2019年4月25日16時52分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転手の急病に備えて、山形市のバス会社は、乗客がバスを停止させられる非常用の装置を仙台市との間を結ぶ3台の高速バスに今月から導入した。
25日は、装置を導入した「山交バス」が、高速道路の取締りに当たる県警察本部の警察官や県バス協会の担当者などを警察の訓練コースに集めて説明を行った。
非常停止のボタンは最前列の座席の天井付近と運手席にあり、押し込むと、徐々に減速して停車する。
さらに、周りに異常を知らせるため、自動的にクランションが鳴ったりハザードランプが点滅したりする。
誤ってボタンを押した場合は、運転席のボタンで解除することもできる。
国交省によると、おととしバスの運転手が急病などで運転できなくなったケースは、全国で162件報告されているという。
山交バス安全指導課の安達課長は、「万が一、ドライバーが意識を失うなどした場合は、乗客の方はためらわずにボタンを押してほしい」と話していた。
山交バスは、ことし10月から山形市内などを走る高速バス以外の路線バス3台にも装置を導入する計画だ。
出典
『乗客が停止可能バス導入で説明会』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20190425/6020003520.html
(ブログ者コメント)
以下は、映像の1コマ。
本ブログでは今年4月17日、岐阜県のバス会社が同様なバスを導入したという報道を紹介した。
全国的に導入が進められているようだ。
今回の報道を機に調べ直したところ、ハトバスでも同様なバスが導入されていた。
以下は、その説明会に参加した記者の、9枚の写真付きレポート記事。
(2018年9月20日 乗り物ニュース)
はとバスが新しい大型観光バスを導入。
乗客らが非常ブレーキボタンを押すと緊急停止する機能を備えています。
実際、どのような動きをするのでしょうか。
はとバスが「ドライバー異常時対応システム」を搭載した大型観光バスのいすゞ「ガーラ」を5台導入。
2018年9月22日(土)から使用を開始します。
体調が急変するなどして運転の継続が困難になったとき、運転手自身やバスガイド、乗客らが非常ブレーキボタンを押して、バスを緊急停止させることができます。
近年、全国的に運転手の体調不良による交通事故が増えていることから導入されたものです。
運行開始に先立ち9月19日(水)、はとバスが報道陣を対象とした見学会を本社(東京都大田区)の車庫で開催。
ボタンを実際に押したときの実演も披露しました。
非常ブレーキボタンは、運転席と、両側最前列席の荷物棚の下の計3か所に設置されています。
荷物棚の下のボタンを押すと、車内で警報が約3秒間鳴って赤いランプが点滅。
同時に緩いブレーキがかかりました。
その後、急ブレーキがかかり、車体前後のハザードランプとブレーキランプが点滅。
ホーンも鳴り続け、周囲の車両や歩行者に異常を知らせます。
車庫では、その音を聞いた多くの運転手がバスの動きに関心を寄せていました。
ちなみに、誤作動や誤操作の場合、最初の約3秒のあいだに運転席側のボタンに付いているダイヤルを回すと、警報を解除できるとのことです。
一方、運転席側のボタンを押した場合は、その瞬間に急ブレーキがかかります。
いずれの場合も、さらにその後、エンジンは停止し、ブレーキのきいた状態が続きます。
運転再開時は、エンジンキーをオフにしてシステムを解除するとエンジンが始動します。
なお、このシステムは、道路の路肩などへ自動で退避する機能はないそうです。
はとバスは、この「ドライバー異常時対応システム」の導入に加え、運転手の出勤時に血圧測定を実施。
また、睡眠時無呼吸症候群や脳ドックの検診など、健康管理に関する取り組みも並行して行っているといいます。
出典
『バス運転手が急病! 乗客が緊急停止させる新システム 実際どう止まる?』
https://trafficnews.jp/post/81539
2019年4月24日付で中日新聞岐阜版から、下記趣旨の記事が写真と図解付きでネット配信されていた。
県内初の信号機のない「環状交差点(ラウンドアバウト)」の運用が昨年3月に安八町で始まってから、1年が経過した。
軽微な物損事故が1件発生したのみで、県警は「今後も積極的に整備を働き掛けていきたい」としている。
県内初で唯一のラウンドアバウトは、昨年3月24日、名神高速道路の安八スマートインターチェンジ(IC)から東に約200mの町道に整備された。
県警交通規制課によると、速度が抑制されることや、右回り通行、直進車と右折車の交差がないことから、重大事故の発生を抑えられたという。
また、昨年9月の台風21号の影響で周辺が停電し、近くの交差点も消灯していたときも、ラウンドアバウトは信号機を伴わないため、影響を受けなかった。
ラウンドアバウトは昨年12月末現在、全国81カ所で運用されている。
走行する際は、安全確認後に徐行で進入。
右回り(時計回り)の一方通行で走行し、目的方向の道へ出る際には、方向指示器で左の合図を出す。
ラウンドアバウトが最も多いのは宮城県で、昨年12月末現在、20カ所ある。
導入前と比較し、事故は減少しているという。
ラウンドアバウトは国内ではなじみが薄いため、交通ルールの周知が課題とされるが、宮城県警交通企画課の三浦課長補佐は、「街頭指導や広報紙など、地元住民への広報活動に力を入れた」と話している。
出典
『実施1年、重大事故なし 安八のラウンドアバウト』
https://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20190424/CK2019042402000022.html
2019年4月22日16時58分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3年前の平成28年1月、蓬田村のJR津軽線の踏切で、除雪車が燃料切れで動けなくなり止まっていたところに普通列車が衝突した。
列車に乗客は乗っておらず、けが人はいなかったが、この事故で当時、本州と北海道を結んでいた津軽海峡線がおよそ9時間にわたって運転を見合わせるなど、大きな影響が出た。
この事故についてJR東日本は、蓬田村が雇った除雪作業員が燃料切れへの注意を怠ったため事故が起きたとして、村に対し、壊れた列車や踏切の費用など4000万円あまりの損害賠償を求める訴えを青森地方裁判所に起こした。
これについて蓬田村は、「保険に入っているため、保険会社を通じてJRと協議してきたが、金額面で折り合わなかった。今後も、保険会社と相談しながら裁判に対処していく」としている。
出典
『除雪車衝突 JRが蓬田村を提訴』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20190422/6080004561.html
4月22日18時49分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東側は、運転手が燃料切れで走行不能にならないようにする注意義務を怠ったため、事故が起きたとしている。
村によると、出発前に運転手が燃料を補給する規則だったが、確認を怠っていた。
出典
『「燃料切れで事故」JR東が提訴 除雪車に列車衝突で』
https://www.sankei.com/affairs/news/190422/afr1904220028-n1.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の1コマ。
事故を起こした除雪車が映っている。
2019年4月11日8時19分に岐阜新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
岐阜乗合自動車(岐阜バス、岐阜市九重町)は、緊急停止の非常ボタンを客席に備えたドライバー異常時対応システム(EDSS)搭載の新型バス1台を4月から導入した。
運転手に急病などの異変があった場合でも乗客がバスを安全に停車でき、2次被害を防ぐ。
12日から高速名古屋線など高速4路線で運行を始め、路線バスや観光バスにも順次導入する。
新型バスは、三菱ふそうトラック・バス(神奈川県川崎市)が2月から販売。
運転席と客席の両側の最前列に非常ボタンがあり、運転手の異変に気付いた乗客が押すと、徐々に減速して停止する。
バス左側の障害物や人を運転手に知らせ、左折時の巻き込みを防ぐ機能も標準装備する。
三菱ふそう社製の新型バスを導入するのは全国で初めて。
担当者は、「最新の安全機能が付いたバスを全国に先駆けて導入することで、安全性の向上を図りたい」と話している。
出典
『運転手の異変、客席緊急ボタンで減速 岐阜バスが乗客停車装置導入』
https://www.gifu-np.co.jp/news/20190411/20190411-129123.html
2019年4月9日18時8分にNHK奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後4時40分ごろ、五條市野原西2丁目の「O診療所」から火が出ていると消防に通報があった。
消防車など10台が出て、火はほぼ消し止められたが、警察によると、燃えたのは診療所の敷地内にある住居部分の建物だという。
また出火当時、診療所は診察時間外で患者はおらず、けが人などはいないという。
警察によると、診療所の医師は「車のバッテリーを業者が修理したあと、アクセルを踏んだら火が出て、建物に燃え移った」と話しているという。
現場は五條市役所から南に500mほど離れた国道168号線沿いの商店や住宅が密集する地域で、あたりには黒い煙が立ちこめ、一時、騒然となった。
出典
『五條市の診療所の敷地内で火事』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20190409/2050002145.html
(ブログ者コメント)
9日18時の奈良県の風速は、日本気象協会によると4m/s。
そう強くはなかった模様だ。
それでいて、車から住居への延焼。
車と住居はどれぐらい離れていたのだろうか?
以下は消火作業中の映像の1コマ。
画面左上に、焼け焦げた感じの車が見えるが、あの車から火が出た?
もしそうだとすると、燃えた住居からは、かなり離れている。
燃えた車を移動した?
2019年4月3日6時0分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
信号無視したり、横断歩道のない場所を渡ったりする「乱横断」による事故が後を絶たない。
福岡県内で増加傾向にある歩行者の死亡事故の一因になっているほか、北九州市で起きたバイクと高齢歩行者の衝突事故では3月、歩行者側が重過失傷害容疑で立件されている。
身体能力や認知能力が低下する高齢者の乱横断が問題視されており、県警や識者は警鐘を鳴らす。
事故は昨年11月、北九州市小倉北区の交差点で起きた。
警察によると、70代の男性が赤信号を無視して横断歩道近くの道路を渡ったところ、青信号に従い走ってきたバイクと衝突。
バイクの運転手は転倒し、頭部に約1カ月の重傷を負った。
歩行者の男性も足の骨を折る大けがをした。
警察は歩行者側にも大きな過失があると判断。
歩行者の男性を重過失傷害容疑で、バイクの運転手は自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で書類送検した。
県警交通企画課によると、歩行者の信号無視が事故原因となり、過失の重い「第1当事者」になったケースは昨年、県内で12件あったが、重過失傷害容疑に問われるのは異例だという。
同課のまとめでは、県内で昨年発生した交通事故の死者数は136人で、前年に比べ3人減少。
このうち、道路を横断中にはねられて死亡した歩行者は51人となり、前年より10人増えた。
横断歩道の前後30m以内ではねられた人が8人(前年比5人増)に上り、横断歩道が近くにあるのに利用しない乱横断が増えていた。
大阪大大学院の篠原一光教授(交通心理学)は、高齢者にとっての危険性について、「身体能力が衰えると、横断歩道まで行くのが面倒になり、楽なコースで渡りたくなりがち。視野が狭くなるなど認知機能も低下している場合は危険を確認できないまま横断してしまう」と指摘。
ドライバーにとっても乱横断は予想外の動きで、気づくのが遅れやすいという。
交通企画課の長田統括管理官は、「歩行者も刑事責任を問われる場合がある。身を守るため、乱横断は危ないという認識を持ってほしい」と呼び掛けている。
出典
『高齢者の「乱横断」事故相次ぐ 信号無視、横断歩道ない場所渡る…立件も』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/499344/
(ブログ者コメント)
北九州市の信号無視歩行者書類送検事例は、本ブログでも紹介スミ。
2019年4月1日0時11分にTBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月31日午後4時半ごろ、敦賀市刀根の北陸自動車道下り線で、乗用車がトンネルを出たところでスリップし、中央分離帯に衝突した。
その後、この事故車を避けようとした後続車が次々と追突し、およそ20台が絡む事故となった。
この事故で16人が病院に運ばれたが、いずれもけがは軽いという。
現場は緩い左カーブとなったトンネルの出口で、事故当時、路面には雪が積もっていたということで、警察では、雪によるスリップが事故の原因とみている。
この事故により、北陸自動車道下り線は一部の区間がおよそ5時間にわたり通行止めとなった。
出典
『福井・敦賀市の北陸道で20台絡む事故』
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3635985.html
4月1日10時10分に福井新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「トンネルを出た直後から、あられで視界は真っ白。突然、目の前に止まっている車が見え、衝突した」。
福井県敦賀市の北陸自動車道下り線で3月31日に起きた車20台が絡む事故で、同市内の3病院に搬送された運転手や同乗者らが事故状況を語った。
家族6人での旅行の帰路、事故に遭った福井県福井市の30代女性は、乗用車の助手席に座っていた。
柳ケ瀬トンネルを出た直後、大粒のあられが強く吹き付けてきたという。
「減速したけど視界が悪くて、前方の玉突き事故で止まっている車にぶつかった。さらに後ろから車3台が次々に衝突してきて、すごい衝撃だった」。
同乗の子ども4人があごを切るなどのけがを負い、「すごく怖くて今も落ち着かない」と不安そうな表情を浮かべた。
「トンネルの手前は雨だったのに、出口は路面が真っ白。まさか、この時期に白くなるほど降るなんて…」と話したのは岐阜県羽島市の会社員男性(54)。
敦賀市内に住む大学生の次女のアパートに、家族で向かう途中だった。
車を減速させると、目の前は玉突き事故などで10台ほどが止まり、道をふさいでいたという。
「止まった直後に後ろから車が次々とぶつかってきた。衝撃で横に回転したところにも衝突してきた」。
幸い、けがはなかったが、「大型トラックが突っ込んできていたらと思うと、ぞっとする」と振り返った。
出典
『トンネル出たら「路面は真っ白」 北陸道事故、運転手ら恐怖語る』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/826920
2019年3月28日7時30分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月27日午後0時半ごろ、福井県南越前町新道の北陸自動車道下り線の敦賀トンネル内で、天井付近に取り付けられているスプリンクラーから誤って放水された。
約50mにわたって霧状の水に覆われ、視界を遮られた乗用車2台と大型トラック1台が絡む追突事故が発生した。
先頭の乗用車に乗っていた30~40代の女性3人と6~11歳の男児5人が軽いけがを負った。
事故当時、現場近くでスプリンクラーなど非常用設備の更新工事が行われており、中日本高速道路金沢支社は誤放水した原因を調べている。
大型トラックと後続の乗用車をそれぞれ運転していた男性にけがはなかった。
ともに同乗者はいなかった。
同支社によると、工事は同支社の委託を受けた東京都の業者が行っていた。
誤放水されたスプリンクラーはトンネル入り口から約1km付近にあり、高さは約5.7m。
トンネル内は1車線に規制され、3台はいずれも追い越し車線を走っていた。
事故当時、業者は入り口から約700m付近で工事を行っていた。
通水確認のため作業員がバルブをひねったところ、工事現場から約300m離れたスプリンクラーからいきなり水が出たという。
同支社は原因を調べている。
通行止めの措置はとらなかった。
工事は2018年5月22日に始まった。
今年11月12日に終える予定だったが、同支社は原因が分かるまで工事を中断する。
「誤放水で事故を発生させてしまい、深くおわびします。原因究明を図るとともに、再発防止に向けた対策を実施したい」とのコメントを発表した。
出典
『高速道トンネルで誤って放水し事故 北陸道、視界遮られ車追突』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/824040
3月27日23時0分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後0時半ごろ、福井県南越前町の北陸自動車道下り線の敦賀トンネルで、乗用車など3台が絡む事故があった。
壁に設置された消火設備から誤って水が噴き出したことが原因で、次々と追突したとみられる。
中日本高速道路(名古屋市)によると、乗用車1台に乗っていた小学生男児5人ら計8人が首などに軽いけがをしたという。
8人が乗った乗用車にトラックが追突し、後続の乗用車もトラックに追突した。
トラックと後続車の運転手らにけがはなかった。
現場は片側2車線の直線。
当時、約300m前方で消火設備の部品を取り換える工事をしており、走行車線は通行規制されていた。
出典
『消火用の水噴出、3台追突 福井、北陸道トンネル』
https://www.sankei.com/affairs/news/190327/afr1903270049-n1.html
3月28日10時25分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
走行車線を規制し、トンネル上部に設置されたスプリンクラーの取り換え工事中に、突然、水が噴霧された。
工事後、試験的に通水した際、想定外の場所から水が出たという。
出典
『スプリンクラー誤作動、高速道トンネル3台衝突』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190328-OYT1T50130/
3月30日20時2分に読売新聞からは、バルブの操作ミスだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因を調査したところ、工事会社の作業員が、試験的に水を通す際に使う弁のハンドルを誤って操作し、スプリンクラーが作動したという。
現在、工事を中断し、ハンドルをナイロン製のバンドで固定するなどの再発防止策を講じている。
出典
『3台衝突、原因は作業員がスプリンクラー誤操作』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190330-OYT1T50019/
2019年3月21日付で岩手日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前9時40分ごろ、盛岡市中ノ橋通のコインパーキングで、発券手続きをしていた同市上田の男性(82)が、運転していた軽乗用車と発券機の間に挟まれた。
男性は同市内の病院に運ばれたが、出血性ショックで死亡した。
警察によると、男性は駐車場入り口の発券機前で、オートマチック車をドライブのままブレーキを踏んで停車。
発券機に手が届かず、ドアを開けて身を乗り出したところ、足がブレーキから離れて車が発進した。
車外に投げ出され、車と発券機の間に挟まれたとみて原因調査中。
出典
『発券機に挟まれ82歳死亡 盛岡の男性「ドライブ」で停車か』
https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/3/21/50065
2019年3月19日16時48分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ガソリン車に誤って軽油を給油するなど、車の燃料を入れ間違えるトラブルが福岡県内で去年12月の1か月間に24件起きていたことがわかり、JAF・日本自動車連盟が注意を呼びかけている。
JAF・日本自動車連盟によると、去年12月の1か月間に車の燃料を間違えて給油するトラブルは全国で390件にのぼり、このうち福岡県内は24件だった。
入れ間違いはドライバーなどが自分で給油するセルフ式のガソリンスタンドで目立ち、「軽自動車は軽油だと思った」とか「自分の車ではなく会社の車や代車だったので燃料の種類を確認しなかった」など、勘違いや思い込みが原因で入れ間違えたという。
セルフ式のガソリンスタンドでは、入れ間違えを防ぐため、給油ノズルの色が、レギュラーガソリンは赤、軽油は緑などと、色分けされているということで、JAFは、「初めて乗る車に給油する時は必ず燃料の種類を確認してほしい」と話している。
出典
『車の給油の入れ間違いに注意』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20190319/5020002759.html
(ブログ者コメント)
3年前、埼玉県の状況についても本ブログで紹介した。
当該記事中、全国では12月の1ケ月間に269件の救援要請とあったので、3年間で4割ほど増えている計算になる。
『2016年4月14日報道 給油間違いによるJAFへの救援依頼は昨年12月の1ケ月間で全国269件、原因は相も変わらず「軽自動車だから軽油を入れた」など』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5833/
2019年3月15日18時22分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州市の交差点で、赤信号を無視して道路を横断したうえ、ミニバイクと衝突し、運転していた高齢者に大けがを負わせたとして、70歳の歩行者が書類送検された。
警察は、決して、赤信号を無視して道路を横断しないよう呼びかけている。
書類送検されたのは、北九州市小倉北区の70歳の無職の男性。
警察の調べによると、去年11月、自宅近くの市道の交差点で、赤信号を無視して道路を横断したうえ、青信号で交差点に入ってきたミニバイクと衝突し、運転していた高齢者の頭などに大けがを負わせたとして、重過失傷害の疑いが持たれている。
この事故では、男性も左足の骨を折るなどの大けがをしていて、警察は、ミニバイクを運転していた高齢者についても、過失運転傷害の疑いで書類送検した。
2人とも容疑を認めているという。
警察によると、歩行者とミニバイクの交通事故で、歩行者に重い過失があるとして検挙したケースは極めて珍しいという。
福岡県では、信号を無視したり、横断歩道のない場所を渡ったりして事故に巻き込まれる高齢の歩行者が増えているということで、警察は、交通ルールを守るよう呼びかけている。
出典
『赤信号無視の歩行者を書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20190315/5020002741.html
3月16日6時0分に西日本新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
赤信号を無視して交差点を歩いてバイクと衝突し、運転していた男性(77)に重傷を負わせたとして、福岡県警小倉北署は15日、重過失傷害の疑いで、歩行者の男性(70)=北九州市小倉北区=を書類送検した。
県警によると、同容疑で歩行者を立件するのは珍しいという。
署は、「目撃情報などから歩行者に重大な過失があると判断した」としている。
書類送検容疑は昨年11月1日午後2時ごろ、同区萩崎町の交差点で、歩行者用信号を無視して横断歩道近くの車道を横断。
青信号で進行してきたバイクと衝突し、転倒したバイクの男性の頭部に約1カ月の重傷を負わせた疑い。
歩行者の男性も足の骨を折る約1カ月の重傷を負い、バイクの男性も自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で書類送検された。
県警交通企画課によると、県内で昨年発生した車と道路横断中の歩行者の事故(1695件)のうち、信号無視が原因で歩行者が第一当事者になった「乱横断」は12件あったという。
出典
『信号無視の歩行者書類送検 小倉北署 バイクと衝突 重傷負わせた疑い』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/494660/
2019年3月12日5時30分に神戸新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
兵庫県と同県姫路市は、鉄道の線路や高速道路の下をくぐる「アンダーパス」が集中豪雨などで冠水した場合、空気で膨らませた遮断機で迅速に通行を止める「エアー遮断機」を、同市御国野町御着の国道312号など、市内の4カ所に8基設置した。
設置は県内初といい、従来より少人数かつ短時間で道路を封鎖し、車の水没を防ぐ。
エアー遮断機は、ボタンを押すと送風機のプロペラが回転し、約20秒で円柱形の赤いバルーンが膨らみ、道路上に伸びることで通行を遮断する。
膨張時は直径約60cm、横幅約3.5~4mで、内蔵の発光ダイオード(LED)が点滅し、夜間や大雨時も対応できる。
県が設置したのは、いずれもJR山陽本線と交差するアンダーパスの手前で、国道312号のほか、県道417号と516号の計3カ所の左右車線に計6基。
市は、中国自動車道と交差する同市夢前町前之庄の市道アンダーパス手前に2基を設置した。
県道516号のアンダーパスでは、昨年7月の西日本豪雨で排水が間に合わず、最大水位約80cmの冠水を観測。
中国自動車道と交差する市道も2017年にゲリラ豪雨と台風で2度冠水し、危険性が指摘されていた。
遮断機は、車が水没してドアが開かなくなったり発進できなくなったりする前に、アンダーパスの水位が10~15cmに達すると、職員が現場で作動させる。
県の担当者は、「保管場所にバリケードを取りに行く時間や人員が省け、一刻を争う状況に対応できる。今後、導入を広げたい」と話した。
出典
『冠水時風船で通行止め 姫路に県内初エアー遮断機』
https://www.kobe-np.co.jp/news/himeji/201903/0012137684.shtml
(ブログ者コメント)
アンダーパス部にエアー遮断機を設置する動きについては、過去にも本ブログで紹介したことがあるが、今回の情報には作動させた時のエアー遮断機の写真も掲載されている。
2019年3月8日に追記修正した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正5として掲載します。
第2報修正4は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9318/
(2019年3月16日 修正5 ;追記)
2019年3月8日付で中日新聞福井版から、衣服規定を削除することに関する警察記者会見時の様子が下記趣旨でネット配信されていた。
県内の僧侶が僧衣を理由に交通反則切符を切られた問題は、県警側が規則の不備を認めて改正することとなった。
「法事に行けない」、「死活問題だ」と、全国の僧侶を巻き込んだ論争に発展したが、結局、僧衣を着て運転していいのか・・・。
県警が7日夕に開いた会見での主なやりとりは、以下の通り。
Q.「ガイドラインで具体事例を例示してほしい」との意見もあったが、なぜ削除なのか。
A.「個々のケースを例示しても抜け落ちる。全てのケースを網羅しようと思うと一般的な表現にならざるをえず、全ての人に納得されるものを作成するのは困難と考えた」
Q.略装は運転に支障はないが、「黒衣(こくえ)」などの正装での運転は危険との議論もある。そういったものも取り締まれなくなるのか。
A.「施行細則では、衣服に特化した規定はなくなる。規則上の規定はなくなるが、運転操作への支障を及ぼす恐れがない衣服で運転していただくように広報啓発には努めていく」
Q.服が引っ掛かって事故が起きた場合、どの法令を根拠に取り締まるのか。
A.「道交法の安全運転義務違反に当たる」
Q.道交法では衣服を理由に取り締まることはある、と。
A.「道交法の解釈については、警察庁が判断すること。
ただ、交通事故を起こした場合や、他の車に急ブレーキを掛けさせるなど、明らかな危険行為があった場合など、運転操作に具体的な支障が生じない限り、取り締まられることはない」
Q.改正の議論はいつから。
A.「報道があって以降」
Q.履物の規定はなぜ残したのか。
A.「特段の問題を把握していないから」
Q.これまで規定が残っていたのはなぜか。
A.「必要性が全くなくなったという判断に至ってこなかったから」
出典
『僧衣で運転、結局OK? 県警規則改正一問一答』
https://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20190308/CK2019030802000020.html
3月8日7時20分に福井新聞からは、他県での青切符発行状況に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転に支障を及ぼす衣服を禁じている規則(細則)は、福井県以外に、東北地方や東海地方を中心として14県にある。
福井県警は2018年に男性の僧衣で2件、女性の着物で2件、交通反則告知書(青切符)を切ったが、福井新聞が14県警に取材したところ、近年、青切符を切った例は確認できなかった。
「過去3年間に衣服の違反で青切符を切った事例は何件あるか」との質問に、9県警が「ない」と回答。
5県警は、「統計を取っておらず不明」「見たことがない」とした。
衣服の規定ができた時期は、多くが道交法ができた昭和30年代。
「衣服の規定はなぜできたか」と経緯を尋ねたところ、記録が残っていないなどの理由で、14県警すべてが「不明」と回答した。
福井県以外に、服装について規定している14県は次の通り。
青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、静岡、愛知、滋賀、三重、岡山
出典
『衣服で交通反則告知書、確認できず 福井県以外の衣服規制ある14県警』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/810768
2019年3月5日9時57分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
三重県伊賀市役所新庁舎(四十九町)南西角の市道交差点で、4日、ラウンドアバウト(環状交差点)の試行が始まった。
県職員や伊賀署員ら約20人が午前7時、交差点付近に立ち、通行車両を環状の走行に誘導した。
4方向から入る車はすべて左に曲がり、時計回り(右回り)に走行し、目的の道に出るときに左折して交差点を離れる。
ウインカー(方向指示器)は、交差点を離れる前に左折の合図をする。
初日は、4分の3周して目的の道に向かう車などが、交差点に入ると誤って右折の合図をしている様子も見られた。
県によると、平日の1月29日の調査で、午前8~9時に交差点を通過した車は約900台だった。
初日から2週間は、24時間、2人の警備員を配置する。
試行は6月1日まで。
出典
『環状交差点の試行始まる 三重・伊賀市』
https://mainichi.jp/articles/20190305/k00/00m/040/058000c
3月5日付で中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
伊賀市役所(同市四十九町)前の市道で4日、県内初の環状交差点(ラウンドアバウト)の試行が始まった。
通勤時間帯の午前8~9時ごろには手前で数台が並ぶなど、通行方法に戸惑う車も見られた。
環状交差点では方向指示器を出さずに進入し、中央にある円形の構造物(中央島)に沿って時計回りに走行する。
出るときは左の方向指示器を出し、行きたい道路に向かう。
正面衝突などの大事故が起きにくく、信号が無いため渋滞の解消が見込めるという。
この日は午前7時から運用を開始した。
コンクリートブロックで仮設の中央島が造られ、走行方向は矢印の看板で表示した。
右折しようと右の方向指示器を出して交差点に進入するなど、誤った走り方をする車に対しては、県が配置した警備員が注意していた。
県と県警が6月1日まで実証実験し、問題が無ければ市が整備し、本格導入する。
県の担当者は、「初日は大きな混乱や事故は無かった。利用者に早く慣れてもらえるよう、誘導を徹底する」と話した。
出典
『伊賀で環状交差点の試行始まる』
https://www.chunichi.co.jp/article/mie/20190305/CK2019030502000017.html
※少し前、2019年1月18日付で伊賀情報タウンYOUからは、県内初の実験は4候補地
の中から決まったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県と三重県警は、3月4日から伊賀市内で、県内初となる信号を使わない環状交差点(ラウンドアバウト)の試行運用を実施する。
場所は同市四十九町の新市役所南西にある市道交差点で、期間は6月1日までの90日間。
ラウンドアバウトは、自動車や自転車の車両通行部分がドーナツ状の形で、右回り(時計回り)に通行が指定。
進入時は、既に交差点内にいる車両が優先になる。
構造の特性上、セミトレーラーは通行不可で、大型車は南北方向の直進のみ通行できる。
県道路企画課によると、導入検討は有識者会議で進められ、試行運用の場所は、津市と伊勢市の3市にある(ブログ者注;原文のまま)4か所の最終候補地から、伊賀市の新市役所前に決まった。
ラウンドアバウトの導入による安全対策効果は、交差点内の「中央島」を避けるために車両の速度が低下し、走行する車両の向きが同じになることから、十字交差点に比べて重大事故の発生軽減が期待されるという。
計画している試行運用のラウンドアバウトは、外径が24m。
規制標識の他、流入部分には「ゆずれ」の路面標示などを施す。
県警交通規制課によると、ラウンドアバウトは2014年の改正道交法で交通ルールが定められ、国内では18年12月末時点で30都府県の計81か所で導入されている。
出典
『県内初の環状交差点 3月から試行運用へ 伊賀市の新庁舎前』
https://www.iga-younet.co.jp/2019/01/18/11851/
一方、2019年3月6日19時30分に神戸新聞からは、兵庫県朝来市では3月8日から県内2例目の運用が始まるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県朝来市和田山町白井の夜久野高原で8日午前10時から、信号のないドーナツ形の交差点「ラウンドアバウト(環状交差点)」の運用が始まる。
県内では、神戸市のポートアイランドに続いて2例目。
欧州発祥のラウンドアバウトは、2014年施行の改正道交法で導入が始まった。
▽重大事故が起きにくい
▽信号機の設置が不要
▽渋滞が少なく、待ち時間が解消される
など、メリットが多いという。
出典
『信号のないドーナツ形 朝来に環状交差点登場』
https://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/201903/0012122773.shtml
(ブログ者コメント)
ラウンドアバウトについては、過去に本ブログでも、安中市で行われた実験などの情報を提供している。
2019年2月27日6時30分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が現場写真と図解付きでネット配信されていた。
大阪市東住吉区の歩道で昨年10月、自転車同士の衝突後に車道側に転倒した会社員の女性(50)がトラックにひかれて死亡する事故が起きた。
歩道の中央には歩道橋の階段があり、現場は見通しが悪い「死角」になっていた。
この歩道橋を巡っては、7年前にも地元が危険性を指摘し、市に撤去を求めていたが、そのまま残された。
事故後の再要請を受け、市は撤去を決めた。
大阪府警東住吉署によると、事故は昨年10月16日早朝に発生。
自転車に乗っていた会社員の男性(26)が歩道橋階段の手前で、右側へ急に曲がってかわした。
その直後、自転車で対向してきた女性と衝突。
現場にガードレールはなく、車道側に倒れた女性は10トントラックにひかれて死亡した。
同署は今月12日、男性が安全確認を怠ったとして、重過失致死の疑いで書類送検。
男性は、「歩道橋をよけようとしてハンドルを切ったが、女性に気づくのが遅れた」と供述している。
市によると、歩道橋は1969年に設置され、片側2車線の府道の両側にある歩道を結ぶ。
歩道(幅約5.5m)の中央に階段(幅2m)があり、自転車は階段の左右のどちらかを通ることになるが、進行方向に決まりはない。
住民らによると、この階段で視界を遮られ自転車や歩行者が衝突する事故は、これまでにも起きていた。
現場近くの建築会社社長(41)は2012年4月、「歩道橋があるため歩道の幅が狭い。死角ができ、歩行者と自転車が何度もぶつかっている」と市に指摘し、歩道橋の撤去を求めた。
市は同年11月に現地を調査。
歩道橋の利用者は少なく、近くに横断歩道があることなどから、撤去基準を満たしていることを確認した。
ただ、当時は階段の目隠し板を取り除いて見通しを良くする対策にとどめ、撤去しなかった。
市の道路課は、「記録が残っておらず、撤去しなかった理由は分からない」としている。
今回の事故後、社長は再び市に撤去を要請。
地元の連合振興町会も昨年末、同様の要望書を市に提出した。
これを受け、市は撤去に向けた設計費を19年度予算案に計上。
撤去費用は約2000万円になる見込みで、市は21年度中の完了を目指す。
社長は、「人が亡くなるまで撤去されなかったのは残念だ」と語った。
市によると、市内に歩道橋が182基あり、うち、歩道中央に階段があるのは約50基。
他にも、地元が撤去を求めている歩道橋は複数ある。
だが、費用が高額なため、撤去は年間1~2基にとどまっている。
出典
『死亡事故、歩道橋が「死角」に 再度の要請で大阪市が撤去へ』
https://mainichi.jp/articles/20190227/k00/00m/040/009000c
2月27日19時23分にFNN PRIME(関西テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
【歩道橋の前で働く人】
「邪魔になるだけですからね。事故もちらほらあるんで」
事故現場では自転車が絡む接触事故がたびたび起きていて、市に対し、撤去を求める声があがっていた。
その時点で大阪市は撤去に乗り出さなかったが、事故があった後の去年12月、地元から初めて要望書が提出されたことから、2021年度をめどに撤去させる予定だ。
【歩道橋の前で働く人】
「信号そこにあるんで、(歩道橋を)使う人が少ない。防げた事故ですよね、歩道橋がなければ…」
大阪市は、同じ危険性のある歩道橋でも撤去を予定しているという。
出典
『”死角”が招いた死亡事故 「歩道橋」の階段の陰から飛び出した自転車と衝突し…』
https://www.fnn.jp/posts/2019022719224910KTV
ちょっと前、2月12日18時9分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警東住吉署は12日、死亡事故を誘発したとして重過失致死容疑で、もう一方の自転車に乗っていた会社員の男性(26)を書類送検したと明らかにした。
書類送検容疑は昨年10月16日午前、大阪市東住吉区山坂の府道沿いの歩道をスポーツタイプの自転車で走行中、前方の確認などを怠り急な進路変更を行い、対向してきた女性が運転する自転車と衝突。
弾みで車道上に転倒した女性がトラックにひかれて死亡する事故を起こしたとしている。
出典
『自転車で衝突し死亡事故誘発 男を書類送検』
https://www.sankei.com/affairs/news/190212/afr1902120017-n1.html
(2019年6月18日 修正1 ;追記)
2019年6月17日17時59分に産経新聞westから、執行猶予付きの有罪判決が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
大阪地裁は17日、禁錮1年、執行猶予3年(求刑禁錮1年)の判決を言い渡した。
西川裁判官は判決理由で、見通しが悪いのに対向の自転車の有無を確認せず、時速19kmで進路変更して衝突しており、「運転は軽率で注意欠如が甚だしい。被害者の命が失われ、結果は重大だ」と指摘した。
一方、反省や償いの姿勢を示していることなどを考慮し、執行猶予を付けた。
出典
『自転車同士の衝突で有罪 大阪、車道に倒れひかれ死亡』
https://www.sankei.com/west/news/190617/wst1906170038-n1.html
2019年2月26日11時55分に産経新聞から、下記趣旨の記事が現場の写真付きでネット配信されていた。
自転車の男性を転倒させ重傷を負わせて逃げたとして、大阪府警曽根崎署が大阪市北区の派遣社員の男(32)について、起訴を求める「厳重処分」の意見を付け、重過失傷害容疑などで書類送検したことが26日、捜査関係者への取材で分かった。
男も自転車を運転中で、男性とぶつかりそうになったが接触はしておらず、同容疑での立件は異例。
男性は事故のショックで当時の記憶がなく、当初は自己転倒とみられたが、同署は防犯カメラの映像などから、男の悪質な運転が事故を招いたと結論付けた。
同署によると、事故が起きたのは同区浮田(うきた)の片側2車線の直線道路。
昨年11月12日午前7時50分ごろ、転倒している自転車の男性(40)を通行人の女性が見つけ、119番した。
病院に搬送された男性は一命を取り留めたが、頭蓋骨骨折などの重傷。
その上、事故当時の状況を覚えていなかった。
自転車にも車両と接触した痕跡はなく、当初は自己転倒との見方が強かった。
ただ、負傷程度が大きいことなどから、同署がほかの可能性も視野に周辺の防犯カメラを調べた結果、もう1台、スポーツタイプの自転車が走行していたことが判明。
さらに、男性の転倒から数分後、同じ自転車が現場まで様子を見に戻っていたことも分かった。
同署は近くに住む運転者の男を割り出し、事情聴取。
男は「ぶつかりそうになり、相手がこけた。文句を言われるのが嫌で逃げた」と供述した。
同署は、男性が車道の左端を走行していたところ、歩道を対向してきた男が植え込みの陰から車道に飛び出してきたと判断
十分な安全確認をしなかったなどとして昨年12月、重過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)容疑で男を逮捕。
その後釈放し、任意で捜査を続け、今月25日に送検した。
出典
『接触していない事故で異例の立件 大阪府警』
https://www.sankei.com/affairs/news/190226/afr1902260010-n1.html
2月26日12時31分に産経新聞からも、同趣旨の記事が解説図付きでネット配信されていた。
相手と接触していなくても、危険な運転で事故を誘発すれば刑事責任を問える-。
大阪府警の判断は、悪質な自転車運転が絶えない現状に警鐘を鳴らしたといえる。
専門家からも、「利用者は、自転車にも危険性があると認識し、ルールを知ってマナーを向上させる必要がある」との声が上がる。
非接触の事故で自転車の運転者が刑事責任を問われたケースは全国でもほとんどないが、大阪では過去に重大事故が起きている。
平成23年5月、大阪市浪速区の国道でタンクローリーが歩道に突っ込み、男性2人が死亡した。
捜査の結果、タンクローリーは前方に割り込んできたワゴン車を避けようと、急ハンドルを切っていたことが判明。
さらにワゴン車は、信号のない場所を横切ろうとした自転車を避けていたことが明らかになった。
府警は、自動車運転過失傷害(後に同致死に切り替え)容疑で車2台の運転手を逮捕するとともに、事故を誘発したとして、当時60歳だった自転車の男を重過失致死容疑で逮捕。
運転手2人が不起訴となる一方、自転車の男は起訴され、有罪判決を受けた。
交通問題に詳しい谷清司弁護士(大阪弁護士会)は、「直接の接触がなくても、無謀で不注意な運転と死亡や負傷との因果関係があれば、刑事責任を問われる可能性は十分ある」と指摘。
「自分が事故に関係している可能性があれば、通報したり、その場に残って対応したりすべきだ」と話す。
警察庁によると、ここ10年間は毎年、自転車とぶつかって数人の歩行者や自転車利用者が犠牲となっている。
スマートフォンを操作しながらの運転など、危険な行為も目立つ。
谷弁護士は、「自転車も車両で、人を傷つける危険は十分ある。軽はずみでマナーの悪い運転が被害者に重傷を負わせることを認識し、ルールやマナーを学ぶ必要がある」としている。
出典
『「自転車にも危険性」マナー向上が課題』
https://www.sankei.com/affairs/news/190226/afr1902260014-n1.html
2019年2月26日1時37分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高齢者が運転する電動アシスト自転車の死亡事故が後を絶たず、「特性をよく理解して利用してほしい」と専門家らが呼びかけている。
筋力が衰えても楽にスピードを出せる利点がある一方、通常の自転車より車体が重く、加速やブレーキなどで注意が必要。
認知能力の低下によって事故回避の操作が遅れてしまう恐れもあるという。
2018年8月、愛知県春日井市の信号機のない市道の十字路交差点で、電動自転車に乗った男性(当時93)が出合い頭にタンクローリーと衝突。
頭を強く打ち、搬送先の病院で亡くなった。
警察によると、交差点の手前で男性に一時停止義務があったが、止まらずに進入。
ぶつかる直前、自転車のブレーキをかけたが間に合わなかったとみられる。
「本人も予期せぬスピードが出て、認知能力の低下も相まって間に合わなかった可能性がある」(捜査関係者)
電動自転車は、加速でペダルを踏み込む際、電動モーターによる補助を得られ、通常の自転車より少ない力で時速20km以上のスピードを出すことができる。
モーターによる補助力は、最大で人がこぐ力の2倍。
10kmを超えると補助力は徐々に下がり、道路交通法に基づき、24km以上では補助が働かないようになっている。
慣れないうちは、思った以上にスピードが出てしまう恐れがあるほか、車体が20~30kg程度と重いため、ブレーキをかけて止まるまでの距離が長くなったり、低速で不安定になったりする。
また、ペダルに足を乗せただけで補助力が働いて急発進する危険もある。
警察庁によると、電動自転車が当事者となった人身事故は18年、全国で2243件発生。
過去5年間で1.7倍に増えた。
死者が出たのは46件で、うち37件の運転者は65歳以上だった。
死亡事故に占める65歳以上の運転者の割合は近年、8~9割で推移している。
事故の増加を受け、東京都は18年度から、65歳以上を対象にした講習会を開催。
電動自転車に試乗してもらったうえで、
▽ヘルメットを着用する
▽片足で乗る「ケンケン乗り」をしない
▽車体が重くスピードが出やすい
といった注意点を伝えている。
警察庁の事故統計を分析している公益財団法人「交通事故総合分析センター」(東京)の西田特別研究員は、「年をとって認知能力が落ちると、急ハンドルや急ブレーキなど衝突回避の適切な操作ができず、電動自転車のスピードに対応できない恐れもある」と指摘。
「購入を検討する高齢者には、行政やメーカー、自転車店などが特性をきちんと説明して理解してもらうことが重要だ」と話している。
【18年の国内販売66万台】
電動アシスト自転車は1993年に国内初の製品が発売され、経産省によると、2018年の国内販売台数は約66万7000台。
08年と比べると約2.4倍になった。
幼い子供を抱えるファミリー層に加えて、「近年は高齢者の利用も広がっている」(東京都の交通安全担当者)。
高齢者の自動車事故の増加が社会問題となり、運転免許を返納する人も増えるなか、代替の移動手段の一つとして電動自転車が選ばれているとみられる。
栃木県足利市や松江市など、運転免許の返納を勧める代わりに電動自転車の購入に数万円の補助金を交付している自治体もある。
出典
『電動自転車、高齢者の事故相次ぐ 加速に注意を』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41742980W9A220C1CC1000/?n_cid=NMAIL007
(ブログ者コメント)
高齢者を含めた電動自転車運転時の事故は、本ブログでも何件か紹介スミ。
2019年2月19日10時30分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自転車で転んでけがをして障害が残ったのは、街路樹の根っこで路面が隆起していたのが原因だったとして、佐賀市は19日、けがをした男性に賠償金として約750万円を支払って和解すると発表した。
関連議案を26日に開会する市議会定例会に提出する。
市によると、2017年10月26日午前8時ごろ、佐賀市城内2丁目の市道7号城内船津線の自転車歩行者道で、自転車に乗っていた市内在住の40代の会社員男性が転倒した。
男性は肩関節の捻挫や、ひじを打撲し、18年6月まで約8カ月間通院した。
手首に障害が残ったという。
管理する市に瑕疵があったとして、市が756万7370円を支払うことで和解する。
過失割合は市と男性がそれぞれ5割。
和解金は市が加盟する共済から補塡される。
事故があった現場は、既に改修工事を終えている。
市道路管理課は、「これまでも隆起するなど危険な部分は随時改修してきた。事故を受けて再点検した」と話している。
出典
『街路樹隆起、自転車男性けが 佐賀市が750万円賠償 手首に障害、過失割合は5割』
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/339407
2019年2月17日4時55分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年1年間に起きた交通事故で、車の後部座席のシートベルトを着用していなかった場合の致死率は、着用していた場合に比べて高速道路では9.2倍、一般道では3.5倍高くなったことが警察庁の調査でわかった。
警察庁は、去年1年間に全国で起きた車の後部座席に乗っていた人が死傷した交通事故を対象に調査した。
その結果、高速道路では、後部座席のシートベルトを着用していた場合の致死率は0.37%だったのに対し、着用していなかった場合は3.4%と、9.2倍高くなった。
また一般道では、着用時の致死率は0.18%だったのに対し、着用していなかった場合はその3.5倍の0.64%だった。
後部座席のシートベルトの着用は11年前に義務化されたが、依然としてシートベルトをせずに事故で死亡するケースが相次いでいて、去年は前の年より2人多い76人が亡くなった。
後部座席のシートベルトの着用率も高速道路で86%、一般道で65.6%にとどまっていて、警察庁は着用を促していくことにしている。
出典
『後部座席シートベルト非着用 事故の致死率 高速道路は9倍に』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190217/k10011817701000.html
2019年1月17日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9251/
(2019年2月5日 修正2 ;追記)
2019年1月30日11時0分に福井新聞から、反則切符を切られた僧侶は今はモンペ着用などで運転しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
僧衣で運転した福井県内の僧侶に交通反則告知書(青切符)を切ったにもかかわらず、県警が「証拠が不十分」として書類送検しなかったことを受け、今回、青切符を切られた40代の男性僧侶が1月29日、福井新聞の取材に応じ、「知りたいのは、布袍と白衣が大丈夫なのかどうか。今後どうしたらいいのか、明確に示してほしい」と、現在の心境を話した。
今は腕に手細(てぼそ)(腕カバー)をはめて布袍の袖を入れ、もんぺを履いて運転しているが、着用に時間がかかり、負担が増しているという。
男性によると2018年9月、法事に向かうため福井市内の県道(通称フェニックス通り)を軽乗用車で走行中、取り締まり中の警察官に停止を指示された。
服装が違反と告げられたが、運転席からは降りておらず、座ったまま窓越しに青切符を切られた。
今月26日、自宅に県警幹部が来て書類送検を見送るという報告を受けた際、布袍と白衣での運転は今後可能かと確認したところ、「運転に支障のないようにしていただければ」と返答されたという。
僧衣で運転できるのかは明確でなく、「もやもやとした感じはある」と話す。
布袍は身動きしやすいよう改良され、「略装」として浸透しており、全国の僧侶らが県警の取り締まりに異を唱えた。
県道交法施行細則について男性は、「例えば『布袍、白衣は除く』と明記するなど、はっきりしてもらえるとありがたい。細則ができた背景を鑑みながら、細則を変えた方がいいのか議論が深まれば」と話している。
出典
『僧衣で運転僧侶「基準明確化を」 今はもんぺで運転』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/787097
1月31日15時0分に朝日新聞からは、僧侶が反則金納付を拒否した理由に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
速度違反や信号無視などで交通反則切符(青切符)を切られると、多くの人は反則金を納める。
しかし、僧衣を着て車を運転し、青切符を切られた僧侶は、それを拒んだ。
「支払ってしまうと、全国の僧侶が車で動けなくなると思った」と理由を語った。
・・・・・
出典
『反則金、拒否し続けた僧侶 怖かったけど「仲間のため」』
https://www.asahi.com/articles/ASM1Y33HWM1YPTIL002.html
(2019年2月11日 修正3 :追記)
2019年2月9日18時29分に産経新聞から、対応は個別判断とする答弁書が閣議決定されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井県の男性僧侶が僧衣で車を運転して交通反則切符(青切符)を切られた問題で、政府は9日までに、僧衣や和装での運転が道交法違反に当たるかどうかは「個別具体的な事例に則して、各都道府県警で適切に判断し、対応すべきだ」とする答弁書を閣議決定した。
8日付。
国民民主党の大西健介衆院議員の質問主意書に答えた。
僧侶は昨年9月、福井市の県道で運転中に反則切符を切られた。
県警は、県道交法施行細則に基づき
(1)袖がシフトレバーなどに引っ掛かる
(2)裾の幅が狭いため足が動かしにくくブレーキ操作が遅れる
と判断したと説明したが、僧侶は不服として反則金の支払いを拒んだ。
書類送検の可能性があったが、県警は結局、違反事実を認定できなかったとして、切符を無効とした。
出典
『僧衣運転「個別に判断」と閣議決定』
https://www.sankei.com/affairs/news/190209/afr1902090029-n1.html
(2019年3月8日 修正4 ;追記)
2019年3月7日20時21分に朝日新聞から、福井県警は衣服規定を削除するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井県警は7日、車の運転に支障を及ぼす恐れのある履物や衣服の着用を禁じた県道路交通法施行細則を県公安委員会が改正し、衣服の規定を削除すると発表した。
昨年9月に僧衣で車を運転していた僧侶に対し、交通反則切符(青切符)を切った根拠だったが、「運転者にとって禁止の対象が分かりにくく、違反の立証も難しい」と説明した。
県警交通企画課によると、現行の施行細則にある「下駄(げた)、スリッパその他運転操作に支障を及ぼすおそれのある履物または衣服を着用して車両を運転しないこと」との規定から、「または衣服」の部分を削除する。
県警の提案で、県公安委員会が7日に決めた。
施行は4月4日の予定だ。
僧侶は、「規則が変わったのは、本願寺派やSNSで声を上げてくれた僧侶、みなさんの力が大きい。条例ができてから時間が経ち、時代に合っていない部分が置き去りにされていたことがわかった。衣服についての文言がなくなっても、より気を引き締め、今まで以上に安全運転に徹していかなければならないと思っている」と話した。
1月時点では、福井のほかに岩手、愛知など14県の公安委員会が、運転手の順守事項に衣服の規定を設けていた。
出典
『僧衣運転で波紋、分かりにくい衣服規定を削除 福井県警』
https://www.asahi.com/articles/ASM375KK3M37PGJB00C.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。