2021年12月19日6時39分にNHK首都圏から、「水素濃度を瞬時に測る装置開発 安全対策につながるか」というタイトルで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
地球上で最も軽い気体、「水素」の濃度を瞬時に測定する装置を日本原子力研究開発機構の研究グループが開発しました。
新たなエネルギーの期待が高まる水素の安全対策につながるか、注目されます。
水素は地球上で最も軽い気体で、無味・無臭。
濃度が高まると燃える、可燃性ガスの1つです。
研究グループは、東京電力福島第一原子力発電所の事故で、溶けた核燃料から発生した大量の水素がたまって爆発し、事故が深刻化したことを踏まえ、水素の濃度をいち早く測る技術開発を進めてきました。
開発では、軽い気体ほど音を伝えるスピードが速くなる性質に着目。
水素で満ちた空間は、大気よりも4倍ほど速い特性を応用し、水素を含む空間で音が伝わる時間を計測することで水素濃度が瞬時に分かる装置を開発しました。
計測にかかる時間は0.05秒未満で、350度以上の高温環境でも利用できるということです。
研究グループは、水素が、化石燃料に代わる新たなエネルギーとしての利用が広まる可能性があることから、爆発などの事故を防ぐ対策につなげたいとしています。
開発に携わった荒研究員は、「水素を使った社会インフラの整備が進んだとき、この技術を活用すれば、わずかな水素の漏れも素早く見つけられるので、安全対策への寄与を期待している」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20211219/1000074002.html
2021年12月18日20時32分にYAHOOニュース(中国新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後1時15分ごろ、山口県岩国市飯田町の日本製紙岩国工場から「社員が有毒ガスを吸って意識がない」と119番があった。
2人が病院に搬送され、男性社員(23)が意識不明の重体。
男性社員(50)が喉の痛みを訴え軽傷。
岩国地区消防組合によると、現場で硫化水素を検出したが、工場外への漏れはないという。
工場などによると、男性社員(23)は別の社員と2人一組で、木をパルプにする工程にある約10立方メートルの大きさのタンクを酸性の液体を使い洗浄していたという。
同社の担当者は「もともと硫化水素が発生する作業で、誤って吸った原因は調査中」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b405acfc0c6ca714b0907710435c66e30d5e921
2021年12月17日7時34分に時事ドットコムから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
皇居・宮殿で8日、天井の点検作業をしていた宮内庁職員が転落し、5日後に死亡していたことが16日、同庁関係者への取材で分かった。
宮殿での事故で死者が出たのは初めてという。
同庁関係者によると、亡くなったのは宮殿管理官付の50代男性職員。
8日朝、宮殿「豊明殿」の廊下で、脚立を使って高さ約3メートルの天井と、屋根の間に置かれたバケツに水がたまっているかどうかを点検中に落下したとみられる。
肋骨(ろっこつ)を折るなどして東京都内の病院に救急搬送されたが、13日夜に死亡した。
この点検は通常、数日おきに複数人で行っているが、事故当日は同じグループの担当が休暇中で、1人で作業していた。
作業に当たっての明確な規則はなかった。
同庁は、改めて安全管理を徹底し、今後、1人での作業を行わないとしている。
宮殿は天皇陛下や皇族方が公的な儀式や行事の際に使われる建物。
鉄骨鉄筋造りの地上2階、地下1階で1968年に完成し、翌年から使用されている。
豊明殿は宮中晩さん会などで用いられる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/029463b97c897db240185236f53c295b39b4853d
12月17日13時1分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、落下した職員は携帯で別の職員に助けを求めていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性職員は今月8日の午前、皇居の豊明殿の西廊下の天井の水漏れを調べるため、脚立を使って天井を点検していた際に、あやまって落下したということです。
西廊下の天井はおよそ3メートルの高さがあり、職員は脚立から落下した後、自分の携帯で別の職員に助けを求め、救急搬送されましたが、今月13日に死亡したということです。
こうした点検作業は本来、複数の職員で行うことになっているということで、宮内庁は事故を受けて、改めて、点検などの作業は複数人で行うよう指示を出したということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c69e172f82bc2e063f4f42e82955e92fdd803207
2021年12月17日15時12分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前6時ごろ、紀の川市桃山町市場の市道で、ダンプカーの荷台が電線に引っかかり、道路脇の電柱2本が根元から折れました。
関西電力によりますと、この影響で現場周辺で一時、746戸が停電しました。
けが人はいませんでした。
警察の調べによりますと、ダンプカーを運転していた男性は、現場近くの駐車場で、ダンプカーの荷台に貯まっていた水を荷台を傾けることで流したあと、荷台を戻しつつ走行したところ、電線に引っかかったと話しているということです。
現場は、JR和歌山線の下井阪駅から南に3キロほど離れた市道です。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20211217/2040010298.html
2021年12月16日21時28分にYAHOOニュース(東海テレビ)から下記趣旨の記事が、動画ならびに主要場面の写真付きでネット配信されていた。
愛知県では、11月から交通死亡事故が急増しています。
その原因を探ると、”ある条件”のときに死亡事故の発生リスクが高いことがわかりました。
11月5日の夕暮れ時、名古屋市南区で起きた交通事故。
片側1車線の道路を横断していた83歳の男性がトラックにはねられ、死亡しました。
愛知県では今、「横断中の高齢者」がはねられて死亡する事故が急増しています。
愛知県の今年の交通事故による死者数を見てみると、11月は19人と急増。
このうち7人が「歩いて横断中の高齢者」でした。
70代男性:
「横断歩道の隅っこに立っていて、一歩前に出たときに(車が)前を通り過ぎていくから、ヒヤッどころの話じゃない、オオッ!ですよね」
60代女性:
「(車が)左から来たりする時にちょっとヒヤッとしますけどね。車の人は自分の行きたい方向を見ているから」
実際、道路を渡る際にヒヤリとした経験のある高齢者が多くいました。
その横断中の死亡事故に多い「ある条件」があるといいます。
愛知県警交通総務課の担当者:
「歩行者側からすれば、左から来る車にはねられるケースが多い」
14日夜、三重県川越町で84歳の女性が死亡したひき逃げ事故では、女性は横断歩道のない道路を歩いて渡っていましたが、左から来た車にはねられました。
愛知県で、夜間に信号のない道路を横断中にはねられ死亡した高齢者のうち、「左から来た車」にはねられたケースは、「右から」の場合の3倍です。
なぜ、歩行者の左側から来る車が危険なのか、実際に自動車学校で実験してみました。
夜間に片側1車線の道路の両端にスタッフが立ち、車で時速15キロで走ってみると、左側はヘッドライトの明かりで姿が確認できますが、右側は対向車線を挟むこともあり、明かりが届かず暗闇の中にぼんやりと見える程度でした。
愛知県警交通総務課の担当者:
「(運転手は)ライトが当たる所を見てしまうということがあるかと思います。右から横断してくる歩行者に対しては、自分のライトの照射範囲内に入ってくるまで、やはり時間がかかるのかなと思います」
また、見えづらさだけでなく、別の要因もありました。
(リポート)
「車はここから70メートル離れた所にあるんですが、ヘッドライトが届いていないということもあって、かなり遠くに感じます」
70メートル離れ、遠くに見える車が時速50キロで走行すると、目の前を通過するまでに6秒もかかりません。
一方、高齢者が歩く速度で、「片側1車線、幅6メートル」のよくある道路を渡ってみると、渡りきるのに6秒かかりました。
高齢者の歩行速度は「秒速1メートル」と言われていて、横断するのにかかった時間は「6秒」。
遠くに感じても、道路を渡り切る前に車が来てしまいます。
車からの見えにくさと、渡り切るのに必要な時間。
これが、夜間に横断する際に「左から来る車」に注意が必要な理由でした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5534cf24cd45edb825178736563a92f5c011c041
(ブログ者コメント)
「左からの車に注意」という情報は、過去にも本ブログで紹介スミ。
今回は違った切り口からの報道だったので、改めて紹介することにした。
2021年12月16日17時27分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年10月、沖縄県の沖合で海に潜って漁をしていた漁業者の2人が溺れて死亡した事故で、国の運輸安全委員会は、潜水器具に空気を送る機械がメンテナンス不足で故障し、空気に一酸化炭素が混じって急性中毒を引き起こし、溺れた可能性が高いとする調査結果をまとめました。
去年10月、沖縄県糸満市の沖合で海に潜って漁をしていた漁業者の男性2人が溺れて死亡した事故について、国の運輸安全委員会は調査報告書を公表しました。
それによりますと、潜水の際は船の上に設置された機械から呼吸のための空気がホースで送られていましたが、その空気に一酸化炭素が混じった可能性があるとしています。
機械は1年ごとの点検が推奨されていましたが、船長はおよそ10年にわたって内部の清掃を行っておらず、潤滑油が不完全燃焼した可能性があるということです。
2人は、一酸化炭素が混じった空気を吸い込んだ結果、急性の一酸化炭素中毒になり、溺れた可能性が高いということです。
運輸安全委員会は再発防止策として、空気を送る機械を定期的に点検し、清掃するよう指摘しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211216/k10013390811000.html
12月16日12時2分にNHK沖縄からは、配管の中に炭化物が堆積していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書よりますと、漁船に設置されている空気を送る装置の配管の中に、炭化物がたい積しているのが見つかったということです。
装置の一部の故障に加え、長期間、配管の清掃が行われなかったことが原因の可能性があるとしています。
そのうえで、この炭化物に蓄積された熱によって不完全燃焼が発生し、2人に送られていた空気に一酸化炭素が混入して中毒になり、おぼれて死亡したと考えられると結論づけています。
報告書では再発防止策として、配管の中に付着した炭化物を定期的に取り除くことなどを呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20211216/5090016638.html
12月19日12時56分にYAHOOニュース(沖縄タイムス)からは、装置は10年前に中古で購入したものだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日付の事故調査報告書によると、当時の男性船長(44)が潜水器の保守点検を怠り、配管内部に堆積した炭化物から一酸化炭素が発生。
送気ホースを伝って2人が吸引したことで溺れたとみられる。
調査報告書によると、空気圧を自動調整する装置が故障し、過熱状態となった配管内に潤滑油が炭化物となって堆積していた。
それが原因で一酸化炭素が発生していたという。
男性船長は潜水器を10年ほど前に中古で購入したが、取扱説明書に記載された保守点検を行っていなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/431a79eef6b29a41b2f08ef7c5879e1cf6ba7f14
※以下は令和3年11月24日付の報告書(写真多数)抜粋。
・・・・・
本船は、ふだんから、本船内に設置されたフーカー式と呼ばれる送気式の潜水器(以下「本件潜水器」という)を用いて潜水漁を行っていた。
本件潜水器は、本船の船首部に設置されたケーシング内の原動機によりVベルトで駆動される空気圧縮機(以下「本件圧縮機」という)からの空気が、ケーシングの外に設置された空気タンク、空気清浄装置及び送気ホースを経由し、同ホースの末端に接続されたレギュレータを介して潜水者に送られる仕組みとなっていた。
本件圧縮機は、ケーシングの右舷側下部からケーシングの外に延びるゴム管(以下「空気取入口」という)より外気を取り込んでおり、また、同じく同部から延びる金属管(以下「本件配管」という)を経由して空気タンクに圧縮空気を送気しており、空気タンクには安全弁及び自動アンローダ*1が設置されていた。
・・・・・
(1) 本件圧縮機は、自動アンローダが故障し、ふだんから過熱した状態で使用されていたことから、潤滑油の酸化、分解が起こり、炭化物が生成されやすい状態であった可能性があると考えられる。
(2) 本件圧縮機は、本件配管内の清掃が行われないまま、(1)の状態で長期間使用し続けるうちに、本件配管内に炭化物が堆積した可能性があると考えられる。
(3) 本船は、21時30分ごろから操業を再開した後、本件圧縮機内の噴霧化した潤滑油が本件配管内に堆積した炭化物に蓄積された熱により発火して、加圧下で不完全燃焼し、本件潜水器から送気される気体に一酸化炭素が混入した可能性があると考えられる。
(4) 甲板員A及び甲板員Bは、喜屋武岬沖において潜水漁に従事中、本件潜水器から送気される気体に一酸化炭素が混入したことから、急性一酸化炭素中毒となったのち溺死したものと考えられる。
https://www.mlit.go.jp/jtsb/ship/rep-acci/2021/MA2021-12-33_2020nh0042.pdf
(ブログ者コメント)
〇潤滑油を使用した空気圧縮機を使用する際には、吐出配管の定期的な清掃が必要だ。
新品であれば、購入時に販売店から注意喚起されたと思うが、中古購入ゆえ、その辺が雑になっていた・・・そんな可能性はなかっただろうか?
〇過去にも、清掃を怠ったため配管が破裂したり、あるいはCO中毒になったりした事例が多数ある。
ブログ者も工場勤務時代、吐出バルブを絞りこんだ状態で空気圧縮機を運転していて4インチほどの吐出配管が破裂した事故を経験している。(空気流れが少なくなったため酸化熱が蓄積したと推定)
2021年12月16日20時55分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、4枚の写真付きでネット配信されていた。
16日午前10時35分ごろ、大阪府守口市佐太中町2丁目の大庭浄水場から、「トンネル掘削中に作業員3人が取り残された」と119番通報があった。
大阪府警などによると、地下24メートル地点にあるトンネル内に地下水が流入したとみられ、午後8時現在、トンネル内に閉じ込められている男性作業員(25)の救助活動が続いているという。
他の男性作業員2人は自力で脱出し、病院に搬送されたが、大きなけがはないという。
浄水場を管理する大阪広域水道企業団や府警守口署によると、同浄水場と約1キロ離れた庭窪浄水場を地下の水道管でつなぐために、トンネルを掘削する工事中だった。
救助中の男性は、大庭浄水場の入り口から約960メートル地点のトンネルの先端部で作業をしていたとみられる。
トンネルは直径1・1メートルで、地下約24メートル地点にある。
淀川に沿うように延伸していたという。
【トンネルの奥、呼びかけに応答する声】
守口市門真市消防組合によると、救助隊がトンネルに入り、16日午後7時15分ごろにトンネルの奥に呼びかけると、応答する声が聞こえたという。
https://www.asahi.com/articles/ASPDJ5H7FPDJPTIL01Z.html
12月17日7時22分にNHK関西からは、水は直径1.2mの穴の高さ1mまで達していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察と消防によりますと、水につかった穴は直径およそ1.2メートルで、深さ30メートルほどにあり、横方向に伸びていて、水は16日昼の時点では高さ1メートルほどに達していたということです。
消防が排水作業を進めたところ、水は16日夜の段階で数センチまでひき、その後、土砂を取り除き掘り進めたところ、作業員と会話ができる状態になったということです。
消防によりますと、狭いスペースの中で周辺の土砂を取り除く必要があるということで、慎重に救助活動が進められています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211217/2000055239.html
12月17日14時10分に読売新聞からも同趣旨の記事が、取り残されている状況の解説図付きでネット配信されていた。(記事は転載省略)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20211217-OYT1T50087/
12月17日19時15分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、シールドマシン内にいた作業員が取り残されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故は、発生から32時間が経過しています。
16日午前9時半ごろ、作業員3人が水道管の設置工事のため、地下にトンネルを掘り進めていたところ、突然、水と土砂が入ってきたということです。
30代と40代の男性は自力で脱出しましたが、シールドマシンという地中を掘り進める機械の中にいた25歳の男性が、逃げ遅れました。
作業していたトンネルは、直径がおよそ1.2メートル。
地下30メートルの地点で、1キロほど掘り進めたところでした。
消防の救助隊がトンネル内の水や土砂を排出し、16日午後7時すぎ、作業員に呼びかけると、「足首から先がしびれている。何か物に挟まれてはいない」と、しっかりした声で応答があったということです。
17日午前10時すぎにも呼びかけに応じていて、救助隊は午後4時時点で、男性まで10メートルほどのところまでたどり着いていますが、土砂を取り除く作業が続いているといいます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e79e5808140ca014f781abba1a2ac9e8173e34e6
12月18日20時0分に朝日新聞からは、47時間後に無事救出されたなど下記趣旨の記事が、閉じ込められた状況の図解付きでネット配信されていた。
取り残されていた男性作業員(25)が18日、救出された。
直径わずか1メートル余りの空間に約47時間にわたって閉じ込められたが、意識ははっきりしているという。
トンネルは、浄水場の地下約30メートルからシールドマシンで掘っていた。
横穴を掘り進めながらトンネルの壁をつくれる装置だ。
府警や守口市門真市消防組合などによると、16日午前9時半ごろ、起点の浄水場下から約960メートル進んだところで水がトンネル内に流入した。
先端部分で作業をしていた男性は、背後にあるトロッコが土砂で動かなくなり、退路を塞がれた。
トンネルの直径は約1・1メートル。
立ち上がることもできない。
一時は肩のあたりまで泥水につかり、何とか呼吸できる状態だったとみられる。
ただ、トンネルは上向きに傾斜をつけて掘り進められていたため、男性がいた先端部は水がたまりにくかった。
半日後の16日夜には排水作業が終わり、救助隊員が呼びかけると、トンネルの奥から男性が応じる声が聞こえたという。
救助隊員らは手作業でトロッコの周りにあった土砂をかき出し、まる一日以上たった17日午後1時ごろ、男性の所まで通じるわずかな空間を確保。
そこから飲み物やゼリー状の補給食、さらに防寒用のシートを、棒を使って届けた。
救助隊員の呼びかけに対し、男性は座った状態で「寒さはもう大丈夫」などと答えたという。
男性の健康状態を確認できた後は、周囲の土砂がさらに流出しないよう薬品を使って固めるなど、救助活動は慎重に進められた。
18日午前8時20分、隙間を広げて男性を救い出した。
男性は病院へ搬送され、経過観察のため入院したが、自分で歩ける状態だという。
https://www.asahi.com/articles/ASPDL6FTRPDLPTIL01J.html
12月18日10時57分にNHK関西からは、穴の中は比較的暖かかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は穴の先端から900メートルほど入った場所で見つかり、当初から救助隊とは継続的に会話できていたということです。
また、穴の中は15度から20度と、比較的、暖かかったほか、土砂の隙間から棒を差し込み、食べ物を届けることができたということです。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211218/2000055373.html
(2024年8月10日 修正1 ;追記)
2024年8月10日14時25分に読売新聞からは、1週間ほど前から止水できない不具合が複数回発生していたのに防止措置をとらなかったとして4人が書類送検された、閉じ込められた作業員はPTSDを発症していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府守口市で2021年、掘削工事中のトンネルに作業員が2日間取り残された事故で、防止措置を怠って作業員に心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを発症させたとして、府警は9日、元請けの建設会社「O建設」(大阪市生野区)の作業所長、八田容疑者(51)ら男4人(50~55歳)を業務上過失傷害容疑で書類送検した。
いずれも容疑を認めているという。
事故は同年12月16日午前9時頃、守口市の大庭浄水場地下にあるトンネルで発生。
配水管を通す掘削工事中に突然、水や土砂があふれ出し、20歳代の作業員男性1人が地下約28メートルに取り残され、約47時間後に救出された。
発表では、4人は現場責任者らで、12月10日頃から止水できない不具合が複数回発生し、事故の危険性を予見できたのに防止措置を取らずに工事を継続。
同月16~18日、男性を現場に閉じ込め、PTSDなどにさせた疑い。
府警は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240810-OYT1T50034/
8月9日15時45分にABCテレビ)からは、掘削機械から水や土砂が飛び出すなどの異常事態が起きていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2021年12月16日朝、守口市内の地下に約970メートルの配水管を設置する工事で、トンネルの掘削作業中に機械から土砂や地下水が流出。
土砂運搬のためのトロッコが動かなくなり、男性作業員(20代)が直径約1.1メートルのトンネル内に閉じ込められる事故がありました。
男性は47時間後に救助されました。
警察によりますと、事故の1週間ほど前から、掘削作業中の機械から水や土砂が飛び出すなどの異常事態が複数回にわたって確認されていました。
警察は、こうした異常事態の報告を受けて、事故が起きる可能性を認識しながら安全対策をとらなかったとして、9日、工事責任者で元請け会社の男性ら4人を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。
全員が容疑を認めており、警察は、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたということです。
男性作業員は4次下請けの一人親方で、事故後、全治110日ほどの心的外傷後ストレス障害になったということです。
https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_27095.html
2021年12月15日21時9分にYAHOOニュース(熊本日日新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市中央区の熊本テルサホールで4日にあった市内の保育園の発表会で、男性園長がホールの設備を勝手に操作し、誤って照明器具をつるした金属製のバー(長さ約10メートル)を天井から下ろしたため、客席にいた女性1人の頭に接触する事故が起きていたことが15日、分かった。
園によると、女性にけがはなかった。
ホールがあるホテル熊本テルサは県と熊本市が設立。
テルサと園によると、4日正午すぎ、発表会の記念撮影時に起きた。
園長は、舞台上部のバーに取り付けられた発表会の横断幕を下げようとして、舞台脇の操作盤で誤って客席の真上に位置する照明のバーの操作ボタンを押した。
舞台や客席には園児や保護者ら約20人がいたが、テルサの担当者はホールの外にいた。
園長は「操作盤でバーの高さを調整できることを知っていた。勝手に操作して申し訳ない」と陳謝。
テルサ側は「スタッフ以外は操作盤に触れないよう利用者に周知徹底し、再発防止に努める」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/58aa2bc405091e1c937e2e6234bc09f3a26bc38f
2021年12月15日9時2分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本県南関町の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザについて、農林水産省は疫学調査の結果を公表した。
感染経路は特定できなかったが、養鶏場にネズミのふんや野生動物が通れるほどの隙間が確認されたことから、ネズミがウイルスを媒介した可能性があるという。
農水省の疫学調査チームが3日に現地で調べたところ、鳥インフルが発生した鶏舎にネズミが通れるほどの隙間があり、内部でネズミのものとみられるふんや足跡が複数確認された。
ウイルスは野鳥やふん、ネズミ、人を介して感染することから、ネズミが感染経路の可能性があるという。
養鶏場は、感染リスクのある公道を挟んで、鶏舎が2カ所に11棟ある。
1カ所は消毒や訪問者用の長靴の用意などの対策を講じておらず、もう1カ所と自由に行き来できるようになっていた。
鳥のふんを運び込む堆肥(たいひ)舎では防鳥ネットが張られておらず、いずれも農水省が定める飼養衛生基準に反していた。
その一方で、従業員が鶏舎に入るときは靴底と手指を消毒して定期的に消石灰をまき、鶏に与える水を塩素消毒するなど、基本的な対策は講じられていた。
農水省の消費・安全局動物衛生課は、13日までに国内で今季9例の感染が確認されているとして、養鶏農家に「10月から5月まで海外からウイルスを持ち込むことが多い渡り鳥が日本に来るので、全国どこにでもウイルスがあるものと思って飼養衛生基準を徹底してほしい」と呼びかけている。
https://www.asahi.com/articles/ASPDG73VKPDFTLVB00N.html
※発生当時の報道は下記参照。
(2021年12月2日20時31分 熊本日日新聞)
熊本県は2日、南関町細永の養鶏場で毒性の強い高病原性鳥インフルエンザの疑い事例が発生したと発表した。
県の簡易検査で鳥インフルエンザの陽性を確認。
さらに遺伝子検査で陽性になれば、この養鶏場で飼育している肉用鶏約6万7千羽の殺処分を始める。
高病原性と確定すれば、県内の養鶏場では2016年12月の南関町以来、5年ぶり3例目の発生となる。
国内では今シーズン、鹿児島県出水市の2カ所など3県で4例が確認されている。
県は、疑い事例の発生を受け、この養鶏場の半径3キロ圏内にある養鶏場5カ所(11万3700羽)に鶏や卵の移動を自粛するよう要請。
3~10キロ圏内の14カ所(75万9878羽)にも圏外に搬出しないよう求めた。
遺伝子検査で陽性が判明した場合、移動や搬出がそれぞれ禁止される。
県によると、2日午前11時半ごろ、養鶏場から「3日間で73羽の死亡が見つかった」と県城北家畜保健衛生所(山鹿市)に通報があった。
検体を同衛生所で簡易検査したところ、13羽中12羽から陽性反応が出た。
県はウイルスの感染拡大を防ぐため、県の家畜防疫員が施設の消毒を実施。
遺伝子検査で陽性になれば、国の防疫指針に基づき、24時間以内に全ての鶏を殺処分し、72時間以内に埋却などの防疫措置を終える方針。
県職員を中心に約2千人態勢で作業に当たる。
県は同日、蒲島郁夫知事をトップとする防疫対策本部会議を設置。
知事は初会合で「まん延防止のため、総力を挙げて迅速な初動対応や監視体制の強化などに当たってほしい」と訓示した。
https://kumanichi.com/articles/486334
(ブログ者コメント)
ブログ者の自宅でも天井裏にネズミが侵入したことがある。
それも何回も。
初回侵入後に家の周囲を確認し、穴や隙間があったので全て塞いでおいたのだが、何年か後に、また再発した。
再度、侵入口を探したが、よく分からない。
そこで業者に見てもらったところ、家の周囲に置いていたものの裏側に通風口があり、そこに埋め込まれていた侵入防止用の樹脂プレートに穴が開けられていた。
ここに通風口はないだろうと思い込んだがゆえの大失敗。
天井裏がヒドイことになっているということで、清掃・消毒も業者に依頼して、少なからぬ出費になってしまった。
50坪の敷地でも、この有様。
広い養鶏場だと対策はかなり大変そうだ。
2021年12月15日付で毎日新聞東京版から下記趣旨の記事が、エレベーター内で地震に遭った場合の対応説明図付きでネット配信されていた。
10月、東京23区で10年半ぶりに震度5強の地震があり、過去の震災の記憶がよみがえった人も多いだろう。
首都直下地震や南海トラフ地震で懸念されながらも、利用者による対策は進んでおらず、盲点になっているのが、エレベーター内に閉じ込められる問題だ。
閉じ込めに遭遇したら、どうすべきなのか。
日本エレベーター協会によると、全国のエレベーターの台数は今年3月現在、77万2715基。
マンションなどが多い都市部で大地震が起きると、閉じ込めが発生しやすい。
2018年の大阪北部地震では、大阪など11府県で約6万3000基が停止。
うち5府県の346基で閉じ込めがあった。
今年10月に東京都と埼玉県で震度5強を観測した地震では、首都圏を中心に約7万8000基が止まった。
夜間で利用者が少なかったことなどから、閉じ込めは25基にとどまったものの、国の中央防災会議が13年に公表した首都直下地震での想定では、閉じ込めの被災者は「最大約1万7400人」となっている。
なぜ、閉じ込めが起きるのか。
大きな揺れにより、エレベーターのかごがレールから外れるなどのトラブルが起きたり、階の途中で安全装置が働いたりするからだ。
これを避けるため、揺れを検知すると最寄りの階に自動停止して乗客を逃がす「地震時管制運転装置」の設置などが09年、建築基準法施行令で義務づけられた。
日本エレベーター協会によると、全国約77万基のうち、約59万基にこの装置が設置された。
最近では、一旦閉じ込められても、異常がなければ再び動き出し、最寄り階で乗客を逃がす機能が付いたものもある。
それでも、地震によっては、閉じ込めが防げない場合がある。
地震は、振幅が小さく小刻みに揺れる初期微動(P波)の後に、被害をもたらす強い揺れの主要動(S波)が来る。
この装置は、P波を検知すると最寄り階にエレベーターのかごを停止させて、乗客を逃がす仕組みだ。
ところが、震源が近く、最寄り階に到着する前にS波に襲われると、かごが止まってしまう。
また、地震の性質にかかわらず、エレベーターに予備電源がないと、停電が閉じ込めの原因になることもある。
「震源の浅い直下型地震では、震源地から45キロ圏内で震度5強以上の揺れだと、装置があっても閉じ込められる可能性は高い」と、防災対策を進める民間のグループ「災害対策研究会」の釜石事務局長は指摘する。
大阪北部地震の震源は都市部で浅かったこともあり、139基は、この装置を備えていたのに閉じ込めがあった。
全体(346基)の4割に上る。
地震大国でエレベーターに乗っていたら、いつ閉じ込めに遭ってもおかしくない。
だが、マンションを中心に、対応は進んでいない。
閉じ込められた人の救出は、エレベーター保守会社の保守員や消防のレスキュー隊員に任せるのが大前提になっている。
住民による救出活動は2次災害につながる危険性があるためで、それゆえ、住民参加の救出訓練に及び腰の保守会社は多い。
ある大手保守会社の保守員は、「住民による訓練はほとんど聞いたことがない」と明かす。
地震の被害状況によっては、保守会社やレスキュー隊員が駆けつけられない恐れがある。
釜石事務局長は、こうした現状に危機感を持ち、各地の講演会で住民参加の訓練の必要性を訴える。
「住民同士で訓練の必要性や危険性について十分議論し、訓練の実施に向け保守会社と粘り強く交渉してほしい」
【全ての階のボタン押して】
一方、エレベーターの中で大きな揺れがあった場合、どうすればいいのか。
エレベーター保守会社「i-tec24(アイテックツーフォー)」(東京都世田谷区)の吉村専務が教えてくれた。
全国約77万基のうち約18万基には、揺れを検知すると最寄りの階に自動停止する装置が付いていない。
ただ、地震に遭った時、自分がたまたま乗っていたエレベーターにこの装置が付いているかは分からない。
「やってほしいのは、揺れを感じた直後に、全ての階のボタンを押すことです」。
すると、どこかの階に止まって扉が開くかもしれないからだ。
そうしたら、速やかに外へ避難できる。
その後、揺れが大きいと扉が閉まって、保守会社の保守員が点検するまで停止状態になる。
もし、正しい位置で停止した後、扉が閉じて避難し損ねても、焦る必要はない。
エレベーター内の「開」のボタンを押せば開くからだ。
外のボタンを押しても開けられない。
もし、外に出られなかった場合は、できるだけ早く外に知らせることが重要だ。
覚知が早いほど、救出が早まる可能性は高い。
11年の東日本大震災では、覚知までに80分ほどかかった事例があった。
マンションだと、エレベーター内のインターホンのボタンを押すと、管理人室や保守会社などにつながる。
つながらなければ、携帯電話で連絡してもいい。
吉村専務は、「連絡がつけば、保守員は必ず復旧に向かうので、慌てずに救助を待ってほしい。密室で不安になると思うが、閉じ込め自体でけがをすることはほとんどなく、酸欠などの心配もない」と話す。
家族や知人が閉じ込められたら、どうすればいいのか。
その場合、インターホンや携帯電話がつながれば、「中は安全だ」と伝えた上で状況を聞き取り、保守会社や消防のレスキュー隊に救助を求めると、よりスムーズな救出につながる。
【主な地震でのエレベーターの閉じ込め件数】
2011年 3月 東日本大震災 210件
16年 4月 熊本地震 54件
18年 6月 大阪北部地震 346件
21年 10月 東京都と埼玉県で震度5強を観測
した地震 25件
※国土交通省などへの取材に基づき作成
https://mainichi.jp/articles/20211215/ddm/012/040/078000c
2021年12月14日17時21分にYAHOOニュース(福岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡市の博多港で11月、貨物船が防波堤に衝突し、乗り上げた事故について、福岡海上保安部は14日、船長が灯台の場所を見誤ったことが事故の原因と発表しました。
この事故は、11月28日の深夜、大型貨物船・LADY ROSEMARY号が博多港を出た直後に防波堤に衝突し、乗り上げたものです。
事故について調べていた福岡海上保安部は14日午後、原因について「船長が、本来横を通過する灯台と別の灯台を誤認」したと発表しました。
福岡海上保安部によりますと、貨物船は本来、防波堤の先にある赤い色の灯台の右側を通過するはずでしたが、この灯台の左側にもうひとつ赤い灯台があり、船長は、このもうひとつの灯台を本来の灯台と見誤ったということです。
船長は、これまでに十数回、博多港での操船の経験があり、当日はレーダーなどを十分に使わずに、目視で位置を確認していました。
福岡海上保安部の調べに対し、船長は「衝突前に目の前の防波堤に気が付いたが、間に合わなかった」と話しているということです。
福岡海上保安部は、灯台の見間違えが事故につながったとみて、船長を業務上過失往来危険の疑いで書類送検する方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bea2ef1063de56453a1bfe27af23b6afd033e6f3
2021年12月14日10時20分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上のミスなどで生じた損害について、自治体が職員個人に賠償を請求する例が増えている。
住民による行政監視が強まっていることが背景にあるとみられ、民間企業よりも厳しい対応が求められているようだ。
【「迷惑かけられぬ」全額支払い】
兵庫県では昨年11月、県庁の貯水槽の排水弁を約1か月閉め忘れたことで水道代約600万円が余分にかかったとして、県が50歳代の男性職員を訓告処分にし、半額の約300万円の弁済を請求。
職場でカンパを募ることも検討されたが、職員は「迷惑をかけられない」と辞退し、昨年12月に全額を支払った。
京都府向日市では2016年、災害時用の備蓄食料の購入で、納品を確認せずに代金を業者に支払った後に業者が経営破綻。
半数程度の食料が未納になり、市は17年8月、当時の市長、副市長のほか、職員4人に計約750万円を請求した。
【損害の5割】
地方自治法では、役所の物品の損傷などで「故意」か「重過失」が認められる場合、職員に損害賠償を請求できると規定している。
「重過失」に当たるかどうかの判断は、自治体の裁量に委ねられている。
総務省は自治体の職員個人に賠償責任が生じたケースについて、2~4年ごとに統計を取っている。
1995~98年度の4年間は45件だったが、2009~11年度の3年間は54件、16、17年度の2年間は51件と、増加傾向だ。
職員はどの程度弁済すべきなのか。
兵庫県が排水弁の閉め忘れで弁済額の参考にしたのが、東京都立高校で15年、8日間排水バルブが開いた状態でプールに給水を続け、都に約116万円の損害が生じたケースだ。
都は注意義務違反にあたるとして、関係した教職員7人に半額相当の賠償を求め、全員が納付。
この後、全額負担を求める住民訴訟が起こされ、東京地裁は訴えを棄却する一方、設備上の問題などを認め、職員の負担割合は「5割を限度に認めるのが相当」との判断を示した。
一方、企業法務に詳しい村松由紀子弁護士によると、民間企業では、従業員が委縮したり、責任のある仕事を避けたりすることを防ぐため、損害賠償を個人に求めることはほとんどなく、企業側が保険に加入して備えるのが一般的という。
同志社大の太田肇教授(組織論)は、「公務員は、市民の税金を扱っている以上、民間よりも責任が厳しく問われるケースがある」と指摘する。
【情報公開が浸透】
職員個人の賠償責任を問う自治体が増えている背景として、全国市民オンブズマン連絡会議事務局長の新海聡弁護士は、住民による行政監視の環境が整ったことを挙げる。
01年に情報公開法が施行され、国の公文書を開示請求できるようになり、市町村でも同趣旨の条例の制定が進み、情報公開が浸透した。
火災保険の契約切り替えができていなかったため、高知市が市営住宅で起きた火災の保険金を受け取れなかったケースでは、発生から4年後の04年に市民から住民監査請求を受けたのを機に、市が関係職員4人に計約700万円の損害賠償を請求した。
総務省によると、自治体を相手取った住民訴訟の件数は、1992~94年度(3年間)に334件だったが、2012、13年度(2年間)は483件、16、17年度(同)は512件に増えた。
新海弁護士は、「情報公開制度や住民訴訟が活用されるようになった結果、役所側のミスや不祥事が表面化し、職員個人の賠償につながっているのではないか」と話している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20211214-OYT1T50058/
(ブログ者コメント)
兵庫県庁と都立高の排水弁閉め忘れ事例は、本ブログでも紹介スミ。
2021年12月14日19時44分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、現場写真5枚付きでネット配信されていた。
14日午前10時25分ごろ、奈良県生駒市南田原町の生コンクリート製造工場「N生コン」で「サイロに人が巻き込まれた」と119番通報があった。
作業員2人がサイロ内で砂利に埋もれており、約7時間半後に救出されたが、ともに死亡が確認された。
県警によると、死亡したのは竹井さん(男性、70歳)と太田さん(男性、78歳)。
現場は砂利などを貯蔵する円柱状のサイロ(高さ約10メートル、直径約5メートル)で、2人は14日午前8時ごろから周辺で作業を始め、当時はサイロ内にはしごを取り付ける溶接作業をしていたという。
現場のサイロは上部からベルトコンベヤーで岩を入れ、砕いた後、底から外部へ排出する構造になっている。
事故当時は半分ほどが砂利で埋まっていたという。
県警は業務上過失致死容疑で調べている。
現場は生駒市北部の丘陵地で、周囲には民家や田畑が点在する。
https://www.asahi.com/articles/ASPDG6GRRPDGPOMB00H.html
12月14日20時14分に毎日新聞からは、サイロの外には見張り役が1人いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前10時25分ごろ、奈良県生駒市南田原町の生コンクリート製造会社「奈良生駒生コン」から、原料の岩を砕くサイロ(高さ約10メートル、直径約8メートル)内にいた70代の男性作業員ら2人が砂利に埋もれたと119番があった。
市消防は約7時間半後に現場で2人の死亡を確認した。
県警生駒署によると、亡くなったのは同社の外注先の会社代表、竹井さん(70)とその従業員、太田さん(78)で、サイロ内ではしごの設置作業中だった。
別の1人がサイロ外で見張りをしていた。
消防によると、サイロ内には直径5ミリの砂利が4メートルの高さまで入っていたという。
N生コンでは8月12日にも、外注先の50代男性作業員が高所作業中に転落死する事故が起きている。
https://mainichi.jp/articles/20211214/k00/00m/040/278000c
12月15日12時13分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、機械が動き出した可能性もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、何らかの原因でサイロが稼働して男性らが転落したおそれもあるとみています。
12月15日午前から警察は現場検証を行って、事故原因を詳しく調べると共に、業務上過失致死容疑で捜査しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/177ba40f6c7c36598933cfdbb1a14c84fdae24fd
12月15日14時3分にYAHOOニュース(テレビ大阪)からは、8月の事故はサイロ外への転落だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この工場では、ことし8月にも50代の男性作業員がサイロで高所作業中に外側へ転落する死亡事故があったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6b6e12a1683df940bf528000cafb0345a375ebf
12月16日19時30分にNHK奈良からは、死因は砂利に埋ったことによる窒息死だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
亡くなった2人は兵庫県の溶接業の会社の経営者と従業員と確認されました。
2人は、14日午前中、生駒市南田原町にあるコンクリート製造工場「N生コン」の依頼を受けて、砂利を入れるサイロの中ではしごを取り付ける作業をしていたところ、砂利に埋まって出られなくなり、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、2人は何らかの理由で砂利の中に転落したとみられ、死因はともに胸を圧迫されたことによる窒息死だったということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20211216/2050009213.html
2022年2月25日14時34分にYAHOOニュース(ABCテレビ)からは、取り付け前のハシゴがタンク底に沈み始めたため引き上げようとして生き埋めになったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
奈良労働基準監督署は25日、設備会社と、作業員とともに死亡した70歳の社長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、兵庫県西宮市の設備工事会社「T」と、男性社長(70)です。
奈良労働基準監督署によりますと、事故当時、男性社長と男性作業員が砕石の貯蔵タンク内で、はしごを設置する工事をしていました。
取り付け前のはしごがタンクの底に沈み始めたために作業員が引き上げようとした際、作業員と社長が相次いで生き埋めになったということです。
2人は必要な命綱を装着していなかったということで、2人のうち男性社長について、書類送検しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/810179f6e5cf0d0f6b167f931cc0840637846619
(2022年5月29日 修正2 ;追記)
2022年5月28日付で労働新聞からは、死亡した2人は堆積した砕石の上に立っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良労働基準監督署は、サイロ内の砕石に埋没する可能性があったにもかかわらず、安全帯を使用させるなどの危険防止措置を怠ったとして、生コンプラント等設備工事業の㈱T(兵庫県西宮市)と同社代表取締役を、労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで奈良地検に書類送検した。
令和3年12月14日に、同代表と同社労働者の計2人が、サイロ内に堆積していた砕石に埋没し、窒息死する労働災害が発生していた。
労災は奈良県生駒市の生コンクリート製造会社敷地内にある直径6.9メートル、高さ11.7メートルの貯蔵用サイロ内で起こった。
死亡した2人は内壁にタラップを取り付けるため、床面から5~11メートルほど堆積した砕石の上に立っていた。
中央に仮置きしていたタラップが…
https://www.rodo.co.jp/column/129751/
(ブログ者コメント)
労働新聞の後半記述が有料のため、詳細は不明だが、これまでの情報から総合して考えると、サイロ内の砕石の上に立って作業中、サイロ下の排出機械が動いたため砕石が流動化し、2人が吸い込まれた・・・ということだったのかもしれない。
ただ、それなら、機械を動かないように対策していなかった点についても労安法違反が問われそうなものだが・・・?
2021年12月14日10時53分にYAHOOニュース(千葉テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前、千葉県佐倉市の東関東自動車道・下り線で、トレーラーからの落下物に後続車3台が接触する事故があり、一時、通行止めとなりました。
警察などによりますと、13日午前9時過ぎ、佐倉市八木の東関道下り線で、3車線のうち左車線を走っていたトレーラーから約1.5メートルの重機の部品が落下し、乗用車2台が接触したほか、右車線を走っていた9トントラックが部品に乗り上げ横転し、炎上しました。
消防車など11台が出動し、火は約1時間後に消し止められました。
トラックを運転していた男性(70代)が首などの痛みを訴え、救急搬送されましたが、意識はあり、命に別状はないということです。
この事故で、東関道下り線は佐倉IC~酒々井ICまで一時、通行止めとなりましたが、午後4時すぎに全面解除されました。
当時、トレーラーは重機の部品を運搬中で、警察は男性運転手(40代)から事情を詳しく聞いています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d3d6086c1850eecb3c13896ea8fae9c559ce0df
2021年12月12日17時0分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
がれきを乗り越えて負傷者を見つけたり、災害現場のデータを集めたり。
そんな災害用ロボットを長年研究してきた愛知工業大工学部の奥川雅之教授(50)の調査ロボットが、インフラや工場の監視点検を想定して実用化され、販売が始まった。
実用機は、コンピューターシステム会社サンリツオートメイション(東京都)の「監視点検用クローラロボット」(全長80センチ、幅46センチ、高さ32センチ、重さ24キロ)。
奥川教授が2010年から研究してきた災害調査用ロボット「スコット」の技術を初めて実用化し、昨年4月に400万円余りで販売を始めた。
仕組みは重機と似ている。
駆動輪にあたるクローラー四つで走り、悪路で姿勢を安定させるサブ(補助)クローラーも四つある。
カメラやセンサー、連続駆動1時間半のバッテリーなどを搭載している。
最高時速は2・7キロ。
高さ20センチの段差を越え、斜度35度の路面や20センチまでの浸水深なら移動できる。
障害に突き当たれば、小回りして向きを変える。
操縦者は専用コントローラーで、進む方向や速度を指示する。
【ポイントは「サブクローラー」】
「悪路走行のポイントは、サブクローラーの動き」と、奥川教授。
地面から受ける力をうまく利用しながら、サブクローラーが自然に動いて前に進んでいく。
同社が、さらに防水や防じん性を高めて実用化した。
開発段階では、救助の現場とも連携し、愛知県豊田市の消防本部と訓練を重ねた。
「走行した場所の様子がわかれば、捜索の助けになる」という現場の声を受け、実用機には移動経路や周辺の状況を記録できるオプション機能を用意した。
同社は、「有事に限らず、監視や点検用として普段使いできる点をPRしている」と言う。
排水管や換気ダクトなどの狭い場所で、ひび割れや腐食などを確認する用途での活用を想定する。
数は少ないが、販売実績はあり、「思ったより使える」といった反応があるという。
奥川教授は、「できることはまだ限られているが、いつ起きるかわからない災害に備え、研究を実用化していくことが大切」と話している。
https://digital.asahi.com/articles/ASPDB5SYLPCHOIPE019.html?pn=4&unlock=1#continuehere
2021年12月12日17時5分にYAHOOニュース(朝鮮日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月中旬、大邱市西区のある木材家具工場で、倉庫の棚を整理していた従業員が滑りやすい床の上に設置されたはしごが倒れて2.3メートル下に落下し、死亡する事故が発生した。
忠清北道陰城郡では、移動式のはしごに乗って野外の造園作業を行っていた従業員が60センチの高さから落ちて死亡した。
韓国雇用労働部は2018年から今年9月までの3年9カ月間、こうしたはしごによって発生した事故で143人が死亡した、と発表した。
年度別の死亡者は
2018年が45人
19年が43人
20年が30人
今年1-9月までが25人
となっている。
死亡者は建設業が86人と最も多く、次いで施設管理業(20人)、製造業(17人)の順となった。
建設業では主に10億ウォン(約9600万円)未満の小規模現場で、建設業以外の業種は30人未満の小規模事業場で主に事故が発生している。
死亡の原因は「作業中の転落」が102人と最も多く、次いで「はしごの昇降中に転落」が40人、「倒れてきたはしごに当たったケース」が1人だった。
死亡事故は、はしごの高さとは関係なく、産業現場の至る所で発生している。
転落当時、足の位置を基準に、地面から
1メートル未満の高さから転落して死亡したケースが3人
1-2メートルが28人
2-3.5メートルが63人
3.5メートル以上が25人
高さが正確に確認されていないケースが24人
だった。
労働部は現在、はしごの安全指針として、
「滑らず平坦な地面にA型に設置」
「安全帽の着用」
「3.5メートル超過の高さやはしご最上部での作業の禁止」
などを提示している。
労働部は来年1月の重大災害処罰法の施行を控え、産業現場内の危険要因を除去するため、事業主に注意を呼び掛ける一方で、来年までに各種の告示を改正し、安全なはしごの製作基準を設ける計画だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7463429fcbc7f2a378b73edc8f54c346f7f9199
(ブログ者コメント)
日本の労災状況としては、毎年30人弱がはしご・脚立から転落して死亡している。
※令和3年3月17日 厚労省から各団体宛、墜落・転落災害防止協力の要請文書中、ページ5/8の平成23年~27年データ折れ線グラフ参照。
https://www.jeca.or.jp/files/libs/3305/202104071603015892.pdf
韓国の人口は日本の約半分。
また、今回報じられた統計に脚立が含まれているかどうかは不明。
そういった点から考えると、韓国での発生率は日本の2倍以上と言えるかもしれない。
2021年12月11日11時51分にYAHOOニュース(BBC NEWS JAPAN)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自転車の世界大会ツール・ド・フランスで、沿道にいた女性が突き出したプラカードが選手に接触し、多数の選手が絡む転倒事故につながった件について、フランスの裁判所は10日、この女性に1200ユーロ(約15万4000円)の罰金を科した。
事故はツール・ド・フランス初日に発生。
第1ステージのゴールまで45キロの地点で、走行していたトニー・マルティン(ドイツ)に、沿道にいた女性のプラカードが接触した。
マルティンは転倒し、後続の多くの選手も次々に転んだ。
大会史上、最悪規模の事故とされている。
AFP通信によると、プラカードを掲げていた31歳の女性は、事故後、インターネット上で攻撃されたため、現在は身元が隠されているという。
さらに、フランスの自転車競技協会に対する象徴的な1ユーロの支払いも命じられた。
【接近する選手を見ずに……】
事故の様子が映った動画は、インターネットで広く拡散された。
動画では、黄色のコートを着た女性が、フランス語で「がんばれ」、ドイツ語で「おばあちゃんとおじいちゃん」と書かれたプラカードを手にし、コースの中へ突き出している。
接近してくる選手たちは見ていなかった。
ツイッターには、「これまで見た中で最悪のツール・ド・フランスの事故だ」とするコメントとともに、上空から撮影したとみられる動画が投稿された。
https://twitter.com/cyclingreporter/status/1408790550195625984
この事故で、選手2人が大会を途中棄権せざるを得なくなり、8人が医師の治療を受けた。
ブレストからランデルノーまでの第1ステージは5分間中断され、主催者側は絡み合った自転車や選手たちの対応に追われた。
また、その後、この事故で両腕を骨折したマルク・ゾレル(スペイン)など、複数の選手がレースから脱落した。
女性は事故から数日後、警察に出頭した。
【テレビに映るためではなく、選手を見に来て】
検察当局は当初、この女性が他人の命を危険にさらし、過失致傷を起こしたとして、執行猶予付きで禁錮4カ月を求刑していた。
一方で事故発生以降、ツール・ド・フランスのクリスチャン・プリュドム・ディレクターは、温情を示してきた。
10月には、「この女性は愚かなことをしたが、決してテロリストではない」と発言。
「ツールを見に来た時には注意してほしい、テレビに映るためではなく、選手を見に来たことを忘れないでほしい」と語った。
(英語記事 Woman fined €1,200 for Tour de France pile-up)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e70bc7c7b0215232463d8cf6cde2e5ada2908064
※事故当時の報道は下記参照。
(2021年6月27日11時48分 HUFFPOST)
上空からの映像では、倒れた自転車と、体勢を立て直そうとする選手たちでコースが埋め尽くされているのが見て取れる。
フランスで始まった世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスでまさかの事態が起きた。
看板を手に、沿道からコースに飛び出した観客と選手が接触し、大規模な落車になってしまったのだ。
第108回目となるツール・ド・フランスは現地時間の6月26日に開幕した。
しかし、初日の第1ステージで大規模な落車が発生。
その原因となったのは一人の観客だった。
大会公式Twitterが載せている動画に、その瞬間が記録されている。
看板を手にコースへ乗り出し、カメラの方向へ微笑む観客。
そこへ後ろから走行してきた選手が接触し転倒すると、そのまま他の選手たちも将棋倒しになってしまった。
上空からの映像では、倒れた自転車と、体勢を立て直そうとする選手たちでコースが埋め尽くされているのが見て取れる。
また、破損した自転車や、腕から出血しながらもレースを続行する選手の姿もあった。
CBSスポーツによると、ファンが手にした看板には祖父母に宛てたメッセージが書かれていたという。また、この観客の行方はわかっていないという。
大会の公式Twitterは英語で、「観客が沿道に来てくれることを嬉しく思いますが、ツアーの成功のために選手の安全へ敬意を示してください。写真やテレビに映るためのリスクを犯さないでください」と呼びかけた。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_60d7de74e4b06c8105d68913
(ブログ者コメント)
本ブログでは過去に、ニューイヤー駅伝で先頭を走っていた選手の前に観客の犬が飛びだして選手が転倒し順位にも影響した事故や、京都の高校駅伝でコースを車が横切り、あわや選手と接触、といった事例を紹介している。
2021年12月12日9時40分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
水道管工事を行っていた牧場で、作業員の男性が土砂に埋まった状態で見つかりました。
男性はその後、死亡しました。
事故があったのは北海道新冠町の競走馬の牧場です。
12月11日午後4時30分過ぎ、牧場内で水道管の敷設工事をしていた牧場作業員の60代の男性が、作業終了時間を過ぎても見えないため仲間が探したところ、男性が側溝で土砂に埋まった状態で見つかりました。
埋まっていた側溝は深さ2メートル、幅1メートルで、男性は立った状態で胸まで土砂に埋まっていて、頭は土砂から出た状態でした。
警察によりますと、男性は発見された時には心肺停止の状態で、土砂が水分を多く含んでいたため、男性の体を強く圧迫したと見られています。
男性は搬送先の病院で一時、心肺蘇生しましたが、12日死亡しました。
警察が、作業中に土砂が何らかの原因で崩れたとみて、詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/259f817af39b634abfda074ee0461f6f23e40f8b
2021年12月10日21時27分に毎日新聞愛知版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県稲沢市消防本部は10日、稲沢東分署の20代男性消防副士長が運転免許停止中の1カ月間に24回、救急車を運転していたと発表した。
副士長は免停を報告しておらず、救急出動中に物損事故を起こして発覚した。
同消防本部は10日付で副士長を停職6カ月の懲戒処分とした。
同消防本部によると、副士長は7月15日、マイカーで岐阜県郡上市の東海北陸自動車道を走行中に速度違反自動取り締まり装置(オービス)で時速50キロ以上の速度超過が確認され、11月4日から90日間の免停処分を受けた。
しかし、その後も救急車の運転やマイカー通勤を続け、12月4日に救急出動中、稲沢市長束町で一時停止標識に接触する事故を起こし、免許証を返納していることが発覚した。
救急車は運転者を代えて患者を搬送した。
職場では毎朝、上司が免許証を点検していたが、副士長は免許証のカラーコピーをカードケースに入れて見せたため、偽造に気付かなかったという。
コピーは速度超過で岐阜県警から呼び出しを受けた後で作製していた。
小沢消防長は、「誠に遺憾で市民に申し訳ない。再発防止を徹底したい」とコメントした。
https://mainichi.jp/articles/20211210/k00/00m/040/295000c
12月10日17時56分にNHK東海からは、運転手が少なくなると職場に迷惑がかかると思った由、今後は免許証を触ってチェックするなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
救急隊員は処分を受けた11月4日から12月4日までの1か月間、自家用車のほか救急車を24回運転したということです。
12月4日、この救急隊員が救急車を運転中に物損事故を起こしたため、無免許だったことが発覚したということで、聞き取りに対し、「運転手が少なくなるので職場に迷惑がかかると思い報告をしなかった」などと話しているということです。
消防本部では、毎朝、免許証を確認していますが、救急隊員は透明なファイルにコンビニエンスストアでカラーコピーを行った偽の免許証を入れて見せていたということです。
稲沢市消防本部の小澤消防長は、「このたびの事件はまことに遺憾で許されるものではなく、市民に大変申し訳なく思う」と謝罪し、今後は免許証を触ってチェックするなど再発防止に努めるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20211210/3000019822.html
12月11日19時23分に読売新聞からは、救急車を停車しようとした際に標識にタイヤを接触させたことで発覚したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
職場へ報告しないまま、自家用車のほか、救急車の緊急走行を17回、普通走行を7回行った。
さらに、職場では毎朝、免許証を直属の上司が確認しているが、消防副士長は、免許証をカラーコピーで偽造し、ケースに入れて上司に見せていた。
12月4日夕、稲沢市長束町で、救急車を停車しようとした際、一時停止の道路標識にタイヤを接触させる物損事故を起こし、無免許運転が発覚したという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20211211-OYT1T50114/
2021年12月10日18時0分にYAHOOニュース(ねとらぼ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ねとらぼ読者から生き物で起こった事故、トラブルのお話を伺う募集企画。
今回は「いつもの場所に置いていたはずの自転車に……」という体験談。
想像すると痛そうだし、ゾワッとする……。
「ハンドルを握った瞬間、手に激痛」
小学校低学年のころ、自転車に乗れるのがうれしく、毎日のように走っていた時期がありました。
ある夏の夕方、友達の家に行こうと定位置(自宅の駐車場の端)に停めていた自転車にまたがりハンドルを握った瞬間、手に激痛が走りました。
よく見ると、ハンドルのところに大量の毛虫がいて。
私はそれに気付かずにハンドルを握りしめてしまい、その毛虫たちを手でつぶしていたんです。
「定位置に停めていた」「毎日のように乗っている自転車」がどうして毛虫だらけに?
自転車を停めていた場所は自宅の駐車場の端だったのですが、その上まで隣家が植えた桜の木の枝が伸びてきていたんです。
両手に毛虫の毛が刺さって大泣きしていると、自宅から親が飛んできて、すぐに病院に連れていかれました。
初めは手に激痛が走っていたのですが、治るにつれてかゆみに変わり、確か1~2週間くらいで治ったかと。
これ以降、自転車に乗るときは、ハンドルに毛虫がついていないか必ず確かめるようになりましたね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f38d09c8f7e0430512605dc053eba64099020e2
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。