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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(ブログ者コメント)

〇今回と似たような事例としては20207月の郡山市しゃぶしゃぶ店の爆発事故(本ブログでも紹介スミ)がある。
あの事故では鉄骨枠組みだけを残し壁や屋根が全て吹き飛んでいた。
今回の事故は木造住宅ゆえ、枠組みすら残ることなく吹き飛んでしまったのかもしれない。

〇ガス会社は現場周辺の住民にメーター下の除雪を呼び掛けていた由。
落雪による配管損傷事例は本ブログでも何回か紹介しているが、積雪で損傷することなど、あるのだろうか?
疑問に思い調べてみると、新潟県や札幌市のHPにメーター周辺の除雪を呼び掛ける記事が掲載されていた。
(当該記事も今回紹介)

 

以下は今回の報道。

 

1512分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事が複数枚の現場写真付きでネット配信されていた。

29日、北海道札幌市の2階建て住宅で5人が死傷した爆発を伴う火災で、警察はガス爆発の可能性も含め捜査を続けています。

 【画像】爆発火災で住宅が粉々に吹き飛ぶ  

爆発で吹き飛んだ住宅の残骸…上空からは事故の衝撃の大きさが見て取れます。

火事があったのは札幌市手稲区西宮の沢23丁目の2階建て住宅です。

9日午前5時ごろ、爆発音がした。1階から炎が見える。ガス臭い」などと付近住民から通報が相次ぎました。

火は約2時間後にほぼ消し止められましたが、火元の住宅から年代性別不明の遺体が見つかりました。

警察によりますと、火元の住宅には当時、60代の夫と妻、それに20代の娘の3人がいました。
このうち、60代の夫と20代の娘はけがをして病院に搬送されましたが、火事のあと、60代の妻と連絡が取れていないということです。

また、隣家も爆風による被害を受け、60代女性と40代女性もけがをし、病院に搬送されました。
命に別条はありません。

警察は、遺体は連絡が取れていないこの60代の妻とみて身元の確認を急いでいます。

また、ガス爆発が起きた可能性も含め、出火原因を調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/49aa5cbcc1565bdafe45916c7296c522bb41dddc

 

291838分に北海道テレビ放送からは、建物は原型が分からないほど壊れていた、周辺一帯の200軒にはプロパンガスが集中して送られていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

上空から見ると、建物は原型が分からないほどに壊れています。

また、隣の住宅の内部も黒く焼け焦げていて、火が燃え移ったことが分かります。

消防によりますと、この火事で焼け跡から60代の女性の遺体が発見されました。

また、警察によりますと、火元の家に住む60代の男性と20代の女性、隣の家に住む60代の女性と40代の女性がけがをして病院に運ばれました。

現場はJR函館線の発寒駅と稲積公園駅の間の住宅街です。

消防によりますと、半径およそ100メートルの範囲で窓ガラスが割れたりするなどの、爆風によるとみられる被害が出ているということです。

消防によりますと、少なくとも20棟の住宅に影響が及んでいるということです。

付近の住人:
「ドーンという音と衝撃。短かったですけど、地震かなと思った」。
「一瞬ですね、飾ってある物が落ちました」。

千葉記者:
「今現場近くの住宅にいます。現場では消防や重機が作業しています。こちらの家では窓ガラスが割れたり物が倒れたりなど家の中にも被害が及んでいます」。

火元の住宅のすぐ裏にあるこちらの住宅では、食器が割れたり家具が倒れたりしていました。

近所の住人:
「納戸の戸が全部閉まらなくなって仏壇もばらばらになっていて、とりあえず分かるやつは拾ったんですけど」
「とりあえず、きょうはどこか、ほかのところに行くしかない」。

秋元カメラマン:
「現場では穴を掘っていてなにかの確認をしています」

北海道ガスによりますと、現場周辺の住宅には、北ガスのグループ会社が「集中プロパンガス」という方法でガスを供給していて、プロパンガスが1カ所からおよそ200軒の住宅などにガスが送られているということです。

「ガス臭がする」との通報が寄せられていることなどから、警察はガス爆発が原因とみて調べを進めています。

https://www.htb.co.jp/news/archives_35785.html 

 

2131955分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、62棟が被害を受けた、地中配管からガスが漏れた、ガス漏れ警報器や安全装置は設置されていた、ガス会社は付近の住民にガスメーター下の除雪を要請していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

29日未明、札幌市手稲区の住宅で起きた爆発火災で亡くなったのは、この家に住む62歳の女性と確認されました。

建物の被害は62棟に及ぶことも判明しています。

消防によりますと、地中の配管で供給されているプロパンガスが漏れ出し引火して爆発したとみられることが新たに分かりました。

プロパンガスを供給している「北ガスジェネックス」によりますと、火元の住宅にガス漏れを知らせる警報機や安全装置は設置されていました。

消防は警報機などが正常に作動したのか調べています。

爆発火災の発生後、北ガスジェネックスはガス管が破損する可能性があるため、周辺を除雪するよう注意を呼びかけていました。

「ガスメーターの下に雪が結構積もっていた。北ガスジェネックスに『危ないから取って』と言われた」(付近の住民)

もしガス漏れに気付いたら、まず重要なのが換気です。

引火の可能性があるため、換気扇や照明は使用しないこと。

ガス栓を閉め、安全を確保しながらガス会社に連絡してください。


https://news.yahoo.co.jp/articles/de2b50b0f60bb6bdb261b9f21b86afabd2c5bdb2

 

※ガスメーター下に積もった雪で配管が損傷した可能性ありとのこと。
雪のない地域に住んでいるブログ者としては実感が湧かないが、言われてみれば、2階まで積もった雪で1階の窓ガラスが割れた・・・そんな報道をテレビで見た覚えがある
そこで調べてみると、行政がガスメーター周りの除雪を呼び掛けている記事が複数見つかった。
そのうちの一部を紹介する。

(新潟県HP

積雪期には、落雪や雪の重みによりLPガス設備が損傷し、ガス漏れなどの事故が発生することがあります。
事故防止のため、次の点に注意しましょう。

1.   LPガス容器、ガスメーターなどの周辺は、設備を傷つけないよう注意して、こまめに除雪しましょう。

2.   積雪の多い地域では、容器等を収納庫内に設置しましょう。

3.   屋外に燃焼器具(給湯器、風呂釜など)が設置されている場合は、その周辺も除雪を行ってください。

4.   燃焼器具の吸気口が雪でふさがれていないか、排気筒に破損がないか確認しましょう。

5.   ・・・

https://www.pref.niigata.lg.jp/site/bosai/1204045258041.html

(札幌市HP)

冬季間に低温が長く続くと屋根に雪庇ができやすく、その落雪により、LPガス容器やその付近の配管などを破損させたり、積雪の重みによりガスメーターやガス配管等が変形し、LPガスが漏れる事故が札幌市内で多く発生しています。

雪が積もる前にLPガス容器等の設置場所を今一度確認し、安全を確保してください。

・・・

https://www.city.sapporo.jp/shobo/yobo/gas/lpg/lpjiko-setugai.html

 

(2026年2月19日 修正1 ;追記)

20262172010分に朝日新聞からは、ガス管はPEで被覆されていた、4年前の点検で腐食兆候がみられたが対応しなかった、事故後の検査で2mm穴が見つかった、前日から地域のガス量が23倍に急増していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づきタイトルも修正した)

付近にガスを供給していた北海道ガス(北ガス、同市)グループは17日、会見を開いた。

爆発した住宅のガス管を4年前に点検した委託業者が、腐食の兆候を指摘したが、対応をとっていなかったことを明らかにした。

事故との因果関係はわかっていないという。

ガス管はポリエチレン被覆鋼管と呼ばれ、金属のガス管をポリエチレンで包む。4年前の点検で、ガス管の地上部分に腐食の兆候を確認。管にテープを巻くことを提案したが、北ガスの子会社が「緊急性がない」と判断し、対応しなかったという。

事故後の調査で、同じ住宅のガス管に2ミリ程度の穴が見つかった。管の周辺ではガス漏れも確認されたが、穴がいつできたかはわからないという。

 現場の住宅地は、地中に埋設したガス管で周辺の231戸にプロパンガスを供給する「コミュニティーガス事業」を展開する。爆発前日からこの供給先のガス流量が急増し、通常の23倍になっていたという。

 同様の事業は道内133カ所の約37千戸で展開しており、そのうち爆発した住宅と同じ供給方法の約8500戸で緊急点検をするという。

会見で、北ガスの川村智郷社長は、グループ内に事故調査対策委員会を立ち上げ、全容解明を進めることを明らかにした上で、「安全確保、全容解明と再発防止に取り組みます」と謝罪した。

https://www.asahi.com/articles/ASV2K2DBPV2KIIPE00DM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n  

 

2172110分に朝日新聞からは、腐食の可能性があることを住民には伝えていなかった、緊急点検したところ地区の2軒で少量のガス漏れがあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

付近の住宅一帯にガスを供給していた北海道ガス子会社によると、爆発があった住宅は、20229月、4年ごとに実施する屋外の法定点検では、「異常なし」だった。

その際、業務委託会社の点検員が、地中のガス管から屋内にガスを取り入れる「立ち上がり部」と呼ばれる地上部分で、腐食の兆候を発見。

点検員は北ガスジェネ社に写真を添え、「テープ巻き」による補修をメールで提案したという。

しかし、同社の担当者は「緊急性は高くない」と判断し、処置を行わなかった。

この住宅の住民に対し、腐食の可能性は伝えられず、ガス管の補修・交換などの提案もしていなかったという。

緊急性が高くないと判断した理由について問われた梅村社長は、「現在、警察、消防において調査中で、その調査結果を待ちたい」などとの回答に終始した。

 また、爆発前日の8日午後5時ごろから、ボンベ庫からのガス供給量が通常時より23倍に増加。爆発後に、供給を再開したときには通常の量に戻っていたことが、事故後の調査で分かった。ただ、梅村社長は「これをもって漏れていたかは分からない」としている。

 コミュニティー内の全住宅を緊急点検した結果、2軒の住宅で少量のガス漏れを確認した。いずれも、「立ち上がり部」に不具合があるとみられ、この部分を警察に証拠品として提出したという。

同社がコミュニティーガスのシステムを供給するのは、道央地方を中心に133カ所、約37000戸。このうち、爆発のあった住宅と同じ配管を使用する約8500戸を対象に、緊急点検を実施する。

https://www.asahi.com/articles/ASV2K3V1KV2KIIPE012M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n 

 

2171952分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、事故翌日の試験で漏洩を確認したため被覆を剥がして穴を見つけた、腐食兆候発見時の判断に明確な基準はなかった模様など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

穴の直径は目視で2ミリ程度。

事故翌日、敷地内の試験で漏えいを確認したため、被覆をはがしたところ穴が確認された」(北ガスジェネックス 岩城保安サービス本部長)

210日の調査で、現場のガス管、地上20センチの部分に直径2ミリほどの穴が確認されていました。

これを受け、周辺231戸を調査したところ、2件で少量のガス漏れが確認されたことも明らかになりました。

設置から40年が経過しているガス管はポリエチレンが使われ腐食には強いとされていますが、緊急性がなくテープも巻かない判断が適切だったのかという質問に、北ガス側は…  「その判断が正しかったかは警察と消防の調査結果を待ちたい。明確な基準があったかと言えば(なく)、担当者の知見による」(北ガスジェネックス 梅村社長)

https://news.yahoo.co.jp/articles/d7b9f3bc6ca02bccd4b9b19767055dbf35191fd8

 

2181937分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、漏れたガスが雪と建物の間の空間に溜まり続け基礎の通気口などから屋内に侵入した可能性も考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

穴が確認されたガス管は近くのボンベ庫から地中の配管を通して住宅内にガスを取り入れる地上部分で、地表から20センチほどの場所に穴があいていました。

同じ箇所は、4年前の法定点検で「腐食の兆候」とされる茶色い錆が見つかり、点検員からテープを巻くなどの補修をメールで提案されましたが見過ごされ、その後、放置されていました。

東京消防庁で長年、火災予防業務に携わり、防火や防災管理に詳しい坂口隆夫さんは、住宅屋外の配管から漏れたガスが屋内に入り込んだ可能性を指摘します。

坂口理事:
「雪が積もっている部分と建物の外壁の部分に隙間があれば、そこに(ガスが)溜まるということは十分に考えられる。」

坂口さんによりますと、空気よりも重い、プロパンガスが雪と建物の間にできた空間に溜まり続けます。

そして、あふれたガスが住宅の基礎部分の通気口などから屋内に侵入して室内に充満。

何かのきっかけで引火して爆発につながった可能性があるというのです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6d4edae7953116f4af329831a85fbcaee2923abe

 

(2026年3月2日 修正2 ;追記)

20262281437分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、8145件点検対象のうち2260件まで点検した時点で5件の少量ガス漏れが見つかっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・5人が死傷し、周辺の83棟(228日時点)に被害が出たものです。

北ガスジェネックスはこの火災を受け、事故現場と同様のガス管を使用している約8500戸を対象に緊急点検していました。

28日にホームページ上で発表した緊急点検の結果では、対象箇所8145件のうち2260件まで点検が進み、5件で少量のガス漏れがあったことがわかりました。

北ガスジェネックスは点検で少量のガス漏れが見つかった場合には、粘土質のテープと防食テープによる補修などの措置をとったとしています。

また、事故現場と同様の供給形態の住宅においてガス警報器を設置されていない住宅を対象に、ガス警報器の無償提供も進めています。

北ガスジェネックスは、このほかにも別途問い合わせがあれば、順次対応するとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/03222086bdf8034f8d45d6024e9e74cfc3511531

 

 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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