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2016年12月16日6時12分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
相模原市の神奈川県相模原水道営業所が、同市緑区の金属会社から長期間にわたり、上下水道料金計約642万円を過大に徴収していたことがわかった。
県の設置したメーターが故障し、実際の使用量より多い検針値が表示されたのが原因。
同営業所は2013年4月に遡って再計算し、推定される過払い分を今年4月に返金していた。
同社などによると、14年6月頃から検針値が急激に増え始めたといい、同社が検針員に相談したところ、漏水などを確認するよう求められた。
調査しても原因は特定できなかったが、検針員に促されて支払っていた。
県の相談窓口に昨年11月に連絡し、改めて調べた結果、メーターの故障が判明したという。
所長は取材に対し、「過去の経験から、水漏れが原因と思いこんで対応してしまった。申し訳なかった」と謝罪した。
出典
『漏水?実は水道メーター故障…642万過大徴収』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161216-OYT1T50019.html
(ブログ者コメント)
〇計器が測定した値でも間違っていることがある・・・そんな事例として紹介する。
〇水道メーターの故障については、2002年付のネット記事として、真偽のほどは定かでないが、以下のような情報も掲載されていた。
今年1月にマンション(1階)に引っ越してきたのですが、水道の請求書を見てみると今まで住んでいたマンション(6階)のときよりも2か月分の使用量が2倍(26M→46M)になり請求額も5千円程度から1万円程度に上がりました。
明らかにおかしいので水道局に連絡すると、漏水の可能性があるので水道栓を全て使っていない状態でメーターをチェックしてくださいと言われたのですが漏水はありませんでした。(水道局の方にもチェックしてもらいました)
そのときは引っ越したばかりだったので少し様子を見てくださいと言われ納得していたのですが、5月になっても水道の請求額はほとんど変わらず2倍近く使っているとなっているので、メーターがおかしいのではないか?と疑い、メーターを交換してくれと水道局に要求しました。
水道局はメーターが実際の使用量よりも多くカウントする(故障)ということは絶対ありえないといっていましたが、納得がいかないので交換してくれというと新しいものと交換してくれ、今まで使っていたメーターは検査します、と持ち帰りました。
メーターを交換してから2週間程度経ってメーターを見てみると今まで住んでいたころの水道使用量(23~26M)に戻っていました。
ただ、水道局からは古いメーターの検査結果が出たが、メーターには異常は見られなかったと報告がありました。
以上が今回の経緯になりますが、私としては引っ越してから4ヶ月程度2倍近く徴収されていた分を水道局から取り返したいと思っているのですが、どのような措置を取れば良いのでしょうか?またどこに訴えたら良いのでしょうか?
2016年12月17日1時33分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月16日23時24分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後6時ごろ、名古屋市名東区のスーパー「T店」で、従業員の男性(32)が荷物用エレベーターのかごの底と2階の床部分に挟まれた。
病院に運ばれたが、約3時間後に死亡した。
死因は、首を圧迫されたことによる窒息死。
警察によると、男性は、しめ縄入りの段ボール計30個をエレベーターで1階から2階に上げる作業中だった。
かごが上がったまま降りてこないため、2階に上り、エレベーターに身を乗り出して内部を確認しようとしたところ、かごが降りてきて背中にのしかかり、挟まれたとみられる。
同僚の男性が通報した。
エレベーターは、開口部が高さ1.3m、幅約1.1m、奥行き1.6m。
扉は上下に開く手動式。
バックヤードに設置され、商品の運搬専用だった。
警察が、当時の作業状況や原因を調べている。
出典
『エレベーターに挟まれ従業員死亡 名古屋・名東区のスーパー』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016121790013342.html
『突然降下のエレベーターに上半身挟まれ…スーパー従業員死亡 名古屋』
http://www.sankei.com/west/news/161216/wst1612160119-n1.html
(2017年6月30日 修正1 ;追記)
2017年6月28日15時41分にNHK NEWS WEBから、事故時の詳しい状況や原因などが下記趣旨でネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
去年12月、名古屋市のスーパーマーケットで従業員の男性が荷物を運ぶための小型エレベーターと床の間に挟まれて死亡した事故で、国の審議会は、国交省に対し小型エレベーターの使用方法の注意点を周知するよう求める報告書をまとめた。
この事故は、去年12月、名古屋市名東区のスーパーマーケットで、従業員の男性が荷物を運ぶための小型エレベーターの「かご」の中に台車を置き、2階から1階へ降ろそうとしたところ、突然「かご」が落下して2階の床との間に体を挟まれ、死亡したもの。
この事故について、専門家で作る国交省の審議会の事故調査部会は、再現実験の結果や従業員への聞き取りなどを基に報告書をまとめた。
それによると、今回の事故では、台車の車輪がエレベーターの「かご」と壁の間に挟まり動かなくなったため、車輪を取り外そうと、男性が「かご」の中に身を乗り出したと見られるという。
この時、エレベーターを1階へ降ろすためのボタンがすでに押されていたため、巻上機のチェーンが緩んでいたと見られ、この状態で台車の車輪を取り外したことで「かご」が落下し、男性の体が挟まれた可能性が高いとしている。
このため報告書は、国交省に対し、荷物を運ぶための小型エレベーターの安全な使い方などを所有者や管理者に周知するよう、求めている。
【小型エレベーターと事故】
国交省によると、荷物用の小型エレベーターは、「かご」の面積が1m2以下で、「かご」の天井の高さが1.2m以下のものを指す。
人が乗らないことが前提のため、「かご」に扉を設置することが義務づけられていないなど、安全装置の規制が緩くなっているが、実際には、突然、「かご」が動いて挟まれたり、エレベーターの内部に転落したりする事故が起きていて、国の審議会の事故調査部会が調査を始めた平成22年以降、今回の報告書の対象になった名古屋市の事故を含めて4件の事故が起き、合わせて3人が死亡している。
また、今回の報告書では、事故があったスーパーに小型エレベーターの操作手順書がなかったほか、死亡した男性は危険性を認識しないまま台車の車輪を外した可能性があることを指摘している。
このため、国交省は近く、小型エレベーターの使い方や故障時の対処方法などをまとめたパンフレットを作り、全国に配ることにしている。
出典
『小型エレベーター事故 使用方法の注意点周知求める報告書』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170628/k10011033151000.html
6月28日19時51分に毎日新聞からは、事故時の状況などに関し、より詳細だと思われる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書によると、従業員が2階でエレベーターに台車を入れ、1階で呼び出しボタンを押して作動させたが、かごは下りてこなかった。
2階で従業員らが確認すると、台車を入れたのとは反対側にある内部扉が開いており、かごからはみ出した車輪が引っ掛かって止まっていた。
この間に、上部にある巻き上げ機から延びたチェーンが緩み、従業員が内部に身を乗り出して台車を取り除いた際、かごが落下した。
国交省によると、同型のエレベーターは他にはないという。
(共同)
出典
『エレベータ事故 チェーンの緩み原因 名古屋で従業員死亡』
https://mainichi.jp/articles/20170629/k00/00m/040/062000c
2016年12月15日19時57分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
管楽器の内部には、台所の排水口を上回る密度のカビが生息――。
そんな実態を、大阪市立自然史博物館の浜田信夫・外来研究員が調べた。
学校でも、近年、人気が高い吹奏楽。
浜田さんは、「中高生のほうが、年長者より、掃除を怠る傾向が強かった。手入れの習慣を身につける必要があります」と呼びかけている。
人間の生活環境にいるカビの研究を続ける浜田さんは、9~10月、関西の中学、高校、大学の吹奏楽部や社会人が使う管楽器、計165台を調べた。
楽器内に水分がたまりやすい3カ所を綿棒で拭き取ってもらい、付いたカビを培養。
楽器の使用年数や頻度、掃除の仕方も聞き取った結果、金管楽器100台のうち88台、木管楽器65台のうち35台から、カビが検出された。
金管楽器のうち、
▽ユーフォニウム(10台)は、調査部位1cm2あたり、平均で7487個
▽テューバ(13台)は4037個
▽トランペット(28台)は819個
▽ホルン(21台)は791個
▽トロンボーン(28台)は341個。
平均は977個で、最多はテューバの18万個。
1000個を超えた56台のうち、33台が1000~9999個だった。
木管楽器は、
▽サクソフォン(16台)が73個
▽クラリネット(32台)は29個
▽フルート(13台)は13個。
平均で、金管楽器の28分の1だった。
また、金管楽器の調査対象者のうち、「普段あまり掃除をしない」とした人が5割に達し、カビの数も多かった。
掃除が月1回以下の楽器と週1回以上掃除される楽器とでは、カビの数は10倍以上の差があった。
浜田さんの過去の調査では、台所のシンクの排水口付近が244個、浴室壁面の目地が688個、浴室の排水口で3190個。
楽器内は住宅の水回りに匹敵する数値だった一方、多くが金属製のためか、室内によくあるカビとは種類が異なっていたという。
今夏、英国のバグパイプ奏者が楽器からカビ胞子を大量に吸い込み、アレルギー性疾患で死亡したとみられる事例が報告された。
浜田さんは、「死亡例はこの1件で、実際には健康へのリスクは高くないと思う。だが、衛生的に問題なのは明らかで、注意は必要です」と話す。
研究成果は、16日、茨城県つくば市である室内環境学会で発表される。
出典
『管楽器にカビ生息、台所の排水口以上 最多はテューバ』
http://www.asahi.com/articles/ASJDD7TD9JDDPLZU007.html
(ブログ者コメント)
言われてみれば、さもありなん。
しかし言われるまで、奏者は、そんなことを考えてもみなかったのではないだろうか?
安全の分野でも、まだまだ、そんなことがあるのかもしれない。
2016年12月15日13時2分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし4月、長崎市京泊の三重式見港で、クレーンの作業船「第十八興真丸」が台船とともに曳航されていた時に転覆し、乗っていた61歳の男性の船長が死亡した。
事故原因を調べていた国の運輸安全委員会は、15日、報告書を公表し、転覆した作業船は、台船の後ろにへさきをくっつけて曳航されていたが、船が左右に振れないように台船との間につながれた2つのロープのうちの右側が切れていたという。
このため、作業船が横向きになったまま引かれる状態になり、転覆したと考えられるという。
ロープが切れたのは、作業船の船首部分と台船の船尾とが連結されていなかったことから、先頭の船が左に曲がった際に作業船の船首がずれ、強度を超える力がロープに加わった可能性が考えられるという。
報告書は、今回のように台船に船のへさきをつけて曳航される場合は、振れを抑えるようにロープで固定するなどの対策を講じることなどを求めている。
出典
『作業船転覆原因はロープ切断』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035248931.html?t=1481834440302
(ブログ者コメント)
運輸安全委員会の報告書は下記参照。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/ship/rep-acci/2016/MA2016-12-25_2016ns0033.pdf
2016年12月15日10時37分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年8月、沖縄県粟国村の粟国空港で、第一航空の小型機、DHC6型機が着陸した際、滑走路を右に大きくそれてフェンスにぶつかり、乗客11人が軽いけがをした事故について、国の運輸安全委員会は、15日、報告書をまとめた。
それによると、当時は副操縦士が、機長に昇格する訓練のため操縦を任されていたが、離陸後の前輪を固定する操作が不十分で、飛行中に前輪の向きが右側に偏ったと見られている。
副操縦士は、これに気付かないまま着陸したうえ、着陸の直後に航空機が右にそれ始めた際にブレーキを踏むなどの対応が遅れたことが原因になったと見られると結論づけている。
報告書では、副操縦士の小型機の運航に対する知識不足を挙げるとともに、指導する立場にあった機長がすぐに操縦を代わるなどの対応をとらなかったことも、事故に影響した可能性があると指摘している。
このため運輸安全委員会は、第一航空に対して、定められた訓練が適切に実施できるよう、訓練体制の改善を勧告した。
出典
『沖縄 粟国空港の事故 前輪の向きに気付かず着陸が原因』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161215/k10010807551000.html
12月15日13時11分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
運輸安全委員会は、着陸の際、前輪が右に向いた状態だったのを副操縦士が確認せず着陸の操作をしたことが事故原因とした。
この副操縦士は、座学を修了していない状態で会社に資格を与えられ、知識不足のまま操縦していた。
当時、この機体は路線に就航したばかりで、運輸安全委員会は、第一航空が、訓練よりも予定通り就航させることを優先したとして、訓練体制の改善を勧告した。
出典
『粟国空港着陸事故「副操縦士の知識不足」』
http://www.news24.jp/articles/2016/12/15/07349151.html
12月15日15時56分に読売新聞も、同趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書は、前輪が正面を向いているかどうかを副操縦士が着陸前に確認せず、機長も必要な指摘をしなかったため、前輪が右を向いたまま着陸したと分析。
副操縦士は知識不足で適切な減速操作などができず、機長の対応も不十分だったことから、衝突した可能性があるとした。
副操縦士は地上訓練の時間が足りず、機長の教官としての訓練も適切に行われていなかったことも、事故の一因になったと指摘した。
出典
『粟国空港事故、原因は前輪曲がったままでの着陸』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161215-OYT1T50109.html
(ブログ者コメント)
運輸安全委員会の報告書は下記参照。
http://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/detail.php?id=2135
(2018年5月31日 修正1 ;追記)
2018年5月30日19時22分にNHK沖縄から、機長らが書類送検されたが不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、当時、訓練のために操縦していた65歳の副操縦士と、その指導にあたっていた60歳の機長について、ことし2月、業務上過失傷害と航空危険行為処罰法違反の疑いで書類送検した。
2人について那覇地方検察庁は、「起訴できる十分な証拠が足りなかった」として、30日までに不起訴にした。
事故のあと、第一航空は那覇と粟国を結ぶ便の運休と再開を繰り返したが、国と県それに村の補助金が打ち切られ、先月から再び運休している。
第一航空は来月末に沖縄から撤退する方針で、那覇と粟国を結ぶ路線が再開するめどはたっていない。
出典
『粟国空港での事故 操縦士不起訴』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20180530/5090002935.html
2016年12月15日10時21分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
放射線による被ばくの総量が同じでも、低い線量を長時間受ける方が、高い線量を一度に受けるよりも被ばくに起因するがんの発生リスクは少ないとするマウスの実験結果を、放射線医学総合研究所(千葉市)のチームが発表した。
脳腫瘍の一種の発生要因を識別できるよう遺伝子操作した特殊なマウスで調べた。
チームの柿沼志津子・放射線影響研究部長は、「低い線量による発がんリスクを解明するきっかけとなる」としているが、人体への影響についてはそのまま適用できず、さらに動物実験が必要としている。
チームは、このマウスにできたがんの遺伝子を解析すると、自然によるものか被ばくによるのかを判別できるとして、放射線の照射時間や被ばく量でグループを分け、がんの発生率を調べた。
被ばく総量が500ミリシーベルトになるよう数分間照射したグループと、低い線量を4日間にわたって照射したグループでは、短時間のマウスの約34%が被ばくを原因とするがんを発生した一方、長時間のマウスは約16%と、半分にとどまった。
4日間で100ミリシーベルトを当てたグループは、約1%だった。
出典
『放射線とがん 長時間低い線量はリスク少ない』
http://mainichi.jp/articles/20161215/k00/00e/040/177000c
(ブログ者コメント)
毒物も、濃いと重症・即死だが、薄いと症状は軽微・皆無なので、感覚的には理解できる。
このたとえが良いか悪いかは別にして・・・。
2016年12月15日6時0分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月14日18時49分にNHK大分から、12月15日10時28分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
日田玖珠広域消防本部のはしご車が、10月下旬に日田市日ノ出町のガソリンスタンドで物損事故を起こし、2017年1月末まで使用できなくなっていることが分かった。
高層火災が起きた場合に支障が出るが、同本部は、13日の市議会全員協議会で報告するまで公表していなかった。
同本部によると、はしご車は10月21日に給油後、スタンドから出ようと前進した際、収納したはしごの先端にあった、人が乗って放水や救助活動を行う「バスケット」と呼ばれる部分が灯油コーナーの屋根に接触。
この事故で「バスケット」の金属部分がへこんだり、ゆがんだりした。
事故当時、はしご車は日田消防署の30代男性署員が運転し、20代男性署員が後方で安全確認。
車高は353cmで、灯油コーナーの屋根の高さは給油所の屋根より70cm低い350cmだったが、運転手が給油所と同じ高さだと思い込んでいたという。
はしご車は現在、兵庫県の消防車両専門メーカーに送られ、修理は17年1月末までかかる見込み。
修理費は、はしご車が約400万円、スタンドの屋根が約35万円。
管内の日田市と玖珠町、それに九重町には、高さ15m以上の建物があわせて194棟あり、修理が完了するまでの間に、これらの建物で火災などによる救助事案が発生すれば、応援協定を結んでいる朝倉市の甘木・朝倉消防本部に、はしご車の出動を依頼することにしているが、到着は通常より20分ほど遅れる。
日田玖珠消防本部では、2010年6月以降、はしご車の出動はないという。
本部の総務課長は、「不注意によるもので弁解の余地はなく、市民の皆さまにご迷惑をおかけして申し訳ない。厳しく指導し、安全管理を徹底したい」と話し、市民向けに公表しなかった理由については、「協定による出動要請で対応できると判断し、そこまで考えが至らなかった」としている。
出典
『はしご車が物損事故 1月末まで使えず 日田玖珠広域消防本部 [大分県]』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/oita/article/295767
『日田消防のはしご車使えず影響』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5075247921.html?t=1481834273181
『はしご車 給油時に物損事故 来年1月まで使えず 大分』
http://mainichi.jp/articles/20161215/k00/00e/040/183000c
2016年12月14日17時5分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
気象庁は、14日、21日午前11時から、雷の発生場所をピンポイントでホームページ上に表示すると発表した。
周囲で雨雲が発達してきたら、落雷に遭わないよう、注意を払うことができる。
気象庁によると、気象レーダーなどの観測データを解析し、雨量予測を画像化した「高解像度降水ナウキャスト」のページで確認できるようになる。
雷雲と地表との間の放電である対地放電(落雷)を「□」、雷雲の中や雲の間で起きた雲放電を「×」で表す。
気象庁は、「まさに、ここで雷が鳴っているというデータ。近くで雷が発生したら、頑丈な建物に逃げ込んでほしい」としている。
出典
『雷発生をHPでピンポイント表示 気象庁、落雷対策』
http://this.kiji.is/181678687287723515?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
〇運用が開始された「高解像度降水ナウキャスト」は下記。
http://www.jma.go.jp/jp/highresorad/
〇内容的には、「5分前の降水状況」をベース画面とし、その他に「竜巻、雷発生状況」、「1時間後までの5分刻みの降水予想」などを見ることができる。
地図はズーム可能で、かなり拡大できる。
このコメントは運用開始翌日の本日、朝5時半ごろに書いているが、外では時折、強い雨が降っている。
試みに画面を見てみると、確かにわが家付近は濃い青~黄色表示だった。
それが30分後の予想画面に切り替えると白~薄い青表示、1時間後では雨表示は消えているので、おおよその降りやむ時間が予測でき、実際、その通りになった。
〇従来の「雷ナウキャスト」は下記。
関東地方、甲信地方といった大まかな地域でしか情報を見ることができなかった。
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
2016年12月16日18時49分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鏡などに反射した太陽の光が1点に集中することで発生する「収れん火災」が、先月に続き、15日にも和歌山市内で起きていた可能性が高いことが分かり、消防では、改めて注意を呼びかけている。
収れん火災は、太陽の光が反射したり屈折したりして1点に集中することで起きるもので、和歌山市内では、先月29日、カーテンの隙間から入った光が鏡に反射して座布団の一部が焼けた。
こうしたなか、15日午後、外出先から市内の自宅に帰った女性が革製のバッグが焦げているのを見つけて通報し、消防が詳しく調べたところ、凹面鏡の光が集中していた可能性の高いことが分かった。
収れん火災は、水の入った透明な花瓶やペットボトルなどでも引き起こされるということで、消防では、特に冬の時期には太陽の位置が低く、部屋の奥まで光が差し込みやすいとして、注意を呼びかけている。
そして、鏡などは、日の当たらない場所に置き、外出の際にはカーテンをしっかり閉めるなど、十分に気をつけてほしいとしている。
出典
『「収れん火災」 また発生か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2045333751.html?t=1481920280569
12月20日9時44分に産経新聞westからも、同趣旨の記事などがネット配信されていた。
室内に置かれた鏡などが太陽光を集めて発火する収斂火災が、和歌山市内で11、12月と、2カ月続いて発生している。
年末火災特別警戒(15~31日)に合わせ、和歌山市消防局では、「太陽の位置が低い冬は、部屋に光が差し込みやすいため、特に注意してほしい」と呼びかけている。
「何かが燃えているような跡がある」
今月15日、和歌山市内の自宅に帰宅した女性は、バッグが焦げついたにおいに気づき、バッグを購入した店舗へ電話。店員に勧められ、119番した。
同市消防局によると、原因は、女性の部屋の凹面鏡(直径15cm)だった。
差し込んできた太陽光が鏡に集められて屈折、反射し、革製のバッグへ照射。
温度が高くなり、バッグが焦げ付いていたという。
鏡やレンズなどが太陽光を集約し、屈折、反射させ、対象物に照射し、発火温度まで高まることで起きる収斂火災。
11月末にも同市内の民家で、カーテンのすき間から凹面鏡に集まった太陽光が座布団を照射し、焼損する火災も起きた。
日差しの弱い冬は、収斂火災が起きにくそうに思えるが、同市消防局の担当者は、「冬こそ特に注意が必要」と強調する。
冬場は太陽の位置が低く、部屋の奥まで太陽光が差し込みやすいことから、特に注意が必要になるという。
収斂火災は、今年、同市内では11年ぶりに発生し、全国では、昨年、計23件発生。
また、平成13年に神奈川県川崎市でステンレス製のボールが、19年には福岡市でペットボトルが原因で収斂火災が発生。
鏡だけでなく、花瓶なども含め、レンズの役割となるものすべてが原因となる可能性がある。
同市消防局では、「レンズとなる可能性のある物を直接日光の当たる場所に置かず、外出時にはきちんとカーテンを閉めたり、鏡を伏せたりするなどの予防をしてほしい」としている。
出典
『室内鏡などに太陽光が反射して起こる収斂火災 和歌山市消防局が注意呼びかけ』
http://www.sankei.com/west/news/161220/wst1612200027-n1.html
平成28年12月16日付で和歌山市HPにも、同趣旨の記事が掲載されていた。
平成28年11月、和歌山市内の民家において、太陽光が凹面鏡に反射、座布団に収束し火災になったことをお知らせしていましたが、12月に入り、さらに1件、鏡の太陽光反射による「収れん火災」が発生しました。
居室内の床に置いていた丸型の凹面鏡(直径約15cm)に窓から差し込む太陽光があたり、鏡から55cm離れた場所の床に置かれていた革製のハンドバッグを焦がしたものです。
幸い、家人が帰宅直後に焦げ臭いにおいで気づいたので、大事には至りませんでした。
出典
『鏡による火災が連続発生』
http://www.city.wakayama.wakayama.jp/syoubou/bousai_yobou/1007724/1014144.html
2016年12月14日13時28分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鏡などに反射した太陽の光が1点に集中して起きる「収れん火災」が、先月、和歌山市で起きていたことが分かり、消防が注意を呼びかけている。
「収れん火災」は、太陽の光が反射したり屈折したりして、1点に集中することで起きる。
先月末、和歌山市の住宅の2階に置かれていた座布団から火が出ているのを、この家に住む人が見つけ、すぐに消し止めた。
部屋には火の気がなかったため、市の消防局が詳しく調べたところ、カーテンの隙間から入った太陽の光が卓上にあった凹面鏡に反射し、60cmほど離れた場所の座布団の一部に集まって出火した可能性の高いことが分かったという。
消防が、鏡と座布団を使って再現実験を行ったところ、開始後、僅か10秒で煙が出始めて、5分後には激しく立ちのぼり、消防では、近くに紙などの燃えやすいものがあった場合は大きな火災につながったおそれもあるとみている。
収れん火災は、水の入った透明な花瓶やペットボトルなどでも引き起こされるということで、消防では、冬の時期には太陽の位置が低く、部屋の奥まで光が差し込みやすいとして、注意を呼びかけている。
和歌山市消防局の糸川消防司令補は、「鏡などは日の当たらない場所に置き、外出時はカーテンをしっかり閉めることで火災を防いでほしい」と話している。
出典
『太陽光の「収れん火災」に注意』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2045184161.html?t=1481749992756
(ブログ者コメント)
〇収斂火災に関する情報は、本ブログにも何件か掲載しており、最近も12月12日に甲府市の事例を掲載したばかりだ。
〇今回の事例については、和歌山市のHPに詳しい状況が、実験写真付きで以下のように掲載されている。
『鏡で火災!?』
http://www.city.wakayama.wakayama.jp/syoubou/bousai_yobou/1007724/1013872.html
平成28年11月、和歌山市内の民家において、火の気のないところから、座布団が焼損するという事案が発生しました。
幸いにも、在宅していた家人が早期に発見し、初期消火を行ったことから、大きな火災にはならず、負傷者も発生しておりません。
どうして火災になったの?
焼損した座布団の近くには、卓上鏡が置いてあり、よく調べてみるとカーテンの隙間から入ってきた太陽光をこの鏡が反射させ座布団に照射したことで、火災が発生したと分かりました。
また、この鏡は、顔などを拡大して映す『凹面鏡』でした。
凹面鏡は、拡大して映す性質のほかに、太陽光を収束して反射させる性質があります。
太陽光を収束して、集中的に座布団に照射したことにより発火温度に達したものと考えられます。
このような火災を『収れん火災』といいます。
火災当時の状況を再現して、実験してみました。
なお、鏡と座布団にあっては、火災現場にあったものを所有者の方からお借りしてきました。
夏場は日差しが強く、このような火災事案が多いのかと思いがちですが、冬場あるいは夕方は、太陽の位置が低く、光が部屋の奥まで差し込みやすいため、特に注意が必要です
鏡以外でも火災になります!
室内で「収れん火災」の原因となるものは次のとおりです。
ステンレスのボール
花瓶
金魚鉢
水晶玉
ペットボトル
吸盤など
いずれも身近なものばかりです。
予防対策
・レンズ及び凹面鏡の役割を果たす可能性のある物体は、直射日光の当たらない場所に置くこと。
・外出時は、カーテンをちゃんと閉めて室内に直射日光を入れないことなどが有効である。
2016年12月14日18時49分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前8時半ごろ、都城市の建築資材を製造する会社の工場で、直径1.5m、厚さ10cmの鉄でできた円形の資材が倒れ、この会社の社員の男性(41)が下敷きになった。
男性は救急車で病院に運ばれたが、全身を強く打っていて、およそ2時間後に死亡した。
警察によると、倒れてきた資材は重さがおよそ1.5トンあり、男性は、当時、リモコンを使ってクレーンを操作し、この資材を立てて並べる作業をしていたという。
警察は、工場内で別の作業をしていた同僚に話を聞くなどして、事故の原因を調べている。
出典
『工場で資材倒れ男性社員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5065265501.html?t=1481754130057
2016年12月13日9時23分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月15日19時18分にNHK首都圏NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
竜巻は予測が難しい。
「竜巻注意情報」が発表された区域で実際に突風が発生した割合は、数%にとどまる。
最新の科学的知見と高性能レーダーの活用で、この予測精度を改善する技術を気象庁が開発した。
15日から運用を始める。
竜巻注意情報は、積乱雲の発達状況などから、竜巻やダウンバーストといった激しい突風が発生しやすい段階で、気象庁が発表する。
2011~14年は、毎年600回前後で推移している。
ただ、精度は低い。
14年の場合、竜巻注意情報の発表回数のうち、その区域で突風が発生した回数(的中率)は、2%にすぎない。
また、突風が発生したときに、その区域に竜巻注意情報が出ていた回数(捕捉率)は、27%にとどまる。
11月8日に秋田市内で竜巻が発生して住宅など計13件の被害が出たときは、竜巻注意情報は出ていなかった。
竜巻注意情報は08年に始まった。
06年9月に宮崎県延岡市で3人が死亡し、143人が負傷する竜巻が発生。
11月には北海道佐呂間町の竜巻で9人が犠牲になったことがきっかけだ。
予測が難しいのは「現象が小さいから」(気象庁予報部)。
短時間に発生し、現象の範囲が狭く、250m四方のレーダーでは、原因の渦を正確にとらえることができないという。
気象庁では、これまでの調査研究から、渦の発生過程をモデル化。
温度や湿度などの膨大なデータを当てはめることで、発生する区域を絞り込めるようになった。
さらに、国交省の高性能レーダーの観測データを活用することで前兆現象を見つけやすくし、予測精度を向上させた。
12年4月~14年9月のデータを当てはめて検証したところ、約3%だった的中率は約14%に、約40%だった捕捉率は約70%に向上。
これまでより30分早く竜巻注意情報を発表できる場合もあるという。
主に都道府県単位だった注意情報の対象区域も、「県西部」「県北部」などと絞り込む。
たとえば関東地方では、これまでの2倍近い「17」の地域に細分化されて発表される。
出典
『竜巻の予測、精度アップへ 的中率が3%→14%に』
http://digital.asahi.com/articles/ASJCP5W0ZJCPUTIL034.html?rm=252
『竜巻注意情報細分化 関東では』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20161215/5050741.html
(ブログ者コメント)
〇『250m四方のレーダーでは、原因の渦を正確にとらえることができないという』と報じられている件、表現が少し分かりにくいが、観測したデータの解像度が250mだということらしい。
『高解像度降水ナウキャストとは』
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/highres_nowcast.html
気象庁は全国20箇所に気象ドップラーレーダーを設置して、日本全国のレーダー雨量観測を行っています。
このドップラーレーダー観測網は、局地的な大雨の観測精度の向上を図るため、平成24~25年度にレーダー観測データの距離方向の解像度を従来の500mから250mに向上させるための機器更新を行いました。
〇12月16日、気象庁HPにアクセスしたところ、竜巻予測に関し、以下の解説があった。
記事中、12月15日から新システムで運用開始、といった記載はないが、「予測の適中率は7~14%」とか「捕捉率が50~70%」という表現があるので、報道された内容どおり、すでに運用が開始されているものと思われる。
『竜巻発生確度ナウキャストとは』
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/tornado3-1.html
竜巻などの突風は、規模が小さく、レーダーなどの観測機器で直接実体を捉えることができません。
そこで、竜巻発生確度ナウキャストでは、気象ドップラーレーダーなどから「竜巻が今にも発生する(または発生している)可能性の程度」を推定し、これを発生確度という用語で表します。
竜巻発生確度ナウキャストは、竜巻の発生確度を10km格子単位で解析し、その1時間後(10~60分先)までの予測を行うもので、10分ごとに更新して提供します。
竜巻発生確度ナウキャストは、分布図形式の情報として防災機関等に提供するほか、気象庁ホームページでも提供します。
また、民間事業者による携帯コンテンツサービスも準備されており、屋外活動での利用も可能になります。
発生確度2となった地域で竜巻などの激しい突風が発生する可能性(予測の適中率)は7~14%です。
発生確度2は竜巻注意情報の発表に繋がることから、できるだけ絞り込んだ予測としていますので、 発生確度1に比べて予測の適中率が高い反面、見逃し(予測できない突風事例)が多くなります。
発生確度2の捕捉率が50~70%というのは、実際に発生する突風事例のうち、50~70%の事例を予測できるということであり、言い換えると見逃す事例が30~50%あるということです。
発生確度1は、発生確度2で見逃す事例を補うように設定しており、広がりや出現する回数が多くなります。
このため、発生確度1以上の地域では、見逃しが少ない反面、予測の適中率は1~7%と低くなります。
発生確度1以上の捕捉率は80%程度で、言い換えると見逃す突風事例は20%程度となり、発生確度2よりも少なくなります。
それぞれの特徴を踏まえた竜巻発生確度ナウキャストの利用については、「竜巻発生確度ナウキャストの見方」をご覧下さい。
2016年12月14日7時47分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前10時5分ごろ、神戸市営地下鉄西神・山手線の三宮駅(中央区)で停電が発生した。
券売機や改札機が停止し、ホームの照明なども消えたが、3分後に復旧した。
駅構内にいた約1000人に、けがはなかった。
市交通局によると、大倉山変電所で年に1度の機器の点検作業を行っていた作業員が誤ってスイッチを切り、送電が止まったことが原因。
通常は2つの回線で送電しているが、もう一つの回線は機器の更新のため、動いていなかったという。
出典
『間違ってスイッチオフ…神戸市営地下鉄三宮駅で3分間停電、券売機・改札機停止、照明も消える』
http://www.sankei.com/west/news/161214/wst1612140012-n1.html
2016年12月12日付で読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛媛県今治市の産婦人科診療所で、昨年までの3年以内に妊産婦2人の死亡が相次ぎ、日本産婦人科医会が指導に乗り出した。
妊産婦に重い障害が残った例も含め、深刻な事態が続発しており、同医会は11日、役員らが現地を訪れて事情を聞き、改善策としてリスクの高い帝王切開は行わないなどの方針を確認した。
同医会が医療機関へ直接指導に踏み切るのは初めて。
同医会は、開業医を中心とする全国約1万2000人の産婦人科医が加入する専門職団体。
厚労省によると、日本の妊産婦死亡率は出産10万件に3.8人と、極めて低い。
同診療所での出産は年間約130件。50歳代の男性医師が一人で診療にあたっていた。
特定の診療所で短期間に死亡や重度障害が続発するのは「通常ない深刻な事態」(同医会)で、異例の対応に踏み切った。
同医会は、問題の可能性があるとの情報が寄せられた出産4件を調査。
カルテを調べたところ、2012年に産後に大出血した女性が死亡、3年後の15年には、帝王切開を受けた女性が死亡していた。
09年には、帝王切開後に脳梗塞を起こした女性が半身マヒの重い障害を負ったほか、16年には、帝王切開後の女性が出血性ショックで重症となったが、他の病院に搬送され、命を取り留めた。
女性4人は、いずれも当時30歳代。
この日、松山市で取材に応じた同医会は、過失の有無は不明としたが、出血や血圧の管理、急変時の対応など、診療に不十分な点があったとの見方を示した。
また、妊産婦が死亡した場合、詳細を報告するよう医療機関に求めているが、同診療所は、1件について簡単な報告をしただけだった。
指導を受け、同診療所では、今後、帝王切開は近隣の病院に任せ、正常分娩も、来年3月までとする方針。
同医会は、同4月にも、改善策が実行されているか実地調査を行う予定だ。
同医会の石渡・常務理事は、「もっと早く情報を把握し対応すべきだった。産科医療の信頼回復や地域医療の立て直しに真剣に取り組みたい」としている。
出典
『愛媛の診療所、妊産婦の死亡・障害続発…産科医会が初の直接指導』
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20161212-OYTET50023/
12月13日11時0分に朝日新聞からは、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。
この診療所で子宮筋腫の手術を受けた女性が大量出血する事案が2件起きていたことが、13日、分かった。
診療所の男性医師(56)が明らかにした。
医師によると、2008年、通院していた60代(当時)の女性が、子宮筋腫の手術後に大量出血して死亡した。
遺族とは、示談が成立したという。
医師は、「輸血のストックがなかったため、輸血が間に合わなかった。全力を尽くし、過失はなかったと考えている」と話している。
05年には70代女性が大量出血して、県内の総合病院に搬送された。
医師は、「筋腫をはがす手術に時間がかかり、出血が多くなった」と話した。
出典
『愛媛・今治の産婦人科、子宮筋腫手術でも女性死亡』
http://www.asahi.com/articles/ASJDF36M1JDFPFIB005.html
12月12日付で毎日新聞東京版夕刊からは、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
愛媛県今治市の産婦人科で、出産直後の女性の死亡などの重大事故が相次いでいたことが明らかになった。
医療事故を繰り返す「リピーター医師」は、重大な医療事故が多発した1999年ごろから問題視されるようになった。
厚労省は、2007年度から行政処分を受けた医師の再教育を義務付けたが、事故の繰り返しは明るみには出にくく、是正制度は十分とはいえない。
医療事故に備えて、医師や医療機関の多くは保険に加入し、開業医には日本医師会が契約する医師賠償責任保険がある。
過去の機関誌によると、73~95年に患者側から100万円を超える損害賠償を2回以上請求された医師は511人に上る。
厚労省の審議会は、02年、刑事事件にならなくても明らかな注意義務違反があった医療ミスを医業停止などの行政処分対象とする方針を示したが、実際に処分したのはわずか2件。
ミスの繰り返しを理由としたのは、12年の戒告1件だけだ。
昨年10月から医療事故調査制度が始まり、従来は特定機能病院などに限られていた死亡事故の報告義務が、全ての死亡事故に拡大された。
しかし、事故の繰り返しをチェックしたり、外部が是正を求めたりする仕組みにはなっていない。
一方、日本産婦人科医会は、04年から会員に重大事故の報告義務を課し、調査や改善指導する独自制度を作った。
年間100~600件台の報告があるが、報告するかどうかは医師の判断任せで、同医会に業務停止などを命じる権限もない。
リピーター医師の排除は難しいのが現状だ。
出典
『産科重大事故 リピーター医師、排除困難 チェック制度不十分』
http://mainichi.jp/articles/20161212/dde/041/040/029000c
12月15日付で毎日新聞東京版朝刊からは、指導を強化するという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本産婦人科医会は、14日、事故を繰り返す医師に対する直接指導を制度化する方針を示した。
従来は、都道府県の産婦人科医会が対応していた。
今後は、積極的に報告を求め、問題があった場合は医療安全の担当者を派遣。地元の医師会や大学病院などと連携して、助言や指導を行う。
石渡常務理事は、「技量が不足している医師には、母体救命処置などの研修を促していく」と話した。
出典
『愛媛・今治の産婦人科事故 事故を繰り返す医師へ直接指導 日本産婦人科医会』
http://mainichi.jp/articles/20161215/ddm/012/040/092000c
(ブログ者コメント)
医療ミスは、原則、本ブログ掲載対象外だが、本事例は特異な事案だと感じたので紹介する。
2016年12月13日付で中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後3時50分ごろ、藤枝市の花火製造会社「I社」の工場で、近くの住民から「爆発がしたようで建物が揺れた」などと119番通報があった。
警察や消防によると、工場敷地内の5m四方のテントで爆発があり、同社社長の男性(52)が全身やけどと左手を切断する重傷。
女性従業員(43)が顔や両手にやけどを負った。
2人とも意識はあるという。
ほかの建物への延焼はないという。
現場は、JR藤枝駅から北西約7km。住宅地からは500mほど離れている。
出典
『藤枝の花火工場で爆発』
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20161213/CK2016121302000087.html
12月12日18時56分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月13日12時23分に静岡新聞から、12月13日19時34分にNHK静岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
救急隊が駆け付けた時、社長は爆発の衝撃で数mほど飛ばされ壁にもたれかかる格好で、従業員は地面に倒れた状態だったという。
工場敷地内の屋外に設置していた約5m四方のテントは爆発で損壊し、骨組みだけとなった。
周囲の車や作業所の窓ガラスが割れるなどの被害も出ているという。
警察などによると、当時、2人は屋外のテントの中で、花火の製造過程のうち、火薬玉の芯を小型ミキサーのような専用の機械で回転させながら外側に火薬を加えて少しずつ大きくしていく「星掛け」と呼ばれる作業をしていたとみられるという
県消防保安課によると、火薬類取締法では、この「星掛け」の作業は「星掛け工室」と呼ばれる、爆発や火災が起きても周囲に影響が及ばないよう壁や塀などが設置された専用の部屋の中で行うよう定められている。
このため警察は、業務上過失傷害などの疑いもあるとみて、当時の作業手順や作業方法などに問題がなかったか、さらに詳しく調べることにしている。
I社は、創業110年を超える花火製造販売の老舗企業。
社長は、駆けつけた救急隊員に対し、「失敗した」などと話したという。
出典
『花火製造販売会社で爆発、2人が重傷 静岡・藤枝』
http://www.asahi.com/articles/ASJDD62LGJDDUTPB01J.html
『作業中のミス原因か 藤枝・花火工場爆発』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/310270.html
『花火メーカー社長「失敗した」』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035200991.html?t=1481659866610
(2016年12月21日 修正1 ;追記)
2016年12月20日付で熱海ネット新聞から、社長が死亡したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
全身やけどで入院していた同社社長(52)が、20日、死亡した。
同社は50数年にわたり、熱海海上花火大会をはじめ、市内の花火大会を手掛け、誘客に尽力してきた。
社長は同社の5代目。
出典
『花火工場、社長が死亡』
(ブログ者コメント)
花火大会というキーワードで調べてみたところ、同社は、ハウステンボスで開催された世界花火師競技会で世界一になったり、大曲の花火大会で最優秀賞になるなど、ハイレベルの技術を有する会社だった模様。
そういった、いわば業界の一流会社で、爆発原因は別にして、なぜ社長自ら専用室以外の場所で星掛け作業を行うという、初歩的とも思えるルール違反をおかしていたのだろうか?
(2017年7月15日 修正2 ;追記)
2017年7月12日19時6分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火薬類取締法に基づき、経産省の事故防止対策委員会の専門家と「I社」が合同で調査し、今月とりまとめた事故報告書によると、当時、新作の打ち上げ花火の開発に向け、社長が新たな配合の火薬を型に入れ、木槌で叩く「圧縮」の作業を行った瞬間に爆発が起きたという。
爆発のあとの燃えかすを調べたところ、火薬の原料に、衝撃によって発火しやすいチタンなどの金属が含まれていたことがわかり、報告書では、火薬が発火しやすくなっていたことが爆発の要因の一つと考えられるとしている。
そのうえで再発防止策として、今後は、新たな薬品を使う場合は事前に専門機関に相談するなどとしている。
出典
『花火爆発は発火しやすい金属か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035094391.html
(2017年7月21日 修正3 ;追記)
2017年7月21日7時33分に静岡新聞から、死亡した社長が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
藤枝署は20日、業務上過失傷害の疑いで、試作花火を作成中に事故で亡くなった当時の社長を、被疑者死亡のまま書類送致した。
同社がまとめ、7月上旬に県に提出した事故の最終報告書では、当時の社長が試作花火を作成した際にチタンのような発火しやすい金属を原料に使用していたことが影響したと推測される、と指摘。
発火しやすい金属を含んだ火薬に局所的にエネルギーを加えたことが発火、爆発につながったと結論付けていた。
出典
『死亡の社長を書類送検 藤枝の花火工場、2人死傷爆発』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/382714.html
2016年10月30日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正2として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6413/
(2016年12月18日 修正2 ;追記)
2016年12月11日9時13分に朝日新聞から、指を発見した客から指摘を受けた後の店側の対応などについて、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ラーメンチェーンK社の静岡市内の店舗で提供されたラーメンに親指の一部が混入していた問題は、食の安心とは何なのか、企業が向き合うべき相手は誰なのか――を、改めて考えさせる事案となった。
発生から約3カ月、当事者の女性が経過などを語った。
女性が6歳の子どもと同店で食事をしたのは、9月10日昼ごろ。
子どものラーメンの器に異物を見つけ、ハッとしたという。
「肉片とツメがみえたので、すぐに人の指だと思いました」
テーブルに店員を呼ぶと騒ぎになる……。
そう判断した女性はレジに行き、店員に異物のことを伝えた。
「とにかく怖くて、気持ち悪くて。すぐにその場を離れたかった」。
請求された金額を支払って、店を出たという。
翌日、少し落ち着きを取り戻した女性は、会社側の窓口だというエリアマネジャーの男性に、電話で「指をみせてほしい」と伝えた。
前日も電話で話したが、K社側が事態をよく把握しておらず、なかったことにされるのではないかと不安を覚えたからだ。
マネジャーは1人で家に来て、玄関先で茶封筒に入れた「指」を差し出したという。
マネジャーには、「(あなたの)上司が対応すべきではないか」とも伝えたという。
その後、女性は静岡市保健所に連絡し、指を提出。
会社側から正式に謝罪があるのを待っていたが、音沙汰はなかった。
驚いたのは、その後だった。
会社側が10月中旬になって、メディアの取材や自身のホームページ上で「混入したのは指ではなく、ツメの一部」「保健所には自ら届けた」といった内容の見解を説明し、公表していることを知ったためだ。
「人が読めば、まるで私がウソをついているかのよう。なぜこんなひどい仕打ちをされるのか」とショックを受けた。
「指を切った店員さんもすごく痛かっただろうに、これではあんまりだ」とも思った。
その後、「混入は指」との保健所の見解などがメディアで報道され、会社側はホームページに訂正と謝罪文を掲載。
マネジャーからも、約1カ月ぶりに電話があった。
女性は、「いまさら何ですか」と不快感を伝えた。
以降、会社側からの連絡はないという。
子どもは、あの日以降、給食を食べられなくなり、女性は毎日、弁当をつくって持たせてきた。
自身も吐き気に苦しんだ。
最近、子どもが給食を食べられるようになり、少しほっとしている。
診察の結果、病気感染の心配もないようだ。
「誠実に謝罪し、説明して安心させてほしかっただけです。会社が再発防止とか何とか発表していることはよく知らないし、別の世界の出来事のようです」
〈消費者問題に詳しい西村隆男・横浜国立大教授の話〉
料理に混入していたのは、人体の一部。
子どもに食べさせた母親のショックや不安は大きかったはずだが、事業者側にそのことは想像できていただろうか。
客からの苦情は事業者にとっては貴重な情報で、改善の機会にもなる。
小さな声をきちんと受け止めるのが事業の本質でもあり、そこから目をそらせば、客の不信感は深まるばかりだ。
「混入はツメの一部」などと誤った事実を公表していたK社。
その後、従業員が指を切断したのが混入の2日前だったことや、市保健所に申立書類を正しく書き直すよう繰り返し指導されていたことなどが、次々に表面化した。
同社は10月下旬、一連の事態を調査する再発防止対策委員会(委員長=新井田・同社経営管理本部長)を設置。
同委員会は、11月30日付で公表した文書で「社内外への報告に関するルールが明確ではなかった」「食品衛生に関する専門知識の更新不足」などを原因として挙げた。
今後、本社に危機管理室を設置するなど、対策を取るという。
一方、同社によると、女性側にこうした調査についての連絡はしていないという。
武田専務は、今月8日の朝日新聞の取材に、「(女性側に苦情の後から1カ月間連絡をしていなかったことについて)弁護士を立てるとのことだったので、対応を待っていた。エリアマネジャーから電話も入れたが、出てもらえなかった」と説明。
「今後は弁護士を通じての話し合いになる。(女性側には)申し訳ないことをしたと思っている」などと話した。
出典
『指混入ラーメン、なぜツメと発表? 発見者、募る不信』
http://www.asahi.com/articles/ASJD977Q9JD9UTPB01G.html
(2017年1月14日 修正3 ;追記)
2017年1月13日16時57分に日本経済新聞から、この影響で17年3月期の会社の業績が急落したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社は、13日、2017年3月期の連結最終損益が3億3400万円の赤字(前期は1億3300万円の黒字)になる見通しだと発表した。
店舗で昨年9月に提供したラーメンに従業員の指の一部が混入していたことが判明してから客数の減少が続いているほか、再発防止のための費用も膨らむ。
同社は、ラーメンへの異物混入が判明した後、それまで増収増益としていた今期の業績予想を取り下げて、売上高や利益の見通しを「未定」としていた。
13日に発表した業績見通しは、売上高が前期比1.6%減の375億円、営業利益が90%減の8500万円と、当初の計画を大幅に下回る。経常利益は76%減の2億800万円。
昨年10~12月の3カ月間で、新店以外の既存店舗を訪れた客の数は、前年の同期間よりも1割ほど減った。
今年1月に入ってから、既存店売上高の落ち込み幅は小さくなっているが、同社は、「消費者の信頼を取り戻し、客数や売上高が回復に向かうまでには時間がかかる」とみる。
出典
『K、17年3月期は赤字に 異物混入で客離れ』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ13HLE_T10C17A1000000/?n_cid=NMAIL002
2016年12月12日1時50分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月12日2時5分に毎日新聞から、12月12日6時3分に産経新聞から、12月12日12時46分に読売新聞から、12月13日付で朝日新聞北海道総合版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後5時20分ごろ、北海道函館市元町の「函館山ロープウェイ」の山麓駅で、従業員が機械に体を挟まれたと119番があった。
従業員は重傷を負い、搬送先の病院で12日未明に死亡した。
救助や点検のため、ロープウェイは運行を停止。
ゴンドラに閉じ込められた客はいなかったが、運行会社は11日の運行を取りやめ、函館山(334m)の山頂付近で観光客約1000人が、一時、足止めされた。
函館山は国内有数の夜景の名所で、ナポリ、香港と並んで「世界三大夜景」の一つに数えられる。
山麓と山頂を結ぶ車道は冬季閉鎖中で、観光客は、運行会社が手配し臨時に通行を許可されたタクシー約30台に分乗するなどし、11日午後10時ごろまでに全員が下山した。
警察や消防などによると、従業員の男性(26)が、ワイヤにたまった油を清掃中、駅に到着したゴンドラの滑車とゴンドラを止めるダンパーの間に両太ももを挟まれ、11日午後7時ごろ、救助された。
腰の骨を折る重傷で、病院に運ばれたが、12日午前0時10分ごろ、死亡した。
同社によると、同日午後4時過ぎ、乗客から「滑車から油が落ちて衣服についた」と指摘があったため、男性が、運行の合間に点検や清掃作業をしていたという。
通常は、暗くなってからの作業は行わないが、「客に迷惑がかかるかもしれない」と、急きょ、男性が1人で作業をしていたという。
事故当時、ロープウェイは5分間隔で運行。
乗降時に停止している時にしか、作業はできないという。
同社幹部は、「乗客が多く運行間隔の短い夜間に無理してやる作業ではなく、翌朝などにすべきだった」としている。
事故が発生した時間帯は夜景観光で利用者が多く、川崎市から来た女性(49)は、「詳しい説明もなく長時間待たされた。お年寄りや小さい子どももいて大変そうだった」と話した。
山頂駅で懐中電灯を借り、一家6人で登山道を約40分歩いて下山したという函館市の会社員(41)は、「山頂では、展望台の施設からあふれるくらい多くの客がいて、いつタクシーに乗れるか分からなかった。こんなことは初めて」とため息をついた。
下山した観光客の多くは山麓駅で運賃の払い戻しを求め、スタッフが対応に追われた。
運行会社は、「ご迷惑をかけ、おわび申し上げる。事故の状況を調べ、再発防止に努める」としている。
12日以降の運行は未定という。
札幌管区気象台によると、函館市内の午後6時の気温はマイナス5℃で、山頂付近はさらに寒かったとみられる。
出典
『函館山のロープウエーで事故、従業員死亡 観光客一時足止め』
http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040012_R11C16A2000000/
『函館山 山頂展望台駅足止めは1000人 下山に4時間半』
http://mainichi.jp/articles/20161212/k00/00m/040/083000c
『従業員死亡、道警が安全管理を捜査』
http://www.sankei.com/affairs/news/161212/afr1612120002-n1.html
『函館山ロープウェイ、再開めど立たず…死亡事故』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161211-OYT1T50096.html
12月12日19時43分に共同通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ゴンドラ運転中の作業を運行会社が内規などで明確に規制していないことが、12日、分かった。
同僚も、男性の作業状況を詳しく把握しておらず、警察は、運行会社の安全管理について調べている。
警察などによると、駅構内のワイヤに固定された車輪止めから潤滑油が漏れ出すため、従業員が定期的に清掃作業をしている。
通常、ゴンドラが駅で停止中に行うことになっているが、11日は乗客から「油が服に付いた」と苦情があり、急きょ、男性が清掃を始めた。
出典
『運転中の作業に規制なし、函館 ロープウェイ事故』
http://this.kiji.is/180993621200617480?c=39546741839462401
(2017年6月22日 修正1 ;追記)
2017年6月21日14時54分にNHK北海道から、油を取り除く際は起動装置を停止し鍵をかけるなどの規則を守っていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
函館労基署は、必要な安全対策を怠ったとして、運行会社と会社の50代の安全管理者を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、ワイヤーの点検や清掃を行う際は、ゴンドラが動かないよう起動装置を停止させ鍵をかけるほか、作業中の表示板を取り付ける規則になっているが、ゴンドラは稼働したままで、対策はとられていなかった。
この事故では、警察も業務上過失致死の疑いで捜査を続けている。
出典
『ロープウエー死亡事故で書類送検』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170621/4463641.html
(2017年9月24日 修正2 ;追記)
2017年9月22日20時8分に毎日新聞から、警察からも書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道警は22日、運営会社のT社長ら役員2人と、当時、安全管理責任者だった索道部長の計3人を、業務上過失致死容疑で書類送検した。
容疑は昨年12月11日夕、同駅で、従業員のNさん(当時26歳)にゴンドラをつるすワイヤ付近の清掃作業をさせる際、事前に具体的な安全管理の方法を定めていなかったほか、作業時もゴンドラを停止させないなど、事故を防ぐ措置を講じなかったとされる。
出典
『函館山・死亡事故 運営会社社長ら3人書類送検 北海道警』
https://mainichi.jp/articles/20170923/k00/00m/040/061000c
(2019年9月30日 修正3 ;追記)
2019年9月27日5時0分に北海道新聞から、社長などが不起訴になったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死容疑で書類送検された同社の竹村社長のほか当時の取締役と担当部長について、函館地検は26日、嫌疑不十分で不起訴処分とした。
地検は不起訴理由について「起訴するための証拠が足りなかった」と説明した。
また、函館労基署が労安法(機械の運転停止義務)違反容疑で、法人としての同社と担当部長を書類送検していたが、地検は同容疑についても同日付で嫌疑不十分で不起訴処分とした。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/348847/
2016年12月12日12時10分にNHK津から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月12日12時18分に毎日新聞から、12月12日1時13分にyahooニュース(CBCテレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後4時40分ごろ、四日市市新正の近鉄名古屋線の高架橋の下を通る国道1号線を50代の男性が乗用車で走っていたところ、異常な音がしてフロントガラスの左側に亀裂が入ったことに気づいた。
男性が車をとめて付近を確かめると、縦3.5cm、横3cm、高さ1.8cmの鋼製ナットが落ちていたため、近鉄に連絡した。
男性にけがはなかった。
近鉄によると、ナットは重さが86gで、今月9日の夜間に、高架橋から物が落下するのを防ぐための板を交換する工事の際にいったん外し、締めなおした7本のうちの1本だったという。
ナットが落下した原因について、近鉄では、締め付け不足のためだったとしていて、「ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。工事の確認をより丁寧にし、再発防止に努めたい」と話している。
出典
『近鉄の高架橋からナット落下』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3075177021.html?t=1481579397925
『近鉄名古屋線 高架橋から鋼製ナット落下 車ガラスに亀裂』
http://mainichi.jp/articles/20161212/k00/00e/040/151000c
『四日市市の近鉄の高架橋からナット落下』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161212-00001290-cbcv-soci
(ブログ者コメント)
いまから数十年も前のこと、ブログ者が勤務していた工場では、業者が開放点検し、その後に組み立てた機器内部のインターナルが、ちゃんと組み立てられているか、工場の担当者が一つ一つ確認していた。
ブログ者も、何回か、その業務に従事したことがあるが、今でも覚えていることがある。
それは、ボルトをテストハンマーで1つ1つ叩いて確認しているうち、何回か、ボルトが動くことがあり、締めなおしてもらったことだ。
また、内部にレンチの忘れ物を発見したこともあった。
当時は、まだ人手が多かった時代。
今は、そこまで工事品質を上げることは無理なのかもしれない。
2016年12月10日5時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(今回の情報で過去のコストコ記事タイトル修正忘れに気付き、修正した)
東京地検が異例の再捜査を始める「コストコ多摩境店」(東京都町田市)の駐車場スロープ崩落事故。
業務上過失致死傷罪で起訴され無罪が確定した1級建築士Tさん(70)は、真相解明に期待する一方、振り回された捜査に疑問も感じている。
1月下旬、Tさんは、石川県野々市市にある自身の建築事務所で、新しい設計の仕事に取りかかっていた。
東京高裁で無罪判決を受けてから約1カ月。
「幸い、仕事は減らなかった。設計ミスではなく施工ミスだと説明し、取引先は分かってくれたが、検事は理解してくれない。誰かを起訴しないと都合が悪く、私が一番起訴しやすかったのだろう」
同店の設計に関わったのは、15年前の2001年12月。
知り合いのコストコ担当者から、「当初の設計では、工期も費用も間に合わない。設計を引き継いでほしい」と依頼された。
着工予定まで1カ月ほどで、一度は断ったが、「前任者がつくった設計図を手直しするだけでいい。他の設計者との協議もしなくていい」と言われ、引き受けたという。
11年3月の東日本大震災で事故が起きて2日後、現場を見て唖然とした。
建物とスロープをコンクリートでつなぐ一体構造の設計にしたはずなのに、接合部はきれいに分断されていた。
「設計通りに施工されていない」と感じた。
「まさか起訴されないだろう」と、警察や検察の取り調べは1人で対応した。
起訴されて初めて、地元の弁護士に依頼。
公判が始まり、弁護人が「設計のどこが間違っているのか」と重ねて説明を求めると、検察は、当初の起訴内容を変更した。
主任を務めた細見弁護士は、「検察は、本来起訴すべき相手を間違えた。訴因変更の段階で捜査をやり直すべきだった」と指摘する。
今年2月の一審は有罪判決。
その日の夕方、ともに事務所を切り盛りしてきた妻が倒れた。
病床で「無一文になってもいいから闘って」と言い続けていたが、一度も退院することなく、6月に亡くなった。
「無罪を報告できず、一生の心残り。検察は正しい捜査をしてほしい」と話している。
業務上過失致死傷の罪に問われた被告が無罪になるケースが目立つ。
原因や過失の特定が難しい一方、遺族からは真相解明と処罰を求められ、難しい捜査を迫られることが背景にある。
スロープ崩落事故の捜査は迷走した。
東京地検立川支部は、当初、Tさんの設計に過失があるとしたが、初公判後に弁護人の指摘を受けて起訴内容を変更。
他の担当者に設計内容を適切に伝えなかった配慮義務違反を問う内容にした。
東京高裁はTさんを無罪とする一方、それ以外の担当者の責任に触れた。
東京都港区で、2006年、高校2年生がシンドラー社製のエレベーターに挟まれて死亡した事故では、東京地裁は、業務上過失致死罪に問われた保守点検会社の幹部らを有罪とする一方、シンドラー社元課長は「事故を予測できなかった」と、無罪にした。
札幌市で10年に認知症高齢者向け施設が全焼し、7人が死亡した火災でも、業務上過失致死罪に問われた運営会社代表に、札幌地裁が無罪を言い渡した。
「原因が特定できない」という理由だった。
ある検察幹部は、「複数人が関係する事故は、過失責任の認定が難しい。事故原因の特定も専門家の鑑定に頼る部分があり、意見が分かれることが多い」と話す。
一方、業務上過失致死傷事件に詳しい山本憲光弁護士は、「個人にしか罰を科せられない同罪の限界がある」と、問題提起する。
警察や検察の捜査で明らかになる事実が多い一方、処罰をおそれて、関係者が口を閉ざすことも多いという。
「真相解明や遺族、社会の納得のためには、企業などの法人を処罰できるようにするとともに、捜査対象者個人の刑事免責を可能にすることも検討する必要がある」と話している。
<コストコ事故>
東日本大震災で、震度5弱から5強の揺れがあった東京都町田市の「コストコ多摩境店」で、建物本体と鋼板で接合されていたスロープが崩落し乗用車3台が下敷きになり、夫婦2人が死亡、6人が負傷した。
2013年12月、東京地検立川支部は、接合部の設計に問題があったとして、構造設計を担当した1級建築士を起訴。
一審・東京地裁立川支部は有罪としたが、東京高裁は、今年10月、逆転無罪を言い渡し、確定した。
出典
『「検察は正しい捜査を」 コストコ・スロープ崩落、無罪の建築士』
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12699574.html?rm=150
(ブログ者コメント)
コストコ事例については、本ブログで数件、情報を掲載しているが、今回の情報で、東京地検が異例の再捜査に乗り出した意味が、より理解できた。
2016年12月11日8時0分に静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月11日16時41分にNHK静岡から、12月10日23時55分に共同通信から、12月10日23時43分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後4時25分ごろ、裾野市須山の富士サファリパークで、シロサイ4頭を展示場から宿舎に追い込む作業をしていた男性飼育員(23)=富士市=が1頭のシロサイに襲われ、腹部を突かれるなどして負傷した。
警察によると、飼育員は肝臓を損傷し、緊急手術を受けているというが、命に別状はないという。
警察は、けがをした状況や詳しい原因を調べている。
警察によると、作業は閉園後、別の男性飼育員(27)と2人で行っていたが、1頭がなかなか宿舎に入らなかったため、専用車両から降りて鉄製の棒で追い込んでいたところ、突然、数10m追い掛けられ襲われた。
シロサイは雄で全長約3m、体重約3トン。
飼育員は搬送時に「腹と腰が痛い」と訴えていたという。
富士サファリパークのマニュアルでは、通常は車の中で作業することになっており、車を降りたままの作業は禁じられていたということで、警察で、当時の詳しい状況を調べている。
富士サファリパークでは、11日はサイの展示については中止して、事故の原因を調べている。
富士サファリパークでは、2012年、飼育員がアジアゾウに襲われて死亡する事故が発生している。
05年には、飼育員2人がヒグマを飼育舎から展示場に出す作業中に襲われ、一人が死亡、もう一人が重傷を負った。
出典
『シロサイに追われ負傷 富士サファリパークの飼育員』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/309633.html
『サイに突かれ飼育員が大けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035154301.html?t=1481494579175
『サイに襲われ飼育員負傷 静岡・富士サファリパーク』
http://this.kiji.is/180332264622440450?c=39546741839462401
『体重3トンのサイに襲われ飼育員が腹部負傷 静岡・富士サファリパーク』
http://www.sankei.com/affairs/news/161210/afr1612100039-n1.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。