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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2020619日に掲載した元記事がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10771/

 

 

(2020年7月12日 修正2 ;追記)

 

20207551分にYAHOOニュース(東洋経済ONLINE)から、下記趣旨の詳細な解説記事がネット配信されていた。

 

最初の陥没が起きた612日は現場から約40m(新横浜寄り)を掘削しており、陥没現場付近を掘削したのは6日前の6日だった。

 

2度目の陥没現場は300mほど手前で、シールドマシンが通過したのは約2カ月前の430日だったという。  

 

トンネルの土かぶり(地表面からトンネル上までの深さ)は、最初の陥没現場付近が約18m2度目の現場付近が約19m

 

新横浜トンネルは深さが50m以上の区間もあるが、陥没現場付近はすでに地下にある首都高速道路横浜環状北線の上をまたぐため、同トンネルの中では比較的浅い場所を通っている。

 

 

【発生前に数mmの変位】  

 

同機構によると、工事中は地表面の測定を毎日行っており、12日の陥没現場付近では発生の3日前から数mmの「微少な変位」が見られたため、道路交通への影響を見極めるために、観測態勢を強化していた。

 

ただ、この地表面の変位は「シールドトンネルの掘進に伴う一般的なもの」(同機構)だったという。

 

30日の陥没現場付近では、事前に地表面の変位はなかった。  

 

12日の陥没事故を受け、同機構は専門家らによる「新横浜トンネルに係る地盤変状検討委員会」を設置。

24日に最初の会合を開き、原因についての調査検討を行った。

 

会合に先立つ22日には、陥没箇所の仮復旧も完了した。

2回目の陥没はその矢先に起きた。

 

2つの現場はバス停1つ分ほどの距離しか離れておらず、新横浜駅や横浜アリーナにも近い通行量の多い場所だ。

 

立て続けに発生した陥没に、30日に現場付近を歩いていた男性は「2回も続くと、やっぱりちょっと怖い」と話した。

 

現時点ではトンネル工事と陥没の関連はわかっていないが、地域住民らが不安視するのは陥没事故の再発だ。

 

612日以降、新横浜トンネルの工事は中断しているが、陥没は2カ所ともすでに掘削が完了した場所の上で起きた。

 

鉄道・運輸機構は対策について「シールドトンネルの工事による地表面の陥没は通常は起こらないが、当面の対策として詳細な地質調査を行うとともに、地表面の監視を強化している」と説明する。

 

調査を踏まえて検討委員会で審議し、原因の解明を進める方針だ。  

 

もう1つ懸念されるのは、トンネル工事の中断による相鉄・東急直通線の開業時期への影響だ。

同機構は、「今は(陥没の)原因究明を行っている段階で、現時点でお話しできることはない」とする。

 

同線は各区間で工事が進んでおり、今年2月には羽沢横浜国大駅―新横浜駅間の「羽沢トンネル」掘進が完了。

同機構のウェブサイトに掲載された「土木工事着手率」は100%だ。

新横浜駅の部分についても「地下の躯体の土木工事はおおむね完了している」という。

 

 

【過去に開業時期延期も】  

 

ただ、相鉄・東急直通線は過去に開業予定時期を延期した経緯がある。

 

同機構などは20168月、開業時期を当初予定の20194月から2022年度下期に変更すると発表。

延期の理由は、用地取得の遅れや新綱島地区の地質が想定よりも軟弱だったことなどだった。

 

相鉄・東急直通線の環境影響評価書には「計画路線周辺にはN(地盤の強度を表す指標の1)5以下を示す比較的軟らかい地盤を厚く確認できる地点もあり、特に新横浜駅及び綱島駅周辺で多く確認できます」との記述があり、綱島周辺とともに新横浜駅周辺の地盤の状況に言及している。  

 

工事中断による影響だけでなく、詳細な調査によって新横浜トンネル付近でも新たに地質の問題などが見つかれば、開業に影響する可能性がないとは言い切れないだろう。

 

相次いで発生したトンネル工事の上の道路陥没。

予定通りの開業はもちろん、再発防止のためにも、工事との関連を含めた早急な原因の解明が重要だ。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/fa63d00ece446ea960c8a6d0233b749f858ba842?page=1

 

 

 

(2020年7月25日 修正3 ;追記)

 

20207242140分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からは、トンネル工事が原因だと結論づけられたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

原因を調べていた検討委員会は24日、地下で進められていたトンネル掘削工事の影響と結論付けた。

 

東京都内で開いた第3回会合後の会見で、龍岡文夫委員長(東京大学名誉教授)は「トンネル工事が陥没を誘発する空洞をつくったと考えられる」との見解を示した。

 

事故は6月12、30日に発生。

1回目は長さ約11メートル、幅約8メートル、2回目は約300メートル離れた場所で長さ約7メートル、幅約6メートルにわたり陥没した。  

 

直下では2022年開業を目指す相鉄・東急直通線の新横浜トンネルの掘削工事が行われており、工事発注主の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が設置した専門家らによる検討委が原因究明を進めていた。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/88b53bf09a60473673700f9cb4605aba35dd3b1e

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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