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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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910日に常総市で、11日には大崎市で川の堤防が決壊するなど、大きな被害が出た。

以下は、全般的な報道(抜粋)。

 

9111535分 毎日新聞)

 

台風18号から変わった温帯低気圧と日本の東を北上する台風17号の影響で記録的な豪雨となり、鬼怒川が決壊した茨城県常総市で11日、行方不明者は25人になったと市が明らかにした。

 

また気象庁は同日午前3時20分、新たに宮城県に大雨の特別警報を発表。

県北部の大崎市で川の堤防が決壊するなど浸水被害が相次ぎ、栗原市で1人が死亡、1人が行方不明となっている。


このほか、栃木県鹿沼市の土砂崩れで行方不明になっていた女性が発見され、死亡を確認。

同県日光市で排水用土管に吸い込まれ重体だった男性も死亡した。


常総市によると、11日正午現在で市内32カ所に5519人が避難。東部地区の全1万1664世帯で停電・断水が続いている。


一方、大崎市などによると、渋井川が同市古川西荒井地区の3カ所で決壊、浸水域は約21平方キロに及んでいる。

決壊は午前4時半〜5時ごろとみられ、同地区の20〜30人が孤立。

県西部の大和町でも吉田川の水が堤防を越え、午前8時半現在で30人近くが取り残されている。


さらに岩手県でも、北上市の県道が崖崩れで通行止めになり、夏油温泉で観光客ら66人が孤立している。


宮城県は午前2時半に、住民が孤立しているとの情報がある栃木県も同9時に、自衛隊に災害派遣を要請した。


出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20150911k0000e040208000c.html

 

 ※ブログ者注)その後、常総市では行方不明者15人の所在が確認された。

 

 

9112321分 朝日新聞)

 

内閣衛星情報センターは11日、政府の情報収集衛星で撮影した写真2枚を公開した。

内閣官房のホームページで見られるようにし、被害の全体状況を把握して災害対応に役立ててもらう。

 

情報衛星写真はこれまで、衛星の性能が分かってしまうため公開していなかったが、大規模災害時に活用できるよう今月9日に運用ルールを変更したばかりだった。

 

今回は、約8km四方の写真を解像度を落として、初めて公開した

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASH9C6V8VH9CULFA040.html 

 

 

以下は、常総市関連で今後の教訓となりそうな事項などの報道(タイトルならびに本文抜粋)。

 

91152分 朝日新聞)

記録的な豪雨、改修予定の堤防襲う 鬼怒川決壊

 

常総市で堤防が決壊する予兆は、鬼怒川を管理する国交省も把握していた。

・・・・・・・・・

決壊場所から約10km下流の同市水海道本町の観測地点の水位は、10日早朝から急上昇。

午前7時には5.62mと、いつ氾濫してもおかしくない「氾濫危険水位」(5.3m)を上回り、午後1時すぎには水位が8mを超えた。

・・・・・・・・・

常総市は、県内への特別警報に先立つ午前2時20分、決壊地点のすぐ上流の若宮戸地区に避難指示を出した。

堤防がなく、国が大型の土囊を積んでいる場所で、国交省から未明に「水があふれそうだ」との連絡を受けての対応だった。

 

一方、決壊した下流の三坂町地区への避難指示は、午前10時半だった。

市によると、上流で水があふれたことへの対応に手間取り、避難指示の発令がこの時刻まで遅れ、避難勧告や避難準備情報も出していなかったという。

堤防が決壊したのは、約2時間半後だった。

 

市の担当者は、「堤防があり、まさかここが切れるとは思わなかった。決壊は急で、かなり住民が残っていたと思われる」と話す。

 

http://www.asahi.com/articles/ASH9B5JTLH9BUTIL034.html?ref=nmail

 

 

9112210分 毎日新聞)

関東・東北豪雨:太陽光装置設置工事で堤防削られる

 

常総市の鬼怒川で10日に越水した堤防箇所が、昨春、付近であったソーラーパネル設置工事で高さが約2m削られていたことが分かった。

 

国の管理外の私有地の自然堤防で、工事で延長150mが削られ、堤防のない状態になっていた。


工事後、市議会で「危険ではないか」との指摘があり、国交省が昨年7月、土のうを積み上げる措置を取っていた。

http://mainichi.jp/select/news/20150912k0000m040085000c.html

 

 

915日 環境ビジネス オンライン;堤防の平面図と断面図掲載)

鬼怒川の堤防決壊、犯人扱いされた太陽光発電事業者が「濡れ衣」と訴え

 

千葉県の太陽光発電事業者「S社」が、「自分たちが原因でない」とする見解を発表した。

自然堤防とされている丘陵部分を掘削したとされる箇所は、隣接する別のメガソーラー事業者の所有地で、同社は一切関わりがないと説明している。
 

http://www.kankyo-business.jp/news/011317.php


 

9162337分 産経新聞)

メガソーラー事業者「国から説明なかった」

 

建設業者の代表の男性(45)が16日、産経新聞の取材に応じ、「正当な手続きを踏んだ工事。国からも説明はなく、危険性の認識はなかった」と説明した。

 

http://www.sankei.com/affairs/news/150916/afr1509160040-n1.html 

 

 

(2/2 に続く)



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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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