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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20249191743分にNHK宮城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今月13日、女川原発2号機の原子炉建屋で、定期検査に向けた準備作業をしていたところ、放射性物質の放出を伴う事故が起きた際に外部への影響を低く抑える「非常用ガス処理系」と呼ばれる設備が誤って作動しました。

この誤作動によって外部へ放射能が漏れるなどの影響はなかったということですが、東北電力はきょう記者会見を開いて、誤作動の原因を調査した結果について明らかにしました。

それによりますと、この設備は電気が途切れた際に自動的に起動する仕組みになっていますが、設備につながる別の装置を取り外す作業が行われていた際、作業員のミスで電気の制御盤とつなぐケーブルが一時的に外れて電気が通らない状態になってしまい、誤作動したということです。

このため東北電力は、今後はミスのあった作業について実技訓練を継続的に行うなどの再発防止策を実施するとしています。

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20240919/6000028825.html 

 

919922分にYAHOOニュース(東北放送)からは、通電状態を維持するためのバイパス作業中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

この問題は913日、女川原発2号機の原子炉建屋で放射線を感知する「放射線モニタ」の機能検査を行おうとしていたところ、重大事故などが起きた時に放射性物質の拡散を防ぐ「非常用ガス処理系」設備が作動したものです。

原因について東北電力は、「非常用ガス処理系の設備は、放射線モニタを検査で取り外すと作動してしまうため、通電状態を維持するバイパス作業でジャンパ線と呼ばれる電線を制御盤に取り付けようとした。その際、外部の端子にはめ込むべきところを誤って電線がつながっている端子を緩め、そこにはめ込もうとしたため、通電が切れ設備に信号が送られた」と説明しました。

設備に異常はなかったとしています。

「非常用ガス処理系」設備の作動は今年6月にも起きていて、東北電力は、再発防止に努めたいとしています。

女川原発2号機は11月ころに再稼働を予定していて、今回の事象を受け再稼働のスケジュールに影響はないということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4155e4101d2537f36d4a0201e9e5c095b1943b88

 

919日付で東北電力HPには、本来はネジを緩める必要のないバナナ端子間でジャンパ作業するところ、バナナ端子が取り外されていたため、違う方法でジャンパ作業しようと、ケーブルが接続されている端子のネジを緩めたなど、下記趣旨のプレスリリースが解説写真付きでネット配信されていた。

・・・・・

【事象発生に至った経緯】(別紙1参照)

定期事業者検査のうち、放射性物質を含む系統や機器などの放射線を測定する検出器(放射線モニタ)について、警報や非常用ガス処理系などが作動する設定値が正しいことを確認する検査の準備作業を行っていた。

そうした中、非常用ガス処理系の自動起動を防止するための処置として行ったジャンパ作業において、保修部門の当社社員が、「端子1」を固定している「ねじ」を緩めたところ、端子に接続されているケーブルが一時的に離れ、リレーへの通電が切れた。

これにより、設計どおりに非常用ガス処理系の自動起動信号および原子炉建屋隔離信号が発信され、非常用ガス処理系が計画外に作動した。

【事象発生の原因】(別紙2参照)

今回の作業箇所は、通常「ねじ」を緩める必要のない端子(以下、「バナナ端子」)を使用していたが(図1左側)、ジャンパ作業時は、バナナ端子が取り外されており、「ねじ」を緩める必要のある端子の状態となっていた(図1中央)。


このため、本来であれば、一旦ジャンパ作業を中断し、バナナ端子に復旧したうえで作業をすべきであったが、当該社員は、端子の「ねじ」を緩める手法で作業を継続した。

同手法でジャンパ作業を継続する場合、ケーブルが接続されていない側(外線側)の端子で作業を実施すべきであったが(図2左側)、事象発生時はケーブルが接続されている側(内線側)の端子で実施した(図2中央)ことで、本事象が発生した。

また、過去に発生した類似事象を踏まえた再発防止対策の実施状況を確認した結果、保修部門への水平展開が不十分であり、端子の構造を理解させる教育内容となっていなかった。

以上のことから、今回の事象は以下の原因によって発生したものと推定した。

(1)バナナ端子の取り外しに係るルールが不明確だった。

(2)保修部門におけるジャンパ作業に対する教育内容が不十分だった。

(3)現場状況に相違がある場合に、一旦作業を中断できなかった。

・・・・・

https://www.tohoku-epco.co.jp/news/atom/1245256_2549.html 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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