







2023年12月20日13時31分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
海洋プラスチックごみ問題の一因とされる漁業由来のごみ「ゴーストギア」の実態調査が、9月から静岡県西伊豆町で行われている。
海を漂う漁網やブイなどの漁具は、船舶のスクリューや生物に絡むこともあり、漂着する海洋プラスチックごみの重量の4割を占めると言われる。
世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)が国内の現状を調べようと実施しているもので、市民ダイバーの協力を得て、7月に「ゴーストギア調査隊」を発足。現在、2回目の調査をしている。
西風が吹くと波が寄せ、ごみが集まると言われる同町の女郎島沖で実施された調査では、地元ダイバー2人がカメラやGPS(全地球測位システム)などを使い、水深10メートルほどの海底を40分ほど捜索。
岩礁に絡まったロープなど人工物6点を確認した。
今後、調査場所を増やしていくという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231220-OYT1T50097/
※2ケ月ほど前、2023年10月10日20時12分に毎日新聞からは、9月に行われた1回目の調査結果や西伊豆町では計4回調査予定など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、9月に静岡県西伊豆町の沿岸で実施した、海に流出してごみになった漁具「ゴーストギア」の1回目の潜水調査結果を発表した。
ロープ13点と網の一部とみられる3点の計16点の海底ごみが見つかった。
調査は、海洋プラスチックごみ問題の一因とされるゴーストギアの実態を把握するのが狙いだ。
西伊豆町では計4回実施する予定。
1回目となった9月29日には西伊豆町安良里の岩場で、長さ約160メートルの区間の海中にダイバー2人が約40分間潜って調査した。
見つかった16点の素材は不明で、漁業に使われたものかどうかは分からないという。
発見場所は記録しており、専門家の意見を踏まえ、必要に応じて回収、処分する。
潜水調査を担当した黄金崎ダイブセンターの高木社長は、「別の場所で行った試験的な調査と比べると、ごみが多かったという印象がある。たまりやすい場所が点在しているのかもしれない」と話した
https://mainichi.jp/articles/20231010/k00/00m/040/248000c
2023年12月20日12時10分に信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
塩尻市は19日、市立日の出保育園で昨年12月に園児=当時(1)=の右手の甲に保育士が誤って熱い湯をかけ、やけどを負わせる事故があったと明らかにした。
後遺症はないといい、保護者に44万円余の損害賠償を支払って示談する協議を進めている。
同日の市議会全員協議会で報告した。
市によると、給食前の手洗いの際、保育士1人が保育室の手洗い場で複数の園児を補助。
最後の園児が洗い終わった後、先に水を止めたため、蛇口から熱い湯が出る状態となった。
保育士がペーパータオルで園児の手を拭いたところ、右手の甲付近の皮が剥がれて激しく泣いたため、事故に気付いた。
園児は市内の医療機関を受診。
「2度の熱傷」と診断された。
湯はボイラーの性能から約65度だったとみられる。
市の竹中・こども課長は取材に、「不注意の事故を起こし、申し訳ない。リスク点検をして安心安全な保育園を目指す」とした。公表が事故から1年後になったことについては「同じタイプの蛇口が他になく、再発の危険性がないと判断した。園児が回復するまでの間、静かに園生活を送れることを重視した」としている。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023121901026
12月19日19時24分に中日新聞からは、数秒間熱湯をかけたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
塩尻市は19日、市立保育園で昨年、男児がやけどをする事故があったことを、市議会議員全員協議会で報告した。
男児はすでに治癒し、現在は保護者と示談交渉を進めているという。
市によると、事故は昨年12月22日に同市広丘高出の日の出保育園であった。
保育士が男児=当時(1)=の手洗いを補助した際、誤って蛇口から出ている65度ほどの湯を数秒間、右手の甲にかけてしまった。
男児は中程度のやけどを負った。
今年1月13日に登園を再開し、同月末に治癒したと診断されたという。
https://www.chunichi.co.jp/article/824549
2023年12月20日22時11分にYAHOOニュース(神奈川新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市は20日、市立釜利谷南小学校(金沢区)に設置した太陽光発電の蓄電池から発火する事故があったと発表した。
児童にけがはなかった。
市によると、同日午後0時30分ごろ、校舎1階の変電室に設置していた蓄電池が発火していることに職員が気づき119番通報した。
蓄電池が焼けたが、延焼はなかった。
消防や警察が詳しい原因を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a877a3f4b29d7b612370d556271e39ae6fedbc23
12月21日21時26分に毎日新聞からは、11月から当該小学校で発電された余剰電力を市の図書館に供給する事業を始めていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市教育委員会は20日、市立釜利谷南小(金沢区、児童数274人)で、太陽光で発電した余剰電力をためる蓄電池から発火したと発表した。
約3時間後に消し止められ、けが人はなかった。
市は11月から小学校で発電された余剰電力を市中央図書館(西区)に供給する事業を始めていたが、今回の発火で事業に影響が出そうだ。
市教委によると、20日午後0時半ごろ、蓄電池から煙が出ているのを学校職員が見つけ119番した。
蓄電池は、PPA(電力購入契約)事業者の東京ガスが2021年度、太陽光発電設備と共に設置していた。
市内の他の19校にも同様の蓄電池が設置されているといい、市教委は原因と安全性が確認されるまで、すべての使用を停止する。
https://mainichi.jp/articles/20231221/k00/00m/040/342000c
ちなみに当該小学校のHPには、令和4年度から太陽光発電&蓄電池設備の運用が開始されたという記事が掲載されていた。
(令和4年度の記事)
横浜市では「2050年までに温室効果ガス実質排出ゼロの実現」を目指しており、「Zero Carbon Yokohama」を掲げ、実現に向けて再生可能エネルギーの積極的な活用を進めています。
その一環として、横浜市公立学校に「太陽光発電設備及び蓄電池設備」が設置され、再生エネルギーを供給することで、温室効果ガス排出を抑制すると同時に、停電等非常時の防災用電源としても活用を目的とした事業を実施することになりました。
本校がその候補校に選ばれ、昨年度設備工事が完了し、今年度から運用がスタートしました。
https://www.edu.city.yokohama.lg.jp/school/es/kamariyaminami/index.cfm/1,4472,77,246,html
2023年12月20日12時33分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前10時20分ごろ、三郷市の市立南中学校で「理科の実験中にガラス瓶が割れて生徒がけがをした」と学校から消防に通報がありました。
警察によりますと、2年生の生徒10人が病院に搬送され、1人が割れたガラスでひじを切るけがをし、残る9人は軽傷だということです。
三郷市教育委員会によりますと、当時、理科室で2年生の生徒およそ30人がグループにわかれ、ラムネ瓶に水と重曹それにクエン酸を入れて炭酸水を作り、ビー玉を押し上げてふたをする実験を行っていましたが、配合をあやまったため瓶の中の圧力が高まりすぎて破裂したということです。
警察が学校関係者から話を聞いて、当時の詳しい状況を調べています。
三郷市教育委員会の菅原学校教育部長は、「けがをした生徒や保護者に大変申し訳ない。原因を明らかにして再発防止を徹底したい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20231220/1000100220.html
12月20日14時19分に朝日新聞からは、30代の男性教諭の指導のもと実験していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前10時25分ごろ、埼玉県三郷市鷹野3丁目の市立南中学校で「理科の実験中にガラスの瓶が破裂して負傷者が出た」と教員から119番通報があった。
県警吉川署や消防によると、2年生の男女10人が、割れたガラスの破片でけがをして市内の病院に運ばれた。
女子生徒1人がひじに5センチ程度の切り傷を負ったという。
署が破裂の原因を調べている。
市教育委員会によると、破裂があったのは2時限目の授業。
30代の男性教諭の指導のもと、2年生約30人が理科室でラムネの瓶に水や重曹、クエン酸を入れ、炭酸水を作る実験をしていた。
重曹かクエン酸の量が多く、瓶内の圧力が高まって破裂した可能性があるという。
https://www.asahi.com/articles/ASRDN4QZ3RDNUTNB00F.html
2023年12月18日20時7分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後2時10分ごろ、寝屋川市香里新町のビジネスホテルで、「男性が窓の清掃作業中に転落した」と、従業員から消防に通報がありました。
警察や消防によると、ホテルで窓の清掃作業をしていた60代の男性が転落したということで、心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
警察や消防によると、男性は当時、”ブランコ”と呼ばれる、ロープで吊るされた板に腰かけ、7階部分から順次降下していく形で窓の清掃作業をしていましたが、5階付近で作業していた際、吊るされていたロープや腰かけていた板ごと、約12メートル下のひさしに転落したということです。
警察によると、男性はヘルメットはしていましたが、安全帯は装着していませんでした。
警察は、事故の詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eab2fbe38c1abbde1bdc24522d1260507dde353c
12月19日0時38分に産経新聞からは、板を吊るしていたロープが外れたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後2時10分ごろ、大阪府寝屋川市香里新町の9階建てビジネスホテルで、男性従業員から「窓の清掃をしていた男性が転落した」と119番があった。
大阪府警寝屋川署によると、清掃業の60代男性が地上近くの外階段で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。
同署によると、男性はロープでつるされた板に座り、7階部分から降下しながら窓の清掃をしていた。
目撃者の女性らの説明では、高さ約12メートルの5階付近で作業中に、板ごと転落したという。
男性はヘルメットを着用していたが、安全帯(命綱付きのベルト)をつけていなかった。
同署は何らかの原因で板をつるしていたロープが外れたとみて、詳しい状況を調べている。
https://www.sankei.com/article/20231219-UND72OPJH5IGHDSOUBFXKNFEQQ/
2023年12月18日18時56分に長崎文化放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日朝、長崎市で信号待ちをしていた乗用車が爆発しました。
車にはLPガスが積まれていました。
午前7時半ごろ、長崎市三川町の市道で、信号待ちの普通乗用車のトランクに積んでいたLPガスが何らかの原因で爆発し、車が大破。
衝撃で近くの会社の窓ガラスが割れるなどの被害が出ました。
爆発した車の70代の男性運転手と助手席に乗っていた60代の男性は、目立った外傷はなく、ガスを吸った可能性があることから救急搬送されました。
命に別状はありません。
浦上署によりますと、2人は建築会社に勤めていて、LPガス2本を積んで仕事先の現場に向かう途中でした。
ガスボンベ自体に破損はなかったということです。
LPガスの専門家によりますと、ガスがボンベから漏れていた場合、室内に充満して、火の気があると、引火して爆発する可能性もあるということです。
ガスボンベを車で運ぶ際は、空気の通りが良いトラックの荷台などで運ぶことが推奨されています。
警察が爆発の詳しい原因を調べています。
https://www.ncctv.co.jp/news/article/15087051
12月18日18時25分に読売新聞からは、ボンベは爆発していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前7時25分頃、長崎市三川町の市道で「車が爆発した」と110番があった。
長崎県警浦上署によると、運転席にいた70歳代男性と助手席の60歳代男性の計2人が顔に軽いやけどを負った。
命に別条はないという。
同署などによると、2人は建築関係の現場に向かう途中で、トランクにはLPガスのボンベ(高さ約55センチ、直径約30センチ)を2本積んでいたという。
ボンベは爆発しておらず、何らかの原因で漏れたガスに引火した可能性があるとみて、同署が調べている。
この爆発の影響で、周辺の建物の窓ガラスが割れたほか、周囲には爆発した車の一部とみられる破片も飛び散っていた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231218-OYT1T50157/
車が水没しても、窓を閉めていれば、なかなか水は車内に入ってこないという映像を見た覚えがある。
そこから考えると、トランク内のガス漏れにすぐには気付かないほど、運転席は気密性が高いのかもしれない。
2023年12月17日16時13分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前、静岡県西伊豆町でホテルの改修工事をしていた男性作業員が、海に転落する事故がありました。
男性は病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
17日午前11時半ごろ、西伊豆町仁科のホテルで「作業中に男性がのり面から海の中に転落した。20メートルから30メートルほどの高さ」と、近くで作業していた作業員から消防に通報がありました。
海に落ちたのは30代の男性で、救助され病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、男性は、海に隣接するホテルの改修工事をしていて、岸壁が崩れないようにコンクリートを打つために、金網を設置していたところ、海に転落したということです。
当時、現場は風が強く、波も高かったということです。
警察は、男性が強風にあおられ転落した可能性もあると見て、事故の原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/551120309477ac547df41a0a905ff66777329671
12月17日19時29分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、男性はハーネスを着用していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前11時半ごろ、西伊豆町仁科のホテルで、「作業員がのり面の作業中に20メートルから30メートルの高さから海中に落下した」と、同じ工事をしていた作業員から消防に通報がありました。
海中に転落したのは、下田市東本郷に住む男性作業員(32)で、救助され、町内の病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
死因は、溺死でした。
警察や消防によりますと、男性は当時、海に面して建設されたホテルの改修工事をしていて、ホテルが建つ岸壁が風や波などで崩落するのを防止するための金網を張る作業中に、海に転落したということです。
男性は命綱であるハーネスを着用していました。
警察は、男性が強風にあおられて海に転落した可能性もあるとみて、詳しい事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae2eebf922dc14901ea17a3459c1545eb3bf9693
12月17日18時46分にYAHOOニュース(静岡新聞)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(記事本文は紹介省略)
(ブログ者コメント)
天気予報によれば、17日は全国的に荒れ模様だった。
2023年12月17日2時39分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後4時半過ぎ、名古屋市港区潮凪町の潮凪リサイクルセンターの敷地内で、作業員の男性(60)が、ダンプカーの荷台を上げて無線の配線作業をしていたところ荷台が下がり、上半身を挟まれました。
男性は病院に運ばれましたが、およそ3時間半後に死亡が確認されました。
事故当時、荷台を操作するレバーの近くに人はおらず、荷台が下がった原因は分かっていないということです。
警察は、ダンプカーの助手席にいて消防に通報した同僚の男性から、話を聞くなどして、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/363bb1332d63e41fae8f3da815cad2fe331d5a43
2023年12月15日20時30分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市此花区内のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」で、ジェットコースターが一時「宙吊り」状態になったと報じられ、どんな状況だったのか関心が集まっている。
写真などを見て、「逆さ吊り」だと間違った投稿も相次ぎ、不安も広がっている。
そのような状況もありえるのか、運営会社に取材した。
【実際は、お客様は少し前屈みの姿勢で止まっていました】
頂上のすぐ近くで、4人乗り8列のコースターが、レールから吊り下がったように止まっている。
写真をよく見ると、客はみな、うつ伏せの状態で、頭は斜め上にある。
USJのアトラクション「ザ・フライング・ダイナソー」は、米SF映画「ジュラシック・パーク」の世界で恐竜プテラノドンに背中をつかまれて空を飛ぶという想定のコースターだ。
報道によると、2023年12月14日午前10時55分ごろ、地上約40メートルの頂上付近で緊急停止した。
このコースターには、定員いっぱいの32人が乗っており、スタッフがレール脇の非常階段から近づき、救助用のゴンドラに客を降ろして、階段へ誘導した。
11時40分ごろに全員が避難し、安全が確認されたとして、午後0時半ごろに運転が再開された。
体調不良になったりケガをしたりした人はいなかったという。
この様子を撮った写真や動画が、停止直後からX(旧ツイッター)上に次々に投稿され、「怖いししんどいし大変だったと思う」などと客を思いやる声が次々寄せられた。
その一方で、「逆さ吊り」になっていると、事実を誤認した投稿も目立ち、そうではないと背景情報の「コミュニティノート」を追加されたケースもあった。
USJを運営する合同会社ユー・エス・ジェイの広報室は15日、J-CASTニュースの取材に対し、今回の状況をこう説明した。
「器具で吊り下げられたように見えますが、実際は、お客様は少し前屈みの姿勢で止まっていました。
足元に床はないですが、お腹の部分で体を固定してあります。
今回は、安全確認後に、スタッフが停止後20分ぐらいからお客様を降ろし始めています」
【下り坂でブレーキがかからない設計で、過去に逆さ吊りはない】
コースターは、頭が下向きに下降していくが、客が「逆さ吊り」状態で停止することは否定した。
「最初に、高いところに機械で持ち上げて、そこから自由落下させて、走り切っていきます。
下り坂のブレーキでロックされるとダメージが大きいので、そうされることはありません。
ブレーキがかかるのは、上り坂と下車の直前だけです。
その間は、ブレーキがかからない設計になっています。
過去に、逆さ吊りになったことはありません」
今回、コースターが緊急停止した原因については、こう説明した。
「安全装置が作動し、安全を確保する作業として止まりました。
事故が起こったわけではありません。
安全システムがセンサーで管理されており、風や虫などをセンサーが感知することがまれにあります。
問題がなくても、あるかもしれないと検知すれば、コースターが止まります。
実際に、止まることは1日1回程度あり、ただ、長い時間がかからずに運行が再開されます」
なお、このコースターは、18年5月に高さ30メートルで停止し、最大約2時間かけて避難させるなど、過去に何度か緊急停止したことがある。
コースターの緊急停止について、大阪府警の此花署は12月15日、取材に対し、「110番通報が入っていませんので、出動していません。ケガ人や死者が出れば別ですが、事件・事故としては扱っていません」と答えた。
大阪市の此花消防署も同日、「要請がありませんでしたので、出動していません。USJ職員の方だけで点検用の階段を使って救出したことになります。過去にも出動したことはありません」と取材に話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/974062252503d92c3bb3f520a3a167dbc906bf69
2023年12月15日20時36分にYAHOOニュース(長崎放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後、長崎県対馬市の佐護川でショベルカーを操縦し、河川内の掘削作業をしていた60代の男性作業員が死亡する事故がありました。
【写真を見る】河口付近で洪水対策工事中 ショベルカーが横転・水没し男性作業員(60代)が死亡 長崎
事故が起きたのは長崎県対馬市上県町の佐護川です。
長崎県土木部河川課によりますと、15日午後1時半頃、長崎県発注の洪水対策工事のため河川内で掘削工事を行っていたショベルカーが横転し、水没しているのを工事関係者が発見し、消防に通報したということです。
消防によりますと、当時、佐護川は濁った状態で、ショベルカーのアーム以外は水没していたということです。
消防などが捜索したところ、午後5時頃に、水没したショベルカーの操縦席から60歳代の男性作業員1人が心肺停止の状態で見つかり、対馬市内の病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
県土木部河川課によりますと、現場は佐護川の河口近くで、洪水対策のため川底の土砂を掘削する作業をしていたということです。
警察が、ショベルカーがなぜ横転したのかなど、調べることにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3a7ab98b2acf792d78079a9545beaeb8cb1a4b1
2023年12月15日15時10分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
松本市の国宝 松本城で、堀の堆積物を取り除くしゅんせつ作業が15日から始まりました。
すべての堀でしゅんせつ作業が行われるのは、記録が残る明治時代以降、初めてだということで、作業は今後7年ほど続く予定です。
松本城の堀をめぐっては、堆積物がたまって底が見えてしまい景観を損ねているという意見や、夏場に植物プランクトンのアオコが増殖して悪臭を放っているといった意見が市民などから寄せられています。
このため市の教育委員会は、松本城にあるすべての堀、およそ3万平方メートルを対象に、15日朝からしゅんせつ作業を始めました。
作業では、堀に浮かべた作業船を近くの小屋から遠隔で操縦し、船に取り付けたポンプで堆積物をくみ取っていました。
工期は2029年度までのおよそ7年間で、総事業費は14億円ほどと見込まれています。
市の教育委員会によりますと、松本城のすべての堀を対象にしゅんせつ作業を行うのは、記録が残る明治時代以降、初めてだということです。
今年度は東側の内堀で最大で深さ1.5メートル、合わせて2000立方メートル余りの堆積物を取り除く計画です。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20231215/1010029074.html
2023年12月14日10時38分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前11時前、四日市市鹿間町にあるコンクリート製品製造業、「N社」の工場で、トンネルの外壁に使うおよそ12トンのコンクリートブロックが突然倒れました。
近くでは桑名市の会社員、水谷さん(男性、71歳)がブロックをシートで覆う作業をしていましたが、倒れてきたブロックに下敷きになりました。
警察によりますと、水谷さんはその場で死亡が確認されたということです。
作業は水谷さんを含めて3人で行っていたということで、警察では、ブロックが倒れた原因などを調べています。
また、13日午前11時すぎには、伊賀市治田の資材置き場で約16トンある建設用の板がクレーンから落下し、下で作業をしていたベトナム国籍の技能実習生の男性が下敷きになりました。
男性は市内の病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されたということで、警察で事故の原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20231214/3070011902.html
2023年12月12日7時0分に産経新聞から下記趣旨の記事が、写真と解説図付きでネット配信されていた。
神戸市灘区の阪急電鉄踏切で10月、手押し車を利用していた女性(94)が電車にはねられ死亡する事故があり、手押し車のタイヤがレールに挟まって女性が転倒し、踏切内に取り残されたとみられることが11日、捜査関係者への取材で分かった。
遮断機が下りた後に女性の転倒に気づいた目撃者の男性が非常停止ボタンを押そうとしたが、男性の側にはなく、約15メートル離れた反対側のボタンを押すまで数秒かかっていたことも判明した。
現場は、踏切内の線路に対し道路が斜めに交差する構造。
兵庫県警は、女性が方向を見失って斜めに延びていく道路から外れ、軌道との境界付近で転倒したとみている。
こうした構造の踏切は事故の危険性が高いとされ、阪急電鉄は新たな事故防止装置の設置を決定。
道路を管理する神戸市も通行環境の改善を検討している。
事故は10月24日午前7時15分ごろ、神戸市灘区篠原中町の阪急神戸線「篠原第二踏切」で発生。
近くに住む女性が通勤急行にはねられて死亡し、現場には手押し車のものとみられる部品が落ちていた。
県警灘署は周辺の防犯カメラなどを解析し、事故の経緯を特定した。
捜査関係者らによると、女性が踏切に到着した際、すでに遮断機が下りていたため、道路の左端付近で待機。
電車の通過を待って線路に対して直進した。
右手で小型の手押し車を押しながら左手にも荷物を持ち、かなり前かがみの状態だった。
道路は女性の進行方向に対して右斜めに延びて線路と交差しているが、女性は直進を続けて道から外れ、軌道との境界付近で転倒した。
その後、遮断機が作動。
女性はいったん起き上がりかけたが、再び転び、電車にはねられた。
同署は女性がかなり前かがみの姿勢で視野が狭くなっていたため、進路が道路からそれていることに気付かなかったとみている。
踏切には障害物検知装置があったが、主に車が対象となるため、倒れた女性には反応しなかった。
阪急は今回の事故を受け、現場に、取り残された人を検知できるシステムの設置を決めた。
神戸市は、道路に色を付けるなど、注意喚起のための対策を検討している。
【非常ボタン間に合わず…反対側のみ】
今回の事故では、踏切内で女性が転倒するのを目撃した男性が非常停止ボタンを押していた。
しかし目撃場所からボタンの場所まで距離があり、結果的に間に合わなかった。
件数自体は減少傾向にある踏切事故だが、危険性は構造によって異なる。
専門家は、それぞれの踏切の特徴に合った対策が必要だと指摘する。
捜査関係者らによると、目撃者の男性は踏切の北西角付近で踏切内に女性が倒れているのを発見。
すでに遮断機は下りており、非常ボタンを押そうとした。
しかし、現場で非常ボタンがあるのは南西と北東の2カ所。
男性は約15メートル離れた北東まで走ってボタンを押したが、ほぼ同時に電車が踏切を通過した。
ボタンを押せば自動的に電車のブレーキがかかる仕組みだが、運転士が女性の存在に気づき、ブレーキをかけた方が先だったとみられる。
非常ボタンは踏切を横断する自動車ドライバーらの使用を想定し、進行方向左手前に設置されているのが一般的という。
鉄道の安全対策に詳しい関西大の安部誠治名誉教授は、非常ボタンは通常2カ所としつつ「道幅が広いなど状況に応じて4カ所設置すれば、目撃者がすぐ押せるようになる」と指摘する。
【踏切「個性」に合わせた対策を】
今回の事故を受け、阪急電鉄は現場踏切に新たな事故防止装置を導入する方針だ。
同社によると、これまでも踏切内に照射されたレーザーが障害物で一定時間遮られると、接近する電車に自動ブレーキがかかる装置があった。
しかし、ある程度の高さや大きさがないものは検知できず、今回は作動しなかった。
来年度には、踏切内の障害物を高精度で検知する装置を導入するという。
安部氏は、こうした対策を評価した上で、「そもそも、転倒して人が取り残されないように、歩行環境を整備するなどの対策も重要だ」と指摘。
「踏切には個性があり、それぞれが抱えるリスクに合わせて対策を取る必要がある」と強調した。
https://www.sankei.com/article/20231212-3AJVLPFKBFLKHA4O54XMV5NH5U/
12月19日19時00分にYAHOOニュース(産経新聞)からは、記者が死亡した女性と同じように腰を曲げ前かがみで踏切に入ってみると、視覚上、道路から徐々に外れていくのもやむなしと感じたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故の背景として浮上したのは、線路に対し道路が斜めに交差するなどの現場の構造。
なぜ、女性は亡くなったのか。
現場を歩き、探った。
先月下旬、女性と同じように南西側から踏切に入った。
道路は進行方向右斜めに線路と交差しているが、軌道との境界に沿って黄色のラインが引かれている。
「これなら道路から外れることはないのではないか」。
そんな印象を抱いた。
ところが、腰を曲げて前かがみになってみると、考えは一変した。
踏切内には線路に対し直角に、舗装のつなぎ目のような線がある。
視野が極端に狭く、踏切全体の構造を把握できない中、こうした線や「線路に対して直進」という感覚に頼って歩くと、徐々に道路から外れていく。
女性は当時、右手で小型の手押し車を押し、左手に荷物を持っていた。
周辺の防犯カメラの映像などによると、進路が道路から外れ、軌道との境付近でレールに手押し車のタイヤが挟まって転倒した。
年齢などを合わせて考えると、こうなってしまうことは十分あり得ると感じた。
・・・
この踏切のように、線路と道路が斜めに交差する構造は珍しくなく、より急角度で交差する踏切も多い。
それでも、現場ではこれまで、ベビーカーのタイヤが挟まるなどのトラブルも起きていたという。
現場では速度を上げて横断する車を警戒し、道路の端を歩く人も多かった。
しかし、軌道との境に引かれた黄色のラインを越えると、すぐに段差になっていたり、道路の端がくぼみのようになっていたりもする。
こうした点にも危険を感じた。
道路を拡幅する、分かりやすいよう色分けする-。
電車に関する事故には駅ホームの転落防止など取り組むべき課題が多いのは理解するが、今回の現場でも、できる対策はいろいろとあるのではないか。
同じような悲劇が起きてほしくないと切に願う。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e85397fdff0d7a2cb4f3292c3456cc47c6bceadf
2023年12月12日21時27分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前11時半ごろ、大阪府東大阪市の近畿大東大阪キャンパスで、大学院総合理工学研究科の研究室で実験中、薬品が発火する事故があった。
近大によると、実験をしていた大学院生1人が同市内の病院に搬送され、顔や腕をやけどする軽傷を負った。
けがをした大学院生は、還元反応の実験で水素化リチウムアルミニウムを計量していたところ、発火したという。
この物質は水に反応して発火する性質があり、近大が事故原因を調べている。
https://www.sankei.com/article/20231212-7CHA2JN7PBNTJFKWN4HKWWO7XQ/
12月12日付で同大のHPに重要なお知らせとして、薬品が反応して出火した、研究室には他に2人の学生がいたがけがはなかったなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。
令和5年(2023年)12月12日(火)午前11時30分頃、近畿大学大学院総合理工学研究科の研究室にて、実験中に薬品が反応して発火する事故が発生しました。
駆けつけた教員が速やかに消火しましたが、実験を行っていた大学院生1名が中河内救急救命センターに搬送され、顔や腕の1度熱傷等と診断されました。
当時、研究室には他に2名の学生がおりましたが、怪我はありませんでした。
日頃から安全に配慮して研究活動を行っておりますが、このような事態となり、学生、保護者および関係者の皆様にご心配をおかけしたことを、心からお詫び申し上げます。
原因については現在調査中ですが、学生・教員への注意喚起と安全管理をさらに徹底し、再発防止に努めてまいります。
https://www.kindai.ac.jp/news-pr/important/2023/12/040898.html
2023年12月11日20時48分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都は11日、井の頭自然文化園(武蔵野市)で飼育していたニホンリス31匹が死んだと発表した。
衛生対策のために体の表面の寄生虫を駆除する薬をつけ、巣箱に殺虫剤をまくなどした後に相次いで具合が悪くなったといい、詳しい原因を調べている。
都建設局によると、死んだのは同園のリス繁殖棟A棟で飼育していた40匹のうち31匹。
4日に全40匹を捕獲して、体表の寄生虫を駆除する薬2種類を滴下して背中につけた。
また、ケージ内にある巣箱には殺虫剤を散布するなどした。
その後、全頭をケージに入れたところ、うち1匹がその日のうちに死んだ。
その後も具合が悪くなるリスが相次ぎ、11日朝の時点で計31匹が死んだ。
使用した薬剤3種類はこれまでに使ったことがあるものだったが、中毒の可能性もあるとみている。
ニホンリスは体長18~22センチ、体重200~310グラム。
本州、四国、九州に分布している。
https://mainichi.jp/articles/20231211/k00/00m/040/193000c
2023年12月10日12時51分に熊本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前、熊本市の住宅地で4歳の男の子が犬にかまれ、けがをしました。
警察などによりますと、10日午前9時半ごろ、熊本市東区戸島(としま)の空き地で、父親や妹と散歩していた4歳の男の子が、後ろからきた犬にかまれました。
男の子は左胸から脇腹にかけて複数箇所をかまれ、一部を縫うなどしましたが、命に別状はないということです。
「大人3人が犬を押さえて(男の子から)離そうと、必死に助けを求めていました」(目撃した人)
犬は体長1mほどの雑種で、近くにいた住民たちによって取り押さえられ、警察が確認した際には、死んでいました。
犬にはリードが付いていて、飼い主の60代の男性は警察の聞き取りに対し、「散歩をさせようとしたところ逃げ出した」と話しているということです。
警察は、飼い主の男性の過失傷害の疑いも視野に、犬が逃げ出した経緯などを調べることにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cd4af8b4388934dec56920de5e3b093e5ad6e28
12月11日18時46分にYAHOOニュース(熊本放送)からは、犬に襲われた場合は逃げないほうがいいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう、熊本市の住宅街で4歳の男の子が犬にかまれ、けがをしました。
かみついた犬は『闘犬』として育てられていたということです。
【写真を見る】男児(4)をかんだのは『闘犬』左胸から脇腹にかけて6か所を縫うけが 目撃者「土佐犬かなと思った」飼い主「首輪を忘れ逃げ出した」かまれそうになった時の対策は『動かないこと』
12月10日(日)午前9時半ごろ、熊本市東区戸島の空き地で父親や妹と散歩をしていた4歳の男の子が体長1メートルほどの犬にかまれました。
記者:
「親子は、このあたりまで逃げました。そして犬に襲われたと見られています」
男の子は左胸から脇腹にかけて、6か所を縫うけがをしましたが、命に別状はないということです。
目撃した人:
「私が見る限り、土佐犬(のような見た目)」
目撃した人:
「茶色くて大型犬で、土佐犬かなと思った」
警察によりますと、飼い主の60代の男性は犬について、「闘犬用として育てている3歳の雑種のオスで、散歩させようとしたら逃げ出した」と話しているということです。
また、かみついた時、犬の首には綱のようなものが巻かれていましたが、これについて飼い主が「首輪を忘れたので、直接首に巻いていた」と話していることが新たに分かりました。
ではなぜ、犬は男の子にかみついたのか?
動物病院の医師は、犬が遊びだと思っていた可能性があるといいます。
【犬は遊びだと思っていた?事故を防ぐために気を付けること】
竜之介動物病院 德田竜之介 院長:
「普通、本気でかんでいるなら離さない。
何回もかんでいるなら、ぬいぐるみやおもちゃなどのように遊んでいる可能性が高い」
もし、このような状況に遭遇した時にとるべき行動については。
德田院長:
「(犬は)逃げる物に対して追いかける習性がある。
もし道端で見かけたら、逃げてはいけない。
その場で立ち尽くすか、動かない方がいい」
そして飼う側は、今回のようなケースをあらかじめ想定する必要があると指摘しています。
德田院長:
「何かあった時には歯止めが効かない。大きい犬になればなるほど。
リードや首輪などもしっかりとしたものを付けないといけない。
何かあった時のために二重にも三重にも」
【いまの時期の犬には注意? 】
(解説)
まず、もし犬を見た時、かまれないためには逃げない事が大事です。
そして、もしかまれても、かまれた部分を引っ張らない。
Q.なぜ引っ張ったらだめなのでしょうか?
A.引っ張ると皮膚が引き裂かれてしまうので、別のもので気をそらさせるか、犬の方に押し返した方がいい.
キズが裂けてしまい、大けがにつながるとのことです。
そして、犬はなぜ子どもにかみついたのか?
ひとつの可能性ですが、犬は11月~12月にかけて発情期を迎え、そのストレスが影響した可能性もあると徳田院長は指摘しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/74fc0f10938184c049e8d151ef95186a5580004a
12月15日8時1分にYAHOOニュース(石井獣医師の寄稿文?)からは、日本には闘犬飼育ダメという法律はないが佐賀県は条例で特定犬飼養条件を定めている、2021年度は4000人以上が犬に噛まれているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
KYODOは、神奈川県横須賀市の路上で7月、市内の無職男性(82)と散歩中の土佐犬が、犬の散歩中の女性(39)と小型犬のミニチュアダックスフントを襲ってかみつき、女性にはけがをさせ、ミニチュアダックスフントは死んだと伝えています。
このため、田浦署は11日、過失傷害の疑いで土佐犬の飼い主を書類送検しました。
また、今月10日、熊本市で父親などと散歩していた4歳の男の子が犬に胸の辺りを複数回かまれて病院に搬送されました。
その犬は、闘犬用として育てられていたそうです。
警察は過失傷害の疑いも視野に捜査しています。
日本では土佐犬、ピットブルテリアなどの闘犬を飼育してはいけないという法律がありません。
上述のような事件は、普通に歩いているだけで闘犬に襲われる可能性があるということを示しています。
環境省の調査では、驚くべきことに、2021年度は年間4000人以上が犬による咬傷事故の被害をうけています(犬舎の周辺より公共の場所の方が多い)。
そのことについて、考えていきましょう。
【土佐犬 ピットブルテリアなどの闘犬が悪いのか?】
闘犬が人にケガを負わせたり、犬をかみ殺したりするなどの事件が起こっています。
このような狂暴な性格の犬が悪いと思う人がいるかもしれません。
確かに、犬に襲われた人や犬は恐怖を感じ、実際、痛い目に遭っています。
その一方で、飼い主が適切に飼養すれば、このような事件は起こらないのです。
日本での土佐闘犬の歴史は古く、鎌倉時代あるいは室町時代から闘犬が行われており、藩士の士気を高めるため土佐藩(高知県)で四国犬を使った闘犬が幕末の頃から盛んになったそうです。
闘犬は、飼い主によって土俵の中で喧嘩をするように訓練をされている犬なのです。
どんな犬でも闘犬になれるわけではありませんが、喧嘩に向いた犬種(後で説明)を闘犬にします。
人は犬の改良をしているので、世界では200以上の種類があると言われています。
そのなかには、つまり人で言えばボクシングや相撲、レスリングのようなものが好きな犬もいるのです。
一般的には、闘犬は飼い主が愛情ある訓練と飼育をしていれば、飼い主に忠実な犬です。
喧嘩するように訓練されている犬を放つと、人や犬などを襲うことはあり得ることです。
このような問題を起こす犬は、飼い主の飼育が適正ではないのです。
【危険犬種法があるイギリス】
闘犬は、飼い主が逃がさないよう飼育すれば、他の犬をかみ殺す、あるいは人に危害を与えることなどはしないです。
しかし、それが出来ない飼い主がいるので、イギリスでは、危険犬種法(Dangerous Dogs Act)があります。
日本には、このような法律はありません。
このイギリスの法律は、人や他の動物に対する攻撃性が高いとされる犬種に対して厳しい制限を課しています。
具体的には、売買、譲渡、繁殖が禁止されている4つの犬種が含まれています。
以下が禁止されている犬種です
1、ピットブルテリア (Pit Bull Terrier)
日本でも飼い主から逃げてニュースになっているので、知っている人も多いのではないでしょうか。
下顎の発達した犬です。
アメリカで改良された闘犬用の犬種で、ブルドッグのがっちりとした体格とテリアの性格を受け継いでいます。
性格は忠実で愛情深い犬とされています。
筆者は、ピットブルテリアを診察したことがありますが、その子たちは、飼い主がちゃんと保定してくれれば、従順で速やかに治療ができました。
ピットブルテリアのなかには、喧嘩しないように他の犬が来ないときに来院しているケースもありました。
2、土佐犬 (Japanese Tosa)
闘犬用として作られた犬種で、従順な性格であり警戒心が強い犬です。
喧嘩をしているときも鳴き声をだしません。
日本に土佐犬はいますが、数は少ないです。
体重は90kgにまでなる子もいます。番犬には向いていますが、初心者や高齢の人には飼育が難しい犬です。
3、ドゴ・アルヘンティーノ (Dogo Argentino)
珍しい犬です。
ドゴ・アルヘンティーノは、アルゼンチンで、イノシシ、ピューマ、ジャガーなどの大型の獲物の狩猟用に改良された犬です。
疲れ知らずの体力があり、番犬としては、命がけで侵入者と戦うという性質を持っています。
4、フィラ・ブラジレイロ (Fila Braziliero)
珍しい犬です。
ブラジルで、イノシシ、ジャガーなどの大型の獲物の猟のために改良された犬です。
飼い主に対して忠実でやさしいとされていますが、見知らぬ人に対して警戒芯が非常に強くなるように改良されています。
これらの犬種は、どれも大きく、筋肉質で力強いため、見た目から怖いという印象を与えます。
イギリス以外でも多くの国で違法とされています。
【特定犬がある佐賀県】
普段はおとなしい犬でも、飼い主が予期しない状況で咬傷事故を引き起こすことがあります。
「佐賀県動物の愛護及び管理に関する条例」で特定犬を定めています。
特定犬とは、人に危害を加えるおそれがあるものとして定められており、以下の10犬種です。
1、土佐犬
2、秋田犬
3、紀州犬
4、ジャーマン・シェパード
5、グレート・デーン
6、ドーベルマン
7、セント・バーナード
8、アラスカン・マラミュート
9、マスチフ
10、アメリカン・スタッフォードシャー・テリア(アメリカン・ピット・ブルテリア)
それ以外にも、体高(背中の一番高い部分から地面まで)65cm以上の犬と、危険性(咬傷事故の再発など)のおそれがある犬を知事が指定しています。
これらの犬は、以下のように飼養することが佐賀県では決められています。
・咬傷事故や転倒事故を防止するために「おり」の中で飼養する
・鍵のかけ忘れや、扉の破損がないよう、日頃から注意する
・特定犬シールがあり、特定犬を飼養していることを明示する標識(シール)を訪問者等から見えやすい場所に掲示(貼付)する
【まとめ】
日本では、飼養してはいけない犬はいません。
犬には、犬の性質があり、喧嘩が好きで疲れを知らない子もいるのです。
そのようなことを理解せず、リードや首輪が外れて、犬に襲われる人や犬が年間に4000件以上あるのです。
佐賀県のような条例が他の都道府県でも必要ではないでしょうか。
飼い主は犬の性質をよく理解し、犬や人にとって咬傷事故のようなかなしい事件が起こらないように配慮してほしいです。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e98d8ae2d5fbf4f773c93b71125c97e26cc595b7
2023年12月11日14時14分にYAHOOニュース(熊本県民テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市中央区にあるマンションの1室で、10日未明に爆発が起き、住人の男性が病院に運ばれました。
男性は部屋に殺虫剤をまいていたと話し、警察が爆発との因果関係を調べています。
10日午前0時ごろ、熊本市中央区大江のマンションで、「爆発音がした」と、警察や消防に通報がありました。
警察によりますと、4階建てマンション2階の54歳の男性の部屋で爆発が起き、ベランダの窓が吹き飛んだほか、こたつ布団の一部が焼けるなどしたということです。
この爆発で、男性は髪の毛が焼けるなど、軽いやけどをして病院に運ばれました。
警察の調べに対し、男性は爆発当時、部屋の片づけ中に室内でゴキブリを見つけ、スプレー式殺虫剤を大量にまいていたところ、約1分後に爆発が起きたと話しているということです。
警察は、何らかの火がこたつの周辺から殺虫剤の可燃性ガスに引火した可能性があるとみて、原因を調べています。
ところで、似たような事故がこれまでも熊本市内で起きています。
熊本市消防局によりますと、管内で過去10年間、スプレー缶が原因となった火災は22件。
そのうち4件はスプレー缶の使用中に、暖房器具に引火したり、スプレー缶を使ったあと、たばこに火をつけて爆発したりしたケースだということです。
スプレー缶には注意事項が記載されていますので、しっかりと守ることが大切です。
熊本市消防局に殺虫剤や整髪料・消臭剤などのスプレー缶を使用する時の注意点を聞きました。
・火気の近くで使わない
・室内や車内など密閉空間で使った後は必ず換気する。
・保管するときは高温を避ける
・捨てるときはガスを全て抜いてから
最近は寒くなり、室内で暖房器具を使うことが多くなるので、特に注意が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4eb9e4401dfdc35cc9657f32580a53a2fab819c
12月14日17時49分にYAHOOニュース(NHK熊本県民テレビ)からは、電気式こたつの熱で引火した模様、連続で40秒以上は噴射しないことなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月10日、熊本市のマンションで起きた爆発事故。
住民の男性が殺虫剤のスプレーを使った後に起きていました。
新たに「こたつ」への引火が原因とみられることが分かりました。
この事故は12月10日未明、熊本市中央区大江のマンションで、54歳の男性が自分の部屋で殺虫剤のスプレーを噴射した後に爆発したものです。
男性は髪の毛が焼け、顔や首、のどに軽いやけどをして搬送され、12日に退院しました。
警察は13日、男性立ち合いのもと部屋で検証を実施しました。
その結果、スプレーのガスが電気式こたつの熱に引火した可能性が高いことが分かりました。
警察によりますと、男性はこたつをつけた部屋の中でゴキブリを見つけ、殺虫剤のスプレーを約1分間連続で噴射したと話しているということです。
殺虫剤メーカーは、スプレーを使用する際に、火気や暖房器具の近くなど高温になる場所での使用を避け、ガスの充満を防ぐため、連続で40秒以上使用しないよう注意を呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7aa8e5aeab11212432b60bc9e5044207a976ce59
(ブログ者コメント)
殺虫剤の大量噴霧により爆発が起きた事例は、本ブログでも過去に何件か紹介スミ。
2023年12月8日18時10分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県厚木市の立体駐車場で150台以上の車が燃えた火事で、NHKが独自に入手した現場の防犯カメラの映像には、火元とみられる車の近くから炎が床を伝って広がる様子が記録されていました。
専門家は、ガソリンなど可燃性の液体の表面が燃える「プール火災」が起きたと分析していて、通常より短時間で周辺の車に延焼した可能性があると指摘しています。
ことし8月、厚木市にあるパチンコ店「M厚木北店」の立体駐車場で火事があり、けが人はいませんでしたが、2階を中心にあわせて152台の車が燃えました。
NHKは現場の防犯カメラの映像を入手し、火災のメカニズムに詳しい東京理科大学の関澤愛教授に分析してもらいました。
映像には火元とみられる車が停車する様子が写っていて、その6分後に煙が出始めるのが見えます。
そして2分後には車体から火が出て、しばらくすると炎が床を伝って広がっていく様子が確認できます。
この炎について、関澤教授はガソリンなどの表面が燃える「プール火災」だと指摘していて、火がついた液体が床を伝って周辺の車の下に広がったことで、車から直接燃え移るより短時間で延焼が拡大した可能性があると分析しています。
関澤教授は、「火が出た車の左右や前後の車に順番に引火していくことがこれまで想定されていたが、床面に可燃性の液体が広がって車が下からあぶられるような状態になると、より早く延焼拡大が進む可能性がある。今回、初めて日本で起きた大規模火災なので、油が漏れだして床面に広がる火災のパターンを視野に入れて対策を検討する必要がある」と指摘しています。
今回の火災をめぐっては炎や煙の熱によって駐車場全体の温度が上昇し、一気に火災が広がった可能性を指摘する専門家もいます。
火元から遠い車も火元の周辺と同じような焼け方をしていることなどから、室内の一部で発生した火災が短時間に部屋全体に燃え広がる「フラッシュオーバー」と同じような現象が起きたとみられるということです。
消防は、火元の車の出火原因や火災が拡大した要因について、今月中に報告書にまとめる予定です。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20231208/1050020467.html
2023年12月25日20時0分に朝日新聞からは、火元の車はフォルクスワーゲン、今月22日に別車種を含めブレーキ液のタンクがエンジンの熱で溶ける恐れがあるとしてリコールの届出をしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
独フォルクスワーゲン(VW)の日本法人は25日、火元の車がVW製のゴルフTDIだったと明らかにした。
同法人によると、この車種には火災が起きうる不具合があり、厚木市での火災の原因となった可能性を「排除できない」という。
同法人は22日、同車種を含む9車種について、国土交通省にリコールを届け出た。
火元とされた車は2021年8月製造のディーゼル車。
厚木市消防本部によると、現場となった立体駐車場の2階中央付近に駐車後、2、3分で出火したとみられる。
リコールの内容は、ブレーキ液が入るリザーバータンク周辺の遮熱機能の不具合で、エンジンの熱でタンクが溶け、最悪だとブレーキ液が漏れて排気系部品に触れ、火災になる可能性があるというもの。
21年2月~今年11月に輸入した9車種約6500台が対象という。
ただ同法人は、焼損したこの車自体については「欠陥を一切特定できなかった」としている。
一方、厚木市消防本部は25日、出火原因で別の推定を発表した。
エンジンそばの排気管にエンジンオイルが付着して出火したとするもの。
付着の理由は不明としている。
火元の車のブレーキ液のタンクの周辺については、焼失のため調査できなかったとしており、同法人の見解については、可能性として排除しないとしている。
https://www.asahi.com/articles/ASRDT6D8QRDTOXIE02X.html
12月25日19時26分に毎日新聞からは、リコール理由は遮熱マット取り付け位置の不備、排気系部品にオイルの染みがあることも確認されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省によると、リコールは、エンジンの熱でブレーキ液のタンクが溶けることがあり、最悪の場合に液が漏れ、排気系部品に触れると火災になる恐れがあるとの内容。
熱を遮るマットが正しく取り付けられていないケースがあることが原因としている。
VWグループジャパンは厚木市の火災に関し、「遮熱マットの取り付け位置の不備に起因している可能性を排除できない」との声明を発表した。
消防本部によると、出火元は駐車場の防犯カメラ映像などから断定した。
消防本部は出火した車について、ブレーキ系統が全て焼失し、ブレーキ液の漏れなどが実際にあったかどうかは分からなかったとした。
一方、消防本部は実況見分で、排気系部品にオイルの染みがあることを確認。
高温となった部品にエンジンオイルが付着し、火が出たと推定する内容を公表した。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20231225/k00/00m/040/184000c
12月25日18時27分にYAHOOニュース(テレビ神奈川)からは、オイル染みが見つかった部品は走行中800℃近くになる、火災が大規模になったのは危険を感じて初期消火できなかったことなどが原因など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因について、焼失しなかった部分を調べた結果、車両内部にあるエンジンの排出ガスが最初に通る箇所の部品にエンジンオイルとみられるオイル染みが見つかり、そこから出火したと推定されています。
一般的にその部品は、走行中800度近くまで高温になるものだということですが、なぜそこにオイルが付着したのかはわかっていません。
燃えた車両は153台に上ったといい、その原因について消防は・・・。
田中・厚木北消防署長:
「爆発音などもあり、危険を感じて初期消火することができなかったというのがひとつ。
車両が密集した状態であったことや、開放性があり空気の供給がされやすい構造であった。
また近年の車は樹脂製品など石油製品を多く使っていて、一度火がついてしまうと容易に燃えやすくなったのも原因のひとつと考えている」
https://news.yahoo.co.jp/articles/71e06a8dae2b4750b05e68d6d91261c70d4b5562
12月25日16時59分にNHK首都圏からは、オイル染みが見つかったのはエキゾーストマニホールドという部品、火災拡大原因の一つは風速2.7mの風によって炎や熱が拡がったことなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火元の車は、2年前に製造された大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンのディーゼル車で、エキゾーストマニホールドというエンジン近くの部品にオイルのしみが確認されたということです。
一方、消防は、多くの車に火災が拡大した原因について、風速2.7メートルの風によって炎や煙の熱が広がって駐車場全体が高温になったことや、車に樹脂製品が多く使われているため、一度火がついたら燃えやすいことなどが考えられると説明しました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20231225/1000100382.html
12月28日20時50分に毎日新聞からは、車の底部から可燃性液体が火の付いた状態でしたたり落ち、漏れ続けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
総務省消防庁によると、付近の防犯カメラに、この車の底部から可燃性の液体が火の付いた状態でしたたり落ち、漏れ続けて床の傾きに沿って火炎が広がる様子が写っていた。
同庁は出火元の車で「高温となった排気系部品の上にエンジンオイルが漏れ、火が出たと考えられる」との見解を明らかにした。
https://mainichi.jp/articles/20231228/k00/00m/040/356000c
(2024年2月29日 修正2 ;追記)
2024年2月27日21時34分に産経新聞からは、火元の車は直前に軽油を満タンにしていた。そのため火勢が強まった可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出火元となった車から満タンに近い量の燃料が漏れて火の勢いを強めた可能性があると実況見分に立ち会った総務省消防庁が推定していることが27日、分かった。
厚木市消防本部が27日に開示した資料で明らかになった。
実況見分の調書などによると、昨年8月20日の火災直前、出火元となったフォルクスワーゲン(VW)のディーゼル車の所有者がガソリンスタンドで34リットル超の軽油を給油していたことが、防犯カメラの映像や所有者の話などから判明。
燃料タンク容量は51リットルだった。
駐車場床面の燃えかすを総務省消防庁が調べたところ、燃料の軽油が含まれている可能性があると同庁が市消防に伝えていた。
https://www.sankei.com/article/20240227-C37LTN4XJBOOJNWHUMLI4IETPI/
2023年12月8日13時2分にYAHOOニュース(テレビ大分)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分空港のアクセス向上のため、県が今年度中の就航を目指しているホーバークラフト。
訓練初日に事故が起きてから8日で1か月。
操縦の難しさや安全への取り組みについて元船長や運航会社に話を聞きました。
【写真を見る】ホーバー 事故から1か月 元船長が語る操縦の難しさ「スケート場で大型バスを走らせる感覚…」【大分】
ホーバークラフトの元船長 宮本さん:
「悲しい。やっぱりああいう風に、事故の跡を見ると」
事故が起きた大分空港の発着地でこう話すのはホーバークラフトの元船長宮本さんです。
11月8日、運航会社「大分第一ホーバードライブ」の操縦訓練初日。
1番船の「Baien」が空港でガードレールに衝突する事故を起こしました。
この影響で訓練は延期に。
1月から船体の修理が行われる予定です。
宮本さんは2009年に運航を休止した「大分ホーバーフェリー」で、16年間船長を務めました。
ホーバーは気象条件をはじめ乗客の人数やその座る位置が影響するほど操縦が難しい乗り物だったと話します。
宮本さん:
「陸に上がったらもう、全く無風状態でも不安定な状態になる、けっこう難しい乗り物。
(事故原因は)コース取りとオーバースピードかなと思う」
宮本さんは「難しいのは陸上の航走路。スケート場で大型バスを走らせるような感覚だった」と指摘します。
宮本さん:
「私的見解だが、訓練するのに海上では2、3ぐらい。陸上が7、8ぐらいの割合かと思う。
ゆっくりゆっくりワンステップワンステップしていければ必ず出来ると思うんで、頑張って欲しい」
一方で、現在の運航会社は事故後1か月を次のように振り返ります。
大分第一ホーバードライブ 小田社長:
「この1ヶ月間は、事故を起こしてしまったのをどう回復させていくのか、信用の回復、壊れた船に関してもどういう風に修繕していくかっていうところにかなり追われた。
訓練期間を今までよりも長く持たなくてはいけないと現時点では考えている」
訓練は早ければ来年1月、2番船を使って再開されますが、1番船が使えないため、2月からは操縦士2人をイギリスに派遣し訓練を行うということです。
また県内での訓練でも、造船会社から直接指導を受けることになりました。
宮本さん:
「今後、どういう形で安全性と安全な運航というものを見せていけるのか、本当に注力していかないといけ ない。そういう思いが今ある」
【ホーバークラフト 今後のスケジュールは…】
早ければ来年1月に、県内での操縦訓練が2番船を使って再開されます。
また、3番船が到着するほか、壊れた1番船の修理も始まります。
大分第一ホーバードライブは引き続き、今年度中の運航開始を目指しています。
空港とのアクセス向上が期待されるホーバーですが、県民などが安心して利用できるように、安全第一で準備を進めてもらいたいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d785473dab554c306d40cd6a5069a2e23410991
※事故発生当時の報道は下記参照。
(2023年11月8日付 YAHOOニュース;乗りものニュース)
【スカート部分以外は国内に予備部品なし】
大分県は2023年11月8日、大分空港(国東市)~大分市間の定期就航を目指して訓練中だった「ホーバークラフト」が、同空港至近で事故を起こしたと発表しました。
運航を担う大分第一ホーバードライブの説明によると、事故があったのは訓練初日となる8日午前7時5分、場所は空港に隣接する発着場の斜路口中央で、1番船「Baien(バイエン)」が斜路に設置してあるガードレールに衝突、船体を損傷したとのこと。
なお、けが人はおらず、油や燃料漏れなどもないそうです。
ただ、「Baien」については船体後部のスカート、ラダー、リフトファンの支柱(ファン本体は無事)、これら3か所を破損しています。
会見に出席した伊藤カメラマンによると、「詳しく調査する必要があるものの、現状では2~3か月ほど修理にかかる可能性がある」「修理のため(イギリス本土の)工場に回航しなければならないかもしれない」との説明があったとのことでした。
なお、約2~3か月という修理期間についても、これはあくまでも国内で修理した場合の想定であり、イギリスへ回航することになったら移送だけで2か月程度を要するため、4~5か月はさらに遅れる可能性があるとのこと。
交換部品も、スカート部分は国内に予備があるものの、それ以外はパーツを別途調達する必要がある模様です。
【2番船「Banri」使って訓練を実施か】
大分第一ホーバードライブによると、当該パイロットは一級海技士を取得しており、すでにイギリスで20時間の訓練を受けている人物とのこと。
全訓練時間が140時間あるうち、残り120時間を始めたところで、技量は十分であったため、単純な操作ミスだとしています。
現状では、「Baien」で訓練再開するのは無理ですが、2番船「Banri」が同日(11月8日)に大分へ到着しているため、同船が県より引き渡されれば訓練を再開することは可能だといいます。
とはいえ、2番船「Banri」も県から引き渡されるまでには最低でも1か月ほどかかるそうで、訓練時間を確保するため、パイロットをイギリスに派遣して、向こうで訓練するかもしれないとのハナシでした。
大分第一ホーバードライブは今回の事故について「県有資産を破損させてしまい、また県民の期待を裏切るかたちになってしまい大変申し訳なく思っている」「破損した船体および航走路の設備の修理費については自社で負担する」としています。
県は、大分空港のアクセスを改善すべく2023年度中にホーバークラフトを就航させる予定でしたが、今回の事故により、そのスケジュールを見直す必要に迫られるかもしれません。
https://trafficnews.jp/post/129191
(ブログ者コメント)
ホーバー操縦の難易度は普通の船に毛の生えた程度かと思っていたブログ者。
この報道で認識を新たにした。
2023年12月6日13時10分にYAHOOニュース(Merkmal;フリーラーター猫柳蓮氏の寄稿文?)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【異なる交通標識の文化】
レンタカーを利用した訪日外国人の交通事故が増えている。
2023年11月23日付の『北海道新聞』朝刊によると、観光名所の多い帯広署管内の2023年の人身交通事故件数は2022年比124件増の424件だった。
記事によると、人身事故は2件増の3件、物損事故は21件増の22件。
コロナ禍による入国規制が緩和したことで、個人や少人数でレンタカーを借りる訪日外国人が増えたことも増加の一因と見られる。
事故の原因は、単に不慣れな土地での運転だけにとどまらない。
現在指摘されている問題は、日本の道路標識が多くの訪日外国人にとって理解しにくいことだ。
なかでも、訪日外国人にとってわかりにくい標識の例としてよく挙げられるのが「止まれ」の標識だ。
製品マニュアルや取扱説明書に使用されるマークは「ISO規格」によって世界規模で標準化されているが、交通標識には広く普及している世界標準はない。
1968年の国際連合道路交通会議「道路標識及び信号に関するウィーン条約」では、国連企画の標識が規定されているが、日本はこの条約に加盟しておらず、独自のデザインを採用している。
ドライバーに一時停止を促す日本の「止まれ」標識は、逆三角形に赤い縁取り、日本語で「止まれ」と書かれたもので、1963年から使われている伝統的なデザインである。
しかし、世界で最も普及している一時停止の標識は、英語で「STOP」と書かれた赤い八角形である。
また、米国では逆三角形の標識が「Yield(譲れ)」標識として一般的に知られている。
さらに、中国では八角形に「停」と、マレーシアでは「berhenti(停止)」と書かれている。
世界では、一時停止の一般的な認識は八角形であり、逆三角形の標識を見ても一時停止を想起することは難しい。
この文化の違いは、外国人ドライバーを混乱させる原因となっている。
【訪日外国人対応策の誤算】
この問題に対して、日本では外国人ドライバーに配慮した標識の改善策に取り組んでいる。
具体的には、「止まれ」の標識には「STOP」の文字を、「徐行」の標識には「SLOW」の文字を追加する。
この改善は、東京オリンピックを受けて2017年7月1日に開始された。
しかし、国内にある約170万か所に存在する一時停止標識の交換は、大規模で時間とコストがかかる作業であり、全国の標識が更新されるまでには、まだ10年程度かかると推定されている。
訪日外国人にとって「止まれ」よりも紛らわしい道路標識は多い。
しかも、訪日外国人が混乱すると思われるものは増えている。
その理由は、2014年に国土交通省が定めた標識令改正による「道路の案内標識の英語による表示に関する告示」だ。
この告示では、これまでローマ字と英語が混在していた標識を英語に統一することが定められている。
その結果、郵便局を示す道路標識はすべて「Post Office」となった。
公園は「Park」になった。
これに基づき、駅を「sta」や「stm」、道路を「st」と表記する例も見られるようになった。
しかし実際には、これは訪日外国人にとって無用な混乱を引き起こしている。
一橋大学大学教育研究開発センターが発行する『人文・自然研究』第12号(2018年)に掲載された報告によると、駅を表す「sta」「stm」、道路を表す「st」という表記を理解できる英語母語話者は、それぞれ57%、43%、71%にとどまった。
また、橋を表す「br」という表記を理解できる人はわずか 「7%」 しかいなかったという。
英語が一種の世界共通語になっているため、英語で書けば誰でも理解できると思いがちだ。
しかし、いきなり「ハルミストリートはどこですか」と聞かれたら、日本人でも戸惑うだろう。
実際、国会前には「The National Diet」という標識が見えるが、日本人が「コッカイマエ」と呼んでいるのが「The National Diet」であることを訪日外国人が簡単に理解できるとは思えない。
結局、訪日外国人の増加に対応するはずの施策が、訪日外国人には理解できない道路標識を増やしてしまったのである。
【異文化への視覚的アプローチ】
結局のところ、文字を使わずに理解してもらうことに解決策があるようだ。
『寒地土木研究所月報』710号(2012年)に掲載された「外国人ドライバーからみたドライブ環境の課題と対策の提案」では、北海道を訪れる外国人ドライバーの多くは ・香港 ・台湾 ・韓国 などの漢字文化圏の人たちであるため、ローマ字の併記よりも、ピクトグラムや路線番号の方が効果的とされている。
つまり、文化的背景の異なる訪日外国人にとっては、 「視覚的に、直感的に理解できる表現」 の方がわかりやすいのだ。
これらにとどまらず、訪日外国人が日本の道路標識を理解するためには、多言語対応や利用者の視点に立った視覚的な工夫を取り入れることが重要になるだろう。
また、今後は標識の整備だけでなく、外国人ドライバーに対する多言語での交通安全啓発活動や教育プログラムの充実が求められる。
さらに、技術の進歩を生かし、スマートフォンアプリやナビゲーションシステムを通じた多言語による道路情報の提供も、安全運転を支援する有効な手段となる。
訪日外国人需要が増大し続けることを考えれば、外国人ドライバーへの配慮はますます重要になる。
国際観光地としての日本の魅力を高めるためにも、外国人ドライバーが安全・快適に日本の道路を利用できる環境づくりが不可欠である。
猫柳蓮(フリーライター)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddff62fe8ec6185b90d5e747763f9912a4322611
(ブログ者コメント)
日本人が車の免許を取得する場合、試験を受けて90点以上で合格する必要があり、その試験問題のうち何問かは道路標識に関するものだ。
ゆえに道路標識の内容を一つも理解していなければ、90点以上をとるのは至難のワザ。
外国人に日本での運転を許可する場合、なぜ、この点が脱落しているのだろうか?
調べてみると、ジュネーブ条約加盟国の間では、自国で免許を取得していさえすれば、試験もなく、書類提出のみで他国で運転できるという。
警察庁
『外国の免許をお持ちの方』
https://www.npa.go.jp/policies/application/license_renewal/have_DL_issed_another_country.html
国際的にそう決められているのなら仕方がないが、なんか変だなあという気持ちを前から抱いていた。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。