2018年7月6日15時55分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月6日1時31分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前8時半頃、横浜市都筑区で38歳の保育士の女性が、自らの1歳と2歳の子どもを保育園に預けるために、電動の「子ども乗せ自転車」を運転していたところ、自宅から30mほど走ったところでバランスを崩し、横転した。
この際、母親が抱っこひもで前に抱えていた1歳の二男が頭を強く打って病院に搬送されたが、その後、死亡した。
自転車の前側の幼児用座席に乗っていた2歳の長男と母親にケガはなかった。
母親は、閉じた状態の傘を手に持って運転していたということで、「持っていた傘が何かに引っかかって左側に横転した」と話しているという。
神奈川県道路交通法施行細則では、6歳未満の子ども2人を乗せて自転車を運転する際、運転者の前と後ろにある幼児用座席に、それぞれの子どもを座らせる、または子どものうち一人を抱っこひもで背中におんぶするよう定めている。
母親は横転した際、子どもを、おんぶではなく前側に抱っこしていたということで、警察は過失致死容疑で捜査している。
出典
『自転車で横転 母親が前に抱えた男児が死亡』
http://www.news24.jp/articles/2018/07/06/07397878.html
『自転車転倒、女性が抱えていた1歳児死亡 傘が原因か』
https://www.asahi.com/articles/ASL7604XKL75ULOB01V.html
6日2時43分にTBS NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、女性は次男を保育園に預けに行く途中で、「運転中にハンドルが利かなくなった」と説明しているという。
女性は左手に閉じた傘を持っていたということで、警察は、傘が自転車の前輪に挟まり、ハンドルが利かなくなってバランスを崩した可能性があるとみて、事故原因を調べている。
出典
『自転車転倒 1歳男児死亡、母親が“抱っこ”して走行中』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3414485.html
7月6日6時34分にFNN PRIMEからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ハンドルか手にかけていたとみられる傘が前輪に巻き込まれた可能性があるという。
出典
『自転車転倒、1歳男児死亡 傘を巻き込みか 横浜市都筑区』
https://www.fnn.jp/posts/00395733CXL
7月7日14時27分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性は傘を手に掛けた状態だったという。
女性は警察に、「傘が何かに引っ掛かった」などと話したという。
警察は、傘が前輪などに接触しバランスを崩した可能性があるとみて調べている。
出典
『自転車転倒、同乗の1歳死亡…保育園に行く途中』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180707-OYT1T50051.html
7月9日18時26分にNHK神奈川からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、母親は片方の手首に傘をかけながら自転車に乗っていたということで、警察は、傘が前輪に挟まりバランスを崩して転倒したとみて、事故の詳しい状況を調べている。
自転車に子どもと乗る場合の規制は、自治体の条例で定められている。
多くの自治体では、子どもを「おんぶひも」で確実に背負って自転車に乗ることを認めているが、子どもを体の前で抱いたり、子どもを前後の座席に乗せ、赤ちゃんを背負って4人で乗ったりすることは認められていない。
一方で、安全対策が必ずしも確立されているわけではなく、自転車に取り付ける子ども用のいすは、首が据わっていない赤ちゃんや、まだ、しっかりと座れない子どもへの使用は推奨されていない。
また、ヘルメットについても、赤ちゃんにかぶせると負担が大きくなるとして、推奨されていない。
近くの保育所に空きがないなどの理由から、やむをえず遠くの保育所を利用するために赤ちゃんを抱いて自転車に乗る親もいることから、安全対策の徹底が求められる。
消費者庁が、全国の30あまりの医療機関を通じて調査したところ、乳幼児が親に抱かれるなどして自転車に乗っている時に起きた事故は、ことし6月までの7年あまりの間に、66件起きていたという。
このうち2割近い13件では、乳幼児が頭の骨を折るなどの大けがをしていた。
今回の調査結果は、全国の30あまりの医療機関のデータに過ぎず、実際の事故の件数はさらに多いとみられるという。
子どもの事故に詳しい小児科医の山中龍宏さんは、「予想以上に実態は深刻だが、注意を呼びかけるだけでは事故は防げない。幼稚園や保育所への送迎バスの運用や、乳幼児がいる家庭への交通費の助成など、子どもが巻き込まれる事故をなくすための対策を行政が検討する必要があるのではないか」と話している。
出典
『自転車転倒 だっこの1歳児死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180709/1050003036.html
(ブログ者コメント)
こういった自転車事故については、最近、以下の2つの情報を掲載したばかりだ。
2018年5月31日掲載
『2018年5月24日報道 自転車のハンドルにかけていた傘や買物袋が、あるいは足でライトをつけようとして靴が前輪に巻き込まれ転倒した事例が多数あるとして、NITEが注意呼びかけ中』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8401/
2018年5月21日掲載
『2018年5月14日報道 消費者庁によれば、幼児用の座席付き自転車が転倒し子供が負傷する事故が相次いでいる、半数近くが停車中の事故で保育園などに通い始める4~7月に増加傾向』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8394/
2018年6月27日付でTBSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察のミスがあったのか? 新たな問題が浮上した。
悪質な交通事故に適用される危険運転致傷罪で刑務所に服役した受刑者が、取り消されるはずの運転免許証を持ったまま出所した疑いがあることが、JNNの取材でわかった。
危険運転致死傷罪は1999年、東京の東名高速で飲酒運転のトラックにより幼い姉妹が亡くなった事故がきっかけで作られた。
飲酒運転や信号無視など、悪質・危険な死傷事故に適用され、最大20年の懲役刑を科すことができる。
有罪となれば、運転免許も取り消される危険運転致死傷罪。
ところが…
危険運転致傷罪で服役した受刑者が、取り消されるはずの運転免許証を持ったまま出所していた疑いがあることが、JNNの取材で明らかになった。
出所していたのは、2013年から2015年の間に刑が確定し、長野刑務所、松本少年刑務所、福岡刑務所に服役していた3人。
警察が何らかのミスで免許取り消し処分を行っていなかった疑いが出てきていて、問題はこの3人以外にも広がる可能性がある。
「危険運転」の罪に問われた事故で娘を亡くした男性は…
「腹立たしい気持ちになる。結局は服役が終わって出て、すぐに運転して出歩くことが可能なことなので、もし遺族が見たらどう思うのかということですね。絶対にあってはならないことです」
なぜ、こんなことが起きたのだろうか?
交通事故の捜査を行う担当と免許の取り消しを行う担当の間で、連絡ミスが生まれた可能性もあると指摘する専門家もいる。
「大問題だと思います。行政処分(=運転免許の取り消し)と刑事処分(=捜査)は全く別なのです。(捜査では)被疑事実の立証することだけ考えて捜査しているわけで、その人の免許を、どうのっていうのは、おそらく交通事故捜査をやっている方はほとんど考えていないと思う」(元千葉県警交通捜査官 熊谷氏)
警察庁は、「現在、刑務所を所管する法務省に確認している」としている。
出典
『“危険運転”の受刑者が免許取り消しなく出所か』
http://news.tbs.co.jp/newsi_sp/genba/archive/20180627.html
6月28日15時58分にTBS NEWSからは、下記趣旨の続報記事がネット配信されていた。
「なくせ!危険運転」。
運転免許をめぐる新たな問題が、さらに広がりを見せている。
重大な交通事故を起こした受刑者を収容する「交通刑務所」でも、取り消されるはずの免許証を持ったまま受刑者が出所した可能性があることが分かった。
「危険な運転をした人に対しては、運転免許の取り消し等の処分を厳正に行うことが重要です。事実関係を踏まえまして、法務省と連携を図り、適切に対処できるようにしてまいりたいと思います」
28日の会見で、こう述べた栗生・警察庁長官。
問題は、さらに広がりを見せている。
悪質・重大な交通事故に適用される「危険運転致傷罪」で服役した3人の受刑者が、取り消されるはずの運転免許証を持ったまま出所した疑いがあることが、JNNの取材で27日、明らかになった。
警察の手続きなどに何らかの問題があった可能性が出てきているが、刑務所の側も気がつくことはできなかったのだろうか?
府中刑務所などで所長を務めた鴨下氏は、免許の取り消しは警察の仕事で、受刑者の免許がどうなっているか、刑務所の現場はほとんど意識もしていないのが実情だと話す。
「そういう権限(=免許のチェック)がない。権限がないことは、やってはいけない。」
(Q.有効な期限の免許証を、仮に持っていたとしても?)
「ああ、それは取り消されていないんだなというだけです」
ところが28日、新たな問題が浮上した。
「交通刑務所」と呼ばれる刑務所でも、取り消されるはずの運転免許証を持ったまま出所していた可能性が出てきたのだ。
千葉県の市原刑務所は、重大な交通事故を起こした受刑者を収容し、専門の更生プログラムを行っている。
出所していたのは、この市原刑務所の5人の受刑者だった。
罪名は「過失運転致死傷罪」。
運転免許は取消処分に該当する。
「システムが悪いのか。なぜ、そういうことが起きるのか」(遺族の男性)
おととし、北海道旭川市で飲酒運転とスピードオーバーの車に衝突され、娘を失った男性。
加害者は危険運転致死の罪で一審で実刑判決を受け、現在も裁判が続いている。
今回の問題について、男性は、警察だけでなく、刑務所の側も含めた制度全体に問題があるのではないかと話した。
「ミスではなくなっている。システム上の問題。知らなかったではすまされない部分だと思う。ちょっと驚きですけど・・・」(遺族の男性)
刑務所を所管する法務省は、「事実関係がまだ確認されておらず、現時点でのコメントは差し控えたい」としている。
出典
『【現場から、】「なくせ!危険運転」 “免許持ったまま出所”交通刑務所でも』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3408036.html
(ブログ者コメント)
報道された内容から考えると、異なる部署間で共用しておくべき情報が、共用できるようなシステムになっていないことが原因らしい。
最近、本ブログで何件か紹介した、病院内で検査結果が医師同士で共有されなかったための治療ミスと、同じことではないかと感じた。
2018年6月27日13時45分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県蒲郡市の国道で24日、走行中の大型トラックのタイヤが脱輪して対向車線の乗用車に衝突し、運転していた50代の男性が軽傷を負っていたことが27日、県警への取材で分かった。
県警は同日、トラックを所有する和歌山市の物流会社を、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで家宅捜索した。
県警蒲郡署によると、事故は24日午後6時半ごろ、蒲郡市柏原町の国道23号で発生した。
大型トラックの直径約90cmのタイヤ2本が外れ、対向車線を走っていた乗用車2台に相次いで衝突。
このうち1台はフロントガラスにタイヤが直撃し、男性運転手が首を打撲するなど軽いけがをした。
大型トラックのタイヤを固定するボルトが数本折れていた。
県警は、脱輪の原因や車両の整備状況を調べる。
出典
『走行中タイヤ外れ、対向車の男性けが 愛知・蒲郡』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32293460X20C18A6CN0000/
6月27日22時34分にNHK東海からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は27日、過失運転傷害の疑いで、トラックを所有する和歌山市内の物流会社を捜索し、整備状況などについても調べている。
捜索を受けたのは和歌山市の物流会社で、27日午前9時すぎに愛知県警の捜査員が入り、パソコンと段ボールを車に積み込んだ。
警察によると、トラックの運転手はタイヤが完全に外れるまでにトラックを停止させる措置をとっていなかった過失運転傷害の疑いもあるという。
27日の捜索で、警察はトラックの整備記録や運行記録などの資料も押収したとみられ、今後、資料を分析し、トラックの整備状況などに問題がなかったかについても調べることにしている。
出典
『タイヤ脱輪事故で物流会社を捜索』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180627/5935621.html
(2018年9月13日 修正1 ;追記)
2018年9月11日11時24分に朝日新聞から、全てのボルトが折れていた、複数のナットが緩んでいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県警は、トラック運転手の男(44)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで書類送検した。
また、運転手が働く和歌山市の物流会社の整備管理者と運行管理者の男2人も、業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
県警が調べた結果、ホイールボルト8本全てが折れていた。
複数のナットが緩んでいた痕跡も見つかり、緩みでボルトに負担がかかって折れたとみている。
運転手は、運行前の点検を十分にせず運転し、被害者にけがをさせた疑い。
整備管理者らは、ナットの増し締めや運転手の点呼をせず注意義務を怠り、被害者にけがをさせた疑いがある。
いずれも容疑を認めているという。
【増える脱落事故、国が点検呼びかけ】
国交省によると、大型車のタイヤ脱落事故は2016年度に全国で56件起き、3件では、けが人が出た。
12年度から増加傾向で、昨年度も54件発生(今年3月現在の速報値)。
増加の明確な理由は不明だが、16年度の脱落原因の約8割がナットの締め付け不足・超過などの「作業ミス」だったという。
国交省は昨年11月、点検整備の徹底を業界団体などに要請。
タイヤ交換後、50~100km走行した時点でナットの増し締めをすることや、事業用自動車の運転手が1日1回、運行前に行う義務がある「日常点検」で、ナットの緩みを確認するよう求めている。
全日本トラック協会の日常点検のマニュアルによると、ナットは点検用ハンマーでたたいて確認できる。
今回、書類送検された運転手は、県警に「点検はしていた」と説明したという。
愛知県内の運送会社の整備管理者の男性は、「たたけば、明らかに緩んでいるのはわかる。毎日やって感覚を養わなければいけない」。必ず運転手が点検し、報告を受けるが、「運転手は1分1秒でも早く出たい。時間が迫っていれば面倒だと思ったり、『昨日大丈夫だったから今日も』と思ったりして甘くなるかもしれない」と話す。
ひとたび事故を起こせば、補償などで事業者にとって死活問題となる。
トラック協会では、脱落事故対策として、日常点検の手順を解説する映像の作成などを検討している。
出典
『外れたタイヤが対向車に衝突、トラック運転手ら書類送検』
https://www.asahi.com/articles/ASL967SJZL96OIPE02P.html
(2018年12月23日 修正2 ;追記)
2018年12月18日19時57分に産経新聞から、運転手や整備管理者などが不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋地検豊橋支部は18日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで書類送検された和歌山市の運送会社の男性運転手(44)を不起訴処分とした。
車両の整備を怠ったなどとして業務上過失傷害の疑いで書類送検された同社運行管理者の男性(43)と整備管理者の男性(29)も不起訴処分とした。
地検は理由を明らかにしていない。
出典
『タイヤ外れ事故3人不起訴 名古屋地検豊橋支部』
https://www.sankei.com/affairs/news/181218/afr1812180035-n1.html
2018年6月19日20時50分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県大垣市の名神高速道路で3月、大型トラックが観光バスに追突しバスの乗員・乗客35人が重軽傷を負った事故で、岐阜県警は19日、スマートフォンの画像を見ながら運転していたとして、大型トラックの男性運転手(事故で死亡、当時56歳)=群馬県桐生市=を自動車運転処罰法違反(過失致傷)容疑で書類送検した。
この画像を送ったとして、同僚の男性運転手(47)=同市=も、同法違反のほう助容疑で書類送検した。
県警によると、通話相手を同法違反のほう助容疑で摘発するのは、全国でも珍しいという。
送検容疑は、男性運転手が3月26日夕、大垣市上石津町乙坂の名神高速道路上り線で、周囲の安全を確認せず運転して観光バスに追突し、バスの乗員・乗客にけがをさせたとしている。
同僚運転手は、事故の約20分前に前橋市から男性運転手に電話をかけ、相手が運転中であると知りながら、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で私的な画像2枚を送り、閲覧するよう指示したとしている。
「運転中でも確認してくれると思った」と、容疑を認めているという。
県警が大型トラックのドライブレコーダーや男性運転手の通話履歴を解析したところ、片手でスマホを持ち、LINEを見ていたことが判明。
2枚目の画像が送信された直後に事故が起きたという。
出典
『名神追突事故 スマホ運転で書類送検 画像送信の同僚も』
https://mainichi.jp/articles/20180620/k00/00m/040/078000c
2018年6月2日7時45分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
牛丼チェーン「すき家」の元アルバイト従業員の男性(21)(鳥取県湯梨浜町)と家族が、過重労働が原因で出勤途中に交通事故を起こすなどしたとして、中四国ですき家を運営する会社「中四国すき家」を相手取り、約1240万円の損害賠償を求めて地裁に提訴した。
1日には第1回口頭弁論があり、被告側は請求棄却を求めて争う姿勢を示した。
訴状によると、男性は倉吉市内の店舗で勤務していたが、人手の足りない他店舗へも応援で勤務するよう、社員から指示された。
2015年4月17日夜~20日朝には、ほとんど睡眠や休息が取れないまま倉吉市と岡山県津山市内の店舗を往復。
津山市内の店舗で12時間半働いた後、20日朝から境港市内の店舗に向けて車を運転中、居眠りをして追突事故を起こしたとしている。
男性は首や膝にけがを負い、精神的苦痛でうつ病を発症するなどしたといい、「会社が十分な休息を与えるなどの安全配慮義務を怠った」と主張した。
閉廷後に記者会見した男性は、「過酷な勤務に苦しんでいるのは自分だけじゃないと思う。裁判を通じて、同じことが起きないよう是正してほしい」と訴えた。
出典
『過重労働で居眠り事故、元従業員「すき家」提訴』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180601-OYT1T50160.html?from=ycont_top_txt
6月1日19時17分にNHK鳥取からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
この裁判は3年前、「すき家」でアルバイトをしていた当時18歳の男性が出勤の途中に起こした居眠り運転の追突事故について、直前まで続いた過酷な勤務が原因だとして、会社に対し慰謝料など1200万円余りの支払いを求めているもの。
きょうは鳥取地裁で初めての弁論が行われ、男性側は当時、人手不足を補うためとして別の店舗に出張する「ヘルプ勤務」を頻繁に命じられ、事故の当日は、前日の夜9時から朝9時半まで津山市内で勤務したあと、さらにおよそ100km離れた境港市の店舗への移動を指示され、十分な睡眠を確保できなかったと主張した。
これに対し、会社側は訴えを退けるよう求め、争う姿勢を示した。
出典
『すき家裁判 会社側は争う姿勢』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20180601/4040000553.html
6月1日19時52分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は閉廷後に記者会見。
上司の社員が人手不足の店舗を手伝うよう指示したことについて、「断るという選択肢はなかった」と涙ながらに振り返った。
その上で、「(過酷な勤務が)当たり前になってしまっているので、直さないといけない」と訴えた。
出典
『すき家側、争う姿勢…過労で交通事故、鳥取地裁』
http://www.sankei.com/west/news/180601/wst1806010088-n1.html
2018年6月1日9時59分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自転車に乗っていた女性(当時33歳)が道路で転倒し、車にはねられて死亡したのは、東京都の道路管理がずさんだったからだとして、遺族が都に損害賠償を求めた訴訟の判決が31日、東京地裁であった。
谷口裁判長は都の責任を認め、約7400万円の支払いを都に命じた。
判決によると、女性は2015年3月、文京区の都道を自転車で走行。
道路左端に埋め込まれた雨水槽のふた(縦約45cm、横約40cm)がずれてできた道路との隙間に自転車のタイヤがはまり、転倒。
後ろから来た車にはねられ、死亡した。
訴訟で遺族側は、「隙間ができないよう、都は十分に管理すべきだった」と主張。
都側は、「道路の隙間と事故は関係なかった」と反論したが、判決は隙間と死亡事故の因果関係を認定した上で、「道路は安全性を欠く状態で、都の管理に欠陥があった。都には事故の責任がある」と結論付けた。
都は、「判決を読んで今後の対応を考えたい」としている。
出典
『道路の隙間にはまり自転車事故死、都に賠償命令』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180601-OYT1T50020.html
2018年5月29日18時45分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、釧路市の観光商業施設の敷地内にある横断歩道を渡っていた女性が路線バスにはねられ死亡した事故を受けて、施設やバス協会の関係者が警察と一緒に現場を見て歩き、再発防止策を検討した。
これは今月20日、釧路市錦町の観光商業施設の敷地内にある横断歩道を渡っていた30歳の女性がバスにはねられて死亡した事故を受け、釧路警察署が企画した。
29日は、現場となった「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」の敷地内にある横断歩道やバスの停留所を、施設やバス協会の関係者が警察と一緒に見て歩いた。
警察の担当者が、車から見ると歩行者が確認しづらいといった現場の特徴を説明すると、バス協会の担当者からは「車と歩行者がお互いの動きを確認できるミラーをつけるべきだ」などと意見が出ていた。
また、観光商業施設の管理者からは、横断歩道の手前に車の停止線を引くことや、横断歩道の脇に歩行者に注意するよう運転手に訴える掲示板を設置することなどが提案された。
釧路警察署の米田交通第一課長は、「今回の事故は、施設側が管理する敷地内で発生していて、再発防止のためには、施設やバス協会の協力が必要不可欠なので、ぜひ意見や提案を実行して頂きたい」と話していた。
出典
『バス死亡事故受け再発防止策検討』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180529/0000385.html
※以下は事故発生を伝える当時の報道。
(2018年5月21日 毎日新聞北海道版)
20日午前8時40分ごろ、北海道釧路市錦町2の商業施設「釧路フィッシャーマンズワーフ」敷地内で、横断歩道を歩いていた同市新富町、アルバイト従業員のMさん(女性、30歳)が左から来た釧路空港行きの路線バスにひかれ、全身を強く打って間もなく死亡した。
釧路署は、運転していた阿寒バス(同市)の運転手、K容疑者(男性、52歳)を自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で現行犯逮捕した。
同署によると、バスは施設内の停留所を出発した直後で、K容疑者は「横断歩道をよく確認していなかった」と話しているという。
乗客が数人いたが、けがはなかった。
出典
『交通事故 バスにはねられ女性死亡 北海道・釧路』
https://mainichi.jp/articles/20180521/ddr/041/040/002000c
(ブログ者コメント)
以下は現場の状況。文章だけでは現場の様子が伝わらないので、ちょっと拝借した。
上記によれば、バスが建物内から右カーブで外に出た、すぐの場所に横断歩道がある。
これでは、歩行者側からもバスの運転手側からも、お互いに相手を確認しづらい感じ。
設計時に、こういった点は配慮されたのだろうか?
(2018年6月12日 修正1 ;追記)
事故を受けて事故現場に、バスから歩行者を確認できるミラーが釧根地区バス協会により設置された。
11日はミラーを設置する作業が行われ、建物の柱があるため、これまではバスの運転席から死角になっていた部分が見えやすくなったかどうかなどを確認していた。
また、「一旦停止」と書かれた立て看板や掲示板も設置された。
釧根地区バス協会の工藤さんは、「運転手がミラーを確認し横断歩道の手前で停止するなどの教育を徹底して、事故をなくしていきたい」と話している。
出典
『釧路 死亡事故受け現場にミラー』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180611/0000676.html
2018年5月27日12時20分にテレビ新広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月29日付で中国新聞から、5月27日13時12分に広島ホームテレビからも同趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう午後11時すぎ、福山市新涯町の県道で、近くに住むFさん(男性、67歳)が、自転車で交差点を曲がる際に歩道脇の側溝へ転落した。
およそ一時間後に、通行人から「溝に自転車と人が落ちている、顔が水没していて呼びかけても反応がない」と通報があり、Fさんは病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
側溝は幅50cm、深さ1mほどで、水深が30cmほどあったという。
当時、事故の目撃者はいなかったが、近くの防犯カメラに転落する様子が映っていた。
警察は、Fさんが自転車でバランスを崩して転落したものとみて、事故の原因を調べている。
市内では昨年度、市道関係だけで7件の死亡事故が発生。
今回の現場に蓋やガードレールはなく、広島県は対策を検討する。
出典
『深夜に走行中 自転車が側溝に転落 男性死亡』
http://www.tss-tv.co.jp/tssnews/000001407.html
『福山で絶えぬ用水路転落死事故』
『自転車が側溝に転落 男性が死亡』
https://www.home-tv.co.jp/news/content/?news_id=20180527000723
(ブログ者コメント)
中国新聞掲載写真を見ると、幅50cmと報じられた側溝の内側は2段になって狭まっており、水がある部分は幅40cm程度しかないように見える。
2018年5月24日15時37分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
全国で相次いでいる10代の自転車事故のうち、ハンドルに掛けた傘などが前輪に巻き込まれて転倒したケースが多くを占めていることから、調査に当たったNITE=製品評価技術基盤機構は、ハンドルに物を掛けて運転しないよう呼びかけている。
NITEによると、昨年度までの5年間に報告があった自転車事故のうち、年齢がわかっているケースを見ると、20代以上の成人の事故が183件だったのに対し、10代の事故は74件に上っている。
このため10代の事故の原因を調べたところ、走行中にハンドルに掛けていた傘や買い物袋などが前輪に巻き込まれたり、ライトを足でつけようとして靴が車輪に巻き込まれたりして転倒した事故が21件と、最も多くを占めていた。
一方、20代以上でも、前輪に物を巻き込んだ事故は11件あったほか、電柱にぶつかったり段差を乗り越えたりした際に車体が変形したまま走り続けた結果、部品が壊れて転倒した事故が34件あった。
NITEは、「ハンドルに掛けた荷物が巻き込まれると、前輪が急にロックされて事故に直結するので、絶対にやめてほしい。また、大きな衝撃を受けた場合は、車体に異常がないか販売店などで必ず点検を受けてほしい」と話している。
出典
『自転車のハンドルに傘などを掛けて走らないで 事故多発』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180524/k10011450751000.html
(ブログ者コメント)
1年ほど前になろうか、ブログ者も似たような経験をしたことがある。
舗装道路走行時、自転車が急にガタガタッと大きく揺れたのだ。
停車して道路状態を確認したが、穴などなし。
首を傾げつつ家に戻り、いざ鍵をかけようとしたところ、キーホルダーにぶら下がっていたアクセサリーが無くなっていた。
まさかアクセサリーが後輪に巻き込まれたなど、揺れた時には思ってもみなかった。
あの時、キーホルダーのアクセサリーだったから異常振動ですんだが、もっと大きな物が巻き込まれていたら、転倒しケガしていたかもしれない。
今回の情報に接し、そんなことを思い出した。
2018年5月22日9時28分に日本経済新聞から下記趣旨の記事が、月別事故件数の棒グラフ付きでネット配信されていた。
自転車通学の高校1年生は、5~6月に要注意・・・。
通学に慣れ始めたこの時期に高校1年生の自転車事故が集中することが、専門家の調査で分かった。
2015年の通学中の事故は「高1の6月」が430件で最多。
気の緩みが大事故を招く恐れもあり、関係者は「事故が増えることを意識して安全策の徹底を」と呼びかけている。
「一時停止する義務があるとは知らなかった」。
17年6月の朝、群馬県内の公道で自転車で登校中に事故に遭った高校1年(当時)の女子生徒は振り返る。
緩やかな坂を下った信号のない交差点で、自動車と出合い頭に衝突。
腕の骨を折る重傷を負った。
一時停止の標識と停止線は、生徒側にあった。
自動車に気付いてすぐにブレーキをかけたが、小雨で路上がぬれ、停止できなかったという。
18年5月上旬には、千葉県内で高1生徒が登校時に他校の生徒と並走していたところ接触し、打撲と擦り傷を負った。
自転車の専門家で構成し、適切なメンテナンス、マナーの啓発活動などに取り組む「自転車の安全利用促進委員会」(東京)が17年5月に発表した調査によると、15年に起きた全国の通学時の事故件数を学年別、月別でみると、「高校1年の6月」が430件と最も多く、3年生の同じ月の約2倍。
次いで「高1の5月」の423件が続いた。
委員会によると、高校進学で自転車通学を始める生徒が多く、4月は新しい通学路を注意深く通うため、事故は少ない傾向にある。
だが、5~6月は緊張感が薄れ、危険箇所や交通ルールを熟知しないまま走るため、事故が起こりやすいという。
発生場所は、比較的交通量が少ないとされる歩道のない裏道交差点が多く、車との出合い頭の事故が9割近い。
信号無視や一時停止違反など、高校生の法令違反が全事故の約7割を占める。
前照灯やブレーキなど整備不良もあり、同委員会は「防げたはずの事故が多くある」と注意を促す。
事故の頻発を受け、新学期の交通安全教室に力を入れる学校も多い。
兵庫県姫路市立姫路高校は4月下旬、1年生を対象に地元警察を招き、校庭で車を使って死角を確認したり、傘を差して運転する危うさを体験したりする授業を行った。
中正教頭は、「入学後、すぐ事故の怖さを伝え、安全意識を徹底させたい」と話す。
警察庁の統計によると、自転車を運転中の事故は、全世代の中で高校1年にあたる「16歳」が突出して多い。
高齢者や児童に比べ、高校生に該当する年齢層が際立っており、17年の自転車乗車中の負傷者数は15~19歳で10万人あたり274人と、全年齢層の70人を大きく上回る。
自転車施策に詳しい三井住友トラスト基礎研究所の古倉宗治研究理事は、「教員など、大人は交通安全を呼びかけるだけでなく、危険性が高まる学年や時期の統計を踏まえ、事故が起きやすい危険箇所を具体的に示す指導を心がけてほしい」と話している。
出典
『自転車通学、高1に「魔の6月」 気の緩みにご用心』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30794170S8A520C1CC0000/?n_cid=NMAIL007
2018年5月22日5時29分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月21日22時15分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
眠気で意識がもうろうとした状態を認識しながら車を運転して事故を起こしたとして、警視庁は21日、東京都江戸川区の運送業O容疑者(60)を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで逮捕した。
同庁は、O容疑者に睡眠障害があったと判断。
睡眠障害の影響を理由に危険運転致傷容疑を適用しての逮捕は全国初という。
交通捜査課によると、逮捕容疑は1月21日午前7時5分ごろ、東京都中野区本町2丁目の都道で、睡眠障害によって正常な運転ができないことを認識しながら軽四貨物車を運転して、トラックを止めて作業をしていた男性会社員(40)をはね、足の骨折など約6カ月の重傷を負わせたというもの。
「途中で眠くなることがあったのに、運転し続けていた」と、容疑を認めているという。
O容疑者は、事故当時、警察官に「考え事をしていた」と話していたが、その後の調べに「はっきりと覚えていない。気付いたらぶつかっていた」と説明。
2014年以降、今回を含め少なくとも19件の事故(うち7件が人身事故)を起こして免許停止処分を3回受けており、「ほかにも覚えていない事故が何件かある」と話しており、同課は睡眠障害の危険性を認識しながら運転したと判断して、逮捕に踏み切った。
睡眠障害を疑って、これまでに病院を2回受診したが、通院はしていなかった。
出典
『睡眠障害を認識と判断、危険運転致傷容疑で初の逮捕』
https://www.asahi.com/articles/ASL5P538PL5PUTIL03N.html
『睡眠障害事故で初の逮捕 危険運転致傷疑いで警視庁』
http://www.sankei.com/affairs/news/180521/afr1805210026-n1.html
2018年5月21日19時36分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月22日14時3分にNHK関西から、5月22日11時45分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市生野区で2月、ショベルカーが歩道に突っ込み児童ら5人が死傷した事故で、運転手のS容疑者(35)=自動車運転処罰法違反容疑で逮捕、送検=にてんかんの持病があったことが21日、大阪府警交通捜査課への取材でわかった。
同課は同日、発作の恐れを認識しながら運転を続けたとして、同法違反の過失運転致死傷容疑から危険運転致死傷容疑に切り替え、送検した。
同課によると、S容疑者は病気について黙秘している。
捜査関係者によると、本人の供述と防犯カメラが捉えた事故の状況に食い違いがあったことなどから、検察が鑑定留置を行って当時の精神状態や病気の有無を調べたところ、S被告にはてんかんの持病があり、医師から運転を控えるよう注意されていたことも分かったという.
同課によると、事故直前の防犯カメラ映像や複数の目撃者の話から、S容疑者がうなり声を上げたり、不自然に首を揺さぶるなど、発作とみられる動きがあったことが判明。
同容疑者はてんかんで、医師から薬を飲んでも運転はできないと止められていたという。
同課は、発作が起こる恐れを認識しながら運転を続けたと判断し、より法定刑の重い危険運転致死傷容疑を適用した。
また、過去にも意識障害の症状を呈し、医師から難治性てんかんと診断されたが、平成27年11月の免許更新時、病気に関する質問に嘘の回答をしていた。
本来なら、免許の更新が認められない症状だったといい、府警は道交法違反(質問票虚偽記載)容疑でも追送検した。
事故は今年2月、府立生野聴覚支援学校前で信号待ちをしていた5人にショベルカーが突っ込み、同校小学部5年の女児(当時11)が死亡、同校の児童や教員計4人が重傷を負った。
地検は、運転手の当時の精神状況などを調べるため、16日まで鑑定留置していた。
出典
『てんかんで危険運転容疑 大阪・生野の重機事故』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30766580R20C18A5AC8Z00/
『重機 危険運転致死傷罪で起訴』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180522/0000241.html
『歩道に重機、児童5人死傷事故 医師制止守らず運転か てんかん隠し免許更新』
http://www.sankei.com/west/news/180522/wst1805220036-n1.html
5月19日13時0分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
S容疑者は当初、「赤信号で止まろうとしてブレーキとアクセルを踏み間違えた」と供述したが、防犯カメラには、交差点の前でいったん停止した後、再発進して左側の歩道に突っ込む様子が映っていた。
大阪地検は、てんかんの影響の有無などを調べるため、S容疑者を今月16日まで約3カ月間鑑定留置したが、てんかんについては黙秘している。
2014年施行の自動車運転処罰法は、てんかん発作や糖尿病による低血糖症などで正常な運転ができない恐れがある状態で事故を起こした場合、危険運転致死傷罪を適用できると規定。
法定刑は、死亡事故では懲役15年以下と定められ、過失運転致死傷罪(懲役7年以下)より重い。
出典
『大阪ショベルカー事故 容疑者にてんかんの持病』
https://mainichi.jp/articles/20180519/k00/00e/040/292000c
5月22日5時30分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
S容疑者が過去に、てんかんの発作とみられる症状で事故を起こしていたことが分かった。
勤務先がこうした実態を把握しながら適切な労務管理を怠った疑いがあり、警察は管理責任者らについて業務上過失致死傷容疑での立件を検討している。
元同僚の男性によると、S容疑者は「幼い頃にてんかんと診断され、薬を飲まないと変なことになる」と周囲に漏らしていた。
捜査関係者によると、S容疑者は服薬しても発作を止められないほどの状態で、医師から運転を控えるよう求められていたという。
だが2015年11月、てんかんの持病を隠して運転免許証を更新し、日常的にトラックやショベルカーの運転を続けていた。
昨年には、大阪市内の工事現場に向かう途中で物損事故を起こしたが、記憶があいまいな様子だったという。
警察はS容疑者の勤務先の家宅捜索で、こうした事情を把握している模様で、労務管理の実態を詳しく調べている。
出典
『大阪重機事故 てんかんで事故歴 勤務先管理者の立件検討』
https://mainichi.jp/articles/20180522/k00/00m/040/180000c
(2018年7月28日 修正1 ;追記)
2018年7月26日19時55分に産経新聞westから、勤務先の社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
大阪府警は26日、運転していた元建設作業員にてんかんの持病があるのを知りながら、運転禁止を徹底していなかったとして、業務上過失致死傷容疑で、勤務先の「K建設工業」(大阪市西成区)の社長(男性、43歳)と専務(71)ら計4人と、元請けの建設会社員の男(71)を書類送検した。
4人の書類送検容疑は、運転していた元建設作業員、S被告(35)=自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪で起訴=に持病があるのを知りながら、運転を禁止せず、事故で女児(11)を死亡させたほか、別の児童ら4人にけがをさせたとしている。
また、元請けの建設会社員の男は、府警と協議して定めていた工事の範囲を守らず、ショベルカーを使用させたとしている。
交通捜査課によると、K建設工業の4人は、昨年までにはS被告の持病を認識。
S被告は会社に対し、「持病は治ったが、病院に行っている」などと説明していたという。
社長と専務は、「現場作業員らに、S被告に運転させないよう指示を出していた」と容疑を否認。
残る3人は、それぞれ容疑を認めている。
出典
『ショベルカー死傷事故で社長ら書類送検 てんかんの持病知りながら運転禁止せず』
http://www.sankei.com/west/news/180726/wst1807260068-n1.html
7月26日17時32分にNHK関西からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、意識障害の発作を伴う持病を把握し、事故を起こすおそれがあったにもかかわらず運転にあたらせていたとして、43歳の社長や41歳の現場責任者ら5人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
調べに対し、社長は容疑を否認し、現場責任者は「工期が迫っていたので運転させてしまった」などと容疑を認めているという。
出典
『重機事故 会社社長ら書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180726/0004440.html
2018年5月16日9時52分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
栃木県警が、夜間の自動車運転でヘッドライトの上向き使用を推奨する広報活動「ハイビーム大作戦」を昨年4月にスタートしてから1年間で、ハイビームで走行する車の割合は4ポイント上昇し7.9%となったことが、県警の調査でわかった。
ただ、まだ9割以上の車がハイビームにしていないというのが実情で、県警はドライバーに対し、夜間のハイビーム使用のさらなる徹底を呼びかけていく。
ハイビームの正式名称は「走行用前照灯」。
ロービーム(下向き)と呼ばれる「すれ違い用前照灯」の照射距離は40m先だが、ハイビームは100m先と、倍以上の距離を照らすことができ、歩行者を発見しやすい。
昨年3月の改正道路交通法施行に合わせて、運転免許の更新時などに配られる教則本に、夜間走行時の「原則ハイビーム使用」が明示された。
これを受けて県警は、昨年4月からドライバーに対し、ハイビーム使用の推奨を図ってきた。
県警交通企画課が今年4月上旬の3日間、国道4号、119号や県道氏家・宇都宮線など、夜間の人身事故が多い7路線8か所で夜間に実施した調査では、通行した1138台のうち、ハイビームにしていたのは90台。
使用率は7.9%で、同様の条件で行った昨年4月の調査結果(3.9%)と比べて4ポイント上昇した。
だが、広報活動を始めて半年の昨年10月の調査結果(7.1%)からは、0.8ポイントの微増にとどまった。
広報活動から1年を経ても、使用率は1割に満たなかった。
県警の福原・交通部長は、「極めて低い数字。『原則ハイビーム』がドライバーの習慣になるように、粘り強く呼びかけていきたい」と話している。
出典
『「ハイビーム大作戦」で使用率上昇も7・9%』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180516-OYT1T50027.html
5月16日9時54分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
栃木県警はドライバーに、ハイビームとロービームの小まめな切り替えが必要だと指摘している。
道交法では、夜間の走行では「前照灯(ハイビーム)などの灯火をつけなければならない」とする一方、他の車両とすれ違う場合や先行車がある場合には「灯火の光度を減ずる操作をしなければならない」として、ロービームに切り替えるよう定めており、違反には罰則も設けている。
ロービームは「すれ違い用前照灯」の名の通り、対向車のドライバーの目に強い光が入って運転を妨げないような照射角度になっている。
これに対し、ハイビームは光の照射角度も広い上、対向する車同士が使っていると、その間の横断歩道などを渡っている歩行者の姿が消えたように見えにくくなる「蒸発現象」の危険性もある。
県警交通企画課は、「ハイビームの使用だけでなく、ロービームとの適切な切り替えについても呼びかけていきたい」としている。
出典
『ハイビーム切り替えないと罰則、「蒸発現象」も』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180516-OYT1T50030.html
2018年5月12日8時0分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県内で昨年に発生した自動車死亡事故で、シートベルトをしていなかった人のうち、約8割はシートベルトの着用で一命をとりとめた可能性のあったことが、県警の分析で分かった。
県内のシートベルト着用率は全国下位で低迷しており、県警は改めて、後部座席も含めたシートベルトの着用徹底を呼びかけている。
県警交通企画課によると、昨年1年間の自動車事故で乗車中に死亡した人(運転者、同乗者の合計)は21人。
約半数の11人はシートベルトを着用していなかった。
また、11人のうち約8割にあたる9人は、シートベルトを着用していれば助かった可能性があったという。
シートベルトを着用していなかった死者の大半は、衝突の衝撃で車外に投げ出されたり、フロントガラスなどに身体や頭を強く打ち付けたりするなどしており、シートベルトの着用で致命傷を防げた可能性があるという。
同課の後藤・交通事故分析官は、「シートベルトを着用しないことがいかに危ないか示している」としている。
県警や日本自動車連盟(JAF)の調査では、県内の一般道での運転席のシートベルト着用率は、平成22年に95%と全国最下位に。
その後、改善傾向にあるものの、昨年は98.2%の39位で、依然、下位にある。
また、後部座席での昨年の着用率は44.6%。
JAFによると、後部座席でシートベルト未着用のダミー人形を乗せた車で衝突実験を行った際、人形は前の座席などに衝突し、致命傷につながる激しい衝撃を記録した。
同課によると、県内でもシートベルトを着用していなかった後部座席の男性がガラスを突き破って車外に投げ出され、死亡した事例があるという。
同課は、「すべての座席でシートベルトを着用してほしい」としている。
出典
『シートベルトはやっぱり命綱 未着用の事故死者、8割は助かった可能性あり
滋賀県警』
http://www.sankei.com/west/news/180512/wst1805120013-n1.html
ちょっと古い情報だが、2018年1月12日17時0分に京都新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県内で2017年、乗車中に事故死した人のうち、シートベルトを着用していれば8割が助かっていた可能性のあることが、県警の分析で分かった。
前年は約4割で、大幅に増えた。
県内着用率は全国平均以下となっており、県警は着用の徹底を呼び掛けている。
県警によると、17年は車に乗って事故死した21人中、11人がシートベルト非着用だった。
内訳は、運転席6人、助手席3人、後部座席2人で、県警が事故状況を分析したところ、うち9人が、着用していれば胸部や腹部を強打したり車外に投げ出されたりせずに一命を取り留めた可能性があった。
16年は44.4%、15年は84.6%、14年は66.7%、13年は50%だった。
警察庁と日本自動車連盟(JAF)が実施した17年の全国調査では、滋賀は一般道でのシートベルト着用率が運転席98.2%(全国38位)、助手席94.2%(同34位)と、いずれも全国平均を下回った。
後部座席は、全国平均を上回る44.6%(同9位)だった。
県警交通企画課は、「救える命があると着用の重要性を訴え、徹底を推進していく」としている。
出典
『乗車中事故死者、ベルトで8割助命可能性 滋賀県警分析』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20180112000135/print
2018年5月6日19時33分にNHK石川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後6時すぎ、金沢市大和町の路上で男性が自転車にまたがった状態で倒れているのを通りかかった人が見つけ、消防に通報した。
男性は頭から血を流していて、駆けつけた救急隊員に対し、「バランスを崩して転んだ」と話していたということだが、その後、意識不明となり、搬送された病院で治療を受けている。
警察によると、男性は歩道から車道に倒れ込んだ状態で見つかったが、車にひかれたり接触したりしたような痕はなく、誤って転倒した可能性があるという。
男性は60歳代から70歳代とみられ、警察で身元の確認を急ぐとともに、事故の原因を調べている。
出典
『自転車で転倒 男性が意識不明』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024469821.html
(ブログ者コメント)
映像を見ると、現場は、歩道側排水溝の蓋の縁が欠けていたり、あるいは歩道の縁から車道の縁にかけてすり鉢状に緩やかなテーパがついていたりしている場所。
そういった部分でハンドルをとられたのかもしれない。
2018年4月24日19時1分にNHK岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岡山市の市道をロードバイクで走っていた男性が幅2cmほどの溝にタイヤが挟まって転倒し、道路の安全性に問題があったとして市を訴えていた裁判で、岡山地裁は道路の設置や管理に問題があったと認め、岡山市に38万円あまりの賠償を命じる判決を言い渡した。
おととし6月、岡山市に住む50代の男性が岡山市北区大供本町の市道の路肩をロードバイクで走っていたところ、幅2cmほどの溝に前輪が挟まって転倒し、胸や指の骨を折るなどの大けがをした。
タイヤの幅は2.3cmだったという。
この溝は、大雨の際の排水のために設けられているもので、男性は、道路の安全性に問題があったとして、岡山市に57万円あまりの賠償を求める訴えを起こしていた。
24日の判決で岡山地裁の佐々木裁判官は、「溝は黒い直線に見え、傾斜もあるため、認識できずに近づいてしまう可能性がある。ロードバイクの普及率は高くないとはいえ、車道を走行することはすでに珍しい光景ではなく、2cmの幅は広すぎる」と指摘した。
そのうえで、この道路は「通常あるべき安全性を欠いていた」として設置や管理に問題があったと認め、岡山市に38万円あまりの賠償を命じる判決を言い渡した。
判決について岡山市の大森市長は、「弁護士とも相談し、今後の対応を検討したい」としている。
出典
『自転車で転倒「道路管理に問題」』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180424/4020000235.html
4月24日21時35分に山陽新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
判決理由で佐々木裁判官は、溝の形状と構造について、黒い直線と見える上、溝に向かって勾配があるため、(自転車などが)徐々に近づいてしまう可能性があると指摘。
ロードバイクが車道を走行することが珍しくないことを踏まえ、「タイヤのはまり込みを抑制するには広すぎる幅で、設置・管理の瑕疵に当たる」と述べた。
一方で、「注意深く観察すれば隙間を認識できた」と、男性の過失も一部認めた。
男性側は「主張がおおむね認められ評価できる」とし、岡山市の大森市長は「顧問弁護士とも相談し、今後の対応について検討したい」とのコメントを出した。
出典
『道路管理に瑕疵 岡山市へ賠償命令 市道で自転車転倒しけが 地裁判決』
http://www.sanyonews.jp/article/704760
(ブログ者コメント)
NHKの映像を見ると、車道と歩道との間に縁石があり、その縁石から15~20cm程度離れた車道側に溝が掘られている。
ブログ者が、この車道を自転車走行したとして、後方からの車との接触を恐れ、縁石ギリギリに走ったかもしれない。
ママチャリではあるが・・・。
(2018年5月8日 修正1 ;追記)
2018年5月7日18時59分にNHK岡山から、市は控訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道路を管理する岡山市は、賠償を命じられた岡山地方裁判所の判決を不服として控訴した。
岡山市は、「市の主張は、今後の裁判で明らかにする」としている。
原告の男性は、「岡山市が控訴したことは残念だ。現場はロードバイクで通行するには危険な場所なので、裁判で争うのではなく、一刻も早く安全性を確保してほしい」と話している。
出典
『「自転車で溝に」岡山市が控訴』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180507/4020000287.html
(2018年5月23日 修正2 ;追記)
2018年5月22日18時52分にNHK岡山から、市は溝に金網を置くなど対策を検討するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大森市長は22日の定例記者会見の中で、「ロードバイクは増えつつあり、溝に落ちることがないように対応していきたい」と述べた。
具体的には、溝をふさぐ網のようなものを設置することや、溝を狭めるために溝の間に金属の板を設置するなどの対策を、試作品を制作した上で検討し、対応方法が決まりしだい、速やかに対処していくとしている。
出典
『自転車事故受け溝に対策実施検討』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180522/4020000356.html
5月23日付で読売新聞からは、同様の溝は市内に計30kmあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大森市長は22日の定例記者会見で、事故現場と同じ幅20mmの溝が、市内に計2か所あることを明らかにした。
市道路港湾管理課によると、市が管理する道路で同様の構造をした溝は、計約30kmある。
幅20mmは事故現場とその近くの計1.1kmで、残りは幅15mm以下という。
市は1日、20mmの溝がある2か所に、注意喚起する看板を計6枚設置した。
出典
『道の溝20ミリ 2か所に看板』
http://www.yomiuri.co.jp/local/okayama/news/20180522-OYTNT50295.html
(2019年4月15日 修正3 ;追記)
2019年4月12日19時14分にNHK岡山から、原告側が逆転敗訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島高裁岡山支部は、岡山市に賠償を命じた1審の判決を取り消し、訴えを退けた。
12日の2審の判決で広島高裁岡山支部の橋本裁判長は、「ゴミなどによる目詰まりを防ぎ、排水の性能を確保するには2cmの幅が広すぎるとは言えず、タイヤの幅が狭いなら、それを考慮した運転が求められる」と指摘した。
そのうえで、「タイヤが挟まる事故が起きる危険性は高くなく、道路が通常あるべき安全性を欠いていたとは言えない」として1審の判決を取り消し、原告の訴えを退けた。
出典
『「2センチの溝」原告逆転敗訴』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20190412/4020002592.html
2018年4月17日7時10分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後6時すぎ、路線バスが信濃町を走っていたところ、車内に取り付けてある消火器が落下し、中身の粉が車内に充満した。
警察によると、バスに乗っていた12歳の女子中学生が車内に充満した粉を吸い込んで病院に搬送されたが、けがの程度は軽く、命に別状はないという。
当時、車内にいたのはこの女子中学生と運転手の2人で、消火器は運転席のあたりに設置されていたという。
路線バスを運行する長電バスは、「詳細を把握していないのでコメントできない」としている。
警察は、消火器の設置方法や落下した原因を調べている。
出典
『バス車内に消火器の粉12歳軽傷』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180417/1010002877.html
2018年4月5日9時30分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
花粉症に悩む車のドライバーにとって、くしゃみや鼻水などの症状は事故を招きかねない難題だ。
実際、死傷事故を起こし有罪判決を受けたケースもある。
スギ花粉だけでなくヒノキ花粉の飛散も本格化するなか、車間距離を確保し、副作用の少ない治療を選択するなど、対策を徹底して安全運転に努めたい。
「症状が出た以上、速やかに運転を中止しなければならず、過失は軽いとはいえない」。
愛媛県今治市の国道で2017年4月、花粉症のくしゃみなどの症状で追突事故を起こし、3人を死傷させた50代の男性に、松山地裁今治支部は18年2月、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。
男性は花粉症の薬を服用していたが、運転中に目のかゆみや連続するくしゃみなどの症状が激化。
前方不注意のまま対向車線にはみ出し、軽乗用車と正面衝突した。
日本自動車連盟(JAF)も「たかが花粉症と甘く考えるのは禁物」と注意喚起する。
JAF東京支部で交通安全講師を務める高木さんは、「正常な運転ができない状態で事故を起こせば、重い責任を問われる恐れもある」と強調する。
くしゃみは、肋骨骨折の原因になることもあるほど衝撃が大きく、ハンドルの誤操作を招きかねないほか、くしゃみ1回で0.5秒、目をつぶると仮定すると、時速60kmで走行中なら、その間に車は8m進む計算になる。
高木さんは、「花粉症では2回、3回と連続してくしゃみが出る患者も多い。涙や鼻水などの症状も運転に影響しやすく、大変危険だ」と話す。
高木さんは、車内に花粉を持ち込まない対策として、空調で外気を取り込まないように設定を変更したり、空調のフィルターを定期的に交換したりすることを推奨。
「症状がひどい時は運転しないことが最も大事。もし運転する場合も、突然の症状に備えて普段よりも車間距離を広く取り、速度も落とすべきだ」と訴える。
仕事で車を運転する従業員がいる企業も注意が必要で、「企業側もドライバーの体調に気を配り、症状が重い患者がいれば対策を促してほしい」と求める。
一方、日本アレルギー学会専門医の池袋大谷クリニック、大谷義夫院長は、「花粉症の薬は眠くなったり、集中力が低下したりする副作用にも注意が必要」と指摘する。
大谷院長によると、抗アレルギー薬には眠気の副作用があるものが多く、薬の添付文書に「運転などに従事させない」、「服用中は車の運転に注意」と明記されているものもある。
特に、古いタイプの薬や市販薬は、副作用が強かったり症状を十分抑えられなかったりするケースがある。
「車を運転する場合は医師と相談し、運転に影響が少ない薬を選ぶことが大切だ」と呼びかける。
出典
『花粉症ドライバー要注意 くしゃみ・涙…事故の危険』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29023220V00C18A4CC0000/?n_cid=NMAIL007
(ブログ者コメント)
ブログ者は花粉症ではないものの、運転中にクシャミする時には意識して目を見開くようにしている。
2018年4月4日20時29分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前7時50分ごろ、秋田県由利本荘市芦川の日本海沿岸東北自動車道(日沿道)から乗用車が約40m下に転落したようだと、119番通報があった。
この事故で、10~20代の男女計3人が死亡した。
亡くなったのは、秋田市の介護職員Oさん(男性?20歳)、由利本荘市の無職Iさん(女性、17歳)、秋田市のパート従業員Yさん(女性?20歳)。
警察などによると、現場は日沿道の松ケ崎亀田インターチェンジ~大内ジャンクション間。
見通しのよい片側1車線の道路で、中央分離帯はなく、現場付近は道路中央が高さ約65cmのゴム製ポールや高さ約8cmの分離ブロックで区切られていた。
乗用車は対向車線を越えてのり面に乗り上げ、人の侵入を防ぐためのフェンスを越えて下に落ちたとみられる。
国交省秋田河川国道事務所によると、事故現場のすぐ先の橋の前後20mには転落防止のためのガードレールがあるが、のり面は約40°の傾斜があり、車が乗り越えることは想定していないという。
出典
『高速道から乗用車転落、男女3人死亡 秋田・由利本荘』
https://www.asahi.com/articles/ASL443CDNL44UBUB004.html
4月6日16時38分に読売新聞からは、写真とイメージ図付きで、事故時の詳しい状況が下記趣旨でネット配信されていた。
秋田県由利本荘市芦川の日本海東北自動車道高架下の山林で大破した乗用車が見つかり、乗っていた男女3人が死亡した事故で、乗用車が制御不能となった後、空中へ飛び出して落下した状況から、速度超過で単独事故を起こしていた可能性が高いことが5日、県警幹部への取材でわかった。
県警の調べによると、同自動車道上の事故現場の状況から、乗用車は転落するまでの間、中央線上のポールに接触した後、左へ向きが変わり、道路左脇のガードパイプに接触、さらに右側の反対車線へ逸脱していた。
その弾みで、約40°の急斜面となっているのり面に乗り上げ、そのまま転落した。
のり面のブロックに残された接触痕や、その付近の路上のタイヤ痕などから、乗用車は横滑り状態で制御不能となっていたとみられる。
県警で転落現場周辺の状況を調べたところ、山林の上部や中腹には、車体が滑落したような形跡は見られなかった。
車体は、道路脇の転落位置から水平方向に70m離れた場所へ落下しており、のり面がジャンプ台のようになって空中へ飛び出したとみられる。
現場の区間は時速70kmに制限されていたが、スピードが超過していた可能性が高い。
車体からは、他の車との接触や衝突をうかがわせる痕跡は確認されていないという。
県警で車体番号を調べたところ、乗用車はOさんの名義だったことも判明した。
乗用車は黒系のスポーツタイプで、大破した状態で発見されたのは4日午前7時50分頃。
国交省が同自動車道上の事故現場付近に取り付けているカメラには、特徴が似た車が午前4時頃に通過する映像が記録されていたという。
県警は、乗用車との関連を慎重に調べるとともに、死亡した3人の事故直前の足取りや事故原因の特定を進めている。
出典
『のり面ジャンプ台、暴走車が空中に?…3人死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180406-OYT1T50052.html
4月5日11時14分に読売新聞からは、のり面は一般的な車両では上れないほどの急傾斜だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省秋田河川国道事務所によると、乗用車が乗り越えたとみられるのり面は傾斜約40°。
担当者は、「一般的な車両では上ることができないほど急な傾斜だ」と話す。
県警高速隊は、スピードの出し過ぎが事故を招いた可能性もあるとみて、慎重に調べを進めている。
出典
『「上れない」急斜面乗り越え車転落か…3人死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180405-OYT1T50040.html
(ブログ者コメント)
〇記事や図、写真から推察すると、橋にさしかかる直前にセンターポールに接触。
次に左側のガードパイプに接触し、その後、対向車線を横切ってのり面に乗り上げ、ジャンプして橋の下に転落した模様。
〇以前、片側1車線の高速道路センターラインにワイヤーロープが設置されつつあるという情報を紹介したが、ここに設置されていれば、防げた事故だったかもしれない。
2018年4月3日6時0分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「多くの車が信号無視を承知で右折する危険な交差点があります」。
大分市の40代女性から特命取材班に、無料通信アプリLINEでメッセージが届いた。
いつ事故が起きてもおかしくないという。
「放置しているのは警察の怠慢では」という女性の言葉を胸に、現場を訪ねた。
平日の午後5時半。
大分自動車道大分インターチェンジにほど近い幹線道路の「金谷迫(かなやざこ)交差点」(大分市)は、帰宅を急ぐ車で混んでいた。
4方向とも片側1車線だが、交差点から市街地につながる市道(高速道路の側道)へ曲がる方向にだけ、右折レーンがある。
危ない!
その右折レーンから、赤信号なのに1台の車が飛び出した。
後続の2台も続く。
まだ曲がりきっていないうちに、直交する市街地方面からは青信号の車が直進。
しばらく見ていると、ひやりとする場面に何度も出くわした。
地元の人に聞くと、この「右折道」は知る人ぞ知る抜け道。
ラッシュ時は混み合うため、信号無視が横行。
前の車が行けば後ろの車も追随してしまう、というケースもあるようだ。
矢印式の右折専用信号を設置できないのか。
大分県警本部交通管制センターのトップ、和田交通管制官の答えは、「今のところ、設置予定はありません」。
警察庁が示す右折専用信号の設置基準は、
「右折車と対向の直進車が多く、通常の青信号では交通をさばけない」
「見通しが悪いなど、直進車と衝突の危険が高い」
など。
金谷迫交差点の場合、混雑するのは朝夕のラッシュ時だけ。
朝夕のみ専用信号を使うという手もありそうだが、「信号はシンプルな運用が原則です」。
運転者の混乱を招きかねないため、認められないという。
予算の壁もある。
県警によると、2016年時点で県内の右折専用信号は237カ所。
そのうち同年に新設された9カ所は国道同士を結ぶ市道の新設に伴う交差点、JR大分駅前へつながる交差点など、昼夜を問わず交通量の多い場所だった。
金谷迫交差点では、今のところ目立った事故もない。
「優先度を考えると…」。和田さんは言葉を濁した。
そう言う県警側も、取材時まで金谷迫交差点で頻発する信号無視を把握できてはいなかった。
今後は、指導や取り締まりを強化するという。
県警交通規制課の中川次席(現大分中央署)は、「パトロールで把握できない交通事情もある。普段道路を使う市民の皆さんが気付いたことはどんどん教えてほしい」と話した。
出典
『赤信号なのに右折する車続出、危険な交差点 知る人ぞ知る「抜け道」に 大分市』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/anatoku/article/405664/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。