」としている。
■異物混入の経過
9月8日 パート従業員が親指を切る
10日 指先が混入したラーメンを客に提供
12日 客からの苦情で、市保健所が店側に事情聴取
13日 保健所が店へ立ち入り調査。申立書提出などを求める
(この間、申立書の書き直しなどを繰り返し指導)
10月4日 保健所が申立書を受理
6日 保健所が始末書を受理
出典
『K、ずさん対応浮き彫り ラーメンに指混入で』
http://digital.asahi.com/articles/ASJBG5T13JBGUTPB00T.html?rm=412
10月17日付でKから、原因分析や今後の対応などが記されたお知らせがネット配信されていた。
文中、指先が混入した経緯については、下記趣旨で説明されている。
〇チャーシューの仕込み中、仕込み担当者はゴム手袋を着用して作業しているが、事故当時、ゴム手袋の指先部分は切断されず、つながったままだった為、指欠損部分を探すことを失念し、スライサー周辺を探さなかった。
〇既に仕込み済のチャーシューは、廃棄処分とせず、仕込み済食材として、厨房内の所定場所に保管した。
〇チャーシューは、本来、24時間で廃棄し、目安として仕込み時間を示すシールを容器に貼って保管することになっているが、事故への対応と混乱から、シールを貼り忘れたまま、保管した。
2016年9月26日5時6分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鶏レバーやささみの刺し身、たたきなど、鶏の生肉の提供を見直すように、厚労省が、この夏から飲食店に呼びかけている。
激しい腹痛や下痢を引き起こす細菌「カンピロバクター」による食中毒を防ぐためだ。
牛レバーや豚の生食は規制されているが、鶏は規制がなく、大規模な食中毒も起きている。
9、10月も食中毒の発生が多く、引き続き、注意が必要だ。
東京都内で半世紀続く焼き鳥店。
男性会社員(39)が鶏刺しを楽しんでいた。
「脂っぽくなくて大好物。食中毒も気になったことはない」。
経営者は、「刺し身やたたきは創業以来の人気メニュー。カンピロバクターには気をつけている」。
焼き鳥用とは別に、当日朝にさばかれた肉を仕入れる。
かつては軽く湯通しだけだったが、牛生肉の食中毒が盛んに報道された後は、表面が白くなるまでゆでている。
卸業者からも「生食用ではない」と言われている。
食中毒は、これまで起こしていないという。
厚労省は、6月に、全国の保健所に対策強化を指示。
あくまで要請だが、「生や半生で提供する鶏肉メニューを見直そう」と書いたチラシを初めてつくり、75℃で1分間、中心部まで十分に加熱することを飲食店に求めた。
客向けのチラシも用意し、「よく加熱された鶏肉料理を選びましょう」と呼びかける。
食中毒の一因が、鶏の腸などにいるカンピロバクターという細菌だ。
細菌性食中毒の約6割を占め、全国で例年300件、約2000人が発症。
今年4、5月に東京と福岡で開かれた肉料理のイベントで、同じ業者の鶏ささみや胸肉のすしを食べた計800人以上が腹痛や下痢など食中毒になったことも、今回の呼びかけのきっかけとなった。
厚労省の速報値では、6~8月も全国でカンピロバクターによる食中毒が56件あり、患者は395人。
原因食品が判明しているうち、半数以上が鶏肉料理だった。
加熱すれば死滅するが、さばく際に腸を傷つけるなどして付着し、加熱不十分だと感染の恐れがある。
食用処理した鶏肉の67%から見つかったとの厚労省研究班の報告もあり、「新鮮だから安全」とは言えないという。
田辺公一・龍谷大准教授(微生物学)は、食中毒後に、手足が動かなくなる「ギラン・バレー症候群」を発症する危険性があると指摘する。
「一部地域の習慣だった鶏の生食が、インターネットの発達で、リスクが十分考えられずに安易に広まっている」と話す。
生肉をめぐっては、2011年に牛肉のユッケで5人が死亡する食中毒があり、厚労省は、12年に牛生レバー提供を禁止。
代わって需要が増えた豚の生レバーなども、昨年に禁止した。
現在、鶏肉に規制はないが、厚労省は13年に、馬肉やシカなどジビエ(野生鳥獣の肉)も含めた、生食対策の有識者会議を設置。
14年に出た報告書は、牛や豚に比べると命に関わる危険性は高くないとして、「いきなり禁止」ではなく、流通時点でカンピロバクター汚染が防げるか研究したうえで、対策をとるよう求めた。
同省担当者は、「鶏の生食は、一定の需要、食文化もある」。
急速冷凍や新しい消毒薬で細菌を減らす一方、軽い下痢で済むこともあり、氷山の一角とされるカンピロバクター食中毒の件数把握も進める。
発生が夏に多く、20年の東京五輪で訪日観光客増の逆風となるのを避ける狙いもある。
生産業者や加工業者が加盟する日本食鳥協会の大島・専務理事も、「飲食店では、鮮度や品質の象徴として生や半生の鶏料理が提供されているが、鶏肉は生では食べないのが大前提。食べるなら、消費者にも覚悟を持ってもらうしかない」と話す。
厚労省の集計では、カンピロバクターを含む細菌性食中毒は、夏場に多く発生。
9、10月は、毒キノコなど植物に由来する事故もあり、13、14年は、7、8月よりも食中毒件数が多く、同省は注意を呼びかけている。
出典
『鶏の生肉メニュー、規制ないけど危険 国が対策に本腰』
http://digital.asahi.com/articles/ASJ9R4S6TJ9RUTIL01L.html?rm=687
(ブログ者コメント)
厚労省から飲食店向けに出されているリーフレットは下記。
『カンピロバクターによる食中毒を予防しましょう』
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000127750.pdf
ちなみに上記報道と同日、奇しくも仙台市でカンピロバクターによる食中毒が起きていたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(9月26日21時5分 NHK東北NEWS WEB)
仙台市宮城野区の焼き鳥店で、食事をした男性3人が、下痢や発熱などの症状を訴え、仙台市保健所は、細菌のカンピロバクターによる食中毒と断定し、この店を3日間の営業停止の処分にした。
処分を受けたのは、仙台市宮城野区岩切の焼き鳥店。
仙台市によると、9月15日にこの店を訪れ、鶏わさなどを食べた20代から30代の男性3人が、下痢や発熱などの症状を訴えて、このうち1人が入院した。
市が調査を行ったところ、この店は鶏肉を調理する際、十分に加熱していなかったことがわかったほか、症状を訴えた男性2人の体内から、食中毒を引き起こす細菌のカンピロバクターが検出された。
このため、仙台市保健所は、この店を25日から3日間の営業停止処分にしました。
仙台市は、カンピロバクターで引き起こされる食中毒は細菌が少なくても発生しやすいとして、加熱が不十分な生肉を食べないことや、調理する際は消毒を徹底することを呼びかけている。
出典
『焼き鳥店で食中毒 営業停止』
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20160926/3001121.html
2016年9月23日11時35分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県内の居酒屋のメニューでよく見かける「ごまさば」。
春に福岡に赴任して、どんな料理だろうと注文したら、運ばれてきたのは、何と生のサバ。
記者が育った東京では、生で食べる習慣はないうえに、「生サバを食べるとあたる」と聞いていた。
なぜ、福岡の人は平気なのか。
福岡市博多区博多駅前3丁目の飲食店「はじめの一歩」。
たれにつけたサバの刺し身に、刻みネギやすりごまをふりかけた「ごまさば」は、店の人気メニューだ。生サバ特有のコリコリした食感がたまらない。
福岡の人には常識かもしれないが、ごまさばの「ごま」は、すりごまのこと。
てっきり、サバの種類の一つ「ゴマサバ」のことだと思っていたが、多くの店で使われているのはマサバという。
その理由について、店の田中さん(女性、54歳)は、「身が締まって脂が乗っているから」と話す。
では、なぜ関東などでは危ないとされているのか。
関東近郊の海でもサバは水揚げされ、鮮度にそう違いがあるとは思えない。
魚の生態などに詳しい東京大大学院農学生命科学研究科の良永知義教授(魚病学)に聞いてみると、こんな答えが返ってきた。
「それは、寄生虫の違いですね」
良永教授によると、サバなど多くの魚の内臓に寄生し、食中毒の原因になる「アニサキス」に、その秘密があるという。
アニサキスは長さ2~3cmで、肉眼でも見ることができる。
酢に漬けるだけでは死なず、刺し身などで摂取すると、激しい胃痛や吐き気が襲う。
東京都健康安全研究センターは、2007~09年、全国14産地でとれた218匹のマサバの寄生虫を分析した。
すると、長崎、福岡など、日本海側のマサバに寄生するアニサキスは、高知から青森までの太平洋側のマサバに寄生するアニサキスと比べて、マサバの内臓から刺し身となる筋肉部位へと移る割合が約100分の1にとどまっていたという。
つまり、日本海側のサバに寄生するアニサキスは刺し身部分に移行しにくく、生で食べても食中毒になりにくいと考えられる、と良永教授は説明する。
福岡だけでなく、関サバで有名な大分など、サバの生食は九州で根付いている。
地域の食文化の違いに寄生虫が影響を及ぼしているとは、意外だった。
福岡の郷土料理に詳しい中村学園大非常勤講師の松隈紀生さんには、「ごまさばのような食べ方が広まったのは、しょうゆが一般的に手に入るようになった江戸時代後期から明治時代初期にかけてではないか」と教えてもらった。
食品学が専門の中村調理製菓専門学校の黒木晶子准教授によると、マサバは秋が旬。
脂のいっそう乗ったごまさばが楽しみだ。
出典
『福岡の生サバはあたらない? 秘密はアレの違い』
http://www.asahi.com/articles/ASJ8Y5213J8YTIPE010.html
(ブログ者コメント)
ブログ者が長年疑問に思っていた本件、ようやく理由がわかった。
しかしながら、九州のアニサキスであっても、筋肉部位に移行する割合が低いだけで、移行しないということではない。
となると、たまには中毒事例があるはずだが、それでも九州には生食文化が根付いている。
なぜか?
ブログ者思うに、九州では、アニサキスが原因で食中毒になるリスクは、サバであってもその他のサカナであっても同程度であり、それは社会的に許容される範囲内・・・ということではないだろうか?
ブログ者も、以前、生のスルメイカを捌いた際、薄皮の下に数mm程度白くなっている部分を見つけ、包丁で切ったところ、中から白い虫が出て動き回った・・・そんな経験をしたことがある。
これがアニサキスかと酢をかけてみたが、確かに死ななかった。
ことほどさように、生のサカナやイカには、アニサキスが潜んでいる可能性がある。
以降、イカに限らず刺身を食べる時は、ジックリ眺め、その後、よく噛んで食べるようにしているが、気づかないままアニサキスを生食している・・・そんなことがあるかもしれない。
一方、なぜ日本海側のアニサキスだけが筋肉部分に移行しにくいのか疑問に思い、調べてみると、日本海側と太平洋側で、アニサキスの種類が違うという記事が見つかった。
以下は、その抜粋。
(東京都健康安全研究センターHP)
『アニサキス症とサバのアニサキス寄生状況』
長崎県から石川県の日本海産のマサバに寄生するアニサキスの80%以上がアニサキス・ピグレフィーで、高知県から青森県までの太平洋側で水揚げされるマサバでは、80%以上がアニサキス・シンプレックス・センス・ストリクトの寄生でした。
すなわち、マサバの生息域でも海域により寄生するアニサキスの種類が異なることが分かりました。(図3)。
マサバの内臓から筋肉部位(刺身の部分)へのアニサキスの移行率は、表2よりアニサキス・シンプレックス・センス・ストリクトの方がアニサキス・ピグレフィーと比較して100倍以上高いことが明らかとなりました。
また、国内のアニサキス感染者100名より摘出した虫体の99%がアニサキス・シンプレックス・センス・ストリクトであったという調査結果が報告されたこともあり、アニサキスの種類の違いがヒトにおけるアニサキス症患者数に反映しているのではないかと考えています。
http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/issue/health/webversion/web28.html
2016年8月23日20時44分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
食器やトレーに含まれる化学物質による健康被害を防ごうと、厚労省が規制の強化に乗り出す。
これまで大きな被害は報告されていないが、輸入品が増える中で、未知の有害物質を規制できる枠組みをつくる。
23日、有識者検討会で議論を始めた。
具体的な実施方法を今年度中にまとめる。
食品衛生法に基づく現行制度(ネガティブリスト制度)では、毒性が確認されている鉛やホルムアルデヒドなどを使用制限物質に定めている。
今回は、逆に、ポリエチレンなど、使用できる物質自体を定める「ポジティブリスト(PL)制度」を新たに導入する。
食器や包装用具の輸入は、2005年度の19万件から、14年度には51万件に増えた。
現行制度で特定されていない未知の有害物質などを含む輸入品が見つかっても、すぐに流通を止められない。
PL制度が導入されれば、使用できる物質でないとわかった時点で、国産でも輸入品でも、すぐに規制できる。
PL制度は、欧米や中国ではすでに導入されており、国際水準に追いつく狙いもある。
「企業秘密を守りつつ、使用物質をどう証明するのか」などが課題だ。
出典
『食器やトレーの化学物質、規制強化へ 輸入増加に対応』
http://digital.asahi.com/articles/ASJ8R3DW0J8RULBJ001.html?rm=252
2016年7月19日15時28分に沖縄タイムズから、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
『沖縄の家によくある貯水タンク、放っておくと怖いことに…』
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=179005
沖縄の家によくある貯水タンク。
水道からの水をため、炊事や風呂などで日常的に使われているが、定期的な清掃は浸透していない。
水量10トン以下の貯水タンクは、水道法で清掃が義務付けられていないためだ。
内部で藻やさび、虫が発生していた事例もあり、沖縄県生活衛生課や清掃業者は、年1回の清掃を勧めている。
水道法では、水量10トン超の貯水タンクに、年1回の清掃と簡易専用水道の管理に関する検査を義務付けているが、10トン以下にはない。
県生活衛生課の集計では、県内の10トン以下は約23万5千基(2014年度)だが、清掃は任意のため、実施件数はわかっていない。
貯水タンクの清掃をしている沖縄クリーン工業(那覇市)では、10トン以下の清掃件数は年間約60件で、10トン超の半数にとどまる。
同社専務の前田さんは、「設置してから一度も洗っていないという所もあり、重要性が認識されていない」と話す。
長期にわたって清掃していない貯水タンクの内部には、さびや藻が発生し、台風でふたが飛ばされ、蚊やボウフラが入っていたこともあった。
ステンレス製であっても、配管は鉄でさびが浸食するので、油断はできないという。
貯水タンクの清掃に意識が向かない要因の一つには、1993年度まで頻繁にあった給水制限がなくなったことがあるようだ。
給水制限でタンクの水が底に近づき、給水再開で水が注がれると、沈殿していた汚れが拡散、水が濁る。
これが、清掃のきっかけになっていたという。
「貯水タンクの内部は見えないので意識が低い」と前田さん。
屋上によくある3トンの貯水タンクであれば、高圧洗浄や消毒、水質検査など、一連の作業にかかる時間は半日程度。
「蛇口から赤さびや虫など被害が出て初めて清掃が必要だと気づく方が多いが、毎日口にするものなので、日常的に衛生状態を保つことが大切」と強調した。
県生活衛生課は、
(1)貯水タンクを外から見て破損がないか
(2)ふたはきちんと閉まっているか
(3)内部は清潔か
の点検を呼び掛けている。
特に、台風後の点検は重要だとしている。
清掃を依頼する場合は、県認可業者を勧めている。
(ブログ者コメント)
○マンションやビル屋上の大型貯水タンクには、藻以外にも異臭の原因となる物質が入り込んでいることがあり、定期清掃などの機会に発見された、という報道には接したことがある。
小型タンクが規制を受けないのは内部の水の置換が早いからなのかな?と勝手に思っていたのだが、そうでもないようだ。
○最近、テレビで、冷蔵庫の製氷機にミネラルウオーターを入れておくことは藻などが生じるため好ましくない、ということを知った。
常日頃、久留里の湧水を製氷機に入れているので気になり、冷蔵庫の取説を読んでみると、確かに、そのように書かれている。
そういえば、製氷機用の水タンク内部が薄茶色に変色しヌルヌルすることがしばしばあった。
冷所に置かれている、ごく小さいタンクでも、そうなるとは・・・。
以降、水タンクに湧水を補充するたび、タンク内を掃除するようにしている。
2016年4月16日に掲載した第2報修正3がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正4として掲載します。
第2報修正3は、下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5818/
(2016年7月18日 修正4 ;追記)
2016年7月12日10時33分に朝日新聞から、関係者が食品衛生法違反で逮捕された、同法を産廃業者に適用するのは異例という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月12日12時0分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知、岐阜両県警は12日、食肉の販売許可を得ずに冷凍カツを売ったなどとして、産業廃棄物処理業者Ⅾ社の会長大西容疑者(75)ら3人を食品衛生法違反の疑いなどで逮捕し、発表した。
食品の製造や管理法を定める食品衛生法の違反罪を産廃業者に対して適用するのは異例。
他に逮捕されたのは、M社の元実質的経営者岡田容疑者(78)=同法違反と詐欺容疑=と、M社からカツを買って別の食品卸売業者に転売した卸業者J社の元従業員木村容疑者(76)=詐欺容疑=の2人。
大西容疑者は容疑を認め、岡田容疑者は「販売したのは間違いないが、だましていない」と否認。木村容疑者は「少し違うところがある」と一部否認しているという。
両県警などによると、大西容疑者は、昨年10~12月、壱番屋から廃棄を委託された冷凍カツ約3万6450枚を「食品」として約109万円でM社に販売し、無許可で食肉販売業を営んだ疑いがある。
また、岡田容疑者は、昨年12月、冷凍カツが廃棄物だと知りながら、それを伝えずに愛知県内の食品卸売業者に200枚を販売し、代金9720円をだまし取ったうえ、無許可で食肉販売業を営んだ疑いがある。
木村容疑者は、昨年11~12月、同県内の別の食品卸売業者に冷凍カツ計7500枚を販売し、代金約40万円をだまし取った疑いがある。
一方、捜査関係者によると、大西容疑者は冷凍カツを「食品」として販売する半面、「ゴミ」として壱番屋から廃棄処理委託料をだまし取っていた疑いが持たれており、両県警が捜査を進めている。
出典
『廃棄カツ横流し、業者3人逮捕 食品衛生法違反容疑など』
http://www.asahi.com/articles/ASJ7C7GWPJ7COIPE02D.html
『Ⅾ社会長ら3人逮捕 廃棄カツ不正流通容疑』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016071290084145.html
2016年6月19日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6032/
(第1報から続く)
(2016年7月4日 修正1 ;追記)
2016年6月29日13時24分に朝日新聞から、排便禁止が撤回されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
若狭町は29日、給食センター調理員向けの衛生管理マニュアルから「調理中の原則排便禁止」に関する項目をすべて削除し、運用を始めた。
学校給食が原因で5月下旬に起きた集団食中毒を受けてマニュアルを改訂したが、「人権問題」、「生理現象を禁止するのは厳し過ぎる」といった声が、町側に10数件寄せられていた。
若狭町によると、改訂後のマニュアルでは「出勤前に排便を済ませるなど、調理中に排便をしなくても済むように心がけること」と明記し、調理員の調理中の排便を原則禁止とした。
排便した場合には現場責任者に報告したうえで調理作業に加わらないことも求め、今月15日から給食センターでの調理を再開していた。
町の担当者は取材に対して、「手洗いや消毒を徹底すれば、排便後に作業に戻っても問題ないと判断した」と話している。
出典
『「排便禁止」マニュアル削除 福井・若狭の給食センター』
http://www.asahi.com/articles/ASJ6Y34LXJ6YPGJB007.html
(ブログ者コメント)
事例の再発防止策として、ここまで徹底するか!と驚いたので紹介した案件だったが、終わってみれば、結局のところは、落ち着くべきところに落ち着いた感がある。
2016年6月10日1時22分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月14日7時20分に福井新聞からは、今回事故の総括的記事がネット配信されていた。
福井県若狭町で、先月下旬、ノロウイルスによる集団食中毒があり、食事を調理した同町給食センターが、調理員の勤務時間中の排便を今後禁止するよう、「衛生管理マニュアル」を改定したことが分かった。
再発防止に向けた衛生面での改善の一環だが、過剰ともいえる労働現場への規制に、専門家からは疑問の声が上がっている。
センターは8校の小中学校の給食を調理しており、19日か20日の給食にノロウイルスが付着したことが原因で、先月21日から、給食を食べた教職員や児童生徒が相次いで食中毒を発症した。
町が6月13日に終息宣言を出すまで、家庭内での2次感染者も含め、計496人が発症した。
このうち、児童生徒の発症は全12小中学校の子どもの24%に当たる306人。家庭内で感染した保護者や園児が155人。教職員らが35人。
センターは業務停止となり、来月中旬の再開に向け、マニュアル改定を進めていた。
新しいマニュアルでは、勤務時間(午前7時半〜午後4時45分)中の調理員について、「保菌などの状況を確認することが難しく、センターでは、原則、排便しない」と規定した。
センターの担当者は、「緊急事態であり、規定を厳しくした。排便を我慢できない場合は、早退などの対応をとる」とし、「調理員が早退した場合に備え、予備調理員3人を確保した」と説明している。
感染症に詳しいある男性医師は、「聞いたことがない対策だ。手洗いの励行やトイレの消毒などが現実的だ」と指摘。
文科省学校健康教育課も、「調理員の生理現象への制約は、学校給食衛生管理基準になく、国として同様の対策は取ったことがない」としている。
脇田滋・龍谷大教授(労働法)は、「公共目的での緊急対策と理解したいが、働く人の権利にも配慮は必要だ」と話している。
出典
『若狭町給食センター 勤務時間の排便禁止・・・食中毒受け』
http://mainichi.jp/articles/20160610/k00/00m/040/070000c
『若狭町の給食食中毒「終息」宣言 発症者は496人、11人を処分』
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/97579.html
6月10日13時1分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
町は、調理員からノロウイルスが検出されたことを問題視し、給食を再開させるにあたって、センターの手洗い場を増設し、トイレの手洗い場を自動水栓にした。
町は、福井県の保健所の担当者も交えて衛生管理マニュアルの改訂案を作成。
「排便は出勤前にし、排便は給食センターでは原則しない」と明記する方針。
ただし、一切禁止というわけではない。
トイレを利用する場合は、出入り口に下げた記録用紙に、各自がトイレの利用時間や健康状態などを記録しなければならない。
調理が終わる前に排便した場合は、センター長(男性)か、衛生管理責任者となっている栄養士(女性)に報告し、調理以外の別の作業にあたるという。
小便の場合は、報告は不要。消毒後に、そのまま調理作業に戻る。
給食センターの担当者は、「絶対に排便してはいけないということではない。健全な便にもウイルスが入っているリスクがあり、あえて厳しくした。運用しながらマニュアルを改善したい」と説明している。
県医薬食品・衛生課の担当者は、「給食再開にあたって一つでもリスクを減らすために保健所が指導した」と話している。
出典
『調理時間中は排便ダメ 給食センター「出勤前に」 福井』
http://digital.asahi.com/articles/ASJ6B3GN1J6BPGJB009.html?rm=513
6月13日17時10分に毎日新聞からは、町は表現が厳しすぎたと考えて努力目標に変更したという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
町は、マニュアルを再改定する方針を決めた。
排便回避を努力目標とし、我慢できなかった場合は消毒強化と報告を求める運用にするという。
再改定では、「原則排便禁止」としていた表現を「排便しなくてすむように心がける」に改める方針だ。
そのうえで、「やむを得ず排便をした時は、トイレの消毒などを強化し、責任者に報告する」などと運用を指導するという。
この問題を毎日新聞が10日に報道した後、インターネットなどで批判の声が上がり、町職員や保護者からも「違和感がある」などの声が多数上がった。
町の担当者は、「反響の大きさから表現が厳しすぎたと考えた」と説明した。
福井県と協議し、見直しを決めたという。
出典
『若狭町給食センター 排便禁止「なるべく」に 運用変更』
http://mainichi.jp/articles/20160613/k00/00e/040/139000c
6月14日付で毎日新聞から、町が排便回避を努力目標としたことに県が難色を示しているという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
若狭町が調理員の排便回避を「努力目標」とするとしたことに対し、福井県が「生理現象を制約する内容と取られかねず、今後も検討が必要」と難色を示していることがわかった。
町は当初、改定したマニュアルで、排便を原則禁止するとしていたが、同町は13日、会見を開き、「出勤前に排便を済ませ、調理作業中にしなくて済むように心がける」と再改定。
▽便をした調理員は、その後の調理には従事せず、消毒後の設備・器具に触れない
▽トイレの清掃・消毒をする
▽責任者に(排便を)報告する
などの内容も盛り込んだ。
県医薬食品・衛生課は、再改定の内容について問題が残るとして、町と再協議に乗り出す考えを示した。
また町は、マニュアルの2度の改定について「どちらも県の指導によるもの」としたが、同課は「協議はしたが、指示はしていない」と否定した。
出典
『「排便禁止」また協議 県、検討必要』
http://mainichi.jp/articles/20160614/ddn/012/040/046000c
2016年5月16日10時0分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
クッキングセンター佐賀(佐賀市)に委託している学校給食の異物混入が止まらない。
11日以降、三養基郡みやき町の中原特別支援学校と神埼郡吉野ケ里町の東脊振小を合わせて、3日連続でプラスチック片やセロハンテープが見つかり、昨年10月からの累計は9件に上る。
県は再三指導しているが、歯止めはかからず、保護者からは怒りの声が上がった。
「怒りを通り越してあきれる。これからも続くのでは」。
相次ぐ異物混入に、東脊振小の保護者は強い憤りを隠さなかった。
PTAは、5月上旬の総会で、町や議会に対し、給食センター建設推進の嘆願書を出す方針を決定した矢先。
「危ない給食を食べさせたくない。一日も早く委託をやめ、給食センターを造って解決してほしい」と訴える。
クッキングセンター佐賀の学校給食を巡っては、昨年10~12月に吉野ケ里町内の小中学校でポリ手袋やボタン電池などの混入が相次ぎ、町は一時、給食をストップした。
同社は再発防止策を取って、今年2月に再開したが、直後にゴム片が見つかっている。
県はこれまで10回以上の立ち入り調査をし、器具の管理・点検、備品の管理や異物確認を徹底するよう指導。
連日のようにセンターの担当者を呼び、3月末に改善報告書を受理した。
次に金属片などの体に害を及ぼす恐れのある異物が混入した場合、厳正に処分することを予告する異例の指導文書を通知した。
県の担当者は、「短期間でこんなに頻繁に指導した例はない。体に害がないからといって許される話ではない」と指摘する。
県の指導を受け、同社は再発防止策を実施した。
異物を見つけやすくするよう金属探知機などを導入したほか、カメラを10台設置して調理工程を管理する。
使っていない器具を、調理する部屋から撤去したり、備品の管理台帳を作ったりするなどしている。
クッキングセンター佐賀の小林取締役は、相次ぐ異物混入に「気をつけていた中で発生し、保護者や生徒に大変申し訳ない」と陳謝した。
東脊振小で見つかったテープについては、「透明な状態ではなく汚れていた。調理過程で使っているテープではなく、どこで混入したのかは分からない」と声を落とした。
出典
『学校給食の異物混入、なぜ止まらぬ』
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/312076
※以下は、昨年の報道。
(2015年12月18日11時15分 佐賀新聞)
■揺らぐ「食の安全安心」
佐賀県内で今年、学校給食への異物混入が相次いでいる。
公表されただけでも12件に上り、前年の2件を大幅に上回る。
神埼郡吉野ケ里町では、同じ委託業者が繰り返すケースも。
今のところ、学校現場での健康被害が出ていないが、「安心安全な給食」への信頼が揺らぎつつある。
■何か入っていないか? 子どもも疑心暗鬼
「ハンバーガーの異物混入の報道後から、子どもたちが給食に何か入っていないか探すようになった」と、ある自治体の担当者。
自分たちに身近な食べ物の安全性が揺らいだことが、子どもたちを敏感にさせているという。
佐賀市や藤津郡太良町の小中学校で牛乳やパン、ウインナーソーセージに混入していたのは金属片。口にした児童がけがをする可能性もあった。
吉野ケ里町の小学校で汁物料理の中から見つかったボタン電池も、健康被害につながりかねない。
■12件中4件は吉野ケ里
公表された12件のうち、吉野ケ里町内での発生は4件と際立っている。
10月にスパゲティサラダの中から調理時に使うポリ手袋が見つかったのをはじめ、今月14日までにポリ袋片やナイロンひもなどが次々に見つかっている。
給食の調理配送業務を受託しているクッキングセンター佐賀(佐賀市)は、異物混入が相次いだ原因について、「ボタン電池の混入経路は調査中だが、ほとんどが調理中の注意不足」と説明。調理作業を記録するカメラの設置など対策を打ち出しているが、歯止めになっていないのが実情だ。
町は、混入していた電池を神埼署に任意提出し、安全が確保できるまで給食を中止したが、現段階では、委託先は変えない方針。
町内に自前の給食センターがなく、他に委託業者が見つからないという事情があるからだ。
■「外部依存」も一因
異物混入が相次いでいる背景には、委託先がなくなれば給食が供給できない「弱み」から、業者に強く指導できないからとの見方もある。
多良町長は、「業者側がそう考えている疑念はある。学校給食は効率より安全性を重視すべきで、保護者に意見を聞いた上で弁当に変更する方法もある。給食センター整備の検討も急がせたい」と話す。
県内で給食を民間業者に完全委託しているのは、同町と隣の上峰町だけ。
異物混入を受け、上峰町教委も当面給食を中止したが、「このまま問題が解決しなければ、財政難のため閉鎖した給食センターの再開など、次の対応を考えないといけない」と頭を抱える。
子どもたちの食の安全をどう確保するか。
相次ぐ異物混入騒ぎは、原料調達を含めて「外部依存」が進んだ学校給食の現実をあぶり出している。
出典
『佐賀県内で学校給食への異物混入相次ぐ』
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/260933
(ブログ者コメント)
給食への異物混入事例は2013年の途中から掲載対象外としているが、この事例は短期間に多数集中している点が気になったので掲載した。
2016年5月11日20時31分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月12日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
印西市の学校給食センターで水道水にダニが混ざっていたことがわかり、市の教育委員会は衛生上問題があるとして、対象となる11の小学校の給食を5日間取りやめることになった。
センターによると、9日夕方、市内にある高花学校給食センターの調理場の蛇口から出た水にアカダニが混入しているのを職員が見つけた。
センターが調べたところ、水道水をためておく受水槽で複数のアカダニが確認された。
受水層の上部にある通気口から侵入したとみられるという。
駆除や消毒を行ったものの、10日も、水道水からダニが見つかったという。
報告を受けた市の教育委員会は、衛生上問題があるとして、11日から5日間、市内のおよそ半数にあたる11の小学校の給食を取りやめることを決めた。
これまでのところ、児童が体調を崩したという連絡はないということで、市の教育委員会は、施設内をくまなく消毒してから給食を再開することにしている。
印西市の大木教育長は、「児童や保護者の方々に申し訳ないと考えています。衛生面の確認を徹底し給食を再開したい」と話している。
出典
『水道水にダニ 学校給食を中止』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086956471.html?t=1462999388862
5月16日18時19分にNHK千葉からは、ダニを駆除しきれないため給食は5月末まで中止するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県印西市の学校給食センターで、水道水にダニが混ざっていたことが分かり11の小学校の給食が取りやめになった問題で、市の教育委員会は、ダニの完全な駆除に時間がかかるとして、18日から再開するとしていた給食を、今月31日まで取りやめることになった。
印西市教育委員会によると、今月9日、市内にある「高花学校給食センター」で調理場の水道の蛇口や水道水をためておく受水槽の通気口にダニがいるのが見つかった。
駆除や消毒を行ったものの、翌日も水道水からダニが見つかったため、教育委員会は、市内のおよそ半数にあたる11の小学校に対する給食を、今月11日から5日間、取りやめることを決めた。
その後も、受水槽の清掃や、通気口に網目の細かい防虫網を設置するなどの対策を取ったということだが、今月13日にも、水道水からダニが見つかったという。
このため、教育委員会は、ダニの完全な駆除に時間がかかるとして、18日、再開予定だった給食を今月31日まで取りやめることにした。
教育委員会によると、これまでのところ、児童が体調を崩したという連絡はないということで、給食の再開までに施設の清掃や消毒を進めるとともに、ダニがどこから侵入したのかなどを詳しく調べることにしている。
出典
『水道にダニで給食停止延長に』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1085360831.html?t=1463431302278
(ブログ者コメント)
飲料用の貯水槽は、水道法に基づき1年に1度、清掃されているはずだが、それでも、たまにカビの発生とか虫の混入トラブルがある模様。
以下は、関連情報。
エコ環境ネット
いざという時の貯水槽管理 Q&A 赤ダニの駆除
Q:貯水槽の周りや水槽の中に時々赤い虫が浮いていることがありますが何という虫ですか
マンションのベランダやコンクリートの上、プールの周りや車の上で見かけることが多い赤い虫と同じだと思いますが何という虫ですか
A:それは赤ダニ(宝ダニ)と思われます
昔の人は井戸を掘る場所を決めるのに赤ダニがいる場所を探したそうです
水分の多い場所を好む性質があるからだと思われます
したがって、井戸掘り業者にとっては指標昆虫になっていました
昔から綺麗な水は宝、その水を探すことができる赤ダニは『お宝ダニ』または『宝ダニ』と呼ばれていました
近年、赤ダニが受水槽や高置水槽内に侵入する事例が多くなり管理者を悩ませています
赤ダニの体内には有害な雑菌がいるのか不明のためできるだけ駆除した方が良いと思われます
http://eco-kankyo.net/situmon.html
(2016年5月27日 修正1 ;追記)
2016年5月26日19時51分にNHK千葉から、なかなか駆除できないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
給食をとりやめて駆除や消毒などを行ったにもかかわらず、その後も連日のようにダニが見つかっていることから、市の教育委員会は、給食のとりやめ期間を1か月延長して対策を講じることになった。
市の教育委員会によると、ダニが入り込んだとみられる場所で侵入を防ぐ対策を行っても効果がみられず、侵入経路が特定できない状態だという。
このため教育委員会は、給食とりやめの期間を1か月延長して来月30日までとし、引き続き侵入経路の特定や駆除などの対策を進めることになった。
出典URL
『給食センターのダニ収束せず』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1085648931.html?t=1464301039311
(2016年6月23日 修正2 ;追記)
2016年6月22日20時43分にNHK千葉から、ようやく終息したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市の教育委員会によると、今月に入り、施設内のすべての水道管を4日間かけて洗浄するなどの対策を講じたところ、ダニの発生が収まったという。
このため、市の教育委員会は、23日から小学校への給食の提供を再開することを決めた。
印西市教育委員会は、「今後もダニが発生していないか施設内をくまなく確認するなど、注意を払って対策を進めていきたい」と話している。
出典
『ダニ発生の給食センター再開へ 』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1083394571.html?t=1466627928335
2016年1月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報(1/2)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5589/
第1報(2/2;修正1)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5590/
(2016年4月16日 修正2 ;追記)
2016年4月9日付で毎日新聞から、壱番屋は産廃許可しか持っていないD社に一般廃棄物である食堂残飯の処理も依頼していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月9日23時55分に朝日新聞から、4月10日16時59分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
壱番屋が、社員食堂から出た1日平均5kgの残飯(廃棄物処理法では一般廃棄物)の処理を、産廃処理の許可しか持たない「D社」に委託していたことが分かった。
廃棄物処理法に抵触する可能性がある。
壱番屋は、D社の前に社員食堂の生ゴミ処理を委託していた業者が産廃と一般廃棄物の両方を処理する許可を持っていたため、「D社も一般廃棄物処理の資格を有すると担当者が思い込んでしまった」と説明。「反省すべきと考えている」としている。
壱番屋によると、2010年3月、それまでは別の業者に委託していたが、D社の方が単価が安く、廃棄物を堆肥や飼料などにリサイクル処理していたことや、産業廃棄物管理票(マニフェスト)の電子化に対応していたことなどから、委託先を変更したという。
D社から「残飯処理も可能」との説明を受けた際、資格の有無を確認しなかったという。
冷凍カツなどの横流し問題を調査していた愛知県から今年1月に指摘を受け、D社が産廃処理の資格しかないことを知ったという。
出典
『社食残飯廃棄もD社に委託…処理法に抵触か』
http://mainichi.jp/articles/20160410/k00/00m/040/052000c
『壱番屋、D社に社食廃棄も委託 処理法違反の可能性』
http://digital.asahi.com/articles/ASJ4956M7J49OIPE00P.html?rm=345
『壱番屋の社食の残飯を無許可処理…D社』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160410-OYT1T50057.html?from=ycont_top_txt
(2016年6月1日 修正3 ;追記)
2016年5月30日付で中日新聞から、ビーフカツは成型肉だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
産業廃棄物処理業「D社」(稲沢市)による廃棄食品の横流し事件で、発覚の端緒となった大手カレーチェーン、壱番屋(一宮市)の冷凍ビーフカツ。
実は、衣の中身は一枚肉ではなく、複数の肉片をくっつけた「成型肉」だ。
だが、壱番屋の店舗に成型肉の表示はなく、今回の事件を担当する県職員も、本紙が指摘するまで「一枚肉」と誤解していた。
かつて成型肉とうたわないステーキが不当表示と問題視されたが、カツは表示しなくてもいいのだろうか-。
軟らかい歯応え。食感や見た目はハンバーグのようにも思える壱番屋のビーフカツの肉。
同社によると、牛のバラ肉とモモ肉を、リン酸塩などを使ってつなげている。
壱番屋の店舗を週一回は利用する名古屋市の男性会社役員(56)は、「成型肉? 分からなかった」としつつ、「値段が高くないのには理由があるのだろう」と理解を示す。ビーフカツカレーは通常サイズで802円だ。
一方、大府市の男性会社員(28)は、「肉らしさが乏しく、メンチカツみたいだった」と、初めて食べて予想外だったことを思い出す。「成型肉と知っていたら、そこまで期待しなかったのに」
店のメニューや壱番屋のホームページに「成型肉」の表示や言及はない。
広報担当者は、「表示していなくて問題になった前例はない」と説明する。
本紙の指摘で、成型肉と知った県生活衛生課の担当者は、「壱番屋からは、生の肉に衣を付けたとだけ聞いて、中身まで確認していなかった」と驚く。
ただ、指導方針に変わりはない。
横流し事件の発覚後、県は複数の業者を指導し、食肉販売業許可の取得を求めた。担当者は、「成型肉でも一枚肉でも生の食肉には変わりなく、許可は必要」と話す。
外食メニューで「成型肉」と表示すべきかは、「ステーキなら『優良誤認』させるので必要だが、それ以外の成型肉は表示しなくてもいいのでは」との認識を示した。
消費者庁によると、優良誤認とは、実際より著しく良いと誤解させる表示のことで、景品表示法に違反する。
成型肉を「ステーキ」として販売した大手チェーンが2005年に公正取引委員会から排除命令を受けたほか、13年にも各地のホテルや旅館で同様の不当表示が発覚した。
ステーキはだめで、ビーフカツはOKなのか。
消費者庁の担当者は、「優良誤認かは、飲食店の種類や価格も考慮し判断する。個別の話には答えられない」と明確な回答を避ける。
元公取委審査官は、「ステーキは高級イメージがある。カツはそこまで期待感を持たれていない」と、非表示に問題ないという立場だ。
一方で、消費者関連法に詳しい流通科学大の小畑徳彦教授(63)は、「今の表示基準はあいまい。ステーキはだめで、カツならいいという理屈はない。表示するべきだ」と主張。
食肉加工が専門の林利哉名城大教授(46)も、「豚カツには一枚肉が多く、ビーフカツも一枚肉だと消費者は期待するはず。きちんと表示した方が業者も堂々と商売できるのでは」と、表示の義務化を促している。
出典
『ビーフカツ、実は成型肉 壱番屋が非表示、専門家も賛否』
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20160530/CK2016053002000049.html
3月4日2時46分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が、食パンの焼き色とアクリルアミド濃度との関係図付きでネット配信されていた。
野菜や穀物などを、焼く、炒める、揚げる、など高温で調理すると、アクリルアミドという化学物質が発生する。
動物実験で発がん性が認められており、内閣府食品安全委員会の作業部会は、「できる限り低減に努める必要がある」という評価書案をまとめた。
家庭では、どうしたらいいのだろうか。
先月16日に公表された評価書案は、アクリルアミドの発がんリスクについて、「ヒトにおける健康影響は明確ではないが、懸念がないとは言えない」と指摘した。
どういうことなのか。
作業部会は、まず、日本人がどれだけアクリルアミドを摂取しているかを調べた。
体重1kgあたりで算出した推定量は、1日0.24μg。
その約半分は、炒めたモヤシやタマネギ、レンコンといった高温調理した野菜からで、残りは、コーヒーや緑茶などの飲料、菓子類や糖類、パンなどの穀類からと推定された。
この量は、動物実験でがんの増加が確認された量の1千分の1ほどにすぎない。
しかし、海外のリスク評価機関には、1万分の1より多い場合は低減対策が必要だとする所もある。
「懸念がないとはいえない」という表現になったのは、このためだという。
動物実験ではなく、ヒトの摂取量とがんのリスクとの関連を調べた研究成果も、多数分析した。
すると、こちらは、一貫した傾向はみられなかったという。
食安委の佐藤委員長は、次のように説明する。
「アクリルアミドは動物実験で発がん性が確認されている。ただ、ヒトを対象とした調査の全体をみると、アクリルアミドが原因でがんが増えているとは認められない。そうした意味では、それほど心配しなくてもいい。とはいえ、摂取しない方がよいことには変わりないので、できるだけ減らすよう気にかけてくださいということです」
■保存方法や下準備に一手間
アクリルアミドは、多くの加熱した食品に、わずかながら含まれる。
加熱調理は、食材をおいしく安全に食べるために必要なことでもある。
アクリルアミドをまったくとらないようにするのは、難しい。
だが、家庭でのちょっとした工夫で、量を減らすことはできる。
まずは、準備段階でできることから。
農林水産省によると、炒めたり揚げたりするジャガイモは、常温で保存するといい。長期間冷蔵すると、加熱時にアクリルアミド生成の原因となる糖が増えるという。
イモ類やレンコンは、切った後に水にさらすと、アクリルアミドに変化する成分が表面から洗い流される。
調理する時は、加熱しすぎないことが大切だ。
炒めたり揚げたりする場合は、焦がしすぎないよう注意する。
農研機構食品総合研究所の実験では、食材を炒める時間が長くなり、焦げ色が濃くなればなるほど、アクリルアミドの濃度が増した。
食パンを焼いた場合も、トースト時間や焼き色とアクリルアミドの濃度には、同じ傾向が出た。
炒めるときは、火力を弱めにする。
さらに、よくかき混ぜれば、一部分だけが高温になるのを防げる。
■ゆでる・蒸す・煮る…調理の一部、置き換えてみる
ゆでる、蒸す、煮るといった、水を利用する調理では、食材の温度は120℃以上にならず、アクリルアミドはほとんどできない。
炒める調理の一部を、蒸す、煮るなどに置き換えることも効果的だ。
食品総合研究所などは、そのことを、きんぴらゴボウ作りで確かめた。
15人の協力者に、それぞれの普段の作り方と研究所が指定した作り方の2通りで作ってもらい、アクリルアミド濃度を比較した。
指定の作り方では、炒める時は火加減を弱くして速くかき混ぜる。さらに炒め時間を短くして、代わりに弱火で15分間蒸し煮にしてもらった。
普段の作り方では、アクリルアミドの濃度は、人によってばらつきが出た。
一方、指定の作り方では、全員、濃度が低く、中には普段の100分の1以下になった人もいた。
味の評価もした。
指定の作り方をしたきんぴらゴボウを大学生65人に食べてもらったところ、52人が「普段食べているのと同じくらいおいしい」、3人は「よりおいしい」と答えた。
小野上席研究員は、「アクリルアミドは少しの工夫で減らせる。できる範囲で工夫をすればよいと思います」と話している。
農林水産省は「安全で健やかな食生活を送るために アクリルアミドを減らすために家庭でできること」という冊子をまとめ、ウェブサイトで公開。希望者には配布している。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/index.html
〈アクリルアミド〉
有機化合物の一種。
食品中では、炭水化物を多く含む野菜や穀類などを、揚げる、焼く、あぶるなどして120℃以上の高温で加熱すると、特定のアミノ酸と糖が化学反応を起こして生成される。
加工食品に含まれるほか、条件がそろえば、家庭での調理でもできる。
出典URL
http://digital.asahi.com/articles/ASJ2Y5QRPJ2YUTFL00K.html?rm=824
2016年2月2日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
作業部会(青木康展座長)は、2011年から、アクリルアミドのリスクを検討してきた。
アクリルアミドは、微量でも、遺伝子を傷つける作用をもつ。
どこから取っているかを見ると、約6割を占めたのは、炒めたモヤシやキャベツ、フライドポテトなど、高温調理した野菜。
2番目は、コーヒーや緑茶などの飲料。
含有量が高いとされてきたポテトスナックなど菓子類は16%と、少なかった。
日本は、欧州連合(EU)加盟国(0.4〜1.9μg)より低く、香港(0.21μg)と、ほぼ同じだった。
今回の調査でも、人への健康影響は明確ではないとの結論になったが、動物実験でがんが認められた最少量と日本人の平均推定摂取量が比較的近いことから、「懸念がないとはいえない」との評価になった。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160202/ddm/041/100/151000c
2016年3月7日19時43分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月7日20時21分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県尼崎市保健所は,7日、アルコール依存症患者の自立を支援するNPO法人施設の通所者らが、有毒植物であるスイセンの葉をネギやニラと間違って昼食に食べ、うち10人が嘔吐などの食中毒症状を発症したと発表した。
全員軽症で、すでに回復したという。
保健所によると、4日昼の自炊の際、通所者が誤って施設内のプランターに植えてあるスイセンを中華丼の具材として使用。
通所者や施設の職員ら,32~71歳の男女11人が食べた。
通所者は、「ネギかニラだと思った」と話していたという。
施設では、以前、ネギを育てていた。
スイセンの葉は長さ20~30cmで、葉はニラ、球根は玉ねぎに似ているが、リコリンなどの有毒成分が含まれている。
食べると、嘔吐や下痢、発汗などの中毒症状を起こす。
保健所は、誤って口にしないよう、注意を呼び掛けている。
出典URL
http://this.kiji.is/79524871826194434?c=39546741839462401
http://www.sankei.com/west/news/160307/wst1603070078-n1.html
(ブログ者コメント)
○この事故の後も、1件、今年2回目の中毒事故が起きたとテレビニュースで報道されていた。
(活字記事は見当たらなかった)
スイセン誤食による中毒事故は、毎年のように起きている。
○以前、ネギを育てていたと報じられているが、どこで育てていたのだろう?
スイセンプランターが置かれていた場所の近くで育てていた・・・といったことはなかっただろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。