2024年9月19日19時4分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後4時半ごろ、相模原市中央区光が丘1丁目の下水道工事の現場で、「作業中の男性2人が下水道管内に流された」と、市消防局に男性らの同僚から通報があった。
30代と40代の作業員が行方不明となり、消防隊員らが捜索している。
市消防局によると、現場では下水管の耐震工事をしていた。
にわか雨で、急激に大量の雨水が下水管に流れ込んだとみられるという。
アメダスでは、同区の降水量は午後3時まで0ミリだったが、同4時までに29ミリ、同5時までに5ミリが観測された。
現場はJR相模線上溝駅から東に約1キロの住宅地。
https://www.asahi.com/articles/ASS9M34TSS9MULOB00VM.html
9月20日14時27分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、現場には作業員7人がおり、皆避難したが2人は足を滑らせた可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、地下10メートルほどに埋設されている下水道管の中で、作業員7人が耐震化工事を行っていましたが、激しい雨で下水道内が急激に増水したということです。
相模原市によりますと、予想以上に急激な雨が降ったため作業員は避難したものの、その途中、2人が足をすべらせた可能性もあるということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a5650313d9a95d6fff34b89b38cdc3f47d980cd
9月20日22時2分に神奈川新聞からは、下水管は雨水用、現場から1.2km離れた川に排水しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
下水道管(雨水管)の耐震化工事を行っていた作業員の男性2人が流されて行方不明になった事故で、市消防局などは20日も捜索を行ったが、2人を発見できなかった。
市消防局によると、19日は事故が発生した現場から姥川に排水されるまでの雨水管約1・2キロと姥川を捜索。
20日は姥川とその先の相模川を、相模川沿いの厚木、座間、海老名市の各消防本部も加わって捜した。
https://www.kanaloco.jp/news/social/case/article-1111673.html
9月20日22時40分にYAHOOニュース(テレビ神奈川)からは、現場には大雨時、マンホールが吹き上がるほど水が集まってくるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
相模原市では19日午後4時頃までの30分間に33ミリの激しい雨を観測していて、消防は急な豪雨による増水で2人が流されたとみています。
近隣住民:
「バケツをひっくり返したというような、たぶん相当降った。
相模原って上段中段となっている、
大雨の時はマンホールが吹き上げるほどにここには集まってくる」
20日の捜索で2人は発見されませんでしたが、神奈川県警によりますと、姥川で30代の男性作業員が身に着けていたとみられる白いズボンと免許証が入った財布が見つかったということです。
消防では21日朝から再び捜索を行う予定です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6036484973bd9934da87c11b4cf407727ffdd991
(2024年10月4日 修正1;追記)
2024年9月29日18時32分にNHK神奈川からは、マンホール内にいた作業員がハシゴを登って避難していた時に後ろにいた2人が鉄砲水で流されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
相模原市や警察への取材で、事故当時の状況が明らかになってきました。
それによりますと、当時、現場ではあわせて8人の作業員がいて、このうち7人がマンホールから中へ入り、およそ10メートルほど地下の下水道管で作業をしていました。
地上にいた1人が天気の変化に気づいて「雨が降りそうだ」と伝え、7人が地上に戻ろうとマンホールのはしごを登る際に、後ろにいた2人が流されたということです。
この日、相模原市では午後から大気の状態が非常に不安定になり、午後4時半すぎまでの1時間には33ミリの激しい雨を観測していました。
工事が行われていたのは「雨水管」と呼ばれる、雨水を川へ排水する設備で、2人は急激に強まった雨で発生した「鉄砲水」のような流れに巻き込まれたとみられています。
相模原市や警察によりますと、事故は「雨水管」と呼ばれる地上に降った雨水を集めて川に排水する設備の工事中に起きました。
7人の作業員は地上からマンホールをおりたあと、およそ10メートルほどの深さにある下水道管へ入り、工事は「本管」と呼ばれる3メートルあまりの正方形の形をしたコンクリート製の管の内部に鉄製の板をはって補強する作業をしていました。
工事を請け負った会社は事前に工期や工程などを記載した「施工計画書」を提出していて、相模原市によりますとそこには国土交通省の手引きをもとにした安全対策を行うと記されていました。
具体的には、雨が降ったらただちに工事を中止もしくは中断し、判断については周辺の気象情報も参考にすることなどが含まれていたということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20240929/1050022229.html
10月1日17時19分にNHK神奈川からは、2人は遺体で見つかった、地上にいた作業員が下水管の中に降り、雨が降りそうだと伝えた後に避難を開始したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(以降の新情報に基づき、タイトルも修正した)
先月19日、相模原市中央区で下水道管の耐震工事をしていた作業員の男性2人が雨水に流され、警察は3日後に市内の川で遺体で見つかった男性2人とみて確認を進めています。
相模原市によりますと、当時、現場では7人の作業員が10メートルほど地下の下水道管で作業していて、地上にいた別の作業員が下水道管の中へと降りて「雨が降りそうだ」などと伝えたあと避難を開始し、急激に雨が強まるなか、2人が逃げ遅れたとみられています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20241001/1050022241.html
10月1日22時11分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からは、施工計画書では異常時には赤色回転灯で現場に知らせるとなっていたが点灯していなかったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
作業の当時、異常事態を知らせる赤色回転灯が点灯していなかった可能性があることが、市への取材で分かった。
市は今後、事故を検証するチームを立ち上げる。
市によると、業者が作成して市が承認した施工計画書には、安全対策として、異常事態が発生した場合には回転灯を使用して下水道管内の作業員に知らせると記載されていた。
市の担当者によると、業者は、当時、回転灯が点灯していた記憶はないと話していたという。
市は、下水道管内に回転灯が設置されていたものの、点灯しなかった可能性があるとみている。
業者は、事故が発生した日の午前と午後のいずれも工事開始前に気象情報を確認し、施工計画書に照らして問題ないことを確認した上で工事を行っていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9f8267d3987574fdfb8eb6d09a39178a88e7fed
10月3日19時33分にNHK NEWS WEBからは、無線機が故障していて地下とは連絡できない状態だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後の市の調査に対し、工事を請け負った会社は当時、現場に配備されていた無線機が故障して地下とは連絡できない状態だったと説明していることが新たに分かりました。
これまでの調査で、工事では下水道管の中にランプを設置し、天気の急変など非常時に点灯させて避難を呼びかける計画となっていましたが、実際には使われていなかったことも判明しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241003/k10014599981000.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。