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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2014822日付で東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

821190分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

21日午前11時5分ごろ、東京都中央区日本橋人形町二のビル解体工事現場で、防音防塵用のフェンスが歩道側に倒れ、歩いていた会社員の男性(66)が下敷きになって死亡した。

警察は、業務上過失致死容疑で調べる。

 

警察によると、フェンスは鉄製の高さ約4.4mで、総重量約300kgのパネル計10数枚が、幅約15mにわたって倒れた。

パネルは鉄パイプの支柱で支えられていたが、土中から金属板を取り出す際に、支柱を外していたという。

工事責任者は、「ビル風が吹いて倒れた」と説明しているという。

 

警察は、フェンスが風にあおられて倒れた可能性があるとみて、作業の手順に問題がなかったか現場責任者らから事情を聴いている。

 

現場は、都営地下鉄人形町駅から東に約200mのオフィス街。

事故を目撃した男性(53)は、「男性がパネルの下敷きになったので、周囲にいた人たちでパネルを持ち上げた」と話した。

 

出典URL

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014082202000118.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140821-OYT1T50102.html

 

 

 

(2014年10月2日 修正1 ;追記)

 

20149271653分に朝日新聞から、工期が迫っていたため支柱を一気に外したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

工事の現場責任者が警察の事情聴取に対して「工期が迫っていたため、(フェンスを支えていた)支柱を一気に外すよう指示した」と話していることが、捜査関係者への取材でわかった。

警察は、業者の安全対策が不十分だったとみて、業務上過失致死容疑で立件する方針だ。


警察によると、事故があったのは8月21日午前11時すぎ。

同区日本橋人形町2丁目の工事現場を囲う鉄製フェンス(高さ3m、幅約12m、重さ約400kg)が道路側に倒れ、男性はフェンスと歩道のガードパイプに挟まれて死亡した。死因は胸肺部圧迫による心破裂だった。


フェンスは、鉄製の支柱で倒れないよう固定されていたが、事故当時は支柱の下に埋まっている鉄板を取り出すため、作業員が5本の支柱をすべて外していた。

警察は、業者が手順を省き、支柱を一度にすべて外したためにフェンスが倒れたとみている。

事故当時は、現場責任者を含め8人が居合わせていた。


捜査関係者によると、現場責任者は事故直後、「気付いた時には支柱がすべて外されており、風が吹いて倒れた」と話していた。

だが、その後の調べに対して、工期に間に合わせるため、支柱を一気に外すよう作業員に指示していたことを認めたという。

工期は、今月8日までだった。


支柱を外した作業員は、「危ないのではないかと思ったが、責任者の指示に従った」と話しているという。

警察は、ずさんな作業手順が事故を招いたとみている。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASG9K3JL4G9KUTIL00M.html

 

 

 

(2014年12月18日 修正2 ;追記)

 

201412161326分にNHK首都圏NEWS WEBから、現場責任者は作業手順書どおりに作業されていないのを見ていながら何も指示しなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

201412151536分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警視庁は、作業員が作業手順書に従わずパネルの支柱を一気に外したことや、現場責任者がこの作業を見ていながら何も指示しなかったことが事故につながったとして、2人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、36歳の作業員と64歳の現場責任者の2人。

 

当時、現場では、パネルの支柱を取り外す作業が行われていたが、本来は、支柱を外すたびにワイヤなどでパネルを固定することが作業手順書で定められてあったのに、作業員が支柱12本すべてを一気に外したため、パネルが支えを失って倒れたことが警視庁の調べで分かった。
また、現場責任者は作業を見ていながら、何も指示しなかったという。

 

2人は、「支柱を抜いてもすぐ倒れないと思った」などと供述したが、同庁は、支柱を一気に外せばパネルが倒れる危険性があることは明らかで、2人が注意を怠った結果、事故が起きたと結論付けた。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20141216/4005391.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/20141215-OYT1T50109.html

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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