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2026年3月11日20時54分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、工事の概要と現場のイメージ図付きでネット配信されていた。
11日午前6時5分ごろ、大阪市北区鶴野町の国道で、地中に埋まっていた下水道工事の鋼管(直径約3・5メートル、長さ約27メートル)が地上に突き出しているのが見つかった。
近くにいた交通誘導員が気付き、市などに連絡した。
鋼管の高さは一時、地上約13メートルに達した。
現場は阪急大阪梅田駅近くで、市中心部を南北に走る幹線道路「新御堂筋」の高架下。
交通量が多いが、けが人や車両の巻き込み、高架への接触はなかった。
市が原因を調べている。
市建設局によると、周辺ではゲリラ豪雨などを想定し、浸水対策として地下に雨水貯留管を設置する工事を行っていた。
大型掘削機でトンネルを掘る「シールド工法」を採用。
鋼管はトンネルにつなげる立て坑の土留めとして埋められていた。
内部は空洞で、後に下水管と雨水貯留管を接続するマンホールを作る予定だった。
現場では9日~11日未明、鋼管内にたまった地下水を抜く作業をしたという。
市は11日、応急的に鋼管の中に水を入れて突き出した管を地中に沈める作業を実施。
午後4時ごろには地上約2メートルの高さまで下がったという。
建設局の担当者は取材に「周辺の地盤が緩く、(鋼管の)中の水を抜いたことでバランスが崩れた可能性がある」と述べた。
この影響で、11日午後6時現在、新御堂筋の高架部分は豊崎出口から南側の全区間で、高架下道路は鶴野町北交差点から堂山町交差点までの約600メートルでそれぞれ通行止めとなっており、解除の見通しは立っていない。
横山市長は報道陣に「多大な影響が出ていることをおわび申し上げる。一刻も早い交通の再開に全力で取り組む」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20260311/k00/00m/040/287000c
3月12日7時30分に産経新聞からは、工事は地下20mを越える異例ともいえるほどの深部で行われていたなど下記趣旨の記事が、隆起メカニズムの図解付きでネット配信されていた。
大阪市の繁華街キタで11日、地下に埋められた円柱状の鋼管が高さ約13メートルまでせり上がった。
大阪市の説明によると、地下約20メートルを超え、異例といえるほどの深部で行われた工事に伴う地下水圧と、現場の地盤の緩さが原因となった可能性がある。
地中に水道やガスなどのインフラが集積する都市部特有の事情が影響した。
アスファルトを突き破った鋼管が新御堂筋の高架道路に迫っていた。
近くの男性医師(24)は「道路の陥没はニュースで聞くが、隆起はなかなかない。またどこかで起きてもおかしくないので不安だ」と漏らした。
■異例の深部で工事
事故を受け、記者会見した大阪市建設局の担当者は「多くの市民に大変なご迷惑をおかけする事態となり、深くおわび申し上げます」と陳謝し、経緯などを説明した。
現場の梅田地区一帯は海抜が低く、軟弱地盤で知られるエリア。
今回の事故は、浸水対策で既存の下水管(地下約3メートル)より24メートルほど深い位置に新たな下水管を敷設する工事の最中に起きた。
説明によると、2本の下水管を接続するために垂直方向に円柱状の鋼管(長さ約27メートル)を打ち込み、鋼管下部をコンクリートで固めて地下水が入るのを防ぐ仕組み。
打ち込む過程で鋼管内部は地下水で満たされ、9日から11日未明にかけて排水作業が行われた。
■ほか2カ所で緊急点検
11日午前6時ごろ、鋼管が約2メートル隆起しているのを交通誘導員が発見。
短時間でせり上がり、警察などへの通報が遅れれば大惨事に至る恐れがあった。
市の担当者は「緩い地盤で地下水もある。水を抜いたからバランスが崩れて地下水圧で浮くことは物理的にあり得るが、(原因が)そこだけかどうかは今後の調査になる」と話した。
都市部では地下に鉄道やガス、水道といった社会インフラが集積する。
市の担当者は「地下10メートル程度の工事ならよくあるが、今回はかなり深い」と指摘。
市内では他に東成区の2カ所で同様の工事が行われており、緊急点検する方針。
横山市長は11日、「地下鉄や地下構造物がある都市部では、深部で工事をしなければいけない。必要な社会インフラで、これまで以上に慎重に設計や施工を進めていく」と述べた。
■液状化に似た状態発生か
土木工事に詳しい近畿大理工学部の米田昌弘名誉教授の話:
今回の事故は初めて見るケースだ。
原因として考えられるのは浮力だろう。
災害時の液状化現象と似たような状態になり、地下水中で鋼管が浮き、とてつもない浮力が作用したのだろう。
鋼管内部の水を抜いたことで内外の水圧差が大きくなり、強い浮力が働いたと考えられる。
鋼管の重量などを考慮しても浮力は200~300トン以上と推定される。
死傷者が出なかったのは不幸中の幸いだ。
https://www.sankei.com/article/20260312-MAJKYHM5XNPDPLKGMOOUICUOMM/
3月12日19時17分にYAHOOニュース(mBSニュース)からは、表面ツルツルの鋼管ゆえ摩擦が働かなかった可能性あり、水抜き前に鋼管の周囲に固着剤を入れていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
なぜこれだけ巨大な管が突然、アスファルトを突き破って隆起したのでしょうか。
■【考えられる理由1】地下水の水圧の浮力で上がった?
なぜ鋼鉄管は突き出たのか?
大阪市は「原因調査中」としていますが、専門家は2つの理由が考えられると言います。
1つ目が、前日に行われた「排水作業」。
地中に埋まった鋼鉄管(筒状)の下部をコンクリートで蓋をするように固めて“重り”にして、管の中に溜まった水を上から抜いたところ、地下水の水圧の浮力で鋼鉄管が上がってしまった可能性があるそうです。
近畿大学の森田特任教授は「本来はコンクリートの重さと浮力を計算して設計するもの」「このような事例は聞いたことがない」といいますが、今回の事象では地下の水位・水圧が想定外だった可能性があるということです。
1998年には、和歌山で直径3mの鉄管が地上2m以上突出。
この事故も、地下水の浮力が原因だと言われていました。
■【考えられる理由2】ツルツルの鋼鉄管 「固着剤」注入せず“摩擦”が働かなかった?
考えられる2つ目の理由が、「鋼鉄管の材質」。
突出した管の表面を見るとツルツルしているため、土の部分と“摩擦”が働かなかった可能性があると言います(米田昌弘名誉教授)。
水を抜く前に土と鋼鉄管の間に「固着剤」を注入することがあるそうですが、大阪市はこの固着剤を「入れない」判断をしたようです。
■<大阪市の説明>
▼「掘り進める際に鋼鉄管と土の間に隙間があれば入れる」
▼「今回は土の圧で固定されるため固着剤は入れないと判断」
固着剤が注入されなかったことで、管がツルツルとせり上がっ
てきた可能性が考えられます。
■梅田は軟弱地盤だが…「どの場所でも起こり得る」今後の教訓は?
もともと湿地の埋め立て地だった梅田。
その地盤の軟弱さは“技術者泣かせ”だと言われていますが、米田名誉教授は「地震が起きれば液状化しやすいが、地盤が理由で今回のような事故が起きるわけではない」と言います。
今後の教訓として、専門家は 「頻発する事故ではないと考えられるが、地盤調査や地下水位の確認が重要」(森田特任教授) 「どの場所でも起こり得る事故。工事のルールなど見直しが必要」(米田昌弘名誉教授) と述べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/985cd9b5f018596371d6cc9b7e933dfcdaf5c3ff
(2026年3月24日 修正1 ;追記)
2026年3月23日10時52分にYAHOOニュース(ABCテレビ)からは、持ち上がったアスファルトのカケラが地面に落ちて跳ね、走行中の車に当たった際に急ブレーキで2人が軽傷など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
〈新情報に基づきタイトルも修正した〉
11日午前6時ごろ、大阪市北区鶴野町の国道で、地中に埋まっていた下水道工事のための「立坑(たてこう)」と呼ばれる鋼鉄製のパイプが地上13メートルの高さまで突き出ました。
パイプの上部には、鉄製の蓋が付けられており、その蓋に乗るような形で周囲のアスファルトも持ち上がりました。
23日、大阪市は事故があった11日午前6時50分ごろ、地面に落ちて跳ね返ったアスファルトのかけらが周囲を走行していた車両に当たっていたことを発表しました。
市によりますと現場は交通規制がかかる前で、アスファルトは北向きの車両1台、南向きの車両1台に当たったということです。
1台は窓ガラスが割れ、もう1台は車体に傷がつきました。
このうち、1台の運転手と同乗者が急ブレーキをしたことで軽いけがをしています。
大阪市の担当者は公表が遅れたものの被害者への対応は適切にしているとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c312916f6f8c8fc1d2ce9085db1138875391c5c
3月23日17時31分にYAHOOニュース(mBSニュース)からは、2人のけがは頚椎捻挫と腰椎捻挫だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市によりますと、当日の午前6時50分ごろ、鋼鉄管の上部にあったアスファルトの破片が地面に落ちて跳ね返り、付近を走っていたワンボックスカーにあたり、後部座席の窓ガラスが割れる事故が起きていたことが分かりました。
この事故を受けワンボックスカーが急ブレーキをかけ、乗っていた70代と30代の男性がそれぞれ頸椎と腰椎をねん挫するなど、全治3週間のケガをしたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fe908a5cbd8ddcfe2882e3e953aa01f0969824d
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

