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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202078184分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大分県は8日、同県臼杵市の高齢者福祉施設でやかんに入れた酸性のスポーツドリンクを飲んだ7796歳の男女13人が食中毒となったと発表した。

 

県によると、やかんに付着した銅がドリンクで溶け出たとみられる。

 

13人は施設のデイサービスを利用。

6日午前、施設が市販の粉で作ったドリンクを飲んだ後、約1時間後に吐き気や下痢などの症状が出た。

重症者はいなかった。

 

県がドリンクを調べたところ、1リットル当たり200ミリグラムの銅を検出し、やかんからも微量が見つかった。

 

県によると、酸性のスポーツドリンクを金属製のやかんや水筒に入れると、金属が溶け出ることがある。

 

今回のやかんはステンレス製だが、底にたまった水あかに含まれる銅が溶けたとみられ、「珍しいケース」という。

 

スポーツドリンクのほか、炭酸飲料や果汁飲料などでも容器の金属が溶ける可能性があるとして、県は「これから暑くなり、熱中症対策でスポーツドリンクを飲む人が増える。気をつけてほしい」と呼び掛けている。

 

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/624278/

 

 

781943分に大分放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

保健所では、酸性の飲み物を作る際には金属製の容器に長期間、保管しないことや、保存容器を定期的に新しいものに交換するよう、注意を呼びかけています。

 

http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=07080049453&day=20200708

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

水あかに銅が含まれていた?

 

どういうことかと調べてみると、給水管などに銅製品が使われている場合、そこから銅イオンとなって溶出することがあるということらしい。

 

浴槽では銅石鹸なるものも、しばしば話題になる模様。

 

情報は多々あったが、以下の下関市の解説が解り易かった。

 

上下水道 Q&A

http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/water/icity/watertalk/vol44/html/qanda/index.html

 

 

 

(2020年8月30日 修正1 ;追記)

 

2020829110分に朝日新聞からは、12年前には東京で破損水筒に入れたスポドリを飲んで中毒した事例があったなど、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。

 

厳しい暑さが続く中、熱中症予防にスポーツドリンク(スポドリ)を水筒に入れて持ち歩く人もいる。

 

ところが、こうした使い方をすると「金属が溶け出すこと」があると、厚生労働省が呼びかけた。

 

はたして本当なのか、全国魔法瓶工業組合(大阪市)やメーカー、専門家に聞いてみた。

 

 

【過去の腹痛事故、実は…】

 

厚生労働省は78日、食品安全情報の公式ツイッターで「金属製の容器(ヤカンや水筒)は酸性の飲み物と反応し、金属が溶け出すことがあります。金属製の容器にジュースやスポーツ飲料を入れる時は、注意書きをよく確認しましょう!」と発信した。

 

担当者は、「容器の中に傷やサビがあると、スポドリや果汁飲料、乳酸菌飲料、炭酸飲料などによって金属が溶け出す可能性がある。長時間の保管は避けてほしい」という。

 

あるメーカーの水筒の説明書を読むと「スポーツ飲料を入れた場合は、使用後、すぐにお手入れをする」、「カビの発生やサビや穴があくなど、故障の原因」などとある。

 

今年7月には、大分県臼杵市の高齢者施設で、やかんに入ったスポドリを飲んだ高齢者13人が、吐き気や下痢などに苦しんだ。

飲料から高濃度の銅が検出された。

 

やかんで水道水を沸騰させた後、スポドリの粉末を入れて提供していた。

スポドリは酸性の飲料だが、ステンレス製のやかんが溶けたのか。

 

実は県は、やかんが直接溶けたのではなく、水道水を繰り返し沸騰させる中、水にわずかに含まれる銅が、やかんの内側に蓄積し、スポドリと反応して溶け出たとみている。

 

県によれば、やかんは9年使用され、中が黒ずんでいた。

 

一方、東京都では2008年、水筒に6時間以上入っていたスポドリを飲んだ6人が頭痛や吐き気を訴え、飲料から高濃度の銅が検出された。

 

都の資料によれば、水筒は破損していたとみられる。

そのため、通常なら飲料と接しない部分に使われていた銅が、破損部分からしみこんだスポドリに溶け出たと考えられた。

 

こうした事故は、よく起きるのだろうか。

 

大手水筒メーカーなどでつくる全国魔法瓶工業組合によると、国内で流通する魔法瓶の水筒は、大半がステンレスでできている。

 

魔法瓶は、内びんと外びんの2重構造で、熱が伝わりにくい。

さらに、内びんの外側に銅などのメッキをしたり金属箔(はく)を巻きつけたりして、熱を反射させている。

 

そのため、銅が使われた製品で内部が破損すると、酸性飲料が入りこんで溶け出す可能性はある。

 

ただ、同組合加盟メーカーのステンレス製水筒の国内出荷本数は年間1800万~2千万本に上るといい、担当者は「事故の報告はほとんどなく、確率は極めて低い。製品の注意書きに従って使用後に手入れをすれば、金属中毒は起こらない」と強調する。

 

 

【ステンレスも腐食する?】

 

魔法瓶は、かつては割れやすいガラス製が主流で、ガラス職人が多かった大阪が製造の中心だった。

 

1978年に日本酸素(現サーモス)が、国産初の高真空のステンレス製魔法瓶を開発してから、ステンレス製が主流に。

割れにくく、運動用やアウトドア用などとして普及が進んだ。

 

主なメーカーも、スポドリを水筒に入れること自体は問題ないとしている。

 

象印マホービン(大阪市)の広報担当者は、「スポーツドリンク対応の商品を使用してほしい」と話す。

 

同社製の水筒の内側は、腐食を防ぐためフッ素でコーティングされているが、スポドリ対応の商品は2倍の量が使われている。

 

日頃の注意点として、

①飲み物はその日のうちに飲み切る

②使用後はよく洗う

③汚れが目立ってきた際は専用の洗浄剤で洗う

ことを呼びかける。

 

「常識的な使用をしている限りは金属中毒は起こりえないと考えております。これまでも弊社商品を使用中に金属中毒が起きた例はございません」

 

タイガー魔法瓶(大阪府門真市)の広報担当者は、ステンレス製の水筒の内側にはフッ素を使用していないが、表面の凹凸をできるだけなくした「スーパークリーン加工」がされているため、「ステンレスが腐食しづらく、スポーツ飲料を入れても基本的に問題ない」とする。

 

ホームページ上では、「スポーツ飲料の成分には塩分が含まれており、ステンレスが腐食する可能性がありますので、使用後はすぐにお手入れをしてください」と呼びかけている。

 

 

【サビや破損にご用心】

 

近畿大の北岡賢(さとし)准教授(有機化学)は、「金属の中でも銅はイオン化されにくく、溶液に溶け出しにくい性質を持っている。仮にスポーツ飲料が入った水筒の中に銅があったとしても、銅は溶け出しにくいと考えられる」と話す。

 

ただ、サビには注意が必要になる。

 

水筒に使われるステンレスは、さびにくいように鉄にクロム、ニッケルなどを混ぜた合金だが、劣化すると鉄が表面に出てきて酸化し、サビになる可能性があるという。

 

「そこに酸性の高い飲料が入れば、サビが溶け出す可能性がある。水筒を使う前に中をよく確認し、サビや破損がないかを確かめた方が良い。古くなったら買い替えることも考えた方が良い」

 

全国魔法瓶工業組合によれば、水筒内のサビを防ぐには、食器用洗剤で中をよく洗い、よく乾かすとよいという。

 

詳しい手入れの方法は、組合のホームページhttp://mahobin.org/care3.htmlで見られる。

 

また、夏場は細菌が増えやすく、水筒も使ったら放置せず、すぐに手入れすることが欠かせない。

 

https://digital.asahi.com/articles/ASN8X33S8N8WPLBJ006.html?pn=7 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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