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2018年2月10日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後2時43分ごろ、下高井郡山ノ内町志賀高原の「志賀高原ホテルI」の男性浴室で人が倒れていると119番通報があった。
消防などによると、浴室には高濃度の硫化水素が充満し、いずれもホテルが契約しているスキースクールのインストラクターで30〜60代の男性5人を中野市と長野市の病院に搬送した。命に別条はないという。
警察が原因を調べている。
警察によると、入浴中の男性2人が浴室内で裸で倒れているのが見つかり、救助のため浴室内に入った別の3人が体調不良を訴えた。
消防によると、60代の男性1人が中等症、ほかの4人は軽症。
ホテルによると、当時、宿泊客は滞在していなかった。
県薬事管理課やホテルによると、浴室の換気扇に不具合があった可能性がある。
消防隊員が現場に駆け付けた際に計測した浴室の硫化水素濃度は120ppm。
環境省の温泉施設の構造に関する基準は「硫化水素濃度は浴槽の湯面から上方10cmで上限20ppm」などと定めており、これを大きく上回っていた可能性がある。
保健所によると、2016年12月に実施したホテルの立ち入り検査で、硫化水素濃度が浴槽の上方10cmで男湯40ppm、女湯29ppmを計測し、ともに環境省の基準を超えた。
保健所は、源泉から浴室までの間でガスを抜くよう施設構造の改善と、十分な換気を指導した。
ホテルは17年に浴室の換気扇を交換していたという。
硫化水素は火山ガスの一種で、温度や地下の状態などによって濃度が変化する。
県薬事管理課によると、濃度100〜300ppmのガスを吸い込んだ場合、8時間から48時間後に気管支炎や肺炎、肺水腫で窒息死する可能性がある。
ホテルは9日、浴場の利用を中止した。
一山社長(50)は取材に、「関係者と宿泊客の皆さまにご迷惑をお掛けして申し訳ありません。同じことが起きないよう早急に対応したい」と述べた。
出典
『志賀高原のホテル浴室から5人搬送 高濃度の硫化水素』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180210/KT180209FTI090038000.php
2月10日20時50分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後、山ノ内町にある「志賀高原ホテルI」の大浴場で入浴していた68歳の男性が倒れているのを別の男性が見つけ、後から助けに来たほかの男性3人も体調不良を訴えて、あわせて5人が病院に運ばれた。
5人はホテル専属のスキースクールのインストラクターで、警察によると、いずれも症状は軽く、命に別状はないという。
大浴場は硫黄泉の温泉で硫化水素が充満していたということで、5人は硫化水素による中毒とみられるという。
ホテル側によると、9日は大浴場の換気扇の1つに不具合があり、消防が調べたところ、現場から検出された硫化水素濃度は人体に影響を及ぼす可能性のある高い濃度だったという。
このため警察は、当時、大浴場の中で十分な換気が行われていたかなど、原因を調べている。
出典
『温泉で硫化水素中毒か 5人搬送』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180210/0007861.html
2月10日9時10分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後2時45分ごろ、長野県山ノ内町平穏の「志賀高原ホテルI」の従業員から、ホテルの男性浴室で人が倒れていると119番があった。
警察によると、倒れていたのは男性1人で、救助のため浴室に入った別の男性4人も体調不良を訴え、計5人が病院に運ばれた。
いずれも意識があり、命に別条はない。
警察は当初、浴室で倒れていたのを男性2人としていたが、10日未明、男性1人と発表、訂正した。
救助のため浴室に入ったのは男性3人としていたが、男性4人だった。
訂正は、現場からの情報伝達の中で誤りが生じたためという。
地元消防によると、現場で体に悪影響を及ぼす濃度の硫化水素が検出された。
警察によると、体調不良を訴えた3人は、「頭が痛い」「気持ちが悪い」と話していたという。
出典
『ホテル浴室で倒れ5人搬送 長野、現場に硫化水素か』
http://www.sankei.com/affairs/news/180210/afr1802100005-n1.html
(2018年3月11日 修正1 ;追記)
2018年2月11日付で信濃毎日新聞紙面に、排気ダクトが水でシールされていたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
関係者によると、男性浴室は天井と壁の2カ所に換気口があり、天井の換気口に不具合があった。
上部へ排気する一方、空気から出た水分をダクト下部の「水受け」で集め、通水パイプで浴室に戻す仕組みだが、事故当時、何らかの理由で「水受け」に水がたまり、十分に換気ができなくなっていた。
関係者は、通水パイプ内で温泉成分が固まり、水が通らなくなっていた可能性を指摘している。
(ブログ者コメント)
信濃毎日新聞に以下のような感じの図が掲載されていた。
「水受け」が水で満杯になっても排気ダクトへの流出口は水面上にある・・・そんな設備だとよかったのかもしれない。
2018年2月9日18時34分にNHK東北から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前10時20分ごろ、大崎市岩出山下野目にある東北電力の鉄塔の上で、大崎市内に住む会社員のSさん(24)が作業にあたっていたところ、何らかのはずみで、50m下の地上に落下した。
Sさんは頭などを強く打って市内の病院に搬送されたが、およそ2時間後に死亡が確認された。
Sさんは電気工事を請け負っている会社の社員で、東北電力によると、当時、鉄塔の補修作業を行っていたという。
警察は労災事故とみて、落下した状況や安全管理に問題がなかったかなどについて詳しく調べている。
東北電力は、「鉄塔の上での作業は転落防止のため、綱をつけて作業をすることになっているが、今回の事故原因を調査し、再発防止に努めていきたい」と話している。
出典
『鉄塔から落下 男性作業員死亡』
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20180209/0000142.html
2月10日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、Sさんは命綱となる安全帯を身につけていた。
安全帯を鉄塔と適切に結んでいなかったか、何らかの原因で鉄塔から外れた可能性があるという。
(ブログ者コメント)
映像によれば、山の中に設置された鉄塔。
2018年2月8日21時31分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
深夜勤務後の帰宅中にバイク事故で死亡した会社員の男性(当時24)の遺族が会社に損害賠償を求めた訴訟の和解が8日、横浜地裁川崎支部で成立した。
会社が遺族に謝罪し、約7600万円を支払う内容。
遺族側代理人の川岸弁護士によると、帰宅中の事故死で企業に安全配慮義務があると裁判所が認めた例は極めて珍しいという。
亡くなったのは、観葉植物などの装飾を手がける会社、Gディスプレイ(本社・東京)に勤めていたWさん。
長時間の深夜勤務を終え、横浜市の職場から都内の自宅にバイクで戻る途中の2014年4月24日午前9時過ぎ、電柱にぶつかる単独事故を起こして死亡した。
母淳子さんらが翌年、長時間労働が事故の原因だとして、約1億円の損害賠償を求めて提訴していた。
同支部の橋本裁判長は和解勧告で、通勤中の事故にも企業に安全配慮義務があると認めた。
事故の原因は居眠りだったとし、過労状態を認識していた会社側が公共交通機関を使うよう指示するなどして事故を避けるべきだったと指摘。
和解金の支払いに加え、
▽従業員の負担軽減
▽終業から次の始業までの休息(11時間)の確保
▽深夜のタクシー利用を促す
など、事故後に講じた再発防止策に引き続き取り組むことを和解条件とした。
過労による事故死が多数発生している可能性にも言及し、「本件を契機に『過労事故死』の労働災害の事故の類型が公になり、今後、過労死、過労自殺とともに、社会全体として防止に向けた対策が十分に推進されていくことが期待される」とも述べた。
橋本裁判長は、「過労死のない社会は社会全体の悲願である。(企業は)長時間労働の削減と労働環境の整備に努めることが求められている」と和解勧告の書面を読み上げ、事故死を含めた過労死の防止を訴える異例の言及もした。
正社員として働き始めた翌月に亡くなったWさんについて、「希望にあふれていたのに未来を絶たれた被害者の無念さ、遺族の悲痛な心情と喪失感に思いを致す」とも述べた。
龍谷大の脇田滋名誉教授(労働法)は、「会社の指揮命令下から外れる通勤中は、事故が起きても会社に責任はないとされるのが一般的。直前までの過重業務を裁判長が重視し、帰宅中の事故でも会社に安全配慮義務があるとしたのは画期的で、他企業にも警鐘となるケースだ」と指摘する。
淳子さんは8日に都内で記者会見し、「息子の無念な気持ちをくみ、過労事故死についても企業が十分な予防対策を講じることを期待します」と話した。
出典
『「過労事故死」で遺族と会社和解 裁判長が異例の言及』
https://digital.asahi.com/articles/ASL285QFFL28ULFA02P.html?rm=645
2月8日19時37分に時事通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
徹夜勤務明けにミニバイクで帰宅途中、事故死した新入社員の両親が、過労による睡眠不足が原因だとして勤務先に損害賠償を求めた訴訟で、横浜地裁川崎支部の橋本裁判長は8日、通勤方法にも会社側の安全配慮義務があるとして、「過労事故死」と認めた上で、和解勧告した。
遺族が厚労省で記者会見し、明らかにした。
和解条項には、解決金支払いのほか、既に実施している労働時間管理や勤務間インターバルなど再発防止状況の公表も含まれ、双方が受諾した。
死亡したのは、商業施設で植物の設営などを行う「Gディスプレイ」(東京都)の新入社員だった八王子市のWさん=当時(24)=。
アルバイトから社員登用されて間もない2014年4月、夜通しで勤務した後、単独事故を起こした。
居眠り運転だったとみられる。
橋本裁判長は勧告で、直前1カ月の残業が91時間余りに及んだとして、「顕著な睡眠不足」を認定。
バイク通勤は会社の指示だったと指摘した。
出典
『「過労事故死」認め和解勧告=通勤にも安全配慮義務-横浜地裁支部』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020801218&g=soc
(ブログ者コメント)
通勤途中(寄り道なし)の事故は労災対象。
今回の報道は、労災とは別の話しなのだろう。
2018年2月9日22時51分にgooニュース(埼玉新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後4時55分ごろ、朝霞市膝折、市立朝霞第一中学校の4階建て校舎で、正面玄関ガラス製屋根の清掃作業をしていた清掃会社員Mさん(男性、41歳)が同屋根から約15m下の地上に転落し、全身を強く打って死亡した。
警察によると、Mさんは8日午前8時半ごろから午後5時ごろの間、別の男性作業員と2人で、校舎2階から4階の窓ガラスと正面玄関のガラス製屋根(縦9m、横16m)の清掃作業を行っていた。
ガラス製屋根は1m四方のパネル式に仕切られ、Mさんはガラスの一部が割れて落下した。
事故当時、もう一人の作業員はMさんから約10m離れた場所で作業をしていた。
警察が事故原因を調べている。
出典
『ガラス製の屋根割れ15メートル下に転落、作業員が死亡 朝霞の中学、別の男性作業員と2人で清掃中』
https://news.goo.ne.jp/article/saitama/region/saitama-105921756.html
2月9日10時31分にABC NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後5時前、朝霞市の朝霞第一中学校で校舎の間に架かる強化ガラス製の屋根が割れた。
このため、当時、ガラス屋根の上で清掃作業をしていたMさん(41)が約15m下に転落し、搬送先の病院で死亡した。
Mさんは清掃業者の現場責任者で、2人一組で作業をしていた。
ガラス屋根の清掃は,11年前に校舎が建てられてから初めてだったが、業者によると、安全ベルトをかける構造になっていなかったという。
警察は、強化ガラスが割れた原因や安全管理が適切だったのか調べている。
当時、周囲には教師や生徒10人余りがいたが、けがはなかった。
出典
『中学校でガラス屋根割れ、男性作業員が転落死』
https://www.asahi.co.jp/webnews/ann_s_000120604.html
(ブログ者コメント)
百聞は一見に如かず。
同中学校のHPに、事故が起きたと思しきガラス屋根が動画の一部として映っている。
http://www.asakadai1chu.city-asaka.ed.jp/
2018年2月8日22時19分にYAHOOニュース(埼玉新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月8日23時8分に産経新聞から、2月10日9時34分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後4時半ごろ、埼玉県川越市砂新田の市立高階学童保育室から、「5人の児童が漂白液の入った水を誤って飲んだ」と同市教育財務課に連絡があった。
川越市によると、誤飲したのは、同保育室を利用する小学1~2年の男女児童5人。
児童はすぐに普通の水ではないことに気付き、うがいをした後に、高階小学校の養護教諭らが牛乳を飲ませるなどの応急措置を取った。
5人の児童はその後、救急車で埼玉医大総合医療センター(川越市鴨田)に搬送され、検査の結果、いずれも症状は軽く命に別条はなく、全員が自宅に帰宅した。
市によると、同学童保育室の女性指導員が、7日午後6時半ごろ、普段は麦茶を入れている蛇口付き給水タンク(9.5ℓ)に塩素系漂白剤キャップ1杯(約20mℓ)を入れたまま放置。
8日午後に別の女子指導員が麦茶が入っていると思い込み、子どもが自由に飲めるコーナーに、漂白液の入った給水タンクを置いてたという。
午後4時20分ごろ、麦茶だと思ってタンクの水を飲んだ児童に「今日は水なの?」と聞かれ、誤りに気づいたという。
タンクに消毒中を示す表示はなかったという。
出典
『漂白液入り水を誤飲、児童5人搬送も軽症 川越の学童保育室、給水タンクに
漂白剤入れ放置』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180208-00010007-saitama-l11
『児童に塩素系漂白剤入り水、誤って飲ます 5人救急搬送 川越の学童保育室』
http://www.sankei.com/affairs/news/180208/afr1802080063-n1.html
『学童保育 漂白剤入り水飲んだ児童5人を病院搬送 川越』
https://mainichi.jp/articles/20180210/k00/00e/040/252000c
2月9日付で朝日新聞埼玉版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
お茶は、毎日午後に指導員の1人が当人分を作って、おやつの時間にタンクを児童の前に出し、各自がコップに入れることになっていたが、指導員の間で漂白の引継ぎがされていなかったという。
2018年2月9日8時45分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月8日20時20分にNHK福島から、2月9日付で河北新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前11時25分ごろ、北塩原村桧原の桧原湖で、湖上に張ったテントでワカサギ釣りをしていた会津美里町の無職男性(69)がテント内で倒れているのを友人が見つけ、119番通報した。
男性は、会津若松市の病院で死亡が確認された。
桧原湖で今シーズンのワカサギ釣り客の死亡事故は初めて。
警察によると、男性はテント内で暖をとるためガソリンを燃料とするバーナーを使っていたとみられ、死因は一酸化炭素(CO)中毒だった。
バーナーは燃料切れの状態だった。
男性は同日午前7時ごろ、友人2人と桧原湖を訪れ、それぞれ別のテントに入り1人で釣りをしていたという。
友人が男性に電話をかけても応答がなかったため、テントへ様子を見に行くと倒れていた。
現場は桧原湖西岸から約600m離れた湖上。
桧原漁業協同組合によると、ワカサギ釣りのピークを迎え、多い日は1日約2000人が訪れるという。
組合長(60)は、「パトロールを行い、事故防止の啓発活動をしていただけに残念」と話した。
同組合は、テントの窓を開けたり、中の空気を定期的に換気するよう、注意を呼び掛けている。
出典
『ワカサギ釣り69歳男性死亡 桧原湖、テント内で一酸化炭素中毒』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20180209-242625.php
『ワカサギ釣り男性死亡CO中毒か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180208/6050000058.html
『一酸化炭素中毒か、ワカサギ釣りの男性死亡 桧原湖』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180209_63023.html
2月9日19時4分にNHK福島からは、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
北塩原村の湖で8日、ワカサギ釣りをしていた69歳の男性がテントの中で一酸化炭素中毒で死亡した事故を受け、地元の漁協などでは、十分換気を行いながら釣りを楽しんでほしいと、注意を呼びかけている。
北塩原村の桧原湖では、毎年11月から3月にワカサギ釣りが解禁され、地元の漁協によると、シーズン中には7万5000人を超える愛好家が県内外から訪れる。
今シーズンも大勢の釣り客が訪れていて、湖面に張った氷の上にテントを張ったり、備え付けの小屋を借りたりして、釣りを楽しんでいる。
こうしたなか、8日、テントで釣りをしていた会津美里町の69歳の男性が一酸化炭素中毒で死亡する事故があった。
警察によると、男性は1人用の小さなテントの中で、暖をとるためのガソリンを燃料とするバーナーを使用していて、換気が不十分だったため、一酸化炭素中毒になったとみられている。
この事故を受けて、地元の漁協などでは、テントの中で暖房器具を使う際には定期的に換気を行うことや釣りをしながら寝ないこと、さらに、積雪が多い時には、換気のために開けた部分が雪でふさがらないよう注意することなどを呼びかけている。
ワカサギ釣り歴20年の男性は、「必ず換気をしています。あまり寒さが厳しいときは釣りをやめるという選択も肝心だと思います」と話していた。
桧原湖のワカサギ釣り客が死亡する事故は、これまでたびたび発生している。
平成13年には当時54歳の男性がテントの中で、平成22年には当時72歳の男性が小屋の中で、いずれも暖房器具が原因の一酸化炭素中毒となり死亡した。
また、湖の氷が割れて水中に転落し死亡する事故も発生していて、地元の漁協や警察などが繰り返し注意を呼びかけている。
出典
『ワカサギ釣りでは十分に換気を』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180209/6050000070.html
(ブログ者コメント)
ワカサギ釣り中に氷が割れて死亡した事故は、昨年、岩手県奥州市でも起きている。(本ブログ掲載スミ)
2018年2月8日20時1分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前10時前、津市白山町の市道で、男性1人が乗るクレーン車が道路脇の約3m下の山の斜面に転落しているのを同僚が見つけ、警察に通報した。
警察によると、クレーン車を運転していたのは亀山市田村町のTさん(男性、72歳)で、クレーン車と地面の間に挟まれていたという。
Tさんは3時間余りあとに救出され病院に運ばれたが、死亡が確認された。
警察によると、Tさんは転落した現場の先に設置されている電柱に木がひっかかったため、それを取り除く作業のため移動中だったという。
現場は津市の山間部にある道幅4.5mの林道で、路面の一部が凍結していたという。
警察は、凍結した路面にクレーン車がスリップして転落した疑いもあると見て、事故の状況を詳しく調べている。
出典
『クレーン車転落 72歳男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3075129701.html
(ブログ者コメント)
映像によれば、道路幅の半分ほど、斜面側だけが白く凍結しているように見える。
2018年2月9日付で毎日新聞和歌山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前8時半ごろ、和歌山市湊にある化学薬品メーカー「S化学工業」和歌山西工場の鉄骨4階建て工場(延べ約960m2)から出火、4階部分約240m2を焼き、約3時間40分後に鎮火した。
警察が住民約100人に避難を呼びかけ、現場周辺の住宅地は、一時、立ち入りが規制された。
けが人はなかったが、近くの福祉施設で女性(97)が「気分が悪い」と訴え、病院に搬送された。
消防によると、工場4階にあるステンレス製タンク(直径1.45m、高さ1.8m、容量2000ℓ)から出火した。
タンクは洗剤に使う界面活性剤を製造する装置で、当時はタンク外部から蒸気を当てて原料のベンゼンなどを加熱していた。
敷地内の事務所にいた従業員が音に気付いて外に出たところ、工場から煙が出ており、119番通報した。
市は現地に職員を派遣してモニタリングしたが、有害物質は検出されなかった。
現場は周りに住宅地が広がる工場地帯で、大きな炎と黒煙が立ち上って、一時、騒然となった。
消防車両が「みなさん逃げてください」とアナウンスして回り、規制線も張られ、住民は近くのコンビニ駐車場や砂山小学校などに避難した。
消防によると、和歌山西工場では2017年3月と10月に、今回とは別の建物で火災が起きたり、ドラム缶が破裂したりした事故があったという。
S化学工業は、農薬、医薬などの中間物を製造する東証2部上場の化学メーカー。
同社は、「近隣住民はじめ、株主や関係者のみなさまにご迷惑、ご心配をかけ、深くおわびします」とコメントした。
出典
『薬品工場火災 炎と黒煙、住民ら騒然 現場周辺、立ち入り規制』
http://mainichi.jp/articles/20180209/ddl/k30/040/446000c
2月8日16時16分にNHK和歌山からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察や消防などによると、この工場では洗剤などに使われる界面活性剤を作っていて、火事が起きたとき、「反応釜」と呼ばれる高さおよそ2m、直径およそ1.5mのタンクで界面活性剤の材料のベンゼンなどを混ぜて加熱する作業が行われていたという。
警察では、このタンクから火が出た可能性があるとみて、詳しい原因を調べている。
この工場では、去年10月、工場にあったドラム缶が破裂して従業員がけがをする事故が起きている。
現場は南海和歌山港駅からおよそ1km離れた工場地帯で、警察が工場周辺の住民に一時避難を呼びかけるなど、騒然となった。
出典
『化学工場火事で一時住民避難』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2045118231.html
2018年2月7日付で毎日新聞神奈川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トラック運転手による荷物の積み込みや積み下ろし(荷役)作業で多発する労働災害を防ごうと、神奈川労働局は6日、陸運業者と荷主の各団体が参加する「神奈川荷役災害防止等連携推進協議会」を設置した。
両団体が顔を合わせて議論する協議会は、全国でも例がないという。
荷主と陸運業者が荷役の役割分担を明確に定めないまま契約が結ばれ、トラック運転手が荷役作業を強いられて労災に遭うケースが問題となっている。
協議会では、同労働局が調査した労働現場の実情を報告。
雇用関係にない荷主から一方的に作業を指示されたり、店舗などの陳列まで依頼されたりした運転手もいたという。
意見交換で、陸運業者の団体が「改善する意識が芽生えない荷主もいる。路上待機など過重労働や長時間労働も多い」と訴えると、ある荷主団体は「書面での締結は徹底されていない。荷役作業の講習なども徹底する」と応じた。
県内陸運業の昨年の労災件数は820件(速報値)で、9年ぶりに800件を超えた。
そのうち659件がトラック運転手などの被害で、73%(484件)が荷役中だった。
協議会には、両業界から計7団体の担当者が集まった。
出典
『神奈川労働局 荷役災害防止で協議会 陸運業者と荷主団体』
https://mainichi.jp/articles/20180207/ddl/k14/040/172000c
2月6日17時40分にNHK神奈川からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
トラック運転手の荷物の積み降ろし中の事故が課題になっているとして、神奈川労働局は運送業者や倉庫団体とともに全国で初めての協議会を立ち上げ、対策の検討を始めた。
神奈川県内では、去年1年間にトラック運転手の荷物の積み降ろし中の事故が484件起きていて、運送業における労働災害の7割を占めている。
このため神奈川労働局は、トラック協会などの運送業者と倉庫協会などの荷主の団体で作る協議会を設立し、6日、1回目の会議を横浜市で開いた。
まず労働局の担当者から、実際にあった事故として、資格のないドライバーに荷主がフォークリフトを運転させたケースや、荷物の積み降ろしをする施設の老朽化が原因でドライバーがけがをしたケースなどが報告された。
会議では、契約にない急な作業をドライバーに依頼しないことや、安全な作業場所を確保することなどの意見が出され、今後継続して事故を防ぐための環境整備を進めることになった。
こうした協議会は全国で初めてだということで、神奈川労働局の久富労働基準部長は、「神奈川県内は荷物の集積場所の増加によってドライバーの仕事量も増えている。労働災害を減らす意識を共有し努力をしていきたい」と話していた。
出典
『全国初 積み降ろし労災協議会』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180206/1050001750.html
2018年2月11日6時23分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井県坂井市で今月7日、雪に埋もれた軽乗用車に乗っていた富山県の男性会社員(19)が一酸化炭素中毒で死亡する事故があり、この男性による110番の約6時間前、福井県が県警から現場周辺の立ち往生車両に関する通報について連絡を受けたにもかかわらず、委託先の除雪業者に伝えていなかったことがわかった。
記録を紛失するミスのためで、県はこの結果、男性の発見が遅れた可能性もあるとして、詳しい経緯を調べている。
県警によると、男性は7日午後6時40分頃、坂井市の国道364号で、県の委託を受けた除雪作業員に車内で倒れているところを発見された。
死亡推定時刻は同日正午頃で、高さ約1.5mまで積もった雪で車のマフラーが塞がれ、排ガスが車内に充満したとみられる。
最初の110番は7日午前3時頃。
死亡した男性の車から約1km離れた場所で動けなくなった車の運転手から「自分を含め、6台ほど立ち往生している」と通報があり、県警が県に除雪を要請した。
しかし県は、その際、要請内容を記したメモを紛失し、除雪業者に連絡しなかったという。
死亡した男性は午前9時25分ごろに110番し、「雪に乗り上げた」と伝えたが、県警は「男性は『体調の問題はない』と話しており、周辺の除雪は要請済み」として、改めて県には伝えなかった。
通常、警察や消防に車の立ち往生に関する通報があった場合は県に連絡し、県が除雪業者に場所や台数を伝えている。
当時、県は地元消防に寄せられた別の立ち往生車両の通報に基づき、業者に除雪作業を指示しており、当初の連絡が伝わっていれば、男性を発見できた可能性があるという。
出典
『車立ち往生、除雪業者に情報伝えず…記録紛失で』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180210-OYT1T50134.html?from=ycont_top_txt
2月10日9時59分にNHK福井からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は、発見される9時間ほど前に「雪山に乗り上げ動けない」と110番通報していて、これに対し警察は「除雪業者が向かっているので待っていて下さい」と伝えたということだが、警察はその情報を道路を管理する福井県に伝えていなかったことが、県と警察への取材でわかった。
この現場の近くでは、ほかにも車が立往生していて、県から委託を受けて除雪作業をしていた業者が通報から約4時間後に、偶然、雪に埋もれた男性の車を見つけていたが、外からは車の中の人の姿は見えず、別の車の除雪作業のため、その場を離れたという。
道路を管理する県三国土木事務所は、NHKの取材に対して、「男性からの通報について連絡を受けていれば対応できた可能性がある」と話している。
出典
『一酸化炭素中毒死情報共有されず』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055179241.html
2月10日21時11分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警によると、男性は7日午前9時20分ごろ、「車が雪に乗り上げて動けない。ガソリンは半分ある。JAF(日本自動車連盟)の救出を待っている」と110番した。
現場近くでは、当時、同様の通報が複数あり、既に県の土木事務所に連絡していたため、男性の情報は伝えなかったという。
県警によると、県が管理する道路で異常を把握した際、通常は県に連絡するが、同様の複数事案が同時に起きた場合に逐一報告するよう定めた取り決めはないという。
出典
『死亡男性の110番通報を県に伝えず』
http://www.sankei.com/west/news/180210/wst1802100067-n1.html
2月11日7時30分に福井新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三国土木事務所が、現場周辺で別の車の立ち往生を7日未明に把握しながら、除雪の指示は正午まで遅れたことが、10日、三国土木への取材で分かった。
当時の除雪対応について三国土木は、国道364号の南側入り口に至る県道が渋滞しており、現場にたどり着ける業者を見つけて除雪を指示したのが正午になったと説明。
「各地で大型車の立ち往生が相次ぎ、国道364号に手が回らなかった」としている。
110番通報を受けた県警通信指令課と坂井署が、男性に一酸化炭素中毒への注意を促していなかったことも判明。
坂井署は通報の約2時間半後から複数回電話したが、つながらなかったという。
男性は滋賀県内を6日に出発、富山県内の自宅に向かっていた。
三国土木から除雪を指示された業者の作業員が7日午後6時40分ごろ、坂井市丸岡町上竹田の国道364号近庄トンネル北側400mの軽乗用車内で発見した。
出典
『車中19歳死亡、除雪指示大幅遅れ 一酸化炭素中毒への注意せず』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/292904
2月11日付で毎日新聞福井版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
坂井署によると、死亡推定時刻は7日正午ごろで、死因は一酸化炭素中毒と低体温症だった。
男性は7日午前9時20分ごろ、「午前0時ごろ、雪山に車が乗り上げた。JAFを呼んだが、まだ来ない」と通報した。
同署は「除雪車が来たら手を振って合図してほしい」と助言。
先に別の車両から通報を受け、現場付近の除雪を県に要請していたため、男性の情報は県に伝えなかった。
三国土木事務所によると、現場付近には6日未明~7日早朝に除雪車が入っていたが、男性が110番通報した時間帯は業者を手配できずに除雪を中断。
7日午後から再開した。
出典
『車内から110番通報 立ち往生の死亡男性』
http://mainichi.jp/articles/20180211/ddl/k18/040/150000c
(ブログ者コメント)
この日の北陸地方は大雪で、数多くの情報が錯綜していたのかもしれない。
以下は、大雪状況を伝える記事。
(2月7日13時9分 毎日新聞)
37年ぶりに積雪の深さが130cmを超えた福井市では、6日夕方以降にいったん降りやんだが、7日未明から再び降雪を記録した。
・・・・・
福井県北部の国道8号では、坂井市丸岡町一本田から石川県加賀市津波倉町にかけ、約20km区間で午前7時時点で車約1200台が立ち往生。
立ち往生の車両は一時、約1500台に上ったが、やや減少している。
ただ、立ち往生の影響で2人が救急搬送され、5人が臨時の救護所に運ばれた。
重症者はいないという。
・・・・・
出典
『大雪 福井、依然1200台が立ち往生 2人救急搬送』
https://mainichi.jp/articles/20180207/k00/00e/040/278000c
2018年2月6日15時35分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
環境に配慮した職場づくりを進めようと、県庁に古紙から再生紙をつくる機械が導入され、6日から活用が始まった。
県は、県内の企業が開発した古紙を原料に再生紙をつくる機械を初めて導入して、県庁1階に設置し、6日は阿部知事や環境問題を学ぶ地元の小学生などが参加して式典が開かれた。
この中で阿部知事は、「資源を守ることやゴミを減らすことなど、いろいろな意味で環境に優しい機械だと思う。積極的に活用することで、環境に優しい取り組みを進めたい」と挨拶した。
開発した企業によると、この機械を使うと、通常、紙をつくる際に必要な水をほとんど使わず、使用済みの古紙を再生紙に代えることができるという。
1時間当たり720枚の生産が可能で、色や厚さも調整できるという。
参加した女の子は、「使った紙から新しい紙をつくることができて、機械を開発した人はすごいと思いました。紙を大事に使いたいです」と話していた。
県環境政策課の鈴木課長は、「職員の名刺を作ったり、県庁の見学に訪れた子どもたちの前で実演したりして、環境について考えるきっかけにしてもらいたい」と話していた。
出典
『古紙再生機 県庁に導入』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180206/1010001947.html
2018年2月6日16時42分にテレビ山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前9時半頃、山梨県中央市今福にある生コンクリート製造工場の敷地内で、男性がフォークリフトの下敷きになっているのを従業員が見つけた。
男性は中央市西花輪の会社員Sさん(男性、52歳)で、その後、死亡が確認された。
警察などによると、Sさんはきょう午前7時前に出勤し、1人でフォークリフトを運転して、砂やコンクリートを運ぶ作業をしていたという。
現場周辺には舗装されていない場所もあり、警察は、Sさんの運転するフォークリフトがくぼみにはまって転倒し下敷きになったとみて、労災事故として詳しい状況を調べている。
出典
『フォークリフトの下敷きで男性死亡』
http://www.uty.co.jp/news/20180206/3744/
2月6日17時15分にNHK山梨からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
Sさんが下敷きになっているのを、出入り業者の社員が発見した
警察によると、Sさんは普段からフォークリフトを運転していて、6日も午前9時ごろからフォークリフトを使って1人で作業をしていたものと見られるが、事故の瞬間を目撃した人はいないという。
フォークリフトは重さが4トン余りあり、事故現場は地面がところどころ凸凹しているということで、警察はSさんが運転中にバランスを崩し倒れたものとみて、労災事故として調べている。
出典
『フォークリフトの下敷き男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20180206/1040001621.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像では、フォークリフトの後輪が3分の1ほど窪みにはまっているように見える。
2018年2月6日13時54分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションは6日、関西国際空港に5日夜到着した台北便が、国内線用として使われていたスポット(駐機場)に同社のミスで入り、13人が手続きせず入国したと発表した。
うち日本人1人と連絡が取れず、確認を急いでいる。
同社によると、台北からの28便は5日午後10時18分に到着。
前日の駐機場担当者が誤って割り当てていた国内線スポットへ移動した。
このため、降りて第2ターミナルビルに向かった乗客165人についても、国内線到着口に誘導してしまった。
警備員が国内線エリアに多数の外国人がいるのに気付き、空港会社などに連絡してトラブルが発覚した。
乗客は国際線到着口に戻り、いったん空港を出た13人のうち12人も間もなく連絡が取れ、入国審査を受けるという。
スポット割り当てを誤った担当者は、「使用機は国内便に切り替わるため、国内線スポットにしてしまった」と話しているという。
当日の担当者らも誤りに気付かず、同社広報グループは「利用者と関係者にご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」としている。
28便で帰国した奈良市の診療放射線技師、小西さん(24)が入国審査を終えたのは、到着から3時間以上たった6日午前1時半ごろ。
「これからマイカーで帰ります」と、疲れた様子だった。
ピーチ・アビエーションは、関空を拠点とするANAグループのエアライン。
成田空港でも2016年と17年、別のLCC「バニラ・エア」の台北、香港便の乗客がリムジンバスで国内線到着口に誘導され、手続きせず入国するトラブルが重なり、国交省から業務改善の勧告を受けた。
出典
『関空 入管経ず13人入国 ピーチ、国内線到着口に誤誘導』
https://mainichi.jp/articles/20180206/k00/00e/040/193000c
2月6日18時2分にNHK関西からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
航空会社では、原因について調査を行い、この日は国内線用として運用していた駐機場に、誤って台湾からの便をとめたことがトラブルにつながったとしている。
台湾からの便が到着した駐機場は国内線として運用していたため、乗客は飛行機を降りたあと、そのまま国内線の到着口へつながる経路に誘導されたという
駐機場が変更になる場合には、複数の担当者が確認することになっているが、航空会社では、チェック機能が十分に働かなかったと説明している。
出典
『国内線駐機場に台湾便到着が原因』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180206/5048072.html
一方、2月6日6時35分にNHK関西からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
上記報道との関連は不明だが・・・。
ピーチ・アビエーションなどによると、旅客機を降りた乗客を誘導する通路の途中には扉があり、この扉の開閉で、国際線の到着口への通路と、国内線の到着口への通路を切り替える仕組みになっているという。
航空会社では、この扉の開閉を誤ったため、乗客の一部を誤って誘導した可能性があるとしている。
出典
『台湾からの乗客 国内線に誤誘導』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180206/5046521.html
(ブログ者コメント)
バニラエアのトラブルは下記参照。
2017年6月18日 成田空港に到着したバニラ・エア機から国際線到着口に向かったバス1台が運転手の勘違いで国内線到着口に着き35人が無手続き入国、昨年4月にも同様事例
(第1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7280/
(第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7444/
2018年2月3日付で東京新聞夕刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
冬は屋内の凍死にご用心・・・。
熱中症の危険性は広く知られているが、低体温症による死亡(凍死)の方が、死者数は1.5倍にも上っている。
2010年以降は、ほぼ毎年、1000人以上が犠牲となっており、大半は高齢者。
室内で低体温症に陥った例が多く、背景に孤立や貧困もあるとみられる。
専門家は、調査や対策の必要性を訴えている。
1月末、東京都板橋区にある帝京大病院の高度救命救急センターに、意識のない80代の女性が運び込まれた。
体の深部の温度が26℃まで下がったショック状態。
独居で認知症の症状があり、近所の人が自宅を訪ねると意識がもうろうとしていたため、救急搬送された。
「低体温症に陥るお年寄りの典型例。似た状況の人が連日のように搬送されてくる」と、同病院の三宅康史教授(救急医学)は明かした。
低体温症は、寒さで体の熱が奪われ、体の深部が35℃以下になって全身に障害が起きる症状。
重症化すると凍死する場合がある。
厚労省の人口動態統計によると、2000~2016年の国内の凍死者は計約1万6000人で、熱中症の1.5倍に上る。
山岳遭難など特殊な環境で起きると思われがちだが、屋内の発症例が非常に多い。
日本救急医学会の4年前の調査では、全国の救急医療機関など91施設に低体温症で搬送された計705人のうち、屋内での発症は517人と7割以上を占めた。
患者の平均年齢は72.9歳で、高血圧や糖尿病などの病歴のある人が目立つ。
死者は161人に達していた。
北日本だけでなく、西日本でも多くの症例が報告されている。
三宅さんは、「背景には、高齢化に加え、重症になるまで気付かれない孤立化や、貧困層の増大がある」と話す。
首都大学東京の藤部文昭特任教授(気象学)によると、人口動態統計の数値の推移からも、その傾向が読み取れるという。
低温による凍死者数は、1990年代から急増。
低体温症に陥りやすい高齢者層の増加が要因の一つとみている。
藤部特任教授は、「凍死はこれまで熱中症ほど注目されず、全体像も未解明。実態把握と対策が必要」と指摘する。
【低体温症】
寒さなどで体熱が失われ、体の深部の温度が35℃を下回ると、全身に障害が出てくる。
35~32℃では血圧が上昇し、震えが出る。
32℃以下では震えが止まり、意識障害や脈拍の低下などの症状が出て、放置すれば死亡の恐れがある。
体温の調節機能が衰えた高齢者に起きやすく、死亡率が高い。
出典
『凍死、熱中症死の1.5倍 冬の寒さ 屋内でも要注意』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201802/CK2018020302000255.html
2018年2月3日11時52分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
家庭ごみの集積所を設けて一括して収集するのをやめ、各家庭の前にごみを出してもらう「戸別収集」を導入する自治体が都市部で増えている。
元々は、ごみを出した家庭が分かるようにすることでマナーを改善しようと始まったが、ごみの量が減るという思わぬ効果もあり、自治体側は「住民の意識向上につながっている」と分析する。
人口の多い都市部では、ごみ回収の効率を重視し、町内会など一定の区域ごとに自治体が指定した集積所にごみを出すのが一般的だ。
これに対し戸別収集は、自宅の玄関先や集合住宅の前にごみを出し、清掃職員が一軒ずつ収集する。
東京都品川区は2005年7月、東京23区で初めて区内全域で戸別収集を導入した。
それまでは集積所での収集を続けてきたが、指定した日時以外にごみを出す住民がいたり、ごみ袋をしっかり閉じずに捨てるなどマナー違反が絶えなかった。
カラスがごみを食べ散らかし、区には周辺住民からの苦情が多く寄せられていたという。
しかし、戸別収集にした後はマナー違反は減り、「以前は集積所をごみ捨て場だと勘違いしているような人もいたが、今はしっかり分別もされている」(清掃職員)。
地域ごとに収集する曜日を変え、午前8時に速やかに回収するようにしたところ、住民側も回収時間の直前にごみを出すようになった。
「朝早く出すのは面倒」との声もあるが、住民側からもおおむね好評だ。
さらに、区内のごみの量は、人口が増えたにもかかわらず、05年度比で約2割減となる計約7万2000トン(16年度)と、ごみの減量効果も出ている。
各家庭を回る必要があるため収集の手間は増すが、東京23区では台東区も16年から全域で戸別収集を導入し、ごみが減っているという。
神奈川県や大阪府などの都市部でも、戸別収集を採用する自治体が増えている。
品川区清掃事務所の担当者は、「自分が出したごみに責任を持つと同時に、ごみを減らす意識も住民の間で広がっている。収集直前にごみを出すことで、街の景観もよくなった」と話す。
出典
『家庭ゴミ 集積所やめたら減った 戸別収集、都市部で増加』
https://mainichi.jp/articles/20180203/k00/00e/040/216000c
2018年2月3日19時6分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前9時半ごろ、豊橋市東田町のアパートで「1階から白い煙が出ている」と、同じアパートに住む人から消防に通報があった。
消防車7台が出て火は約15分後に消し止められたが、鉄骨3階建てのアパートの1階にある1部屋が焼けた。
この火事で、消防が到着する前にバケツリレーで消火活動にあたっていた高齢の男性が煙を吸うなどして意識不明になり、病院に運ばれたが死亡した。
警察と消防によると、男性はこのアパートの住人とみられ、数人で消火活動中に火の出た部屋に入り、火元に1番近いところで水をかけていたという。
焼けた部屋に住んでいる人は、外出していて無事だった。
警察は、亡くなった男性の身元や死因を調べるとともに、火事の原因を調べている。
出典
『バケツリレー消火活動の男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180203/4985141.html
2月4日17時14分に産経新聞westからは、死因は心疾患だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
豊橋市の鉄骨3階建てアパートで3日に起きた火災で、豊橋署は4日、バケツリレー中に倒れ死亡した男性はアパート2階に住む無職、Yさん(80)だったと発表した。
死因は当初、一酸化炭素中毒とみられたが、司法解剖の結果、冠動脈硬化症心疾患の疑いがあるとしている。
火災は3日午前9時半ごろに発生、1階の一室約10m2を焼いた。
Yさんはバケツリレーの先頭に立って消火に当たり、焼けた部屋の玄関前で倒れた。
出典
『バケツリレー消火死亡男性、死因は心疾患 愛知・豊橋』
http://www.sankei.com/west/news/180204/wst1802040041-n1.html
(ブログ者コメント)
〇「CO中毒か?」という報道以降、何も報じていないメディアもある。
よって、CO中毒が死因だと思い続けている人も多いことだろう。
本件、病死事例ではあるが、事故のフォロー報道の大切さを再認識させられたので紹介する。
〇冠動脈硬化症心疾患の症状などは下記参照。
持病を抱えていたところに運動量が多すぎて・・・ということだったのかもしれない。
(東邦大学医療センター HP)
冠動脈が多少狭くなっていても、平常時には自覚症状がない場合があります。
しかし日常活動量(運動量)が増えることで心臓に負担がかかると、胸部に圧迫感を感じることがあります。
これは心臓に問題があることを示す信号です。
他に起こり得る症状としては、胸やけ、吐き気、嘔吐、息切れ、過度の発汗などがあります。
心筋に必要十分な血液が送られなかったり、血流が途絶して心筋に血液が全く送られなくなった場合には、胸痛(狭心症)、心臓発作(心筋梗塞)、あるいは心調律の異常(不整脈)など、深刻な症状を起こしてきます。
冠動脈が完全に詰まると心筋が障害を受け、最悪の場合心筋の組織が死んでしまう(壊死)場合もあります。
http://www.lab.toho-u.ac.jp/med/ohashi/cardio/patient/heart_disease/arteriosclerosis.html
2018年1月31日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後1時15分ごろ、矢吹町堰の上の電子部品製造会社「福島K」の工場から、廃液が近くの隈戸川に流出したと町に通報があった。
県水・大気環境課によると、流出した廃液は約2.5m3。
銅を溶かす過程で出たもので、塩酸などが含まれている。
工場と川を結ぶ地中の水路では、酸性度を示す水素イオン濃度(PH)が3.1と、酸性を示したが、近くの隈戸川や阿武隈川では異常はなかった。
「福島K」によると、廃液が流れる配管が雪の重みで折れたことで流出したとみられるという。
2月6日15時0分に国交省の出先機関からは、下記趣旨の最終報がネット配信されていた。
・事象:西白河郡矢吹町堰の上地内の事業所から約2.5m3の廃液(塩化第二鉄、塩酸及び銅を含む水溶液)が調整池に流出
・原因:事業所施設内の廃液を集めるタンクに通じる配管が雪氷の影響で損傷し流出
【1月29日の対応】
13:15 事業者が矢吹町へ通報
15:17 県が事業所から調整池を経由して隈戸川へ流出する水路において簡易水質測定を行った結果、pHが3.1を計測
15:39 福島県県南建設事務所が事故発生付近から下流約1.5㎞まで巡視の結果、魚類のへい死を含め異常なし
16:30 事業者は調整池で中和作業及び池の水をバキュームで吸い上げの作業を実施
出典
『西白河郡矢吹町堰の上地内における廃液流出事故の発生について (第4報:終報)』
http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/saigai/images/68845_1.pdf
(ブログ者コメント)
雪の重みで配管が折れ、液が流出した事例は、本ブログで過去に7~8件紹介している。
2018年2月2日20時20分にNHK奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
近畿日本鉄道が、シカなどの野生動物を電車がはねる事故を防ごうと、大阪線の宇陀市内の区間に、動物が嫌う超音波を出す特殊な装置を設置したところ、事故が大幅に減少し効果を発揮している。
大阪から奈良県を通って名古屋までを結ぶ近鉄大阪線は、線路内に立ち入る鹿などの野生動物を列車がはねる事故が多発し、平成27年には年間224件の事故が起きて、たびたびダイヤが乱れていた。
このため近鉄は、おととし三重県津市に、去年3月に宇陀市内の区間に、「シカ踏切」と呼ばれるシステムを開発して設置した。
「シカ踏切」は、遮断機の代わりに動物が嫌う超音波を出して、列車が運行される時間帯には鹿が線路に入らないようにし、列車が走らない深夜などには超音波を止めて鹿を通す仕組み。
おととし「シカ踏切」が設置された三重県津市の東青山駅付近では、前の年に17件あった衝突件数が去年は1件まで減ったほか、宇陀市の榛原駅と室生口大野駅の区間でも、年間20件から30件ほどあった事故が、「シカ踏切」を設置した去年3月以降は7件へと大幅に減ったという。
近鉄八木信号区の坂本助役は、「効果は絶大と捉えている。鉄道と鹿の双方にとってよい試みで、ほかの場所にも設置していく方向で検討したい」と話している。
(以下はナレーションの趣旨)
鹿による事故を防ごうと近鉄は、事故の多い区間の線路沿いにロープを設置するなど、試行錯誤を繰り返してきた。
ところが、鹿はロープをくぐって線路に侵入。
効果はなかった。
そこで今度は、線路わきに張ったロープやネットにあえて隙間を作った。
この隙間を通って鹿が線路を渡って自由に行き来できるようにしたのだ。
名付けて「シカ踏切り」。
踏切りといっても、遮断機はない。
その代わりに役目を果たすのが、動物が嫌がる超音波を発する設備だ。
こちらは津市の「シカ踏切り」の映像。
電車が通り、超音波が出ている間は、鹿は線路に入ってこない。
ところが、超音波が鳴りやんで1分ほどすると、鹿たちは次々と線路を渡っている。
近鉄によると、「シカ踏切り」の装置が出す超音波は人に害はないという。
出典
『事故防止「シカ踏切」が効果』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2054883011.html
少し昔の記事だが、2017年11月17日12時13分に朝日新聞からも、同趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
野生のシカとの接触事故に頭を抱えていた近畿日本鉄道が、運行時間外にあえて線路を渡れるようにする「シカ踏切」を導入した。
侵入しないように排除するのではなく、共存を目指したところ、事故は激減し、対策に光明が差してきた。
効果の裏には、シカの目線で取り組んだ鉄道マンの「優しさ」があった。
「シカ踏切」は、線路脇に張った高さ約2mの獣害防止ネットの一部に、幅20~50mの隙間を作る仕組み。
シカは日中は移動しないため、事故は起きない。
危険が高い早朝や夜間の運行時間帯だけ、隙間にシカが嫌がる超音波を発して侵入させないようにし、終電から始発までは発信しないで、自由に線路内に入れるようにする。
これまでの鉄道各社の主なシカ対策は、侵入防止ロープや赤色LED灯の設置、野獣の糞尿をまくなど、線路から遠ざけようとするものだった。
しかし、目立った効果はなく、国交省によると、シカなどの野生動物との接触事故が原因となった運休や30分以上の遅れは、昨年度に過去最多の613件(前年度比185件増)に上った。
特に、山間部の路線を多く抱える近鉄は深刻で、シカとの接触事故は全線で2004年に57件だったのに対し、15年は約5倍の288件にまで増えた。
「またシカでダイヤが乱れた」。
運転指令担当の同僚の嘆きを聞いた近鉄名古屋統括部電気課の匹田さん(48)は15年秋、シカの実態を調べ始めた。
線路を挟んだ両側に生息域を示す足跡やフンなどが見つかり、鉄分の補給で線路をなめる習性も確認した。
監視カメラには、衝撃的な映像が残されていた。
夜間、親子のシカが線路を渡り、小ジカ3頭のうち最後尾にいた1頭がはねられた。
親は約40分間、その場を離れずに、倒れた小ジカを見つめ続けていたという。
事故撲滅への思いを強く抱いた匹田さん。
「いくら締め出しても、線路に入ってくる。シカにも『踏切り』があればいい。」
逆転の発想がひらめいた。
・・・・・
出典
『シカ思いの踏切、近鉄導入 悲しむ親ジカ見て…社員発想』
https://www.asahi.com/articles/ASKCB40WWKCBPTIL00J.html
2017年11月6日9時0分に毎日新聞からは、「シカ踏切」がグッドデザイン賞に選ばれたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
近鉄が昨年以降、津市などで設置した「シカ踏切」が、列車と鹿の接触事故防止に効果を発揮している。
線路をまたぐ形で鹿の生息域が存在していることを重視。
生息域内を行き来する鹿の侵入を完全に防ぐのではなく、列車の通らない時間帯に踏切を渡ってもらう「逆転の発想」で事故を急減させた。
「人間だけでなく、鹿にも安全な踏切が必要。鹿の目線で問題を捉えた」点が評価され、今年度のグッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会の主催)に選ばれた。
・・・・
出典
『近鉄「シカ踏切り」 深夜に渡って…超音波で線路内侵入調整』
https://mainichi.jp/articles/20171106/k00/00m/040/109000c
2018年2月2日17時19分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
霧島連山の新燃岳の噴火を受けて宮崎県が去年11月、えびの高原に設置した火山ガスの自動測定器が、気温が氷点下の環境では使用できないタイプで、2日朝、一時的に火山ガスの濃度が上がった際もガスを検知できていなかったことがわかった。
この自動測定器は、去年10月の新燃岳の噴火を受けて、宮崎県が火口からおよそ5km離れたえびの高原の登山者向け施設の駐車場に設置したもの。
24時間作動し、火山ガスの二酸化硫黄の濃度が基準を超えるとサイレンで危険を知らせるが、気温が氷点下になる環境では使用できないタイプであることが県への取材でわかった。
施設の職員が2日午前8時ごろに手動の測定器で測ったところ、注意喚起の基準を超える0.75ppmの濃度を計測し、防災行政無線で注意を呼びかけたが、自動測定器の表示はゼロを示したままだった。
この施設によると、2日午前8時の気温は氷点下10℃で、標高およそ1200mのえびの高原では、去年、1年の4分の1を超える96日は午前8時時点の気温が氷点下だったという。
また、測定器のメーカーによると、現地に設置されているのは主に屋内での使用を想定したタイプで、これとは別に氷点下20℃まで使用できるタイプもあるという。
宮崎県は、「新燃岳の噴火を受けて、すぐに入手できるものを設置した。登山者向け施設が行う手動での測定と合わせれば危険性を把握できるので、取り替える予定はない」と話している。
出典
『火山ガス測定器氷点下では使えず』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5064947221.html
2月6日16時1分にNHK宮崎からは、氷点下でも使えるものに取り換えるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は「登山者向け施設が行う手動での測定と合わせれば危険性を把握できるので、取り替える予定はない」としていたが、これについて河野知事は6日の会見で、「あわてて導入したものが氷点下で機能しない機種だった。この問題の重要性を受け止め、観測態勢のさらなる拡充を図りたい」と述べ、氷点下でも機能するタイプの測定器を設置するよう指示したことを明らかにした。
設置時期などは、今後、検討するとしている。
出典
『氷点下で機能 えびのに新測定器』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5064684102.html
(ブログ者コメント)
〇いくら急いでいたとはいえ、1年の4分の1は使えない装置を導入したのは何故だろう?
タイプが2つあることに気付かず、カタログを見ただけで発注したのだろうか?
一般的には、購入前に販売会社などに仕様を提示すると思うのだが・・・。
〇氷点下以下の気温で使えない装置といえば、他にAEDがある。
3年前の記事だが、ご参考まで。
(2014年12月22日 NHK生活情報ブログ)
年間7万人もの人が亡くなる「心臓突然死」の救命の切り札「AED」。
しかし、実は寒さに弱く、氷点下の環境では、うまく作動しないおそれがあります。
その弱点を克服しようと、さまざまな工夫が行われています。
現場を紹介します。
AEDの添付文書には、「0℃~50℃」という使用環境条件が明記されています。
実は、「AED」は氷点下での使用が想定されていないのです。
実際、寒さで動かなかったとみられる事例も起きています。
2011年2月、関西のある町の消防に「自宅で男性が苦しがっている」という通報が入り、救急隊員が現場に駆けつけました。
突然心臓発作を起こして倒れた男性に対し、隊員は医療用のAEDを使って蘇生を試みました。
ところが、何度試しても動きませんでした。
この日の最低気温は氷点下4℃。
AEDの電子部品が寒さで不具合を起こしたとみられています。
倒れた男性は病院に運ばれましたが、心臓は再び動き出すことはなく、その後亡くなりました。
・・・・・
冬場、氷点下の過酷な環境で、日常的に訓練を行っている陸上自衛隊では、毎年10人ほどが心肺停止になるといいます。
自衛隊の医師、竹島茂人さんは、AEDを常に使える状態にすることが不可欠だと考えています。
AEDは、氷点下の環境でどこまで使えるのか、メーカー5社の協力を得て実験を行いました。
事前に、暖かい部屋(室温21℃)に保管しておいたAEDを、氷点下20℃の実験室に持ち込みました。
実験の結果、しばらくの間はすべてのAEDが作動することがわかりました。
使う前に、暖かい状態にしておくのがポイントでした。
・・・・・
多くの子どもたちが宿泊する長野県の教育施設。
広い敷地内に建物が点在するこの施設は、冬場になると室内でも氷点下になるところもあり、水回りにはヒーターをつけて凍結を防いでいます。
ところがAEDは盲点だったといいます。
国立信州高遠青少年自然の家の所長の下村善量さんは、「まったく盲点というか、考えもしませんでした。当然AEDはいつでも使えるものだと思っていました」と当時を振り返ります。
弱点を知った施設が導入したのがAED専用の保温装置。
温度が下がらないようヒーターでAEDを暖めます。
価格は1台16万円ほど。
・・・・・
https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/400/205826.html
2018年2月2日12時21分にNHK愛媛から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年9月の台風で川の水がしみ出し、堤防の一部が崩れる被害が出た重信川について、国や専門家で作る調査委員会が初会合を開き、堤防の内部に水を通しやすい砂れきなどが多く含まれ、増水による強い水圧が加わって水が浸透していったとする調査結果を明らかにした。
中予を流れる重信川は、去年9月、四国に上陸した台風18号による記録的な大雨で増水し、31か所で堤防ののり面が崩れるなどの被害が出た。
このうち28か所は、川の水が堤防の内部を通って住宅がある堤防の裏側にしみ出し決壊のおそれがあったことから、川を管理する松山河川国道事務所は今後の対策を検討するため、地質工学の専門家らを交えた堤防調査委員会を設置し、初会合が開かれた。
この中で、特に被害が顕著だった2か所の調査結果が報告され、堤防内部には水を通しやすい砂れきなどが多く含まれ、増水による強い水圧が加わり、水が浸透していったとことが明らかになった。
そのうえで、専門家の意見を踏まえ、今後、さらに水がしみ出したメカニズムを詳しく分析していくことになった。
松山河川国道事務所の松下副所長は、「今回の堤防の被害は、決壊につながるおそれがあった。委員会の意見を踏まえ、対策を検討したい」と話していた。
出典
『重信川堤防漏水で調査結果』
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20180202/0000360.html
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。