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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202476150分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高知市教育委員会は6日に記者会見し、市立長浜小学校の水泳の授業中に4年生の男児1人がおぼれて意識不明となり、その後に死亡したと明らかにした。

小学校のプールが故障して使えず、市教委の判断で、水深が十数センチ深い中学校のプールで行われていた。

原因究明と再発防止のため、第三者による検証委員会を設置するという。

市教委によると、児童がおぼれたのは5日午前11時ごろ。

直前まで同級生とプールサイド近くでバタ足の練習をしていたという。

水中に沈んでいるのを同級生が見つけ、教諭に伝えた。

教諭が人工呼吸や自動体外式除細動器(AED)による処置をしたが、意識と呼吸のない状態だったという。

児童が通う小学校のプールは水深100119センチだが、今年6月に濾過(ろか)装置の故障が判明し、使用できなくなった。このため、市教委の判断で、水泳の授業は近くの市立南海中学校のプール(水深1141325センチ)を使って行われた。

児童が見つかった周辺の水深は約130センチだったという。

水泳の授業には4年生の36人が参加し、教頭と学級担任2人の計3人で分担して指導していた。

学級担任の2人は水に入ってバタ足の指導をしていて、プール全体を見渡せていなかったという。

また、プールサイドにいた教頭は泳ぎの得意なグループを見ていて、児童がおぼれていることに気づけなかったという。

これまでの水泳の授業の様子から、児童について担任教諭は「泳力がしんどい」と校長に報告していた。

担任教諭に抱きかかえてもらって泳ぐこともあったといい、この日も担任教諭は、児童に浅いところで泳がせるなど危険がないように配慮していたという。

松下・市教育長は会見の冒頭で「ご家族、ご親族の皆様に深く、深くおわびを申し上げます」と謝罪した。

その上で、「(中学のプールを使うのではなく)他の方法を採ることができなかったか、悔やむばかりだ。しっかり検証していくのが私たちの仕事だ。責任を感じている」と述べた。

https://www.asahi.com/articles/ASS761QN4S76PLXB001M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n  

 

761128分に読売新聞からは、近くにいた児童2人が溺れた男児に気付きプールサイドに引き上げた、男児は水泳が苦手な児童のグループに入りバタ足の練習をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高知市長浜の市立長浜小の4年生の2クラス36人が、近くの市立南海中学校のプールで水泳の授業を受けていたところ、男児が溺れた。

近くにいた児童2人が気付き、プールサイドに引き上げた。

男児は意識がなく、呼吸もしていない状態で、引率していた教諭が心臓マッサージをした後、市内の病院に救急搬送されたが、同日夜に死亡した。

水泳の授業は教頭と担任教諭2人の計3人が引率。

男児は十分に泳げなかったため、水泳が苦手な児童のグループに入り、プールの縁をつかんでバタ足の練習をしていた。

グループは20人で、教諭2人がプールの中から10人ずつを監視していたが、男児が溺れたことに気付かず、救助された後に状況を把握した。

男児は小柄で、溺れた場所の水深は130センチ。
同小のプールの水深(100~119センチ)よりも深かった。

長浜小では6月にプールの 濾過(ろか) ポンプの故障が判明し、水泳の授業を1~3年生は近隣の小学校で、4~6年生は同中で実施。

男児が同中で水泳の授業を受けるのは3回目だったという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240706-OYT1T50058/

 

761231分にNHK NEWS WEBからは、故障していた濾過ポンプは耐用年数20年を10年以上超えていたが財政状況を理由に更新されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

会見を開いた市の教育委員会によりますと、男子児童は小柄で十分泳げず、溺れる前に2回行われた水泳の授業で教諭に抱きかかえられる場面があったということです。

小学校のプールが使えない要因となったろ過ポンプは平成3年に設置され、耐用年数は20年だったものの、市の財政状況を理由に10年以上、更新されていなかったということです。

今年度に入ってろ過ポンプが故障していることが判明し、修理に必要な部品が調達できないことから、急きょ、中学校のプールを使用することになったということです。

高知市教育委員会は「事故の原因の一つには小学生を中学校のプールで泳がせたことにある」として謝罪し、事故の経緯を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240705/k10014503221000.html  


 
78175分に毎日新聞からは、市は今年度の水泳授業を中止する、校長らは事前に中学校に出向きプール授業可と判断していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を受け、市教育委員会は小中学校など全市立校で今年度、水泳の授業を中止することを決めた。

7日開催した臨時の校長会で、松下教育長が方針を伝えた。

市教委は今後、第三者による委員会を設置し、事故を検証する。

それを踏まえて、監視体制など水泳授業の在り方を見直す考えで、再開は来年度以降になる見通しだ。

・・・

市教委によると、長浜小の中村校長や教員が南海中に出向いてプールを確認した上で、「4年生以上の授業は可能」と判断。

市教委も了承したという。

事故当時、プールには4年生36人のほか、教頭、学級担任2人の計3人の教員がいた。

市教委によると、担任2人はプールに入って水泳が苦手なグループを指導。

教頭はプールサイドに立って、泳げるグループを見守っていた。

死亡した男児は小柄で、水泳が苦手なグループだった。

プールの縁をつかんでバタ足を練習している時に溺れたとみられ、他の児童2人が見つけて引き上げた。

教員3人は溺れたことに気づかなかったと話しているという。

https://mainichi.jp/articles/20240708/k00/00m/040/086000c 

 

 710191分にYAHOOニュース(高知放送)からは、事前確認時、中学校のプール深さは最深部で120㎝だったが、その後の雨で水かさが増していたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

ろ過ポンプの故障が見つかった後、中村校長らが南海中のプール利用を検討するため翌5日に南海中に行き、プールの水深を測りました。

その際、一番深いところは120センチだったため、中村校長は長浜小のプールの深さとさほど変わらないと判断し、高知市教育委員会の学校環境整備課に南海中のプール利用を伝えました。

そして、市教委と学校の間でそれ以上安全性に対する協議が行われないまま、6日の中学校のプール利用が決まったということです。

事故が起きた75日。
水深は深いところで132.5センチありました。

中村校長は雨で水かさが増した可能性があるとしますが、学校は様々な天候条件を想定し児童生徒の命を守るよう務めなければなりません。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/b1a5c01476e06d458abfcb2c72e71d142d9d484c 

 

(2024年8月26日 修正1 ;追記)

事故を検証する第三者委員会の初会合が24日、同市で開かれた。
詳細は後日、報告書が公表されると思うので、ここではポイントのみ紹介する。

8242149分 毎日新聞);練習時にあっぷあっぷして救い上げられる場面もあった

621日の4年生が南海中プールを初めて使う授業時、指導する2人の教諭とも「プールが満水」で5日より水位が高いことを目視で確認。

教諭が亡くなった児童(身長1138センチ)の足がつくかを確認すると、水位は頭の上だったという。

ビート板を使ったバタ足練習では、亡くなった児童を含む3人が「あっぷあっぷ」して、両教諭にすくいあげられる場面があったという。

この情報は校長にも伝えられていた。

事故当日、75日の3回目の授業では、指導教諭は水深は初回より10センチ程度浅いと感じたものの、泳ぎが苦手の亡くなった児童はプールサイドで「怖い」と言っていたという。

https://mainichi.jp/articles/20240824/k00/00m/040/189000c 

 

824210分 産経新聞);校長は水位10㎝上昇を認識

65日、使用する中学のプールを視察し、最深部が小学校のものと同じ約120センチと市教委に報告して授業実施の許可を得た。

だが同11日に校長が改めて視察し、水位がさらに10センチ高くなっていたのを認識した。

男児の身長は4月時点で1138センチ。

https://www.sankei.com/article/20240824-6DG6DRMBLBI2VP7JTWIYGPQN2E/

 

8251050分 読売新聞);少なくとも7分は目を離していた

委員会では、長浜小のプールの授業が南海中で実施されるまでの検討状況や事故当日の経緯をまとめた資料が開示された。

同じ授業を受けていた児童への聞き取りなどから、男児の居場所はバタ足の前から確認できていなかった。

事故当日、監視していた教頭は、男児が「怖い」と言うのを聞いていたが、教頭、教諭2人とも、溺れた男児が水中から引き上げられるまで、少なくとも7分間は目を離した状態となっていた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240824-OYT1T50197/ 

 

8251030分 朝日新聞);水深調整台も必要

松下教育長は会合後、身長の低い児童のための水深調整台を沈めておくなどの手立てを講じていなかったとし、「水深調整台も必要。学校側に指示すべきで、安全対策が不十分だった」と話した。

https://www.asahi.com/articles/ASS8S4FPTS8SPLPB001M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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