2014年8月23日18時25分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月23日22時50分にmsn産経ニュースwestから、8月24日9時47分に読売新聞から、8月23日22時28分に時事ドットコムからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日朝早く、大阪・堺市や河内長野市などで路上に油のようなものが流出していると、消防や警察に相次いで通報があった。
警察が調べたところ、油は大阪・堺市から和歌山県かつらぎ町までの約44kmに渡って道路上に流出していて、この区間の道路では、車がスリップしてガードレールに接触したりバイクや自転車が転倒したりする事故が、大阪府内で27件、和歌山県内で4件相次いだ。
警察によると、一連の事故で、大阪と和歌山であわせて16人が軽いけがをした。
警察は、油が特に多い道路については通行止めにして、スリップ防止のための砂をまいたり清掃車が路上を洗い流したりして対応にあたった。
警察は油の跡をたどって、かつらぎ町内の食品工場で、油を散乱させたとみられる大型トレーラーを発見。
トレーラーのコンテナ最後部の取り出し口から油が漏れたとみて、40代の男性運転手から事情を聴くなどして原因を調べている。
食品会社によると、トレーラーは外部の運送会社の車で、大阪の南港から植物油脂およそ20トンを運搬していたという。
トレーラーの車載重量は33トン。計20.8トンの植物油脂を入れた大きなビニール袋をコンテナに積み、大阪市内から食品関連会社に運んでいた。うち約5トンが漏れ出ていたという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2046194001.html?t=1408831224887
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140823/waf14082322500042-n1.htm
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140824-OYT1T50019.html
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201408/2014082300158&g=soc
(2014年10月25日 修正1 ;追記)
2014年10月24日18時27分にNHK和歌山から、油漏れに気付いた後も20kmにわたって運転を続けていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月24日11時56分に朝日新聞から、10月25日17時33分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし8月、大阪・堺市と和歌山県かつらぎ町の間の道路におよそ48kmにわたって植物性の油が流出して、車やバイクなどのスリップ事故が相次ぎ、20人余りがけがをした。
油は、大阪市の運送会社に勤務する44歳の運転手がトレーラーで運搬している間にコンテナから漏れたとみられ、警察によると、運転手は和歌山県に入った直後に、後ろを走っていた同僚から油漏れについての連絡を受けたという。
運転手はその後、橋本インターチェンジ付近でいったん車を降りて状況を確認したにもかかわらず、およそ20kmにわたって運転を続けたということで、警察では過失運転傷害などの疑いで24日、書類送検した。
運転手は、かつらぎ町の食品会社に向かう途中で、警察の調べに対し、「油漏れに気付いたのは間違いありません。パニックになって、なるべく早く、目的地に到着しなければならないと思った。雨が降っていたので、流されるだろうと思った」などと話しているという。
これについて、運転手が所属する会社では、「事故のあと、社員教育を徹底している。今後も再発防止に努めたい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2045647581.html?t=1414185301341
http://www.asahi.com/articles/ASGBS36MKGBSPXLB005.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141024-OYT1T50149.html
(2014年12月29日 修正2 ;追記)
2014年12月26日付で朝日新聞和歌山版(聞蔵)から、運転手の男が略式起訴されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
橋本地検は25日、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)罪で、運転手の男(45)を略式起訴した。
業務上過失致傷の疑いについては、和歌山地検が22日付で不起訴処分(嫌疑不十分)とした。
起訴状によると、男は、植物油約20トンを積んだコンテナを大型トレーラーで運ぶ際、橋本市内に入ったところで油漏れに気付いたにもかかわらず、約18.5km走り続け、他の車のスリップ事故など3件を起こし、3人にけがをさせたとされる。
警察の調べに対し、男は「滝のように流れ出る油を見てパニックになった」と、容疑を認める供述をしたという。
警察によると、男が油漏れに気づく以前を含む走行距離は約48kmで、油漏れの影響で起きた事故は計70件にのぼるとされていたが、地検は、男が油漏れを確認する以前の分は、罪に問えないと判断したという。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。