ブログ内検索 Site Search
アーカイブ Archive
最新記事 Latest Articles
最古記事 Oldest Article
2015年8月18日8時33分に高知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前9時ごろ、高知県高岡郡四万十町黒石の「高知県立農業担い手育成センター」の職員が、敷地内の重油タンク(容量1.9Kℓ)が空になり、重油が排水路を通って近くの四万十川支流・黒石川に流出しているのを見つけた。
重油は約3km下流の東又川まで到達し、消防などがオイルフェンスや吸着マットを使って、流出域の拡大防止に努めている。
同センターによると、タンクは、施設内の園芸用ハウスのボイラーに重油を供給するために2015年2月に設置。
8月13日に初めて容量いっぱいに給油し、15日に職員が供給用のバルブを開けたという。
17日、職員らがタンクとボイラーをつなぐ鉄製配管(直径2.5cm)を確認したところ、深さ約30cmの土中で管が破損し、重油が漏れていた。
重油は排水路に流れ込み、黒石川に達したとみられる。
四万十町によると、重油は下流の東又川や川から引いた用水路にも流れ込んでいるが、17日夕現在、魚が浮くなどの被害や飲み水へ影響は確認されていないという。
高知県立農業担い手育成センターの石本所長は、「タンクが完成した後の周辺工事で配管が破損した可能性がある。土中に中和剤を使うなどして重油がこれ以上川に流出しないよう対処する」としている。
四万十町は、18日以降に農業被害などを調査する。
四万十川上流淡水漁協の池田組合長は、「アユ漁が最盛期で本流に流れ込んでくると、成育への影響が心配だ」と話していた。
出典URL
http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=342745&nwIW=1&nwVt=knd
8月18日18時42分にNHK高知からは、原因に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
四万十町にある県立農業担い手育成センターでは、17日、センター内にある農業用タンクの配管が壊れ、およそ1900ℓの重油が四万十川の支流の黒石川や東又川などに流出したことが確認された。
センターが配管が壊れた原因を調べたところ、排水溝を作る工事で建設用の機械を使って地面を掘り起こした際に、地中およそ50cmに埋められた配管の一部を破損した可能性が高いことがわかった。
センターでは、重油がしみこんだ土を別の場所に移動させて流れ出ないよう保管するとともに、今後、こうした事態が起きないよう工事の手順などを見直すなど、再発防止に努めるとしている。
センターの内原次長は、「関係者や地域の皆様にご迷惑をおかけし大変申し訳なく思っています。重油の流出が拡大しないよう対策を続けていきたい」と話している。
四万十町によると、今回の重油の流出で、これまでのところ、魚などへの影響は確認されていないという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/8014206062.html?t=1439928667821
(2015年9月15日 修正1 ;追記)
2015年8月18日付の高知新聞紙面に掲載されていた写真によれば、タンクは以下のような構造だった。
・タンクは高さ2m程度の架台の上に設置されている。
・タンク周囲には3m×3mくらいのコンクリート製の防油堤が設置されている。
2015年8月17日16時43分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月17日12自30分にNHK長崎からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
16日午後8時35分ごろ、長崎県平戸市生月町里免で開かれていた花火大会会場で花火が爆発し、打ち上げ作業をしていた男性作業員が両腕を切断するなどの大けがをした。
近くにいた作業員2人も軽いけがをした。約3000人の見物客にけがはなかった。
警察が原因を調べている。
けがをしたのはいずれも佐賀県唐津市の花火会社「K社」のアルバイト従業員で、男性(54)=同県唐津市浜玉町=が両腕のひじから先を切断。同市佐志浜町の男性(18)が右手、右足などにやけど、同市佐志中里の男性(17)が頭に打撲傷。3人とも命に別条はないという。
警察によると、花火大会は地元の生月漁協が主催。
K社の従業員ら6人が同8時20分すぎから、見物客から350~400m離れた生月漁港沖にある防波堤から打ち上げていた。
約10分間打ち上げたところで、打ち上げ前の花火2発が何らかの原因で爆発したとみられる。
約800発を打ち上げる予定だったが、事故後の打ち上げは中止された。
生月漁協によると、会場では花火の打ち上げ開始後に、雨が降り始めたという。
生月漁協は「このような事故が起き残念」と話している。
出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/189117
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034186991.html?t=1439845071316
2015年8月17日13時54分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は17日、千葉県富津市の富津火力発電所で火災があり、一部のタービンを停止したと発表した。
17日の電力需要予測のピークに対する供給余力を示す予備率は20.7%で、供給に影響はないという。
原因は不明で、復旧の見通しは立っていない。
東電によると、16日午後6時ごろ、タービン建屋4棟のうち1棟で、タービン1基が異常を感知し自動停止。
10分後に火災報知機が作動し、社員が建屋内で黒煙を確認した。
東電からの119番通報で消火活動に当たった地元消防が、17日午前3時前に鎮火を確認した。
消火活動のため、東電は同じ建屋にある別のタービン2基の運転も止めた。
停止した3基の出力は、計約150万KW。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150817/afr1508170021-n1.html
東京電力HPにも、同趣旨のプレスリリース記事が図解とともに掲載されていた。
当社、富津火力発電所4号系列第1軸(定格出力:50.7万kW、燃料:LNG、発電種別:コンバインドサイクル発電、営業運転開始:2008年7月)において、8月16日18時頃、自動停止するとともに、タービン建屋内で火災が発生しました。
火災は建屋3階ガスタービンエンクロージャー*内にて発生しており、その後の消火活動において、8月17日2時54分に富津市消防署に鎮火を確認いただいております。この火災による負傷者はおりません。
*エンクロージャー:タービン建屋内においてガスタービンを隔離する部屋のこと
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2015/1257620_6818.html
2015年8月17日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月17日11時49分に読売新聞からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
16日午後3時ごろ、北安曇郡白馬村と小谷村の境界付近の渓谷で、木の間に張ったワイヤロープを滑り降りるアスレチック遊具で遊んでいた神奈川県南足柄市のアルバイト従業員の男性(18)が約3.5m下に落下、頭などを強く打ち、松本市内の病院に運ばれたが、約3時間後に死亡が確認された。
死因は頭部外傷で、警察が事故原因を調べている。
警察によると、アスレチック遊具のワイヤロープは、渓谷を流れる楠川をまたいで約60mに渡り張られ、滑車を使って岸から反対側の岸に滑り降りる仕組み。「ジップライン」と呼ばれる。
男性は白馬村の宿泊施設にアルバイトで勤めており、この日はアルバイト仲間数人と渓谷に遊びに来ていて、たまたま見つけたこの遊具で遊び始めたが、滑車のスピードがつきすぎ、終点の木に巻かれたクッションに衝突した際にバランスを崩し、約3.5mの高さから地面に転落したという。
消防によると、近くにいた白馬村のアウトドアツアー会社のガイドが衝突音を聞き、倒れている男性を見つけ、同社を通じて119番通報した。
救急隊が現場に駆け付け、県消防防災ヘリコプターで病院に運んだ。
この会社によると、遊具は、ウエットスーツを着て渓流下りを楽しむキャニオニングのツアーで使うために2005年ごろ設置。
通常は、ツアー客が同社のガイドの指導の下、ハーネス(安全ベルト)などで安全確保した上で使っている。
これまでにツアー客がけがをしたことはなかったという。
同社によると、高橋さんたちはツアー客ではなかった。
同社などによると、現場は楠川上流部で、普段は登山者や渓流釣りをする人以外は入らないような場所という。
出典URL
http://www.shinmai.co.jp/news/20150817/KT150817FSI090011000.php
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150817-OYT1T50027.html
8月19日15時7分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県大町建設事務所は18日、遊具が無許可で設置され、形状なども許可基準に該当しないとして、河川法違反の疑いで白馬村内のアウトドアツアー会社に撤去を求めた。
遊具のワイヤロープ(長さ約60m)は、木と木の間に結ばれ、県管理の楠川の上に張られている。
河川法は、河川区域の土地に工作物を設置したり、土地を占用したりする場合、河川管理者に許可申請するよう求めているが、この会社は県に申請していなかった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150819-OYT1T50048.html
2015年8月17日23時1分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
8月17日21時25分に産経新聞からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
茨城県つくば市のゴルフ場に超軽量飛行機(ウルトラライトプレーン)が墜落し、男性2人が死亡した事故で、事故機の所有者らが航空法で必要な機体の使用と操縦、離着陸場の使用の許可を国交省から得ていなかったことが、17日、分かった。
事故機(全長5.53m、幅8.66m)は、16日午前5時45分ごろ、つくば市神郡の「つくばねカントリークラブ」のコースに墜落しているのが見つかった。
同県筑西市の自営業、石島さん(59)と、いとこで東京都東村山市の会社員、和田さん(57)が搭乗して、15日午後3時半ごろ、北西約12kmの「明野場外離着陸場」を離陸したまま、行方不明になっていた。
2人は、機内で死亡していた。
国交省によると、事故機は石島さんが所有。
仏国メーカーから購入した部品キットを石島さんが組み立てた「自作航空機」で、平成25年4月に国交省に登録。
尾翼には、自作航空機を示す「JX」を含む機体番号が記されていた。
自作機製造には公的資格はなく、安全基準を満たしたうえで航空法に基づく使用許可を国交省から得れば飛ばすことができる。
超軽量飛行機の操縦も免許制度はなく、国交省は、知識や経験に合わせた許可制としている。
同離着陸場では、2010年6月、離陸直後の1人乗り超軽量飛行機が墜落し、男性操縦者が死亡する事故があり、この時も自作機で、いずれの許可も得ていなかった。
航空大学校(宮崎市)の石川教頭は、「製造や操縦に関して、技能実習などを踏まえた資格・免許制度を取り入れる必要がある」と指摘。
石島さんが所属していた「明野スカイスポーツクラブ」の馬島会長(76)は、「自作機は整備から操縦まで自己責任に任されている状態。優秀な指導員養成や、安全教育徹底などが求められる」と話した。
太田昭宏国交相は17日夕、報道陣の取材に「超軽量飛行機の許可取得徹底のため、監督を強化する」と述べた。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150818k0000m040125000c.html
http://www.sankei.com/affairs/news/150817/afr1508170045-n1.html
2015年8月15日10時31分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月14日20時17分に北陸放送から、8月15日付で朝日新聞石川全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
金沢市消防局の救急隊員が、90代の男性を救急車に運び込もうとした際に過ってストレッチャーから転落させ、男性が足の骨を折る大けがをしていたことが分かった。
金沢市消防局によると、7月31日、市内の介護施設で、病気の容体が悪化した90代の男性を、救急隊員がストレッチャーに乗せて救急車に運び込もうとしたところ、ストレッチャーが傾き、男性が約1mの高さから転落した。
この事故で、男性は足の骨を折ったほか、頭や腕に切り傷を負う大けがをしたが、受け答えできる状態だったといい、市内の病院に搬送された。
ストレッチャーは救急隊員3人が運んでいて、救急車に乗せる直前に誤って傾け、男性は高さ約1mから車のステップに当たり地面に落下したということで、消防局は、何らかの原因で過ってバランスを崩したと見て調べている。
男性は5日後に、搬送先の病院で死亡した。金沢市消防局は、「男性の死因は以前から患っていた病気によるもので、転落が原因ではない」としている。
家族から公表を控えてほしいという要望があったが、理解を得られたため公表したという。
金沢市消防局の小谷局長は、「市民の命を守るべき救急隊が患者にけがを負わせてしまい、深くお詫び申し上げます。職員の指導や教育を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024161261.html?t=1439672080272
https://www.mro.co.jp/news/detail.php?cd=3883509
2015年8月14日付で毎日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
工場の配管に設置する保温材の劣化により、国内の製造業が消費するエネルギーの3%程度が無駄遣いされている可能性があることが、業界団体の推計でわかった。
発電量に換算すると、原発7基が1年間フルに運転して生み出す電力に匹敵する。
政府や電力会社は九州電力川内原発1号機を皮切りに原発再稼働を急ぐ構えだが、老朽化設備の補修など徹底的な省エネ対策でエネルギー消費を抑える需要側の対策も求められそうだ。
工業用保温材の施工などを手がける約450社で作る「日本保温保冷工業協会」がまとめた。
保温材は、岩石やガラスなどから作り、蒸気が通る配管などに巻いて、熱が外部に逃げるのを一定程度防ぐ。
高温の蒸気が流れる配管や、水を蒸気に変えるボイラーなどに設置。
保温材が損傷して配管が外気にさらされたり、雨水がしみ込んだりすれば、配管内の熱が逃げ出す。
同協会は、工場で実施している保温材の検査データや、過去の保温材出荷量などをもとに、
・設置済みの保温材は計1億5700万m2
・その半分で劣化が見られる
・工場の稼働時間は年8000時間程度
・配管内の温度は150〜1000℃
などと想定し、外部にどれだけの熱が逃げているかを試算。
熱損失は、すべての保温材が健全だった場合の約1.5倍に上り、年間220ペタジュール(ペタは1000兆、ジュールはエネルギー量の単位)が余計に失われていると推計した。
これは、出力100万KWの原発7基が1年間稼働した場合の発電量約613億KW時に匹敵する。
配管を通る熱源は、製造工程の化学処理や暖房などに使われる。
製造業はここ数年、国内全体の4割に上る年間6000ペタジュール前後を消費しているが、その3%程度が無駄遣いされていることになる。
事業者や自治体向けに啓発事業などを行う一般財団法人「省エネルギーセンター」の判治理事は、「設備が老朽化し、製造現場のエネルギー管理が甘くなっている事例は多い。省エネには最新鋭の設備導入も重要だが、老朽化設備の補修なども求められる」と指摘している。
出典URL
http://mainichi.jp/shimen/news/20150814ddm001020148000c.html
(ブログ者コメント)
この種の推定は、前提条件次第でどうにでもなる。
今回の推定では、特に「半分で劣化がみられる」という条件が気になった。
かなりシビアな条件ではないかと感じたが、想定した根拠はあるのだろうか?
当該協会のHPを調べてみたが、今回推定に関する記事は見つからなかった。
2015年8月14日にテレビ熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月14日20時3分に読売新聞からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
14日午前11時20分ごろ、芦北総合庁舎内に設置されたエレベーターに清掃会社の従業員の女性(65)が2階から乗り込み、1階のボタンを押したところ、エレベーターが約4m急降下した。
エレベーターは1階の通常の停止位置よりも20cm低い位置で止まり、扉は開かなかったという。
女性は、エレベーターの外にいた職員と協力して約30分後、扉をこじ開けて脱出したが、首を捻挫する軽傷を負った。
このエレベーターはシンドラー社製で、1993年3月に設置。
月に1回、委託業者による点検を行っていて、14日の事故の直近にあたる先月27日に実施した点検では、異常はなかったという。
県は、委託業者に急降下の原因を調査してもらうとともに、シンドラー社製のエレベーターを設置している宇城、有明、水俣の3つの保健所でも緊急の点検作業を実施し、安全が確認されるまでは使用しないとしている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150814-OYT1T50108.html?from=ycont_top_txt
2015年8月13日17時59分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月13日18時49分にYAHOOニュース(時事通信)から、8月13日21時36分に共同通信からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
13日午後2時半ごろ、東京・千代田区九段北にある中高一貫校の九段中等教育学校の体育館で「照明が落下して生徒がけがをした」と通報があった。
警察や学校によると、落下したのは、体育館のステージの上約6mの所にフックでつるされていた長さおよそ10mの細長い照明で、鉄製の筒に複数のライトが並んでおり、総重量は100kgを超えるという。
その下にいたダンス部の女子生徒3人が頭や足などに軽いけがをして病院に運ばれた。
警察によると、体育館では、当時、9月の文化祭に向けてダンス部の生徒が練習をしていたという。
また、学校の説明によると、生徒たちがステージで照明の高さを調整していた際に、高く上げようとしたところ、照明がつるしているワイヤーから外れ、落下したという。
鉄製ワイヤを巻き上げる手動の装置で上下に動かす仕組みになっており、事故が起きた時は何人かの部員が高さの調節をしていた。
警察が、照明が落下した原因を調べている。
事故が起きた東京・千代田区の九段中等教育学校の大井経営企画室長は、「生徒がけがをする事態になり、大変申し訳ない。来月の文化祭に向けて生徒たちが体育館の照明の調整を行っているときに、照明をつるしているワイヤーを巻き上げすぎてしまい、照明が落下したと聞いた。事故が起きたとき、ダンス部の顧問は体育館におらず職員室にいたので、今後、安全管理を徹底するなど、再発防止に努めたい」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150813/4126331.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150813-00000104-jij-soci
http://www.47news.jp/CN/201508/CN2015081301001804.html
2015年8月13日23時1分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
中国天津市で12日午後11時30分(日本時間13日午前0時30分)頃、化学物質を保管する倉庫で巨大な爆発が発生した。
爆発があったのは同市浜海新区。
13日に記者会見した張勇区長は、「危険化学物質の倉庫で火災が起き、その後、爆発が起きた」と語った。
消火作業中に発生したため、行方不明者の多くは消防士や兵士だという。
爆発は30秒の間に2回発生。
2度目の爆発で高さ数10mのキノコ雲が上がり、中国メディアによると、マグニチュード(M)2~3クラスの地震に匹敵する揺れが確認されたという。
爆風で半径2km以内のマンションなどでは窓ガラスが割れ、外壁が破壊されるなどの大きな被害が出た。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150813-OYT1T50005.html?from=y10
以下、続報のポイントのみ記す。
(8月14日 朝日新聞)
13日会見した同区幹部によると、12日午後11時前、自動車が燃えているとの通報を受けた消防隊が現場に駆けつけると、積んであった多数のコンテナが激しく燃えており、午後11時半ごろ、約30秒の間隔を置いて2度の大きな爆発が起きた。
http://digital.asahi.com/articles/ASH8F5FL1H8FUHBI016.html
(8月13日 AFP)
中国地震ネットワークセンターは、微博の公式アカウントに、1回目の爆発の威力はTNT火薬3トン相当、2回目の爆発は同21トン相当だったと投稿している。
現地のAFP記者によると、爆発現場から3km離れた場所にも、ガラスが散乱している。
http://www.afpbb.com/articles/-/3057266
(8月15日 日本経済新聞)
消防士は、出火物が化学物質と知らずに放水による消火活動を行ったと証言した。
専門家は、放水で化学物質が反応して大きな爆発につながった可能性を指摘。
大量の危険物をめぐるずさんな安全管理の実態が浮き彫りになった形だ。
消防士によると、最初に受けた通報では「コンテナから出火」という内容で、何が燃えているのか理解していなかった。
ポンプ車など4台で現場に到着すると、問題のコンテナからパチパチと発火音がしていた。
コンテナ内に人がいないのを確認して「消火のためポンプ車から2~5分間放水」した。
次第に、燃えているのは化学物質かもしれないとの疑念が湧いたが、化学物質の消火に用いる砂を準備していなかった。
火勢が強くなり逃げたが、最初の爆発で倒れているうちに2度目の爆発が起きた。消火作業開始から約30分間の出来事だった。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG15H5N_V10C15A8000000/
(8月16日 朝日新聞)
一部中国メディアは、保管されていたシアン化ナトリウムが700トンに上り、下水道から基準値を超えるシアン化合物が検出されたと伝え、住民は不安を募らせている。
中国の法律は、周囲1kmの範囲に住宅などがある場所に危険化学物質の貯蔵施設を造ることを禁じている。
しかし、人民日報によると、爆発が起きた貯蔵施設には、近くのマンション群が完成した後の2013年に建設許可が出ていた。
近くに民家がなければ、犠牲者の数が大幅に減った可能性は高い。建設許可を出した政府当局の責任に焦点が当たっている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11918232.html?_requesturl=articles%2FDA3S11918232.html
(8月17日 読売新聞)
市当局は17日午前、死者が114人、行方不明者は、消防隊員を含む70人に達したと明らかにした。
空撮写真を見ると、倉庫があったとみられる爆発現場には、直径が100m規模に達するとみられる巨大な穴があいて内部に水がたまっている。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150817-OYT1T50025.html
(8月18日 TBS Newsi、日本経済新聞)
爆発現場となった倉庫には、猛毒のシアン化ナトリウムがおよそ700トン保管されていたことがわかっているが、中国国営テレビが消防幹部の話として伝えたところによると、他に爆薬の原料としても使われる硝酸アンモニウム800トン、硝酸カリウム500トンなどが保管されていた。
確認されているだけで40種類以上、合わせておよそ3000トンの危険化学物質があったということだが、検察当局は、職権乱用や汚職があった可能性も含め、立件を視野に捜査を進めている。
軍関係者によると、倉庫で起きた火災で金属ナトリウムを入れていた容器が破損。消防隊員が化学物質と知らずに放水したことで化学反応が起こり、大爆発につながった可能性を指摘した。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2565464.html
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG18H43_Y5A810C1CR0000/
(ブログ者コメント)
○被害範囲を示す図が下記記事中にある。
(8月15日20時36分 産経新聞)
天津倉庫爆発 世界4位の貿易港が機能不全…中国経済にダメージ
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6170824
○現場にあいた巨大な穴は、オッパウ事例を想起させる。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/169/
2回目の爆発のほうがケタ違いに大きかったようだが、それが硝酸アンモニウムの爆発だった可能性も考えられる。
2015年8月10日18時22分にCNNから、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
米コロラド州で環境当局の作業員が鉱山から出た排水を誤って川に放出する事故があり、同州ラプラタ郡のデュランゴ市は10日までに、非常事態を宣言した。
米環境保護局(EPA)によると、同州南部で5日、廃坑になった鉱山から出た推定約3785m3の汚水がアニマス川に流出した。
川の水は濁った赤茶色に染まり、EPAは地元住民対して、川に近付かないよう呼びかけている。
EPAはこの日、デュランゴ近郊にあるゴールドキング鉱山から汚水をくみ出して処理する作業を予定していたが、重機を使った際に手違いで汚水が流出し、アニマス川に注ぐ小川に流れ込んだという。
汚水はそれまで、鉱山付近の貯水場に貯めてあった。
州の公園野生生物保護当局によれば、陸上に生息する野生生物への影響は最小限に抑えられる見通し。
しかし、魚類は水質の変化による影響を受けやすいという。
当局によると、排水には鉄や亜鉛、銅を中心とする重金属が含まれていると見られる。
赤茶色の流れはコロラド州南部を経て、アニマス川がサンフアン川と合流するニューメキシコ州との国境付近にまで達した。
週末にかけて現場を視察したニューメキシコ州のマルティネス知事は、CNN系列局KRQEの取材に対し、「言い表すことさえできない規模だ」と絶句した。
アニマス川沿いに住む住民は汚染水のために井戸が使えなくなったと訴え、「川を見て泣いた」と話している。
出典URL
http://www.cnn.co.jp/usa/35068640.html
8月11日12時59分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事が掲載されていた。
アメリカ西部コロラド州シルバートンにある閉鎖された鉱山で、5日、汚染水の処理を行っていた環境保護局の職員が機械の操作を誤って坑道に穴を開け、貯蔵されていた汚染水が近くの川に流れ出した。
環境保護局などによると、流れ出した汚染水はおよそ1100万kℓで、ヒ素や鉛などの有害物質を大量に含んでいるという。
地元のメディアの映像では、川の水が黄色く濁った様子が映し出されている。
汚染水は160km以上にわたって下流域に広がり、すでに隣のニューメキシコ州とユタ州に達したという。
コロラド州は10日、非常事態を宣言し、住民や観光客に川で泳いだり、井戸水を飲んだりしないよう呼びかけている。
また州政府は、汚染水の回収作業を急ぐとともに、住民の健康や、自然環境に対する影響について詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150811/k10010185921000.html
8月12日11時17分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
環境を守る任務が裏目に出たEPAのマッカーシー長官は、「痛恨の極み」と陳謝した。
EPAや米メディアによると、同州南部のゴールドキング鉱山で今月5日、鉱山の汚染状況を調べていたEPA職員らが掘削機を使ったところ、坑道内にたまっていた水が一気に流れ出た。
鉄や亜鉛のほか有毒なヒ素や水銀などの重金属を含むとみられ、近くのアニマス川などへの流入量は推計で25mプール30杯分ほどにあたる1千万ℓ余に達したという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH8D1T39H8DUHBI003.html?iref=com_rnavi_arank_nr04
2015年8月12日14時40分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時半ごろ、大阪・大東市の運送会社「H社」で、従業員から「車の間に人が挟まれた」と消防に通報があった。
消防がかけつけたところ、この会社を経営する男性(73)が、クレーンがついた作業用のトラックと大型トラックの間に挟まれているのが見つかり、病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
警察によると、当時、男性は、クレーンを使って重さ800kgあるアルミ製のコイルを2つつり上げていたという。
警察は、クレーンがついたトラックが作業中に傾いたとみて、詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150812/4095441.html
2015年8月12日に仙台放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月12日20時12分にNHK東北NEWS WEBからも、同趣旨の記事が掲載されていた。
12日朝早く、宮城・松島町の国道で、道路脇の木を切る作業をしていた男性がトラックにはねられ、意識不明の重体となっている。
午前4時半ごろ、松島町高城の国道45号線で、道路脇の木を切る作業をしていた近くに住む男性(73)が、道路上に落ちた枝を処理しようと道路に出たところ、走ってきたトラックにはねられた。
男性は全身を強く打ち、病院に運ばれたが、意識不明の重体となっている。男性の身元は、まだわかっていない。
警察は、トラックを運転していた仙台市の運転手の男性(47)を、過失運転致傷の疑いで逮捕した。
現場は片側1車線の見通しのいい直線道路で、警察は、運転手の男性の前方不注意が事故の原因とみて、調べを進めている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20150812/4087591.html
(ブログ者コメント)
映像を見る限り、付近に工事範囲を区切る三角コーンなどは見当たらない。
記事の文面と合わせ考えると、事業としてではなく、個人として木を切っていたのかもしれない。
2015年8月11日20時7分にNHK東北NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前11時半すぎ、石巻市魚町で「マンホールの中で2人が倒れて救出をしている」と近くにいた男性から消防に通報があった。
消防や警察によると、倒れたのは47歳と41歳の男性で、2人はまわりの人から助け出されたあと、救急車で病院に運ばれ手当てを受けているが、いずれも命に別状はないという。
警察によると、2人は下水道管を新しくつくるためにマンホールの中で汚水が流れないよう工事した場所の点検作業をしていて、確認を終えて外に出ようとした時に1人が倒れ、救出しようと戻ったもう1人も体調を崩したという。
警察によると、マンホールの中からは硫化水素が検出されたということで、詳しい状況を調べている。
現場は、石巻漁港近くの魚市場や水産加工関連の会社が立ち並ぶ工業団地で、震災で被害を受けた道路や下水道を復旧する工事が行われていた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20150811/4068401.html
2015年8月10日22時31分にNHK前橋から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後1時半ごろ、伊勢崎市茂木町の市立第一中学校で、校舎3階の教室にある窓ガラスを清掃していた作業員の男性(36歳)が地面に転落し、同僚の作業員が消防に通報した。
男性は病院に運ばれたが、全身を強く打ち、意識不明の重体となっている。
警察によると、男性は、3階の教室の窓から左半身を乗り出しながら作業を行っていたということで、およそ8.4mの高さから、誤って地面に転落したという。
学校は夏休み中で、生徒たちはおらず、男性を含む作業員6人が窓の清掃作業に当たっていたという。
警察では、当時の詳しい状況や安全管理に問題がなかったかどうか、調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1064055281.html?t=1439241400922
2015年8月10日19時45分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月11日付で朝日新聞宮崎全県版(聞蔵)から、8月11日付で宮崎日日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後1時ごろ、芋焼酎「K霧島」で知られるK酒造の本社工場(宮崎県都城市)で、焼酎の原酒を貯蔵していたタンク内で爆発が起き、ふたが吹き飛んだ。けが人はなかった。
警察が、爆発原因を調べている。
警察によると、爆発したタンクはステンレス製で、直径約6.7m、深さ約8.5mの円筒形。容量は300kℓで、中には焼酎の原酒280kℓが入っていた。
30代と40代の男性作業員2人が、タンク下部の外側についている配管を付け替えるため切断した直後に爆発が起きて、タンク上部の内ぶた(重さ5kg、直径65cm)が吹き飛び、離れた敷地内のアスファルトの上に落ちた。
内ぶたとともにタンク上部の外ぶた(重さ19kg、直径89cm)も吹き飛んだが、タンク本体と鎖でつながれていたため、地面には落ちてこなかったという。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150810/wst1508100077-n1.html
http://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_13979.html
(ブログ者コメント)
K酒造では、去年も焼酎タンクの爆発事故が起きている。
2014年6月20日掲載
2014年6月12日 宮崎県都城市の酒造工場で焼酎の貯蔵タンクが機械でかき混ぜ中に爆発、撹拌用水中ポンプ電源ケーブルの劣化による短絡火花が原因だった (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4006/
2015年8月9日19時37分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月10日付で毎日新聞徳島版から、8月10日付で朝日新聞徳島全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前11時ごろ、東みよし町足代の山の中で、電線に倒れかかった木をチェーンソーで伐採する作業をしていた自営業の男性(73)に、倒れてきた木が当たった。
男性は病院に運ばれたが、倒木で胸を強く打っていて、およそ3時間後に死亡した。
現場の工事を担当していた四電工によると、現場では、7月の台風11号による倒木を撤去するため、社員と男性ら業者、合わせて5人が作業をしていたという。
男性は、自分で切り倒した木(長さ約10m、太さ約60cm)の枝(太さ22cm)と斜面の間に挟まれて下敷きとなっていた。
警察によると、男性は伐採後、枝を切り落とす作業中だったらしい。
警察は、労災事故とみて、一緒に作業をしていた人たちから話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8024025651.html?t=1439152251219
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20150810ddlk36040445000c.html
(2015年8月27日 修正1 ;追記)
2015年8月10日付の徳島新聞紙面に、下記趣旨の詳しい記事が掲載されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
9日午前11時ごろ、東みよし町足代の山中で、電線に倒れかかった木を伐採していた林業の男性(73)が、切り倒したクヌギの下敷きになった。
男性は、病院に搬送されたが、左胸を強く打っており、約3時間後に死亡した。
警察によると、伐採して斜面に横倒しになったクヌギ(約10m、直径最大約60cm)の枝打ちをしていた際、うめき声を聞いて別の作業員が駆けつけると、男性が倒れていた。
警察は、クヌギが何らかの原因でバランスを崩して動き、枝分かれした先端の1本(直径22cm)が男性に当たったとみている。
現場は、大雨などの影響で木が倒れ、四電工(高松市)が男性ら業者に伐採を依頼。この日は5人が作業していた。
2015年8月9日19時3分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月10日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
9日午前9時40分ごろ、坂祝町の町立坂祝小学校の体育館で、天井の耐震補強の作業をしていた会社員の男性(58)が高さ6mほどの足場から転落し、病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
男性の業者は先月下旬から工事を請け負い、9日が最終日だったということで、9日朝は8人で作業にあたっていた。
警察によると、足場は高さ10m。
男性は、天井の石膏ボードを外した際に出る破片を掃除するため足場に登り、高さ約6mの中段から転落したという。
全身を強く打ったとみられる。
警察は、事故の原因を詳しく調べている
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084025851.html?t=1439151882748
2015年8月9日21時41分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前3時50分ごろ、兵庫県太子町の花火製造会社「S社」の倉庫から出火していると、付近住民から119番通報があった。
約3時間後に鎮火したが、鉄骨2階建ての倉庫1棟約150m2を全焼した。けが人はなかった。
警察が、原因を調べている。
警察などによると、倉庫内には、マグネシウムやチタン粉末など、花火の原材料や20発ほどの完成品の残りがあった。
前日の夜、従業員は、同県姫路市での花火大会で作業。
9日午前0時半まで、倉庫で、打ち上げに使った筒の後片付けなどをした後に施錠し、出火当時は無人だったという。
現場は田園地帯で、隣接する住宅はない。
近所に住む男性会社員(58)は「ドーンという大きな音がして、ミサイルか何かだと思ったほどだ。次々に誘爆して、ばん、ばんという音とともに、建物の横方向に花火が飛び出していた。ひざが震えるくらい怖かった」と話した。
同工場は、十数年前にも火災を起こしているという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150810k0000m040028000c.html
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024020721.html?t=1439152000347
キーワード;自然発火?
2015年8月9日1時41分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月9日5時17分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後5時半ごろ、福岡県内の山陽新幹線、小倉−博多間で停電が発生し、上下線計2本の列車が両駅間で緊急停車した。
約30分後に電力が復旧し、さらに約10分後に運転を再開したが、福岡県宮若市で停車していた下りのさくら561号(8両編成)の3号車に乗車していた20代の女性が左手首捻挫、左肘打撲の軽傷を負い、福岡市内の病院に搬送された。
JR西が停電の原因や事故当時の状況を調査している。
JR西によると、561号は新大阪発鹿児島中央駅行きで、約500人が乗車していた。
2号車の床下にあるアルミ製のカバー(幅71cm、長さ62cm、重さ6.5kg)がトンネル内で脱落しているのが確認されており、部品が跳ね上がって3号車の車体左側面にぶつかり、さらに架線に近づいてショート。その影響で停電したとみられる。
車体の側面や窓ガラスに複数の傷があった。
JR西によると、けがをした女性は3号車の左窓側の座席に座っていた。
「電流が走るような痛みを感じた」と訴え、左頭部と左腕が赤くなっていたという。
561号の乗客は、博多駅で列車を乗り換えた。
この事故で、計53本に最大97分の遅れが生じ、約1万5000人に影響が出た。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150809k0000m040152000c.html
http://www.sankei.com/west/news/150809/wst1508090020-n1.html
8月9日21時53分と8月10日7時30分に毎日新聞から、8月9日19時15分にNHK九州から、8月9日19時43分に共同通信からは、カバーを固定するボルトが外れていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また8月12日付で毎日新聞西部版からは、乗客がけがした原因に関する記事も、ネット配信されていた。
JR西などによると、停電は8日午後5時半ごろ、さくら561号が福岡県宮若市のトンネル内を時速285kmで走行中に起きた。
1号車と2号車の連結部分付近に取り付けられていた防音用のアルミ製カバーが脱落。
風圧で舞い上がり、車体にぶつかった後に車体上部の架線に近づいて、ショートさせたとみられる。
3号車の左側面の複数箇所がえぐられたように損傷していたのをはじめ、2号車から6号車までの左側面に計39カ所の傷があった。
脱落したカバーがトンネルの内壁と車体に次々とぶつかりながら後方に飛んでいったとみられる。
カバーは、2本のボルトと2カ所のフックで固定されているが、ボルトが2本ともなくなっていた。
また、隣に取り付けられていたカバーのボルトも1本がはずれ、1本が緩んでいた。
カバーは、7月中旬まで行われた走行試験に伴って、318枚のうち60枚をいったん取り外したあと7月24日につけ直しており、その際にボルトの取り付け方が悪かった可能性があるとみて、調べている。
また、その後の検査でも見逃すなど、ミスが重なった可能性がある。
事故車両は2日に1回点検されており、今月7日の目視点検では、ボルトが緩んでいないのを確認していたという。
一方、JR西によると、けがをした女性は3号車の前から4列目の窓際に座っており、座席近くの車外にカバーがぶつかった痕跡があった。
車外の衝撃が車内に伝わり、女性が左手や左肘に打撲などの軽傷を負ったとみられる。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150810k0000m040044000c.html
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5024026911.html?t=1439152387582
http://www.47news.jp/CN/201508/CN2015080901001343.html
http://mainichi.jp/select/news/20150810k0000m040113000c.html
http://mainichi.jp/area/news/20150812ddp041040024000c.html
(2015年8月24日 修正1 ;追記)
2015年8月21日21時25分に産経新聞westから、走行試験担当部署の人間が分担して、いったん外したカバーを再取付けしていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月22日9時11分に朝日新聞から、8月21日22時41分に毎日新聞からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
JR西は21日、通常は1人で行うボルトを締める作業を複数の社員で分担し、ボルトが十分に締まっていなかった可能性があるなどとする調査報告を発表した。
また、緩みを防止する座金も社内ルールに反して再利用していたことが判明したといい、ボルト外れの一因になった可能性があるとみている。
JR西によると、事故があった編成は6~7月に走行試験に使われ、脱落したカバーを含む74枚がいったん取り外され、7月24日に取り付けられた。
取り付けは通常の点検、整備を行う部署ではなく、走行試験を担当する部署の若手中心の4人が実施していた。
カバーをボルトで固定する作業には、
①カバーを車体にかける
②ボルトを入れる
③仮締め
④本締め
の4つの手順があり、最後に正しく締めたことを記す「合いマーク」を書き入れる。
通常は1人で4つの手順を行うが、走行試験後の作業はルールが明確化されておらず、現場の裁量任せになっていた。
今回は、4人のうち1人が担当した本締めが不十分だった可能性がある。
上司の係長は、4人の技量などを考慮して分担させたという。
また、通常は作業終了後、チェックシートでカバーの装着状況を確認するが、この係長はシートを用いていなかったとされる。
脱落したものとは別のカバーでは、合いマークが書かれていないミスも判明。
JR西はこうした状況から、通常とは違う作業の中で締め方が不十分になった可能性があるとみている。
一方、座金についてメーカーは、正しい取り付け方をすれば再利用可能としているというが、JR西は新品に取りかえる独自ルールを設けている。
しかし今回、脱落したカバーについては担当者が別の社員が行うと思い、取りかえていなかった。
さらに事故の2日前、普段検査をしている作業員がカバーの取り付け具合を確かめたが、そこでもボルトのゆるみが発見できなかったという。
今回の事故を受け、JR西は、臨時の取り付け作業の場合でも1人が一貫して一連の作業を行い、担当者を明確に記録するシステムを導入するなどの再発防止措置をとる。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150821/wst1508210094-n1.html
http://www.asahi.com/articles/ASH8P5J2CH8PPTIL01V.html
http://mainichi.jp/select/news/20150822k0000m040121000c.html
(ブログ者コメント)
JR西のHPに「山陽新幹線 車両部品の落下原因および今後の対策について」というタイトルで、報告書の内容が詳しく掲載されている。
https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/08/page_7528.html
(2015年9月19日 追記)
JR西のHPに事故報告書が掲載されていた。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/150918_00_sanyoshinkansen.pdf
通信欄
カテゴリー Category
最新コメント Latest Comments
ツイッターなどへの接続
製造業ブログランキングへの接続
最新トラックバック
カウンター
アクセス解析
プロフィール Profile
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

