2014年8月20日19時45分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月21日17時0分にわかやま新報からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
和歌山市は、市の施設を解体した際に有害なPCB=ポリ塩化ビフェニルを含むコンデンサーを、誤って一般の産業廃棄物として処分していたと発表した。
これは20日、和歌山市が会見を開いて明らかにした。
会見によると、和歌山市は昭和62年から休止状態となっていた「福島浄水場」を去年7月からことし3月にかけて解体した際に、法律に基づいて市が保管する必要のあるPCBを含む2台のコンデンサーを、誤って一般の産業廃棄物として処分したという。
解体工事の担当職員が廃棄処分のリストを作成する際、PCBを含まない別のコンデンサー3台と問題の2台を逆に記入したことが原因で、その後も誤りに気付くことなく、「廃棄処分可」の印がコンデンサーにマーキングされたため、解体業者が誤ってPCB入り2台を持ち出し処分したという。
ことし6月、「PCB廃棄物の保管及び処分状況の届出書」を作成した職員が、資料とコンデンサを照合したところ、PCB入りの2台がないことに気付いた。
和歌山市は、この担当職員と管理責任者などあわせて3人を戒告の懲戒処分とした。
一方、和歌山市は調査の結果、コンデンサーに含まれるPCBは微量で、環境に影響はなかったとしている。
PCBは、変圧器などの絶縁用の油に使われていたが、皮膚炎などの健康被害が相次いだため、現在は製造や使用が禁止され、全国5か所の施設で無害化の処理が進められている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2043937581.html?t=1408572126001
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2014/08/20140821_41381.html
2014年8月21日3時0分に朝日新聞和歌山版からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
有害物質の「ポリ塩化ビフェニール」(PCB)を含む蓄電器2台を誤って溶解処分したとして、和歌山市は20日、水道局企画建設課の技術主査(42)と上水道管理事務所の班長(49)と所長(57)を、それぞれ戒告の懲戒処分にした。監督責任を問い、企画建設課長(57)も訓告処分にした。
市水道局によると、技術主査は2012年3月、解体を予定している福島浄水場(同市福島)で、処分する蓄電器のリストを作成。
この際、PCB計約190gを含む蓄電器2台(高さ約65~70cm)に関して、誤って「含んでいない」と記載したという。
PCBを含む蓄電器は本来、専用の容器で保管すべきだった。
この蓄電器は、13年10月31日~11月12日の間に金属くずとして運び出され、他の廃棄物と一緒に溶解処分された。
水道局企画建設課は、「蓄電器は1000℃以上の高温で溶解しており、市民の健康や環境への影響はない。再発防止に努めたい」としている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG8N520TG8NPXLB00D.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。